JP6054880B2 - 滅菌ラップシステム及び使用方法 - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2010年12月30日付の米国特許仮出願第61,428,703号の利益を請求するものであり、参照によりこの開示内容全体が本明細書に組み込まれる。
ほとんどの病院で、滅菌を必要とする再利用可能な器具が再処理される。再処理には、器具の洗浄及び包装、滅菌、及び病院の手術室又は他の部署でそれらが必要とされるまでの保管が関与する。
滅菌のために器具を準備するとき、器具は、典型的には、ステンレス鋼の器具トレイに置かれ、滅菌ラップを使用してトレイ全体が包装される。滅菌ラップは、典型的には、包まれている器具が滅菌プロセスに曝されたときに適切に滅菌されるように、滅菌剤(例えば、蒸気、エチレンオキシド等)に対して透過性である。更に、滅菌ラップは、典型的には、微生物の進入に対するバリアを提示することによって、再処理後の包まれている物品の滅菌状態を維持する。包装されている器具の滅菌状態を危険にさらす最も一般的な原因は、滅菌ラップの破れ又は穴である。
包装されている内容物の滅菌状態を促進及び維持するために、Association of Operating Room Nurses(AORN)は、院内処理パッケージの包装及び取り扱いに関する推奨慣行を作成した。AORNは、院内処理パッケージの二重包装を推奨している。二重包装では、2層の滅菌ラップが同時又は順次のいずれかによって適用される。あるいは別の方法として、互いに接続された2層の滅菌ラップを有するいわゆる単一工程滅菌ラップが使用される。二重ラップされたパッケージの実装は、穴又は破れに起因して損なわれる包装品を減らすことが示されているが、二重ラップされたパッケージの少なくとも1層のラップが処理後及び取り扱い後に破れる又は穴を有する事例はいまだに多くある。
病院で包装及び滅菌される多様な物体に使用するための簡易で汎用性のある滅菌ラップシステムはなお必要とされている。
本発明は、広くは、1つ以上のラップユニットを分配するために使用できる汎用性のある滅菌ラップシステムを目的とする。滅菌ラップシステムの使用方法もまた開示される。
それぞれのラップユニットは、外周と、上面と、下面と、を有する、実質的に平面的な材料で構成される。滅菌ラップシステムの個々のユニットは、少なくとも1つ以上の他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられる。滅菌ラップシステムのラップユニットは、複数のラップユニットを含む積重ね体として配置される。特定のいくつかの実施形態では、2つ以上の取り外し可能に取り付けられたラップユニットの外周の少なくとも一部は整列される。有利にも、この特徴は、2つ以上の整列したラップユニットを積重ね体から分配することを可能にする。更に、この取り付け手段は、物品の包装処理の前及び間に2つ以上のラップユニットの整列を維持することができる。
一態様では、本開示は、物品の滅菌方法を提供する。この方法は、それぞれのラップユニットが上面と下面を含む複数のラップユニットを含む積重ね体として構成された物品及び滅菌ラップシステムを提供することを含むことができる。少なくとも1つのラップユニットは、積重ね体の少なくとも1つの他のラップユニットに取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けることができる。この方法は、積重ね体から第1のラップユニットを取り外すこと、その第1のラップユニットで物品を包装すること、及びラップされた物品を滅菌条件に曝露することを更に含むことができる。
別の態様では、本開示は、物品の滅菌方法を提供する。この方法は、それぞれのラップユニットが上面と下面を含む複数のラップユニットを含む積重ね体として構成された物品及び滅菌ラップシステムを提供することを含むことができる。少なくとも1つのラップユニットは、積重ね体の少なくとも1つの他のラップユニットに取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けることができる。この方法は、積重ね体の一番上のラップユニットである第1のラップユニットに物品を置くこと、第1のラップユニットで物品を包装すること、第1のラップユニットを積重ね体から取り外すこと、及びラップされた物品を滅菌条件に曝露することを更に含むことができる。
上記方法の実施形態のいずれにおいても、第1のラップユニットを取り外すことは、第1のラップユニットに取り付けられている第2のラップユニットを第1のラップユニットから取り外すことを更に含むことができ、物品を包装することは、第1及び第2のラップユニットで物品を包装することを含むことができる。いくつかの実施形態では、物品を包装することは、第1及び第2のラップユニットで物品を同時に包装することを含むことができる。
また別の態様では、本開示は、物品の滅菌方法を提供する。この方法は、それぞれのラップユニットが上面と下面を含む複数のラップユニットを含む積重ね体として構成された物品及び滅菌ラップシステムを提供することを含むことができる。少なくとも第1のラップユニットは、積重ね体の第2のラップユニットに取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けられる。この方法は、更に、第1のラップユニットと第2のラップユニットとの間に物品を置くことと、第1及び第2のラップユニットで物品を包装することと、第1及び第2のラップユニットを積重ね体から取り外すことと、包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含むことができる。
上記方法の実施形態のいずれにおいても、物品を包装することは、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定することを含むことができる。上記方法の実施形態のいずれにおいても、物品を包装することは、1つのラップユニットの一部を別のラップユニットの一部に固定することを含むことができる。上記方法の実施形態のいずれにおいても、一部を固定することは、取り付け手段を介してその部分を固定することを含むことができる。
上記実施形態のいずれにおいても、方法は、更に、1枚のシートの一部を同じシートの別の部分に固定すること又は1枚のシートの一部を別のシートの一部に留め具を介して固定することを含むことができる。いくつかの実施形態では、留め具は視覚的な滅菌インジケータを更に含むことができる。
