JP6032604B2 - ボックスおよび扉 - Google Patents

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JP6032604B2 JP2013006769A JP2013006769A JP6032604B2 JP 6032604 B2 JP6032604 B2 JP 6032604B2 JP 2013006769 A JP2013006769 A JP 2013006769A JP 2013006769 A JP2013006769 A JP 2013006769A JP 6032604 B2 JP6032604 B2 JP 6032604B2
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Description

本発明は、前面側が開放されたボックス本体と、このボックス本体の前面側開放部分を
覆って開閉自在に取り付けられる扉とから構成されるボックス、およびボックス本体に取
り付けられる扉に関する。
前面側開放部分に繋がる収納空間を有するボックス(ボックス本体)として、例えば木
材等の小片(パーティクル)を熱圧成形して形成されたパーティクルボードからなるカラー
ボックスが広く知られている。このカラーボックスの収納空間には種々の収納物が収納さ
れるが、前面側開放部分から収納空間内に埃等が入り込むことがある。また、外部から収
納空間内の収納物が見えると雑然とした印象を与えることもある。そこで、収納空間の前
面側開放部分に扉を取り付けたカラーボックスが開発されている。例えば特許文献1には
、扉1に対する随時着脱式丁番2および随時着脱式取手3の取付位置を変更して、扉1の
開閉方向を変更できるカラーボックスが開示されている。
特許文献1の構成について具体的に説明すると、その図1に開示されるように、扉1の
短辺端部に随時着脱式丁番2を取り付けた上で、この短辺と対向する辺の中央部に随時着
脱式取手3を取り付けると、随時着脱式丁番2が取り付けられた短辺端部を揺動中心とし
て扉1が揺動自在なカラーボックスを構成できる。一方、特許文献1の図3に開示される
ように、扉1の長辺端部に随時着脱式丁番2を取り付けた上で、この長辺と対向する辺の
中央部に随時着脱式取手3を取り付けると、随時着脱式丁番2が取り付けられた長辺端部
を揺動中心として扉1が揺動自在なカラーボックスも構成できる。このように、特許文献
1の構成によれば、使用形態に応じて扉の開閉方向を変更できて使い勝手を良くすること
ができる。
実開平6−43190号公報
しかしながら、引用文献1に開示されたカラーボックスにおいては、扉の開閉方向を変
更する毎に丁番に加えて取手も付け替える必要があるため、扉の開閉方向を変更する作業
が煩雑になるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、扉の開閉方向を簡単に変更すること
ができるボックス、およびそれに用いる扉を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るボックス(例えば、実施形態におけるカラーボ
ックス1)は、上壁面部材(例えば、実施形態における天板21、棚板23)、下壁面部
材(例えば、実施形態における棚板23、底板25)、左壁面部材(例えば、実施形態に
おける側板10)および右壁面部材(例えば、実施形態における側板10)により、少な
くとも前面側が開放した直方体状に形成されたボックス本体と、前記ボックス本体の前面
側開放部分を覆って開閉自在に取り付けられる矩形板状の扉とから構成され、前記扉が、
前記左および右壁面部材のいずれか一方の前端部側を中心として左右に横開閉自在となる
ように前記ボックス本体に取り付け可能で、且つ、前記上および下壁面部材のいずれか一
方の前端部側を中心として上下に縦開閉自在となるように前記ボックス本体に取り付け可
能でもあり、前記扉が前記前面側開放部分を覆って閉止された状態において前記左および
右壁面部材の他方の前端部と前記上および下壁面部材の他方の前端部とが交わる部分の近
傍に位置して、前記扉を開閉操作する開閉操作構造(例えば、実施形態における開閉操作
部46)が前記扉に設けられていることを特徴とする。
上述のボックスにおいて、前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍において前記扉
