JP6029171B2 - building - Google Patents
building Download PDFInfo
- Publication number
- JP6029171B2 JP6029171B2 JP2012245922A JP2012245922A JP6029171B2 JP 6029171 B2 JP6029171 B2 JP 6029171B2 JP 2012245922 A JP2012245922 A JP 2012245922A JP 2012245922 A JP2012245922 A JP 2012245922A JP 6029171 B2 JP6029171 B2 JP 6029171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- room
- space
- wall
- learning
- furniture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
本発明は、住宅等の建物に関する。 The present invention relates to a building such as a house.
従来、互いに隣接する部屋どうしを仕切る間仕切り壁を着脱可能とし、子供の成長、独立等に対応して間取りを変更する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、間仕切り壁のない状態では、隣接する部屋同士を一つの大きな部屋にしたり、親の寝室と子供部屋を連続させたりできる。また、間仕切り壁のある状態では、隣接する部屋を別々の部屋に仕切ることができる。
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique is known in which a partition wall for partitioning rooms adjacent to each other is detachable, and the layout is changed in accordance with the growth, independence, etc. of a child (for example, see Patent Document 1).
That is, in the state without the partition wall, adjacent rooms can be made into one large room, or the parent bedroom and the child room can be made continuous. Moreover, in the state with a partition wall, adjacent rooms can be partitioned into separate rooms.
ところで、子供は、乳児期や幼児期、学童期、思春期等いくつかの段階を踏みながら成長し、それぞれの成長段階においては、それぞれの成長段階にあった学びの空間が必要とされている。すなわち、乳幼児期には、親の目の届く範囲で遊ばせたり、親とコミュニケーションを取れる空間が必要であり、学童期の前半では、親の目の届く範囲で勉強したり、親とコミュニケーションを取れる空間が必要である。また、このような学びの空間は、特に、親がリビングやキッチン等のような普段の生活の場にいる時に必要とされている。
ところが、この点について、特許文献1に記載の建物では、子供部屋が寝室に隣接して配置されているため、十分に対応しきれていない。
By the way, children grow up in several stages such as infancy, early childhood, schoolchildhood, and puberty, and in each growth stage, there is a need for a learning space in each growth stage. . In other words, in the early childhood, it is necessary to have a space where you can play within the reach of your parents and to communicate with your parents. In the first half of schoolchildhood, you can study and communicate with your parents. Space is needed. In addition, such a learning space is required especially when parents are in daily life such as living rooms and kitchens.
However, in this regard, in the building described in Patent Document 1, the child room is arranged adjacent to the bedroom, so that it cannot fully cope with it.
例えば学童期後半や思春期以降の子供の場合は、自立心等の成長に配慮し、親の目が常に届く範囲で勉強できる空間よりも、個室を与える方が望ましい場合がある。
しかしながら、その反面、例えば親子間や兄弟間など、家族同士のコミュニケーションを疎かにしたくないという要望もあり、その両立を図ることが可能な技術の開発も望まれていた。
For example, in the case of children in the second half of school age or after puberty, it may be desirable to give a private room rather than a space where parents can always study, considering the growth of independence.
However, on the other hand, for example, there is a desire not to neglect communication between families such as between parents and children and between brothers, and development of a technology capable of achieving both is also desired.
本発明の課題は、親の目の届く範囲に、子供の成長段階に対応した学びの空間が設けられることによって、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能な建物を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a building capable of forming an environment that makes it easier to raise children than before by providing a learning space corresponding to the child's growth stage within the reach of the parent's eyes The purpose is to do.
また、本発明の他の課題は、親の目が常に届く範囲ではない場所に、学童期後半や思春期以降の子供の成長段階に対応した学びの空間が設けられることによって、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能な建物を提供することを目的とする。 Another object of the present invention is that a space for learning corresponding to the child's growth stage in the second half of school age or after puberty is provided in a place where the eyes of the parent are not always reachable. The purpose is to provide a building capable of forming an environment that is easy to raise children.
請求項1に記載の発明は、建物1であって、例えば図1〜図9に示すように、リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた部屋4のうち、キッチン7から目の届く範囲に、子供の成長段階に対応した学びの空間S1〜S3が複数設けられており、
前記部屋4は平面視において略矩形状に形成され、
前記リビング5と前記ダイニング6と前記キッチン7は、略矩形状に形成された前記部屋4の長さ方向に沿って並べられて、前記リビング5と前記キッチン7との間に前記ダイニング6が位置した状態となっており、
前記キッチン7は、前記部屋4を区画する壁から離間して配置され、かつ前記ダイニング6側に向いて作業ができる作業部7aを有する対面式キッチンとされており、
前記複数の学びの空間S1〜S3は、前記部屋4の内壁等の複数箇所の垂直面(例えば内壁5a、内壁6a、造作壁7b等)と、
前記垂直面の前方に配置されるとともに、遊具20Aや机20B等の形態に変形可能に構成された家具20と、を含んだ空間とされており、
前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第一の学びの空間S1は、前記垂直面として前記リビング5の内壁5aを含んだ空間とされ、
第二の学びの空間S2は、前記垂直面として前記作業部7aのダイニング側面を含んだ空間とされ、
第三の学びの空間S3は、前記垂直面として前記ダイニング6の内壁6aのキッチン側面を含んだ空間とされ、
前記第三の学びの空間S3における前記ダイニング6の内壁6aは、前記キッチン7からは間隔をあけて、かつ前記部屋4を区画する壁から前記ダイニング6の中央側に突出するようにして前記部屋4の中に配置されており、さらに、この内壁6aのキッチン側面は、前記作業部7aのダイニング側面と平行に、かつ部分的に向かい合った状態となっており、
前記複数箇所の垂直面はそれぞれ被係合部12を備え、前記家具20は、前記各被係合部12…に係合可能な係合部24を備えていることを特徴とする。
The invention according to claim 1 is a building 1, and for example, as shown in FIGS. 1 to 9, a kitchen 7 out of a
The
The
The kitchen 7 is a face-to-face kitchen that is disposed apart from the wall that partitions the
The plurality of learning spaces S1 to S3 are a plurality of vertical surfaces such as the inner wall of the room 4 (for example, the
It is a space that includes the
Of the plurality of learning spaces S1 to S3, the first learning space S1 is a space including the
The second learning space S2 is a space including the dining side surface of the working unit 7a as the vertical surface.
The third space S3 learning is a space that contains the kitchen side of the
The
Each of the plurality of vertical surfaces includes an engaged
請求項1に記載の発明によれば、前記複数箇所の垂直面はそれぞれ被係合部12を備え、前記家具20は、前記各被係合部12…に係合可能な係合部24を備えているので、前記係合部24を前記被係合部12に係合させることによって、前記家具20を、前記垂直面に取り付けることができる。
このような垂直面と家具20とを含む空間を、前記キッチン7にいる親の目が届く学びの空間S1〜S3とすることができるので、前記家具20を遊具20Aの形態に変形させることで、子供の乳幼児期に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供を安全に遊ばせることができる。さらに、前記家具20を机20Bの形態に変形させることで、子供の学童期以降に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供の勉強や遊びのためのスペースを確保することができる。しかも、親と子供との間で容易にコミュニケーションを取ることができる。
これによって、親がリビング5やキッチン7等のような普段の生活の場にいる時に、子供を遊ばせたり、勉強させたり、コミュニケーションを取ったりすることができるので、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能となる。
また、前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第三の学びの空間S3は、前記ダイニング6の内壁6aと、この内壁6aの前方に配置された家具20と、を含んだ空間とされるとともに、前記キッチン7からは間隔をあけて配置されているので、親は、前記キッチン7から子供の様子を見守りつつ、必要があれば気軽に声をかけることができる。さらに、子供は、親の気配を感じつつ、自分の空間で勉強や遊びに専念できる。また、前記家具20は机20Bの形態に変形されており、この机20Bの係合部24は、前記ダイニング6の内壁6aに設けられた被係合部12に係合しているので、この机20Bを、前記ダイニング6の内壁6aに確実に取り付けることができ、キッチン7から離間した場所に子供のためのスペースを確保することができる。
これによって、前記キッチン7にいる親と、前記第三の学びの空間S3にいる子供とのコミュニケーションを容易に確保できるとともに、親が子供を見守りながら子供が親の気配を感じ取れるような子供のためのスペースを確保できるので、前記第三の学びの空間S3を、特に幼児期後半から学童期の中程度の年齢の子供に好適な学びの空間とすることができる。
According to the first aspect of the present invention, each of the plurality of vertical surfaces includes the engaged
Since the space including such a vertical surface and the
This allows children to play, study, and communicate when they are in everyday life such as
Of the plurality of learning spaces S1 to S3, a third learning space S3 is a space including the
As a result, communication between the parent in the kitchen 7 and the child in the third learning space S3 can be easily secured, and the child can feel the parent's feeling while the parent watches the child. Therefore, the third learning space S3 can be a learning space suitable for a middle-aged child, especially from the second half of the early childhood period.
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第一の学びの空間S1は、前記内壁5aの前方に配置された家具20をさらに含んだ空間とされており、
前記家具20は遊具20Aの形態に変形されており、
この遊具20Aの係合部24は、前記内壁5aに設けられた被係合部12に係合していることを特徴とする。
The invention according to
The space S1 of the first study of the plurality of spatial learning S1~S3 is further
The
The engaging portion 24 of the
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第一の学びの空間S1は、前記リビング5の内壁5aと、この内壁5aの前方に配置された家具20と、を含んだ空間とされているので、子供を、リビング5のように比較的広い空間で広々と遊ばせることができる。また、前記家具20は遊具20Aの形態に変形されており、この遊具20Aの係合部24は、前記内壁5aに設けられた被係合部12に係合しているので、この遊具20Aを、前記内壁5aに確実に取り付けることができ、安全性に配慮した学びの空間を形成できる。
これによって、前記第一の学びの空間S1にいる子供を広々と、かつ安全に遊ばせることができるとともに、親と子供とのコミュニケーションを容易に確保できるので、前記第一の学びの空間S1を、特に乳幼児期の子供に好適な学びの空間とすることができる。
According to the second aspect of the present invention, the first learning space S1 among the plurality of learning spaces S1 to S3 includes the
As a result, the children in the first learning space S1 can be made spacious and safe, and communication between parents and children can be easily secured. In particular, it is possible to provide a learning space suitable for an infant child.