更なる別の態様において、本開示は、滅菌ラップシステムを提供する。滅菌ラップシステムは、積重ね体を構成する複数のラップユニットを含むことができる。それぞれのラップユニットは、気相滅菌剤に対して実質的に透過性であるシート材料を含むことができ、それを通じた病原微生物の通過を防ぐために十分な濾過特性を有することができる。積重ね体の少なくとも1つのラップユニットは、積重ね体の別のラップユニットに取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けることができる。滅菌ラップシステムのいくつかの実施形態では、シート材料は不織布材料又は医療グレード紙を含むことができる。上記実施形態のいずれにおいても、不織布材料は、セルロース、レーヨン、熱可塑性ポリマー、任意の前記材料の誘導体、又は任意の2つ以上の前記材料の組み合わせを含むことができる。上記実施形態のいずれにおいても、熱可塑性ポリマーは、ポリオレフィン系ポリマー、ポリエステル系ポリマー、又はポリアミド系ポリマーを含むことができる。滅菌ラップシステムの上記実施形態のいずれにおいても、シート材料は、エアレイプロセス、湿式プロセス、水流交絡プロセス、スパンボンディング、メルトブローン、ステープル繊維カーディング及びボンディング、並びに溶液紡糸からなる群から選択されるプロセスを使用して作製できる。滅菌ラップシステムの上記実施形態のいずれにおいても、滅菌ラップは、スパンボンドポリプロピレン−メルトブローンポリプロピレン−スパンボンドポリプロピレンの3層ラミネートで本質的に構成される。滅菌ラップシステムの上記実施形態のいずれにおいても、積重ね体のそれぞれのラップユニットは、存在する場合は積重ね体のそのラップユニットのすぐ上に位置づけられているラップに、取り外し可能に取り付けることができる。滅菌ラップシステムの上記実施形態のいずれにおいても、取り付け手段は、接着的手段、機械的手段、又は表面改質手段からなる群から選択することができる。滅菌ラップシステムの上記実施形態のいずれにおいても、取り付け手段は、ろうを含むことからなる群から選択することができる。上記のいずれの実施形態においても、取り付け手段は第1のラップユニットの主面に位置付けることができ、取り付け手段は第2のラップユニットの主面に取り外し可能に取り付けることができる。上記実施形態のいずれにおいても、第1のラップユニットを第2のラップユニットに連結する取り付け手段は、第1及び第2のラップユニットのそれぞれの縁の少なくとも一部に沿って位置付けることができる。
用語「好ましい」及び「好ましくは」は、特定の状況下で、特定の利点をもたらし得る本発明の実施形態を指す。しかしながら、同じ、又は他の状況下においては他の実施形態が好ましい場合もある。更に、1つ以上の好ましい実施形態の引用は、他の実施形態が有用ではないという意味を含むものではなく、他の実施形態を本発明の範囲から除外することを意図しない。
「含む」なる用語及びその変化形は、これらの用語が説明文及び「特許請求の範囲」において用いられている場合に限定的な意味を有するものではない。
本明細書で使用するところの「a」、「an」、「the」、「少なくとも1つの」及び「1以上の」は、互換可能に使用される。したがって、例えば、ラップユニットは、「1つ以上の」ラップユニットを意味すると解釈されてもよい。
用語「及び/又は」は、列挙されている要素の1つ又は全て、あるいは列挙されている要素の任意の2つ以上の組み合わせを意味する。
また、本明細書における端点による数の範囲の記載には、その範囲に含まれる全ての数が含まれる(例えば、1〜5には、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5、などが含まれる)。
上記の本発明の概要は、開示される本発明の実施形態のそれぞれ又は全ての実施の態様を説明することを目的としたものではない。以下の説明は、実例となる実施形態をより詳細に例示するものである。本明細書にわたっていくつかの箇所で、実施例の一覧を通してガイダンスを提供するが、実施例は様々な組合せにおいて使用できる。それぞれの場合において記載される一覧はあくまで代表的な群として与えられるものであって、排他的な羅列として解釈されるべきものではない。
これら及び他の実施形態の追加の詳細を添付図及び以下の説明にて提示する。他の特徴、目的及び利点は、説明及び図面から、並びに請求項から明らかになるであろう。
本開示による物品の滅菌方法の一実施形態の本開示のブロック図による滅菌ラップシステムの一実施形態の上面斜視図。 複数の取り付け手段を含むラップユニットの一実施形態の平面図。 複数の取り付け手段を含むラップユニットの別の実施形態の平面図。 滅菌ラップシステムの別の実施形態の斜視図。 本開示による物品の滅菌方法の一実施形態のブロック図。 本開示による物品の滅菌方法の別の実施形態のブロック図。 本開示による物品の滅菌方法の別の実施形態のブロック図。 図1の滅菌ラップシステムからのラップユニットの平面図。実施例1に記載したサンプルを示す。 図4の滅菌ラップシステムからのラップユニットの平面図。実施例2に記載したサンプルを示す。 図7Aのサンプルの側面図。実施例3に従った試験中の取り付け点及び力の方向を示す。 図7Bのサンプルの側面図。実施例3に従った試験中の取り付け点及び力の方向を示す。
本発明は、1つ以上のラップユニットを分配するために使用できる汎用性のある滅菌ラップシステムを目的とする。ラップユニットは積重ね体に配置され、少なくとも1つのラップユニットは、少なくとも1つの隣接したユニットに取り外し可能に取り付けられる。ラップユニットは、物品の包装の前又は物品の包装の後に積重ね体から分配することができる。本発明のシステムは、操作者が1つ、2つ、3つ、又はそれ以上の層(例えば、ラップユニット)で物品を包装するために個々のラップユニットを順次に分配することを可能にする。あるいは、システムは、操作者が、所望により整列された及び取り外し可能に互いに取り付けられた2つ、3つ、又はそれ以上の層(例えば、ラップユニット)を同時に分配することを可能にする。
本開示は、物品の滅菌方法を提供する。この方法の全ての実施形態は、本明細書に記載のラップユニットの積重ね体を備える滅菌ラップシステムを提供することを含む。更に、この方法の全ての実施形態は、滅菌される物品を包装すること及び包装された物品を滅菌条件に曝露することを含む。物品を包装することは、当該技術分野において周知の従来の方法に従って行うことができる。例として、滅菌される物品を包装する方法は、図示されており(図5及び図6)、Rose Seavey著(Sterilization Packaging Systems、Preparation and Loading for Steam Sterilization、Managing Infection Control、2006年12月、78〜97ページ)の文献に記載されており、前記文献は参考としてその全体が本明細書に組み込まれる。物品を滅菌条件に曝露することは、例えば、乾燥熱、湿式熱、蒸気、エチレンオキシド、過酸化化合物、オゾン、電離放射などの1つ以上を使用するプロセスに物品を曝露することを含むことができる。
図1は、本開示による滅菌ラップシステム100の一実施形態の上面斜視図を示す。システム100は、複数のラップユニット110を含む。ラップユニット110はシート材料を含み、それぞれのラップユニットは上面112及び下面114を有する。ラップユニット100は、複数のラップユニット110を含む積重ね体120に配置される。
