JP6051729B2 - 低消費電力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、低消費電力装置に関し、さらに詳しくは、第1消費電力モードと第1消費電力モードよりも消費電力の少ない第2消費電力モードとのいずれかで動作する低消費電力装置に関する。
AV(Audio And Visual)アンプ、BD(Blu-ray Disc)プレーヤなどのAV機器は、電源がオンされているパワーオンモードと、電源がオフされたスタンバイモードとを有する。ユーザは、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と呼ぶ。)リモコンの電源オンボタンを操作することにより、AV機器をスタンバイモードからパワーオンモードに移行させることができる。
スタンバイモードのAV機器において、マイクロコンピュータ及びリモコン信号の受信器などの最低限の機器に電力が供給される。このため、AV機器は、スタンバイモードであっても、リモコンから送信される信号(リモコン信号)を受け付けることができる。
また、マイクロコンピュータ自体の消費電力を削減するために、通常モード又は低消費電力モードで動作するマイクロコンピュータがある。通常モードにおいて、マイクロコンピュータは、クロック動作を行う。低消費電力モードでは、マイクロコンピュータは、電力が供給されているが、クロック動作を行わない。このため、低消費電力モードにおいて、マイクロコンピュータは、消費電力を削減することができる。
AV機器がスタンバイモードにある場合、マイクロコンピュータは、低消費電力モードに移行する。マイクロコンピュータは、リモコン信号が入力された場合、リモコン信号を解析するために、通常モードに復帰する。リモコン信号は、ハイレベル及びローレベルを有するパルス信号であるため、マイクロコンピュータは、入力されたリモコン信号の波形を解析して、リモコン信号の内容を特定する。リモコン信号がパワーオンを指示している場合、マイクロコンピュータは、AV機器をパワーオンモードに移行させる。
近年、省電力に対する要求が高まっており、スタンバイモードにおけるAV機器の消費電力をさらに削減することが求められている。
特許文献1に係る低消費電力装置(マイクロコンピュータ)は、マイクロコンピュータが搭載された電子機器がスタンバイモードのときに低消費電力モードに移行する。低消費電力装置は、リモコン信号を受信している期間、通常モードと低消費電力モードとを周期的に繰り返す。低消費電力モードの期間がリモコン信号を受信している期間内に存在するため、低消費電力モードにおける消費電力を削減することができる。
しかしながら、特許文献1に係る低消費電力装置は、リモコン信号のレベルが変化しない期間に通常モードに繰り返し復帰することにより、電力を無駄に消費するという問題があった。
特許3846504号公報
本発明の目的は、パルス信号を受け付ける期間における消費電力を削減することができる低消費電力装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の低消費電力装置は、第1消費電力モードと、第1消費電力モードよりも消費電力の少ない第2消費電力モードとのいずれかで動作する。本発明の低消費電力装置は、タイマと、受付部と、レベル変化判定部と、タイマ設定部と、モード移行部とを備える。タイマは、設定された時間を計測する。受付部は、パルス信号を受け付ける。レベル変化判定部は、低消費電力装置が第1消費電力モードで動作している場合、受付部により受け付けられたパルス信号のレベルを検出し、検出されたレベルが変化しているか否かを判定する。タイマ設定部は、レベル変化判定部により検出されたレベルが変化したと判定された場合、第1所定時間をタイマに設定する。モード移行部は、タイマ設定部により第1所定時間が設定された場合、低消費電力装置を第2消費電力モードに移行させ、タイマが第1所定時間を計測した場合、低消費電力装置を第1消費電力モードに移行させる。
本発明によれば、パルス信号のレベルが変化したと判定された場合、低消費電力装置が第2消費電力モードで動作する期間が設定される。パルス信号のレベルが変化していない期間において、低消費電力装置が消費電力の大きい第1消費電力モードで動作する回数を削減することができるため、パルス信号を受け付ける期間における消費電力を削減することができる。
好ましくは、タイマ設定部は、レベル変化判定部により検出されたレベルが変化していないと判定された場合、第1所定時間よりも短い第2所定時間を設定する。モード移行部は、タイマ設定部により第2所定時間が設定された場合、低消費電力装置を第2消費電力モードに移行させ、タイマが第2所定時間を計測した場合、低消費電力装置を第1消費電力モードに移行させる。
本発明によれば、パルス信号のレベルが変化していない場合、第1所定期間よりも短い第2所定期間がタイマに設定される。第1所定期間が経過した後にパルス信号のレベルが変化したと判定されなかった場合、パルス信号のレベル変化を検出する機会が増加する。したがって、パルス信号のレベルが変化するタイミングを精度よく判定することができる。
好ましくは、第1所定時間は、レベル変化判定部によりパルス信号が第1論理レベルから第2論理レベルに変化したと判定された場合、レベル変化判定部によりレベルが変化したと判定されてから次にレベルが変化すると想定される想定時間よりも短く設定される。第1所定時間は、レベル変化判定部によりパルス信号が第2論理レベルから第1論理レベルに変化したと判定された場合、想定時間よりも長く設定される。
本発明によれば、第2論理レベルから第1論理レベルへの変化を検出する場合に比べて、第1論理レベルから第2論理レベルへの変化を検出する場合における第1消費電力モードで動作する回数を削減することができる。したがって、パルス信号を受け付ける期間における低消費電力装置の消費電力を削減することができる。
好ましくは、第1所定時間が想定時間よりも短く設定された場合、第1所定時間と第2所定時間との合計時間は、想定時間よりも長い。
