JP6034262B2 - 音楽色聴絵画指導法。 - Google Patents

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Description

本発明は、音楽を聴いてその曲のイメージから色を選択し、その色聴、視覚、触覚を聴こえてくる音楽と結び付け、塗り絵、又は絵画及び粘土制作、折り紙制作で表現し音楽的知識を身に付ける音楽色聴絵画指導法に関する。
室内環境のもとで聴覚と視覚に訴える癒し音楽・映像の装置を備えた癒し効果のある場を提供、又は身体の要所に付与される振動によって心身のリラックスを図る方法及び音楽を聴いてリズム運動をするリトミック教室の仮想空間を画像表示させる装置などがある。
日本の特許文献1、マイナスイオン換気された室内環境のもとで聴覚と視覚に訴える癒し音楽・映像の装置を備えた癒し効果のある場を提供することで精神的ストレス緩和の手段を提供している。
日本の特許文献2、身体の要所に付与される振動によって心身のリラックスを図るストレス解消装置を提供している。
日本の特許文献3、実際の教室で行なわれているようなその場に適した視聴楽教材の画像表示を行える画像表示装置を提供している。
これら特許文献には、楽曲を演奏する際、その曲の情景、又は楽曲から得られる喜怒哀楽感、色彩感などをイメージし、作曲家の心情を理解しなければ、単調で表現力の乏しい演奏になってしまうため、将来的に表情豊かな楽器演奏が不可能となる可能性が高い。そこで、本発明である音楽色聴絵画指導法に基づいて楽曲を身に付けると、音楽を学習する初期段階から想像力を自発的に働かせ基礎能力が身に付くため、将来的に表情豊かな楽器演奏が自立した形で確立することが可能となる。そのため、これらの発想がない先行技術文献と本発明とは技術的意図を異にするのである。
特開2003−19202 特許2502594号 特開2009−045245
楽曲を演奏する際、作曲家の心情を理解し、その曲の情景・楽曲から得られる喜怒哀楽感・色彩感などのイメージを働かせる能力に欠けているため、長年ピアノなどの楽器を習っていても、ただ単に楽器を弾いている・音を鳴らしているだけで単調で表現力の乏しい演奏をしている子どもが多く存在する。
ピアノなどの楽器は、最低でも30分間楽器の前で演奏を続けなければレッスンが成立しない。そこで、楽器を習い始めるのは、身の回りの整理ができるようになり、1つのことに集中できるようになってきた5歳以上が最適の年代である。しかしながら、中には5歳以上でも落ち着きがなく集中力に欠ける子どもも少なからず存在するため、このような児童も音楽を指導するにあたり、困難を要する。
しかし、近年、早期教育の傾向から、2歳程度の年齢でピアノを学習させたい父母が増加傾向にある。このような2歳至る4歳程度の幼児期を上手に指導することが困難を要することから、幼児期の指導を断る教師も多く存在する。また、特にピアノを学習する場合、筋肉が発達していない幼児にとっては無理にピアノの鍵盤を弾かせようとすると鍵盤が重いために指を痛めてしまう危険性が高い。
また、文字を読み書きするのと同じように難しい読譜は、文字を読むことができない幼児期の学習者にとっては無理難題である。さらに、数分間でも椅子に座って1つのことに集中することが難しい幼児期にとっては、30分間も椅子に座らせることは不可能であり、無理にピアノを弾かせたり、読譜を教えようとすると嫌がってしまい、楽器演奏に対する嫌悪感が強くなってしまう可能性が高い。
クラシック音楽は、その長い歴史からバロック・古典派・ロマン派・近現代というように時代ごとに特徴が大きく異なる。そのため、時代や作曲家ごとに演奏法や時代背景などを理解しなければ、将来的に演奏解釈の乏しい楽器演奏しかできなくなってしまう。
実際、師事する教師自身に時代の好みや苦手な時代がある場合(例えば、教師自身が古典派に傾倒しているため古典派時代の作曲家しか教えない、あるいは近現代の作曲家は馴染みがなく苦手なため指導ができないなど)、生徒は様々な時代の作曲家に触れることができず、将来的にはある時代・作曲家だけに片寄った音楽しか演奏できなくなってしまうという問題が生じている。特に、近現代の作曲家に対しては、知識や馴染みがないために指導において苦手意識がある教師の存在が目立つ。その結果、生徒自身が近現代の作曲家に対して拒否反応を表してしまい、聴くことさえ嫌がってしまう場合が見られる。
これらを解決するには、幼い頃から時代に隔たりがないよう様々な時代の音楽を聴かせ、抵抗感・先入観を排除することが対策となる。
そこで、本発明の音楽色聴絵画指導法は、幼い頃から多様な時代の作曲家に触れることが可能かつ、作曲家ごとに絵を描くことによって想像力を自然に働かせる習慣が身に付くため、将来的に多様な時代の演奏に対応できる奏者としての育成が可能となる。また、クラシック音楽以外にも様々なジャンルの音楽を聴かせることも効果的である。本発明を用いて多様な時代のクラシック音楽を聴かせる方法と同じように、様々なジャンルの音楽を聴かせることで、より幅広い音楽の感性を身に付けることも可能となる
色聴とは、聴こえてきた音楽や音を色で感じる色覚を指す。視覚とは、形態覚、運動覚、色覚、明暗覚などの総称として用いられている。触覚とは、物にふれた時に起こる感覚を指す。絵画とは、線や色彩で、物の形姿や内面的イメージを平面上に描き出したものを指す。本発明の音楽色聴絵画指導法とは、その色聴、視覚、触覚を聴こえてくる音楽と結び付け、塗り絵、又は絵画及び粘土制作、折り紙制作で表現し音楽的知識を身に付ける指導法である。
本発明に用いる楽器は、生演奏のピアノ、又はピアノ以外の楽器及び室内楽、オーケストラなど楽器の形態は問わない。また、CDプレイヤーやテレビ、パソコンの動画などの音源を聴いて指導したり、自動演奏ピアノのような自動演奏楽器を用いて指導を行っても良い。しかし、ピアノなどの楽器を学ぶ子どもの学習者にとって、生演奏を聴く機会は少ない場合が多いため、向上意欲を持たせるためにも学習者の前で生演奏を聴かせることが最適である。
本発明の音楽ジャンルは、楽器学習初心者の子ども向けに指導する方法のため、音楽の基礎となるクラシック音楽を聴かせることが望ましいが、ジャズ、ポピュラー、日本古来の雅楽などクラシック音楽以外のジャンルの音楽を選択しても良く、ジャンルの限定はしない。
