JP6056193B2 - 永久磁石式回転電機 - Google Patents
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Description
図2は、従来および本実施形態の回転電機におけるフレーム部材300の製造例の内側面の形状精度の実測の測定例のグラフである。図2は、測定点が中心に近くプロットされているほどフレーム部材300の内側面が内側に突出していることを示している。図2に示すように、フレーム部材300の内側面は、必ずしも幾何学的に理想的な円とはならない。図2に示した実測例では、紙面上の方向を時計の文字盤で示した場合の12時、3時、6時、および9時の4つの位置が、内側に向かって突出している。
そこで本実施形態においては、コアピース部材8と同様の形状の標準コアピース部材18に加え、形状が変更されたコアピース部材をも採用することとした。図4は、本実施形態の回転電機1000の主要部分を、回転軸を横切って示す概略断面図である。回転電機1000は回転子200と固定子100とフレーム部材300とを備えている。回転子200は永久磁石(図示しない)を備えており、例えば表面の円筒面状に極数に応じた数だけ貼り付けられている。固定子100は略T字形状の複数のコアピース部材12、18を備えている。複数のコアピース部材12、18は、回転子200を周方向に取り囲む環状配置となるように互いに組み合わせて一体構造にされる。フレーム部材300は複数のコアピース部材12、18を上記環状配置となるように保持している。つまり、複数のコアピース部材12、18の一体構造は、フレーム部材300により維持される。フレーム部材300は円筒面をなすべく作製された内側面310を有している。そして、フレーム部材300は固定子100における複数のコアピース部材12、18のうちの少なくともいくつかに対し内側面310が接している。この内側面310により、複数のコアピース部材12、18が環状配置に保持されている。
上述したように、縮小コアピース部材12は、フレーム部材300の内側面310に対し接すべき面122が、標準コアピース部材18の円筒面要素である面182より奥まって形成されている。縮小コアピース部材12の面122は、より具体的ないくつかの形状とすることができる。図6〜図8は、本実施形態の回転電機に採用される固定子の具体的構造を示す概略断面図である。図6〜図8それぞれの(a)は固定子の全体を示し、(b)は縮小コアピース部材の構造を示す。
本発明は、第1実施形態と関連する別の実施形態として実施することもできる。第2実施形態の回転電機1200は、回転子200、フレーム部材300が回転電機1000と同様に構成されている。第1実施形態との相違点は、固定子400が第1実施形態の固定子100とは変更されていることである。以下、第2実施形態を第1実施形態との相違点を中心に説明する。
拡大コアピース部材42は、フレーム部材300の内側面310に対し接すべき面122が、標準コアピース部材48の円筒面要素である面482より突出して形成されている。拡大コアピース部材42の面422は、より具体的ないくつかの形状とすることができる。図10は、本実施形態の回転電機に採用される固定子400の拡大コアピース部材の具体的構造を示す概略断面図である。
次に、第1実施形態において、4つのコアピース部材の外側面の半径をその他の8つのコアピース部材の外側面の半径よりも50μm小さくした縮小コアピース部材12Aを利用して固定子の実施例サンプルを作製し、図3と同様の真円度を測定した。測定した実施例サンプルのフレーム部材300は、図2と同様の精度で同様の真円度を有すると信じることができる工程で作製されたものであり、事前に真円度を測定したところ、図2と同様の形状であった。その測定結果を真円度のグラフとして図11に示す。図11には、比較のため、従来の固定子900の測定例(図3)を比較例サンプルとして示す。図11の真円度の値は、図3における形状の最も内側に突出した位置と最も外側に奥まっている位置との双方の中心軸からの距離の差である。したがって、真円度は値が小さいほど真円に近いことを示す指標である。なお、上記の外側面の半径における50μmの相異は、製造工程において意図的に形状を変更して造り分けることにより得られた値である。
図6〜図8に示した縮小コアピース部材12A、12B、および12Cは、それぞれを採用する固定子100A、100B、および100Cにおいて、単一種類の形状のものであることは要さない。例えば固定子100Aにおいて、縮小コアピース部材12Aには、互いに異なる半径の外側面有する複数種の縮小コアピース部材12Aが含まれている場合がある。
1000、1200 回転電機
200 回転子
220 回転中心
300 フレーム部材
310 内側面
100、100A、100B、400 固定子
12、12A、12B、12C 縮小コアピース部材
122、122A、122B、122C、182 内側面に対し接すべき面
124 平面
42、42A、 42B 拡大コアピース部材
422、422A、422B、482 内側面に対し接すべき面
R1、R2 半径
Claims (6)
- 永久磁石を含む回転子と、
該回転子を周方向に取り囲む環状配置となるように互いに組み合わせて一体構造にされる略T字形状の複数のコアピース部材を備える固定子と、
円筒面をなすべく作製された内側面を有し、前記固定子における前記複数のコアピース部材のうちの少なくともいくつかに対し該内側面が接することにより前記複数のコアピース部材を前記環状配置に保持するためのフレーム部材と
を備えてなり、