本発明によれば、低消費電力装置が、パルス信号のレベルが変化すると想定される前後の期間に第1消費電力モードで動作することができる。これにより、レベル変化判定部がパルス信号のレベルの変化を見過ごすことを防止することができる。
好ましくは、第1所定時間は、レベル変化判定部によりレベルが変化したと判定されてから次にレベルが変化すると想定される想定時間よりも短く設定される。
本発明によれば、低消費電力装置は、パルス信号のレベルの変化が検出されることにより第2消費電力モードに移行した場合であっても、次にパルス信号のレベルが変化する前に第1消費電力モードに復帰することができる。したがって、パルス信号のレベルの変化を見過ごすことを防ぐことができる。
本発明の制御プログラムは、本発明の低消費電力装置に用いられる。
本発明の実施の形態に係るBDプレーヤの構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すパルス信号のタイムチャートである。 図1に示すパルス信号、割り込み信号及びマイクロコンピュータの動作モードの変化を示すタイムチャートである。 パルス信号、割り込み信号及びマイクロコンピュータの動作モードの変化を図3Aに続けて示すタイムチャートである。 図1に示す制御プログラムのフローチャートである。 図4に示す待機処理のフローチャートである。 図4に示すヘッダ検出処理のフローチャートである。 図4に示すビットデータ判定処理のフローチャートである。 図7に示すステップS412以降のビットデータ判定処理のフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[BDプレーヤの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るBD(Blu-ray Disc)プレーヤ1の機能ブロック図である。図1を参照して、BDプレーヤ1は、マイクロコンピュータ11と、メモリ12と、ROM(Read Only Memory)13と、BD駆動装置14と、受光部15と、電源装置16とを備える。マイクロコンピュータ11は、クロック生成部17と、演算部18と、タイマ19とを備える。
ユーザは、リモコン2を用いて、BDプレーヤ1を操作する。リモコン2は、ユーザの操作に応じた赤外線信号をBDプレーヤ1に送信する。
マイクロコンピュータ11は、ROM13に記憶されている各種プログラムを実行することにより、BDプレーヤ1を制御する。クロック生成部17は、図示しない水晶発振器及びPLL(Phase Locked Loop)回路などを含み、クロック24を演算部18及びタイマ19に供給する。演算部18は、供給されたクロック24に応じて動作し、メモリ12にロードされたプログラムを実行する。タイマ19は、供給されたクロック24をカウントして、設定された時間を計測し、ハードウェアタイマであることが望ましい。しかし、ソフトウェアタイマをタイマ19として使用することを妨げるものではない。
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)であり、BDプレーヤ1のメインメモリである。ROM13は、BDプレーヤ1の動作を制御する制御プログラム20を記憶する。
BD駆動装置14は、ブルーレイディスクを収納し、収納されたブルーレイディスクから映像信号や音声信号などを読み取る。
受光部15は、赤外線用のフォトダイオード及び復調回路(いずれも図示省略)などを備え、リモコン2から送信される赤外線信号を受信する。受光部15は、受信した赤外線信号を復調して、パルス信号21を生成する。受光部15は、パルス信号21の立ち上がりエッジを検出した場合、エッジ検出信号22(割り込み信号)をマイクロコンピュータ11に供給する。
電源装置16は、マイクロコンピュータ11に電力を供給する。なお、図1に示していないが、電源装置16は、マイクロコンピュータ11以外の各機能ブロックにも電力を供給する。
BDプレーヤ1は、パワーオンモード又はスタンバイモードで動作する。パワーオンモードでは、電源装置16は、BDプレーヤ1の各機能部に電力を供給する。スタンバイモードは、電源オフの状態である。スタンバイモードにおいて、電源装置16は、マイクロコンピュータ11及び受光部15に電力を供給し、その他に供給しない。
マイクロコンピュータ11は、上述のパワーオンモード及びスタンバイモードとは別に、通常モード又は低消費電力モードで動作する。通常モードでは、クロック24が演算部18に供給されるため、演算部18は、クロック24に応じて動作する。低消費電力モードでは、クロック24が演算部18に供給されないため、演算部18は、プログラムの実行を一時的に停止する。このため、低消費電力モードにおけるマイクロコンピュータ11の消費電力は、通常モードにおける消費電力よりも少ない。
[動作概要]
以下、BDプレーヤ1に搭載されるマイクロコンピュータ11の動作の概要を説明する。
リモコン信号2は、ユーザの操作に応じて、BDプレーヤ1の動作を指示する制御信号を含む赤外線信号をBDプレーヤ1に送信する。制御信号は、N(Nは所定数)ビットのデータである(以下、「ビットデータ」と呼ぶ。)。リモコン2は、制御信号をパルス幅変調してパルス信号21を生成する。生成されたパルス信号21は、パルス信号21が制御信号であることを示すヘッダと、制御信号の内容を示すビットデータとを含む。ヘッダの詳細については、後述する。リモコン2は、赤外線を用いてパルス信号21を伝送するために、生成されたパルス信号21をさらに変調して、赤外線信号を生成する。
受光部15は、赤外線信号を受信した場合、受信した赤外線信号を復調し、パルス信号21を生成する。マイクロコンピュータ11は、受光部15により生成されたパルス信号21が制御信号を示すビットデータであるか否かを判定する。このとき、マイクロコンピュータ11は、受光部15からパルス信号21が入力されている期間のうち、パルス信号21の論理レベル(以下、単に「レベル」と呼ぶ。)が変化しない期間に低消費電力モードを維持することにより、スタンバイモードにおけるBDプレーヤ1の消費電力を削減する。
