JP6052710B2 - 給油所システム - Google Patents

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本発明は、機器のメンテナンスを効率的に行うことが可能な給油所システムに関する。
従来、給油所に設置された給油装置には、給油モータの動作を制御し、流量パルス発信器から出力されるパルスにより流量を積算し、表示器に給油量を表示するための給油制御装置が設けられている。
この給油制御装置は、給油装置内の各部を制御すると共に、例えば、各部の動作不良やエラーパルス等が発生した際に、その内容に対応したエラーコードや日常点検の記録を累積的に記録して順次表示したり、給油所に設置されたPOS(Point Of Sale system)端末のプリンタで当該記録を印字して定期点検や修理時の保守情報として利用可能となっている。
例えば、特許文献1には、エラー内容に対応するエラーコードを操作状況と関連付けて記録することにより、この記録を修理に役立てることが可能な給油装置が記載されている。
特開2002−29598号公報
ところで、給油装置が不具合等により突然動作しなくなった場合、給油所の作業員は、上述のようにして記録した情報や不具合発生時の状況等を保守担当者に伝え、修理依頼を行う。
しかし、給油所の作業員が給油装置の型番や部品名称を正確に理解していない場合には、正確な情報を保守担当者に伝えることができない虞がある。このような場合、保守担当者は、給油所の作業員から伝えられた情報に基づき、不具合内容や不具合原因を予測して修理に対応することになるため、点検や修理に必要な保守作業や交換部品を事前に把握することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、保守情報を保守部門に対して確実に伝え、保守作業を効率的に行うことが可能な給油所システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、燃料油を給油する給油装置と、該給油装置内に配設され、給油設定を行うデータ入出力装置と、前記給油装置に接続され、前記燃料油の売上げを管理する給油所用販売装置とを備える給油所システムであって前記給油装置及び前記データ入出力装置は、点検内容を示す第1の項目を記憶する点検項目記憶手段と、前記第1の項目毎の緊急度を段階的に示すレベルを記憶する項目毎レベル記憶手段とを有し、前記第1の項目に対して前記レベルを関連付けて第1の診断データを生成し、前記給油装置は、動作不良に関する第2の項目を記憶するエラー項目記憶手段を有し、該給油装置の項目毎レベル記憶手段は、前記第2の項目毎の緊急度を段階的に示すレベルを記憶し、前記給油装置は、前記第2の項目に対して前記レベルを関連付けて第2の診断データを生成し、前記給油装置は、交換する消耗部品及び交換時期を示す第3の項目を記憶する交換項目記憶手段を有し、前記消耗部品の交換時期に達した際に、第3の診断データを生成し、
前記給油装置及び/又は前記データ入出力装置は、前第1の診断データを前記給油所用販売装置に送信し、前記給油装置は、前記第2及び第3の診断データを前記給油所用販売装置に送信し、前記給油所用販売装置は、各装置の保守管理を行う保守部門に対して前記第1乃至第3の診断データを転送することを特徴とする。
そして、本発明によれば、給油装置及び/又はデータ入出力装置の状態を示す診断データを、給油所用販売装置を介して保守部門に送信するため、装置に関する保守情報を保守部門に対して確実に伝え、保守作業を効率的に行うことができる。また、適切なタイミングで保守作業を行うことができると共に、保守作業を効率的に行うことができ、保守作業に伴う給油所の営業停止期間を低減することができる。
以上のように、本発明によれば、保守情報を保守部門に対して確実に伝え、保守作業を効率的に行うことが可能になる。
本発明に係る給油所システムの一実施の形態を示す全体図である。 図1に示す給油所システムの給油装置の外観図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図である。 図1に示す給油所管理システムにおける給油装置、データ入出力装置及び給油所用販売装置の詳細な構成を示すブロック図である。 給油所システムにおけるメンテナンス時の処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る給油所管理システムの一実施の形態を示し、この給油所管理システム1は、大別して、給油所に設置される1つ又は複数の給油装置2(2A、2B、2C)と、液量管理装置5とからなる各給油所機器と、POS等から構成される給油所用販売装置(POS端末)4と、1つ又は複数の地下タンク6(6A、6B、6C)と、給油所用販売装置4とインターネット等のネットワークを介して接続され、給油所機器のメンテナンスを行う保守部門7とで構成される。また、給油装置2(2A、2B、2C)の内部には、データ入出力装置3(3A、3B、3C)が配設される。