に形成された切り欠き部である構成が好ましい。
また、上述のボックスにおいて、前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍において
前記扉に形成された開孔である構成も好ましい。
さらに、上述のボックスにおいて、前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍におい
て前記扉に取り付けられた把持構造からなる構成も望ましい。
なお、前記扉を横開閉自在とするために前記ボックス本体に設けられた一対の横開閉用
枢結孔(例えば、実施形態における短辺側ピン受容穴22、24、26)と、前記扉を縦
開閉自在とするために前記ボックス本体に設けられた一対の縦開閉用枢結孔(例えば、実
施形態における長辺側ピン受容穴11)と、前記扉に着脱自在に取り付けられるとともに
前記横開閉用枢結孔および前記縦開閉用枢結孔に嵌合して前記扉を横開閉自在および縦開
閉自在とする枢結部材(例えば、実施形態における第1枢結ピン60、第2枢結ピン65
)とを備える構成が好ましい。
本発明に係る扉は、上壁面部材、下壁面部材、左壁面部材および右壁面部材により少な
くとも前面側が開放した直方体状に形成されたボックス本体において、前記ボックス本体
の前面側開放部分を覆って開閉自在に取り付けられる矩形板状の扉であって、前記左およ
び右壁面部材のいずれか一方の前端部側を中心として左右に横開閉自在となるように前記
ボックス本体に取り付け可能で、且つ、前記上および下壁面部材のいずれか一方の前端部
側を中心として上下に縦開閉自在となるように前記ボックス本体に取り付け可能でもあり
、前記前面側開放部分を覆って閉止された状態において前記左および右壁面部材の他方の
前端部と前記上および下壁面部材の他方の前端部とが交わる部分の近傍に位置して、前記
扉を開閉操作する開閉操作構造が設けられていることを特徴とする。
上述の扉において、前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍に形成された切り欠き
部である構成が好ましい。
また、上述の扉において、前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍に形成された開
孔である構成も好ましい。
さらに、上述の扉において、前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍に取り付けら
れた把持構造からなる構成も望ましい。
本発明に係るボックスは、左および右壁面部材の他方の前端部と上および下壁面部材の
他方の前端部とが交わる部分の近傍に位置して、扉を開閉操作する開閉操作構造が扉に設
けられている。このため、扉を左右に横開閉自在となるようにボックス本体に取り付けた
構成であっても、上下に縦開閉自在となるようにボックス本体に取り付けた構成であって
も、扉に設けられた開閉操作構造を操作すれば扉を開閉することができる。よって、扉の
開閉方向を変更する際に、開閉操作構造の位置を変更する必要がないので、扉の開閉方向
を簡単に変更することができる。
上述のボックスにおいて、開閉操作構造が、扉に形成された切り欠き部、開孔および扉
に取り付けられた把持構造からなる構成のいずれかであることが好ましい。これらのうち
のいずれかの構成によれば、扉の隅部に切り欠き部もしくは開孔を形成、または把持構造
を取り付けるという簡単且つ安価な方法でありながら、扉の開閉方向を簡単に変更できる
ボックスを構成可能になる。
なお、扉を横開閉自在とするための一対の横開閉用枢結孔と、扉を縦開閉自在とするた
めの一対の縦開閉用枢結孔と、横開閉用枢結孔および縦開閉用枢結孔に嵌合して扉を横開
閉自在および縦開閉自在とする枢結部材とを備える構成が好ましい。このように構成すれ
ば、横または縦開閉用枢結孔に枢結部材を嵌合させるという簡単な構成により、ボックス
本体に扉を揺動自在に取り付けることができる。
本発明に係る扉は、ボックス本体に取り付けられて閉止された状態において、左および
右壁面部材の他方の前端部と上および下壁面部材の他方の前端部とが交わる部分の近傍に
位置して、扉を開閉操作する開閉操作構造が設けられている。このため、左右に横開閉自
在となるようにボックス本体に取り付けられた場合であっても、上下に縦開閉自在となる
ようにボックス本体に取り付けられた場合であっても、開閉操作構造を操作すれば扉を開