電源装置16は、スタンバイモードにおいて、電力をマイクロコンピュータ11及び受光部15に供給する。マイクロコンピュータ11は、BDプレーヤ1がスタンバイモードに移行した場合、低消費電力モードに移行し、制御プログラム20の実行を一時停止する。受光部15は、マイクロコンピュータ11の動作モードに関係なく、リモコン2からの赤外線信号を受信してパルス信号21を生成する。マイクロコンピュータ11は、パルス信号21が受光部15から供給された場合、パルス信号21が制御信号を示すビットデータであるか否かを判定する。
図2は、パルス信号21のタイムチャートである。図2を参照して、パルス信号21のレベルは、ハイ又は及びローである。マイクロコンピュータ11が通常モードのとき、演算部18は、クロック24に応じて動作しているため、パルス信号21のレベル変化を検出することができる。
時刻t1より前の時間において、マイクロコンピュータ11が通常モードにあると仮定する。演算部18は、時刻t1において、パルス信号21のレベルがローからハイに変化したと判定する。この場合、演算部18は、所定時間TAAをタイマ19に設定して、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる。
低消費電力モードでは、クロック24が演算部18に供給されないため、演算部18は、動作を一時的に停止する。クロック24は、タイマ19に引き続き供給されるため、タイマ19は、設定された所定時間TAAを計測することができる。
タイマ19が所定時間TAAを計測した場合、タイマ19が割り込み信号23を演算部18に供給する。割り込み信号23の発生タイミングは、時刻t1から所定時間TAAを経過した時刻t3である。演算部18は、割り込み信号23の供給に応じて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる。
演算部18は、時刻t3において、パルス信号21のレベルがハイからローに変化したと判定する。演算部18は、レベルが次にハイに変化すると想定される時間(所定時間TAB)をタイマ19に設定し、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる。マイクロコンピュータ11は、上述の動作を繰り返して、レベルが変化したか否かを判定する。マイクロコンピュータ11は、レベル変化のパターンを解析することにより、パルス信号21がBDプレーヤ1の制御信号を示すビットデータであるか否かを判定する。
このように、マイクロコンピュータ11は、パルス信号21のレベルの変化を検出した場合、所定時間をタイマ19に設定し、低消費電力モードに移行する。マイクロコンピュータ11は、レベルが変化しない間、低消費電力モードを維持することができる。したがって、スタンバイモードにおけるBDプレーヤ1の消費電力を削減することができる。
所定時間は、特に限定されるものではないが、パルス信号21のレベルが次に変化すると想定される時間であることが望ましい。また、タイマ19に設定される所定時間は、固定であってもよい。あるいは、演算部18は、レベル変化を検出するたびに、異なる時間をタイマ19に設定してもよい。タイマ19に設定される時間については、後述する。
[制御プログラム20の詳細]
以下、図3A、図3B、図4〜図8を参照して、スタンバイモードにおける演算部18の動作を詳しく説明する。
図3A及び図3Bは、パルス信号21、割り込み信号23及びマイクロコンピュータ11の動作モードの変化を示すタイムチャートである。図4は、制御プログラム20のフローチャートである。図5は、図4に示す待機処理(ステップS1)のフローチャートである。図6は、図4に示すヘッダ検出処理(ステップS2)のフローチャートである。図7は、図4に示すビットデータ判定処理(ステップS4)のフローチャートである。図8は、図7に示すステップS412以降のビットデータ判定処理(ステップS4)のフローチャートである。
BDプレーヤ1が、パワーオンモードからスタンバイモードに移行するときに、図4に示す処理が開始される。図4を参照して、演算部18は、パルス信号21の入力を待機する待機処理(ステップS1)を実行する。演算部18は、エッジ検出信号21を受光部15から受けた場合、パルス信号21の解析を開始する。具体的には、演算部18は、制御信号のヘッダをパルス信号21から検出するヘッダ検出処理(ステップS2)を実行する。
ヘッダがパルス信号21から検出された場合(ステップS3においてYes)、演算部18は、パルス信号21の解析を継続し、ビットデータ判定処理(ステップS4)を実行する。ビットデータ判定処理(ステップS4)は、ビットデータ「0」又は「1」をパルス信号21から検出して生成する処理である。
一方、ステップS3において、ヘッダがパルス信号21から検出されなかった場合(ステップS3においてNo)、演算部18は、パルス信号21が制御信号ではないと判定して、ステップS1に戻る。
生成されたビットデータが、パワーオンを指示する制御信号である場合(ステップS5においてYes)、演算部18は、BDプレーヤ1をパワーオンモードに移行させ、図4に示す処理を終了する。一方、生成されたビットデータがパワーオンを指示する制御信号でない場合(ステップS5においてNo)、演算部18は、BDプレーヤ1をスタンバイモードに維持したまま、ステップS1に戻る。
以下、待機処理(ステップS1)、ヘッダ検出処理(ステップS2)及びビットデータ判定処理(ステップS4)を詳しく説明する。
[待機処理(ステップS1)]
図5を参照して、BDプレーヤ1がパワーオンモードからスタンバイモードに移行するときに、待機処理(ステップS1)が開始される。待機処理(ステップS1)の開始時点で、マイクロコンピュータ11は、通常モードで動作している。
演算部18は、受光部15からのエッジ検出信号22の割り込みを許可する(ステップS101)。エッジ検出信号22は、パルス信号21の立ち上がりエッジが検出されたことを示す信号である。