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図5,図8,図9に示すように、請求項1または2に記載の建物1において、
前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第二の学びの空間S2は、前記作業部7aのダイニング側面の前方に配置された家具20をさらに含んだ空間とされており、
前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第三の学びの空間S3は、前記内壁6a(5a)の前方に配置された家具20をさらに含んだ空間とされており、
前記家具20は机20Bの形態に変形されており、
この机20Bの係合部24は、前記作業部7aのダイニング側面または前記内壁6a(5a)に設けられた被係合部12に係合していることを特徴とする。
The invention according to
Space S2 of the second study of the spatial S1~S3 before Symbol plurality of learning is further
Of the plurality of learning spaces S1 to S3, a third learning space S3 is a space further including
The
The engaging portion 24 of the
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第二の学びの空間S2は、前記作業部7aのダイニング6側面と、この作業部7aの側面の前方に配置された家具20と、を含んだ空間とされているので、キッチン7にいる親の作業を子供に見せたり、第二の学びの空間S2にいる子供の様子を見守ったり、親と子供との間での会話を増やしたりすることができる。また、前記家具20は机20Bの形態に変形されており、この机20Bの係合部24は、前記作業部7aの側面に設けられた被係合部12に係合しているので、この机20Bを、前記作業部7aの側面に確実に取り付けることができ、キッチン7付近に子供のためのスペースを確保することができる。
これによって、前記キッチン7にいる親と、前記第二の学びの空間S2にいる子供とのコミュニケーションを容易に確保できるだけでなく、活発化させることができるので、前記第二の学びの空間S2を、特に幼児期の子供に好適な学びの空間とすることができる。
また、前記複数の学びの空間S1〜S3のうち第三の学びの空間S3は、前記リビング5またはダイニング6の内壁6a(5a)と、この内壁6a(5a)の前方に配置された家具20と、を含んだ空間とされるとともに、前記キッチン7からは間隔をあけて配置されているので、親は、前記キッチン7から子供の様子を見守りつつ、必要があれば気軽に声をかけることができる。さらに、子供は、親の気配を感じつつ、自分の空間で勉強や遊びに専念できる。また、前記家具20は机20Bの形態に変形されており、この机20Bの係合部24は、前記リビング5およびダイニング6の内壁6a(5a)に設けられた被係合部12に係合しているので、この机20Bを、前記リビング5およびダイニング6の内壁6a(5a)に確実に取り付けることができ、キッチン7から離間した場所に子供のためのスペースを確保することができる。
これによって、前記キッチン7にいる親と、前記第三の学びの空間S3にいる子供とのコミュニケーションを容易に確保できるとともに、親が子供を見守りながら子供が親の気配を感じ取れるような子供のためのスペースを確保できるので、前記第三の学びの空間S3を、特に幼児期後半から学童期の中程度の年齢の子供に好適な学びの空間とすることができる。
According to the third aspect of the present invention, the second learning space S2 among the plurality of learning spaces S1 to S3 is provided in the dining 6 side surface of the working unit 7a and in front of the side surface of the working unit 7a. Since the space includes the
As a result, communication between the parent in the kitchen 7 and the child in the second learning space S2 can be easily ensured and activated, so the second learning space S2 can be created. In particular, it is possible to provide a learning space suitable for children in early childhood.
The third learning space S3 among the plurality of learning spaces S1 to S3 includes an
As a result, communication between the parent in the kitchen 7 and the child in the third learning space S3 can be easily secured, and the child can feel the parent's feeling while the parent watches the child. Therefore, the third learning space S3 can be a learning space suitable for a middle-aged child, especially from the second half of the early childhood period.
請求項4に記載の発明は、例えば図1〜図5,図8,図9に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物1において、
前記第三の学びの空間S3における前記ダイニング6の内壁6aは、天井に達しない高さに設定された手摺壁であることを特徴とする。
The invention according to
The
請求項5に記載の発明は、例えば図3〜図5,図8,図9に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物1において、
前記リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた部屋4とは異なるとともに居住者が共同で使用可能な他の部屋9(30)に、前記複数の学びの空間S1〜S3とは異なる他の学びの空間S4(S5)が設けられており、
前記他の学びの空間S4(S5)は、前記他の部屋9(30)の内壁等の垂直面(例えば凹部9aの中央壁面、内壁30a,30b)と、この垂直面の前方に配置された前記家具20と、を含んだ空間とされており、
前記垂直面は被係合部12を備えており、
前記家具20は机20Bの形態に変形されており、
この机20Bの係合部24は、前記垂直面に設けられた被係合部12に係合していることを特徴とする。
The invention according to
A plurality of learning spaces S1 to S3 are provided in another room 9 (30) that is different from the
The other learning space S4 (S5) is arranged in front of the vertical surface (for example, the central wall surface of the
The vertical surface includes an engaged
The
The engaging portion 24 of the
請求項5に記載の発明によれば、前記机20Bの係合部24は、前記垂直面に設けられた被係合部12に係合しているので、前記机20Bを、前記垂直面に取り付けることができ、前記他の部屋9(30)内に、前記他の学びの空間S4(S5)を確保できる。また、前記家具20を机20Bの形態に変形させることで、前記他の学びの空間S4(S5)を、子供の学童期以降に対応した学びの空間とすることができる。
このような垂直面と家具20とを含む前記他の学びの空間S4(S5)は、前記リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた部屋4とは異なる他の部屋9(30)に設けられているので、前記部屋4にいる親からは目が届きにくくなっている。
そして、居住者が共同で使用可能とされた前記他の部屋9(30)を、居住者が共同で使用した場合には、例えば親子間や兄弟間など、居住者同士のコミュニケーションを確保することができる。
これによって、自立心等の成長に配慮された子供のための空間の確保と、居住者同士のコミュニケーションの確保とを両立できるので、親の目が常に届く範囲ではない場所でも、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能となる。
According to the invention described in
The other learning space S4 (S5) including the vertical plane and the
And, when the other room 9 (30) that can be used jointly by the resident is used jointly by the resident, ensuring communication between the residents, for example, between parents and children or between siblings. Can do.
As a result, it is possible to achieve both the space for children that consider growth such as self-reliance and the securing of communication between residents, so even in places where parents' eyes are not always within reach, compared to the past. This makes it possible to create an environment that makes it easy to raise children.
請求項6に記載の発明は、例えば図3等に示すように、請求項5に記載の建物1において、
前記他の部屋9は、隣接する複数の部屋9A,9Bと、これら隣接する複数の部屋9A,9Bの間に設けられるとともに前記他の部屋9に対して着脱可能な間仕切り壁9bとを備える部屋とされており、
前記他の学びの空間S4は、前記隣接する複数の部屋9A,9Bのそれぞれに配置されていることを特徴とする。
The invention according to claim 6 is the building 1 according to
The
The other learning space S4 is arranged in each of the
請求項6に記載の発明によれば、前記他の部屋9は、隣接する複数の部屋9A,9Bと、これら隣接する複数の部屋9A,9Bの間に設けられるとともに前記他の部屋9に対して着脱可能な間仕切り壁9bとを備えるので、前記間仕切り壁9bのない状態では、前記他の部屋9を仕切らずに一つの大きな部屋として使用することができ、前記間仕切り壁9bのある状態では、前記他の部屋9を仕切って別々の前記隣接する部屋9A,9Bとして使用することができる。また、前記他の学びの空間S4は、前記隣接する複数の部屋9A,9Bのそれぞれに配置されているので、前記間仕切り壁9bによって前記他の部屋9を仕切る前も、仕切った後も、前記隣接する複数の部屋9A,9Bの各部屋に、前記他の学びの空間S4,S4を確保することができる。
これによって、前記他の部屋9を、居住者が共同で使用した場合には、前記間仕切り壁9bによって仕切る前は、例えば兄弟間など、居住者同士のコミュニケーションを確保できる空間として利用できる。さらに、子供の成長に応じて前記他の部屋9を仕切って個室を確保することもできる。
According to the invention described in claim 6, the
Thereby, when the
請求項7に記載の発明は、例えば図3等に示すように、請求項5に記載の建物1において、
前記他の部屋30は、居住者が共同で使用するホール等の共用部分とされており、
前記他の学びの空間S5は、前記共用部分を囲む内壁30a,30bのうち、少なくとも一方の内壁30a(30b)と、前記家具20とを含んで構成されていることを特徴とする。
The invention according to claim 7 is the building 1 according to
The
The other learning space S5 includes at least one
請求項7に記載の発明によれば、前記他の部屋30は、居住者が共同で使用するホール等の共用部分とされているので、例えば親子間や兄弟間など、居住者同士のコミュニケーションを確保することができる。
そして、このような共用部分に、前記他の学びの空間S5が設けられているので、前記部屋4にいる親からは目が届きにくく、居住者同士のコミュニケーションも容易に確保できる。このため、自立心等の成長に配慮された子供のための空間の確保と、居住者同士のコミュニケーションの確保とを、より容易に両立することが可能となる。
According to the invention described in claim 7, since the
Since the other learning space S5 is provided in such a shared part, it is difficult for the parents in the
請求項8に記載の発明は、例えば図2および図3に示すように、請求項5〜7のいずれか一項に記載の建物1において、
前記他の部屋9,30は、前記リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた部屋4が設けられた階1bとは異なる階1cに設けられていることを特徴とする。
The invention according to
The
請求項8に記載の発明によれば、前記他の部屋9,30は、前記リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた部屋4が設けられた階1bとは異なる階1cに設けられているので、前記他の部屋9,30を容易かつ確実に、前記部屋4にいる親の目が届かない範囲とすることができる。これによって、自立心等の成長に配慮された子供のための空間をより容易かつ確実に確保することができる。
According to the invention described in
請求項9に記載の発明は、例えば図2〜図9に示すように、請求項1〜8のいずれか一項に記載の建物1において、
前記被係合部12は、前記垂直面の幅方向に沿って水平に、かつ長尺に形成されており、
前記家具20に設けられた係合部24は、この被係合部12の長さ方向の任意の位置に係合可能とされていることを特徴とする。
The invention according to
The engaged
The engaging part 24 provided in the
請求項9に記載の発明によれば、前記被係合部12は、前記垂直面の幅方向に沿って水平に、かつ長尺に形成されており、前記家具20に設けられた係合部24は、この被係合部12の長さ方向の任意の位置に係合可能とされているので、前記家具20を、前記垂直面の幅方向の任意の位置に取り付けることができる。
これによって、前記家具20を、前記垂直面に取り付ける際の取付位置の自由度が高まるので、前記垂直面付近に設置されるその他の家具や部屋4の間取り等に配慮した前記家具20の取り付けが可能となる。
According to the invention described in
This increases the degree of freedom of the mounting position when the
本発明によれば、リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋の内壁等の複数箇所の垂直面はそれぞれ被係合部を備え、垂直面の前方に配置される家具は、各被係合部に係合可能な係合部を備えているので、係合部を被係合部に係合させることによって、家具を、垂直面に取り付けることができる。
このような垂直面と家具とを含む空間を、キッチンにいる親の目が届く学びの空間とすることができるので、家具を遊具の形態に変形させることで、子供の乳幼児期に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供を安全に遊ばせることができる。さらに、家具を机の形態に変形させることで、子供の学童期以降に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供の勉強や遊びのためのスペースを確保することができる。しかも、親と子供との間で容易にコミュニケーションを取ることができる。
これによって、親がリビングやキッチン等のような普段の生活の場にいる時に、子供を遊ばせたり、勉強させたり、コミュニケーションを取ったりすることができるので、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能となる。
According to the present invention, the vertical surfaces of the plurality of locations such as the inner wall of the room where the functions of the living room, the dining room, and the kitchen coexist are provided with the engaged portions, and the furniture arranged in front of the vertical surface is: Since the engaging portion that can be engaged with each engaged portion is provided, the furniture can be attached to the vertical surface by engaging the engaging portion with the engaged portion.
