JP6046236B2 - ページングコンフィグレーション情報の受信用の促進ウェイクアップ - Google Patents

ページングコンフィグレーション情報の受信用の促進ウェイクアップ Download PDF

Info

Publication number
JP6046236B2
JP6046236B2 JP2015503763A JP2015503763A JP6046236B2 JP 6046236 B2 JP6046236 B2 JP 6046236B2 JP 2015503763 A JP2015503763 A JP 2015503763A JP 2015503763 A JP2015503763 A JP 2015503763A JP 6046236 B2 JP6046236 B2 JP 6046236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
paging
time
sleep mode
time interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015503763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015515816A (ja
Inventor
ヨハン ルネ,
ヨハン ルネ,
エリク エリクソン,
エリク エリクソン,
ヨアキム サックス,
ヨアキム サックス,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Optis Cellular Technology LLC
Original Assignee
Optis Cellular Technology LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Optis Cellular Technology LLC filed Critical Optis Cellular Technology LLC
Publication of JP2015515816A publication Critical patent/JP2015515816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6046236B2 publication Critical patent/JP6046236B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W68/00User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
    • H04W68/02Arrangements for increasing efficiency of notification or paging channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0212Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave
    • H04W52/0216Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave using a pre-established activity schedule, e.g. traffic indication frame
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0229Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a wanted signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0229Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a wanted signal
    • H04W52/0232Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a wanted signal according to average transmission signal activity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

本発明は、ページング情報を送信するための方法、及びそれに対応するデバイスに関するものである。
3GPP(第3世代パートナシッププロジェクト)移動ネットワークのような移動ネットワークでは、様々なタイプの端末デバイスを使用することができる。例えば、マシーンタイプ通信(MTC)端末デバイスは、従来のタイプの端末デバイスとともに使用することができる。この従来のタイプの端末デバイスは、以下では、ユーザ機器(UE)とも呼ばれ、これには、移動電話、スマートフォン、データモデム、移動コンピュータあるいはその類がある。MTC端末デバイスは、典型的には、少量のデータのみを送受信し、このデータは、多かれ少なかれ低頻度、例えば、1週間に一度から1分に一度の程度で発生する。MTC端末デバイスは、データをポーリングして、データ送信用の不規則パターンを獲得することができる。MTC端末は、典型的には、自律センサデバイス、アラームデバイス、アクチュエータデバイス、リモートコントロールデバイスあるいはその類が想定され、これは、人間のユーザによる通信のために使用されるのではなく、アプリケーションサーバと通信する。ここで、このタイプの通信は、マシーン対マシーン(M2M)通信とも呼ばれ、これらのデバイスは、マシーンンデバイス(MD)とも呼ばれる。一方で、アプリケーションサーバは、MTC端末デバイスを構成設定し、それらからデータを受信することができる。このアプリケーションサーバは、移動ネットワーク内あるいは移動ネットワーク外に存在することができる。
上述のことを考慮すると、MTC端末デバイスは、典型的には、少量のビットレートとわずかな通信によって特徴付けられる。それゆえ、MTC端末デバイスは、低パフォーマンスデータ送信能力で実現することができる。また、MTCデバイスは、典型的には、エネルギー効率がかなり良いことを必要とする。これは、外部電力供給を利用することができない場合や、実用上あるいは経済的上、それらのバッテリを頻繁に交換したり、あるいは再充電することが実現できない可能性があるからである。
MTCデバイスにも適用することができる、UEにおけるエネルギーを節約する既知の方法は、不連続受信(DRX)を使用することである。DRXによって、UEは、データ送信が必要とされない場合にエネルギー効率スリープモードに入ることができる。このスリープモードでは、UEの受信機回路は停止される。DRXは接続モードに適用することができるばかりか、アイドルモードにも適用することができる。このアイドルモードでは、UEは、一定のページングオケージョン(ページング機会)においてページング情報だけを受信する。後者の状況は、ページングDRXあるいはアイドルDRXとも呼ぶことができる。ページング情報は、端末デバイスとのシグナリングによって、基地局との接続を開始することができる。ページング、即ち、ページング情報の送信は、端末デバイスと接続するための移動ネットワークによって使用される処理であり得る。この端末デバイスは、基地局との接続あるいは関係を持っていないものであり、また、その位置は、単一のセルよりも低い精度で把握されるものである。
3GPP技術仕様書36.304 V10.5.0に従えば、ページングDRX周期は、パラメータT及びパラメータnBを介するページングコンフィグレーション(構成設定)情報によって定義される。パラメータTは、移動ネットワークによってUEへ送信される最小の「デフォルトページング周期(defaultPagingCycle)」情報要素(IE)と、事前に取り得る値に構成設定されたUE専用DRX周期長として定義される。パラメータnBは、「デフォルトページング周期(defaultPagingCycle)」IEとともに、移動ネットワークによってUEへ送信される。ページングDRX周期は、スリープ期間とアクティブ時間に分けられていて、このアクティブ時間は、アクティブ期間とも呼ばれる。アクティブ時間は、本質的には、ページングコンフィグレーション情報によって定義されるページングオケージョンに等しい。
MTC端末デバイスあるいは他のタイプのUEがスリープ期間中に新規のセルに進入する場合、これは、まず、新規のセルにおけるページング情報を受信することを準備する前に、新規のページングコンフィグレーション情報を検索する必要がある。そうでなければ、MTC端末デバイスあるいはUEは、DRXアクティブ時間の開始時に送信されるページン情報を受信することができない場合がある、あるいは、一定のページングオケージョン時に送信されるページング情報を完全に受信することができない場合がある。これは、例えば、数分、数時間あるいはそれ以上のスリープ期間を伴う、長いページングDRX周期が使用される場合に、特に、重要となる可能性がある。長いDRXスリープ期間は、典型的には、新規のセルにおけるより大きな可能性のウェイクアップを意味する。また、見過ごされたページングオケージョンは、次に、ページング情報を受信する可能性まで、別のDRCスリープ期間の順序で長い遅延をもたらす可能性がある。同様の問題は、セル変更が存在しない場合にも発生する可能性がある。これは、ページングコンフィグレーションは、同一セル内でも変更する可能性があるからである。
従って、ページング情報を受信するためのDRXを手寄与する端末デバイスへ効率的にページング情報を送信することが必要とされている。
本発明の実施形態に従えば、移動ネットワークから端末デバイスへのページング情報の送信のための方法が提供される。この方法に従えば、端末デバイスは、不連続受信周期に従ってスリープモードに入る。このスリープモードでは、端末デバイスは、移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していない。また、端末デバイスは、スリープモードを離れるための促進ウェイクアップ時間を判定する。この促進ウェイクアップ時間は、不連続受信周期のアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔によって進められる。判定した促進ウェイクアップ時間で、端末デバイスはスリープモードを離れ、移動ネットワークからのページングコンフィグレーション情報に関するダウンリンク制御チャネルの監視を開始する。このページングコンフィグレーション情報は、ページング情報の送信のためのページングオケージョンを定義する。ページングコンフィグレーション情報に基づいて、端末デバイスは、移動ネットワークからのページング情報を受信するためにページングオケージョンを監視する。
本発明の更なる実施形態に従えば、移動ネットワークから端末デバイスへのページング情報の送信のための方法が提供される。端末デバイスは、不連続受信周期に従って、端末デバイスが移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していないスリープモードに入るように構成されている。この方法に従えば、ネットワークノードは、端末デバイスがスリープモードを離れるための促進ウェイクアップ時間を定義する促進時間間隔を判定する。この促進ウェイクアップ時間は、不連続受信周期のアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔によって進められる。また、ネットワークノードは、判定した促進時間間隔に基づいて、ページング情報の送信を制御する。
更なる実施形態に従えば、端末デバイスが提供される。この端末デバイスは、移動ネットワークと端末デバイスとの間のデータ送信のための無線インタフェースを備える。また、端末デバイスは、プロセッサを備える。プロセッサは、端末デバイスが移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していないスリープモードに、不連続受信周期に従って、端末デバイスが入るように制御するように構成されている。また、プロセッサは、スリープモードを離れるための促進ウェイクアップ時間を判定するように構成されている。この促進ウェイクアップ時間は、不連続受信周期に従うアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔によって進められる。また、プロセッサは、判定した促進ウェイクアップ時間で、端末デバイスが、スリープモードを離れ、移動ネットワークから、ページングコンフィグレーション情報に関するダウンリンク制御チャネルの監視を開始するように制御するように構成されている。このページングコンフィグレーション情報は、ページング情報の送信に対するページングオケージョンを定義する。また、プロセッサは、ページングコンフィグレーション情報に基づいて、端末デバイスが、ページング情報を受信するために、ページングオケージョンを監視するように制御するように構成されている。
本発明の更なる実施形態に従えば、ネットワークノードが提供される。このネットワークノードは、移動ネットワークと端末デバイスとの間でのデータ送信を制御するためのインタフェースを備える。端末デバイスは、端末デバイスが移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していないスリープモードに、不連続受信周期に従って、入るように構成されている。また、ネットワークノードは、プロセッサを備える。このプロセッサは、端末デバイスがスリープモードを離れるための促進ウェイクアップ時間を定義する促進時間間隔を判定するように構成されている。この促進ウェイクアップ時間は、不連続受信周期のアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔によって進められる。また、プロセッサは、判定した促進時間間隔に基づいて、ページング情報の送信を制御するように構成されている。
本発明の実施形態に従う概念を適用することができる移動ネットワークを示す図である。 本発明の実施形態に従うDRXスリープ期間からの促進ウェイクアップの例示の状況を示す図である。 本発明の実施形態に従うDRXスリープ期間からの促進ウェイクアップの更なる例示の状況を示す図である。 本発明の実施形態に従う手順で考慮され得るページングオケージョンの取り得る変形を示す図である。 本発明の実施形態に従う例示の手順を示す図である。 本発明の実施形態に従う方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に従う更なる方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に従う端末デバイスを示す図である。 本発明の実施形態に従う基地局を示す図である。 本発明の実施形態に従う制御ノードを示す図である。
以下では、例示の実施形態と添付の図面を参照することによって本発明をより詳細に説明する。図示の実施形態は、移動ネットワークの基地局と端末デバイスとの間でのページング情報の送信に関与する概念に関するものである。
図1は、移動ネットワーク環境、即ち、基地局(BS)100と制御ノード300、更には、端末デバイス200によって表される移動ネットワークのインフラストラクチャを示している。この端末デバイス200は、矢印20で示されるように、データ通信のための、例えば、BS100のデータからの受信のための及びBS100へのデータ送信のための少なくとも一方のための移動ネットワークに接続することができる。また、端末デバイス200は、アイドルモードでも発生する場合があるページング情報を移動ネットワークから受信することもできる。アイドルモードでは、端末デバイス200は、BS100の関係、例えば、無線リソース制御(RRC)接続を有しておらず、また、端末デバイス200の位置は、複数のセルによって包囲されるエリアの精度でネットワークに既知である。これに対して、接続モードでは、端末デバイス200は、BS100との関係、例えば、RRC接続を有していて、移動ネットワークは、どのセルに、端末デバイス200が位置しているかを把握している。
移動ネットワークは、3GPP次世代パケットシステム(EPS)技術仕様書に従って実現することができる。この場合、移動ネットワークの無線アクセスネットワーク部分は、ロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワークとしばしば呼ばれる。このようなLTE状況では、BS100は次世代ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)ノードB(eNB)とすることができ、また、制御ノード300はモビリティ管理エンティティ(MME)とすることができる。移動ネットワークが、オプションとして高速パケットアクセス(HSPA)を実現するユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)ネットワークとして実現される場合、BS100はノードB(NB)とすることができ、また、制御ノード300は無線ネットワークコントローラ(RNC)とすることができる。このような例では、ページング情報は、ページングチャネル(PCH)を使用して、移動ネットワークから端末デバイスへ送信される。
本明細書に記載される概念に従えば、端末デバイス200は、ページング情報を受信するためにDRXを使用することができる、即ち、ページングコンフィグレーションを介して暗黙的に定義されるDRXの周期に基づいてスリープモードに入ったり、スリープモードを離れたりすることができる。ページングコンフィグレーション情報は、端末デバイス200へのページング情報の送信のために使用することができるページングコンフィグレーションを定義する。特に、ページングコンフィグレーション情報は、ページング情報の送信用の、ページングオケージョン(paging occasions)と呼ばれる、1つ以上の時間スロットを定義する。ページング情報の受信に関する上述の方法におけるDRXを使用することは、ページングDRXあるいはアイドルモードDRXとも呼ばれる。DRX周期のアクティブ時間は、この場合、移動ネットワークから受信される最新のページングコンフィグレーション情報によって定義される、端末デバイス200がページングオケージョンを期待する時間間隔によって定義される。スリープモードでは、端末デバイス200は、移動ネットワークによって送信される一定のチャネル群を監視していない、特に、3GPP LTEにおける物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のようなダウンリンク制御チャネルを監視していない。スリープモードでは、端末デバイスは、ページング情報を送信するためのページングチャネル(PCH)を監視することを停止する。スリープモードでは、端末デバイス200は、エネルギーを節約するために受信機回路を無効にする。