閉することができる。よって、扉の開閉方向を変更する際に、開閉操作構造の位置を変更
する必要がないので、扉の開閉方向を簡単に変更することができる。
上述の扉において、開閉操作構造が切り欠き部、開孔および把持構造のいずれかである
構成が好ましい。これらのうちのいずれかの構成によれば、簡単且つ安価な方法でありな
がら、開閉方向を簡単に変更できる扉を構成可能になる。
本発明を適用した一例としてのカラーボックスを示す図であって、(a)は正面図を、(b)は側面図をそれぞれ示す。 扉を示す斜視図であって、(a)は短辺端部を中心に揺動されるときの構成を、(b)は長辺端部を中心に揺動されるときの構成をそれぞれ示す。 (a)は吸着板の平面図を、(b)は第1枢結ピンの側面図を、(c)は第2枢結ピンの側面図をそれぞれ示す。 マグネットキャッチャーを示す図であって、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は側面図をそれぞれ示す。 カラーボックスの組立手順を説明するための斜視図である。 短辺端部を中心に扉が揺動自在なカラーボックスの組立構成を示す斜視図であって、(a)はカラーボックス全体を、(b)は第2枢結ピンの部分拡大図をそれぞれ示す。 (a)は長辺端部を中心に扉が揺動自在なカラーボックスの組立構成を示す斜視図で、(b)は長辺端部を中心に扉が揺動自在なカラーボックスの正面図である。 開閉操作部の変形例を示す斜視図であって、(a)は直線状に切り欠いた例を、(b)は開孔を設けた例を、(c)は取手を設けた例をそれぞれ示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。まず、図1〜図4を
参照しながら、本発明をカラーボックスに適用した例について説明する。なお、以下の実
施形態では、本発明を適用したカラーボックス1について説明するが、本発明はこれに限
定して適用されるものではなく、箱状に形成されて内部に収納空間を有する種々の収納ボ
ックス全般に適用可能である。
図1(a)にカラーボックス1を正面から見た図を、図1(b)にカラーボックス1を
側面から見た図をそれぞれ示しており、これらの図から分かるように、カラーボックス1
は、直方体状に形成されて内部に収納空間2を備えるボックス本体3と、ボックス本体3
の前面側端部に取り付けられて収納空間2を覆う扉40とを有して構成される。
ボックス本体3は、互いに平行に並んだ一対の側板10と、一対の側板10間における
上端部に配設された天板21と、中間部の2ヶ所に配設された2枚の棚板23と、下端部
に配設された底板25と、背面側端部に設けられた背板30とから構成される。側板10
は矩形平板状に形成されており、前面側端部には各扉40の取付位置に対応させて3つの
長辺側ピン受容穴11が上下に並んで形成されている。天板21、棚板23、底板25お
よび背板30も矩形平板状に形成されている。天板21の前面側端部には、扉40の取付
位置に対応した短辺側ピン受容穴22が形成されている。棚板23の前面側端部には、扉
40の取付位置に対応した短辺側ピン受容穴24が貫通形成されている。底板25の前面
側端部には、扉40の取付位置に対応した短辺側ピン受容穴26が形成されている。
ボックス本体3には、図1(b)に示すように、上段、中段および下段に合計3つの収
納空間2が形成されている。上段の収納空間2は、一対の側板10と、天板21と、棚板
23と、背板30とにより区画形成される。中段の収納空間2は、一対の側板10と、2
つの棚板23と、背板30とにより区画形成される。下段の収納空間2は、一対の側板1
0と、棚板23と、底板25と、背板30とにより区画形成される。
このようにして区画形成される収納空間2は前面側に開放されているため、前面側から
収納空間2内に埃等が入り込む場合がある。また、外部から収納空間2内の収納物が見え
ると雑然とした印象を与える場合もある。そこで、カラーボックス1は、収納空間2の前
面側端部に扉40が揺動自在に取り付けられて構成される。図2(a)に扉40の斜視図
を示しており、この図2(a)から分かるように、扉40は、平板状に形成された扉本体
部41と、扉本体部41の裏面に取り付けられた吸着板50と、扉本体部41の端面に取
り付けられる第1枢結ピン60と、第2枢結ピン65とから構成される。扉40は、扉本
体部41に対する第1枢結ピン60および第2枢結ピン65の取付位置に応じて、短辺端