The space that includes such vertical surfaces and furniture can be used as a learning space where the eyes of the parents in the kitchen can reach, so learning that corresponds to the childhood of children can be achieved by transforming the furniture into a form of play equipment. Space can be secured and children can play safely. Furthermore, by transforming the furniture into a desk form, it is possible to secure a space for learning corresponding to the child's school age and beyond, and also secure a space for studying and playing with the child. Moreover, communication can be easily performed between the parent and the child.
This makes it easier for children to play, study, and communicate when parents are in everyday life such as the living room or kitchen, making it easier to raise children than before. Can be formed.
また、他の部屋内には、他の学びの空間を確保できる。また、家具を机の形態に変形させることで、他の学びの空間を、子供の学童期以降に対応した学びの空間とすることができる。このような垂直面と家具とを含む他の学びの空間は、リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋とは異なる他の部屋に設けられているので、リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋にいる親からは目が届きにくくなっている。
そして、居住者が共同で使用可能とされた他の部屋を、居住者が共同で使用した場合には、例えば親子間や兄弟間など、居住者同士のコミュニケーションを確保することができる。
これによって、自立心等の成長に配慮された子供のための空間の確保と、居住者同士のコミュニケーションの確保とを両立できるので、親の目が常に届く範囲ではない場所でも、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能となる。
In addition, other learning spaces can be secured in other rooms. In addition, by transforming furniture into a desk shape, other learning spaces can be used as learning spaces for children after school. Other learning spaces, such as vertical surfaces and furniture, are located in a different room from the room where the functions of the living room, the dining room, and the kitchen coexist. It is difficult for the parents who are in the same room to have the functions of the.
And when the resident uses the other room that the resident can use jointly, communication between the resident can be ensured, for example, between parents and siblings.
As a result, it is possible to achieve both the space for children that consider growth such as self-reliance and the securing of communication between residents, so even in places where parents' eyes are not always within reach, compared to the past. This makes it possible to create an environment that makes it easy to raise children.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3において符号1は、建物を示す。この建物1は、一階1aと、二階1bと、三階1cとからなる三階建ての住宅とされている。各階には、それぞれ複数の部屋が設けられており、これら各階は、階段1dおよび螺旋階段8によって接続されている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1-3, the code | symbol 1 shows a building. This building 1 is a three-story house consisting of a
前記一階1aには、図1に示すように、建物1の外部にカーポートや玄関ポーチが設けられており、建物1内には玄関やトイレ、前記階段1d等の他に、第一寝室2と、第二寝室3とが設けられている。
As shown in FIG. 1, the
前記二階1bには、トイレや浴室、前記階段1d等の他に、リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた部屋4が設けられている。また、前記螺旋階段8は、この部屋4内に設置されている。
なお、前記キッチン7は、前記ダイニング6側に向いて作業ができる作業部7aを有する対面式キッチンとされている。この作業部7aは、コンロ付き流し台と、このコンロ付き流し台のダイニング6側に立設される造作壁7bとからなる。
また、前記ダイニング6には、前記螺旋階段8の手摺壁となる内壁6aが、前記キッチン7の作業部7aの造作壁7bと平行離間するようにして設けられている。
The
The kitchen 7 is a face-to-face kitchen having a working portion 7a that can work toward the dining room 6 side. The working unit 7a is composed of a sink with a stove and a
In the dining room 6, an
前記三階1cには、前記階段1dや螺旋階段8、この螺旋階段8を上り切った位置に設けられた部屋30の他に、部屋9が設けられている。
On the
そして、前記リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた前記二階1bの部屋4のうち、キッチン7から目の届く範囲には、図2に示すように、子供の成長段階に対応した学びの空間S1〜S3が複数設けられている。
また、前記三階1cの部屋9には、図3に示すように、子供の成長段階に対応した学びの空間S4が設けられている。さらに、前記三階1cの部屋30には、子供の成長段階に対応した学びの空間S5が設けられている。
なお、キッチン7から目の届く範囲とは、キッチン7にいる親の目が届く範囲であることを指しており、前記複数の学びの空間S1〜S3にいる子供が親の視界から消えることを防げるようになっている。
In the
Further, in the
Note that the reachable range from the kitchen 7 refers to the range within which the eyes of the parents in the kitchen 7 can reach, and that the children in the plurality of learning spaces S1 to S3 disappear from the parent's view. It can be prevented.
なお、子供の成長段階とは、各種法律やその他の通例に基づいて設定されている。
児童福祉法においては、児童を、乳児(満1歳に満たない者)、幼児(満1歳から、小学校就学の始期に達するまでの者)、少年(小学校就学の始期から、満18歳に達するまでの者)に区分している。
また、学校教育法において、児童とは、小学校の課程、特別支援学校の小学部の課程に在籍して、初等教育を受けている者であり、6歳から12歳までの人が多い。さらに、幼稚園に在籍して就学前教育を受けている者は、幼児と呼んで区分している。中学校の課程、高等学校の課程などに在籍して中等教育などを受けている者は、生徒と呼んで区分している。
また、学童とは、小学校で学ぶ児童を指している。
以上のことから、本実施の形態においては、子供の成長段階を四段階に区分して説明する。第一段階は、乳児期および幼児期の児童の成長段階を指し、年齢は概ね0才〜3才程度に設定されている。第二段階は、幼児期の児童の成長段階を指し、年齢は概ね3才〜5才程度に設定されている。第三段階は、幼児期後半から学童期の中程度の年齢の児童の成長段階を指し、年齢は概ね5才〜10才程度に設定されている。第四段階は、第三段階以降で成人するまでの児童の成長段階を指し、年齢は概ね10才〜20才程度に設定されている。
ただし、身体的な成長や精神的な成長には個人差があるため、上記の設定に限られるものではない。
The child growth stage is set based on various laws and other customs.
Under the Child Welfare Law, children are babies (those who are less than 1 year old), infants (those who are from 1 year old until the beginning of elementary school age), boys (from the beginning of elementary school age to 18 years old) It is divided into those who reach it).
In the School Education Law, children are those who are enrolled in elementary school courses or elementary school courses at special support schools and are receiving primary education, and there are many people between the ages of 6 and 12. Furthermore, those who are enrolled in kindergarten and receiving preschool education are called infants. Those who are enrolled in junior high school courses or high school courses and are receiving secondary education are classified as students.
Schoolchildren refer to children who study at elementary school.
From the above, in this embodiment, the growth stage of the child is divided into four stages. The first stage refers to the stage of childhood and early childhood, and the age is set to about 0 to 3 years old. The second stage refers to the stage of childhood growth, and the age is set to about 3 to 5 years old. The third stage refers to the growth stage of middle-aged children from the second half of childhood to school age, and the age is set to about 5 to 10 years old. The fourth stage refers to the growth stage of children from the third stage until adulthood, and the age is set to about 10 to 20 years old.
However, since there are individual differences in physical and mental growth, it is not limited to the above settings.
