JP6038857B2 - 移動手段推定モデル生成装置、移動手段推定モデル生成方法、移動手段推定モデル生成プログラム - Google Patents

移動手段推定モデル生成装置、移動手段推定モデル生成方法、移動手段推定モデル生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、GPS軌跡に基づき移動手段を推定するため移動手段推定モデルを生成する技術に関する。
スマートフォンの普及に伴い、GPS測位などにより取得されたユーザの位置情報を利用して、ユーザの状況に合わせた情報提供や、ユーザの行動を記録するライフログのサービスが多く利用されるようになった。それに伴い、ユーザの位置情報からユーザの状況を推定する技術が求められている。
関連技術の一つとして移動手段判定があげられる。この移動手段判定は、GPS測位やWiFi測位などで取得された位置情報と時刻情報を持つ測定点の系列(GPS軌跡)に対して同一移動手段である区間(セグメント)の抽出と、セグメントに対する移動手段(例えば歩行、自動車、電車など)の推定を行う。
このように移動手段判定は、セグメント抽出と移動手段推定の二つのフェーズから構成される。セグメント抽出としては、一定時間で区間を区切る方法やGPS軌跡から得られる速度や加速度情報を手がかりとした変化点に基づく方法などがある。
また、移動手段推定としては、非特許文献1,2に示すように、GPS軌跡に対する移動手段アノテーションを用いることで、教師あり学習の枠組みで移動手段予測モデルを構築する方法が利用されている。移動手段推定においては、単純な測位点の羅列情報から、予測に有効な特徴量を如何に獲得できるかが重要である。データから特徴量を抽出するアプローチは大きく二つに分けられる。
一つ目のアプローチはタスクに有効な特徴を人手で設計(feature engineering)することである。例えば移動手段推定の従来研究(非特許文献1)は、GPS軌跡から移動距離や速度、加速度など計10次元の特徴を設計し、その特徴量をもとに予測モデルを構築している。さらにその後、非特許文献2の発展的な特徴量が追加され、予測精度の向上が確認されている。
具体的には、一定区間において大きな速度変化のある測位点の割合(Velocity Change Rate)、停止している測位点の割合(Stop Rate)、大きく進行方向を変えている測位点の割合(Heading Change Rate)の三つである。
二つ目のアプローチは表現学習である。表現学習は人によってほとんど加工されていない生のデータから、より抽象的な高次の特徴量を自動で抽出することができる。代表的な手法として、近年画像認識や音声認識の分野において高い認識精度を達成した非特許文献3の「Deep Learning」が注目を集めている。「Deep Learning」は、多層のニューラルネットワーク(Deep Neural Network;DNN)を学習することで、高い表現力をもつ特徴量を獲得することができる。
移動手段推定においては、従来の「Feature Engineering」のアプローチに加えて、「Deep Learning」のアプローチを新しく利用することで、新たな特徴付与が可能になる。新たな特徴量を用いた教師あり学習を行うことで、予測精度の向上が期待できる。
移動手段推定において「Deep Learning」を用いる際には、各セグメントのGPS軌跡を画像化した軌跡画像を生成し、それらの軌跡画像を表現学習の入力として用いる方法が考えられる。GPS軌跡の範囲は、セグメントによって異なるため、全範囲を同じ縮尺で画像化すると、異なる画像サイズの軌跡画像が生成される。
「Deep Learning」を適用するには、基本的に画像サイズが同じである必要があるため、画像化の際には、例えば拡大縮小などの方法によって各セグメントの軌跡画像を同じサイズに揃える必要がある。さらにGPS軌跡を画像化する際には連続的な情報を離散的な情報に変換する必要がある.
Zheng, Y., Liu, L., Wang, L., and Xie, X.: Learning transportation mode from raw GPS data for geographic applications on the web, In Proc. of WWW'08, pp. 247-256, 2008. Zheng, Y., Chen, Y., Li, Q., Xie, X., and Ma, W.-Y.: Understanding transportation modes based on GPS data for web applications, ACM Trans. Web, Vol. 4, No. 1, pp.1:1-1:36, 2010. Bengio, Y.: Learning deep architectures for AI. FTML,Vol. 2, No. 1, pp. 1-127, 2009. Vincent, P., Larochelle, H., Lajoie, I., Bengio, Y. and Manzagol,P.-A.: Stacked denoising autoencoders: Learning useful representations in a deep network with a local denoising criterion. In Proc. of JMLR'10, 11:3371-3408, Dec. 2010. Rumelhart, D., Hinton, G., & Williams, R. (1986a). Learning representations by back-propagating errors. Nature, 323, 533_536.
