JP6030588B2 - 制御端末、被制御端末、通信システム、同システムの接続設定方法、およびプログラム - Google Patents

制御端末、被制御端末、通信システム、同システムの接続設定方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、決済システムに用いて好適な、制御端末、被制御端末、通信システム、同システムの接続設定方法、およびプログラムに関する。
デジタル機器用の近距離無線通信規格の一つとしてBlueTooth(登録商標)が知られている。このBlueToothにより、数mから数十m程度の距離にある情報機器間で2.4GHz帯の電波を使用して簡易な情報のやりとりを行うことができる。BlueToothは、PCの周辺機器、携帯電話、スマートフォン、オーディオプレーヤ、ヘッドセット(以降、これらを総称してBlueTooth機器という)等、主にパーソナル機器で普及している。
ところで、上記したBlueTooth機器を最初に使用する際には接続相手を特定するために、「ペアリング」と称する操作が必要とされる。ペアリング操作とは、2つのBlluetooth機器に対して接続設定を行うためにそれぞれのIDを交換することをいう。例えば、特許文献1に、無線リモコンとテレビジョン受像機との間で双方のIDを交換することによりペアリング操作を行う技術が開示されている。特許文献1には、手入力による方法と、USBケーブルにより自動的に取得する方法が紹介されている。
特開2009−049590号公報
BlueToothは、上記したようにパーソナル機器を中心に普及し、業務処理用での利用数は少ない。例えば、限られたエリア内に業務処理用のBlueTooth機器(被制御端末)が大量にあって、これを多くの利用者が持つ携帯端末(制御端末)との組み合わせで使用するシーンを想定する。この場合、携帯端末は、一旦、ペアリング操作によって特定のBlueTooth機器との間で接続が確立されても、例えば、机に放置する等、後の使用形態によっては組み合わせが入れ子(ネスティング)状態になってしまい、その携帯端末が他人のセットであるBlueTooth機器に接続されることがありうる。したがってセキュアな用途での使用には適さない。
また、一旦接続が確立された携帯端末とBlueTooth機器とのセットは、電波障害等により一旦通信が途絶えると、ペアリングのための再設定を必要とする。このため、一旦アプリケーションを終了し、設定パネルを開いてペアリングの再設定を行った後、アプリケーションを起動して通信を再開し、カードを読み取る等の煩雑な操作が要求される。このため、利用者の負担が大きく、したがってペアリング等の接続設定操作の容易化が望まれていた。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、ペアリング等の接続設定操作を容易化し、セキュアな用途での使用を可能にした、制御端末、被制御端末、通信システム、同システムの接続設定方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の第1の観点に係る通信システムは、複数の被制御端末と、有線インタフェースおよび無線通信インタフェースを介して接続可能な制御端末とを有する、通信システムにおいて、ブルートゥース規格の前記制御端末は、ブルートゥース規格の前記被制御端末の一つと接続を確立するにあたり、通信ケーブルにより選択された前記被制御端末との間で有線リンクを確立し、前記有線インタフェースを介して接続される前記被制御端末から固有の識別情報であるMACアドレスを取得して記憶し、前記被制御端末の固有の識別情報が取得されて追記されるIDテーブルを有し、前記複数の被制御端末の固有の識別情報を記憶する記憶部を備え、前記制御端末は、複数の前記識別情報が前記記憶部に記憶されたとき、前記識別情報の選択操作が行われ、選択された一の前記識別情報で特定される前記被制御端末との間で、続いて行われる無線リンクの確立後、前記無線通信インタフェースを介して当該被制御端末と無線通信を行ない、前記制御端末の制御部は、前記記憶部を参照し、前記特定される前記一の被制御端末を選択して前記無線リンクを確立し、前記無線リンクが確立された選択された一の前記被制御端末に対し、前記制御端末の利用者を想起させる表示情報を送信し、前記選択された一の前記被制御端末の表示部に、前記表示情報を単独で表示させ、前記制御部は、アプリケーションプログラムを実行中に前記無線通信が遮断されると、前記アプリケーションプログラムを使用して前記無線リンクを確立するための再試行を行なう。
本発明において、第1の観点に係る前記通信システムの被制御端末は、決済用記録媒体から情報を読み取る記録媒体読み取り部を更に有する。