前記二階1bに設けられた複数の学びの空間S1〜S3は、前記部屋4の内壁等の複数箇所の垂直面と、前記垂直面の前方に配置されるとともに、遊具20Aや机20B等の形態に変形可能に構成された家具20と、を含んだ空間とされている。
また、前記複数箇所の垂直面はそれぞれ被係合部12を備え、前記家具20は、前記各被係合部12…に係合可能な係合部24を備えている。
A plurality of learning spaces S1 to S3 provided on the
Each of the plurality of vertical surfaces includes an engaged
ここで、前記家具20は、複数の板材をボルト21a等で連結することによって遊具20Aの形態や机20Bの形態に変形可能となっている。すなわち、遊具20Aと机20Bには共通の材料が多く用いられており、これら共通の材料や他の材料をボルト21aで連結したり、適宜取り外したりするだけで容易に変形が可能となっている。
なお、本実施の形態において、前記遊具20Aは、図6および図7に示すような滑り台の形態とされており、前記机20Bは、図8および図9に示すように、高さ調整可能に構成されている。
また、本実施の形態の家具20は、遊具20Aや机20Bとして利用するだけでなく、腰かけや物品の収納棚等として利用してもよい。
Here, the
In the present embodiment, the
Further, the
家具20を構成する複数の板材としては、垂直に立たせられるとともに互いに平行して配置される複数の縦板材21…と、隣り合う縦板材21,21間に寝かせた状態または立たせた状態で架設される架設板材22とが基本的に用いられている。
また、本実施の形態のように遊具20Aを滑り台とした場合には傾斜する傾斜板材23が用いられる。
The plurality of plate members constituting the
Further, when the
前記縦板材21には、図6〜図9に示すように、複数のボルト挿通孔21b…が、この縦板材21の両側縁部および中央部に沿って形成されている。複数のボルト挿通孔21b…は、横方向に隣り合うボルト挿通孔21b,21b間に高低差が生じないように設定されている。また、ボルト挿通孔21bは、家具20の様々な形態での使い方を想定して、前記縦板材21の様々な箇所に形成しておいてもよい。
As shown in FIGS. 6 to 9, a plurality of bolt insertion holes 21 b... Are formed in the
前記架設板材22の端面および傾斜板材23の端面には、前記ボルト21aを受けて螺合させるボルト受け手段が設けられている。このボルト受け手段に、前記ボルト挿通孔21bに挿通されたボルト21aを螺合させることによって、前記縦板材21と架設板材22とを連結することができる。また、このボルト受け手段は、家具20の様々な形態での使い方を想定して、前記架設板材22の端面の様々な箇所に設けておいてもよい。
なお、本実施の形態のボルト受け手段は、前記架設板材22の端面に埋設されたナットとされているが、これに限られるものではなく、ボルト21aのネジ山に対応するネジ山が形成されたボルト孔等としてもよい。
Bolt receiving means for receiving and screwing the
The bolt receiving means of the present embodiment is a nut embedded in the end surface of the erected
前記遊具20Aは、図6および図7に示すように、3枚の縦板材21…と、これら3枚の縦板材21…間に架設される複数の架設板材22…および傾斜板材23とを備えて構成されている。
前記3枚の縦板材21…のうち、第一の縦板材21と第二の縦板材21との間には、滑り台の頂面に当たる1枚の架設板材22と、前記傾斜板材23とが架設されている。滑り台の頂面に当たる1枚の架設板材22は水平に設けられている。
また、第二の縦板材21と第三の縦板材21との間には、前記複数の架設板材22…が階段状に組み立てられるようにして架設されている。
また、前記第三の縦板材21には、子供がくぐって遊べる程度の孔が形成されている。
なお、その他にも、前記遊具20Aを補強する板材や桟材、隙間を塞ぐ板材等が使用されているものとする。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
Among the three
Further, between the second
Further, the third
In addition, it is assumed that a plate material or a crosspiece for reinforcing the
前記机20Bは、図8および図9に示すように、2枚の縦板材21,21と、これら2枚の縦板材21,21間に架設される複数の架設板材22…とを備えて構成されている。
図8に示す机20Bにおいては、2枚の縦板材21,21間に、机20Bの天板として利用される面積の広い架設板材22と、この天板よりも上方に設けられ、机20Bの棚として利用される架設板材22と、補強のために立たせた状態で設けられる架設板材22とが架設されている。
図9に示す机20Bにおいては、2枚の縦板材21,21間に、机20Bの天板として利用される面積の広い架設板材22と、補強のために立たせた状態で設けられる架設板材22とが架設されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
In the
In the
一方、前記垂直面には、図4〜図9に示すように、化粧壁11が設けられている。
この化粧壁11は、前記垂直面の表面を化粧するものであり、複数のレール状の前記被係合部12…と、複数の下地板材13…と、複数の胴縁14…と、見切り材15と、化粧シート16とを備えている。
On the other hand, a
The
前記被係合部12は、前記垂直面に、この垂直面の幅方向に沿って長尺に形成されている。また、この被係合部12は水平に配置されており、釘、ビス等の止着材17によって前記垂直面に固定されている。また、この被係合部12は、前記垂直面の上下方向に間隔をあけて複数配置されている。
なお、例えば釘、ビス等の止着材17を使用するに際し、前記垂直面を構成する面材が石膏ボード等の場合や、面材の裏側に下地が無い場合等には、止着材17とともにアンカー部材17aが併用される。
The engaged
For example, when the
また、この被係合部12は、本体レール12aと、溝部12bと、差込部12c,12cと、当接部12d,12dと、支持部12e,12eとを有する。
前記溝部12bは、前記本体レール12aの表面に開口するように、この本体レール12aの長さ方向に沿って形成されており、前記係合部24の差込片24d(後述する)が差込可能に形成されている。この溝部12bは、側断面視において前記本体レール12aの表面から、この本体レール12aの中央にかけて、上向きに湾曲するようにして形成されている。
前記差込部12cは、前記本体レール12aの側面視中央付近において上下に突出して形成されており、前記下地板材13の上下端面に形成される溝部13a(後述する)に差し込まれている。
前記当接部12dは、前記本体レール12aの裏面に、上下方向に延出するようにして設けられている。また、これら当接部12d,12dは、前記垂直面の表面に当接するとともに、釘、ビス等の止着材17によって前記垂直面に固定されている。
前記支持部12eは、前記当接部12d,12dの延出方向端部から前記下地板材13の裏面まで突出し、この下地板材13の裏面に当接しており、前記垂直面と下地板材13との間隔を保持している。
The engaged
The
The
The
The
前記下地板材13は、上下に隣り合う被係合部12,12間に配置されており、表面には化粧シート16が貼り付けられている。
また、この下地板材13の上下端面には、前記被係合部12の差込部12cが差し込まれる溝部13aが形成されている。
また、この下地板材13と前記垂直面との間に、前記胴縁14が設けられている。この胴縁14は前記下地板材13の幅方向に沿って長尺に形成されており、前記支持部12e,12eの突出寸法と略等しい厚さに設定されている。
なお、本実施の形態の下地板材13としては合板が用いられているが、これに限るものではなく、例えば無垢材やパーティクルボード等を使用してもよい。
The said
Further,
Further, the
In addition, although the plywood is used as the
前記見切り材15は、前記化粧壁11の下端部に設けられる下地板材13の下端部を見切るものであり、前記被係合部12と間隔をあけて配置され、釘、ビス等の止着材17によって前記垂直面に固定されている。
なお、前記化粧壁11の上端部に設けられる下地板材13の上端部が、部屋4,9の天井よりも下方に位置する場合には、この下地板材13の上端部は、見切り材15によって見切られる。
また、前記化粧壁11の両側端部にも見切り材がそれぞれ設けられているものとする。
The parting
When the upper end portion of the
Further, it is assumed that parting materials are also provided at both end portions of the
そして、前記家具20が備える係合部24は、家具20の架設板材22の垂直面側端部に設けられており、前記垂直面に設けられた化粧壁11の被係合部12に適宜係合させることができる。
なお、前記家具20は様々な形態に変形するものであるため、前記架設板材22の高さも、家具20の様々な形態ごとに異なるものとなる。これに伴って、前記係合部24の高さも、家具20の様々な形態ごとに異なるものとなる。また、これに伴って、前記複数の被係合部12…も、図4〜図9に示すように、前記垂直面に対して、前記係合部24の高さの変位に対応できる位置に取り付けられている。
前記家具20が遊具20Aの形態の場合には、この係合部24は、前記階段状に組み立てられた架設板材22のうち、最上部に位置するとともに水平に寝かせられた状態で架設された架設板材22の垂直面側端部に設けられている。
前記家具20が、図8に示す机20Bの形態の場合には、この係合部24は、前記天板として利用される架設板材22、または前記棚として利用される架設板材22のどちらかの垂直面側端部に設けられている。本実施の形態においては、係合部24は、前記天板として利用される架設板材22の垂直面側端部に設けられており、天板の高さを変更した際の係合部24の付け替え作業を省略できるようになっている。
前記家具20が、図9に示す机20Bの形態の場合には、この係合部24は、前記天板として利用される架設板材22の垂直面側端部に設けられている。
And the engaging part 24 with which the said
In addition, since the said
When the
When the
When the
この係合部24は、当接部24aと、支持部24bと、押さえ部24cと、差込片24dとを有する。
前記当接部24aは、前記化粧シート16が貼り付けられた下地板材13の表面と、前記家具20の架設板材22の垂直面側端面に当接する板状体である。
前記支持部24bは、前記当接部24aの下部から斜め上方に延出して、前記家具20の架設板材22を下方から支持するものである。
前記押さえ部24cは、前記当接部24aの上端部から前方に延出して、前記家具20の架設板材22の端部を上方から押さえ込むものである。
前記差込片24dは、前記押さえ部24cとは反対方向に延出し、斜め上方に湾曲するようにして突出するものであり、前記被係合部12に形成された溝部12bに差し込まれている。
すなわち、前記家具20の架設板材22は、前記支持部24bおよび押さえ部24cによって把持されており、係合部24自体と前記家具20の架設板材22とが、前記当接部24aおよび差込片24dによって前記化粧壁11の表面上に支持されている。
The engaging portion 24 includes a
The abutting
The
The
The
That is, the
また、この係合部24の長さは、前記被係合部12の長さよりも短く設定され、前記被係合部12の長さ方向の任意の位置に係合可能とされている。したがって、前記家具20を、前記垂直面の幅方向の任意の位置に取り付けできるようになる。これによって、前記家具20を、前記垂直面に取り付ける際の取付位置の自由度が高まるので、前記垂直面付近に設置されるその他の家具や前記部屋4,9の間取り等に配慮した前記家具20の取り付けが可能となる。
The length of the engaging portion 24 is set to be shorter than the length of the engaged
なお、この係合部24は、前記家具20だけでなく、図示しない棚板の垂直面側端部に取り付けて利用してもよい。すなわち、この係合部24を備える棚板を、前記化粧壁11の上部側に位置する被係合部12に取り付ければ、前記化粧壁11を、前記家具20の取付場所として利用するだけでなく、壁面収納としても利用することができる。
