JP6026252B2 - 物体測定装置、及び物体測定方法 - Google Patents

物体測定装置、及び物体測定方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、物体測定装置、及び物体測定方法に関する。
レーザ方式のラインセンサにより荷物の体積を計測する装置が実用化されている。この装置は、ある1点の距離を計測するセンサで計測し続け、センサの時系列情報に基づいて、コンベアにより搬送される物体の寸法を算出する。
特開2009−67193号公報
上記の装置は、物体の位置及び角度が一定でない場合に物体の正しい寸法を得ることができないという課題がある。
そこで本発明は、より高い精度で物体を測定することができる物体測定装置、及び物体測定方法を提供することを目的とする。
一実施形態に係る物体測定装置は、物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、前記測定対象を測定する測定手段と、を具備し、前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、前記形状データ生成手段は、前記複数フレームの距離画像に基づいて複数の形状データを生成し、前記測定手段は、前記複数の形状データで前記測定対象の前記搬送路の搬送方向と直交する方向における位置、または前記搬送方向に対する前記測定対象の角度が他のフレームと一致するフレームを特定し、特定したフレームから生成された前記形状データに基づいて、前記測定対象を測定する。
図1は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図2は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図3は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図4は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図5は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図6は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図7は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図8は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図9は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図10は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図11は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図12は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図13は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図14は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図15は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図16は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図17は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。 図18は、一実施形態に係る物体測定装置の例について説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る物体測定装置、及び物体測定方法について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る物体測定装置100の構成例を示す。
物体測定装置100は、距離画像センサ101、データ処理部102、及びベルトコンベア(搬送路)103を備える、物体測定装置100は、ベルトコンベア103により搬送される物体106の幅、高さ、及び奥行きなどを測定する。
距離画像センサ101は、ベルトコンベア103により方向104に向かって搬送される物体106の距離画像を取得する。距離画像センサ101は、取得した距離画像をデータ処理部102に入力する。距離画像センサ101は、例えば、距離画像を取得するための構成として、複数視点画像の対応点をとるステレオ画像方式のセンサ、パターン光投影方式のセンサ、またはTOF方式のセンサ(3次元距離画像センサ)を備える。なお、距離画像センサ101は、図に示される画角105から距離画像を取得する。なお、ベルトコンベア103を挟んで対向するように距離画像センサ101は設けられる。これにより、複数の距離画像センサ101は、物体106の前面と背面との両方を撮影できる。
また、距離画像センサ101は、例えば、物体106のカラー画像または輝度画像などの可視画像を取得するための構成として、光を電気信号に変換する光学センサを備える。光学センサは、Charge Coupled Device(CCD)などの受光素子と光学系(レンズ)を備える。光学センサは、物体106で反射した反射光を光学系により受光し、CCDに結像させ、電気信号(画像)を取得する。
データ処理部102は、距離画像に基づいて物体106の幅、高さ、及び奥行きなどを算出する。データ処理部102は、CPU、バッファメモリ、プログラムメモリ、及び不揮発性メモリなどを備える。CPUは、種々の演算処理を行う。バッファメモリは、CPUにより行われる演算の結果を一時的に記憶する。プログラムメモリ及び不揮発性メモリは、CPUが実行する種々のプログラム及び制御データなどを記憶する。データ処理部102は、CPUによりプログラムメモリに記憶されているプログラムを実行することにより、種々の処理を行うことができる。
図2は、データ処理部102の構成の例を示す。また、図3は、データ処理部102の処理の例を示す。
データ処理部102は、距離画像を受け取る為の入力インターフェース201を備える。さらに、データ処理部102は、プログラムを実行する事により、形状データ生成部202、位置合わせ部203、平面検出部204、平面選出部205、及び採寸処理部206として機能する。また、データ処理部102は、距離画像、3次元形状データ、採寸結果、及び他の種々の情報を保存することができるメモリ(図示せず)を備える。
データ処理部102は、入力インターフェース201により距離画像を受け取る(ブロックB301)。
形状データ生成部202は、距離画像を座標変換して形状データを生成する(ブロックB302)。形状データとは、物体106の表面に対応する3次元空間中の座標値をもつ点の集合によって、物体の3次元的な形状を表す点群データである。
