JP6026181B2 - 容器入り食品及びその生産方法 - Google Patents

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本発明は、ゲル化物と液状物を容器に充填し、ストローによる吸引飲食用とした容器入り食品に関する。
この種の容器入り食品として、本出願人による下記特許文献1及び2が知られている。これによれば、例えば、ゲル化物としてコーヒーゼリーを、液状物としてクリームを容器に充填するとともに該コーヒーゼリーに対してクリームを、マーブル状を呈して独立又は連続した大小適宜の塊状に封入配置したものとされ、その生産方法は、例えば、容器に先行して容器内ゲル化開始用のゲル化物溶液を充填する先行充填工程と、後続して冷却液状物を充填する後続充填工程を備え、該後続充填工程を、ゲル化物溶液に向けて冷却液状物を加圧充填することによって、ゲル化物溶液を撹拌しその未ゲル化部位に選択的に入り込んだ冷却液状物によって未ゲル化部位をゲル化して、上記塊状の封入配置を行うものとされる。
特開2008−295453号公報 特開2009−5693号公報
この場合、ストロー、例えば太軸のストローで吸引飲食することによって、ゲル化物のコーヒーゼリーと液状物のクリームの双方の味覚を同時に味わうことができ、市場に対する訴求力を確保した容器入り食品とすることができるが、ストローによる吸引当初は、例えば、ストローを深く容器の底部近傍に挿入したとき、底部にコーヒーゼリーが位置することが多いことから、コーヒーゼリーのみを単独吸引する傾向を招き易く、コーヒーゼリーとクリームの混合味覚は、その後の吸引によって途中から始まる傾向を招き易い。
しかし乍ら、容器内に充填したゲル化物と液状物の組合せによっては吸引当初から双方が混合した味覚を味わうことが好ましい容器入り食品、例えば、朝食として吸引飲食するように、容器内にゲル化物としてフルーツゼリー、例えばプレパレーション入りのフルーツゼリー、液状物としてヨーグルトを独立して充填することによって、例えば、スプーンで掬って飲食する如くに、吸引飲食の当初から完了まで双方が可及的に混合した味覚を味わうようにするものにあって、先行技術文献1、2によるものは必ずしも適当とはいい難い。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは、ストローによる吸引飲食を行うに際してその当初から終了までゲル化物と液状物の双方が可及的に混合した味覚を味わい得るようにした容器入り食品を提供するにあり、また、その生産方法を提供するにある。
上記課題に沿って検討した結果、ゲル化物と液状物を独立配置するも、液状物を、これらを充填した容器の内壁に沿って上下連続乃至上下断続した適宜形状にゲル化物に対して独立配置したものとすると、容器に挿入したストロー、例えば、太軸のストローによる吸引の開始時点から双方が可及的に混合した味覚を味わう吸引飲食をなし得ることが可能となり、ゲル化物と液状物の組合せの吸引飲食に好適なものとすることができるとの知見を得た。
本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、即ち、請求項1に記載の発明を、ゲル化物であるゼリー2Pa・sから12Pa・sの粘度を有する液状物を容器内に充填してストローによる吸引飲食用とした容器入り食品であって、上記液状物を容器内壁に沿って上下連続、又は、上下断続形状に上記ゼリーに対して独立配置してなることを特徴とする容器入り食品としたものである。
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、上記液状物の独立配置を複数箇所とすることによって、更に、有効且つ確実に双方の味覚が混合した吸引飲食をなし得るものとするように、これを、上記容器内内壁に沿った液状物の独立配置を、相互に分離した容器内の複数箇所としてなることを特徴とする請求項1に記載の容器入り食品としたものである。
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、ゼリー乃至液状物にプレパレーションを混合配置することによって、ゼリーと液状物の組合せに際してその商品価値を更に向上したものとするように、これを、上記ゼリー及び/又は液状物に、果実、野菜等のプレパレーションを混合配置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器入り食品としたものである。
請求項4に記載の発明は、同じく上記に加えて、容器入り食品のゼリーと液状物の組合せを、軽食、例えば朝食やその補助食品として吸引飲食するに適したものとするように、これを、記液状物をヨーグルトとしてなることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の容器入り食品としたものである。
請求項5に記載の発明は、上記容器入り食品の生産方法を提供するように、これを、ゲル化物であるゼリー2Pa・sから12Pa・sの粘度を有する液状物を容器内に充填してストローによる吸引飲食用とした容器入り食品の生産方法であって、容器に先行して容器内ゲル化開始用のゲル化物溶液を充填する先行充填工程と、後続して冷却液状物を充填する後続充填工程を備え、該後続充填工程を、容器内壁に向けて冷却液状物を加圧充填することによって該冷却液状物を容器内壁に沿って上下連続、又は、上下断続形状に上記ゼリーに対して独立配置することを特徴とする容器入り食品の生産方法としたものである。
請求項6に載の発明は、同じく上記に加えて、上記ノズルを、上記冷却液状物の容器内壁に沿う上下連続のバー状、なまこ状、上下断続の団子状乃至これらの部分変形の形状の独立配置を、工場での量産に適して可及的に確実になし得る形態のものとするように、これを、上記後続充填工程の冷却液状物の加圧充填を、容器内周面に向けた傾斜吐出口を備えたノズルを用いて行うことを特徴とする請求項5に記載の容器入り食品の生産方法としたものである。
請求項7に記載の発明は、同じく上記に加えて、ノズルとゼリー溶液又は液状冷却液の接触を避けつつ液状冷却液の加圧充填を衛生的且つノズル洗浄不要としてなし得るものとするように、これを、上記後続充填工程の冷却液状物の加圧充填を、上記ノズルの傾斜吐出口が前記容器の上端よりも相対的に上に位置するように規制して行うことを特徴とする請求項6に記載の容器入り食品の生産方法としたものである。
請求項8に記載の発明は、同じく上記に加えて、上記ノズルが前記容器の上端よりも相対的に上に位置するようにする規制を、定位置のノズルに対して、前記容器を保持したまま前記容器を上昇させることによって可及的簡易且つ確実に行うものとするように、これを、上記ノズルが前記容器の上端よりも相対的に上に位置するように、前記容器を保持したまま前記容器を上昇させることにより規制することを特徴とする請求項7に記載の容器入り食品の生産方法としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから、請求項1に記載の発明は、ゲル化物であるゼリー2Pa・sから12Pa・sの粘度を有する液状物を独立配置するも、液状物を、これらを充填した容器の内壁に沿って上下連続乃至上下断続した適宜形状にゼリーに対して独立配置して、容器に挿入したストロー、例えば、太軸のストローによる吸引の開始時点から双方が可及的に混合した味覚を味わう吸引飲食をなし得るものとして、ゼリーと液状物の組合せの吸引飲食に適した容器入り食品を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、上記液状物の独立配置を複数箇所とすることによって、更に、有効且つ確実に双方の味覚が混合した吸引飲食をなし得るものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、ゼリー及び/又は液状物にプレパレーションを混合配置することによって、ゼリーと液状物の組合せに際してその商品価値を更に向上したものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、同じく上記に加えて、容器入り食品のゼリーと液状物の組合せを、軽食、例えば朝食やその補助食品として吸引飲食するに適したものとすることができる。
請求項5に記載の発明は、上記容器入り食品の生産方法を提供することができる。
請求項6に載の発明は、同じく上記に加えて、上記ノズルを、上記冷却液状物の容器内壁に沿う上下連続のバー状、なまこ状、上下断続の団子状乃至これらの部分変形の形状の独立配置を、工場での量産に適して可及的に確実になし得る形態のものとすることができる。
請求項7に記載の発明は、同じく上記に加えて、ノズルとゲル化物溶液又は液状冷却液の接触を避けつつ液状冷却液の加圧充填を衛生的且つノズル洗浄不要としてなし得るものとすることができる。
請求項8に記載の発明は、同じく上記に加えて、上記ノズルが前記容器の上端よりも相対的に上に位置するようにする規制を、定位置のノズルに対して、前記容器を保持したまま前記容器を上昇させることによって可及的簡易且つ確実に行うものとすることができる。
容器入り食品の外観図である。 充填状態のモデルを示す縦断面図である。 充填状態のモデルを示す横断面図である。 容器入り食品の生産方法を示す工程図である。 容器に対する充填工程の変化を示す説明図である。 冷却液状物を加圧充填するノズルの側面図である。 冷却液状物を加圧充填するノズルの底面図である。 ノズルと容器の関係を示す説明図である。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば、図中Aは容器入り食品であり、該容器入り食品Aは、ゲル化物2と液状物3を、例えば、カップ型の容器1内に充填してストロー12による吸引飲食用としてあり、このとき、上記液状物3は、これを、容器1内壁に沿って上下連続のバー状、なまこ状、上下断続の団子状乃至これらの部分変形の形状に上記ゲル化物2に対して独立配置したものとしてある。
本例にあって、上記ゲル化物2は、これをゼリーとし、上記液状物3は、これをヨーグルトとし、また、上記ゲル化物2及び/又は液状物3、本例にあってはゲル化物2に、果実、野菜等のプレパレーション4を混合配置したものとしてあり、このとき、本例の上記液状物3は、これを容器1内壁に沿う上下連続のバー状、なまこ状乃至これらの部分変形の形状、本例にあっては、例えば、上下連続のバー状乃至なまこ状乃至その部分変形の形状としてあり、また、該液状物3の独立配置は、これを、相互に分離した複数箇所、例えば容器1、特に断面円形のカップ型容器の容器横断方向に対向する対向位置の2箇所としてある。
本例の容器入食品Aは、例えば、ゼリー2と複数箇所のヨーグルト3の容量比率を概ね3:7乃至7:3、好ましくは4:6乃至6:4、特に好ましくは5:5として、充填量を150乃至300cc、例えば180乃至250ccのものとしてある。本例にあっては、ゼリー2を、リンゴプレパレーション4を20wt%程度含んだ状態として上記比率をなすようにしてある。容器1はその上面開口を熱溶着したシール蓋11によって密封してあり、例えば図示省略の透明樹脂キャップによって蓋上部を被覆保護し且つ容器1側面には上記ストロー12を添付したものとしてあり、該ストロー12は、例えば1cm径程度の太軸にして、約2倍程度の長さにスライド伸縮自在としたものとしてある。
本例のゼリー2は、例えば、リンゴ果汁を含むフルーツゼリーとし、上記液状物3は、これを、ゼリー2とともに吸引飲食するに適した粘度のものとしてあり、本例にあって該液状物2に用いたヨーグルト3の粘度は、これを2,000cp(2Pa・s)から12,000cp(12Pa・s)、好ましくは5,000cp(5Pa・s)から9,000cp(9Pa・s)の、比較的粘度が低く容易に吸引し得るものとしてあり、また、上記ゲル化物のゼリー2に混合配置したプレパレーション4は、これを、上記フルーツゼリー2に合せるとともに幾分の食感を得られるように、例えばリンゴプレパレーションを用い、ゼリー2とともに上記ストロー12による吸引飲食に適した数mm角、例えば5mm角程度にダイシングを施したものとしてある。
このように形成することによって容器入り食品Aは、例えば、上記1cm程度の内径を有する太軸のストロー12によって吸引飲食した際に、その吸引圧によってゼリー2、本例にあってはリンゴプレパレーション4を分散したフルーツゼリー2とこれにバランスよく混合した低粘度のヨーグルト3の好ましい風味と味覚を当初から味わうことができるようにしてあり、ストロー12の先端が容器1の底部に位置する場合でも、的確に双方の混合した吸引を行うことができるようにしてあり、例えば、軽食、例えば朝食やその補助食品として吸引飲食するに適したものとしてある。
このとき、液状物のヨーグルト3の独立配置は、上記のように容器1内壁に沿う容器1内の複数箇所に上記バー状乃至なまこ状乃至その部分変形の形状としてあるから、上記ストロー12の吸引に際して、ゼリー2とともに双方からのヨーグルト3を容易且つ確実に吸引して、ゼリー2と混合した好ましい風味を味わうことができるようにしてある。
この容器入り食品Aを、その生産方法によって説明すれば、該生産方法は、これを、ゲル化物2と液状物3を容器1内に充填してストロー12による吸引飲食用とした容器入り食品Aの生産方法として、容器1に先行して容器内ゲル化開始用のゲル化物2溶液を充填する先行充填工程と、後続して冷却液状物3を充填する後続充填工程を備え、該後続充填工程を、容器1内壁に向けて冷却液状物3を加圧充填することによって該冷却液状物3を容器1内壁に沿って上下連続のバー状、なまこ状、上下断続の団子状乃至これらの部分変形、本例にあっては上記なまこ状乃至その部分変形の形状に上記ゲル化物2に対して独立配置するものとしてある。
プレパレーション4を混合配置した本例にあっては、容器に対して合計3次の充填工程を経るものとしてあり、上記先行充填工程、後続充填工程の前に一次充填工程として容器に対してプレパレーション4の充填を施し、次いで上記先行充填工程のゲル化物2溶液の充填、後続充填工程の冷却液状物3の二次及び3次の充填工程を施すものとしてあり、その後にシール蓋11による容器1密封、容器1側面へのストロー12添付、ケース収納、冷却、保管出荷の各工程を経るものとしてある。
一次充填工程のプレパレーション4、二次充填工程、即ち、先行充填工程のフルーツゼリー用としたゲル化物2溶液、三次充填工程、即ち、後続充填工程のヨーグルトとした冷却液状物3は、それぞれ所定の前工程を施したものを用い、容器、本例にあってカップ型の容器1にその開口から各充填機によって充填を行うものとしてある。このとき、プレパレーション4の充填に続く、ゲル化物溶液の先行充填工程は、その充填圧によってプレパレーションを該ゲル化物2溶液中に分散させ、プレパレーション4をゼリー2とともに吸引飲食し得るようにしてあり、また、後続充填工程の冷却液状物3は、その冷却熱、例えば、15℃以下、好ましくは5℃乃至10℃の冷却熱によって先行充填工程の55℃以下、例えば、50℃以下のゲル化開始温度に調整したゲル化物2溶液、本例にあってはプレパレーション4を分散したゼリー2のゲル化を開始し且つ容器1内でこれを完了するものとしてある。
このとき、ゲル化物2溶液、冷却液状物3、本例にあっては更にプレパレーション4は、その比重を可及的に低比重に略等しくして、その容器1への充填を施すものとしてあり、これによって比重差に起因するゲル化物2、液状物3、本例にあってはプレパレーション4の容器1内の偏りを可及的に防止し、好ましい容器1内配置を行うようにしてあり、本例のこれら比重は、例えば、1.1以下、特に1.07乃至1.09程度に規制してその容器1への充填を行って、吸引飲食に際して風味を確保し得るようにこれらの可及的均一な分布をなし得るようにしてある。
上記後続充填工程の冷却液状物3の加圧充填は、これを、容器1内周面に向けた傾斜吐出口52を備えたノズル5を用いて行うものとしてあり、これによって、該ノズル5から連続して吐出する冷却液状物3、即ち、本例にあっては上記粘度のヨーグルトを上記容器1内壁に沿う独立配置を行うようにしてあり、このとき液状物3の吐出をノズル5から容器1に対して上下方向に連続するように行うことによって、上記なまこ状乃至その部分変形の形状のものとすることができる。
本例にあってノズル5は、例えば、ブロック状のステンレス製のノズル本体51に対向一対の傾斜吐出口52を開口設置したものとしてあり、本例にあって該傾斜吐出口52は、水平面に対してその傾斜角度を45°以下、好ましくは20°乃至30°、本例にあっては25°としてある。このとき該ノズル5は、例えば、ノズル本体51の下部を円錐乃至裁底円錐状とし、その円錐の傾斜面に該傾斜角度をなすようにその傾斜吐出口52を透設してあるが、もとよりブロック状のノズル本体の円筒部底部の水平面に対して上記角度の傾斜吐出口を配置することによっても同様に上記独立配置の液状物を形成することができる。
ノズル5からの吐出によって冷却液状物3は、その加圧充填の吐出圧によって容器1の内壁に沿ってゲル化物2溶液に接触しながら降下するところ、ゲル化物2溶液の抵抗を受けて、冷却液状物3の均一な降下が阻害され、その結果、独立配置の形状に部分変形が生じる可能性があるが、例えば、充填容量を上記150乃至300cc程度とすると、容器の高さが高い縦長のカップ形状となって、該部分変形の可能性を招く傾向を生じるが、例えば、充填容量を100cc乃至150cc程度とした寸胴のカップ形状のものとするように容器1高さが比較的低い容器の場合、独立配置の形状に部分変形が見られず、見られても極く僅かとなる傾向がある。
上記後続充填工程の冷却液状物3の加圧充填は、また、これを、上記ノズル5の傾斜吐出口52を容器1直近上位の相対位置関係に規制して行うものとしてあり、このとき本例にあって、該相対位置関係規制は、これを、容器1の上昇保持によって行うものとしてある。これによってノズル5は、容器1の直近上位の開口からゲル化物2溶液の液面上方から容器1内壁に沿った冷却液状物3の吐出を行うとともに該ノズル5のゲル化物2溶液乃至冷却液状物3との接触を避けることができるから、ノズル5の洗浄を行うことなく、冷却液状物3の吐出を継続することが可能となる。
容器1の上昇保持は、容器搬送ラインのノズル5位置で容器載置の載置テーブルを上下にピストン駆動して、これを行えばよく、このとき、該上昇保持は、容器1を数cm、例えば4乃至5cm程度上昇し、冷却液状物3の吐出の間上昇状態を維持し、その後に降下した後、ラインの搬送を継続するようにすればよい。
後続充填工程を経た容器1には、常法に従ってその開口を上記シール蓋11で密封し、吸引飲食用の太軸ストロー12を添付した上、その出荷形態とすればよい。
図示した例は以上の通りとしたが、ゲル化物の片側に液状物を単数配置すること、ゲル化物を、清涼飲料、乳飲料、コンソメ、出汁等をゼリー化したものとし、液状物を粥、とろろ、オートミール等とする如くに、その適宜の組み合わせとすること、プレパレーションを用いるとき、これをオレンジ、キューイ等とし、また、ニンジン、トマト等とする如くに適宜のフルーツ又は野菜とすること、プレパレーションを用いるとき、更に、ハム、ソーセージ、豆腐等を追加的に含むものとすること、容器形状を断面四角形、八角形等の多面体とすること、ストローを別添のものとすること、後続充填工程の冷却液状物の充填に際して、これを断続的に行うことによって液状物の独立配置を上下断続の団子状のもの乃至その部分変形のものとすること、容器の上昇保持に代えてノズルの降下保持による吐出を行うようにすること等を含めて、本発明の実施に当って、容器入り食品、容器、その容量、ゲル化物、液状物、生産方法、そのゲル化物溶液、冷却液状物、先行充填工程、後続充填工程、必要に応じて用いるプレパレーション、ノズル、その傾斜吐出口等の具体的形状、構造、材質、種類、方法、これらの関係、これらに対する付加等は、上記発明の要旨に反しない限り様々な形態とすることができる。
A 容器入り食品
1 容器
11 シール蓋
12 太軸ストロー
2 ゲル化物(フルーツゼリー)
3 液状物(ヨーグルト)
4 プレパレーション
5 ノズル
51 ノズル本体
52 傾斜吐出口

Claims (8)

  1. ゲル化物であるゼリー2Pa・sから12Pa・sの粘度を有する液状物を容器内に充填してストローによる吸引飲食用とした容器入り食品であって、上記液状物を容器内壁に沿って上下連続、又は、上下断続形状に上記ゼリーに対して独立配置してなることを特徴とする容器入り食品。
  2. 上記容器内内壁に沿った液状物の独立配置を、相互に分離した容器内の複数箇所としてなることを特徴とする請求項1に記載の容器入り食品。
  3. 上記ゼリー及び/又は液状物に、果実、野菜等のプレパレーションを混合配置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器入り食品。
  4. 記液状物をヨーグルトとしてなることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の容器入り食品。
  5. ゲル化物であるゼリー2Pa・sから12Pa・sの粘度を有する液状物を容器内に充填してストローによる吸引飲食用とした容器入り食品の生産方法であって、容器に先行して容器内ゲル化開始用のゲル化物溶液を充填する先行充填工程と、後続して冷却液状物を充填する後続充填工程を備え、該後続充填工程を、容器内壁に向けて冷却液状物を加圧充填することによって該冷却液状物を容器内壁に沿って上下連続、又は、上下断続形状に上記ゼリーに対して独立配置することを特徴とする容器入り食品の生産方法。
  6. 上記後続充填工程の冷却液状物の加圧充填を、容器内周面に向けた傾斜吐出口を備えたノズルを用いて行うことを特徴とする請求項5に記載の容器入り食品の生産方法。
  7. 上記後続充填工程の冷却液状物の加圧充填を、上記ノズルが前記容器の上端よりも相対的に上に位置するように規制して行うことを特徴とする請求項6に記載の容器入り食品の生産方法。
  8. 上記ノズルの傾斜吐出口が前記容器の上端よりも相対的に上に位置するように、前記容器を保持したまま前記容器を上昇させることにより規制することを特徴とする請求項7に記載の容器入り食品の生産方法。
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