しかしながら、各セグメントの全範囲のGPS軌跡を画像化して、拡大縮小によって大きさを揃えた場合には画像ごとに縮尺が変わってしまうため、距離的な情報が失われてしまい効果的に表現学習を行えないという問題があった(問題1)。
また、経緯度という高精細なGPS軌跡を量子化する際に、画像サイズを小さくするほど移動手段推定に有効なGPS軌跡の情報が多く失われる一方、画像サイズを大きくするほど情報が失われるのは防げるが、全画素に対してGPS軌跡に関わる情報を持つ画素が少ない画像となり、効果的に表現学習を行えないという問題もあった(問題2)。この問題1,2により従来は、高精度に移動手段を推定できる移動手段推定モデルを提供することが困難であった。
本発明は、従来の問題1,2を解決するためになされ、移動手段を高精度に推定可能な移動手段推定モデルを生成することを解決課題としている。
本発明の一態様は、GPS軌跡に基づき移動手段を推定するための移動手段推定モデルを生成する装置であって、同一の移動手段である区間毎にGPS測位によって取得された測位点の羅列情報をGPS軌跡セグメントとして格納する第1データベースと、前記GPS軌跡セグメントにラベルを付したラベルありGPS軌跡セグメントを格納する第2データベースと、前記両データベースに格納された各GPS軌跡セグメントの測位点の羅列情報から軌跡画像を抽出する際、該測位点の羅列情報の重心を画像の中心として画像化する軌跡画像抽出部と、第1データベースのGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を格納する第3データベースと、第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を前記ラベルと対応させて格納する第4データベースと、第3データベースおよび第4データベースの格納データに基づく多層ニューラルネットワークの学習結果からDNN特徴量を抽出し、抽出されたDNN特徴量を前記ラベルと対応させて第5データベースに格納するDNN特徴量抽出部と、第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから基本特徴量を抽出し、抽出された基本特徴量を前記ラベルと対応させて第6データベースに格納する基本特徴量抽出部と、第5データベースおよび第6データベースのそれぞれ対応するDNN特徴量と基本特徴量とを連結させて連結特徴量とする特徴量連結部と、該連結特徴量を前記ラベルと対応させて格納する第7データベースに基づき前記推定モデルを生成する推定モデル生成部と、を備える。
本発明の他の態様は、同一の移動手段である区間毎にGPS測位によって取得された測位点の羅列情報をGPS軌跡セグメントとして格納する第1データベースと、前記GPS軌跡セグメントにラベルを付したラベルありGPS軌跡セグメントを格納する第2データベースと、に基づきコンピュータが、移動手段を推定するための移動手段推定モデルを生成する方法であって、前記両データベースに格納された各GPS軌跡セグメントの測位点の羅列情報から軌跡画像を抽出する際、該測位点の羅列情報の重心を画像の中心として画像化する軌跡画像抽出ステップと、第1データベースのGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を第3データベースに格納する軌跡画像格納ステップと、第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を前記ラベルと対応させて第4データベースに格納するラベルあり軌跡画像格納ステップと、第3データベースおよび第4データベースの格納データに基づく多層ニューラルネットワークの学習結果からDNN特徴量を抽出し、抽出されたDNN特徴量を前記ラベルと対応させて第5データベースに格納するDNN特徴量抽出ステップと、第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから基本特徴量を抽出し、抽出された基本特徴量を前記ラベルと対応させて第6データベースに格納する基本特徴量抽出ステップと、第5データベースおよび第6データベースのそれぞれ対応するDNN特徴量と基本特徴量とを連結させて連結特徴量とする特徴量連結ステップと、該連結特徴量を前記ラベルと対応させて格納する第7データベースに基づき前記推定モデルを生成する推定モデル生成ステップと、を有する。
なお、本発明は、前記装置としてコンピュータを機能させるプログラムの態様としてもよい。このプログラムは、ネットワークや記録媒体などを通じて提供することができる。
本発明によれば、移動手段を高精度に推定可能な移動手段推定モデルを生成することができる。