図4は、距離画像801の例を示す。形状データ生成部202は、距離画像801の各画素802の画像中の位置(u,v)、その画素の距離値(d)、カメラの焦点距離(f)、及び光軸中心(cx、cy)を含むカメラの内部パラメータに基づいて各点の座標値(x、y、z)を算出する。形状データ生成部202は、x=(d/f)×(u−cx)}、y=(d/f)×(v−cy)、z=dに基づいて、各点の座標値(x、y、z)を算出する。これにより、形状データ生成部202は、形状データ804を生成することができる。
なお、撮影された距離画像にレンズ歪がある場合、形状データ生成部202は、レンズ歪補正を行う。即ち、形状データ生成部202は、予め設定されたレンズ歪補正用のパラメータに基づいて、距離画像を補正する。なお、形状データ生成部202は、レンズ歪補正用のパラメータ、焦点距離、などのパラメータを予め記憶する。なお、形状データ生成部202は、チェッカーボードパターンを用いた方法などにより予め算出されたパラメータを記憶する。
形状データは、物体の表面を、微小な面の集合として表現するメッシュデータとして扱ってもよい。この場合、形状データ生成部202は、もとの距離画像の画素の隣接情報803を用いて、隣接する2画素から変換された2点の間を辺でつなぐ。形状データ生成部202は、繋がれた辺で囲まれた多角形を面として形状データを生成する。また、形状データ生成部202は、必要に応じて、辺でつながれた隣接点、及び隣接する面に基づいて、各点、各面の法線を算出する構成であってもよい。形状データ生成部202は、obj、またはplyなどのファイル形式で出力できるデータ構造の点群データ、またはメッシュデータを生成する。
位置合わせ部203は、複数の距離画像センサ101により取得された距離画像に基づいて生成された形状データの位置角度を合わせる(ブロックB303)。なお、距離画像センサ101の設置位置及び角度は、固定である。この為、複数の距離画像センサ101間の相対的な位置及び角度は、事前のキャリブレーション作業により予め取得される。
例えば、大きさが既知の箱型の基準物体を、平面上に静止状態で配置し、これを複数の距離画像センサ101で撮影する。物体測定装置100は、撮影した距離画像に基づいて基準物体の形状データを生成し、平面検出を行う。物体測定装置100を操作するオペレータさらに、次に、2組の基準物体の反対側にあたる1対の側面、基準物体の上面、及び基準物体が置かれた床面を複数のセンサから取得される複数の形状データの中から、目視で選出する。即ち、オペレータは、2組の基準物体の反対側にあたる1対の側面、基準物体の上面、及び基準物体が置かれた床面を特定する為の情報を入力手段を用いて物体測定装置100に入力する。物体測定装置100は、入力された情報に基づいて、2組の基準物体の反対側にあたる側面の対、基準物体の上面、及び基準物体が置かれた床面を認識する。
物体測定装置100は、2組の側面の対の法線方向が逆になり、且つ上面及び床面の法線方向が一致する回転変換を算出する。物体測定装置100は、1つの距離画像センサ101から得られた形状データを、この回転変換によって回転させる。これにより、物体測定装置100は、3組の平面の対がそれぞれ平行になるように形状データを配置する。
次に、物体測定装置100は、3組の平面の平面間距離が、基準物体の寸法と一致するような、平行移動量を算出する。また、物体測定装置100は、回転変換と平行移動とに基づいて、異なる距離画像センサ101間の位置角度を算出することができる。即ち、物体測定装置100は、異なる距離画像センサ101により取得された距離画像に基づいて生成された3次元形状データを、同一の座標系に合わせるための座標変換を算出することができる。
位置合わせ部203は、上記のようなキャリブレーションにより算出された座標変換に基づいて、複数の距離画像センサ101により取得された距離画像に基づいて生成された形状データの位置角度を合わせる。
なお、位置合わせの必要がない場合、複数の距離画像センサ101から取得された形状データの位置合わせを行わなくてもよい。例えば、高さ採寸用センサが、幅、奥行き採寸用のセンサとは別に設置されており、採寸処理がそれぞれのセンサのデータに基づいて個別に行われる場合、形状データの位置合わせが行われなくてもよい。
平面検出部204は、3次元形状データに基づいて、平面を検出する(ブロックB304)。平面検出部204は、例えば、隣接する点の位置関係に基づいて、点群の平面近似により形状データの各点の法線方向を算出する。平面検出部204は、法線方向によって点群を分類する。平面検出部204は、同じ法線方向に分類された点群で構成される連続領域を平面として検出する。平面検出部204は、検出した領域内の点群の3次元座標値を用いて最小二乗法により平面のパラメータを推定する。これにより、平面検出部204は、法線方向と原点からの距離を推定する。また、平面検出部204は、3次元形状データから点をランダムにサンプリングする。平面検出部204は、サンプリングした点を近似する平面パラメータを算出する。平面検出部204は、算出した平面パラメータの投票空間に投票し、投票値が高い平面パラメータを平面として検出する。
平面選出部205は、検出された平面から、採寸対象の両端となる平面の対を選出する。採寸対象の両端とは、法線方向が採寸方向と平行で、採寸対象の両端に位置する平面である。なお、平面選出部205は、物体の高さの算出に用いられる平面を選出する場合、ブロックB305の処理に移行する。また、平面選出部205は、物体の奥行きまたは幅の算出に用いられる平面を選出する場合、ブロックB308の処理に移行する。
例えば、図5に示されるように、物体の高さ904を採寸する場合、平面選出部205は、物体が置かれた床面901を選出し(ブロックB305)、物体上面902を選出する(ブロックB306)。
平面選出部205は、例えば、予め定められた距離画像センサ101と床面とが成す位置及び角度に近い平面を床面として選出する。また、平面選出部205は、床面と平行な平面で床面より一定以上高い位置にある平面を、物体の上面として選出する。
また、平面選出部205は、物体の幅905または物体の奥行き906を採寸する場合、箱の対向する位置の側面903を選出する。即ち、平面選出部205は、物体の側面を選出し(ブロックB308)、選出した側面の中から対向する側面の対を選出する(ブロックB309)。
平面選出部205は、たとえば、床面と直交する複数の平面を側面の候補として選出する。さらに、平面選出部205は、選出した面の中から対面する2つの平面を選出する。即ち、平面選出部205は、法線方向の向きが逆で、且つ平行な2枚の平面を選出する。平面選出部205は、選出した2対の平面の一方を幅測定用の面、他方を奥行き測定用の面として選出する。
採寸処理部206は、2枚の平行な平面の平面間距離を算出する。即ち、採寸処理部206は、物体の床面901と上面902とに基づいて、物体の高さを算出する(ブロックB307)。また、採寸処理部206は、物体の側面903の対に基づいて、物体の幅及び奥行きを算出する(ブロックB310)。
これにより、採寸処理部206は、物体の高さ、幅、奥行きをそれぞれ算出する。採寸処理部206は、例えば各平面上に位置する代表点間のユークリッド距離を、平面の法線方向に射影する。これにより、採寸処理部206は、物体の高さ、幅、奥行きをそれぞれ算出する。
物体測定装置100は、物体106がコンベア上を搬送される間に距離画像センサ101により複数回距離画像を取得する。物体測定装置100は、取得された複数の距離画像からそれぞれ形状データを生成する。物体測定装置100は、生成した形状データに基づいて、各フレーム毎に物体106の高さ、幅、及び奥行きを算出する(ブロックB311)。物体測定装置100は、各フレーム毎に算出した物体106の高さ、幅、及び奥行きをそれぞれ記憶する(ブロックB314及びブロックB315)。
さらに、物体測定装置100は、フレーム毎の物体106の高さ、幅、及び奥行きを統合し、最終的な物体106の高さ、幅、及び奥行きを決定する(ブロックB312)。物体測定装置100は、決定した物体106の高さ、幅、及び奥行きを出力する(ブロックB313)。
例えば、物体測定装置100は、フレーム毎の物体106の高さ、幅、及び奥行きの平均、または外れ値を除去した平均、中間値などを最終的な物体106の高さ、幅、及び奥行きとして決定してもよい。
上記したように、物体測定装置100は、ベルトコンベア等で搬送中の物体から距離画像を複数フレーム取得する。物体測定装置100は、複数フレームの距離画像から複数の3次元形状データを生成する。さらに、物体測定装置100は、複数の3次元形状データに基づいて物体106の高さ、幅、及び奥行きを算出する。これにより、物体測定装置100は、より高い精度で物体を測定することができる。この結果、より高い精度で物体を測定することができる物体測定装置、及び物体測定方法を提供することができる。
また、上記のように構成された物体測定装置100は、他視点から取得した距離画像に基づいて形状データを生成することができる。この為、物体測定装置100は、従来のラインレーザ方式を用いた装置に比べて、より距離分解能の低いセンサを距離画像センサとして用いることができ、且つより高い精度で物体を測定することができる。
なお、物体測定装置100は、個々の処理の間にデータの入出力の関係がない場合、上記の処理の順番を入れ換えて実行してもよい。たとえば、物体測定装置100は、形状データからの平面検出を先に行い、その後で複数の距離画像の位置合わせを行っても良い。
また、物体測定装置100は、物体106の高さ算出の結果に基づいて複数のフレームの情報を統合した後、物体106の側面を選出し、物体106の幅及び奥行きを算出する構成であってもよい。
物体測定装置100は、必要に応じて、上記の採寸処理に用いた距離画像、3次元形状データ、距離画像と同時に撮影されたカラー画像などを出力する構成であってもよい。このように、物体の外観の画像などを出力することにより、オペレータが目視で同定、汚れ等の状態変化の検証などを行なう事ができる。
(第2の実施形態)
図6は、データ処理部102の処理の他の例を示す。
なお、ブロックB401乃至ブロックB403は、第1の実施形態のブロックB301乃至ブロックB303と同様の処理であるので、詳細な説明を省略する。また、ブロックB408乃至ブロックB417は、第1の実施形態のブロックB304乃至ブロックB315と同様の処理であるので、詳細な説明を省略する。
データ処理部102は、第1の実施形態と同様に、入力された距離画像から3次元形状データを生成し、複数のセンサデータの位置合わせを行う。
データ処理部102は、生成した3次元形状データに基づいて箱を検出する(ブロックB404)。データ処理部102は、箱の位置及び角度を推定し(ブロックB405)、推定した位置及び角度をブロックB418に保存する。データ処理部102は、ブロックB401乃至ブロックB405の処理を各フレーム毎に実行する(ブロックB406)。
データ処理部102は、例えば、3次元形状データから平面を検出し、床面、物体の上面、物体の側面の候補をそれぞれ選出する。データ処理部102は、互いに直交する3枚の平面がある場合に、箱型物体を検出する。データ処理部102は、箱型物体の平面の位置及び角度に基づいて、箱の位置及び角度を算出する。
データ処理部102は、全てのフレームについて箱検出、位置及び角度の推定、並びに結果の保存を実行した後、フレームを選出する(ブロックB407)。即ち、データ処理部102は、ブロックB418に格納されている各フレーム毎の箱検出の結果に基づいて、所定の条件を満たすフレームを選出する。データ処理部102は、例えば、複数のフレーム間で、位置が搬送速度に関連して連続的でないフレーム、及び、角度が異なるフレームを除外し、残りのフレームを選出する。なお、フレーム除外の基準は、角度だけでもよい。
データ処理部102は、選出されたフレームに対応する3次元形状データを用いて、第1の実施形態のブロックB304乃至ブロックB315と同様の処理で物体の高さ、幅、及び奥行きを算出する。
図7は、複数フレームの距離画像に基づいて生成された3次元形状データの例である。図7に示されるように、物体は、コンベア103上を方向104に向かって搬送されている。3次元形状データ1003は、一定の速度及び角度で方向104に向かって移動している。しかし、3次元形状データ1004は、3次元形状データ1003と角度が異なる。即ち、3次元形状データ1004では、角度ずれが発生している。データ処理部102は、大多数の角度を採用することにより、3次元形状データ1004が生成されたフレームを測定対象のフレームから除外する。
上記したように、物体測定装置100は、位置及び角度ずれのあるフレームを検知し、測定対象のフレームから除外することができる。この結果、より高い精度で物体を測定することができる物体測定装置、及び物体測定方法を提供することができる。
(第3の実施形態)
図8は、データ処理部102の処理の他の例を示す。
なお、ブロックB503乃至ブロックB510は、第1の実施形態のブロックB302乃至ブロックB309と同様の処理であるので、詳細な説明を省略する。また、ブロックB512乃至ブロックB517は、第1の実施形態のブロックB310乃至ブロックB315と同様の処理であるので、詳細な説明を省略する。
データ処理部102は、ブロックB501で距離画像が入力された場合、距離画像に距離画像センサ101で撮像された時刻を示すタイムスタンプ(タイムスタンプ情報)を付加する(ブロックB502)。
データ処理部102は、第1の実施形態のブロックB302乃至ブロックB309と同様の処理で、距離画像から3次元形状データを生成する。さらに、データ処理部102は、位置合わせ、平面の検出、及び物体の高さの採寸を実行する。
さらに、データ処理部102は、物体の側面を選出し(ブロックB509)、対面する側面の対を選出する(ブロックB510)。
データ処理部102は、タイムスタンプ情報を利用して、物体側面の位置を修正する(ブロックB511)。異なる距離画像センサ101により撮影された距離画像は、距離画像センサ101間で同期していない場合、同フレームのものであっても同じタイミングで撮影されたものとは限らない。この為、図9に示されるように、異なる距離画像センサ101により撮影された物体の側面の位置が、同じフレームであってもずれる場合がある。
図9に示されるように、物体は、コンベア103上を方向104に向かって搬送されている。図9の例では、距離画像センサ101Aにより撮影された物体の平面1205と、距離画像センサ101Bにより撮影された物体の平面1206との間に、ずれ1207が生じている。このずれ1207は、物体の搬送速度×距離画像センサ101Aと距離画像センサ101Bとの撮像タイミングのずれである。このずれ1207により、算出された平面間距離1208と、本来の平面間距離1209との間に誤差が生じる。
そこで、データ処理部102は、タイムスタンプ情報と、物体の搬送速度とに基づいて、片方の平面の位置を補正する。即ち、データ処理部102は、一方の距離画像センサ101により距離画像に基づいて検出された平面の位置を、他方の距離画像センサ101により距離画像が取得されたタイミングでの平面の位置と一致するように補正する。
ここで、異なる距離画像センサ101間の撮影時刻の差は、距離画像センサ101間の撮影時刻のずれと、フレーム間の撮影時刻のずれから生じる。対象物体は時間とともに一定の方向104に移動していく。この為、データ処理部102は、物体の搬送速度が既知である場合、タイムスタンプ情報から得られるフレーム間の撮影時刻の差に基づいてフレーム間のずれを算出することができる。
また、両方の距離画像センサ101が同じ撮影間隔を持つ場合、距離画像センサ101間の撮影時刻の差は、常に一定である。この為、データ処理部102は、基準物体を予めベルトコンベアに流すことにより、距離画像センサ101間の撮影時刻の差を算出することができる。
たとえば、平面で構成される基準物体をベルトコンベアで移動させながら距離画像センサ101により撮影する。データ処理部102は、2台の距離画像センサ101で同じ面が撮影されたフレームを選ぶ。データ処理部102は、片方の距離画像センサ101により取得されたデータに基づいて検出された平面を、物体の搬送方向に沿ってずらす。データ処理部102は、検出された平面が、他方の距離画像センサ101により取得されたデータに基づいて検出された平面と一致する移動量を算出する。これにより、データ処理部102は、距離画像センサ101間の撮影時刻の差に起因するずれを補正する為の移動量を算出することができる。
また、サイズが既知の箱型の基準物体をベルトコンベアで移動させながら距離画像センサ101により撮影する。データ処理部102は、2台の距離画像センサ101により検出された対向する1対の側面が撮影されたフレームを選ぶ。データ処理部102は、選んだ平面を物体の搬送方向に沿ってずらすことによって平面間距離が既知である基準物体の寸法と一致する移動量を算出する。データ処理部102は、この移動速度に基づいて、距離画像センサ101間の撮影時刻の差を算出することができる。
また、データ処理部102は、ベルトコンベア103により搬送される物体の撮影中に、2台の距離画像センサ101で共通する平面または点が撮影されたフレームが検出された場合、距離画像センサ101間の撮影時刻の差を上記の方法により逐次算出する構成であってもよい。この場合、データ処理部102は、算出された撮影時刻の差を逐次更新することができる。さらに、データ処理部102は、この撮影時刻の差に起因する移動量を対応付けて記憶する構成であってもよい。この場合、データ処理部102は、補正に用いる移動量を直接メモリから読出し、補正を行うことができる。即ち、データ処理部102は、異なる距離画像センサ101で取得された距離画像から生成された複数の形状データで共通する平面または点などの座標の差に基づいて、異なるフレームの間、またはセンサ間の物体の移動量を算出する。データ処理部102は、算出した移動量に基づいて、平面の位置を補正することができる。
データ処理部102は、補正後の平面の位置に基づいて、第1の実施形態のブロックB310乃至ブロックB315と同様の処理により平面間の距離を算出する。これにより、データ処理部102は、より正確に物体の幅、及び奥行きを算出することができる。
なお、タイムスタンプ情報が得られない場合、データ処理部102は、タイムスタンプ情報の代わりに、3次元形状データを用いて撮影の時間差に起因する移動量を算出する構成であってもよい。
まず、データ処理部102は、各フレームで検出された物体の側面、または側面のエッジを抽出する。即ち、データ処理部102は、移動方向の位置が一意に決まる要素を抽出する。法線方向と移動方向が平行に近い平面の場合、データ処理部102は、平面パラメータから平面自体の移動量を算出することができる。
また、法線方向と移動方向が垂直に近い場合、データ処理部102は、平面の端の位置を用いることにより、平面の移動量を算出することができる。
例えば、図10に示されるように、データ処理部102は、それぞれの平面、及び平面の端などの要素1304、1305及び1306を、フレーム間で対応づける。データ処理部102は、フレーム間での上記の要素1304、1305及び1306の移動量1307、1308、及び1309をそれぞれ算出する。
即ち、データ処理部102は、要素1304のフレーム間における移動量1307を算出する。また、データ処理部102は、要素1305のフレーム間における移動量1308を算出する。また、データ処理部102は、要素1306のフレーム間における移動量1309を算出する。
さらに、データ処理部102は、複数の要素の移動量を用いて、物体のフレーム間の移動量1310を算出する。例えば、データ処理部102は、移動量1307、1308、及び1309の平均、外れ値を除去した平均、または中間値などを物体のフレーム間の移動量1310として算出する。
さらに、データ処理部102は、物体の移動量を既知である撮影間隔当りの移動量1311の倍数に量子化する。これにより、データ処理部102は、要素1304、1305、及び1306の検出の誤差の影響を除くことができる。この結果、データ処理部102は、より正確なフレーム間の移動量1312を算出することができる。なお、撮影間隔は、1つの距離画像センサ101により距離画像をキャプチャするタイミングの間隔を示す。即ち、撮影間隔はほぼ等間隔である。この為、物体の搬送速度が一定であり、且つ既知である場合、撮影間隔あたりの移動量1311は、一定である。
また、フレーム間隔は、データ処理部102が入力インターフェース201を介して距離画像センサ101から距離画像を取得する間隔である。なお、データ処理部102のリソースの配分によっては、データ処理部102は、距離画像センサ101がキャプチャしたすべての距離画像を取得するわけではない。即ち、データ処理部102は、取得した画像から推定された移動量1310が距離画像センサ101の撮影間隔の何個分かを推定する。データ処理部102は、推定した値を正しいフレーム間隔として、物体の移動量1311を算出する。
上記したように、物体測定装置100は、既知の撮影間隔あたりの移動量を用いてフレーム間の移動量を量子化することにより、距離画像センサ101間の同期ずれにより発生する採寸誤差を低減することができる。この結果、より高い精度で物体を測定することができる物体測定装置、及び物体測定方法を提供することができる。
(第4の実施形態)
図11は、データ処理部102の処理の他の例を示す。
なお、ブロックB603乃至ブロックB612は、第1の実施形態のブロックB302乃至ブロックB311と同様の処理であるので、詳細な説明を省略する。
データ処理部102は、ブロックB601で距離画像が入力された場合、距離画像に距離画像センサ101で撮像された時刻を示すタイムスタンプ(タイムスタンプ情報)を付加する(ブロックB602)。
データ処理部102は、第1の実施形態のブロックB302乃至ブロックB311と同様の処理で、距離画像から3次元形状データを生成する。さらに、データ処理部102は、位置合わせ、平面の検出、及び物体の高さの採寸を実行する。データ処理部102は、各フレームに基づいて実行された高さの採寸の結果をメモリに保存する(ブロックB319)。
