JP6024294B2 - Dc−dcコンバータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DC−DCコンバータの制御装置に関する。
従来、メインバッテリからDC−DCコンバータを介してサブバッテリに充電する際に、DC−DCコンバータを効率の良い領域で作動させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術は、DC−DCコンバータを高効率の動作点で動作させるために、DC−DCコンバータの出力電流を所定電流値に保つ定電流制御を行う。また、この定電流制御を行なっている時に、第2の電池の充電状態を検出し、定電流制御を維持することができないと判定されると、DC−DCコンバータの制御を、定電圧で一定に保つ定電圧制御に切り換えるようにしたものである。
特開2007−135375号公報
しかしながら、上述の従来技術は、DC−DCコンバータの高効率化のみを目的としているため、負荷への電圧変動が大きくなり、負荷におけるチラツキなど不安定な現象が生じるおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、DC−DCコンバータの高効率化を発揮しつつ、負荷における不安定な現象を抑制することのできるDC−DCコンバータの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のDC−DCコンバータの制御装置は、
メインバッテリからDC−DCコンバータを介してサブバッテリに充電する充電制御を実行する制御部を備え、
前記制御部は、前記充電制御において、前記サブバッテリに電力供給される負荷ごとに、予め、電圧変動による不具合が生じない電圧変動幅である許容電圧変動幅が設定されており、前記充電時の電圧上昇傾きと、前記制御低電圧値とを、駆動する前記負荷の前記許容電圧変動幅の大きさに応じて変化させる変動幅変更制御を実行することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置とした。
本発明のDC−DCコンバータの制御装置では、駆動する負荷の許容電圧変動幅の大きさに応じて、充電時の電圧上昇傾きと、制御低電圧値とを、変化させる変動幅変更制御を実行する。
この制御低電圧値を変化させることにより、負荷に供給される電力の電圧変動幅を変化させることができる。また、電圧上昇傾きを変化させることにより、DC−DCコンバータから負荷と補助バッテリとの電力の供給配分を変化させることができる。
このように、電圧上昇傾きと制御低電圧値との設定を変化させることにより、負荷の許容電圧変動幅を越える電圧変動が生じるのを抑えることが可能であり、電圧変動による不具合の発生を抑えることが可能となる。
実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置を適用した電動車両の電力供給系を示す全体システム構成図である。 DC−DCコンバータの出力電流−効率特性を示す特性図である。 実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置の充電制御の処理の流れを示すフローチャートである。 DC−DCコンバータとサブバッテリと負荷群との電流の流れを示す説明図である。 実施の形態1および比較例の作動例を示すタイムチャートである。 実施の形態1の変動幅変更制御の実行時の作動例を示すタイムチャートである。
以下、本発明のDC−DCコンバータの制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施の形態1に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置を備えた電動車両の全体システム構成図である。
この図に示すように、電動車両は、走行用電動モータ10により駆動輪WL,WRを駆動させて走行する。この電動車両は、走行用電動モータ10の電力供給源側に、メインバッテリとしての強電バッテリ20と、DC−DCコンバータ(以下、単にコンバータと称する)30と、インバータ40とを備えている。
走行用電動モータ10は、車両制御装置50により、走行時、モータトルクやモータ回転数を制御され、制動時には、車両制御装置50からの回生分指令に基づいて、回生制動トルクを制御される。なお、車両制御装置50は、車載されたセンサ群200や、後述する負荷群100からCAN通信201を介して各種情報が取得される。
強電バッテリ20には、コンバータ30を介して、サブバッテリとしての補助バッテリ60および負荷群100が接続されている。
すなわち、強電バッテリ20は、車両駆動源である走行用電動モータ10への電力供給を行なうメインバッテリであり、満充電時の電圧は、数百V(例えば、300〜400V程度)である。一方、補助バッテリ60は、負荷群100への給電を行なうサブバッテリで、満充電時の電圧は、十数V(例えば、14〜15V程度)であって、例えば、鉛電池などが用いられる。
コンバータ30は、強電バッテリ20の電圧を降圧して、補助バッテリ60や負荷群100に供給する。
また、コンバータ30は、内部に、制御部31と、電圧センサ32とを備えている。
制御部31は、コンバータ30の作動を制御する。電圧センサ32は、コンバータ30の降圧側である補助バッテリ60および負荷群100に接続された電力供給系120の電圧を検出する。
負荷群100には、メータ装置101、ナビゲーションシステム102、照明装置103、電動ステアリング装置104、電動ブレーキ装置105、ワイパ装置106、空調装置(ブロワモータ)107などが含まれている。これらは、補助バッテリ60あるいはコンバータ30から供給される電力により駆動する。
この負荷群100に含まれる装置において、電圧変動が大きくなると、不安定な現象が生じる負荷である小許容電圧変動幅負荷が存在している。本実施の形態1では、この小許容電圧変動幅負荷として、照明装置103、ワイパ装置106、空調装置107を例示する。照明装置103は、電圧変動により照明にちらつきが生じ、乗員に違和感を与えるおそれがある。また、ワイパ装置106および空調装置107は、電圧変動が大きくなると、モータの駆動速度の変化が生じ、前者はワイパ速度が変化し、後者は風量変化が生じ、乗員に違和感を与えるおそれがある。
さらに、本実施の形態1では、前述した3つの小許容電圧変動幅負荷のうち、許容電圧変動幅は、小さいものから照明装置103<ワイパ装置106<空調装置107の順の許容電圧変動特性となっている。すなわち、上記の順で、電圧変動に弱い特性である。
次に、コンバータ30について説明を加える。
図2は、コンバータ30の出力電流−効率特性を示す図である。図2に示すように、コンバータ30の効率は、出力電流IDがIDeの時に最も高くなる。以下、コンバータ30の出力電流がIDeの時の動作点を、高効率作動点と呼ぶ。なお、高効率作動点IDeは、例えば、数十A程度、一例を示せば50A程度の電流である。
本実施の形態1では、制御部31は、補助バッテリ60の電圧が、予め設定された制御低電圧値VDLまで低下すると強電バッテリ20からコンバータ30を介して補助バッテリ60に充電する充電制御を実行する。さらに、本実施の形態1では、制御部31は、充電制御を実行するのにあたり、負荷群100における負荷要求および負荷要求予測に基づいて、低負荷要求時制御および高負荷要求時制御を実施する。また、負荷要求予測を行うために、制御部31は、車両制御装置50を介してナビゲーションシステム102に基づく情報を取得している。
(制御フローの説明)
次に、図3に示すフローチャートに基づいて、制御部31による充電制御について説明する。
ステップS1では、コンバータ30を、出力電流IDを高効率作動点IDeとする定電流制御に設定した後、ステップS2に進む。
ステップS2では、負荷群100において電圧変動に弱い予め設定された小許容電圧変動幅負荷の駆動予測が成されるか否か判定する。そして、小許容電圧変動幅負荷の駆動が予測されない場合はステップS3に進み、小許容電圧変動幅負荷の駆動が予測される場合はステップS5以降の制御電圧VDの傾き設定および制御低電圧値VDLの設定に進む。
小許容電圧変動幅負荷の駆動予測は、車両制御装置50を介して得られる各種情報に基づいて成される。この各種情報としては、ナビゲーションシステム102からの地図情報や、これを介してあるいは他の通信手段を介して得られるITS(Intelligent Transport System)情報に基づく交通情報や天気情報、あるいはナビゲーションシステム102やその他の手段が備えている時刻情報が含まれる。加えて、車両制御装置50を介して取得される空調装置107からの情報である、外気温度および車室温度が含まれる。
例えば、事前にナビゲーションシステム102からの情報に基づき、進路にトンネルが存在する場合、トンネルに近付いた時点で、事前に、照明装置103の自動点灯駆動を予測でき、かつ、トンネルを出る前に事前に消灯を予測できる。同様に、時刻情報により、照明装置103の自動点灯および自動消灯を予測できる。この場合、地図情報による緯度情報に基づいて、日の出、日の入りの時刻精度を高めることもできる。
また、ITS情報その他に基づく天気情報により、事前に、雨によるワイパ装置106の駆動を予測することができる。
さらに、空調装置107からの外気温度と車室内温度の情報に基づいて、両者の差が、予め設定された設定温度(例えば、10℃程度)以上異なる場合は、空調装置107を駆動すると予測することができる。
小許容電圧変動幅負荷の駆動が予測されない場合に進むステップS3では、現時点で、小許容電圧変動幅負荷の駆動が行われているか否か判定し、小許容電圧変動幅負荷の駆動中はステップS5に進み、小許容電圧変動幅負荷の非駆動中はステップS4に進む。
小許容電圧変動幅負荷の駆動予測および実際の駆動が成されない場合に進むステップS4では、コンバータ30の出力電流ID、制御高電圧値VDH、制御低電圧値VDLを以下のように設定する。
ここで、まず、出力電流ID、制御高電圧値VDH、制御低電圧値VDLについて説明する。
出力電流IDは、コンバータ30の定電流制御時の出力を示している。図5のタイムチャートにおいて、t00の時点からt01の時点の間にて、定電流制御を実行しており、このときの出力電流IDは、高効率作動点IDeにて駆動される。この場合、コンバータ30が高効率作動することにより、補助バッテリ60が充電され、このときの電圧上昇傾きを、第1電圧上昇傾きとする。なお、この第1電圧上昇傾きは、本実施の形態1における電圧上昇傾きにおいて、最も急な傾きとなる。
制御高電圧値VDHは、コンバータ30の制御において、定電流制御から定電圧制御に切り換える判定を行う電圧値である。すなわち、バッテリ電圧VBが、制御高電圧値VDHに達した時点で、充電を終了し、コンバータ30を定電圧制御に切り換える。また、これにより、補助バッテリ60は、充電状態から放電状態に切り換えられる。前述した図5では、t01の時点が、バッテリ電圧VBが制御高電圧値VDHに達して定電圧制御に切り換えられた時点を示している。
制御低電圧値VDLは、コンバータ30の制御において、放電を終了し、定電圧制御を終了する判定を行う電圧値である。すなわち、バッテリ電圧VBが放電によりこの制御低電圧値VDLまで低下した時点で、コンバータ30の定電圧制御を終了し、定電流制御などによる充電に切り換える。前述した図5では、t02の時点にて、バッテリ電圧VBが制御低電圧値VDLに達して放電を終了している。
次に、ステップS4にて設定する各数値について説明する。
ステップS4では、出力電流(電圧傾き)IDを高効率作動点IDeに設定し、制御高電圧値VDHを、予め設定された上限電圧VDHmaxに設定し、制御低電圧値VDLを、予め設定された第1制御低電圧値としての下限電圧VDLminに設定する。
ステップS4にて、制御高電圧値VDHに設定する上限電圧VDHmaxは、前記電力供給系120において、補助バッテリ60および負荷群100の保護のために、これを越えないように設定された上限値である。この上限電圧VDHmaxは、例えば15V未満程度の電圧であって、より具体的には14V台程度の値に設定されている。
ステップS4にて制御低電圧値VDLに設定する第1制御低電圧値に相当する下限電圧VDLminは、補助バッテリ60および負荷群100への電力供給系120の保護のために、この値未満になることのないように設定された下限値である。この下限電圧VDLminは、例えば12Vよりも高い電圧、より具体的には、13V前後の値に設定されている。
次に、ステップS2において小許容電圧変動幅負荷の駆動が予測される場合、あるいはステップS3において小許容電圧変動幅負荷が実際に駆動している場合に進むステップS5以降の処理、すなわち、変動幅変更制御について説明する。
まず、ステップS5では、駆動予測あるいは駆動検出された小許容電圧変動幅負荷にワイパ装置106が含まれるか否か判定し、ワイパ装置106が含まれる場合はステップS6に進み、ワイパ装置106が含まれない場合はステップS7に進む。
ワイパ装置106の駆動時あるいは駆動予測時には、ステップS6では、制御電圧VD、制御高電圧値VDH、制御低電圧値VDLの設定として、候補1を選択する。
制御電圧VDは、図4に示すように、コンバータ30から電力供給系120へ出力される電圧であって、候補1では、制御電圧VDを、VD0+K2(第2電圧上昇傾き)に設定する。
ここで、VD0は、現時点の制御電圧である。また、K2(第2電圧上昇傾き)は、単位時間あたりの電圧の上昇、すなわち、電圧上昇傾きであって、本実施の形態1にて用いる傾きとしては、2番目に小さな(緩やかな)値である。より具体的には、K2は、1Vの電圧上昇を数秒(5〜7秒)で行う程度の傾きである。
制御高電圧値VDHは、予め設定された上限電圧VDHmaxに設定する。
制御低電圧値VDLは、予め設定された第1変動抑制用電圧VDLyok1に設定する。なお、この第1変動抑制用電圧VDLyok1は、下限電圧VDLminよりも高く設定された値であって、この第1変動抑制用電圧VDLyok1および後述する第2,3変動抑制用電圧VDLyok2,3の中で2番目に大きな値である。
ステップS5にて、小許容電圧変動幅負荷にワイパ装置106が含まれないと判定された場合に進むステップS7では、ステップS2における駆動予測あるいはステップS3の実際の駆動検出に、照明装置103が含まれるか否か判定する。そして、照明装置103が含まれる場合は、ステップS8に進み、照明装置103が含まれない場合はステップS9に進む。
照明装置103の実際の駆動あるいは駆動予測が含まれる場合に進むステップS8では、制御電圧VD、制御高電圧値VDH、制御低電圧値VDLの設定として、下記の候補2を選択する。
候補2では、制御電圧VDを、VD0+K3(第3電圧上昇傾き)に設定する。k3(第3電圧上昇傾き)は、本実施の形態1にて用いる電圧傾きでは、最も小さな(緩やかな)傾きに設定されている。具体的には、K3(第3電圧上昇傾き)は、1Vの上昇を10秒前後(8〜12秒)で行う程度の傾きである。
制御高電圧値VDHは、予め設定された上限電圧VDHmaxに設定する。
制御低電圧値VDLは、予め設定された第2変動抑制用電圧VDLyok2に設定する。なお、この第2変動抑制用電圧VDLyok2は、下限電圧VDLminよりも高く設定された値であって、第1〜第2変動抑制用電圧VDLyok1〜3の内で最も大きな値である。
ステップS7にて、小許容電圧変動幅負荷に照明装置103が含まれないと判定された場合に進むステップS9では、ステップS2における駆動予測あるいはステップS3の実際の駆動検出に、空調装置(ブロワモータ)107が含まれるか否か判定する。そして、空調装置107が含まれる場合は、ステップS10に進み、空調装置107が含まれない場合はステップS11に進む。
空調装置107の作動検出あるいは作動予測の場合にステップS10では、制御電圧VD、制御電圧VD、制御高電圧値VDH、制御低電圧値VDLの設定として、候補3を選択する。
この候補3では、制御電圧VDを、VD0+K4(第4電圧上昇傾き)に設定する。また、K4(第4電圧上昇傾き)は、本実施の形態1にて用いる電圧上昇傾きでは、2番目の小ささ(緩やかさ)、すなわち、第1電圧上昇傾きの次に緩やかな傾きに設定されている。具体的には、1Vの上昇を数秒(4〜6秒)で行う程度の傾きである。
制御高電圧値VDHは、予め設定された上限電圧VDHmaxに設定する。
制御低電圧値VDLは、予め設定された第3変動抑制用電圧VDLyok3に設定する。なお、この第3変動抑制用電圧VDLyok3は、下限電圧VDLminよりも高く設定された値であって、第1〜第3変動抑制用電圧VDLyok1〜3の内では最も低い値である。すなわち、VDLyok3<VDLyok1<VDLyok2の大きさに設定されている。また、電圧上昇傾きは、K3<K2<K4に設定されている(大きいほど急な傾き)。
ステップS6,S8,S10により、候補1〜3のいずれか1つあるいは複数が設定された後に進むステップS11では、該当する候補1〜3に基づいて、制御電圧VD、制御高電圧値VDH、制御低電圧値VDLの設定を行う。すなわち、制御電圧VDは、該当する候補の第2〜第4電圧上昇傾きK2〜K4の中で、最も、傾きが小さい(緩やかな)ものを選択する。また、制御低電圧値VDLは、該当する第1〜第3変動抑制用電圧VDLyok1〜yok3のうちで、最も大きな値のものを選択する。なお、各候補1〜3において、制御高電圧値VDHは、上限電圧VDHmaxで共通している。
次に、ステップS4による設定あるいはステップS11による設定を行った後に進むステップS12では、バッテリ電圧VBが、制御高電圧値VDHに等しいか否か判定する。そして、バッテリ電圧VBが制御高電圧値VDHに等しい場合はステップS13に進み、両者が等しくない場合はステップS2に進む。
ステップS12にてVB=VDHの場合に進むステップS13では、制御電圧VDを、制御低電圧値VDLに制御し、ステップS14に進む。
ステップS14では、バッテリ電圧VBが制御低電圧値VDLに等しいか否か判定し、両者が等しい(VB=VDL)の場合は、ステップS1からの処理を繰り返すリピートに進み、それ以外の場合は、ステップS13に戻る。
(実施の形態1の作用)
次に、実施の形態1の動作をタイムチャートに基づいて説明する。
<比較例>
本実施の形態1の動作を説明するのにあたり、まず、従来技術と同様の動作を行う比較例の動作例を、図5のタイムチャートに基づいて説明する。なお、この図5のタイムチャートの動作は、本実施の形態1において、小許容電圧変動幅負荷の駆動予測および実際の駆動が行われていない通常時の動作に等しい。
この場合、コンバータ30の出力電流IDを、高効率作動点IDeに制御する(ステップS4)。
このときコンバータ30は、高効率作動点IDeで作動しているため、コンバータ30の出力電流IDは、図4において黒矢印のIB、ILに示すように、補助バッテリ60および負荷群100に供給される。したがって、補助バッテリ60では、充電され、また、負荷群100では、作動中の負荷により電力消費される。
このときの、補助バッテリ60のバッテリ電圧VBが上昇する際の電圧上昇傾きが、最も急な第1電圧上昇傾きであって、図5のt0〜t01の時点の間の傾きである。
その後、バッテリ電圧VBが制御高電圧値VDHに達したt01の時点から、コンバータ30は、制御電圧VD=VDLの定電圧制御に切り換えられる(ステップS12→S13→S14→S13の処理に基づく)。
したがって、補助バッテリ60は、負荷群100の電力消費により、図4において白抜き矢印IBで示すように放電され、図5に示すように、t01の時点からバッテリ電圧VBは低下する。
そして、バッテリ電圧VBが制御低電圧値VDLまで低下したt02の時点で、再び、コンバータ30は、出力電流IDを高効率作動点IDeで作動させる定電流制御に切り換えられ、上記の動作を繰り返す。
このような動作を行っている途中で、比較例にあっては、小許容電圧変動幅負荷が駆動した場合には、以下に述べる問題が生じる可能性があった。
上述したように、バッテリ電圧VBは、制御低電圧値VDLと制御高電圧値VDHとの間で上下に変動する。また、特に、バッテリ電圧VBが制御低電圧値VDLに近い領域t0Rなどで、負荷群100のうち消費電力が大きな負荷(例えば、電動ステアリング装置104や電動ブレーキ装置105が頻繁に駆動した場合、補助バッテリ60の放電による電力供給が消費に追い付かないことがある。この場合、バッテリ電圧VBが、制御低電圧値VDLよりもさらに低下する可能性がある。
このように、バッテリ電圧VBの電圧変動幅が大きい場合、前述した小許容電圧変動幅負荷としての照明装置103においてちらつきが生じたり、ワイパ装置106においてワイパの払拭速度が変化したり、空調装置107の送風量が変化したりするおそれがある。そして、この場合、乗員に違和感を与えるおそれがある。
本実施の形態1は、このような不具合の発生防止を目的としており、以下に、上記の小許容電圧変動幅負荷の駆動予測時、あるいは駆動時の作動について説明する。
<実施の形態1の作動>
図6は本実施の形態1において、小許容電圧変動幅負荷の駆動予測が成された場合の動作を示すタイムチャートである。
ここで、t0の時点では、小許容電圧変動幅負荷の駆動予測、実際の駆動が成されておらず、比較例と同様の動作が行われる。すなわち、図5のt00の時点と同様に、出力電流ID=IDeによる定電流制御に基づいて、第1電圧上昇傾きでバッテリ電圧VBが上昇している。
その後、t1の時点で、例えば、進路のトンネルが近付いて照明装置103の自動点灯駆動が予測されるなど、小許容電圧変動幅負荷の駆動予測が成され、変動幅変更制御が実行された。
この場合、図3のステップS5〜S11の処理に基づいて、駆動予測される小許容電圧変動幅負荷に応じて、制御電圧VD、制御高電圧値VDH、制御低電圧値VDLの設定が成される。
すなわち、複数の小許容電圧変動幅負荷において、駆動予測される負荷の許容電圧変動幅が小さいほど、第1電圧上昇傾きよりも電圧上昇傾きを小さく(緩やかに)設定するとともに、第1制御定電圧値としての下限電圧VDLminよりも制御低電圧値VDLを高く設定する。すなわち、図において矢印βにて示される分だけ、制御低電圧値VDLが下限電圧VDLminよりも高く設定される。
例えば、前述のように照明装置103の駆動予測が成された場合には、VD=VD0+K2(第2電圧上昇傾きであって最も緩やかな電圧上昇傾き)に設定され、VDL=VDLyok2(最も大きな制御低電圧値)に設定される。
したがって、図6においてt1の時点からT2の時点の間の補助バッテリ60の充電時には、電圧上昇傾きを、ID=IDeの第1電圧上昇傾きよりも緩やかに設定し、t1の時点から制御低電圧値VDLを大きな値に設定する。
このように、電圧上昇傾きが緩やかになることにより、負荷群100において負荷要求が生じた場合に、コンバータ30から負荷群100への電力供給マージンを確保できる。これにより、負荷群100における電圧の急変動を抑制できる。
さらに、t1の時点以降、制御低電圧値VDLが第1制御低電圧値としての下限電圧VDLminよりも大きく設定されるため、通常時(非小許容電圧変動幅負荷作動時)に比べ、制御高電圧値VDHと制御低電圧値VDLとの間における電圧変動幅を小さく抑えることができる。
以上により、電圧変動幅を、小許容電圧変動幅負荷における許容電圧変動幅内に抑えて、照明装置103のちらつき発生や、ワイパ装置106のワイパ払拭速度の変化や、空調装置107の吹出風量変化の発生を抑制できる。よって、これらの現象により乗員に違和感を与えることを抑制できる。
(実施の形態1の効果)
以上説明してきたように、本実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、以下に列挙する効果を有する。
a)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
メインバッテリとしての強電バッテリ20の電圧を調整して、サブバッテリとしておn補助バッテリ60および複数の負荷を備えた負荷群100に電力を供給可能なDC−DCコンバータ30と、
補助バッテリ60の電圧を検出するバッテリ電圧検出手段としての電圧センサ32と、
DC−DCコンバータ30の作動を制御し、かつ、補助バッテリ60のバッテリ電圧VBが、予め設定された制御低電圧値VDLまで低下すると強電バッテリ20からDC−DCコンバータ30を介して補助バッテリ60に充電する充電制御を実行する制御部31と、
を備えたDC−DCコンバータの制御装置であって、
制御部31は、充電制御において、負荷群100の負荷ごとに、予め、電圧変動による不具合が生じない電圧変動幅である許容電圧変動幅が設定されており、充電時の電圧上昇傾きと、制御低電圧値VDLとを、駆動する負荷の許容電圧変動幅の大きさに応じて変化させる変動幅変更制御(ステップS5〜S11の処理)を実行することを特徴とする。
したがって、バッテリ電圧VBに、負荷の許容電圧変動幅を越える電圧変動が生じるのを抑えることができ、電圧変動による不具合の発生を抑えることが可能となる。
b)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
制御部31は、変動幅変更制御の実行時に、電圧上昇傾きを、駆動する負荷の許容電圧変動幅が小さいほど小さく設定する(ステップS5→S6、S7→S8、S9→S10の処理)ことを特徴とする。
すなわち、電圧上昇傾きを抑えることにより、単位時間あたりの電圧変動幅を抑えることが可能となる。加えて、コンバータ30から供給される電力を負荷群100側に供給するマージンを確保でき、これにより、負荷群100の電力消費によりバッテリ電圧VBが急低下することを抑えることができ、これによっても単位時間あたりの電圧変動幅を抑えることができる。
したがって、駆動する負荷の許容電圧変動幅が小さいほど電圧上昇傾きを小さくして、電圧変動幅を抑えることができ、負荷の許容電圧変動幅を越える電圧変動による不具合が生じるのを抑えることができる。
c)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
制御部31は、変動幅変更制御の実行時に、制御低電圧値VDLを、駆動する負荷の許容電圧変動幅が小さいほど大きく設定する(ステップS6、S8、S10およびS11の処理)ことを特徴とする。
充電制御時には、バッテリ電圧VBが制御低電圧値VDLまで低下すると充電が開始される。この制御低電圧値VDLを相対的に大きくした場合、バッテリ電圧VBの最低電圧値がそれだけ大きくなって、バッテリ電圧VBの変動幅が抑えられる。
このように、駆動する負荷の許容電圧変動幅が小さいほど、バッテリ電圧VBの変動幅が抑えられるため、負荷の許容電圧変動幅を越える電圧変動による不具合が生じるのを抑えることができる。
d)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
制御部31には、予め、充電制御時に用いる電圧上昇傾きと制御低電圧値VDLとして、第1電圧上昇傾き(IDD=IDe)および第1制御低電圧値(VDLmin)が設定されているとともに、負荷群100に、許容電圧変動幅が相対的に小さい小許容電圧変動幅負荷(103,106,107)が設定され、
制御部31は、小許容電圧変動幅負荷(103,106,107)が駆動する場合に、変動幅変更制御により、電圧上昇傾きおよび制御低電圧値VDLを、第1電圧上昇傾き(IDD=IDe)および第1制御低電圧値(VDLmin)から変化させる(ステップS6、S8、S10およびS11の処理)ことを特徴とする。
e)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
変動幅変更制御における前記駆動する負荷とは、負荷群100の複数の負荷のうちの実際に駆動中の負荷とした(ステップS3→S4→S5以降の処理)ことを特徴とする。
本発明では、実際に駆動する負荷の許容電圧変動幅に応じて、電圧変動幅を変更可能であるため、実際に駆動する負荷において、電圧変動による不具合が生じるのを抑制できる。
f)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
変動幅変更制御における前記駆動する負荷とは、負荷群100の複数の負荷のうちの駆動予測手段(ステップS2の処理)により事前に駆動すると予測された負荷としたことを特徴とする。
このように、負荷が駆動を開始する時点よりも前に、電圧上昇傾きおよび制御低電圧値VDLを変更するため、負荷が実際に駆動を開始してから、両者を変更するものと比較して、負荷の駆動中の電圧変動幅を抑えることが可能となる。
よって、負荷に、電圧変動による不具合が生じるのを、より確実に抑えることができる。さらに、実施の形態1では、この駆動予測されたものと、実際に駆動したものとの両者について、変動幅変更制御を実行するため、予測漏れがあったとしても、実際に駆動を開始した時点で、変動幅変更制御の実施が可能である。
g)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
駆動予測手段(ステップS2)は、地図情報と天気情報と時刻情報の少なくとも一つを含む情報を取得する情報取得手段としての車両制御装置50からの情報に基づいて、負荷群100の駆動を予測することを特徴とする。
駆動予測手段は、地図情報と天気情報と時刻情報の少なくとも1つの情報により駆動予測を行うことにより、駆動予測の実施が可能となる。具体的には、実施の形態1で示したように、ナビゲーションシステム102からの地図情報に基づく走行予測により照明装置103の駆動予測が可能である。同様に、天気情報に基づいて、ワイパ装置106の駆動予測が可能である。また、時刻情報により、照明装置103の駆動予測が可能である。
h)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
制御部31は、駆動予測手段(ステップS2)が、車両制御装置50を介して得られる地図情報と時刻情報との少なくとも一つに基づいて小許容電圧変動幅負荷としての照明装置103の自動点灯を予測する場合に、変動幅変更制御を実行する。
すなわち、上記g)にも記載したように、照明装置103の自動点灯を、地図情報によりこれからの進路にトンネルが存在する場合、事前に照明装置103の自動点灯を予測することが可能である。また、時刻情報に基づき、あるいはそれに加えて、地図情報に基づいて、日の出、日の入り時間に応じ、照明装置103の自動点灯および消灯を予測することができる。
したがって、このような自動点灯予測に基づいて、事前に、小許容電圧変動幅負荷としての照明装置103の許容電圧変動幅に応じた変動幅変更制御を実行して、電圧変動による不具合の発生を抑えることができる。
j)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
制御部31は、駆動予測手段が、車両制御装置50から取得した天気情報により、小許容電圧変動幅負荷としてのワイパ装置106の駆動を予測する場合に、変動幅変更制御を実行することを特徴とする。
すなわち、天気情報に基づいて、降雨が予測される際には、事前にワイパ装置106の作動が予測される。したがって、降雨の前に、小許容電圧変動幅負荷としてのワイパ装置106の許容電圧変動幅に応じた変動幅変更制御を実行して、電圧変動による不具合の発生を抑えることができる。
k)実施の形態1のDC−DCコンバータの制御装置は、
情報取得手段としての車両制御装置50からの情報には、外気温度と車室温度とが含まれ、
制御部31は、駆動予測手段(ステップS2)が、外気温度と車室温度との差が予め設定した設定値よりも大きいことにより小許容電圧変動幅負荷としての空調装置107のファンの駆動を予測する場合に、変動幅変更制御を実行することを特徴とする。
すなわち、外気温度と車室温度との差に基づいて、両者の差が設定値よりも多き場合に、事前に空調装置107の作動が予測される。したがって、空調装置107の駆動が実際に開始される前に、小許容電圧変動幅負荷としての空調装置107の許容電圧変動幅に応じた変動幅変更制御を実行して、電圧変動による不具合の発生を抑えることができる。
以上、本発明のDC−DCコンバータの制御装置を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態では、電動車に適用した例を示したが、メインバッテリ、サブバッテリ、DC−DCコンバータを搭載した車両であれば、いわゆるハイブリッド車両などの他の車両にも適用することができる。
また、実施の形態では、負荷として、メータ装置、ナビゲーションシステム、照明装置、電動ステアリング装置、電動ブレーキ装置、ワイパ装置、空調装置(ブロワモータ)を示したが、補助バッテリにより駆動するものであれば、これらに限定されるものではない。さらに、小許容電圧変動幅負荷としても、実際の許容電圧変動幅に応じて適宜設定することができ、実施の形態で示した照明装置、ワイパ装置、空調装置に限定されるものではない。例えば、電圧変動により光量が変化する可能性のあるメータの表示装置や、ナビゲーションシステムの表示装置なども適用することができる。
同様に、電圧上昇傾きの設定や制御低電圧値の設定は、適宜、小許容電圧変動幅負荷の特性に応じて設定すればよく、実施の形態1で示した特性に限定されるものではない。
ID 出力電流
IDe 高効率作動点(第1電圧上昇傾き)
K2 第2電圧上昇傾き
K3 第3電圧上昇傾き
K4 第4電圧上昇傾き
VB バッテリ電圧
VDL 制御低電圧値
VDLmin 下限電圧(第1制御低電圧値)
VDLyok1 第1変動抑制用電圧
VDLyok2 第2変動抑制用電圧
VDLyok3 第3変動抑制用電圧
20 強電バッテリ(メインバッテリ)
30 コンバータ
31 制御部
32 電圧センサ(バッテリ電圧検出手段)
40 インバータ(サブバッテリ)
50 車両制御装置
60 補助バッテリ
100 負荷群
101 メータ装置(負荷)
102 ナビゲーションシステム(負荷)
103 照明装置(負荷:小許容電圧変動幅負荷)
104 電動ステアリング装置(負荷)
105 電動ブレーキ装置(負荷)
106 ワイパ装置(負荷:小許容電圧変動幅負荷)
107 空調装置(負荷:小許容電圧変動幅負荷)

Claims (10)

  1. メインバッテリの電圧を調整して、サブバッテリおよび複数の負荷に電力を供給可能なDC−DCコンバータと、
    前記サブバッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出手段と、
    前記DC−DCコンバータの作動を制御し、かつ、前記サブバッテリの電圧が、予め設定された制御低電圧値まで低下すると前記メインバッテリから前記DC−DCコンバータを介して前記サブバッテリが制御高電圧値となるまで充電する充電制御を実行する制御部と、
    を備えたDC−DCコンバータの制御装置であって、
    前記制御部は、前記充電制御において、前記負荷ごとに、予め、電圧変動による不具合が生じない電圧変動幅である許容電圧変動幅が設定されており、前記充電時の電圧上昇傾きと、前記制御低電圧値とを、駆動する前記負荷の前記許容電圧変動幅の大きさに応じて変化させる変動幅変更制御を実行することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  2. 請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記制御部は、前記変動幅変更制御の実行時に、前記電圧上昇傾きを、前記駆動する前記負荷の前記許容電圧変動幅が小さいほど小さく設定することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記制御部は、前記変動幅変更制御の実行時に、前記制御低電圧値を、前記駆動する前記負荷の前記許容電圧変動幅が小さいほど大きく設定することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記制御部には、予め、前記充電制御時に用いる前記電圧上昇傾きと前記制御低電圧値として、第1電圧上昇傾きおよび第1低電圧値が設定されているとともに、前記負荷に、前記許容電圧変動幅が相対的に小さい小許容電圧変動幅負荷が設定され、
    前記制御部は、前記小許容電圧変動幅負荷が駆動する場合に、前記変動幅変更制御により、前記電圧上昇傾きおよび前記制御低電圧値を、前記第1電圧上昇傾きおよび第1低電圧値から変化させることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記変動幅変更制御における前記駆動する前記負荷とは、前記複数の負荷のうちの実際に駆動中の前記負荷であることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記変動幅変更制御における前記駆動する前記負荷とは、前記複数の負荷のうちの駆動予測手段により事前に駆動すると予測された負荷であることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  7. 請求項6に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記駆動予測手段は、地図情報と天気情報と時刻情報の少なくとも一つを含む情報を取得する情報取得手段からの情報に基づいて、前記負荷の駆動を予測することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記制御部は、前記駆動予測手段が、前記情報取得手段からの前記地図情報と前記時刻情報との少なくとも一つに基づいて前記小許容電圧変動幅負荷としての照明装置の自動点灯を予測する場合に、前記変動幅変更制御を実行することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記制御部は、前記駆動予測手段が、前記情報取得手段からの天気情報により、前記小許容電圧変動幅負荷としてのワイパ装置の駆動を予測する場合に、前記変動幅変更制御を実行することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
  10. 請求項6〜請求項9のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
    前記情報取得手段からの情報には、外気温度と車室温度とが含まれ、
    前記制御部は、前記駆動予測手段が、前記外気温度と前記車室温度との差が予め設定した設定値よりも大きいことにより前記小許容電圧変動幅負荷としての空調装置のファンの駆動を予測する場合に、前記変動幅変更制御を実行することを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
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