本明細書で使用されるとき、「ラップユニット」は、滅菌される物品を包装するために使用される実質的に平面の単一のシートを指す。ラップユニットを製作するために使用されるシート材料は、滅菌される物品を包装するときに破れにくく、気体滅菌剤(例えば、蒸気、エチレンオキシド、過酸化物、及び/又はオゾン)に対して実質的に透過性であり、病原微生物がそれを通過するのを防ぐために十分な濾過特性を有する任意のシート材料であってよい。いくつかの実施形態では、シート材料は不織布材料を含む。シート材料は、限定はしないが医療グレード紙、レーヨン、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ乳酸、又は前記材料の任意の2つ以上の組み合わせを含む多様な材料から製作することができる。シート材料は、限定はしないがエアレイプロセス、湿式プロセス、メルトブローンプロセス、ステープル繊維カーディング及びボンディングプロセス、並びに溶液紡糸プロセスを含む多様なプロセスを使用して作ることができる。いくつかの実施形態では、ラップユニットは、スパンボンドポリプロピレン−メルトブローンポリプロピレン−スパンボンドポリプロピレンの3層ラミネート(すなわち「SMS」3層ラミネート)からなるラップユニットであってよい。
いくつかの実施形態では、積重ね体のそれぞれのラップユニットは、積重ね体の他のラップユニットと実質的に同一のものである。いくつかの実施形態では、積重ね体は、異なる組成物及び/又は特性(例えば、引っ張り強度、水分抵抗)を有するラップユニットを含むことができる。いくつかの実施形態では、積重ね体は、所望により反復パターンで構成することができる、2つ以上の異なる組成物の交互になったラップユニットを含むことができる。
ラップユニットは、多様な寸法の品及びトレイを包装するために多様な形及び/又は寸法で製作することができる。いくつかの実施形態では、ラップユニットは、約18インチ(46cm)、24インチ(61cm)、30インチ(76cm)、36インチ(91cm)、40インチ(102cm)、45インチ(122cm)、48インチ(122cm)、及び54インチ(137cm)の長さを有する辺を有する正方形であり得る。いくつかの実施形態では、ラップユニットは矩形であり得る。
再び図1を参照すると、積重ね体120の少なくとも2つのラップユニット110は、取り付け手段130を介して取り外し可能に取り付けられている。いくつかの実施形態では、積重ね体120のそれぞれのラップユニット110は、好ましくは隣接した少なくとも1つの他のラップユニット110に取り外し可能に取り付けられる。いくつかの実施形態では、それぞれのラップユニット110は、積重ね体において、存在する場合はそれの上及びそれの下の隣接したラップユニットに取り外し可能に取り付けられる。
積重ね体120のラップユニット110は、様々な取り付け手段130を介して取り外し可能に取り付けられる。取り付け手段130の非限定的な例としては、接着手段(例えば、接着層、接着テープ、ろう)、機械的手段(例えば、縫合、ステープル、熱ボンド、超音波溶接、フック・アンド・ループ要素、幾何学的形状の要素の相互かみ合い)、及び表面改質(例えば、相補静電荷)が挙げられる。一般に、取り付け手段は、滅菌ラップシステムの製造又は使用の間、ラップユニットの完全性を危険にさらすべきではない。
いくつかの実施形態では、取り付け手段はろう(例えば、パラフィンろう)を含む。好ましくは、ろうは、37℃より高い融点を有する。より好ましくは、ろうは、40℃より高い融点を有する。より好ましくは、ろうは、42℃より高い融点を有する。一実施形態では、2つのラップユニットをともに取り付けるときに、固体ろうの片(例えば、ストリップ)を隣接したラップユニットの間に位置付けることができ、ろうを溶かすためにラップユニットを簡潔に加熱することができ、ラップユニットを室温に冷却してろうを固化することによりラップユニットをともに結合することができる。
取り付け手段を介して接合された2つのラップユニットを分離するために必要とされる力は、使用中に比較的滑らかで容易な過程でラップユニットを積重ね体から分離することを可能にするように、比較的低くなくてはならない。特定の好ましい実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は、約450グラム未満である。より好ましくは、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は約150グラム未満である。より好ましくは、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は約100グラム未満である。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は約50グラム未満である。
いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は少なくとも約1グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は少なくとも約2グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は少なくとも約5グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は少なくとも約7.5グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は少なくとも約50グラムである。
いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は1グラム〜450グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は1グラム以上〜150グラム以下である。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は1グラム〜100グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は1グラム〜51グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は7グラム〜450グラムである。いくつかの実施形態では、取り外し可能に取り付けられたラップユニットを分離するために必要とされる力は7.5グラム〜51グラムである。
ラップユニットは、積重ね体の末端周辺で接合されてよく、又はそれらは外周から距離を開けて(例えば、ラップユニットの表面の中央により近い場所で)接合されてもよい。一実施形態(図示せず)では、ラップユニットは、ラップユニットの上面又は下面に連結されるのではなく、むしろ、取り付け手段がそれぞれのラップユニットの縁の少なくとも一部に本質的に結合されるように、積重ね体のそれぞれのラップユニットの最外周辺で(例えば、接着剤又は熱接合によって)接合することができる。そのような接合構成は、例えば、本又はタブレットの個々のページを結合することにおいて一般的である。
取り付け手段130によって接合された隣接したラップユニット110が分離されると、図1に示すように、特定の取り付け手段130(例えば、接着層、接着テープ等)はラップユニットの1つに連結されたまま概ね維持される。いくつかの実施形態では、取り付け手段130によって接合された隣接したラップユニット110が分離されるとき、取り付け手段130は図1に示したようにラップユニット110の1つの下面114に連結されたまま維持され得る。代替実施形態では(図示せず)、取付け手段によって接合された隣接したラップユニットが分離されるとき、取付け手段はラップユニットの1つの下面に連結されたまま維持され得る。複数の取り付け手段によって接合された隣接するラップユニットが分離される更に別の実施形態(図示せず)では、少なくとも1つの取り付け手段はラップユニットの1つの上面と連結されたまま維持され得、少なくとも1つの取り付け手段は隣接したラップユニットの下面と連結されたまま維持され得る。
