JP6033109B2 - 現像剤収容カートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤収容カートリッジ、現像剤収容カートリッジが着脱可能に構成される画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、電子写真感光体、及びこれに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。プロセスカートリッジ方式においては、ユーザ自身で装置のメンテナンスを行うことができるため、操作性を向上できる。
また、プロセスカートリッジ方式の一つとして、現像剤補給方式が知られている。この方式においては、画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成される現像剤収容カートリッジとしての現像剤補給カートリッジを採用する。そして、現像剤補給カートリッジに形成される補給開口とプロセスカートリッジに形成される受入開口を接続することにより、現像剤補給カートリッジ内の現像剤収容部に収容される現像剤を、プロセスカートリッジ内の現像剤収容部へ補給する構成をとっている。
ここで、ユーザがプロセスカートリッジや現像剤補給カートリッジを交換する際に、ユーザの手や衣服が現像剤で汚れないようにするための対策が必要となる。そのため、補給開口及び受入開口には、周辺への現像剤の漏れを防止するために、様々な構成の開閉可能なシャッタ構成が考えられている。
特許第4696168号公報
画像形成時において、シャッタ部は、補給開口から受入開口へ現像剤が補給可能に開放された開放状態にある必要がある。しかし、ユーザが触れる等によってシャッタ部が開口を塞いだ閉鎖状態のまま画像形成動作が行われてしまう虞がある。このようにシャッタ部が閉鎖状態のまま画像形成装置の画像形成動作を行うと、現像剤補給カートリッジからプロセスカートリッジへ現像剤が補給されないため、画像不良が発生する虞がある。
上記課題に鑑みて、本発明の目的は、現像剤収容カートリッジが有する開口を開放、閉鎖可能に設けられるシャッタ部の開閉状態が検知される現像剤収容カートリッジを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る現像剤収容カートリッジは、
現像剤により画像を形成する画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成された現像剤収容カートリッジであって、
現像剤が収容されており、現像剤が出入り可能な開口を有する現像剤収容部と、
前記開口を前記現像剤収容部の外部に対して閉鎖する閉位置と、前記開口を前記外部に対して現像剤の出入り可能に開放する開位置との間を、現像剤収容カートリッジが前記装置本体の装着位置に装着される際の移動に伴って移動可能なシャッタ部と、
を有する現像剤収容カートリッジにおいて、
入力電流が供給される入力電極部と、
前記入力電極部と電気的に接続された状態において、前記入力電極部に前記入力電流が
供給されると出力電流が流れる出力電極部と、
前記シャッタ部の移動に伴って前記入力電極部と前記出力電極部との電気的な接続状態を切り替える接続部と、
を有し、
現像剤収容カートリッジが前記装着位置にある状態における、前記接続部による前記入力電極部と前記出力電極部との電気的な接続状態と、前記シャッタ部の開閉状態とが対応していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、
上記現像剤収容カートリッジを着脱可能に有し、
前記入力電極部に入力電流を供給可能な電源部と、
前記出力電極部に流れる出力電流を検知することによって、前記シャッタ部の開閉状態を検知可能な検知手段と、
前記現像剤収容カートリッジが前記装着位置にある状態において、前記検知手段によって前記シャッタ部が前記開位置以外にあると検知された場合、使用者に検知結果を報知する報知手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、
上記現像剤収容カートリッジを着脱可能に有し、
前記入力電極部に入力電流を供給可能な電源部と、
前記出力電極部に流れる出力電流を検知することによって、前記シャッタ部の開閉状態を検知可能な検知手段と、
を有し、
前記現像剤収容カートリッジが前記装着位置にある状態において、前記検知手段によって前記シャッタ部が前記開位置以外にあると検知された場合、画像形成動作を行うことが出来ない状態となることを特徴とする。
本発明によれば、現像剤収容カートリッジが有する開口を開放、閉鎖可能に設けられるシャッタ部の開閉状態が検知される現像剤収容カートリッジを提供することができる。
実施例1の補給側シャッタ部の開閉状態について説明する図 画像形成装置の全体構成を示す概略断面図 プロセスカートリッジ及び現像剤補給カートリッジの概略断面図 プロセスカートリッジ及び現像剤補給カートリッジの外観斜視図 プロセスカートリッジの全体構成を示す外観斜視図 現像ユニットの構成を示す概略断面図 現像剤補給カートリッジを示す概略斜視図 実施例1の受入側シャッタ部の開放動作を説明するための図 実施例1の補給側シャッタ部の開放動作を説明するための図 実施例1の補給側シャッタユニットの構成を示す概略図 変形例の補給側シャッタユニットの構成を示す概略図 変形例の補給側シャッタ部の開閉状態について説明する図 実施例2の補給側シャッタユニットの構成を示す概略図 実施例2の補給側シャッタ部の開閉状態について説明する図 実施例3の補給側シャッタユニットの構成を示す概略図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。また、以下の説明においては、特に区別を要しない場合、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのいずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して説明を行う。
(実施例1)
<画像形成装置の全体構成>