演算部18は、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS102)。具体的には、演算部18は、クロック生成部17からのクロック24の受け付けを停止する。演算部18は、電力が供給されているが、制御プログラム20の実行を一時的に停止する(クロック動作を行わない)。なお、クロック生成部17は、クロックの生成を継続する。
演算部18は、エッジ検出信号22を受け付けるまで(ステップS103においてYes)、低消費電力モードを維持する。
ユーザがリモコン2の電源オンボタン(図示省略)を押すことにより、リモコン2は、赤外線信号をBDプレーヤ1に送信する。赤外線信号は、電源オンを指示する制御信号(以下、単に「制御信号」と呼ぶ。)を含む。受光部15は、赤外線信号を復調してパルス信号21を生成する。図3Aを参照して、受光部15は、パルス信号21の立ち上がりエッジを時刻tにおいて検出し、エッジ検出信号22をマイクロコンピュータ11に供給する。
図3A及び図5を参照して、エッジ検出信号22が受光部15から供給された場合(ステップS103においてYes)、演算部18は、時刻tにおいて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS104)。すなわち、演算部18へのクロック24の供給が再開される。演算部18は、時刻t以降、エッジ検出信号22をパルス信号21の解析に使用しない。このため、演算部18は、受光部15からのエッジ検出信号22の割り込みを禁止する(ステップS105)。
[ヘッダ検出処理(ステップS2)]
図5及び図6を参照して、マイクロコンピュータ11が、ステップS104から通常モードで継続して動作している。演算部18は、動作モードを維持したまま、待機処理(ステップS1)に続けてヘッダ検出処理(ステップS2)を開始する。
図3Aを参照して、制御信号のヘッダは、パルス信号21のハイレベルが継続する期間(ハイ期間)が9ミリ秒であり、ローレベルが継続する期間(ロー期間)が4.5ミリ秒であるパルス信号である。ヘッダは、時刻t〜tの期間のパルス信号21に相当する。
図6を参照して、演算部18は、ステップS201〜S211を実行して、ハイレベルが9ミリ秒継続するか否かを判定する。具体的には、演算部18は、時刻tにおいて、受光部15からのパルス信号21の受け付けを開始する(ステップS201)。つまり、演算部18は、通常モードにおいて、パルス信号21のレベルを検出する。
演算部18は、時間TS_HHをタイマ19に設定する(ステップS202)。タイマ19は、演算部18による設定に応じて、時間Ts_HHの計測を開始する。時間TS_HHは、ヘッダのハイ期間(9ミリ秒)よりも短く、例えば、8.9ミリ秒である。演算部18は、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS203)。低消費電力モードにおいて、演算部18は、パルス信号21を受け付けない。ステップS203,S208,S213は、ステップS102(図5参照)と同様である。
タイマ19は、時間TS_HHを計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS204においてYes)。演算部18は、割り込み信号23の供給に応じて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させ(ステップS205)、パルス信号21の受け付けを再開する。ステップS205,S210,S215,S220は、ステップS104と同様の処理である。演算部18は、時刻tにおいてパルス信号21のレベルを検出し、レベルが時刻tにおけるレベルから変化しているか否を判定する(ステップS206)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがローに変化した場合(ステップS206においてNo)、ハイレベルの継続時間がヘッダのハイ期間に満たない。演算部18は、パルス信号21が制御信号のフォーマットに一致しないと判断し、図6に示す処理を終了する。
一方、パルス信号21のレベルがハイのままである場合(ステップS206においてYes)、パルス信号21が制御信号のフォーマットに対応する可能性があるため、演算部18は、ヘッダ判定処理(ステップS2)を継続する。演算部18は、タイマ19に時間TS_Pを設定し(ステップS207)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS208)。時間TS_Pは、例えば、0.2ミリ秒である。タイマ19に直前に設定された時間TS_HH(8.9ミリ秒)と今回設定された時間TS_P(0.2ミリ秒)との合計時間が、ヘッダのハイ期間(9ミリ秒)よりも長くなる。したがって、演算部18は、次にレベルがローに変化すると想定されるタイミングの前後で、レベルが変化したか否かを判定することが可能となる。
タイマ19は、時間TS_Pを計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS209においてYes)。演算部18は、時刻tにおいて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS210)。演算部18は、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがローに変化したか否かを判定する(ステップS211)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがハイのままである場合(ステップS211においてNo)、ハイレベルが、ヘッダのハイ期間を超えて継続している。演算部18は、パルス信号21が制御信号のフォーマットに一致しないと判定し、図6に示す処理を終了する。