本発明の第2の観点に係る通信システムの接続設定方法は、複数の被制御端末と、有線インタフェースおよび無線通信インタフェースを介して接続可能な制御端末とを有する、通信システムの接続設定方法であって、ブルートゥース規格の前記制御端末は、ブルートゥース規格の前記被制御端末の一つと接続を確立するにあたり、通信ケーブルにより選択された被制御端末との間で有線リンクを確立し、前記有線インタフェースを介して接続される前記被制御端末から固有の識別情報であるMACアドレスを取得して記憶するステップと、前記制御端末が備え、前記複数の被制御端末の固有の識別情報を記憶する記憶部が有するIDテーブルに対して、前記被制御端末の固有の識別情報を取得して追記するステップと、前記制御端末は、複数の前記識別情報が記憶されたとき、前記識別情報の選択操作が行われ、選択された一の識別情報で特定される被制御端末との間で、続いて行われる無線リンクの確立後、前記無線通信インタフェースを介して当該被制御端末と無線通信を行なうステップと、前記制御端末の制御部は、前記記憶部を参照し、前記特定される前記一の被制御端末を選択して前記無線リンクを確立し、前記無線リンクが確立された選択された一の前記被制御端末に対し、前記制御端末の利用者を想起させる表示情報を送信するステップと、前記選択された一の前記被制御端末の表示部に、前記表示情報を単独で表示させるステップと、前記制御部は、アプリケーションプログラムを実行中に前記無線通信が遮断されると、前記アプリケーションプログラムを使用して前記無線リンクを確立するための再試行を行なうステップとを有する。
本発明の第3の観点に係る通信システムのプログラムは、コンピュータにより実行され、複数の被制御端末と、有線インタフェースおよび無線通信インタフェースを介して接続可能な制御端末とを有する、通信システムのプログラムであって、前記コンピュータに、ブルートゥース規格の前記制御端末は、ブルートゥース規格の前記被制御端末の一つと接続を確立するにあたり、通信ケーブルにより選択された被制御端末との間で有線リンクを確立し、前記有線インタフェースを介して接続される前記被制御端末から固有の識別情報であるMACアドレスを取得して記憶する処理と、前記制御端末が備え、前記複数の被制御端末の固有の識別情報を記憶する記憶部が有するIDテーブルに対して、前記被制御端末の固有の識別情報を取得して追記する処理と、前記制御端末は、複数の前記識別情報が記憶されたとき、前記識別情報の選択操作が行われ、選択された一の識別情報で特定される被制御端末との間で、続いて行われる無線リンクの確立後、前記無線通信インタフェースを介して当該被制御端末と無線通信を行なう処理と、前記制御端末の制御部は、前記記憶部を参照し、前記特定される前記一の被制御端末を選択して前記無線リンクを確立し、前記無線リンクが確立された選択された一の前記被制御端末に対し、前記制御端末の利用者を想起させる表示情報を送信する処理と、前記選択された一の前記被制御端末の表示部に、前記表示情報を単独で表示させる処理と、を実行させる。
本発明によれば、ペアリング等の接続設定操作を容易化し、セキュアな用途での使用を可能にした、制御端末、被制御端末、通信システム、同システムの接続設定方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る通信システムの接続形態を示す略図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムの動作シーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る被制御端末に表示されるログイン名の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御端末の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る被制御端末の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る被制御端末の動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という)について詳細に説明する。なお、本実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
まず、図1を用いて本実施形態に係る通信システム1の接続形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る通信システム1は、電波到達範囲の限られたエリア内に複数存在するタブレット端末10(制御端末)と決済専用端末20(被制御端末)との間で選択されたセット(組み合わせ)で、無線通信により決済を実現するシステムである。決済専用端末20は、クレジットカード、銀行カードに加え、デビットカードや電子マネーに対応したマルチ決済可能なモバイル機器である。複数の決済専用端末20と、決済専用アプリがインストールされた複数のタブレット端末10とが無線インタフェースを介して接続される。なお、後述するように、接続設定(ペアリング)時にのみ有線インタフェースを介して接続されるものとする。
それぞれのタブレット端末10は、複数ある決済専用端末20のいずれにも接続可能である。このため、決済に先立ち、使用する決済専用端末20を選択して接続設定用に通信ケーブル30による有線接続を行ない、接続設定がなされて以降は、無線による決済のための通信が行われる。このため、タブレット端末10,決済専用端末20ともに、USB(Universal Serial Bus)を有線インタフェースとし、BlueToothを無線インタフェースとして使用するものとし、そのためのインタフェース回路がそれぞれに内蔵されている。
