JP6034086B2 - 微細繊維構造体 - Google Patents

微細繊維構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP6034086B2
JP6034086B2 JP2012167097A JP2012167097A JP6034086B2 JP 6034086 B2 JP6034086 B2 JP 6034086B2 JP 2012167097 A JP2012167097 A JP 2012167097A JP 2012167097 A JP2012167097 A JP 2012167097A JP 6034086 B2 JP6034086 B2 JP 6034086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine fiber
battery
fiber structure
separator
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012167097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014025171A (ja
Inventor
航治 岩崎
航治 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP2012167097A priority Critical patent/JP6034086B2/ja
Publication of JP2014025171A publication Critical patent/JP2014025171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6034086B2 publication Critical patent/JP6034086B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Description

本発明は、高分子微細繊維からなる多孔性微細繊維層を含んでなる微細繊維構造体に関し、詳細には、リチウムバッテリー、アルカリバッテリー等のバッテリーや、電気二重層キャパシタ、コンデンサ等のセパレータや絶縁材に好適に用いることができる微細繊維構造体に関する。
バッテリーは、アノードおよびカソード間の電気接続または短絡を防ぐためにアノードおよびカソードの間に位置されたセパレータを含む。短絡は、導電性粒子がセパレータを橋絡したときまたはセパレータが電極の接触を許容するまでに劣化したときに発生する。まれに、バッテリー短絡が一斉に生じることもあるが、むしろ、経時的な「ソフトショート」と呼ばれるきわめて小さい導電路の蓄積によって生じる。「デンドライトショート」は、例えば、アルカリバッテリーの場合には亜鉛酸塩、またはリチウムバッテリーの場合にはリチウム金属といった析出物を含んでなるデンドライトがバッテリーの一方の電極に形成されると共に、セパレータを介して他方の電極に成長して、アノードおよびカソード間に電気接続をもたらす状態を指す。
一次アルカリバッテリーは、一般的にはカソード(cathode)、アノード(anode)、カソードおよびアノードの間に配設されたセパレータ、およびアルカリ性電解質溶液を有する。カソードは、典型的には、MnO、炭素粒子およびバインダから形成される。アノードは、亜鉛粒子を含むゲルから形成されることが可能である。バッテリー全体に分散された電解質溶液は、最も一般的には、30〜40%水酸化カリウムを含有する水溶液である。アルカリバッテリーにおいて用いられるバッテリーセパレータは、一定の性能要求を有する。例えば、このようなセパレータは、強アルカリ性電解質(例えば30〜40%KOH)の存在下において安定である必要がある。耐アルカリ薬品性の欠如は、機械的完全性の損失による電極間の内部短絡をもたらす可能性がある。良好な電解質吸収もまた必要であり、セパレータは、セルの電気化学反応のために必要な電解質溶液に十分に含浸されることを意味する。セパレータの他の要求は、セパレータを貫通して短絡を生じさせる可能性がある、セル中における電気化学反応により形成される導電性酸化亜鉛の成長するデンドライトに対するバリアであることである。セパレータはまた、電極間のイオンの移動を許容しなければならず、換言すると、セパレータは、イオン流に対して低い抵抗を示すべきである。
二次アルカリ亜鉛−MnOバッテリーは、類似のアノード、カソードおよび一次アルカリバッテリーとしての電解質を有する。一定の添加剤(例えばBi、BaSO、有機抑制剤等)が、度々、アノードおよびカソードに添加されて、バッテリーが放電した後に充電可能であるよう可逆性を向上すると共に、亜鉛腐食を低減させる。充電および放電中に、添加剤のいくつかは電解質中に溶解して、他の電極に移動することが可能である。良好なデンドライトバリア特性を有するセパレータの使用は、亜鉛−MnO二次バッテリーのサイクル寿命の延長化を助けるであろう。