一方、パルス信号21のレベルがローに変化していた場合(ステップS211においてYes)、演算部18は、レベルが時刻t〜tの間にローに変化したと判定する。ハイレベルの継続時間がヘッダのハイ期間に一致するため、演算部18は、ステップS212〜S222を実行して、ローレベルがヘッダのロー期間(4.5ミリ秒)継続するか否かを判定する。
演算部18は、時間TS_LHをタイマ19に設定し(ステップS212)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS213)。時間TS_LHは、ヘッダのロー期間(4.5ミリ秒)よりも短く、例えば、4.4ミリ秒である。つまり、演算部18は、レベルが次に変化すると想定される時間よりも短い時間をタイマ19に設定する。
タイマ19は、時間TS_LHを計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS214においてYes)。演算部18は、時刻tに、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS215)。演算部18は、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがローのままであるか否かを判定する(ステップS216)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがハイに変化していた場合(ステップS216においてNo)、ローレベルの継続時間がヘッダのロー期間(4.5ミリ秒)に満たない。演算部18は、パルス信号21が制御信号のフォーマットに一致しないと判定し、図6に示す処理を終了する。
一方、パルス信号21のレベルがローのままである場合(ステップS216においてYes)、演算部18は、ローレベルが時刻tから継続していると判定する。演算部18は、タイマ19に時間TS_Pを設定し(ステップS217)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS218)。時間TS_LHと時間TS_Pの合計時間は、ヘッダのロー期間よりも長いため、次にレベルがハイに変化すると想定されるタイミングの前後で、レベルが変化したか否かを判定することが可能となる。
タイマ19は、時間TS_Pを計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS219においてYes)。演算部18は、時刻tにおいて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS219)。演算部18は、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがハイに変化したか否かを判定する(ステップS220)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがローのままである場合(ステップS221においてNo)、ローレベルの継続時間が、ヘッダのロー期間(4.5ミリ秒)を超えている。演算部18は、パルス信号21が制御信号のフォーマットに一致しないと判定し、図6に示す処理を終了する。
一方、パルス信号21のレベルがハイに変化した場合(ステップS221においてYes)、演算部18は、ローレベルの継続時間がヘッダのロー期間に一致すると判定する。時刻t〜tにおけるハイレベル及びローレベルの継続時間がヘッダのハイ期間及びロー期間に一致するため、演算部18は、制御信号のヘッダを検出したと判定し(ステップS222)、図6に示す処理を終了する。
このように、演算部18は、パルス信号21のレベルが変化したと判定した場合、パルス信号21のレベルが次に変化すると想定される時間(例えば、時刻t)の前後に通常モードに移行し、パルス信号21のレベルを検出する。これにより、演算部18は、レベルが変化するタイミングを精度よく検出することができる。また、マイクロコンピュータ11は、レベルが変化しない期間において、低消費電力モードを維持できるため、消費電力を削減することができる。
[ビットデータ判定処理(ステップS4)]
図3Bを参照して、制御信号のビットデータのフォーマットについて説明する。ビットデータ「0」は、ハイ期間が0.5ミリ秒継続し、ロー期間が0.5ミリ秒継続するパルス信号であり、時刻t〜tの期間に相当する。ビットデータ「1」は、ハイ期間が0.5ミリ秒継続し、ロー期間が1.5ミリ秒継続するパルス信号であり、時刻t〜tの期間に相当する。ビットデータが「0」であるか「1」であるかは、ロー期間の長さに基づいて判定することができる。
上述したように、マイクロコンピュータ11は、時刻tにおいて、ハイレベルのパルス信号21を検出し(ステップS221においてYes)、ヘッダが検出されたと判定している(ステップS222)。演算部18は、時刻tから開始された通常モードのときに、ヘッダ検出処理(ステップS2)の後に続けてビットデータ判定処理(ステップS4)を開始する。
[ビットデータ「0」の判定]
図3B及び図7を参照して、演算部18は、0.5ミリ秒のハイ期間を検出するために、時間TS_HDをタイマ19に設定し(ステップS401)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS402)。時間TS_HDは、ビットデータのハイ期間(0.5ミリ秒)よりも短い。タイマ19は、時間TS_HDを計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS403においてYes)。演算部18は、時刻tに、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS404)。演算部18は、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがハイのままであるか否かを判定する(ステップS405)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがローに変化していた場合(ステップS405においてNo)、ハイレベルの継続時間が、ビットデータのハイ期間に満たない。演算部18は、パルス信号21が制御信号のフォーマットに一致しないと判断して、図7に示す処理を終了する。