いくつかの実施形態において、上面112及び/又はラップユニット110の下面114の少なくとも一部は、ラップユニット110がそれに取り付けられたラップユニットから分離されるときに、取付手段(例えば、接着剤層、接着テープ)が多かれ少なかれその表面のその部分に連結されたまま維持され得るように、適合させることができる。そのような適合は、当該技術分野において周知であり、例えば、接着剤の接触を促進するように表面を滑らかにするように処理すること、接着剤の接触を低減するように表面を粗くするように処理すること、よりよい接着を促進するためにプライマーで表面を化学的に処理すること、及び接着性を減少させるために離型剤で表面を化学的に処理することが含まれる。
いくつかの実施形態では、図1のラップユニット110の外周の一辺の長さに沿って延在する単一の取り付け手段130のような単一の取り付け手段130(例えば、粘着テープの1片)によって、2つのラップユニット110が取り外し可能に取り付けられてもよい。いくつかの実施形態では(図示せず)、取り付け手段の長さは外周の1つの縁の全長より短くてもよい。いくつかの実施形態において(図示せず)、取付け手段は、ラップユニットの外周の少なくとも1つの縁の一部又は全長に沿って延在する複数の取り付け手段を備えることができる。いくつかの実施形態では(図示せず)、取り付け手段はラップユニットの中心部に位置づけられてもよい。
図2Aは、複数の取り付け手段230が取り付けられた滅菌ラップユニット210の上面図を示す。取り付け手段230は、ラップユニット210の辺縁240の対向する端部にある2つの角で上面212に配置される。代替実施形態では(図示せず)、取り付け手段はラップユニットの1つの角に配置することができる。代替実施形態(図示せず)では、複数の取り付け手段の少なくとも1つ又は全ては、ラップユニットの下面に配置することができる。図2Aに示した複数の滅菌ラップユニット210を組み合わせて、例えば図1に図示した積重ね体と類似した積重ね体(図示せず)を形成することができる。
図2Bは、複数の取り付け手段230が取り付けられた滅菌ラップユニット210の上面図を示す。取り付け手段230は、ラップユニット210の2つの対角で上面212に配置される。代替実施形態(図示せず)では、複数の取り付け手段の少なくとも1つ又は全ては、ラップユニットの下面に配置することができる。図2Bに示した複数の滅菌ラップユニット210を組み合わせて、例えば、図1に図示した積重ね体と類似した積重ね体(図示せず)を形成することができる。
図3は、本開示による滅菌ラップシステムの別の実施形態の斜視図を示す。図の実施形態では、積重ね体320を形成する複数のラップユニット310はZ折り構成で取り付け手段330を介してともに連結されている(すなわち、取り付け手段330が、積重ね体320のそれぞれの順次の層でラップユニット310の対向する縁に配置されている)。
いくつかの実施形態では、本開示の滅菌ラップシステムを使用するとき、単一の層を含む1つ以上のラップユニットで物品を包装することができる。いくつかの代替実施形態では、本開示による滅菌ラップシステムを使用するとき、2つ以上の層で物品を包装することができる及び/又は2つ以上のラップユニットで物品を包装することができる。これらの実施形態では、層及び/又はラップユニットのそれぞれは、その独自の特徴を有することができる。内側の層又はラップユニットの主機能は一次濾過バリアとして作用することであってよく、一方、外側の層又はラップユニットは、主機能として強度を提供することができ、二次的機能として細菌及び他の汚染物に対するバリアもまた提供することができる。
ラップユニットは数多くの材料から作ることができる。滅菌ラップは、広くは、再使用可能なものと使い捨てのものという2つの主な分類に分けられる。再使用可能なものは、その名が示唆するように、典型的には、洗濯又は他の何らかの洗浄方式によって再び使用できる材料である。一方、使い捨てのものは、一度使用された後に廃棄又はリサイクルされる、通常は1回使用される品である。広くは、布、リネン又は他の織布材料は再使用可能なものとして分類され、一方、使い捨てのものとしては、通常、紙、繊維状高分子不織布並びにフィルムなど、天然繊維及び合成繊維のいずれか又は両方から作られる不織布材料が挙げられ、それらは滅菌剤を通過させ、細菌及び他の汚染物の透過を抑制することができる。
不織布滅菌ラップは、それらのバリア特性、経済性、及び一貫した品質のために特に好まれている。不織布材料は、エアレイプロセス、湿式プロセス、水流交絡プロセス、スパンボンド、メルトブローン、ステープル繊維カーディング及びボンディング、並びに溶液紡糸などだがこれらに限定されない様々なプロセスによって作ることができる。繊維自体は、セルロース、レーヨン、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、及び他の多くの熱可塑性材料などを含むがこれらに限定されない天然及び合成の両方の様々な材料から作ることができる。繊維は、典型的には3インチ(7.6cm)未満の比較的短い、ステープル長繊維であってもよく、又はスパンボンド法とメルトブローン法により製造されるような、より長く、実質的により連続的な繊維であってもよい。どのような材料が選択されたとしても、得られるラップは、使用される特定の滅菌技術と適合性がなければならず、使用するまで包まれた内容物の無菌性を維持するように強度とバリア性の両方を提供する必要がある。
ポリオレフィン系繊維及びその結果として得られる不織布は、滅菌ラップの製造に特に適していることが見出された。例えば、Kimberly−Clark Corporationによって製造されているポリプロピレンスパンボンド不織布は、滅菌ラップに強度特性を付与するために使用することができる。
スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド材料は、互いに積重ねられた3つの別個の層から構成されている。こららの層の作製方法は周知であり、本明細書に参考としてその全体が組み込まれる米国特許第4,041,203号(Brockら)に記載されている。Brockらの材料は、スパンボンド/メルトブローン〜スパンボンド層の3層ラミネートであり、一般にはその頭語により「SMS」とも呼ばれている。SMSの2つの外側の層は、ランダムなパターンに置かれて押出し成形されてから互いに結合されたポリオレフィン繊維で作られたスパンボンド材料である。内側の層はメルトブローン層であり、これも押出し成形されたポリオレフィン繊維から作られるが、一般にはより小さい直径の繊維で、スパンボンド層の繊維よりも多くの不連続の長さを有する場合がある。結果として、メルトブローン層は、その微細な繊維構造により、その布地を通して滅菌剤は通過させるが細菌及び他の汚染物質の通過を防ぐ改善されたバリア特性を提供する。逆に、2つの外側のスパンボンド層は、ラミネート全体における強度因子のより大きい部分を提供する。
