JP6023560B2 - 電線用保持部材への固定部材の保持構造 - Google Patents

電線用保持部材への固定部材の保持構造 Download PDF

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本発明は、車両に適用される電線用保持部材への固定部材の保持構造に関する。
従来、電線用保持部材への固定部材の保持構造としては、車両に配索される電線と、この電線を保持する保持部材としてのクランプ部材と、このクランプ部材に組付けられる固定部材としての受け部材及び蓋部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電線用保持部材への固定部材の保持構造では、受け部材に設けられた一対の突条や側壁などからなる係合部にクランプ部材を嵌入させ、受け部材の開口を蓋部材によって閉塞させている。
特開2001−61219号公報
しかしながら、上記特許文献1のような電線用保持部材への固定部材の保持構造では、保持部材が固定部材の一定の位置にしか保持されないので、保持部材や固定部材に製造のバラツキが生じると、保持部材を正規位置に位置合わせすることが困難であった。
そこで、この発明は、製造のバラツキが生じても固定部材を容易に保持部材に組付けることができる電線用保持部材への固定部材の保持構造の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、車両に配索される電線と、この電線を保持する保持部材と、この保持部材に組付けられる固定部材とを備えた電線用保持部材への固定部材の保持構造であって、前記保持部材と前記固定部材との間には、前記固定部材の前記保持部材に対する配置位置を変更可能で、前記固定部材を前記保持部材に対して所望の配置位置で保持させる係合部が設けられ、前記係合部は、前記保持部材と前記固定部材との互いの対向面にそれぞれ形成された複数の凹凸部の係合であり、前記凹凸部は、前記固定部材の前記保持部材への組付方向に延設された複数のリブからなり、前記保持部材と前記固定部材とのうちいずれか一方の部材に設けられたリブ間には、ロック部が設けられ、他方の部材に設けられた複数のリブには、前記ロック部が係合可能な被ロック部が設けられていることを特徴とする。
この電線用保持部材への固定部材の保持構造では、保持部材と固定部材との間に、固定部材の保持部材に対する配置位置を変更可能で、固定部材を保持部材に対して所望の配置位置で保持させる係合部が設けられているので、保持部材や固定部材に製造のバラツキが生じても、固定部材を保持部材に組付けることができる。
従って、このような電線用保持部材への固定部材の保持構造では、固定部材の保持部材に対する配置位置を変更可能な係合部によって製造のバラツキを吸収することができ、製造のバラツキが生じても固定部材を容易に保持部材に組付けることができる。
この電線用保持部材への固定部材の保持構造では、係合部が保持部材と固定部材との互いの対向面にそれぞれ形成された複数の凹凸部の係合であるので、簡易な形状で保持部材に対する固定部材の配置位置を変更することができると共に、車両の振動などによる固定部材の位置ズレを抑制することができる。
この電線用保持部材への固定部材の保持構造では、一方の部材に設けられたリブ間にロック部が設けられ、他方の部材に設けられた複数のリブにロック部が係合可能な被ロック部が設けられているので、固定部材を保持部材に固定することができ、固定部材の保持部材からの脱落を防止することができる。
請求項記載の発明は、請求項記載の電線用保持部材への固定部材の保持構造であって、前記被ロック部は、前記複数のリブの同一箇所で切り欠かれた切欠部であることを特徴とする。
この電線用保持部材への固定部材の保持構造では、被ロック部が複数のリブの同一箇所で切り欠かれた切欠部であるので、保持部材に対する固定部材の配置位置を変更したとしても、簡易な形状で固定部材を保持部材に固定することができる。
請求項記載の発明は、請求項又は記載の電線用保持部材への固定部材の保持構造であって、前記固定部材は、前記ロック部が設けられ前記ロック部の近傍に係止部が設けられた本体部と、前記保持部材の外周側で前記係止部に係止される被係止部が設けられたカバー部とからなり、前記カバー部の被係止部は、前記係止部に係止した状態で、前記ロック部の係合解除方向への移動を規制することを特徴とする。
この電線用保持部材への固定部材の保持構造では、カバー部の被係止部が係止部に係止した状態で、ロック部の係合解除方向への移動を規制するので、外力によってロック部と被ロック部との係合が解除されることを防止でき、固定部材の保持部材に対する組付状態を安定して保持することができる。
本発明によれば、製造のバラツキが生じても固定部材を容易に保持部材に組付けることができる電線用保持部材への固定部材の保持構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る電線用保持部材への固定部材の保持構造の分解斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る電線用保持部材への固定部材の保持構造の一例を示す斜視図である。(b)は本発明の実施の形態に係る電線用保持部材への固定部材の保持構造の他例を示す斜視図である。 (a)は図2(a)のX−X断面図である。(b)は図3(a)の要部拡大図である。
図1〜図3を用いて本発明の実施の形態に係る電線用保持部材への固定部材の保持構造について説明する。
本実施の形態に係る電線用保持部材への固定部材の保持構造1は、車両に配索される電線3と、この電線3を保持する保持部材5と、この保持部材5に組付けられる固定部材7とを備えている。
そして、保持部材5と固定部材7との間には、固定部材7の保持部材5に対する配置位置を変更可能で、固定部材7を保持部材5に対して所望の配置位置で保持させる係合部9が設けられている。
また、係合部9は、保持部材5と固定部材7との互いの対向面にそれぞれ形成された複数の凹凸部11,13の係合である。
さらに、凹凸部11,13は、固定部材7の保持部材5への組付方向に延設された複数のリブからなり、固定部材7に設けられたリブ間には、ロック部15が設けられ、保持部材5に設けられた複数のリブには、ロック部15が係合可能な被ロック部17が設けられている。
また、被ロック部17は、複数のリブの同一箇所で切り欠かれた切欠部19である。
さらに、固定部材7は、ロック部15が設けられロック部15の近傍に係止部21が設けられた本体部23と、保持部材5の外周側で係止部21に係止される被係止部25が設けられたカバー部27とからなり、カバー部27の被係止部25は、係止部21に係止した状態で、ロック部15の係合解除方向への移動を規制する。
図1〜図3に示すように、電線3は、コネクタや機器などに接続部(不図示)を介して電気的に接続され、電源からコネクタや機器などへの電力供給、もしくは両端にコネクタが接続されて機器間の電気的接続などに適用される。この電線3は、複数本(ここでは2本)が保持部材5に保持されている。なお、保持部材5が位置する電線3の長さ方向の両側外周には、蛇腹形状のコルゲートチューブ29が配置されている。
保持部材5は、グロメット31と、プロテクタ33とからなる。グロメット31は、ゴムなどの弾性材料からなり、直方体形状に形成され、電線挿通部35と、スリット37とを備えている。電線挿通部35は、グロメット31の中央部に電線3の長さ方向に貫通して設けられた複数(ここでは2つ)の孔部となっている。この電線挿通部35は、スリット37から電線3が配置され、電線3の外周に密着される。
スリット37は、グロメット31の両側面に電線挿通部35の長さ方向に沿って形成され、グロメット31を2分割している。このようなスリット37で分割された一方のグロメット31に電線3を電線挿通部35に配置させ、他方のグロメット31で閉塞することにより、例えば、電線3の両端にコネクタなどが接続されている場合であっても、電線3にグロメット31を装着することができる。なお、スリット37は、グロメット31の片側側面に設けてグロメット31を上下方向に開閉可能としてもよく、この場合にはグロメット31の部品点数を削減することができる。
プロテクタ33は、直方体形状に形成され、ヒンジを介して開閉可能に設けられた2つの分割部材からなり、内部にグロメット31が収容される。なお、プロテクタ33の分割としては、ヒンジを設けずに2つの分割部材としてもよい。このプロテクタ33は、グロメット31を収容した状態で、結合部39でロックすることによって、グロメット31の外周面を押圧して圧縮し、電線3とグロメット31との密着性を向上させる。このような保持部材5のプロテクタ33には、固定部材7が組付けられる。
固定部材7は、本体部23と、カバー部27とからなる。本体部23は、断面コ字状に形成され、側面に車両側に固定される、例えば、鉄板ブラケットなどの固定部41が一体に固定されている。この固定部41は、車両側に設けられた差込溝などの車両側固定部(不図示)に差し込まれ、固定部材7を介して保持部材5が車両に固定される。この本体部23は、係合部9を介して保持部材5のプロテクタ33に係合されている。
係合部9は、プロテクタ33と本体部23との互いの対向面であるプロテクタ33の上下面と本体部23の内周面にそれぞれ形成された複数の凹凸部11,13からなる。この複数の凹凸部11,13は、固定部材7の保持部材5への組付方向(電線3の長さ方向と直交する方向)に沿って延設された複数のリブとなっている。
この複数の凹凸部11,13により、固定部材7の保持部材5に対する配置位置を変更可能とし、図2(a)に示すような固定部材7の配置位置や図2(b)に示すような固定部材7の配置位置など、固定部材7を保持部材5に対して所望の配置位置で保持させることができる。このため、固定部材7、保持部材5、車両側固定部などに製造のバラツキがあっても、固定部材7の保持部材5に対する配置位置を変更することで、固定部材7を保持部材5に組付けることができる。
このような複数の凹凸部11,13は、固定部材7の保持部材5への組付方向に沿って設けられた複数のリブの係合であるので、車両の振動などによる固定部材7の保持部材5に対する配置位置の横ズレを防止することができる。また、プロテクタ33に設けられた複数の凹凸部11は、本体部23に設けられた複数の凹凸部13より多くなるように設定されている。このため、例えば、車両側固定部が寸法公差の範囲内で上限、もしくは下限の位置にある場合の図2(b)に示すような固定部材7の保持部材5への配置位置であっても、固定部材7において係合していない凹凸部13より係合している凹凸部13の方が多くなり、固定部材7の保持部材5に対する保持を安定させることができる。
このような複数のリブにおいて、固定部材7の本体部23に設けられたリブ間には、ロック部15が設けられ、保持部材5のプロテクタ33に設けられた複数のリブには、ロック部15が係合可能な被ロック部17が設けられている。
ロック部15は、本体部23の内周面の上下に撓み可能に複数(ここでは上下にそれぞれ2つ)設けられ、本体部23の内方に向けて突設されている。このロック部15は、本体部23が保持部材5の所望の配置位置に組付けられた状態で、被ロック部17に係合される。
被ロック部17は、プロテクタ33の複数のリブが同一箇所で切り欠かれた切欠部19となっている。この被ロック部17は、本体部23が保持部材5の所望の配置位置に組付けられた状態で、ロック部15が係合されて本体部23が保持部材5から脱落することを防止する。このようなロック部15と被ロック部17とによって保持部材5に保持される本体部23は、所望の配置位置でカバー部27によって係止される。
カバー部27は、本体部23と逆向きの断面コ字状に形成され、本体部23と反対側の側面から保持部材5のプロテクタ33に組付けられ、本体部23に設けられた係止部21に被係止部25が係止され本体部23を所望の配置位置で係止する。
係止部21は、本体部23のロック部15の近傍で上下面に複数(ここでは上下面にそれぞれ2つ)外方に向けて突設されている。この係止部21は、本体部23が保持部材5の所望の配置位置に組付けられた状態で、カバー部27の被係止部25に係止される。
被係止部25は、係止部21が挿入可能な環状に形成され、カバー部27の上下面から複数(ここでは上下面にそれぞれ2つ)組付方向に向けて突設されている。この被係止部25は、本体部23が保持部材5の所望の配置位置に組付けられた状態で、係止部21が係止されて固定部材7が保持部材5に保持される。
このような被係止部25は、係止部21と係止した状態で、本体部23のロック部15の外側に位置される。このため、固定部材7が保持部材5に組付けられた状態では、図3(b)の矢印で示すように、ロック部15が外方に向けて撓もうとしても、被係止部25によって撓みが規制され、ロック部15と被ロック部17との係合が解除されることを防止できる。
このような係止部21と被係止部25との係止、すなわち本体部23とカバー部27との係止は、保持部材5のプロテクタ33に設けられた突起部43がカバー部27に設けられた挿入凹部45内に挿入されるか否かによって、その係止が可能か否かが決定される。
突起部43は、保持部材5のプロテクタ33のカバー部27が組付けられる側の側面にカバー部27側に向けて突設されている。この突起部43は、カバー部27の挿入凹部45に挿入可能である場合には本体部23の係止部21とカバー部27の被係止部25とを係止可能とし、挿入凹部45に挿入できない場合には本体部23の係止部21とカバー部27の被係止部25とを係止不能とする。
挿入凹部45は、長穴形状に形成され、カバー部27を厚さ方向に貫通する孔部となっている。また、挿入凹部45は、突起部43より固定部材7の保持部材5に対する配置位置の変更方向に大きく形成されている。ここで、通常、固定部材7の固定部41が固定される車両側固定部は、電線3の車両への配索状態を保持するため、車両に等間隔に複数設けられており、この車両側固定部に合わせて電線3には複数の保持部材5と固定部材7とが組付けられている。このため、挿入凹部45の長穴の範囲は、隣り合う車両側固定部までの寸法公差内で突起部43が挿入可能な範囲となっている。
このような挿入凹部45へ突起部43を挿入できる場合には、本体部23の係止部21がカバー部27の被係止部25に係止可能となって保持部材5に固定部材7を係止させることができる。この場合には、固定部材7の固定部41が隣り合う車両側固定部までの寸法公差内にあり、固定部材7の固定部41を車両側固定部に固定することができる。なお、図2(b)に示す突起部43の挿入凹部45への挿入状態は、車両側固定部が寸法公差の範囲内で上限、もしくは下限の位置にあるときに、固定部材7を保持部材5に組付けた状態を示している。
これに対して挿入凹部45へ突起部43を挿入できない場合には、本体部23の係止部21がカバー部27の被係止部25に係止することができない。この場合には、固定部材7の固定部41が隣り合う車両側固定部までの寸法公差外にあり、固定部材7の固定部41を車両側固定部に固定することができない。
このような挿入凹部45への突起部43の挿入の可否により、固定部材7の車両側への固定の前に、固定部材7の固定部41を車両固定部に固定できるか否かを判断することができる。このため、固定部材7を車両側に固定する際に、固定部材7の保持部材5に対する配置位置を変更する必要がなく、組付性を向上することができる。加えて、固定部材7を車両側に固定する際に、電線3に引っ張りや折れ曲がりなどの無理な力がかかることがない。
このように構成された電線用保持部材への固定部材の保持構造1における保持部材5への固定部材7の組付方法は、まず、車両側固定部の位置を確認し、保持部材5に対する所望の配置位置に本体部23を配置させる。次に、保持部材5の一側面から本体部23を本体部23と保持部材5との複数の凹凸部11,13を係合させながら挿入する。次に、保持部材5の他側面からカバー部27を挿入し、カバー部27の挿入凹部45に保持部材5の突起部43を挿入可能であるか否かを確認する。なお、この挿入の可否の確認は、挿入凹部45がカバー部27を貫通する孔部であるので、目視によって行うことができる。そして、挿入凹部45に突起部43を挿入可能である場合には、本体部23の係止部21をカバー部27の被係止部25に係止させて固定部材7を保持部材5に保持させる。挿入凹部45に突起部43を挿入できない場合には、突起部43を挿入凹部45に挿入可能となるように固定部材7の保持部材5に対する配置位置を変更し、本体部23の係止部21をカバー部27の被係止部25に係止させて固定部材7を保持部材5に保持させる。
このような電線用保持部材への固定部材の保持構造1では、保持部材5と固定部材7との間に、固定部材7の保持部材5に対する配置位置を変更可能で、固定部材7を保持部材5に対して所望の配置位置で保持させる係合部9が設けられているので、保持部材5や固定部材7に製造のバラツキが生じても、固定部材7を保持部材5に組付けることができる。
従って、このような電線用保持部材への固定部材の保持構造1では、固定部材7の保持部材5に対する配置位置を変更可能な係合部9によって製造のバラツキを吸収することができ、製造のバラツキが生じても固定部材7を容易に保持部材5に組付けることができる。
また、係合部9は、保持部材5と固定部材7との互いの対向面にそれぞれ形成された複数の凹凸部11,13の係合であるので、簡易な形状で保持部材5に対する固定部材7の配置位置を変更することができると共に、車両の振動などによる固定部材7の位置ズレを抑制することができる。
さらに、固定部材7に設けられた凹凸部13であるリブ間にロック部15が設けられ、保持部材5に設けられた凹凸部11である複数のリブにロック部15が係合可能な被ロック部17が設けられているので、固定部材7を保持部材5に固定することができ、固定部材7の保持部材5からの脱落を防止することができる。
また、被ロック部17は、複数のリブの同一箇所で切り欠かれた切欠部19であるので、保持部材5に対する固定部材7の配置位置を変更したとしても、簡易な形状で固定部材7を保持部材5に固定することができる。
さらに、カバー部27の被係止部25は、係止部21に係止した状態で、ロック部15の係合解除方向への移動を規制するので、外力によってロック部15と被ロック部17との係合が解除されることを防止でき、固定部材7の保持部材5に対する組付状態を安定して保持することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る電線用保持部材への固定部材の保持構造では、固定部材にロック部が設けられ、保持部材に被ロック部が設けられているが、これに限らず、固定部材に被ロック部を設け、保持部材にロック部を設けてもよい。
また、固定部材の固定部は、車両側固定部である差込溝に挿入されるブラケットとなっているが、これに限らず、固定部は、車両側固定部であるクリップ固定穴に固定されるクリップ部や車両側固定部であるボルト締結孔にボルトで共締めされるボルト締結部などであってもよく、配置位置が固定された車両側固定部に固定されるものであれば、固定部はどのような形態であってもよい。
さらに、挿入凹部は、係止部材に貫通して形成された孔部となっているが、これに限らず、突起部を挿入凹部に挿入した状態では係止部を係止可能とし、突起部を挿入凹部に挿入できない状態では係止部を係止不能とする構成であれば、挿入凹部の形状はどのような形状であってもよい。
1…電線用保持部材への固定部材の保持構造
3…電線
5…保持部材
7…固定部材
9…係合部
11,13…凹凸部
15…ロック部
17…被ロック部
19…切欠部
21…係止部
23…本体部
25…被係止部
27…カバー部

Claims (3)

  1. 車両に配索される電線と、この電線を保持する保持部材と、この保持部材に組付けられる固定部材とを備えた電線用保持部材への固定部材の保持構造であって、
    前記保持部材と前記固定部材との間には、前記固定部材の前記保持部材に対する配置位置を変更可能で、前記固定部材を前記保持部材に対して所望の配置位置で保持させる係合部が設けられ
    前記係合部は、前記保持部材と前記固定部材との互いの対向面にそれぞれ形成された複数の凹凸部の係合であり、
    前記凹凸部は、前記固定部材の前記保持部材への組付方向に延設された複数のリブからなり、
    前記保持部材と前記固定部材とのうちいずれか一方の部材に設けられたリブ間には、ロック部が設けられ、他方の部材に設けられた複数のリブには、前記ロック部が係合可能な被ロック部が設けられていることを特徴とする電線用保持部材への固定部材の保持構造。
  2. 請求項1記載の電線用保持部材への固定部材の保持構造であって、
    前記被ロック部は、前記複数のリブの同一箇所で切り欠かれた切欠部であることを特徴とする電線用保持部材への固定部材の保持構造。
  3. 請求項1又は2記載の電線用保持部材への固定部材の保持構造であって、
    前記固定部材は、前記ロック部が設けられ前記ロック部の近傍に係止部が設けられた本体部と、前記保持部材の外周側で前記係止部に係止される被係止部が設けられたカバー部とからなり、
    前記カバー部の被係止部は、前記係止部に係止した状態で、前記ロック部の係合解除方向への移動を規制することを特徴とする電線用保持部材への固定部材の保持構造。
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