本発明の実施形態に係る移動手段推定モデル生成装置の全体構成図。 同 ラベルなしGPS軌跡セグメントDBのデータ構造図。 同 ラベルありGPS軌跡セグメントDBのデータ構造図。 同 ラベルなし軌跡画像DBのデータ構造図。 同 ラベルあり軌跡画像DBのデータ構造図。 同 軌跡画像抽出部の処理ステップを示すフローチャート。 同 図6のS130の詳細を示すフローチャート。 同 DNN学習部の処理ステップを示すフローチャート。 DNNDBのデータ構造図。 DNN特徴量抽出部の処理ステップを示すフローチャート。 DNN特徴量DBのデータ構造図。 基本特徴量DBのデータ構造図。 特徴量連結部の処理ステップを示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態に係る移動手段推定モデル生成装置を説明する。この移動手段推定モデル生成装置は、GPS軌跡の重心付近を画像化し、さらに滞在時間の情報をも付加した形で画像化して軌跡画像を作成する。この軌跡画像をDNN学習させ、DNN特徴量を得る。このDNN特徴量を従来の基本特徴量に加えて利用することで移動手段の推定精度を向上させている。
≪構成例≫
図1に基づき前記移動手段推定モデル生成装置の全体構成を説明する。この移動手段推定モデル生成装置1は、コンピュータにより構成され、CPU,主記憶装置(RAM,ROM等),補助記憶装置(ハードディスクドライブ装置,ソリッドステートドライブ装置等)などのハードウェアリースを備える。
このハードウェアリソースとソフトウェアリソース(OS,アプリケーションなど)との協同の結果、移動手段推定モデル生成装置1は、ラベルなしGPS軌跡セグメントDB10,ラベルありGPS軌跡セグメントDB20,軌跡画像抽出部30,ラベルなし軌跡画像DB40,ラベルあり軌跡画像DB50,DNN学習部60,DNNDB70,DNN特徴量抽出部80,DNN特徴量DB90,基本特徴量抽出部100,基本特徴量DB110,特徴量連結部120,連結特徴量DB130,推定モデル生成部140,推定モデルDB150を実装する。
この各DB10,20,40,50,70,90,110,130,150は、前記記憶装置に構築されている。なお、移動手段推定モデル生成装置1は、単一のコンピュータに構成してもよく、あるいは複数のコンピュータに構成してもよいものとする。以下、前記各構成10〜150の詳細を説明する。
≪ラベルなしGPS軌跡セグメントDB10≫
図2に基づき前記DB10のデータ構造を説明する。この前記DB10には、同一の移動手段である区間(セグメント)毎にGPS測位によって取得された測位点の羅列情報が格納されている。この測位点の羅列情報は、図2中ではGPS軌跡セグメントと示されている。
このGPS軌跡セグメントは、前記測位点の羅列情報として緯度・経度・測位時刻をペア(組)にした情報を保有する。なお、図2中のセグメントIDは、GPS軌跡セグメントに付与されたIDを示し、該IDの単位には特に制約がないものとする。
≪ラベルありGPS軌跡セグメントDB20≫
図3に基づき前記DB20のデータ構造を説明する。この前記DB20には、GPS軌跡セグメントおよびセグメントIDに加えて、各GPSセグメントに対する移動手段のラベル情報が格納されている。
≪ラベルなし軌跡画像DB40≫
図4に基づき前記DB40のデータ構造を説明する。この前記DB40には、軌跡画像抽出部30から受け取った軌跡画像と、前記DB10のGPS軌跡セグメントに対応するセグメントIDの各情報とが格納されている。ここでは軌跡画像は行列で表され、各画素と対応する行列の各要素には実数値が入る。
≪ラベルあり軌跡画像DB50≫
図5に基づき前記DB50のデータ構造を説明する。この前記DB50には、軌跡画像抽出部30から受け取った軌跡画像と、前記DB20のGPS軌跡セグメントに対応するセグメントIDおよびラベル情報とが格納されている。ここでも軌跡画像は行列で表され、各画素と対応する行列の各要素には実数値が入る。
≪軌跡画像抽出部30≫
軌跡画像抽出部30は、前記各DB10,20からデータを読み出し、それぞれのデータから軌跡画像を抽出する。ここで抽出した軌跡画像を前記DB40,50に格納させる。
まず、図6に基づき軌跡画像抽出部30の全体的な処理ステップを説明する。ここでは軌跡画像抽出部30は、処理が開始されると前記DB10からすべてのGPS軌跡セグメントを受け取る(S110)。続いて前記DB20からすべてのラベル情報とGPS軌跡セグメントを受け取る(S120)。