In addition, you may utilize this engaging part 24 by attaching not only to the said
前記化粧壁11は、図10に示すように、強磁性体からなる板材18をさらに備える。
この板材18は、前記下地板材13と前記化粧シート16との間に介在し、前記下地板材13に貼付固定されている。また、この板材18の表面に前記化粧シート16が貼り付けられている。したがって、前記化粧シート16は前記下地板材13の表面に貼り付けられているものとしたが、より詳細には、この強磁性体からなる板材18を介して前記下地板材13の表面に貼り付けられているものとする。
本実施の形態において強磁性体からなる板材18としては鉄板が用いられているが、これに限られるものではなく、例えばコバルトやニッケル等の金属を始め、これら鉄、コバルト、ニッケルを含む合金やその他の化合物等を用いてもよいものとする。すなわち、前記下地板材13と前記化粧シート16との間に、磁石(後述する磁石19a等)がくっつく板状の材料が設けられた状態となっている。
以上のように前記化粧壁11は、前記下地板材13と前記化粧シート16との間に、前記強磁性体からなる板材18が介在した構造となっている。これによって、前記化粧壁11に対して磁石をくっつけることができるので、この磁石を使って物品を前記化粧壁11に取り付けたり、前記化粧壁11自体を子供の勉強や遊びのためのツールとして使用したりすることができる。
As shown in FIG. 10, the
The
In the present embodiment, an iron plate is used as the
As described above, the
続いて、前記二階1bの部屋4に設けられた前記複数の学びの空間S1〜S3と、前記三階1cの部屋9に設けられた前記第四の学びの空間S4と、前記三階1cの部屋30設けられた前記第五の学びの空間S5について説明する。
Subsequently, the plurality of learning spaces S1 to S3 provided in the
前記複数の学びの空間S1〜S3のうち、第一の学びの空間S1は、図2,図4〜図7に示すように、前記リビング5の内壁5aと、この内壁5aの前方に配置された家具20と、を含んだ空間とされている。すなわち、この第一の学びの空間S1における垂直面は、前記リビング5の内壁5aとされている。
また、この垂直面としてのリビング5の内壁5aの壁面には、前記化粧壁11が設けられている。
このようなリビング5の内壁5aおよび家具20は、前記キッチン7から目の届く範囲に設けられている。すなわち、第一の学びの空間S1は、キッチン7にいる親の目が届く範囲に設けられている。
Among the plurality of learning spaces S1 to S3, the first learning space S1 is arranged in front of the
The
Such an
また、この第一の学びの空間S1において、前記家具20は遊具20Aの形態に変形されている。
本実施の形態では、上述のように滑り台の形態に変形されており、この遊具20Aに設けられた前記係合部24は、前記リビング5の内壁5aに設けられた化粧壁11の複数の被係合部12のうち、高さの合う被係合部12に係合している。
これによって、前記遊具20Aを、前記内壁5aに確実に取り付けることができ、安全性に配慮した学びの空間を形成できる。
Further, in the first learning space S1, the
In the present embodiment, as described above, it has been transformed into the form of a slide, and the engaging portion 24 provided on the
Thus, the
このように第一の学びの空間S1が、キッチン7にいる親の目の届く範囲のリビング5に設けられることにより、子供を、リビング5のように比較的広い空間で広々と遊ばせることができる。
したがって、この第一の学びの空間S1では、子供を広々と、かつ安全に遊ばせることができるとともに、親と子供とのコミュニケーションを容易に確保できるので、前記第一の学びの空間S1を、特に乳幼児期の子供に好適な学びの空間とすることができる。
つまり、この第一の学びの空間S1は、子供の成長段階で言えば、前記第一段階に該当する子供に適した学びの空間となっている。
Thus, by providing the first learning space S1 in the
Therefore, in the first learning space S1, the child can be made spacious and safe, and the communication between the parent and the child can be easily secured. In particular, it is possible to provide a learning space suitable for an infant child.
That is, the first learning space S1 is a learning space suitable for the child corresponding to the first stage in the child's growth stage.
前記複数の学びの空間S1〜S3のうち、第二の学びの空間S2は、図2,図4,図5,図8,図9に示すように、前記作業部7aのダイニング側面と、この作業部7aの側面の前方に配置された家具20と、を含んだ空間とされている。すなわち、この第二の学びの空間S2における垂直面は、前記作業部7aのダイニング側面とされており、特に本実施の形態においては、この作業部7aを構成する前記造作壁7bのダイニング側面を指している。
また、この垂直面としての造作壁7bのダイニング側面には、前記化粧壁11が設けられている。つまり、前記造作壁7bのダイニング側面に化粧壁11が設けられている。
このような作業部7aのダイニング側面および家具20は、前記作業部7aを挟んで、前記キッチン7から目の届く範囲に設けられている。すなわち、第二の学びの空間S2は、キッチン7にいる親の目が届く範囲に設けられており、前記造作壁7bのうち、少なくとも、前方に前記家具20が配置される部位の高さは、この家具20の付近にいる子供の姿が前記キッチン7側から見える程度の高さに設定されている。
Among the plurality of learning spaces S1 to S3, the second learning space S2 is a dining side surface of the working unit 7a, as shown in FIG. 2, FIG. 4, FIG. 5, FIG. The
Further, the
Such a dining side surface of the working unit 7a and the
また、この第二の学びの空間S2において、前記家具20は机20Bの形態に変形されている。
本実施の形態では、図8に示す机20Bに変形されており、この机20Bに設けられた前記係合部24は、前記造作壁7bのダイニング側面に設けられた化粧壁11の複数の被係合部12…のうち、高さの合う被係合部12に係合している。
これによって、前記机20Bを、前記造作壁7bのダイニング側面に確実に取り付けることができ、キッチン7付近に子供のためのスペースを確保することができる。
Further, in the second learning space S2, the
In the present embodiment, the
Thereby, the said
このように第二の学びの空間S2が、キッチン7にいる親の目の届く範囲の造作壁7bの前方に設けられることにより、キッチン7にいる親の作業を子供に見せたり、第二の学びの空間S2にいる子供の様子を見守ったり、親と子供との間での会話を増やしたりすることができる。
したがって、前記キッチン7にいる親と、前記第二の学びの空間S2にいる子供とのコミュニケーションを容易に確保できるだけでなく、活発化させることができるので、前記第二の学びの空間S2を、特に幼児期の子供に好適な学びの空間とすることができる。
つまり、この第二の学びの空間S2は、子供の成長段階で言えば、前記第二段階に該当する子供に適した学びの空間となっている。
In this way, the second learning space S2 is provided in front of the
Accordingly, not only can communication between the parent in the kitchen 7 and the child in the second learning space S2 be easily ensured, but also the activation can be activated. In particular, it is possible to provide a learning space suitable for children in early childhood.
That is, the second learning space S2 is a learning space suitable for the child corresponding to the second stage in the child's growth stage.
前記複数の学びの空間S1〜S3のうち、第三の学びの空間S3は、図2,図4,図5,図8,図9に示すように、前記ダイニング6の内壁6aと、この内壁6aの前方に配置された家具20と、を含んだ空間とされている。すなわち、この第三の学びの空間S3における垂直面は、前記ダイニング6の内壁6aのキッチン側面とされている。
また、前記内壁6a延いては第三の学びの空間S3は、前記キッチン7からは間隔をあけて配置されている。
また、この垂直面としての内壁6aのキッチン側面には、前記化粧壁11が設けられている。
このようなダイニング6の内壁6aおよび家具20は、前記キッチン7から目の届く範囲に設けられている。すなわち、第三の学びの空間S3は、キッチン7にいる親の目が届く範囲に設けられている。
Among the plurality of learning spaces S1 to S3, a third learning space S3 includes an
Further, the
The
The
また、この第三の学びの空間S3において、前記家具20は机20Bの形態に変形されている。
本実施の形態では、図9に示す机20Bに変形されており、この机20Bに設けられた前記係合部24は、前記造作壁7bのダイニング側面に設けられた化粧壁11の複数の被係合部12…のうち、高さの合う被係合部12に係合している。
これによって、前記机20Bを、前記ダイニング6の内壁6aに確実に取り付けることができ、キッチン7から離間した場所に子供のためのスペースを確保することができる。
Further, in the third learning space S3, the
In this embodiment, the
Thereby, the
このように第三の学びの空間S3が、キッチン7から離間しつつ、キッチン7にいる親の目の届く範囲のダイニング6の内壁6aの前方に設けられることにより、親は、前記キッチン7から子供の様子を見守りつつ、必要があれば気軽に声をかけることができる。さらに、子供は、親の気配を感じつつ、自分の空間で勉強や遊びに専念できる。つまり、親は、子供の背後から子供を見守ることができ、子供は、振り返れば親を視界に入れることができる。
したがって、前記キッチン7にいる親と、前記第三の学びの空間S3にいる子供とのコミュニケーションを容易に確保できるとともに、親が子供を見守りながら子供が親の気配を感じ取れるような子供のためのスペースを確保できるので、前記第三の学びの空間S3を、特に幼児期後半から学童期の中程度の年齢の子供に好適な学びの空間とすることができる。
つまり、この第三の学びの空間S3は、子供の成長段階で言えば、前記第三段階に該当する子供に適した学びの空間となっている。
In this way, the third learning space S3 is provided in front of the
Therefore, it is possible to easily secure communication between the parent in the kitchen 7 and the child in the third learning space S3, and for the child who can feel the parent's feeling while the parent watches the child. Since the space can be secured, the third learning space S3 can be a learning space suitable for a child of a middle age especially from the second half of the early childhood period to the school age.