まず、図2〜図6を用いて、実施例1に係る画像形成装置の構成について説明する。図2は、実施例1に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。図3は、実施例1に係るプロセスカートリッジ及び現像剤補給カートリッジの概略断面図である。図4は、実施例1に係るプロセスカートリッジ及び現像剤補給カートリッジの外観斜視図である。図5は、実施例1に係るプロセスカートリッジの全体構成を示す外観斜視図である。図6は、実施例1に係る現像ユニットの構成を示す概略断面図である。
実施例1に係る電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)は、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーレーザプリンタであり、記録シートやOHPシート等の記録媒体Sにカラー画像形成を行う。なお、本実施例においては画像形成装置として4色フルカラーレーザプリンタを用いて説明するが、これに限らず、電子写真複写機、LEDプリンタ、電子写真ファクシミリ装置、電子写真ワードプロセッサ等を用いても良い。
また、本実施例においては、現像剤補給方式を用いたプロセスカートリッジ方式を採用する。この方式においては、画像形成プロセスを行うためのプロセスカートリッジP及び現像剤補給カートリッジTが、画像形成装置本体(以下、装置本体という)100にそれぞれ独立して着脱可能(自在)に構成されている。なお、以下の説明において、装置本体100とは、画像形成装置の全体構成からプロセスカートリッジP及び現像剤補給カートリッジTを除いた部分のことを指す。
図2に示すように、実施例1に係る装置本体100内には、第1〜第4のプロセスカートリッジPY〜PK及び第1〜第4の現像剤補給カートリッジTY〜TKが、水平方向に並べられて配設されている。各プロセスカートリッジP及び現像剤補給カートリッジTは、互いに同様の電子写真プロセス機構を有しており、収容される現像剤の色や充填量は各々異なっている。プロセスカートリッジP及び現像剤補給カートリッジTには、それぞれ装置本体100から回転駆動力が伝達される。また、プロセスカートリッジPには、装置本体100から帯電バイアス、現像バイアス等が供給される。
図3に示すように、プロセスカートリッジPは、クリーニングユニット1と、現像ユニット10から構成されている。これらクリーニングユニット1と現像ユニット10とは互いに揺動可能に結合されている。クリーニングユニット1は、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)2と、この感光体ドラム2に作用する帯電ローラ3と、クリーニング部材6と、を備えている。また、現像ユニット10は、感光体ドラム2上の静電潜像を現像するための現像手段を備えている。
クリーニングユニット1の構成の詳細について説明する。感光体ドラム2は、クリーニング枠体7によって回転可能に支持されている。感光体ドラム2の一端には、図4に示すように、ドラム駆動カップリング2aが設けられている。感光体ドラム2とドラム駆動カップリング2aは、一体的に形成されている。ドラム駆動カップリング2aは、装置本体100のカップリング(不図示)と係合する。そして、装置本体100の駆動モータ(不
図示)の駆動力がドラム駆動カップリング2aに伝達されることで、感光体ドラム2が図3中矢印A方向に所定の速度で回転駆動する。
帯電ローラ3は、感光体ドラム2に接触しながら従動回転する。帯電ローラ3は、図3に示すように、帯電ローラ軸受4を介して、クリーニング枠体7に取り付けられる。帯電ローラ3は、帯電ローラ3の回転中心と感光体ドラム2の回転中心を結ぶ線に沿って、矢印E方向に移動可能に取り付けられる。帯電ローラ3の回転軸3aは、帯電ローラ軸受4に回転可能に支持されている。帯電ローラ軸受4は、帯電ローラ加圧部材5によって感光体ドラム2に向かって付勢される。
クリーニング部材6は、先端の弾性ゴムブレード6aと支持板金6bから構成されている。弾性ゴムブレード6aの先端は、感光体ドラム2の回転方向(図3中矢印A方向)に対してカウンター方向に当接させている。クリーニング部材6は、感光体ドラム2に残留した現像剤を除去する。クリーニング部材6によって感光体ドラム2の周面から除去された現像剤は、クリーニング枠体7の除去現像剤収容部7aに収容される。
次に、現像ユニット10の構成の詳細について説明する。現像ユニット10は、図3に示すように、現像ユニット10内の各種要素を支持する現像枠体14を有する。現像枠体14は、現像部16と受入側現像剤収容部15とに分けられる。
現像部16には、現像剤担持体としての現像ローラ11、現像剤供給ローラ(以下、供給ローラという)12、現像ブレード13が設けられている。現像ローラ11は、感光体ドラム2と接触して図3中矢印D方向に回転する。供給ローラ12は、現像ローラ11と接触しながら、図3中矢印F方向に回転する。供給ローラ12には、二つの役割がある。一つは、現像ローラ11上に現像部16内の現像剤を供給することである。もう一つは、現像に供されずに現像ローラ11上に残留した現像剤を剥ぎ取ることである。現像ブレード13は、現像ローラ11の周面上に接触することで、現像ローラ11上の現像剤の層厚を規制する。
一方、受入側現像剤収容部15には、現像剤補給カートリッジTから補給される現像剤が収容されている。受入側現像剤収容部15は、図6に示すように、第1収容部15aと第2収容部15bに分けられる。第1収容部15aと第2収容部15bは、長手方向の両端に設けられた第1開口17と第2開口18によって繋がっている。
第1収容部15aには、現像剤受入開口23が設けられている。現像剤受入開口23の上部には、受入側シャッタユニット26が配置されている。通常、受入側シャッタユニット26は閉じているが、装置本体100にプロセスカートリッジPと現像剤補給カートリッジTが装着された状態において、開く構成になっている。第2収容部15bは、図3中の現像開口28を介して現像部16と繋がっている。
第1収容部15aには、現像剤攪拌部材24が設けられている。現像剤攪拌部材24の役割は、二つある。一つは、受入側現像剤収容部15内の現像剤と現像剤補給カートリッジTから補給された現像剤を混ぜることである。もう一つは、混ぜた現像剤を図6中矢印H1方向へ搬送することである。現像剤攪拌部材24は、現像攪拌軸24aの周囲に設けられた現像支持軸24bに攪拌バネ24cを取り付けた構成になっている。一方、第2収容部15bには、現像剤搬送部材25が設けられている。現像剤搬送部材25は、図6中矢印H2方向に現像剤を搬送するスクリュー部材である。
