JP6034578B2 - 引戸 - Google Patents
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Description
各引戸障子には連動装置との連結部を設けるだけであるから、各引戸障子に複雑な加工が不要である。
連動装置は上枠のガイドレール間に設けてあり、且つ引戸障子の連結部は、一の引戸障子ではその見込み面に設けて、他の障子には一の引戸障子側の見付け面に設けているので、連動装置及び連結部が目視され難いため、引戸の意匠を損なわない。特に、他の障子側から引戸を見た場合には、連結部がほとんど目視されない。
引戸1の上枠13には、スライダー(連動装置)15が取付けてあり、図2に示すように、外障子3と内障子5とがスライダー15により連結されている。スライダー15は、引戸開閉アシスト装置であり、外障子3の開閉操作に連動して内障子5が同方向に移動するものである。尚、図2ではアコーディオン網戸9は省略している。
上枠13の下面には、ガイドレール14、14間にスライダー15を取付けるスライダー保持溝22が形成されている。スライダー保持溝22は、ガイドレール14、14が溝壁を兼ねており、溝底22aには、スライダー15を移動自在に保持するスライダー保持部材45がねじ53により固定してある。
スライダー保持部材45には、スライダー本体25(後述する)を移動自在に保持する溝状のスライダー本体保持部52と、スライダー15の被連結部37(後述する)の移動を案内する溝状の案内部51が形成されている。
即ち、上枠13には、ガイドレール14、14間にスライダー15が引戸の開閉方向にスライド自在に取付けてある。
図2に示すように、外障子3の戸尻側見込み面3aにはスライダー15と連結する一方の連結具17aが取付けてあり、内障子5の戸尻側部5aの外障子側見付け面にはスライダー15と連結する他方の連結具17bが取付けてある。
図3に示すように、各連結具17a、17bは、各々障子3、5とは別体の連結具であり、各障子3、5にねじ18で固定して、ねじはカバー20で覆ってある。連結具17a、17bは各々、本体19と本体19から上下動自在に設けた連結部材(連結部)21とを有し、連結部材21はばね23により上方に向けて付勢されている。各連結部材21は各々、外障子3又は内障子5の上端よりも上方位置で上下動自在である。
図4に示すように、外障子3に設けた連結部材21及び内障子5に設けた連結部材21は、共にガイドレール14、14間に位置しており且つ各連結部材21、21の上端は、スライダー保持溝22よりも室外側と室内側に設けてある上枠13の下端水平片部24、24と略同じ位置か下端水平片部24よりも上方に配置されている。
換言すれば、上枠13のスライダー保持溝22の溝底22aは、スライダー保持部材45とスライダー15を取付けた状態で、スライダー15の被連結部35、37の下面が上枠13の下端水平片部24と略同じ位置か又は上方に位置している。
図1に示すように、スライダー本体25の両側端部には、各々内障子5の連結部材21に連結する被連結部35、35が設けてあり、連動部材27には外障子3の連結部材21に連結する被連結部37が設けてある。
図4に示すように、係止部材33は、上枠13の下面に嵌り込んで上枠13に係止してある。また、上枠13の下面には、スライダー本体25を移動自在に保持するスライダー保持部材45が固定してあり、保持部材45に設けた係合部47にスライダー本体25の被係合49が係合されている。また、保持部材45には連動部材27の移動を案内する溝状の案内部51が形成されている。
尚、図4〜図6に示す符号62は、ストッパーである。
まず、図2に示すように、外障子3の戸尻側見込み面3aの上框に連結具17aを取付け、内障子5の上框において、戸尻側部5aの外障子側見付け面に連結具17bを取付ける。
一方、図4〜図6の枠11内に袖パネル7及びアコーディオン網戸9を取付けた状態において、図4に示すように、上枠13の下面には、スライダー15の被係合部49をスライダー保持部材45に係合して障子の開閉方向から挿入して、スライダー15の係止部材33を上枠13に形成した係止穴に係止し、ガイドレール14、14間にスライダー保持部材45をねじ53で取り付ける。
次に、枠11内に内障子5を室外側からけんどん方式で建て込むが、内障子5の建て込む際には、内障子5が開いたときに戸尻側の戸当たりに当たる位置よりも閉じ側の位置で且つ連結部材21の上端をスライダー本体25の下面に当接させて建て込む。その後、外障子3をけんどん方式で枠11内に建て込むが、本実施の形態では、外障子3は図1(c)に示すように、外障子3の連結具17aが連動部材27よりも障子閉じ側の位置で建て込む。
その後、外障子3を障子開き側に移動すると、連結具17aの連結部材21が案内溝42を滑り、嵌合凹部41に嵌合する。
引戸の開閉操作は、図2(a)に示す閉じ位置から外障子3を開くと、これに連動して内障子5も開き方向へ移動し、図2(b)に示すように開き状態になる。また、外障子5を開き位置から閉じ位置へ移動すると内障子5も連動して閉位置へ移動する。
外障子3及び内障子5には、連結具17a、17bを取付けるだけであるから、外障子3及び内障子5に複雑な加工が不要である。
スライダー15は上枠13のガイドレール14、14間に設けてあり、且つ外障子3ではその見込み面に連結具17aを設け、内障子5には外障子側の見付け面に連結具17bを設けているので、スライダー15及び連結具17a、17bが目視され難いため、引戸の意匠を損なわない。
上枠13のスライダー保持溝22の深さは、溝底22aに、スライダー保持部材45とスライダー15を取付け状態で、スライダー15の被連結部35、37の下面が上枠13の下端水平片部24と略同じ位置か又は上方に位置する深さにしてあるので、更に、スライダー15及び連結部21、21が目視されに難い。
上枠13の下面では、スライダー15をスライダー保持部材45に障子の開閉方向から挿入して係合して、スライダー保持部材45を取付けるので、上枠13に対してスライダー15の取付けが容易にできる。
外障子3及び内障子5の連結部材21、21が連結するスライダー15の被連結部35、37は各障子3、5よりも上方位置で連結するので、この点においても、連結部材21、21やスライダー15が目視され難くいから引戸の意匠を損ねない。
外障子3に設けた連結具17aとスライダー15の連動部材27との連結は、外障子3を障子の開方向又は閉方向に移動することにより連結部材21が上下動して連結できるから、外障子3とスライダー15との連結が容易にできる。
更に、内障子5の連結部材21をスライダー本体25の下面に当接させて建て込んだ後に、外障子3を建て込み、スライダー15の連動部材27に外障子3を先に仮連結しているので、外障子3を閉じ側に移動するだけで、内障子5とスライダー15との連結が容易にできる。
スライダー15を上枠13に取付け、外障子3及び内障子5に連結具17a、17bを取り付けるだけで、外障子3と内障子5とにスライダー15の機能を容易に付与することができる。
例えば、連結具17a、17bは各々障子3、5の上框に内蔵して、上框の上端から連結部材21を突出させるものであっても良い。
3 外障子(一の引戸障子)
5 内障子(他の引戸障子)
13 上枠
14 ガイドレール
15 スライダー(連動装置)
16 溝部
21 連結部材(連結部)
35 被連結部
37 被連結部
Claims (1)
- 上枠と、複数の引戸障子と、上枠に設けた連動装置とを備え、上枠は、見込み方向に間隔をあけて垂下し各引戸障子の移動を案内するガイドレールを有し、各引戸障子は、ガイドレールの下端が入り込む溝部と、上方に向けて付勢してあり且つ引戸障子の上端よりも上方位置で上下動自在に設けた連結部とを有し、連動装置は、上枠のガイドレール間でスライド自在に上枠に取付けてあり、引戸障子の開閉方向に移動自在な複数の被連結部を有し、各被連結部には対応する障子の連結部が連結してあり、一の引戸障子の連結部が一の引戸障子の見込み面に取付けてあり、他の引戸障子の連結部が他の引戸障子の一の引戸障子側見付け面に取付けてあることを特徴とする引戸。
Priority Applications (1)
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JP2012067177A JP6034578B2 (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 引戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012067177A JP6034578B2 (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 引戸 |
Publications (2)
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JP2013199742A JP2013199742A (ja) | 2013-10-03 |
JP6034578B2 true JP6034578B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=49520184
Family Applications (1)
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JP2012067177A Active JP6034578B2 (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 引戸 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (4)
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-
2012
- 2012-03-23 JP JP2012067177A patent/JP6034578B2/ja active Active
Also Published As
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