JP6033726B2 - 水力発電システム - Google Patents

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本発明は、水車の回転状態に応じて発電機の駆動モードを切り替える水力発電システムに関する。
例えば、河川に設置するマイクロ水力発電機は、小水力発電機や水力発電機のように上流側にきちんとした水の浄化設備がない場合が多い。そのため、雨が降った場合には、上流側から木の枝や葦・芦が流れてくる。これらのものは、マイクロ水力発電機にとっては異物となり、水車の回転の阻害や停止を招いてしまう。
水力発電機における異物の噛込みを防止する技術として、例えば特許文献1に示す技術が開示されている。特許文献1に示す技術は、先行発電機が発電機設備形態A(水槽スクリーンバー間隔<水車ガイドベーン全開開度)である場合には、先行発電機の停止時に水車ガイドベーンを開度目標値以上まで開くことにより、水車ガイドベーンの間隙に噛み込んだ異物を流し出させ、また、先行発電機が発電機設備形態B(水槽スクリーンバー間隔>水車ガイドベーン全開開度)である場合には、先行発電機の停止時に水車ガイドベーンを一旦全開にして、水車ガイドベーンの間隙に噛み込んだ異物を流し出たのち、水車ガイドベーンを全閉開度まで閉めることにより、そのストローク力を利用して流し出なかった異物を破砕させるものである。
特開2012−92667号公報
しかしながら、特許文献1に示す技術は、異物流出させるための水車ガイドベーンの制御を水位に基づいて行わなければならず、処理が複雑になってしまう。
本発明は、例えば異物の噛込み等により水車の回転が停止した場合に、発電機をモータとして駆動させることで、異物等の除去を行う水力発電システムを提供する。
本発明に係る水力発電システムは、水流によって回転する水車と、前記水車に連携し当該水車の回転により発電を行う発電機と、前記水車の回転状態を検出する回転検出手段と、前記発電機をモータとして駆動させるための駆動制御手段とを備え、前記回転検出手段が、前記水車の回転が停止したことを検出した場合に、前記駆動制御手段が、前記発電機を前記モータとして駆動させて前記水車を回転させるものである。
このように、本発明に係る水力発電システムにおいては、水車の回転が停止したことが検出された場合に、発電機をモータとして駆動させるため、水車の回転を阻害しているものをモータの回転エネルギーにより除去することができ、水力発電システム全体の処理を継続しつつ、簡易的な処理で発電を維持することができるという効果を奏する。
本発明に係る水力発電システムは、前記水車が相互に逆方向に回転する2軸の水車からなり、前記駆動制御手段が前記発電機の駆動を前記モータに切り替えた場合に、前記水車の羽根が、当該水車の回転を阻害する回転阻害物を破砕する破砕羽根として機能するものである。
このように、本発明に係る水力発電システムにおいては、水車が相互に逆方向に回転する2軸の水車からなり、水車の回転が停止して発電機の駆動をモータに切り替えた場合に、水車の羽根が、当該水車の回転を阻害する回転阻害物を破砕する破砕羽根として機能するため、各水車の破砕羽根により回転阻害物となる異物を粉砕して、水車の回転を正常に戻すことができるという効果を奏する。
本発明に係る水力発電システムは、前記発電機が系統電力又は蓄電池からの電力を供給可能に接続されており、前記発電機がモータとして駆動する場合に、前記系統電力又は前記蓄電池からの電力の供給を受けて前記モータとして駆動するものである。
このように、本発明に係る水力発電システムにおいては、発電機が系統電力又は蓄電池からの電力を供給可能に接続されており、発電機がモータとして駆動する場合に、系統電力又は蓄電池からの電力の供給を受けて前記モータとして駆動するため、発電機をモータとして確実に駆動させることが可能になるという効果を奏する。
本発明に係る水力発電システムは、河川の水流によって回転し、当該河川の上流から下流に向かって複数設置された水車と、前記水車に連携し当該水車の回転により発電を行う発電機とを少なくとも備える水力発電システムであって、前記複数の水車のうち、上流側から一部の水車の回転状態を検出する回転検出手段と、前記一部の水車に連携する前記発電機をモータとして駆動させるための駆動制御手段とを備え、前記回転検出手段が、前記一部の水車の回転が停止したことを検出した場合に、前記駆動制御手段が、前記一部の水車に連携する前記発電機を前記モータとして駆動させて前記水車を回転させるものである。