前記複数のコアピース部材は、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が所定の半径の円筒面の一部をなす円筒面要素となっている標準コアピース部材と、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が該標準コアピース部材の前記円筒面要素より奥まって形成されている縮小コアピース部材と
を有しているものであり、
前記固定子は、前記フレーム部材の前記内側面の各位置のうち理想的円筒面から内側に突出している位置に対応する前記環状配置の周方向位置に前記縮小コアピース部材を配置したものであり、
前記縮小コアピース部材は、前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が、前記回転子の回転中心を軸とし、前記所定の半径より小さい半径の円筒面の一部をなす面である、
回転電機。 - 永久磁石を含む回転子と、
該回転子を周方向に取り囲む環状配置となるように互いに組み合わせて一体構造にされる略T字形状の複数のコアピース部材を備える固定子と、
円筒面をなすべく作製された内側面を有し、前記固定子における前記複数のコアピース部材のうちの少なくともいくつかに対し該内側面が接することにより前記複数のコアピース部材を前記環状配置に保持するためのフレーム部材と
を備えてなり、
前記複数のコアピース部材は、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が所定の半径の円筒面の一部をなす円筒面要素となっている標準コアピース部材と、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が該標準コアピース部材の前記円筒面要素より奥まって形成されている縮小コアピース部材と
を有しているものであり、
前記固定子は、前記フレーム部材の前記内側面の各位置のうち理想的円筒面から内側に突出している位置に対応する前記環状配置の周方向位置に前記縮小コアピース部材を配置したものであり、
前記縮小コアピース部材は、前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が、前記回転子の回転中心を軸とする前記所定の半径の円筒面の一部をなす円筒面要素から一部を平面により切り取って得られる面である、
回転電機。 - 永久磁石を含む回転子と、
該回転子を周方向に取り囲む環状配置となるように互いに組み合わせて一体構造にされる略T字形状の複数のコアピース部材を備える固定子と、
円筒面をなすべく作製された内側面を有し、前記固定子における前記複数のコアピース部材のうちの少なくともいくつかに対し該内側面が接することにより前記複数のコアピース部材を前記環状配置に保持するためのフレーム部材と
を備えてなり、
前記複数のコアピース部材は、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が所定の半径の円筒面の一部をなす円筒面要素となっている標準コアピース部材と、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が該標準コアピース部材の前記円筒面要素より奥まって形成されている縮小コアピース部材と
を有しているものであり、
前記固定子は、前記フレーム部材の前記内側面の各位置のうち理想的円筒面から内側に突出している位置に対応する前記環状配置の周方向位置に前記縮小コアピース部材を配置したものであり、
前記縮小コアピース部材は、前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が、前記回転子の回転中心より遠くに軸を有する前記所定の半径より大きい半径の円筒面の一部をなす面である、
回転電機。 - 永久磁石を含む回転子と、
該回転子を周方向に取り囲む環状配置となるように互いに組み合わせて一体構造にされる略T字形状の複数のコアピース部材を備える固定子と、
円筒面をなすべく作製された内側面を有し、前記固定子における前記複数のコアピース部材のうちの少なくともいくつかに対し該内側面が接することにより前記複数のコアピース部材を前記環状配置に保持するためのフレーム部材と
を備えてなり、
前記複数のコアピース部材は、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が所定の半径の円筒面の一部をなす円筒面要素となっている標準コアピース部材と、
前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が該標準コアピース部材の前記円筒面要素より突出して形成されている拡大コアピース部材と
を有しているものであり、
前記固定子は、前記フレーム部材の前記内側面の各位置のうち理想的円筒面から外側に奥まっている位置に対応する前記環状配置の周方向位置に前記拡大コアピース部材を配置したものである
回転電機。 - 前記拡大コアピース部材は、前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が、前記回転子の回転中心を軸とし、前記所定の半径より大きい半径の円筒面の一部をなす面である
請求項4に記載の回転電機。 - 前記拡大コアピース部材は、前記フレーム部材の前記内側面に対し接すべき面が、前記回転子の回転中心より近くに軸を有する前記所定の半径より小さい半径の円筒面の一部をなす面である
請求項4に記載の回転電機。
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