JP6022253B2 - シート用変形部材 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状部材を変形させるときに用いるシート用変形部材に関する。
ユーザが自らの手で平面状のシートを折り曲げることで立体形状を作り出すものには、折り紙、飛び出す絵本、ペーパークラフト等が知られている。
一方で、シート状部材の形状を変化させるために、熱収縮インクを用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術では、シート状部材に溝を形成し、この溝の中に熱収縮インクを挿入している。この熱収縮インクを加熱することで、シート状部材を変形させている。また、フィルム状の合成樹脂に極めて薄いアルミニウムからなる導電性物質層を形成した電子レンジ用の加熱シートが知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、加熱することにより収縮するゴムが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
ここで、従来のペーパークラフトでは、立体形状を完成させるために手先の器用さが要求されるため、例えばプレゼントとして相手に送る際には、相手の手先の器用さや、完成させるために要する時間を考慮せねばならず、敬遠されることがあった。また、熱収縮インクを用いるものは、シート状部材に予め溝を形成する必要があった。さらに、熱収縮インクを用いるものでは、マイクロ波により加熱したときのシートの変位量及び変位速度は限られており、複雑な形状を形成することが困難であったり、驚きを演出するのには不十分であったりする。
特許第4260549号公報 特許第4170460号公報 特許第4344878号公報
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡単に、より複雑な変形を実現することにある。
上記課題を達成するために本発明によるシート用変形部材は、
熱により収縮する熱収縮部材と、
前記熱収縮部材の一方の面に設けられ、マイクロ波を受けることにより発熱する発熱部材と、
を備える。
発熱部材は、熱収縮部材の一方の面に設けられるが、該一方の面とは反対側の面である他方の面には設けられていない。熱収縮部材は、発熱部材から熱を受けて温度が上昇する。そして、発熱部材が設けられている一方の面の温度が比較的高くなり、発熱部材が設けられていない他方の面の温度が比較的低くなる。そうすると、熱収縮部材の一方の面の収縮率が比較的高くなり、該一方の面とは反対側の面である他方の面の収縮率が比較的低くなる。これにより、一方の面と、他方の面とで、収縮率に差が生じるので、熱収縮部材は
、収縮率の高いほうへ折れ曲がる。また、熱収縮部材と発熱部材とが接しているので、熱収縮部材を加熱するときの効率が高い。さらに、発熱部材は、マイクロ波を受けることにより発熱するため、家庭で電子レンジを用いることにより発熱させることができる。また、熱収縮部材及び発熱部材の形状(例えば、面積、夫々の長さ、夫々の幅)を調整することにより、熱収縮部材が受ける熱の量を調整することができるので、折れ曲がる角度、速度、時期等を容易に調整することができる。これにより、複雑な変形が可能となる。なお、熱収縮部材及び発熱部材は、共にシート状に形成されていてもよい。また、熱収縮部材と発熱部材とは密着していてもよい。
また、本発明においては、前記発熱部材の長さが、前記マイクロ波の波長に応じて決定されてもよい。ここで、発熱部材においてマイクロ波のエネルギを熱に変換するときの効率(以下、変換効率ともいう。)は、発熱部材の長さによって異なる。そして、この効率が高くなる発熱部材の長さは、マイクロ波の波長によって決まる。したがって、マイクロ波の波長に応じて発熱部材の長さを変えることにより、熱収縮部材が折れ曲がる角度、速度、時期等を調整することができる。例えば、発熱部材の長さをマイクロ波の1/4波長とすることで、発熱量を大きくすることができるので、折れ曲がる角度を大きくしたり、折れ曲がる速度を速くしたり、折れ曲がる時期を早くすることができる。