このように、本発明に係る水力発電システムにおいては、河川の水流によって回転し、当該河川の上流から下流に向かって複数設置された水車と、前記水車に連携し当該水車の回転により発電を行う発電機とを少なくとも備える水力発電システムであって、前記複数の水車のうち、上流側から一部の水車の回転状態を検出し、当該一部の水車の回転が停止したことを検出した場合に、水車に連携する発電機をモータとして駆動させて前記水車を回転させるため、発電機をモータとして駆動させる機能は、上流の一部の水車及び発電機についてのみ有していればよく、コストを抑えて効率よく異物を除去することができるという効果を奏する。
すなわち、上流側である程度異物の除去や粉砕がなされれば、下流側では細かい異物となるため、下流側にまで同等の機能を持った水力発電システムを設置する必要がなくなり、コストを抑えつつ異物の除去及び発電を効率よく行うことが可能になる。
第1の実施形態に係る水力発電システムにおける発電装置の一例を示す図である。 第1の実施形態における水力発電システムのシステム構成図である。 第1の実施形態に係る電力制御装置の構成の一部を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る電力制御装置の動作の一部を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る水力発電システムのシステム構成図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る水力発電システムについて、図1ないし図4を用いて説明する。本実施形態に係る水力発電システムは、河川や用水路等に設置する小型のマイクロ水力発電システムであり、水流によって水車を回転させ、その回転エネルギーを電気に変換して発電するものである。
図1は、本実施形態に係る水力発電システムにおける発電装置(水車及び発電機を含む)の一例を示す図である。本実施形態においては、入力と出力の関係を入れ替えることで、発電機として機能したり、モータとして機能することができる発電装置が利用される。図1において、水車2a,2bが筐体3に収納された状態で保持されている。水車2a,2bは、水流を受けて相互に逆方向に回転する2軸の構成となっており、それぞれの水車2a,2bに連携して発電機4a,4bが配設されている。水車2a,2bは、水流を受けるための水車羽根21a,21bを有しており、水流方向に向かって凸状に湾曲することで、水の抵抗を受け易くなっている。
筐体3の水流を受ける側の面は開口しており、水流方向に向かって順次狭い開口となるように形成されている。すなわち、開口部が次第に狭くなることで水流の速度を上げ、効果的に水車2a,2bを回転させる。発電機4a,4bは、水車2a,2bの回転に伴って同様に回転するコイルとその周辺に配設される磁石とを用いて電磁誘導により発電を行う。この発電機4a,4bは、入出力を入れ替えてコイルに電流を流すことでモータとして駆動することができる。
水車2a,2bのそれぞれの水車羽根21a,21bは、互いに接触しないように所定の間隔を空けて配設されており、筐体3の開口部から流れ込んで来た異物(例えば、草木、ペットボトルやビニール等のゴミ等)の中で小さいものについては、そのまま水車2a,2bの間を抜けて下流側に流れてしまうが、大きいものについては、水車2a,2bの回転を阻害してしまい、噛み込んでしまった場合には回転が停止してしまう。そこで、本実施形態においては、異物等の混入により水車2a,2bの回転が停止した場合に、発電機4a,4bのコイルに電流を流してモータとして駆動させる。
つまり、空のペットボトルのように、ある程度の力で変形してしまうようなものについては、モータによる回転力を利用して、異物を下流側に流し込むことで除去することができる。また、水車羽根21a,21bの強度を上げることで、当該水車羽根21a,21bを破砕羽根として機能させ、モータによる回転力を利用して草木などを粉砕して除去することもできる。
なお、図1では、2軸の発電装置について説明したが、1軸の場合でも適用することができる。その場合は、水車羽根と筐体3の壁面との間で破砕が可能となる。
次に、本実施形態に係る水力発電システムの構成について説明する。図2は、図1における発電装置を用いた水力発電システムのシステム構成図である。水力発電システム10は、筐体3に収納された相互に逆方向に回転する2つの(2軸の)水車2a,2bと、この各水車2a,2bに連動して水車の回転エネルギーを電力に変換する発電機4a,4bとを有する発電装置1と、発電装置1で発電した交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換手段を有する電力制御装置5a,5bと、各電力制御装置5a,5bから出力される直流電力を負荷15に供給可能な態様の交流電力に変換するインバータ14と、各電力制御装置5a,5bから出力される直流電力を商用電源13に供給可能な態様の交流電力に変換するコンバータ12と、水力発電システム1を構成する装置やスイッチの動作を通信により制御するシステム制御装置6と、このシステム制御装置6を操作するためのタッチパネル7と、システム制御装置6を起動するための電源となる蓄電池であるバッテリ8と、各電力制御装置5a,5bから出力される直流電力をバッテリ8に充電可能に変換するDC/DCコンバータ9とを備える。
なお、水力発電システム10は、図2に示すように常時電力系統と接続して運用されてもよいし、通常時は電力系統と連携して余剰電力を売電し、災害時などに電力系統が使えなくなった場合にのみ電力系統から独立して運用されるようにしてもよい。また、電力系統から完全に独立して運用されるようにしてもよい。
発電装置1で発電した電気は、電力制御装置5a,5bの制御により負荷15で消費されたり、商用電源13側に送られて売電される。発電装置1、電力制御装置5a,5b、コンバータ12、インバータ14、各スイッチはシステム制御装置6を介して通信可能に接続されており、信号の送受信により各構成要素を制御することができる。
災害時などに電力系統が使えなくなった場合や、商用電源13から独立して運用される場合、水力発電システム10は、バッテリ8に蓄えられた電気を利用して起動される。この場合、まずバッテリ8を電源としてシステム制御装置6が起動される。システム制御装置6は、水車2a,2bから取得した回転数に応じてスイッチ16a,16bを制御することで、電力制御装置5a,5bの始動時における安全性を確保して電力を供給する。つまり、電力制御装置5a,5bは、始動する際に適切な電力の範囲が決まっており、その範囲外の電力が供給された場合は電力が小さすぎて起動できないか又は突入電流などにより故障してしまう。そのため、回転数に応じた電力制御装置5a,5bの始動可能な状態を判定してスイッチ16a,16bが投入される。水力発電システム10が運用状態になると、負荷15や商用電源13に対して発電装置1で発生した電力が供給される。また同時に、水力発電システム10の運用時にはバッテリ8への充電も行われる。
なお、上述のような始動の制御については、図2の2点鎖線で示す構成100を利用してDCの負荷制御を行ってもよいし、1点鎖線で示す構成200を利用してACの負荷制御を行ってもよい。
水力発電システム10の運用中、上述したように、異物等の混入により水車2a,2bの回転が停止する場合がある。その場合には、発電装置1の動作を停止させ、電力制御装置5a,5bの制御により、商用電源13に接続されている場合は商用電源13から、商用電源13に接続されていない場合はバッテリ8からの電気により発電機4a,4bのコイルに電流を流して発電装置1をモータとして駆動させる。そうすることで、水車2a,2bに入り込んだ異物を下流側に除去する。また、必要に応じて水車羽根21a,21bの強度を上げて、異物を粉砕してから下流側に除去することもできる。