パルス信号21のレベルがハイのままである場合(ステップS405においてYes)、演算部18は、ハイレベルが時刻tから継続していると判断する。演算部18は、タイマ19に時間TS_Pを設定し(ステップS406)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS407)。
タイマ19は、時間TS_Pを計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS408においてYes)。演算部18は、時刻tにおいて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS409)。演算部18は、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがローに変化したか否かを判定する(ステップS410)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがハイのままである場合(ステップS410においてNo)、ハイレベルの継続時間が、ビットデータのハイ期間を超えている。演算部18は、パルス信号21が制御信号のフォーマットに一致しないと判定し、図7に示す処理を終了する。
一方、パルス信号21のレベルがローに変化していた場合(ステップS410においてYes)、演算部18は、レベルが時刻t〜tの間にローレベルに変化したと判定する。ハイレベルの継続時間がビットデータのハイ期間に一致するため、演算部18は、ビットデータのロー期間を検出する。演算部18は、タイマ19に時間TS_L0を設定し(ステップS411)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS412)。時間TS_L0は、ビットデータ「0」のロー期間(0.5ミリ秒)よりも長く、たとえば、0.6ミリ秒である。つまり、演算部18は、次に、レベルがハイに変化すると想定される時間よりも長い時間をタイマ19に設定する。
以下、図3B及び図8を参照して、タイマ19は、時間TS_L0を計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS413においてYes)。演算部18は、時刻tにおいて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS414)。演算部18は、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがハイに変化したか否かを判定する(ステップS415)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがハイである場合(ステップS415においてYes)、ローレベルの継続時間がビットデータ「0」のロー期間に一致する。演算部18は、時刻t〜tの期間のパルス信号21がビットデータ「0」を示すと判定し(ステップS423)、1ビット目のビットデータ「0」を保存する。レベルがローである場合(ステップS415においてNo)における演算部18の動作については、後述する。
演算部18は、Nビット分のパルス信号を検出したか否かを判定する(ステップS422)。ここで、Nは、制御信号を構成するビットデータのビット数を示す。演算部18は、Nビット分のパルス信号を検出した場合(ステップS422においてYes)、制御信号の検出が終了したと判定して、ビットデータ判定処理(ステップS4)を終了する。
一方、演算部18は、Nビット分のパルス信号を検出していない場合(ステップS422においてNo)、次のビットデータを判定するために、ステップS401に戻る。時刻tまでのパルス信号を解析した時点で、1ビット目のビットデータしか検出されていない(ステップS422においてNo)、演算部18は、ステップS401に戻る。
[ビットデータ「1」の判定]
以下、時刻t〜tの期間のパルス信号21が、「1」のビットデータであると判定する場合における、演算部18の動作を説明する。図3B及び図7を参照して、演算部18は、ステップS401〜S410を実行することにより、ハイレベルが時刻t〜tの期間に継続していると判定する。すなわち、演算部18は、ビットデータのハイ期間を、時刻t〜tの期間に検出したと判定する。演算部18は、ビットデータのロー期間を検出するために、タイマ19に時間TS_L0を設定し(ステップS411)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS412)。
図3B及び図8を参照して、タイマ19は、時間TS_L0を計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS413においてYes)。演算部18は、時刻tにおいて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させ(ステップS414)、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがハイに変化したか否かを判定する(ステップS415)。
時刻tにおいて、パルス信号21がローであるため(ステップS415においてNo)、演算部18は、ローレベルがビットデータ「1」のロー期間(1.5ミリ秒)継続しているか否かを確認する。具体的には、演算部18は、時間tS_L1(例えば、1ミリ秒)をタイマ19に設定し(ステップS416)、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる(ステップS417)。時間tS_L0(0.6ミリ秒)と時間tS_L1(1ミリ秒)との合計時間は、ビットデータ「1」のロー期間(1.5ミリ秒)よりも長い。