図2に示されるように、DRX周期は、スリープ期間とアクティブ時間とを含んでいる。スリープ期間SP中、端末デバイス200はスリープモードにある。アクティブ時間中、端末デバイス200はスリープモードではないので、ダウンリンク制御チャネル及びPCHの少なくとも一方を監視することができる。図2では、アクティブ時間の開始は、TAによって示されている。
本明細書で記載される概念に従えば、端末デバイス200は、アクティブ時間の開始TAの前にスリープモードを離れるために、アドバンス(促進)ウェイクアップ時間AWを判定する。図2に示されるように、促進時間間隔ΔAによるアクティブ時間TAの開始に関して、促進ウェイクアップ時間AWが進められている。促進ウェイクアップ時間AWでは、端末デバイス200は、ページングコンフィグレーション情報に関するダウンリンク制御チャネルを監視するためのスリープモードを離れる。特に、ダウンリンク制御チャネルの監視は、ページングコンフィグレーション情報の変更が存在したかどうかを判定するために、及び/あるいは、新規のページングコンフィグレーション情報を受信するために、使用することができる。端末デバイス200は、ページング情報を受信するために、ページングコンフィグレーション情報によって定義されるページングオケージョンを監視することができる。促進時間間隔によって、次のページングオケージョンの前に新規のページングコンフィグレーション情報を検索して適用するチェックを行うための時間が、端末デバイス200に対して十分に存在していることを補償することができる。従って、ページングコンフィグレーション情報における変更のために、端末デバイス200がページングオケージョンを見過ごすことを回避することができる。
図2に示される状況では、端末デバイス200は、DRX周期のアクティブ時間の開始TAの前に既にスリープモードを離れていて、また、アクティブ時間の開始TAの前にはスリープモードに再度入らない。それゆえ、端末デバイス200は、アクティブ時間の開始TAにおいてスリープモードを離れる必要がない。しかしながら、促進ウェイクアップ時にスリープモードを離れ、そして、ページングコンフィグレーション情報を受信した後は、図3に示されるように、端末デバイス200は、スリープモードに再度入って、そして、アクティブ時間の開始TA時にスリープモードを離れることができる。
上述の概念は、例えば、新規のセルへ移動するあるいは同一セル内を移動する端末デバイス200のために、DRX周期のスリープ期間中に変更する可能性があるページングコンフィグレーション情報を容易に取得することを可能にする。これは、例えば、数分あるいは数時間あるいはそれより長い時間のスリープ期間での拡張DRX周期のような、長いDRX周期を考慮する場合に特に有益である。このような場合、促進時間間隔と全体スリープ期間の関係は典型的には小さいので、DRXを介するエネルギー節約潜在力への著しい影響は存在しない。
促進時間間隔ΔAは、端末デバイス200によって判定される。この目的のために、端末デバイス200は、移動ネットワークからの様々な入力を受信することができる。いくつかの状況では、促進時間間隔ΔAは、移動ネットワークのノード、例えば、BS100あるいは制御ノード300によって判定され、そして、端末デバイス200へ指示することができる。このような状況では、端末デバイス200は、移動ネットワークから受信する指示に基づいて、促進時間間隔ΔAを判定することができる。
促進時間間隔ΔAの適切な値を判定するために、様々な考慮事項を適用することができる。例えば、ページングコンフィグレーション情報を取得するために端末デバイス200によって必要とされるステップ群は、例えば、いくつかのステップ、及び/あるいはそれらのステップのタイミングを考慮することができる。例えば、新規のセル内の全体ページングコンフィグレーション情報を取得するために、端末デバイス200は、様々なタイプの情報の取得に関与するいくつかのステップを実行することを必要とする場合がある。このいくつかのステップには、例えば、新規のセルへアクセスすること、上位レイヤの送信情報の受信を準備すること、及び実際のページングコンフィグレーション情報を受信することがある。このようなステップを実行するために必要な時間は、例えば、セルのコンフィグレーションあるいは他の状況に依存して変化する場合がある。また、ページングオケージョンが、例えば、3GPP LTEで使用されるようなシステムフレーム番号(SFN)周期に関連して定義されていることを想定する場合、ページングコンフィグレーション情報とSFN周期タイミングの違いは、ページングオケージョンの位置で重大な変動性を生じる可能性がある。この変動性の結果は、要求される最小促進時間間隔ΔAがかなりの変動に晒される可能性がある。しかしながら、詳細な変動は前もって知ることはできない。従って、促進時間間隔ΔAを判定するための、端末デバイス200によって訪問された従前のセルで取得される情報を使用することができる、及び/あるいは統計的な方法を適用することができる。また、様々な確率値を考慮することができ、これには、例えば、端末デバイス200が移動している際の速度の指示あるいは他のモビリティ(移動性)指示に基づくスリープモード中のセル変更の確率、同一のセル内あるいは異なるセル間でのページングコンフィグレーション情報における変更の確率、及びページングオケージョンの損失の確率の少なくとも1つがある。
促進時間間隔Δの適切な値を判定することは、一方が、ページングコンフィグレーションを十分に早く取得することができる確率と、他方が、DRX周期のスリープ期間を無駄に短くすることによって、エネルギー節約潜在能力を制限してしまうリスクとの間にトレードオフの関係がある。いくつかの状況では、このトレードオフは、例えば、最悪の場合の状況に基づいて、促進時間間隔ΔAを大まかに判定し、端末デバイス200に、例えば、アクティブ時間の開始TAまであるいは最初の取り得るページングオケージョンまでの時間が十分に存在する場合に、ページングコンフィグレーション情報を受信した後にスリープモードに再度入ることを許容することによって、取り扱うこともできる。このような状況の例が図3に示されている。最悪の場合の状況は、ページングコンフィグレーション情報を検索するために必要な時間への一定の未知の寄与の取り得る値の所与の範囲からの最大値を想定する。
従って、本明細書で記載されるような概念では、端末デバイス200は、DRX周期のアクティブ時間の開始前の促進スウェイクアップ時間AW時にスリープモードを離れ、ページングコンフィグレーション情報に関するダウンリンク制御チャネルの監視を開始する。また、この概念は、例えば、チャネル品質及びセル変更に関連する統計値のような履歴データ、従前に取得しているページングコンフィグレーション情報、SFN周期タイミングにおいて従前に取得している情報、スリープ期間の従前の長さについての情報を利用することによって、促進時間間隔ΔAの適切な値を判定するための処理を含んでいても良い。また、新規のセルでのウェイクアップの確率、あるいはページングオケージョンの損失の確率を、例えば、確率閾値に関して考慮することができる。また、戦略的な考慮事項には、例えば、どの程度、従前に取得したページングコンフィグレーション情報あるいは従前に取得したSFN周期タイミングに依存しているかが含まれていても良い。
いくつかの状況では、1つ以上のモビリティ指示が、スリープ期間中に端末デバイス200が新規のセル及び新規のマルチキャストブロードキャスト信号周波数ネットワーク(MBSFN)エリアの少なくとも一方に移動している確率を推定するために使用することができ、また、この確率は、促進時間間隔ΔAの適切な値を判定する場合に使用することができる。例えば、新規のセルあるいはMBSFNエリアへ移動している確率が低い場合、より短い促進時間間隔ΔAで十分な場合がある。
また、ページングコンフィグレーション情報が変更されている場合には、従前のページングオケージョン(群)が発生していた際のDRX周期におけるページングオケージョン(群)の後に、次のアクティブ時間内のページングオケージョン(群)は、正確な1つのDRX周期長あるいは複数のDRX周期長で典型的には発生しないことを考慮することができる。ここで、ページングコンフィグレーション情報の変動は、ページングオケージョン(群)の時間位置でジッタが発生する場合がある。このようなジッタを補償するために、そのジッタを推定して、促進時間間隔ΔAがその推定されたジッタに従って増やされる場合がある。
ページングオケージョンがSFN周期に関連して定義される場合、ページングオケージョン(群)の位置における更なるジッタが、異なるセル間で非同期のSFN周期によって発生する場合がある。例えば、このことは、異なるセルが共通のMBSFNエリアに属していない場合の事例となる可能性がる。このようなジッタを補償するために、SFN周期タイミングのジッタを推定して、そして、そのSFN周期タイミングの推定されたジッタに従って増やされる場合がある。
以下では、スリープ期間中のセル変更が想定される場合に促進時間間隔ΔAの適切な値を判定するための例示の手順を更に説明する。これらの手順では、次の寄与を考慮することができる:ページングコンフィグレーション情報を取得するために必要される時間の寄与、異なるセル間のページングコンフィグレーション情報の潜在的な差分の寄与、及び/あるいは、ページングオケージョンのタイミングが同期していないセル間を移動することの寄与である。
以下では、ページングコンフィグレーション情報を取得するために必要な時間の寄与が、上述のLTE状況のコンテキストにおいて向けられる。しかしながら、同様の寄与を、他のタイプの無線アクセス技術に適用することができることが理解されるべきである。
3GPP LTEでは、ページングコンフィグレーション情報はシステム情報、具体的には、SIB2と呼ばれるシステム情報ブロック(SIB)で送信される。このSIB2は定期的に再発生する時間ウィンドウ内で送信される。この時間ウィンドウの長さと周期性は1msから40msの間で構成設定可能であり、また、この周期性は、80−5120msに対応する8−512無線フレームの範囲をとることができる。
新規のセル内でページングコンフィグレーション情報を取得するために、端末デバイス200は、まず、マスタ情報ブロック(MIB)を検索することを必要とし、これは、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)における各無線フレーム、即ち、10ms毎のサブフレーム#0で繰り返される。次に、端末デバイス200は、SIB1を検索する。これは、MIBを2回繰り返す毎に、物理ダウンリンク共有チャネル(PD−SCH)の5サブフレーム、即ち、5msで送信される。次に、端末デバイス200は、SIB2を検索する、これは、SIB1におけるスケジューリング情報に従い、かつ、PDCCH上のシステム情報無線ネットワークテンポラリアイデンティティ(SI−RNTI)によって示される、実際のページングコンフィグレーション情報を含んでいる。いくつかの場合、例えば、受信品質に依存して、同一のSIを繰り返し受信することが、ページングコンフィグレーション情報の取得の成功を補償するために必要とされる場合がある。
以下の時間は、ページングコンフィグレーション情報を取得するために必要とされる時間に寄与する:スリープモードを離れて0msと10msとの間のMIBの次の送信までの第1の遅延、MIBの送信と5msあるいは15msのSIB1の次の送信の間の第2の遅延、80msから5120msの範囲をとるSIB2の送信の周期性と、1msから40msの範囲を取るSIB2を送信するための時間ウィンドウの長さとの総和に対応する、SIB1とSIB2との送信の間の第3の遅延がある。これらの遅延に対する最大値と、MIB、SIB1及びSIB2の1回の受信でページングコンフィグレーション情報を取得することが十分であると想定すると、これは、10ms(第1の遅延に対する)+15ms(第2の遅延に対する)+5160ms(第3の遅延に対する)の総時間を与える。逆に、MIB、SIB1及びSIB2の2回の受信をページングコンフィグレーション情報を取得するために必要とされると想定する場合、第1の遅延は10ms増えて20msとなり(MIBは10ms毎に繰り返すことによる)、第2の遅延は20ms増えて35msとなり(MIBが2回繰り返す毎に、即ち、20ms毎にSIB1が繰り返すことによる)、第3の遅延は5120ms増えて10280msとなり(SIB2の想定最大送信確率による)、結果として、10335msの時間となる。
加えて、端末デバイス200は、例えば、新規のセルを検出するために従前のセルにおけるセル再選択コンフィグレーション情報によって示される、1つ以上のキャリヤ周波数上で測定を実行するための時間を必要とする場合がある。このような測定は、周波数及びシンボル同期を取得すること、フレームタイミング同期を取得すること、及び物理的なセルアイデンティティを判定することが含まれる。いくつかの状況では、これらのステップは、1つの無線フレームの持続時間に対応する時間間隔内、即ち、10msの桁の範囲内で実行することができるが、これは、典型的には、必要とされる時間よりも長くなる。端末デバイス200が最新の5s内にセル上での測定を既に実行している場合、典型的な値は、100msの桁の範囲内となる。端末デバイスが最新の5s内にセル上での測定を実行していない場合、信号品質に依存して、例えば、信号対干渉及びノイズ比(SINR)と、端末デバイス200が同時に信号を受信するセルの数とに依存して、要求される時間はより長くなる場合がある。その時間を判定するために、端末デバイス200は、最新の5s内に測定を実行していない新規のセル上での測定を実行することを必要とし、ここでは、0−5msの時間間隔内の一様確率分布が想定され、これは、5の値が最悪の場合を表す比較的、保守的なモデルである。しかしながら、より洗練された確率分布を、より現実的な評価を達成するために想定することができる。
上述の初期のステップの後、端末デバイス200は、例えば、基準信号受信電力(RSRP)測定に基づいて、信号品質を測定するために処理を進めることができる。ここで、RSRP測定は、信号測定期間で実行することができる。このような測定期間の存続期間は、実装依存とすることができる。いくつかの場合、端末デバイスは、複数の測定期間に渡る平均化を実行することで、例えば、接続モードで実行される場合に利用可能な200msの測定ウィンドウを完全に利用することもできる。典型的な実装におけるシミュレーションに従えば、約66msの存続期間を測定期間に対して想定することができる。このような状況では、端末デバイス200は、同一のキャリヤ上で、上述の初期のステップ群と、いくつかのセルに対する信号品質の測定を実行することができる。しかしながら、複数のキャリヤが網羅されなければならない場合、例えば、最優先度のキャリヤ上で受付可能なセルが検出されなかったために、この手順は、各キャリヤに対して繰り返する必要がある場合がある。
上述のことから明らかなように、セル再選択手順に対して要求される時間を推定することは、様々な考慮事項が介在している。端末デバイス200が最新の5s内にセル測定を実行している場合、その端末デバイス200は測定されたセル群の1つに依然として位置していて、そして、同期手順が約100msで実行することができることを想定することができる。最新の5s内にこのような最近のセル測定がない場合は、100msから5sの範囲の間隔内での合理的な値を決定することができる。この目的のために、0s−5sの間隔内の均一確率を伴う確率布を想定することができる。信号品質の測定、例えば、RSRP測定に対しては、200ms迄の長さの測定期間として、例えば、上述の66msを想定することができる。いくつかの状況では、従前の近隣セル情報が複数のキャリヤ上の近隣セル群を示していた場合、いくつかのキャリヤ上での同期と測定を必要とする場合があることを考慮することもできる。
いくつかの場合、端末デバイス200のハードウェアがウェイクアップ手順中での実装依存安定化を要求する場合、そのことは、推定時間間隔ΔAを判定する場合と同様に考慮される場合がある。
以下では、異なるセル間のページングコンフィグレーションにおける潜在的な相違の寄与と、異なるセル内の非同期ページングオケージョンの寄与を、上述のLTE状況のコンテキストに向ける。しかしながら、同様の考慮事項を、他のタイプの無線アクセス技術にも適用できることが理解されるべきである。
3GPP LTEでは、SFNは各無線フレームに関連付けられている。無線フレームの長さは10msであり、また、その無線フレームは、それぞれが1msの長さの10個のサブフレームからなる。SFNは、10.24秒毎、即ち、1024フレーム毎にまとめられていて、これは、SFN周期と呼ばれる。より詳しくは、MIB内のSFNパラメータは8ビットからなる。MIBの送信時間は、別の2「ビット」を提供することで、10ビット、即ち、0から1023の値によって定義されるSFNを産出する。MIBは、10ms毎に繰り返す40msスケジュールで送信される。40ms期間内のMIBの4回の送信中は、MIB内のSFNパラメータは固定である。ここで、MIB内のSFNパラメータの粒度は40msであり、これに対して、MIBの繰り返し数は、追加の2ビットを表している。MIBの繰り返し数は明示的に示されないが、いくつかのMIBの送信を受信して、MIB内のSFNパラメータが2回のMIB送信の間で変化する場合を検出することで導出することができる。
典型的には、上記のSFN周期の長さは、長いDRX周期に対する基準として提供するためには短すぎる。それゆえ、システム全体クロック(システムワイドクロック)をDRX周期を定義するために使用することができる。システム全体クロックは、様々なBSと同期することができる。システム全体クロックを使用することによって、DRX周期は複数のSFN周期に渡るように拡張することができる。選択的には、DRX周期は、複数のSFN周期に基づいて定義することもできる。