電力制御装置5a,5bにおける上記の駆動制御(モータへの切り替え制御)を行う部分の構成を図3に示す。図3は、本実施形態に係る電力制御装置5a,5bの構成の一部を示す機能ブロック図である。電力制御装置5a,5bは、システム制御装置6を介して通信により取得した水車2a,2bの回転数を検出する回転数検出部52と、この回転数検出部52の検出結果に基づいて、発電装置1の駆動を発電機としての駆動からモータとしての駆動に切り替え制御する駆動切替制御部51とを備える。発電装置1をモータとして駆動するためには、発電機4a,4bのコイルに電流を流す必要があるため、そのための電源として、商用電源13に接続して系統連系で運用されている場合は商用電源13、商用電源13に接続されずに独立して運用されている場合はバッテリ8又はその他状況に応じた外部電源等の電力供給源53が利用される。また、2軸の発電装置1を用いて独立で運用されている場合に、1軸のみが異物により回転できなくなったときは、他方の正常に回転している水車により発電した電力を使って、回転できない方の水車をモータで回転させて異物を除去するようにしてもよい。
次に、電力制御装置5a,5bの動作について説明する。図4は、本実施形態に係る電源制御装置5a,5bの動作の一部を示すフローチャートである。まず、回転数検出部52が水車2a,2bの回転数を取得する(S41)。駆動切替制御部51が、取得した水車2a,2bの回転が停止しているかどうかを判定し(S42)、回転が停止していなければ、そのまま通常動作を維持する(S47)。回転が停止していれば、水車2a,2bに異物等が混入して回転を阻害している可能性があると判断し、発電装置1を停止する(S43)。駆動切替制御部51が商用電源13、バッテリ8又は外部電源等の電力供給源53からの電力の供給により、発電機4a,4bのコイルに電流を流して発電装置1をモータとして駆動させる(S44)。駆動切替制御部51は、発電装置1を所定時間又は所定回転数分モータとして駆動した後、モータとしての駆動を停止し発電機としての駆動に戻す(S45)。水車2a,2bの回転数を取得し、回転が停止しているかどうかを判定し(S46)、回転が停止していなければ通常動作を維持する(S47)。この一連の処理は水力発電システム10が運用状態である間常時行われる。回転が停止している場合は、モータの駆動だけでは異物を除去できないと判断され、水力発電システム10の運用を一旦停止し(S48)、管理者による対応が行われる。
このように、本実施形態に係る水力発電システムにおいては、水車2a,2bの回転が停止していることが検出された場合に、発電機4a,4bをモータとして駆動させるため、水車2a,2bの回転を阻害している異物をモータの回転エネルギーにより除去することができ、水力発電システム10全体の処理を継続しつつ、簡易的な処理で発電を維持することができる。
また、水車2a,2bが相互に逆方向に回転する2軸の水車からなり、水車2a,2bの回転が停止して発電機4a,4bの駆動をモータに切り替えた場合に、水車2a,2bの羽根が、当該水車2a,2bの回転を阻害する回転阻害物を破砕する破砕羽根として機能することで、各水車2a,2bの破砕羽根により回転阻害物となる異物を粉砕して、水車2a,2bの回転を正常に戻すことができる。
さらに、発電機4a,4bが系統電力又は蓄電池からの電力を供給可能に接続されており、発電機4a,4bがモータとして駆動する場合に、系統電力又は蓄電池からの電力の供給を受けて前記モータとして駆動することで、発電機4a,4bをモータとして確実に駆動させることが可能になる。
(本発明の第2の実施形態)
本実施形態に係る水力発電システムについて、図5を用いて説明する。本実施形態に係る水力発電システムは、前記第1の実施形態に係る水力発電システムにおいて、発電装置及び電力制御装置が上流から下流にかけて複数段設置されており、そのうち上流側の一部の発電装置及び電力制御装置について、前記第1の実施形態に示すような発電装置の駆動切り替えを行い、それ以外の発電装置及び電力制御装置については、前記第1の実施形態に示すような発電装置の駆動切り替えを行わない構成である。
なお、本実施形態において前記第1の実施形態と重複する説明は省略する。
図5は、本実施形態に係る水力発電システムのシステム構成図である。第1の実施形態の場合と異なるのは、発電装置1(1a〜1j)及び電力制御装置5(5a〜5j)を複数有しており、それらが河川や用水路の上流から下流にかけて順次設置されていることである。そして、上流側の一部の発電装置1及び電力制御装置5(ここでは、仮に一番上流側に設置されている発電装置1a,1b及び電力制御装置5a,5b)については、第1の実施形態における発電装置1及び電力制御装置5のように、水車2a,2bの回転数に応じて発電機4a,4bの駆動をモータに切り替える機能を有している。また、同時に、必要に応じて水車羽根21a,21bの強度を強くして、異物を破砕する破砕羽根として構成されている。すなわち、上流側で大きな異物をある程度破砕して細かくすることで、下流側の水車への影響を最小限に抑える。
なお、発電装置1a,1b及び電力制御装置5a,5bの構成及び動作については、前記第1の実施形態と同じであるため説明は省略する。
このように、本実施形態に係る水力発電システムにおいては、河川や用水路等の水流の上流から下流に向かって複数設置された発電装置及び電力制御装置のうち、上流側から一部の水車の回転状態を検出し、当該一部の水車の回転が停止したことを検出した場合に、水車に連携する発電機をモータとして駆動させるため、発電機をモータとして駆動させる機能は、上流の一部の水車及び発電機についてのみ有していればよく、コストを抑えて効率よく異物を除去することができる。すなわち、上流側である程度異物の除去や粉砕がなされれば、下流側では細かい異物となるため、下流側にまで同等の機能を持った水力発電システムを設置する必要がなくなり、コストを抑えつつ異物の除去及び発電を効率よく行うことが可能になる。
なお、本実施形態においては、上流側から一部の発電装置1及び電力制御装置5のみに異物を除去する機能を有する構成としたが、全ての発電装置1及び電力制御装置5に異物を除去する機能を備え、水車羽根の強度を上流側から順次弱くする構成としてもよい。
1a〜1j 発電装置
2a〜2j 水車
3 筐体
4a〜4j 発電機
5a〜5j 電力制御装置
6 システム制御装置
7 タッチパネル
8 バッテリ
9 DC/DCコンバータ
12 コンバータ
13 商用電源
14 インバータ
15 負荷
51 駆動切替制御部
52 回転数検出部
53 電力供給源

Claims (4)

  1. 水流によって回転する水車と、
    前記水車に連携し当該水車の回転により発電を行う発電機と、
    前記水車の回転状態を検出する回転検出手段と、
    前記発電機をモータとして駆動させるための駆動制御手段とを備え、
    前記回転検出手段が、前記水車の回転が停止したことを検出した場合に、前記駆動制御手段が、前記発電機を前記モータとして駆動させて前記水車を回転させることを特徴とする水力発電システム。
  2. 請求項1に記載の水力発電システムにおいて、
    前記水車が相互に逆方向に回転する2軸の水車からなり、
    前記駆動制御手段が前記発電機の駆動を前記モータに切り替えた場合に、前記水車の羽根が、当該水車の回転を阻害する回転阻害物を破砕する破砕羽根として機能することを特徴とする水力発電システム。
  3. 請求項1又は2に記載の水力発電システムにおいて、
    前記発電機が系統電力又は蓄電池からの電力を供給可能に接続されており、
    前記発電機がモータとして駆動する場合に、前記系統電力又は前記蓄電池からの電力の供給を受けて前記モータとして駆動することを特徴とする水力発電システム。
  4. 水流によって回転し、当該水流の上流から下流に向かって複数設置された水車と、
    前記水車に連携し当該水車の回転により発電を行う発電機とを少なくとも備える水力発電システムであって、
    前記複数の水車のうち、上流側から一部の水車の回転状態を検出する回転検出手段と、
    前記一部の水車に連携する前記発電機をモータとして駆動させるための駆動制御手段とを備え、
    前記回転検出手段が、前記一部の水車の回転が停止したことを検出した場合に、前記駆動制御手段が、前記一部の水車に連携する前記発電機を前記モータとして駆動させて前記水車を回転させることを特徴とする水力発電システム。
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