尚、給油装置2A〜2Cについては、同一の構成及び機能を有するため、以下の説明において特に区別する必要がない場合には、単に給油装置2と称する。また、データ入出力装置3A〜3Cについても同様に、単にデータ入出力装置3と称する。
給油装置2は、燃料油を供給するための給油所機器の一つであり、図2に示すように、給油エリアに面する正面側及び背面側から顧客又は作業員が操作し、例えば、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン及び軽油のいずれかを給油する装置である。尚、給油装置2の背面は、正面と同様の構成を有するため、図示を省略する。
給油装置2は、給油機構(不図示)に連結される給油ホース21と、給油ホース21に接続される給油ノズル22と、給油ノズル22を掛けるノズル掛け23と、ノズル掛け23に設けられて給油ノズル22の使用/不使用を判別するノズルスイッチ24と、人体に帯電した静電気を除去するための静電除去部としての除電パッド25とで構成される。顧客は、ノズル掛け23から給油ノズル22を取り外し、給油ノズル22のレバーを引くことにより給油を行う。尚、給油中、すなわち給油ノズル22がノズル掛け23から取り外されている場合、ノズルスイッチ24がONとなる。
また、給油装置2の内部に配設されたデータ入出力装置3は、給油作業を行うための給油設定や料金の精算等を行うために設けられ、油種や給油量、給油料金、精算方法等のデータを入力設定するための操作手段としてのタッチパネル31が積層された操作表示部32と、給油量や給油料金、燃料油の単価等を表示する給油データ表示部33と、給油料金を計数する計数部(不図示)と、顧客のクレジットカードやプリペイドカード、現金会員カード等のカード情報を読み取るカードリーダー部34と、貨幣識別機能を有する貨幣投入部35と、計数部及び貨幣等入部により計算された釣りを返却する貨幣返却部36と、レシート等を印字するプリンタ部37とを備える。
説明は図1に戻り、給油所用販売装置4は、給油装置2及び液量管理装置5から入力された燃料油の給油量や給油料金、タンク残量等の各種データに基づき、データ処理を行って精算処理や売上げ管理を行う。
液量管理装置5は、燃料油を貯留する地下タンク6A〜6Cに設けられた液面計(不図示)からの情報に基づき各地下タンク6の液面を検知し、検知結果に基づき地下タンク6内の燃料油の在庫量や変化量等を管理すると共に、各地下タンク6内の油種や地下タンク6のタンク仕様等を記憶する。
図3は、給油装置2、データ入出力装置3及び給油所用販売装置4の詳細な構成を示すブロック図である。尚、図3において、本実施の形態による特徴的な構成以外の箇所については、説明及び図示を省略する。
給油装置2及びデータ入出力装置3は、大別して、給油に関する制御を行う計量機制御装置20と、入力された各種データに関する制御を行うデータ入出力制御装置30とで構成される。
計量機制御装置20は、給油ポンプ等の給油機構を制御すると共に、給油情報を記憶したり点検報知等の制御を行うための装置であり、給油装置2を操作するためのリモートコントローラ(以下、「リモコン」という。)51と、給油ノズル22の掛け外しを検出するノズルスイッチ24と、給油量を計数するための流量計に設けられたパルス発振器52と、給油ポンプを駆動するための給油モータ53と、人体に帯電した静電気を除去する除電パッド25と、盗難発生時などの場合に、給油装置2及びデータ入出力装置3に対して与えられた衝撃を検知する衝撃センサ54と、音声によって給油の際の操作を補助したり、盗難発生時などの際に緊急事態であることを報知する、指向性や可聴範囲を制限可能なスピーカー55と、給油やメンテナンス等の際に点灯し、給油装置2及びデータ入出力装置3に対する各種操作を補助するスポットライト56と、給油装置2及びデータ入出力装置3の電源がOFFの場合にのみ、操作表示部32の周囲の枠を開閉可能とする電磁ロック57と、給油量や給油料金、燃料油の単価等を表示する給油データ表示部33とが接続される。