また、本発明においては、前記熱収縮部材の一方向の収縮率が、該一方向と直交する他方向の収縮率よりも大きくてもよい。すなわち、収縮方向に異方性があってもよい。このように、主に一方向に収縮する部材を用いることにより、折れ曲がる方向、折れ曲がる位置などを特定することができる。また、主に一方向に収縮することにより、シート状部材からシート用変形部材が剥がれることを抑制できる。なお、収縮率は、単位体積または単位面積当たりの収縮量としてもよい。
本発明においては、前記他方向に前記発熱部材を設けてもよい。なお、他方向に発熱部材を設けることには、発熱部材の長手方向を前記他方向とし且つ幅方向(短手方向)を前記一方向とする場合、または、複数の発熱部材の配列方向を他方向とする場合を含む。そうすると、マイクロ波を受けたときに発熱部材の一方向の長さが短くなるように熱収縮部材が収縮する。この収縮が発熱部材の他方向の長さ分だけ起こることにより、発熱部材上の前記他方向に沿って、シート状部材が折れ曲がる。すなわち、折れ曲がる方向は異方性により決まっており、他方向に沿ってシート状部材を設ければ、該他方向に沿ってシート状部材を折り曲げることができる。また、一方向に対する発熱部材の長さ又は幅を調整することにより、折れ曲がる角度を調整することもできる。
本発明においては、前記熱収縮部材は、加熱されたときの前記発熱部材が設けられる面の収縮率が、該発熱部材が設けられる面とは反対側の面の収縮率よりも高くてもよい。すなわち、発熱部材を設けている面の収縮率をより高くすることで、折れ曲がる角度をより大きくしたり、折れ曲がる速度を速くしたり、折れ曲がる時期を早くしたりできる。
本発明においては、前記発熱部材の面積が、前記熱収縮部材の面積よりも小さくてもよい。そうすると、熱収縮部材で収縮しない箇所が存在するため、シート用変形部材をシート状部材に張り付けたときに、該シート状部材から熱収縮部材が剥がれることを抑制できる。すなわち、熱収縮部材の全体が収縮すると、シート状部材から熱収縮部材が剥がれる虞があるが、これを抑制できる。
また、上記課題を達成するために本発明によるシート状部材は、前記シート用変形部材を備える。前記したシート用変形部材を備えることにより、シートを容易に変形させることができる。これにより、手先の器用さによらず、立体形状を完成させることができる。
そして、本発明においては、加熱することにより曲がる角度、加熱するときに曲がる速度、加熱開始から曲がり始めるまでの時間の少なくとも1つが異なる複数の前記シート用変形部材を備えることができる。そうすると、より複雑な立体形状を容易に完成させることができる。また、立体形状が完成されるまでの過程をより楽しむことができる。加熱することにより曲がる角度、加熱するときに曲がる速度、加熱開始から曲がり始めるまでの時間は、例えば、熱収縮部材及び発熱部材の形状(長さ及び幅を含む)を調整することにより、調整可能である。
本発明によれば、より簡単に、より複雑な変形を実現することができる。
実施例に係るシート用変形部材の斜視図である。 シート用変形部材をシートに張り付けたときの斜視図である。 図2に示したシートにマイクロ波を照射した後の断面図である。 1つの熱収縮部材に、3つの発熱部材を備える場合を示した図である。 1つの熱収縮部材に複数の発熱部材を備える場合を示した図である。 発熱部材の他の形状を示した図である。 図1に示したシート用変形部材の発熱部材の幅(横軸)とシートが折れ曲がる角度θ(縦軸)との関係を、熱収縮部材の幅毎に示した図である。 シート用変形部材をポストカードに利用した例を示した図である。 図8に示したポストカードを加熱した後の状態を示す図である。 折れ曲がるタイミングが異なるシート用変形部材を複数取り付けたシートを示した図である。 図10に示したシートを加熱した後に完成した立体形状を示す図である。 折れ曲がる時期及び折れ曲がる角度が異なる複数のシート用変形部材を取り付けたシートを示した図である。 図12に示したシートを加熱した後に完成した立体形状を示す図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1は、本実施例に係るシート用変形部材1の斜視図である。シート用変形部材1は、熱収縮部材10と、発熱部材11と、を備えて構成されている。
