JP6053187B2 - 無線通信システム、無線基地局装置、無線端末装置及びデータ配信装置 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局装置、無線端末装置及びデータ配信装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、無線基地局装置、無線端末装置及びデータ配信装置に関する。
高速にデータ転送する手段として無線LANが広く利用されており、その普及に伴い無線LANを搭載した端末の出荷数が増加し、無線LANを介したトラヒックも増加している(非特許文献1)。無線LANは多元接続方式にCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を利用している(非特許文献2)。そのため、無線基地局に接続する端末数やトラヒックが増加した場合にはスループットが低下するという問題が発生する。また、無線LANでは従来利用されていた2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、60GHz帯を新たに利用することが報告されている(非特許文献3)。
無線LANを利用して無線基地局に接続しデータ転送を行おうとする端末数が増加する場合、スループットが低下する。あるいは、無線基地局に接続する端末数が少ない場合でも、同一周波数帯又は同一のチャネルを利用する他の無線基地局が周辺で運用されている場合や、同一周波数帯を利用するBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)などの別システム(非特許文献4、5)が周辺で運用されている場合には、スループットが低下する。
ここで、非特許文献6に記載の技術を例にして、無線LANを利用したデータ送受信を行う際における上記の問題を説明する。非特許文献6に記載されているように、会議参加者が会議室に集まり、無線LANを利用して資料が会議参加者に配信される場合を例にする。会議参加者は、無線LANを利用して資料を入手しようとするため、会議参加者の数が多い場合又は会議室周辺に無線LANの他の無線基地局あるいは同一の周波数帯を利用する他のシステムが利用されている場合には、CSMA/CAによる通信機会の減少や干渉などの影響により実効スループットが大きく低下する。このような場合、資料の配信が所望の時間までに完了しないなどの問題が発生することがある。
このような問題に対しては、広帯域が割り当てられている周波数帯を利用して高速通信を実現するとともに、通信エリアを狭小化することで同時に通信をする端末数を制限できる近距離無線通信を実現することで解決を図ることができる。一方で、通信距離が近接領域に制限されている無線通信方式を端末(例えば、スマートフォンやPDAなど)に適用した場合、通信相手の装置と端末とが通信可能な状態を維持しようとすると、通信相手の装置に近接した位置に端末を設置することが必要となるため、利用者が端末を操作し易い位置で利用できないことがある。このとき、通信相手の装置と端末とが通信可能な状態を維持したまま、利用者が端末を操作することは難しい。このような場合に対する技術として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術では、端末の位置推定を利用して無線モードの切り替えを行う。例えば、携帯端末網とGPSとを利用して端末の位置推定を行う場合、位置の誤差が300m以上になる場合がある(非特許文献7)。あるいは、無線LANの電波を利用した複数の位置推定方法が提案されているが、複数の無線LANの無線基地局の電波を利用しても精度の高い位置推定を行うことは困難である(非特許文献8)。これらの位置推定を利用して無線モードを切り替える方式では、近距離無線通信が利用可能になる無線基地局からの数cm〜数十cmの距離を検出して、近距離無線通信を利用する無線モードに切り替えることが難しい。
あるいは、近距離無線通信を行う第2の無線モードを常時動作させておけば、無線基地局が送信する信号を受信して無線モードを第2の無線モードに切り替えることは可能である。しかし、この場合には第2の無線モードを常時動作させることが必要になり、端末における電力消費が大きくなる。特に、電力の供給を電池などで行う携帯型の端末では、電力消費が大きくなると、端末の利用可能時間が短くなってしまうという問題がある。
特許第5411068号公報
「資料1−4 無線LANの現状について」、[online]、平成24年3月23日、総務省 無線LANビジネス研究会(第1回)、[平成26年6月23日検索]、インターネット<URL:http://www.soumu.go.jp/main_content/000152595.pdf> 守倉正博、久保田周治[監修]、「改訂三版802.11高速無線LAN教科書」、インプレスR&D、2008年3月 "Multi-gigabit, low latency connectivity. Coming in 2015",[online]、Wi-Fi Alliance、 [平成26年6月23日検索]、インターネット<URL:http://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wigig-certified> "Bluetooth Special Interest Group 公式メンバーウェブサイト"、Bluetooth SIG, Inc.、[平成26年6月23日検索]、インターネット<URL:https://www.bluetooth.org/ja-jp> "ZigBee Alliance 公式ホームページ"、ZigBee Alliance、[平成26年6月23日検索]、インターネット<URL:http://www.zigbee.org/> 「iPadタブレット端末活用ペーパーレス会議SmoothMeeting」、NECネッツエスアイ株式会社、[平成26年6月23日検索]、インターネット<URL:http://www.nesic.co.jp/solution/sp/sm.html> 「測位方法」、株式会社NTTドコモ、[平成26年6月23日検索]、インターネット<URL:https://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/search/usage/gps/> 新田優介、大野成義、「無線LANのアクセスポイントを利用した位置推定方法の比較検討」、職業能力開発総合大学校紀要、第41号A、2012年3月
上記事情に鑑み、本発明は、電力消費を抑えつつ近距離無線通信の効果的な利用が可能になる無線通信システム、無線基地局装置、無線端末装置及びデータ配信装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、無線基地局装置と一つ又は複数の無線端末装置を備える無線通信システムであって、前記無線基地局装置は、前記無線端末装置と無線通信を行う第1の基地局通信部と、前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記無線端末装置と行う第2の基地局通信部と、前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記無線端末装置と行う第3の基地局通信部と、前記第1の基地局通信部と第2の基地局通信部と第3の基地局通信部とを制御する基地局制御部とを備え、前記無線端末装置は、前記第1の基地局通信部と無線通信を行う第1の端末通信部と、前記第1の端末通信部が前記無線基地局装置と無線通信ができる場合に通信可能になり前記第2の基地局通信部と無線通信を行う第2の端末通信部と、前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると識別情報を前記第3の基地局通信部に送信する第3の端末通信部とを備え、前記基地局制御部は、前記第3の基地局通信部が前記識別情報を受信することで前記無線端末装置の近接を検出すると、前記第2の基地局通信部に対して前記無線端末装置との無線通信を許可することを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記無線基地局装置は、前記第1の基地局通信部が前記無線端末装置に送信した鍵情報であって前記第2の基地局通信部が前記第2の端末通信部との無線通信に用いる鍵情報と当該無線端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶部を更に備え、前記基地局制御部は、前記第3の基地局通信部を介して前記識別情報を取得すると、取得した前記識別情報に対応する前記鍵情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記鍵情報を前記第2の基地局通信部に設定し、前記第2の基地局通信部は、前記基地局制御部によって設定された鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行い、前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記第1の基地局通信部から受信した前記鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記基地局制御部は、前記第1の基地局通信部を介して前記無線端末装置それぞれの前記第2の端末通信部を識別するノード識別子を取得し、前記第2の基地局通信部に対して取得済みの前記ノード識別子で示される前記第2の端末通信部との無線通信を許可することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記無線端末装置は、前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に自装置が位置するか否かを前記第3の端末通信部の出力に基づいて判定し、自装置が前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置しない場合に前記第2の端末通信部を停止させ、自装置が前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置する場合に前記第2の端末通信部を起動させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記第2の基地局通信部は、複数の前記第2の端末通信部と同時に無線通信しないことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、無線基地局装置と一つ又は複数の無線端末装置を備える無線通信システムにおける無線基地局装置であって、前記無線端末装置と無線通信を行う第1の基地局通信部と、前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記無線端末装置と行う第2の基地局通信部と、前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記無線端末装置と行う第3の基地局通信部と、前記第3の基地局通信部が前記無線端末装置から当該無線端末装置を識別する識別情報を受信すると、前記第2の基地局通信部に対して前記無線端末装置との無線通信を許可する基地局制御部とを備えることを特徴とする無線基地局装置である。