In other words, the third learning space S3 is a learning space suitable for children corresponding to the third stage in the child's growth stage.
また、前記複数の学びの空間S1〜S3とは異なる他の学びの空間である前記第四の学びの空間S4は、図3等に示すように、前記部屋4とは異なる他の部屋9に設けられている。この部屋9は居住者が共同で使用可能とされている。
前記第四の学びの空間S4は、前記他の部屋9の垂直面と、この垂直面の前方に配置された前記家具20と、を含んだ空間とされている。また、前記垂直面は被係合部12を備えており、前記家具20は机20Bの形態に変形されており、この机20Bの係合部24は、前記垂直面に設けられた被係合部12に係合している。
さらに、前記他の部屋9は、隣接する複数の部屋9A,9Bと、これら隣接する複数の部屋9A,9Bの間に設けられるとともに前記他の部屋9に対して着脱可能な間仕切り壁9bとを備える部屋とされており、前記第四の学びの空間S4は、前記隣接する複数の部屋9A,9Bのそれぞれに配置されている。
なお、このような他の部屋9は、将来的に個室へと間取り変更できるため、後述するように、パブリックな場所として機能する部屋30よりも、比較的プライベートな空間として機能する。
Further, the fourth learning space S4, which is another learning space different from the plurality of learning spaces S1 to S3, is formed in another
The fourth learning space S4 includes a vertical plane of the
Further, the
Since the
前記三階1cの部屋9は、図3に示すように、仮想線で示す間仕切り壁9bが着脱可能とされており、子供の成長段階に応じて間取りを変更できるようになっている。つまり、この部屋9は、隣接する2つの部屋9A,9Bからなり、これら隣接する部屋9A,9Bの間には、着脱可能な間仕切り壁9bが設けられる構成となっている。
すなわち、間仕切り壁9bのない状態では、隣接する部屋9A,9B同士を一つの大きな部屋9にでき、間仕切り壁9bのある状態では、隣接する部屋9A,9Bを別々の部屋に仕切ることができる。
In the
That is, in the state without the
隣接する部屋9A,9Bには、それぞれ凹部9aが設けられている。この凹部9aは、中央壁面と、この中央壁面の両側端部から中央壁面と直交する方向に設けられる両側壁面とからなるスペースとなっている。
前記第四の学びの空間S4は、この凹部9aの中央壁面と、この中央壁面の前方に配置される家具20と、を含んだ空間とされている。すなわち、この第四の学びの空間S4における垂直面は、前記凹部9aの中央壁面とされている。
また、この垂直面としての凹部9aの中央壁面には、前記化粧壁11が設けられている。
The
The fourth learning space S4 is a space including the central wall surface of the
The
また、この第四の学びの空間S4において、前記家具20は、図9に示す机20Bの形態に変形されている。この机20Bに設けられた前記係合部24は、前記凹部9aの中央壁面に設けられた化粧壁11の複数の被係合部12…のうち、高さの合う被係合部12に係合している。これによって、前記机20Bを、前記凹部9aの中央壁面に確実に取り付けることができる。
Further, in the fourth learning space S4, the
このような第四の学びの空間S4によれば、キッチン7にいる親からは目が届かない場所に、子供のためのスペースを確保することができる。これによって、子供にとって、適度に籠れる環境を形成できるので、子供は、自分の空間で集中して勉強や趣味等に専念できる。また、部屋9を兄弟姉妹で使用する場合にも、この部屋9を前記間仕切り壁9bによって別々の部屋9A,9Bに仕切ることができるので、より一層、子供の成長段階に効果的に対応できる。
したがって、この第四の学びの空間S4は、子供の成長段階で言えば、前記第四段階に該当する子供に適した学びの空間となっている。
According to the fourth learning space S4 like this, a space for a child can be secured in a place where the eyes of the parents in the kitchen 7 cannot be reached. As a result, a suitable environment for children can be formed, so that the children can concentrate on their own space and concentrate on their studies and hobbies. Further, even when the
Therefore, the fourth learning space S4 is a learning space suitable for children corresponding to the fourth stage in the child growth stage.
なお、前記部屋9は、子供の成長段階が第四段階に達していない時は、前記間仕切り壁9bを取り外して一つの大きな部屋とし、図3に示すように寝具を並べて、家族全員で就寝するためのスペースとして利用してもよいものとする。
また、図1に示すように、建物1の一階1aには、前記第一寝室2および第二寝室3が隣接して設けられている。これら第一寝室2および第二寝室3は、子供の成長段階が第一段階や第二段階の時に利用するのに好適な寝室とされている。
すなわち、成長段階の異なる子供を、第一寝室2と第二寝室3とに分けて寝かせることにより、子供達を、適当な距離を置いて寝かせることができる。これによって、例えば母親が、成長段階が第一段階の子供の授乳等の世話をしやすくなるとともに、隣室で寝る別の子供の様子も把握することができるので好ましい。
このように本実施の形態の建物1は、昼夜を問わず、子供の成長段階に対応した生活が可能となっている。
In the
As shown in FIG. 1, the
In other words, the children having different growth stages are separated into the
As described above, the building 1 according to the present embodiment can live corresponding to the child's growth stage regardless of day or night.
また、前記複数の学びの空間S1〜S3とは異なる他の学びの空間である前記第五の学びの空間S5は、図3等に示すように、前記部屋4とは異なる他の部屋30に設けられている。この部屋30は居住者が共同で使用可能とされている。
前記第五の学びの空間S5は、前記他の部屋30の垂直面と、この垂直面の前方に配置された前記家具20と、を含んだ空間とされている。また、前記垂直面は被係合部12を備えており、前記家具20は机20Bの形態に変形されており、この机20Bの係合部24は、前記垂直面に設けられた被係合部12に係合している。
また、前記他の部屋30は、居住者が共同で使用するホール等の共用部分とされており、前記第五の学びの空間S5は、前記共用部分を囲む内壁30a,30bのうち、少なくとも一方の内壁30a(30b)と、前記家具20とを含んで構成されている。
Further, the fifth learning space S5, which is another learning space different from the plurality of learning spaces S1 to S3, is located in another
The fifth learning space S5 includes a vertical plane of the
The
前記共用部分は、建物1内の動線上に配置されるホールとしての機能を有しており、本実施の形態においては三階1cに設けられている。
すなわち、前記共用部分である部屋30には、図3に示すように、前記階段1dへと続く出入口31と、前記螺旋階段8の降り口と、前記部屋9への出入口33,33とが設けられている。したがって、居住者の誰もが使用可能なパブリックな場所であり、前記階段1d側のスペースや前記螺旋階段8側に開放された空間となっている。特に、前記螺旋階段8は、三階1cの床に形成された開口部を利用して、二階1bと三階1cとの間に設けられており、前記降り口32は開放されている。このため、三階1cの部屋30にいる子供の気配を、二階1bの部屋4にいながら感じることができる。
また、図3に示すように、前記部屋30には収納部34が設けられている。
The shared portion has a function as a hall arranged on the flow line in the building 1 and is provided on the
That is, in the
Further, as shown in FIG. 3, a
前記机20Bは、前記内壁30a,30bの前方に複数配置されていてもよく、前記内壁30a,30bのぞれぞれの前方に配置されていてもよい。
また、この垂直面としての前記内壁30a,30bには、前記化粧壁11が設けられている。
したがって、前記机20Bに設けられた前記係合部24は、前記内壁30a,30bに設けられた化粧壁11の複数の被係合部12…のうち、高さの合う被係合部12に係合している。これによって、前記机20Bを、前記内壁30a,30bに確実に取り付けることができる。
A plurality of
The
Therefore, the engaging portion 24 provided on the
また、本実施の形態では、前記内壁30aの高さは、例えば腰壁や手摺壁程度の高さ(例えば900mm〜1200mm程度)に設定された比較的高さの低い壁とされており、この内壁30aの上端と前記部屋30の天井との間には収納棚36が設けられている。
この収納棚36は、前面扉が無い状態で部屋30に開口しており、居住者それぞれの関心のある書籍や玩具・植物等の趣味に関連するものが収納されている。これによって、居住者同士で直接的にコミュニケーションを取れない時でも、収納されたものを通して各居住者の関心事を知ることができ、間接的なコミュニケーションを取ることができる。
なお、図示はしないが、前記収納棚36は、前記階段1d側に位置する背面部に背板が設けられる部分と、背板が設けられない部分とを備えており、背板が設けられない部分は、前記階段1d側に開口している。すなわち、前記部屋30と前記階段1d側の空間とが、前記収納棚36の前記背板が設けられない部分を通じて連通された状態となっている。これによって、例えば前記背板が設けられない部分が比較的低い位置にあれば、前記内壁30a側の第五の学びの空間S5にいる子供は勉強中でも階段1dを通る他の居住者を確認することができる。また、前記内壁30aと対向する外壁に設けられた窓39を通して屋外の景色を見ることも可能である。また、前記背板が設けられない部分を利用して前記部屋30内の換気も行うことができるので好ましい。
なお、本実施の形態においては、前記収納棚36の背面部のうち、上部が、前記背板が設けられた部分とされており、下部が、前記背板が設けられない部分とされている。
In the present embodiment, the height of the
The
Although not shown in the drawings, the
In the present embodiment, the upper part of the back of the
また、図3の例では、前記机20B等の家具20が配置されない内壁30b(30a)には親用机37が配置されている。
この親用机37は、親が作業するためのスペースであり、前記部屋30内に設けることで、子供だけでなく親も自然と前記部屋30に集まるようになり、コミュニケーションを確保できる。
また、例えば、子供の机20Bを前記内壁30a(30b)側に配置し、親用机37を前記内壁30b(30a)側に配置することで、親と顔を合わせることに抵抗のある前記第四段階の子供でも、親と子供同士は顔を合わせ無くとも気配を感じることができ、コミュニケーションを確保することができる。
In the example of FIG. 3, a
The
In addition, for example, the child's
また、図3の例では、前記螺旋階段8の周囲には、前記三階1cの床に形成された開口部に沿って、かつ前記降り口32の脇に平面視L字型の手摺壁8aが設けられている。そして、この手摺壁8aの出隅コーナー部には、外周部が円弧状に形成され、前記手摺壁8a側の部位が前記出隅コーナー部に対応して切り欠かれて形成された他の机38が固定されている。
この他の机38は、使用者が特に限定されず、一度に複数の人数で使用することを主たる目的とした共同の机であり、兄弟間または親子間さらには友人間や親戚間でのコミュニケーションのスペースとなっている。
この他の机38は前記L字型の手摺壁8aに沿って設けられているため、一方の使用者が前記手摺壁8aの一方の側面に対向して椅子に座り、他方の使用者が前記手摺壁8aの他方の側面に対向して椅子に座ることができる。これによって、他の机38を使用する複数の使用者が正対する必要がなくなり、一方の使用者が、他方の使用者に対して斜めの位置に座ることができる。これによって、例えば複数の使用者同士が真向かいで他の机38を使用するよりも、一方の使用者が他方の使用者に与える緊張感を軽減できるので、気軽にコミュニケーションを取れる環境を形成しやすい。
また、前記他の机38は、前記内壁30aに対向して座る居住者と、前記内壁30bに対向して座る居住者の背後に位置することになるので、前記内壁30a(30b)に対向して座る一方の居住者が作業を中断して、この他の机38で休憩し、前記内壁30b(30a)に対向して座る他方の居住者の姿を眺めるといった間接的なコミュニケーションを取ることもできる。特に、親が子の姿を眺めて様子を見たり、子が親の背中を見たりすることができるので好ましい。
In the example of FIG. 3, an L-shaped
The
Since the
In addition, the
以上のような第五の学びの空間S5が設けられた部屋30によれば、この部屋30は、居住者が共同で使用するホール等の共用部分とされているので、例えば親子間や兄弟間など、居住者同士のコミュニケーションを確保することができる。
そして、このような共用部分に、前記第五の学びの空間S5が設けられているので、前記部屋4にいる親からは目が届きにくく、居住者同士のコミュニケーションも容易に確保できる。このため、自立心等の成長に配慮された子供のための空間の確保と、居住者同士のコミュニケーションの確保とを、より容易に両立することが可能となる。
そして、この第五の学びの空間S5は、子供の成長段階で言えば、前記第四段階に該当する子供に適した学びの空間となっている。
According to the
And since the said 5th learning space S5 is provided in such a shared part, it is hard to reach from the parent in the said
The fifth learning space S5 is a learning space suitable for children corresponding to the fourth stage in the child growth stage.