熱収縮部材10は、熱を加えると収縮する部材であり、例えば、架橋ポリオレフィン、半硬質架橋ポリオレフィン、クロロプレンゴム、架橋フッ素ゴム、フッ素樹脂PVDFを材料に用いることができる。熱収縮部材10は、シート状に形成されている。熱収縮部材10は、一方向の収縮率が例えば50%程度と比較的高く、一方向と直交する他方向の収縮率が例えば数%と比較的低い。なお、以下では、収縮率が比較的高い一方向を、「収縮方向」と称し、収縮率が比較的低い他方向を、「非収縮方向」と称する。また、熱収縮部材10は、熱収縮チューブを中心軸と平行に切り開いたものであってもよい。なお、特に記載がない限りは、熱収縮部材10の幅といった場合には、収縮方向の長さを示し、熱収縮部材10の長さといった場合には、非収縮方向の長さを示す。
発熱部材11は、マイクロ波を受けることにより発熱する部材であり、例えば樹脂フィ
ルムにアルミニウム等の金属を蒸着させて形成される。樹脂フィルムには、発熱時の温度上昇に耐え得る材料を選択する。また、発熱部材11は、薄い金属シートとしてもよい。発熱部材11は、例えば接着剤または両面テープ等により、熱収縮部材10に張り付けられる。発熱部材11を熱収縮部材10に張り付けるときに用いる接着剤等は、加熱時に硬くならず、ある程度の柔軟性があることが望ましい。すなわち、加熱時に接着剤等が硬くなると、熱収縮部材10が収縮したときに該熱収縮部材10から発熱部材11が剥がれる虞がある。そして、発熱部材11が剥がれてしまうと、熱収縮部材10へ熱が伝わり難くなるので、所望の角度まで曲がらない虞がある。なお、発熱部材11は、熱収縮部材10の収縮率が比較的低い前記非収縮方向(他方向)に設けられる。
なお、特に記載がない限りは、発熱部材11の幅といった場合には、熱収縮部材10の収縮方向における発熱部材11の長さを示し、発熱部材11の長さといった場合には、熱収縮部材10の非収縮方向における発熱部材11の長さを示す。図1においては、発熱部材11の長さが、熱収縮部材10の長さと略同じであるが、これに限らない。一方、発熱部材11の幅は、熱収縮部材10の幅よりも短い。これにより、熱収縮部材10の面積よりも、発熱部材11の面積が小さくなる。そして、熱収縮部材10の面積よりも、発熱部材11の面積を小さくすることで、加熱時に熱収縮部材10から発熱部材11が剥がれることを抑制できる。
このようなシート用変形部材1に対して、例えば電子レンジを用いてマイクロ波を照射(以下、「加熱」ともいう。)すると、発熱部材11で発熱が起こるため、熱収縮部材10を加熱することができる。そして、加熱された熱収縮部材10は、発熱部材11が張り付けられている面が内側となるように折れ曲がる。ここで、熱収縮部材10においては、発熱部材11が張り付けられている面の温度が、この面の反対側の面であって発熱部材11が張り付けられていない面の温度よりも高くなる。また、発熱部材11が張り付けられている面のほうが温度の上昇する範囲も広くなる。これらにより、発熱部材11が張り付けられている面側の収縮率が、反対側の面側の収縮率よりも高くなる。このように、一方の面が他方の面よりも収縮率が高いことにより、一方の面が内側となって熱収縮部材10が折れ曲がる。
また、熱収縮部材10は、加熱したときの熱収縮率が方向によって異なる。すなわち、主に収縮方向に収縮し、非収縮方向にはほとんど収縮しないため、熱収縮部材10の長さはほとんど変化しない。したがって、非収縮方向に発熱部材11を張り付けた場合には、発熱部材11が張り付けられている箇所において、該発熱部材11の長さは変わらず、幅が短くなる。そすると、折れ曲がる線(以下、折り曲げ線という)が非収縮方向と平行に形成される。この折り曲げ線は、熱収縮部材10が折れ曲がる位置を示している。ただし、熱収縮部材10は、この折り曲げ線上のみで折れ曲がるのではなく、発熱部材11が張り付けられている箇所及びその周辺で曲がるため、ある程度の曲率を持って折れ曲がる。したがって、この折り曲げ線は、曲がる範囲の中心線としてもよい。また、折り曲げ線は、発熱部材11の中心線としてもよい。折り曲げ線は、まだ折れ曲がっていない状態において、折れ曲がる位置を示す線としてもよく、折れ曲がる途中及び折れ曲がった後の状態において、実際に折れ曲がっている位置を示す線としてもよい。