本発明は、楽曲を聴いて、曲のイメージに合うような色を選択して塗り絵や絵画を制作することにより、楽器演奏をする際、将来的に楽曲に対して想像力を自然に働かせることを自立した形で習慣付け、表現力や音楽的感性を豊かに磨くことを目的とする。
楽曲を演奏する際、その曲の情景、又は楽曲から得られる喜怒哀楽感、色彩感などをイメージし、作曲家の心情を理解しなければ、単調で表現力の乏しい演奏になってしまうため、将来的に表情豊かな楽器演奏が不可能となる可能性が高い。そこで、本発明の音楽色聴絵画指導法に基づいて楽曲を身に付けると、音楽を学習する初期段階から想像力を自発的に働かせ、基礎能力が身に付く。その結果、将来的に表情豊かな楽器演奏が自立した形で確立することが可能となることに着眼したのである。
本発明に基づいて音楽を聴いて塗り絵や絵を描くことで円滑に学習が進むほか、音楽を学習する初期段階で「音楽を学ぶことは楽しいこと」という形で認識をさせることで、将来的に楽器演奏を続けることが困難でなくなり、長続きすることに発展できる。また、数分程度の音楽を聴きながら絵画を行うことで集中力が養えるので、将来的に長時間の楽器演奏に集中して練習やレッスンを行うことが可能となる。
本発明の音楽色聴絵画指導法における実験検証は、学習者の協力のもとに生演奏のピアノ曲、またはCDプレーヤーの音源を利用したオーケストラの楽曲を聴く前の学習者の唾液採取をして、その時点での体内の酸化還元状態を確認する。そして、曲を聴いた後、その曲に見合った絵に、自由な色で塗り絵、又は絵画、粘土制作、折り紙制作をしてもらった後の学習者の唾液を再び採取してその時点での体内の酸化還元状態を確認し、曲を聴いた後での塗り絵の色の割合がどのような結果になったかを塗り絵の色彩と生体への酸化還元反応を確認する。
ここで本発明で取り入れている色彩について視覚心理学、又は文化心理学として研究が進められている現状での色相から心理に反映すると言われていることについて説明する。
色と心の関係性についての色彩について視覚心理学、又は文化心理学として、表現された色及び気になる色が表現されている場合は、その時々の心理状態が反映されると公知されている。暖色系から述べると赤色は、エネルギーを表す色であり、興奮、自己アピール、攻撃性、力強さ、情熱、歓喜、元気、怒り、激情、衝動的な心理状態。黄色は、甘え、光、不安解消、明るい、軽快、愉快、明朗、開放感、注意、警告の心理状態。オレンジ色は、活動的、明快、社交的、積極的、活力ある心理状態。ピンク色は、解放感や愛情、幸せ、幼さ、優しさ、温もりのある心理状態。茶色は、自信、堅実、落ち着き、ゆとりのある心理状態である。
寒色系では、緑色は、安心感や安定、自然、癒し、リラックス、落ち着き、くつろぎ、新鮮、さわやかな心理状態。青色は、内面へと向かう色、海、無限、冷静、論理的、理性的、鎮静、平和、創造性、知性、静寂、清潔、気品、冷たい、涼しい、爽やか、広大、無限、孤独、誠実な心理状態。紫色は、高貴、癒し、欲求不満、静寂、神秘的、神聖、想像力、不安、孤独、情緒不安定な心理状態。さらに、無彩色である白は、純粋、清潔、若々しさ、真面目さ、誠実さ、洗練、冷たさ、孤立感、純潔、孤独な心理状態。黒は、悲しみ、静寂、神秘、断固とした強い意志、拒絶、圧迫感、閉鎖感、コンプレックス、絶望な心理状態。グレーは、感情の抑制、無気力、迷い、諦め、不安の状態である。
さらに、明るさを示す明度及び鮮やかさを示す色彩について述べる。高明度は、外向的(外側に向かう)心理、解放感、やさしさ、幼さの心理状態。原色は、積極的で、活気、若々しさ、自己主張を示す心理状態。低明度は、内向的(内側に向かう)心理、抑制、成熟、落ち着きの心理状態。色のあざやかさを示す彩度について、高彩度は、積極的ではっきりした自己主張が強い心理状態。低彩度は、曖昧さや柔かさの心理、不安、もやもやとした心理状態である。
本発明は、上記に述べた色彩が持つヒトへの心理影響がかかわってくるため、色を選択した子ども自身の心理を即座に感じ取ることも可能となる。そのため、本発明は音楽的感性や知識を磨くこと以外にも、音楽がストレス・癒し効果をもたらすことを、唾液測定の酸化還元確認計を用いて音楽色聴絵画指導法の前後に測定することで、生化学的な検知から数値として本発明の効果があることを証明できる。
音楽色聴絵画指導法を実践する前の唾液よりも実践後の唾液の数値が良い場合は、学習者の体内が還元されているということを後述の表1乃至表8に示すとおり、唾液の酸化還元電位測定によってリアルタイムに数値で判断できるのである。
上記目的を達成するために、本発明は音楽色聴絵画指導法の実行をする([請求項1]の構成要件)前と後の学習者の唾液採取をして、唾液の酸化還元電位値の確認と絵に表現された色彩との相関を見るためにビフォーアフター確認検証を実施したのである。その結果、実験検証においても同じように、楽曲を演奏、又は聴いた後、その曲のイメージから描かれている線画または白紙の紙に、自由な色で塗り絵、又は絵画をする前と後の学習者の唾液採取におけるリアルタイムの唾液の酸化還元電位確認及び塗り絵または絵画に表現された色彩の心理状態との相関が、ヒトの自律神経を構成している交感神経と副交感神経のどちらに有意となるのかを検証する方法を構成している。
歯学分野では、唾液分泌量を増やすために唾液腺マッサージが効果的とされており、安静時の唾液分泌量では、耳下腺23%、顎下腺65%、舌下腺4%、小唾液腺8%であるが、刺激唾液時においては、耳下腺からの分泌量は50%を超え、交感神経が有意になるとネバネバ唾液が多くなり、副交感神経が有意ではサラサラ唾液が多くなると公知されている。
上記目的を達成するために、本発明は([請求項1]の構成要件)とで、音楽を聴いてその曲からイメージした色を選び、塗り絵、又は絵画、粘土制作、折り紙制作で表現する音楽教育方法を構成している。折り紙は、日本文化の継承にも繋がるのである。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)([請求項1]の構成要件)とで構成されているので、音楽の学習方法は様々な指導法があるが、一般的にはそれらが体内に還元され、良い影響を与えているかという生化学的な証明までは明らかにされていない。そこで、本発明の音楽色聴絵画指導法が子どもにかぎらず幅広い年代層の学習者にとって良い影響を与えているかを以下の方法で生化学的に証明できるようにしたのである。
(2)前記(1)によって、それは、楽曲を演奏、又は聴いた後、その曲のイメージから描かれている線画に、自由な色で塗り絵、又は絵画、その他、粘土制作、折り紙制作の前と後の学習者の唾液を採取し、リアルタイムに唾液の酸化還元電位を測定して確認する。そして、塗り絵に表現された色彩との相関を音楽学習に活用することが、ヒトの自律神経を構成している交感神経と副交感神経のどちらに有意となる作用をもたらすかを、より具体的に確認できることで本発明の効果が立証されるのである。本発明の音楽色聴絵画指導法を行う前後に生活習慣における精神的なストレス、又は肉体的なストレス負荷の状態を確認する手段は、唾液の酸化還元電位を指標とする日本の厚生省認可の一般医療機器で、酸化還元電位測定装置、「アラ!元気」を用いて検証した。
前述の酸化還元電位測定装置は指示電極と参照電極を備え、指示電極と参照電極を試料溶液中に挿入し、溶液中の電解質の濃度や酸化体・還元体のイオン濃度比など酸化還元電位を測定する。緩衝能力の低い試料溶液(外部からの空気などに触れると酸化促進の影響を微妙に受けやすい唾液などの生体液等)の酸化還元電位(mV)を総合的に演算して、プラス、又はマイナス数値を総体指標として測定できる装置である。
日本の厚生省認可の一般医療機器で酸化還元電位測定装置、「アラ!元気」ヒト唾液の酸化還元指標は、プラス40mV以上が酸化、プラス40mV未満は還元状態の電位値であるとされている。そのため、本発明の音楽色聴絵画指導法を行う前の唾液よりも行った後の唾液の数値が良い場合は、学習者の体内が還元方向に改善されているということが数値で判断できるため、本発明の音楽色聴絵画指導法の効果が生化学的に証明できるのである。
(3)請求項2乃至請求項12も前記(1)〜(2)と同様な本発明の音楽色聴絵画指導法は、前述の唾液の酸化還元電位測定を音楽色聴絵画指導法の前後に用いる場合は、学習者にとって生化学的に還元作用の効果があるのかということを証明するために行う手段である。ヒトの自律神経を構成している交感神経と副交感神経のどちらに有意となるかを簡便に、しかも、リアルタイムに生体内への還元作用を確認する手段を用いながら指導効果を検証することで、生化学的に効果が証明できるため、指導者にとっても学習者にとっても、指導あるいは学習を継続するという意欲に繋がる効果が得られることから、学習者の同意を得られるなら、前述の唾液の酸化還元電位測定を積極的に活用することが望ましいと考える。
本発明の音楽色聴絵画指導法は、2歳乃至4歳児にとどまらず、楽器に集中できず落ち着きがない5歳以上の子どもにも指導できるだけでなく、介護施設、組織集団生活、企業、災害地での避難施設、さらに、乳幼児至る高齢者、又は自分の意思を上手に伝えられない不自由な体調を抱えている方々などにも、精神面でのストレス解消として幅広く活用できると考える。
そして、自分の意思を上手に伝えられない障害を抱えている方や認知症状の人、又はうつ状態の人にも、ただ単に音楽を聴いて楽しむこと以上に癒し効果が期待でき、体内状態が還元作用に傾いているか、唾液の酸化還元電位測定と組み合わせた本発明の音楽色聴絵画指導法は、客観的に数値でリアルタイムに確認できるのである。
本発明は、子どもや上記の人達に限らず、クラシック音楽に普段触れる機会が少ない大人などの様々な年齢層にも役立つ。それは、クラシック音楽は知識や理解が薄い場合、何も考えずただ単に演奏を聴いているだけでは、退屈に感じてしまう人も少なからず見られる。そこで、演奏を聴く際に本発明を行うことで、聴いている間にどのような色で塗るか、あるいは絵を描くかを考える余地が生まれるので、音楽が苦手という人や知識不足の人でも気軽にクラシック音楽を楽しむことが可能となり、音楽を楽しむきっかけ作りにも大いに役立つのである。
音楽を学習する初期段階から名曲と親しむことにより、楽曲や作曲家の知識を身に付けることを目的とする。単に楽曲と作曲家を与えられた形で勉強しただけでは、学習法が退屈で楽曲に対する印象が薄いため、一時的に知識を記憶するという短期記憶になる可能性が高い。それを回避するためには、印象の高い長期記憶にしなければならない。そこで、本発明の音楽色聴絵画指導法に基づいて楽曲を身に付けると、学習者自信が自発的に楽曲に対するイメージを膨らませることで印象が深くなるため、容易に楽しく知識が身に付く。そのため、楽曲に対して、長期記憶として記憶することが可能となる。
本発明の指導方法は、楽器を習い始めた5歳乃至12歳(小学生)の子どもや数年楽器を学習し続けている5歳乃至12歳(小学生)の子どもなどにも適応できるが、読み書きができない、あるいは言葉が発達していない、身の回りの整理もままならないという2歳乃至4歳児程度の幼児期の児童にとって最適な学習方法に構成されている。
なお、2歳乃至4歳児程度の幼児期に聴かせるための題材とする音楽は、日常生活に密着した身近な物あるいは物体をテーマとしたクラシック音楽が望ましい。クラシック音楽は事実、胎教や幼児の知能向上、音楽療法などの癒し効果などに利用されているからである。その聞かせるクラシック音楽の一例として、犬・猫・鳥、熊などの動物、蝶などの昆虫、花などの植物、パン・チョコレートなどの食べ物の名称をタイトルに含むクラシック音楽である。
それは、日常生活で身近に使ったり、触れたり、目にする物とは違って、触れたりしたことはないが、映像や絵本、その他、人から話を聞いたことから得られた記憶、又は知識で感覚的に想像できる世界の物を題材とすることで、音楽に対する興味を惹き付け、知識を高めることができるからである。それと同時に、幼児自身が日常生活の中で身近にある物と感覚的に想像できるイメージの存在として、知識・認識がないものを音楽を通して感覚的に知ることができるため、現実に日常生活で身近に使い、又は目にする物と感覚的に想像できる物との両方の知識を得ることにも役立つからである。
なお、幼児自身が本発明の音楽色聴絵画指導法に慣れてきたり、5歳以上の子どもが学習する場合、題材とするテーマ曲や絵のモチーフは、次に述べる図1乃至図6の一例図の他に、小麦粉が主成分の人体に安全な色粘土素材を用いて、楽曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色の粘土細工の色の選択は1色、又は複数色に限定されず、さらに、曲のイメージから粘土制作するテーマ選択は1つ、又は複数に限定されず、花、動物、植物、野菜、果実、ヒト、空想世界など、自由に連想して粘土細工を用いて、3次元の立体的制作表現とする(図示せず)ことにも活用できるのである。
さらに、折り紙を用いて、楽曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色の折り紙の色の選択は1色、又は複数色に限定されず、さらに、曲のイメージから折り紙制作するテーマ選択は1つ、又は複数に限定されず、花、動物、植物、野菜、果実、ヒト、空想世界など、自由に連想して折り紙を用いて3次元の立体的制作表現とする(図示せず)ことにも活用できるのである。
本発明の図1は、音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を、学習者に曲を聴かせた後、最初に塗り絵をしてもらうための教材の一例図である。 本発明の図2は、音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を、学習者に曲を聴かせた後、複数の絵の中から曲のイメージに近い絵を選び、塗り絵をしてもらうための教材の一例図である。 本発明の図3は、音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を、学習者に曲を聴かせた後、それぞれの星の絵に、曲のイメージから浮かんだ色を選び、塗り絵をしてもらうための教材の一例図である。 本発明の図4は、音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を、学習者に曲を聴かせた後、それぞれのチューリップの絵に、曲のイメージから浮かんだ色を選び、塗り絵をしてもらうための教材の一例図である。 本発明の図5は、音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を、学習者に曲を聴かせた後、動物の熊を題材に、曲のイメージから浮かんだ色でそれぞれの熊を自由な表現で描き、塗り絵をしてもらうための教材の一例図である。 本発明の図6は、音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を、学習者に曲を聴かせた後、それぞれの小鳥の絵に、曲のイメージから浮かんだ色を選び、塗り絵をしてもらうための教材の一例図である。 本発明の図7は、本発明の音楽色聴絵画指導法を実施する手順である。
絵画を行う道具は、白紙の紙、あるいは塗り絵として色が塗れるよう、あらかじめ絵の輪郭が描かれている紙と色ペンである。最適な色ペンは、音楽を聴いてイメージした色をすぐ取り出せるようなペンケースに並べられ、ペンにキャップが付いていない色鉛筆が望ましい。また、芯が鉛筆削りで調整できる色鉛筆は、細かい絵を描くことも可能であるため最適である。しかし、絵を描く色ペンは色鉛筆のほか、クーピー、クレヨン、マーカーペン、絵の具など色ペンの種類は限定されない。
幼児期の音楽学習過程において、音楽を聴いてリズム運動をするリトミックは、感覚的に音楽に対する基礎能力を身に付けることができる学習方法である。しかし、リトミックは、音楽に合わせて歩き、走り回ったり、ボールを投げたりフラフープを使ったりするなど、広い場所と道具を使用して動き回りながら学習する場合が多くあるため、学習するにはある程度の部屋のスペースの確保が必要になってくる。広いスペースを確保できる学習場所は良いが、中には狭い環境で教えている音楽教室も多くあるため、スペースが確保できないという困難な問題がある。
そこで、本発明は音源・紙・色ペンの3点が揃えば、狭いスペースでも感覚的に音楽に対する基礎能力を身に付けることができるので、部屋のスペースの問題は解消されるのと同時に、用意する道具も最小限で済む。
図1は、本発明の音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を用いた、学習初心者および学習者に曲を聴かせる前に、学習者の唾液ORPを採取し測定する19であり、この教材の1の絵はバターをイメージした絵で、2のパンの絵に塗り絵をしてもらう、3の絵はバターナイフをイメージした絵を説明する。そして、バターの色である黄色の色鉛筆を用いて、2の絵のパンにバターナイフでバターを塗るように塗り絵をすることを説明し、学習者には曲を聴くまでは塗り絵をしないように指示する。題材とする楽曲は、モーツァルト作曲「バターつきパン」とする。その後、モーツァルト作曲「バターつきパン」を聴かせて、学習者に、2の絵のパンに曲からイメージしたバターの塗り絵は自由に絵画してもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材の一例図である。この教材は、塗り絵をするという行為に慣れていない、または色を自分で選択するという発想に満たない2歳程度の幼児および学習初心者向けである。その2歳程度の幼児が将来的に物事のイメージ力を発達させるために、指導者が2のパンの絵にバター色の黄色を使って塗るという指示を出す。
図2は、同じく本発明の音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を用いた、学習初心者および学習者に曲を聴かせる前に、学習者の唾液ORPを採取し測定する19であり、4は少し無表情のサンタクロースの絵、5は口をあけ目を細めて笑っているニコニコ顔のサンタクロースの絵、6は泣き顔のサンタクロースの絵、7は少し怒った顔のサンタクロースの絵の中から一つを選択して塗り絵をすることを説明し、学習者には曲を聴くまでは塗り絵をしないように指示する。題材とする楽曲は、シューマン作曲 子どものためのアルバム作品68−12「サンタクロースのおじいさん」とする。その後、シューマン作曲 子どものためのアルバム作品68−12「サンタクロースのおじいさん」を聴かせて、学習者に、曲からイメージしたサンタクロースの
絵を4至る7から一つを選び、又色は1色選んで塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材の一例図である。この教材は、図1の教材より学習法が少し発展しているため、音楽色聴絵画指導法に少し慣れてきた学習者もしくは、色を選択するという行為が可能な幼児以上の年代向きである。
図3は、同じく本発明の音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を用いた、学習初心者および学習者に曲を聴かせる前に、学習者の唾液ORPを採取し測定する19であり、8は星の絵、9も同じく星の絵、10も同じく星の絵に塗り絵をすることを説明し、学習者には曲を聴くまでは塗り絵をしないように指示する。題材とする楽曲は、モーツァルト作曲「きらきらぼし変奏曲」(「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲)K.265で、学習者は、1曲目の長調を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の8の星の絵に塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする。続いて、学習者は、2曲目の短調を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の9の星の絵に塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする。次に学習者は、3曲目の長調(終曲、第12変奏)を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の10の星の絵に塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22としている。それぞれの曲のイメージに合った色を選んで8乃至10の絵を順番に塗り絵をしてもらう音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材の一例図である。この教材は、まだ長調と短調の意味や違いを理解していない幼児の学習者であっても、長調と短調のそれぞれの曲調のイメージで星に塗り絵できる教材となっている。この教材も図1の教材より学習法が少し発展しているため、音楽色聴絵画指導法に少し慣れてきた学習者もしくは、色を選択するという行為が可能な幼児以上の年代向きである。
図4は、同じく本発明の音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を用いた、学習初心者および学習者に曲を聴かせる前に、塗り絵をすることを説明し、塗り絵をする前の学習者の唾液ORPを採取し測定する19であり、学習者には曲を聴くまでは塗り絵をしないように指示する。11はチューリップ花の絵、12は11の花の絵と全く同じチューリップ花の絵であり、学習者は、1曲目のランゲ作曲「花の歌」作品を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の11のチューリップに塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする。2曲目は、チャイコフスキー作曲「花のワルツ」を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の12のチューリップに塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする。塗り絵をしてもらう音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材の一例図である。この教材は、同じテーマである花を題材とした作品であっても、作曲家が異なるとそれぞれの曲調が違うため、作曲家ごとに違う想像力を働かせることを目的としている。また、この教材も図1、2、3の教材より学習法が少し発展しているため、音楽色聴絵画指導法に少し慣れてきた学習者もしくは、色を選択するという行為が可能な幼児以上の年代向きである。
図5は、同じく本発明の音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を用いた、学習初心者および学習者に曲を聴かせる前に、塗り絵をすることを説明し、塗り絵をする前の学習者の唾液ORPを採取し測定する19であり、学習者には曲を聴くまでは塗り絵をしないように指示する。13の空白箇所は熊の絵を自由に書いてもらうためのスペースであり、14も同じく空白箇所は熊の絵を自由に書いてもらうためのスペースであると説明し、学習者は、1曲目のバルトーク作曲《ソナチネ》Sz.55第2楽章「熊の踊り」を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の13の箇所に熊の絵画と塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする。2曲目は、ショスタコーヴィチ作曲《子どものノート》より「熊」を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の14の箇所に熊の絵画と塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材の一例図である。この教材は、同じテーマである熊を題材とした作品であっても、作曲家が異なるとそれぞれの曲調が違うため、作曲家ごとに違う想像力を働かせることができる。その他、この教材は塗り絵のようにあらかじめ描かれている線画がないため、学習者自身がイメージした熊をはじめから描く必要があるので、自発的に想像力を働かせることができるようになる。塗り絵ではなく、学習者がはじめから絵画をイメージするこの教材は、図1乃至4の教材より学習法が発展しているため、音楽色聴絵画指導法に慣れてきた学習者もしくは、図画ができるようになってきた幼児以上の幅広い年代向きである。
図6は、楽曲のタイトルを塗り絵の小鳥の絵と直接連動しないように選択した。その上で本発明の音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材を用いた、学習初心者および学習者に曲を聴かせる前に、学習者の唾液ORPを採取し測定する19であり、15は小鳥の絵、16も同じく小鳥の絵、17も同じく小鳥の絵に塗り絵をすることを説明し、学習者には曲を聴くまでは塗り絵をしないように指示する。題材とする楽曲は、バルトーク作曲「3つのチーク地方の民謡」Sz.35第1曲を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の15の小鳥の絵に塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする。続いて、学習者は、第2曲のバルトーク作曲「3つのチーク地方の民謡」Sz.35を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の16の小鳥の絵に塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22とする。次に学習者は、第3曲のバルトーク作曲「3つのチーク地方の民謡」Sz.35を聴いた後、この曲からイメージした色を1色選んで、この教材の17の小鳥の絵に塗り絵をしてもらった後、再び学習者の唾液ORPを採取し測定22としている。それぞれの曲のイメージに合った色を選んで15乃至17の絵を順番に塗り絵をしてもらう音楽色聴絵画指導法の塗り絵教材の一例図である。この教材は、この教材も図1の教材より学習法が少し発展しているため、音楽色聴絵画指導法に少し慣れてきた学習者もしくは、色を選択するという行為が可能な幼児以上の年代向きである。
図7について説明する。図7では、音楽を聴いた後の学習者の唾液の酸化還元電位測定は次に示す表1乃至表8で示すとおり還元有意を確認しているので音楽色聴絵画指導法を実施する手順には組み入れず必要に応じて確認することを妨げないこととする。18は、本発明の音楽色聴絵画指導法を実施する手順を示したものである。そして、楽器の練習ならびに音楽の学習を継続させる楽しみ方、心と体を癒す音楽教育手段と方法を19乃至25にまとめた。19はピアノ、又は他の楽器、その他音源の楽曲の演奏を学習者に聴かせる前に、学習者の唾液を採取し酸化還元電位を測定する。続いて、20で唾液測定の後、学習者に楽曲の演奏を聴かせる。21では、学習者は、楽曲を聴いた際のイメージから得た学習者自身の感性で選んだ1色、又は複数色を選択して、塗り絵、又は絵画、粘土制作、折り紙を制作する。22は、学習者が塗り絵や絵画制作の後、再び学習者の唾液を採取し、唾液の酸化還元電位を測定する。つづいて、23は、楽曲を学習者が聴いた後での塗り絵の色彩表現において、暖色系の赤、黄色、ピンク色の割合が多く構成された色合いか、又は寒色系の青、紫、緑、グレー、もしくは無彩色の白、黒の割合が多く構成された色合いかを色彩心理と照らし合わせる。24は、ピアノ学習者である学習者の唾液の酸化還元電位値と色彩心理を照合し、ヒトの自律神経を構成している交感神経と副交感神経のどちらに有意となる作用をもたらしているかを確認する。25は、楽曲を聴いて、曲のイメージに合うような色を選択して塗り絵や絵画を制作することにより、楽器演奏をする際、将来的に楽曲に対して想像力を自然に働かせることを自立した形で習慣付け、表現力や音楽的感性を豊かに磨くことが可能となる。その他、音楽を学習する初期段階から名曲と親しむことにより、楽曲や作曲家の知識を身に付けることが可能となる。さらに、瞬時に生体内の自律神経に作用する学習者の酸化還元作用を唾液の酸化還元電位値測定の手段を用いながら、即座に指導効果を検証し、生化学的に指導効果が実証されるため、指導者及び学習者にとって、指導及び学習を継続するという意欲を可能とするのである。
本発明の実施例として、表1乃至表8で示すとおり、学習者が音楽を聴いた後の唾液の酸化還元電位値(mV)で、音楽が心と体を癒す効果を生化学的に還元有意に示されることを確認しただけでなく、本発明の音楽色聴絵画指導法である音楽を聴いた後、楽曲を聴いたイメージから学習者の感性で選んだ色で塗り絵、絵画、粘土制作、折り紙制作後における唾液の酸化還元電位は、さらに体内の還元作用が有意になることが客観的に示され、本発明の所期の目的が達成できたのである。
Figure 0006034262
本発明の音楽色聴絵画指導法の実施において、本発明者自身の音楽レッスンにおける学習者の同意ならびに協力のもとに、学習者の唾液の酸化還元電位を指標として確認する一般医療機器、「アラ!元気」の酸化還元電位測定装置を用いて、学習者を検証した結果を表1至る表8において示す。2歳児、3歳児の学習者の中には、はじめての塗り絵や粘土制作、折り紙制作にとまどいがあるのか、酸化有意に作用することが例外的に見られたが、90パーセント以上の割合で体内が還元作用を示すことが明らかに示されたのである。さらに90代の女性の実験において、はじめは、少しとまどいが見られたが、本発明の音楽色聴絵画指導法の全てで還元有意が示された。よって、表1に示す音楽色聴絵画指導法の一例だけが偶然に体内が還元作用を示したものではなく、他の表2乃至表6、さらに、サン=サーンス作曲《動物の謝肉祭》より「水族館」の楽曲を用いた表7及び表8(図示せず)の8種類の実施例である音楽色聴絵画指導法の一例でも同様に所期の還元作用効果を示すことが証明された。
本発明の音楽色聴絵画指導法は、表1乃至表8に示すとおり、楽曲を聴いて、曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色を1色選択して、絵画や塗り絵制作することにより、楽器演奏をする際、将来的に自立した形で楽曲に対する想像力を豊かにし、表現力を磨くことを目的とするだけでなく、音楽がストレス解消、癒し効果をもたらすことも、学習者の唾液の酸化還元電位測定によって証明された。さらに、表1乃至表8に於いて楽曲を聴いて、曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色を選択して塗り絵、又は絵画制作、粘土制作、折り紙制作は1色だけに限定せず、学習者が本発明の音楽色聰絵画指導法が進んだ段階で複数色を選択して塗り絵、又は絵画制作、粘土制作、折り紙制作を組入れた指導法をすることも可能とするものである。なお、学習者は楽曲を聴いた後の曲のイメージから感性で選んだ好きな色を選択して塗り絵、又は絵画制作、粘土制作、折り紙制作は楽曲を聴きながら作業をする。
本発明の音楽色聴絵画指導法は、ピアノ、又は他の楽器に於いても、紙、色ペンさえあれば成立するため、狭いスペースでも感覚的に音楽に対する基礎能力を身に付けることが可能となる。そのため、ピアノ又はその他の楽器の練習効果や演奏において継続させる楽しみ方、心と体を癒す音楽教育手段として多様な音楽指導の場面で活用できると考える。さらに、動画によるインターネット通信網を介して遠距離での音楽学習、又はその他の楽器を用いて学習者および指導者が活用できるのである。よって、本発明は、単なる楽器練習や音楽学習の教育手段と方法論にとどまらず、人々の健康面でのメンタルケアー、体内免疫力の向上に役立てることに繋がり、産業上での利用範囲は拡大すると考える。
1 バターをイメージした絵。
2 塗り絵をしてもらうパンの絵。
3 バターナイフをイメージした絵。
4 少し無表情のサンタクロースの絵。
5 口をあけ目を細めて笑っているニコニコ顔のサンタクロースの絵。
6 泣き顔のサンタクロースの絵。
7 少し怒った顔のサンタクロースの絵。
8 星の絵。
9 星の絵。
10 星の絵。
11 チューリップの花の絵。
12 チューリップの花の絵。
13 熊の絵を自由に書いてもらうためのスペース。
14 同じく熊の絵を自由に書いてもらうためのスペース。
15 小鳥の絵。
16 小鳥の絵。
17 小鳥の絵。
18 本発明の音楽色聴絵画指導法を実施する手順。
19 楽曲を聴く前に学習者の唾液の酸化還元電位を測定する。
20 学習者に音楽を聴かせる。
21 楽曲を聴いた後のイメージから学習者の感性で塗り絵や絵画を制作する。
22 再び学習者の唾液を採取し唾液の酸化還元電位を測定する。
23 楽曲を学習者が聴いた後での塗り絵の色彩表現においての色の割合確認。
24 学習者の唾液の酸化還元電位値と色彩心理を照合する。
25 リアルタイムに生体内への還元作用を確認する手段を用い指導効果を検証する。

Claims (12)

  1. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    ピアノ、又は他の楽器を用いて練習する前に学習者の唾液の酸化還元電位を測定し、
    つづいて、学習者に音楽を聴かせ、
    曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色を選択して、
    塗り絵や絵画、又は粘土制作、折り紙を制作させ、
    つぎに、再び学習者の唾液を採取し唾液の酸化還元電位を測定したのち、
    学習者が練習曲目を聴いた後でのぬり絵、又は絵画、粘土、折り紙の色彩表現において、暖色系の赤色、黄色、オレンジ色、ピンク色、茶色などの色の割合が
    多く構成された色合いか、
    又は寒色系の青色、紫色、緑色などの色の割合が多く構成された色合いか、
    もしくは無彩色の白、黒、グレーの色の割合が多く構成された色合いか、
    学習者が練習する前と楽曲を聴いて塗り絵をした後の唾液の酸化還元電位測定で、
    体内の酸化還元反応がどう変化するのか、
    その時点の唾液測定による体内の酸化還元電位の数値と塗り絵に表現された
    色の割合を照合し、
    音楽を聴いて、その曲のイメージから感じた色を選択し、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    塗り絵又は絵画、粘土、折り紙などを用いて、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする音楽色聴絵画指導法。
  2. 練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒す音楽教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用に用いるピアノ以外の楽器は、
    日本楽器である尺八、龍笛、能管、篠笛、オークラウロ、笙、篳篥、宮太鼓、大太鼓、小鼓、締太鼓、桶胴太鼓、パーランクー、三板、小切子、笏拍子、鳴子、四つ竹、木魚、編簓、棒ささら、神楽鈴、三線、クーチョー、三味線、胡弓、琵琶、大正琴、和琴、
    トンコリ、ムツクリなど、
    世界的に知られる楽器であるバイオリン、チェロ、チェンバロ、トランペット、ホルン、サキソフォン、ハーモニカ、アコーディオン、フレンチホルン、オカリナ、ギター、トランペット、フルート、ホルン、ピッコロ、クラリネット、ティンパニ、シンバル、ウクレレ、コンガ、ボンゴ、ティンバレス、マラカス、バンジョー、サンポーニャなど、
    小鳥のさえずり声など
    人間の五体による口笛、指笛など、
    自然界で奏でるせせらぎの音、砂浜に寄せる海水のさざなみの音など、
    これら楽器、鳥の鳴き声、自然界の音、方法を用いて、
    音楽の練習、又は演奏に携わる学習者は、
    曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色の選択は1つ、又は複数に限定されず、また、曲イメージから絵画制作するテーマ選択は1つ、又は複数に限定されず、
    花、動物、植物、野菜、果実、ヒト、空想世界などを表現し、
    これらで演奏した音楽を聴いて、その曲のイメージから感じた色を選択し、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    塗り絵又は絵画、粘土、折り紙などを用いて、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする音楽色聴絵画指導法。
  3. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用は、
    音楽の練習、又は演奏に携わる学習者は、
    曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色の選択は1つ、又は複数に限定されず、また、曲イメージから絵画制作するテーマ選択は1つ、又は複数に限定されず、
    花、動物、植物、野菜、果実、ヒト、空想世界などを表現し、
    音楽を聴いて、その曲のイメージから感じた色を選択し、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    塗り絵又は絵画、粘土、折り紙などを用いて、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1に記載の音楽色聴絵画指導法。
  4. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用は、
    音楽の練習、又は演奏に携わる学習者は、
    曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色の粘土細工の色の選択は1色、
    又は複数色に限定されず、また、曲のイメージから粘土制作するテーマ選択は1つ、
    又は複数に限定されず、
    花、動物、植物、野菜、果実、ヒト、空想世界などを表現し、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    自由に連想して粘土細工を用いて3次元の立体的制作表現とし、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1に記載の音楽色聴絵画指導法。
  5. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用は、
    音楽の練習、又は演奏に携わる学習者は、
    曲のイメージから学習者の感性で選んだ好きな色の折り紙の色の選択は1色、
    又は複数色に限定されず、また、曲のイメージから折り紙制作するテーマ選択は1つ、
    又は複数に限定されず、
    花、動物、植物、野菜、果実、ヒト、空想世界などを表現し、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    自由に連想して折り紙を用いて3次元の立体的制作表現とし、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1に記載の音楽色聴絵画指導法。
  6. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    学習者が音楽色聴絵画指導法を実践する前の唾液よりも、
    実践後の唾液の数値が良い場合は、
    学習者の体内が酸化還元電位を指標として、
    自律神経の交感神経、又は副交感神経のどちらに有意作用しているか、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、又は5に記載の音楽色聴絵画指導法。
  7. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    練習曲目のイメージを連想させたイラストを用いて、
    自由な色彩でぬり絵ができるようにし、
    音楽を聴いてその曲のイメージを塗り絵または絵画で表現する教材は、
    手書き、又はプリント用紙を用いたものを平面イラスト、又はアニメ動画などに表現し、USB、CDへのダウンロード、
    又はパソコン、携帯電話、スマートフォン、ゲームソフト、
    各種動画ソフトなどのデジタル機能を活用し、
    インターネット通信網を介して遠距離とのピアノ、又はその他の楽器練習に、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    学習者および指導者が活用し、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、又は6に記載の音楽色聴絵画指導法。
  8. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    用いる楽器は、生演奏のピアノ、又はピアノ以外の楽器及び室内楽、オーケストラなど、楽器の形態は問わず、CDプレイヤー、又はテレビ、パソコンの動画など、
    音源を聴いて指導しても良く、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    向上意欲を持たせるために学習者の前で生演奏を聴かせ、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の音楽色聴絵画指導法。
  9. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用は、
    音楽の練習、又は演奏に携わる学習者、又は指導者は年齢、性別に制限されることなく、音楽ジャンルはクラシック音楽に限定せず、
    ジャズ、又はポピュラー、日本古来の和楽器などを用いて、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の音楽色聴絵画指導法。
  10. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用対象は、
    介護施設、組織集団生活、企業、音楽教室、保育園、幼稚園、学校、小学校、中学校、高校、大学、音楽大学、災害非難施設、音楽療法士専門校、メンタル療法士専門校、乳幼児、高齢者、又は自分の意思を上手に伝えられない不自由な体調を抱えている方々など、ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    ストレス負荷の解消に幅広く活用し、
    学習者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の音楽色聴絵画指導法。
  11. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用対象は、
    介護施設、組織集団生活、企業、音楽教室、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、音楽大学、災害非難施設、音楽療法士専門校、メンタル療法士専門校など、
    ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    学習指導者自身が幅広く活用し、
    学習指導者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の音楽色聴絵画指導法。
  12. 少なくとも、ピアノ練習ならびに演奏を継続させる楽しみ方、
    心と体を癒すピアノ教育手段と方法において、
    音楽色聴絵画指導法の活用は、
    テレビゲームソフト、パソコンソフト、携帯電話ソフト、スマートフォンソフト制作に、ヒト唾液の酸化還元電位測定の指標を組み入れ、
    各種デジタル機能を用いて、
    学習者、又は学習指導者の体内が数値(mV)で還元有意を確認できることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11に記載の音楽色聴絵画指導法。
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