JP6027658B1 - アンテナ制御装置及び測定方法 - Google Patents

アンテナ制御装置及び測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6027658B1
JP6027658B1 JP2015166858A JP2015166858A JP6027658B1 JP 6027658 B1 JP6027658 B1 JP 6027658B1 JP 2015166858 A JP2015166858 A JP 2015166858A JP 2015166858 A JP2015166858 A JP 2015166858A JP 6027658 B1 JP6027658 B1 JP 6027658B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
beams
frequency band
radio frequency
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015166858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017046165A (ja
Inventor
正人 阿佐
正人 阿佐
伊藤 雄
伊藤  雄
剛 葛巻
剛 葛巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Corp filed Critical SoftBank Corp
Priority to JP2015166858A priority Critical patent/JP6027658B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6027658B1 publication Critical patent/JP6027658B1/ja
Publication of JP2017046165A publication Critical patent/JP2017046165A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】同一の周波数帯が割り当てられた複数のビーム間の干渉を効率的に測定できる技術が望まれていた。【解決手段】複数のビームを放射するマルチビームアンテナを制御するアンテナ制御装置であって、複数のビームのそれぞれに、隣接するビームと異なる無線周波数帯が割り当てられており、複数のビームの一部の複数のビームに、同一の無線周波数帯が割り当てられており、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号を含めて出力させるアンテナ制御装置を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ制御装置及び測定方法に関する。
周波数帯域を繰り返し利用して地上端末との間で相互通信を行う衛星搭載用マルチビームアンテナ装置が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2009−171308号公報
同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビーム間の干渉を効率的に測定できる技術が望まれていた。
本発明の第1の態様によれば、複数のビームを放射するマルチビームアンテナを制御するアンテナ制御装置であって、複数のビームのそれぞれに、隣接するビームと異なる無線周波数帯が割り当てられており、複数のビームの一部の複数のビームに、同一の無線周波数帯が割り当てられており、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号を含めて出力させるアンテナ制御装置が提供される。
上記アンテナ制御装置は、上記同一の無線周波数帯が割り当てられた上記複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号を生成する通信信号生成部と、上記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の複数の測定信号を生成する測定信号生成部と、上記同一の無線周波数帯が割り当てられた上記複数のビームのそれぞれが伝送する上記通信信号に、上記複数の測定信号のそれぞれを合成する信号合成部とを備えてよい。上記測定信号生成部は、上記通信信号との信号比が予め定められた閾値以上小さい上記測定信号を生成してよい。上記予め定められた閾値は、上記通信信号に上記測定信号を合成した場合の上記通信信号の通信品質が、上記通信信号に上記測定信号を合成しない場合の上記通信信号の通信品質よりも、予め定められた値以上低くならないように定められた閾値であってよい。上記測定信号は、CW(Continuous Wave)信号であってよい。
上記アンテナ制御装置は、上記同一の無線周波数帯が割り当てられた上記複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号を生成する通信信号生成部と、上記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の複数の測定信号を生成する測定信号生成部と、上記同一の無線周波数帯が割り当てられた上記複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、上記通信信号生成部によって生成された上記通信信号及び上記測定信号生成部によって生成された上記測定信号のいずれか一方のみを含めて出力させる信号切替部とを備えてよい。
本発明の第2の態様によれば、複数のビームのそれぞれに隣接するビームと異なる無線周波数帯が割り当てられており、複数のビームの一部の複数のビームに同一の無線周波数帯が割り当てられている、複数のビームを放射するマルチビームアンテナに、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号を含めて出力させる出力制御段階と、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのうちの一のビームによってカバーされるエリアにおいて、複数のビームのそれぞれが伝送する信号に含まれる、同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号の信号強度を測定する信号強度測定段階とを備える測定方法が提供される。