部43を揺動中心として揺動自在な構成と、長辺端部42を揺動中心として揺動自在な構
成とが可能となっている。なお、図2(a)には短辺端部43を揺動中心として揺動され
る扉40の構成を示し、図2(b)には長辺端部42を揺動中心として揺動される扉40
の構成を示している。また、図2では、第1枢結ピン60および第2枢結ピン65を拡大
して示している。
扉本体部41は、収納空間2の前面側開放部分に対応させて略長方形に形成される。扉
本体部41は、長辺端部42の両端部に長辺側ピン挿入穴42aを備えるとともに、この
長辺端部42と隣り合う短辺端部43の両端部に短辺側ピン挿入穴43aを備える。これ
ら長辺側ピン挿入穴42aおよび短辺側ピン挿入穴43aに、第1枢結ピン60および第
2枢結ピン65が挿入されて取り付けられる。
後述するように、長辺側ピン挿入穴42aに第1枢結ピン60および第2枢結ピン65
が取り付けられた上で、扉40が長辺端部42を中心として揺動自在にボックス本体3に
取り付けられる場合、この扉40に効率良く操作力を作用させて開閉するためには、モー
メントが最大となる位置、すなわち、長辺端部42に対向する対向長辺端部44上に開閉
操作部を設けることが好ましい。一方で、短辺側ピン挿入穴43aに第1枢結ピン60お
よび第2枢結ピン65が取り付けられた上で、扉40が短辺端部43を中心として揺動自
在にボックス本体3に取り付けられる場合、この扉40に効率良く操作力を作用させて開
閉するためには、モーメントが最大となる位置、すなわち、短辺端部43に対向する対向
短辺端部45上に開閉操作部を設けることが好ましい。そこで、扉40は、長辺端部42
を中心として揺動される場合および短辺端部43を中心として揺動される場合のどちらで
あっても効率良く操作力を作用させて開閉できるように、対向長辺端部44と対向短辺端
部45とが交差する部分に、R状(円弧状)に切り欠いた開閉操作部46を備える。
図3(a)には吸着板50の平面図を示しており、この図3(a)から分かるように吸
着板50は、磁性材料(例えば鉄等)を用いて矩形平板状に形成される。吸着板50の中
央部には、取付用孔51が形成されている。図3(b)には第1枢結ピン60の側面図を
示しており、この図3(b)から分かるように第1枢結ピン60は、略円柱状の基部61
と、基部61から径方向外側に延びる鍔部62と、鍔部62から軸方向に延びるとともに
先端部が半球状に形成された嵌合軸部63とから構成される。
図3(c)には第2枢結ピン65の側面図を示しており、この図3(c)から分かるよ
うに第2枢結ピン65は、略円柱状の基部66と、基部66から径方向外側に延びる鍔部
67と、基部66に対して軸方向に突出入自在で且つ先端部が半球状に形成された嵌合軸
部68とから構成される。基部66には圧縮ばね(図示せず)が内蔵されており、この圧
縮ばねにより嵌合軸部68が先端側に押圧されている。このため、圧縮ばねの押圧力に抗
して嵌合軸部68を基部66側に押圧すると、2点鎖線で示すPのように、嵌合軸部68
を基部66内に入り込ませることができる。
図1に戻り、天板21および棚板23の下面には、マグネットキャッチャー55が取り
付けられている。図4(a)〜(c)にはマグネットキャッチャー55の正面図、平面図
および側面図を示しており、これら図4(a)〜(c)から分かるようにマグネットキャ
ッチャー55は、永久磁石56と、この永久磁石56を囲んで収容する収容部57と、こ
の収容部57から側方に延びる一対の取付部58とから構成される。取付部58には、取
付位置の調整ができるように長穴58aが形成されている。このため、扉40が収納空間
2の前面側を覆って閉止する閉止位置に位置すると、吸着板50がマグネットキャッチャ
ー55(永久磁石56)に磁気吸着され、扉40が閉止状態に保持される。
以上ここまで、カラーボックス1の構成について説明した。このカラーボックス1は、
上述したように、短辺端部43を中心に扉40を揺動させる構成(図2(a)参照)と、
長辺端部42を中心に扉40を揺動させる構成(図2(b)参照)とが可能になっている
。そこで、以下においては、まず、短辺端部43を中心に扉40を揺動させるカラーボッ
クス1の組立構成について、図5および図6を参照しながら説明する。
カラーボックス1は、ボックス本体3と扉40とを別々に組み立てた後で、ボックス本