次に、図2は、シート用変形部材1をシート13に張り付けたときの斜視図である。また、図3は、図2に示したシート13にマイクロ波を照射した後の断面図である。シート13が折れ曲がる角度をθとする。なお、角度θは、熱収縮部材10または発熱部材11が折れ曲がる角度としてもよい。
シート13には、例えば紙、樹脂、木、ゴム、ガラスなどを用いることができる。また、シート13は、シート用変形部材1で折り曲げることのできる硬さ及び厚さとする。な
お、シート13に予め折り目を付けておくことにより、対応できる硬さ及び厚さを調整することもできる。また、シート13は、平面だけでなく曲面も含めることができる。また、シート13には凹凸があってもよい。また、シート13自体は、マイクロ波を照射したときに発熱しない材質のものが望ましいが、これに限らない。熱収縮部材10をシート13に張り付けるときには、発熱部材11が張り付けられている面とは反対側の面をシート13に張り付ける。そうすると、加熱後にシート13の内側に、シート用変形部材1が位置する。一方、熱収縮部材10とシート13との間に発熱部材11を挟むように、シート用変形部材1をシート13に張り付けると、加熱後にシート13の外側に、シート用変形部材1が位置する。シート用変形部材1の何れの面をシート13に張り付けるのかは、見栄えなどを考慮して適宜選択することができる。
熱収縮部材10は、例えば、接着剤または両面テープ等によりシート13に張り付けられる。なお、熱収縮部材10に粘着性を持たせることで、シート13に張り付けてもよい。また、溶着または融着により張り付けてもよい。なお、シート用変形部材1をシート13に張り付けるときに用いる接着剤等は、加熱しても硬くならず、ある程度の柔軟性があるものを用いることが望ましい。ここで、加熱時に接着剤等が硬くなると、熱収縮部材10が収縮したときにシート13から熱収縮部材10が剥がれる虞がある。そして、熱収縮部材10が剥がれてしまうと、折れ曲がったシート13が元に戻ってしまう虞がある。
シート用変形部材1を張り付けたシート13に対して、例えば電子レンジを用いてマイクロ波を照射すると、発熱部材11において発熱が起こる。そして、発熱部材11からの熱を受けて熱収縮部材10が収縮する。このときに、発熱部材11が熱収縮部材10の内側となるように、該熱収縮部材10が折れ曲がる。そして、熱収縮部材10が接着されているシート13も、該熱収縮部材10と一緒に折れ曲がる。
ところで、シート13が折れ曲がる角度、折れ曲がる速度、折れ曲がる時期は、熱収縮部材10及び発熱部材11の面積、並びに、発熱部材11の形状などの影響を受ける。例えば、発熱部材11が発熱し易い形状であるほど、シート13が折れ曲がる角度が大きくなったり、折れ曲がる速度が速くなったり、折れ曲がる時期が早くなったりする。
例えば、発熱部材11の長さが変わることにより、発熱量も変わる。ここで、一般的な電子レンジに用いられているマイクロ波の周波数は、例えば2.45GHzであり、この場合の波長は約12.2cmである。そして、発熱部材11の長さを、電子レンジのマイクロ波の波長の四分の一である3cm程度としたときに、変換効率が高くなる。したがって、発熱部材11の長さを3cm、または3cm近傍とすることで、熱収縮部材10を速やかに加熱することできる。一方、この長さよりも長くても又は短くても、変換効率が低下する。
なお、発熱部材11の長さが2cm、3cm、4cmと異なる3枚のシート用変形部材1に対して、同時にマイクロ波の照射を開始した場合に、発熱部材11の長さが3cmのものが最初に折れ曲がり、次いで、4cmのものが折れ曲がり、最後に2cmのものが折れ曲がることを実験により確認した。このように、発熱部材11の長さをマイクロ波の波長に基づいて調整することにより、シート用変形部材1及びシート13が折れ曲がる時期などを調整することができる。