また、本発明の一態様は、無線基地局装置と一つ又は複数の無線端末装置を備える無線通信システムにおける無線端末装置であって、前記無線基地局装置と無線通信を行う第1の端末通信部と、前記第1の端末通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記無線基地局装置と行い、前記第1の端末通信部が前記無線基地局装置と無線通信でいる場合に前記無線基地局装置と無線通信を行う第2の端末通信部と、前記第2の端末通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離であり、前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記無線基地局装置が通信可能距離内に位置すると識別情報を前記無線基地局装置に送信する第3の端末通信部とを備えることを特徴とする無線端末装置である。
また、本発明の一態様は、第2の端末通信部と第3の端末通信部とを備える携帯端末装置にデータを配信するデータ配信装置であって、前記データと当該データの配信対象の前記携帯端末装置の前記第3の端末通信部に記憶されている識別情報と前記第2の端末通信部のノード識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、前記第2の端末通信部と無線通信を行う第2の基地局通信部と、前記第3の端末通信部から前記識別情報を取得する第3の基地局通信部と、前記第3の基地局通信部が前記携帯端末装置に備えられた前記第3の端末通信部から前記識別情報を取得すると、当該識別情報に対応するデータ及びノード識別子を前記記憶部から検出し、検出したノード識別子で示される前記第2の端末通信部宛に、検出したデータを前記第2の基地局通信部に送信させる制御部とを備えるデータ配信装置である。
本発明によれば、第3の基地局通信部と第3の端末通信部による通信可能距離が短く消費電力の低い無線通信を契機にして、第2の基地局通信部と第2の端末通信部とによる通信速度の速い無線通信を行うので、無線端末装置において第2の端末通信部を動作させる期間を短くすることができ、電力消費を抑えつつ近距離無線通信の効果的な利用が可能になる。また、第2の基地局通信部と第2の端末通信部とが無線通信を行う前に第1の基地局通信部と第1の端末通信部とによる無線通信で互いの装置を識別する情報などを含む制御情報が交換される場合、第2の基地局通信部と第2の端末通信部とは通信可能なると直ちに無線通信を開始できる。この場合、交換した制御情報と、第3の基地局通信部と第3の端末通信部とで用いられる識別情報を利用することで、第2の基地局通信部が通信する第2の端末通信部の数を一台又は所定の数以下に制限できる。
第1の実施形態における無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態における無線基地局装置10の記憶部15が記憶する情報の一例を示す図である。 第1の実施形態における無線基地局装置10が行う通信処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の無線通信システムの変形例1の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の無線通信システムの変形例2の動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の変形例2において記憶部15が記憶する情報の一例を示す図である。 変形例2において無線基地局装置10が行う通信処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の予約端末装置104における会議室の予約画面の一例を示す図である。 第2の実施形態のデータ保存部103に記憶される会議情報の一例を示す図である。 第2の実施形態の記憶部15に記憶される配信情報の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるデータ配信装置110が行う配信処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における無線通信システム、無線基地局装置、無線端末装置及びデータ配信装置を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における無線通信システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、第1の実施形態の無線通信システムは、無線基地局装置10と、一つ又は複数の無線端末装置20(20−1〜20−n)と、認証サーバ30とを備える。無線基地局装置10と認証サーバ30は、通信可能に接続される。
無線基地局装置10は、第1の基地局通信部11、第2の基地局通信部12、RFIDリーダ13、基地局制御部14及び記憶部15を備える。第1の基地局通信部11は、予め定められた周波数帯を用いて、複数の無線端末装置20と無線通信を行う。第1の基地局通信部11は、例えば無線LANにおいて定められた規格に基づいた無線通信を複数の無線端末装置20との間で行う。
第2の基地局通信部12は、予め定められた周波数帯を用いて、複数の無線端末装置20と無線通信を行う。第2の基地局通信部12の通信速度は、第1の基地局通信部11が無線端末装置20との間で行う無線通信の通信速度より速い。また、第2の基地局通信部12が無線端末装置20と無線通信できる距離は、第1の基地局通信部11が無線端末装置20無線通信できる距離をより短い。
第3の基地局通信部としてのRFIDリーダ13は、電磁誘導方式のRFIDタグの検出及び検出したRFIDタグとの無線通信を行う。RFIDリーダ13がRFIDタグと無線通信できる距離は、第2の基地局通信部12が無線端末装置20と無線通信できる距離より短い距離か、ほぼ同じ距離である。すなわち、第1の基地局通信部11、第2の基地局通信部12及びRFIDリーダ13それぞれの通信可能距離D1、D2及びD3の関係は、D1>D2≧D3となっている。
また、RFIDリーダ13がRFIDタグとの無線通信に用いる周波数帯は、第1の基地局通信部11及び第2の基地局通信部12が無線通信に用いる周波数帯と異なる。RFIDリーダ13は、RFIDタグに応答を要求する信号を連続的又は周期的に送信し、自身が通信可能な領域に位置するRFIDタグを検出する。
基地局制御部14は、第1の基地局通信部11、第2の基地局通信部12及びRFIDリーダ13を制御する。基地局制御部14は、第1の基地局通信部11、第2の基地局通信部12及びRFIDリーダ13を介して取得した情報や、認証サーバ30から取得した情報を記憶部15に記憶させる。また、基地局制御部14は、記憶部15に記憶させた情報を、第1の基地局通信部11、第2の基地局通信部12及びRFIDリーダ13の制御に用いる。
複数の無線端末装置20は、それぞれが第1の端末通信部21、第2の端末通信部22、RFIDタグ23及び端末制御部24を備える。第1の端末通信部21は、無線基地局装置10が備える第1の基地局通信部11と無線通信を行う。第2の端末通信部22は、無線基地局装置10が備える第2の基地局通信部12と無線通信を行う。第2の端末通信部22が無線基地局装置10の第2の基地局通信部12との間で行う無線通信の速度は、第1の端末通信部21が無線基地局装置10の第1の基地局通信部11との間で行う無線通信の速度より速い。また、第2の端末通信部22が無線基地局装置10の第2の基地局通信部12と無線通信できる距離は、第1の端末通信部21が無線基地局装置10の第1の基地局通信部11と無線通信できる距離より短い。
第3の端末通信部としてのRFIDタグ23は、電磁誘導方式のRFIDタグである。RFIDタグ23は、一意に識別可能なRFID情報を記憶している。複数の無線端末装置20は、それぞれが備えるRFIDタグ23に記憶されているRFID情報で一意に識別できる。また、RFIDタグ23は、無線基地局装置10が備えるRFIDリーダ13との無線通信を行う。RFIDタグ23が無線基地局装置10のRFIDリーダ13と無線通信できる距離は、第2の端末通信部22が無線基地局装置10の第2の基地局通信部12と無線通信できる距離より短いか、ほぼ同じである。また、RFIDタグ23の消費電力は、第1の端末通信部21及び第2の端末通信部22の待機時及び通信時の消費電力より小さい。RFIDタグ23は、RFIDリーダ13から応答を要求する信号を受信すると、記憶しているRFID情報を含む応答信号をRFIDリーダ13に送信する。