さらに、データ処理部102は、物体の側面を選出し(ブロックB609)、対面する側面の対を選出する(ブロックB610)。データ処理部102は、選出した側面を示す情報と、タイムスタンプ情報とをメモリに保存する(ブロックB318)。例えば、データ処理部102は、選出した側面の位置(座標)と、タイムスタンプ情報とを対応付けて側面情報としてメモリに保存する。
データ処理部102は、選出した対面する側面の対に基づいて、物体の奥行き及び幅を採寸する(ブロックB611)。データ処理部102は、各フレームに基づいて実行された物体の奥行き及び幅の採寸の結果をメモリに保存する(ブロックB320)。
データ処理部102は、ブロックB318で記憶されている複数の側面情報から、異なるフレームで検出され、且つ対面する側面の対を1組以上選出する(ブロックB613)。即ち、データ処理部102は、異なるフレームで検出され、且つ法線方向が逆向きで平行な平面の対を、対面する側面の対として選出する。
データ処理部102は、選出した側面の側面情報に対応付けられているタイムスタンプ情報に基づいて、側面の位置を修正する(ブロックB614)。
図12に示されるように、コンベア103により搬送されている測定対象の物体は、時間とともに一定の方向104に搬送されている。搬送速度が既知である場合、データ処理部102は、距離画像毎のタイムスタンプ情報に基づいて、フレーム間の撮影時刻の差を認識する。さらにデータ処理部102は、フレーム間の撮影時刻の差に基づいて、フレーム間の移動量1107を算出することができる。
データ処理部102は、平面の位置を、方向104に沿って移動量1107だけ移動させることにより、異なるフレーム間の対面する平面の対の位置関係を推定することができる。たとえば、時刻tに撮影された平面1105は、時刻t+Δには、時刻の差Δ分の移動量を足した位置1108に存在すると推定される。
データ処理部102は、位置修正後の対面する側面の対を用いて、物体の幅、及び奥行きを算出する(ブロックB615)。即ち、データ処理部102は、平面1105と対面し、且つ時刻t+Δに撮影された平面1106を選出する。データ処理部102は、選出した平面1106と、平面1105の時刻t+Δにおける位置1108との距離を算出することにより、物体の幅、または奥行きなどの採寸値1109を算出することができる。データ処理部102は、算出した物体の幅、及び奥行きメモリに保存する(ブロックB320)。
データ処理部102は、ブロックB319及びブロックB320で保存された物体の高さ、幅、及び奥行きの採寸結果を統合し、最終的な物体の高さ、幅、及び奥行きを決定する(ブロックB616)。データ処理部102は、決定した物体の高さ、幅、及び奥行きを出力する(ブロックB617)。
上記したように、物体測定装置100は、異なる複数のフレームから対となる側面を選出し、選出した側面の位置をタイムスタンプ情報に基づいて修正する。物体測定装置100は、位置が修正された側面の対の間の距離から物体の幅または奥行きを算出する。この場合、物体測定装置100は、より多くの方向から撮影されたデータに基いて側面の対を選出することができる。この結果、採寸対象をより確実に検出することができる。この結果、より高い精度で物体を測定することができる物体測定装置、及び物体測定方法を提供することができる。
(第5の実施形態)
図13は、データ処理部102の処理の他の例を示す。
なお、ブロックB701乃至ブロックB711は、第1の実施形態のブロックB301乃至ブロックB311と同様の処理であるので、詳細な説明を省略する。
データ処理部102は、第1の実施形態と同様に、入力された距離画像から3次元形状データを生成し、複数のセンサデータの位置合わせを行う。
さらに、データ処理部102は、平面を検出し、検出した平面のうちで対になる平面をそれぞれ選出し、平面間の距離に基づいて物体の高さ、奥行き、及び幅を算出する。データ処理部102は、各フレーム毎に物体の高さ、奥行き、及び幅を算出し、高さの採寸結果をブロックB715でメモリに保存し、奥行き及び幅の採寸結果をブロックB716でメモリに保存する。
さらに、データ処理部102は、フレームごとの高さの採寸結果と、幅及び奥行きの採寸結果と、を補正する(ブロックB712)。
物体は、図14に示されるように、コンベア103上を方向104に向かって搬送される。物体は、コンベア103の端部からの距離1403、及びコンベア103による搬送方向104に対する角度1404がばらつく可能性が高い。また、物体の高さ、幅、及び奥行きの採寸結果は、距離1403及び/または角度1404に応じて一定の規則性を持ってばらつく可能性が高い。
そこで、データ処理部102は、物体のコンベア103に対する距離(位置)1403及び/または採寸対象の面の搬送方向104に対する角度1404に基づいて、物体の高さ、幅、及び奥行きの採寸結果を補正する。
データ処理部102は、位置1403及び角度1404を変数として、採寸値の補正量を出力する。データ処理部102は、例えば回帰分析などにより補正を実行する。
たとえば、寸法が既知の物体(サンプル)がコンベア103上を搬送方向104に沿って搬送された場合の採寸結果に基づいて、補正式を生成する。例えば、搬送方向104を軸とする物体の中心の座標値Xを説明変数とし、補正量Eを目的変数とする。即ち、データ処理部102は、高さ、幅、または奥行きの採寸結果と真値との差を目的変数として、3次の多項式E=A・X+B・X+C・X+Dの係数A,B,C,Dを回帰分析により算出する。
例えば、サンプルの採寸結果がグラフ1405Aのようにプロットされた場合、データ処理部102は、補正式1407を算出する。即ち、データ処理部102は、物体の位置1403に応じて3次関数的に変動する補正量を用いて、物体の高さ、幅、または奥行きの採寸結果を補正する。
また、例えば、サンプルの採寸結果がグラフ1405Bのようにプロットされた場合、データ処理部102は、補正式1408を算出する。即ち、データ処理部102は、物体の位置1403に応じて1次関数的に変動する補正量を用いて、物体の高さ、幅、または奥行きの採寸結果を補正する。
また、例えば、搬送方向104に対する採寸対象の面の角度θ1404を説明変数とし、補正量Eを目的変数とする。この場合、データ処理部102は、三角関数A・sinθ+B・cosθ+Cの係数A,B,Cを回帰分析により算出する。
例えば、サンプルの採寸結果がグラフ1406のようにプロットされた場合、データ処理部102は、補正式1409を算出する。即ち、データ処理部102は、採寸対象の面と搬送方向104とが成す角度1404に応じて三角関数に変動する補正量を用いて、物体の高さ、幅、または奥行きの採寸結果を補正する。
なお、回帰式は上記の形式に限られるものではなく、n次の多項式、三角関数、及びそれらの組み合わせのどれでもよい。例えば、データ処理部102は、オペレータによりデータ分布が目視で確認された結果をインターフェースを介して受け取り、受け取った結果に基づいて補正式として用いる回帰式を決定する構成であってもよい。また、データ処理部102は、データ分布と複数の形式(基準モデル)とを比較し、最もフィッティグする形式を補正式に採用する構成であってもよい。
データ処理部102は、ブロックB712で補正された物体の高さ、幅、及び奥行きの採寸結果を統合し、最終的な物体の高さ、幅、及び奥行きを決定する(ブロックB713)。データ処理部102は、決定した物体の高さ、幅、及び奥行きを出力する(ブロックB714)。
上記したように、物体測定装置100は、物体の位置及び/または角度に基づいて採寸結果を補正する。これにより、物体測定装置100は、物体の搬送状態により発生する採寸結果の誤差を補正することができる。
また、物体の位置及び角度に基づいて採寸結果を補正する場合、物体測定装置100は、距離画像センサ101の位置及び角度が変更されたとしても、変更前との差分を補正することができる。この為、物体測定装置100は、設定値を調整することなく高い精度で物体を採寸することができる。
この結果、より高い精度で物体を測定することができる物体測定装置、及び物体測定方法を提供することができる。
なお、データ処理部102は、補正式を用いて補正するのではなく、位置毎または角度毎に予め設定された補正量を用いて採寸結果を補正する構成であってもよい。
また、データ処理部102は、角度1404に従って採寸結果を補正し、補正された採寸結果を位置1403に従ってさらに補正する構成であってもよい。なお、データ処理部102は、採寸結果を位置1403に従って補正し、補正された採寸結果を角度1404に従ってさらに補正する構成であってもよい。
データ処理部102は、補正された採寸結果を用いて補正式の係数を逐次調整する構成であってもよい。例えば、データ処理部102は、補正された採寸結果と真値との差(補正量)をグラフ1405またはグラフ1406のようにプロットする。データ処理部102は、プロットの集合を近似する関数を抽出し、抽出した関数を補正式として用いる構成であってもよい。このような構成によると、データ処理部102は、より精度の高い補正式を算出することができる。
次に、上記の各実施形態における物体測定装置100の距離画像センサ101とコンベア103との配置の関係について説明する。
図15は、物体測定装置100の構成の一部の例を示す。
図15の例によると、1対の距離画像センサ101A及び101Bは、コンベア103の搬送方向104に対してそれぞれ所定の角度を成すように設けられている。この場合、距離画像センサ101A及び101Bの両方で撮影される範囲1503と、距離画像センサ101A及び101Bのいずれか一方でしか撮影されない範囲1504とが生じる。
対の距離画像センサ101A及び101Bとコンベア103の搬送方向104とがそれぞれ所定の角度(鋭角)を成すように設けられている場合、距離画像センサ101A及び101Bの両方で撮影される範囲1503がより大きくなる。これにより、物体測定装置100は、少ない距離画像センサでより広く、且つ死角が少ない状態で距離画像を取得することができる。
物体がコンベア103により搬送される場合、物体は、まず、距離画像センサ101Aの撮像範囲1504に入る。距離画像センサ101Aは、物体の距離画像を撮像することができる。次に、物体は、距離画像センサ101A及び101Bの共通の撮像範囲1503に入る。距離画像センサ101A及び101Bは、物体の距離画像を撮像することができる。即ち、対抗するように設けられた距離画像センサ101A及び101Bは、物体の両側を同時に撮影することができる。
さらに、物体は、距離画像センサ101Aの撮像範囲から出て距離画像センサ101Bの撮像範囲1504に入る。距離画像センサ101Bは、物体の距離画像を撮像することができる。
図15の例では、距離画像センサ101Aは、形状1507から距離画像を取得することができる。また、距離画像センサ101Bは、形状1508から距離画像を取得することができる。上記したように、物体測定装置100は、両センサにより取得された距離画像に基づいて対向する平面を選出し、物体の幅1501または奥行き1502を測定することができる。
距離画像センサ101A及び101Bがパターン光透過方式で距離画像を取得する構成である場合、共通の範囲1503には、距離画像センサ101A及び101Bの両方からパターン光が照射される。この為、検出の精度が低下する可能性がある。しかし、上記のように、物体が共通ではない範囲1504と共通の範囲1503との両方を通過するように距離画像センサ101A及び101Bが設けられている場合、距離画像センサ101A及び101Bは、パターン光が重ならない範囲1504から距離画像を取得することができる。これにより、距離画像センサ101A及び101Bは、距離画像の検出の精度を高めることができる。
また、データ処理部102は、上記の第2の実施形態及び第3の実施形態とは異なる方法で平面の位置ずれを補正する構成であってもよい。
例えば、図16に示されるように、距離画像センサ101Aが距離画像を取得し、所定時間後に距離画像センサ101Bが距離画像を取得する構成であるとする。この場合、データ処理部102は、距離画像センサ101Aにより取得した距離画像に基づいて形状データ1607を生成することができる。また、データ処理部102は、距離画像センサ101Bにより取得した距離画像に基づいて形状データ1608を生成することができる。
なお、距離画像センサ101Aと距離画像センサ101Bとは、距離画像の取得タイミングがずれている為、コンベア103の搬送速度×差分時間に応じた座標ずれ1601が形状データ1607と形状データ1608との間に生じる。なお、距離画像センサ101Aと距離画像センサ101Bとの撮像タイミングの差は常に一定である。データ処理部102は、距離画像を取得する順番を距離画像センサ101Aと距離画像センサ101Bとでフレーム毎に交互に入れ替え、採寸結果を統合することにより、撮像タイミングの差に起因する位置ずれを補正することができる。
まず第1のフレームで、データ処理部102は、距離画像センサ101Aから距離画像を取得し、次に距離画像センサ101Bから距離画像を取得する。
図17に示されるように、データ処理部102は、第1のフレームで距離画像センサ101Aから取得した距離画像に基づいて、形状データ1707Aを生成する。また、データ処理部102は、第1のフレームで距離画像センサ101Bから取得した距離画像に基づいて、形状データ1708Aを生成する。データ処理部102は、形状データ1707Aと形状データ1708Aとに基づいて、奥行き1306A及び幅1307Aを算出する。
さらに、データ処理部102は、第2のフレームで、まず距離画像センサ101Bから距離画像を取得し、次に距離画像センサ101Aから距離画像を取得する。
データ処理部102は、第2のフレームで距離画像センサ101Aから取得した距離画像に基づいて、形状データ1707Bを生成する。また、データ処理部102は、第2のフレームで距離画像センサ101Bから取得した距離画像に基づいて、形状データ1708Bを生成する。データ処理部102は、形状データ1707Bと形状データ1708Bとに基づいて、奥行き1306B及び幅1307Bを算出する。