さらに、現像ユニット10内の現像剤の搬送について詳細を説明する。現像剤補給カートリッジTから補給された現像剤は、第1収容部15a内で、現像剤攪拌部材24によっ
て受入側現像剤収容部15内の現像剤と混ぜられる。混ぜられた現像剤は、第1開口17を介して第2収容部15bへ送られる。第2収容部15bにおいて、現像剤は、現像剤搬送部材25によって、現像開口28から現像部16へ搬送される。現像部16に搬送された現像剤は、供給ローラ12から現像ローラ11に送られ、現像される。現像に供されなかった現像剤は、再び現像部16から第2収容部15bに戻る。その後、現像剤搬送部材25によって、第2開口18から第1収容部15aに搬送される。
また、受入側現像剤収容部15の上部に設けられた現像剤受入開口23には、受入側シャッタユニット26が備えられている。受入側シャッタユニット26は、受入バルブ支持部69が封止部材である受入側シャッタ部70を回転可能に支持して構成されている。受入側シャッタ部70は、図6中V2方向に回転し、開放部である受入バルブ開放部70aと、閉鎖部である受入バルブ閉鎖部70bと、を現像剤受入開口23と適宜一致させ、現像剤受入開口23を開閉する。また、受入バルブ支持部69の上部には、装置本体100への装着時、後述する現像剤補給カートリッジT側の補給側シャッタユニット44との隙間を塞ぐ受入開口シール65が備えられている。
さらに、クリーニングユニット1と現像ユニット10の結合について説明する。図5に示すように、クリーニング枠体7は、クリーニング結合穴8(8R、8L)を有する。一方、現像枠体14には、図3、図5に示すように、長手方向両端に現像側板19(19R、19L)が設けられている。現像側板19(19R、19L)は、現像結合穴20(20R、20L)を有する。クリーニング結合穴8(8R、8L)と現像結合穴20(20R、20L)は、図5に示すように、結合軸21(21R、21L)と嵌合することにより揺動可能に結合される。これにより、クリーニングユニット1と現像ユニット10が結合する。
クリーニングユニット1と現像ユニット10の間には、図3、図5に示すように、加圧バネ22が配置される。加圧バネ22の付勢力によって、現像ユニット10は、現像結合穴20を中心に図3中矢印G方向の回転モーメントを得る。これにより、現像ローラ11が感光体ドラム2に当接する。なお、実施例1においては、現像ローラ11は感光体ドラム2に接触して配置されているが、所定間隔を設けて配置される構成であってもよい。
第1のプロセスカートリッジPYは、現像剤収容部としての受入側現像剤収容部15内にイエローYの現像剤を収容しており、感光体ドラム2の表面にイエローYの現像剤像を形成する。同様に、第2のプロセスカートリッジPMはマゼンタMの現像剤を、第3のプロセスカートリッジPCはシアンCの現像剤を、第4のプロセスカートリッジPKはブラックKの現像剤を収容している。そして、各プロセスカートリッジPM〜PCが備える各感光体ドラム2の表面に各色の現像剤像を形成する。
一方、第1の現像剤補給カートリッジTYは、現像剤収容部としての補給側現像剤収容部40内にイエローYの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容するプロセスカートリッジPY内にイエローYの現像剤を補給可能に構成されている。同様に、第2の現像剤補給カートリッジTMは、マゼンタMの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容するプロセスカートリッジPMにマゼンタMの現像剤を補給可能に構成されている。同様に、第3の現像剤補給カートリッジTCは、シアンCの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容するプロセスカートリッジPCにシアンCの現像剤を補給可能に構成されている。同様に、第4の現像剤補給カートリッジTKは、ブラックKの現像剤を収容しており、同色の現像剤を収容するプロセスカートリッジPKにブラックKの現像剤を補給可能に構成されている。
ここで、図2に示すように、プロセスカートリッジPY〜PKの上方には、露光手段と
してのレーザスキャナユニットLBが配設されている。レーザスキャナユニットLBは、画像情報に対応してレーザ光Lを出力する。出力されたレーザ光Lは、感光体ドラム2の表面上に走査露光される。
また、図2に示すように、プロセスカートリッジPY〜PKの下方には、一次転写部材としての中間転写ベルトユニット110が配設されている。中間転写ベルトユニット110は、可撓性を有する無端状の転写ベルト111と、この転写ベルト111を張設して回動させる駆動ローラ112、従動ローラ113、二次転写対向ローラ114を有する。
各プロセスカートリッジに備えられる感光体ドラム2は、転写ベルト111に接している。この感光体ドラム2と転写ベルト111とが接する接触部N1が一次転写部である。また、転写ベルト111の内周面側には、感光体ドラム2に対向して一次転写ローラ115が配設されている。また、転写ベルト111を介して二次転写対向ローラ114に対向する位置には、二次転写部材としての二次転写ローラ117が配置されている。転写ベルト111と二次転写ローラ117との接触部N2が二次転写部である。
また、中間転写ベルトユニット110の下方には、給送ユニット120が配設されている。この給送ユニット120は、記録媒体Sを収容する給送トレイ121と給送ローラ122とで構成される。また、装置本体100内の上方には定着ユニット130が配設されている。さらに、装置本体100の上面は排出トレイ100aとなっている。なお、記録媒体S上に転写されずに転写ベルト111上に残留した現像剤は、転写ベルト111に当接して配置されるベルトクリーニングユニット116によって除去、回収される。
<画像形成動作>
次に、図2、図3を参照して、フルカラー画像を形成するための画像形成動作について説明する。まず、第1〜第4の各プロセスカートリッジPY〜PKの感光体ドラム2が図2中矢印A方向に所定の速度で回転駆動される。また、転写ベルト111は図2中矢印B方向(感光体ドラム2の回転に順方向)に回転駆動される。この時、転写ベルト111の速度は、感光体ドラム2の速度に対応している。
