JP6035799B2 - 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、自動車や事務機器などの製品を構成する部品を輸出入する際の輸出入申告のために、輸出入者や通関業者などの設定者が、ダンボールなどの収容部材や設計図面などに記載されている部品名称をもとに輸出統計品目表や輸入統計品目表(実行関税率表ともいう。)を参照して部品名称に該当する品目名に対応付けられた統計品目番号{HS(Harmonized Commodity Description System)コードともいう。}を検索し、パーソナルコンピュータなどのクライアント端末において輸出入する数百、数千などの複数の部品の部品一点毎の統計品目番号を設定している。
ところで、製品を構成する部品の開発には種々の設計者が関わっており、上記部品名称は、上記種々の設計者により、部品の種類に応じて一般に呼称されている一般名称に基づいて任意に設定されている。その結果、ほとんどの部品名称は、上記一般名称に、上記品目名を検索するのに直接的に必要の無い付帯情報としての不要な用語が付与されている。このため、製品を構成する各部品の中には、部品名称から上記品目名を特定するのが困難な部品などが含まれているのが実情である。
このようなことから、従来では、部品名称に基づいて簡単に統計品目番号を設定することができないため、統計品目番号の設定作業は貿易担当者にとって負担の大きいものであり、統計品目番号の設定にバラツキやミスが生じるという問題がある。また、従来では、クライアント端末において統計品目番号を手入力しているため、統計品目番号の手入力作業が貿易担当者にとって負担の大きいものであり、入力ミスが生じるという問題がある。
また、統計品目表の品目名は、輸出統計品目表の解釈に関する通則や、関税率表解説・分類例規や、税関公知の解釈などに基づいて定義されているので、統計品目表の品目名を理解するには専門知識や経験が必要である。
即ち、従来の統計品目番号の設定方法にあっては、専門知識や経験が無いと、部品名称に基づいて簡単に統計品目番号を設定することができないという課題がある。
なお、従来では、情報を自動的に設定することが可能な各技術(例えば、特許文献1〜4参照)が知られているが、それらの技術は、専門知識や経験が無くても、上記のような付帯情報が付与されている部品名称に基づいて簡単に統計品目番号を設定することができるものではない。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、簡単に統計品目番号を設定することを可能とした情報処理システム、情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理システムは、設定に相応しくないと判断するための判断条件、および、不要な用語を特定するための特定情報を記憶する第1の記憶手段と、少なくとも品目名と、前記品目名に対応した部品の部品名称に使用される可能性があると予め定められた名称用語と、統計品目表において前記品目名に関連付けて定められた1または複数の統計品目番号とを関連付けした品目情報を記憶する第2の記憶手段と、統計品目番号の設定対象となる対象部品の部品名称が前記判断条件を満たす場合、前記対象部品の部品名称を設定できない旨を設定者に通知する通知手段と、前記対象部品の部品名称が前記判断条件を満たさない場合、前記対象部品の部品名称から、前記特定情報で特定される前記不要な用語を削除してキー名を作成する作成手段と、前記品目情報を参照し、前記キー名と一致する前記名称用語に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する設定手段とを有する。
また、本発明の情報処理装置は、統計品目番号の設定対象となる対象部品の部品名称が、第1の記憶手段に記憶された設定に相応しくないと判断するための判断条件を満たす場合、前記対象部品の部品名称を設定できない旨を設定者に通知する通知手段と、前記対象部品の部品名称が前記判断条件を満たさない場合、前記対象部品の部品名称から、前記第1の記憶手段に記憶されている不要な用語を特定するための特定情報で特定される前記不要な用語を削除してキー名を作成する作成手段と、第2の記憶手段に記憶されている、少なくとも品目名と、前記品目名に対応した部品の部品名称に使用される可能性があると予め定められた名称用語と、統計品目表において前記品目名に関連付けて定められた1または複数の統計品目番号とを関連付けした品目情報を参照し、前記キー名と一致する前記名称用語に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する設定手段とを有する。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、統計品目番号の設定対象となる対象部品の部品名称が、第1の記憶手段に記憶された設定に相応しくないと判断するための判断条件を満たす場合、前記対象部品の部品名称を設定できない旨を設定者に通知する通知手段と、前記対象部品の部品名称が前記判断条件を満たさない場合、前記対象部品の部品名称から、前記第1の記憶手段に記憶されている不要な用語を特定するための特定情報で特定される前記不要な用語を削除してキー名を作成する作成手段と、第2の記憶手段に記憶されている、少なくとも品目名と、前記品目名に対応した部品の部品名称に使用される可能性があると予め定められた名称用語と、統計品目表において前記品目名に関連付けて定められた1または複数の統計品目番号とを関連付けした品目情報を参照し、前記キー名と一致する前記名称用語に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する設定手段として機能させる。
本発明によれば、簡単に統計品目番号を設定することができるという作用効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成を示すシステム概要図である。 図2は、本実施形態に係るクライアント端末の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態に係るサーバ装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、品目マスタが管理する品目情報の構成を説明するための模式図である。 図5は、DCモータ(直流電動機)の品目情報の一例を示す模式図である。 図6は、ギヤヘッドの品目情報の一例を示す模式図である。 図7は、キャスターの品目情報の一例を示す模式図である。 図8は、日本の輸出品の統計品目表における電動機(モータ)関連の抜粋例を示す模式図である。 図9は、米国の統計品目表における電動機(モータ)関連の抜粋例を示す模式図である。 図10は、HSマスタが管理する情報の構成を示す模式図である。 図11は、部品マスタが管理する部品情報の一構成例を示す模式図である。 図12は、本実施形態に係るクライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。 図13は、本実施形態に係るサーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 図14は、第1の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、クライアント端末で表示される設定依頼画面の構成を示す模式図である。 図16は、クライアント端末で表示される設定画面の構成を示す模式図である。 図17は、クライアント端末で表示される設定画面の構成を示す模式図である。 図18は、クライアント端末で表示される設定画面の構成を示す模式図である。 図19は、図14のステップS103のキー名作成処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図20は、図19のステップS202で作成される区切り名称を説明するための表図である。 図21は、評価マスタの構成を示す模式図である。 図22は、図14のステップS104の品目名検出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図23は、第2の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理手順を示すフローチャートである。 図24は、クライアント端末で表示される設定画面の構成を示す模式図である。 図25は、第4の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理手順を示すフローチャートである。 図26は、品目名「DCモータ」の日本の輸出HSの号850110に対応する米国の品目選択肢の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
最初に、本実施形態に係る統計品目番号設定システム1のシステム構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る統計品目番号設定システム1のシステム構成を示すシステム概要図である。
図1に示すように、この統計品目番号設定システム1は、複数のクライアント端末2と、1つのサーバ装置3とを備え、各クライアント端末2とサーバ装置3とがインターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークNを介して相互に通信可能に接続されている。
ここで、クライアント端末2は、輸出入者や通関業者などの統計品目番号(HSコード)を設定する設定者が使用するコンピュータであり、例えば、ノート型やデスクトップ型のパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)などの情報処理装置で実現される。
サーバ装置3は、各クライアント端末2に対して統計品目番号の設定に係るサービスを提供するコンピュータであり、クライアント端末2と同様に、例えば、ノート型やデスクトップ型のPCなどの情報処理装置で実現される。
なお、本実施形態のサーバ装置3は、後で詳述する品目マスタM1、HSマスタM2、部品マスタM3、全部品マスタM4、不要用語マスタM5などの各種のマスタを、ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)装置などで実現される記憶装置に格納している。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2及びサーバ装置3のハードウェア構成について図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るクライアント端末2の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係るサーバ装置3の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2は、一般的なコンピュータを利用したハードウェア構成となっており、例えば、制御部20と、通信I/F部21と、I/O機器制御部22とがバスB1によって接続されて構成されている。なお、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される。
また、制御部20には、バスB1及びI/O機器制御部22を介して、キーボード、マウス、タッチパネルなどで実現される操作部23や、液晶ディスプレイなどで実現される表示部24、HDDやSSD装置などで実現される記憶部25などが接続されている。
即ち、制御部20は、CPUがROMやHDDなどに格納されるプログラムをRAMに展開して実行することにより、I/O機器制御部22を介して接続される各種構成要素の動作を制御するとともに、通信I/F部21及びネットワークNを介して接続される他の機器としてのサーバ装置3との間で統計品目番号の設定に係る各種データの送受信動作を制御するものである。
図3に示すように、本実施形態に係るサーバ装置3は、クライアント端末2と同様に一般的なコンピュータを利用したハードウェア構成となっており、例えば、制御部30と、通信I/F部31と、I/O機器制御部32とがバスB2によって接続されて構成されている。なお、制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される。
また、制御部30には、バスB2及びI/O機器制御部32を介して、キーボード、マウス、タッチパネルなどで実現される操作部33や、液晶ディスプレイなどで実現される表示部34、HDDやSSD装置などで実現される記憶部35などが接続されている。
即ち、制御部30は、CPUがROMやHDDなどに格納されるプログラムをRAMに展開して実行することにより、I/O機器制御部32を介して接続される各種構成要素の動作を制御するとともに、通信I/F部31及び通信ネットワークNを介して接続される他の機器としての各クライアント端末2との間で統計品目番号の設定に係る各種データの送受信動作を制御するものである。
なお、記憶部35に、図1で示した品目マスタM1、HSマスタM2、部品マスタM3、全部品マスタM4、不要用語マスタM5などの各種のマスタが格納されている。
ここで、品目マスタM1は、品目情報を管理するマスタである。具体的には、品目マスタM1は、図4〜図7に示すように、少なくとも品目名(303)と、上記品目名(303)に対応した部品の部品名称に使用される可能性があると予め定められた1または複数の名称用語としてのキー名(312)と、統計品目表(図8、図9参照)において上記品目名に関連付けて定められた1または複数の統計品目番号とを関連付けした品目毎の品目情報を記憶する。なお、部品の部品名称は、種々の設計者により任意に設定されることから、統計品目番号が異なる複数の部品間で同一の部品名称が付与される可能性がある。このため、上記キー名としては、統計品目番号が異なる複数の品目間で同一のキー名が設定される可能性がある。
また、本実施形態の品目マスタM1は、統計品目表に従って一義的に一つの統計品目番号を設定できる品目に関しては、統計品目表に従う上記一つの統計品目番号を記憶し、他方、統計品目表に従って一義的に一つの統計品目番号を設定できず細分品目がある品目に関しては、統計品目表に従う細分品目名と細分品目毎の統計品目番号を記憶している。
図4は、品目マスタM1が管理する品目情報の構成を説明するための模式図であり、図5〜図7は、品目マスタM1が管理する品目情報の一構成例を示す模式図であり、図5が、DCモータ(直流電動機)の品目情報の一例を示し、図6が、ギヤヘッドの品目情報の一例を示し、図7が、キャスターの品目情報の一例を示している。
統計品目表において、DCモータは、モータの出力(W)の大きさにより統計品目番号が異なっている。即ち、DCモータは、統計品目表において一義的に一つの統計品目番号を設定できず細分品目があるので、本実施形態の品目マスタM1では、図5に示すように、輸出HSコード(307)には統計品目番号を登録せず、品目選択肢(308)に複数の品目選択肢(例えば、01:出力が10W以下 <850110191>など)を登録している。なお、各品目選択肢は、細分品目名と細分品目ごとの統計品目番号を含んでいる。また、図5の例では、設定者に要求する品目選択肢のパラメータとして、「定格出力(W)」を品目選択肢のパラメータ(309)に登録している。
また、統計品目表において、ギヤヘッドは、一義的に一つの統計品目番号を設定できるので、本実施形態の品目マスタM1では、図6に示すように、輸出HSコード(307)に一義的に設定できる統計品目番号(850300000)を登録している。
また、統計品目表において、キャスターは、DCモータと同様に統計品目表において一義的に一つの統計品目番号を設定できず細分品目があるので、本実施形態の品目マスタM1では、図7に示すように、輸出HSコード(308)には統計品目番号を登録せず、品目選択肢(308)に細分品目である複数の品目選択肢(例えば、01:卑金属製の取付具を有するもの<s>、02:プラスチック製の取付具を有するもの<392690000>など)を登録している。なお、図7に示す品目選択肢(307)の1行目の品目選択肢には、統計品目番号ではなく<s>が登録されているが、この<s>は、この<s>が関連付けられた品目選択肢の下位に更に選択肢(下位選択肢)があることを示すものである。そして、品目マスタM1は、上記下位選択肢を下位品目選択肢とそのパラメータ(311)に登録している。
また、図4〜図7に示すように、本実施形態の品目マスタM1は、日本の統計品目表に関する情報(図の(301)〜(312)参照)以外にも、外国の統計品目表に関する情報(図の(313)〜(320)参照)も記憶している。なお、外国の統計品目表に関する情報は、適用する国毎に記憶する。
なお、図8及び図9は、統計品目表の抜粋例を示す表図であり、図8が、日本の輸出品の統計品目表における電動機(モータ)関連の抜粋例を示し、図9が、米国の統計品目表における電動機(モータ)関連の抜粋例を示している。
図3に戻って、HSマスタM2は、品目毎の統計品目表に従う統計品目番号を管理するマスタである。具体的には、HSマスタM2は、図10に示すように、品目名、その品目名に対応した統計品目表に従う統計品目番号(輸出HSコードや輸入HSコード)、品目説明などの各種情報(図の(351)〜(361))を記憶する。
部品マスタM3は、統計品目番号の設定対象となる部品(以下、「対象部品」という場合がある。)の部品情報を管理するマスタである。具体的には、部品マスタM3は、図11に示すように、後で詳述する統計品目番号の設定処理で統計品目番号が設定された部品に関する部品情報{品目データ(400)、輸出HSコード(401)、輸入HSコード(402)}を記憶する。なお、品目データ(400)には、後述のキー名作成部30b−1(図13参照)で作成されたキー名が含まれている。図11の例では、品目名が「DCモータ」である部品に関する部品情報を示している。
全部品マスタM4は、全ての部品の部品情報を管理するマスタである。具体的には、全部品マスタM4は、部番、名称、統計品目番号、輸出規制情報、価格、重量、原産国などの輸出入申告に必要な部品情報、即ち、統計品目番号を設定する必要がある輸出入する全ての部品の部品情報を記憶する。なお、全部品マスタM4は、後述の統計品目番号の設定処理で設定された統計品目番号であって、しかるべき確認を受け承認された統計品目番号を対応する部品情報とともに記憶する。
不要用語特定マスタM5は、後で詳述するキー名を作成するにあたって、不要な用語を特定するための特定情報を記憶するマスタである。具体的には、不要用語特定マスタM5は、SUB-UNIT、SECTIONなどの不正語(510)、WITH、TYPEなどのカット語(512)(いずれも図21参照)などを含む特定情報を記憶する。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2及びサーバ装置3の機能的構成について図12及び図13を用いて説明する。図12は、本実施形態に係るクライアント端末2の機能的構成を示すブロック図である。図13は、本実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成を示すブロック図である。
図12に示すように、クライアント端末2の制御部20は、CPUがROMなどに記憶されているプログラムをRAMに展開して実行することにより、設定依頼部20Aとして機能する。
この設定依頼部20Aは、設定者の要求に基づいてサーバ装置3に統計品目番号の設定に係る処理を依頼するものであり、操作受付処理部20a及び表示処理部20bを有している。
ここで、操作受付処理部20aは、操作部23を介して設定者の統計品目番号の設定に係る各種操作を受け付けるものである。
表示処理部20bは、サーバ装置3から送信される表示データに基づいて統計品目番号の設定に係る各種の表示画面を表示部24に表示するものである。
また、図13に示すように、サーバ装置3の制御部30は、CPUがROMなどに記憶されているプログラムをRAMに展開して実行することにより、設定制御部30Aとして機能する。
この設定制御部30Aは、統計品目番号の設定に係る処理動作を制御するものであり、操作受付部30a、第1指定/設定部30b、第2指定/設定部30c、第3指定/設定部30d、第4指定/設定部30e、統計品目番号変換部30fを有している。
操作受付部30aは、設定者の統計品目番号の設定に係る各種指示操作を受け付けるものである。
第1指定/設定部30bは、第1の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定するものであり、キー名作成部30b−1、品目名検出部30b−2、表示制御部30b−3、品目名決定部30b−4、統計品目番号設定部30b−5を有している。なお、ここでいう第1の設定方法とは、サーバ装置3が、部品名称から対象部品に相当する品目名を推定し、該推定した品目名に従って対象部品の統計品目番号を設定する方法のことである。
キー名作成部30b−1は、対象部品の部品名称から、不要用語マスタM5で管理される特定情報で特定される付帯情報としての不要な用語を削除して、キー名(主キー名、キー名1、キー名2、キー名3、キー名4、第2主キー名、キー名0など)を作成するものである。
品目名検出部30b−2は、キー名作成部30b−1で作成されたキー名を基に品目マスタM1で管理される品目情報を参照し、上記作成されたキー名と一致するキー名称(名称用語)に関連付けられた品目名を検出するものである。
表示制御部30b−3は、クライアント端末2の表示部24に統計品目番号の設定処理に係る各種の表示画面を表示させるものであり、例えば、品目名検出部30b−2で検出された1または複数の品目名を含む品目一覧を表示部24に表示する。また、表示制御部30b−3は、設定者により指定された品目名に細分品目名が含まれる場合に、複数の細分品目名を含む細分品目一覧を表示部24に表示する。
品目名決定部30b−4は、表示制御部30b−3により表示部24に表示された品目一覧または細分品目一覧において設定者により指定された品目名または細分品目名を対象部品の品目名として決定するものである。
品目番号設定部30b−5は、品目名決定部30b−4で決定した品目名に関連付けられた統計品目番号を対象部品の統計品目番号として設定するものである。また、品目番号設定部30b−5は、上記設定した統計品目番号及びその対象部品の品目データを含む部品情報を部品マスタM3に記憶する。
第2指定/設定部30cは、第2の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定するものであり、表示制御部30c−1、品目名決定部30c−2、統計品目番号設定部30c−3を有している。なお、ここでいう第2の設定方法とは、サーバ装置3が、品目マスタM1で管理される品目情報に基づいてクライアント端末2の表示部24に品目一覧を表示し、該表示した品目一覧において設定者により指定された品目名に従って対象部品の統計品目番号を設定する方法のことである。
表示制御部30c−1は、設定者により第2の品目名指定方法が選択指示された場合に、品目マスタM1で管理される品目情報で設定されている複数の品目名を含む品目一覧を表示部24に表示するものである。
品目名決定部30c−2は、表示制御部30c−1により表示部24に表示された品目一覧において設定者により指定された品目名を対象部品の品目名として決定するものである。
品目番号設定部30c−3は、品目名決定部30c−2で決定した品目名に関連付けられた統計品目番号を対象部品の統計品目番号として設定するものである。
第3指定/設定部30dは、第3の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定するものであり、キー名作成部30d−1、部品検出部30d−2、表示制御部30d−3、統計品目番号設定部30d−4を有している。なお、ここでいう第3の設定方法とは、サーバ装置3が、部品マスタM3で管理される部品情報に基づいてクライアント端末2の表示部24に類似部品一覧を表示し、該表示した類似部品一覧において設定者により指定された部品に従って対象部品の統計品目番号を設定する方法のことである。
キー名作成部30d−1は、設定者により設定依頼画面24Aで入力された部品名称をもとに、キー名作成部30b−1と同様の方法により、対象部品の部品名称からキー名を作成するものである。
部品検出部30d−2は、部品マスタM3で管理される部品情報からキー名作成部30d−1で作成されたキー名と一致する品目名を含む品目データを検出するものである。
表示制御部30d−3は、部品検出部30d−2で検出された1または複数の品目データを含む類似部品一覧を表示部24に表示するものである。
品目番号設定部30d−4は、表示制御部30d−2により表示部24に表示された類似部品一覧の中から設定者により指定された品目データに関連付けられた統計品目番号を対象部品の統計品目番号として設定するものである。
第4指定/設定部30eは、第4の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定するものであり、表示制御部30e−1、統計品目番号設定部30e−2を有している。なお、ここでいう第4の設定方法とは、サーバ装置3が、部品マスタM3で管理される部品情報に基づいてクライアント端末2の表示部24に部品一覧を表示し、該表示した部品一覧において設定者により指定された部品に従って対象部品の統計品目番号を設定する方法のことである。
表示制御部30e−1は、設定者の指示に基づいて部品情報で設定されている複数の品目データを含む部品一覧を表示部24に表示するものである。
品目番号設定部30e−2は、表示制御部30e−1により表示部24に表示された部品一覧において設定者により指定された品目データに関連付けられた統計品目番号を対象部品の統計品目番号として設定するものである。
統計品目番号変換部30fは、統計品目番号設定部30b−5などにより設定された日本の輸出統計品目番号から日本の輸入統計品目番号または外国の統計品目番号に変換したり、統計品目番号設定部30b−5などにより設定された外国の統計品目番号から日本の統計品目番号に変換したりするものである。
次に、統計品目番号設定システム1における処理動作について説明する。
最初に、第1の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理動作について図14〜図22を用いて説明する。
図14は、第1の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理手順を示すフローチャートである。
統計品目番号を設定しようとする設定者が、クライアント端末2において、操作部23を用いてサーバ装置3に対して統計品目番号の設定を依頼するためのソフトウェアを起動すると、図14に示すように、クライアント端末2では、設定依頼部20Aが動作して、統計品目番号の設定を依頼する設定依頼画面24A(図15参照)を表示部24に表示する(ステップS101)。
続いて、設定者が、操作部23のキーボードなどを用いて、ダンボールなどの収容部材や設計図面などに記載されている部品名称をもとに、設定依頼画面24A上の部品名称欄24aに統計品目番号の設定対象となる部品の部品名称(例えば、「MOTOR:DC24V 24W」)を入力する。その後、設定者が、操作部23のマウスなどを用いて、第1の設定方法を指定するための選択アイコンとしての推定実行ボタン24bを選択する。すると、クライアント端末2では、操作受付処理部20aが、推定実行ボタン24bの選択操作を受け付け、サーバ装置3に対して部品名称欄24aに入力された部品名称を示す名称情報及び第1の設定方法が指定されたことを示す実行指示情報を送信する(ステップS102)。
すると、サーバ装置3では、設定制御部30Aの操作受付部30aが上記名称情報及び実行指示情報を受信し、第1指定/設定部30bが動作する。そして、まず、キー名作成部30b−1が、上記名称情報で示される部品名称(例えば、「MOTOR:DC24V 24W」)から、不要用語マスタM5で管理される特定情報で特定される付帯情報としての不要な用語を削除して、キー名(例えば、「MOTOR」)を作成する処理を実行する(ステップS103)。なお、このステップS103のキー名作成処理の詳細については後述する。
その後、サーバ装置3では、品目名検出部30b−2が、キー名作成部30b−1で作成されたキー名(例えば、主キー名「MOTOR」など)を基に品目マスタM1で管理される品目情報を参照し、上記作成されたキー名と一致するキー名称(名称用語)に関連付けられた品目名(例えば、「モータ」)を検出する処理を実行する(ステップS104)。なお、このステップS104の品目名検出処理の詳細については後述する。
その後、サーバ装置3では、第1指定/設定部30bが、ステップS104の処理により品目名を検出したか否かを判定する(ステップS105)。この判定の結果、一つも品目名を検出していないと判定された場合には(ステップS105:No)、表示制御部30b−3が、対象部品に相当する品目名が無いことを設定者に通知するための表示情報、即ち、「相当品目がありません。」などをクライアント端末2の表示部24に表示するための情報を生成して、該当するクライアント端末2に送信する。すると、上記表示情報を受信したクライアント端末2では、表示処理部20bが、「相当品目がありません。」などの情報を表示部24に表示する(ステップS106)。
一方、ステップS105の判定の結果、少なくとも一つ品目名を検出していると判定された場合には(ステップS105:Yes)、サーバ装置3では、表示制御部30b−3が、ステップS104で検出された1または複数の品目名(例えば、「DCモータ」)を含む品目一覧の表示及びステップS104の検出処理における検出手順において最初(即ち、第1番目)に検出された品目名を設定者が指定したものとする仮指定表示を行うための表示情報を生成して、該当するクライアント端末2に送信する。すると、上記表示情報を受信したクライアント端末2では、表示処理部20bが、部品名称欄24fに設定画面24Aの部品名称欄24aに表示した部名名称(「MOTOR:DC24V 24W」)を表示し、作成キー名欄24gにステップS103で作成されたキー名(例えば、「MOTOR」など)を表示し、品目名一覧表示欄24hにステップS104で検出された1または複数の品目名(例えば、「DCモータ」など)を表示し、仮指定品目名欄24iに上記第1番目に検出された品目名(例えば、「DCモータ」)を表示する設定画面24B(図16参照)を表示部24に表示する(ステップS107)。
その後、設定者が、上記設定者が指定したものとされた品目名(以下、仮指定品目名という場合がある。)が対象部品に適合しているか否か、即ち、仮指定品目名が対象部品の品目名として正しいものであるか否かを判断する。ここで、設定者が、適合していると判断し、操作部23を用いて、設定画面24Bの選択アイコンとしての確定ボタン24jを選択すると、クライアント端末2では、操作受付処理部20aが、確定ボタン24jの選択操作を受け付け、サーバ装置3に対して対象部品の品目名(「モータ」)が仮指定品目名に確定したことを通知するための確定情報を生成して送信する(ステップS108:Yes)。
すると、サーバ装置3では、操作受付部30aが上記確定情報を受信し、続いて、第1指定/設定部30aが、品目マスタM1で管理される品目情報を参照し、上記確定情報で特定される品目名(仮指定品目名)に細分品目名が含まれているか否か、即ち、上記仮指定品目名に関連付けて品目選択肢(308)(図4〜図7参照)が設定されているか否かを判定する(ステップS109)。
この判定の結果、品目選択肢(308)が設定されていないと判定された場合は(ステップS109:No)、続いて、ステップS110において、サーバ装置3では、品目名決定部30b−4が、上記仮指定品目名を対象部品の品目名として決定する。そして、品目番号設定部30b−5が、品目マスタM1で管理される品目情報を参照し、品目名決定部30b−4で決定した品目名に関連付けられた統計品目番号を対象部品の統計品目番号として設定する。そして、品目番号設定部30b−5が、上記設定した統計品目番号及びその対象部品の品目データ(品目名または細分品目名など)を含む部品情報を部品マスタM3に記憶する。そして、表示制御部30b−3が、設定者により指定された品目名(例えば、「DCモータ」)や細分品目名(例えば、「出力が10Wを超え37.5W以下」)、設定された統計品目番号(例えば、「850110192」)などの確定データとしての部品情報の表示を行うための表示情報を生成して、該当するクライアント端末2に送信する。すると、上記表示情報を受信したクライアント端末2では、表示処理部20bが、上記指定された品目名や細分品目名、上記設定された統計品目番号などを含む部品情報を表示する表示画面24D(図18参照)を表示部24に表示する。
一方、ステップS109の判定の結果、品目選択肢(308)が設定されていると判定された場合は(ステップS109:Yes)、続いて、サーバ装置3では、表示制御部30b−3が、品目マスタM1で管理される品目情報で設定されている1または複数の品目選択肢(308)を含む細分品目一覧の表示を行うための表示情報を生成して、該当するクライアント端末2に送信する。すると、上記表示情報を受信したクライアント端末2では、表示処理部20bが、細分品目一覧表示欄24lに上記品目情報で設定されている1または複数の品目選択肢(308)(例えば、「01:出力が10W以下<850110191>など)を含む細分品目一覧を表示する設定画面24C(図17参照)を表示部24に表示する(ステップS111)。
その後、設定者が、対象部品に該当する細分品目名を判断し、操作部23のマウスなどを用いて、設定画面24Cにおいて対象部品に適合する細分品目名を選択指定する(なお、この時、品目選択肢のパラメータを入力する必要がある場合は、設定者は、設定画面24Cのパラメータ入力欄24mにその値を入力する。)と、操作受付処理部20aが、その選択指定の操作を受け付け、サーバ装置3に対して設定者により指定された細分品目名を示す細分品目情報(パラメータ値を示す情報を含む場合がある。)を送信する(ステップS112)。
すると、サーバ装置3では、操作受付部30aが上記細分品目情報を受信し、続いて、第1指定/設定部30aが、上記細分品目情報で特定される細分品目名(以下、指定細分品目名という場合がある。)に更に下位の細分品目名が含まれているか否か、即ち、指定細分品目名を含む品目選択肢(308)に<s>{図7の品目選択肢(308)参照}が設定されているか否かを判定する(ステップS113)。
この判定の結果、指定細分品目名を含む品目選択肢(308)に<s>が設定されていないと判定された場合は(ステップS113:No)、上記したステップS110に移行して、品目名決定部30b−4が、上記指定細分品目名を対象部品の品目名として決定する。その後、品目番号設定部30b−5が、品目名決定部30b−4で決定した品目名に関連付けられた統計品目番号を対象部品の統計品目番号として設定し、上記設定した統計品目番号及びその対象部品の品目データを含む部品情報を部品マスタM3に記憶する。
また、ステップS113の判定の結果、指定細分品目名を含む品目選択肢(308)に<s>が設定されていると判定された場合は(ステップS113:Yes)、処理を上記したステップS111に戻し、表示制御部30b−3が、品目マスタM1で管理される品目情報の下位品目選択肢とそのパラメータ(311)(図7参照)で設定されている更に下位の細分品目名を含む細分品目一覧の表示を行うための表示情報を生成して、該当するクライアント端末2に送信する。すると、上記表示情報を受信したクライアント端末2では、表示処理部20bが、下位品目選択肢とそのパラメータ(311)で設定されている1または複数の下位品目選択肢(例えば、「01:車輪直径が75mm以下のもの<830220000>」)を含む細分品目一覧を表示する設定画面(不図示)を表示部24に表示する。それ以降、上記したステップS112と同様の処理を行う。
また、一方、ステップS107の表示処理後、設定者が、設定画面24Bにおいて設定者が指定したものとされた品目名が対象部品に適合していないと判断した場合(ステップS108:No)、次いで、設定者が、設定画面24Bに表示されている品目一覧の中に対象部品に適合する品目名があるか否かを判断する。そして、設定者が上記品目一覧の中に適合する品目名があったと判断し、操作部23のマウスなどを用いて、設定画面24Bにおいて対象部品に適合する品目名を選択すると、クライアント端末2では、操作受付処理部20aが、上記選択操作を受け付け(ステップS114:Yes)、サーバ装置3に対して設定者により指定された品目名を示す品目名情報を生成して送信する(ステップS115)。
すると、サーバ装置3では、操作受付部30aが上記品目名情報を受信し、続いて、上記したステップS109に移行して、第1指定/設定部30bが、上記品目名情報で特定される品目名(以下、指定品目名という場合がある。)に細分品目名が含まれているか否か、即ち、指定品目名に関連付けて品目選択肢(308)が設定されているか否かを判定し、それ以降、上記したステップS111に移行して同様の処理を行う。
一方、設定者が、設定画面24Bにおいて設定者が指定したものとされた品目名(仮指定品目名)が対象部品に適合していないと判断し(ステップS108:No)、次いで、設定者が、設定画面24Bに表示されている品目一覧の中に対象部品に適合する品目名がないと判断し、操作部23のマウスなどを用いて、設定画面24Bの終了ボタン24kを選択すると、クライアント端末2では、操作受付処理部20aが、上記選択操作を受け付け(ステップS114:No)、ここでの処理を終了する。なお、この場合、設定者は、他の設定方法(即ち、第2〜第4の設定方法)を用いて対象部品の統計品目番号を設定する。
また、設定者は、設定画面24Bにおいて設定者が指定したものとされた品目名(仮指定品目名)が対象部品に適合していないと判断し(ステップS108:No)、且つ、設定画面24Bの品目一覧に仮指定品目名以外のその他の品目名が表示されていない場合にも(ステップS114:No)、操作部23のマウスなどを用いて、設定画面24Bの終了ボタン24kを選択する。
次に、図14のステップS103のキー名作成処理の詳細について説明する。
図19は、図14のステップS103のキー名作成処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
図19に示すように、図14のステップS103のキー名作成処理においては、まず、キー名作成部30b−1が、対象部品の部品名称(例えば、「MOTOR:DC24V 24W」)から区切りワード(Word)(例えば、:(コロン)など)を検出し、部品名称を区切る位置を検出する(ステップS201)。
続いて、キー名作成部30b−1が、ステップS201で検出した区切りワードに従って部品名称を区切り、頭語(例えば、「MOTOR」)、次頭語(例えば、「DC24V 24W」)、次末語(例えば、「DC24V 24W」)、末語(例えば、「DC24V 24W」)などの区切り名称を作成し、RAMなどの記憶部の所定の記憶領域に記憶する(ステップS202)。
ここで、図20は、ステップS202で作成される区切り名称を説明するための表図であり、部品名称の各パターン(501)と、各パターンに対応した区切り数(502)、頭語(503)、次頭語(504)、次末語(505)及び末語(506)との関係を示している。
図20に示すように、本実施形態では、例えば、部品名称のパターンが、区切りワード(:)を一つだけ含むNo.2のパターン「****1:****2」であった場合、区切り数が「1」となり、ステップS202において、キー名作成部30b−1が、頭語「****1」、次頭語「****2」、次末語「****2」、末語「****2」を作成する。具体的には、例えば、部品名称が「MOTOR:DC24V 24W」であった場合、ステップS202において、キー名作成部30b−1が、頭語「MOTOR」、次頭語「DC24V 24W」、次末語「DC24V 24W」、末語「DC24V 24W」を作成する。
続いて、キー名作成部30b−1が、評価マスタの評価実行内容(509)(図21参照)に従ってステップS202で作成された頭語、次頭語、次末語及び末語を夫々評価し、評価結果をRAMなどの記憶部の所定の記憶領域に記憶する(ステップS203)。
図21は、評価マスタの構成を示す模式図である。なお、本実施形態においては、図21に示す評価マスタを不要用語マスタM5(図1、図3参照)に含ませている。図21に示すように、本実施形態の評価マスタは、評価の種類を示す各評価ワード(Word)名(508)と、各評価ワード名に対応した評価実行内容(509)とを関連付けて管理している。
以下、図21を参照して、図19のステップS203の評価処理の詳細について説明する。
例えば、ステップS203において、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、評価実行内容(509)に示されるSUB−ASS’Y、ASS’Y、ASSEMBLY、SUB−UNIT、SUB UNIT、UNIT、SECTION 、PARTSなどの不正語(510)と一致した場合には、該当する構成語が相応しくない不正名称であると評価する。なお、頭語が上記不正語と一致した場合には、サーバ装置3は、該当するクライアント端末2の表示部24に「部品名称としては相応しくありません。」などを表示させ、部品名称が不適切であることを設定者に通知する。
また、例えば、ステップS203において、キー名作成部30b−1は、頭語及び末語が、評価実行内容(509)に示される、SUB−ASS’Y、ASS’Y、ASSEMBLY、SUB−UNIT、SUB UNIT、UNIT、SECTIONなどの組立語(511)を含んでいる場合には、部品名称に対応する部品が組立加工された部品であると評価する。より具体的には、例えば、頭語及び末語が、SUB−ASS’Y、ASS’Yという組立語を含んでいる場合は、当該部品名称に対応する部品が「組立品」であると評価する。また、頭語及び末語が、SUB−UNIT、SUB UNIT、UNIT、SECTIONなどの組立語を含んでいる場合は、部品が「UNIT品」であると評価する。また、頭語及び末語の夫々が、WELDINGという組立語を含んでいる場合は、部品が「溶接品」であると評価する。更に、頭語及び末語が、PEENという組立語を含んでいる場合は、部品が「カシメ品」であると評価する。なお、UNIT品と評価された場合には、頭語から組立語を削除したものを正式な頭語とする。
また、例えば、ステップS203において、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、評価実行内容(509)に示される、WITH、W/、TYPE、!、(、+−、_ASS’Yなどのカット語(512)を含んでいる場合には、該当する構成語からカット語(512)及びカット語(512)の右側の用語を削除したものを正式な構成語とする。
また、例えば、ステップS203において、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、評価実行内容(509)に示される、!、&などの不要語(513)を含んでいる場合に、該当する構成語を削除する。また、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、評価実行内容(509)に示される、$などの不要語(513)を含んでいる場合に、該当する構成語を、上記$などの不要語(513)の左側の用語にする。また、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、UPPER、LOWER、FRONT、BACK、OR,ANDなどの不要語(513)と一致する場合には、該当する構成語を削除する。
また、例えば、ステップS203において、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、評価実行内容(509)に示される、SUB−UNIT、SUB UNIT、UNIT、SECTIONなどのUNIT語を含んでいる場合に、部品名称に対応する部品がユニット品であると評価する。
また、例えば、ステップS203において、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、− (ハイフォンとスペース)、 _(スペースとアンダーバー)などの用語を含んでいる場合に、該当する構成語から上記− (ハイフォンとスペース)、 _(スペースとアンダーバー)などの用語及びその用語の右側の用語を削除したものを正式な構成語とする。また、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、−(ハイフォン)、_(アンダーバー)などの用語を含んでいる場合に、該当する構成語から上記−(ハイフォン)、_(アンダーバー)などの用語及びその用語の右側の用語を削除したものを正式な構成語とする。また、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、1文字の場合は、該当する構成語を削除する。また、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、先頭文字が数値の場合に、該当する構成語を削除する。また、キー名作成部30b−1は、頭語、次頭語、次末語及び末語などの構成語が、数字を含む場合に、最初の数字の左側の文字数が2文字以下であれば、該当する構成語を削除する。
図19に戻って、ステップS203の評価処理後、続いて、キー名作成部30b−1が、頭語や次頭語から主キー名(例えば、「MOTOR」)を作成する(ステップS204)。
具体的には、このステップS204の処理では、キー名作成部30b−1が、以下の(ア)〜(ウ)の処理を実行する。即ち、(ア)の処理として、キー名作成部30b−1が、頭語が不正語と一致し相応しくない不正名称と評価されている場合に、(1)次頭語があれば次頭語を主キー名として一時決定し、(2)次頭語がなければ評価前の頭語を主キー名として一時決定する。
また、(イ)の処理として、キー名作成部30b−1が、頭語が不正語と一致せず不正名称ではないと評価されている場合に、キー名作成部30b−1が、(1)部品がユニット品であると評価されている場合に、「頭語+ (スペース)+UNIT」を主キー名にし、(2)頭語がスペースを含めば頭語を主キー名として一時決定し、(3)頭語がスペースを含まず、−(ハイフォン)、_(アンダーバー)を含めば頭語を−(ハイフォン)または_(アンダーバー)で分割し、分割された各用語のいずれか一方を主キー名として一時決定し、(4)頭語が、上記(1)〜(3)に該当しない場合には、頭語を主キー名として一時決定する。
また、(ウ)の処理として、キー名作成部30b−1が、上記(1)及び(2)で一時決定した主キー名がスペースを含まなければ上記一時決定した主キー名を正式な主キー名として確定する。一方、上記(1)及び(2)で一時決定した主キー名がスペースを含んでいる場合には、キー名作成部30b−1が、上記一時決定した主キー名の最終構成語(最後尾のスペースの後の用語)が、評価マスタの評価実行内容(509)(図23参照)で示されるDC、ACなどの主キー名不要語(515)と一致する場合に、その主キー名不要語(515)及びその主キー名不要語(515)の右側の用語を削除したものを主キー名として確定する。
続いて、キー名作成部30b−1が、ステップS204で作成された主キー名からキー名1〜キー名4(例えば、キー名1「MOTOR」)を作成する(ステップS205)。
具体的には、このステップS205の処理では、キー名作成部30b−1が、以下の(エ)〜(ク)の処理を実行する。即ち、(エ)の処理として、キー名作成部30b−1が、部品がユニット品であると評価されている場合に、主キー名からキー名1〜4を作成しない。
また、(オ)の処理として、キー名作成部30b−1が、頭語がスペースを含む場合に、(1)頭語の最後端のスペースの右側をキー名1にし、(2)頭語の最後端のスペースの左側をキー名2にし、(3)キー名2がスペースを含む場合、キー名2の最後端のスペースの右側をキー名3とし、(4)キー名2がスペースを含む場合、キー名2の最初のスペースの左側をキー名4にする。
また、(カ)の処理として、キー名作成部30b−1が、頭語がスペースを含まず、−(ハイフォン)または_(アンダーバー)などの連結語(516)を含んでいると評価されている場合に、(1)頭語が連結語(516)と一致する場合、頭語をキー名1とし、(2)頭語の最初の−(ハイフォン)または_(アンダーバー)の左側をキー名1にし、(3)頭語の最初の−(ハイフォン)または_(アンダーバー)の右側の用語に更に−(ハイフォン)または_(アンダーバー)を含む場合、頭語の最後端の−(ハイフォン)または_(アンダーバー)の右側をキー名2にする。
また、(キ)の処理として、キー名作成部30b−1が、上記(エ)〜(カ)以外の場合には、頭語をキー名1にする。
更に、(ク)の処理として、キー名作成部30b−1は、部品が組立品であると評価されている場合に、ステップS204で作成した主キー名及び上記(エ)〜(キ)で作成したキー名1〜キー名4をシフト補正する。具体的には、キー名作成部30b−1は、「主キー名+ (スペース)+ASSY」を新たな主キー名とし、ステップS204で作成した主キー名を新たなキー名1とし、上記(エ)〜(キ)で作成されたキー名1を新たなキー名2とし、上記(エ)〜(キ)で作成されたキー名2を新たなキー名3とし、上記(エ)〜(キ)で作成されたキー名3を新たなキー名4とする。
続いて、キー名作成部30b−1が、第2主キー名(例えば、「MOTOR:DC24V 24W」)及びキー名0(例えば、「DC24V 24W」)を作成する(ステップS206)。
具体的には、このステップS206の処理では、キー名作成部30b−1が、以下の(ケ)、(コ)の処理を実行する。即ち、(ケ)の処理として、キー名作成部30b−1が、(1)部品が組立品である場合に、第2主キー名を作成せず、(2)次頭語がある場合に次頭語をキー名2とする。
また、(コ)の処理として、キー名作成部30b−1が、部品が組立品でない場合、(1)次頭語がある場合に「主キー名+’’:’’+次頭語」を第2主キー名とし、(2)次頭語がある場合に次頭語をキー名0にする。
続いて、キー名作成部30b−1が、ステップS204〜ステップS206で作成された主キー名、第2キー名及びキー名0〜キー名4の中から不要なキー名を削除する(ステップS207)。
具体的には、このステップS207の処理では、キー名作成部30b−1が、ステップS204〜ステップS206で作成された主キー名及びキー名0〜キー名4の夫々が、スペースを含まないキー名である場合に、それら各キー名が、評価マスタの評価実行内容(509)で示されるEMPTY、EXIT、LG、PAPER、SET、ANTI、SERVICE、PARTS、TIGHT、HEADなどのキー名不要語(514)と一致した場合、該当するキー名を削除する。
次に、図14のステップS104の品目名検出処理の詳細について図22を用いて説明する。
図22は、図14のステップS104の品目名検出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
図22に示すように、図14のステップS104の品目名検出処理において、品目名検出部30b−2は、主キー名→キー名1→キー名2→キー名3→キー名4→キー名0→第2キー名の順番で、それら各キーと一致するキー名称(名称用語)に関連付けられた品目名を検出する処理を行う(ステップS301、S304、S307、S310、S313、S316、S319)。なお、上記検出するキー名の順番は、任意に設定することが可能である。
そして、ステップS301、S304、S307、S310、S313、S316、S319の各検出処理において、品目名を検出した場合には、品目名検出部30b−2は、検出した品目名の検出順番がわかるようにして検出した品目名を記憶する(ステップS321〜S327)。
次に、図14の具体的な処理の一例について説明する。
例えば、設定者が、部品名称「MOTOR:DC24V 24W」を基に、「出力が10Wを超え37.5W以下であり、低格出力(W)が25のDCモータ」という部品の統計品目番号を設定する場合について説明する。なお、このとき、品目マスタM1が、「FAN MOTOR<841459000>」、「ステッピングモータ<・>」、「DCモータ<・>」、「単相交流モータ<・>」、「多相交流モータ<・>」及び「交直両用モータ<・>」という各品目夫々にキー名(名称用語)としての「MOTOR」を関連付けて記憶しているものとする。
この場合、設定者が、設定依頼画面24A(図15参照)において部品名称欄24aに「MOTOR:DC24V 24W」という部品名称を入力し、推定実行ボタン24bを選択すると(ステップS102)、ステップS103において、サーバ装置3のキー名作成部30b−1が、図19の処理手順に従って、頭語「MOTOR」、次頭語「DC24V 24W」、次末語「DC24V 24W」、末語「DC24V 24W」などの区切り名称を作成し、該作成した区切り名称を評価マスタに基づいて評価して、主キー名「MOTOR」、キー名1「MOTOR」、キー名0「DC24V 24W」及び第2主キー名「MOTOR:DC24V 24W」を作成する。
続いて、ステップS104において、サーバ装置3の品目名検出部30b−2が、図22の処理手順に従って、各キー名に相当する複数の品目名として、「FAN MOTOR<841459000>」、「ステッピングモータ<・>」、「DCモータ<・>」、「単相交流モータ<・>」、「多相交流モータ<・>」、「交直両用モータ<・>」を検出する。
その後、ステップS107において、クライアント端末2の表示処理部20bが、図16に示すような設定画面24Bを表示部24に表示する。
そして、設定者が、設定画面24Bの仮指定品目名欄24iに表示されている品目名「DCモータ」が部品に適合すると判断し、確定ボタン24jを選択すると(ステップS108:Yes)、ステップS109において、サーバ装置3の第1指定/設定部30bが、品目マスタM1で管理される品目情報を参照し、上記品目名「DCモータ」の品目情報の品目選択肢(308)(図5参照)に細分品目名が設定されていると判定し(ステップS109:Yes)、続く、ステップS111において、クライアント端末2の表示処理部20bが、図17に示すような設定画面24Cを表示部24に表示する。
そして、設定者が、細分品目一覧表示欄24lにおいて「02:出力が10Wを超え37.5W以下<850110192>」という選択肢を選択し、パラメータ入力欄24mに「25」を入力し、確定ボタン24nを選択する(ステップS112)。
すると、サーバ装置3の第1指定/設定部30bが、上記選択された細分品目名「02:出力が10Wを超え37.5W以下<850110192>」に<s>が設定されていないことから、ステップS113の判定で、Noと判定され、続く、ステップS110において、サーバ装置3の統計品目番号設定部30b−5が、部品名称「MOTOR:DC24V 24W」に基づく部品の統計品目番号として、上記選択された細分品目名「02:出力が10Wを超え37.5W以下<850110192>」で設定されている「850110192」という番号を設定し、その設定した統計品目番号「850110192」と品目名を含む部品情報を部品マスタM3に記憶する。
次に、第2の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理動作について図23を用いて説明する。図23は、第2の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理手順を示すフローチャートである。
まず、統計品目番号を設定しようとする設定者が、クライアント端末2において、操作部23を用いてサーバ装置3に対して統計品目番号の設定を依頼するためのソフトウェアを起動する。すると、クライアント端末2では、設定依頼部20Aが動作して、統計品目番号の設定を依頼する設定依頼画面24A(図15参照)を表示部24に表示する(ステップS401)。
続いて、設定者が、操作部23のキーボードなどを用いて、ダンボールなどの収容部材や設計図面などに記載されている部品名称をもとに、設定依頼画面24A上の部品名称欄24aに統計品目番号の設定対象となる部品の部品名称(例えば、「MOTOR:DC24V 24W」)を入力する。その後、設定者が、操作部23のマウスなどを用いて、第2の設定方法を指定するための選択アイコンとしての直接品目名指定ボタン24cを選択する。すると、クライアント端末2では、操作受付処理部20aが、直接品目名指定ボタン24cの選択操作を受け付け、サーバ装置3に対して部品名称欄24aに入力された部品名称を示す名称情報及び第2の設定方法が指定されたことを示す実行指示情報を送信する(ステップS402)。
すると、サーバ装置3では、操作受付部30aが、上記名称情報及び実行指示情報を受信し、第2の指定/設定部30cが動作し、表示制御部30c−1が、品目マスタM1で管理される品目情報に基づいて複数の品目名(例えば、「DCモータ」、「ギヤヘッド」、「キャスター」など)を含む品目一覧の表示を行うための表示情報を生成して、該当するクライアント端末2に送信する。すると、上記表示情報を受信したクライアント端末2では、表示処理部20bが、上記品目一覧を表示する設定画面24E(図24参照)を表示部24に表示する(ステップS403)。
その後、設定者が、対象部品に該当する品目名を判断し、操作部23のマウスなどを用いて、設定画面24Bにおいて対象部品に適合する品目名を選択指定すると、操作受付処理部20aが、その選択指定の操作を受け付け、サーバ装置3に対して設定者により指定された品目名を示す品目情報を送信する(ステップS404)。
すると、サーバ装置3では、操作受付部30aが上記品目情報を受信し、続いて、第2指定/設定部30cが、図14で示した第1指定/設定部30bが行うステップS109〜ステップS113の処理と同様の処理であるステップS405〜ステップS409の処理を実行する。
次に、第4の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理動作について図25を用いて説明する。図25は、第4の設定方法に従って対象部品の統計品目番号を設定する場合の処理手順を示すフローチャートである。
まず、統計品目番号を設定しようとする設定者が、クライアント端末2において、操作部23を用いてサーバ装置3に対して統計品目番号の設定を依頼するためのソフトウェアを起動する。すると、クライアント端末2では、設定依頼部20Aが動作して、統計品目番号の設定を依頼する設定依頼画面24A(図15参照)を表示部24に表示する(ステップS501)。
続いて、設定者が、操作部23のキーボードなどを用いて、ダンボールなどの収容部材や設計図面などに記載されている部品名称をもとに、設定依頼画面24上の部品名称欄24aに統計品目番号の設定対象となる部品の部品名称(例えば、「MOTOR:DC24V 24W」)を入力する。その後、設定者が、操作部23のマウスなどを用いて、第4の設定方法を指定するための選択アイコンとしての直接類似部品指定ボタン24eを選択する。すると、クライアント端末2では、操作受付処理部20aが、直接類似部品指定ボタン24eの選択操作を受け付け、サーバ装置3に対して部品名称欄24aに入力された部品名称を示す名称情報及び第4の設定方法が指定されたことを示す実行指示情報を送信する(ステップS502)。
すると、サーバ装置3では、操作受付部30aが、上記名称情報及び実行指示情報を受信し、第4指定/設定部30eが動作し、表示制御部30e−1が、部品マスタM3で管理される部品情報に基づいて複数の部品(品目データ)を含む部品一覧の表示を行うための表示情報を生成して、該当するクライアント端末2に送信する。すると、上記表示情報を受信したクライアント端末2では、表示処理部20bが、上記部品一覧を表示する設定画面(不図示)を表示部24に表示する(ステップS503)。
その後、設定者が、対象部品に該当する部品(品目データ)を判断し、操作部23のマウスなどを用いて、設定画面24Fにおいて対象部品に適合する部品(品目データ)を選択指定すると、操作受付処理部20aが、その選択指定の操作を受け付け、サーバ装置3に対して設定者により指定された部品(品目データ)を示す部品情報を送信する(ステップS504)。
すると、サーバ装置3では、統計品目番号設定部30e−2が、上記部品情報で特定される部品(品目データ)に関連付けられた統計品目番号を対象部品の統計品目番号として設定する。また、統計品目番号設定部30e−2が、上記設定した統計品目番号及びその対象部品の品目データ(品目名または細分品目名など)を含む部品情報を部品マスタM3に記憶する(ステップS505)。
次に、日本の輸出統計品目番号から米国の統計品目番号を設定する場合の処理動作について図26を用いて説明する。図26は、品目名「DCモータ」の日本の輸出HSの号850110に対応する米国の品目選択肢の一例を示す図である。
日本の輸出HSコードが「(出力が10Wを超え37.5W以下)<850110192>」である「DCモータ」という部品の米国の統計品目番号を設定する場合、統計品目番号変換部30fが、クライアント端末2の表示部24に図26の符号(370)の選択肢一覧及びパラメータを入力するためのパラメータ入力欄を表示する表示画面(不図示)を表示させる。なお、英語表示の設定がされていれば、統計品目番号変換部30fは、図26の符号(371)の英語表記の選択肢も表示する。
すると、設定者が、表示部24に表示された上記選択肢一覧を見て、米国の統計品目番号を設定するには、モータの出力値の他にモータがブラシレスモータか否かの部品情報が必要であることを認識する。そして、設定者が、モータがブラシレスモータであり、モータの出力値が「25W」であるという部品情報を取得すると、操作部23のマウスなどを用いて、選択肢一覧の中から「02:850110−6040<<DCモータ>><ブラシレスモータ>出力が18.65Wを超え37.5W以下」という選択肢を選択し、更に、操作部23のキーボードなどを用いて、パラメータ入力欄に「25」という数字を入力する。なお、日本の輸出統計品目番号の設定で出力値が入力されていればその出力値が表示されるので入力は不要である。
そして、設定者が、上記表示画面の確定ボタンを選択操作すると、米国の統計品目番号「850110−6040」が設定される。そして、部品情報として、DCブラシレスモータで出力値が「25W」の部品情報が記憶される。
以上説明した実施形態によれば、専門知識や経験が無くても輸出入する部品の部品名称に基づいて簡単に統計品目番号を設定することができるという作用効果を奏する。
より具体的には、本実施形態によれば、部品名称から一義的に統計品目番号を設定できるものについては略自動的に統計品目番号を設定することができ、一義的に統計品目番号を設定できないものについては、会話的に統計品目設定番号を設定することができるという作用効果を奏する。また、本実施形態によれば、設定者の操作を簡略化したため、設定者の負担を軽減できるとともに、業務の効率化を図ることができるという作用効果を奏する。
以上、例示的な実施形態に基づいて説明したが、本実施形態は、前記した実施形態により限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、設定者が、キーボードなどを用いて、設定画面24A上の部品名称欄24aに統計品目番号の設定対象となる部品の部品名称を手入力して部品名称を指定する形態について説明したが、これに限定されず、サーバ装置3の全部品マスタM4に設定されている部品名称や記憶部25に記憶されている部品名称を読み出して部品名称を指定するような形態とすることも可能である。
また、上記実施形態では、サーバ装置3の記憶装置が品目マスタM1、HSマスタM2、部品マスタM3、全部品マスタM4などの各種のマスタを格納する形態について説明したが、これに限定されず、サーバ装置3とは別体で、ネットワークNに接続される記憶装置が上記の各種マスタを格納するような形態とすることも可能である。
また、上記実施形態では、サーバ装置3が1台の場合について説明したが、これに限定されず、複数のサーバ装置3を備え、各サーバ装置3で処理を分担して実行するような形態とすることも可能である。
また、上記実施形態では、複数のクライアント端末2とサーバ装置3がネットワークを介して接続される統計品目番号設定システム1の場合について説明したが、これに限定されず、統計品目番号設定システム1の代わりに、上記したサーバ装置3の機能的構成及び各種のマスタを備えたスタンドアローン形態のクライアント端末(情報処理装置)2を提供するようにしても良い。
また、上記実施形態の制御部20、30のCPUにおける処理を実行するプログラムは、クライアント端末2やサーバ装置3のROMなどの記憶部に予め組み込んで提供することが可能である。また、上記プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶して提供することが可能である。更に、上記プログラムは、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布したりすることも可能である。
また、本発明の一つの実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 統計品目番号設定システム(情報処理システム)
2 クライアント端末(情報処理装置)
3 サーバ装置(情報処理装置)
N ネットワーク
M1 品目マスタ(第2の記憶手段、品目情報)
M2 HSマスタ
M3 部品マスタ(第3の記憶手段)
M4 全部品マスタ
M5 不要用語マスタ(第1の記憶手段、特定情報)
20A 設定依頼部
20a 操作受付処理部
20b 表示処理部
24 表示部
30A 設定制御部
30a 操作受付部
30b 第1指定/設定部
30b−1 キー名作成部(作成手段)
30b−2 品目名検出部(検出手段)
30b−3 表示制御部(第1の表示制御手段)
30b−4 品目名決定部(決定手段)
30b−5 統計品目番号設定部(設定手段、登録手段)
30c 第2指定/設定部
30c−1 表示制御部(第2の表示制御手段)
30c−2 品目名決定部(第2の決定手段)
30c−3 統計品目番号設定部(第2の設定手段、登録手段)
30d 第3指定/設定部
30d−1 キー名作成部(作成手段)
30d−2 部品検出部(部品検出手段)
30d−3 表示制御部(第3の表示制御手段)
30d−4 統計品目番号設定部(第3の設定手段)
30e 第4指定/設定部
30e−1 表示制御部(第4の表示制御手段)
30e−2 統計品目番号設定部(第4の設定手段)
30f 統計品目番号変換部(変換手段)
35 記憶部(第1の記憶手段、第2の記憶手段、第3の記憶手段)
特開2003−150749号公報 特開2003−141304号公報 特開2002−049669号公報 特開2001−282900号公報

Claims (10)

  1. 設定に相応しくないと判断するための判断条件、および、不要な用語を特定するための特定情報を記憶する第1の記憶手段と、
    少なくとも品目名と、前記品目名に対応した部品の部品名称に使用される可能性があると予め定められた名称用語と、統計品目表において前記品目名に関連付けて定められた1または複数の統計品目番号とを関連付けした品目情報を記憶する第2の記憶手段と、
    統計品目番号の設定対象となる対象部品の部品名称が前記判断条件を満たす場合、前記対象部品の部品名称を設定できない旨を設定者に通知する通知手段と、
    前記対象部品の部品名称が前記判断条件を満たさない場合、前記対象部品の部品名称から、前記特定情報で特定される前記不要な用語を削除してキー名を作成する作成手段と、
    前記品目情報を参照し、前記キー名と一致する前記名称用語に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する設定手段と
    を有する情報処理システム。
  2. 前記キー名と一致する前記名称用語に関連付けられた前記品目名を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された1または複数の品目名を含む品目一覧を表示部に表示する第1の表示制御手段と、
    前記品目一覧において設定者により指定された品目名を前記対象部品の品目名として決定する決定手段とを更に有し、
    前記設定手段は、前記決定手段で決定した品目名に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記品目情報は、前記統計品目表に従って一義的に一つの統計品目番号を設定できる品目に関しては、前記統計品目表に従う前記一つの統計品目番号を記憶し、他方、統計品目表に従って一義的に一つの統計品目番号を設定できず細分品目がある品目に関しては、前記統計品目表に従う細分品目名及び細分品目毎の統計品目番号を記憶し、
    前記第1の表示制御手段は、前記設定者により指定された品目名に前記細分品目名が含まれる場合に、複数の細分品目名を含む細分品目一覧を前記表示部に表示し、
    前記決定手段は、前記細分品目一覧において設定者により指定された細分品目名を前記対象部品の品目名として決定する請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 統計品目番号の設定対象となる対象部品の統計品目番号を前記対象部品の品目名と関連付けした部品情報を記憶する第3の記憶手段と、
    前記設定手段で設定された統計品目番号を含む前記部品情報を前記第3の記憶手段に記憶する登録手段と
    を更に有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 設定者の指示に基づいて前記品目情報で設定されている複数の品目名を含む品目一覧を表示部に表示する第2の表示制御手段と、
    前記第2の表示制御手段により前記表示部に表示された前記品目一覧において設定者により指定された品目名を前記対象部品の品目名として決定する第2の決定手段と、
    前記第2の決定手段で決定した品目名に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する第2の設定手段と、
    前記第2の設定手段で設定された統計品目番号を前記対象部品の品目データと関連付けした前記部品情報を前記第3の記憶手段に記憶する第2の登録手段とを更に有する請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 設定者の指示に基づいて前記部品情報から前記作成手段で作成されたキー名に関連付けられた部品を検出する部品検出手段と、
    前記部品検出手段で検出された1または複数の部品を含む類似部品一覧を表示部に表示する第3の表示制御手段と、
    前記類似部品一覧の中から設定者により指定された部品に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する第3の設定手段とを更に有する請求項4または5に記載の情報処理システム。
  7. 設定者の指示に基づいて前記部品情報で設定されている複数の部品を含む部品一覧を表示部に表示する第4の表示制御手段と、
    前記部品一覧において設定者により指定された部品に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する第4の設定手段とを更に有する請求項4〜6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記設定手段により設定された日本の輸出統計品目番号から日本の輸入統計品目番号または外国の統計品目番号に変換し、前記設定手段により設定された外国の統計品目番号から日本の統計品目番号に変換する変換手段を更に有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 統計品目番号の設定対象となる対象部品の部品名称が、第1の記憶手段に記憶された設定に相応しくないと判断するための判断条件を満たす場合、前記対象部品の部品名称を設定できない旨を設定者に通知する通知手段と、
    前記対象部品の部品名称が前記判断条件を満たさない場合、前記対象部品の部品名称から、前記第1の記憶手段に記憶されている不要な用語を特定するための特定情報で特定される前記不要な用語を削除してキー名を作成する作成手段と、
    第2の記憶手段に記憶されている、少なくとも品目名と、前記品目名に対応した部品の部品名称に使用される可能性があると予め定められた名称用語と、統計品目表において前記品目名に関連付けて定められた1または複数の統計品目番号とを関連付けした品目情報を参照し、前記キー名と一致する前記名称用語に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する設定手段と
    を有する情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    統計品目番号の設定対象となる対象部品の部品名称が、第1の記憶手段に記憶された設定に相応しくないと判断するための判断条件を満たす場合、前記対象部品の部品名称を設定できない旨を設定者に通知する通知手段と、
    前記対象部品の部品名称が前記判断条件を満たさない場合、前記対象部品の部品名称から、前記第1の記憶手段に記憶されている不要な用語を特定するための特定情報で特定される前記不要な用語を削除してキー名を作成する作成手段と、
    第2の記憶手段に記憶されている、少なくとも品目名と、前記品目名に対応した部品の部品名称に使用される可能性があると予め定められた名称用語と、統計品目表において前記品目名に関連付けて定められた1または複数の統計品目番号とを関連付けした品目情報を参照し、前記キー名と一致する前記名称用語に関連付けられた統計品目番号を前記対象部品の統計品目番号として設定する設定手段と
    して機能させるプログラム。
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