計量機制御装置20は、パルス発信器52からの流量パルスに基づき、給油量を計数する計数手段と、現在の日時を計測すると共に、交換又はメンテナンス時期を報知するために、ノズルスイッチ24のONからOFFまでの時間や給油ポンプの駆動時間等を計測する計時手段と、各部の点検内容を示す項目を記憶する点検項目記憶手段と、各部における動作不良の有無を判断するための項目を記憶するエラー項目記憶手段と、消耗部品を交換するか否かを判断するための項目を記憶する交換項目記憶手段と、ノズルスイッチ24のON/OFFを計数して得られる給油回数等の機器稼働に関する情報を記憶する給油情報記憶手段と、点検項目記憶手段、エラー項目記憶手段及び交換項目記憶手段に記憶された各項目に対して関連付けられる項目毎の緊急度(レベル)を記憶する項目毎レベル記憶手段と、点検項目、エラー項目及び交換項目の各項目において、作業者によって異常と判断された項目のレベルを判断するレベル判断手段と、レベル判断手段による判断結果に基づき、計量機制御装置20の診断結果を診断した日時と共に記憶する機器診断履歴記憶手段とを有する。尚、点検項目、エラー項目及び交換項目の詳細については後述する。
データ入出力制御装置30は、入力されたデータに関する各種情報や保守に関する情報を記憶するための装置であり、設定データ等を入力するための入力手段としての操作表示部32に積層されたタッチパネル31と、会員カード等の各種カードのカード情報を読み取るカードリーダー部34と、操作表示部32の周囲の開閉可能な枠に対して設けられ、枠の開閉に応じてON/OFFを検出するドアスイッチ61と、防犯のために給油装置2及びデータ入出力装置3の周囲を撮像するカメラ62と、盗難発生時などの場合に、給油装置2及びデータ入出力装置3に対して与えられた衝撃を検知する衝撃センサ63と、音声によって給油の際の操作を補助したり、盗難発生時などの際に緊急事態であることを報知する、指向性や可聴範囲を制限可能なスピーカー64と、給油やメンテナンス等の際に点灯し、タッチパネル31への操作を補助するスポットライト65と、給油装置2及びデータ入出力装置3の電源がOFFの場合にのみ、操作表示部32の周囲の枠を開閉可能とする電磁ロック66と、油種や給油量、給油料金、精算方法、並びにメンテナンスの際の点検項目等を表示する操作表示部32とが接続される。
データ入出力制御装置30は、各種動作時の日時を計測する計時手段と、カードリーダー部34の使用回数やプリンタ部37の使用回数等に基づく消耗部品に関するデータを記憶するデータ入出力情報記憶手段と、各部の点検内容を示す項目を記憶する点検項目記憶手段と、点検項目記憶手段に記憶された各項目に対して関連付けられる項目毎の緊急度(レベル)を記憶する項目毎レベル記憶手段と、点検項目の各項目において、作業者によって異常と判断された項目のレベルを判断するレベル判断手段と、レベル判断手段による判断結果に基づき、データ入出力制御装置30の診断結果を診断した日時と共に記憶する機器診断履歴記憶手段とを有する。
尚、計量機制御装置20及びデータ入出力制御装置30に接続された衝撃センサ54及び63、スピーカー55及び64、スポットライト56及び65、電磁ロック57及び66は、各々が共通して用いられるようにしてもよい。
このように、給油装置2及び/又はデータ入出力装置3は、計量機制御装置20又はデータ入出力制御装置30に設けられた上述の点検項目記憶手段、エラー項目記憶手段、交換項目記憶手段、項目毎レベル記憶手段、レベル判断手段及び機器診断履歴記憶手段を用いて機器の状態を管理する状態管理機能を備える。
給油所用販売装置4は、各種データを入力するための入力手段としてのキーボード41及び後述する表示器44に積層されたタッチパネル42と、伝票を印字するプリンタ43と、入力データや各給油所機器から送信されるデータ等を表示するための表示器44と、これらを制御すると共に、各給油所機器の異常や、保守に必要な機器状況に関する情報を記憶したり、各種の報知を行うPOS制御装置40とで構成される。
POS制御装置40は、売上げデータやタンク残量、消耗部品の状況等に関する情報を記憶するPOS情報記憶手段と、計量機制御装置20及びデータ入出力制御装置30における診断結果を示す診断データを、各機器に対して固有に割り当てられた機器No毎に記憶する機器No別診断データ記憶手段とを有する。
次に、点検項目、エラー項目及び交換項目について説明する。上述したように、点検項目、エラー項目及び交換項目は、各項目が計量機制御装置20及びデータ入出力制御装置30の点検項目記憶手段、エラー項目記憶手段及び交換項目記憶手段に記憶され、各項目毎の緊急度を示すレベルと関連付けられて項目毎レベル記憶手段に記憶される。
点検項目は、計量機制御装置20及びデータ入出力制御装置30の点検項目記憶手段に記憶され、特に、給油機構等に関わる機器についての項目が計量機制御装置20に記憶され、データ入出力装置3についての項目がデータ入出力制御装置30に記憶される。点検項目の各部における点検内容、レベル及び表示の関係を、以下の表1に示す。
