JP6033703B2 - 成膜装置 - Google Patents

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本発明は、開口部がサセプタによって閉じられた処理室内での放電による材料ガスの分解によってワーク表面に重合膜を形成するための成膜装置に関するものである。
斯かる成膜装置の従来例を図4に示す(例えば、特許文献1参照)。
即ち、図4は従来の線膜装置要部の断面図であり、図示の成膜装置1’においては、密閉されたワーク搬送室2の中心部の下面にはモータ3が設置されており、該モータ3から垂直上方に延びる回転軸4は、ワーク搬送室2の底壁2Aを貫通して該ワーク搬送室2内に臨んでいる。そして、この回転軸4の上端には水平な回転アーム5が結着されており、該回転アーム5の一端に形成された円孔5aには、ワークWがセットされた皿状のサセプタ6が着脱可能に嵌合保持されている。ここで、サセプタ6は、円筒状の本体6aとその上端から水平に広がるリング状のフランジ6bとで構成されており、本体6aが回転アーム5の円孔5aに上方から嵌め込まれ、フランジ6bが回転アーム5の円孔5aの周縁によって当接することによって、当該サセプタ6が回転アーム5に着脱可能に保持されている。そして、サセプタ6のフランジ6bの上面にはリング状のパッキン7が嵌着されている。尚、図示しないが、回転アーム5の他端にも同様のサセプタが着脱可能に嵌合保持されている。
又、前記サセプタ6の下方には、該サセプタ6を上下動させる昇降機構8が配設されている。この昇降機構8はエアシリンダ9を備えており、該エアシリンダ9から垂直上方に延びるロッド10はワーク搬送室2の底壁2Bを貫通して該ワーク搬送室2の内部に臨んでおり、その上端には円柱ブロック状の押付治具11が設けられている。
更に、ワーク搬送室2の上壁2Aのサセプタ6の上方には円孔2aが開口しており、上壁2A上の円孔2aの周囲には、下方が開口する処理室12が設置されている。この処理室12内の上方には電極13が収容されており、この電極13には、処理室12外の設置された高周波電源14が接続されている。そして、処理室12の側壁12Aにはノズル15が貫通しており、該ノズル15の一端は処理室12内に開口し、他端は不図示の材料ガス供給源に接続されている。尚、処理室12とワーク搬送室2との接合面は、リング状のパッキン16によって気密にシールされている。
而して、成膜処理に際しては、図4に示す状態からエアシリンダ9が駆動され、そのロッド10が上方へと延びる。すると、ロッド10の先端に設けられた押付治具11はサセプタ6に当接して該サセプタ6をワークWと共に上方へと移動させ、サセプタ6をワーク搬送室2の上壁2Aに開口する円孔2aの周縁に押し付け、そのフランジ6bをワーク搬送室2の上壁2Aの内面に密着させる。この結果、処理室12の下面の開口部はサセプタ6によって塞がれ、処理室12内には密閉空間が形成される。
上記状態において、処理室12内の密閉空間にノズル15から材料ガスが供給されるとともに、高周波電源14から電極13に高周波電圧が印加されると密閉空間に放電が生じ、材料ガスは分解してプラズマが発生し、分解してプラズマ化した材料ガスがワークWの表面に重合して重合膜を形成し、ワークWの表面は重合膜によって被覆される。
特開2000−064042号公報
しかしながら、図4に示す従来の成膜装置1’においては、材料ガスの分解によって発生したプラズマの密度が電極13から離れるほど小さくなるため、ワークWの上下方向に膜厚の不均一が生じる。具体的には、ワークWの上部ニ形成された厚い重合膜の光吸収が大きくなり、又、ワークWの下部に所定の厚さの重合膜が形成されるまでに長時間を要するという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ワークの上下における重合膜の厚さを均一化することができる成膜装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、下方が開口する処理室と、該処理室内に収容された電極と、該電極に高周波電圧を印加する高周波電源と、ワークを支持するサセプタと、該サセプタを上下動させるロッドを有する昇降機構を備え、
前記昇降機構のロッドによって前記サセプタを前記ワークと共に上動させ、前記ロッドの上端に設けられた押付治具によって前記サセプタを前記処理室の開口部周縁に押圧することによって前記処理室内に密閉空間を形成し、該密閉空間内に材料ガスを供給しつつ、前記高周波電源から前記電極に高周波電圧を印加することによって前記ワークの表面に重合膜を形成する成膜装置において、
前記ロッドの押付治具の下部に磁石を設置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記磁石はN極を上にして設置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記サセプタの下面に磁性体を埋設したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、サセプタを押し付けるロッドの押付治具の下部に磁石を設置したため、電極から離れたワーク下部の磁場強度が磁石によって高められ、ワーク下部でのプラズマ密度が高められる。このため、従来は厚さが薄くなっていたワーク下部の重合膜の厚さが厚くなってワークの上下における重合膜の厚さが均一化し、ワーク上部の重合膜の光吸収が大きくなったり、ワーク下部に所定の厚さの重合膜が形成されるまでに長時間を要するという問題が解消される。
請求項2記載の発明によれば、磁石はN極を上にして設置されるため、N極からS極に向かう磁力線の強さがワークの下部で大きくなり、ワーク下部でのプラズマ密度が効果的に高められる。
請求項3記載の発明によれば、成膜処理が終了した後、昇降機構のロッドを下げたときにサセプタが密着して処理室側に残る可能性があるが、サセプタの下面に埋設された磁性体がロッド側の磁石の磁力によって押付治具に吸着するため、サセプタが引き剥がされてロッドと共に下動する。
本発明に係る成膜装置の成膜処理前の状態を示す要部断面図である。 本発明に係る成膜装置の成膜処理中の状態を示す要部断面図である。 本発明に係る成膜装置の成膜処理終了後の状態を示す要部断面図である。 従来の成膜装置要部の断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る成膜装置の成膜処理前の状態を示す要部断面図、図2は同成膜装置の成膜処理中の状態を示す要部断面図、図3は同成膜装置の成膜処理終了後の状態を示す要部断面図である。
本発明に係る成膜装置1の基本構成は図4に示した従来の成膜装置1’のそれと同じであるため、図1〜図3においては、図4に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明を省略し、本発明の特徴的な構成についてのみ説明する。
本発明に係る成膜装置1においては、エアシリンダ9のロッド10の押付治具11の下部に円筒状の磁石(永久磁石)17が設置されている。ここで、磁石17は、N極を上、S極を下にして設置されている。又、サセプタ6の下面には、金属等の磁性体18が埋設されている。
而して、成膜処理に際しては、モータ3が駆動されてその回転軸4が所定角度だけ簡欠的に回転することによって、ワークWがセットされたサセプタ6が図1に示すように処理室12の下方に位置決めされている。この状態から昇降機構8のエアシリンダ9が駆動され、そのロッド10が上方へと移動すると、該ロッド10の先端に設けられた押付治具11がサセプタ6に当接して該サセプタ6を回転アーム5の円孔5aから取り出してワークWと共に上方へと移動させる。そして、図2に示すように、ロッド10の上端に設けられた押付治具11は、サセプタ6をワーク搬送室2の上壁2Aに開口する円孔2aの周縁に押し付け、そのフランジ6bをワーク搬送室2の上壁2Aの内面に密着させる。この結果、処理室12の下面の開口部はサセプタ6によって塞がれ、処理室12内には密閉空間Sが形成される。
上記状態において、処理室12内の密閉空間Sにノズル15から材料ガスが供給されるとともに、高周波電源14から電極13に高周波電圧が印加されると密閉空間Sに放電が生じ、材料ガスは分解してプラズマが発生し、分解してプラズマ化した材料ガスがワークWの表面に重合して重合膜を形成する。
而して、本実施の形態では、サセプタ6を押し付けるロッド10の押付治具11の下部に磁石17を設置したため、電極13から離れたワークWの下部の磁場強度が磁石17によって高められ、ワークWの下部でのプラズマ密度が高められる。このため、従来は重合膜の厚さが薄くなっていたワークWの下部の重合膜の厚さが厚くなってワークWの上下における重合膜の厚さが均一化し、ワークWの上部の重合膜の光吸収が大きくなったり、ワークWの下部に所定の厚さの重合膜が形成されるまでに長時間を要するという問題が解消される。この場合、本実施の形態では、磁石17はN極を上にして設置されるため、N極からS極に向かう磁力線の強さがワークWの下部で大きくなり、ワークWの下部でのプラズマ密度が効果的に高められる。
以上のようにしてワークWに対する成膜処理が終了し、ワークWの表面が重合膜によって被覆されると、エアシリンダ9が再び駆動されてロッド10が図3に示すように下げられ、サセプタ6がワークWと共に下動するが、サセプタ6がワーク搬送室2の上壁2Aに密着してその場に残る可能性がある。然るに、本実施の形態では、サセプタ6の下面に磁性体18を埋設したため、この磁性体18がロッド10側の磁石17の磁力によって押付治具11に吸着し、サセプタ6がワーク搬送室2の上壁2Aから引き剥がされて図3に示すようにロッド10と共に下動する。そして、サセプタ6は回転アーム5の円孔5aに再び嵌め込まれて保持され、モータ3が駆動されて回転アーム5が所定角度だけ間欠的に回転することによってサセプタ6とこれにセットされたワークWが次の工程へと搬送され、回転アーム5の他端に保持された不図示のサセプタとこれにセットされたワークが図1に示すように処理室12の下方へと搬送され、以上と同様の処理によって次のワークに対して成膜処理が施され、以後は同様の作業が繰り返される。
1 成膜装置
2 ワーク搬送室
2A ワーク搬送室の上壁
2B ワーク搬送室の底壁
2a ワーク搬送室の円孔
3 モータ
4 回転軸
5 回転アーム
5a 回転アームの円孔
6 サセプタ
6a サセプタの本体
6b サセプタのフランジ
7 パッキン
8 昇降機構
9 エアシリンダ
10 ロッド
11 押付治具
12 処理室
12A 処理室の側壁
13 電極
14 高周波電源
15 ノズル
16 パッキン
17 磁石
18 磁性体
S 密閉空間
W ワーク

Claims (3)

  1. 下方が開口する処理室と、該処理室内に収容された電極と、該電極に高周波電圧を印加する高周波電源と、ワークを支持するサセプタと、該サセプタを上下動させるロッドを有する昇降機構を備え、
    前記昇降機構のロッドによって前記サセプタを前記ワークと共に上動させ、前記ロッドの上端に設けられた押付治具によって前記サセプタを前記処理室の開口部周縁に押圧することによって前記処理室内に密閉空間を形成し、該密閉空間内に材料ガスを供給しつつ、前記高周波電源から前記電極に高周波電圧を印加することによって前記ワークの表面に重合膜を形成する成膜装置において、
    前記ロッドの押付治具の下部に磁石を設置したことを特徴とする成膜装置。
  2. 前記磁石はN極を上にして設置されることを特徴とする請求項1記載の成膜装置。
  3. 前記サセプタの下面に磁性体を埋設したことを特徴とする請求項1又は2記載の成膜装置。
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