アルカリバッテリーのためのバッテリーセパレータは、従来、良好な(低い)イオン抵抗を有するが、成長するデンドライトに対する比較的劣ったバリア(本願明細書において「デンドライトバリア」としても称される)を有する大きな孔を有する厚い、多層化不織布、または良好なデンドライトバリアを有するが、きわめて高いイオン抵抗を有するきわめて小さい孔をその上に有する微孔質メンブランを備えた多層化不織布のいずれかである。デンドライトバリアおよびイオン抵抗の改善されたバランスを有するセパレータを備えるアルカリバッテリーを有することが望ましい。
特許文献1は、少なくとも1つの不織層および、セロファン、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、グラフト化ポリプロピレンまたはポリアミド製の微孔質層であり得るデンドライトショートを低減させる層を含む複合体バッテリーセパレータを開示する。複合体セパレータの厚さは約8.3ミルである。バッテリーセパレータは、1KHzで、40%水酸化カリウム(KOH)電解質溶液中に計測されたときに、90ミリオーム−cm未満のイオン抵抗を有する。微孔質層は、空気に対してきわめて高いレベルのバリアを有する混合ことが望ましいが、高いイオン抵抗、劣った電解質濡れ性、および劣った電解質吸収特性を有することは望ましくない。
特許文献2は、厚さを低減させると共にアルカリバッテリーにおいて用いられるためのバッテリーセパレータのバリア特性を向上させるための、1.0デニール以上を有するセルロース繊維と組み合わせた、0.8デニール以下を有するPVA繊維の使用を開示する。しかし、セルロース繊維の繊度がこれより低減されると、より高い表面積繊維は、より速い劣化速度をもたらすこととなる。
リチウムバッテリーは、リチウム一次バッテリー、リチウムイオン二次バッテリーおよびリチウムイオンゲルポリマーバッテリーの3つの一般的なカテゴリーに属する。リチウム一次バッテリーは、各々リチウムをアノードとして用いるがカソード材料および電解質が異なる、多くの異なるタイプのバッテリー化学を用いる。リチウムマンガンオキシドまたはLi−MnOセルにおいては、リチウムがアノードとして用いられると共にMnOがカソード材料として用いられ;電解質が、プロピレンカーボネートおよび1,2−ジメトキシエタンなどの混合有機溶剤中にリチウム塩を含有する。硫化鉄リチウムまたはLi/FeSバッテリーは、リチウムをアノードとして、二硫化鉄をカソードとして、および有機溶剤ブレンド中のヨウ化リチウムを電解質として用いる。リチウムイオン二次バッテリーは、リチウム挿入炭素をアノードとして、リチウム金属酸化物(例えばLiCoO)をカソードとしておよび1Mリチウムヘキサフルオロリン酸(LiPF)との有機溶剤のブレンドを電解質として用いる。リチウムイオンゲルポリマーバッテリーは、同様のアノードおよびカソード材料をリチウムイオン二次バッテリーとして用いる。液体有機電解質が高分子セパレータとのゲルを形成し、これが、セパレータおよび電極間の良好な結合の提供を補助する。ゲル電解質のイオン抵抗は液体電解質のものより高いが、ゲル電解質は、安全性および形成要件(すなわち、異なる形状およびサイズにバッテリーを形成する可能性)に関していくつかの利点を提供する。
特許文献3は、リチウム二次バッテリー中のバッテリーセパレータとして用いるための極微細繊維状多孔性ポリマーセパレータフィルムを開示し、このセパレータフィルムは、1〜100μmの厚さを有する。セパレータフィルムは、1〜3000nmの間の直径を有する、高分子溶融物または高分子溶液を電界紡糸することにより形成された微細繊維から形成される。
近年において、電子機器の小型化により、バッテリーは、従来のバッテリー性能を犠牲にすることなく小型化されなければならない。アルカリバッテリーにおいてセパレータとして簡便に用いられる不織材料は大径繊維を有し、それ故、薄いセパレータを達成することが困難となっている。このような不織布はまた、例えば約15〜約35μmの間の大きな孔を有する。アノードおよびカソードの粒子は、大きな孔を通って相互に移動して、内部短絡を生じさせ得る。大きな孔径を補うと共に、セパレータのデンドライトバリアを向上させる(すなわち、短絡からの保護)ために、より厚いセパレータが多層を用いて形成されている。しかしながら、こうした厚いセパレータは、より高いイオン抵抗をもたらすため、バッテリー性能の観点からは好ましくなく、また、電子機器において有用であるコインセルおよび他の小型バッテリー等に用いる際は、セパレータが厚いため設計上の制約を受けるか、用途が限られることになる。従って、より高いエネルギー密度を有するバッテリーや、電気二重層キャパシタ、コンデンサとするためには、より薄いセパレータを有することが望ましいが、従来のセパレータを単に薄くした場合には、十分なデンドライトバリアが得られない。よって、薄く形成することが可能であり、バリア特性を犠牲にすることなく低いイオン抵抗を有するセパレータを有することが望ましい。
一方で、我々が検討したところ、高分子微細繊維からなる微細繊維構造体をバッテリー等のセパレータとしたとき、熱暴走時に内部短絡が発生するといった問題があることが分かった。
国際公開第99/53555号パンフレット 米国特許第4,746,586号明細書 国際公開第01/89022号パンフレット
