JP6048390B2 - 取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車、トラック、バス等の車両において、ECU等の車載用の電子装置を収納する収納箱に取り付ける構造に関する。
従来から、車両において、それぞれの車載機器を制御するECU(Electric Control Unit)等の車載用の電子装置を集中的に配置、収納して、車体側に固定するために、特許文献1に記載されているようなボックスすなわち収納箱を使用することが提案されている。
このような収納箱においては、それぞれの電子装置を収納する収納空間が設けられて、それぞれの電子装置を対応する収納空間に収納して、収納箱を車体側にボルト締結等の方法により固定することが行われている。
特開2007−176253号公報
ところが、特許文献1に記載の収納箱の取り付け構造は、電子装置の側面に形成された一対の突起部と、収納箱側の抜止防止用の爪部及び挿入方向への移動規制用の爪部との係合を利用するものであり、移動規制用の爪部を有する梁部は高い耐久性が要求されるため両持ち梁とされている。
この両持ちの梁部を形成するためには側方にスリットを形成することが必須となり、スリットを構成するため、型を厚み方向に移動させる必要が生じて、製造工程が複雑となるという問題があった。また、電子装置を縦方向に並列して収納可能なボックスを構成した場合、縦方向の間隔を大きくする必要が生じて省スペース化が難しくなるという問題もあった。
そこで、上記問題に鑑み、電子装置を収納する収納箱に電子装置を取り付ける取り付け構造であって、製造工程を簡略化し、省スペース化を図ることが可能な収納箱の取り付け構造を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、一実施形態において、取り付け構造は、
電子装置を挿入方向に挿入して収納する収納箱の前記電子装置を前記収納箱に取り付ける取り付け構造であって、前記収納箱は、前記電子装置に含まれる一対の突起部の間に係合する第一爪部を含む片持ち梁部と、前記一対の突起部の前記挿入方向側の突起部と前記挿入方向側に係合する第二爪部を含む両持ち梁部と、当該両持ち梁部の側方に位置するスリットとを含み、前記片持ち梁部と前記両持ち梁部と前記スリットは前記挿入方向に垂直な幅方向に並列され、前記スリットは前記挿入方向と前記幅方向に垂直な内外方向に段差部を含むことを特徴とする。
本実施形態によれば、電子装置を収納する収納箱において、両持ち梁部に弾性を付与するためのスリットの製造工程を簡略化し、収納箱を縦方向に重層化した場合の省スペース化を図ることができる。
本実施形態に係る取り付け構造を含むボックスにECUを収納した状態の一例を示す模式図である。 本実施形態に係るボックス及びECUの取り付け構造を内外方向の外側視(a)と断面矢視(b)で示す模式図である。 本実施形態に係るボックス側の取り付け構造の詳細を示す模式斜視図である。 従来技術に係る取り付け構造を含むボックスにECUを収納した状態の一例を示す模式図である。 従来技術に係るボックス及びECUの取り付け構造を内外方向の外側視(a)と断面矢視(b)で示す模式図である。 本実施形態に係るボックスの取り付け構造の製造工程に用いる型の形態を示す模式図である。 従来技術に係るボックスの取り付け構造の製造工程に用いる型の形態を示す模式図である。 本実施形態に係る取り付け構造を含んで縦方向に重層化したボックスを示す模式図である。 従来技術に係る取り付け構造を含んで縦方向に重層化したボックスを示す模式図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、添付図面中の符号Iは後述するECU2の挿入方向、符号Rは幅方向の右方、符号Uは内外方向の外方向(本実施形態では上方向)を示す。
図1は、本実施形態に係る取り付け構造を含むボックス1にECU2、3を収納した状態の一例を示す模式図である。以下説明をする実施形態においては、車載される電子装置の一例としてECU(Electric Control Unit;電子制御ユニット)2、3を収納箱としてのボックス1に取り付ける構造を例に挙げて説明をする。