また、発熱部材11の長さが同じ場合には、発熱部材11の幅(面積としてもよい)に応じて、発熱量が変わる。例えば、発熱部材11の面積が大きいほど、発熱量が多くなるので、シート13が折れ曲がる角度が大きくなり、折れ曲がる速度が速くなり、折れ曲がる時期が早くなる。しかし、発熱部材11を複数に分けることにより、発熱部材11の面積を小さくしつつ、シート13が折れ曲がる角度及び折れ曲がる速度を同等に維持するこ
ともできる。
図4は、1つの熱収縮部材10に、3つの発熱部材11A,11B,11Cを備える場合を示した図である。3つの発熱部材11A,11B,11Cの長さは、熱収縮部材10と同じであり、図1に示した場合と同じである。3つの発熱部材11A,11B,11Cは、幅方向に所定の間隔で設けられている。このときに、図1で示した発熱部材11から熱が伝わる範囲と、図4に示した発熱部材11A,11B,11Cから熱が伝わる範囲と、が同じになるように、各発熱部材11A,11B,11Cを配置している。なお、所定の間隔及び発熱部材11A,11B,11Cの幅は、加熱時に、夫々の発熱部材11A,11B,11Cから、熱収縮部材10に熱が伝わる範囲を考慮しつつ決定される。
ここで、発熱部材11A,11B,11Cから熱収縮部材10へ熱が伝わるのは、発熱部材11A,11B,11Cが直接貼り付けられている箇所だけではない。すなわち、発熱部材11が張り付けられている箇所の周りにも熱が伝わる。そして、熱が伝わる範囲内であり、十分に温度が高くなれば、熱収縮部材10は収縮する。この熱が伝わる範囲は、実験やシミュレーション等によって求めることができる。このように、発熱部材11を複数に分けると、熱収縮部材10が収縮したときに、該熱収縮部材10から発熱部材11が剥がれ難い。このため、所望の角度までシート13及びシート用変形部材1をより確実に折り曲げることができる。
また、図5は、1つの熱収縮部材10に複数の発熱部材11を備える場合を示した図である。夫々の発熱部材11は、収縮方向が長手方向になるように形成される。すなわち、発熱部材11は、非収縮方向よりも収縮方向が長い。そして、夫々の発熱部材11は、非収縮方向に所定の間隔で配置される。例えば、図1に示した発熱部材11の幅と、図5に示した発熱部材11の収縮方向の長さは同じである。
このように発熱部材11を配置することにより、マイクロ波を照射したときの変換効率が図1に示した場合よりも低くなる。これにより、熱収縮部材10が折れ曲がる時期を遅くしたり、折れ曲がる速度を遅くしたりすることができる。また、隣接する発熱部材11の間の熱収縮部材10にも該発熱部材11から十分な熱が伝われば、折れ曲がる角度が図1と同等になる。
なお、図5における発熱部材11の収縮方向の長さ、発熱部材11の非収縮方向の長さ、発熱部材11の間隔は、熱収縮部材10の折れ曲がる角度、折れ曲がる速度、折れ曲がる時期と関係がある。これらの関係は、実験またはシミュレーションにより求めることができる。
また、図6は、発熱部材11の他の形状を示した図である。図6に示す発熱部材11の非収縮方向の長さは、図1に示す場合と同じであるが、幅は非収縮方向の位置によって変化する。すなわち、発熱部材11は、収縮方向に複数の枝が等間隔に延びている。このように延びた枝の周りにも熱が伝わるので、隣り合う枝と枝との間であっても熱収縮部材10を収縮させることができる。
また、図7は、図1に示したシート用変形部材1の発熱部材11の幅(横軸)とシート13が折れ曲がる角度θ(縦軸)との関係を、熱収縮部材10の幅毎に示した図である。実線は、実際に実験を行って得た値であり、一点鎖線は、シミュレーションによって得た値である。角度θは、図3で示される角度である。また、実線は同条件で実験を5回行ったときの平均値である。一番上の図は、熱収縮部材10の幅が9mmの場合を示し、上から二番目の図は、熱収縮部材10の幅が15mmの場合を示し、一番下の図は、熱収縮部材10の幅が21mmのときを示している。夫々の幅の熱収縮部材10に対して、発熱部