体3に扉40を取り付けて構成される。ボックス本体3は、図5に示すように、天板21
および棚板23のそれぞれにマグネットキャッチャー55を取り付けておき、天板21、
棚板23および底板25の左右両端部に側板10を、背面側端部に背板30をそれぞれ取
り付けて組み立てられる。一方、扉40は、図2(a)に示すように、扉本体部41の短
辺側ピン挿入穴43aに第1枢結ピン60および第2枢結ピン65が挿入されて取り付け
られるとともに、扉本体部41の裏面に吸着板50が取り付けられて組み立てられる。第
1枢結ピン60および第2枢結ピン65が扉本体部41に取り付けられると、基部61お
よび基部66が扉本体部41に嵌め込まれて、嵌合軸部63が長辺端部42から突出する
とともに嵌合軸部68が対向長辺端部44から突出する。
ここで、短辺端部43を中心に扉40が揺動自在なカラーボックス1を構成する場合、
効率良く扉40に吸着力を作用させて閉止位置に保持するためには、モーメントが最大と
なる位置、すなわち、対向短辺端部45上に吸着板50を取り付けることが好ましい。一
方で、長辺端部42を中心に扉40が揺動自在なカラーボックス1を構成する場合、効率
良く扉40に吸着力を作用させて閉止位置に保持するためには、モーメントが最大となる
位置、すなわち、対向長辺端部44上に吸着板50を取り付けることが好ましい。そこで
、長辺端部42を中心として揺動される場合および短辺端部43を中心として揺動される
場合のどちらであっても、効率良く吸着力を作用させて閉止位置に保持できるように、対
向長辺端部44と対向短辺端部45とが交差する部分(開閉操作部46)の近傍に吸着板
50を取り付ける。
次に、扉40を各収納空間2の前面側端部に取り付ける。図6(a)には、上段および
中段の収納空間2の前面側端部に扉40が取り付けられ、下段の収納空間2の前面側端部
に扉40が取り付けられる状態を示している。例えば下段の収納空間2の前面側端部に扉
40を取り付けるときには、まず、第1枢結ピン60の嵌合軸部63を底板25の短辺側
ピン受容穴26に嵌合させる。続いて、図6(b)に示すように、第2枢結ピン65の嵌
合軸部68を矢印Bの方向に押し込んだ状態で、第1枢結ピン60の嵌合軸部63を中心
に扉40を揺動させて、第2枢結ピン65の嵌合軸部68を棚板23の短辺側ピン受容穴
24と位置整合させる。第2枢結ピン65の嵌合軸部68が棚板23の短辺側ピン受容穴
24と位置整合すると、圧縮ばねの押圧力により嵌合軸部68が押し出されて、嵌合軸部
68が短辺側ピン受容穴24に嵌合する。
これにより、扉40は、図6(a)に示すように、第1枢結ピン60と第2枢結ピン6
5とを繋ぐ軸線Cを揺動中心として、矢印Dの方向に揺動可能にボックス本体3に取り付
けられる。扉40を揺動させて収納空間2を閉止させたり収納空間2を前面側に開放させ
る操作は、開閉操作部46によって形成された隙間に指を差し込んで、開閉操作部46を
掴んで行うことができる。
以上、短辺端部43を中心に扉40を揺動させる場合の組立構成について説明した。次
に、長辺端部42を中心に扉40を揺動させる場合の組立構成について、図7を参照しな
がら説明する。なお、ボックス本体3を組み立てる工程は上述の組立構成の場合と同様な
ので、以下では扉40を組み立てる工程、および扉40をボックス本体3に取り付ける工
程を中心に説明する。
扉40は、図2(b)に示すように、扉本体部41の長辺側ピン挿入穴42aに第1枢
結ピン60および第2枢結ピン65を挿入して取り付けられるとともに、上述の場合と同
様に、扉本体部41の裏面における開閉操作部46の近傍に吸着板50が取り付けられて
組み立てられる。
次に、扉40を各収納空間2の前面側端部に取り付ける。図7(a)には、紙面右側お
よび中央の収納空間2の前面側端部に扉40が取り付けられ、紙面左側の収納空間2の前
面側端部に扉40が取り付けられる状態を示している。例えば紙面左側の収納空間2の前
面側端部に扉40を取り付けるときには、まず、第1枢結ピン60の嵌合軸部63を側板
10の長辺側ピン受容穴11に嵌合させる。そして、図6(b)に示すように、第2枢結
ピン65の嵌合軸部68を矢印Bの方向に押し込んだ状態で、第1枢結ピン60の嵌合軸
部63を中心に扉40を揺動させて、第2枢結ピン65の嵌合軸部68を反対側の側板1
0の長辺側ピン受容穴11と位置整合させる。第2枢結ピン65の嵌合軸部68が反対側
の側板10の長辺側ピン受容穴11と位置整合すると、圧縮ばねの押圧力により嵌合軸部