図1に示すように、本実施形態に係るボックス1は、ECU2及びECU3を幅方向に並列して収納する形態をなし、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂により一体的に成型される。本実施形態に係るボックス1の上面及び下面は、ボックス1側の取り付け構造を構成する、片持ち梁部11、両持ち梁部12、スリット13をECU2、3ぞれぞれに対応させて含んでいる。ECU2及びECU3のボックス1への取り付け構造は、同等であるため、以下、ECU2のボックス1への取り付け構造を中心に説明する。なお、ECU2、3は、共に同種の電子制御ユニットであってもよいし、異種の電子制御ユニットであってもよく、本例におけるECU2、3は、形態が異なる異種の電子制御ユニットとして例示する。
図2(a)は、図1に示したボックス1を上方向(U側)から見て示す平面図である。本実施形態に係るボックス1は、ECU2、3を収納するため、片持ち梁部11、両持ち梁部12、スリット13の組み合わせを二対有している。
図2(b)は、図2(a)中のスリット13の幅方向中央を通って幅方向に垂直な断面A−A断面から左方を見て示す矢視図である。図2(b)中、両持ち梁部12は斜線で示す形態をなす。ECU2の上面には挿入方向Iに所定間隔で並列される一対の突起部21、22が形成される。一対の突起部21、22については、上述した特許文献1に記載の形態と同様であり、並列された突起部21、22は相互に接近する方向に延びて、相互に向かい合う案内傾斜面と、相互に対向する当接面とを有し、相互に離隔する側の面にも当接面を有している。
ECU2をボックス1に挿入して取り付けが完了した後の状態において、片持ち梁部11の第一爪部11aが突起部21の挿入方向Iの反対側と係合、当接している。これにより、ECU2が挿入方向Iの反対側に移動するのを規制し、挿入されたECU2が振動等によりボックス1から抜け出すことを防止している。また、ECU2をボックス1に挿入して取り付けが完了した後の状態において、突起部21の挿入方向I側に両持ち梁部12の第二爪部12aが係合している。これにより、ECU2の挿入方向I及び内外方向(本実施形態では、上下方向)での収納位置を確定させることが可能となり、ECU2が該収納位置から抜け出すことを防止することができる。本実施形態に係るボックス1では、この第二爪部12aに隣接して段差部12bが設けられる。
この場合において、段差部12bよりも挿入方向I側に位置するスリット13の内外方向、即ち、上方向Uの反対側(以下、単に「下側」と呼ぶ)の内側縁12Aは、段差部12bよりも挿入方向Iの反対側に位置するスリット13の上方向U側(以下、単に、「上側」と呼ぶ)の外側縁12Bよりも外側、つまり、上側に位置するように構成される。
また、段差部12bと第二爪部12aは、挿入方向Iにおいて隣接しており、挿入方向Iに対して外方向(図中の上方)に傾斜する斜面12cを共に形成している。
以上に述べた片持ち梁部11、両持ち梁部12、スリット13の三次元的な配列態様を図3に示す。図3は、挿入方向I及び右方向Rの反対側(即ち、左側)かつ上側から見た斜視図であり、左方から順番に片持ち梁部11、両持ち梁部12、スリット13が右方向Rに並列される。片持ち梁部11の第一爪部11aは、両持ち梁部12の第二爪部12aよりも挿入方向Iの反対側に位置するように構成される。段差部12bは、第二爪部12aよりも挿入方向I側に位置するように構成される。
両持ち梁部12からスリット13を挟んで右側に位置するボックス1の上面部14も両持ち梁部12の形態を右方向Rにそのまま投影した形態をなし、段差部12bに対応する段差部14bを有する。これに併せて、スリット13も段差部12bと段差部14bの幅方向の間に段差部13bを有する。図2(b)で示した内側縁12Aは、図3中、スリット13左方の破線で示され、外側縁12Bは、スリット13左方の実線で示される。なお、図3中、片持ち梁部11の挿入方向Iの反対側には、工具挿入穴15と工具挿入穴15を覆う形態を有して強度を確保するための覆い部16が形成されている。