タイマ19は、時間TS_L1を計測した場合(時刻tとなった場合)、割り込み信号23を演算部18に供給する(ステップS418においてYes)。演算部18は、時刻tにおいて、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる(ステップS419)。演算部18は、パルス信号21のレベルを検出し、レベルがハイに変化したか否かを判定する(ステップS420)。
時刻tにおいて、パルス信号21のレベルがハイに変化していた場合(ステップS420においてYes)、ローレベルの継続時間がビットデータ「1」のロー期間に一致する。演算部18は、時刻t〜tの期間に検出したパルス信号21がビットデータ「1」を示すと判定する(ステップS421)。演算部18は、2ビット目のビットデータ「0」を保存する。
一方、パルス信号21のレベルがローのままである場合(ステップS420においてNo)、ローレベルの継続時間がビットデータ「1」のロー期間(1.5ミリ秒)を超えている。演算部18は、制御信号のフォーマットと異なるパルス信号21を受信していると判断し、ビットデータ判定処理を終了する。
以下、Nビット分のパルス信号を検出するまで、ステップS401〜S423の処理が繰り返される。
このように、演算部18は、パルス信号21のレベルが変化していると判定した場合、タイマ19に所定時間を設定して、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに移行させる。演算部18は、割り込み信号23がタイマ19から供給された場合、通常モードに移行して、パルス信号21のレベルを検出する。したがって、演算部18は、パルス信号21のレベルが変化していない期間において、マイクロコンピュータ11を低消費電力モードに維持することができる。通常モードへの復帰回数が少なくなるため、BDプレーヤ1がスタンバイモードで動作しているときの消費電力を削減することができる。
演算部18は、ビットデータを判定する際に、パルス信号21のレベルがハイからローに変化すると想定される時間の前後で通常モードに移行し(例えば、時刻t,t)、レベルがローからハイに変化すると想定される時間の後で通常モードに移行する(例えば、時刻t)。つまり、演算部18は、予測される次のレベル変化に応じて、通常モードへの復帰回数を変更する。この理由について説明する。パルス信号21において、ビットデータ「0」及び「1」は、ロー期間の長さに基づいて定義される。演算部18は、パルス信号21がハイレベルからローレベルに変化すると想定されるタイミングの前後で通常モードに移行し、レベルがローに変化したか否かを判定する。これにより、ロー期間が開始されるタイミング(レベルがローに変化するタイミング。時刻t,tなど)を精度よく判定することができ、パルス信号21に含まれるビットデータが「0」であるか「1」であるかを正確に判定することができる。
パルス信号21のレベルがローに変化するタイミングを正確に判定することができれば、演算部18は、ローからハイに変化すると想定されるタイミングの後に通常モードに移行することにより、ロー期間の長さを推測することができる。演算部18は、レベルがハイに変化するタイミングの前に通常モードに移行させなくてもよいため、低消費電力モードの期間を長くすることができる。
上記実施の形態において、演算部18が、パルス信号21のレベルが変化すると想定されるタイミングの前後で、マイクロコンピュータ11を通常モードに移行させる例を説明したが、これに限られない。例えば、演算部18は、パルス信号21のレベルが変化すると想定されるタイミングの前にマイクロコンピュータ11を通常モードに移行させ、レベルの変化を検出するまで通常モードを維持してもよい。この場合、演算部18は、パルス信号21のレベルが変化したと判定したときに、次にレベルが変化すると想定される時間よりも短い時間をタイマ19に設定すればよい。
また、上記実施の形態において、BDプレーヤ1を例に説明したが、これに限られない。マイクロコンピュータ11が搭載され、パワーオンモード及びスタンバイモードで動作する電子機器であれば、スタンバイモードにおける消費電力を削減することができる。
上記実施の形態において、制御プログラム20がBDプレーヤ1にインストールされている例を説明した。制御プログラム20をインストールする方法は、特に限定されない。例えば、制御プログラム20は、ネットワークに接続されたサーバからダウンロードされ、BDプレーヤ1にインストールされてもよい。あるいは、制御プログラム20を記録したコンピュータ読み取り可能な媒体(例えば、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、フレキシブルディスクなど)が配布されている場合、制御プログラム20は、その媒体からタブレット型端末にインストールされてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
1 BDプレーヤ
2 リモコン
11 マイクロコンピュータ
12 メモリ
15 受光部
16 電源装置
18 演算部
17 クロック生成部
19 タイマ
20 制御プログラム
21 パルス信号
22 エッジ検出信号
23 割り込み信号

Claims (5)

  1. 第1消費電力モードと前記第1消費電力モードよりも消費電力の少ない第2消費電力モードとのいずれかで動作する低消費電力装置であって、
    設定された時間を計測するタイマと、
    パルス信号を受け付ける受付部と、
    前記低消費電力装置が前記第1消費電力モードで動作している場合、前記受付部により受け付けられたパルス信号のレベルを検出し、検出されたレベルが変化しているか否かを判定するレベル変化判定部と、
    前記レベル変化判定部により前記検出されたレベルが変化したと判定された場合、前記レベル変化判定部により前記検出されたレベルが変化したと判定された時刻から次にレベルが変化すると想定される時刻までの想定時間に基づいて、第1所定時間を前記タイマに設定し、前記レベル変化判定部により前記検出されたレベルが変化していないと判定された場合、前記第1所定時間よりも短い第2所定時間を設定するタイマ設定部と、