形状データは、第1のフレームと第2のフレームとでずれる方向が逆方向になる。そこで、データ処理部102は、第1のフレームに基づいて算出した採寸結果と、第2のフレームに基づいて算出した採寸結果との平均を算出する。即ち、データ処理部102は、奥行き1306Aと奥行き1306Bとの平均値を、物体の奥行き1306として決定する。また、データ処理部102は、幅1307Aと幅1307Bとの平均値を、物体の幅1307として決定する。このように、データ処理部102は、フレーム間における撮像タイミングのずれに起因する位置ずれを補正することができる。
さらに、データ処理部102は、3次元形状データにカラー画像または輝度画像などのテクスチャを貼り付ける構成であってもよい。
データ処理部102は、上記のいずれかの実施形態の方法により、3次元形状データを生成する。さらに、データ処理部102は、3次元形状データの生成に用いられた距離画像と同時に撮像されたカラー画像を読み出す。データ処理部102は、3次元形状データの平面に対応する領域の画像を読み出したカラー画像から切り出す。これにより、データ処理部102は、3次元形状データの各平面に貼り付けるテクスチャデータを生成することができる。データ処理部102は、生成したテクスチャデータを3次元形状データに貼り付ける。これにより、データ処理部102は、図18に示されるように、操作により回転可能な3次元オブジェクト1801を生成することができる。
データ処理部102は、例えば、レジストレーションを実行することにより、テクスチャデータと3次元形状データとで重なる位置を特定することができる。即ち、データ処理部102は、テクスチャデータ上で特徴点を検出し、検出した特徴点に対応する点を3次元形状データ上で検出する。これにより、データ処理部102は、テクスチャデータを貼り付ける位置を特定することができる。
また、データ処理部102は、生成した3次元オブジェクトを何らかのインターフェースを介して出力しても良い。さらに、データ処理部102は、3次元オブジェクト上に算出した幅、高さ、及び奥行きなどを示す情報を付加して出力する構成であってもよい。これにより、物体測定装置100は、物体上で幅、奥行き、及び高さとして採寸された箇所をオペレータに容易に認識させることができる。
なお、処理の順番は、入れ替わっても良い。即ち、データ処理部102は、上記説明のように平面が検出された後で、平面に対応するカラー画像を抽出する構成であってもよい。また、データ処理部102は、形状データを生成する段階で、カラー画像の画素に対応する3次元空間中の点の座標を特定し、特定した座標に上記のカラー画像の画素を貼り付ける構成であってもよい。
また、データ処理部102は、平面の検出後であれば、どのタイミングで平面のフレーム間の位置合わせを行う構成であってもよい。たとえば、データ処理部102は、物体上面が選出された直後に、物体上面の位置とテクスチャ情報とを用いて位置合わせを行う構成であってもよい。また、2組以上の平面を使う場合、計測誤差等により求められる位置角度が同じでない場合がある。この場合、データ処理部102は、位置角度の平均を用いることにより、形状データの全体の位置(座標)を算出することができる。
なお、上記の第2及び第3の実施形態では、データ処理部102は、タイムスタンプ情報に基づいてフレーム間または撮影間隔当たりの移動量を算出し、この移動量に基づいて測定対象の平面の位置を補正し、補正された平面に基づいて採寸を行う構成であると説明したが、この構成に限定されない。データ処理部102は、移動量に基づく補正を行わずに採寸を行い、採寸結果を上記の移動量に基づいて補正する構成であってもよい。
例えば、図14の角度1404をθとした場合、データ処理部102は、cosθ×移動量(移動量=搬送速度×撮影時刻の差)を採寸結果に加算または減算することにより、平面の位置を補正した場合と同様の補正結果を算出することができる。なお、データ処理部102は、基準となる平面によって、採寸結果からcosθ×移動量を加算するか減算するか切り替える。即ち、データ処理部102は、移動させる平面に応じて採寸結果からcosθ×移動量を加算するか減算するか切り替える。
なお、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
なお、以下に出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
前記形状データから前記物体上の測定対象を検出する測定対象検出手段と、
前記測定対象を測定する測定手段と、
を具備する物体測定装置。
[C2]
前記測定対象検出手段は、前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を採寸する、C1に記載の物体測定装置。
[C3]
前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
前記形状データ生成手段は、前記複数フレームの距離画像に基づいて複数の形状データを生成し、
前記測定手段は、前記複数の形状データで前記測定対象の前記搬送路の搬送方向と直交する方向における位置、または前記搬送方向に対する前記測定対象の角度が他のフレームと一致するフレームを特定し、特定したフレームから生成された前記形状データに基づいて、前記測定対象を測定する、
C2に記載の物体測定装置。
[C4]
前記形状データ生成手段は、前記複数の画像取得手段により前記距離画像が取得されたタイミングの差と、前記搬送路の搬送速度とに基づいて、前記形状データの前記測定対象の座標を補正する、C2に記載の物体測定装置。
[C5]
前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
前記形状データ生成手段は、
前記複数フレームの距離画像に基づいて複数の形状データを生成し、
生成した形状データに基づいて、1フレーム間の移動量を推定し、
推定した移動量を予め設定された基準に基づいて量子化し、
前記物体の1フレーム間の移動量を特定し、
特定した1フレーム間の移動量に基づいて、前記形状データの前記測定対象の座標を補正する、
C2に記載の物体測定装置。
[C6]
前記形状データ生成手段は、前記測定対象の前記搬送路の搬送方向と直交する方向における位置、または前記搬送方向に対する前記測定対象の角度と、予め設定された補正値に基づいて、前記測定手段による測定結果を補正する、C2に記載の物体測定装置。
[C7]
前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
前記形状データ生成手段は、異なるフレームの距離画像から形状データを生成し、生成した形状データの前記測定対象の座標を前記異なるフレームの間の移動量に基づいて補正する、
C2に記載の物体測定装置。
[C8]
前記形状データ生成手段は、前記異なるフレームの間における前記距離画像が取得されたタイミングの差と、前記搬送路の搬送速度とに基づいて、前記移動量を算出する、C7に記載の物体測定装置。
[C9]
前記形状データ生成手段は、異なる画像取得手段により取得された複数の距離画像から生成された形状データで共通する平面の座標の差に基づいて、前記移動量を算出する、C5または7に記載の物体測定装置。
[C10]
前記形状データ生成手段は、前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像であって、前記複数の画像取得手段の撮像範囲が重複しない範囲で取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する、C2に記載の物体測定装置。
[C11]
前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
前記形状データ生成手段は、前記複数の画像取得手段で距離画像の取得の順序が入れ替えられた複数フレームの距離画像のそれぞれに基づいて第1及び第2の形状データを生成し、
前記測定手段は、前記第1の形状データの測定結果と、前記第2の形状データの測定結果との平均値を算出する、
C2に記載の物体測定装置。
[C12]
前記画像取得手段は、前記距離画像と同時に可視画像を取得し、
前記形状データ生成手段は、前記画像取得手段により取得された前記可視画像を前記形状データに貼り付け、前記可視画像が貼り付けられた形状データを出力する、
C1に記載の物体測定装置。
[C13]
物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段を備える物体測定装置に用いられる物体測定方法であって、
前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを前記物体測定装置により生成し、
前記形状データから前記物体上の測定対象を前記物体測定装置により検出し、
前記測定対象を前記物体測定装置により測定する、
物体測定方法。
100…物体測定装置、101…距離画像センサ、102…データ処理部、103…コンベア、201…入力インターフェース、202…形状データ生成部、203…位置合わせ部、204…平面検出部、205…平面選出部、206…採寸処理部。

Claims (11)

  1. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
    前記形状データ生成手段は、前記複数フレームの距離画像に基づいて複数の形状データを生成し、
    前記測定手段は、前記複数の形状データで前記測定対象の前記搬送路の搬送方向と直交する方向における位置、または前記搬送方向に対する前記測定対象の角度が他のフレームと一致するフレームを特定し、特定したフレームから生成された前記形状データに基づいて、前記測定対象を測定する、
    物体測定装置。
  2. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記形状データ生成手段は、前記複数の画像取得手段により前記距離画像が取得されたタイミングの差と、前記搬送路の搬送速度とに基づいて、前記形状データの前記測定対象の座標を補正する物体測定装置。
  3. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
    前記形状データ生成手段は、
    前記複数フレームの距離画像に基づいて複数の形状データを生成し、
    生成した形状データに基づいて、1フレーム間の移動量を推定し、
    推定した移動量を予め設定された基準に基づいて量子化し、
    前記物体の1フレーム間の移動量を特定し、
    特定した1フレーム間の移動量に基づいて、前記形状データの前記測定対象の座標を補正する物体測定装置。
  4. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記形状データ生成手段は、前記測定対象の前記搬送路の搬送方向と直交する方向における位置、または前記搬送方向に対する前記測定対象の角度と、予め設定された補正値に基づいて、前記測定手段による測定結果を補正する物体測定装置。
  5. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
    前記形状データ生成手段は、異なるフレームの距離画像から形状データを生成し、生成した形状データの前記測定対象の座標を前記異なるフレームの間の移動量に基づいて補正する物体測定装置。
  6. 前記形状データ生成手段は、前記異なるフレームの間における前記距離画像が取得されたタイミングの差と、前記搬送路の搬送速度とに基づいて、前記移動量を算出する、請求項5に記載の物体測定装置。
  7. 前記形状データ生成手段は、異なる画像取得手段により取得された複数の距離画像から生成された形状データで共通する平面の座標の差に基づいて、前記移動量を算出する、請求項3または5に記載の物体測定装置。
  8. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記形状データ生成手段は、前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像であって、前記複数の画像取得手段の撮像範囲が重複しない範囲で取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する物体測定装置。
  9. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
    前記形状データ生成手段は、前記複数の画像取得手段で距離画像の取得の順序が入れ替えられた複数フレームの距離画像のそれぞれに基づいて第1及び第2の形状データを生成し、
    前記測定手段は、前記第1の形状データの測定結果と、前記第2の形状データの測定結果との平均値を算出する物体測定装置。
  10. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段と、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記距離画像に基づいて形状データを生成する形状データ生成手段と、
    前記形状データから前記物体上の測定対象を検出する測定対象検出手段と、
    前記測定対象を測定する測定手段と、
    を具備し、
    前記画像取得手段は、前記距離画像と同時に可視画像を取得し、
    前記形状データ生成手段は、前記画像取得手段により取得された前記可視画像における点に対応する前記形状データ上の点を検出し、前記形状データ上の点の検出結果に応じて前記可視画像を前記形状データに貼り付け、前記可視画像が貼り付けられた形状データを出力する物体測定装置。
  11. 物体が搬送される搬送路を挟むように設けられ、前記搬送路により搬送されている前記物体から距離画像を取得する複数の画像取得手段を備える物体測定装置に用いられる物体測定方法であって、
    前記画像取得手段は、前記搬送路により搬送されている前記物体から連続して複数フレームの距離画像を取得し、
    前記複数の画像取得手段により取得された前記複数フレームの距離画像に基づいて形状データを前記物体測定装置により生成し、
    前記形状データに基づいて対向する平面を検出し、対向する平面間の距離を前記物体上の測定対象として前記物体測定装置により検出し、
    前記複数の形状データで前記測定対象の前記搬送路の搬送方向と直交する方向における位置、または前記搬送方向に対する前記測定対象の角度が他のフレームと一致するフレームを特定し、特定したフレームから生成された前記形状データに基づいて、前記測定対象を前記物体測定装置により測定する、
    物体測定方法。
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