JP6040823B2 - 樹脂成形品の補強構造 - Google Patents
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Description
このため、樹脂製の成形品本体の少なくとも一側面に対し、補強用の第1、第2の帯状部材を互いに交差して配設することで、樹脂製の成形品本体を補強してなる樹脂成形品の補強構造が同一出願人によって提案されている。
また、特許文献1に開示されているように、乗物用シートの樹脂製フレームのサイドフレーム部の前側に対し、繊維を含浸したポリマ材料を含む強化複合層が配設されたものが知られている。
このため、第1、第2の帯状部材が互いに変位したい方向へ動きづらくなり、交差部近傍で応力が集中し、当該部分で破損される恐れがある。
前記第1、第2の帯状部材は、その交差部が相対的に移動可能に配置されており、前記交差部以外の部分が前記成形品本体に一体に接着されて配設されていることを特徴とする。
このため、第1、第2の帯状部材の交差部近傍に応力が集中することを抑制することができ、交差部近傍での破損を防止することができる。
前記第1、第2の帯状部材は、強化繊維テープによって形成されていることを特徴とする。
前記成形品本体は、乗物用シートの樹脂製のフレーム本体であることを特徴とする。
図1に示すように、乗物用シートのシートバック、例えば、リアシートのシートバック骨格部をなすシートフレーム20(樹脂成形品)は、フレーム本体21と、このフレーム本体21を補強する第1、第2の帯状部材41、42とを備えている。
この実施例1において、第1、第2の帯状部材41、42は、第1、第2の強化繊維テープ51、52によって形成されている。
第1、第2の強化繊維テープ51、52は、カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、等の強化繊維テープ、例えば、UDテープとも呼ばれることがある一方向性強化繊維(炭素繊維)テープによって形成され、その繊維の方向は長手方向に沿う(平行する)。
なお、凸状部24及び第2の強化繊維テープ52の上端部近傍には、シートベルト30が引き出し可能に巻き取られるリトラクタ31が、ビス、クリップ等の適宜の装着手段によって装着される(図1の二点鎖線参照)。
したがって、樹脂製のフレーム本体21と、第1、第2の強化繊維テープ51、52とを備えた樹脂成形品としてのシートフレーム20に対し、曲げ荷重が負荷されてシートフレーム20が撓み変形したときには、第1、第2の強化繊維テープ51、52は、その交差部55で相互の動きが規制されることなく、シートフレーム20の撓み変形に対応して互いに変位したい方向へ相対的に移動する。すなわち、第1、第2の強化繊維テープ51、52は、シートフレーム20の撓み方向へ曲がって応力をそれぞれ受けもつ。
このため、第1、第2の強化繊維テープ51、52の交差部55近傍に応力が集中することを抑制することができ、交差部55近傍での破損を防止することができる。
例えば、前記実施例1においては、乗物用シート(リアシート)のシートバックの骨格部をなすシートフレーム20である場合を例示したが、乗物用シートのシートクッションの骨格部をなすシートフレームであってもよい。
また、前記実施例1においては、長尺の第1、第2の帯状部材41、42が、第1、第2の強化繊維テープ51、52である場合を例示したが、強化繊維テープ以外の帯状部材であってもよい。
また、前記実施例1においては、乗物用シートのシートフレーム20の補強構造である場合を例示したが、シートフレーム20以外の樹脂成形品の補強構造としても採用することができる。
21 樹脂製のフレーム本体
41 第1の帯状部材
42 第2の帯状部材
51 第1の強化繊維テープ
52 第2の強化繊維テープ
55 交差部
Claims (3)
- 樹脂製の成形品本体と、この成形品本体の少なくとも一側面に対し互いに交差して配設され、前記成形品本体を補強する第1、第2の帯状部材とを備えた樹脂成形品の補強構造であって、
前記第1、第2の帯状部材は、その交差部が相対的に移動可能に配置されており、
前記交差部以外の部分が前記成形品本体に一体に接着されて配設されていることを特徴とする樹脂成形品の補強構造。 - 請求項1に記載の樹脂成形品の補強構造であって、
前記第1、第2の帯状部材は、強化繊維テープによって形成されていることを特徴とする樹脂成形品の補強構造。 - 請求項1又は2に記載の樹脂成形品の補強構造であって、
前記成形品本体は、乗物用シートの樹脂製のフレーム本体であることを特徴とする樹脂成形品の補強構造。
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