端末制御部24は、第1の端末通信部21、第2の端末通信部22及びRFIDタグ23を制御する。
認証サーバ30は、無線基地局装置10が無線端末装置20から受信した接続要求の可否を決定するための相互認証情報、無線基地局装置10と無線端末装置20との無線通信における暗号化処理で用いられる鍵情報、及び、鍵情報に対応付けられたRFID情報及び無線端末装置20の識別情報を予め記憶する。無線基地局装置10の第1の基地局通信部11と無線端末装置20の第1の端末通信部21とは、鍵情報を共有することにより、暗号化された無線通信を行う。また、無線基地局装置10の第2の基地局通信部12と無線端末装置20の第2の端末通信部22とは、鍵情報を共有することにより、暗号化された無線通信を行う。
認証サーバ30は、無線基地局装置10から問い合わせを受けると、記憶している各情報に基づいて応答する。例えば、認証サーバ30は、無線基地局装置10から無線端末装置20の識別情報を含む問い合わせを受けると、識別情報に対応する鍵情報を含む応答を無線基地局装置10に送信する。認証サーバ30と無線基地局装置10の間のプロトコルには、例えば参考文献1に記載されているRadiusプロトコルを使用してもよい。
[参考文献1]Jonathan Hassell(著)、株式会社アクセンス・テクノロジー(訳)、「RADIUS−ユーザ認証セキュリティプロトコル」、株式会社オライリー・ジャパン、2009年3月
ここで、第1の実施形態における無線通信システムの動作を説明する。図2は、第1の実施形態における無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。なお、以下の説明において、第1の基地局通信部11及び第1の端末通信部21が使用される無線通信を無線モードAという。また、第2の基地局通信部12及び第2の端末通信部22が使用される無線通信を無線モードBという。
無線基地局装置10に備えられる第1の基地局通信部11の通信可能な領域に無線端末装置20が位置すると、無線基地局装置10の第1の基地局通信部11と無線端末装置20の第1の端末通信部21とを用いた無線モードAにおける接続の可否を決定するための相互認証が行われる(ステップS11)。
ステップS11における相互認証(接続/認証)は、例えば、無線端末装置20から送信された識別情報が認証サーバ30に記憶されているか否かを、無線基地局装置10の基地局制御部14が認証サーバ30に問い合わせることで行われる。基地局制御部14は、問い合わせに対する応答に含まれる鍵情報を無線モードA及び無線モードBの無線通信で用いる。無線モードAで用いる鍵情報と無線モードBで用いる鍵情報は、同じ鍵情報であってもよいし、異なる鍵情報であってもよい。あるいは、無線モードAにおける無線通信では鍵情報を用いずともよい。
また、第1の基地局通信部11の通信可能な領域に無線端末装置20が位置しているか否かの検出は、例えば、無線基地局装置10の第1の基地局通信部11が周期的に送信するビーコン信号に基づいた無線端末装置20の第1の端末通信部21からの接続要求を受信することで行われる。あるいは無線端末装置20の第1の端末通信部21が無線基地局装置10宛に送信する接続要求を受信することで行われる。
無線基地局装置10において、第1の基地局通信部11は、無線モードAにおける認証の後に、無線端末情報を要求する信号を無線端末装置20に送信する(ステップS12)。ここで、無線端末情報は、無線端末装置20が備えるRFIDタグ23に記憶されているRFID情報と、無線端末装置20を一意に識別する識別情報とを含む情報である。
無線端末装置20において、端末制御部24は、第1の端末通信部21が無線基地局装置10から無線端末情報を要求する信号を受信すると、RFIDタグ23に記憶されているRFID情報を読み出す。端末制御部24は、読み出したRFID情報と自装置を識別する識別情報とを含む情報を第1の端末通信部21に出力する。第1の端末通信部21は、端末制御部24が出力した情報を含む無線端末情報を応答として無線基地局装置10に送信する(ステップS13)。
無線基地局装置10において、第1の基地局通信部11は、無線端末装置20が送信した無線端末情報を受信する。基地局制御部14は、受信した無線端末情報に含まれる無線端末装置20の識別情報及びRFID情報と、ステップS11において取得した無線モードA及び無線モードBで用いる鍵情報とを対応付けて記憶部15に記憶させる。(ステップS14)。第1の基地局通信部11は、記憶部15に無線端末情報などが記憶部15に記憶されると、無線端末情報の記憶が完了したことを示す情報と無線モードA及び無線モードBの鍵情報とを含む完了信号を無線端末装置20宛に送信する(ステップS15)。
無線端末装置20において、端末制御部24は、第1の端末通信部21が完了信号を受信すると、完了信号に含まれる無線モードBの鍵情報を第2の端末通信部22に設定するとともに第2の端末通信部22を起動させる(ステップS20)。ここで、第2の端末通信部22の起動とは、第2の端末通信部22が無線基地局装置10の第2の基地局通信部12と無線通信を開始できる状態にすることである。
無線端末装置20が無線基地局装置10に近接すると、無線基地局装置10においてRFIDリーダ13が当該無線端末装置20に備えられたRFIDタグ23を検出する(ステップS21)。基地局制御部14は、RFIDリーダ13が検出したRFIDタグ23のRFID情報と、当該RFID情報に対応付けられた識別情報及び鍵情報とが、記憶部15に記憶されているか照合を行う(ステップS22)。
基地局制御部14は、RFID情報に対応付けられた無線モードBの鍵情報を記憶部15から読み出す。基地局制御部14は、読み出した鍵情報を第2の基地局通信部12に設定するとともに第2の基地局通信部12を起動させる(ステップS23)。第2の基地局通信部12は、鍵情報が設定されることにより、当該鍵情報に対応する無線端末装置20との無線通信が可能になる。このとき、第2の基地局通信部12は、他の無線端末装置20の無線モードBの鍵情報が設定されていないため、他の無線端末装置20との無線通信を行えない。無線基地局装置10が備える第2の基地局通信部12と、無線端末装置20が備える第2の端末通信部22とがともに起動することにより、無線モードBにおける接続と認証の実行が可能になる。すなわち、第2の基地局通信部12に対して識別情報又は鍵情報に対応する無線端末装置20との無線通信を基地局制御部14が許可している。
無線基地局装置10に備えられる第2の基地局通信部12の通信可能な領域に無線端末装置20が位置すると、無線基地局装置10の第2の基地局通信部12と無線端末装置20の第2の端末通信部22とを用いた無線モードBにおける接続の可否を決定するための相互認証が行われる(ステップS24)。
相互認証の後に、無線基地局装置10の第2の基地局通信部12と無線端末装置20の第2の端末通信部22とが互いに無線通信を行うことにより、無線基地局装置10と無線端末装置20との間における無線モードBのデータの送受信が行われる(ステップS25)。無線端末装置20において、端末制御部24は、無線モードBのデータの送受信が完了すると、第2の端末通信部22を停止させる(ステップS26)。なお、第2の端末通信部22の停止は、第2の端末通信部22が送信及び受信を行わない状態と、第2の端末通信部22への給電を止めた状態とのいずれであってもよい。
図3は、第1の実施形態における無線基地局装置10の記憶部15が記憶する情報の一例を示す図である。無線端末装置20の識別情報、無線モードAの鍵情報、無線モードBの鍵情報及びRFID情報が、無線端末装置20ごとに対応付けられ、記憶部15に記憶される。
無線端末装置20の識別情報は、第1の基地局通信部11における相互認証又は無線端末情報の受信において、基地局制御部14が無線端末装置20から第1の基地局通信部11を介して取得する。無線モードAの鍵情報及び無線モードBの鍵情報は、ステップS11において第1の基地局通信部11が無線端末装置20と相互認証を行う際に、基地局制御部14が認証サーバ30から取得する。RFID情報は、第1の基地局通信部11が受信した無線端末情報から基地局制御部14が取得する。基地局制御部14は、取得した各情報を図3に示すように対応付けて記憶部15に記憶させる。なお、鍵情報は、認証サーバ30から取得することに代えて、無線基地局装置10がランダムに生成してもよいし、他の公知の方法を用いて取得してもよい。
無線基地局装置10は、第1の基地局通信部11による相互認証、無線端末情報の要求と応答、及び、完了信号の送受信における無線端末装置20とのメッセージの送受信において、無線モードAの鍵情報及び無線モードBの鍵情報を通知する。無線端末装置20において、端末制御部24は、第1の端末通信部21で無線基地局装置10から受信した無線モードAの鍵情報を第1の端末通信部21に設定するとともに、受信した無線モードBの鍵情報を第2の端末通信部22に設定する。無線基地局装置10は、無線モードBの鍵情報を無線端末装置20に通知する際のプロトコルとして、参考文献2に記載のデジタル署名を用いた3交信AKEを利用してもよい。
[参考文献2]岡本龍明、「鍵交換:現代暗号の誕生とその発展」、電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamental Reviews Vol.1 No.4、2007年
図4は、第1の実施形態における無線基地局装置10が行う通信処理を示すフローチャートである。通信処理が開始され、第1の基地局通信部11の通信可能な領域に無線端末装置20が位置すると、第1の基地局通信部11は当該無線端末装置20の第1の端末通信部21との間で相互認証を行う(ステップS101)。