なお、前記他の部屋9,30は、図2および図3に示すように、前記部屋4が設けられた階1bとは異なる階1cに設けられている。これによって、前記他の部屋9,30を容易かつ確実に、前記部屋4にいる親の目が届かない範囲とすることができるので、自立心等の成長に配慮された子供のための空間をより容易かつ確実に確保することができる。
また、本実施の形態においては、このように前記第四および第五の学びの空間S4,S5が設けられた前記他の部屋9,30を、前記部屋4とは異なる階1cに設けたが、これに限られるものではない。つまり、同一階に、前記部屋4と、前記他の部屋9,30とが設けられていてもよいものとする。
The
In the present embodiment, the
続いて、前記化粧壁11のその他の使用方法について説明する。
前記化粧壁11は、上述のように、かつ図10に示すように、前記下地板材13と前記化粧シート16との間に、前記強磁性体からなる板材18が介在した構造となっている。このような化粧壁11に対しては、磁石を取り付けることができ、さらに磁石を使って様々な物品を取り付けることができる。
例えば子供の予定表を磁石10aを使って前記化粧壁11に貼り付けたり、メモを貼り付けたりして、前記化粧壁11を日常的に使用することができる。
また、メッセージが書かれた紙等を磁石19aで貼り付け、これを親と子供との間でやり取りし、親と子供の間で容易にコミュニケーションを取ることもできる。
また、例えば文字や図形を象った磁石19b,19c,19dを使って、前記化粧壁11を知育のツールとしても使用することができる。
さらに、シート状の磁石(マグネット)が裏面に設けられたスクリーン19eを前記化粧壁11に貼り付けて、プロジェクターからの映像を投影させることもできる。
前記化粧壁11のその他の使用方法として以上のような例を挙げたが、これに限られるものではないし、前記化粧壁11の様々な使用方法を考えること自体が、子供の創造性を育むうえで重要となる。
Subsequently, another method of using the
As described above and as shown in FIG. 10, the
For example, the
Also, a paper or the like on which a message is written can be pasted with the
Further, for example, the
Furthermore, a
Although the above example was given as the other usage method of the said
本実施の形態によれば、リビング5とダイニング6とキッチン7の機能を一室に併存させた部屋4の内壁等の複数箇所の垂直面はそれぞれ被係合部12を備え、前記家具20は、前記各被係合部12…に係合可能な係合部24を備えているので、前記係合部24を前記被係合部12に係合させることによって、前記家具20を、前記垂直面に取り付けることができる。
このような垂直面と家具20とを含む空間を、前記キッチン7から親の目が届く学びの空間S1〜S3とすることができるので、前記家具20を遊具20Aの形態に変形させることで、子供の乳幼児期に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供を安全に遊ばせることができる。さらに、前記家具20を机20Bの形態に変形させることで、子供の学童期以降に対応した学びの空間を確保できるとともに、子供の勉強や遊びのためのスペースを確保することができる。しかも、親と子供との間で容易にコミュニケーションを取ることができる。
これによって、親がリビング5やキッチン7等のような普段の生活の場にいる時に、子供を遊ばせたり、勉強させたり、コミュニケーションを取ったりすることができるので、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能となる。
According to the present embodiment, a plurality of vertical surfaces such as the inner wall of the
Since the space including the vertical surface and the
This allows children to play, study, and communicate when they are in everyday life such as
また、前記他の部屋9,30内には、前記他の学びの空間である前記第四の学びの空間S4および第五の学びの空間S5を確保できる。また、前記家具20を机20Bの形態に変形させることで、前記第四および第五の学びの空間S4,S5を、子供の学童期以降に対応した学びの空間とすることができる。このような垂直面と家具20とを含む第四および第五の学びの空間S4,S5は、前記部屋4とは異なる部屋に設けられているので、前記部屋4にいる親からは目が届きにくくなっている。
そして、前記他の部屋9,30を、居住者が共同で使用した場合には、例えば親子間や兄弟間など、居住者同士のコミュニケーションを確保することができる。
これによって、自立心等の成長に配慮された子供のための空間の確保と、居住者同士のコミュニケーションの確保とを両立できるので、親の目が常に届く範囲ではない場所でも、従来に比して、子育てしやすい環境を形成することが可能となる。
Further, in the
And when a resident uses the said
As a result, it is possible to achieve both the space for children that consider growth such as self-reliance and the securing of communication between residents, so even in places where parents' eyes are not always within reach, compared to the past. This makes it possible to create an environment that makes it easy to raise children.
本実施の形態の建物1には、子供の成長段階に対応した複数の学びの空間S1〜S5が用意されており、各成長段階の子供に適した環境を提供することができる。また、各学びの空間S1〜S5は、被係合部を備えた垂直面と、遊具や机等の形態に変形可能に構成された家具20とを含んで構成されている。
これによって、第一段階に該当する子供に対してはスキンシップが取りやすいリビング5等の居住環境を提供できる。また、第二段階に該当する子供に対しては母親と会話しやすいキッチン7等の居住環境を提供できる。また、第三段階に該当する子供に対しては気が散らないダイニング6等の居住環境を提供できる。また、第四段階に該当する子供に対しては集中して学習できる部屋9,30等の居住環境を提供できる。
さらに、各段階に該当する子供に対してコミュニケーションを確保でき、対話を通じて学習意欲を引き出したり、思考を育むことができる。結果的に、1人きりで勉強するよりも、より多角的な視点や思考を養うことができたり、家族間のすれ違いを抑制できたりする。
また、例えば、前記リビング5にテレビ等の娯楽機器を置いて家族を集まりやすくする一方で、前記他の部屋9,30にテレビ等を置かない空間とすれば、前記他の部屋9,30での集中力が高まる。このため、前記他の部屋9,30は、特に第四段階に該当する子供にとって、有益な空間となる。
In the building 1 of the present embodiment, a plurality of learning spaces S1 to S5 corresponding to the child's growth stages are prepared, and an environment suitable for the child in each growth stage can be provided. Each learning space S1 to S5 includes a vertical surface provided with an engaged portion and
Thereby, it is possible to provide a living environment such as the
Furthermore, communication can be ensured for children corresponding to each stage, learning motivation can be drawn through dialogue, and thinking can be nurtured. As a result, it is possible to cultivate more diverse perspectives and thoughts than to study alone, and to suppress the passing of family members.