材11の幅を3mm、5mm、7mmとして、実験及びシミュレーションを行っている。図7において、シート13が折れ曲がる前の角度θは、180度である。
なお、シミュレーションを行った結果、熱収縮部材10がシート13から剥がれてしまったり、シート13が立ち上がった後に倒れてしまったりすると考えられる場合を、破線で示している。例えば、熱収縮部材10の幅に対して、発熱部材11の幅が比較的大きいと、熱収縮部材10がシート13から剥がれ易くなる。ここで、シート13を置いたときに下側を向く面にシート用変形部材1を配置すると、マイクロ波を照射したときに、シート13が折れ曲がるにしたがって、熱収縮部材10が持ち上がり、シート13が立ち上がる。そして、シート13が折れ曲がるにしたがって、角度θが小さくなる。角度θが0に近くなると、シート13は倒れてしまう。
なお、シミュレーションでは、発熱部材11からの距離に基づいて熱収縮部材10の温度が推定され、この温度に基づいて熱収縮部材10の収縮率を設定している。
図7に示されるように、熱収縮部材10の幅及び発熱部材11の幅によって、シート13が折れ曲がる角度が異なる。したがって、熱収縮部材10の幅及び発熱部材11の幅を調節することにより、シート13が折れ曲がる角度を調節することができる。例えば、熱収縮部材10の幅に対する発熱部材11の幅の比が大きくなるにしたがって、角度θは小さくなるものの、この比が大きくなりすぎると、熱収縮部材10から発熱部材11が剥がれたり、シート13が倒れたりする。熱収縮部材10から発熱部材11が剥がれると、角度θが所望の値とならない。シート13が倒れると、シート13の変形時の演出に悪影響を与える虞がある。また、熱収縮部材10の収縮率によっても、シート13が折れ曲がる角度が変わるため、熱収縮部材10の材質によって、熱収縮部材10の幅及び発熱部材11の幅を調整してもよい。これらは、例えば、500Wの電子レンジで10秒加熱することを想定して調整してもよい。
そして、図7において、実線と一点鎖線とは比較的近い値となっている。このため、シミュレーションの結果に基づいて、熱収縮部材10及び発熱部材11の形状を決定することができるので、実験を行って試行錯誤する手間を省くことができる。
本実施例に係るシート用変形部材1は、折り紙、飛び出す絵本、ペーパークラフト、雑誌の付録等、様々なものに用いることができる。また、紙コップの取っ手や食品を加熱する容器の取っ手などにも用いることができる。例えば、電子レンジで加熱する前には取っ手が容器本体に張り付いており、加熱後に取っ手が立ち上がるようにすれば、輸送時や陳列時には取っ手が邪魔にならず、加熱後には温度が高くなっている食品から離れたところに取っ手が立ち上がっているので、手に持ったときの熱さを低減できる。
以上説明したように本実施例によれば、普及率が比較的高い電子レンジを用いて、シート13を平面形状から立体形状へ変化させることができる。したがって、手先の器用さによらず、家庭で安全に形状変化を楽しむことができる。また、電子レンジ内での変形を見て楽しむことができる。さらに、電子レンジを用いることで、加熱時には熱源とユーザとが隔離されるため、安全である。また、発熱部材11以外は、マイクロ波を照射してもほとんど発熱せず、また、夫々の部材が薄いため加熱後には熱が速やかに放出されるので、加熱終了後にすぐに温度が低くなり、すぐに触ることができる。
また、シートが折れ曲がる角度や速度、時期を調整することができるので、これらの異なる複数のシート用変形部材1を1枚のシートに複数配置することにより、複雑な形状に変化させることができる。また、熱収縮部材10及び発熱部材11の面積や形状が、シート13の折れ曲がる角度や速度、時期に与える影響を予め求めておいたり、シミュレーシ
ョンで求めておいたりすることで、変形後の形状を予想することができる。これにより、立体形状の設計が容易になる。また、完成後の形状の再現性を高めることができる。
また、熱により変色したり、発色したりするインクを用いてシート13に予め字や絵を書いておくことで、加熱後にメッセージや模様が浮き出るといった演出もできる。
また、シート13にシート用変形部材1を接着して加熱すれば、該シート13を折り曲げることができるので、シート13に予め溝などを設ける必要もない。さらに、熱収縮部材10には収縮方向と非収縮方向とが存在するので、シート13を折り曲げる方向を定めることができる。
なお、本実施例においては、発熱部材11が設けられていない面よりも、発熱部材11が設けられている面のほうで、熱収縮部材10の収縮率が高くなっていてもよい。すなわち、熱収縮部材10の一方の面と他方の面とで熱収縮率が異なっていてもよい。この場合、熱収縮部材の厚さ方向で熱収縮率が徐々に変化してもよい。このようにすることで、加熱時の発熱部材11が設けられている面側の収縮率が相対的により高くなるので、折れ曲がる角度をより大きくすることができる。また、折れ曲がる速度をより速くし、折れ曲がる時期をより早くすることができる。
また、シート用変形部材1の形状を最適化することにより、熱収縮部材10及び発熱部材11の使用量を低減することができる。これにより、シート用変形部材1の軽量化が可能となる。たとえば、シート13を立ち上がらせるときに、シート用変形部材1が重いほど、立ち上がらせるためにより大きな力が必要となる。そして、シート用変形部材1が重すぎると、シート13が立ち上がらなくなる。したがって、シート用変形部材1を軽量化できれば、立ち上がらせるために必要となる力を小さくすることができ、より確実にシート13を立ち上がらせることができる。
(実施例2)
図8は、シート用変形部材1をポストカード50に利用した例を示した図である。図9は、図8に示したポストカード50を加熱した後の状態を示す図である。完成した立体形状は、動物(犬)を模倣したものである。
加熱後に動物の形状となる部分(以下、単に動物51という)にシート用変形部材1が張り付けられる。シート用変形部材1は、熱収縮部材10に対して発熱部材11が動物51の反対側に位置するように、該動物51に張り付けられる。また、シート用変形部材1の折り曲げ線が、動物51の背51Aに沿って配置されるように、シート用変形部材1を動物51に張り付ける。
そして、台紙52に動物51を張り付けることにより、ポストカード50が完成する。台紙52に動物51を張り付けるときには、加熱時に台紙52から動物51が剥がれるように、例えば粘着力を調整しておく。
このように構成されたポストカード50では、ポストカード50を電子レンジで加熱することにより、動物51が背51Aに沿って折れ曲がり、該動物51が台紙52から立ち上がる。これにより、簡単かつ安全に、立体形状を完成させることができる。
(実施例3)
図10は、折れ曲がるタイミングが異なるシート用変形部材91,92,93,94を複数取り付けたシート90を示した図である。また、図11は、図10に示したシート90を加熱した後に完成した立体形状を示す図である。完成した立体形状は、リスを模倣し
たものである。なお、図10において見えている側の面を表面とし、見えていない側の面を裏面として説明する。
表面には、比較的早い時期に折れ曲がるシート用変形部材92,93を2つ備えている。この比較的早い時期に折れ曲がるシート用変形部材92,93はリスの足に相当する箇所に設けられる。一方、表面及び裏面に、比較的遅い時期に折れ曲がるシート用変形部材91,94を1つずつ備えている。この比較的遅い時期に折れ曲がるシート用変形部材91,94は、表面のリスの尾に相当する箇所と、裏面のリスの背に相当する箇所に設けられる。何れのシート用変形部材91,92,93,94も、発熱部材11がシート90の外側に位置するように、該シート90に張り付けられている。なお、図10において、折り曲げ線を一点鎖線で示している。この一点鎖線が各シート用変形部材91,92,93,94の非収縮方向となる。
このように構成されたシート90は、表面に設けられたシート用変形部材92,93,94と、裏面に設けられたシート用変形部材91とで、折れ曲がる方向が逆になる。そして、加熱時には、先に、足に相当する箇所に配置されているシート用変形部材92,93が折れ曲がり、その後に、背及び尾に相当する箇所に配置されているシート用変形部材91,94が折れ曲がる。仮に、全てのシート用変形部材91,92,93,94が同時に折れ曲がった場合には、足または背に相当する箇所に反対方向に折れ曲がる力がかかる虞があり、所望の立体形状ができない虞がある。
これに対して、本実施例のように、最初に足を折り曲げてから、背及び尾を折り曲げることにより、足または背に対して反対方向に折れ曲がる力がかかることを抑制できるので、立体形状をより確実に完成させることができる。
このように、折り曲げる順番を考慮することで、より複雑な形状を完成させることができる。
(実施例4)
図12は、折れ曲がる時期及び折れ曲がる角度が異なる複数のシート用変形部材104,105を取り付けたシート100を示した図である。また、図13は、図12に示したシート100を加熱した後に完成した立体形状を示す図である。完成した立体形状は、ロボットを模倣したものである。なお、図12において見えている側の面を表面とし、見えていない側の面を裏面として説明する。また、折り曲げ線を一点鎖線で示している。
シート100は、頭101、胴102、足103を備えて構成されている。頭101と胴102は、首109を介して繋がれている。また、胴102には、右手107及び左手108が備わる。頭101には、顔106が備わる。そして、シート100の表面及び裏面には、図12に示すように、複数のシート用変形部材104,105が張り付けられている。ここで、足103に張り付けられているシート用変形部材104は、加熱後の角度θが、他のシート用変形部材105よりも小さくなる。他のシート用変形部材105は、加熱後の角度θがおよそ90度となるように設定される。また、右手107及び左手108に張り付けられるシート用変形部材105の他は、何れのシート用変形部材104,105も、長手方向が非収縮方向となる。また、加熱前のシート100は、平面状である。
例えば、最初に頭101及び足103を形成し、その後に胴102を形成し、最後に右手107及び左手が108起き上がるように、夫々のシート用変形部材104,105が折れ曲がる時期を調整してもよい。そうすることで、より長い時間、変形を楽しむことができる。そして、図12に示したシート100の状態では、図13に示した完成後の形状を想像することは困難であり、完成したときの驚きは大きい。このようにして、複雑な形
状を完成させると共に、加熱前のシートの状態からは想像できないような形状を完成させることができる。このため、ユーザの驚きが増す。
1 シート用変形部材
10 熱収縮部材
11 発熱部材
11A 発熱部材
13 シート
50 ポストカード
51 動物
51A 背
52 台紙

Claims (7)

  1. 熱により収縮する熱収縮部材と、
    前記熱収縮部材の一方の面に設けられ、マイクロ波を受けることにより発熱する発熱部材と、
    を備え
    前記発熱部材の長さが、前記マイクロ波の波長に応じて決定される
    シート用変形部材。
  2. 熱により収縮する熱収縮部材と、
    前記熱収縮部材の一方の面に設けられ、マイクロ波を受けることにより発熱する発熱部材と、
    を備え
    前記熱収縮部材の一方向の収縮率が、該一方向と直交する他方向の収縮率よりも大きいシート用変形部材。
  3. 前記他方向に前記発熱部材を設ける請求項に記載のシート用変形部材。
  4. 前記熱収縮部材は、加熱されたときの前記発熱部材が設けられる面の収縮率が、該発熱部材が設けられる面とは反対側の面の収縮率よりも高い請求項1からの何れか1項に記載のシート用変形部材。
  5. 前記発熱部材の面積が、前記熱収縮部材の面積よりも小さい請求項1からの何れか1項に記載のシート用変形部材。
  6. 前記請求項1からの何れか1項に記載のシート用変形部材を備えたシート状部材。
  7. 加熱することにより曲がる角度、加熱するときに曲がる速度、加熱開始から曲がり始めるまでの時間の少なくとも1つが異なる複数の前記シート用変形部材を備える請求項
    記載のシート状部材。
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