システム全体クロックあるいは複数のSFNに渡る代替のタイミング基準から、移動ネットワークは、ページング情報が端末デバイス200へ送信されるSFN周期を判定する。次に、このSFN周期内のページングオケージョンは、ページングコンフィグレーション情報によって定義することができる。このページングコンフィグレーション情報は、例えば、3GPP技術仕様書36.304 V10.5.0で特定されるような、T及びnBとして参照されるパラメータを通じて定義される。システム全体クロックあるいは代替のタイミング基準は、典型的には、端末デバイス200へ伝播されない。ここで、端末デバイス200の観点からは、複数のSFN周期に渡るDRX周期は、1つのSFN周期の粒度、即ち、複数の10.24秒で特定される。同一の制約、即ち、1つのSFN周期の粒度も、移動ネットワークのDRX周期を定義するために適用することができる。
例えば、図4で示されるように、DRX周期がN個のSFN周期の長さを有するように構成設定されている場合、ページング情報は、N番目のSFN周期毎に端末デバイス200へ送信することができ、このN番目のSFN周期は、「ページSFN周期」と示され、また、ページングコンフィグレーション情報は、ページSFN周期ページング情報でどの無線フレーム(群)とサブフレームが端末デバイス200へ送信することができるか、即ち、ページングオケージョンPOを定義することになる。
同一セル内に端末デバイス200が残っている限り、SFN周期は一定であり、また、ページングコンフィグレーション情報によって示されるページングコンフィグレーションは静的なままである。このような場合、2つの連続するDRX周期内の対応するページングオケージョンPO間の時間は、確実にN個のSFN周期となるであろう。しかしながら、新規のセルへ移動する場合、ページングコンフィグレーション情報、例えば、パラメータT及びnBは変更される場合があり、その結果、ページングオケージョンPOのシフトが発生する。従って、セルの変更は、ページSFN周期内のページングオケージョンのタイミングの変動V1に関連付けることができる。3GPP LTEにおけるパラメータT及びnBが、256個の無線フレームから1つのサブフレームを差し引いたもの、即ち、2.56sによってページングオケージョンPOをシフトすることができ、また、変動V1は2.56sまでとすることができる。しかしながら、例えば、パラメータTにおいてより大きな差が可能である場合、このシフト、ページングオケージョンPOとそれらに関連付けられている変動V1は、例えば、10以上に大きくすることができる。このような変動を考慮して、端末デバイス200がページSFN周期の第1の無線フレームの第1のサブフレームでページング情報を受信することができることを補償するために、促進時間ΔAを判定することができる。これは、促進時間間隔ΔAを2.56sまでに増分することによって達成することができる。従前のページングコンフィグレーション情報に従って第1のページングオケージョンが発生する場合に依存して、より小さい増分で十分な場合がある。いくつかの状況では、従前のセルと比べて、新規のセルでページングコンフィグレーション情報が変化しているかどうかの確率を判定することができる。この確率が低い場合、例えば、確率閾値を下回る場合、新規のセルにおけるページングコンフィグレーション情報は従前のセルにおけるページングコンフィグレーション情報と同一であると想定することができる。例えば、このような確率は、ページングコンフィグレーション情報の変動範囲から判定することができるであろう。このような場合、ページングコンフィグレーション情報における取り得る変化によって生じる変動のために、促進時間間隔ΔAの増分を控える場合がある。
いくつかの状況では、例えば、異なるセル内のSFN周期の「フェーズ」が一定のシステム全体時間と一致しているという観点から、それらの異なるセルはSFN周期と非同期である場合がある。これは、例えば、セルが異なるMBSFNエリアに属している場合に発生する。従って、端末デバイス200がスリープモードに入っていた従前のセルのSFN周期から予期されるものとは異なる、SFN周期のフェーズで端末デバイス200はウェイクアップすることができる。図4の例では、異なるSFN周期タイミングによって生じる変動はV2として示されている。SFN周期の長さが10.24sであると、約5s、即ち、SFN周期の約半分の長さの値が、異なるセル内のSFN周期間の最大フェーズ差に対するものであると想定することができる。例えば、精度要件によって特定されるような、他の値も同様に使用することができよう。このような変動を考慮して、端末デバイス200がページSFN周期の第1の無線フレームの第1のサブフレームでページング情報を受信することができることを補償するための促進時間間隔ΔAを判定することができる。これは、促進時間間隔ΔAを増分することによって、例えば、約5sによって達成することができる。異なるセル内のSFN周期間の最大フェーズ差をより大きい場合でさえも、端末デバイス200は、促進時間間隔ΔAを完全SFN周期まで増分することができる。
明らかなように、第1のページングオケージョンが、SFN周期と、端末デバイス200がスリープモードに入った際に従前のセルで有効であったページングコンフィグレーション情報に従って発生することになる前に、端末デバイス200は、SFN周期に2.56sを加えた長さの約半分、即ち、約7.68sによってページングコンフィグレーション情報を検索する必要がある場合がある。ここで、この時間を、促進時間間隔ΔAへ追加することができる。従前のセルと新規のセルとが同一のMBSFNエリアに属している場合は、2.56sまでの増分で十分である。
ページングコンフィグレーション情報における変化のために、ページングオケージョンの変動に対して与えられる上述の値は、パラメータT及びnBがページングコンフィグレーション情報から導出され、ページSFN周期内の複数のページングオケージョンの位置を計算するために使用されるという仮定に基づいていることに注意すべきである。他のパラメータ、あるいは2.56sよりも大きいパラメータTの値が使用される場合、これは、異なる値の変動性を得る場合がある。例えば、長いDRX周期に対しては、ページSFN周期における単一のページングオケージョンだけが提供されるだろうし、また、単一のパラメータが、ページSFN周期内のこの単一のページングオケージョンの位置を特定するために使用されるであろう。このような場合、ページSFN周期内のページングオケージョンの位置の変動性は、SFN周期の全長まで、即ち、10.24sまでとすることができる。
上述の寄与に関して、悪環境下での促進時間間隔ΔAは、23sあるいはそれよりも長くする必要がある場合がある。しかしながら、典型的な状況では、より短い促進時間間隔ΔAで十分である。それゆえ、端末デバイス200が、例えば、1−5sの桁でのより短い促進時間間隔ΔAを使用する場合にも有益である。このようなより短い促進時間間隔ΔAを選択するために、端末デバイス200あるいは移動ネットワークのノード、例えば、BS100あるいは制御ノード300は、例えば、同一のPLMN内の最新の訪問先セルで構成設定されるSIB2及びSIウィンドウ長の周期性の値と同一の値を想定することによって、端末200によって従前に訪問されているセルからの情報を考慮することができる。より長い促進時間間隔ΔAと、より短い促進時間間隔ΔAの中から選択する場合、現在のセルで構成設定されているページングオケージョンを監視することできる端末デバイス200の目標確率を使用することができる。換言すれば、ページングコンフィグレーション情報が十分に早急に取得されない目標確率あるいは許容リスクを定義することができる。この選択において使用するための目標確率あるいは許容リスクは、例えば、確率閾値に関して、あるいは異なる場合に使用するための促進時間間隔ΔAに関して、デバイス端末200において、例えば、端末デバイス200のユーザあるいはオペレータによって、あるいは、例えば、SI、専用無線リソース制御(RRC)シグナリング、無線(OTA)USIMコンフィグレーション、あるいはオープンモバイルアライアンスデバイス管理(OMA DM)を介する移動ネットワークによって、あるいは端末デバイス200の製造者によって、端末デバイス200によって実行されるソフトウェアのプロバイダによって、構成設定することができる。
いくつかの状況では、例えば、図3に示されるように、端末デバイス200は、移動ネットワークからページングコンフィグレーション情報を検索した後に再度、スリープモードに入ることができ、また、DRX周期のアクティブ時間の開始時に、即ち、最近に受信したページングコンフィグレーション情報によって判定される次の潜在的なページングオケージョン時にウェイクアップすることができる。この方法で、長い促進時間間隔ΔAによってスリープ期間を過度に短縮してしまうことを回避することができ、また、図2に示されるような、端末デバイス200がスリープモードに戻らない状況よりも、端末デバイス200は、より長い促進時間間隔ΔAを使用することができる。
従って、促進時間間隔ΔA、あるいは最悪の状況に対処するために必要とされる少なくともの促進時間間隔ΔAは、スリープ期間が23sよりも十分に長い限り、スリープ期間の重要な部分を構築することができる。このことは、ページングコンフィグレーション情報を取得するための早期のウェイクアップの恩恵を減らし、そして、DRXを通じて、可能なエネルギー節約をも減らす可能性がある。
上述の観点では、端末デバイス200は、例えば、最悪の状況に対処するために必要とされる、相対的に長い促進時間間隔ΔAを使用して、ページングコンフィグレーション情報を取得した後に、スリープモードに戻ることができる。そして、端末デバイス200は、例えば、図3に示されるように、DRX周期のアクティブ時間の開始TAで、スリープモードを再度離れることができる。
いくつかの状況では、スリープモードに入る前に、従前に訪問したセルでみられる状況と同様の状況を想定することに基づいて、促進時間間隔ΔAを判定することができる。例えば、ページングコンフィグレーション情報を取得するために必要とされる、同期しているSFN周期、SIB2とSIウィンドウ長を送信するための周期性の同一値、及び同一の要求される受信繰り返し数の少なくとも1つを想定することができる。これらの想定に基づいて、促進時間間隔ΔAを、最悪の状況に対処するために必要とされる促進時間間隔ΔAに比べて短くすることができる。また、この状況では、端末デバイス200は、次の取り得るページングオケージョンあるいはDRX周期のアクティブ時間の開始TAの時までにページングコンフィグレーション情報を取得した後、スリープモードへ戻ることができる。
いくつかの場合では、端末デバイス200は、DRX周期の従前のアクティブ時間中と同一のセルに依然として位置していて、そして、それに従って、促進時間間隔ΔAを判定することができると想定することができる。
また、促進時間間隔ΔAを判定するモビリティ指示(指標)も利用することができる。このようなモビリティ指示は、例えば、端末デバイス200が移動している際の速度を表すことができる、あるいは、異なるモビリティカテゴリ、例えば、低モビリティと高モビリティに従って端末デバイス200を分類することができる。加えて、過去のモビリティ指示に基づいて生成される履歴モビリティデータを利用することができる。
端末デバイス200が移動している際の速度の指示は、衛星位置決めデバイス、例えば、グローバル位置決めシステム(GPS)受信機、加速度計、ドップラーシフト測定あるいはタイミングアドバンス変動に基づく推定から、例えば、取得することができる。速度の指示に基づいて、1つ以上の確率値、例えば、スリープ期間中に新規のセルに端末デバイス200が入る確率、端末デバイス200が過去の5s中に測定を実行していない新規のセルに端末デバイス200が入る確率、別のSFN周期タイミング、例えば、MBSFNエリアを離れる際にセルに端末デバイス200が入る確率、上述の確率群の1つ以上を考慮して判定することができる、ページングコンフィグレーション情報を受信するのに遅すぎるウェイクアップの確率、及び上述の確率群の1つ以上を考慮して判定することができる、ページングオケージョンの損失の確率の少なくとも1つの確率と、オプションとしての、新規のセル内のページングコンフィグレーション情報が従前に受信しているページングコンフィグレーション情報とは異なる確率とを示す値を判定することができる。このような確率を判定するために、セルあるいはMBSFNエリアのサイズを考慮することができる。セルあるいはMBSFNエリアのサイズを概算するための情報は、例えば、端末デバイス200内のあるいは移動ネットワーク内のデータベースに構成設定することができる、あるいは、統計値を適用することによって導出することができる、及び/あるいは、他の情報、例えば、SIパラメータから導出することができる。判定された確率あるいは確率群は、例えば、目標確率群あるいは確率閾値との比較によって、促進時間間隔ΔAを判定するために使用することができる。
加えて、あるいは代替として、促進時間間隔ΔAを判定するための統計値を利用することができる。この統計値には、例えば、新規のセルあるいはMBSFNエリア内で端末デバイス200がどれくらいの頻度でスリープモードを離れるか、過去の5s中に端末デバイス200が測定を実行しなかった新規のセル内で端末デバイス200がどれくらいの頻度でスリープモードを離れるか、別のSFN周期タイミングで端末デバイス200がどれくらいの頻度でセルへ移動するか、新規のセルあるいはMBSFNセル内でページングコンフィグレーション情報がどれくらいの頻度で異なるか、及び/あるいは過去に端末デバイス200がどれくらいの頻度でページングオケージョンを損失しているかがある。このような統計値に基づいて、1つ以上の確率値を計算することができ、この確率値は、例えば、スリープ期間中に端末デバイス200が新規のセルへ入る確率、過去の5s中に端末デバイス200が測定を実行しなかった新規のセルへ端末デバイス200が入る確率、あるいは、別のSFN周期タイミングで端末デバイス200がセルへ入る確率を表している。他のデータ、例えば、端末デバイス200が一定のモビリティカテゴリ、例えば、高モビリティ及び低モビリティに属していることの指示、あるいは端末デバイス200の移動特性あるいは固定特性の他の指示を同様に利用することができる。
従って、端末デバイス200は、スリープモードを、早期に、即ち、DRX周期のアクティブ時間の開始前の一定時間間隔に離れて、セル変更のために変化しているページングコンフィグレーション情報を取得することを決定することができる。この時間間隔、即ち、促進時間間隔ΔAを判定するために、端末デバイス200によって、及び/あるいは移動ネットワークのノード、例えば、BS100あるいは制御ノード300によって、様々な入力を利用することができる。このような入力の例には、履歴データ、例えば、過去に測定されたチャネル品質、ページングコンフィグレーション情報を取得するために過去に要求された受信数、統計値、及び/あるいはセルあるいはMBSFNエリアのサイズの推定値がある。この統計値には、例えば、端末デバイス200の早期のセル変更についての統計値、あるいは、MBSFNエリアの早期の変更についての統計値、あるいは、新規のセル内でページングコンフィグレーション情報がどれくらいの頻度で異なるかについての統計値がある。更なる例には、過去に取得されたSIパラメータがあり、これには、例えば、SIBスケジューリング情報、例えば、キャリヤ周波数上の近隣セル情報、及び、例えば、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)制御チャネル(MCCH)を介して送信されるMBSFN情報がある。このような入力の更なる例には、最新の受信ページングコンフィグレーション情報によって定義されるDRX周期のスリープ期間の長さ、あるいは過去のスリープ期間の長さがある。また更なる例には、確率閾値があり、これには、例えば、スリープ期間中に端末デバイス200が新規のセルへ入る確率に対する確率閾値、過去の5s中に端末デバイス200が測定を実行しなかった新規のセルへ端末デバイス200が入る確率に対する確率閾値、別のSFN周期タイミングで端末デバイス200がセルへ入る確率に対する確率閾値、ページングコンフィグレーション情報を検索するには遅すぎるウェイクアップの確率に対する確率閾値、及び/あるいは、端末デバイス200がページングオケージョンを損失する確率に対する確率閾値がある。このような確率閾値は、移動ネットワークによって構成設定され、そして、例えば、SIで端末デバイス200へ示される。促進時間間隔ΔAを判定するために、戦略的選択を、端末デバイス200によって、及び/あるいは移動ネットワークのノードによって利用することができ、この戦略的選択には、新規のセル内のSIBスケジューリングを過去に訪問しているセル内のSIBスケジューリングと同一であると想定するかどうか、あるいは、MBSFNエリアが過去に訪問しているセルと同一であると想定するかどうかがある。また、例えば、セル変更あるいはSIパラメータの変更のために端末デバイス200がページングオケージョンを損失した過去の状況を考慮することができる。
上述のように、ページングコンフィグレーション情報を検索するために早期にスリープモードを離れることは、端末デバイス200が新規にセルに入っている場合だけではなく、ページングコンフィグレーション情報が現在のセルで変更している場合にも有用である場合がある。以下の例では、スリープ期間中に同一セルのページングコンフィグレーション情報の変更を想定する場合での促進時間間隔ΔAの適切な値を判定するための手順が更に説明される。以下では、このようなプロセスは、上述のLTEの状況の内容で示される。しかしながら、他のタイプの無線アクセス技術に関しても同様の考慮を適用できることも理解されるべきである。
3GPP LTEでは、ページングコンフィグレーション情報はSIで示され、SIの変更は、SI修正期間の境界でのみ発生し得る。SI修正期間はSIで示され、また、64から4096個の無線フレーム、即ち、640−40960msの範囲を取り得る。また、所与の時間期間内でのSIの変更数の上限が指定されている。特に、SIは、3時間の期間の間は、31回より多くは変更することができない。SIの計画済変更は、完全に先行するSI修正期間中に定期的に示すことができる。SIの変更が実行されるSI修正期間内では、変更が発生していることを示すための値タグがインクリメント(増分)される。この値タグは、MIB、SIB1、SIB10、SIB11及びSIB12以外のすべてのSIBに対して共通であり、これは、SIB1に含まれる。
上述のことに関して、端末デバイス200は、ページングコンフィグレーション情報に関するダウンリンク制御チャネルを監視するために、特に、ページングコンフィグレーション情報の取り得る変動をチェックするために、スリープ期間から早期にウェイクアップすることができる。セル変更が関与する上述の状況に比べて、端末デバイス200は、SIB2内で変更が存在するかどうかをチェックすることだけが必要である。このようなチェックに対する手順は、DRX周期のスリープ期間の長さに依存して選択することができる。
スリープ期間の長さがSI修正期間よりも長いが3時間よりも短い場合は、端末デバイス200は、SIB1内の値タグが変更しているかどうかをまずチェックする。値タグが変更されていない場合、端末デバイス200は、ページングコンフィグレーション情報の変更はなかったと結論付けることができる。一方、SIB1内の値タグが変更されている場合、端末デバイス200は、SIB2をチェックして、ページングコンフィグレーション情報が変更されているかどうかを検出するための処理に進むことができる。
スリープ期間の長さが3時間よりも長い場合、SIB1内の値タグは信頼性がより低くなる。この場合、端末デバイス200は、SIB2を検索して、ページングコンフィグレーション情報が変更されているかどうかを検索することができる。
例えば、深刻なソフトウェア障害あるいはハードウェア障害によって生じる、セルのBS100の休止時間を無視する場合、SFN周期タイミングは、セル内で一定であると想定することができる。
上述のように、SIB1の時間スケジューリングは、2つの無線フレーム毎のサブフレーム#5は固定である。こうして、SIB1は20ms毎に送信され、これは、SIB2の送信よりもかなり頻繁である。しかしながら、端末デバイス200はSIB1を検索して、値タグが変更していることを検出している場合、端末デバイス200は依然としてSIB2を検索しなければならない。後者の可能性を考慮するために、端末デバイス200は、アクティブ時間の開始TAの前に、SIB2を検索するために十分に長い促進時間間隔ΔAを判定する。従って、スリープ期間がSI修正期間よりも長い場合、端末デバイス200は、アクティブ時間の開始TA前にSIB2を検索するために十分に長い促進時間間隔ΔAを判定する。
SIB2を検索するために、端末デバイス200は、最新のSIウィンドウの開始のための時間内でウェイクアップすることができ、ここでは、SIB2を送信することができ、その全体が次回のアクティブ時間となる。この目的のために、端末デバイス200は、アクティブ時間の開始TAの前に同期時間マージンを必要とすることができ、これは、端末デバイス200の内部クロックがスリープモード中にどの程度正確なのかで採用される。この精度は、内部クロックがBS100との同期から外れる可能性があることを判定する。同期時間マージンは、BS100に関連する端末デバイス200の移動のために、伝搬遅延を変更することによって作成される取り得る時間差を補償するために使用することもできる。内部クロックがかなり外れている場合、端末デバイス200は、セル変更が関与する上述の状況のように、SIB2を検索するための処理の前にシンボル同期を取得する必要がある場合がある。そうでなければ、同時時間マージンはより小さくすることができる。
上述のことに関して、促進時間間隔ΔAを判定するための様々な戦略を、端末デバイス200によって、あるいは、移動ネットワークのノード、例えば、BS100あるいは制御ノード300によって採用することができる。第1の戦略に従えば、SIB2のスケジューリング、即ち、SIBを含むSIウィンドウの長さ及び周期性は変化しないと想定する。第2の戦略に従えば、SIB2のスケジューリングが変更している可能性を考慮する。いくつかの実装では、端末デバイス200あるいは移動ネットワークのノードは、第1の戦略及び第2の戦略のどちらかを選択することもできる。
第1の戦略では、促進時間間隔ΔAは、第2の戦略におけるものよりも短いものを選択することができる。特に、第1の戦略では、1つのSIウィンドウの長さに上述の時間マージンを加えたものに対応する促進時間間隔ΔAの値は十分であり、SIB2の1回の受信だけが必要とされることが想定される場合に選択される。SIBの2回の受信が必要とされる場合、SIウィンドウ期間に1つのSIウィンドウの長さと上述の同期時間マージンを加えたものに対応する促進時間期間の値は、十分であり、そして、選択される。
第2の戦略では、端末デバイス200あるいはネットワークノードは、最大SIウィンドウ期間、最大SIウィンドウ長、SIウィンドウ期間内のSIウィンドウの未知の位置を想定して、この最悪の場合の状況に従う促進時間間隔ΔAを判定することができる。しかしながら、セル変更が関与する上述の状況で説明される確率のトレードオフに基づいて、最悪の場合の状況に対処するために必要される時間よりも短い促進時間間隔ΔAが選択される場合がある。促進ウェイクアップ時間でスリープモードを離れた後、端末デバイス200は、まず、SIB1からSIB2のスケジューリング情報を検索することができ、これによって、SIB2を受信する場合における不確実さを減らすことができる。この目的のために、追加の時間が必要とされ、そうすることで、端末デバイス200は、セル変更が関与する上述の状況と同様に、まず、SIB1を検索することができる。しかしながら、端末デバイス200は、SIB1を検索する時点と、SIB2を含むSIウィンドウの開始時点との間でスリープモードに戻ることによって、効果的な長さのスリープ期間における悪影響を補償することができる。また、端末デバイス200がスリープモード内で3時間よりも短い時間を消費している場合、SIB1内の値タグは依然として有効であり、これは、端末デバイス200は、SIB2を検索することなく、ページングコンフィグレーション情報が変更していないことを、SIB1だけから判定することができる。
スリープ期間の長さがSI修正期間よりも短い場合、端末デバイス200あるいはネットワークノードは、スリープモードからの早期のウェイクアップを利用するのではなく、むしろ、DRX周期のアクティブ時間の開始TA時のみスリープモードを離れることを決定することができる。
従って、端末デバイス200がスリープモードで全SI修正期間よりも長く時間を消費している場合、同一セル内のページングコンフィグレーション情報の潜在的な変化をチェックするために、アクティブ時間の開始TAの前にウェイクアップすることができる。促進時間間隔ΔAの適切な値を判定するために、端末デバイス200あるいはネットワークノード、例えば、BS100あるいは制御ノード300は、様々な入力を利用することができる。このような入力の例には履歴データがあり、これには、例えば、過去に測定されたチャネル品質、あるいはページングコンフィグレーション情報を取得するために過去に要求された受信の回数がある。このような入力の更なる例には、過去に取得されたSIパラメータ、例えば、SIBスケジューリング情報がある。このような入力の更なる例には、最新の受信ページングコンフィグレーション情報あるいは過去のスリープ期間の長さによって定義されるDRX周期内のスリープ期間の長さがある。このような入力の更なる例には、確率閾値があり、例えば、有効なページングコンフィグレーション情報がこれ以上ないことによってページングオケージョンを損失する確率に対する確率閾値がある。促進時間間隔ΔAを判定するために、スリープモードに入る前のSIBスケジューリングと同一であることを想定するかどうか、あるいは、SIB1から値タグを検索するかどうかのような戦略的選択を利用することもできる。
端末デバイス200あるいは移動ネットワークのノードは、潜在的なセルの変更を考慮する戦略と、端末デバイス200が同一のセルに残っていると想定する戦略とのどちらかを使用することを選択することができる。どの戦略が選択されるべきかを判定するために、端末デバイス200あるいは移動ネットワークのノードは、モビリティ(移動性)、及び、オプションとしての、上述のようにして取得することができるセルサイズについての指示あるいは他のデータを利用することができる。このような指示あるいはデータは、スリープ期間の長さと、セル変更の確率に対する閾値との少なくとも一方と組み合わせて使用することもできる。
上述の手順では、端末デバイス200は、例えば、端末デバイス200が、例えば、取得されるスケジューリング情報に基づいて、一定の時間間隔に対する関連情報が送信されることはないことを判定する場合に、ページングコンフィグレーション情報を受信するための異なるステップとの間でスリープモードに再度入ることができる。このような間隔は、例えば、MIBの送信とSIB1の送信との間の時間、あるいは、SIB1の送信とSIB2の送信との間の時間を含んでいる。
上述の手順では、端末デバイス200は、例えば、上述の判定及び決定を実行することによって、促進時間間隔ΔAを判定することができる。選択的には、移動ネットワークのノード、例えば、BS100あるいは制御ノード300は、促進時間間隔ΔAを判定する際に端末デバイス200によって使用される入力を提供することによって、促進時間間隔ΔAの判定を支援することができる。また、移動ネットワークのノード、例えば、bS100あるいは制御ノード300は、例えば、上述の判定及び決定を実行することによって促進時間間隔ΔAを判定して、それを端末デバイス200へ指示することができる。
また、いくつかの状況では、移動ネットワークは、端末デバイス200によって適用される促進ウェイクアップ時間AWあるいは促進時間間隔ΔAを気付いている場合があり、そして、移動ネットワークは、ページング情報の効率的な送信のためにこの情報を利用することができる。
ページング情報の送信を制御している移動ネットワークのノード、例えば、上述のLTE状況でのBS100あるいは制御ノード300、即ち、eNBあるいはMME、あるいは上述のUMTS状況でのBS100あるいは制御ノード300、即ち、NBあるいはRNCは、促進時間間隔ΔAあるいは促進ウェイクアップ時間AWを気付いている場合がある。このノードは、DRX周期のアクティブ時間前に端末デバイス200がスリープモードを離れている場合に既にページング情報を端末デバイス200へ送信することを決定することができる。ページングコンフィグレーション情報を受信した後に、あるいはページングコンフィグレーション情報の変更をチェックした後に、あるいは、ページングコンフィグレーション情報を検索するための異なるステップ群の間に、端末デバイス200が、スリープモードへ戻る状況では、ノードは、更に、端末デバイス200が、まだ、スリープもモードへ再度入っていない間に、ページング情報が送信されることを補償することができる。
移動ネットワークのノードは、例えば、ページングコンフィグレーションが変更されているかどうかに依存して、選択的にページング情報の早期送信を適用することを選択することができる。例えば、端末デバイス200のページングオケージョンが端末デバイス200のスリープ期間中に変更されることでページングコンフィグレーションが変更されている場合、ノードは、ページング情報の早期送信を使用しないで、逆に、DRX周期の次のアクティブ時間でページング情報を送信することを選択することができる。この方法では、端末デバイス200には、変更されたページングコンフィグレーションに対応する新規のページングコンフィグレーション情報を取得するために十分な時間が与えられる。ページングコンフィグレーションが端末デバイス200のスリープ期間中に変更されていない場合には、端末デバイス200が促進ウェイクアップ時間AWでスリープモードを離れている場合に、ノードは、ページング情報を早期に送信することができる。
ノードは、有効であったページングコンフィグレーション情報によって与えられる時間の時に、端末デバイス200がページングオケージョンを有していた場合の最新の時間の時に、あるいは端末デバイス200がページングコンフィグレーション情報を受信する機会を有している場合の最新の時間の時に、例えば、SIB2の最新の送信時に、新規のページングコンフィグレーション情報が異なる時間を示しているとしても、端末デバイス200へページング情報を送信することを選択することができる。これは、端末デバイス200が促進時間ウェイクアップ時間AWでスリープモードを離れる場合に早期に達成することができる。選択的には、古いページングコンフィグレーションは、端末デバイスのDRXの周期のアクティブ時間中に初期のページング情報を送信するために、あるいはページングコンフィグレーションの変更の後の第1のページングオケージョンでページング情報を送信するために、保有される。後者の場合、端末デバイス200は、新規のページングコンフィグレーション情報を検索するために促進ウェイクアップ時間AWでスリープモードを早期に離れる必要はないが、ページング情報を受信するためにダウンリンク制御チャネル及びPCHの少なくとも一方を監視している間、あるいはその後に、新規のページングコンフィグレーション情報を検索することができる。
端末デバイス200のスリープ期間中にページングコンフィグレーションが変更された場合、ノードは、新規のページングと従前の有効なページングの両方それぞれに対応する時点での促進ウェイクアップAWで端末デバイス200がスリープモードを離れる場合に、早期にページング情報を送信することを決定できる。ノードは、これら2つの時点の後の時点でページング情報を送信することを省略することを決定することができる。これは、その時点で、最初に送信されたページング情報への端末デバイス200からの応答が既に移動ネットワークによって既に受信されていた場合である。
移動ネットワークのノードに、端末デバイス200によって判定される促進時間間隔を気付かせるために、端末デバイス200は対応する指示をノードへ送信することができる。この目的のために、RRCシグナリング、例えば、RRC接続確立時に、追跡エリア更新リクエストあるいはハンドオーバシグナリングのような非アクセスストリーム(NAS)メッセージを搬送するRRCシグナリングを、あるいは専用RRCシグナリング手順を使用するRRCシグナリングを、使用することになろう。移動ネットワークのノード自身が促進時間間隔ΔAを判定する実施形態では、移動ネットワークのノードは、促進時間間隔ΔAを気付かせるために、端末デバイス200からその促進時間間隔ΔAを受信する必要はない。
上述の手順では、端末デバイス200によるページング情報の受信は、通信イベント、例えば、端末デバイス200がデータを移動ネットワークへ送信するイベント、及び端末デバイス200が移動ネットワークからデータを受信するイベントの少なくとも一方をトリガーすることができる。このような通信のイベントの後、即ち、すべての保留しているデータが送信されるあるいは受信される場合、端末デバイス200は、DRX周期のアクティブ時間がまだ終了していない場合でさえ、スリープモードに再度入ることができる。ページング情報を早期に送信することによって、即ち、DRX周期のアクティブ時間の開始TAの前に、通信イベントがトリガーされ、また、通信イベントがそのアクティブ時間の開始TAの前に終了している場合、端末デバイス200は、次のアクティブ時間の開始TAでスリープモードを離れることなく、このアクティブ時間を完全にスキップしてスリープモードへ戻ることを決定することもできる。
いくつかの状況では、上述の手順で使用される1つ以上のパラメータ、例えば、SIパラメータ、より詳しくは、ページングコンフィグレーション情報のパラメータ、あるいはSFN周期タイミングのパラメータ表示を有効性スコープ(範囲)に関連付けることができる。この有効性スコープは、例えば、パラメータが有効である場合のエリアに関して、及びパラメータが有効である場合の時間期間に関しての少なくとも一方に関して定義することができる。このエリアは、例えば、地理的エリアとして、あるいは移動ネットワークのトポロジーの一部として、例えば、追跡エリアあるいはMBSFNエリアとして、定義することができるであろう。この時間期間は、例えば、1つ以上のDRX周期、1つ以上のSI修正期間、あるいは1つ以上のSFN周期によって定義されるであろう。移動ネットワーク、例えば、BS100あるいは制御ノード300は、有効性スコープを、例えば、対応するパラメータとともに端末デバイス200へ指示することができる。
例えば、有効性スコープは、例えば、ページングコンフィグレーション情報あるいはSIB2のスケジューリングの1つ以上のパラメータが、現在のセルよりも大きなエリアで、例えば、現在の追跡エリアあるいはMBSFNエリアで、または、BS100によって制御されるすべてのセルで、あるいは近隣セルリストに従う、1つ、複数あるいはすべての近隣セルで、有効であることを指示することができるであろう。促進時間間隔ΔAを判定する場合に、ページングコンフィグレーション情報あるいはSIB2のスケジューリングは、指示される有効性スコープに従って使用することができる。この有効性スコープから、パラメータが有効である確率も判定して、確率閾値と比較することができる。この方法では、例えば、新規のセルでウェイクアップする場合に、促進時間間隔ΔAの所与のパラメータを使用するかどうかを決定することができる。
いくつかの場合、有効性スコープは、ファジーな方法で、例えば、一定エリア、例えば、近隣セルで、あるいは時間期間、例えば、次のDRX周期(群)で、パラメータが有効である確率、SI修正期間(群)、あるいはSFN周期(群)を示すこともできるであろう。また、異なるエリア群あるいは時間期間群の間での類似度を示すこともできるであろう。
いくつかの状況では、端末デバイス200がページングオケージョンを損失することが発生し得る。ページングオケージョンを損失する理由は、例えば、端末デバイス200が促進ウェイクアップ時間AWでウェイクアップしないことを決定していたこと、促進時間間隔ΔAが短すぎたこと、あるいはいくつかの理由で、貧弱なチャネル品質のために端末デバイス200が、ページングオケージョン中に、関連するシグナリング情報、例えば、PDCCHシグナリングを受信することに失敗していたことがある。端末デバイス200がページングオケージョンを損失したこと判定する場合、端末デバイス200は、このことを移動ネットワーク、例えば、BS100あるいは制御ノード300へ指示することができる。実装に依存して、このことは、例えば、RRCシグナリングを介して、あるいはNASシグナリングを介して達成することができる。