68が押し出されて、嵌合軸部68が長辺側ピン受容穴11に嵌合する(図7(b)参照
)。
これにより、扉40は、図7(a)に示すように、第1枢結ピン60と第2枢結ピン6
5とを繋ぐ軸線Eを揺動中心として、矢印Fの方向に揺動可能に取り付けられる。扉40
を揺動させて収納空間2を閉止させたり収納空間2を前面側に開放させる操作は、開閉操
作部46によって形成された隙間に指を差し込んで、開閉操作部46を掴んで行うことが
できる。このように、扉40が長辺端部42を中心として揺動される構成の場合、図7に
示すように、軸線Eが上下方向に向くようにカラーボックス1を配置すれば、扉40は開
閉時に重力の影響を受けることなく任意の開閉位置に保持されるので使いやすくなる。
以上、長辺端部42を中心に扉40を揺動させる場合の組立構成について説明した。例
えば長辺端部42を中心に揺動自在となるように扉40を取り付けてカラーボックス1を
構成した後に、カラーボックス1の使用形態が変化して、短辺端部43を中心に揺動自在
となるように扉40の開閉方向を変更したい場合があり得る。このような場合、まず、ボ
ックス本体3を分解して扉3を取り外し、長辺側ピン挿入穴42aに取り付けられた第1
枢結ピン60および第2枢結ピン65を短辺側ピン挿入穴43aに付け替える。そして、
この扉40を上述のようにして収納空間2の前面側端部に取り付けると、短辺端部43を
中心に揺動自在な扉40を備えたカラーボックス1を構成できる。このとき、扉40の開
閉操作部46は、上述したように長辺端部42を中心として揺動される場合および短辺端
部43を中心として揺動される場合のどちらであっても、効率良く操作力を作用させて開
閉できる位置に形成されているので、従来構成のように扉の開閉方向を変更する毎に付け
替える必要がなく、扉の開閉方向を変更する作業が簡単になる。
また、扉40を閉止位置に保持するための吸着板50は、上述したように長辺端部42
を中心として揺動される場合および短辺端部43を中心として揺動される場合のどちらで
あっても、効率良く吸着力を作用させて閉止位置に保持できる位置に取り付けられている
ので、扉40の開閉方向を変更する毎に付け替える必要がなく、扉40の開閉方向を変更
する作業が簡単になる。このように、扉40の開閉方向を変更する際に、扉40における
吸着板50の取付位置を変更しなくて良いので、マグネットキャッチャー55も取付位置
を変更する必要がなく、このことからも扉40の開閉方向を変更する作業が簡単になる。
上述の実施形態においては、扉40を開閉操作するための操作部として、R状に切り欠
いた開閉操作部46を例示して説明したが、操作部の他の例として図8(a)〜図8(c
)に示す構成でも良い。図8(a)は、対向長辺端部44と対向短辺端部45とが交差す
る部分に、直線状に切り欠いた開閉操作部146を設けた例である。図8(b)は、上記
交差する部分の近傍に、指を挿入可能な開孔246を設けた例である。図8(c)は、上
記交差する部分の近傍に、把持可能な取手346を設けた例である。これら開閉操作部4
6,146,246,346のいずれによっても、比較的簡単に操作部を構成できる。な
お、取手346に代えてつまみ(図示せず)を設けても良い。
上述の実施形態においては、第1枢結ピン60および第2枢結ピン65を用いて扉40
を揺動自在に取り付ける構成を説明したが、第1枢結ピン60および第2枢結ピン65に
代えて例えば蝶番を用いることも可能である。
上述の実施形態においては、3つの収納空間2のそれぞれに扉40を取り付けたカラー
ボックス1に本発明を適用した例について説明したが、この構成に代えて、複数の(例え
ば3つ全ての)収納空間2を1つの扉により覆うカラーボックスにも本発明を適用可能で
ある。
上述の実施形態において、例えば埃等の侵入防止を主目的として扉を設ける場合には、
透明または半透明の材料(ガラスや樹脂等)を用いて扉を形成することも可能である。
上述の実施形態においては、背板30を備えたカラーボックス1に本発明を適用した例
を説明したが、例えば背板30を備えずに収納空間2が前面側および背面側に開放されて
構成されたボックスにも、本発明を適用可能である。
1 カラーボックス(ボックス)
3 ボックス本体
10 側板(左壁面部材、右壁面部材)
11 長辺側ピン受容穴(縦開閉用枢結孔)
21 天板(上壁面部材)
22 短辺側ピン受容穴(横開閉用枢結孔)
23 棚板(上壁面部材、下壁面部材)
24 短辺側ピン受容穴(横開閉用枢結孔)
25 底板(下壁面部材)
26 短辺側ピン受容穴(横開閉用枢結孔)
40 扉
46 開閉操作部(開閉操作構造)
60 第1枢結ピン(枢結部材)
65 第2枢結ピン(枢結部材)

Claims (9)

  1. 上壁面部材、下壁面部材、左壁面部材および右壁面部材により、少なくとも前面側が開
    放した直方体状に形成されたボックス本体と、
    前記ボックス本体の前面側開放部分を覆って開閉自在に取り付けられる矩形板状の扉と
    から構成され、
    前記扉が、前記左および右壁面部材のいずれか一方の前端部側を中心として左右に横開
    閉自在となるように前記ボックス本体に取り付け可能で、且つ、前記上および下壁面部材
    のいずれか一方の前端部側を中心として上下に縦開閉自在となるように前記ボックス本体
    に取り付け可能でもあり、
    前記扉が前記前面側開放部分を覆って閉止された状態において前記左および右壁面部材
    の他方の前端部と前記上および下壁面部材の他方の前端部とが交わる部分の近傍に位置し
    て、前記扉を開閉操作する開閉操作構造が前記扉に設けられていることを特徴とするボッ
    クス。
  2. 前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍において前記扉に形成された切り欠き部か
    ら構成されることを特徴とする請求項1に記載のボックス。
  3. 前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍において前記扉に形成された開孔から構成
    されることを特徴とする請求項1に記載のボックス。
  4. 前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍において前記扉に取り付けられた把持構造
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載のボックス。
  5. 前記扉を横開閉自在とするために前記ボックス本体に設けられた一対の横開閉用枢結孔
    と、前記扉を縦開閉自在とするために前記ボックス本体に設けられた一対の縦開閉用枢結
    孔と、前記扉に着脱自在に取り付けられるとともに前記横開閉用枢結孔および前記縦開閉
    用枢結孔に嵌合して前記扉を横開閉自在および縦開閉自在とする枢結部材とを備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のボックス。
  6. 上壁面部材、下壁面部材、左壁面部材および右壁面部材により少なくとも前面側が開放
    した直方体状に形成されたボックス本体において、前記ボックス本体の前面側開放部分を
    覆って開閉自在に取り付けられる矩形板状の扉であって、
    前記左および右壁面部材のいずれか一方の前端部側を中心として左右に横開閉自在とな
    るように前記ボックス本体に取り付け可能で、且つ、前記上および下壁面部材のいずれか
    一方の前端部側を中心として上下に縦開閉自在となるように前記ボックス本体に取り付け
    可能でもあり、
    前記前面側開放部分を覆って閉止された状態において前記左および右壁面部材の他方の
    前端部と前記上および下壁面部材の他方の前端部とが交わる部分の近傍に位置して、前記
    扉を開閉操作する開閉操作構造が設けられていることを特徴とする扉。
  7. 前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍に形成された切り欠き部から構成されるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の扉。
  8. 前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍に形成された開孔から構成されることを特
    徴とする請求項6に記載の扉。
  9. 前記開閉操作構造が、前記交わる部分の近傍に取り付けられた把持構造から構成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の扉。
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