    前記タイマ設定部により前記第1所定時間が設定された場合、前記低消費電力装置を前記第2消費電力モードに移行させ、前記タイマが前記第1所定時間を計測した場合、前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させ、前記タイマ設定部により前記第2所定時間が設定された場合、前記低消費電力装置を前記第2消費電力モードに移行させ、前記タイマが前記第2所定時間を計測した場合、前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させるモード移行部とを備え
    前記第1所定時間は、前記レベル変化判定部により前記パルス信号が第1論理レベルから第2論理レベルに変化したと判定された場合、前記想定時間よりも短く設定され、
    前記第1所定時間は、前記レベル変化判定部により前記パルス信号が第2論理レベルから第1論理レベルに変化したと判定された場合、前記想定時間よりも長く設定される、低消費電力装置。
  2. 請求項に記載の低消費電力装置であって、
    前記第1所定時間が前記想定時間よりも短く設定された場合、前記第1所定時間と前記第2所定時間との合計時間は、前記想定時間よりも長い、低消費電力装置。
  3. 第1消費電力モードと前記第1消費電力モードよりも消費電力の少ない第2消費電力モードとのいずれかで動作する低消費電力装置であって、
    設定された時間を計測するタイマと、
    パルス信号を受け付ける受付部と、
    前記低消費電力装置が前記第1消費電力モードで動作している場合、前記受付部により受け付けられたパルス信号のレベルを検出し、検出されたレベルが変化しているか否かを判定するレベル変化判定部と、
    前記レベル変化判定部により前記検出されたレベルが変化したと判定された場合、前記レベル変化判定部により前記検出されたレベルが変化したと判定された時刻から次にレベルが変化すると想定される時刻までの想定時間よりも短い第1所定時間を前記タイマに設定するタイマ設定部と、
    前記タイマ設定部により前記第1所定時間が設定された場合、前記低消費電力装置を前記第2消費電力モードに移行させ、前記タイマが前記第1所定時間を計測した場合、前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させ、前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させてから前記レベル変化判定部により前記検出されたレベルが変化したと判定されるまで、前記第1消費電力モードを維持するモード移行部とを備える、低消費電力装置。
  4. 第1消費電力モードと第1消費電力モードよりも消費電力の少ない第2消費電力モードとのいずれかで動作し、設定された時間を計測するタイマを備える低消費電力装置に搭載されるコンピュータに、
    パルス信号を受け付けるステップと、
    前記低消費電力装置が前記第1消費電力モードで動作している場合、前記受け付けられたパルス信号のレベルを検出し、検出されたレベルが変化しているか否かを判定するステップと、
    前記検出されたレベルが変化したと判定された場合、前記検出されたレベルが変化したと判定された時刻から次にレベルが変化すると想定される時刻までの想定時間に基づいて、第1所定時間を前記タイマに設定するステップと、
    前記検出されたレベルが変化していないと判定された場合、前記第1所定時間よりも短い第2所定時間を設定するステップと、
    前記第1所定時間が前記タイマに設定された場合、前記低消費電力装置を前記第2消費電力モードに移行させ、前記タイマが前記第1所定時間を計測した場合、前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させるステップと
    前記第2所定時間が前記タイマに設定された場合、前記低消費電力装置を前記第2消費電力モードに移行させ、前記タイマが前記第2所定時間を計測した場合、前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させるステップとを実行させ
    前記第1所定時間は、前記パルス信号が第1論理レベルから第2論理レベルに変化したと判定された場合、前記想定時間よりも短く設定され、
    前記第1所定時間は、前記パルス信号が第2論理レベルから第1論理レベルに変化したと判定された場合、前記想定時間よりも長く設定される、制御プログラム。
  5. 第1消費電力モードと第1消費電力モードよりも消費電力の少ない第2消費電力モードとのいずれかで動作し、設定された時間を計測するタイマを備える低消費電力装置に搭載されるコンピュータに、
    パルス信号を受け付けるステップと、
    前記低消費電力装置が前記第1消費電力モードで動作している場合、前記受け付けられたパルス信号のレベルを検出し、検出されたレベルが変化しているか否かを判定するステップと、
    前記検出されたレベルが変化したと判定された場合、前記検出されたレベルが変化したと判定された時刻から次にレベルが変化すると想定される時刻までの想定時間よりも短い第1所定時間を前記タイマに設定するステップと、
    前記第1所定時間が前記タイマに設定された場合、前記低消費電力装置を前記第2消費電力モードに移行させ、前記タイマが前記第1所定時間を計測した場合、前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させるステップと、
    前記低消費電力装置を前記第1消費電力モードに移行させてから前記検出されたレベルが変化したと判定されるまで、前記第1消費電力モードを維持するステップと、
    を実行させる、制御プログラム。
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