Further, for example, if it is easy to gather a family by putting a recreational device such as a TV in the
1 建物
4 部屋
5 リビング
5a 内壁
6 ダイニング
6a 内壁
7 キッチン
7a 作業部
7b 造作壁
11 化粧壁
12 被係合部
20 家具
20A 遊具
20B 机
24 係合部
S1 第一の学びの空間
S2 第二の学びの空間
S3 第三の学びの空間
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (9)
前記部屋は平面視において略矩形状に形成され、
前記リビングと前記ダイニングと前記キッチンは、略矩形状に形成された前記部屋の長さ方向に沿って並べられて、前記リビングと前記キッチンとの間に前記ダイニングが位置した状態となっており、
前記キッチンは、前記部屋を区画する壁から離間して配置され、かつ前記ダイニング側に向いて作業ができる作業部を有する対面式キッチンとされており、
前記複数の学びの空間は、前記部屋の内壁等の複数箇所の垂直面と、
前記垂直面の前方に配置されるとともに、遊具や机等の形態に変形可能に構成された家具と、を含んだ空間とされており、
前記複数の学びの空間のうち第一の学びの空間は、前記垂直面として前記リビングの内壁を含んだ空間とされ、
第二の学びの空間は、前記垂直面として前記作業部のダイニング側面を含んだ空間とされ、
第三の学びの空間は、前記垂直面として前記ダイニングの内壁のキッチン側面を含んだ空間とされ、
前記第三の学びの空間における前記ダイニングの内壁は、前記キッチンからは間隔をあけて、かつ前記部屋を区画する壁から前記ダイニングの中央側に突出するようにして前記部屋の中に配置されており、さらに、この内壁のキッチン側面は、前記作業部のダイニング側面と平行に、かつ部分的に向かい合った状態となっており、
前記複数箇所の垂直面はそれぞれ被係合部を備え、前記家具は、前記各被係合部に係合可能な係合部を備えていることを特徴とする建物。 Among the rooms where the functions of living, dining and kitchen coexist, there are multiple learning spaces that correspond to the child's growth stage within the reach of the kitchen.
The room is formed in a substantially rectangular shape in plan view,
The living room, the dining room, and the kitchen are arranged along the length direction of the room formed in a substantially rectangular shape, and the dining room is located between the living room and the kitchen,
The kitchen is a face-to-face kitchen that is disposed away from the wall that divides the room and has a working unit that can work toward the dining side,
The plurality of learning spaces include a plurality of vertical surfaces such as an inner wall of the room,
It is arranged in front of the vertical surface, and is a space including furniture configured to be deformable into a form such as a playground equipment or a desk,
The first learning space among the plurality of learning spaces is a space including the inner wall of the living room as the vertical plane,
The second learning space is a space including the working side dining side as the vertical surface,
Space of the third study is a space that contains the kitchen side of the inner wall of the front Kida innings as the vertical plane,
The inner wall of the dining room in the third learning space is arranged in the room so as to be spaced from the kitchen and project from the wall defining the room to the center side of the dining room. Furthermore, the kitchen side of this inner wall is in a state of being parallel and partially facing the dining side of the working part,
Each of the plurality of vertical surfaces includes an engaged portion, and the furniture includes an engaging portion that can be engaged with each engaged portion.
前記複数の学びの空間のうち第一の学びの空間は、前記内壁の前方に配置された家具をさらに含んだ空間とされており、
前記家具は遊具の形態に変形されており、
この遊具の係合部は、前記内壁に設けられた被係合部に係合していることを特徴とする建物。 In the building according to claim 1,
The space of the first study of the plurality of learning space is further inclusive space disposed in front of the front Symbol wall furniture,
The furniture has been transformed into a form of play equipment,
The building is characterized in that the engaging portion of the play equipment is engaged with an engaged portion provided on the inner wall.
前記複数の学びの空間のうち第二の学びの空間は、前記作業部のダイニング側面の前方に配置された家具をさらに含んだ空間とされており、
前記複数の学びの空間のうち第三の学びの空間は、前記内壁の前方に配置された家具をさらに含んだ空間とされており、
前記家具は机の形態に変形されており、
この机の係合部は、前記作業部のダイニング側面または前記内壁に設けられた被係合部に係合していることを特徴とする建物。 In the building according to claim 1 or 2,
Space of the second study among the previous SL multiple learning space is further inclusive space arranged furniture in front of the dynein grayed side surface of the working portion,
A third learning space among the plurality of learning spaces is a space further including furniture arranged in front of the inner wall,
The furniture has been transformed into a desk form,
The building is characterized in that the engaging portion of the desk is engaged with an engaged portion provided on a dining side surface or the inner wall of the working portion.
前記第三の学びの空間における前記ダイニングの内壁は、天井に達しない高さに設定された手摺壁であることを特徴とする建物。 In the building as described in any one of Claims 1-3,
The inner wall of the dining in the space of the third study, the building, characterized in handrail wall der Rukoto which is set at a height which does not reach the ceiling.
前記リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋とは異なるとともに居住者が共同で使用可能な他の部屋に、前記複数の学びの空間とは異なる他の学びの空間が設けられており、
前記他の学びの空間は、前記他の部屋の内壁等の垂直面と、この垂直面の前方に配置された前記家具と、を含んだ空間とされており、
前記垂直面は被係合部を備えており、
前記家具は机の形態に変形されており、
この机の係合部は、前記垂直面に設けられた被係合部に係合していることを特徴とする建物。 In the building as described in any one of Claims 1-4,
Other learning spaces different from the plurality of learning spaces are provided in other rooms that are different from the living room, dining room, and kitchen functions in one room and can be used jointly by residents. And
The other learning space is a space including a vertical surface such as an inner wall of the other room and the furniture arranged in front of the vertical surface.
The vertical surface includes an engaged portion;
The furniture has been transformed into a desk form,
The building is characterized in that the engaging portion of the desk is engaged with an engaged portion provided on the vertical surface.
前記他の部屋は、隣接する複数の部屋と、これら隣接する複数の部屋の間に設けられるとともに前記他の部屋に対して着脱可能な間仕切り壁とを備える部屋とされており、
前記他の学びの空間は、前記隣接する複数の部屋のそれぞれに配置されていることを特徴とする建物。 In the building according to claim 5,
The other room is a room provided with a plurality of adjacent rooms and a partition wall provided between the plurality of adjacent rooms and detachable with respect to the other room,
The other learning space is arranged in each of the plurality of adjacent rooms.
前記他の部屋は、居住者が共同で使用するホール等の共用部分とされており、
前記他の学びの空間は、前記共用部分を囲む内壁のうち、少なくとも一方の内壁と、前記家具とを含んで構成されていることを特徴とする建物。 In the building according to claim 5,
The other room is a shared part such as a hall shared by residents,
The other learning space is configured to include at least one of the inner walls surrounding the shared portion and the furniture.
前記他の部屋は、前記リビングとダイニングとキッチンの機能を一室に併存させた部屋が設けられた階とは異なる階に設けられていることを特徴とする建物。 In the building as described in any one of Claims 5-7,
The building is characterized in that the other room is provided on a different floor from a floor provided with a room in which the functions of the living room, the dining room, and the kitchen coexist.
前記被係合部は、前記垂直面の幅方向に沿って水平に、かつ長尺に形成されており、
前記家具に設けられた係合部は、この被係合部の長さ方向の任意の位置に係合可能とされていることを特徴とする建物。 In the building as described in any one of Claims 1-8,
The engaged portion is formed horizontally and elongated along the width direction of the vertical surface,
The building is characterized in that the engaging portion provided in the furniture can be engaged at an arbitrary position in the length direction of the engaged portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245922A JP6029171B2 (en) | 2011-11-25 | 2012-11-08 | building |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011257173 | 2011-11-25 | ||
JP2011257173 | 2011-11-25 | ||
JP2012042666 | 2012-02-29 | ||
JP2012042666 | 2012-02-29 | ||
JP2012245922A JP6029171B2 (en) | 2011-11-25 | 2012-11-08 | building |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013209873A JP2013209873A (en) | 2013-10-10 |
JP6029171B2 true JP6029171B2 (en) | 2016-11-24 |
Family
ID=49527936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012245922A Active JP6029171B2 (en) | 2011-11-25 | 2012-11-08 | building |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6029171B2 (en) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5018727Y1 (en) * | 1970-04-28 | 1975-06-07 | ||
DE4131938A1 (en) * | 1991-09-25 | 1993-04-01 | Krupp Koppers Gmbh | METHOD FOR PROCESSING THE SUMP PRODUCT OF EXTRACTIVE DISTILLATION FOR OBTAINING PURE HYDROCARBONS |
JP2002177072A (en) * | 2000-12-14 | 2002-06-25 | Sekisui House Ltd | System furniture |
JP2003184264A (en) * | 2001-12-13 | 2003-07-03 | Sekisui House Ltd | Housing interior finish forming system |
JP2003184326A (en) * | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Asahi Kasei Corp | Living room and technique for designing it |
JP5399090B2 (en) * | 2009-02-13 | 2014-01-29 | トヨタホーム株式会社 | Building wall structure |
-
2012
- 2012-11-08 JP JP2012245922A patent/JP6029171B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013209873A (en) | 2013-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Hertzberger | Space and learning: Lessons in architecture 3 | |
JP5982099B2 (en) | Residential | |
JP2009046925A (en) | House | |
JP2004150255A (en) | Private room box | |
Rengel | The Interior Plan: Concepts and Exercises-with STUDIO | |
JP6029171B2 (en) | building | |
Butin et al. | Early childhood centers. | |
Miller | Designing the home for children: A need-based approach | |
US20170164732A1 (en) | Furniture System For Adjusting Sound Levels in Children's Rooms | |
Price | Sensory overload: Quieting the noise in early childhood classrooms | |
JP2014062419A (en) | Staircase structure, house, and exhibited show house | |
Ward | WELL | |
JP5900266B2 (en) | Floor structure, arrangement structure of house components, house, and house display | |
JP3245350U (en) | partition | |
Blossom | Human Nature and the Near Environment | |
Scullica et al. | The response of the design world to the current changes: hybridization of functional spaces and definition of new spatial typologies | |
Kesarwani et al. | A Multi-Functional Convertible Clothing: The Biggest Sustainable Clothing Trend | |
Woodhouse | Making a New Home: The Importance of a Home-Like Setting in Nursing Homes. | |
JP7463737B2 (en) | Study structure | |
Maciuk | The MakeSense Museum: Redefining the typology of the Modern Art Museum | |
Carter | Designing Supportive Spaces for Mothers with Children in the Neonatal Intensive Care Unit | |
JPH1136633A (en) | Easy to build resting room for one occupant | |
Abdun-Nur | School for Autism-Responding to Autism | |
Meuser | Based Design Building for Children in Theory and Practice | |
Van Horn | The Design of Happiness |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160606 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161013 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6029171 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |