JP6041405B1 - 尿取り器 - Google Patents

尿取り器 Download PDF

Info

Publication number
JP6041405B1
JP6041405B1 JP2015201963A JP2015201963A JP6041405B1 JP 6041405 B1 JP6041405 B1 JP 6041405B1 JP 2015201963 A JP2015201963 A JP 2015201963A JP 2015201963 A JP2015201963 A JP 2015201963A JP 6041405 B1 JP6041405 B1 JP 6041405B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urine
contact portion
contact
collecting device
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015201963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017074093A (ja
Inventor
千鶴子 坂口
千鶴子 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2015201963A priority Critical patent/JP6041405B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6041405B1 publication Critical patent/JP6041405B1/ja
Publication of JP2017074093A publication Critical patent/JP2017074093A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 袋体の開口部が尿取り具から簡単に外れて尿が漏れるのを防止でき、使用の際に女性の局部に密接状に当接できて尿漏れを防止でき、しかもより多く女性が使用できて汎用性に富む尿取り器を提供する。【解決手段】 袋体3が装着される尿取り具4を備え、この尿取り具4に袋体3の開口部3aを外嵌して結束部材6で締め付け固定するようにした尿取り器であって、尿取り具4は、第1当接部13と第2当接部14とを有すると共に、第1当接部13と第2当接部14との間に袋取付部15を有し、第1当接部13と第2当接部14とは先端に向かうに従って徐々に大きくなるように漏斗状に拡開形成され、その開口縁部13a,14aが局部に密接可能な楕円状に形成され、袋取付部15は外周面が括れている。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯に便利でトイレに行くことなく自動車内や寝床等で排尿できるようにした尿取り器に関するものである。
移動中や交通渋滞したときにトイレに行くことなく自動車内等で排尿でき、体調が悪いときに寝床等で排尿できるようにした尿取り器には、局部に当接されると共に尿を収納可能な袋体が装着される尿取り具を備え、この尿取り具に、その一端側が袋体から外方突出し他端側が袋体内に内方突出するように、袋体の開口部を外嵌してその外側から輪ゴム又は紐等の結束部材で締め付け固定するようにしたものがある。この尿取り器を女性が使用する場合、尿取り具の外方突出部の開口縁部を女性の局部に当接して尿取り具を通して袋体内に排尿する。
この種の従来の尿取り器には、尿取り具が筒軸方向の全長に亘ってその大きさが同一の円筒状に形成されており、袋体の開口部を尿取り具よりも上方へずらすことにより、尿取り具を袋体内へ落とすことができるようにしたものがある(例えば特許文献1)。
特開2006−296780号公報
しかし、従来の場合、筒状の尿取り具が筒軸方向の全長に亘って大きさが同一の円筒状であったため、使用の際や使用後に、袋体を引っ張ることにより、ゴム輪や紐等の結束部材が袋体の開口部と共に尿取り具上を移動し、袋体の開口部が尿取り具から不測に外れてしまうことがあり、このために袋体に収納した尿が開口部から漏れたりして自動車内や寝床等を汚すという問題があった。
また、尿取り具が円筒状であったため、女性が使用した場合、女性の局部に尿取り具の開口縁部の形状が適合せず、尿取り具の開口縁部を上手く密着状に当接できないため、使用の際に尿漏れが生じるという問題があった。
また、尿取り具は局部に当接する部分は1つしかないないため、例えば、尿取り具を子供に適合する大きさに形成していると、大人や身体が大きい子供に適合しなくなって使用の際に尿が漏れたり、また、尿取り具を大人に適合する大きさに形成していると、子供や身体が小さい大人に適合しなくなって使用の際に尿が漏れたりし、汎用性に劣り不便であった。
本発明は上記問題点に鑑み、袋体を引っ張っても袋体の開口部が尿取り具から簡単に外れて自動車内や寝床等に尿が漏れるのを防止でき、また、使用の際に女性の局部に密接状に当接できて尿漏れを防止でき、しかもより多くの女性が使用できて汎用性に富む尿取り器を提供することを目的としている。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、女性の局部に当接されると共に尿を収納可能な袋体3が装着される尿取り具4を備え、この尿取り具4に袋体3の開口部3aを外嵌してその外側から結束部材6で締め付け固定するようにした尿取り器であって、
前記尿取り具4は、両端が開口した筒状に形成されていて、両端部に第1当接部13と第2当接部14とを有すると共に、第1当接部13と第2当接部14との間に前記袋体3の開口部3aが外嵌される袋取付部15を有し、第1当接部13と第2当接部14とは先端に向かうに従って徐々に大きくなるように漏斗状に拡開形成され、その開口縁部13a,14aが局部に密接可能な楕円状に形成され、袋取付部15は第1当接部13と第2当接部14との間にあって外周面が括れている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記第1当接部13と第2当接部14とは一方が大人又は身体が大きい子供用で他方が子供又は身体が小さい大人用になるように大きさが互いに異ならされている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記尿取り具4は貫通した尿流通孔17を有する筒状に形成され、尿流通孔17は、袋取付部15の内周側が最も細くなっていて両端に向かうに従って徐々に大きくなっている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記第1当接部13及び第2当接部14は、その開口縁部13a,14aが楕円の長軸方向の一方が他方よりも小幅で細長く形成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、第1当接部13又は第2当接部14の少なくとも一方の開口縁部13a,14aには、その長軸方向の一端部に切欠凹部21が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、第1当接部13又は第2当接部14の長軸方向の一端部に、他端部よりも尿取り具4の筒軸方向外方に向けて急角度で起立傾斜された急傾斜部25が設けられ、第1当接部13又は第2当接部14の開口縁部13a,14aの急傾斜部25側に、前記他端部よりも筒軸方向外方に向けて長く外方突出された外方突出部26が設けられ、この外方突出部26は、開口縁部13a,14aの長軸方向の前記一端部から他端部に向けて尿取り具4の筒軸方向内方に滑らかに傾斜されている点にある。
なお、本発明の他の技術的手段として、前記尿取り具4は、尿取り具本体22と第1当接部13及び第2当接部14の先端部を構成する一対のクッションリング23とを有し、各クッションリング23は尿取り具本体22よりも柔軟で弾力性に富む材料で形成されていて、尿取り具本体22の両端にそれぞれ固着されており、第1当接部13又は第2当接部14がクッションリング23を介して局部に当接されるようにしてもよい。
本発明によれば、尿取り具は両端部に第1当接部と第2当接部とを有し、第1当接部と第2当接部とは先端に向かうに従って徐々に大きくなるように漏斗状に拡開形成され、その開口縁部が局部に密接可能な楕円状に形成されているので、第1当接部又は第2当接部により尿取り具を女性の局部に対して密着状に当接できて、使用の際に尿漏れを防止できる。また、第1当接部と第2当接部とを大きさや形状を異ならせておくことにより、例えば大人と子供の両方の女性に対して尿取り具を密着状に当接できるようになり、1つの尿取り具を大人と子供でも兼用して使用することができて、より多くの女性が良好に使用でき汎用性に富むものとなる。
また、第1当接部と第2当接部との間に袋取付部を有し、袋取付部は第1当接部と第2当接部との間にあって外周面が括れているので、開口部を袋取付部に外嵌してゴム輪や紐等の結束部材で締め付け固定すれば、袋体を引っ張っても、結束部材が尿取り具上を移動するのを規制することができ、袋体の開口部が尿取り具から外れるのを防止でき、袋体が外れることによって袋体から尿が自動車内や寝床等に漏れるのを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態を示す尿取り器の上部の側面断面図である。 同尿取り器の袋体の装着方法を変更した上部の側面断面図である。 同尿取り器の全体側面図である。 同尿取り具の斜視図である。 同尿取り具の平面図である。 同結束部材の正面図である。 同結束部材の平面図である。 第2実施形態を示す尿取り具の平面図である。 第3実施形態を示す尿取り具の側面断面図である。 第4実施形態を示す尿取り具の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の第1実施形態を示している。図1〜図5において、尿取り器1は、トイレに行くことなく自動車内や寝床等で排尿できるようにしたもので、女性の局部に当接されると共に尿を収納可能な袋体3が装着される尿取り具4を備え、この尿取り具4に、袋体3の開口部3aを外嵌してその外側から結束部材6で締め付け固定するようになっている。
ここで、結束部材6は、尿取り具4に外嵌した袋体3の開口部3aを尿取り具4に縛り付けるもので、例えば、輪ゴム、紐、針金入りのビニール紐又は結束バンド等で構成され、結束部材6が輪ゴムの場合は、これを尿取り具4に外嵌した開口部3a上に1重又は2重或いは3重以上に外嵌装着し、紐の場合は、開口部3a上に1回又は複数回巻き付けて括り付ければよい。また、結束部材6が針金入りのビニール紐の場合は、開口部3a上に1回又は複数回巻き付けて端部同士を捻り合わせて締め付ければよい。
また、図6及び図7に示すように、布等により構成した帯状のバンド8の両端部に互いに着脱自在に接着固定される第1面ファスナー9と第2面ファスナー10とを設けて、結束部材6を構成してもよい。この場合、図7に2点鎖線で示すように、結束部材6(バンド8)を開口部3a上に巻き付けてバンド8の両端部を第1面ファスナー9と第2面ファスナー10とを介して固着すればよく、この結束部材6を使用すれば尿取り具4に袋体3の開口部3aを簡単かつ確実に装着することができる。
図1〜図5において、尿取り具4は、紙、紙粘土、硬質又は柔軟の合成樹脂、シリコーン、ゴム等により楕円形状の筒状に一体形成されていて、両端部に第1当接部13と第2当接部14とを有すると共に、第1当接部13と第2当接部14との間に前記袋体3の開口部3aが外嵌される袋取付部15を有している。
第1当接部13と第2当接部14とは先端に(尿取り具4の筒軸方向外方に)向かうに従って徐々に大きくなるように漏斗状に拡開形成され、その開口縁部13a,14aが女性の局部に密接可能な楕円形に形成されている。
第1当接部13と第2当接部14とは一方(第1当接部13)が大人又は身体が大きい子供用で他方(第2当接部14)が子供又は身体が小さい大人用になるように大きさ及び形状が互いに異ならされている。
即ち、第1当接部13は第2当接部14よりも大きく形成されて大人又は身体が大きい子供用とされ、第1当接部13の開口縁部13aの形状は、大人の局部の大陰唇の形状に対応する楕円形状であって、その大きさは大人の局部の大陰唇の大きさよりもやや大きく形成され、第1当接部13の開口縁部13aを女性の局部の大陰唇よりも外周に当接して、第1当接部13の開口縁部13a内に大陰唇が収まるようになっている。
また、第2当接部14は第1当接部13よりも小さく形成されて子供又は身体が小さい大人用とされ、第2当接部14の開口縁部14aの形状は、子供の局部の大陰唇の形状に対応する楕円形状であって、その大きさは子供の局部の大陰唇の大きさよりもやや大きく形成され、第2当接部14の開口縁部14aを女性の局部の大陰唇よりも外周に当接して、第2当接部14の開口縁部14a内に大陰唇が収まるようになっている。
また、第1当接部13及び第2当接部14は、その開口縁部13a,14aが大陰唇の形状に対応して楕円の長軸方向の一方(前側)が他方(後側)よりも小幅で細長く形成されている。
袋取付部15は第1当接部13と第2当接部14との間にあって、第1当接部13及び第2当接部14よりも細い楕円の筒状に形成され、その外周面が第1当接部13及び第2当接部14の外周面に対して括れている。袋取付部15の第1当接部13及び第2当接部14に対する位置は、図例では、第1当接部13及び第2当接部14の長軸方向(前後方向)の略中心部に位置しているが、長軸方向にずれて配置するようにしてもよい。また、図例では、袋取付部15は第1当接部13及び第2当接部14に対して、第1当接部13及び第2当接部14の短軸方向(左右方向)の略中心部に位置しているが、短軸方向にずれて配置するようにしてもよい。
尿取り具4は貫通した尿流通孔17を有しており、尿流通孔17は、袋取付部15の内周側が最も細くなっていて、尿流通孔17の最も細くなっている部分は直径が1.5センチメートル〜2センチメートル程度であって、指が挿入できて袋体3の開口部3a側を挿通できる大きさに設定され、この最も細くなっている部分 から第1当接部13及び第2当接部14の先端に向かうに従って徐々に大きくなるように拡開されている。
袋体3は、例えばスーパー等で提供されているビニール袋により構成され、袋体3内に吸水部材19が収納されている。
前記第1実施形態によれば、尿取り具4に袋体3を装着するには、図1及び図3に示すように、尿取り具4に、その一端側が袋体3から外方突出し他端側が袋体3内に内方突出するように、袋体3の開口部3aを外嵌してその外側から結束部材6で締め付け固定することにより、尿取り具4に袋体3を装着する。又は、図2に示すように、袋体3の開口部3a側を尿取り具4の尿流通孔17に挿通した後に、その挿通端部を内外逆になるように折り返して開口部3a側を尿取り具4の袋取付部15に外嵌し、その外側から結束部材6で締め付け固定することにより、尿取り具4に袋体3を装着する。
次に、自動車内や寝床等で女性が排尿する場合、例えば、外方突出している第1当接部13又は第2当接部14の楕円の長軸方向の一方(小幅で細長く形成されている部分)を前側に向けた状態で、その開口縁部13a,14aを女性の局部に当接する。この場合、第1当接部13又は第2当接部14の開口縁部13a,14aを女性の局部の大陰唇よりも外周部に当接して、第1当接部13又は第2当接部14の開口縁部13a,14a内に大陰唇が収まるようにする。
この状態で排尿すると、排尿された尿は尿流通孔17を通って、外側の第1当接部13内又は第2当接部14内から袋取付部15内を経て内側の第2当接部14内又は第1当接部13内へと流れ、袋体3内にスムーズに流入し、尿が袋体3内に収容されて吸水部材19に吸入される。
そして、女性の大人や身体が大きい子供が排尿する場合には、図1又は図2に示すように、第1当接部13が外側に位置するように尿取り具4に袋体3の開口部3aを装着し、第1当接部13を局部に当接して排尿すればよく、第1当接部13の大きさ及び形状が大人等の局部にぴったり適合し、尿漏れが生じるのを防止して袋体3内に尿をスムーズに排出することができる。また、女性の子供や身体が小さい大人が排尿する場合には、袋体3に対して尿取り具4の向きを内外逆にして、第2当接部14が外側に位置するように尿取り具4に袋体3の開口部3aを装着し、第2当接部14を局部に当接して排尿すればよく、第1当接部13の大きさ及び形状が子供等の局部にぴったり適合し、尿漏れが生じるのを防止して袋体3内に尿をスムーズに排出することができる。
従って、尿取り具4は両端部に第1当接部13と第2当接部14とを有しているので、第1当接部13と第2当接部14とを大きさや形状を異ならせておくことにより、大人と子供の両方の女性に対して尿取り具4を密着状に当接できて、使用の際に尿漏れを防止でき、大人と子供でも兼用して使用することができ、より多くの女性が良好に使用できて汎用性に富むものとなる。
また、袋取付部15は第1当接部13と第2当接部14との間にあって外周面が括れているので、尿取り具4に袋体3を装着した後は、袋体3を引っ張っても、ゴム輪や紐等の結束部材6が尿取り具4上を移動するのを規制することができ、袋体3の開口部3aが尿取り具4から簡単に外れることがなくなり、自動車内や寝床等に尿が漏れるのを防止できる。
また、図1に示すように尿取り具4に袋体3を装着した場合には、開口部3aから袋体3内に内方突出した第2当接部14又は第1当接部13によって袋体3の開口側を広げることができ、排尿の際に尿が袋体3の開口部3a側の内面に付着するのを防止できる。このため、使用済みの袋体3を尿取り具4から外したり廃棄したりするときに、尿が手等に付着するのを防止でき、衛生的である。
また、図1に示すように尿取り具4に袋体3を装着した場合には、袋体3内に内方突出した第2当接部14又は第1当接部13で袋体3の開口部3a側を押し広げた状態になり、使用の際に、袋体3の開口部3a側の装着部分に尿が浸入し難くなり、この点からも袋体3の開口部3aから尿漏れが生じ難くなる。
また、図2に示すように尿取り具4に袋体3を装着した場合には、尿取り具4の内周及び外周の大部分が袋体3の開口部3a側で覆われるため、排尿の際に尿取り具4に尿が付着し難くなり、尿取り具4を水で洗ったりすることなく繰り返し使用することができ、便利である。
また、尿取り具4は貫通した尿流通孔17を有する楕円形の筒状に形成され、尿流通孔17は、袋取付部15の内周側が最も細くなっていて両端に向かうに従って徐々に大きくなっているので、排尿された尿を大きな尿流通孔17で集めて袋体3にスムーズに流入させて収納することができるし、袋体3内に入った尿が逆流して尿取り具4から流出するのを尿流通孔17の狭くなった袋取付部15に対応する部分で防ぐことができ、この点からも排尿の際等に尿漏れを防止することができる。
しかも、スーパー等で提供されているビニール袋をそのまま排尿用の袋体3として使い捨てで使用することができ、非常に経済的でかつ便利である。
図8は第2実施形態を示し、前記第1実施形態の場合よりも、尿取り具4全体が小型に形成されており、第1当接部13は第2当接部14よりも大きく形成されて大人又は身体が大きな子供用とされ、第1当接部13の開口縁部13aの形状は、大人の局部の小陰唇の形状に対応する楕円形状であって、その大きさは大人の局部の小陰唇の大きさよりもやや大きく形成され、第1当接部13の開口縁部13aを女性の局部の大陰唇と小陰唇との間に当接して、第1当接部13の開口縁部13a内に小陰唇が収まるようになっている。
また、第2当接部14は第1当接部13よりも小さく形成されて子供又は身体が小さな大人用とされ、第2当接部14の開口縁部14aの形状は、子供の局部の小陰唇の形状に対応する楕円形状であって、その大きさは子供の局部の小陰唇の大きさよりもやや大きく形成され、第2当接部14の開口縁部14aを女性の子供の局部の大陰唇と小陰唇との間に当接して、第2当接部14の開口縁部14a内に小陰唇が収まるようになっている。
また、第1当接部13及び第2当接部14の開口縁部14aには、その長軸方向の一端部に切欠凹部21が設けられており、第1当接部13又は第2当接部14を局部に当接した際に、切欠凹部21が陰核亀頭に嵌合して切欠凹部21によって陰核亀頭を避けることができるようになっている。その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
前記第2実施形態によれば、尿取り具4が小型になり、それだけ構成材料が少なくて済み、安価に製造できるし、携帯に便利になる。しかも、切欠凹部21によって陰核亀頭を避けることができるため、第1当接部13及び第2当接部14を陰核亀頭が邪魔になることもなく、局部に密着状に当接することができ、尿漏れを防止することができる。また、尿取り具4を局部に当接する際に、切欠凹部21によって尿取り具4の前後を簡単に認識することができるようになる。
なお、前記第2実施形態の場合、第1当接部13及び第2当接部14のいずれか一方にだけ切欠凹部21を設けるようにしてもよいし、第1当接部13及び第2当接部14の両方に切欠凹部21を設けるようにしてもよい。また、切欠凹部21を設けなかった第1当接部13又は第2当接部14については、前記第1実施形態の場合と同様に大きく形成するようにしてもよい。
図9は第3実施形態を示し、尿取り具4は、尿取り具本体22と第1当接部13及び第2当接部14の先端部(開口縁部13a,14a)を構成する一対のクッションリング23とを有し、各クッションリング23は尿取り具本体22よりも柔軟で弾力性に富む材料で形成されていて、尿取り具本体22の両端にそれぞれ接着剤等で固着されており、第1当接部13又は第2当接部14がクッションリング23を介して局部に当接されるようになっている。
而して、尿取り具本体22は合成樹脂等で一体に形成され、クッションリング23は柔軟で弾力性に富むシリコーンゴム、エラストマー又はゴム等により尿取り具本体22とは別体に形成されている。
従って、第3実施形態では、クッションリング23の柔軟性及び弾力性を利用して、尿取り具4を局部にソフトでより密着して当接することが可能になり、排尿する際に尿漏れが生じるのをより確実に防止できる。
なお、第3実施形態の場合、尿取り具4を第1実施形態の場合と同様の大きさに形成してもよいし、第2実施形態の場合と同様に尿取り具4を小型に形成してもよく、小型に形成した場合には、切欠凹部21を設け、切欠凹部21で陰核亀頭を避けるようにしてもよいし、切欠凹部21を設けずにクッションリング23の柔軟性又は弾力性によって陰核亀頭を避けるようにしてもよい。
なお、第3実施形態の構成に代えて、第3実施形態のクッションリング23と同様の柔軟で弾力性に富むシリコーンゴム又はエラストマー等のクッション材により尿取り具4全体を一体に形成するようにしてもよい。
図10は第4実施形態を示し、第1当接部13又は第2当接部14の長軸方向の一端部に、他端部よりも尿取り具4の筒軸方向外方に向けて急角度で起立傾斜された急傾斜部25が設けられ、第1当接部13又は第2当接部14の開口縁部13a,14aの急傾斜部25(一端部)側に、前記他端部よりも長さLだけ筒軸方向に長く外方突出された外方突出部26が設けられている。
外方突出部26は開口縁部13a,14aの長軸方向の前記一端部から他端部に向けて尿取り具4の筒軸方向内方に滑らかに下降傾斜されている。この下降傾斜する範囲Xは、前記一端部から他端部に向けて開口縁部13a,14aの長軸方向全長の2/3程度の範囲に亘っている。その他の点は、前記第1実施形態又は第2実施形態の場合と同様の構成である。
前記第4実施形態によれば、女性が寝たままで排尿する際に、真っ直ぐ膝を立てて仰向けに寝た状態では、尿取り具4をその急傾斜部25及び外方突出部26を前側に向けて女性の局部に当接することにより、尿取り具4の第1当接部13又は第2当接部14の開口縁部13a,14aをきっちりと密着して当接することができて、寝たままで尿が漏れるおそれなく袋体3内に尿を排出することが可能になる。また、女性が横向きに寝た状態では、尿取り具4をその急傾斜部25及び外方突出部26を後側に向けて女性の局部に当接することにより、尿取り具4の第1当接部13又は第2当接部14の開口縁部13a,14aをきっちりと密着して当接することができて、寝たままで尿が漏れるおそれなく袋体3内に尿を排出することが可能になる。従って、尿取り器1を寝た状態でも良好に使用できるようになり、介護用等にも使用でき、便利である。
なお、前記第4実施形態の場合、急傾斜部25及び外方突出部26を第1当接部13及び第2当接部14の両方に設けるようにしてもよいし、第1当接部13又は第2当接部14の一方のみに設けるようにしてもよい。
なお、前記実施形態では、尿取り具4の第1当接部13及び第2当接部14は、その開口縁部13a,14aが楕円の長軸方向の一方が他方よりも小幅で細長く形成されているが、第1当接部13の小幅で細長く形成した側と、第2当接部14の小幅で細長く形成した側とが、同一方向を向くように第1当接部13と第2当接部14とを配置してもよいし、互いに逆方向を向くように第1当接部13と第2当接部14とを配置してもよい。さらに、第1当接部13の楕円の長軸方向と第2当接部14の楕円の長軸方向が同一向きではなくて、直角に交差する方向であったり、直角以外の所定角度で交差する方向であったりするように、第1当接部13と第2当接部14とを互いに筒軸廻りに捻れた状態に配置してもよい。
また、前記実施形態では、自動車内や寝床等で女性が排尿する場合に、第1当接部13及び第2当接部14の長軸方向の小幅で細長く形成した側を前に向けて局部に当接しているが、これは使用の一例を示したものであり、前後逆向きにして局部に当接して使用するようにしてもよいし、また、使用する女性が腰が上がっている状態か、俯いている状態か、仰向けの状態かの姿勢その他によって、第1当接部13又は第2当接部14の長軸方向の局部に対する傾斜角度を調整して当接するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、自動車内や寝床等で女性が排尿する場合について説明したが、本発明の尿取り器1は自動車内や寝床等で男性が排尿する場合にも使用することが可能である。そして、尿取り器1を主として男性が使用するものとする場合には、第1当接部13及び第2当接部14の形状を図例のものよりも長い筒状に形成する等、第1当接部13及び第2当接部14の形状を変更してもよい。また、第1当接部13又は第2当接部14の一方又は両方の形状を、図例のものよりも丸くして円筒形に近づけるようにしてもよく、このようにすると、袋取付部15を括れさせておけば、病床の男性の介護にも使用することができるようになる。この場合、第1当接部13又は第2当接部14の一方のみを丸くして円筒形に近づけておけば、第1当接部13又は第2当接部14の一方を男性用とし、他方を女性用とすることも可能になる。
また、前記第2実施形態の場合、第1当接部13及び第2当接部14の開口縁部13a,14aの長軸方向の一端部に切欠凹部21が設けられているが、第1当接部13及び第2当接部14の開口縁部13a,14aに設ける切欠凹部21の配設位置は、互いに同一方向を向いてもよいし、互いに逆方向を向いていてもよく、さらに互いに異なる方向を向いていてもよい。
また、前記実施形態では、尿取り具4は楕円形状の筒状に形成されていて、第1当接部13、第2当接部14のみならず、袋取付部15も楕円形状の筒状に形成されているが、これに代え、袋取付部15を楕円形状以外の円筒状、角筒状その他の筒状に形成するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、第1当接部13と第2当接部14とは一方が大人用で他方が子供用になるように大きさ及び形状が互いに異ならされているが、これに代え、第1当接部13と第2当接部14とを大きさのみを互いに異ならせるようにしてもよいし、形状のみを互いに異ならせようにしてもよい。また、第1当接部13又は第2当接部14の一方を身体が大きな大人用とし、他方を身体が小さな大人用としてもよいし、第1当接部13又は第2当接部14の一方を身体が大きな子供用とし、他方を身体が小さな子供用としてもよい。
また、前記実施形態では、袋体3内に吸水部材19が収納されているが、吸水部材19を省略するようにしてもよいことは勿論である。
1 尿取り器
3 袋体
3a 開口部
4 尿取り具
6 結束部材
13 第1当接部
13a 開口縁部
14 第2当接部
14a 開口縁部
15 袋取付部
17 尿流通孔
21 切欠凹部
22 尿取り具本体
23 クッションリング
25 急傾斜部
26 外方突出部

Claims (6)

  1. 女性の局部に当接されると共に尿を収納可能な袋体(3)が装着される尿取り具(4)を備え、この尿取り具(4)に袋体(3)の開口部(3a)を外嵌してその外側から結束部材(6)で締め付け固定するようにした尿取り器であって、
    前記尿取り具(4)は、両端が開口した筒状に形成されていて、両端部に第1当接部(13)と第2当接部(14)とを有すると共に、第1当接部(13)と第2当接部(14)との間に前記袋体(3)の開口部(3a)が外嵌される袋取付部(15)を有し、第1当接部(13)と第2当接部(14)とは先端に向かうに従って徐々に大きくなるように漏斗状に拡開形成され、その開口縁部(13a,14a)が局部に密接可能な楕円状に形成され、袋取付部(15)は第1当接部(13)と第2当接部(14)との間にあって外周面が括れていることを特徴とする尿取り器。
  2. 前記第1当接部(13)と第2当接部(14)とは一方が大人又は身体が大きい子供用で他方が子供又は身体が小さい大人用になるように大きさが互いに異ならされていることを特徴とする請求項1に記載の尿取り器。
  3. 前記尿取り具(4)は貫通した尿流通孔(17)を有する筒状に形成され、尿流通孔(17)は、袋取付部(15)の内周側が最も細くなっていて両端に向かうに従って徐々に大きくなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の尿取り器。
  4. 前記第1当接部(13)及び第2当接部(14)は、その開口縁部(13a,14a)が楕円の長軸方向の一方が他方よりも小幅で細長く形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の尿取り器。
  5. 第1当接部(13)又は第2当接部(14)の少なくとも一方の開口縁部(13a,14a)には、その長軸方向の一端部に切欠凹部(21)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の尿取り器。
  6. 第1当接部(13)又は第2当接部(14)の長軸方向の一端部に、他端部よりも尿取り具(4)の筒軸方向外方に向けて急角度で起立傾斜された急傾斜部(25)が設けられ、第1当接部(13)又は第2当接部(14)の開口縁部(13a,14a)の急傾斜部(25)側に、前記他端部よりも筒軸方向外方に向けて長く外方突出された外方突出部(26)が設けられ、この外方突出部(26)は、開口縁部(13a,14a)の長軸方向の前記一端部から他端部に向けて尿取り具(4)の筒軸方向内方に滑らかに傾斜されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の尿取り器。
JP2015201963A 2015-10-13 2015-10-13 尿取り器 Expired - Fee Related JP6041405B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201963A JP6041405B1 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 尿取り器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201963A JP6041405B1 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 尿取り器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6041405B1 true JP6041405B1 (ja) 2016-12-07
JP2017074093A JP2017074093A (ja) 2017-04-20

Family

ID=57483272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015201963A Expired - Fee Related JP6041405B1 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 尿取り器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6041405B1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108617U (ja) * 1983-01-05 1984-07-21 ノアケミカルプロダクツ株式会社 簡易採尿器
JP3174383B2 (ja) * 1991-03-08 2001-06-11 アレキサンダー・ジェイ・ワイルドマン 小型自動固定歯科矯正ブラケット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108617U (ja) * 1983-01-05 1984-07-21 ノアケミカルプロダクツ株式会社 簡易採尿器
JP3174383B2 (ja) * 1991-03-08 2001-06-11 アレキサンダー・ジェイ・ワイルドマン 小型自動固定歯科矯正ブラケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017074093A (ja) 2017-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6084451B2 (ja) ペット用使い捨ておむつ
US6719741B2 (en) Urine guide device for females
CN101193616B (zh) 卫生产品
US9539151B2 (en) Male absorbent article with pouch for housing male genitals
JP3143754U (ja) ベルト式オス犬用尿吸収パッド
KR101022955B1 (ko) 소변장치
CN102341072A (zh) 包括加强元件和处理装置的吸收性物品
JP2007082595A (ja) 生理用ナプキン
JP6041405B1 (ja) 尿取り器
JP2017123999A (ja) 男性用尿貯留具
US20160095757A1 (en) Tampon
JP4163173B2 (ja) 収尿袋およびその製造方法
JP5829600B2 (ja) ペット用使い捨ておむつ
JP2022084278A (ja) 下半身に着用する下着のための吸水性物品及びその取り付け方法
JP3134646U (ja) 排便処理袋
JP3121374U (ja) 排泄物処理袋
JP3180019U (ja) 動物用補助器具、動物用おむつ及び動物用おむつカバー
WO2020080358A1 (ja) 使い捨て排尿具とそれを用いた排尿具セット及び使い捨ておむつ
JP7250187B2 (ja) 排泄処理具
JP6869560B2 (ja) 吸水性パッド
JP3219462U (ja) 使捨て用おむつ
JP2020062397A (ja) 使い捨て排尿具及び排尿具セット
JP2002000633A (ja) 使いすて女性用排尿器具
JP3902456B2 (ja) 使い捨ておむつ
JPS6235463Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6041405

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees