JP6044043B2 - 音場平面波展開方法、装置及びプログラム - Google Patents

音場平面波展開方法、装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6044043B2
JP6044043B2 JP2013030844A JP2013030844A JP6044043B2 JP 6044043 B2 JP6044043 B2 JP 6044043B2 JP 2013030844 A JP2013030844 A JP 2013030844A JP 2013030844 A JP2013030844 A JP 2013030844A JP 6044043 B2 JP6044043 B2 JP 6044043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dir
plane wave
wave expansion
signal
baffle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013030844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014160953A (ja
Inventor
翔一 小山
翔一 小山
鈴木 陽一
陽一 鈴木
修一 坂本
修一 坂本
ホルヘ トレビーニョ
ホルヘ トレビーニョ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Tohoku University NUC
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2013030844A priority Critical patent/JP6044043B2/ja
Publication of JP2014160953A publication Critical patent/JP2014160953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6044043B2 publication Critical patent/JP6044043B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

この発明は、ある音場に設置されたマイクロホンで音信号を収音し、その音信号を平面波に展開する技術に関する。
音場の平面波展開は、音場解析、音場符号化、音場再現等の種々の応用に利用可能な技術である。音場再現技術では、所望の音場が平面波の重ね合わせと仮定すれば、各平面波を再現するためのスピーカアレー駆動信号を計算し、その総和を駆動信号として出力することで、所望音場の再現が可能となる。音場再現技術として、例えば非特許文献1に記載された技術が知られている。
小山翔一,外3名,「音場収音・再現のための時空間周波数領域信号変換法」,日本音響学会講演論文集,2011年9月,P.635−636
従来技術では、平面、直線、球、円状アレーを用いて、収音場を平面波展開することが可能であったが、マイクロホンアレーが円筒形状の場合には平面波展開することができなかった。
この発明は、マイクロホンアレーが円筒形状であっても平面波展開することができる音場平面波展開方法、装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の一態様による音場平面波展開方法は、円筒形状の剛体のバッフルの軸を中心とし上記バッフルの周方向を円周方向とする半径Rcylの2個以上の円のそれぞれに少なくとも2個のマイクロホンが配置されているとし、ωを周波数とし、cを音速とし、k=ω/cとして、展開角度記憶部には、Dを所定の正の整数として、離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)が記憶されているとして、上記マイクロホンで収音された信号に基づいて生成された音圧信号Pmic,ab(k)を用いて、平面波展開部が、上記展開角度記憶部から読み込んだ各離散化角度(θdir,d,φdir,d)に対応する平面波展開信号Pdir,d(k)を、上記剛体のバッフルによる伝達経路の変化を考慮して計算する平面波展開ステップを有し、iを虚数単位とし、H n (1) (・)をn次の第一種ハンケル関数とし、H n (1) ’(・)をn次の第一種ハンケル関数H n (1) (・)の微分とし、Nを所定の正の整数とし、W(k,θ mic,a ,z mic,b dir,d dir,d )を以下の式とし、上付きの+は擬似逆行列の演算を表すとして、
平面波展開部は、以下の式により定まる平面波展開信号P dir,d (k)を計算する。
また、上記の課題を解決するために、この発明の一態様による音場平面波展開方法は、円筒形状の剛体のバッフルの軸を中心とし上記バッフルの周方向を円周方向とする半径R cyl の2個以上の円のそれぞれに少なくとも2個のマイクロホンが配置されているとし、ωを周波数とし、cを音速とし、k=ω/cとして、展開角度記憶部には、Dを所定の正の整数として、離散化角度(θ dir,d ,φ dir,d )(d=1,…,D)が記憶されているとして、上記マイクロホンで収音された信号に基づいて生成された音圧信号P mic,ab (k)を用いて、平面波展開部が、上記展開角度記憶部から読み込んだ各離散化角度(θ dir,d ,φ dir,d )に対応する平面波展開信号P dir,d (k)を、上記剛体のバッフルによる伝達経路の変化を考慮して計算する平面波展開ステップを有し、離散球面調和変換部が、離散球面調和変換により、上記平面波展開信号P dir,d (k)を球面調和スペクトル信号B~ p (k)に変換する離散球面調和変換ステップと、を有する。
マイクロホンアレーが円筒形状であっても平面波展開することができる。
第一実施形態の音場平面波展開装置の例を示す機能ブロック図。 第二実施形態の音場平面波展開装置の例を示す機能ブロック図。 第一実施形態の音場平面波展開装置の例を示す機能ブロック図。 マイクロホン及びスピーカの配置の例を説明するための図。 マイクロホン及びスピーカの配置の例を説明するための図。 音場平面波展開方法の例を示す流れ図。 離散化角度の定め方の例を説明するため図。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。以下の説明において、テキスト中で使用する記号「~」等は、本来直前の文字の真上に記載されるべきものであるが、テキスト記法の制限により、当該文字の直後に記載する。式中においてはこれらの記号は本来の位置に記述している。また、ベクトルや行列の各要素単位で行われる処理は、特に断りが無い限り、そのベクトルやその行列の全ての要素に対して適用されるものとする。
[第一実施形態]
<マイクロホンアレーの配置>
音場平面波展開装置及び方法は、図4に示す半径Rcylの円筒形状に配置されているNa×Nb個のマイクロホンで構成されるマイクロホンアレーで収音した音場を平面波に展開するものである。
マイクロホンは、図5に例示するように、半径Rbの円筒形状のバッフルBに固定されることにより半径Rcylの円筒形状に配置される。マイクロホンは、例えばバッフルBの周面から垂直に突き出す細い棒状の部材により支持される。図5の例では、Rcyl≧Rbとして、マイクロホンは、バッフルBの周面の表面から(Rcyl-Rb)離れた位置に配置されているが、Rcyl=Rbの場合の方が精度が高い。
換言すれば、円筒形状の剛体のバッフルBの軸を中心とし円筒形状の剛体のバッフルBの周方向を円周方向とするNb個の円のそれぞれにおいて、Na個のマイクロホンが等間隔に配置される。Na,Nbは予め定められた2以上の整数である。すなわち、バッフルBの周方向を円周方向とする2個の円のそれぞれにおいて2個のマイクロホンが配置されることにより、マイクロホンはバッフルBの軸からRcyl離れた位置に少なくとも4個配置される。
マイクロホンは、どのような間隔で配置されてもよい。すなわち、隣接するマイクロホンとの間隔であるzccのそれぞれは、任意の値を取ることができる。ただし、マイクロホンを等間隔に配置する、すなわち隣接するマイクロホンとの間隔であるθccのそれぞれを同じ値とすることで、高精度に平面波展開を行うことができる。
マイクロホンは、円筒形状の剛体のバッフルの周面の外側方向に向けて配置される。
マイクロホンMa−bの位置を(Rcylmic,a,zmic,b)(a=1,2,…,Na,b=1,2,…,Nb)と表現する。
<音場平面波展開装置>
音場平面波展開装置は、図1に示すように、周波数変換部1、展開角度記憶部2及び平面波展開部3を例えば含み、図6の実線で示された各ステップの処理を行うことにより、平面波展開を行う。
マイクロホンアレーM1−1,M2−1,…,MN−Nは、音源Sで発せられた音を収音して時間領域の信号を生成する。生成された信号は、周波数変換部1に送られる。位置(Rcylmic,a,zmic,b)にあるマイクロホンMa−bで収音された時間領域の時刻tの信号をPmic,ab(t)と表記する。
<周波数変換部1>
周波数変換部1は、マイクロホンMa−bで収音された信号Pmic,ab(t)をフーリエ変換により周波数領域信号Pmic,ab(k)に変換する(図6,ステップS1)。生成された周波数領域信号Pmic,ab(k)は、平面波展開部3に送られる。ωを周波数とし、cを音速とし、k=ω/cである。
例えば、短時間離散フーリエ変換により周波数領域信号Pmic,ab(k)が生成される。もちろん、他の既存の方法により周波数領域信号Pmic,ab(k)を生成してもよい。また、オーバーラップアド等の方法を用いて周波数領域信号Pmic,ab(k)を生成してもよい。入力信号が長い場合や、リアルタイム処理のように連続して信号が入力される場合には、例えば10msごとといったフレームごとに処理を行う。
周波数領域信号Pmic,ab(k)は、例えば以下のように定義される。関数expの引数の中のiは虚数単位である。
<展開角度記憶部2>
展開角度記憶部2には、Dを所定の正の整数として、離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)が記憶されている。すなわち、展開角度記憶部2には、D個の離散化角度(θdir,1,φdir,1),(θdir,2,φdir,2),…,(θdir,D,φdir,D)が記憶されている。
離散化角度(θdir,d,φdir,d)は、θdir,dとφdir,dと組である。図4に示すように、θdir,dは仰角であり、φdir,dは方位角である。
D個の離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)の設定をどのように行ってもよい。例えば、離散化角度(θdir,d,φdir,d)を等間隔とする。また、正多面体の頂点方向を用いて離散化角度(θdir,d,φdir,d)を定めてもよい。すなわち、正多面体の中心を原点とするその正多面体の複数の頂点の方向をそれぞれ離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)とする。
図7は、正二十面体を用いて離散化角度(θdir,d,φdir,d)を定める場合の概念図である。例えば、図7に示すように、円筒形状のマイクロホンアレーの中心軸上に正二十面体が配置されているとし、正二十面体の頂点のうち円筒形状のマイクロホンアレーの中心軸から所定の距離にある頂点を除いた複数の頂点の方向をそれぞれ離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)とする。
Dの値を大きく設定すると、計算コストが上がるが、音場の解像度が高くなる。Dの値は、計算コストと音場の解像度を考慮して定められる。
<平面波展開部3>
平面波展開部3は、マイクロホンMa−bで収音された信号に基づいて生成された音圧信号Pmic,ab(k)を用いて、展開角度記憶部2から読み込んだ各離散化角度(θdir,d,φdir,d)に対応する平面波展開信号Pdir,d(k)を、剛体のバッフルによる伝達経路の変化を考慮して計算する(ステップS2)。マイクロホンMa−bで収音された信号に基づいて生成された音圧信号Pmic,ab(k)とは、この例では、周波数変換部1により生成された周波数領域信号Pmic,ab(k)のことである。
平面波展開部3は、例えば以下の式により定まる平面波展開信号Pdir,d(k)を計算する。
iを虚数単位とし、Hn (1)(・)をn次の第一種ハンケル関数とし、Hn (1)’(・)をn次の第一種ハンケル関数Hn (1)(・)の微分として、W(k,θmic,a,zmic,bdir,ddir,d)は以下のように与えられる。Nは、上記のように音場の解像度であり、所定の正の整数である。例えば、Nは離散化の方法によって定まる値NMAX以下の正の整数とされる。多くの場合、Nは数値的に安定するように、数値計算を元に求められる。上付きの+は、擬似逆行列の演算を表す。
n次の第一種ハンケル関数Hn (1)(x)は、n次の第一種ベッセル関数Jn(x)及び第二種ベッセル関数Yn(x)を用いて以下のように定義される。
n次の第一種ハンケル関数Hn (1)(・)の微分であるHn (1)’(ψ)は以下のように定義される。
このように、平面波展開部3は、円筒形状のマイクロホンで収音された信号を扱うために、波動方程式を周波数領域で表した方程式をヘルムホルツ方程式として、そのヘルムホルツ方程式をヘリカル波スペクトル領域で扱うことにより計算されるフィルタW(k,θmic,a,zmic,bdir,ddir,d)を用いて平面波展開信号Pdir,d(k)を計算する。
なお、平面波、平面波展開信号とは、方向ごとの信号の強さを表す指標のことである。例えば平面波展開信号Pdir,d(k)は、離散化角度(θdir,d,φdir,d)の方向の信号の強度を表す。
このように、第一実施形態の音場平面波展開装置及び方法は、マイクロホンアレーが円筒形状であっても平面波展開することができる。
[第二実施形態]
第二実施形態の音場平面波展開装置は図2に示すように離散球面調和変換部4を更に備える部分において第一実施形態とは異なり、他の部分は第一実施形態と同様である。
以下、第一実施形態と異なる部分である離散球面調和変換部4を中心に説明し、第一実施形態と同様の部分については説明を省略する。
平面波展開部3で計算された平面波展開信号Pdir,d(k)(d=1,…,D)は、離散球面調和変換部4に送信される。
離散球面調和変換部4は、離散球面調和変換により、平面波展開信号Pdir,d(k)を球面調和スペクトル信号B~p(k)に変換する(ステップS3)。
離散球面調和変換部4は、例えば下記式により離散球面調和変換を行い、球面調和スペクトル信号B~p(k)を生成する。
インデックスp=(n,m)として、Apは正規化のための係数であり所定の実数である。例えば、Furse-Malham係数をApとして用いる。なお、n,mは、0≦n≦N,-n≦m≦nかつ|m|≦Mである。インデックスp=(n,m)の大きさの最大値は、M2+2N+1である。
Mは、N以下の所定の正の整数である。Mの値の大きさも解像度に相当する。
Yn mは、例えば以下のように定義される球面調和関数である。n,mは球面調和スペクトルの次数である。下記式において、jは虚数単位である。
Pm n(・)は、ルジャンドル陪関数であり、以下のように定義される。なお、Pn(・)はルジャンドル多項式を表す。
このように、平面波展開信号Pdir,d(k)を、アンビソニックス等の再生形式に利用可能な形式である球面調和スペクトル信号B~p(k)に変換してもよい。
[第三実施形態]
第三実施形態の音場平面波展開装置は、図3に示すように周波数逆変換部5を更に備える部分において第一実施形態とは異なり、他の部分は第一実施形態と同様である。
以下、第一実施形態と異なる部分である周波数逆変換部5を中心に説明し、第一実施形態と同様の部分については説明を省略する。
平面波展開部3で計算された平面波展開信号Pdir,d(k)(d=1,…,D)は、周波数逆変換部5に送信される。
周波数逆変換部5は、平面波展開信号Pdir,d(k)を逆フーリエ変換により時間領域信号Psp,d(t)に変換し、変換された時間領域信号Psp,d(t)をスピーカSdに出力する(ステップS4)。逆フーリエ変換によりフレーム毎に得られた時間領域信号Psp,d(t)は適宜シフトされて線形和が取られて、連続した時間領域信号となる。逆フーリエ変換は短時間離散逆フーリエ変換等の既存の方法を用いればよい。
スピーカアレーS1,S2,…,SDは、D個のスピーカS1,S2,…,SDで構成されており、例えば球状に配置されている。具体的には、d=1,…,Dとして、スピーカSdは、離散化角度(θdir,d,φdir,d)の方向に配置されている。例えば、図7に例示するように、正多面体の各頂点の方向を離散化角度(θdir,d,φdir,d)とした場合には、スピーカは正多面体の各頂点の位置に配置される。
スピーカアレーS1,S2,…,SDは、時間領域信号Psp,1(t),Psp,2(t),…,Psp,D(t)に基づいて音を再生する。具体的には、d=1,…,Dとして、スピーカSdが時間領域信号Psp,d(t)に基づいて音を再生する。これにより、マイクロホンアレーM1−1,M2−1,…,MN−Nで収音した音場を、スピーカアレーS1,S2,…,SDで再現することができる。
マイクロホンの数がスピーカの数よりも多い場合には、再生信号を間引けばよい。一方、マイクロホンの数がスピーカの数よりも少ない場合には、時間領域信号Psp,d(t)の平均を取るなどして補間を行えばよい。補間を行う方法は、例えば、線形補間やsinc補間などを適用することができる。
[変形例等]
音場平面波展開装置は、平面波展開部3を含みさえすれば、他の部を備えていなくてもよい。
周波数変換部1の処理と平面波展開部3の処理とを同時に行ってもよい。 音場平面波展開装置は、コンピュータによって実現することができる。この場合、この装置の各部の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、この装置における各部がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、これらの装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 周波数変換部
2 展開角度記憶部
3 平面波展開部
4 離散球面調和変換部
5 周波数逆変換部

Claims (7)

  1. 円筒形状の剛体のバッフルの軸を中心とし上記バッフルの周方向を円周方向とする半径Rcylの2個以上の円のそれぞれに少なくとも2個のマイクロホンが配置されているとし、ωを周波数とし、cを音速とし、k=ω/cとして、
    展開角度記憶部には、Dを所定の正の整数として、離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)が記憶されているとし、
    平面波展開部が、上記マイクロホンで収音された信号に基づいて生成された音圧信号Pmic,ab(k)を用いて、上記展開角度記憶部から読み込んだ各離散化角度(θdir,d,φdir,d)に対応する平面波展開信号Pdir,d(k)を、上記剛体のバッフルによる伝達経路の変化を考慮して計算する平面波展開ステップと、を含み、
    iを虚数単位とし、H n (1) (・)をn次の第一種ハンケル関数とし、H n (1) ’(・)をn次の第一種ハンケル関数H n (1) (・)の微分とし、Nを所定の正の整数とし、W(k,θ mic,a ,z mic,b dir,d dir,d )を以下の式とし、上付きの+は擬似逆行列の演算を表すとして、
    上記平面波展開部は、以下の式により定まる平面波展開信号P dir,d (k)を計算する、
    音場平面波展開方法。
  2. 円筒形状の剛体のバッフルの軸を中心とし上記バッフルの周方向を円周方向とする半径Rcylの2個以上の円のそれぞれに少なくとも2個のマイクロホンが配置されているとし、ωを周波数とし、cを音速とし、k=ω/cとして、
    展開角度記憶部には、Dを所定の正の整数として、離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)が記憶されているとし、
    平面波展開部が、上記マイクロホンで収音された信号に基づいて生成された音圧信号Pmic,ab(k)を用いて、上記展開角度記憶部から読み込んだ各離散化角度(θdir,d,φdir,d)に対応する平面波展開信号Pdir,d(k)を、上記剛体のバッフルによる伝達経路の変化を考慮して計算する平面波展開ステップと、
    離散球面調和変換部が、離散球面調和変換により、上記平面波展開信号P dir,d (k)を球面調和スペクトル信号B~ p (k)に変換する離散球面調和変換ステップと、
    を含む音場平面波展開方法。
  3. 請求項の音場平面波展開方法において、
    Mを所定の正の整数とし、Yn mを球面調和関数とし、インデックスp=(n,m)とし、Apを所定の実数として、
    上記離散球面調和変換部は、下記式により離散球面調和変換を行う、

    音場平面波展開方法。
  4. 請求項の音場平面波展開方法において、
    周波数逆変換部が、上記平面波展開信号Pdir,d(k)を逆フーリエ変換により時間領域信号に変換し、変換された時間領域信号をスピーカに出力する周波数逆変換ステップを更に含む、
    音場平面波展開方法。
  5. 円筒形状の剛体のバッフルの軸を中心とし上記バッフルの周方向を円周方向とする半径Rcylの2個以上の円のそれぞれに少なくとも2個のマイクロホンが配置されているとし、ωを周波数とし、cを音速とし、k=ω/cとして、
    Dを所定の正の整数として、離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)が記憶された展開角度記憶部と、
    上記マイクロホンで収音された信号に基づいて生成された音圧信号Pmic,ab(k)を用いて、上記展開角度記憶部から読み込んだ各離散化角度(θdir,d,φdir,d)に対応する平面波展開信号Pdir,d(k)を、上記剛体のバッフルによる伝達経路の変化を考慮して計算する平面波展開部と、を含み、
    iを虚数単位とし、H n (1) (・)をn次の第一種ハンケル関数とし、H n (1) ’(・)をn次の第一種ハンケル関数H n (1) (・)の微分とし、Nを所定の正の整数とし、W(k,θ mic,a ,z mic,b dir,d dir,d )を以下の式とし、上付きの+は擬似逆行列の演算を表すとして、
    上記平面波展開部は、以下の式により定まる平面波展開信号P dir,d (k)を計算する、
    音場平面波展開装置。
  6. 円筒形状の剛体のバッフルの軸を中心とし上記バッフルの周方向を円周方向とする半径Rcylの2個以上の円のそれぞれに少なくとも2個のマイクロホンが配置されているとし、ωを周波数とし、cを音速とし、k=ω/cとして、
    Dを所定の正の整数として、離散化角度(θdir,d,φdir,d)(d=1,…,D)が記憶された展開角度記憶部と、
    上記マイクロホンで収音された信号に基づいて生成された音圧信号Pmic,ab(k)を用いて、上記展開角度記憶部から読み込んだ各離散化角度(θdir,d,φdir,d)に対応する平面波展開信号Pdir,d(k)を、上記剛体のバッフルによる伝達経路の変化を考慮して計算する平面波展開部と、
    離散球面調和変換により、上記平面波展開信号P dir,d (k)を球面調和スペクトル信号B~ p (k)に変換する離散球面調和変換部と、
    を含む音場平面波展開装置。
  7. 請求項1からの何れかに記載された音場平面波展開方法の各ステップをコンピュータに実行させるための音場平面波展開プログラム。
JP2013030844A 2013-02-20 2013-02-20 音場平面波展開方法、装置及びプログラム Expired - Fee Related JP6044043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013030844A JP6044043B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 音場平面波展開方法、装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013030844A JP6044043B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 音場平面波展開方法、装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014160953A JP2014160953A (ja) 2014-09-04
JP6044043B2 true JP6044043B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=51612361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013030844A Expired - Fee Related JP6044043B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 音場平面波展開方法、装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6044043B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201609784D0 (en) 2016-06-03 2016-07-20 Craven Peter G And Travis Christopher Microphone array providing improved horizontal directivity

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3154468B2 (ja) * 1996-03-19 2001-04-09 日本電信電話株式会社 受音方法及びその装置
JP3586579B2 (ja) * 1998-09-11 2004-11-10 三菱重工業株式会社 指向性マイクロホン及びこれを用いた音源探査装置
JP2007005969A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Yamaha Corp マイクロフォンアレイ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014160953A (ja) 2014-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6458738B2 (ja) 音場再現装置および方法、並びにプログラム
WO2015159731A1 (ja) 音場再現装置および方法、並びにプログラム
JP6508539B2 (ja) 音場収音装置および方法、音場再生装置および方法、並びにプログラム
JP5734329B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
US11218807B2 (en) Audio signal processor and generator
JP5986966B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP6044043B2 (ja) 音場平面波展開方法、装置及びプログラム
JP5730921B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP6087856B2 (ja) 音場収音再生装置、システム、方法及びプログラム
JP6345634B2 (ja) 音場再生装置およびその方法
JP5603307B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP6592838B2 (ja) バイノーラル信号生成装置、方法及びプログラム
JP2019050492A (ja) フィルタ係数決定装置、フィルタ係数決定方法、プログラム、および音響システム
JP6087760B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP2017130899A (ja) 音場推定装置、その方法及びプログラム
JP2017191980A (ja) 音場情報パラメータ群生成装置、方法及びプログラム
WO2018211984A1 (ja) スピーカアレイ、および信号処理装置
JP5741866B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP5734328B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP5734327B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP5954713B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP5698278B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP5698279B2 (ja) 音場収音再生装置、方法及びプログラム
JP2024098908A (ja) 音場再現装置及びプログラム
JP2017112415A (ja) 音場推定装置、その方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20141218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6044043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees