JP6035083B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6035083B2
JP6035083B2 JP2012187719A JP2012187719A JP6035083B2 JP 6035083 B2 JP6035083 B2 JP 6035083B2 JP 2012187719 A JP2012187719 A JP 2012187719A JP 2012187719 A JP2012187719 A JP 2012187719A JP 6035083 B2 JP6035083 B2 JP 6035083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entry
operator
reliability
item
approval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012187719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014044653A (ja
Inventor
崇 橋本
崇 橋本
政人 石出
政人 石出
肇 阿部
肇 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2012187719A priority Critical patent/JP6035083B2/ja
Publication of JP2014044653A publication Critical patent/JP2014044653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6035083B2 publication Critical patent/JP6035083B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、金融機関などにおいて、顧客情報や取引情報などのデータをオペレータにエントリさせることにより、各種手続きを処理する情報処理システムが導入されている。このような情報処理システムでは一般的に、オペレータによるエントリ内容の正確性が要求されるので、エントリ不備を削減するための方法が各種提案されている。
例えば特許文献1では、ユーザが誤った操作手順を繰り返した際に、選択項目を非表示にして当該選択項目を選択できないようにしたり、また、誤った操作手順後に表示されるエラーメッセージの内容や大きさを、誤った回数に応じて変化させる技術が開示されている。
特開2008−282086号公報
しかしながら、従来技術では、エントリ内容を承認する承認者に対してオペレータによる誤操作のリスクを注意喚起することができなかった。例えば、従来技術では、オペレータ自身に対する注意喚起のみが可能であり、このため、承認者の負荷軽減や承認行為の精度向上に資するものではなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、エントリ内容を承認する承認者に対してオペレータによる誤操作のリスクを注意喚起することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを受信する受信部と、前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶する記憶部と、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を前記記憶部に記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する判定部と、前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する承認用端末に送信する送信部と、を備え、前記エントリデータは、前記承認用端末に表示され、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目が区別可能に前記承認用端末に表示され、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認用端末の画面全体が通常の表示態様とは異なる表示態様で表示される、情報処理装置が提供される。
前記判定部は、前記各エントリ項目の信頼度を、所定期間における前記エントリ画面に対する前記オペレータによるエントリ件数に占める前記各エントリ項目の誤エントリ回数の割合に基づいて判定してもよい。
前記記憶部は、前記エントリ画面の誤り情報をオペレータごとにさらに記憶し、前記判定部は、オペレータの信頼度を前記記憶部に記憶されている前記エントリ画面の誤り情報に基づいてさらに判定してもよい。
前記判定部は、前記オペレータの信頼度を、所定期間における前記エントリ画面に対する前記オペレータによるエントリ件数に占める前記承認用端末による差戻し件数の割合に基づいて判定してもよい。
前記判定部は、前記オペレータの信頼度を、所定期間における前記エントリ画面に対する前記オペレータによるエントリ件数に占める全エントリ項目の誤エントリ回数の合計の割合に基づいて判定してもよい。
前記送信部は、前記オペレータの信頼度を前記承認用端末にさらに送信してもよい。
前記記憶部は、前記承認用端末により前記エントリデータの差戻しが行われた場合に、前記記憶部に記憶されている前記エントリ画面の誤り情報の内容を前記差戻しの内容に基づいて更新してもよい。
前記情報処理装置は、前記承認用端末により前記エントリデータの承認が行われた場合に、前記承認の内容に基づいて後続の処理を行う後続処理部をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータおよび前記各エントリ項目の信頼度を受信する受信部と、前記各エントリ項目を含む承認画面を表示する表示部と、前記各エントリ項目の信頼度に基づいて、前記承認画面の表示態様を変化させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目を区別可能に表示させ、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認画面全体を通常の表示態様とは異なる表示態様で表示させる、承認用端末が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、オペレータ端末、情報処理装置、および承認用端末からなる情報システムであって、前記オペレータ端末は、エントリ画面を表示する表示部と、前記エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを送信する送信部と、を備え、前記情報処理装置は、前記エントリデータを受信する受信部と、前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶する記憶部と、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を前記記憶部に記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する判定部と、前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する前記承認用端末に送信する送信部と、を備え、前記承認用端末は、前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を受信する受信部と、前記エントリ画面に含まれる各エントリ項目を含む承認画面を表示する表示部と、前記判定結果に基づいて、前記承認画面の表示態様を変化させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目を区別可能に表示させ、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認画面全体を通常の表示態様とは異なる表示態様で表示させる、情報処理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、受信部が、エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを受信するステップと、記憶部が、前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶するステップと、判定部が、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を、記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定するステップと、送信部が、前記エントリデータおよび前記判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する承認用端末に送信するステップと、を備え、前記エントリデータは、前記承認用端末に表示され、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目が区別可能に前記承認用端末に表示され、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認用端末の画面全体が通常の表示態様とは異なる表示態様で表示される、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを受信する受信部と、前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶する記憶部と、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を前記記憶部に記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する判定部と、前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する承認用端末に送信する送信部、として機能させるための、プログラムであって、前記エントリデータは、前記承認用端末に表示され、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目が区別可能に前記承認用端末に表示され、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認用端末の画面全体が通常の表示態様とは異なる表示態様で表示される、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、エントリ内容を承認する承認者に対してオペレータによる誤操作のリスクを注意喚起することができる。
本発明の実施形態による情報処理システムの構成を示した説明図である。 本発明の実施形態による構成を示した機能ブロック図である。 本発明の実施形態によるエントリデータの一例を示した説明図である。 本発明の実施形態によるエントリ誤り情報の一例を示した説明図である。 本発明の実施形態による動作を示す第1のシーケンス図である。 本発明の実施形態による動作を示す第2のシーケンス図である。 本発明の実施形態によるエントリ画面の表示例を示した図である。 本発明の実施形態による役席承認画面の表示例を示した図である。 本発明の実施形態による役席承認画面の別の表示例を示した図である。 本発明の実施形態によるセンタサーバのハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてオペレータ端末40a、40b、および40cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、オペレータ端末40a、40b、および40cを特に区別する必要が無い場合には、単にオペレータ端末40と称する。
<1.情報処理システムおよびセンタサーバの基本構成>
本発明は、一例として「2.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、本発明の実施形態によるセンタサーバ10(情報処理装置)は、
A.エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータ300を受信する受信部100と、
B.前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶するデータベース30(記憶部)と、
C.前記エントリデータ300に含まれる各エントリ項目の信頼度を前記データベース30に記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する判定部106と、
D.前記エントリデータ300および前記判定部106による判定結果を、前記エントリデータ300の内容を承認する承認用端末50に送信する送信部108と、
を備える。
以下では、まず、このような本発明の実施形態によるセンタサーバ10を含む情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態による情報処理システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による情報処理システムは、センタサーバ10、通信網12、オペレータ端末40、および承認用端末50を有する。
センタサーバ10は、顧客情報や取引情報などの各種情報を管理したり、オペレータ端末40および承認用端末50に対する表示制御などを行う情報処理装置である。
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網12は、インターネット、電話回線網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
オペレータ端末40は、事務センタ1に勤務するオペレータによってエントリ作業などのために使用される情報処理端末である。なお、エントリ作業は、OCR(Optical Character Reader)(図示省略)により読み取られた帳票データの誤読/不読文字の修正、および帳票記入不備の有無の確認などを行う作業である。
また、オペレータ端末40は、画面表示を行う液晶ディスプレイ、入力用デバイス、制御用プログラムなどを搭載する。なお、オペレータ端末40は、一般的に市販されている汎用コンピュータであってもよいし、PC(Personal Computer)であってもよい。
承認用端末50は、事務センタ1に勤務する上位のオペレータなど(以下、役席者と称する)によって、オペレータ端末40によるエントリ内容に対する承認作業などのために使用される情報処理端末である。また、承認用端末50は、画面表示を行う液晶ディスプレイ、入力用デバイス、制御用プログラムなどを搭載する。なお、承認用端末50は、一般的に市販されている汎用コンピュータであってもよいし、PCであってもよい。
以上、本発明の実施形態による情報処理システムの基本構成について説明した。上述した情報処理システムにおいて、本発明の実施形態によるセンタサーバ10は、エントリ内容を承認する役席者に対してオペレータによる誤操作のリスクを注意喚起することが可能である。以下、このような本発明の実施形態について順次詳細に説明する。
<2.実施形態の詳細な説明>
[2−1.構成]