上記測定方法は、上記信号強度測定段階において測定された複数の上記信号強度を加算する信号強度加算段階を備えてよい。上記出力制御段階は、上記マルチビームアンテナに、上記同一の無線周波数帯が割り当てられた上記複数のビームのうちの上記一のビーム以外の複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号に、上記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の測定信号を合成して出力させてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
アンテナ制御装置200の一例を概略的に示す。 複数のビームのそれぞれが伝送する伝送信号、及び測定装置400が受信する受信信号の一例を概略的に示す。 アンテナ制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。 端末受信電力対データレートの関係の一例を示すグラフ500を示す。 測定装置400の機能構成の一例を概略的に示す。 アンテナ制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、アンテナ制御装置200の一例を概略的に示す。本実施形態に係るアンテナ制御装置200は、複数のビームを放射するマルチビームアンテナを制御する。
アンテナ制御装置200は、例えば、マルチビームアンテナを有する衛星100を制御する。アンテナ制御装置200は、衛星100と有線接続されてよく、また、衛星100と無線接続されてもよい。また、アンテナ制御装置200は、衛星100に内蔵されてもよい。
衛星100は、複数のビーム110を形成する。複数のビーム110のそれぞれには、隣接するビームと異なる無線周波数帯が割り当てられてよく、複数のビーム110の一部の複数のビームには、同一の無線周波数帯が割り当てられてよい。このように、衛星100は、同一の無線周波数帯を繰り返し利用することによって周波数利用効率を向上できる。
しかしながらその一方で、衛星100によって形成されるビーム110はサイドローブレベルをゼロにできないので、同一の無線周波数帯を繰り返し利用する場合、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビーム110間に干渉が発生してしまう場合がある。特に、衛星100が有するマルチビームアンテナは、太陽光によって熱変形が生じる場合があり、その場合にサイドローブレベルが増大してしまう場合がある。
本実施形態に係るアンテナ制御装置200は、マルチビームアンテナが放射する複数のビーム間の干渉レベルを効率的に測定できるようにするべく、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビーム110のそれぞれが伝送する信号に、測定用の信号を含めて出力させる。そして、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビーム110のうちの一のビームによってカバーされるエリアに配置された測定装置によって、複数のビームのそれぞれが伝送する信号に含まれる測定用の信号の信号強度を測定する。
図2は、複数のビームのそれぞれが伝送する伝送信号と、測定装置が受信する受信信号の一例を概略的に示す。図2は、複数のビームのうち、ビーム130、131、132、133、134、135、136に同一の無線周波数帯が割り当てられている例を示す。
伝送信号310、320、330、340、350、360は、アンテナ制御装置200による制御に従って衛星100が出力する、ビーム131、132、133、134、135、136が伝送する伝送信号の一例を示す。伝送信号310、320、330、340、350、360のそれぞれには、通信信号312、322、332、342、352、362と、CW信号314、324、334、344、354、364とが含まれる。アンテナ制御装置200は、伝送信号310、320、330、340、350、360のそれぞれにCW信号314、324、334、344、354、364を含めさせる場合、測定装置400が配置されたエリアをカバーするビーム130については、伝送信号を伝送させないように制御してよい。
通信信号312、322、332、342、352、362は、ビーム131、132、133、134、135、136に割り当てられた同一の無線周波数帯を利用する通信信号の一例を示す。通信信号は、データ通信及び音声通信等の信号である。
CW信号314、324、334、344、354、364は、アンテナ制御装置200による制御に従って伝送信号320、330、340、350、360のそれぞれに含められた測定信号の一例を示す。アンテナ制御装置200は、衛星100に、伝送信号320、330、340、350、360のそれぞれに、ビーム131、132、133、134、135、136に割り当てられた同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数のCW信号を含めて出力させてよい。
受信信号380は、ビーム130によってカバーされるエリアに配置された測定装置400によって受信された信号の信号強度の一例を示す。受信信号380には、CW信号386、388、390、392、394、396が含まれる。
CW信号386、388、390、392、394、396は、CW信号314、324、334、344、354、364に対応する。CW信号386、388、390、392、394、396は、測定装置400に対して、ビーム131、132、133、134、135、136によって伝送されるCW信号314、324、334、344、354、364のそれぞれの受信信号強度を示す。
図2に示すように、アンテナ制御装置200が、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数のCW信号を含めて出力させることにより、複数のビームのうちの一のビームによってカバーされるエリアにおける、他の複数のビームのそれぞれのサイドローブレベル、すなわち、干渉レベルを測定することができる。またさらに、他の複数のビームのそれぞれの干渉レベルを足し合わせることにより、干渉レベルの総和をも容易に把握することができる。例えば、干渉レベルの総和が予め定められた閾値より高い場合、複数のビームのうちの一部のビームの周波数を変更する、通信トラフィックを低減させる、等の対応をとることができる。このとき、複数のビームのうち他のビームよりも干渉レベルが高いビームを優先して、周波数を変更したり、通信トラフィックを低減させたりすることもできる。
上述のように、本実施形態に係るアンテナ制御装置200及び測定装置400によれば、同一の周波数帯が割り当てられた複数のビーム間の干渉を効率的に測定することができる。なお、ここでは、測定信号としてCW信号を用いる例を挙げて説明したが、これに限らず、測定信号として変調信号等の他の信号を用いてもよい。
図3は、アンテナ制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。アンテナ制御装置200は、通信信号生成部202、測定信号生成部204、信号合成部206、信号出力制御部208、及び信号切替部210を備える。
なお、アンテナ制御装置200がこれらのすべての構成を備えることは必須とは限らない。例えば、アンテナ制御装置200は、通信信号生成部202を備えず、他の装置が備える通信信号生成部202によって生成された通信信号を受信してもよい。通信信号生成部202を備える他の装置は、例えば、地上に配置された基地局等である。また、アンテナ制御装置200は、測定信号生成部204を備えず、他の装置が備える測定信号生成部204によって生成された測定信号を受信してもよい。測定信号生成部204を備える他の装置は、例えば、地上に配置されたゲートウェイ及びフィーダリンク局等である。
通信信号生成部202は、通信信号を生成する。通信信号生成部202は、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号を生成してよい。
測定信号生成部204は、測定信号を生成する。測定信号生成部204は、同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の複数の測定信号を生成してよい。測定信号生成部204は、測定信号が通信信号に与える影響をできる限り少なくする又は影響をなくすべく、通信信号生成部202によって生成される通信信号との信号比が予め定められた閾値以上小さい測定信号を生成してよい。例えば、測定信号生成部204は、通信信号との信号比が、通信信号に測定信号を合成した場合の通信信号の通信品質が、通信信号に測定信号を合成しない場合の通信信号の通信品質よりも予め定められた値以上低くならないように定められた閾値以上小さい測定信号を生成する。当該閾値は、実験を行うこと、シミュレーションを行うこと等によって定められてよい。
信号合成部206は、通信信号生成部202によって生成された、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号に、測定信号生成部204によって生成された複数の測定信号のそれぞれを合成する。信号合成部206は、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのすべてについて、通信信号と測定信号とを合成してよい。
また、信号合成部206は、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのうち、カバーエリアに測定装置400が配置されているビームが伝送する信号については、通信信号及び測定信号が含まれないようにしてよい。例えば、信号合成部206は、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのうち、カバーエリアに測定装置400が配置されているビーム以外の複数のビームについてのみ、通信信号に測定信号を合成する。この場合、通信信号生成部202は、カバーエリアに測定装置400が配置されているビームについては、通信信号を生成しなくてもよい。また、測定信号生成部204は、カバーエリアに測定装置400が配置されているビームについては、測定信号を生成しなくてもよい。なお、信号合成部206は、測定信号生成部204によって生成された測定信号の信号レベルを変更して、通信信号に測定信号を合成してもよい。
信号合成部206は、測定信号が通信信号に与える影響をできる限り少なくする又は影響をなくすべく、通信信号と測定信号との信号比が予め定められた閾値以上小さくなるように、通信信号に測定信号を合成してよい。例えば、信号合成部206は、通信信号と測定信号との信号比が、通信信号に測定信号を合成した場合の通信信号の通信品質が通信信号に測定信号を合成しない場合の通信信号の通信品質よりも予め定められた値以上低くならないように定められた閾値以上小さくなるように、通信信号と測定信号とを合成する。当該閾値は、実験を行うこと、シミュレーションを行うこと等によって定められてよい。
信号出力制御部208は、マルチビームアンテナに、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、測定信号生成部204によって生成された同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号を含めて出力させる。
信号出力制御部208は、マルチビームアンテナに、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、信号合成部206によって、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号に複数の測定信号のそれぞれが合成された信号を含めて出力させてもよい。これにより、例えば、衛星100によるデータ通信サービス及び音声通信サービス等のサービスを継続させたまま、干渉レベルの測定を実施することができる。
信号出力制御部208は、マルチビームアンテナに、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのうちの、カバーエリアに測定装置400が配置されているビームが伝送する信号には通信信号を含めずに測定信号生成部204によって生成された測定信号を含めて出力させ、当該複数のビームのうちのそれ以外の複数のビームが伝送する信号には、信号合成部206によって通信信号に測定信号が合成された信号を含めて出力させてもよい。同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのうち、カバーエリアに測定装置400が配置されている一のビームが伝送する信号の測定装置400による受信強度は、他のビームが伝送する信号の測定装置400による受信強度に比べて高い。したがって、測定装置400における、一のビームが伝送する信号に含まれる通信信号の受信信号強度が、他のビームが伝送する信号に含まれる測定信号の受信信号強度に比べて大幅に大きくなる場合があり、測定信号が通信信号に埋もれてしまう場合がある。これに対して、一のビームが伝送する信号に通信信号を含めないようにすることで、測定装置400において受信する、他の複数のビームが伝送する信号に含まれる測定信号が、当該一のビームが伝送する信号に含まれる通信信号に埋もれてしまうことを防止することができる。
信号切替部210は、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、通信信号生成部202によって生成された通信信号及び測定信号生成部204によって生成された測定信号のいずれか一方のみを含めて、信号出力制御部208に出力させる。信号切替部210は、例えば、測定指示を受領していない状態では、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、通信信号生成部202によって生成された通信信号を含めて出力させる。そして、信号切替部210は、測定指示を受領して測定処理を実行している間は、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、測定信号生成部204によって生成された測定信号を含めて出力させる。これにより、測定処理を実行している間は、通信信号の送信を停止させて、測定信号のみが送信されるようにできるので、測定装置400による測定信号の測定精度を向上させることができる場合がある。なお、信号切替部210は、測定信号生成部204によって生成された測定信号の信号レベルを変更して出力させてもよい。
なお、本実施形態では、アンテナ制御装置200が通信信号生成部202、測定信号生成部204、信号合成部206、信号出力制御部208、及び信号切替部210を備える場合と、これらの構成のうち、通信信号生成部202を備えない場合、及び測定信号生成部204を備えない場合について説明したが、これに限らない。アンテナ制御装置200は、通信信号生成部202及び測定信号生成部204に加えて、信号合成部206及び信号切替部210を備えなくてもよい。この場合、信号出力制御部208は、他の装置が備える信号合成部206によって合成された合成信号を受信して、マルチビームアンテナに、当該合成信号を出力させてよい。またこの場合、信号出力制御部208は、他の装置が備える信号切替部210から、通信信号及び測定信号のいずれか一方を受信して、マルチビームアンテナに、受信した通信信号又は測定信号を出力させてよい。信号合成部206及び信号出力制御部208を備える他の装置は、例えば、地上に配置されたフィーダリンク局等である。この場合、フィーダリンク局がアンテナ制御装置の一例となってよい。
図4は、端末受信電力対データレートの関係の一例を示すグラフ500を示す。グラフ500の横軸は、通信信号及びCW信号を受信する通信端末の受信電力を示す。グラフ500の縦軸は、通信端末のデータレートを示す。グラフ500は、CW信号が通信信号のデータレートに与える影響を表し、通信信号とCW信号との信号比が15dBの場合、20dBの場合、及びCW信号を含めない場合のデータレートを示す。
図4に示すとおり、本例によれば、端末受信電力が−90dBmにおいて、信号比が20dBであれば、CW信号を含めない場合と比べてデータレートの低下がみられない一方、信号比が15dBだと、CW信号を含めない場合と比べてデータレートの低下がみられる。ここで、本実施形態に係る測定信号生成部204は、通信信号生成部202によって生成される通信信号との信号比が20dB以上小さいCW信号を生成してよい。これにより、端末受信電力が−90dBmにおいて、CW信号を含めない場合に比べて、CW信号を含めた場合の方が、データレートが低下してしまうことを防止できる。
図5は、測定装置400の機能構成の一例を概略的に示す。測定装置400は、信号強度測定部402、個別出力部404、及び加算出力部406を備える。
信号強度測定部402は、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのそれぞれが伝送する信号に含まれる、同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の測定信号の信号強度を測定する。個別出力部404は、信号強度測定部402によって測定された複数の信号強度のそれぞれを個別に出力する。個別出力部404は、個別出力部404は、例えば、信号強度測定部402によって測定された複数の信号強度のそれぞれを表示出力する。個別出力部404は、信号強度測定部402によって測定された複数の信号強度のそれぞれを音声出力してもよい。
加算出力部406は、信号強度測定部402によって測定された複数の信号強度を加算した結果を出力する。加算出力部406は、例えば、信号強度測定部402によって測定された複数の信号強度を加算した結果を表示出力する。加算出力部406は、信号強度測定部402によって測定された複数の信号強度を加算した結果を音声出力してもよい。
図6は、アンテナ制御装置200による処理の流れの一例を概略的に示す。図6に示す処理は、衛星100が有するマルチビームアンテナが放射する複数のビームの一部の、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームについての測定処理を開始する指示をアンテナ制御装置200が受け付けた状態を開始状態として説明する。図6に示す各処理は、アンテナ制御装置200が備える制御部が主体となって実行される。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)602では、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームのうちの一のビームを特定する。S604では、S602において特定された一のビームが、測定装置400が配置されている測定エリアに対するビームであるか否かを判定する。測定エリアに対するビームでないと判定した場合、S606に進み、測定エリアに対するビームであると判定した場合、S612に進む。
S606では、通信信号に対して測定信号を合成することによって、通信に影響があるか否かを判定する。例えば、通信信号と測定信号との信号比が予め定められた閾値よりも小さい場合、通信に影響があると判定される。通信に影響がないと判定された場合、S608に進み、通信に影響があると判定された場合、S610に進む。
S608では、信号出力制御部208が、衛星100に、S602において特定された一のビームが伝送する信号に、通信信号生成部202によって生成された通信信号に対して測定信号生成部204によって生成された測定信号を合成した合成信号を含めた信号の出力を開始させる。S610では、信号出力制御部208が、衛星100に、S602において特定された一のビームが伝送する信号に、測定信号生成部204によって生成された測定信号を含めた信号の出力を開始させる。
S612では、同一の無線周波数帯が割り当てられた複数のビームの全ビームについて処理が完了したか否かを判定する。完了していないと判定した場合、S602に戻って次のビームを特定する。完了したと判定した場合、S614に進む。
S614では、測定装置400が備える信号強度測定部402が、受信信号の信号強度を測定する。S616では、個別出力部404が、S614において測定された複数の信号強度のそれぞれを個別に出力する。S618では、加算出力部406が、S614において測定された複数の信号強度を加算した結果を出力する。そして、処理が終了する。
なお、ここでは、S606において、通信に影響がないと判定された場合に合成信号を含めた信号の出力を開始させ、通信に影響が有ると判定された場合に測定信号を含めた信号の出力を開始させる場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、通信に影響がないと判定された場合には合成信号を含めた信号の出力を開始させ、通信に影響が有ると判定された場合に、通信信号と測定信号との信号比が閾値以下となるように合成した合成信号を含めた信号を出力させるように構成してもよい。
以上の説明において、アンテナ制御装置200の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよい。また、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、アンテナ制御装置200として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、アンテナ制御装置200の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。
コンピュータにインストールされ、コンピュータを本実施形態に係るアンテナ制御装置200として機能させるプログラムは、CPU等に働きかけて、コンピュータを、アンテナ制御装置200の各部としてそれぞれ機能させる。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータに読込まれることにより、ソフトウエアとアンテナ制御装置200のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 衛星、110 ビーム、130 ビーム、131 ビーム、132 ビーム、133 ビーム、134 ビーム、135 ビーム、136 ビーム、200 アンテナ制御装置、202 通信信号生成部、204 測定信号生成部、206 信号合成部、208 信号出力制御部、210 信号切替部、310 伝送信号、312 通信信号、314 CW信号、320 伝送信号、322 通信信号、324 CW信号、330 伝送信号、332 通信信号、334 CW信号、340 伝送信号、342 通信信号、344 CW信号、350 伝送信号、352 通信信号、354 CW信号、360 伝送信号、362 通信信号、364 CW信号、380 受信信号、386 CW信号、388 CW信号、390 CW信号、392 CW信号、394 CW信号、396 CW信号、400 測定装置、402 信号強度測定部、404 個別出力部、406 加算出力部、500 グラフ

Claims (9)

  1. 複数のビームを放射するマルチビームアンテナを制御するアンテナ制御装置であって、
    前記複数のビームのそれぞれに、隣接するビームと異なる無線周波数帯が割り当てられており、前記複数のビームの一部の複数のビームに、同一の無線周波数帯が割り当てられており、
    前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、前記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号を含めて出力させる、アンテナ制御装置。
  2. 前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号を生成する通信信号生成部と、
    前記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の複数の測定信号を生成する測定信号生成部と、
    前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのそれぞれが伝送する前記通信信号に、前記複数の測定信号のそれぞれを合成する信号合成部と
    を備える、請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  3. 前記測定信号生成部は、前記通信信号との信号比が予め定められた閾値以上小さい前記測定信号を生成する、請求項2に記載のアンテナ制御装置。
  4. 前記予め定められた閾値は、前記通信信号に前記測定信号を合成した場合の前記通信信号の通信品質が、前記通信信号に前記測定信号を合成しない場合の前記通信信号の通信品質よりも、予め定められた値以上低くならないように定められた閾値である、請求項3に記載のアンテナ制御装置。
  5. 前記測定信号は、CW(Continuous Wave)信号である、請求項2又は3に記載のアンテナ制御装置。
  6. 前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号を生成する通信信号生成部と、
    前記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の複数の測定信号を生成する測定信号生成部と、
    前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、前記通信信号生成部によって生成された前記通信信号及び前記測定信号生成部によって生成された前記測定信号のいずれか一方のみを含めて出力させる信号切替部と
    をさらに備える、請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  7. 複数のビームのそれぞれに隣接するビームと異なる無線周波数帯が割り当てられており、前記複数のビームの一部の複数のビームに同一の無線周波数帯が割り当てられている、前記複数のビームを放射するマルチビームアンテナに、前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのそれぞれが伝送する信号に、前記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号を含めて出力させる出力制御段階と、
    前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのうちの一のビームによってカバーされるエリアにおいて、前記複数のビームのそれぞれが伝送する信号に含まれる、前記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の信号の信号強度を測定する信号強度測定段階と
    を備える、測定方法。
  8. 前記信号強度測定段階において測定された複数の前記信号強度を加算する信号強度加算段階
    をさらに備える、請求項7に記載の測定方法。
  9. 前記出力制御段階は、前記マルチビームアンテナに、前記同一の無線周波数帯が割り当てられた前記複数のビームのうちの前記一のビーム以外の複数のビームのそれぞれが伝送する通信信号に、前記同一の無線周波数帯の範囲内における互いに異なる周波数の測定信号を合成して出力させる、請求項7又は8に記載の測定方法。
JP2015166858A 2015-08-26 2015-08-26 アンテナ制御装置及び測定方法 Active JP6027658B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166858A JP6027658B1 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 アンテナ制御装置及び測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166858A JP6027658B1 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 アンテナ制御装置及び測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6027658B1 true JP6027658B1 (ja) 2016-11-16
JP2017046165A JP2017046165A (ja) 2017-03-02

Family

ID=57326600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015166858A Active JP6027658B1 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 アンテナ制御装置及び測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6027658B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204193A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Ntt Docomo Inc 移動通信システム
JP2005110130A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Samsung Electronics Co Ltd 共通チャネル伝送システム、共通チャネル伝送方法及び通信プログラム
JP2010278886A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 National Institute Of Information & Communication Technology 地上/衛星共用携帯電話システムとそのシステム相互干渉軽減方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204193A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Ntt Docomo Inc 移動通信システム
JP2005110130A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Samsung Electronics Co Ltd 共通チャネル伝送システム、共通チャネル伝送方法及び通信プログラム
JP2010278886A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 National Institute Of Information & Communication Technology 地上/衛星共用携帯電話システムとそのシステム相互干渉軽減方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017046165A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3790111B1 (en) Method for calibrating phased-array antenna, and related apparatus
US20170093038A1 (en) Base station, communication system, and beam control method
JP2020145614A (ja) 無線中継装置
WO2013176930A1 (en) Multi-element antenna beam forming configurations for millimeter wave systems
CN106685508B (zh) 一种数据传输方法及装置
CN110784251B (zh) 天线阵列
JP2012156589A (ja) 無線基地局、アンテナウェイト設定方法
US20170187110A1 (en) Radio communication device and beam control method
CN107615585A (zh) 一种相控阵芯片、相控阵波束扫描方法和装置
CN113906686A (zh) 相邻波束确定
JP6027658B1 (ja) アンテナ制御装置及び測定方法
US11374625B2 (en) Devices and methods for facilitating beamforming communications in wireless devices
JP5335477B2 (ja) 通信システム
JP2014239370A (ja) アンテナ装置
JPWO2008152800A1 (ja) 無線装置およびそれを用いた測定システム
JP6377690B2 (ja) デジタルチャネライザ、プログラム及び通信衛星
US10560133B2 (en) Device for radio communication using a plurality of antennas
JP6269834B2 (ja) 無線送信装置及び無線送信方法
WO2024042716A1 (ja) 基地局装置、通信システム、ビーム探索方法及びプログラム
JP4778982B2 (ja) 受信装置及び干渉抑圧方法
US10177445B1 (en) Communication structure
CN115243195A (zh) 广播波束的实现方法及基站、存储介质、通信设备
JP4621757B2 (ja) 無線通信システム、無線送信装置、無線受信装置および無線通信方法
KR20190092908A (ko) 기지국 장치 및 그 빔포밍 방법
CN115915168A (zh) 一种信号处理方法及相关装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6027658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250