Figure 0006052710
表1において、「内容」は、各部における点検の内容を示す。「レベル」は、各項目の緊急度(優先度)を示し、緊急度に応じて段階的に設定される。この例において、「レベル」は「レベル1」〜「レベル4」の4段階に分類され、値が小さいほど緊急度が高いことを示す。例えば、「レベル1」は、緊急に対応が必要であることを示し、「レベル2」は、2週間以内に対応が必要であることを示す。また、「レベル3」は、1か月以内に対応が必要であることを示し、「レベル4」は、それ以外(例えば、しばらく様子を見る等)を示す。「表示」は、各項目に示す点検を行う際に、操作表示部32に表示される文章の一例を示す。
この例では、「給油ノズル」、「スイベルジョイント」、「給油ホース」、「安全継手」、「ステッカー」、「除電パッド」、「給油ポンプON時」、「本体内部機器」及び「データ入出力装置」の各々について、点検を行う場合の一部を示す。操作表示部32には、表1に示す表示内容がアンケート形式で表示され、作業者は、表示された内容に従って各部を点検し、点検結果をタッチパネル31を操作して入力することができる。
エラー項目は、計量機制御装置20のエラー項目記憶手段に記憶され、給油装置2に設けられた各部において発生する動作不良についての項目が記憶される。エラー項目の各エラー内容及びレベルの関係を、以下の表2に示す。
Figure 0006052710
この例では、パルス発信器52、バルブ、操作表示部32や給油データ表示部33へ情報を表示するための表示データ信号、給油モータ53及び燃料油の状態についてのエラーを示す。これらのエラーが発生した場合には、エラー内容を示す表示が操作表示部32に表示される。
交換項目は、計量機制御装置20の交換項目記憶手段に記憶され、給油装置2に設けられた消耗部品とその交換時期とが関連付けられて記憶される。交換項目の消耗部品、レベル及び交換時期の関係を、以下の表3に示す。
Figure 0006052710
この例では、消耗部品としての「給油ノズル」、「スイベルジョイント」、「給油ホース」、「安全継手」、「除電パッド」及び「Vベルト」とその交換時期とを示す。各消耗部品について、関連付けられた交換時期に達した場合には、消耗部品の交換を促す表示が操作表示部32に表示される。
次に、上記構成を有する給油所システム1におけるメンテナンス時の処理の流れについて、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1において、給油装置2は、機器の保守を行うメンテナンスモードであるか否かを判断する。メンテナンスモードであると判断した場合(ステップS1;Yes)には、処理がステップS2に移行する。
ステップS2において、給油装置2又はデータ入出力装置3は、表1に示す点検項目の各項目に対応する表示を操作表示部32に表示し、操作表示部32に積層されたタッチパネル31に対する作業者の入力操作に基づき、各項目に対する入力が終了したか否かを判断する。
各項目に対する入力が終了したと判断した場合(ステップS2;Yes)、給油装置2又はデータ入出力装置3は、作業者による入力内容に基づき、点検によって異常と判断された項目に関連付けられたレベルを点検項目記憶手段から抽出し、異常と判断された点検項目のレベルを判定する。そして、レベルの判定結果を診断結果として機器診断履歴記憶手段に記憶する(ステップS3)。
一方、ステップS2において、各項目に対する入力が終了していないと判断した場合(ステップS2;No)には、処理がステップS2に戻り、給油装置2は、入力が終了するまでステップS2の処理を繰り返す。
ステップS4において、給油装置2又はデータ入出力装置3は、ステップS3で記憶した診断結果に基づく診断レベルを用いて、前回の診断レベルを更新する。
次に、ステップS5において、給油装置2又はデータ入出力装置3は、今回の診断レベル及び更新した過去の診断レベルに基づき、最も緊急度が高いレベル(この例では「レベル1」)が存在するか否かを判断する。最も緊急度が高いレベルが存在すると判断した場合(ステップS5;Yes)、給油装置2又はデータ入出力装置3は、機器診断履歴記憶手段に記憶された診断結果を給油所用販売装置4に対して送信することにより、最も緊急度が高いレベルの項目が存在することを報知する(ステップS6)。これにより、緊急度を要する異常が存在する場合に、この異常に対して迅速に対応することができる。
また、ステップS5において、最も緊急度が高いレベルが存在しないと判断した場合(ステップS5;No)には、一連の処理が終了する。