ここで、図4、5を参照しながら、本実施形態に係るボックス1と従来技術に係るボックス51との相違点について、説明をする。図4は、従来技術に係る取り付け構造を含むボックス51にECU2、3を収納した状態の一例を示す模式図である。図5(a)は、図4の上方視であり、図5(b)は、図5(a)中のスリット513の幅方向中央を通って幅方向に垂直なB−B断面から左方を見て示す矢視図である。
図4を参照するに、従来技術に係るボックス51の上面は、本実施形態に係るボックス1と同様、片持ち梁部511、両持ち梁部512、スリット513の組み合わせを、二対含んでいる。
両持ち梁部512は、図5(b)中、斜線で示す形態をなす。ボックス51に挿入されるECU2の上面には、本実施形態と同様に、挿入方向Iに所定間隔で並列される一対の突起部21、22が形成される。
ECU2をボックス1に挿入して取り付けが完了した後の状態において、片持ち梁部511の第一爪部511aは、突起部21の挿入方向Iの反対側と係合、当接している。これにより、ECU2が挿入方向Iの反対側に移動するのを規制し、挿入されたECU2が振動等によりボックス1から抜け出すことを防止している。また、ECU2をボックス1に挿入して取り付けが完了した後の状態において、突起部21の挿入方向I側に両持ち梁部512の第二爪部512aが係合している。これにより、ECU2の挿入方向I及び内外方向(本実施形態での上下方向)での収納位置を確定させることが可能となり、ECU2が該収納位置から抜け出すことを防止することができる。従来技術に係るボックス51では、第二爪部512aに隣接する段差部は設けられない。
即ち、第二爪部512aよりも挿入方向I側に位置するスリット513の内外方向、即ち、下側の内側縁512Aは、第二爪部512aよりも挿入方向Iの反対側に位置するスリット513の上側の外側縁512Bよりもボックス51の上面の厚みだけ内側、つまり、下側に位置する。
本実施形態に係るボックス1と従来技術に係るボックス51とは、以上に述べた相違点を有していることから、型を用いた樹脂成型を行う場合に、以下に述べる型の形状と製造工程の相違を生じる。以下、当該相違点の詳細について、図6及び図7を用いて説明する。
図6(a)は、図2(a)と同様、本実施形態に係るボックス1の上面視である。図6(b)は、図6(a)におけるスリット13を含むC−C断面に対応する型を斜線で示す。図6(c)は、図6(a)における両持ち梁部12を含むD−D断面に対応する型を斜線で示す。図6(d)は、図6(c)におけるE−E断面に対応する型を斜線で示す。図6(e)は、ECU2(及びECU3)を縦方向に二段積みの構成とした場合の図6(a)におけるD−D断面に対応する型を斜線で示す。なお、図6(b)、(c)、(e)における白抜きの矢印は、型のスライド(打ち抜き)方向を示す。
また、図7(a)は、図5(a)と同様、従来技術に係るボックス51の上面視である。図7(b)は、図7(a)におけるスリット513を含むC−C断面に対応する型を斜線で示す。図7(c)は、図7(a)における両持ち梁512を含むD−D断面に対応する型を示す。図7(d)は、図7(c)におけるE−E断面に対応する型を斜線で示す。図7(e)は、ECU2、3を縦方向に二段積みの構成とした場合の図7(a)におけるD−D断面に対応する型を斜線で示す。なお、図7(b)、(c)、(e)における白抜きの矢印は、型のスライド(打ち抜き)方向を示す。
図6(b)を参照するに、本実施形態に係るボックス1では、スリット13が段差部13bを有しているので、ボックス1を成型する上下に分割された型の境界部分のうち、スリット13を形成する部分は、テーパ面Tを有する。そのため、上側の型を挿入方向Iの反対側に打ち抜き(スライドし)、下側の型を挿入方向I及びその反対方向に打ち抜く(スライドする)ことで、スリット13を含むボックス1を成型することができる。これに対して、図7(b)を参照するに、従来技術に係るボックス51では、スリット513が段差部を有さないため、ボックス51を成型する上下に分割された型の境界部分にテーパ面を有さない。そのため、上側の型を上方向Uに打ち抜き、下側の型を2分割して挿入方向I及びその反対方向に打ち抜くことで、スリット513を含むボックス51を成型する。即ち、スリット513を含む従来技術に係るボックス51を成型するには、ボックス1の上側(外側)の型を上方向Uに打ち抜く必要がある。
また、図6(c)を参照するに、本実施形態に係るボックス1では、両持ち梁部12が段差部12bを有し、型も段差部12bに対応する上下方向の段差を有している。そのため、上下に分割された型のうち、上側の型を挿入方向Iの反対側に打ち抜き、下側の型を2分割し、挿入方向I及びその反対方向に打ち抜くことで、両持ち梁部12を含むボックス1を成型することができる。これに対して、図7(c)を参照するに、ボックス51の両持ち梁部512は段差を有さず、対応する型も上下方向の段差を有さない。そのため、上側の型を上方向Uに打ち抜き、下側の型を2分割して、挿入方向I及びその反対方向に打ち抜くことで、両持ち梁部512を含むボックス51を成型する。即ち、両持ち梁部512を含むボックス51を成型するには、ボックス1の上側(外側)の型を上方向Uに打ち抜く必要がある。
なお、上述したように、本実施形態に係るボックス1に対応する型を挿入方向I及びその反対方向に打ち抜くため、ボックス1の上下梁1Lを形成するための型の分割についても、従来技術に係るボックス51に対応する型から変更している。即ち、図6(d)を参照するに、上下梁1Lを成型するための凹部は、上下に分割された型のうち、下側(内側)の型のみが上下梁1Lに対応する凹部を有する。これに対して、図7(d)を参照するに、ボックス51の上下梁51Lを成型するための凹部は、上下に分割された型の双方が具備している。
また、ECU2(及びECU3)を上下方向つまり縦方向に並列して2段構成とする場合、本実施形態におけるボックス1に対応する型に大きな変更の必要はない。即ち、図6(e)を参照するに、図6(a)におけるD−D断面に対する型は、図6(c)の型の上側に2段目のECU2を収納する部分に対応する型(図6(c)の下側(内側)の型と同様の型)を設ける。そして、図6(c)と同様、挿入方向I及びその反対方向に型を打ち抜くことで、ECU2、3の2段積みに対応したボックス1を成型することができる。これに対して、ボックス51に対応する型は、上述したとおり、図6(c)における上側(外側)の型を上方向Uにスライドする必要があるため、ECU2、3を縦方向に2段構成とする場合、余分なスペースが必要となる。即ち、図7(e)を参照するに、ECU2、3を縦方向に2段構成とする場合、上下方向にスライドさせる一対のスライド型MSが採用され、当該一対のスライド型MSを上下方向にスライドさせるストローク分の可動エリアδが設けられる。
このような製造工程の相違から、本実施形態に係るボックス1を上下方向に2段構成とする場合、図8に示す上側のECU2、3と下側のECU2、3との上下方向の間に位置するスペースε1は、図9に示す従来技術にかかるボックス51におけるスペースε51よりも上下方向で小さくなる。
以上、上述した本実施形態に係る取り付け構造によれば、以下のような作用を得ることができる。即ち、スリット13に段差部13bを設けることにより、型の打ち抜き方向を挿入方向I及びその反対方向のみとし、上下方向にスライドさせるスライド型MSを不要なものとして、製造工程を簡略化し、コスト低減を図ることができる。
また、本実施形態に係る取り付け構造によれば、ボックス1を、ECU2、3を上下方向に2段以上で収納可能な構成とする場合に、上下方向のECU2、3の中間に位置する図8に示すスペースε1を極力小さくして、省スペース化を図ることができる。