上記構成の通信システム1の概略動作について、図2のシーケンス図を参照しながら簡単に説明する。図2に示すように、タブレット端末10を所持しているユーザは、特定の決済専用端末20との間で接続を試みるために、まずは、通信ケーブル30を相手の決済専用端末20のUSBポートに接続し(ステップS10)、有線リンクを確立する(ステップS11)。次に、タブレット端末10は、有線接続された特定の決済専用端末20に対してID取得要求を発行(送信)する(ステップS12)。ID取得要求を受信した決済専用端末20は、MAC(Media Access Control)アドレス等、自身に固有のIDを通信ケーブル30経由で要求のあったタプレット端末10へ送信する(ステップS13)。
続いて、タブレット端末10は、先に取得したIDにより特定される決済専用端末20との間で、BlueToothを用いた無線による接続を確立するために無線接続要求を発行し(ステップS14)、無線リンク確立後(ステップS15)、無線通信を用いた決済処理を行う(ステップS17)。なお、無線リンクが確立されると、例えば、図3に示すように、無線接続された決済専用端末20の表示部に対し、利用者を想起させる、例えば、ログイン名が表示される。このことにより、限られたエリア内に多数あるタブレット端末10と決済専用端末20とのセットの中で、自身が所持するタブレット端末10が接続されている決済専用端末20がどれであるか認識することができる。
図4にタブレット端末10の構成が、図5に決済専用端末20の構成が、それぞれ示されている。図4によれば、タブレット端末10は、制御部11と、記憶部12と、タッチパネル13と、有線通信部14と、近距離無線通信部15とが、アドレス、データ、コントロールのためのラインが複数本で構成されるバス16を介して共通接続されている。
制御部11は、記憶部12に格納されたプログラム(OS、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って処理を行う。具体的に、制御部11は、決済専用端末20の一つと接続を確立するにあたり、はじめに通信ケーブル30により有線インタフェース(有線通信部14)を介して接続される決済専用端末20から固有の識別情報を取得し、取得した固有の識別情報により特定される決済専用端末20との間で続いて行われる無線リンクの確立後、無線通信インタフェース(近距離無線通信部15)を介して無線通信を行なう。
このとき、制御部11は、無線リンクが確立された一つの決済専用端末20に対し、自身を想起させる任意の表示情報を送信する。なお、制御部11は、複数の決済専用端末20のIDが記憶される記憶部12を参照し、特定される一つの決済専用端末20を選択して無線リンクを確立してもよい。また、制御部11は、アプリケーションプログラムを実行中に無線通信が遮断されると、そのアプリケーションプログラムを使用して無線リンクを確立するための再試行を行ってもよい。
記憶部12には、アプリケーションプログラムの他、制御部11において処理に利用される各種データが保持される。ここでは、所定の領域に決済専用端末に固有の識別情報(ID)が複数記憶される(ID記憶テーブル120)。記憶部12は、例えば不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えば、SRAM、DRAM)などによって構成される。
タッチパネル13は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルであって、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルに対する使用者の操作を検出する。タッチパネル13はこれらパネルの内側主面に貼り付けられており、互いに対向配置されたシート状の2つの電極センサーを備えている。2つの電極センサーは透明粘着性シートによって貼り合わされている。一方の電極センサーには、それぞれがX軸方向に沿って延在し、かつ互いに平行に配置された複数の細長いX電極が形成されている。他方の電極センサーには、それぞれがY軸方向に沿って延在し、かつ互いに平行に配置された複数の細長いY電極が形成されている。パネルに対して使用者の指が接触すると、その接触箇所の下にあるX電極及びY電極の間の静電容量が変化することによって、タッチパネル13においてパネルの表示部分に対する操作が検出される。
タッチパネル13において生じる、X電極及びY電極の間の静電容量変化は制御部11に伝達され、制御部11はその静電容量変化に基づいてパネルの表示部分に対して行われた操作の内容を特定し、それに応じた動作を行う。
なお、有線通信部14は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル(通信ケーブル30)による有線接続のためのバスインタフェース回路であり、近距離無線通信部15は、BlueTooth規格に準拠して近距離無線通信を行う通信アダプタである。なお、有線通信部14は、RS232Cインタフェース回路で代替してもよい。この場合、使用される通信ケーブル30は、USBケーブルに代わってRS232Cケーブルになる。