このようにして得られた診断結果は、給油装置2及び/又はデータ入出力装置3の状態を示す診断データとして給油所用販売装置4から保守部門7へ転送される。保守部門7では、受け取った診断データに基づき、必要な交換部品や異常箇所に対する修理の準備を行うことができる。
一方、ステップS1において、メンテナンスモードでないと判断した場合(ステップS1;No)には、処理がステップS7に移行し、給油装置2は、エラーが入力されたか否かを判断する。ここで、表2に示すエラー項目については、作業者による点検とは別に、給油装置2によってエラーの検出が定期的に行われる。
エラーが検出された場合(ステップS7;Yes)、給油装置2は、検出されたエラーの内容と対応するレベルとをエラー項目記憶手段から抽出し、検出された日時と共に機器診断履歴記憶手段に記憶する。そして、処理がステップS3に移行する。また、エラーが検出されなかった場合(ステップS7;No)には、処理がステップS8に移行する。
ステップS8において、給油装置2は、消耗品交換部品が入力されたか否かを判断する。ここで、表3に示す交換項目については、作業者による点検とは別に、給油装置2によって消耗品交換部品の検出が定期的に行われる。
部品の交換が検出された場合(ステップS8;Yes)、給油装置2は、検出された消耗品交換部品と対応するレベルとを交換項目記憶手段から抽出し、検出された日時と共に機器診断履歴記憶手段に記憶する。そして、処理がステップS6に移行する。一方、部品の交換が検出されない場合(ステップS8;No)には、処理がステップS1に戻る。
以上のように、本実施の形態によれば、点検項目をアンケート形式で表示し、表示内容に応じて作業者によって入力された点検結果に基づく診断結果を記憶し、機器毎に診断結果を給油所用販売装置に送信し、給油所用販売装置から保守部門に対して診断結果を示す診断データを転送するため、消耗品交換部品やエラー内容を保守部門に対して確実に伝えることができる。
また、保守部門では、診断データに基づき適切なタイミングで保守作業を行うことができると共に、保守作業を効率的に行うことができるため、保守作業に伴う給油所の営業停止期間を軽減することができる。
1 給油所システム
2(2A、2B、2C) 給油装置
3(3A、3B、3C) データ入出力装置
4 給油所用販売装置
5 液量管理装置
6(6A、6B、6C) 地下タンク
7 保守部門
20 計量機制御装置
21 給油ホース
22 給油ノズル
23 ノズル掛け
24 ノズルスイッチ
25 除電パッド
30 データ入出力制御装置
31 タッチパネル
32 操作表示部
33 給油データ表示部
34 カードリーダー部
35 貨幣投入部
36 貨幣返却部
37 プリンタ部
40 POS制御装置
41 キーボード
42 タッチパネル
43 プリンタ
44 表示器
51 リモートコントローラ
52 パルス発信器
53 給油モータ
54 衝撃センサ
55 スピーカー
56 スポットライト
57 電磁ロック
61 ドアスイッチ
62 カメラ
63 衝撃センサ
64 スピーカー
65 スポットライト
66 電磁ロック

Claims (1)

  1. 燃料油を給油する給油装置と、該給油装置内に配設され、給油設定を行うデータ入出力装置と、前記給油装置に接続され、前記燃料油の売上げを管理する給油所用販売装置とを備える給油所システムであって
    前記給油装置及び前記データ入出力装置は、点検内容を示す第1の項目を記憶する点検項目記憶手段と、前記第1の項目毎の緊急度を段階的に示すレベルを記憶する項目毎レベル記憶手段とを有し、前記第1の項目に対して前記レベルを関連付けて第1の診断データを生成し、
    前記給油装置は、動作不良に関する第2の項目を記憶するエラー項目記憶手段を有し、該給油装置の項目毎レベル記憶手段は、前記第2の項目毎の緊急度を段階的に示すレベルを記憶し、前記給油装置は、前記第2の項目に対して前記レベルを関連付けて第2の診断データを生成し、
    前記給油装置は、交換する消耗部品及び交換時期を示す第3の項目を記憶する交換項目記憶手段を有し、前記消耗部品の交換時期に達した際に、第3の診断データを生成し、
    前記給油装置及び/又は前記データ入出力装置は、前第1の診断データを前記給油所用販売装置に送信し、前記給油装置は、前記第2及び第3の診断データを前記給油所用販売装置に送信し、
    前記給油所用販売装置は、各装置の保守管理を行う保守部門に対して前記第1乃至第3の診断データを転送することを特徴とする給油所システム。
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