端末デバイス200からこのような指示を受信することに応じて、移動ネットワーク、例えば、BS100あるいは制御ノード300は、ページング情報の再送信を行うことで、及び/あるいは端末デバイス200とのいくつかの利用可能な接続を使用することで、ページング情報が、損失したページングオケージョン中に送信されたかどうかを指示することができる。このような端末デバイス200との接続は、例えば、損失したページングオケージョンの指示とともに確立されている場合がある。端末デバイス200へ送信される任意の保留中のデータは、失敗したページングのために破棄されていない限り、例えば、損失したページングオケージョンの指示ともに確立される端末デバイス200との接続を使用して、あるいは、端末デバイス200と新規に確立される接続を使用して、端末デバイス200へ配信される。
図5は、上述の概念に基づいている例示の手順を示すタイミング図である。この手順は、ネットワークノード、例えば、BS100あるいは制御ノード300、及び端末ノード(TD)200が関与する。これらの手順では、端末デバイ200は、アイドルモードDRXあるいはページングDRXを適用して、移動ネットワークからページング情報を受信すると想定する。
ステップ501で、端末デバイス200は、DRX周期を判定する。DRX周期は、端末デバイス200によって受信される最新のページングコンフィグレーション情報によって定義される。特に、DRX周期のアクティブ時間は、ページングコンフィグレーション情報のアクティブ時間は、ページングコンフィグレーション情報によって定義される最初のページングオケージョンの始まりで開始し、ページングコンフィグレーション情報によって定義される最後のページングオケージョンで終了する。いくつかの状況では、ページングコンフィグレーションによって定義されるアクティブ時間毎に、単一のページングオケージョンだけが存在する場合がある。最新のページングコンフィグレーション情報は、ネットワークノード100/300から、あるいは、いくつかの他のネットワークノード、例えば、セル変更の前に端末デバイスへサービスを提供していたネットワークノードから受信することができる。
ステップ502で、端末デバイス200は、DRX周期のスリープモードに入る。スリープモードでは、端末デバイス200は、移動ネットワークによって送信されたダウリンク制御チャネルを監視しておらず、また、移動ネットワークによって送信されるPCHを監視していない。それゆえ、端末デバイス200は、これらのチャネルを監視するために使用される受信機回路を無効にすることによって、エネルギーを節約することができる。
ステップ503で、端末デバイス200は、促進時間間隔ΔAを判定する。この目的のために、上述の考慮事項及び手順を端末デバイス200によって適用することができる。促進時間間隔Δに基づいて、端末デバイス200は、現在のDRX周期で適用すべき促進ウェイクアップ時間AWを判定することができる。メッセージ504によって指示されるように、端末デバイス200は、促進時間間隔ΔAをネットワークノード100/300へ指示することができる。
ステップ505で、ネットワークノード100/300は、受信した促進時間間隔ΔAの指示を使用して、端末デバイス200へのページング情報の送信をスケジュールすることができる。特に、ネットワークノード100/300は、DRX周期のアクティブ時間の前に、早期にページング情報を送信する上述のオプションの使用を行うべきかどうかを決定することができる。図5では、このようなページング情報の早期の送信は示されていない、即ち、このオプションは使用されないことを想定している。
ステップ506で、端末デバイス200は促進時間ウェイクアップを実行し、促進ウェイクアップ時間AWでスリープモードを離れる。従って、端末デバイス200は、ページングコンフィグレーション情報に関するダウンリンク制御チャネルを監視することを開始することができる。ステップ506で、端末デバイス200は、メッセージ507で送信されるように示されている、新規のページングコンフィグレーション情報を受信することができる、あるいは、ページングコンフィグレーションが変更されたどうかを判定することができる。後者の場合、端末デバイス200が、例えば、受信した指示に基づいて、ページングコンフィグレーションが変更されていないと判定する場合、既に受信しているページングコンフィグレーション情報を使用することを継続して、ページングコンフィグレーション情報を新規に受信するためのステップ群を省略することができる。
ステップ508で、端末デバイス200は、オプションとして、スリープモードに再度、入り、そして、ステップ509に示されるように、DRX周期のアクティブ時間の開始で再度、スリープモードを離れることができる。ステップ508でスリープモードに再度、入ることは、例えば、次のページングオケージョンまでに利用可能な時間に依存して選択的に実行することができる。
端末デバイス200は、次に、ネットワークノード100/300からのメッセージ510によって送信されるように示される図5でのページング情報を受信するために、ページングオケージョンあるいはページングオケージョン群を監視することができる。
図6は、移動ネットワークから端末デバイスへのページング情報の送信のための方法を示すフローチャートを示している。図6の方法は、端末デバイスで、例えば、端末デバイス200で、上述の概念を実現するために使用することができる。
ステップ610で、端末デバイスは、DRX周期のスリープモードに入る。スリープモードでは、端末デバイスは、移動ネットワークによって送信される一定のチャネル、特に、ダウンリンク制御チャネル、典型的には、PCHを監視していない。スリープモードでは、端末デバイスは、このようなチャネルを監視するために使用される受信機回路を無効にすることによって、エネルギーを節約することができる。ダウンリンク制御チャネルは、端末デバイスへページングコンフィグレーション情報を提供するために使用される。このページングコンフィグレーション情報は、端末デバイスへのページング情報の送信のためのページングオケージョンを定義する。いくつかの状況では、ページングコンフィグレーションは、更に、上述のページングオケージョンの後に発生する1つ以上の追加のページングオケージョンを定義することができる。換言すれば、ページングコンフィグレーション情報が複数のページングオケージョンを定義する場合、図6で参照されるページングオケージョンは、これらのページングオケージョンの内で最一時的に最初のものとなる。
ページングDRX周期とも参照することができる、ページング情報の受信のために端末デバイスによって適用されるDRX周期は、典型的には、端末デバイスによって受信される最新のページングコンフィグレーション情報によって定義される。より詳しくは、DRX周期のアクティブ時間は、端末デバイスがスリープモードでない場合、このページングコンフィグレーション情報によって定義されるページングオケージョンの始まりで開始する。アクティブ時間は、端末デバイスがダウンリンク制御チャネル及びページング情報用のPCHを少なくとも一方を監視している場合の時間期間である。また、アクティブ時間中には、端末デバイスは、移動ネットワークによって送信される他のチャネル、例えば、他の制御チャネルを監視することもできる。従って、アクティブ時間中は、このようなチャネルを監視するために使用される受信機回路が有効にされる(アクティベートされる)。アクティブ時間の終了で、例えば、ページングオケージョンの終了で、あるいは最新のページングオケージョンの終了で、複数のページングオケージョンが定義される場合、端末デバイスは、スリープモードに入ることができる。いくつかの状況では、このような複数のページングオケージョンの間でスリープモードに入ることもできる。
ステップ620で、端末デバイスは、スリープモードを離れるために促進ウェイクアップ時間AWを判定する。促進ウェイクアップ時間は、例えば、図2及び図3に示されるような、DRX周期のアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔ΔAによって促進される(早められる)。
ステップ630で、端末デバイスは、スリープモードを離れて、移動ネットワークからのページングコンフィグレーション情報に関するダウンリンク制御チャネルを監視することを開始する。この処理は、ステップ630で判定される促進ウェイクアップ時間AWで達成される。この処理は、移動ネットワークから新規のページングコンフィグレーション情報を受信することを含んでいても良い。また、この処理は、最新の受信したページングコンフィグレーション情報に対して、ページングコンフィグレーション情報が変更されかどうかをチェックすることを含んでいても良い。ダウンリンク制御チャネルの監視、及び、新規のあるいは未変更のページングコンフィグレーション情報の検索の後、あるいはステップ630でのページングコンフィグレーションが変更されていないことの判定の後、端末デバイスは、ステップ640で、スリープモードに再度、入ることができる。
ステップ650で、端末デバイスは、移動ネットワークからページング情報を受信するために、ページングコンフィグレーション情報によって定義されるページングオケージョンを監視する。ダウリンク制御チャネルの監視、及び、ステップ630でのページングコンフィグレーション情報での変更の検索あるいはチェックの後に端末デバイスがスリープモードに再度、入る場合、ステップ640は、ページングコンフィグレーション情報に基づいて、即ち、DRX周期に従って、スリープモードを離れることを含んでいても良い。
ステップ620で、様々な手順を、促進時間間隔ΔAを判定するために使用することができる。例えば、端末デバイスは、ページングコンフィグレーション情報の過去の変更に関する履歴データを保持して、その履歴データに基づいて促進時間ΔAを判定することができる。このような履歴データは、過去に受信したSIパラメータあるいは端末デバイス自身によって収集されたデータ、に基づいている、あるいは、を含んでいる。加えて、あるいは代替として、端末デバイスは、スリープモードに入る時点と、DRX周期のアクティブ時間の開始の時点との間のスリープ期間の長さに基づいて、促進時間間隔ΔAを判定することができる。加えて、あるいは代替として、端末デバイスは、少なくとも1つの確率値を判定して、その少なくとも1つの判定された確率値に基づいて促進時間間隔ΔAを判定することができる。このような確率値あるいは確率値群は、例えば、端末デバイスがスリープモードであった間にページングコンフィグレーション情報が変更されている確率、端末デバイスがスリープモードであった間に移動ネットワークの別のセルへ端末デバイスが移動している確率、及びページングオケージョンを監視することを端末デバイスが失敗している確率の内の少なくとも1つを表している。いくつかの状況では、端末デバイスは、移動ネットワークからこのような確率値(群)を受信することができる。加えて、あるいは代替として、端末デバイスは、ページングコンフィグレーション情報を検索するために、端末デバイスによって要求されるいくつかの受信ステップに基づいて、促進時間間隔ΔAを判定することができる。いくつかの状況では、端末デバイスは、移動ネットワークから促進時間間隔ΔAの指示を受信して、この指示から促進時間間隔ΔAを判定することができる。このような指示は、例えば、ステップ610に入る前に受信されることになるであろう。
いくつかの状況では、端末デバイスは、ステップ620で判定される促進時間間隔ΔAを移動ネットワークへ指示して、例えば、移動ネットワークのノードに促進時間間隔Δを気付かせることを行うことができる。
いくつかの状況では、端末デバイスは、DRX周期のアクティブ期間の開始の前にページング情報を受信することもできる。例えば、移動ネットワークが促進時間間隔ΔAに気付いていて、また、促進ウェイクアップ時間でスリープモードを離れる端末デバイスに気付いている場合、端末デバイスがスリープモードでない間に早期にページング情報を送信することを決定することができる。
いくつかの状況では、端末デバイスは、ページングオケージョンの監視時に障害を検出することもできる。例えば、監視されているページングオケージョンがページング情報を端末デバイスへ送信するために移動ネットワークによって現在適用されているページングコンフィグレーションに対応していないこと、また、端末デバイスが現在の有効なページングコンフィグレーション情報によって定義されるページングオケージョンを損失していることが判明することがある。端末デバイスは、次に、その障害を移動ネットワークへ指示することができる。その移動ネットワークは、次に、損失した可能性のあるページング情報の再送信を送信することを決定し、これによって障害を回復する。
図7は、移動ネットワークから端末デバイスへのページング情報の送信のための方法を示すフローチャートである。この方法は、移動ネットワークのノード内で、例えば、BS100内で、あるいは制御ノード300内で、上述の概念を実現するために使用することができる。図7の方法では、端末デバイスが移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネル及びPCHの少なくとも一方を監視していない場合に、端末デバイスがスリープモードに入っていることに従って、DRX周期を適用するように構成されている。
ステップ710で、ノードは、端末デバイスから指示を受信することができる。この指示は、特に、スリープモードを離れている端末デバイスに対する促進ウェイクアップ時間AWを定義する促進時間間隔ΔAを示している。促進ウェイクアップ時間AWは、DRX周期のアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔ΔAによって進められる。
ステップ720で、ノードは、促進時間間隔ΔAを判定する。この判定は、ステップ710で受信される指示に基づいて達成することができる。選択的には、ステップ710は省略することができ、また、ノードは、促進時間間隔ΔAを判定するための1つ以上の手順を実行することができる。ノードは、端末デバイスの現存のセルにおけるページングコンフィグレーションが有効である、例えば、セルに関してのエリアを気付くことができる、あるいは、ノードは、近隣セル内のページングコンフィグレーションを気付くことができる、あるいはノードは、ページングコンフィグレーション情報の過去の変更に関する履歴データを保持して、ページングコンフィグレーションの有効性、近隣セルのページングコンフィグレーション、あるいは履歴データのような知識に基づいて促進時間間隔ΔAを判定することができる。このような履歴データは、端末デバイスへ送信されるSIパラメータあるいはノードあるいはいくつかの他のデバイス、例えば、端末デバイスによって収集される他のデータに基づくことができる、あるいはそのSIパラメータあるいは他のデータを含むことができる。加えて、あるいは代替として、ノードは、スリープモードに入る時点とDRX周期のアクティブ時間の開始の時点との間のスリープ期間の長さに基づいて、促進時間間隔ΔAを判定することができる。加えて、あるいは代替として、ノードは、少なくとも1つの確率値を判定して、また、その少なくとも1つの判定された確率値に基づいて促進時間間隔ΔAを判定することができる。このような確率値あるいは確率値群は、例えば、端末デバイスがスリープモードであった間にページングコンフィグレーション情報が変更されている確率、端末デバイスがスリープモードであった間に端末デバイスが移動ネットワークの別のセルへ移動している確率、及び端末デバイスがページングオケージョンを監視することを失敗している確率の少なくとも1つを表すことができる。加えて、あるいは代替として、ノードは、ページングコンフィグレーション情報を検索するために、端末デバイスによって要求される受信ステップ群の数に基づいて、促進時間間隔ΔAを判定することができる。また、他の例として、このような確率値あるいは確率値群は、ページングコンフィグレーションの有効性あるいは近隣セル内のページングコンフィグレーションの上述の取り得る知識に基づいて、端末デバイス200が別のページングコンフィグレーションを有するセルへ移動している確率を表すことができる。いくつかの状況では、ネットワークノードは、このような確率値(群)を端末デバイスへ指示することができる。
ステップ730で、ノードは、ページング情報の端末デバイスへの送信を制御する。この制御は、例えば、ステップ720の手順を使用するノードによって判定される促進時間間隔ΔAの端末デバイスへ送信することを含んでいても良い。次に、端末デバイスは、自身の促進ウェイクアップ時間AWを判定するために促進時間間隔ΔAを使用することができる。この使用は、ネットワークノードが、ページング情報を端末デバイスへ送信するためのページングオケージョンを定義するページングコンフィグレーション情報を判定し、そのページングコンフィグレーション情報を端末デバイスへ送信することを含んでいても良い。これのために、ネットワークノードは、ダウンリンク制御チャネル上で、情報、例えば、ページングコンフィグレーションを送信するためのダウンリンクリソース割当を送信することもできる。ページングコンフィグレーション情報の実際の送信は、例えば、上述のMIB、SIB1、及びSIB2を使用して、ダウンリンクリソース割当に従って達成することができる。このページングコンフィグレーションの送信は、促進時間間隔ΔAによって定義される促進ウェイクアップ時間AWの後で、かつ、DRX周期のアクティブ時間の開始の前に、達成することができる。この送信は、また、促進ウェイクアップ時間AWの後で、かつ、DRX周期のアクティブ時間の開始の前に、ノードが端末デバイスへのページング情報の早期の送信を実行することを含むことができる。
いくつかの状況では、ノードは、端末デバイスによるページングオケージョンを監視することの失敗の指示を端末デバイスから受信する場合がある。ページングオケージョンでページング情報が送信された場合、ノードは、ページング情報の再送信を送信することができる。
図6の方法と図7の方法は、適宜、互いに組み合わせることができることが理解されるべきである。例えば、図6の方法でオプションとして実行される促進時間間隔ΔAの移動ネットワークへの指示は、図7のステップ710でノードによって受信され、また、図7の方法に対する入力として使用することができるであろう。同様に、図7の方法でオプションとして実行される促進時間間隔ΔAの端末デバイスへの指示は、図6のステップ610であるいはその前に端末デバイスによって受信され、図6の方法に対する入力として使用することができるであろう。また、図7の方法で送信されるページングコンフィグレーション情報あるいはページング情報は、端末デバイスによって受信され、そして、図6の方法の入力を形成することができる。
図8は、端末デバイス200において上述の概念を実現するための例示の構造を示す図である。
図示の構造では、端末デバイス200は、例えば、BS100を介して、移動ネットワークからのデータ送信あるいは移動ネットワークへのデータ送信を実行するための無線インタフェース230を含んでいる。特に、この無線インタフェースは、上述のダウンリンク制御チャネルと上述のPCHを監視するように構成することができる。送信機(TX)機能を実現するために、無線インタフェース230は、1つ以上の送信機234を含み、また、受信機(RX)機能を実現するために、無線インタフェース230は、1つ以上の受信機232を含んでいることが理解されるべきである。上述のLTEの状況では、無線ンインタフェース230は、E−UTRANのLTE−Uuインタフェースに対応する。上述のUMTSの状況では、無線インタフェース230は、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)のUuインタフェースに対応する。
また、端末デバイス200は、無線インタフェース230に接続されているプロセッサ250と、そのプロセッサ250に接続されているメモリ260とを含んでいる。メモリ260は、ROM、例えば、フラッシュROMと、RAM、例えば、DRAMあるいはSRAMと、大容量記憶装置、例えば、ハードディスクあるいはソリッドステートディスクと、あるいはその類を含むことができる。メモリ260は、プロセッサ250によって実行される、適切に構成設定されたプログラムコードを含むことで、端末デバイス200の上述の機能を実現する。より詳しくは、メモリ260は、上述の促進時間間隔ΔAの判定を達成するための促進時間間隔判定モジュール270を含むことができる。また、メモリ260は、例えば、ページングコンフィグレーション情報を取得することによって、ページングオケージョンを監視するための、上述の端末デバイス200のコンフィグレーション(構成設定)を達成するためのページング構成設定モジュール280を含むことができる。また、メモリ260は、上述の様々な制御動作、例えば、スリープモードへ入ること及びスリープモードを離れることを実行するための制御モジュール290を含むことができる。
図8に示される構造は、単なる概要であり、明瞭にするために示していない、更なる構成要素、例えば、更なるインタフェースあるいは追加のプロセッサを端末デバイス200が実際には含むことができることが理解されるべきである。また、メモリ260は、図示していない、更なるタイプのプログラムコードモジュールを含むことができることが理解されるべきである。例えば、メモリ260は、端末デバイスの典型的な機能を実現するためのプログラムコードモジュール、あるいはプロセッサ250によって実行される1つ以上のアプリケーションのプログラムコードを含むことができる。いくつかの実施形態に従えば、本発明の実施形態に従う概念を実現するためのコンピュータプログラム製品、例えば、メモリ260に記憶されているプログラムコード及び他のデータの少なくとも一方を記憶するコンピュータ可読媒体を提供することができる。
図9は、BS100で上述の概念を実現するための例示の構造を示している。
図示される構造では、BS100は、端末デバイス200へのデータ送信あるいは端末デバイス200からのデータ送信のための無線インタフェース130を含んでいる。送信機(TX)機能を実現するために、無線インタフェース130は、1つ以上の送信機134を含み、また、受信機(RX)機能を実現するために、無線インタフェース130は、1つ以上の受信機132を含んでいることが理解されるべきである。無線インタフェース130は、特に、上述のダウンリンク制御チャネルと上述のPCHを送信するように構成することができる、即ち、端末デバイス200へのデータ送信あるいは端末デバイス200からのデータ送信を制御するためのサービスを提供するように構成することができる。上述のLTEの状況では、無線ンインタフェース130は、E−UTRANのLTE−Uuインタフェースに対応する。上述のUMTSの状況では、無線インタフェース130は、UTRANのUuインタフェースに対応する。また、BS100は、移動ネットワークの他のノード、例えば、図1の制御ノード300と通信するための制御インタフェース140を含むことができる。
また、BS100は、無線インタフェース130及び140に接続されているプロセッサ150と、そのプロセッサ150に接続されているメモリ160とを含んでいる。メモリ160は、ROM、例えば、フラッシュROMと、RAM、例えば、DRAMあるいはSRAMと、大容量記憶装置、例えば、ハードディスクあるいはソリッドステートディスクと、あるいはその類を含むことができる。メモリ160は、プロセッサ150によって実行される、適切に構成設定されたプログラムコードを含むことで、BS100の上述の機能を実現する。より詳しくは、メモリ160は、上述の促進時間間隔の判定を達成するための促進時間間隔判定モジュール170を含むことができる。また、メモリ160は、例えば、ページングコンフィグレーション情報を判定して端末デバイス200へ送信することによって、及び/あるいは、判定された促進時間間隔ΔAを端末デバイス200へ指示することによって、ページング情報の端末デバイス200への送信を制御するためのページング制御モジュール180を含むことができる。
図9に示される構造は、単なる概要であり、明瞭にするために示していない、更なる構成要素、例えば、更なるインタフェースあるいは追加のプロセッサを、BS100は実際には含むことができることが理解されるべきである。また、メモリ160は、図示していない、更なるタイプのプログラムコードモジュールを含むことができることが理解されるべきである。例えば、メモリ160は、BSの典型的な機能、例えば、eNBあるいはNBの既知の機能を実現するためのプログラムコードモジュールを含むことができる。いくつかの実施形態に従えば、本発明の実施形態に従う概念を実現するためのコンピュータプログラム製品、例えば、メモリ160に記憶されているプログラムコード及び他のデータの少なくとも一方を記憶するコンピュータ可読媒体を提供することができる。
図10は、制御ノード300で上述の概念を実現するための例示の構造を示している。
図示される構造では、制御ノード300は、移動ネットワークの他のノード、例えば、図1のBSと通信するための制御インタフェース340を含んでいる。この制御インタフェースは、端末デバイス200へのデータ送信あるいは端末デバイスからのデータ送信を制御するために使用することができる。
また、制御ノード300は、制御インタフェース340に接続されているプロセッサ350と、そのプロセッサ350に接続されているメモリ360とを含んでいる。メモリ360は、ROM、例えば、フラッシュROMと、RAM、例えば、DRAMあるいはSRAMと、大容量記憶装置、例えば、ハードディスクあるいはソリッドステートディスクと、あるいはその類を含むことができる。メモリ360は、プロセッサ350によって実行される、適切に構成設定されたプログラムコードを含むことで、制御ノード300の上述の機能を実現する。より詳しくは、メモリ360は、上述の促進時間間隔の判定を達成するための促進時間間隔判定モジュール370を含むことができる。また、メモリ360は、例えば、ページングコンフィグレーション情報を判定して端末デバイス200へ送信することによって、及び/あるいは、判定された促進時間間隔ΔAを端末デバイス200へ指示することによって、ページング情報の端末デバイス200への送信を制御するためのページング制御モジュール380を含むことができる。
図10に示される構造は、単なる概要であり、明瞭にするために示していない、更なる構成要素、例えば、更なるインタフェースあるいは追加のプロセッサを、制御ノード300は実際には含むことができることが理解されるべきである。例えば、制御ノード300は、ユーザプレーンデータをBS100へ送信するための、また、ユーザプレーンデータをBS100から受信するためのインタフェースを有することができる。また、メモリ360は、図示していない、更なるタイプのプログラムコードモジュールを含むことができることが理解されるべきである。例えば、メモリ360は、制御ノード300の典型的な機能、例えば、MMEあるいはRNCの既知の機能を実現するためのプログラムコードモジュールを含むことができる。いくつかの実施形態に従えば、本発明の実施形態に従う概念を実現するためのコンピュータプログラム製品、例えば、メモリ360に記憶されているプログラムコード及び他データの少なくとも一方を記憶するコンピュータ可読媒体を提供することができる。
明らかなように、上述の概念は、端末デバイス、例えば、MTC端末デバイスあるいは他のタイプのUEに、ページングDRXスリープモードの間に新規のセルへ入った後にページングコンフィグレーション情報を検索することを可能にするために使用することができ、これによって、ページングDRX周期の次回のアクティブ時間中でのページング情報の受信を失敗することを回避する。このことは、特に、例えば、数分、数時間のスリープ期間を伴う長いページングDRX周期の場合、あるいはそれより長いものが使用される場合にでさえ、有効である。このような長いページングDRX周期は、MTC端末デバイス、例えば、センサデバイスだけでなく、他のタイプのUEに対する、関連エネルギー節約機能である。本明細書で記載される概念は、例えば、新規のセルでのウェイクアップのために、このような長いページングDRX周期中に発生する可能性があるページングコンフィグレーションのより大きな変更の確率に対して対処することを可能にする。この方法では、次のページングオケージョンまでに、ページングオケージョンの損失と、例えば、別のDRXスリープ期間の関連する長い遅延を回避することができる。
上述の例示と実施形態は単なる例示であり、様々な修正を受け入れることができることが理解されるべきである。例えば、この概念は、例えば、広帯域符号分割多元アクセス(WCDMA)に基づいて、上述の例のLTE移動ネットワークあるいはUMTS移動ネットワークとは異なるタイプの移動ネットワークで使用することができるであろう。また、この概念は、MTC端末デバイスだけでなく、他のタイプのUEをサポートするために使用することができる。また、これに加えて、あるいはページングコンフィグレーション情報の代替として、1つ以上の他のパラメータを、促進ウェイクアップ時間時に、スリープからウェイクアップする場合の端末デバイスによって検索することができる。このようなパラメータの特徴に依存して、促進時間間隔を判定するための上述の考慮事項を適合させる必要がある場合がある。例えば、パラメータが一定のSIBあるいはMIBで送信される場合、このSIBあるいはMIBを受信するために必要とされる時間を考慮することができる。また、上述の概念は、既存の移動ネットワークノードあるいは端末デバイスでの設計済ソフトウェアを使用することによって、このような移動ネットワークノードあるいは端末デバイスの専用ハードウェアを使用することによって実現することができることが理解されるべきである。

Claims (31)

  1. 移動ネットワークから端末デバイス(200)へのページング情報の送信のための方法であって、
    不連続受信周期に従って、前記端末デバイス(200)が、前記端末デバイス(200)が前記移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していないスリープモードに入るステップと、
    前記端末デバイス(200)が、前記スリープモードを離れるための促進ウェイクアップ時間として、前記不連続受信周期のアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔によって進められる促進ウェイクアップ時間を判定するステップと、
    前記判定した促進ウェイクアップ時間で、前記端末デバイス(200)が、前記スリープモードを離れ、前記移動ネットワークから、前記ページング情報の送信に対するページングオケージョンを定義するページングコンフィグレーション情報に関する前記ダウンリンク制御チャネルの監視を開始するステップと、
    前記ダウンリンク制御チャネルを監視した後、前記端末デバイス(200)が、前記スリープモードへ再度入るステップと、
    前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始時に、前記端末デバイス(200)が、前記ページングオケージョンを監視するために前記スリープモードを離れるステップと、
    前記ページングコンフィグレーション情報に基づいて、前記端末デバイス(200)が、前記移動ネットワークから前記ページング情報を受信するために、前記ページングオケージョンを監視するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記端末デバイス(200)が、前記ページングコンフィグレーション情報の過去の変化に関連する履歴データを保持するステップと、
    前記端末デバイス(200)が、前記履歴データに基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記端末デバイス(200)が、前記スリープモードへ入る時点と、前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始時点との間のスリープ期間の長さに基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記端末デバイス(200)が、少なくとも1つの確率値を判定するステップと、
    前記端末デバイス(200)が、前記少なくとも1つの確率値に基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの確率値は、前記端末デバイス(200)が前記スリープモードに入っていた間に前記ページングコンフィグレーション情報が変更している確率を表している
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つの確率値は、前記端末デバイス(200)が前記スリープモードに入っていた間に前記端末デバイス(200)が前記移動ネットワークの別のセルへ移動している確率を表している
    ことを特徴とする請求項またはに記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの確率値は、前記端末デバイス(200)が前記ページングオケージョンを監視することを失敗する確率を表している
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記端末デバイス(200)は、前記移動ネットワークから前記少なくとも1つの確率値を受信する
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記端末デバイス(200)が、前記ページングコンフィグレーション情報を受信するために前記端末デバイス(200)によって要求される受信ステップ群の数に基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記端末デバイス(200)が、前記移動ネットワークへ前記促進時間間隔を指示するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記端末デバイス(200)が、前記移動ネットワークから前記促進時間間隔の指示を受信するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記端末デバイス(200)が、前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始前に、前記ページング情報を受信するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記端末デバイス(200)が、前記ページングオケージョンの監視における失敗を検出するステップと、
    前記端末デバイス(200)が、前記移動ネットワークへ前記失敗を指示するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 不連続受信周期に従って、端末デバイス(200)が移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していないスリープモードへ入るように構成されている前記端末デバイス(200)へ、前記移動ネットワークからページング情報を送信するための方法であって、
    ネットワークノード(100、300)が、前記端末デバイス(200)が前記スリープモードを離れているための促進ウェイクアップ時間を定義する促進時間間隔を判定するステップであって、前記促進ウェイクアップ時間は、前記不連続受信周期のアクティブ時間の開始に関する前記促進時間間隔によって進められる、判定するステップと、
    前記ネットワークノード(100、300)が、前記判定した促進時間間隔に基づいて、前記ページング情報の送信を制御するステップと
    を備え
    前記端末デバイス(200)は、
    前記判定した促進時間間隔で定義される前記促進ウェイクアップ時間で、前記スリープモードを離れ、前記移動ネットワークから、前記ページング情報の送信に対するページングオケージョンを定義するページングコンフィグレーション情報に関する前記ダウンリンク制御チャネルの監視を開始し、前記ダウンリンク制御チャネルを監視した後、前記スリープモードへ再度入り、前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始時に、前記ページングオケージョンを監視するために前記スリープモードを離れることを特徴とする方法。
  15. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記ページングコンフィグレーション情報の過去の変更に関する履歴データを保持するステップと、
    前記ネットワークノード(100、300)が、前記履歴データに基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記スリープモードへ入る時点と、前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始時点との間のスリープ期間の長さに基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記ネットワークノード(100、300)が、少なくとも1つの確率値を判定するステップと、
    前記ネットワークノード(100、300)が、前記判定した少なくとも1つの確率値に基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1つの確率値は、前記端末デバイス(200)が前記スリープモードに入っていた間に前記ページングコンフィグレーション情報が変更している確率を表している
    ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの確率値は、前記端末デバイス(200)が前記スリープモードに入っていた間に前記端末デバイス(200)が前記移動ネットワークの別のセルへ移動している確率を表している
    ことを特徴とする請求項17または18に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つの確率値は、前記端末デバイス(200)が前記ページングオケージョンを監視することを失敗する確率を表している
    ことを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記ページングコンフィグレーション情報を検索するために前記端末デバイス(200)によって要求される受信ステップ群の数に基づいて、前記促進時間間隔を判定するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項14乃至20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記端末デバイス(200)へ前記促進時間間隔を指示するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項14乃至21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記端末デバイス(200)へ前記少なくとも1つの確率値を指示するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項14乃至22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記端末デバイス(200)から前記促進時間間隔の指示を受信するステップと、
    前記ネットワークノード(100、300)が、前記受信した前記促進時間間隔の指示に基づいて、前記促進ウェイクアップ時間を判定するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  25. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記ページング情報を前記端末デバイス(200)へ送信するためのページングオケージョンを定義するページングコンフィグレーション情報を判定するステップと、
    前記促進ウェイクアップ時間の後、かつ、前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始の前に、前記ネットワークノード(100、300)が、前記ページングコンフィグレーション情報を前記端末デバイス(200)へ送信するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項14乃至24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記促進ウェイクアップ時間の後、かつ、前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始の前に、前記ネットワークノード(100、300)が、前記ページング情報を前記端末デバイス(200)へ送信するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項14乃至25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記ネットワークノード(100、300)が、前記端末デバイス(200)から、前記端末デバイス(200)による前記ページングオケージョンを監視することの失敗の指示を受信するステップと、
    前記ページング情報が前記ページングオケージョンで送信された場合、前記ネットワークノード(100、300)が、前記ページング情報の再送信を送信するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項14乃至26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 端末デバイス(200)であって、
    移動ネットワークと前記端末デバイス(200)との間でのデータ送信のための無線インタフェース(230)と、
    プロセッサ(250)とを備え、
    前記プロセッサ(250)は、
    不連続受信周期に従って、前記端末デバイス(200)が、前記端末デバイス(200)が前記移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していないスリープモードに入るように制御し、
    前記スリープモードを離れるための促進ウェイクアップ時間として、前記不連続受信周期に従うアクティブ時間の開始に関する促進時間間隔によって進められる促進ウェイクアップ時間を判定し、
    前記判定した促進ウェイクアップ時間で、前記端末デバイス(200)が、前記スリープモードを離れ、前記移動ネットワークからのページング情報の送信に対するページングオケージョンを定義するページングコンフィグレーション情報に関する前記ダウンリンク制御チャネルの監視を開始するように制御し、
    前記ダウンリンク制御チャネルを監視した後、前記端末デバイス(200)が、前記スリープモードへ再度入り、
    前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始時に、前記端末デバイス(200)が、前記ページングオケージョンを監視するために前記スリープモードを離れ、
    前記ページングコンフィグレーション情報に基づいて、前記端末デバイス(200)が、前記移動ネットワークから前記ページング情報を受信するために、前記ページングオケージョンを監視するように制御する
    ように構成されている
    ことを特徴とする端末デバイス(200)。
  29. 前記プロセッサ(250)は、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法に従って動作するように前記端末デバイス(200)を制御する
    ことを特徴とする請求項28に記載の端末デバイス(200)。
  30. ネットワークノード(100、300)であって、
    不連続受信周期に従って、移動ネットワークによって送信されるダウンリンク制御チャネルを監視していないスリープモードへ入るように構成されている端末デバイス(200)と、前記移動ネットワークとの間でのデータ送信を制御するためのインタフェース(130、330)と、
    プロセッサ(150、350)とを備え、
    前記プロセッサ(150、350)は、
    前記端末デバイス(200)が前記スリープモードを離れているための促進ウェイクアップ時間を定義する促進時間間隔を判定することであって、前記促進ウェイクアップ時間は、前記不連続受信周期のアクティブ時間の開始に関する前記促進時間間隔によって進められる、判定することと、
    前記判定した促進時間間隔に基づいて、ページング情報の送信を制御すること
    を行うように構成され
    前記端末デバイス(200)は、
    前記判定した促進時間間隔で定義される前記促進ウェイクアップ時間で、前記スリープモードを離れ、前記移動ネットワークから、前記ページング情報の送信に対するページングオケージョンを定義するページングコンフィグレーション情報に関する前記ダウンリンク制御チャネルの監視を開始し、前記ダウンリンク制御チャネルを監視した後、前記スリープモードへ再度入り、前記不連続受信周期の前記アクティブ時間の開始時に、前記ページングオケージョンを監視するために前記スリープモードを離れ
    ことを特徴とするネットワークノード(100、300)。
  31. 前記プロセッサ(150、350)は、前記ネットワークノード(100、300)を制御して、請求項14乃至27のいずれか1項に記載の方法に従って動作するように構成されている
    ことを特徴とする請求項30に記載のネットワークノード(100、300)。
JP2015503763A 2012-04-05 2012-04-05 ページングコンフィグレーション情報の受信用の促進ウェイクアップ Expired - Fee Related JP6046236B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2012/056261 WO2013149666A1 (en) 2012-04-05 2012-04-05 Advanced wakeup for reception of paging configuration information

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015515816A JP2015515816A (ja) 2015-05-28
JP6046236B2 true JP6046236B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=45928916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015503763A Expired - Fee Related JP6046236B2 (ja) 2012-04-05 2012-04-05 ページングコンフィグレーション情報の受信用の促進ウェイクアップ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9521650B2 (ja)
EP (1) EP2835021B1 (ja)
JP (1) JP6046236B2 (ja)
KR (1) KR101579030B1 (ja)
CN (1) CN104350795B (ja)
WO (1) WO2013149666A1 (ja)

Families Citing this family (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5673448B2 (ja) * 2011-09-01 2015-02-18 ソニー株式会社 通信装置、通信方法、通信システムおよび基地局
EP2848081A1 (en) * 2012-05-09 2015-03-18 Interdigital Patent Holdings, Inc. Handling mtc long drx cycle/sleep lengths
WO2013191600A1 (en) * 2012-06-19 2013-12-27 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Methods and radio access node for determining a cell state
US9332584B2 (en) * 2012-10-18 2016-05-03 Apple Inc. Discontinuous reception cycle scaling in a wireless device
US9503978B2 (en) * 2013-04-03 2016-11-22 Qualcomm Incorporated Timing resolution for devices with long sleep cycles
US9160515B2 (en) * 2013-04-04 2015-10-13 Intel IP Corporation User equipment and methods for handover enhancement using scaled time-to-trigger and time-of-stay
US20160057738A1 (en) * 2013-05-09 2016-02-25 Lg Electronics Inc. Method for monitoring paging occasions in a wireless communication system and device therefor
KR102182517B1 (ko) 2013-08-02 2020-11-24 삼성전자 주식회사 이동 통신 시스템에서 시스템 정보와 페이징을 수신하는 방법 및 장치
WO2015020583A1 (en) * 2013-08-09 2015-02-12 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) System information broadcast for machine-type communication
EP3039914B1 (en) * 2013-08-28 2020-01-15 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Method and apparatuses for discontinuous reception cycle estimation by data packet monitoring
CN105940747B (zh) * 2014-01-30 2019-06-11 日本电气株式会社 机器对机器(m2m)终端、基站、方法和计算机可读介质
US10499451B2 (en) 2014-06-13 2019-12-03 Apple Inc. Adaptive C-DRX management
EP3162130A4 (en) * 2014-06-26 2018-02-21 Bretelon, Inc. Extending sleep mode in wireless device
US9763172B2 (en) * 2014-08-06 2017-09-12 Qualcomm Incorporated Idle-mode enhancements for extended idle discontinuous reception (EI-DRX)
US9872286B2 (en) 2014-11-21 2018-01-16 Apple Inc. Compressed system information for link budget limited UEs in a radio access network
JP2018500850A (ja) * 2014-12-31 2018-01-11 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. メッセージ処理方法、ノード装置、及びユーザ機器
US11382080B2 (en) 2015-01-09 2022-07-05 Apple Inc. System information signaling for link budget limited wireless devices
EP3253131B1 (en) 2015-03-03 2019-09-18 Kyocera Corporation Wireless terminal and base station
US9872335B2 (en) * 2015-03-06 2018-01-16 Marvell International Ltd. Iterative receiver wake-up for long DRX periods
US10051601B2 (en) * 2015-03-15 2018-08-14 Qualcomm Incorporated Flexible paging and on-demand page indicator
US10045394B2 (en) * 2015-05-04 2018-08-07 Qualcomm Incorporated Techniques for paging in extended discontinuous reception
US10893465B2 (en) * 2015-05-08 2021-01-12 Htc Corporation Device and method of receiving system information
CN106416391B (zh) * 2015-05-19 2020-03-20 华为技术有限公司 寻呼方法、用户设备、基站及核心网设备
AU2015399593B2 (en) * 2015-06-24 2018-12-20 Hytera Communications Corporation Limited Method, terminal and system for reducing power consumption of cluster terminal in broadband cluster system
US10091775B2 (en) * 2015-08-18 2018-10-02 Apple Inc. Non-PDCCH signaling of SIB resource assignment
US10165545B2 (en) 2015-09-25 2018-12-25 Nokia Solutions And Networks Oy PF/PO calculations and use thereof for EDRX
EP3300414B1 (en) * 2015-11-06 2021-09-01 Huawei Technologies Co., Ltd. Radio resource management measurement method and apparatus
WO2017091114A1 (en) * 2015-11-23 2017-06-01 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and communication device for establishing a discontinuous reception mode configuration
US10333525B1 (en) 2015-12-07 2019-06-25 Marvell International Ltd. Digitally-based temperature compensation for a crystal oscillator
CN106879002B (zh) * 2015-12-11 2020-03-20 北京展讯高科通信技术有限公司 一种数据处理的方法及装置
US10034269B2 (en) * 2016-04-18 2018-07-24 Qualcomm Incorporated Enhanced discontinuous reception design for a shared frequency band
WO2017188866A1 (en) * 2016-04-25 2017-11-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) System information configuration update in a wireless communication network
KR102328265B1 (ko) 2016-06-21 2021-11-18 삼성전자 주식회사 차세대 무선 통신 시스템에서의 페이징 시스템 및 방법
AU2016414700B2 (en) * 2016-07-11 2021-08-12 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Information transmission method and device
RU2716737C1 (ru) 2016-07-29 2020-03-16 Гуандун Оппо Мобайл Телекоммьюникейшнз Корп., Лтд. Способ передачи пейджингового сообщения, способ приема пейджингового сообщения, сетевое устройство доступа и оконечное устройство
CN109565380B (zh) * 2016-08-19 2022-07-01 瑞典爱立信有限公司 用于处理通信网络中的不连续接收的方法和装置
US10432378B2 (en) * 2016-09-30 2019-10-01 Qualcomm Incorporated Use of reference signals to improve user equipment (UE) warm-up before transitioning from an OFF duration of the UE to an on duration of the UE with respect to a radio frequency spectrum band
US20190350038A1 (en) * 2017-01-05 2019-11-14 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and devices for facilitating discontinuous reception
CN115209529A (zh) 2017-01-05 2022-10-18 中兴通讯股份有限公司 一种寻呼信息的传输方法、装置及系统
CN114900867A (zh) * 2017-02-27 2022-08-12 苹果公司 用于估计用户设备移动性状态的用户设备和计算机介质
CN108632961B (zh) * 2017-03-24 2022-08-19 北京三星通信技术研究有限公司 寻呼信息的接收方法及装置
JP6882475B2 (ja) * 2017-03-24 2021-06-02 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド ページングメッセージを受信する方法及び無線機器
CN108924913A (zh) 2017-03-31 2018-11-30 电信科学技术研究院 一种信息发送、信道监听处理方法及装置
WO2018202751A1 (en) * 2017-05-04 2018-11-08 Sony Corporation Telecommunications apparatus and methods to transmit wake-up signal comprising synchronisation signalling
CN109246818B (zh) * 2017-05-04 2024-01-09 华为技术有限公司 寻呼方法和装置
US10638426B2 (en) * 2017-05-25 2020-04-28 Tracie Wireless Llc Staggered extended sleep cycles, comprising on and off sleep durations in wireless devices
WO2018231000A1 (ko) * 2017-06-15 2018-12-20 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 페이징 채널을 송수신하는 방법 및 장치
CN109275186B (zh) * 2017-07-18 2021-11-30 展讯通信(上海)有限公司 寻呼消息的配置方法、网络侧设备、用户设备及可读介质
CN109309555B (zh) * 2017-07-27 2022-07-12 夏普株式会社 基站、用户设备和相关方法
CN116456461A (zh) * 2017-08-10 2023-07-18 瑞典爱立信有限公司 与无线通信网络中的寻呼相关的方法和设备
CN108476420B (zh) * 2017-09-08 2021-08-10 北京小米移动软件有限公司 寻呼配置方法及装置、寻呼消息接收方法及装置和基站
US10834699B2 (en) * 2017-11-13 2020-11-10 Qualcomm Incorporated Fallback mode for wake-up signal receivers
WO2019113785A1 (zh) * 2017-12-12 2019-06-20 Oppo广东移动通信有限公司 一种寻呼时间的确定方法及装置、计算机存储介质
EP3734923B1 (en) * 2017-12-29 2021-12-22 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Paging processing method, user equipment and computer storage medium
US11540251B2 (en) 2018-03-30 2022-12-27 Lenovo (Beijing) Limited Method and apparatus for monitoring paging messages
CN112369081A (zh) * 2018-05-08 2021-02-12 Idac控股公司 无线发射接收单元(wtru)可达性
US11457409B2 (en) * 2018-05-10 2022-09-27 Sony Group Corporation Procedure for synchronization signaling in idle mode during DRX operation
CN110740495B (zh) * 2018-07-18 2021-06-29 中国移动通信有限公司研究院 一种降低终端功耗的方法、ue、基站及计算机存储介质
CN112567818B (zh) * 2018-08-09 2024-04-12 Lg电子株式会社 无线通信系统中用于接收信号的方法和装置
CN110831153B (zh) * 2018-08-14 2022-07-29 中国移动通信有限公司研究院 一种寻呼方法、终端及基站
CN111405642B (zh) * 2019-01-03 2024-04-16 华为技术有限公司 一种消息发送方法、接收方法、装置和设备
CN111436102A (zh) * 2019-01-11 2020-07-21 华为技术有限公司 一种信道检测方法及设备
CN112205069B (zh) 2019-05-08 2023-09-12 华为技术有限公司 一种非连续接收的方法、装置和系统
WO2021016332A1 (en) * 2019-07-23 2021-01-28 Kyocera Corporation Page message notification
WO2022061794A1 (en) * 2020-09-27 2022-03-31 Qualcomm Incorporated Techniques for wake-up signaling in sidelink communications
CN112383498B (zh) * 2020-11-17 2022-11-04 紫光展锐(重庆)科技有限公司 低频时钟的补偿方法及装置、存储介质、终端

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5627882A (en) * 1993-06-02 1997-05-06 U.S. Philips Corporation Enhanced power saving method for hand-held communications system and a hand-held communications system therefor
KR100686775B1 (ko) * 2003-11-07 2007-02-23 삼성전자주식회사 광대역 무선 접속 통신 시스템에서 트래픽 지시 메시지 전송 방법
US8185726B2 (en) * 2006-04-27 2012-05-22 Qualcomm Incorporated Sleep optimization based on system information block scheduling
US20080170526A1 (en) * 2007-01-12 2008-07-17 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for extending standby battery life of a wireless device
US8023467B2 (en) * 2007-04-27 2011-09-20 Research In Motion Limited Method and system for efficient DRX operation during handover in LTE
JP4998206B2 (ja) * 2007-10-26 2012-08-15 富士通株式会社 無線通信装置、無線通信方法
US8576757B2 (en) * 2007-12-12 2013-11-05 Qualcomm Incorporated Dynamic adjustment of setup time based on paging performance
JP2009231866A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Citizen Holdings Co Ltd 相互発見装置
US8804546B2 (en) * 2008-06-13 2014-08-12 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for managing interaction between DRX cycles and paging cycles
US20110002281A1 (en) * 2008-12-30 2011-01-06 Interdigital Patent Holdings, Inc. Discontinuous reception for carrier aggregation
CA2978602C (en) * 2009-06-15 2018-04-24 Golden Valley Holdings Limited Method and system for discontinuous reception operation for long term evolution advanced carrier aggregation
KR101823475B1 (ko) * 2010-02-09 2018-01-30 엘지전자 주식회사 Mtc 기기가 사용되는 이동통신시스템에서 메시지 송수신 방법 및 이를 위한 장치
JP5016080B2 (ja) * 2010-03-23 2012-09-05 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 端末装置、端末方法、ならびに、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN104350795B (zh) 2019-02-01
US20150173039A1 (en) 2015-06-18
JP2015515816A (ja) 2015-05-28
KR101579030B1 (ko) 2015-12-18
EP2835021B1 (en) 2016-07-06
EP2835021A1 (en) 2015-02-11
KR20140136527A (ko) 2014-11-28
WO2013149666A1 (en) 2013-10-10
US9521650B2 (en) 2016-12-13
CN104350795A (zh) 2015-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6046236B2 (ja) ページングコンフィグレーション情報の受信用の促進ウェイクアップ
US11871349B2 (en) Sleep method for terminal device and apparatus
US11889512B2 (en) User equipment and base station involved in improved discontinued reception for unlicensed cells
US10863473B2 (en) Methods, network, integrated circuitry and apparatus for telecommunications device location
EP3711400B1 (en) To reduce power consumption for all types of terminal device
CN107667547B (zh) 无线通信设备、核心网节点及其中的方法
CN105052221B (zh) 功率节省lte装置的长寻呼周期以及寻呼增强
EP3381229B1 (en) Method and communication device for establishing a discontinuous reception mode configuration
EP3468265B1 (en) Processing method and apparatus for tracking ue in low power consumption mode
US10299312B2 (en) Managing transitions between different user equipment activity configurations
EP3245818B1 (en) A core network node and a method therein for an extended drx paging cycle
US20220225258A1 (en) Enhancing timing advance validity in preconfigured uplink resource for wireless networks
JP7053802B2 (ja) 非連続受信の方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
WO2017133462A1 (zh) 系统消息更新指示的方法、装置及系统
EP3711398A1 (en) Telecommunications apparatus and methods
JP2016530830A (ja) スロットアイドルモードで動作しているアクセス端末においてアウェイク状態持続時間を減少させるためのデバイスおよび方法
US11974225B2 (en) Telecommunications apparatus and methods implementing wake-up signaling with validity period
WO2021087859A1 (en) Reference signaling design and configuration

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6046236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees