JP6023688B2 - レール凹凸測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両が走行する鉄道軌道のレールの凹凸を連続的に測定するレール凹凸測定装置に関する。
従来より、鉄道軌道のレール凹凸や軌道変位を測定する方式として差分法や偏心矢法及び慣性法などといった種々の測定方式が知られている。
また、このような鉄道軌道のレール凹凸測定装置として、測定車両に変位センサを3つ設置して偏心矢法によって測定することが知られている。この変位センサを3つ設置して偏心矢法を用いた理由としては、非特許文献1に記載されているように、レールの延設方向に沿って、先端側と後端側に夫々一対の変位センサを設けて、これらの変位センサを鉛直方向に対して対称位置に配置した場合、即ち、変位センサを4つ設置して差分法によって測定を行った場合には検測倍率がゼロとなる波長が多くなってしまうという問題を有することから4つの変位センサを用いることはレール凹凸測定装置としては適さないことが知られていることによる。
さらに、特許文献1に記載されているように、変位センサの位置を調整自在とすることで、偏心矢の弦長を変更して検出したいレールの凹凸の波長に適した弦長で測定することができる構造を有するレール凹凸測定装置も知られている。
特開2012−251840号公報
竹下邦夫,偏心矢法による軌道狂い検出法,鉄道総研報告,Vol.4,No.10,18−24, 1990.10.
しかし、上述した特許文献に記載されたレール凹凸測定装置は、偏心矢法では弦長の組合せにもよるが、比較的波長の長い帯域についての検測倍率が低いという問題があり、波長の長いレール凹凸の測定精度が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、比較的波長の長い帯域についての検測倍率を向上させて波長の長いレール凹凸の測定精度を向上させたレール凹凸測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレール凹凸測定装置は、測定レール上を走行する測定車両によって測定レールの凹凸を連続的に測定するレール凹凸測定装置であって、前記測定車両は、測定基準梁に測定レールの延設方向に沿って配列された少なくとも4つの変位センサからなる変位センサ群を備え、前記変位センサ群は、前記測定基準梁の前記延設方向の両端側に位置する先端センサ及び後端センサと、前記先端センサと隣り合う第1の中間センサと、前記後端センサと隣り合う第2の中間センサとを有し、前記先端センサと前記第1の中間センサの距離と前記後端センサと前記第2の中間センサの距離が異なるように配置されることを特徴とする。
また、本発明に係るレール凹凸測定装置において、前記変位センサ群は、前記先端センサを含む先端センサ群と、前記後端センサを含む後端センサ群とを有し、前記先端センサ群と前記後端センサ群は、前記測定基準梁の前記延設方向に沿った両端に配置されることができる。
また、本発明に係るレール凹凸測定装置において、前記変位センサ群は、複数の前記変位センサから少なくとも前記第1及び第2の中間センサを選択することが好ましい。
また、本発明に係るレール凹凸測定装置において、前記変位センサ群を構成する変位センサのうち少なくとも一つの変位センサは、前記延設方向に位置を調整可能であることが好ましい。
本発明に係るレール凹凸測定装置は、3つのセンサを用いた偏心矢法によるレール凹凸検出に加え、先端センサと第1の中間センサの距離と後端センサと第2の中間センサの距離が異なるように配置されているので、4つのセンサを用いた4点差分法によるレール凹凸検出を行うことで、長波長側の検測特性が高くなり、波長の長いレール凹凸の測定精度が向上する。
本発明の実施形態に係るレール凹凸測定装置の概要図。 本発明の実施形態に係るレール凹凸測定装置の検測特性。 本発明の実施形態に係るレール凹凸測定装置の変形例。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るレール凹凸測定装置の概要図であり、図2は、本発明の実施形態に係るレール凹凸測定装置の検測特性であり、図3は、本発明の実施形態に係るレール凹凸測定装置の変形例である。なお、本明細書において、先端及び後端とは、図1における紙面右側に向かって測定台車10が走行した場合の進行方向の一端を先端と、進行方向と逆の方向の他端を後端と定義する。また、測定台車10は測定レールR1上を往復移動可能であるため、先端及び後端は進行方向によって適宜その向きが逆転し、測定レールR1の往復方向のいずれの方向からも測定が可能である。
図1に示すように、本実施形態に係るレール凹凸測定装置1は、測定レールR1上を走行する測定車両10と、該測定車両10に取り付けられた測定基準梁18を備える。
測定車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11にサスペンションなどの緩衝機構12,13を介して回転可能に取り付けられた走行車輪14,15及び測定車両10の進行距離を測定する距離センサとしてロータリーエンコーダ31を備えている。
測定基準梁18は、車体フレーム11にバネ16,17を介して車体フレーム11に吊下するように且つ、測定レールR1の延設方向に沿って取り付けられている。
また、測定基準梁18には、複数の変位センサ21,22,23,24を有する変位センサ群20が測定レールR1の延設方向に沿って配列されている。変位センサ群20は、測定基準梁18の延設方向の両端に位置する先端センサ21,後端センサ24と、先端センサ21と後端センサ24の間に配列された第1の中間センサ22及び第2の中間センサ23とを有している。なお、先端センサ21,第1の中間センサ22及び第2の中間センサ23は互いに近接して配置されており、これらの変位センサによって先端センサ群20Aを構成している。
各変位センサの配列間隔は、先端センサ21と第1の中間センサ22との距離と、後端センサ24と第2の中間センサ23との距離が異なるように配列されており、図1において測定基準梁18の延設方向に左右非対称に配列されている。具体的には、例えば先端センサ21と第1の中間センサ22の距離を25mm、第1の中間センサ22と第2の中間センサ23の距離を25mm、後端センサ24と第2の中間センサ23との距離を205mmに設定すると好適である。
各変位センサは、例えば、非接触式のレーザ変位センサを用い、例えば測定スポットは200×750μm程度に設定すると好適である。また、渦電流式変位センサなどを用いることも可能である。
ロータリーエンコーダ31は、車体フレーム11に垂下して取り付けられると共に空転を抑制するためにバネによって測定レールRに押し付けるように取り付けられており、走行車輪14,15の回転に伴って測定車両10の進行距離を測定する。なお、ロータリーエンコーダの代わりにレーザ距離センサ、光学式距離センサ、超音波式距離センサを用いても構わない。また、ロータリーエンコーダ31は、走行車輪15と同軸に取り付けずに、車体フレーム11から吊下して測定レールR1の長手方向に沿って滑動自在に接するように構成しても構わない。
このように構成したレール凹凸測定装置1は、従来の測定方法のように先端センサ21,第1の中間センサ22及び後端センサ24又は、先端センサ21,第2の中間センサ23及び後端センサ24の3つの変位センサを用いて偏心矢法によって測定レールR1の凹凸を測定することができることに加え、先端センサ21,第1の中間センサ22,第2の中間センサ23及び後端センサ24の4つの変位センサを用い、4点差分法によるレール凹凸検出を行うことができるので、図2に示すように波長が0.1m以上の長波長側の検測特性を向上させることができる。また、各変位センサの間隔を左右非対称となるように選択しているので、差分法を実用的に活用することが可能となる。
図2は、本実施形態に係るレール凹凸測定装置1の検測特性を示したグラフであり、検測倍率が大きい程その波長における検測精度が高いことを示しており、実施例は、4つの変位センサを用いて各センサの間隔を25mm−25mm−205mmに設定した4点差分法によってレール凹凸検出を行った測定結果を示しており、比較例1は、従来の測定方法のように3つの変位センサを用いて各センサの間隔を25mm−230mmに設定した偏心矢法によってレール凹凸検出を行った測定結果であり、比較例2は、3つの変位センサを用いて各センサの間隔を50mm‐205mmに設定した偏心矢法によってレール凹凸検出を行った測定結果である。
図2から明らかなように、実施例の測定結果は、4つの変位センサから適宜選択した3つの変位センサを構成した場合の比較例1及び比較例2の検測特性の利点を有した特性となっており、比較例1の検測特性と比べて長波長側の検測倍率が向上しながらも比較例2のように中間波長帯域で検測倍率の低下はみられず広帯域で概ね1以上の検測倍率を有している。
なお、4点差分法の弦長として、各変位センサ間の間隔を25mm−25mm−205mmとした場合について説明を行ったが、これらの弦長は測定レールに応じて適宜変更することが可能であり、これを実現するために、各変位センサを測定基準梁18の延設方向に沿って位置調整自在に取り付けるように構成しても構わない。
また、図3に示すように、先端センサ群20Aに加え、後端センサ24に近接するように中間センサ25,26を配置し、後端センサ群20Bを構成することも可能である。この場合、差分法に使用する中間センサを先端センサ21及び後端センサ24を除いた変位センサから適宜選択することができる。また、中間センサの数も2に限らず、3以上選択して、変位センサを5以上用いた多点差分法によってレール凹凸を測定しても構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1,2 レール凹凸測定装置, 10,10´ 測定車両, 11 車体フレーム, 12,13 緩衝機構, 14,15 走行車輪, 18 測定基準梁, 20 変位センサ群, 20A 先端センサ群, 20B 後端センサ群, 21 先端センサ, 22 第1の中間センサ, 23 第2の中間センサ, 24 後端センサ, 25,26 中間センサ, R1 測定レール。

Claims (4)

  1. 測定レール上を走行する測定車両によって測定レールの凹凸を連続的に測定するレール凹凸測定装置であって、
    前記測定車両は、測定基準梁に測定レールの延設方向に沿って配列された少なくとも4つの変位センサからなる変位センサ群を備え、
    前記変位センサ群は、前記測定基準梁の前記延設方向の両端側に位置する先端センサ及び後端センサと、前記先端センサと隣り合う第1の中間センサと、前記後端センサと隣り合う第2の中間センサとを有し、
    前記先端センサと前記第1の中間センサの距離と前記後端センサと前記第2の中間センサの距離が異なるように配置されることを特徴とするレール凹凸測定装置。
  2. 請求項1に記載のレール凹凸測定装置において、
    前記変位センサ群は、前記先端センサを含む先端センサ群と、前記後端センサを含む後端センサ群とを有し、
    前記先端センサ群と前記後端センサ群は、前記測定基準梁の前記延設方向に沿った両端に配置されることを特徴とするレール凹凸測定装置。
  3. 請求項1又は2に記載のレール凹凸測定装置において、
    前記変位センサ群は、複数の前記変位センサから少なくとも前記第1及び第2の中間センサを選択することを特徴とするレール凹凸測定装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のレール凹凸測定装置において、
    前記変位センサ群を構成する変位センサのうち少なくとも一つの変位センサは、前記延設方向に位置を調整可能であることを特徴とするレール凹凸測定装置。
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