JP6039151B1 - 入力装置及び情報処理装置 - Google Patents

入力装置及び情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6039151B1
JP6039151B1 JP2015184548A JP2015184548A JP6039151B1 JP 6039151 B1 JP6039151 B1 JP 6039151B1 JP 2015184548 A JP2015184548 A JP 2015184548A JP 2015184548 A JP2015184548 A JP 2015184548A JP 6039151 B1 JP6039151 B1 JP 6039151B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button switch
pointing device
touch pad
keyboard
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015184548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017059066A (ja
Inventor
暁史 細谷
暁史 細谷
俊央 土井
俊央 土井
泰通 塚本
泰通 塚本
武仁 山内
武仁 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lenovo Singapore Pte Ltd
Original Assignee
Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lenovo Singapore Pte Ltd filed Critical Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority to JP2015184548A priority Critical patent/JP6039151B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6039151B1 publication Critical patent/JP6039151B1/ja
Publication of JP2017059066A publication Critical patent/JP2017059066A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】キーボードとポインティングデバイスを筐体に備える情報処理装置において、ポインティングデバイスの筐体上の取付位置を変更可能とした情報処理装置を提供する。【解決手段】同一筐体にキーボード5とキーボードの領域外に設けられたポインティングデバイス7とを備え、ポインティングデバイス7はタッチパッド7aとボタンスイッチ7b、7c、7dを含むと共にボタンスイッチ7b、7c、7dがキーボード5に対して、少なくとも第1の距離となる第1取付け態様と第2の距離となる第2取付け態様に設定可能になされる。ポインティングデバイス7に設けられたボタンスイッチ7b、7c、7dを2つの位置で使用可能として1つのボタンスイッチで2つのボタンスイッチを兼ねることで、タッチパッド7aの面積を相対的に大きくする。【選択図】図1

Description

本発明はパーソナルコンピュータ(パソコン)などの情報処理装置に関し、特に、1以上のポインティングデバイスを備えた情報処理装置の入力装置に関する。
デスクトップ型、ノートブック型などのコンピュータはGUI(Graphical user interface)を採用したOS(Operating System)を使用している。GUIは、コンピュータの画面表示や操作の方式であり、表示にアイコンや画像を多用し、キーボードに加えて入力操作の多くを、マウスなどの画面上の位置を指示するポインティングデバイスによって指示できるようにしている。
このようなコンピュータではマウスを操作するときにキーボートから手を離す必要があり、連続的なキー操作が妨げられる。また、マウス操作のためのスペースを必要とする。そこで、キー配列内にポインティングデバイスを配置したキーボードやこのようなキーボードを使用するノート型コンピュータが提供されている。この場合のポインティングデバイスとしては、ポインティングスティクが使用されている。ポインティングスティックは、その操作スティックに印加される力に応じた出力を発生して、画面上のカーソルを移動させる。また、ポインティングスティックの近くに、マウスの2つ又は3つのボタンスイッチに相当するスイッチを設けることで、キーボード上でマウスと同じ機能を実現するコンピュータが提供されている。このようなコンピュータは、キーボードから手を離さずにマウス操作を行えるという利点がある。
また、特許文献1に示すように、ポインティングスティック、左ボタンスイッチ、及び右ボタンスイッチに加えて、ユーザのタッチ操作を受け付けるタッチパッドを備えるコンピュータが提供されている。
特開平2011−232947号公報
ところで、タッチパッドとして、タッチ操作に加えて、押下操作可能なクリックパッドが用いられる場合がある。クリックパッドは、わずかに上下動するタッチ面とタッチ面の上下動でアクチュエートされる押下スイッチ(クリックスイッチ)とを備えており、タッチ面上の指先位置に対応した出力に加えて、指先が触れたタッチ面の領域と押下操作(クリック)に対応した出力を発生する。これらの出力に基づいてクリックパッドは、タッチパッドとしての機能である平面位置の出力に加えて、押下操作が成された領域に予め定義された指令(例えば、マウスの右ボタンクリックや左ボタンクリックに対応するような指令)を発生することが可能であり、これによりマウスと同様の機能が実現される。
このようなポインティングスティック及びタッチパッドの2つのポインティングデバイスを備えるコンピュータでは、OSのデバイスドライバにより、両方のポインティングデバイスを使用可能とするか、何れか1方のポインティングデバイスのみを使用可能とするかを使用者が選択できるようになっているものがある。このようなコンピュータでは、使用者の好みに応じて、ポインティングスティックのみ使用可能とすることや、タッチパッドのみ使用可能とすることができる。
ところで、ポインティングスティックとタッチパッドの2つのポインティングデバイスを備えるコンピュータでは、使用者の操作性の観点から、キーボードやキーボード内に配置したポインティングスティックの使用時に、使用者の手のひらが置かれる領域(以下、パームレスト領域、と言う。)又はその付近の領域に、タッチパッドを配置する場合が想定される。この場合において、使用者がポインティングスティックを指先で操作しているときに、手のひらがタッチパッドに触れて、これがタッチパッドに起因するコンピュータの誤動作要因となることがある。また、タッチパッドとしてクリックパッドが用いられる場合、使用者は意図せずクリックパッドを押下してしまい、その押下音が使用者に不快感を与えることが考えられる。
