JP6036716B2 - 触媒コンバータ装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の排気管に設けられる触媒コンバータ装置に関する。
内燃機関で発生した排気を浄化するための触媒コンバータ装置として、特許文献1には、排気が排出される排気管と、触媒担体が収容されたケース(収容筒)と、を備えた電気加熱式触媒が開示されている。ここで、ケース(収容筒)は、排気管より排気の排出方向の下流側に設けられており、触媒担体は、通電により加熱できるようになっている。また、ケースの上流側の端部が、外管と内管とで二重管構造とされている。
特開2013−185573号公報
上記特許文献1の発明では、ケースの上流側の端部を二重管構造とすることで、ケースの外管が排気の熱で高温になるのを抑制している。一方、外管と内管との間の隙間に排気中のカーボンなどが堆積することがあり、これを抑制することが望まれている。
本発明は上記事実を考慮し、排気管にカーボンなどが堆積するのを抑制することができる触媒コンバータ装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置は、内燃機関で発生した排気が排出される排気管と、前記排気管よりも排気の排出方向の下流側に配設され、排気を浄化するための触媒を担持し、通電によって加熱される触媒担体と、前記排気管よりも大径の筒状に形成されて内部に前記触媒担体が収容されると共に、前記排気管の前記排出方向の下流側の端部と径方向に隙間をあけて同心状に配設された収容筒と、前記排気管と前記収容筒とが軸方向に重なるオーバーラップ領域に設けられ、前記排気管及び前記収容筒の少なくとも一方から隆起して前記オーバーラップ領域における前記排気管と前記収容筒との間の隙間を狭くさせる隆起部と、を有する。
請求項1に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置によれば、排気管よりも排気の排出方向の下流側には、触媒担体が配設されており、この触媒担体によって内燃機関で発生した排気を浄化させる。ここで、触媒担体は、排気管より大径の収容筒に収容されており、この収容筒は、排気管の排出方向の下流側の端部と径方向に隙間をあけて同心状に配設されている。すなわち、排気管の排出方向の下流側の端部と収容筒とが軸方向にオーバーラップされている。これにより、排気が排気管と収容筒との間に進入するのを抑制し、排気中のカーボンなどが排気管と収容筒との間の隙間に入り込むのを抑制することができる。
また、排気管と収容筒とが軸方向に重なるオーバーラップ領域において、排気管及び収容筒の少なくとも一方に隆起部を設けたことで、排気管と収容筒との間の隙間を狭くしている。これにより、排気中のカーボンなどが排気管と収容筒との間の隙間に入り込んだ場合であっても、隆起部より奥まで進入するのを抑制することができる。
さらに、オーバーラップ領域では、排気が流れる排気管の方が、収容筒より高温となるため、収容筒と比較して熱膨張しやすくなっている。これにより、例えば、排気管に隆起部が設けられている場合、排気管の熱膨張に伴って隆起部が軸方向(排出方向)に移動し、収容筒の内面に付着したカーボンなどを擦り落とすことができる。
請求項2に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置は、請求項1において、前記隆起部は、前記排気管及び前記収容筒の少なくとも一方に、環状に形成されている。
請求項2に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置によれば、排気管と収容筒との間に入り込んだカーボンなどの経路に関わらず、カーボンなどが隆起部より奥へ進入するのを抑制することができる。
請求項3に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置は、請求項1又は請求項2において、前記収容筒は、前記オーバーラップ領域において、前記排出方向の下流側から上流側へ向かって縮径された縮径部を備えており、前記排気管の前記排出方向の下流側の先端は、前記縮径部に沿って拡径されている。
請求項3に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置によれば、排気管の排出方向の下流側の先端を軸方向に延在させた構成と比較して、背圧を低減させることができる。また、オーバーラップ領域における排気の経路が軸方向に対して傾斜されるため、オーバーラップ領域の軸方向の長さが短い場合であっても、排気の経路を長く確保することができる。
請求項4に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置は、請求項1〜3の何れか1項において、少なくとも前記オーバーラップ領域における前記排気管の外周面及び前記収容筒の内周面には、電気絶縁性を有する絶縁層が設けられている。
請求項4に記載の本発明に係る触媒コンバータ装置によれば、隆起部によって収容筒の内面に堆積されたカーボンなどが擦り落とされる際に、収容筒から排気管へ漏電するのを抑制することができる。
本発明の触媒コンバータ装置は、上記構成としたので排気管にカーボンなどが堆積するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態の触媒コンバータ装置を構成する排気管と収容筒との接続部分を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の触媒コンバータ装置を部分的に拡大して示す要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の触媒コンバータ装置を構成する排気管の隆起部の熱膨張による作用を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態の触媒コンバータ装置を構成する排気管と収容筒との接続部分を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る触媒コンバータ装置について、図面を基に詳細に説明する。なお、以下の説明において、単に「上流側」及び「下流側」というときは、排気管26内を流れる排気の排出方向の上流側及び下流側をそれぞれいうものとする。また、単に「径方向」及び「軸方向」というときは、排気管26の径方向及び径方向と直交する方向をそれぞれいうものとする。
(触媒コンバータ装置の構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る触媒コンバータ装置10は、導電性及び剛性を有する材料によって形成された触媒担体12を備えている。触媒担体12を構成する材料としては、導電性セラミック、導電性樹脂、又は金属などを適用することができるが、本実施形態では、一例として、導電性セラミックを主成分として構成している。
触媒担体12は、ハニカム状又は波状などの薄板を渦巻状あるは同心円状などに配置することで材料の表面積が増大された略円柱状の部材であり、触媒担体12の表面には触媒(白金、パラジウム、ロジウムなど)が担持されている。
ここで、触媒は、排気管26内を流れる排気中の物質(カーボンなど)を浄化する作用を有している。なお、触媒担体12の表面積を増大させる構造は、上述したハニカム状や波状に限定されるものではなく、他の構造を採用してもよい。また、触媒担体12は、略円筒状に形成してもよい。
触媒担体12には2枚の電極14A及び電極14Bが貼着されており、電極14Aには端子16Aが接続され、電極14Bには端子16Bが接続されている。このため、端子16A及び端子16Bの間に電圧を印加すれば、端子16A及び端子16Bから電極14A及び電極14Bを通じて触媒担体12に通電される。これにより、触媒担体12が加熱され、触媒担体12の表面に担持された触媒が昇温されて、触媒の浄化作用を高く発揮させることができるようになっている。
ここで、触媒担体12の外周には、保持マット18が配設されており、触媒担体12は、この保持マット18を介して収容筒としてのケース筒体20に保持されている。保持マット18は、たとえばアルミナマットや樹脂マット、セラミックウール、インタラムマットやムライトなどを主成分として、絶縁性と弾性を備えた繊維状に形成されている。
触媒担体12を収容しているケース筒体20は、樹脂又は金属で形成された略筒状の部材であり、本実施形態では、一例として、ステンレスで形成されている。また、ケース筒体20は、後述する排気管26より大径に形成されており、主として、略円筒状の大径部20Aと、この大径部20Aの上流端の端部から上流側に延出された縮径部20Bと、縮径部20Bの上流側の端部から上流側に向かって延出された小径部20Cと、を備えて構成されている。
大径部20Aは、上流側から下流側まで一定の径で形成されており、この大径部20Aの内周側に保持マット18を介して触媒担体12が収容(保持)されている。また、大径部20Aには、端子16Aを挿入するための挿入孔20Dと、端子16Bが挿入される挿入孔20Eとが形成されている。
縮径部20Bは、大径部20Aと略同一の厚みで形成されており、上流側に向かって徐々に径が縮径されている。なお、本実施形態では、1つの縮径部20Bのみを備えて構成されているが、これに限らず、例えば、複数の縮径部20Bを設けて段階的に縮径されるように形成してもよい。
小径部20Cは、ケース筒体20の上流側の端部に位置しており、大径部20A及び後述する排気管26と略平行に延在されている。また、縮径部20B及び小径部20Cが形成された領域は、後述する排気管26と軸方向に重なるオーバーラップ領域22とされている。
ここで、大径部20Aの内周面と、縮径部20B及び小径部20Cの全面(内周面及び外周面)には、絶縁層24が塗布されている。絶縁層24は、セラミックなどの無機物を含有してケース筒体20よりも熱伝導率が低い材料で形成されている。また、絶縁層24は、電気絶縁性を有している。なお、電気絶縁性を備えていれば、セラミックなどの無機物を含まない材料で形成してもよい。
ケース筒体20より上流側には、内燃機関で発生した排気が排出される排気管26が配設されている。排気管26は、後述する隆起部26A及び拡径部26Bを除いて、上流側から下流側まで一定の径で形成されており、上流側の端部は、図示しない内燃機関に接続されている。また、排気管26の下流側の端部は、ケース筒体20に入り込んでおり、ケース筒体20との間に一定の隙間28をあけて同心状(同心円状)に配設されている。
なお、本実施形態では、一例として、排気管26が車両などのエンジンに接続されており、排気管26の上流側の端部は、エンジンの気筒数に合わせて分岐されている。また、隙間28は、エンジンから排出された排気が隙間28に入り込んでも、排気中のカーボンなどが堆積して詰まることがない程度の間隔で設定されている。
ここで、排気管26の外周面には、外筒部材30が設けられている。外筒部材30は、排気管26の外周面に溶接などで接合されており、主として、接合部30Aと、拡径部30Bと、連結部30Cと、を備えて構成されている。
接合部30Aは、排気管26の軸方向に沿って延在されており、排気管26の外周面と全周に亘って接合されている。拡径部30Bは、接合部30Aの下流側の端部から下流側へ向かって徐々に径が拡径するように形成されており、ケース筒体20の小径部20Cまで延在されている。なお、本実施形態では、外筒部材30には1つの拡径部30Bのみが形成されているが、これに限らず、例えば、複数の拡径部30Bを設けて段階的に拡径されるように形成してもよい。
連結部30Cは、拡径部30Bの下流側の端部から下流側へ向かって軸方向に延出されている。また、連結部30Cの外周面には、連結筒32が溶接などで接合されている。連結筒32は、軸方向の両端部が開口された略筒状の部材であり、排気管26の軸方向に延在されている。また、連結筒32の上流側の端部は、外筒部材30の連結部30Cに溶接などで全周に亘って接合されており、連結筒32の下流側の端部は、ケース筒体20の大径部20Aに溶接などで全周に亘って接合されている。これにより、排気管26とケース筒体20とは、外筒部材30及び連結筒32を介して連結されている。また、連結部30C及び連結筒32と、ケース筒体20の縮径部20B及び小径部20Cとの間には、空間34が形成されている。
ここで、オーバーラップ領域22における排気管26の下流側の先端部には、隆起部26A(凸部)が形成されている。隆起部26Aは、ケース筒体20の小径部20Cと径方向に重なる部位に形成されており、排気管26を隆起(突出)させて排気管26と小径部20Cとの隙間を局所的に狭くしている。
また、隆起部26Aは、排気管26の全周に亘って連続して形成されている。すなわち、環状に形成されている。なお、本実施形態では、一例として、排気管26に1つの隆起部26Aを形成しているが、これに限らず、軸方向に間隔をあけて複数の隆起部26Aを形成してもよい。また、本実施形態では、隆起部26Aを環状に形成しているが、これに限らず、例えば、隆起部26Aを排気管26の周方向に断続的に形成してもよい。
さらに、排気管26に隆起部26Aを形成せず、小径部20Cに隆起部(凹部)を形成してもよい。この場合、小径部20Cを内周側に隆起させて隆起部を形成することで、排気管26と小径部20Cとの間の隙間28を局所的に狭くさせる。さらに、排気管26及び小径部20Cの両方に隆起部を形成してもよく、隆起部の数は特に限定しない。
排気管26の隆起部26Aより下流側の先端は、拡径部26Bとされている。拡径部26Bは、排気管26の径を下流側に向かって徐々に拡径して形成されており、拡径部26Bの下流側の端部は、ケース筒体20の大径部20Aまで延在されている。また、拡径部26Bは、ケース筒体20の縮径部20Bに沿って拡径されている。すなわち、拡径部26Bの軸方向に対する傾斜角度は、縮径部20Bの軸方向に対する傾斜角度と略同一の角度に設定されている。このため、縮径部20Bと拡径部26Bとの間の隙間28は、一定とされている。
ここで、排気管26の下流側の端部の外周面には、絶縁層36が塗布されている。絶縁層36は、外筒部材30の接合部30Aより下流側に設けられており、排気管26の先端部は、この絶縁層36に被覆されている。また、絶縁層36は、ケース筒体20に設けられた絶縁層24と同様に、セラミックなどの無機物を含有して排気管26よりも熱伝導率が低い材料で形成されている。さらに、絶縁層36は、電気絶縁性を有している。なお、絶縁層24と絶縁層36とを同一の材料で形成する必要はなく、電気絶縁性を有していれば、異なる材料で形成してもよい。また、拡径部26Bから隆起部26Aにかけて絶縁層36で被覆されていればよいので、隆起部26Aより上流側には絶縁層36を設けなくてもよい。
(作用並びに効果)
次に、本発明の第1実施形態に係る触媒コンバータ装置10の作用並びに効果について説明する。本実施形態の触媒コンバータ装置10によれば、触媒担体12の内部を排気が通過すると、触媒担体12に担持された触媒により、排気中の物質(カーボンなど)が浄化される。また、端子16A、16B及び電極14A、14Bによって触媒担体12に通電し、触媒担体12を加熱することで、触媒担体12に担持された触媒を昇温させ、浄化作用をより高く発揮させることができる。このため、例えば、エンジンの始動直後など、排気の温度が低い場合には、あらかじめ触媒担体12への通電加熱を行うことで、エンジン始動初期における触媒の浄化性能を確保できる。
また、本実施形態の排気管26とケース筒体20とは、オーバーラップするように配設されており、軸方向に重なるオーバーラップ領域22を有している。このため、図2に示されるように、エンジンなどの内燃機関で発生した排気が図中矢印の方向に流れて排気管26から排出されると、大半の排気が軸方向に下流側に流れて触媒担体12へ向かう。従って、排気中のカーボンが排気管26とケース筒体20との間の隙間28にから空間34に進入するのを抑制することができる。これにより、ケース筒体20から排気管26への漏電を抑制することができる。
すなわち、隙間28から空間34に進入したカーボンが空間34内に堆積すれば、排気管26とケース筒体20とがカーボンを介して電気的に接続され、触媒担体12から排気管26へ漏電する可能性があるが、空間34へのカーボンの進入を抑制することにより、漏電しにくい構造を得ることができる。これにより、触媒担体12への通電量を確保して、触媒担体12を効果的に昇温させることができる。
また、オーバーラップ領域22に隆起部26Aを設けて、排気管26とケース筒体20との隙間28を局所的に狭めているため、排気中のカーボンが隙間28に入り込んだ場合であっても、隆起部26Aより奥の空間34にカーボンが進入するのを抑制することができる。
さらに、オーバーラップ領域22において、排気管26の外周面には絶縁層36が施されており、ケース筒体20の縮径部20B及び小径部20Cの全面(内周面及び外周面)には絶縁層24が施されている。これにより、隙間28に入り込んだカーボンが隆起部26Aの下流側に堆積した場合であっても、排気管26と小径部20Cとの絶縁状態を維持することができる。
また、排気管26が熱膨張することで、隆起部26Aの周囲に堆積したカーボンを擦り落とすことができる。この作用について、以下に詳細に説明する。まず、内燃機関としてのエンジンが始動されると、排気の経路となる排気管26は、排気管26の外周側に配設されたケース筒体20の小径部20C及び縮径部20Bと比較して、高温になりやすい。このため、排気管26とケース筒体20との熱膨張係数が近い場合は、排気管26の方が熱膨張しやすくなっている。従って、排気管26が加熱されると、図3に示されるように、隆起部26Aが小径部20Cに対して軸方向(矢印Aの方向)に膨張する。これにより、隆起部26Aの周囲の隙間28に堆積したカーボンを擦り落として漏電を抑制することができる。また、排気の排出が停止されて排気管26の温度が低下すると、隆起部26Aが小径部20Cに対して軸方向に矢印Aとは反対の矢印Bの方向に収縮し、隆起部26Aの周囲の隙間28に堆積したカーボンを擦り落とす。
なお、本実施形態の排気管26は、ケース筒体20と同じ材料で形成しているが、これに限らず、例えば、排気管26をケース筒体20より熱膨張係数の大きい材料で形成してもよい。この場合、熱膨張による隆起部26Aの移動量が大きくなり、より効果的にカーボンを擦り落とすことができる。
また逆に、ケース筒体20を排気管26より熱膨張率が大きい材料で形成してもよい。この場合、ケース筒体20が排気管26に対して矢印Bの方向に熱膨張すれば、隆起部26Aより下流側に堆積しているカーボンが隆起部26Aに当たって擦り落とされる。すなわち、本実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、本実施形態のように、隆起部26Aを環状に形成した場合、排気管26と小径部20Cとの間の隙間28は、全周に亘って狭くなっているため、排気の経路に関わらず、カーボンが隆起部26Aより奥の空間34へ進入するのを抑制することができる。
また、本実施形態の触媒コンバータ装置10では、排気管26の隆起部26Aより下流側の先端が拡径部26Bとされている。これにより、拡径されていない(一定径の円筒状の)構造と比較して、排気の排出が阻害されるのを抑制し、背圧を低減させることができる。また、オーバーラップ領域22における排気の経路が軸方向に対して傾斜されるため、拡径されていない構造と比較して、排気の経路を長く確保することができる。
なお、本実施形態では、排気管26に拡径部26Bを形成したが、これに限らず、オーバーラップ領域22を軸方向に長く確保できる場合は、拡径部26Bを形成しなくてもよい。また、拡径部26B及び縮径部20Bの軸方向に対する傾斜角度は、任意の角度に設定することができる。
<第2実施形態>
次に、図4を参照して本発明の第2実施形態に係る触媒コンバータ装置50について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。図4に示されるように、本実施形態の触媒コンバータ装置50は、外筒部材52を除いて第1実施形態と同様の構成である。すなわち、ケース筒体20には触媒担体12が収容されており、触媒担体12には2枚の電極14A及び電極14Bが貼着され、端子16A及び端子16Bが接続されている。
また、ケース筒体20は、大径部20A、縮径部20B、及び小径部20Cを備えている。さらに、ケース筒体20の内周側には、排気管26の下流側の先端部が配設されており、オーバーラップ領域56が設定されている。
ここで、排気管26の外周面には、外筒部材52が設けられている。外筒部材30は、排気管26の外周面に溶接などで接合されており、主として、接合部52Aと、拡径部52Bと、連結部52Cと、を備えて構成されている。接合部52Aは、排気管26の軸方向に沿って延在されており、排気管26の外周面と全周に亘って接合されている。
拡径部52Bは、接合部52Aの下流側の端部から下流側へ向かって徐々に径が拡径されており、拡径部52Bの下流側の端部から下流側へ向かって連結部52Cが軸方向に延出されている。連結部52Cは、第1実施形態の外筒部材30の連結部30Cより軸方向に長く形成されており、連結部52Cの下流側の端部は、ケース筒体20の大径部20Aに溶接などで全周に亘って接合されている。これにより、排気管26とケース筒体20とが連結されている。また、連結部52Cとケース筒体20の小径部20C及び縮径部20Bとの間には、空間54が形成されている。なお、第1実施形態の連結筒32は設けられていない。
本実施形態の触媒コンバータ装置50によれば、連結筒32を設けずに排気管26とケース筒体20とを連結しているため、第1実施形態の触媒コンバータ装置10と比較して、部品点数を削減することができる。また、触媒コンバータ装置50の軸方向の長さを短縮することができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る触媒コンバータ装置について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、図1において、隆起部26Aは、排気管26を外周側へ隆起させて形成したが、これに限らず、別体の環状部材を用意して、この隆起部材を排気管26の外周面に接合することで隆起部26Aを形成してもよい。
10、50 触媒コンバータ装置
12 触媒担体
20 ケース筒体(収容筒)
20B 縮径部
22、56 オーバーラップ領域
24 絶縁層
26 排気管
26A 隆起部
26B、52B 拡径部
28 隙間
36 絶縁層

Claims (4)

  1. 内燃機関で発生した排気が排出される排気管と、
    前記排気管よりも排気の排出方向の下流側に配設され、排気を浄化するための触媒を担持し、通電によって加熱される触媒担体と、
    前記排気管よりも大径の筒状に形成されて内部に前記触媒担体が収容されると共に、前記排気管の前記排出方向の下流側の端部と径方向に隙間をあけて同心状に配設された収容筒と、
    前記排気管と前記収容筒とが軸方向に重なるオーバーラップ領域に設けられ、前記排気管及び前記収容筒の少なくとも一方から隆起して前記オーバーラップ領域における前記排気管と前記収容筒との間の隙間を狭くさせる隆起部と、
    を有する触媒コンバータ装置。
  2. 前記隆起部は、前記排気管及び前記収容筒の少なくとも一方に、環状に形成されている請求項1に記載の触媒コンバータ装置。
  3. 前記収容筒は、前記オーバーラップ領域において、前記排出方向の下流側から上流側へ向かって縮径された縮径部を備えており、
    前記排気管の前記排出方向の下流側の先端は、前記縮径部に沿って拡径されている請求項1又は請求項2に記載の触媒コンバータ装置。
  4. 少なくとも前記オーバーラップ領域における前記排気管の外周面及び前記収容筒の内周面には、電気絶縁性を有する絶縁層が設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の触媒コンバータ装置。
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