基地局制御部14は、第1の基地局通信部11が相互認証に成功したか否かを判定する(ステップS102)。相互認証が成功しなかった場合(ステップS102:NO)、基地局制御部14は、通信処理を終了させる。相互認証が成功した場合(ステップS102:YES)、第1の基地局通信部11は、無線端末装置20の第1の端末通信部21との無線通信で、当該無線端末装置20が備えるRFIDタグ23のRFID情報を取得し、第2の基地局通信部12が用いる鍵情報を無線端末装置20に通知する(ステップS103)。
RFIDリーダ13が無線端末装置20に備えられたRFIDタグ23を検出すると(ステップS104)、基地局制御部14は、RFIDリーダ13が検出したRFIDタグ23のRFID情報で、記憶部15に記憶されている無線端末装置20に対応する無線モードBの鍵情報を検索する(ステップS105)。
基地局制御部14は、検出した無線端末装置20に対応する無線モードBの鍵情報が記憶部15に存在しているか否かを判定する(ステップS106)。無線モードBの鍵情報が存在しない場合(ステップS106:NO)、基地局制御部14は、通信処理を終了させる。無線モードBの鍵情報が存在する場合(ステップS106:YES)、基地局制御部14は、当該鍵情報を記憶部15から読み出し、読み出した鍵情報を第2の基地局通信部12に設定するとともに第2の基地局通信部12を起動させる(ステップS107)。
第2の基地局通信部12は、設定された鍵情報を用いて、無線端末装置20の第2の端末通信部22との相互認証を行い、データの送受信を行う(ステップS108)。第2の基地局通信部12が無線端末装置20とのデータ送受信を終了すると、基地局制御部14は、通信処理を終了させる。
以上の説明した第1の実施形態における無線通信システムによれば、無線端末装置20は無線モードAで無線基地局装置10と無線通信が可能になった後に第2の端末通信部22を起動させることにより、第2の端末通信部22を常時動作させる場合と比較して第2の端末通信部22による電力消費を抑えることができる。これにより、無線モードBにおける消費電力を低減させることができ、無線端末装置20の電力が電池などで要求される場合には無線端末装置20が動作可能な時間を延ばすことができる。また、無線端末装置20は、無線モードBにおけるデータの送受信が完了すると、第2の端末通信部22を停止させることにより、更に第2の端末通信部22による電力消費を抑えることができる。また、RFIDリーダ13及びRFIDタグ23に電磁誘導方式が用いられている場合、RFIDリーダ13及びRFIDタグ23の通信可能な距離に制約があるため、正確な距離で無線基地局装置10と無線端末装置20との近接を検出することができ、無線モードBの利用を適切に行うことができる。
(変形例1)
ここで、第1の実施形態における無線通信システムの異なる動作を変形例1として説明する。図5は、第1の実施形態の無線通信システムの異なる動作例を示すシーケンス図である。図5に示す動作例と図2に示した動作例との差は、無線端末装置20の動作において第2の無線通信部を起動させる処理(ステップS33)を行う際に条件判定の処理(ステップS32)を設けていることである。なお、図5に示す各処理において、図2に示した処理と同じ処理に対しては同じステップ番号を付して、その処理の説明を省略する。
無線端末装置20において、第1の端末通信部21がステップS15において無線基地局装置10が送信した完了信号を受信すると、端末制御部24は、完了信号に含まれる無線モードBの鍵情報を第2の端末通信部22に設定する(ステップS31)。
端末制御部24は、RFIDタグ23がRFIDリーダ13から応答を要求する信号(RFID信号)を受信しているか否かを判定する(ステップS32)。RFID信号を受信している場合(ステップS32:YES)、端末制御部24は、第2の端末通信部22を起動させる(ステップS33)。
RFID信号を受信していない場合(ステップS32:NO)、端末制御部24は、第2の端末通信部22を起動させずに処理を終了させる。この場合、無線基地局装置10の第2の基地局通信部12は、相互認証の対象が存在しないため、相互認証を行わずまたデータの送受信も行わない。
無線端末装置20において、無線モードBのデータの送受信が完了すると、端末制御部24は、RFIDタグ23がRFID信号を受信しているか否かを判定する(ステップS34)。RFID信号を受信していない場合(ステップS34:NO)端末制御部24は、第2の端末通信部22を停止させる(ステップS26)。RFID信号を受信している場合(ステップS34:YES)、端末制御部24は、第2の端末通信部22を停止させず、更なるデータの送受信などのために動作状態を維持させる。
以上のように、無線端末装置20は、無線モードAによる無線基地局装置10との手順完了後に、無線基地局装置10に近接して当該無線基地局装置10のRFIDリーダ13から送信されるRFID信号をRFIDタグ23が検出したことを契機として、第2の端末通信部22を起動する。待機状態における電力消費が0に近いRFIDタグ23による検波を、第2の端末通信部22の起動に利用することで、無線モードBの電力消費を通信時に限定することができ、無線端末装置20の低消費電力化を図ることができる。
また、無線端末装置20は、無線モードBによるデータ送受信の完了後に、より正確な距離での近接検知を行うことができるRFID信号の検出失敗を契機に無線モードBを停止させることで、無線モードBの起動状態を無線基地局装置10に近接しているときに制限することができ、無線端末装置20の低消費電力化を図ることができる。
(変形例2)
更に、第1の実施形態における無線通信システムの異なる動作を変形例2として説明する。図6は、第1の実施形態の無線通信システムの更に異なる動作例を示すシーケンス図である。図6に示す動作例と図2に示した動作例との差は、無線端末装置20が無線端末情報に自装置のMACアドレスを含めて無線基地局装置10宛に送信すること、及び、無線基地局装置10が無線端末装置20のMACアドレスを用いて無線モードBにおける無線通信を制限することである。この差に対応して図6に示す動作例は、図2におけるステップS13及びステップS14に代えてステップS41及びステップS42を有し、図2におけるステップS22とステップS23との間にステップS43を更に有する。ここで、無線端末装置20が無線端末情報に含めるMACアドレスは、第2の端末通信部22に対して予め割り当てられたMACアドレスである。なお、図6に示す各処理において、図2に示した処理と同じ処理に対しては同じステップ番号を付して、その説明を省略する。
無線端末装置20において、端末制御部24は、第1の端末通信部21が無線基地局装置10から無線端末情報を要求する情報を受信すると、RFIDタグ23に記憶されているRFID情報と、第2の端末通信部22に予め割り当てられているMACアドレスとを読み出す。端末制御部24は、読み出したRFID情報及びMACアドレスと識別情報とを含む情報を第1の端末通信部21に出力する。第1の端末通信部21は、端末制御部24が出力した情報を含む無線端末情報を応答として無線基地局装置10に送信する(ステップS41)。
無線基地局装置10において、第1の基地局通信部11は、無線端末装置20が送信した無線端末情報を受信する。基地局制御部14は、受信した無線端末情報に含まれる無線端末装置20の識別情報、RFID情報及びMACアドレスと、ステップS11において取得した無線モードA及び無線モードBで用いる鍵情報とを対応付けて記憶部15に記憶させる(ステップS42)。
基地局制御部14は、RFID情報に対応付けられたMACアドレスを記憶部15から読み出す。基地局制御部14は、読み出したMACアドレスを第2の基地局通信部12に登録し、当該MACアドレスに対応する無線端末装置20からの信号を第2の基地局通信部12が受け付けるように設定する(ステップS43)。基地局制御部14は、第2の基地局通信部12にMACアドレスフィルタリングを行わせる制御を行う。
図7は、第1の実施形態の変形例2において記憶部15が記憶する情報の一例を示す図である。無線端末装置20の識別情報、無線モードAの鍵情報、無線モードBの鍵情報、RFID情報及びMACアドレスが、無線端末装置20ごとに対応付けられ、記憶部15に記憶される。各無線端末装置20に関する情報は、第1の無線通信部における相互認証、無線端末情報の要求と応答、及び、完了信号の送受信における無線端末装置20とのメッセージの送受信において基地局制御部14が取得して記憶部15に記憶させる。
図8は、変形例2において無線基地局装置10が行う通信処理を示すフローチャートである。図8に示す通信処理と図4に示した通信処理との差は、無線端末装置20のMACアドレスを扱う処理を図8に示す通信処理が有していることである。この差に対応して図8に示す動作例は、図4におけるステップS103に代えてステップS303を有し、図4におけるステップS104とステップS105との間にステップS305からステップS307を更に有する。なお、図8に示す通信処理において、図4に示した処理と同じ処理に対しては同じステップ番号を付して、その説明を省略する。
ステップS102の判定において相互認証が成功していた場合(ステップS102:YES)、第1の基地局通信部11は、無線端末装置20の第1の端末通信部21との無線通信で、当該無線端末装置20が備えるRFIDタグ23のRFID情報及び第2の端末通信部22のMACアドレスを取得する。また、第1の基地局通信部11は、第2の基地局通信部12が用いる鍵情報を無線端末装置20に通知する(ステップS303)。
RFIDリーダ13が無線端末装置20に備えられたRFIDタグ23を検出すると(ステップS104)、基地局制御部14は、RFIDリーダ13が検出したRFIDタグ23のRFID情報で、記憶部15に記憶されている無線端末装置20に対応するMACアドレスを検索する(ステップS305)。
基地局制御部14は、RFIDリーダ13が検出した無線端末装置20に対応するMACアドレスが記憶部15に存在しているか否かを判定する(ステップS306)。MACアドレスが存在しない場合(ステップS306:NO)、基地局制御部14は、通信処理を終了させる。MACアドレスが存在する場合(ステップS306:YES)、基地局制御部14は、当該MACアドレスを記憶部15から読み出し、読み出したMACアドレスを第2の基地局通信部12に設定して無線通信の対象として登録する(ステップS307)。
以上のように、無線基地局装置10において、第2の基地局通信部12のMACアドレスフィルタを利用することにより、MACアドレスが登録されている無線端末装置20の信号(パケット)を受け付けて、MACアドレスが登録されていない無線端末装置20の信号を受け付けないようにする。MACアドレスフィルタを利用することで、登録されていない無線端末装置20が無線モードBを利用して無線基地局装置10に対する無線通信を行えないようにすることができ、無線基地局装置10が第2の基地局通信部12を用いた無線通信の通信速度の低下を抑えることができる。
第1の実施形態の無線通信システム及びその変形例における無線通信システムによれば、通信可能距離の長い第1の基地局通信部11及び第1の端末通信部21による無線モードAで無線通信に必要な認証などを行い、通信可能距離の短いRFIDリーダ13及びRFIDタグ23で無線端末装置20が無線基地局装置10に近接したことを検出し、無線端末装置20において通信速度の速い第2の端末通信部22を起動する。これにより、通信速度の遅い無線モードAで実現した無線基地局装置10と無線端末装置20間で通信可能な状態を維持したまま、無線基地局装置10への無線端末装置20の近接を検出し、通信速度の速い無線モードBによる無線通信に切り替えることが可能になる。また、無線端末装置20の無線基地局装置10への近接を検出した後に通信速度の速い第2の端末通信部22を起動させるため、無線端末装置20の低消費電力化、待機時間の長時間化が可能になる。
なお、第1の実施形態の無線通信システム及びその各変形例における無線通信システムにおいて、無線基地局装置10の第2の基地局通信部12に設定する無線モードBの鍵情報を1つ又は所定の数以下にしてもよい。これにより、無線基地局装置10が第2の基地局通信部12を介して無線通信を行う無線端末装置20の数を限定することができ、無線モードBにおいて通信対象の無線端末装置20の増加による通信速度の著しい低下を避けることができる。同様に、変形例2においては、第2の基地局通信部12に設定するMACアドレスを1つ又は所定の数以下にしてもよい。第2の基地局通信部12の通信対象を1台の無線端末装置20とした場合には、当該無線端末装置20との無線通信が中断されたりすることなくデータの送受信が行えるようになる。
また、第1の実施形態の無線通信システム及びその各変形例における無線通信システムにおいて、鍵情報をデータの暗号化に用いる構成について説明したが、第2の基地局通信部12及び第2の端末通信部22は、接続の認証に用いてもよいし、データの暗号化及び認証の両方に用いてもよい。
また、第1の実施形態の無線通信システム及びその各変形例における無線通信システムにおいて、無線モードAにおける接続/認証の後に無線端末装置20が行う応答(ステップS13又はステップS41)において、無線基地局装置10に送信する情報にRFID情報を含めずともよい。この場合、認証サーバ30は無線端末装置20それぞれの識別情報とRFID情報とを対応付けて予め記憶し、基地局制御部14は無線モードAにおける接続/認証の際に無線端末装置20のRFID情報を取得する。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態における無線通信システムの構成を示すブロック図である。第2の実施形態の無線通信システムは、会議において使用する会議資料を会議参加者に無線通信で配信する。図9に示すように、無線通信システムは、会議室管理システム101と、予約端末装置104と、データ配信装置110と、複数の携帯端末装置120(120−1〜120−n)とを備える。予約端末装置104及びデータ配信装置110は、会議室管理システム101と通信可能に接続される。データ配信装置110は、会議室管理システム101で管理される会議室200ごとに設けられ、会議室200の出入り口に設置されているゲート201に接続されている。なお、図9に示す無線通信システムでは、会議室200が一つ示されているが複数の会議室200があってもよい。その場合、会議室200ごとにデータ配信装置110が無線通信システムに設けられる。
会議室管理システム101は、制御部102及びデータ保存部103を備える。制御部102は、ユーザ又はオペレータが予約端末装置104を操作して入力する会議情報を受け付け、受け付けた会議情報をデータ保存部103に記憶させる。会議情報には、例えば利用される会議室200を特定する会議室番号、開催される会議の開始時刻及び終了時刻、会議に参加する会議参加者を分けるグループを示すグループ情報、会議で配信する会議資料、及び、会議参加者を識別する参加者情報が含まれる。制御部102は、会議が開催される会議室200に設けられたデータ配信装置110に会議情報の通知を行う。
データ配信装置110は、第1の実施形態における無線基地局装置10に対応する。データ配信装置110は、第1の基地局通信部11、第2の基地局通信部12、RFIDリーダ13、基地局制御部114及び記憶部15を備える。データ配信装置110において、無線基地局装置10における構成要素と同じ構成要素に対しては同じ符号を付して、その説明を省略する。基地局制御部114は、会議室管理システム101から会議情報を受信し、受信した会議情報のうち会議資料の配信に用いる情報を抽出した配信情報を記憶部15に記憶させる。基地局制御部114は、配信情報に基づいて、第2の基地局通信部12及びRFIDリーダ13を制御して携帯端末装置120に会議資料を送信する。基地局制御部114は、RFIDリーダ13が取得するRFID情報に基づいて、ゲート201の開閉を制御する。
携帯端末装置120は、第1の実施形態における無線端末装置20に対応する。会議参加者それぞれは携帯端末装置120を所有する。携帯端末装置120は、第1の端末通信部21、第2の端末通信部22、RFIDタグ23、端末制御部124及び記憶部125を備える。携帯端末装置120において、無線端末装置20における構成要素と同じ構成要素に対しては同じ符号を付して、その説明を省略する。記憶部125は、データ配信装置110から送信される会議資料を記憶する。会議資料は、例えば文書、グラフ、チャート、画像などであり、アプリケーション・ソフトウエアで閲覧や編集などが可能なファイルである。
図10は、第2の実施形態の予約端末装置104における会議室の予約画面の一例を示す図である。予約画面には、会議を開催する会議室を識別する会議室番号、会議を開催する時間の開始時刻及び終了時刻、会議参加者を分けるグループを示すグループ情報、会議において配信する会議資料及び当該会議資料の配信対象のグループ、並びに、会議参加者を示す参加者情報及び当該会議参加者が属するグループを入力するフィールドが設けられている。
参加者情報には、会議参加者それぞれが有する携帯端末装置120のRFIDタグ23に記憶されているRFID情報が用いられる。すなわち、第2の実施形態における無線通信システムでは、会議参加者が有する携帯端末装置120のRFID情報を用いて、会議参加者を識別する。
会議の開催者又はオペレータは、予約端末装置104を操作して、会議室番号、会議の開始時刻及び終了時刻、グループ情報、会議資料及び配信対象を示すグループ情報、並びに、会議参加者の参加者情報及び会議参加者のグループ情報を設定する。予約端末装置104は、開催者又はオペレータが設定した各情報を含む会議情報を会議室管理システム101に送信する。会議室管理システム101は、予約端末装置104から会議情報を受信すると、制御部102が会議情報をデータ保存部103に記憶させる。
図11は、第2の実施形態のデータ保存部103に記憶される会議情報の一例を示す図である。データ保存部103に記憶される会議情報は、会議室200ごとに分けられ記憶される。会議室管理システム101が管理する会議には、会議を一意に識別するための会議IDが割り当てられる。データ保存部103において、会議情報は会議IDに対応付けて記憶される。図11に示すように会議情報には、会議ID、会議時間の開始時刻及び終了時刻、会議資料、グループ、参加者情報(RFID情報)及びMACアドレスが含まれる。
なお、MACアドレスは、予約端末装置104において入力される情報に含まれていないため、制御部102が取得して参加者情報に対応付けて会議情報に付加する。例えば、制御部102は、携帯端末装置120それぞれのRFID情報と第2の端末通信部22に割り当てられているMACアドレスと会議参加者との対応関係を予め記憶している管理サーバに、RFID情報をキーにして問い合わせることで取得する。あるいは、会議室管理システム101に、携帯端末装置120それぞれのRFID情報と第2の端末通信部22に割り当てられているMACアドレスと会議参加者との対応関係を予め記憶させておいてもよい。
例えば、会議室「001」において開催される会議について説明する。会議室「001」で開催される会議であって会議IDが0001である会議は、開始時刻が「2月24日の10:00」であり、終了時刻が「2月24日の11:00」である。また、会議ID「0001」の会議では、会議資料A、B及びCが配信される。
会議資料Aに対してはグループ「0001−1」及び「0001−2」に属する会議参加者の携帯端末装置120が配信先として登録されている。グループ「0001−1」には、RFID情報「111aaa」、「111aab」及び「111abc」に対応する携帯端末装置120を有する会議参加者が属している。グループ「0001−2」には、RFID情報「222aaa」及び「222aab」に対応する携帯端末装置120を有する会議参加者が属している。
会議資料Bに対しては参加者グループ「0001−1」に属する会議参加者の携帯端末装置120が配信先として登録されている。会議資料Cに対しては参加者グループ「0001−2」に属する会議参加者の携帯端末装置120が配信先として登録されている。このように、同一の会議に参加する会議参加者に対して、会議参加者が属するグループに応じて異なる会議資料を配信する設定を行うことができる。
図12は、第2の実施形態の記憶部15に記憶される配信情報の一例を示す図である。データ配信装置110の記憶部15には、会議室管理システム101から送信される会議情報から抽出された会議資料の配信に必要な情報を含む配信情報が記憶される。会議室管理システム101から会議情報がデータ配信装置110に送信されるタイミングは、会議室管理システム101に会議情報の登録が完了したタイミングや、会議の開始時刻より一定時間前などである。データ配信装置110の基地局制御部114が会議室管理システム101から会議情報を受信すると、会議情報に含まれている会議のうち自装置が対応付けられている会議室200で開催される会議の情報を抽出する。基地局制御部114は、抽出した情報に基づいて、自装置に対応する会議室200で開催される会議で配信される会議資料ごとに、会議時間、会議参加者及びMACアドレスを対応付けた配信情報を生成し、生成した配信情報を記憶部15に記憶させる。
図12に示す例では、会議資料Aに対して、会議の開始時刻「2月24日10:00」及び終了時刻「2月24日11:00」と、RFID情報「111aaa」、「111aab」、「111abc」、「222aaa」及び「222aab」と、MACアドレス「11:11:11:AA:AA:AA」、「11:11:11:AA:AA:BB」
「11:11:11:AA:BB:CC」、「22:22:22:AA:AA:AA」及び「22:22:22:AA:AA:BB」とが対応付けられている。
また、図12に示す例では、図11に示した会議情報に従い、会議資料AがRFID情報「111aaa」、「111aab」、「111abc」、「222aaa」及び「222aab」の携帯端末装置120に配信されるように設定されている。会議資料BがRFID「111aaa」、「111aab」及び「111abc」の携帯端末装置120に配信されるように設定されている。会議資料CがRFID「222aaa」及び「222aab」の携帯端末装置120に配信されるように設定される。
なお、記憶部15に記憶させる配信情報に会議の開始時刻及び終了時刻を含めずに、基地局制御部114が各会議資料に対応する会議の開始時刻及び終了時刻を会議室管理システム101に問い合わせて、会議の開始時刻及び終了時刻を都度取得するようにしてもよい。
図13は、第2の実施形態におけるデータ配信装置110が行う配信処理を示すフローチャートである。データ配信装置110において、RFIDリーダ13が携帯端末装置120のRFIDタグ23を検出すると(ステップS401)、基地局制御部114は、当該RFIDタグ23のRFID情報が記憶部15に記憶されているか否かを判定する(ステップS402)。
RFID情報が記憶されていない場合(ステップS402:NO)、基地局制御部114は、配信処理を終了させる。RFID情報が記憶されている場合(ステップS402:YES)、基地局制御部114は、現在時刻がRFID情報に対応する会議の開催時間内であるか否かを判定する(ステップS403)。
現在時刻が開催時間内でない場合(ステップS403:NO)、基地局制御部114は、配信処理を終了させる。現在時刻が開催時間内である場合(ステップS403:YES)、基地局制御部114は、RFID情報に対応付けられたMACアドレスを記憶部15から読み出す。基地局制御部114は、読み出したMACアドレスを第2の基地局通信部12に登録し、当該MACアドレスに対応する携帯端末装置120からの信号を第2の基地局通信部12が受け付けるように設定する(ステップS404)。
第2の基地局通信部12は、登録されたMACアドレスの第2の端末通信部22を備える携帯端末装置120との無線通信による接続を行う(ステップS405)。基地局制御部114は、第2の基地局通信部12が携帯端末装置120と接続できたか否かを判定する(ステップS406)。
接続できなかった場合(ステップS406:NO)、基地局制御部114は、処理をステップS409に進める。接続できた場合(ステップS406:YES)、基地局制御部114は、RFID情報に対応付けられた会議資料が記憶部15に存在するか否かを判定する(ステップS407)。
対応付けられた会議資料がない場合(ステップS407:NO)、基地局制御部114は、処理をステップS409に進める。対応付けられた会議資料がある場合(ステップS407:YES)、基地局制御部114は、対応付けられた会議資料を記憶部15から読み出す。基地局制御部114は、読み出し会議資料を第2の基地局通信部12に出力し、登録したMACアドレスの携帯端末装置120宛に会議資料を送信させる(ステップS408)。
基地局制御部114は、会議資料の送信が終了すると、会議室200の出入り口に設置されているゲート201を一定時間開けて、ステップS401で検出したRFIDタグ23の携帯端末装置120を有する会議参加者が会議室200に入れるようにし(ステップS409)、配信処理を終了させる。
図14は、第2の実施形態における無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。会議室管理システム101において、制御部102は予約端末装置104から会議情報を受け付けると、データ保存部103に会議情報を記憶させて登録する(ステップS51)。制御部102は、データ保存部103に記憶されている会議情報に基づいて、各会議室200で開催される会議の会議情報を会議室200に対応するデータ配信装置110それぞれに送信して通知する(ステップS52)。
データ配信装置110において、基地局制御部114は、会議室管理システム101から会議情報を受信すると、当該会議情報から配信情報を生成して記憶部15に記憶させる(ステップS53)。
会議参加者が携帯端末装置120を携えて会議室200に向かうことなどにより、データ配信装置110のRFIDリーダ13が携帯端末装置120のRFIDタグ23を検出すると(ステップS54)、携帯端末装置120においてRFIDタグ23がRFIDリーダ13と無線通信したことを端末制御部124に通知する。端末制御部124は、RFIDタグ23の通知を受けて、第2の端末通信部22を起動させる(ステップS61)。
データ配信装置110において、RFIDリーダ13が検出したRFIDタグ23のRFID情報を基地局制御部114に通知すると(ステップS54)、基地局制御部114は、当該RFID情報が記憶部15に記憶されているか否か、及び現在時刻が当該RFID情報に対応する会議参加者が参加する会議の開催時間内であるか否かの判定を行う(ステップS55)。
RFID情報が記憶されていない場合又は現在時刻が開催時間内でない場合(ステップS55:NO)、基地局制御部114は、検出されたRFIDタグ23の携帯端末装置120に対する処理を終了する。RFID情報が記憶されていて現在時刻が開催時間内である場合(ステップS55:YES)、基地局制御部114は、検出されたRFIDタグ23の携帯端末装置120と無線通信による接続を行うように第2の基地局通信部12を制御する(ステップS56)。このとき、携帯端末装置120の第2の端末通信部22は、データ配信装置110の第2の基地局通信部12からの接続要求を受けて接続を行う。
データ配信装置110において、基地局制御部114は、第2の基地局通信部12が携帯端末装置120と接続できたか否か、及び当該携帯端末装置120に配信する会議資料があるか否かの判定を行う(ステップS57)。接続できなかった場合又は配信する会議資料がない場合、基地局制御部114は、処理をステップS59に進める。接続できて配信する会議資料がある場合(ステップS57:YES)、基地局制御部114は、検出したRFIDタグ23の携帯端末装置120に配信する会議資料を記憶部15から読み出し、当該会議資料を第2の基地局通信部12に出力する。第2の基地局通信部12は、会議資料を携帯端末装置120に送信して、会議資料を転送する(ステップS58)。
携帯端末装置120において、第2の端末通信部22がデータ配信装置110から会議資料を受信すると(ステップS58)、端末制御部124は、会議資料の受信が完了した後に、第2の端末通信部22を停止させる(ステップS62)。
データ配信装置110において、第2の基地局通信部12が会議資料の送信を完了すると、基地局制御部114は、ゲート201を一定時間開けて、検出したRFIDタグ23の携帯端末装置120を有する会議参加者が会議室200に入れるようにする(ステップS59)。
以上の説明した第2の実施形態における無線通信システムでは、RFIDタグ23がデータ配信装置110のRFIDリーダ13との無線通信を行ったことを契機として、端末制御部124が携帯端末装置120の第2の端末通信部22を起動する。待機状態における電力消費が0に近いRFIDタグ23による検波を、第2の端末通信部22の起動に利用することで、会議資料の受信のための消費電力を通信時に限定することができ、携帯端末装置120の低消費電力化を図ることができる。また、無線端末装置20は、会議資料の受信が完了した後に、第2の端末通信部22を停止させることで、携帯端末装置120の低消費電力化を図ることができる。
上述した実施形態における無線基地局装置、無線端末装置、データ配信装置及び携帯端末装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、各装置が有する構成要素それぞれを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した構成要素の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した構成要素をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
電力消費を抑えつつ近距離無線通信の効果的な利用が不可欠な用途にも適用できる。
10…無線基地局装置
11…第1の基地局通信部
12…第2の基地局通信部
13…RFIDリーダ
14、114…基地局制御部
15…記憶部
20、20−1、20−n…無線端末装置
21…第1の端末通信部
22…第2の端末通信部
23…RFIDタグ
24、124…端末制御部
30…認証サーバ
101…会議室管理システム
102…制御部
103…データ保存部
104…予約端末装置
110…データ配信装置
120、120−1、120−n…携帯端末装置
125…記憶部
200…会議室
201…ゲート

Claims (10)

  1. 無線基地局装置と一つ又は複数の無線端末装置を備える無線通信システムであって、
    前記無線基地局装置は、
    前記無線端末装置と無線通信を行う第1の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記無線端末装置と行う第2の基地局通信部と、
    前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記無線端末装置と行う第3の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部と前記第2の基地局通信部と前記第3の基地局通信部とを制御する基地局制御部と
    を備え、
    前記無線端末装置は、
    前記第1の基地局通信部と無線通信を行う第1の端末通信部と、
    前記第1の端末通信部が前記無線基地局装置と無線通信ができる場合に通信可能になり前記第2の基地局通信部と無線通信を行う第2の端末通信部と、
    前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると識別情報を前記第3の基地局通信部に送信する第3の端末通信部と
    を備え、
    前記基地局制御部は、前記第3の基地局通信部が前記識別情報を受信することで前記無線端末装置の近接を検出すると、前記第2の基地局通信部に対して前記無線端末装置との無線通信を許可し、
    前記第1の端末通信部は、自無線端末装置を一意に識別するノード識別子と前記識別情報とを前記第1の基地局通信部へ送信し、
    前記第1の基地局通信部は、前記第1の端末通信部から受信した前記ノード識別子と前記識別情報との組に対応付けられた鍵情報であって前記第2の基地局通信部と前記第2の端末通信部とが無線通信における認証及び暗号化に用いる鍵情報を前記第1の端末通信部へ送信する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 無線基地局装置と一つ又は複数の無線端末装置を備える無線通信システムであって、
    前記無線基地局装置は、
    前記無線端末装置と無線通信を行う第1の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記無線端末装置と行う第2の基地局通信部と、
    前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記無線端末装置と行う第3の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部と前記第2の基地局通信部と前記第3の基地局通信部とを制御する基地局制御部と
    を備え、
    前記無線端末装置は、
    前記第1の基地局通信部と無線通信を行う第1の端末通信部と、
    前記第1の端末通信部が前記無線基地局装置と無線通信ができる場合に通信可能になり前記第2の基地局通信部と無線通信を行う第2の端末通信部と、
    前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると識別情報を前記第3の基地局通信部に送信する第3の端末通信部と
    を備え、
    前記基地局制御部は、前記第3の基地局通信部が前記識別情報を受信することで前記無線端末装置の近接を検出すると、前記第2の基地局通信部に対して前記無線端末装置との無線通信を許可し、
    前記無線基地局装置は、前記第1の基地局通信部が前記無線端末装置に送信した鍵情報であって前記第2の基地局通信部が前記第2の端末通信部との無線通信に用いる鍵情報と当該無線端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶部を更に備え、
    前記基地局制御部は、前記第3の基地局通信部を介して前記識別情報を取得すると、取得した前記識別情報に対応する前記鍵情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記鍵情報を前記第2の基地局通信部に設定し、
    前記第2の基地局通信部は、前記基地局制御部によって設定された前記鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行い、
    前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記第1の基地局通信部から受信した前記鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行う、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局制御部は、
    前記第1の基地局通信部を介して前記無線端末装置それぞれの前記第2の端末通信部を識別するノード識別子を取得し、
    前記第2の基地局通信部に対して取得済みの前記ノード識別子で示される前記第2の端末通信部との無線通信を許可する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線端末装置は、
    前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に自装置が位置するか否かを前記第3の端末通信部の出力に基づいて判定し、自装置が前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置しない場合に前記第2の端末通信部を停止させ、自装置が前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置する場合に前記第2の端末通信部を起動させる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第2の基地局通信部は、
    複数の前記第2の端末通信部と同時に無線通信しない
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 第1の端末通信部と第2の端末通信部と第3の端末通信部とを備える一つ又は複数の無線端末装置と無線基地局装置とを備える無線通信システムにおける無線基地局装置であって、
    前記第1の端末通信部と無線通信を行う第1の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記第2の端末通信部と行う第2の基地局通信部と、
    前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記第3の端末通信部と行う第3の基地局通信部と、
    前記第3の基地局通信部が前記無線端末装置の前記第3の端末通信部から当該無線端末装置を識別する識別情報を受信すると、前記第2の基地局通信部に対して前記無線端末装置との無線通信を許可する基地局制御部と、
    を備え
    前記第1の端末通信部は、前記第1の基地局通信部と無線通信を行い、自無線端末装置を一意に識別するノード識別子と前記識別情報とを前記第1の基地局通信部へ送信し、
    前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記無線基地局装置と無線通信ができる場合に通信可能になり前記第2の基地局通信部と無線通信を行い、
    前記第3の端末通信部は、前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると前記識別情報を前記第3の基地局通信部に送信し、
    前記第1の基地局通信部は、前記第1の端末通信部から受信した前記ノード識別子と前記識別情報との組に対応付けられた鍵情報であって前記第2の基地局通信部と前記第2の端末通信部とが無線通信における認証及び暗号化に用いる鍵情報を前記第1の端末通信部へ送信する、
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  7. 第1の端末通信部と第2の端末通信部と第3の端末通信部とを備える一つ又は複数の無線端末装置と無線基地局装置とを備える無線通信システムにおける無線基地局装置であって、
    前記第1の端末通信部と無線通信を行う第1の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記第2の端末通信部と行う第2の基地局通信部と、
    前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記第3の端末通信部と行う第3の基地局通信部と、
    前記第3の基地局通信部が前記無線端末装置の前記第3の端末通信部から当該無線端末装置を識別する識別情報を受信すると、前記第2の基地局通信部に対して前記無線端末装置との無線通信を許可する基地局制御部と、
    前記第1の基地局通信部が前記無線端末装置に送信した鍵情報であって前記第2の基地局通信部が前記第2の端末通信部との無線通信に用いる鍵情報と当該無線端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    を備え
    前記第1の端末通信部は、前記第1の基地局通信部と無線通信を行い、
    前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記無線基地局装置と無線通信ができる場合に通信可能になり前記第2の基地局通信部と無線通信を行い、
    前記第3の端末通信部は、前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると前記識別情報を前記第3の基地局通信部に送信し、
    前記基地局制御部は、前記第3の基地局通信部を介して前記識別情報を取得すると、取得した前記識別情報に対応する前記鍵情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記鍵情報を前記第2の基地局通信部に設定し、
    前記第2の基地局通信部は、前記基地局制御部によって設定された前記鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行い、
    前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記第1の基地局通信部から受信した前記鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行う、
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  8. 第1の基地局通信部と第2の基地局通信部と第3の基地局通信部と基地局制御部とを備える無線基地局装置と一つ又は複数の無線端末装置を備える無線通信システムにおける無線端末装置であって、
    前記第1の基地局通信部と無線通信を行う第1の端末通信部と、
    前記第1の端末通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記無線基地局装置の前記第2の基地局通信部と行い、前記第1の端末通信部が前記無線基地局装置と無線通信でいる場合に前記無線基地局装置と無線通信を行う第2の端末通信部と、
    前記第2の端末通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離であり、前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると識別情報を前記第3の基地局通信部に送信する第3の端末通信部と、
    を備え
    前記第1の基地局通信部は、前記第1の端末通信部と無線通信を行い、
    前記第2の基地局通信部は、前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信可能距離が短い無線通信を前記第2の端末通信部と行い、
    前記第3の基地局通信部は、前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記第3の端末通信部と行い、
    前記基地局制御部は、前記第3の基地局通信部が前記識別情報を受信することで前記無線端末装置の近接を検出すると、前記第2の基地局通信部に対して前記無線端末装置との無線通信を許可し、
    前記第1の端末通信部は、自無線端末装置を一意に識別するノード識別子と前記識別情報とを前記第1の基地局通信部へ送信し、
    前記第1の端末通信部は、前記ノード識別子と前記識別情報との組に対応付けられた鍵情報であって前記第2の基地局通信部と前記第2の端末通信部とが無線通信における認証及び暗号化に用いる鍵情報を前記第1の基地局通信部から受信する、
    ことを特徴とする無線端末装置。
  9. 第1の端末通信部と第2の端末通信部と第3の端末通信部とを備える一つ又は複数の携帯端末装置と、前記携帯端末装置にデータを配信するデータ配信装置とを備える無線通信システムにおけるデータ配信装置であって、
    前記データと当該データの配信対象の前記携帯端末装置の前記第3の端末通信部に記憶されている識別情報と前記第2の端末通信部のノード識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記第1の端末通信部と無線通信を行う第1の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信距離が短い無線通信を前記第2の端末通信部と行う第2の基地局通信部と、
    前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記第3の端末通信部と行い、前記第3の端末通信部から前記識別情報を取得する第3の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部と前記第2の基地局通信部と前記第3の基地局通信部とを制御し、前記第3の基地局通信部が前記携帯端末装置に備えられた前記第3の端末通信部から前記識別情報を受信することで前記携帯端末装置の近接を検出すると、検出した前記携帯端末装置との無線通信を前記第2の基地局通信部に対して許可し受信した前記識別情報に対応するデータ及びノード識別子を前記記憶部から検出し、検出した前記ノード識別子で示される前記第2の端末通信部宛に、検出した前記データを前記第2の基地局通信部に送信させる制御部と、
    を備え
    前記第1の端末通信部は、前記第1の基地局通信部と無線通信を行い、自無線端末装置を一意に識別する前記ノード識別子と前記識別情報とを前記第1の基地局通信部へ送信し、
    前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記第1の基地局通信部と無線通信ができる場合に通信可能になり前記第2の基地局通信部と無線通信を行い、
    前記第3の端末通信部は、前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると前記識別情報を前記第3の基地局通信部に送信し、
    前記第1の基地局通信部は、前記第1の端末通信部から受信した前記ノード識別子と前記識別情報との組に対応付けられた鍵情報であって前記第2の基地局通信部と前記第2の端末通信部とが無線通信における認証及び暗号化に用いる鍵情報を前記第1の端末通信部へ送信する、
    データ配信装置。
  10. 第1の端末通信部と第2の端末通信部と第3の端末通信部とを備える一つ又は複数の携帯端末装置と、前記携帯端末装置にデータを配信するデータ配信装置とを備える無線通信システムにおけるデータ配信装置であって、
    前記データと当該データの配信対象の前記携帯端末装置の前記第3の端末通信部に記憶されている識別情報と前記第2の端末通信部のノード識別子とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記第1の端末通信部と無線通信を行う第1の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部の無線通信より通信速度が速く且つ通信距離が短い無線通信を前記第2の端末通信部と行う第2の基地局通信部と、
    前記第2の基地局通信部の通信可能距離と同等又は当該通信可能距離より短い通信可能距離の無線通信を前記第3の端末通信部と行い、前記第3の端末通信部から前記識別情報を取得する第3の基地局通信部と、
    前記第1の基地局通信部と前記第2の基地局通信部と前記第3の基地局通信部とを制御し、前記第3の基地局通信部が前記携帯端末装置に備えられた前記第3の端末通信部から前記識別情報を受信することで前記携帯端末装置の近接を検出すると、検出した前記携帯端末装置との無線通信を前記第2の基地局通信部に対して許可し受信した前記識別情報に対応するデータ及びノード識別子を前記記憶部から検出し、検出した前記ノード識別子で示される前記第2の端末通信部宛に、検出した前記データを前記第2の基地局通信部に送信させる制御部と、
    を備え
    前記第1の端末通信部は、前記第1の基地局通信部と無線通信を行い、
    前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記データ配信装置と無線通信ができる場合に通信可能になり前記第2の基地局通信部と無線通信を行い、
    前記第3の端末通信部は、前記第1の端末通信部及び前記第2の端末通信部より待機時及び通信時の消費電力が小さく前記第3の基地局通信部の通信可能距離内に位置すると前記識別情報を前記第3の基地局通信部に送信し、
    前記記憶部は、前記第1の基地局通信部が前記携帯端末装置に送信した鍵情報であって前記第2の基地局通信部が前記第2の端末通信部との無線通信に用いる鍵情報と当該携帯端末装置の前記識別情報とを対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記第3の基地局通信部を介して前記識別情報を取得すると、取得した前記識別情報に対応する前記鍵情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記鍵情報を前記第2の基地局通信部に設定し、
    前記第2の基地局通信部は、前記制御部によって設定された前記鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行い、
    前記第2の端末通信部は、前記第1の端末通信部が前記第1の基地局通信部から受信した前記鍵情報を用いた接続の認証又は送受信データの暗号化を行う、
    ことを特徴とするデータ配信装置。
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