図5によれば、決済専用端末20は、制御部21と、記憶部22と、操作部23と、表示部24と、媒体読み取り部としてのカードリーダ(CR25)と、有線通信部26と、近距離無線通信部27と、ネットワークインタフェース部(NIC28)とが、アドレス、データ、コントロールのためのラインが複数本で構成されるバス29を介して共通接続されている。
制御部21は、タブレット端末10の一つと接続を確立するにあたり、はじめに、通信ケーブル30により有線インタフェース(有線通信部26)を介して接続されたタブレット端末10からの要求に基づき自身の固有のID(MACアドレス)を送信し、続いて行われる、IDを受信したタブレット端末10との間で無線リンクの確立後、無線通信インタフェース(近距離無線通信部26)を介して無線通信を行う。
制御部21は、無線リンクが確立されると、タブレット端末10から送信されるログイン名等、利用者を想起させる任意の表示情報を表示部24に表示する。
記憶部22には、決済処理を実行する業務プログラムの他、制御部21において処理に利用される各種データが保持される。記憶部22は、例えば不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えば、SRAM、DRAM)などによって構成される。
操作部23は、押しボタン式の各種のキーを備えたもので、制御部21は、この操作部23からの入力操作信号に応じたアプリケーションを実行する。
表示部24は、例えば、高精細LCD(Liquid Crystal Device)ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、電気泳動型ディスプレイ(電子ペーパ)のいずれかを使用し、画像を高精細に表示する。なお、この表示部24の表面に指の接触を検出する透明なタッチパネルを積層配設することにより、例えば、静電容量方式のタッチスクリーン(タッチ画面)を構成するようにしてもよい。
カードリーダ25は、クレジットカード、銀聯カード、デビットカードや電子マネーに対応したカードから情報を読み取って制御部21へ出力する。NIC28は、図示省略した通信網経由でそれぞれのカード事業者が運営するサーバに接続するためのネットワークインタフェースである。
有線通信部26は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル(通信ケーブル30)による有線接続のためのバスインタフェース回路であり、近距離無線通信部27は、BlueTooth規格に準拠して近距離無線通信を行うアダプタである。
(実施形態の動作)
以下、図6,図7に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る制御端末(タブレット端末10)、および被制御端末(決済専用端末20)の動作について詳細に説明する。
まず、タブレット端末10の動作から説明する。図6に示すように、タブレット端末10は、制御部11が、複数の決済専用端末20からID取得のために使用される内部に割り当てたカウンタiを初期化する(ステップS101)。続いて、制御部11は、通信ケーブル30により接続される、決済に使用する選択された一台の決済専用端末20との間で互いの有線通信部14,26を介して有線リンクを確立するための手続きを行う。ここで、有線リンクが確立されると(ステップS102“YES”)、制御部11は、その決済専用端末20に対してID取得要求を発行する(ステップS103)。
ID取得要求を受信した決済専用端末20は、タブレット端末10により送信されたID取得要求の応答として、通信ケーブル30を介して自身固有のIDであるMACアドレスを送信する。MACアドレスを有線通信部14で受信(ステップS104“YES”)したタブレット端末10の制御部11は、カウンタiを+1更新して(ステップS105)、記憶部12の所定の領域に記憶する(ステップS106)。IDは、複数記憶することができる。すなわち、タッチパネル13を操作することによるIDの選択操作がなければ(ステップS107“NO”)、ステップS103のID取得要求発行処理に戻り、制御部11は、繰り返しID取得要求を発行し、取得したIDを記憶部12のIDテーブル120に追記する。この場合、タブレット端末10は、事前に通信ケーブル30により他の決済専用端末20に接続されている必要がある。
利用者によるID選択操作があれば(ステップS107“YES”)、制御部11は、選択されたIDを有する決済専用端末20に無線接続要求を発行し(ステップS108)、選択された決済専用端末20との間で近距離無線通信部15により無線リンク確立のための手続きを行う。ここでは、ログイン名、パスワード等の入力が行われ、無線リンクが確立されると(ステップS109“YES”)制御部11は、そのログイン名を、選択されて無線接続された決済専用端末20に無線送信する(ステップS110)。ここで送信されたログイン名は、受信した決済専用端末20の表示部(図5の24)に表示される。
続いて、制御部11は、決済アプリの実行を行う(ステップS111)。決済アプリの実行中(ステップS112“NO”)、輻輳等の電波環境により通信遮断が発生すると(ステップS113“YES”)、制御部11は、その決済アプリの中で、無線接続されている決済処理中のi=i(x)に相当する決済専用端末20との間で無線リンク確立のための再試行(リトライ)を行う(ステップS114)。決済アプリが終了すると(ステップS112“YES”)、上記したタブレット端末10による一連の決済処理が終了する。
次に、決済専用端末20の動作について説明する。図7に示すように、決済専用端末20では、制御部21が、通信ケーブル30により接続される、決済に使用する選択された一台のタブレット端末10との間で互いの有線通信部14,26を介して有線リンクを確立するための手続きを行う。ここで、有線リンクが確立されると(ステップS201“YES”)、制御部21は、タブレット端末10から送信されるID取得要求を受信し(ステップS202“YES”)、その応答として自身のMACアドレスを固有のIDとして送信する(ステップS203)。
続いて制御部21は、タブレット端末10が発行する無線接続要求を受信すると(ステップS204“YES”)、タブレット端末10との間で近距離無線通信部27を使用して無線リンク確立のための手続きを行う(ステップS205)。ここでは、セットのタブレット端末10から送信されるログイン名を受信すると(ステップS206“YES”)、表示部24にそのログイン名を表示する(ステップS207)。
続いて、制御部21は、セットのタブレット端末10から決済に必要な入力情報を受信すると(ステップS208“YES”)、決済のための業務処理を実行する(ステップS209)。すなわち、制御部21は、ユーザがタブレット端末10のタッチパネル13を操作することにより決済に必要な情報を入力すると、例えば、クレジットカードによる決済の場合、カードリーダ25でクレジットカードからクレジット決済に必要な情報を読み込み、ネットワークインタフェース部クレジットカード会社のサーバとの間でデータ交換を行う。この決済処理の結果はセットのタブレット端末10の表示部24に表示され、決済に伴う一連の業務処理の終了に伴い(ステップS210“YES”)、決済処理が終了する。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る制御端末(タブレット端末10)によれば、制御部11は、被制御端末(決済専用端末20)の一つと接続を確立するにあたり、はじめに通信ケーブル30により有線インタフェース(有線通信部14)を介して接続される被制御端末から固有の識別情報(MACアドレス)を取得し、取得した固有の識別情報により特定される一つの被制御端末との間で続いて行われる無線リンクの確立後、無線通信インタフェース(近距離無線通信部15)を介して無線通信を行なう。このため、例えば、限られたエリア内に決済専用端末20(BlueTooth機器)が大量にあって、これを多くの利用者が持つタブレット端末10とのセットで使用するシーンにおいて、一旦、有線接続により接続される決済専用端末20のIDを取得して以降は、その決済専用端末20が他人のセットである他の決済専用端末20に接続されることがなくなり、したがってセキュアな用途での使用が可能になる。
また、本実施形態に係る制御端末(タブレット端末10)において、制御部11は、無線リンクが確立された一つの被制御端末(決済専用端末20)に対し、自身を想起させる任意の表示情報を送信する。したがって、ユーザは、限られたエリア内に多数あるタブレット端末10と決済専用端末20とのセットの中で、自身が所持するタブレット端末10が接続されている決済専用端末20がどれであるか認識することができ、決済処理に混乱を来すことがなくなる。
また、本実施形態に係る制御端末(タブレット端末10)において、制御部11は、複数の被制御端末(決済専用端末20)の固有の識別情報を記憶する記憶部12を参照し、特定される一つの被制御端末を選択して無線リンクを確立する。このため、一旦、通信ケーブル30を接続して得た識別情報を持つ被制御端末(決済専用端末20)を選択するだけで、一旦、識別情報を取得した複数の決済専用端末との間で、決済を含む業務処理を実行することができ、都度、有線接続して識別情報を取得する手間を省くことができるため接続設定の際のユーザの負担が軽減される。
また、制御部11は、アプリケーションプログラムを実行中に無線通信が遮断されると、そのアプリケーションプログラムを使用して無線リンクを確立するための再試行を行う。このため、一旦接続が確立された制御端末(タブレット端末10)と被説魚端末(決済専用端末20)とのセットは、電波障害等により一旦通信が途絶えても、ペアリング等の接続設定が不要になり、したがっても利用者の負担が軽減される。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更、または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…通信システム、10…制御端末(タブレット端末:11…制御部、12…記憶部、13…タッチパネル、14…有線通信部、15…近距離無線通信部、16…バス、20…被制御端末(決済専用端末:21…制御部、22…記憶部、23…操作部、24…表示部、25…カードリーダ(CR)、26…有線通信部、27…近距離無線通信部、28…ネットワークインタフェース部(NIC)、29…バス)、30…通信ケーブル

Claims (4)

  1. 複数の被制御端末と、有線インタフェースおよび無線通信インタフェースを介して接続可能な制御端末とを有する、通信システムにおいて、
    ブルートゥース規格の前記制御端末は、
    ブルートゥース規格の前記被制御端末の一つと接続を確立するにあたり、通信ケーブルにより選択された前記被制御端末との間で有線リンクを確立し、前記有線インタフェースを介して接続される前記被制御端末から固有の識別情報であるMACアドレスを取得して記憶し、
    前記被制御端末の固有の識別情報が取得されて追記されるIDテーブルを有し、前記複数の被制御端末の固有の識別情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御端末は、複数の前記識別情報が前記記憶部に記憶されたとき、前記識別情報の選択操作が行われ、選択された一の前記識別情報で特定される前記被制御端末との間で、続いて行われる無線リンクの確立後、前記無線通信インタフェースを介して当該被制御端末と無線通信を行ない、
    前記制御端末の制御部は、前記記憶部を参照し、前記特定される前記一の被制御端末を選択して前記無線リンクを確立し、前記無線リンクが確立された選択された一の前記被制御端末に対し、前記制御端末の利用者を想起させる表示情報を送信し、前記選択された一の前記被制御端末の表示部に、前記表示情報を単独で表示させ、
    前記制御部は、アプリケーションプログラムを実行中に前記無線通信が遮断されると、前記アプリケーションプログラムを使用して前記無線リンクを確立するための再試行を行なう、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記被制御端末は、決済用記録媒体から情報を読み取る記録媒体読み取り部を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 複数の被制御端末と、有線インタフェースおよび無線通信インタフェースを介して接続可能な制御端末とを有する、通信システムの接続設定方法であって、
    ブルートゥース規格の前記制御端末は、
    ブルートゥース規格の前記被制御端末の一つと接続を確立するにあたり、通信ケーブルにより選択された被制御端末との間で有線リンクを確立し、前記有線インタフェースを介して接続される前記被制御端末から固有の識別情報であるMACアドレスを取得して記憶するステップと、
    前記制御端末が備え、前記複数の被制御端末の固有の識別情報を記憶する記憶部が有するIDテーブルに対して、前記被制御端末の固有の識別情報を取得して追記するステップと、
    前記制御端末は、複数の前記識別情報が記憶されたとき、前記識別情報の選択操作が行われ、選択された一の識別情報で特定される被制御端末との間で、続いて行われる無線リンクの確立後、前記無線通信インタフェースを介して当該被制御端末と無線通信を行なうステップと、
    前記制御端末の制御部は、前記記憶部を参照し、前記特定される前記一の被制御端末を選択して前記無線リンクを確立し、前記無線リンクが確立された選択された一の前記被制御端末に対し、前記制御端末の利用者を想起させる表示情報を送信するステップと、
    前記選択された一の前記被制御端末の表示部に、前記表示情報を単独で表示させるステップと、
    前記制御部は、アプリケーションプログラムを実行中に前記無線通信が遮断されると、前記アプリケーションプログラムを使用して前記無線リンクを確立するための再試行を行なうステップとを有する、
    ことを特徴とする通信システムの接続設定方法
  4. コンピュータにより実行され、複数の被制御端末と、有線インタフェースおよび無線通信インタフェースを介して接続可能な制御端末とを有する、通信システムのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    ブルートゥース規格の前記制御端末は、
    ブルートゥース規格の前記被制御端末の一つと接続を確立するにあたり、通信ケーブルにより選択された被制御端末との間で有線リンクを確立し、前記有線インタフェースを介して接続される前記被制御端末から固有の識別情報であるMACアドレスを取得して記憶する処理と、
    前記制御端末が備え、前記複数の被制御端末の固有の識別情報を記憶する記憶部が有するIDテーブルに対して、前記被制御端末の固有の識別情報を取得して追記する処理と、
    前記制御端末は、複数の前記識別情報が記憶されたとき、前記識別情報の選択操作が行われ、選択された一の識別情報で特定される被制御端末との間で、続いて行われる無線リンクの確立後、前記無線通信インタフェースを介して当該被制御端末と無線通信を行なう処理と、
    前記制御端末の制御部は、前記記憶部を参照し、前記特定される前記一の被制御端末を選択して前記無線リンクを確立し、前記無線リンクが確立された選択された一の前記被制御端末に対し、前記制御端末の利用者を想起させる表示情報を送信する処理と、
    前記選択された一の前記被制御端末の表示部に、前記表示情報を単独で表示させる処理と、を実行させる、
    ことを特徴とする通信システムのプログラム
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