また、当該スペースε1の小寸法化により、車両内において、比較的上下方向の寸法の制約が大きい領域への多段構造のボックス1(ECU2、3)の配置をより容易にすることができる。特に、ボックス1の適用される車両がオプション機能の追加の要請が高い場合、各種ECU等の電子装置を比較的制約の大きい空き空間に配置することが必要となることがある。例えば、上下方向の制約が大きい助手席側前方の車幅方向外側へのボックス1の配置が必要となる場合、スリット13に段差部13bを設けて、多段構造のボックス1の省スペース化を図ることは、ECU等の電子装置の搭載自由度を高めることに繋がる。
加えて、両持ち梁部12の段差部12bよりも挿入方向I側に位置するスリット13の内外方向、即ち、上方向Uの反対側の内側縁12Aは、段差部12bよりも挿入方向Iの反対側に位置するスリット13の上方向U側の外側縁12Bよりも外側つまり上方向U側に位置するように構成し、オフセットさせることにより、挿入方向I及びその反対方向にのみ移動する型による成型を可能とすると共に、スリット13の成型性を高めることができる。なお、該オフセット量は、必要によりマージンに含ませることができる。
また、段差部12bと第二爪部12aは、挿入方向Iにおいて隣接しており、挿入方向Iに対して、傾斜する傾斜面12cを共に形成することにより、特に、図6(c)、(d)における型の形状の簡略化を図ることができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本実施形態に係る取り付け構造は、スリットに段差部を設けることにより電子装置の挿入方向及びその反対方向においてのみ型を動かす製造工程を採用することができ、製造工程の簡略化と電子装置の縦方向の重層化における省スペース化を図ることができる。
特に、ECU等の電子装置を上下方向に積み重ねて搭載する構造の収納箱に適用すれば、車両内、特にエンジンルームの車幅方向外側や助手席前方の車幅方向外側等の上下方向の制約が大きい箇所へのECU等の電子装置の追加搭載の自由度を高めることができる。つまり、車両としてのオプション機能の追加自由度や車両の商品性をも高めることができる。そのため、本実施形態に係る取り付け構造は、通常の乗用車、トラック、バス等の様々な車両に搭載されるECU等の電子装置の収納箱に適用して有益なものである。
1 ボックス(収納箱)
1L 上下梁
2 ECU(電子装置)
3 ECU(電子装置)
11 片持ち梁部
11a 第一爪部
12 両持ち梁部
12a 第二爪部
12b 段差部
12c 傾斜面
12A 内側縁
12B 外側縁
13 スリット
13b 段差部
14 上面部
14b 段差部
15 工具挿入穴
16 覆い部
21 突起部
22 突起部
51 ボックス
511 片持ち梁部
511a 第一爪部
512 両持ち梁部
512a 第二爪部
512A 内側縁
512B 外側縁
513 スリット
ε1 スペース
ε51 スペース
MS スライド型
δ 可動エリア

Claims (3)

  1. 電子装置を挿入方向に挿入して収納する収納箱の前記電子装置を前記収納箱に取り付ける取り付け構造であって、前記収納箱は、前記電子装置に含まれる一対の突起部の間に係合する第一爪部を含む片持ち梁部と、前記一対の突起部のうち、前記挿入方向側の突起部と前記挿入方向側に係合する第二爪部を含む両持ち梁部と、当該両持ち梁部の側方に位置するスリットとを含み、前記片持ち梁部と前記両持ち梁部と前記スリットは前記挿入方向に垂直な幅方向に並列され、前記スリットは前記挿入方向と前記幅方向に垂直な内外方向に段差部を含むことを特徴とする取り付け構造。
  2. 前記段差部よりも前記挿入方向側に位置する前記スリットの前記内外方向の内側縁は、前記段差部よりも前記挿入方向と反対側に位置する前記スリットの前記内外方向の外側縁よりも外側に位置することを特徴とする請求項1に記載の取り付け構造。
  3. 前記段差部と前記第二爪部は前記挿入方向において隣接して前記挿入方向に対して傾斜する傾斜面を形成することを特徴とする請求項2に記載の取り付け構造。
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