また、上述したように、ポインティングスティックの近くに、マウスの2つ又は3つのボタンスイッチに相当するスイッチが設けられる場合、使用者の操作性の観点から、これらのボタンスイッチはパームレスト領域又はその付近の領域に配置される場合が想定される。一般的にノート型コンピュータやキーボード装置では筐体の大きさに制限があるため、この場合、タッチパッドの面積を狭くせざるを得なくなってしまう。
よって、本発明の技術は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、1以上のポインティングデバイスを備える情報処理装置が、上記課題の少なくとも1つを解決することでユーザの操作性を向上することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の技術は、ディスプレイ筐体とキーボードが配置される本体筐体とを含む情報処理装置において、上記本体筐体に着脱可能に取り付けられた第1ポインティングデバイスと、上記第1ポインティングデバイスの取付け態様を検出する検出部と、を備え、上記第1ポインティングデバイスは、1以上のボタンスイッチと、ユーザのタッチ操作を受け付けるタッチパッドとを含み、上記第1ポインティングデバイスは、上記ボタンスイッチが上記本体筐体における第1方向側に配置され且つ上記タッチパッドが上記本体筐体における第2方向側に配置される第1取付け態様と、上記タッチパッドが上記第1方向側に配置され且つ上記ボタンスイッチが上記第2方向側に配置される第2取付け態様との内いずれかの態様で上記本体筐体に取り付けられ、上記検出部は、上記第1ポインティングデバイスの取付け態様に対応した検出信号を出力する。
かかる構成とすることによってキーボードと第1ポインティングデバイスを備える情報処理装置において、第1ポインティングデバイスの取付の向きを変えて使用するることが可能となる。第1ポインティングデバイスはタッチパッドと1以上のボタンスイッチを含むので、タッチパッドとボタンスイッチの配置位置を変えて使用することが可能となる。第1ポインティングデバイスの取付には、タッチパッドがキーボードに近接する第1取付け態様と、ボタンスイッチがキーボードに近接する第2取付け態様とが含まれ、検出部によって各取付け態様が検出されることによって位置が変わったボタンスイッチの出力を再定義あるいはボタンスイッチの位置変更を判別することが可能となる。
更に、情報処理装置は、第2ポインティングデバイスを備え、上記第2ポインティングデバイスは、上記キーボードのキー配列内に配置され、上記第1ポインティングデバイスは、上記キーボード又は上記第2ポインティングデバイスが操作される際に、ユーザの手のひらが置かれる領域又は当該領域の周辺領域に配置されることが望ましい。
それにより、情報処理装置は、キーボード内に配置された第2ポインティングデバイスと、キーボード外の手のひらが置かれる領域に配置された取付位置可変の第1ポインティングデバイスとを備えるので、第2ポインティングデバイスの操作の際に第1ポインティングデバイスのボタンスイッチを活用(兼用)することが可能となる。ボタンスイッチを兼用することによって、タッチパッドの面積を相対的に大きくすることが可能となる。
上記1以上のボタンスイッチは、第1ボタンスイッチと第2ボタンスイッチを含み、上記第1ボタンスイッチと上記第2ボタンスイッチは、上記本体筐体において1の方向に配列され、更に、上記検出信号に基づいて、上記第1ボタンスイッチを上記第2ボタンスイッチとして機能させ、上記第2ボタンスイッチを上記第1ボタンスイッチとして機能させる機能切り替え手段を備えることが望ましい。
それにより、第1ポインティングデバイスの第1及び第2ボタンスイッチを、例えばマウスの左ボタンスイッチ、右ボタンスイッチに対応させることが出来る。取付け態様を予め検知し、機能切り替え手段によって機能を切り替えることによってボタンスイッチの配置位置を変えても、例えばマウスの左ボタンスイッチ、右ボタンスイッチとして使用することが可能となる。
上記第2取付け態様は、上記タッチパッドが上記キーボードに隣接するように配置された態様であり、上記タッチパッドはユーザによる押下操作に応じて上下動する押下面を含み、更に、上記本体筐体は押下面固定手段を備え、上記押下面固定手段は、上記タッチパッドが上記第2取付け態様であるときに上記押下面の上下動を抑制することが望ましい。キーボードにクリックパッドが隣接するような第2取付け)態様では、キーボードから離間した手のひら位置のボタンスイッチをクリックスイッチとして利用することができるので、クリックパッドの押下げを抑制してクリック音の発生を防止することが可能となる。
更に、上記タッチパッドが上記キーボードに隣接するように配置された第2取付け態様で態様であるときに、上記第2ポインティングデバイスの出力を無効化する無効化手段を備えることとしても良い。それにより、第1ポインティングデバイスを使用し、第2ポインティングデバイスを使用しないときに、第2ポインティングデバイスに起因する誤入力やノイズなどの不具合を防止することが出来る。無効化手段は、上記タッチ面固定手段による機械構造的な無効化のみならず、ソフトウェア設定による無効化も含まれる。
上記第2ポインティングバイスは、上記キーボード内に配置されるポインティングスティックや、キーボード内やその近傍に配置される小型のトラックボール等であることが望ましい。ポインティングスティックは、ボタン状あるいはスティック状に構成され、キーボードのキー配列内に配置される。
更に、上記左ボタンスイッチ及び右ボタンスイッチの間に中央ボタンスイッチを備えることが望ましい。それにより、いわゆる3ボタンマウスのスイッチとして同様に機能させることが可能となる。
上記取付け態様の検出部は、上記本体筐体及び上記第1ポインティングデバイスのいずれかに設けられることが望ましい。本体筐体側に検出部を設けた場合には、その分第1ポインティングデバイスを小型化することが可能となる。検出部を第1ポインティングデバイス側に設けた場合は、第1ポインティングデバイス側で取付け態様を検出して取付け態様に対応した信号を出力することが可能となる。
また、本発明の技術は、キーボードを筐体に備える入力装置でにおいて、上記筐体に少なくとも第1取付け態様及び第2取付け態様のいずれかの取付け態様で着脱可能に取り付けられる第1ポインティングデバイスと、上記第1ポインティングデバイスの取付け態様に対応した検出信号を出力する検出部と、を備え、上記第1ポインティングデバイスはタッチパッドと1以上のボタンスイッチを含み、上記第1取付け態様は上記ボタンスイッチが上記キーボードから第1の距離となる取付け態様であり、上記第2取付け態様は上記ボタンスイッチが上記キーボードから上記第1の距離よりも大きい第2の距離となる取付け態様である、ことを特徴とする。
かかる構成とすることによって第1ポインティングデバイスに設けられたボタンスイッチを2つの位置で利用することができ、1つのボタンスイッチで2つのボタンスイッチの機能を兼ねることが可能となる。
更に、上記入力装置は、上記キーボード内に第2ポインティングデバイスを含み、上記第1ポインティングデバイスのボタンスイッチは、上記第1取付け態様では上記第2ポインティングデバイスのボタンスイッチとして機能し、上記第2取付け態様では上記第1ポインティングデバイスのタッチパッドのボタンスイッチとして機能することが望ましい。それにより、ボタンスイッチが第2ポインティングデバイスのボタンスイッチと第1ポインティングデバイスのタッチパッドのボタンスイッチとを兼ねることが可能となる。