図2は、本発明の実施形態によるセンタサーバ10、オペレータ端末40、および承認用端末50の構成を示した機能ブロック図である。
(2−1−1.センタサーバ)
図2に示したように、本発明の実施形態によるセンタサーバ10は、受信部100、データベース30、データ処理部102、エントリ誤り検出部104、判定部106、送信部108、および後続処理部110を有する。
受信部100は、オペレータ端末40または承認用端末50から各種データを受信する。例えば、受信部100は、オペレータ端末40からエントリデータ300を受信したり、承認用端末50から承認待ちデータの送信要求を受信したりする。また、受信部100は、OCRなどの他の装置からエントリ作業用のデータを受信する。
データベース30は、オペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータ300と、オペレータによる誤操作の情報であるエントリ誤り情報320とを管理する。ここで、エントリ誤り情報320は、オペレータ端末40に表示されるエントリ画面に含まれる各エントリ項目の誤り情報、および当該エントリ画面の誤り情報を有する。
ここで、図3を参照して、エントリデータ300の構成について詳細に説明する。図3に示したように、エントリデータ300は、処理日付列302、オペレータID列304、画面ID列306などを有する。また、エントリデータ300は、各エントリ項目として、例えば、氏名(漢字)列308、氏名(カナ)列310、および年齢例312などを有する。例えば、図3の2行目に示したエントリデータは、「2012年7月30日」に、オペレータIDが「3184」であるオペレータによって、画面IDが「1200」であるエントリ画面に対して、氏名(漢字)欄に「山本 一郎」、氏名(カナ)欄に「ヤマモト イチロウ」、年齢欄に「45」などが入力されたエントリデータであることを示している。
次に、図4を参照して、エントリ誤り情報320の構成について詳細に説明する。図4に示したように、エントリ誤り情報320は、処理日付列322、オペレータID列324、画面ID列326、エントリ回数列328、差戻し件数列330、およびエントリ誤り回数列332などを有する。また、エントリ誤り回数列332は、各エントリ項目の誤り回数を保持し、例えば、氏名(漢字)欄誤り回数列334、氏名(カナ)欄誤り回数列336、年齢欄誤り回数列338などを有する。例えば、図4の2行目に示したエントリ誤り情報は、「2012年7月30日」において、オペレータIDが「3184」であるオペレータによって、画面IDが「1200」であるエントリ画面に対して、「200」件エントリがなされ、また「50」件のエントリが役席者により差し戻されたことを示している。さらに、この2行目に示したエントリ誤り情報は、氏名(漢字)欄に対して「43」件、氏名(カナ)欄に対して「25」件、年齢欄に対して「0」件のエントリ誤りがそれぞれなされたことも示している。
なお、後述するエントリ画面の誤り情報は、図4における差戻し件数列330の値に対応してもよい。また、後述する各エントリ項目の誤り情報は、図4におけるエントリ誤り回数列332に含まれる各エントリ項目の誤り回数に対応してもよい。
データ処理部102は、データベース30に記録されたエントリデータ300またはエントリ誤り情報320に対して抽出、登録、更新、または削除などの操作を行う。また、データ処理部102は、受信部100により受信されたエントリ作業用のデータを、エントリ作業前のエントリデータ300としてデータベース30に登録する。
エントリ誤り検出部104は、差戻し後の再エントリデータに関して、各エントリ項目が、差戻し前のエントリ内容と異なるか否かを検出する。より具体的には、エントリ誤り検出部104は、承認用端末50によって差し戻された後、オペレータ端末40によって再エントリされたエントリデータに関して、データベース30に登録されたエントリデータ300と比較し、各エントリ項目が差戻し前のエントリ内容と異なるか否かを検出する。そして、エントリ誤り検出部104は、各エントリ項目が差戻し前のエントリ内容と異なる場合は、当該エントリ項目に関して、エントリ誤り情報320におけるエントリ誤り回数欄332の値を更新(1を加算)する。
判定部106は、エントリデータ300に含まれる各エントリ項目の信頼度を、データベース30に記録されている各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する。より具体的には、判定部106は、各エントリ項目の信頼度を、所定期間におけるエントリ画面に対するオペレータによるエントリ件数に占める各エントリ項目の誤エントリ回数の割合に基づいて判定する。なお、各エントリ項目の信頼度は、オペレータによる各エントリ項目に対するエントリ誤り率の低さを示す指標であってもよい。
また、判定部106は、オペレータの信頼度を、データベース30に記録されているエントリ画面の誤り情報に基づいてさらに判定する。例えば、判定部106は、オペレータの信頼度を、所定期間におけるエントリ画面に対するオペレータによるエントリ件数に占める承認用端末50による差戻し件数の割合に基づいて判定する。または、判定部106は、オペレータの信頼度を、所定期間におけるエントリ画面に対するオペレータによるエントリ件数に占める全エントリ項目の誤エントリ回数の合計の割合に基づいて判定する。なお、オペレータの信頼度は、エントリ画面に対する各オペレータのエントリ誤り率の低さを示す指標であってもよい。また、上述した判定部106の機能の詳細については後に説明する。
送信部108は、エントリデータ300、判定部106による判定された各エントリ項目の信頼度、または判定部106による判定されたオペレータの信頼度などを承認用端末50に送信する。また、送信部108は、エントリ作業前のエントリデータ300などをオペレータ端末40に送信する。
後続処理部110は、承認用端末50によりエントリデータ300の承認が行われた場合に、当該承認の内容に基づいて後続の処理を行う。
(2−1−2.オペレータ端末)
図2に示したように、本発明の実施形態によるオペレータ端末40は、通信部400、データ要求部402、表示部404、エントリ部406、および承認依頼部408を有する。
通信部400は、センタサーバ10との間で、通信網12を介して各種データの通信を行う。例えば、通信部400は、エントリ作業前若しくは差戻し後のエントリデータ300をセンタサーバ10から受信したり、エントリ部406により受け付けられたエントリデータ300をセンタサーバ10へ送信したりする。
データ要求部402は、オペレータの操作により、エントリ作業前のエントリデータ300を送信するように、通信部400を介してセンタサーバ10へ要求を行う。
表示部404は、通信部400により受信されたエントリ作業前のエントリデータ300を含むエントリ画面などを表示する。
エントリ部406は、表示部404に表示されるエントリ画面に対するオペレータによるエントリを受け付ける。
承認依頼部408は、エントリ部406により受け付けられたエントリの内容を、オペレータの操作によって、センタサーバ10を介して承認用端末50に承認を依頼する。
(2−1−3.承認用端末)
図2に示したように、本発明の実施形態による承認用端末50は、通信部500、データ要求部502、表示制御部504、表示部506、および承認差戻し部508を有する。
通信部500は、センタサーバ10との間で、通信網12を介して各種データの通信を行う。例えば、通信部500は、承認待ちのエントリデータ300および当該エントリデータ300に含まれる各エントリ項目の信頼度をセンタサーバ10から受信したり、承認差戻し部508により差し戻されたエントリデータ300をセンタサーバ10へ送信したりする。
データ要求部502は、役席者の操作により、承認待ちのエントリデータ300を送信するように、通信部500を介してセンタサーバ10へ要求を行う。
表示制御部504は、通信部500により受信されるエントリデータ300に含まれる各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目を含む役席承認画面(承認画面)の表示態様を決定し、役席承認画面を生成する。より具体的には、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目の表示欄の背景色、ラベル文字の色、ラベル文字のフォントなどを決定し、各エントリ項目を含む役席承認画面を生成する。
また、表示制御部504は、通信部500により受信されるオペレータの信頼度に基づいて、役席承認画面全体の表示態様を変化させてもよい。より具体的には、表示制御部504は、オペレータの信頼度に基づいて、役席承認画面全体の背景色などを決定し、役席承認画面を生成してもよい。なお、上述した表示制御部504の機能の詳細については後に説明する。
表示部506は、表示制御部504により生成される役席承認画面を表示する。
承認差戻し部508は、役席承認画面に表示されるエントリ内容に対する役席者による承認若しくは差し戻しを受け付ける。また、承認差戻し部508は、役席者による差し戻しを受け付けた場合は、当該役席承認画面に対応するエントリデータ300を通信部500を介してセンタサーバ10へ送信する。
[2−2.動作]
以上、本発明の実施形態による構成について説明した。続いて、本発明の実施形態による動作について説明する。図5は、本発明の実施形態による動作を示す第1のシーケンス図である。図5に示したように、まず、オペレータの操作により、オペレータ端末40のデータ要求部402が、エントリ作業前のエントリデータ300を送信するように、センタサーバ10に要求する(S101)。
続いて、センタサーバ10がオペレータ端末40からの要求を受信すると、データ処理部102は、データベース30から、エントリ作業前のエントリデータ300を1件読み出す(S103)。次に、送信部108は、読み出されたエントリ作業前のエントリデータ300をオペレータ端末40へ送信する(S105)。
続いて、オペレータ端末40がセンタサーバ10からエントリ作業前のエントリデータ300を受信すると、表示部404は、受信されたエントリ作業前のエントリデータ300を含むエントリ画面を表示する(S107)。
ここで、図7を参照して、S107で表示されるエントリ画面の表示例(エントリ画面60)について説明する。図7に示したように、エントリ画面60は、項目「氏名(漢字)」のラベル600aなどの各エントリ項目のラベル600、項目「氏名(漢字)」の入力欄602aなどの各エントリ項目の入力欄602、承認依頼ボタン604、および戻るボタン606を含む。
各エントリ項目の入力欄602は、オペレータによって、未入力の項目に対する入力またはOCRなどにより誤読された文字列の修正が行われるための入力欄である。なお、図7では、各エントリ項目の入力欄602が全て未入力になっている例を示しているが、各エントリ項目の入力欄602には予めOCRなどにより読み取られた文字列が表示されていてもよい。また、承認依頼ボタン604は、オペレータにより各エントリ項目の入力欄602に対する入力または修正の完了後に、承認用端末50へ承認を依頼するために使用されるボタンである。また、戻るボタン606は、エントリ画面60から、例えばメニュー画面などの当該エントリ画面60の遷移前の画面へ画面遷移させるためのボタンである。
以上、エントリ画面の表示例について説明した。次に、図5を再度参照して、S107より後の動作について説明する。
続いて、エントリ部406は、エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリを受け付ける。例えば、エントリ部406は、図7に示したエントリ画面60における各エントリの入力欄602に対する、オペレータによる入力または修正を受け付ける。次に、承認依頼部408は、承認用端末50に承認を依頼するために、エントリ部406により受け付けられたエントリの内容(エントリデータ300)をセンタサーバ10へ送信する。例えば、図7に示したエントリ画面60の例では、承認依頼部408は、オペレータによって、各エントリの入力欄602に対するエントリがなされ、承認依頼ボタン604が押下されることにより、当該エントリの内容をセンタサーバ10へ送信する。(S109)。
続いて、センタサーバ10がエントリ済みのエントリデータ300を受信すると、データ処理部102は、受信されたエントリデータ300を、承認待ちのエントリデータ300としてデータベース30へ記録する(S111)。
次に、図6を参照して、S111より後の動作について説明する。図6に示したように、続いて、承認用端末50のデータ要求部502は、役席者の操作によって、承認待ちのエントリデータ300を送信するように、センタサーバ10に要求する(S113)。
続いて、センタサーバ10が承認用端末50からの要求を受信すると、データ処理部102は、データベース30から、承認待ちのエントリデータ300を1件読み出す(S115)。
続いて、判定部106は、読み出された承認待ちのエントリデータ300に含まれる各エントリ項目の信頼度を、データベース30に記録されているエントリ誤り情報320における各エントリ項目の値に基づいて判定する(S117)。より具体的には、判定部106は、各エントリ項目の信頼度を、所定期間における、該当のエントリ画面に対する該当のオペレータによるエントリ件数に占める各エントリ項目の誤エントリ回数の割合に基づいて判定する。例えば、図4に示したエントリ誤り情報320の説明図では、2行目のデータに関して、エントリ件数列328の値が「200」であり、氏名(漢字)欄エントリ誤り回数列334の値が「43」であるので、項目「氏名(漢字)」の信頼度を「43/200=0.215」に基づいて判定してもよい。また、図4の2行目のデータでは、エントリ誤りの回数は、氏名(漢字)欄(=「43」)、氏名(カナ)欄(=「25」)、年齢欄(=「0」)の順で少なくなっているので、各エントリ項目の信頼度は、上記の順序で高くなるように決定されてもよい。
続いて、送信部108は、承認待ちのエントリデータ300と、S117により判定された各エントリ項目の信頼度とを承認用端末50へ送信する(S119)。
続いて、承認用端末50が、承認待ちのエントリデータ300および各エントリ項目の信頼度を受信すると、表示制御部504は、受信された各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目を含む役席承認画面の表示態様を決定し、役席承認画面を生成する。次に、表示部506は、表示制御部504により生成された役席承認画面を表示する(S121)。
ここで、図8を参照して、S121で表示される役席承認画面の表示例(役席承認画面70a)について説明する。図8に示したように、役席承認画面70aは、項目「氏名(漢字)」のラベル700aなどの各エントリ項目のラベル700、項目「氏名(漢字)」の表示欄702aなどの各エントリ項目の表示欄702、承認ボタン704、差戻しボタン706、および戻るボタン708を含む。
各エントリ項目のラベル700は、各エントリ項目の名称などを表示するラベルである。また、各エントリ項目の表示欄702は、オペレータによりエントリされた各エントリ項目の内容を表示する表示欄である。また、承認ボタン704は、各エントリ項目の表示欄702に表示された内容を役席者が承認するためのボタンである。また、差戻しボタン706は、各エントリ項目の表示欄702に表示された内容を役席者が承認しない場合に、承認待ちのエントリデータ300をオペレータ端末40に差し戻すためのボタンである。また、戻るボタン708は、役席承認画面70aから、例えばメニュー画面などの当該役席承認画面70aの遷移前の画面へ画面遷移させるためのボタンである。
なお、図8は、図3に示したエントリデータの2行目のデータ、および図4に示したエントリ誤り情報の2行目のデータにそれぞれ対応する役席承認画面70aの表示例を示している。また、図8は、各エントリ項目の信頼度が、項目「氏名(漢字)」、項目「氏名(カナ)」、項目「年齢」の順に高くなるように設定された場合の表示例を示している。
ここで、図8を参照しながら、S121における表示制御部504の動作の詳細について説明する。
‐各エントリ項目の表示欄の背景色の変更‐
表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目の表示欄702の背景色を変化させてもよい。例えば、図8に示したように、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度が低いほど、各エントリ項目の表示欄702の背景色を濃くしてもよい。また、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目の表示欄702の背景色を、複数段階の色に切り替えてもよいし、例えば黄色から赤色などのように複数の色の間で連続的に変化させてもよい。
‐各エントリ項目のラベルの文字色の変更‐
また、図8では図示を省略しているが、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目のラベル700の文字色を変化させてもよい。例えば、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度が低いほど、各エントリ項目のラベル700の文字色を濃くしてもよい。また、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目のラベル700の文字色を、複数段階の色に切り替えてもよいし、例えば青色から赤色などのように複数の色の間で連続的に変化させてもよい。
‐各エントリ項目のラベルのフォントの変更‐
また、図8では図示を省略しているが、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目のラベル700のフォントを変化させてもよい。例えば、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度が低いほど、各エントリ項目のラベル700の文字を大きくしてもよいし、各エントリ項目のラベル700の文字を太くしてもよい。
‐各エントリ項目のラベルの点滅‐
また、図8では図示を省略しているが、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目のラベル700を点滅させてもよい。例えば、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度が所定の値よりも高い場合に、各エントリ項目のラベル700を点滅させてもよい。また、表示制御部504は、各エントリ項目の信頼度が低いほど、各エントリ項目のラベル700の点滅の間隔を短くしてもよい。
以上、役席承認画面の表示例、およびS121における表示制御部504の動作について説明した。続いて、S121より後の動作について説明する。
続いて、承認差戻し部508は、役席承認画面に表示されるエントリ内容に対する役席者による承認若しくは差し戻しを受け付ける(S123)。
承認差戻し部508が役席者による承認を受け付けた場合は(S123:Yes)、通信部500は、当該役席承認画面に対応するエントリデータ300が承認された旨のメッセージをセンタサーバ10へ送信する。その後、センタサーバ10の後続処理部110は、当該承認の内容に基づいて後続の処理を行う(S125)。
一方、承認差戻し部508が役席者による差戻しを受け付けた場合は(S123:No)、通信部500は、当該役席承認画面に対応するエントリデータ300をセンタサーバ10へ送信する。
続いて、センタサーバ10のデータ処理部102は、差し戻されたエントリデータ300をデータベース30に再度格納する。なお、格納されたエントリデータ300は、オペレータ端末40からデータ要求がセンタサーバ10に受信された場合に、再びオペレータ端末40へ送信される。
その後、データ処理部102は、差し戻されたエントリデータ300に対応するエントリ誤り情報320の内容を更新する(S127)。例えば、図4に示したエントリ誤り情報320の例では、データ処理部102は、差し戻されたエントリデータ300と、処理日付列322、オペレータID列324、および画面ID列326の値がそれぞれ同一であるエントリ誤り情報320のデータに対して、差戻し件数列330に1を加算する。
[2−3.効果]
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、センタサーバ10は、エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するエントリ内容を含むエントリデータ300をオペレータ端末40から受信し、各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとにデータベース30に記録するとともに、各エントリ項目の信頼度をデータベース30に記録されている各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する。そして、センタサーバ10は、エントリデータ300および判定された各エントリ項目の信頼度を承認用端末50に送信する。上記の構成により、センタサーバ10は、承認用端末50を操作する役席者に対してオペレータによるエントリ誤りのリスクを注意喚起することができる。
また、役席者は、各エントリ項目の信頼度を参考にすることにより、各エントリ項目を確認するために払う注意の程度を変化させることも可能となるので、承認行為の負荷が軽減されることが期待できる。
また、承認用端末50は、センタサーバ10から受信される各エントリ項目の信頼度に基づいて、例えば各エントリ項目の表示欄の背景色を変化させるなど、役席承認画面の表示態様を変化させる。このため、役席者は、オペレータがエントリ誤りしやすい項目を視覚的、かつ明示的に確認することができる。そして、承認行為の精度を向上させることが期待できる。
<3.変形例>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
[3−1.変形例1]
変形例1として、図6に示したS117において、判定部106は、各エントリ項目の信頼度を判定するだけでなく、オペレータの信頼度を、データベース30に記録されているエントリ画面の誤り情報に基づいて判定してもよい。
より具体的には、判定部106は、オペレータの信頼度を、所定期間におけるエントリ画面に対するオペレータによるエントリ件数に占める承認用端末50による差戻し件数の割合に基づいて判定してもよい。例えば、図4に示したエントリ誤り情報320の説明図では、2行目のデータに関して、エントリ件数が「200」であり、差戻し件数が「50」である。このため、所定期間を「2012年7月30日」とする場合、判定部106は、画面IDが「1200」であるエントリ画面に対する、オペレータIDが「3184」であるオペレータの信頼度を、「50/200=0.25」に基づいて判定してもよい。
また、判定部106は、オペレータの信頼度を、所定期間におけるエントリ画面に対するオペレータによるエントリ件数に占める全エントリ項目の誤エントリ回数の合計の割合に基づいて判定してもよい。
続いて、送信部108は、承認待ちのエントリデータ300、および各エントリ項目の信頼度に加えて、オペレータの信頼度も承認用端末50へ送信してもよい(S119)。
続いて、承認用端末50の表示制御部504は、受信された各エントリ項目の信頼度およびオペレータの信頼度に基づいて、各エントリ項目を含む役席承認画面の表示態様を決定し、役席承認画面を生成してもよい。その後、表示部506は、表示制御部504により生成された役席承認画面を表示してもよい(S121)。
ここで、図9を参照しながら、変形例1のS121における表示制御部504の動作の詳細について説明する。図9は、変形例1のS121で表示される役席承認画面の表示例(役席承認画面70b)である。なお、図9に示したように、役席承認画面70bの構成は、図8に示した役席承認画面70aの構成と概略同様である。
‐画面全体の背景色の変更‐
表示制御部504は、オペレータの信頼度に基づいて、役席承認画面70b全体の背景色を変化させてもよい。例えば、図9に示したように、表示制御部504は、オペレータの信頼度が低いほど、役席承認画面70b全体の背景色を濃くしてもよい。また、表示制御部504は、オペレータの信頼度に基づいて、役席承認画面70b全体の背景色を、複数段階の色に切り替えてもよいし、例えば黄色から赤色などのように複数の色の間で連続的に変化させてもよい。
なお、変形例1においても、表示制御部504は、2−2で説明したように、各エントリ項目の信頼度に基づいて、各エントリ項目の表示欄702の背景色を変化させてもよいし、各エントリ項目のラベル700の文字色を変化させてもよいし、または各エントリ項目のラベル700を点滅させてもよい。
なお、変形例1におけるS121より後の動作は、上述した実施形態と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、変形例1によれば、センタサーバ10は、オペレータの信頼度をデータベース30に記録されているエントリ画面の誤り情報に基づいて判定し、そして判定されたオペレータの信頼度を承認用端末50に送信する。このため、役席者は、オペレータの信頼度を参考にすることにより、エントリデータ300を確認するために払う注意の程度を変化させることも可能となるので、承認行為の負荷が軽減されることが期待できる。
また、承認用端末50は、センタサーバ10から受信されるオペレータの信頼度に基づいて、例えば役席承認画面全体の背景色を変化させるなど、役席承認画面の表示態様を変化させる。このため、役席者は、エントリ誤り率が高いオペレータによるエントリデータ300を視覚的、かつ明示的に確認することができる。そして、承認行為の精度を向上させることが期待できる。
[3−2.変形例2]
また、変形例2として、図8に示した役席承認画面70aは、役席者によりエントリデータ300が差戻される場合にエントリ内容が誤っているなどの差戻し対象であるエントリ項目を役席者に選択させる機能(以下、差戻し項目選択機能と称する)を有してもよい。また、オペレータ端末40は、差し戻されたエントリデータ300をセンタサーバ10を介して受信した場合に、この差戻し項目選択機能により選択されたエントリ項目の表示態様を変化させて、エントリ画面を表示してもよい。例えば、オペレータ端末40は、差戻し項目選択機能により選択されたエントリ項目に関する入力欄の背景色を変化させてもよい。
以上説明したように、変形例2によれば、オペレータ端末40は、差戻し対象であるエントリ項目を明示的に表示するので、オペレータは、自らの誤りを具体的に確認することができる。そして、オペレータによるエントリ誤りが軽減されることが期待できる。
<4.ハードウェア構成>
以上、本発明の実施形態を説明した。上述したセンタサーバ10による情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するセンタサーバ10のハードウェアとの協働により実現される。
図10は、センタサーバ10のハードウェア構成を示した説明図である。図10に示したように、センタサーバ10は、CPU(Central Processing Unit)150と、ROM(Read Only Memory)152と、RAM(Random Access Memory)154と、内部バス156と、入出力インターフェース158と、入力装置160と、出力装置162と、ストレージ装置164と、ドライブ166と、通信装置168とを備える。
CPU150は、本発明の実施形態にかかるセンタサーバ10のデータ処理部102、エントリ誤り検出部104、判定部106、および後続処理部110の一例として構成される。このCPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってセンタサーバ10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成される内部バス156により相互に接続されている。
入出力インターフェース158は、入力装置160、出力装置162、ストレージ装置164、ドライブ166、および通信装置168を、内部バス156と接続する。例えば入力装置160は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、CPU150などとの間でデータをやり取りする。
入力装置160は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU150に出力する入力制御回路などから構成されている。センタサーバ10のユーザは、該入力装置160を操作することにより、センタサーバ10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置162は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置162は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置164は、本発明の実施形態にかかるセンタサーバ10のデータベース30の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置164は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置164は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ166は、記憶媒体用リーダライタであり、センタサーバ10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ166は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM154に出力する。また、ドライブ166は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むこともできる。
通信装置168は、例えば通信網12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースであり、本発明の実施形態にかかるセンタサーバ10の受信部100および送信部108の一例として構成される。また、通信装置168は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であってもよいし、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であってもよいし、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
なお、本発明の実施形態によれば、センタサーバ10に内蔵されるCPU150、ROM152およびRAM154などのハードウェアを、上述したセンタサーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 事務センタ
10 センタサーバ
12 通信網
30 データベース
40 オペレータ端末
50 承認用端末
100 受信部
102 データ処理部
104 エントリ誤り検出部
106 判定部
108 送信部
110 後続処理部
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 入力装置
162 出力装置
164 ストレージ装置
166 ドライブ
168 通信装置
400 通信部
402 データ要求部
404 表示部
406 エントリ部
408 承認依頼部
500 通信部
502 データ要求部
504 表示制御部
506 表示部
508 承認差戻し部

Claims (12)

  1. エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを受信する受信部と、
    前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶する記憶部と、
    前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を前記記憶部に記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する判定部と、
    前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する承認用端末に送信する送信部と、
    を備え、
    前記エントリデータは、前記承認用端末に表示され、
    前記エントリデータに含まれる各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目が区別可能に前記承認用端末に表示され、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認用端末の画面全体が通常の表示態様とは異なる表示態様で表示される、情報処理装置。
  2. 前記判定部は、前記各エントリ項目の信頼度を、所定期間における前記エントリ画面に対する前記オペレータによるエントリ件数に占める前記各エントリ項目の誤エントリ回数の割合に基づいて判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記エントリ画面の誤り情報をオペレータごとにさらに記憶し、
    前記判定部は、オペレータの信頼度を前記記憶部に記憶されている前記エントリ画面の誤り情報に基づいてさらに判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定部は、前記オペレータの信頼度を、所定期間における前記エントリ画面に対する前記オペレータによるエントリ件数に占める前記承認用端末による差戻し件数の割合に基づいて判定する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定部は、前記オペレータの信頼度を、所定期間における前記エントリ画面に対する前記オペレータによるエントリ件数に占める全エントリ項目の誤エントリ回数の合計の割合に基づいて判定する、請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記送信部は、前記オペレータの信頼度を前記承認用端末にさらに送信する、請求項3〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記記憶部は、前記承認用端末により前記エントリデータの差戻しが行われた場合に、前記記憶部に記憶されている前記エントリ画面の誤り情報の内容を前記差戻しの内容に基づいて更新する、請求項3〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、前記承認用端末により前記エントリデータの承認が行われた場合に、前記承認の内容に基づいて後続の処理を行う後続処理部をさらに備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータおよび前記各エントリ項目の信頼度を受信する受信部と、
    前記各エントリ項目を含む承認画面を表示する表示部と、
    前記各エントリ項目の信頼度に基づいて、前記承認画面の表示態様を変化させる表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目を区別可能に表示させ、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認画面全体を通常の表示態様とは異なる表示態様で表示させる、承認用端末。
  10. オペレータ端末、情報処理装置、および承認用端末からなる情報システムであって、
    前記オペレータ端末は、
    エントリ画面を表示する表示部と、
    前記エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを送信する送信部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記エントリデータを受信する受信部と、
    前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶する記憶部と、
    前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を前記記憶部に記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する判定部と、
    前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する前記承認用端末に送信する送信部と、
    を備え、
    前記承認用端末は、
    前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を受信する受信部と、
    前記エントリ画面に含まれる各エントリ項目を含む承認画面を表示する表示部と、
    前記判定結果に基づいて、前記承認画面の表示態様を変化させる表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目を区別可能に表示させ、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認画面全体を通常の表示態様とは異なる表示態様で表示させる、情報処理システム。
  11. 受信部が、エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを受信するステップと、
    記憶部が、前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶するステップと、
    判定部が、前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を、記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定するステップと、
    送信部が、前記エントリデータおよび前記判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する承認用端末に送信するステップと、
    を備え、
    前記エントリデータは、前記承認用端末に表示され、
    前記エントリデータに含まれる各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目が区別可能に前記承認用端末に表示され、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認用端末の画面全体が通常の表示態様とは異なる表示態様で表示される、情報処理方法。
  12. コンピュータを、
    エントリ画面に含まれる各エントリ項目に対するオペレータによるエントリ作業結果であるエントリデータを受信する受信部と、
    前記各エントリ項目の誤り情報をオペレータごとに記憶する記憶部と、
    前記エントリデータに含まれる各エントリ項目の信頼度を前記記憶部に記憶されている前記各エントリ項目の誤り情報に基づいて判定する判定部と、
    前記エントリデータおよび前記判定部による判定結果を、前記エントリデータの内容を承認する承認用端末に送信する送信部、
    として機能させるための、プログラムであって、
    前記エントリデータは、前記承認用端末に表示され、
    前記エントリデータに含まれる各エントリ項目に関して、信頼度が第1の閾値よりも低いエントリ項目が区別可能に前記承認用端末に表示され、かつ、前記エントリデータを入力したオペレータの信頼度が第2の閾値よりも低い場合には、前記承認用端末の画面全体が通常の表示態様とは異なる表示態様で表示される、プログラム。
JP2012187719A 2012-08-28 2012-08-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Active JP6035083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187719A JP6035083B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187719A JP6035083B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014044653A JP2014044653A (ja) 2014-03-13
JP6035083B2 true JP6035083B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=50395855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012187719A Active JP6035083B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6035083B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6213115B2 (ja) * 2013-10-02 2017-10-18 富士ゼロックス株式会社 業務プロセス支援装置、業務プロセス支援プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4267839B2 (ja) * 2000-04-05 2009-05-27 富士通株式会社 電子承認プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体及び電子承認プログラム、並びに、電子承認装置及び電子承認方法
US20090112756A1 (en) * 2007-10-24 2009-04-30 Regions Asset Company Method and system for processing negotiable instruments
JP2011060185A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Toshiba Corp データエントリシステムおよびデータエントリ方法
JP5458360B2 (ja) * 2010-11-18 2014-04-02 株式会社日立情報制御ソリューションズ 情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014044653A (ja) 2014-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210224785A1 (en) User interface for payments
KR102252229B1 (ko) 웨어러블 디바이스용 로열티 계좌 및 자체 브랜드 계좌에 대한 사용자 인터페이스
CN104718544B (zh) 部分手势文本输入的方法、计算设备及系统
US8819796B2 (en) Authentication system and method
KR20210005213A (ko) 트랜스퍼 계정들을 위한 사용자 인터페이스들
CN107851144A (zh) 请求远程授权的设备的用户界面
CN106251135A (zh) 移动终端及其控制方法
CN111866270A (zh) 应用程序控制方法、装置和电子设备
CN106355059A (zh) 一种密码输入方法及终端
CN110022399B (zh) 消息展示方法、装置、用户终端及可读存储介质
CN108122102A (zh) 自助网银转账方法、设备、存储介质及远程视频柜员机
US20110154483A1 (en) Electronic device with password protection function and method thereof
JP6035083B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2012033003A (ja) 窓口端末、本人確認方法、および本人確認システム
JP4503042B2 (ja) 振込処理システム及び振込処理方法
JP6711341B2 (ja) 出退勤登録装置、出退勤登録方法およびプログラム
JP6377820B1 (ja) 予約管理装置、予約管理方法および予約管理プログラム
CN108537086A (zh) 信息显示方法、装置、存储介质及移动终端
US12001604B2 (en) Information processing device, information processing system, information processing method, and program
JP2019012381A (ja) 取引システム及び携帯端末
JP2018076149A (ja) 棚卸システム、棚卸プログラムおよび棚卸方法
CN108229129A (zh) 屏幕解锁方法、终端设备及计算机可读介质
US20240202309A1 (en) Systems and methods for validation of security code requisite component characters
EP4134849A1 (en) Fraud detection system, fraud detection method, and program
US20210110369A1 (en) Information processing method, program, and terminal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6035083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150