また、感光体ドラム2と転写ベルト111が回転駆動するのと同時に、レーザスキャナユニットLBが駆動される。ここで、レーザスキャナユニットLBの駆動に同期して、各プロセスカートリッジに備えられる帯電ローラ3が所定の極性、電位で感光体ドラム2の表面を一様に帯電する。そして、レーザスキャナユニットLBが、各色の画像信号に応じたレーザ光Lで各感光体ドラム2の表面を走査露光する。これにより、各感光体ドラム2の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。
第1のプロセスカートリッジPYの感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像は、現像ローラによって現像され、イエローYの現像剤像が形成される。そして、イエローYの現像剤像は転写ベルト111上に一次転写される。その上に、第2〜第4のプロセスカートリッジの感光体ドラム2の表面に形成された現像剤像が重畳され、4色フルカラーの未定着の現像剤像が、転写ベルト111上に形成される。
一方、給送トレイ121に収容されている記録媒体Sが、所定の制御タイミングで二次転写部N2へと給送される。そして、二次転写部N2において、転写ベルト111上に形成された4色フルカラーの現像剤像が、記録媒体S上に一括して二次転写される。
さらに、4色フルカラーの現像剤像が二次転写された記録媒体Sは、転写ベルト111から分離されて、定着ユニット130へ導入される。そして、定着ニップ部で加熱、加圧されることにより、現像剤像が記録媒体S上に定着される。その後、フルカラー画像が定
着された記録媒体Sは、排出トレイ100aに搬送されることで、画像形成動作は完了する。
<現像剤補給カートリッジ>
次に、図3、図7を参照して、実施例1に係る現像剤収容カートリッジとしての現像剤補給カートリッジの構成について説明する。図7は、実施例1に係る現像剤補給カートリッジを示す概略斜視図である。現像剤補給カートリッジTは、図3に示すように、現像剤を収容するための現像剤収容部としての補給側現像剤収容部40を有している。補給側現像剤収容部40は、プロセスカートリッジPに現像剤を補給するための開口としての現像剤補給開口43を有する。また、現像剤補給開口43の下部には、補給側シャッタユニット44が設けられている。通常、補給側シャッタユニット44は閉じているが、装置本体100にプロセスカートリッジPと現像剤補給カートリッジTが装着された状態において、開く構成になっている。
補給側現像剤収容部40内には、補給搬送部材41と補給攪拌部材42が設けられている。補給搬送部材41と補給攪拌部材42は、補給側現像剤収容部40を形成する枠体によって回転可能に支持されている。補給搬送部材41は、補給側現像剤収容部40内の現像剤を現像剤補給開口43に向けて搬送する。補給搬送部材41は、図7に示すように、表面にらせん状のフィン41aと戻しフィン41bが形成されたスクリュー部材である。フィン41aは、図7中矢印R方向に現像剤を搬送する。戻しフィン41bは、フィン41aと逆方向に現像剤を搬送する。
補給攪拌部材42は、補給攪拌軸42aと補給攪拌シート42bから形成されている。補給攪拌部材42の役割は、二つある。一つは、補給側現像剤収容部40内の現像剤を攪拌することである。もう一つは、攪拌した現像剤を補給搬送部材41に送ることである。補給搬送部材41の上部には、カバー部材47が設けられている。カバー部材47は、現像剤補給開口43と補給搬送部材41の長手方向の一部を覆っている。カバー部材47には、戻し穴47aが設けられている。
補給搬送部材41と補給攪拌部材42の長手方向の一端には、それぞれ補給搬送カップリング45と補給攪拌カップリング46が設けられている。補給搬送カップリング45と補給攪拌カップリング46は、装置本体100のカップリング(不図示)と係合する。補給搬送カップリング45と補給攪拌カップリング46に装置本体100の駆動モータ(不図示)の駆動力が伝達されることで、補給搬送部材41と補給攪拌部材42が所定の速度で回転駆動される。
現像剤補給カートリッジT内の現像剤の搬送について説明する。補給側現像剤収容部40内の現像剤は、補給攪拌部材42によって攪拌され、補給搬送部材41へ送られる。補給搬送部材41に送られた現像剤は、カバー部材47まで搬送されるとカバー部材47によって一部が規制される。これにより、現像剤補給開口43から排出される現像剤の量が一定となる。カバー部材47内に搬送された現像剤は、現像剤補給開口43からプロセスカートリッジPへ排出される。現像剤補給開口43から排出されなかった現像剤は、戻しフィン41bによって、戻し穴47aから補給攪拌部材42へ送られ、再び撹拌される。
<受入側シャッタ部の開閉動作>
次に、図8を用いて、装置本体側に設けられる受入側シャッタユニットの開閉動作について説明する。図8は、実施例1の受入側シャッタ部の開放動作を説明するための図である。図8に示すように、受入側シャッタユニット26の受入側シャッタ部70には、受入側シャッタ部70と一体的に回転する受入バルブ移動部材68が備えられている。
受入バルブ移動部材68は、受入側シャッタ部70の受入バルブ開放部70aに対応する受入バルブ開放側腕部68aと、受入バルブ閉鎖部70bに対応する受入バルブ閉鎖側腕部68bを有している。また、受入バルブ移動部材68の周囲には、受入バルブ移動部材68の回転を規制する移動部材ストッパ66が備えられている。この移動部材ストッパ66は、ストッパガイド67に支持され、図8(a)中Z1方向に移動可能であるとともに、不図示の付勢部材によって、受入バルブ移動部材68を押す方向に付勢されている。
図8(a)に示すように、現像剤補給カートリッジTが装着される前は、受入側シャッタユニット26の受入側シャッタ部70は、閉鎖姿勢を取っている。すなわち、受入バルブ閉鎖部70bと、現像剤受入開口23とが一致していている状態である。さらに、移動部材ストッパ66の規制部66aが、受入バルブ閉鎖側腕部68bに係合し、受入バルブ移動部材68の回転を規制している。
図8(b)は、図8(a)よりも現像剤補給カートリッジTの装着を進行させた状態図である。このとき、現像剤補給カートリッジTに設けられた係合部としての開閉用突起39によって、移動部材ストッパ66が押し下げられ、受入バルブ閉鎖側腕部68bと規制部66aの係合が外れる。すなわち、受入バルブ移動部材68が回転可能な状態になる。