その後に前記DB10,20から取得した各GPS軌跡セグメントsにおける前記測位点の羅列情報をPsとし、Psから軌跡画像を抽出する(S130)。そして、前記DB20のGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像と、該軌跡画像に対応するラベル情報とを前記DB50に格納する(S140)。また、前記DB20のGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を前記DB40に格納し(S150)、処理を終了する。
つぎに図7に基づき軌跡画像抽出部30の中心的な処理内容、即ちS130の軌跡画像抽出ステップを詳細に説明する。
S201:処理が開始されると測位点の羅列情報PsをT秒間隔でサンプリングしたPs’を生成する。ここでTは任意のパラメータとする。
S202:緯度経度座標系において測位点の羅列情報における重心座標の緯度成分centerlngを計算する。具体的には式(1)により計算する。この式(1)中の|Ps’|は、Ps’の要素数を示している。また、p(j).lngは、Ps’におけるj番目の測位点の経度を示している。
Figure 0006038857
S203:緯度経度系において測位点の羅列情報における重心座標の緯度成分centerlatを計算する。具体的には式(2)により計算する。この式(2)中のp(j).latは、Ps’におけるj番目の測位点の緯度を示している。
Figure 0006038857
S204:Ps’における最も南西にある座標の経度座標minlngを計算する。具体的には式(3)により計算する。
Figure 0006038857
S205:Ps’における最も南西にある座標の緯度座標minlatを計算する。具体的には式(4)により計算する。
Figure 0006038857
S206:緯度経度座標系において測位点の羅列情報における重心座標の経度座標が、画像座標系の中心座標の水平成分と一致させるために用いる補正値offsetxを計算する。具体的には式(5)により計算する。
Figure 0006038857
ここでWmは、軌跡画像の水平幅を表す任意のパラメータである。また、εは定数であり、例えば10-9のような任意の小さい値を用いる。
S207:緯度経度座標系において測位点の羅列情報における重心座標の緯度座標が、画像座標系の中心座標の垂直成分と一致させるために用いる補正値offsetyを計算する。具体的には式(6)により計算する。この式(6)中のHmは、軌跡画像の垂直幅を表す任意のパラメータである。
Figure 0006038857
S208:抽出する軌跡画像を表すWm×Hmの行列Iを用意し、すべての要素を0で初期化し、その後にS209〜S212のループ処理に移行する。このループ処理においては、測位点の順番jに1〜|Ps’|まで値を順次に代入する。以下、S209〜S212のループ処理を説明する。
S209:p(j).lngを緯度経度座標系の経度成分から画像座標系の水平成分xに変換する。この変換は、式(7)の計算により行われる。この式(7)中のWpは、PS’の重心を画像の中心として画像化する際の経度幅を示している。
Figure 0006038857
S210:p(j).latを緯度経度座標系の経度成分から画像座標系の垂直成分yに変換する。この変換は、式(8)の計算により行われている。この式(8)中、HpはPS’の重心を画像の中心として画像化する際の緯度幅を示している。
Figure 0006038857
S211:S209で変換した座標xまたはS210で変換した座標yが、決められた画像サイズの範囲内の場合にはS212に進む一方、そうでない場合にはS212をスキップする。
S212:測位点の存在する画素に定数を加算する。ここでは式(9)の計算を行うものとする。
Figure 0006038857
式(9)中のI(x,y)は、行列Iのx行y列の要素を示している。この式(9)の加算処理によって、同じ地点での滞在時間に応じて画素値が調節される。例えば同じ地点に長く滞在すると、軌跡画像の対応する画素値が大きくなり、これにより滞在時間の判別が可能となる。なお、|Ps’|の要素数のすべてをjに代入してS209〜S212の処理が完了すれば、ループ処理を終了する。
≪DNN学習部60,DNNDB70≫
DNN学習部60は、前記DB40,50から軌跡画像とラベル情報とを読み出して入力とし、多層ニューラルネットワーク(Deep Neural Network:DNN)の学習を行う。
図8に基づきDNN学習部30の処理ステップを説明する。すなわち、処理が開始されると、まず前記DB40から軌跡画像を受け取る(S310)。つぎに前記DB50からラベル情報と軌跡画像とを受け取る(S320)。
続いてS310,S320で取得したすべての軌跡画像を用いて、DNNのPre−trainingを行う(S330)。Pre−trainingの方法としては、非特許文献4の「Stacked Denoising Autoencoder」など公知の技術を用いることができる。
Pre−trainingの結果として、中間層の数がNのDNNに対して、出力としてN個の重み行列「W=(W1 T,W2 T,...,Wm TT」およびバイアス項bが得られる。
そして、S320で取得した軌跡画像とラベル情報とを用いて、DNN全体の重み行列Wおよびバイアス項bを調整するfine−tuningを行う(S340)。fine−tuningの方法は、非特許文献5の誤差逆伝播法などに基づく公知技術を用いることができる。
その後、前記DB70に重み行列Wおよびバイアス項bの情報を格納し(S350)、処理を終了する。これにより前記DB70には、図9に示すように、DNN学習部60の学習結果として、各中間層の番号毎に重み行列Wおよびバイアス項bが格納される。
≪DNN特徴量抽出部80,DNN特徴量DB90≫
DNN特徴量抽出部80は、前記DB70の格納データを読み出して入力とし、DNN特徴量の抽出を実行する。図10に基づき説明すれば、処理が開始されるとDNN特徴量抽出部80は、まず前記DB50からラベル情報と軌跡画像とを受け取り(S410)、続いて前記DB70から各中間層における重み行列Wおよびバイアス項bを受け取る(S420)。
つぎにS420で受け取った重み行列Wおよびバイアス項bとを用いたDNNから、S410で受け取った各軌跡画像の特徴量を計算する(S430)。この特徴量の計算方法としては、非特許文献4などで用いられている公知の方法を利用できる。例えば軌跡画像をDNNの入力層に与えることで得られるDNNの最も深い中間層の出力を軌跡画像の特徴量とすることができる。
そして、S430で計算された各軌跡画像の特徴量(DNN特徴量)と、該軌跡画像に対応するラベル情報とのペアを前記DB90に格納し(S440)、処理を終了する。これにより前記DB90には、図11に示すように、GPS軌跡セグメントのセグメントID毎にラベル情報およびDNN特徴量が格納される。
≪基本特徴量抽出部100,基本特徴量DB110≫
基本特徴量抽出部100は、図1に示すように、前記DB20のデータを読み出し、読み出したデータから特徴量(基本特徴量)を抽出する。この基本特徴量の抽出方法としては、例えば非特許文献1,2に記載された公知の技術(feature engineeringなど)を用いることができる。
ここで抽出された基本特徴量は、ラベル情報と対応付けて前記DB110に格納される。これにより前記DB110は、図12に示すように、GPS軌跡セグメントのセグメントID毎にラベル情報および基本特徴量が格納される。
≪特徴量連結部120,連結特徴量DB130≫
特徴量連結部120は、前記各DB90,110のデータを読み出し、それぞれのデータ間における同じセグメントIDに係る基本特徴量とDNN特徴量とを連結させる。ここで連結された特徴量を連結特徴量と呼ぶ。
図13に基づき特徴量連結部120の処理ステップを説明する。すなわち、特徴量連結部120は、処理が開始されると、まず前記DB90からセグメントIDとラベル情報とDNN特徴量とを受け取り(S510)、続いて前記DB110からセグメントIDとラベル情報と基本特徴量とを受け取る(S520)。
つぎに特徴量連結部120は、S510、S520で受け取ったデータ間においてセグメントIDが対応する基本特徴量とDNN特徴量とを特定し、特定された基本特徴量とDNN特徴量とを一つのベクトルに連結し(S530)、連結された連結特徴量を前記DB130に格納する(S540)。これにより前記DB130には、連結特徴量がラベル情報毎に格納される。
≪推定モデル生成部140,推定モデルDB150≫
推定モデル生成部140は、前記DB130からデータを読み出し、読み出したデータ中の連結特徴量と該連結特徴量に応じたラベル情報とを用いて移動手段推定モデルを生成する。推定モデルの生成には、例えばロジステック回帰やSVM,決定木などの公知技術を用いることができる(非特許文献1,2参照)。ここで生成された移動手段推定モデルは、前記DB150に格納される。
このような移動手段推定モデル生成装置1によれば、軌跡画像抽出部30のS130は、GPS軌跡セグメントから軌跡画像を抽出する際、GPS軌跡の尺度を変えずに重心付近を画像化するため(S201〜S212)、移動手段推定に有効な情報を多く含む領域を画像化した軌跡画像を生成することができる。
また、画像サイズを大きくせずに各画素に滞在時間の情報を保持させることにより(S212)、移動手段推定に有効なGPS軌跡の情報の損失を防ぐとともに、全画素に対してGPS軌跡に関わる情報を持つ画素が少なくなることが防止できる。
これによりDNN学習部60において、S330,S340の表現学習をGPS軌跡セグメントに対して効果的に適用可能となり、移動手段推定に有効な特徴量(DNN特徴量)を抽出できるようになる。
その結果、従来の「feature engineering」による基本特徴量に加えて表現学習によるDNN特徴量を、推定モデル生成部140のモデル生成に利用可能となり、この点で移動手段を高精度に推定可能な移動手段推定モデルを提供することができる。
≪プログラム等≫
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載された範囲内で変形・応用して実施することができる。例えば本発明は、移動手段推定モデル生成装置1の各部10〜150の一部もしくは全部として、コンピュータを機能させる移動手段推定モデル生成プログラムとして構成することもできる。このプログラムによれば、S110〜S150,S201〜S212,S310〜S350,S410〜S440,S510〜S540の一部あるいは全部をコンピュータに実行させることが可能となる。
前記プログラムは、Webサイトや電子メールなどネットワークを通じて提供することができる。また、前記プログラムは、CD−ROM,DVD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW,MO,HDD,BD−ROM,BD−R,BD−REなどの記録媒体に記録して、保存・配布することも可能である。この記録媒体は、記録媒体駆動装置を利用して読み出され、そのプログラムコード自体が前記実施形態の処理を実現するので、該記録媒体も本発明を構成する。
1…移動手段推定モデル生成装置
10…ラベルなしGPS軌跡セグメントDB
20…ラベルありGPS軌跡セグメントDB
30…軌跡画像抽出部
40…ラベルなし軌跡画像DB
50…ラベルあり軌跡画像DB
60…DNN学習部
70…DNNDB
80…DNN特徴量抽出部
90…DNN特徴量DB
100…基本特徴量抽出部
110…基本特徴量DB
120…特徴量連結部
130…連結特徴量DB
140…推定モデル生成部
150…推定モデルDB

Claims (7)

  1. GPS軌跡に基づき移動手段を推定するための移動手段推定モデルを生成する装置であって、
    同一の移動手段である区間毎にGPS測位によって取得された測位点の羅列情報をGPS軌跡セグメントとして格納する第1データベースと、
    前記GPS軌跡セグメントにラベルを付したラベルありGPS軌跡セグメントを格納する第2データベースと、
    前記両データベースに格納された各GPS軌跡セグメントの測位点の羅列情報から軌跡画像を抽出する際、該測位点の羅列情報の重心を画像の中心として画像化する軌跡画像抽出部と、
    第1データベースのGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を格納する第3データベースと、
    第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を前記ラベルと対応させて格納する第4データベースと、
    第3データベースおよび第4データベースの格納データに基づく多層ニューラルネットワークの学習結果からDNN特徴量を抽出し、抽出されたDNN特徴量を前記ラベルと対応させて第5データベースに格納するDNN特徴量抽出部と、
    第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから基本特徴量を抽出し、抽出された基本特徴量を前記ラベルと対応させて第6データベースに格納する基本特徴量抽出部と、
    第5データベースおよび第6データベースのそれぞれ対応するDNN特徴量と基本特徴量とを連結させて連結特徴量とする特徴量連結部と、
    該連結特徴量を前記ラベルと対応させて格納する第7データベースに基づき前記推定モデルを生成する推定モデル生成部と、
    を備えることを特徴とする移動手段推定モデル生成装置。
  2. 第1データベースおよび第2データベースのGPS軌跡セグメントは、測位点の羅列情報として緯度・経度・測位時刻の情報を保有する一方、
    軌跡画像抽出部は、緯度経度座標系において前記羅列情報における重心座標の経度成分と緯度成分とを計算する手段と、
    前記羅列情報における最も南西にある座標の経度座標および緯度座標を計算する手段と、
    緯度経度座標系において前記重心座標の経度座標を画像座標系の中心座標の水平成分と一致させる補正値と、緯度経度座標系において前記重心座標の緯度座標を、前記中心座標の垂直成分と一致させる補正値と、を計算する手段と、
    前記測位点の経度を緯度経度座標系の経度成分から画像座標系の水平成分に変換する手段と、
    前記測位点の緯度を緯度経度座標系の緯度成分から画像座標系の垂直成分に変換する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の移動手段推定モデル生成装置。
  3. 軌跡画像抽出部は、前記水平成分に変換した座標または前記垂直成分に変換した座標が予め決められた画像サイズ内であれば、
    前記測位点の存在する画素に定数を加算する手段をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の移動手段推定モデル生成装置。
  4. 同一の移動手段である区間毎にGPS測位によって取得された測位点の羅列情報をGPS軌跡セグメントとして格納する第1データベースと、
    前記GPS軌跡セグメントにラベルを付したラベルありGPS軌跡セグメントを格納する第2データベースと、
    に基づきコンピュータが、移動手段を推定するための移動手段推定モデルを生成する方法であって、
    前記両データベースに格納された各GPS軌跡セグメントの測位点の羅列情報から軌跡画像を抽出する際、該測位点の羅列情報の重心を画像の中心として画像化する軌跡画像抽出ステップと、
    第1データベースのGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を第3データベースに格納する軌跡画像格納ステップと、
    第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから抽出した軌跡画像を前記ラベルと対応させて第4データベースに格納するラベルあり軌跡画像格納ステップと、
    第3データベースおよび第4データベースの格納データに基づく多層ニューラルネットワークの学習結果からDNN特徴量を抽出し、抽出されたDNN特徴量を前記ラベルと対応させて第5データベースに格納するDNN特徴量抽出ステップと、
    第2データベースのラベルありGPS軌跡セグメントから基本特徴量を抽出し、抽出された基本特徴量を前記ラベルと対応させて第6データベースに格納する基本特徴量抽出ステップと、
    第5データベースおよび第6データベースのそれぞれ対応するDNN特徴量と基本特徴量とを連結させて連結特徴量とする特徴量連結ステップと、
    該連結特徴量を前記ラベルと対応させて格納する第7データベースに基づき前記推定モデルを生成する推定モデル生成ステップと、
    を有することを特徴とする移動手段推定モデル生成方法。
  5. 第1データベースおよび第2データベースのGPS軌跡セグメントは、測位点の羅列情報として緯度・経度・測位時刻の情報を保有する一方、
    軌跡画像抽出ステップは、緯度経度座標系において前記羅列情報における重心座標の経度成分と緯度成分とを計算するステップと、
    前記羅列情報における最も南西にある座標の経度座標および緯度座標を計算するステップと、
    緯度経度座標系において前記重心座標の経度座標を画像座標系の中心座標の水平成分と一致させる補正値と、緯度経度座標系において前記重心座標の緯度座標を前記中心座標の垂直成分と一致させる補正値と、を計算するステップと、
    前記測位点の経度を緯度経度座標系の経度成分から画像座標系の水平成分に変換するステップと、
    前記測位点の緯度を緯度経度座標系の緯度成分から画像座標系の垂直成分に変換するステップと、
    を有することを特徴とする請求項4記載の移動手段推定モデル生成方法。
  6. 軌跡画像抽出ステップは、前記水平成分に変換した座標または前記垂直成分に変換した座標が予め決められた画像サイズ内であれば、
    前記測位点の存在する画素に定数を加算するステップをさらに有することを特徴とする請求項5記載の移動手段推定モデル生成方法。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動手段推定モデル生成装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする移動手段推定モデル生成プログラム。
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