上記取付け態様の選択は、上記第1ポインティングデバイスの上記筐体からの着脱又は上記第1ポインティングデバイスの上記筐体上の向きの変更によって行われることが望ましい。第1ポインティングデバイスの着脱は、例えば入力装置の使用者が上記筐体から取り外し、取付け可能に構成される。向きの変更は、例えば、第1ポインティングデバイス自体の回転等によって行うことが可能である。それにより、配置態様の選択が簡単になる。
上記1以上のボタンスイッチは第1ボタンスイッチと第2ボタンスイッチとを含み、更に、上記第1配置態様と上記第2配置態様で上記第1ボタンスイッチと上記第2ボタンスイッチの機能を入れ替えることが望ましい。それにより、配置態様の変更後に、第1ボタンスイッチを第2ボタンスイッチとして使用し、第2ボタンスイッチを第1ボタンスイッチとして使用することが出来る。
本発明の情報処理装置は、上述した技術の入力装置を備えて技術的効果を発揮する。情報処理装置としては、例えば、ノート型コンピュータが該当するが、これに限定されるものではない。固定型コンピュータやサーバ装置に用いても良い。
本発明の技術によれば、情報処理装置あるいは入力装置において、タッチパッドとボタンスイッチを含むポインティングデバイスの配置態様が変更可能となるので、使用者がポインティングデバイスを使用する際の使用形態の選択肢が増えて具合が良い。例えば、他のポインティングデバイスを追加した場合にはボタンスイッチを2つのポインティングデバイスで利用することが可能となる。それにより、ポインティングデバイス毎に設けられるボタンスイッチを節約でき、ボタンスイッチ分の配置面積を削減できる。削減面積分だけ大きいタッチパッドを使用することも可能となる。また、ボタンスイッチを含むポインティングデバイスの向きを変更することによって手のひらの位置がタッチパッド位置と重なりにくい配置とすることが可能となる。
発明の第1実施形態(ノート型コンピュータ)を説明する説明図である。 発明の第1実施形態を説明する説明図である。 発明の第1実施形態を説明する説明図である。 発明の第1実施形態を説明する説明図である。 発明の第2実施形態(キーボード装置)を説明する説明図である。 発明の第2実施形態を説明する説明図である。 発明の第3実施形態(キーボード装置)を説明する説明図である。 発明の第3実施形態を説明する説明図である。 比較例のノート型コンピュータを説明する説明図である。 比較例のキーボード装置を説明する説明図である。 比較例における不具合を説明する説明図である。 比較例における不具合の不十分な改善例を説明する説明図である。 タッチパッドユニットの例を説明する説明図である。 タッチパッドユニットの取付け例を説明する説明図である。 タッチパッドユニットの取付け方向(向き)の検出例を説明する説明図である。 タッチパッドユニットの取付け方向(向き)の他の検出例を説明する説明図である。 タッチパッドユニットに関連する制御系(ノート型コンピュータ)を説明するブロック図である。 制御系の動作を説明するフローチャートである。 制御系の動作(無効化)を説明するフローチャートである。 クリックパッドの例を説明する説明図である。
以下、本発明に係る情報処理装置、入力装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。各図において対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの又は実質的に同一のものが含まれている。
本発明は、情報処理装置及び入力装置に関するものであり、筐体にキーボードとキーボードの領域外に設けられた第1ポインティングデバイスとを備え、第1ポインティングデバイス自体が移動可能に構成され、第1ポインティングデバイス全体の筐体における向きあるいはキーボードに対する向きを変えるように構成される。移動の例としては第1ポインティングデバイスの筐体からの着脱による移動や筐体上での第1ポインティングデバイスの回転移動等が該当するが、これに限定されない。第1ポインティングデバイスはタッチパッドとボタンスイッチを含み、第1ポインティングデバイスを移動可能にすることでボタンスイッチの配置位置を変更可能としている。ボタンスイッチは第1配置位置で、キーボードとペアで使用することができる。また、キーボードに設けられた第2ポインティングデバイス(ポインティングスティックあるいはトラックボール等)と組み合わせてで使用することもできる。また、ボタンスイッチは第2配置位置で、タッチパッドと組み合わせて使用することができる。使用者の1又は複数のポインティングデバイスの使用態様に対応して第1ポインティングデバイスのボタンスイッチの配置を選ぶことができる。
(実施形態1)
図1乃至図4は、本発明の技術を適用したノート型コンピュータ(情報処理装置)の概略を説明する斜視図である。
図1に示すように、ノート型コンピュータ1は、本体側筐体2及び表示器側筐体3を備えている。表示器側筐体3は、本体側筐体2からの指令に応じて、各種の情報が表示される表示器4を備えている。図1中に示すように、第1方向に相当する奥方向と第2方向に相当する手前方向を定めると、本体側筐体2は、その上面の奥側である第1領域Aにキーボード5が配置され、キーボード5内には第2ポインティングデバイスに相当するポインティングスティック6が配置されている。なお、第2ポインティングデバイスとしてトラックボールを選択することも可能である。第1領域Aの手前側の第2領域Bに第1ポインティングデバイスに相当するタッチパッドユニット7が配置されている。第2領域はいわゆるパームレスト領域として利用されている。タッチパッドユニット7は、タッチパッド7a、第1ボタンスイッチに相当する左ボタンスイッチ7b、第2ボタンスイッチに相当する右ボタンスイッチ7c、第3ボタンスイッチに相当する中央ボタンスイッチ7dを備えている。
後述のように、タッチパッド7aは、パッド面(押下げ面)とクリックスイッチを備えたクリックパッドであっても良い。タッチパッドユニット7の左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7cがタッチパッド7aの奥側に存在する第1取付け態様(図1参照)では、左ボタンスイッチ7b及び右ボタンスイッチ7cはポインティングスティック6の左ボタンスイッチ、右ボタンスイッチとして使用される。左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7c、中央ボタンスイッチ7dは公知のマウスの左ボタンスイッチ、右ボタンスイッチ、中央ボタンスイッチに対応している。
図2に示すように、タッチパッドユニット7は、本体側筐体2から取り外す(脱着)ことができる。取り外したタッチパッドユニット7は、図3に示すように、奥手前方向の向きを反転(180度回転)し、その後図4に示すように、本体側筐体2に取り付ける(装着)ことができる。この第2取付け態様では、左ボタンスイッチ7bがタッチパッドユニット7の手前側に右ボタンスイッチとして存在する。また、右ボタンスイッチ7cがタッチパッドユニット7の手前側に左ボタンスイッチとして存在する。
第1取付け態様と第2取付け態様とでは左ボタンスイッチ7b及び右ボタンスイッチ7cの位置が左右逆になるので、後述の取付け検出部によって取付け態様を検出し、入力制御部によって左ボタンスイッチ及び右ボタンスイッチの出力信号に対する定義づけが変更される。タッチパッドユニット7は、本体側筐体2に設けられた図示しない案内溝によって着脱が容易となるようになされている。また、タッチパッドユニット7と本体側筐体2との電気回路はスプリング装着型のコネクタによって着脱可能に接続されている。
第1の実施形態では、第1取付け態様(図1参照)から第2取付け態様(図4参照)に変更することにより、タッチパッド7aの配置位置が全体的に奥方向に移動して、手のひらがタッチパッド7aにオーバーラップする領域が相対的に減少するので、手のひらがタッチパッドに触れてコンピュータの誤動作要因となることが減少する。また、使用者が、タッチパッド、左ボタンスイッチ及び右ボタンスイッチを指先で操作するときも、手のひらのタッチパッドに対してオーバーラップする領域が減少するので手のひらがタッチパッドに触れてコンピュータの誤動作要因となることが減少すると考えられる。
(実施形態2)
図5及び図6は、本発明の技術を適用したキーボード装置(入力装置)の概略を説明する説明図である。
図5に示すように、キーボード装置8は、筐体の第1領域Aに第2ポインティングデバイスに相当するポインティングスティック6をキー配列内に含むキーボード5と、第1ポインティングデバイスに相当するタッチパッドユニット7を備えている。タッチパッドユニット7は、キーボード使用者に対して、キーボード5の手前側の第2領域Bに設けられている。タッチパッド7の左ボタンスイッチ7b及び右ボタンスイッチ7cは、ユーザの操作性を考慮して、ポインティングスティック6の近傍に配置することが望ましい(第1取付け態様)。これにより、ポインティングスティック6と、左ボタンスイッチ7b及び右ボタンスイッチ7cとを組み合わせて使用することができる。タッチパッドユニット7は図1乃至図4で示した移動手順により図6に示すようにタッチパッドユニット7の向きを変えることができる。
図6に示すタッチパッドユニット7の第2取付け態様では、左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7cはトラックポイント6から比較的に離間した位置であってタッチパッド7aの手前側に存在する。この取付け態様では、左ボタンスイッチ7bはタッチパッド7aの右ボタンスイッチとして使用される。右ボタンスイッチ7cはタッチパッド7aの左ボタンスイッチとして使用される。
(実施形態3)
図7及図8は、本発明の技術を適用した他のキーボード装置の概略を説明する説明図である。この例では、タッチパッドユニット7は回転移動可能に構成されている。
図7に示すように、タッチパッドユニット7は円柱状に構成されており、筐体の筒状の空間内に回転可能に配置されている。タッチパッドユニット7の左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7cが奥側に存在する第1取付け状態では、左ボタンスイッチ7bはトラックポイント6の左ボタンスイッチ、右ボタンスイッチ7cはポインティングスティック6の右ボタンスイッチとして使用される。
図8に示すタッチパッドユニット7を半回転(180度向きを移動)した第2取付け態様では、左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7cはポインティングスティック6から比較的に離間した位置であってタッチパッド7aの手前側に存在する。この配置態様では、左ボタンスイッチ7bは、タッチパッド7aの右ボタンスイッチとして使用される。右ボタンスイッチ7cはタッチパッド7aの左ボタンスイッチとして使用される。
(比較例)
タッチパッドユニット7(第1ポインティングデバイス)を移動してユニット配置あるいはユニットの向きを変える構成としたことの利点について説明する。
図9は、2つのポインティングデバイス(固定配置)を備えるノード型コンピュータの比較例を示している。図10は、2つのポインティングデバイス(固定配置)を備えるキーボード装置の比較例を示している。
両図に示すように、キーボード5の中にポインティングスティック6が配置され、キーボード5の手前側にタッチパッド21が配置されている。キーボード5とタッチパッド21の間に左ボタンスイッチ22、右ボタンスイッチ23、中央ボタンスイッチ24が配置されている。なお、タッチパッド21はクリックパッドであってもよい。
このような構成の入力装置で使用者がポインティングスティック6を使用する場合、図11に示すように、同図中に太線で示す使用者の手のひらの一部とタッチパッド21の一部とが重なり合う。この重なりは既述した、コンピュータ装置の誤動作要因となり、第2ポインティングデバイスがクリックパッドである場合、使用者の意図しないストローク(タッチ面の上下動)やクリック音の発生となり得る。
そこで、図12に示すように、タッチパッド21の手前側に、更に左ボタンスイッチ32、右ボタンスイッチ33、中央ボタンスイッチ34を設けてタッチパッド21を使用すれば、このような使用者の手のひらの位置に起因する不具合は軽減される。しかしながら、追加のボタンスイッチ32〜34によってタッチパッド21のタッチ面の面積が減少する不具合と、ボタンスイッチ32〜34が増加する不具合がある。
これに対して、実施形態1乃至3では、タッチパッドユニット7を移動可能としてユニット配置あるいはユニットの向きを変えて左ボタンスイッチ22、右ボタンスイッチ23、中央ボタンスイッチ24を2つの配置位置で使用できるようにしている。それにより、ボタンスイッチ32〜34の増加、ボタンスイッチ32〜34の増加に伴うタッチパッド21のタッチ面積減少を回避している。
(実施形態4)
図13は、実施形態で用いられる移動可能とした第1のポインティングデバイスであるタッチパッドユニット7の構成例を示している。この例では、タッチパッドユニット7は説明の便宜上クリックパッドで構成されているが、タッチパッドで構成しても良い。同図において図(A)はタッチパッドユニット7の左側面図、図(B)はタッチパッドユニット7の平面図、図(C)はタッチパッドユニット7の右側面図である。
タッチパッドユニット7は、直方体状の筐体7hの上面の奥側辺縁部領域の左右方向に左ボタンスイッチ7b、中央ボタンスイッチ7d、右ボタンスイッチ7cを備えている。筐体7hの上面の手前側領域にはタッチパッド7aが設けられる。タッチパッド7aは板状に形成されて奥側辺縁部に回動可能(押下げ可能)に取り付けられ、筐体上部に設けられたクリックスイッチ7eのアクチュエータ(押下げ面)となっている。クリックスイッチ7eは、例えば、金属ドームスイッチ(メンブレンスイッチ)で構成されるが、これに限定されない。筐体7aの左側面の略中央部にはコネクタ7f、右側面の略中央部にはコネクタ7gが設けられる。タッチパッドユニット7内の電気回路は、タッチパッドユニット7の本体側筐体2への取付け方向に対応してコネクタ7f及7gのいずれかを介して本体側筐体2内のコンピュータと接続される。
図14は、タッチパッドユニット(クリックパッド使用)7が本体側筐体2に取り付けられた状態を奥手前方向における概略断面図で説明する説明図である。
同図(A)は、図1に示すタッチパッドユニット7の第1取付け態様に相当しており、トラックポイント6に近い位置に左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7c及び中央ボタンスイッチ7dが存在している。本体側筐体2には、ロック機構2a、パッド固定機構2b、コネクタ(図示せず)等が設けられている。ロック機構2aはタッチパッドユニット7の筐体7hを本体側筐体2に着脱可能に固定する。ロック機構2aとしては、例えば、ネジ、ロックピン、面ファスナー等を使用することができる。パッド固定機構2bは、第1取付け態様ではタッチパッド(押下げ面)7aを可動とし、第2取付け態様ではタッチパッド7aを固定し、タッチパッド7aの押下げを抑制してクリックスイッチ7eを動作させない。パッド固定機構2bは機械構造的なクリックスイッチ7eの無効化手段にも相当する。パッド固定機構2bは、例えば、バネで付勢された進退可能なテーパピン等によって構成される。第1取付け態様では筐体7aはテーパピンに突き当たり、テーパピンを本体側筐体2内に後退させる。
図14(B)は、図4に示すタッチパッドユニット7の第2取付け態様に相当しており、トラックポイント6から離れた本体側筐体2の手前側エッジ位置に左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7c及び中央ボタンスイッチ7dが存在している。この態様では、パッド固定機構2bは、テーパピンをタッチパッド7aと筐体7hとの隙間に挿入してタッチパッド7aの下がり(上下動)を阻止し、クリックスイッチ7eのアクチュエートを阻止する。パッド固定機構2bは、使用者の手のひらがタッチパッド7aのタッチ面(押下げ面)に触れてもタッチ面が動かないようにするのでクリック出力やクリック音が発生しない。また、タッチ面が動かないことにより、指先のタッチ操作の際にパッド面が揺れてカーソルが意図しない動きとなることを回避することができる。第2取付け態様では、ポインティングデバイスとして主にタッチパッド7aと手前側に配置されたボタンスイッチ7b〜7d(タッチパッドユニット)を使用すると考えられるので具合が良い。
図15は、タッチパッドユニット7の取付け態様を検出する取付け検出部の構成例を説明する説明図である。実施の形態ではタッチパッドユニット7を第1及び第2取付け態様で使用するが、第1取付け態様と第2取付け態様とでは左右のボタンスイッチの位置が変わる。これを本体側筐体2に設けられた取付け検出スイッチ2cによって検出し、コンピュータに知らせる。
図15(A)は、タッチパッドユニット7の第1取付け態様を示しており、この状態ではタッチパッドユニット7の筐体7hが取付け検出スイッチ2cのアクチュエータを踏み込んでいる。図15(B)は、タッチパッドユニット7の第2取付け態様を示しており、この状態ではタッチパッドユニット7の筐体7hに設けられた検出孔2iの空間に取付け検出スイッチ2cのアクチュエータが入ってスイッチが動作しない。
なお、第1取付け態様では本体側のコネクタ2dとタッチパッドユニット7のコネクタ7fが接続され、第2取付け態様では本体側のコネクタ2dとタッチパッドユニット7のコネクタ7gが接続される。
図16は、タッチパッドユニット7の取付け態様を検出する取付け検出部の他の例を説明する説明図である。この例では検出スイッチ2cに代えて短絡配線7j(短絡ピン)を使用している。
同図(A)及び同図(B)に示すように、第1取付け態様では本体側のコネクタ2dとタッチパッドユニット7のコネクタ7fが接続され、第2取付け態様では本体側のコネクタ2dとタッチパッドユニット7のコネクタ7gが接続される。そこで、タッチパッドユニット7のコネクタ7f及び7gに短絡配線7jを設け、第1取付け態様と第2取付け態様とでは、本体側のコネクタ2d側から見て短絡されるコネクタ端子が異なるようにしてコンピュータ側で現在の取付け態様を判別できるようにしている。
(入力装置の制御)
図17は、上述した入力装置を使用するノート型コンピュータの制御系の概略を説明する説明図である。
同図に示されるように、ノート型コンピュータの制御系は、入出力コントローラ50、CPU51、ROM52、メモリ53、ハードディスク(HDD)54、グラフィックアダプタ56、表示デバイス57及USBポート58などによって構成され、各部は信号バス等によって接続される。
入出力コントローラ50は、既述した取付けセンサ2c、タッチパッド7a、左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7c、中央ボタンスイッチ7d、クリックスイッチ7e、キーボード5、トラックポイント6等の各出力を図示しないレジスタに記憶し、コンピュータ処理に対応した信号形式に変換してメモリ53のフラグ領域等の該当する領域やCPU51の図示しないレジスタ等に送出する。
CPU51は、オペレーテイングシステムプログラムやアプリケーションプログラム等を実行して情報処理を実行する。ROM52はBIOSプログラムやハードウェアの機能を設定するパラメータのデータ等を保持している。
メモリ53はキャッシュメモリや大容量のRAM等で構成されており、CPU51の実行プログラムを記憶する領域や処理データを処理する作業領域、入出力デバイスのデータ保持領域などとして使用される。また、各種入力デバイスのフラグを記憶する領域、キーボード等の各種入力デバイスの出力信号を対応する情報コードに置き換える定義テーブルを備える。実施形態では、タッチパッドユニット7の2つの取付態様に対応して2つの定義テーブルが用意される。
ハードディスク54は、ノート型コンピュータ全体の制御を行うためのオペーレーティングシステム(OS)、デバイスドライバ、ユーティリティプログラム、アプリケーションプログラム等を記憶する。この中にはタッチパッドユニット7の出力信号を特定の意味に対応付ける第1及び第2の定義テーブルが記憶されている。なお、オペーレーティングシステムは、キーボード5が出力するスキャンデータをコード信号に変換する定義テーブルなどを記憶している。CPU51は、装置に電源が投入されるとROM52に記憶されているブートプログラムを実行してハードディスク54に記憶されているオペーレーティングシステム(OS)、デバイスドライバ、ユーティリティプログラム等をメモリ53に配置する。
オペーレーティングシステムは、ノート型コンピュータ1の基本的な動作を制御しているものであり、各種資源を管理し、例えば、アプリケーションプログラムが発生した命令を、ドライバ31やBIOSに伝える。また、オペーレーティングシステムは、マルチタスク機能およびマルチウィンドウ機能を有し、アプリケーションプログラムの実行コンテキスト(あるアプリケーションプログラムが利用しているレジスタセットやメインメモリイメージ、ファイルハンドルなど)やGUIの部品などのソフトウェア資源の管理も行う。オペーレーティングシステムとしては、例えば、Windows(登録商標)XP、Windows(登録商標)Vista、Windows(登録商標)7−10、Linux(登録商標)等を使用することができる。
オペーレーティングシステムは、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバを備えている。例えば、キーボード5を動作させるためのドライバ、ポインティングスティック6、タッチパッド7a、図示しないUSBマウス等の画面上のカーソル位置を制御するためのドライバ、表示デバイス57に画像を表示させるための表示用のドライバ等を備えている。
グラフィックスアダプタ56は、CPU51の制御に従って、描画情報をビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号を表示デバイス57に出力するためのものであり、描画情報が書き込まれるVRAMやVRAMに書き込まれた描画情報をビデオ信号に変換して、表示デバイス57出力するグラフィックスチップ等を備えている。
表示デバイス57は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ及びCRT等であり、CPU51により制御され、グラフィックスアダプタ56から入力されるビデオ信号に応じた各種情報を表示する。
なお、図17は本実施の形態を説明するために、本実施の形態に関連する主要なハードウェアの構成および接続関係を簡略化して記載したに過ぎないものである。ノート型コンピュータ1を構成するには多くのデバイスが使われる。しかしそれらは当業者には周知であるので、ここでは詳しく言及しない。図で記載した複数のブロックを1個の集積回路もしくは装置としたり、逆に1個のブロックを複数の集積回路もしくは装置に分割して構成したりすることも、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。また、各々のデバイスの間を接続するバスおよびインターフェースなどの種類はあくまで一例に過ぎず、それら以外の接続であっても当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。
図18は、上述した入力装置を使用するコンピュータ処理装置の制御動作を説明するフローチャートである。
第1取付け態様と第2取付け態様とでは左右のボタンスイッチの位置が変わる。タッチパッドの向きも変わる。これを本体側筐体2に設けられた取付け検出スイッチ2cによって検出し、コンピュータ側(CPU)に知らせる。これにより、タッチパッドユニットの取付けの向きに対応した処理が行われる。このようなソフトウェアは、オペーレーティングシステム及びデバイスドライバのいずれに組み込んでも良いし、アブリケーションソフトに組み込んでも良い。
CPU51は、以下のような処理を実行する。まず、電源投入直後のパソコンの起動ルーチン、タッチパッドユニット7が本体側筐体2に取り付けられた際の割り込み処理発生などによって本ルーチンを実行する(ステップS10)。CPU51は、メモリ53の取付けセンサの出力(検出スイッチ2cの出力あるいは短絡ピンの判別結果に相当する)のフラグからタッチパッドユニット7の取付けの向きに対応した値を読み取る(ステップS12)。この向きが第1取付け態様(図1参照)である場合(ステップS14;第1取付け態様)、タッチパッドユニット7の出力を解釈する変換テーブルとして予め定められた定義テーブル1を選択し、ハードディスク54からメモリ53に導入する(ステップS16)。また、必要により、タッチパッドユニット7の出力の解釈に定義テーブル1が選択されたことを示すフラグ1をメモリ53のフラグ領域に設定する(ステップS18)。その後、本ルーチンを終了する(ステップS24)。
CPU51は、取付けセンサ2cのフラグからタッチパッドユニット7の向きが第2取付け態様(図4参照)である場合(ステップS14;第2取付け態様)、タッチパッドユニット7の出力を解釈する変換テーブルとして定義テーブル2を選択し、ハードディスク54からメモリ53に導入する(ステップS22)。また、必要により、タッチパッドユニット7の出力の解釈に定義テーブル2が選択されたことを示すフラグ2をメモリ53のフラグ領域に設定する(ステップS24)。その後、本ルーチンを終了する(ステップS24)。
上記定義テーブル1及び定義テーブル2のそれぞれには、左ボタンスイッチ7bと右ボタンスイッチ7cそれぞれの押下に対応する出力信号を示す情報と、タッチパッドのタッチ入力に対応する出力信号を示す情報とが含まれている。これにより、第1の取付け様態と第2の取付け態様で、左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7cの押下入力に対する出力を入れ替えることが可能となる。また、タッチパッドについても、第1の取付け様態と第2の取付け態様に応じた、タッチ入力に対する出力(例えば、カーソル移動等)が可能となる。
図19は、タッチパッドユニット(第1ポインティングデバイス)7がクリックパッドである場合、第2取付け態様(図4参照)において、クリックスイッチ7eの出力あるいは機能を自動的に無効にする例(無効化手段)を説明するフローチャートである。
同図に示すように、CPU51は、図18に示したものと同様の手順(ステップS10〜S28)に加えてクリックスイッチ7eの出力を無効とするフラグをメモリ53のフラグ領域に設定する(ステップS26)。それにより、例えば、CPU53はクリックパッドのドライバソフトにおいておいてクリックスイッチの機能を停止する。それにより、クリックパッドはタッチパッドとして機能する。また、入出力コントローラ50がクリックスイッチ7eの出力をメモリ53に書き込むことを停止することとしても良い。
図20は、クリックパッドの説明を補足する説明図であり、同図(A)はタッチパッド7aのタッチ面の領域に左クリック、右クリック、中央クリックを割り当てた例を示している。同図(B)は、タッチパッド7aのタッチ面の領域に左クリック、右クリックを割り当てた他の例を示している。指先でタッチパッドを押すとクリックスイッチ7eが踏み込まれ、クリックスイッチ7eからオン出力とタッチパッド7aから指の位置に対応した出力がなされる。これらの出力は入出力コントローラ50を介してコンピュータ側に与えられる。CPU53は、クリックスイッチ7eがオン時の指先が接触した領域に定義された意味(指令信号、情報等)を定義テーブルを参照することによって判別する。既述パッド固定機構2bによってタッチパッド7aの押下げが阻止されるとクリックスイッチ7eから出力が発生しないため、クリックパッドの機能が停止し、タッチパッドとして機能する。
上述したキーボード装置においても、上述した情報処理装置と同様に、第1ポインティングデバイスの着脱可能な構造、ロック機構2a、パッド固定機構2b、取付け検出スイッチ2c、本体側コネクタ2d、左コネクタ7f、右コネクタ7g、筐体7h等の電気機械的構造を備えている。また、上述した情報処理装置のコンピュータ本体部分(CPU51〜USBポート58)を除いた入力装置部分(取付け検出スイッチ2c、キーボード5、第1ポインティングデバイス7、第2ポインティングデバイス6、入力コントローラ50等)の制御系を備えている。それにより、実施例のキーボード装置をコンピュータに接続することによって実施例の情報処理装置と同様の機能が発揮される。実施例のキーボード装置は情報処理装置と同様の効果を発揮する。
上述した実施形態によれば、第1の取付け態様では、使用者が、例えば、主にポインティングスティック6、左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7c、中央ボタンスイッチ7dをマウスとして使用し、従的に、タッチパッド(又はクリックパッド)7aを使用する場合に使い勝手が良いものである。タッチパッド(又はクリックパッド)7aはタップやジェスチャなどのポインティングスティックでは困難な指入力を行うことができる。なお、ドライバソフト等の設定メニューによってタッチパッド(又はクリックパッド)7aの機能やクリックスイッチ7eの機能を停止することが可能である。
また、第2の取付け態様では、使用者が、主にタッチパッド7a、左ボタンスイッチ7b、右ボタンスイッチ7c、中央ボタンスイッチ7dをマウスとして使用する場合に使い勝手が良いものである。この場合、タッチパッド7aがクリックパッドの場合、タッチパッドに乗せた指をそのまま押しこめばクリックとなり、動きが少なくて済む利点があるが、クリックパッドではポインティング動作とクリック操作が一体となっているため、クリックする時にカーソルがずれてしまって意図した操作をするには多少の慣れを必要とする場合もある。特に、線や図形等を手入力するCADソフトウェアでは精密な位置指定が望ましい場合がある。第2の取付け態様では、タッチパッド7aがクリックパッドの場合にはタッチパッド7aとして機能させることができる(図14、図19参照)ので操作形態の選択肢が増え、使用者にとって使い勝手が良いものとなる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明は、ポインティングデバイスを持ち、ポインティングデバイスの向きを変更可能とした入力装置や情報処理装置として特徴を有するものであり、キーボード装置やノート型コンピュータ等に用いて好適なものである。
1 ノート型コンピュータ
2 本体側筐体
2a ロック機構
2b パッド固定機構
2c 取付け検出スイッチ
2d 本体側コネクタ
3 表示器側筐体
4 表示器
5 キーボード
6 ポインティングスティック(第2ポインティングデバイス)
7 タッチパッドユニット(第1ポインティングデバイス)
7a タッチパッド
7b 左ボタンスイッチ(第1ボタンスイッチ)
7c 右ボタンスイッチ(第2ボタンスイッチ)
7d 中央ボタンスイッチ(第3ボタンスイッチ)
7e クリックスイッチ(金属ドームスイッチ)
7f 左コネクタ
7g 右コネクタ
7h 筐体
7i 検出孔部
7j 短絡ピン
8 キーボード装置
50 入出力コントローラ
51 CPU
53 メモリ

Claims (7)

  1. ディスプレイ筐体とキーボードが配置される本体筐体とを含む情報処理装置であって、
    押下操作に応じて上下動する押下面を備えたタッチパッドとボタンスイッチを含み前記本体筐体に着脱可能に取り付けられた第1ポインティングデバイスと、
    前記第1ポインティングデバイスが、前記ボタンスイッチが前記キーボードに隣接するように配置された第1取付け態様と、前記タッチパッドが前記キーボードに隣接するように配置された第2取付け態様のいずれで取り付けられたかを検出する検出部と、
    前記タッチパッドが前記第2取付け態様であるときに前記押下面の上下動を抑制する押下面固定手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 更に、前記キーボードのキー配列内に配置された第2ポインティングデバイスを有し、
    前記第1ポインティングデバイスは、前記キーボード又は前記第2ポインティングデバイスが操作される際に、ユーザの手のひらが置かれる領域又は前記領域の周辺領域に配置される、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ボタンスイッチは、前記本体筐体において所定の方向に配列された第1ボタンスイッチと第2ボタンスイッチを含み、
    更に、前記検出部の出力に基づいて、前記第1ボタンスイッチを前記第2ボタンスイッチとして機能させ、前記第2ボタンスイッチを前記第1ボタンスイッチとして機能させる機能切り替え手段を備える、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 更に、前記タッチパッドが前記第2取付け態様であるとき、前記押下面の上下動によるスイッチの出力を無効化する無効化手段を備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記検出部は、前記本体筐体及び前記第1ポインティングデバイスのいずれかに設けられる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. キーボードを筐体に備える入力装置であって、
    タッチパッドとボタンスイッチを含み前記筐体に着脱可能に取り付けられる第1ポインティングデバイスと、
    前記キーボードのキー配列内に配置された第2ポインティングデバイスと、
    前記第1ポインティングデバイスが、前記ボタンスイッチが前記キーボードから第1の距離となる第1取付け態様と、前記ボタンスイッチが前記キーボードから前記第1の距離よりも長い第2の距離となる第2取付け態様のいずれで取り付けられたかを検出する検出部と有し、
    前記ボタンスイッチは、前記第1取付け態様では前記第2ポインティングデバイスのボタンスイッチとして機能し、前記第2取付け態様では前記タッチパッドのボタンスイッチとして機能する入力装置。
  7. 前記第1取付け態様と前記第2取付け態様の変更は、前記第1ポインティングデバイスの前記筐体からの着脱又は前記第1ポインティングデバイスの前記筐体上での回転によって行われる請求項6に記載の入力装置。
JP2015184548A 2015-09-18 2015-09-18 入力装置及び情報処理装置 Active JP6039151B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184548A JP6039151B1 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 入力装置及び情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184548A JP6039151B1 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 入力装置及び情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6039151B1 true JP6039151B1 (ja) 2016-12-07
JP2017059066A JP2017059066A (ja) 2017-03-23

Family

ID=57483224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015184548A Active JP6039151B1 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 入力装置及び情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6039151B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110362216A (zh) * 2018-04-03 2019-10-22 义隆电子股份有限公司 电子系统

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11245396B2 (en) 2018-05-11 2022-02-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Limiting inadvertent actuations of a touchpad
CN113412463A (zh) 2019-03-12 2021-09-17 株式会社和冠 触摸板及计算机
JP7008784B1 (ja) * 2020-12-18 2022-01-25 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 情報機器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720989A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Hitachi Ltd ポインティング装置
JP2005078387A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Hitachi Ltd 携帯型情報処理装置およびそのポインティングデバイス
US20120127085A1 (en) * 2010-11-19 2012-05-24 Lenovo (Singapore) Pte.Ltd., Automatic Switching Between Functions Emulated By a Click Pad Device
US20150185945A1 (en) * 2012-07-25 2015-07-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Input Device Having a Lowerable Touch-Sensitive Surface

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720989A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Hitachi Ltd ポインティング装置
JP2005078387A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Hitachi Ltd 携帯型情報処理装置およびそのポインティングデバイス
US20120127085A1 (en) * 2010-11-19 2012-05-24 Lenovo (Singapore) Pte.Ltd., Automatic Switching Between Functions Emulated By a Click Pad Device
US20150185945A1 (en) * 2012-07-25 2015-07-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Input Device Having a Lowerable Touch-Sensitive Surface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110362216A (zh) * 2018-04-03 2019-10-22 义隆电子股份有限公司 电子系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017059066A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7944437B2 (en) Information processing apparatus and touch pad control method
US7154453B2 (en) Information processing apparatus with pointer indicator function
JP4789232B2 (ja) 情報処理装置及び入力操作モード制御方法
JP6039151B1 (ja) 入力装置及び情報処理装置
JP2011028524A (ja) 情報処理装置、プログラムおよびポインティング方法
JP6162299B1 (ja) 情報処理装置、入力切替方法、及びプログラム
JP6194355B2 (ja) コンピュータと共に用いるデバイスの改良
US20060143580A1 (en) Method and system for quick screen switching in a multi-monitor environment
JP2009282949A (ja) 複数コンピュータの操作システムとその方法
CN107621899B (zh) 信息处理装置、误操作抑制方法以及计算机可读存储介质
US11150854B2 (en) Display control method, apparatus, and electronic device
JP4892068B2 (ja) 情報処理装置及び画像表示方法
JP5275429B2 (ja) 情報処理装置、プログラムおよびポインティング方法
JP2004086735A (ja) 電子機器及び動作モード切替方法
JP2006059096A (ja) 情報処理装置及び情報処理装置における処理プログラム
US20120086641A1 (en) Multi-mode foldable mouse
JP2012164047A (ja) 情報処理装置
JP4771181B2 (ja) 情報処理装置、入力操作モード制御方法及び情報処理装置に用いるプログラム
JP6081338B2 (ja) ポインティング・スティックを含む入力装置、携帯式コンピュータおよび動作方法
CN112783267A (zh) 信息处理装置和信息处理方法
US20110216024A1 (en) Touch pad module and method for controlling the same
TWI395123B (zh) 可改變操作方向之觸控電子裝置
US20160147321A1 (en) Portable electronic device
JP2007317158A (ja) カーソル制御装置
JP3056112U (ja) テンキー付きマウス

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6039151

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250