図8(c)は、さらに現像剤補給カートリッジTの装着を進行させた状態図である。移動部材ストッパ66が開閉用突起39によって押し下げられた状態を維持したまま、開閉用突起39は受入バルブ部閉鎖側腕部68bと当接する。このとき、受入バルブ移動部材68の回転は規制されていないため、受入バルブ移動部材68は、図8(c)中矢印V2方向に回転する。これによって、内部の受入側シャッタ部70も回転する。
図8(d)は、受入バルブ移動部材68が約90°回転し、受入側シャッタ部70が開放状態をとった図である。この状態において、受入側シャッタ部70の受入バルブ開放部70aと、現像剤受入開口23とは一致し、受入側シャッタユニット26は開放状態となっている。また、図8(d)に示すように、開閉用突起39は、受入バルブ移動部材68を回転しきった後に、さらに奥まで現像剤補給カートリッジTを装着すると、移動部材ストッパ66の押圧も解除される。これによって、移動部材ストッパ66の規制部66aと、受入バルブ開放側腕部68aとが係合し、受入バルブ移動部材68が規制される。
以上のような一連の動作を行うことで受入側シャッタユニット26の開放が完了する。尚、ここでは現像剤補給カートリッジTを装着する際の動作を説明したが、現像剤補給カートリッジTを抜く際には、説明した順序と逆の順序をたどって、受入側シャッタユニット26が閉鎖状態となる。また、現像剤補給カートリッジTが装着されている画像形成装置に、プロセスカートリッジPを着脱移動する際にも、開閉用突起39と、受入バルブ移動部材68との相対的な作用関係は同様であるため、その説明は省略する。
<補給側シャッタ部の開閉動作>
次に、図9を用いて、補給側シャッタ部50の開閉動作について説明する。図9は、実施例1の補給シャッタバルブの開放動作を説明するための図である。前述のとおり、プロセスカートリッジPに設けられる受入側シャッタユニット26は、開閉用突起39によって既に開放状態になっている。ここでは、開閉用突起39によって受入側シャッタユニット26が開放された後の状態を起点として説明する。そのため、受入側シャッタユニット26の受入バルブ移動部材68は、受入バルブ開放側腕部68aが上方を向いた状態で、移動部材ストッパ66によって、回転が規制されている状態であることを前提とする。
図9(a)に示すように、現像剤補給カートリッジTが画像形成装置に装着される前において、通常、補給側シャッタ部50は閉鎖姿勢をとっている。よって、補給バルブ移動
部材48は、補給バルブ閉鎖部50bに対応する補給バルブ閉鎖側腕部48bが現像剤補給カートリッジTの下側に位置した状態にある。一方、プロセスカートリッジPは、受入バルブ開放側腕部68aが上方を向いた状態で、移動部材ストッパ66によって、回転が規制されている状態である。
現像剤補給カートリッジTを装着していくと、図9(b)に示すように、補給バルブ移動部材48の補給バルブ閉鎖側腕部48bと、受入バルブ開放側腕部68aとが当接する。さらに装着を続けると、補給バルブ閉鎖側腕部48bが受入バルブ開放側腕部68aによって約90°回転させられ、図9(c)に示しように、補給バルブ開放側腕部48aが下を向く状態になる。この状態において、補給側シャッタ部50の補給バルブ開放部50aは、プロセスカートリッジPの現像剤受入開口23を向いた状態になっている。
以上のような一連の動作を行うことで補給側シャッタ部50の開放が完了する。尚、ここでは現像剤補給カートリッジTを装着する際の動作を説明したが、現像剤補給カートリッジTを抜く際には、説明した順序と逆の順序をたどって、補給側シャッタ部50が閉鎖状態となる。また、現像剤補給カートリッジTが装着されている画像形成装置に、プロセスカートリッジPを着脱移動する際にも、開閉用突起39と、補給バルブ移動部材48との相対的な作用関係は同様であるため、その説明は省略する。
<補給側シャッタ部の開閉状態の検知機構>
次に、図10を用いて、実施例1の特徴部である補給側シャッタ部50の開閉状態を検知する機構について説明する。図10は、実施例1の補給側シャッタユニットの構成を示す概略図である。図10(a)は、補給側シャッタユニットの構成を示す外観斜視図であって、図10(b)は、補給側シャッタユニットの断面の構成を示す斜視図である。
補給側シャッタユニット44は、シャッタ部としての補給側シャッタ部50、補給バルブ支持部49、移動部としての補給バルブ移動部材48、入力電極部51、出力電極部52によって構成されている。図10(b)に示すように、補給側シャッタ部50は中空の円筒形状であり、その外周に一対の補給バルブ開放部50aと、補給バルブ閉鎖部50bを有している。そして、補給側シャッタ部50は、補給バルブ支持部49によって、円周方向に回転可能に支持されている。このように、補給側シャッタ部50は、回転部材であり、閉位置となる回転位相において現像剤補給開口43を現像剤収容部40の外部に対して閉鎖することが可能、かつ開位置となる回転位相において開放することが可能な形状を有する。補給バルブ開放部50aは、開位置となる回転位相において現像剤補給開口43と現像剤収容部40の外部とを連通するように形成された貫通孔である。
さらに、図10(a)に示すように、補給側シャッタ部50には、補給側シャッタ部50を移動させる補給バルブ移動部材48が取り付けられている。補給バルブ移動部材48の近傍には、補給側シャッタユニットの開閉状態の検知に用いられる入力電極部51と、出力電極部52とが設けられている。
補給バルブ移動部材48には、補給バルブ開放部50aに対応する位置に開口側腕部48a、補給バルブ閉鎖部50bに対応する位置に補給バルブ閉鎖側腕部48bが設けられている。この補給バルブ閉鎖側腕部48bは、導電性を有した接続部としての導通部53によって覆われている。
補給バルブ移動部材48は、これらの腕部に対して外力が作用することで回転し、補給側シャッタ部50を回転させる。補給バルブ移動部材48は、補給側シャッタ部50を移動させる移動部であって、補給側シャッタ部50を閉位置に位置させる第1位置と、開位置に位置させる第2位置との間を移動する。
補給側シャッタ部50は、現像剤補給開口43を塞ぐ閉鎖姿勢と、開放する開放姿勢との間を移動する。ここで、開放姿勢とは、補給側シャッタ部50が現像剤補給開口43を現像剤収容部40の外部に対して現像剤の出入り可能に(現像剤の適正な排出が可能に)所定の開口幅をもって開放する開位置にある状態をいう。閉鎖姿勢とは、補給側シャッタ部50が現像剤補給開口43を現像剤収容部に対して閉鎖する閉位置にある状態をいう。
入力電極部51には、装置本体100に備えられる電流を供給可能な不図示の電源部が接続され、入力電流が供給される。そして、出力電極部52には、装置本体100に備えられる出力電流を検知可能な検知手段としての電流検知器(不図示)が接続され、出力電極部52より出力される出力電流の流れを検知している。
<現像剤補給シャッタの開閉状態の検知方法>
次に、図1を用いて、補給側シャッタユニット44の開閉状態の検知方法について説明する。図1は、実施例1の補給側シャッタ部の開閉状態について説明する図である。図1(a)〜図1(c)に示すように、入力電極部51と出力電極部52とは、補給側シャッタ部50の移動方向V1に沿って配置されている。
図1(a)に示すように、補給側シャッタ部50が開放姿勢をとっている状態においては、補給バルブ移動部材48を覆う導通部53に対して、入力電極部51と出力電極部52が共に電気的に接続した状態になっている。この状態において、入力電極部51に対して画像形成装置100に設けられた不図示の電源部より入力電流を印加すると、導通部53を介して出力電極部52から出力電流が出力される。
一方、図1(b)に示すように、補給側シャッタ部50が閉鎖姿勢をとっている状態においては、導通部53に対して、入力電極部51と出力電極部52とが電気的に非接続の状態になっている。この状態において、入力電極部51に対して画像形成装置100に設けられた不図示の電源部より入力電流を印加しても、導通部53を介して出力電極部52からは出力電流が出力されない。
一方、図1(c)に示すように、補給側シャッタ部50が閉鎖、開放の中間的な姿勢をとっている状態においては、入力電極部51と出力電極部52の間で、導通部53が傾いて存在する状態になる。補給側シャッタユニット44の開口幅W1は、補給側シャッタ部50が傾くと、それに従って変化する。開口幅W1が所定の量を確保できないと、補給側シャッタ部50が完全に閉鎖姿勢をとっていなくても、現像剤が適正に排出されない。
入力電極部51と出力電極部52は、補給側シャッタ部50の補給バルブ開放部50aが、現像剤の適正な排出(出入り)が可能になるために必要な所定の開口幅を超えて閉まると、導通部53がいずれかの電極から離れるような位置に設けられている。導通部53が、いずれかの電極部から離れた状態においては、入力電極部51に対して装置本体100に設けられた不図示の電源より入力電流を印加しても、導通部53を介して出力電極部52からは出力電流が出力されない。出力電極部52より出力される出力電流は、画像形成装置に備えられる検知手段としての電流検知器(不図示)によって検知される。この電流検知器が電流を検知できない時は、補給側シャッタユニット44(補給側シャッタ部50)が適切な開放姿勢ではないことを示している。
画像形成装置100に設けられた報知手段としての表示部などに、補給側シャッタユニット44が開位置以外の位置にある等の異常(検知結果)を報知させれば、使用者に対して補給側シャッタユニット44の状態を確認するように促すことができる。また、補給側シャッタユニット44が適切な開放姿勢ではないことを検知できない場合には、画像形成
動作を行うことが出来ない状態とすれば、より確実に使用者に対して補給側シャッタユニット44の状態を確認するように促すことができる。
以上説明したように、実施例1においては、入力電極部51と出力電極部52との電気的な接続状態と補給側シャッタユニット44の開閉状態とが対応する構成を採用した。そして、現像剤補給カートリッジTが所定の装着位置にある状態における、入力電極部51と出力電極部52との電気的な接続状態に基づいて、補給側シャッタユニット44の開閉状態を検知する。そのような構成をとることによって、補給側シャッタユニット44が適切な開放姿勢ではない状態で補給動作が行われることを抑制できる。そのため、排出されない現像剤が現像剤補給カートリッジTの内部で詰まり、現像剤搬送部材41等を駆動させる画像形成装置の駆動源に対する負荷が増加することを低減できる。また、現像剤が補給されない状態で画像形成動作が行われることによる画像不良の発生を低減できる。
尚、実施例1においては、補給側シャッタユニット44が、円筒形状の補給側シャッタ部50が回転することで現像剤補給開口43を開閉する構成について説明したが、この形態に特定されるものではない。例えば、図11、図12に示す変形例の構成のように補給側シャッタユニット44を、シャッタ板開口部60aとシャッタ板閉鎖部60bを有したシャッタ板60と、シャッタ板支持部59と、で構成しても良い。この場合は、プロセスカートリッジPの受入側シャッタユニットの構成も同様の構成とする必要があるが、シャッタ板60を移動させる突起状の部材を備える等すれば、容易に構成できるため、詳細な説明は省略する。この場合においても、入力電極部51、出力電極部52、導通部53を、シャッタ板60の移動方向V3に沿って、必要開口幅W1を考慮して配置すれば良い。図12(a)は変形例における開放姿勢を、図12(b)は閉鎖姿勢を、図12(c)は中間姿勢を示す図である。このような各状態におけるシャッタ板60の状態を検知すれば良い。
さらに、実施例1においては現像剤補給カートリッジTの補給側シャッタユニット44の開閉状態の検知方法について示したが、プロセスカートリッジ(現像剤収容カートリッジ)Pの受入側シャッタユニット26に対しても同様の構成が適用できる。この場合は、受入側シャッタユニット26が適切な開放姿勢ではない状態で補給動作が行われることを抑制できる。よって、現像剤補給カートリッジTから排出された現像剤が、受入側シャッタユニット26でせき止められることで、現像剤搬送部材41等を駆動させる画像形成装置の駆動源に対する負荷が増加することを低減できる。また、現像剤が補給されない状態で画像形成動作が行われることによる画像不良の発生を低減できる。さらに、補給側シャッタユニット44と受入側シャッタユニット26の両方に同様の構成を適用すれば、いずれかのシャッタが閉鎖状態で画像形成動作が行われることを防ぐことができる。その結果、画像不良の発生や、画像形成装置の駆動系にかかる負荷の増大を低減することができる。
また、本実施例においては、出力電極部52の出力電流を検知することを補給側シャッタユニット44が適切な開放姿勢であることの判断基準としていた。すなわち、補給バルブ移動部材48が補給側シャッタ部50を開位置に位置させる第2位置以外にあるときに入力電極部51と出力電極部52を電気的に非接続とする構成とした。しかし、入力電極部51、出力電極部52、導通部53の配置を変えて、出力電流が検知されないときに、補給側シャッタユニット44が適切な開放姿勢であるという判断をしてもよい。
(実施例2)
次に、図13、図14を用いて、実施例2について説明する。図13は、実施例2の補給側シャッタユニットを示す概略図である。図13(a)は、実施例2に係る補給側シャッタユニットの構成を示す外観斜視図であって、図13(b)は、補給側シャッタユニッ
トの断面の構成を示す斜視図である。図14は、実施例2の補給側シャッタ部の開閉状態について説明する図である。実施例2に係るプロセスカートリッジP、現像剤補給カートリッジT、装置本体100、の基本的な構成は実施例1のものと同じであるため、同一の構成については同一の符号を用いて、その説明は省略する。実施例2においては、実施例1で説明した構成と電極間を導通させるための構造が異なっている。
図13(a)、図13(b)に示すように、補給側シャッタユニット144は、補給側シャッタ部150、補給バルブ支持部149、補給バルブ移動部材148、入力電極部151、出力電極部152によって構成されている。そして、実施例2における補給側シャッタ部150は、導電性を有する部材で構成されている。すなわち、実施例2においては、補給側シャッタ部150が実施例1で説明した接続部としての通電部の役割を兼ねている。また、入力電極部151と出力電極部152は、補給バルブ支持部149に設けられた電極穴149aを介して補給側シャッタ部150に接触している。この穴は、電極穴シール153によって塞がれている。そして、入力電極部151と出力電極部52には、実施例1で示したものと同様に、装置本体100の電源部(不図示)と、検知手段としての電流検知器(不図示)が接続されている。
図14(a)に示すように、補給側シャッタ部150が開放姿勢をとっている状態においては、入力電極部151と出力電極部152に対して、補給側シャッタ部150の補給バルブ閉鎖部150bが接触しており、電気的に接続した状態になっている。この状態において、入力電極部151に対して画像形成装置100に設けられた不図示の電源より入力電流を印加すると、補給側シャッタ部150を介して出力電極部152から出力電流が出力される。
一方、図14(b)に示すように、補給側シャッタ部150が閉鎖姿勢をとっている状態においては、入力電極部151と出力電極部152に対して、補給側シャッタ部150の補給バルブ開放部150aが対向した状態になっている。そのため、入力電極部151、出力電極部152と補給側シャッタ部150は離れており、電気的に非接続な状態になっている。この状態において、入力電極部151に対して画像形成装置100に設けられた不図示の電源部より入力電流を供給しても、出力電極部152からは出力電流が出力されない。
一方、図14(c)に示すように、補給側シャッタ部150が閉鎖、開放の中間的な姿勢をとっている状態においては、入力電極部151と出力電極部152の間で、補給バルブ閉鎖部150bが傾いて存在する状態になる。入力電極部151と出力電極部152は、補給側シャッタ部150の補給バルブ開放部150aが、現像剤の適正な排出が可能になるために必要な開口幅W1を超えて閉まると、補給バルブ閉鎖部150bがいずれかの電極から離れるような位置に設けられている。補給バルブ閉鎖部150bが、いずれかの電極から離れた状態においては、入力電極部151に対して画像形成装置100に設けられた不図示の電源部より入力電流を供給しても、出力電極部152からは出力電流が出力されない。
尚、出力電極部152より出力される出力電流の検知と、それによる補給側シャッタユニット144の開閉判断は、実施例1と同様であるため、説明は省略する。実施例2で示した構成では、補給側シャッタ部150の補給バルブ開放部150aおよび補給バルブ閉鎖部150bの位置によって、開閉状態を検知できる。こうすることで、より直接的に補給側シャッタユニット144の開閉状態を検知でき、精度のよい開閉状態検知を行うことができる。尚、実施例1で示したような、補給側シャッタユニット144の構成を異にする場合においても、実施例2で示す構成を採用可能であることは明らかであるため、詳しい説明は省略する。
(実施例3)
次に、図15を用いて、実施例3について説明する。図15は、実施例3の補給側シャッタユニットの構成を示す概略斜視図である。実施例3に係るプロセスカートリッジP、現像剤補給カートリッジT、装置本体100、の基本的な構成は実施例1、2のものと同じであるため、同一の構成については同一の符号を用いて、その説明は省略する。実施例3は、実施例2において示した電極間を通電する構成を、現像剤補給カートリッジTと、現像剤受入側であるプロセスカートリッジPとに同時に適用した例を示す。
図15に示すように、補給側シャッタユニット244は、シャッタ部としての補給側シャッタ部250、補給側バルブ支持部249、移動部としての補給側バルブ移動部材248、補給側入力電極部251、補給側出力電極部252によって構成されている。補給側シャッタ部250は、実施例2で示したものと同じく接続部としての役割を兼ねた導電性を有する部材で構成されている。また、受入側シャッタユニット226も、受入側シャッタ部270、受入側バルブ支持部269、受入側バルブ移動部材268、受入側入力電極部271、受入側出力電極部272によって構成されている。受入側シャッタ部270は、補給側シャッタ部250と同じく導電性を有する部材で構成されている。
それぞれの内部の構造は、実施例2と同じ構成を用いているため、ここでは説明を省略する。補給側入力電極部251には、装置本体100の電源部(不図示)が接続され、入力電流が供給される。補給側シャッタユニット244が開放状態となると、補給側入力電極部251と補給側出力電極部252が導通し、補給側出力電極部252から出力電流が出力される。実施例3においては、不図示の回路を介して、この出力電流を受入側入力電極部271に入力させる構成をとった。
そして、受入側シャッタユニット226が開放状態になると、受入側入力電極部271と、受入側出力電極部272が導通し、受入側出力電極部272から出力電流が出力される。そして、受入側出力電極部272には、装置本体100の電流検知器(不図示)が接続され、受入側出力電極部272より出力される出力電流を検知している。
すなわち、補給側シャッタユニット244と、受入側シャッタユニット226とが共に開放状態となった時、初めて補給側入力電極部251と、最終的な出力電極部である受入側出力電極部272とが導通し、受入側出力電極部272から出力電流が出力される。受入側出力電極部272より出力される電流は、装置本体100に設けられた検知手段としての電流検知器(不図示)によって検知される。この電流検知器が出力電流を検知できない時は、補給側シャッタユニット244及び受入側シャッタユニット226の少なくともいずれか一方が適切な開放姿勢ではないことを示している。
こうすることで、画像形成装置の装置本体100が複数の電流検知器を持たなくても、補給側シャッタユニット244と、受入側シャッタユニット226とが共に開放状態となった状態を検知することができる。よって、より低コストでいずれかのシャッタが閉鎖状態で画像形成動作が行われることを防ぐことができ、画像不良の発生や、画像形成装置の駆動系にかかる負荷の増大を低減することができる。
43…現像剤補給開口(開口)、48…補給バルブ移動部材(移動部)、50…補給側シャッタ部、51…入力電極部、52…出力電極部、53…通電部(接続部)、100…装置本体、T…現像剤補給カートリッジ(現像剤収容カートリッジ)、P…プロセスカートリッジ(現像剤収容カートリッジ)

Claims (9)

  1. 現像剤により画像を形成する画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成された現像剤収容カートリッジであって、
    現像剤が収容されており、現像剤が出入り可能な開口を有する現像剤収容部と、
    前記開口を前記現像剤収容部の外部に対して閉鎖する閉位置と、前記開口を前記外部に対して現像剤の出入り可能に開放する開位置との間を、現像剤収容カートリッジが前記装置本体の装着位置に装着される際の移動に伴って移動可能なシャッタ部と、
    を有する現像剤収容カートリッジにおいて、
    入力電流が供給される入力電極部と、
    前記入力電極部と電気的に接続された状態において、前記入力電極部に前記入力電流が供給されると出力電流が流れる出力電極部と、
    前記シャッタ部の移動に伴って前記入力電極部と前記出力電極部との電気的な接続状態を切り替える接続部と、
    を有し、
    現像剤収容カートリッジが前記装着位置にある状態における、前記接続部による前記入力電極部と前記出力電極部との電気的な接続状態と、前記シャッタ部の開閉状態とが対応していることを特徴とする現像剤収容カートリッジ。
  2. 前記接続部は、前記シャッタ部が前記開位置にあるときに前記入力電極部と前記出力電極部を電気的に接続し、前記シャッタ部が前記開位置以外の位置にあるときに前記入力電極部と前記出力電極部を電気的に非接続とすることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容カートリッジ。
  3. 前記接続部は、前記シャッタ部が前記開位置以外の位置にあるときに前記入力電極部と前記出力電極部を電気的に接続し、前記シャッタ部が前記開位置にあるときに前記入力電極部と前記出力電極部を電気的に非接続とすることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容カートリッジ。
  4. 前記シャッタ部は、回転部材であり、前記閉位置となる回転位相において前記開口を前記外部に対して閉鎖することが可能、かつ前記開位置となる回転位相において前記開口を前記外部に対して開放することが可能な形状を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像剤収容カートリッジ。
  5. 前記シャッタ部は、前記開位置となる回転位相において前記開口と前記外部とを連通するように形成された貫通孔を有することを特徴とする請求項4に記載の現像剤収容カートリッジ。
  6. 画像を形成する画像形成プロセスを行うためのプロセスカートリッジに対して、前記現像剤収容部に収容される現像剤を前記開口を通じて補給可能なことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像剤収容カートリッジ。
  7. 現像剤収容カートリッジへ現像剤を補給するための現像剤補給カートリッジから前記開口を通じて前記現像剤収容部に現像剤が補給されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像剤収容カートリッジ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像剤収容カートリッジを着脱可能に有し、
    前記入力電極部に入力電流を供給可能な電源部と、
    前記出力電極部に流れる出力電流を検知することによって、前記シャッタ部の開閉状態を検知可能な検知手段と、
    前記現像剤収容カートリッジが前記装着位置にある状態において、前記検知手段によって前記シャッタ部が前記開位置以外にあると検知された場合、使用者に検知結果を報知する報知手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像剤収容カートリッジを着脱可能に有し、
    前記入力電極部に入力電流を供給可能な電源部と、
    前記出力電極部に流れる出力電流を検知することによって、前記シャッタ部の開閉状態を検知可能な検知手段と、
    を有し、
    前記現像剤収容カートリッジが前記装着位置にある状態において、前記検知手段によって前記シャッタ部が前記開位置以外にあると検知された場合、画像形成動作を行うことが出来ない状態となることを特徴とする画像形成装置。
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