本発明は上記背景技術に鑑みなされたもので、その目的は、内部発熱による収縮変形が抑制され、これをセパレータや絶縁材として用い、熱暴走時においても内部短絡せず、安全性の高いバッテリー、キャパシタ、コンデンサ等とすることができる微細繊維構造体を提供することにある。
本発明者は、かかる課題を達成するため、熱暴走時における内部短絡の原因について検討を行ったところ、高分子微細繊維からなる微細繊維構造体をセパレータ等としたとき、バッテリー内部で発熱した際に該セパレータが収縮し変形が発生していることが原因であることを突き止め、さらに検討を続けた結果、次の構成により、熱暴走が起きにくい安全なバッテリー、キャパシタ、コンデンサ等が得られることを見出した。
かくして本発明によれば、平均直径が50〜3000nmの高分子微細繊維からなる多孔性微細繊維層を含んでなる微細繊維構造体であって、微細繊維構造体の280℃における熱収縮率が3%未満であり、多孔性微細繊維層における、平均細孔径が0.01〜15μm、厚さが0.0025〜0.3mm、多孔度が20〜90%、坪量が1〜90g/m、フラジール通気度が46m/分/m未満、およびマクミラン数が2〜15であり、該高分子微細繊維がポリイミド、芳香族ポリアミド、または半芳香族ポリアミドからなることを特徴とする微細繊維構造体が提供される。また、上記微細繊維構造体をセパレータまたは絶縁材として含むバッテリー、電気二重層キャパシタ、またはコンデンサが提供される。
本発明の微細繊維構造体は、低熱収縮特性を有していることにより、バッテリーやキャパシタ、コンデンサ等の異常発熱の際においても、収縮変形が低減され、これをセパレータとして用いることで、内部短絡の起きない安全性の高いバッテリー、キャパシタ、コンデンサ等とすることができる。
本発明の微細繊維構造体は、薄く、低いイオン抵抗および良好なデンドライトバリア特性、ソフトショートバリア特性、耐短絡性等に同時に優れており、バッテリー、電気二重層キャパシタ、コンデンサ等のセパレータや絶縁材に用い優れた性能を発揮する。つまり、本発明の微細繊維構造体は、バッテリーに用いるセパレータや絶縁材としたとき、電解質を吸収する高い容量を有する一方で、電解質溶液で飽和されたときにおいても、該セパレータ等が、それらのデンドライトバリア特性を損失しないよう、実用における優れた構造維持性、化学的安定性、および寸法安定性を有している。また、電気二重層キャパシタ、コンデンサに用いるセパレータや絶縁材としたときも、電解質を吸収する高い容量を有する一方で、電解質溶液で飽和されたときにおいても、該セパレータ等が、それらのソフトショートバリア特性を損失しないよう、実用における優れた構造維持性、化学的安定性、および寸法安定性を有している。
上記の、バッテリー、電気二重層キャパシタ、コンデンサのセパレータや絶縁材はいずれもその厚みが薄いほど、バッテリー、電気二重層キャパシタ、コンデンサにおいて用いられる材料(すなわちアノード、セパレータや絶縁材、およびカソード)の全厚が薄くなるため、高い電気化学的に活性な材料を特定容積中に内在させることが可能であり、大容量のバッテリー、電気二重層キャパシタや、コンデンサを製造できる。上記セパレータ等は、低いイオン抵抗を有し、イオンは、アノードおよびカソード間を流れやすくなる。これらの性能はマクミラン数が2〜15、好ましくは2〜6となることによって実証されるが、本発明は後述する、微細繊維の平均直径、微細繊維構造体の構成等を満足させることによって実現できる。
本発明の微細繊維構造体は、平均直径が50〜3000nm、好ましくは50〜1000nm、さらに好ましくは100〜800nmの高分子微細繊維のからなる多孔性微細繊維層を少なくとも1層含んでいる。こうした微細繊維は、高い表面積を有する上記のバッテリー等のセパレータや絶縁材としたとき、良好な電解質吸収性および保持性を達成できる。
本発明においては、多孔性微細繊維層の平均細孔径は0.01〜15μm、好ましくは0.01〜5μm、より好ましくは0.01〜1μmである。平均細孔径が0.01μmより小さいと、通気度が低く、イオン抵抗度が高くなってしまう。一方、平均細孔径が15μmより大きいと、短絡しやすくなり好ましくない。
また、多孔性微細繊維層の多孔度は20〜90%、好ましくは40〜80%の多孔度を有する。上記多孔度を高くすることで、上記と同様にバッテリー等における良好な電解質の吸収性および保持性を達成できる。
本発明においては、多孔性微細繊維層の厚さは0.0025〜0.3mm、好ましくは0.0127〜0.127mmである。バッテリー等のセパレータや絶縁材に用いた場合、アノードおよびカソード間のデンドライト誘起ショートを防止するのに十分な厚さとし、一方で、カソードおよびアノード間で良好にイオンが流れるようにするため、上記範囲とすることが好ましい。上記のような薄い多孔性微細繊維層を含む微細繊維構造体は、セパレータや絶縁材としたとき、セル中の電極にさらなる空間を作ることができ、バッテリー等として性能を改善し、長寿命化を図ることができる。
本発明においては、多孔性微細繊維層の坪量は1〜90g/m、好ましくは5〜30g/mである。この坪量が90g/mを超える場合には、イオン抵抗が大きくなりすぎる可能性がある。一方、坪量が1g/m未満の場合には、セパレータは、アノードおよびカソード間のデンドライトショートやソフトショートバリア特性を低減することができない場合がある。