本開示は、物品の滅菌方法を提供する。図4は、物品の滅菌方法の一実施形態のブロック図を示す。この方法は、滅菌される物品を提供する工程480及び複数のラップユニットの積重ね体を含む滅菌ラップシステムを含む。本明細書に開示されるように、積重ね体の少なくとも1つのラップユニットは、取り付け手段を介して少なくとも1つの他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられる。好ましくは、積重ね体のそれぞれのラップユニットは、存在する場合はその下のラップユニットに、取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けられる。この方法は、更に、積重ね体から第1のラップユニットを取り外す工程481を含む。本明細書で使用するとき、「ラップユニットを取り外す」は、本明細書に記載した取り付け手段を介して取り外し可能に別のラップユニットに取り付けられている1つのラップユニットをそれから物理的に分離することを指す。この方法は、更に、第1のラップユニットで物品を包装する工程482、及び包装された物品を滅菌条件に曝露する工程490を更に含む。いくつかの実施形態では、第1のラップユニットを取り外すことは、それに取り付けられている1つ以上の追加的なラップユニットを取り外すことを更に含む。これらの実施形態では、第1のラップユニットで物品を包装することは、物品を2つ以上のラップユニットで包装することを更に含むことができる。いくつかの実施形態では、2つ以上のラップユニットで物品を包装することは、物品を2つ以上のラップユニットで同時に包装することを更に含むことができる。このように、取り付け手段を介して互いに連結及び整列された2つ以上のラップユニットを積重ね体から取り外し、1つより多くの保護層とともに滅菌のために物品を包装するために同時に使用できることは、本開示のこれらの実施形態の利点である。この方法のいくつかの好ましい実施形態では、物品を包装することは、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定することを更に含む。これは、意図されずにラップが開くことにより滅菌プロセス後に物品が汚染物に曝露されることを防ぐ。それらの部分は、ラップユニットに連結されている取り付け手段によって緩く固定することができる。好ましくは、それらの部分は、当該技術分野で周知の、例えば、テープ、クリップ、クランプ、ゴムバインダー、紐などのような別の留め具を介してしっかりと固定され得る。好ましくは、それらの部分を固定するために使用される手段は、包装された物品に滅菌プロセス後に汚染物が入り込むことを可能にするようなやり方でラップユニットを裂くこと、穿刺すること、破くこと、又は他の何らかの方法でその完全性を危険にさらすことをしてはならない。
この方法のいくつかの実施形態では、物品を包装することは、第1のラップユニットの一部を第2のラップユニットの別の一部に固定することを更に含む。第1及び第2のラップユニットの部分は、上述のように固定することができる。所望により、留め具は、インジケータ(例えば、蒸気、エチレンオキシド、又は過酸化水素などのような滅菌剤への曝露を示すインジケータ)を更に含む。
図5は、物品の滅菌方法の別の実施形態のブロック図を示す。この方法は、滅菌される物品を提供する工程580及び複数のラップユニットの積重ね体を含む滅菌ラップシステムを含む。本明細書に開示されるように、積重ね体の少なくとも1つのラップユニットは、取り付け手段を介して少なくとも1つの他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられる。好ましくは、積重ね体のそれぞれのラップユニットは、存在する場合はその下のラップユニットに、取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けられる。この方法は、更に、積重ね体の一番上のラップユニットに物品を置く工程583、及びその一番上のラップユニットで物品を包装する工程584を含む。これらの実施形態では、一番上のラップユニットで物品を包装することは、2つ以上のラップユニット(例えば、一番上のラップユニットと1つ以上の隣接したラップユニット)で物品を包装することを更に含むことができる。いくつかの実施形態では、2つ以上のラップユニットで物品を包装することは、物品を2つ以上のラップユニットで同時に包装することを更に含むことができる。このように、取り付け手段を介して互いに連結及び整列された2つ以上のラップユニットを同時に使用して、1つより多くの保護層とともに滅菌のために物品を包装することができることは、本開示のこれらの実施形態の利点である。この方法は、更に、一番上のラップユニットを積重ね体から取り外す工程585を含む。いくつかの実施形態では、一番上のラップユニットは、包装工程584と同時に積重ね体から取り外すことができる。いくつかの実施形態では、積重ね体から一番上のラップユニットを取り外すことは、積重ね体から2つ以上のラップユニットを取り外すことを更に含む。この方法のいくつかの実施形態では、物品を包装することは、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定することを更に含む。それらの部分は、ラップユニットに連結されている取り付け手段によって固定することができる。あるいは、それらの部分は、当該技術分野で周知の、例えば、テープ、クリップ、クランプ、ゴムバインダー、紐などのような他の留め具を介して固定され得る。この方法のいくつかの実施形態では、物品を包装することは、第1のラップユニットの一部を第2のラップユニットの別の一部に固定することを更に含む。第1及び第2のラップユニットのそれらの部分は、上述のように固定することができる。所望により、留め具は、インジケータ(例えば、蒸気、エチレンオキシド、又は過酸化水素などのような滅菌剤への曝露を示すインジケータ)を更に含む。再び図5を参照すると、方法は、包装された物品を滅菌条件に曝露する工程590を更に含む。
図6は、物品の滅菌方法の別の実施形態のブロック図を示す。この方法は、滅菌される物品を提供する工程680及び複数のラップユニットの積重ね体を含む滅菌ラップシステムを含む。本明細書に開示されるように、積重ね体の少なくとも1つのラップユニットは、取り付け手段を介して少なくとも1つの他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられる。好ましくは、積重ね体のそれぞれのラップユニットは、存在する場合はその下のラップユニットに、取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けられる。方法は、更に、積重ね体の第1のラップユニットと第2のラップユニットとの間に物品を置く工程686を更に含む。いくつかの実施形態では、第1又は第2のラップユニットは、積重ね体の一番上のラップユニットであってよい。方法は、更に、第1及び第2のラップユニットで物品を包装する工程687、及び包装された物品を滅菌条件に曝露する工程690を更に含む。所望により、いくつかの実施形態では、ラップユニットの間に物品を置く前に及び/又は物品を包装する前に第1及び第2のラップユニットを積重ね体から取り外すことができる。この方法のいくつかの実施形態では、物品を包装することは、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定することを更に含む。それらの部分は、ラップユニットに連結されている取り付け手段によって固定することができる。あるいは、それらの部分は、当該技術分野で周知の、例えば、テープ、クリップ、クランプ、ゴムバインダー、紐などのような他の留め具を介して固定され得る。この方法のいくつかの実施形態では、物品を包装することは、第1のラップユニットの一部を第2のラップユニットの別の一部に固定することを更に含む。第1及び第2のラップユニットの部分は、上述のように固定することができる。所望により、留め具は、インジケータ(例えば、蒸気、エチレンオキシド、又は過酸化水素などのような滅菌剤への曝露を示すインジケータ)を更に含む。
実施形態
実施形態1は物品の滅菌方法であって、この方法は、
滅菌される物品と、複数のラップユニットの積重ね体を含む滅菌ラップシステムと、を準備することを含み、それぞれのラップユニットが上面及び下面を備え、少なくとも1つのラップユニットが、取り付け手段を介して積重ね体の少なくとも1つの他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられ、
積重ね体から第1のラップユニットを取り外すことと、
物品を第1のラップユニットで包装することと、
包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含む。
実施形態2は物品の滅菌方法であって、この方法は、
滅菌される物品と、積重ね体として構成された複数のラップユニットを含む滅菌ラップシステムと、を準備することと、それぞれのラップユニットが上面及び下面を備え、少なくとも1つのラップユニットが、取り付け手段を介して積重ね体の少なくとも1つの他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられ、
物品を第1のラップユニットに置くことと、第1のラップユニットが積重ね体の一番上のラップユニットであり、
物品を第1のラップユニットで包装することと、
第1のラップユニットを積重ね体から取り外すことと、
包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含む。
実施形態3は物品の滅菌方法であって、この方法は、
滅菌される物品と、積重ね体として構成された複数のラップユニットを含む滅菌ラップシステムと、を準備することを含み、それぞれのラップユニットが上面及び下面を備え、少なくとも第1のラップユニットが取り付け手段を介して積重ね体の第2のラップユニットに取り外し可能に取り付けられ、
第1と第2のラップユニットの間に物品を置くことと、
物品を第1及び第2のラップユニットで包装することと、
包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含む。
実施形態4は実施形態1又は実施形態2の方法であって、第1のラップユニットを取り外すことは、第1のラップユニットを、それに取り付けられている第2のラップユニットとともに取り外すことを更に含み、物品を包装することは、第1及び第2のラップユニットで物品を包装することを含む。
実施形態5は実施形態4の方法であって、物品を包装することは、物品を第1及び第2のラップユニットで同時に包装することを含む。
実施形態6は実施形態1〜5のいずれか1つの方法であって、物品を包装することは、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定することを含む。
実施形態7は実施形態6の方法であって、物品を包装することは、1つのラップユニットの一部を別のラップユニットの一部に固定することを含む。
実施形態8は実施形態6又は実施形態7の方法であって、一部を固定することは、取り付け手段を介してその一部を固定することを含む。
実施形態9は実施形態1〜8のいずれか1つの方法であって、留め具を介して、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定すること又は1つのラップユニットの一部を別のラップユニットの一部に固定することを更に含む。
実施形態10は実施形態9の方法であって、留め具は視覚的な滅菌インジケータを更に含む。
実施形態11は滅菌ラップシステムであって、
積重ね体として構成された複数のラップユニットを含み、
それぞれのラップユニットはシート材料を含み、このシート材料は気相滅菌剤に対して実質的に透過性であり、病原微生物がそれを通過することを防ぐために十分な濾過特性を有し、
少なくとも1つのラップユニットは、積重ね体の別のラップユニットに取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けられる。
実施形態12は実施形態11の滅菌ラップシステムであり、シート材料は、不織布材料又は医療グレート紙を含む。
実施形態13は実施形態12の滅菌ラップシステムであり、不織布材料は、セルロース、レーヨン、熱可塑性ポリマー、前記材料のいずれかの誘導体、又は前記材料の任意の2つ以上の組み合わせを含む。
実施形態14は実施形態13の滅菌ラップであり、熱可塑性ポリマーは、ポリオレフィンポリマー、ポリエステルポリマー、又はポリアミドポリマーを含む。
実施形態15は実施形態11〜14のいずれか1つの滅菌ラップシステムであり、シート材料は、エアレイプロセス、湿式プロセス、水流交絡プロセス、スパンボンディング、メルトブローン、ステープル繊維カーディング及びボンディング、並びに溶液紡糸からなる群から選択されるプロセスを使用して作製される。
実施形態16は実施形態11〜15のいずれか1つの滅菌ラップシステムであり、滅菌ラップは本質的にスパンボンドポリプロピレン−メルトブローンポリプロピレン−スパンボンドポリプロピレンの3層ラミネートからなる。
実施形態17は実施形態11〜16のいずれか1つの滅菌ラップシステムであり、積重ね体のそれぞれのラップユニットは、存在する場合は、積重ね体のそのラップユニットのすぐ上に位置づけられているラップに取り外し可能に取り付けられる。
実施形態18は実施形態11〜17のいずれか1つの滅菌ラップシステムであり、取り付け手段は、接着手段、機械的手段、又は表面改質手段である。
実施形態19は実施形態11〜17のいずれか1つの滅菌ラップシステムであり、取り付け手段はろうを含む。
実施形態20は実施形態11〜19のいずれか1つの滅菌ラップシステムであり、取り付け手段は、第1のラップユニットの主面に位置づけられ、取り付け手段は、第2のラップユニットの主面に取り外し可能に取り付けられる。
実施形態21は実施形態11〜19のいずれか1つの滅菌ラップシステムであり、第1のラップユニットを第2のラップユニットに連結する取り付け手段は、第1及び第2のラップユニットのそれぞれの縁の少なくとも一部に沿って位置づけられる。
本発明を以下の実施例によって例示する。特定の実施例、物質、量、及び手順が本明細書で記載された本発明の範囲及び趣旨により広く解釈されるべきであることが理解されるべきである。
実施例1.取り外し可能な両面テープを使用した滅菌ラップシステムの調製
Kimberly−Clark SPUNGUARD単層滅菌ラップ(Kimberly−Clark(Roswell,GA)から入手可能な#10712−20)を30.5cm×30.5cm(12インチ×12インチ)の正方形に切断した片の1つの縁に沿って、4分の3インチ(1.90cm)幅のSCOTCH 667 Double Sided Removable Tape(3M Company(St.Paul,MN)から入手可能)の30.5cm長の片を配置することにより、滅菌ラップの積重ね体を調整した。一番上の新しいシートがその前のシートと整列するように、同じ寸法の滅菌ラップの別の片を手作業でそのテープに押し当てた。次いで、SCOTCH 667テープ(30.5cm長)をその新しい滅菌ラップのシートの同じ辺に沿って同じ縁に適用した。10枚のシートの積重ね体が形成されるまでこれらのことを繰り返した。積重ね体は、それぞれのシートの間に適用されたSCOTCH 667テープ(上述のもの)の片によってともに保持された。テープの片は、積重ね体の同じ縁に沿って全て整列させた。それぞれのシール強度試験用の複製に関しては、上の2枚のシートを互いから分離せずに積重ね体から取り外した。テープでともに接合されている2枚のシートを幅2.54cm(1インチ)、長さ10cm(4インチ)の片に切断することによって3つの複製を準備した。それらの片は、シート間にテープを含む縁に沿って切断した。図7Aは、本実施例にしたがって構築されたラップユニット710を示し、テープ730の位置及び切断したサンプル50aの向きを示している。実施例3に記載した方法を使用し、個々のラップユニットを分離するために必要とされる力を測定した。
実施例2.永久両面テープを使用した滅菌ラップシステムの調製
Kimberly−Clark SPUNGUARD単層滅菌ラップ(Kimberly−Clark(Roswell,GA)から入手可能な#10715−20)を38cm×38cm(15インチ×15インチ)の正方形に切断した片に適用した2分の1インチ(1.27cm)幅のSCOTCH 137 Permanent Double Sided Tape(3M Company(St.Paul,MN)から入手可能)を使用して、滅菌ラップの積重ね体を準備した。ラップシートの2つの角のそれぞれに両面テープ2片を適用した。2つのそれぞれの角に配置された2片のテープは異なる長さである。第1のテープ片は長さ4.5cmであり、第2のテープ片は長さ7.5cmである。SCOTCH 137 Permanent Double Sided Tapeの第1の片(4.5cm)は、対角の間に引かれた斜めの想像対角線に対してテープの長軸が垂直になるような向きでシートの1つの角の最も近くに、テープの第1の片の端がシートの縁にほとんど接するように適用した。SCOTCH 137テープの第2の片(7.5cm)は、第1のテープ片から約0.5cm離して第1のテープ片に対して平行に配置した。図7Bは、本実施例にしたがって構築されたラップユニット710を示し、テープ730の位置及び切断したサンプル50bの向きを示している。次に、第2のシートが第1のシートと整列し、2つの角に位置づけられた両面テープによってそこに保持されるように、滅菌ラップ(38cm×38cm)の第2の片を整列させ、2つの角にテープを有する滅菌ラップの第1の片に手作業で押し当てた。次いで、滅菌ラップの第2のシートに、同じやり方で追加のテープを適用した。10枚のシートの積重ね体が形成されるまでこれらのことを繰り返した。それぞれのシール強度試験のために、上の2枚のシートを互いから分離せずに積重ね体から取り外した。テープでともに接合されている2枚のシートを幅2.54cm(1インチ)、長さ約10cm(4インチ)の片に切断することによって2つの複製を準備した。タイプ2のシステムに関しては、片は、テープシールがシートの中心に向くように1つの角から斜め方向に切断した。実施例3に記載した方法を使用し、個々のラップユニットを分離するために必要とされる力を測定した。
実施例3.タイプ1及びタイプ2のサンプルの取り付け手段の力強度試験
2枚のシート間の付着強度を決定するために実施例1及び2で作製したサンプルを試験した。両面テープでともに接合されている2枚のシート間の接着シールを剥離するために必要な力は、TC−LC0500N(Zwick)荷重計を有するZwick/Roell Z005試験機(Zwick/Roell(Ulm,Germany)から入手可能)を使用して測定した。この試験は、本発明の2つの実施形態(タイプ1及びタイプ2)の滅菌ラップパッドの2枚のシートを分離するために必要な力をシミュレートする。
Zwick/Roell Z005計器は、130mm/分のクロスヘッド速度、ゲージ長6.25cmの設定で、testXpert V11.0ソフトウェア(Zwick)を使用した。
以下の手順が使用された。試験の前に、2Kg(4.5ポンド)のゴム被覆されたローラーを用いてそれぞれの切断片を手作業で2秒間押し当てた。それぞれのサンプルの2枚のシートは、2つのジョーの一方にそれぞれのシートをクランプするためにちょうど十分なように手作業で引き離した。図8A及び8Bは、本実施例にしたがってそれぞれのサンプル(それぞれ、50a及び50b)が試験されたときのラップユニット810の配向、テープ830の位置、試験装置の取り付け点880の位置、及びクロスヘッドの動きの相対的な方向(矢印によって示されている)を示している。クロスヘッドの移動を開始した。上のジョーが上方に引き、下のジョーは静止状態のままで、それぞれのサンプル複製品の2枚のシートをジョーが引き離した。両面テープでシールされた2枚のシートを分離するために必要とされた平均力を表1に示す。それぞれのタイプの全てのサンプルに関して、平均剥離力として平均凝集力を算出する。
Figure 0006054880
本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正を行ってもよい。これらの及び他の実施形態は、以下の特許請求の範囲に含まれる。
以下に、本願発明に関連する発明の実施形態について列挙する。
[実施形態1]
物品の滅菌方法であって、
滅菌される物品と、複数のラップユニットの積重ね体を含む滅菌ラップシステムと、を準備することを含み、それぞれのラップユニットが上面及び下面を備え、少なくとも1つのラップユニットが、取り付け手段を介して積重ね体の少なくとも1つの他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられ、
積重ね体から第1のラップユニットを取り外すことと、
物品を第1のラップユニットで包装することと、
包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含む、滅菌方法。
[実施形態2]
物品の滅菌方法であって、
滅菌される物品と、積重ね体として構成された複数のラップユニットを含む滅菌ラップシステムと、を準備することと、それぞれのラップユニットは上面及び下面を備え、少なくとも1つのラップユニットは、取り付け手段を介して積重ね体の少なくとも1つの他のラップユニットに取り外し可能に取り付けられ、
物品を第1のラップユニットに置くことと、第1のラップユニットは積重ね体の一番上のラップユニットであり、
物品を第1のラップユニットで包装することと、
第1のラップユニットを積重ね体から取り外すことと、
包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含む、滅菌方法。
[実施形態3]
物品の滅菌方法であって、
滅菌される物品と、積重ね体として構成された複数のラップユニットを含む滅菌ラップシステムと、を準備することを含み、前記ラップユニットのそれぞれが上面及び下面を備え、少なくとも第1のラップユニットが取り付け手段を介して前記積重ね体の第2のラップユニットに取り外し可能に取り付けられ、
前記第1と第2のラップユニットの間に前記物品を置くことと、
前記物品を前記第1及び第2のラップユニットで包装することと、
包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含む、滅菌方法。
[実施形態4]
前記第1のラップユニットを取り外すことが、前記第1のラップユニットを、それに取り付けられている第2のラップユニットとともに取り外すことを更に含み、前記物品を包装することが、前記第1及び第2のラップユニットで前記物品を包装することを含む、実施形態1又は2に記載の方法。
[実施形態5]
前記物品を包装することが、前記物品を前記第1及び第2のラップユニットで同時に包装することを含む、実施形態4に記載の方法。
[実施形態6]
前記物品を包装することが、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定することを含む、実施形態1〜5のいずれか一項に記載の方法。
[実施形態7]
前記物品を包装することが、1つのラップユニットの一部を別のラップユニットの一部に固定することを含む、実施形態6に記載の方法。
[実施形態8]
一部を固定することが、前記取り付け手段を介してその一部を固定することを含む、実施形態6又は実施形態7に記載の方法。
[実施形態9]
留め具を介して、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定すること又は1つのラップユニットの一部を別のラップユニットの一部に固定することを更に含む、実施形態1〜8のいずれか一項に記載の方法。
[実施形態10]
前記留め具がインジケータを更に含む、実施形態9に記載の方法。
[実施形態11]
滅菌ラップシステムであって、
積重ね体として構成された複数のラップユニットを含み、
前記ラップユニットのそれぞれはシート材料を含み、このシート材料は気相滅菌剤に対して実質的に透過性であり、病原微生物がそれを通過することを防ぐために十分な濾過特性を有し、
少なくとも1つのラップユニットは、前記積重ね体の別のラップユニットに取り付け手段を介して取り外し可能に取り付けられる、滅菌ラップシステム。
[実施形態12]
前記シート材料が医療グレート紙又は不織布材料を含む、実施形態11に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態13]
前記不織布材料が、セルロース、レーヨン、熱可塑性ポリマー、前記材料のいずれかの誘導体、又は前記材料の任意の2つ以上の組み合わせを含む、実施形態12に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態14]
前記熱可塑性ポリマーが、ポリオレフィンポリマー、ポリエステルポリマー、又はポリアミドポリマーを含む、実施形態13に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態15]
前記シート材料が、エアレイプロセス、湿式プロセス、水流交絡プロセス、スパンボンディング、メルトブローン、ステープル繊維カーディング及びボンディング、並びに溶液紡糸からなる群から選択されるプロセスを使用して作製される、実施形態11〜14のいずれか一項に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態16]
前記滅菌ラップが、本質的にスパンボンドポリプロピレン−メルトブローンポリプロピレン−スパンボンドポリプロピレンの3層ラミネートからなる、実施形態11〜15のいずれか一項に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態17]
前記積重ね体のそれぞれのラップユニットが、存在する場合は、前記積重ね体のそのラップユニットのすぐ上に位置づけられているラップに取り外し可能に取り付けられる、実施形態11〜16のいずれか一項に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態18]
前記取り付け手段が、接着手段、機械的手段、又は表面改質手段を含む、実施形態11〜17のいずれか一項に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態19]
前記取り付け手段がろうを含む、実施形態11〜17のいずれか一項に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態20]
前記取り付け手段が、第1のラップユニットの主面に位置づけられ、前記取り付け手段が、第2のラップユニットの主面に取り外し可能に取り付けられる、実施形態11〜19のいずれか一項に記載の滅菌ラップシステム。
[実施形態21]
第1のラップユニットを第2のラップユニットに連結する前記取り付け手段が、前記第1及び第2のラップユニットのそれぞれの縁の少なくとも一部に沿って位置づけられる、実施形態11〜19のいずれか一項に記載の滅菌ラップシステム。

Claims (1)

  1. 物品の滅菌方法であって、
    滅菌される物品と、積重ね体として構成された複数のラップユニットを含む滅菌ラップシステムと、を準備することを含み、前記ラップユニットのそれぞれはシート材料を含み、このシート材料は気相滅菌剤に対して実質的に透過性であり、病原微生物がそれを通過することを防ぐために十分な濾過特性を有し、前記ラップユニットのそれぞれが上面及び下面を備え、少なくとも第1のラップユニットが取り付け手段を介して前記積重ね体の第2のラップユニットに取り外し可能に取り付けられ、
    前記第1と第2のラップユニットの間に前記物品を置くことと、
    前記物品を前記第1及び第2のラップユニットで包装することと、
    包装された物品を滅菌条件に曝露することと、を含み、
    前記物品を包装することが、1つのラップユニットの一部を同じラップユニットの別の部分に固定することを含み、前記一部を固定することが、前記取り付け手段を介してその一部を固定することを含む、物品の滅菌方法。
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