本発明においては、微細繊維構造体においては、280℃における熱収縮率が3%未満、好ましくは2%未満、より好ましくは1%未満であることが肝要である。熱収縮率が3%以上になると、異常発熱時の収縮変形が顕著となり、形状を維持できず、内部短絡を引き起こしやすなり、安全性を保つのが困難となる。
すなわち、本発明は、高分子微細繊維からなる微細繊維構造体をセパレータや絶縁材に用いる際に必要な性能について究明し、上記の極めて熱収縮の小さい繊維構造体に到達し、さらに、かかる微細繊維構造体は、例えば後述する製造方法により、微細繊維ウェブ成形後、特定条件で、加熱処理を行うか、加熱処理後にさらに緩和熱処理を行うことにより得られることを見出したものである。
なお、上記の熱収縮率を測定する際、微細繊維構造体からのサンプル(試験片)の切り出しは、いかなる角度で行っても良く、採取したサンプルのいずれかで上熱収縮率の要件を満たしていればよい。
本発明の微細繊維構造体に使用できる好適であるポリマーとしては、バッテリー、電気二重層キャパシタ、コンデンサ等に用いられる電解質溶液に対して実質的に不活性であるいずれかの熱可塑性および熱硬化性ポリマーが挙げられる。セパレータの繊維の形成に用いるために好適であるポリマーとしては、限定されないが、ポリビニルアルコール、脂肪族ポリアミド、半芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリスルホン、セルロースアセテート、セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン、ポリエチレンオキシド、ポリメチルペンテン、ポリアクリロニトリルポリフェニレンスルフィド、ポリアセチル、ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレンならびにこれらのコポリマーまたは誘導体化合物、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
本発明のいくつかの実施形態においては、多孔性構造を維持すると共に、構造的または機械的完全性を向上し、これによりこれから形成されるセパレータのデンドライトバリア、および熱安定性向上させるために、高分子微細繊維のポリマーを架橋することが好ましい。一定のポリマー、例えばポリビニルアルコール(PVA)、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレートは、電解質中に膨潤しまたはゲル化し、微細繊維構造の孔を塞ぐ傾向にある。また、電解質中において軟化または分解して、微細繊維構体の係蹄に造的完全性をもたらすであろう。バッテリーセパレータのポリマーに応じて、種々の架橋剤および架橋条件を用いることが可能である。上述のポリマーのすべてを化学的架橋、電子ビーム架橋またはUV架橋などの公知の手段によって架橋することが可能である。
PVAは、化学的架橋、電子ビーム架橋またはUV架橋のいずれかによって架橋されることが可能である。PVA微細繊維層の化学的架橋は、PVA層をジアルデヒドおよび酸で処理し、その後、酸をNaHCOで中和し、および層を水で洗浄することにより行うことが可能である。PVAの架橋は、これを不水溶性として、その機械的強度およびその耐酸化および耐薬品性を増加させる。
ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレンセパレータは、架橋剤(PEGDMAオリゴマー)および架橋開始剤(2,2−アゾビスイソブチロニトリル)を添加すると共に、セパレータを80℃で12時間加熱することにより架橋することが可能である。ポリアクリロニトリルセパレータは、架橋剤(例えば、エチレングリコールジメタクリレート、またはトリエチレングリコールジメタクリレート)および開始剤(例えば、ベンゾイルパーオキシド)を添加すると共に60℃で加熱することにより架橋することが可能である。
本発明の一実施形態はアルカリバッテリーに関する。バッテリーは、例えば、アノードが亜鉛であり、およびカソードがマンガンオキシド(MnO)である亜鉛−マンガンオキシドまたはZn−MnOバッテリー、またはアノードが亜鉛であり、およびカソードが空気である亜鉛空気バッテリーといったアルカリ一次バッテリーであることができ、または例えば、アノードがカドミウムであり、およびカソードがニッケルオキシ−ヒドロキシド(NiOOH)であるニッケルカドミウムバッテリー、アノードが亜鉛であり、およびカソードがNiOOHであるニッケル亜鉛またはNi−Znバッテリー、アノードが金属水素化物(例えばLaNi)であり、およびカソードがNiOOHであるニッケル金属水素化物(NiMH)バッテリーまたはアノードが水素(H)であり、およびカソードがNiOOHであるニッケル−水素またはNiHバッテリーといったアルカリ二次バッテリーであることができる。アルカリバッテリーの他のタイプとしては、アノードが亜鉛であり、およびカソードが水銀オキシド(HgO)である亜鉛/水銀オキシド、アノードがカドミウムであり、およびカソードが水銀オキシドであるカドミウム/水銀オキシド、アノードが亜鉛であり、およびカソードが銀色オキシド(AgO)である亜鉛/銀色オキシド、アノードがカドミウムであり、およびカソードが銀色オキシドであるカドミウム/銀色オキシドが挙げられる。すべてのこれらのバッテリータイプは、30〜40%水酸化カリウムを電解質として用いる。
本発明の他の実施形態はリチウムバッテリーに関する。本発明のリチウムバッテリーは、Li−MnOまたはLi−FeSリチウム一次バッテリーなどのリチウム一次バッテリー、リチウムイオン二次バッテリーまたはリチウムイオンゲルポリマーバッテリーであることができる。
リチウム一次バッテリーは、多くの異なるタイプのバッテリー化学を利用し、各々はリチウムをアノードとして用いるが、異なるカソード材料(SO、SOCl、SOCl、CFn、CuO、FeS、MnO等)および電解質を用いる。リチウムマンガンオキシドまたはLi−MnOセルにおいて、リチウムがアノードとしておよびMnOがカソード材料として用いられ;電解質は、リチウム塩を、プロピレンカーボネートおよび1,2−ジメトキシエタンなどの混合有機溶剤中に含有する。硫化鉄リチウムまたはLi/FeSバッテリーは、リチウムをアノードとして、二硫化鉄をカソードとして、および有機溶剤ブレンド(例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジメトキシエタン等)中のヨウ化リチウムを電解質として用いる。
リチウムイオン二次バッテリーは、リチウム挿入炭素をアノードとして、リチウム金属酸化物(例えば、LiCoO、LiNiO、LiMn等)をカソードとしておよび有機溶剤のブレンド(例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等)を1Mリチウムヘキサフルオロリン酸(LiPF)と共に電解質として用いる。
リチウムイオンゲルポリマーバッテリーは、リチウムイオン二次バッテリーと類似のアノードおよびカソードを用いる。液体有機電解質は、高分子セパレータ(例えば、PVdF、PVdF−HFP、PMMA、PAN、PEO等)とゲルを形成し、これが、セパレータおよび電極間の良好な接合を得るために補助する。ゲル電解質のイオン抵抗は液体電解質より高いが、安全性および形成要件の点で追加の利点を提供する。
本発明の他の実施形態は電気二重層キャパシタであり、炭素ベースの電極を、例えば、アセトニトリルまたはプロピレンカーボネートの溶液および1.2モル濃度の第4級テトラフルオロアンモニウムホウ酸塩といった有機または非水性電解質、または例えば、30〜40%KOH溶液といった水性電解質と共に用いる電気二重層キャパシタとすることができる。
また、本発明においては、キャパシタンスを提供する還元−酸化化学反応に依存する電気二重層キャパシタとすることができる。このような電気二重層キャパシタは、「擬似キャパシタ(pseudo capacitors)」または「レドックスキャパシタ」として称される。擬似キャパシタは、炭素、貴金属水和酸化物、変性遷移金属酸化物および導電性ポリマーベースの電極、ならびに水性および有機電解質を用いることができる。
本発明の他の実施形態は、エッチングされたアルミニウム箔アノードと、アルミニウム箔またはフィルムカソードと、それらの間に介挿されたセパレータとを含むアルミニウム電解コンデンサである。本発明の微細繊維構造体からなるセパレータおよび絶縁材は、液体電解溶液または導電性ポリマーで含浸されている。液体電解質溶液は、極性溶媒と、無機酸、有機酸、無機酸塩および有機酸塩から選択された少なくとも1つの塩とを含有している。
本発明のコンデンサは、2つの導電性アルミニウム箔と、電解質に浸漬されたセパレータとを含み、導電性アルミニウム箔の一方は絶縁酸化物層でコートされているものを例示できる。酸化物層でコートされたアルミニウム箔はアノードである一方、液体電解質および第2の箔はカソードとして機能する。多層組立体が巻き上げられ、ピンコネクタで固定され、円筒アルミニウムケースに入れられる。箔は高純度アルミニウムであり、何十億もの微細なトンネルが化学的にエッチングされて、電解質と接触する表面積を広げる。アノード箔は、アノード箔上に化学的に成長した酸化アルミニウム(Al)の薄層であるコンデンサの誘電体を支える。電解質は、電圧および動作温度範囲に従って異なる処方の成分のブレンドである。主な成分は、溶媒と、電気伝導する溶質としての導電性塩である。一般的な溶媒は、エチレングリコール(EG)、ジメチルホルムアミド(DMF)およびガンマブチルラクトン(gammabutralactone)(GBL)である。一般的な溶質は、ホウ酸アンモニウムおよびその他のアンモニウム塩である。少量の水を電解質に添加して、酸化アルミニウム誘電体の完全性を維持する。セパレータは、箔電解質が互いに接触したり、短絡したりするのを防ぎ、電解質の容器を保持させることができる。
本発明の微細繊維構造体層およびそれを構成する多孔性微細繊維層の形成プロセスは、公知のエレクトロスピニングプロセス、または、国際公開第2003/080905号パンフレット(米国特許出願第10/822,325号明細書)に開示されているエレクトロブローイングプロセスを採用することができる。
本発明では、例えば、上記プロセスを通る搬送収集手段を一度通過(すなわち、スピンパック下の搬送収集手段に一度通過)することにより一層からなる多孔性微細繊維層(繊維ウェブ)が形成される。繊維ウェブは、同一の搬送手段上を配置された1つもしくはそれ以上のスピンパック下を通過させることによって多層構造とすることもできる。
収集された微細繊維層は、例えば繊維同士を結合することによって、その引張強度を向上させることができる。特に縦方向(長さ方向)の引張強度を高くすることによって、セルの巻回性を向上させ、かつ使用におけるセパレータとしたとき良好なデンドライトバリア性にも寄与する。微細繊維同士の結合方法は、特に限定されないが、加熱された平滑なニップロールの間での熱カレンダー加工、超音波結合、点結合、および高温雰囲気中を通過せる結合など公知の方法を採用することができる。繊維同士の結合により、微細繊維層は取り扱い性が向上し、かつバッテリー、電気二重層キャパシタ、コンデンサ用のセパレータや絶縁材への形成に必要は微細繊維層の強度を付与することもできる。また、接合方法に応じて、厚さ、密度、孔径、および形状などの物理特性を調整することができる。熱カレンダー加工を用いる場合、微細繊維が溶融し、個々の繊維形態が失われるまで過度に融着させ、完全なフィルム状としないようにする必要がある。
また、本発明では、前記の微細繊維の結晶化度とするためには、エレクトロスピニングやエレクトロブローイング等により微細繊維ウェブを成形し、300〜330℃で加熱処理をした後に280〜300℃にて1〜600秒間、緩和熱処理を行うか、350℃で1〜600秒間、加熱処理を行うことが望ましい。上記の緩和熱処理および加熱処理は、ポリマー等の限定はないが、特にポリイミドや芳香族ポリアミド、半芳香族ポリアミド等からなる微細繊維構造体の低熱収縮化に効果があることがわかった。
本発明の微細繊維構造体は、高分子微細繊維からなる多孔性微細繊維層の単一層または多層のいずれでもよい。繊維構造体が多層からなる場合、同一の高分子微細繊維からなる多孔性微細繊維層から構成されても、あるいは、異なる高分子微細繊維の多孔性微細繊維層から構成されていてもよい。多層の場合は、特に限定されないが、ポリマー、厚さ、坪量、孔径、繊維サイズ、多孔度、通気度、イオン抵抗および引張強度などの少なくともいずれかで異なる多孔性微細繊維層を積層するものであっても良い。また、本発明の微細繊維構造体は、少なくとも一層は本発明の要件を満たす多孔性微細繊維層を含んでいればよく、本発明の目的を阻害しない範囲で、本発明の要件を満たさない、例えば繊維直径が3000nmを超える繊維からなる湿式不織布、乾式不織布等の繊維構造体や、多孔樹脂膜等を含んでいてもよい。以上のように、多孔性微細繊維層を2層以上積層した微細繊維構造体や、他の素材を積層した微細繊維構造体とした場合でも、それらに前記と同様の緩和熱処理および加熱処理を行えばよい。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。しかし、以下の例によって、本発明が限定されることはない。なお、実施例中の各特性値は下記の方法で測定した。
<繊維の平均直径>
微細繊維を任意に50本サンプリングし、走査型電子顕微鏡JSM6330F(JEOL社製)にて測定し、繊維径の平均値を求めた。なお測定は、20,000倍の倍率で行った。
<坪量>
多孔性微細繊維層を、1辺が25mmの正方形に切り出し、その重量を電子天秤を用いて測定し、1辺が1mの正方形として換算し、坪量とした。
<厚さ>
多孔性微細繊維層について、小野測器 デジタルリニアゲージDG−925(測定端子部の直径1cm)を用い、任意に選択した20箇所において厚さを測定し、平均値を求めた。
<平均細孔径>
多孔性微細繊維層をCapillary Flow Porometer CFP−1200−AEXL(Porous Materials, Inc.社製)を用いて、平均細孔径を求めた。
<多孔度>
多孔微細繊維層の坪量(g/m)、微細繊維を構成するポリマーの密度(g/cm)、厚さ(μm)から、次の式により算出した。
多孔度(%)=100−坪量/(ポリマーの密度×厚さ)×100
<熱収縮率>
微細繊維構造体を、長さ25mm×幅5mmのサンプルに切りだし、TMA4000SA(ブルカー社製)を用い、1.5g重の荷重をかけた状態で、280℃で10秒間、熱暴露させ、下記式を用いて熱収縮率を算出した。この際、熱暴露前サンプル長は20mmとした。
熱収縮率(%)=(熱暴露前サンプル長−熱暴露後サンプル長)/熱暴露前サンプル長×100
<フラジール通気度>
多孔性微細繊維層からサンプルを切り出し、JIS L1096(2010) 8.26 A法(フラジール形式)に準拠し、フラジール型試験機(TEXTEST社製 FX3300)を用い測定範囲を5cmとして測定し、測定値を単位m/分/mで示した。
<マクミラン数>
多孔性微細繊維層を20mmΦに切り出し、2枚のSUS電極に挟み、10kHzでの交流インピーダンスから算出した電導度で電解液のイオン電導度を除し、算出する。電解液は0.5モル濃度のリチウムトリフルオロメタンスルホネート(LiTFS)、プロピレンカーボネート:エチレンカーボネート:ジメトキシエタン(22:8:70)を用い、測定温度は25℃とした。
280℃熱暴露後のマクミラン数は、微細繊維構造体を、長さ30mm×幅30mmのサンプルに切りだし、TMA4000SA(ブルカー社製)を用い、1.5g重の荷重をかけた状態で、280℃で10秒間熱暴露させ、該サンプルから20mmΦに切り出し、上記と同様に測定を行った。20mm下記式を用いて熱収縮率を算出した。
[実施例1]
特公昭47−10863号公報記載の方法に準じた下記の界面重合法により目的ポリマーを製造した。
イソフタル酸ジクロライド25.13g(99mol%)と第3成分としてテレフタル酸ジクロライド0.25g(1mol%)を水分含有率2mg/100mlのテトラヒドロフラン125mlに溶解し、−25℃に冷却した。これを撹拌しながらメタフェニレンジアミン13.52g(100mol%)を、上記テトラヒドロフラン125mlに溶解した溶液を細流として約15分間にわたって添加し、白色の乳濁液(A)を作製した。これとは別に無水炭酸ナトリウム13.25gを水250mlに室温で溶かし、これを撹拌しながら5℃まで冷却して炭酸ナトリウム水和物結晶を析出させ分散液(B)を作製した。上記乳濁液(A)と分散液(B)とを激しく混合した。更に2分間混合を続けた後、200mlの水を加えて希釈し、生成重合体を白色粉末として沈殿させた。重合終了系からろ過、水洗、乾燥して目的とするポリマー(密度:1.38g/cm)を得た。
得られた芳香族コポリアミドポリマーをN,N−ジメチルアセトアミドに、20重量%となるように溶解させエレクトロスピニング用の紡糸溶液とした。このポリマー溶液をノズルから吐出させ、電界紡糸法により印加電圧を20kVとし微細繊維を成形し、該ノズルから20cm下の搬送ネットでこれを回収し微細繊維ウェッブを得た。
続いて得られた繊維ウェッブを金属製加熱ローラにて、温度330℃にて連続的に加熱処理した後、熱風乾燥器にて温度300℃で600秒間暴露する緩和熱処理を行い、多孔性微細繊維層一層からなる微細繊維構造体を得た。結果を表1に示す。
[実施例2、比較例1、2]
緩和熱処理の温度を300℃から、実施例2は280℃に、比較例1は200℃に、比較例2は150℃にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にして微細繊維層を得た。結果を表1に示す。
Figure 0006034086
本発明の微細繊維構造体は、低熱収縮特性を有していることにより、バッテリーやキャパシタ、コンデンサ等の異常発熱の際においても、収縮変形が低減され、これをセパレータとして用いることで、内部短絡の起きない安全性の高いバッテリー、キャパシタ、コンデンサ等とすることができる。

Claims (9)

  1. 平均直径が50〜3000nmの高分子微細繊維からなる多孔性微細繊維層を含んでなる微細繊維構造体であって、微細繊維構造体の280℃における熱収縮率が3%未満であり、多孔性微細繊維層における、平均細孔径が0.01〜15μm、厚さが0.0025〜0.3mm、多孔度が20〜90%、坪量が1〜90g/m、フラジール通気度が46m/分/m未満、およびマクミラン数が2〜15であり、該高分子微細繊維がポリイミド、芳香族ポリアミド、または半芳香族ポリアミドからなることを特徴とする微細繊維構造体。
  2. 高分子微細繊維を構成するポリマーが架橋されている請求項に記載の微細繊維構造体。
  3. 微細繊維構造体が多層多孔性微細繊維層を含んでなる請求項1または2に記載の微細繊維構造体。
  4. 微細繊維構造体が、異なるポリマーからなる多孔性微細繊維層を2層以上積層してなる多層多孔性微細繊維層を含んでなる請求項に記載の微細繊維構造体。
  5. 微細繊維構造体が、厚さ、坪量、平均細孔径、平均直径、多孔度、フラジール通気度、イオン抵抗、および引張強度のうち少なくとも1つが異なる多孔性微細繊維層2層以上積層してなる多層多孔性微細繊維層を含んでなる請求項に記載の微細繊維構造体。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の微細繊維構造体をセパレータまたは絶縁材として含むバッテリー。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の微細繊維構造体をセパレータまたは絶縁材として含む電気二重層キャパシタ。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の微細繊維構造体をセパレータまたは絶縁材として含むコンデンサ。
  9. バッテリーが、リチウムバッテリー、リチウムイオンバッテリー、またはリチウムイオンゲルポリマーバッテリーである請求項に記載のバッテリー。
JP2012167097A 2012-07-27 2012-07-27 微細繊維構造体 Active JP6034086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012167097A JP6034086B2 (ja) 2012-07-27 2012-07-27 微細繊維構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012167097A JP6034086B2 (ja) 2012-07-27 2012-07-27 微細繊維構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014025171A JP2014025171A (ja) 2014-02-06
JP6034086B2 true JP6034086B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=50199068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012167097A Active JP6034086B2 (ja) 2012-07-27 2012-07-27 微細繊維構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6034086B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7112389B1 (en) * 2005-09-30 2006-09-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Batteries including improved fine fiber separators
JP4773902B2 (ja) * 2006-07-05 2011-09-14 帝人テクノプロダクツ株式会社 ナノファイバー不織布及びその製造方法
JP4838084B2 (ja) * 2006-09-28 2011-12-14 タピルス株式会社 ポリエーテルエーテルケトン製メルトブロー不織布、その製造方法及びそれからなる耐熱性電池セパレータ
WO2009051263A1 (ja) * 2007-10-18 2009-04-23 Teijin Techno Products Limited 芳香族ポリアミドナノファイバー及びそれを含む繊維構造体
JP2010047857A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Toray Ind Inc 不織布およびその製造方法
JP2012132121A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Toray Ind Inc 不織布およびその製造方法、非水系エネルギーデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014025171A (ja) 2014-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5611505B2 (ja) 電池用セパレータおよびリチウム二次電池
JP5384631B2 (ja) 多孔性コーティング層を備えたセパレータ、その製造方法及びこれを備えた電気化学素子
JP5885313B2 (ja) セパレータの製造方法、その方法によって形成されたセパレータ、及びそれを含む電気化学素子の製造方法
JP5405568B2 (ja) 多孔性コーティング層を備えたセパレータ及びこれを備えた電気化学素子
US7112389B1 (en) Batteries including improved fine fiber separators
JP5403857B2 (ja) 電池用セパレータ、その製造方法およびリチウム二次電池
JP6208663B2 (ja) セパレータの製造方法、その方法で形成されたセパレータ、及びそれを含む電気化学素子
JP2014082216A (ja) 有機/無機複合多孔性膜
JPWO2014046094A1 (ja) セパレータ及びその製造方法、並びに、リチウムイオン二次電池
KR20080073371A (ko) 전기화학소자용 세퍼레이터와 그 제조방법, 및전기화학소자와 그 제조방법
JP2008066094A (ja) 電池用セパレータおよびリチウム二次電池
JP2014022051A (ja) 電気化学素子用セパレータおよび電気化学素子
JP2014025184A (ja) 微細繊維構造体
JP2014007068A (ja) 微細繊維構造体
JP2014015697A (ja) 微細繊維構造体
CN112042006B (zh) 电化学元件用隔膜
WO2014010753A1 (ja) 微細繊維構造体
JP2014015694A (ja) 微細繊維構造体
WO2014003192A1 (ja) 微細繊維構造体
JP7341957B2 (ja) 非水系二次電池
JP7413180B2 (ja) 非水系二次電池
JP7402766B2 (ja) 非水系二次電池
JP6034086B2 (ja) 微細繊維構造体
JP2014012904A (ja) 微細繊維構造体
JP2014005569A (ja) 微細繊維構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6034086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150