JP6019272B2 - 体液吸引用ポンプおよび該体液吸引用ポンプを用いた体液吸引集液装置 - Google Patents
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Description
一方で、患者のADL(Activity of Daily Life)を考えると、ドレナージのための吸引ポンプは、術後の患者の離床、リハビリなどを妨げないよう、比較的小型で、着衣内にしまえるサイズであり、軽量かつシンプルな構造のものが望まれる。
体液を受け入れるための容器と、
前記容器内で前記吸入口に接続される逆流防止弁と、
吸入された体液が送出される送出口と、
前記容器内に内設され、前記容器を圧縮した後に圧縮された形状が復元することで前記容器内に吸引圧を発生させる筒状の復元手段と、を備え、
前記復元手段が、非金属材料により形成され、
前記復元手段が、圧縮時に変形しない複数の肉厚部と、圧縮時に変形し前記複数の肉厚部を連結する複数の肉薄部とから構成された体液吸引用ポンプを提供する。
前記復元手段は、複数の肉薄部を有するが、その中の対向する2個所の肉薄部が、その内角が減少する方向に撓曲することで圧縮される。
前記復元手段は、複数の肉厚部と複数の肉薄部を備えており、本発明の効果を損なわなければ、それらの数は特に限定されないが、本発明では、6個所の肉厚部と、6個所の肉薄部と、から構成することが好ましい。
この場合、復元手段の具体的な形態も特に限定されないが、圧縮時に内角が減少する方向に撓曲する2個所の肉薄部の両端に連結する2つの肉厚部が成す内角を、30°以上150°以下に、他の肉薄部の両端に連結する2つの肉厚部が成す内角を、110°以上160°以下に設計することが好ましい。
具体的に、本発明では、本発明に係る体液吸引用ポンプと、
該体液吸引用ポンプの前記送出口に連通され体液が送入される送入口と、送入された体液を貯留するための貯留用容器と、貯留された体液が外部へ排出される排出口と、を備える体液貯留部と、
を備える体液吸引集液装置を提供する。
図1は、本発明に係る体液吸引用ポンプ1の第1実施形態を模式的に示す斜視模式図である。本発明に係る体液吸引用ポンプ1は、大別して、(1)容器11と、(2)逆流防止弁12と、(3)復元手段13と、を備える。また、必要に応じて、(4)体表固定部14を更に備えることも可能である。以下、各部について、詳細に説明する。
本発明に係る体液吸引用ポンプ1には、体液を受け入れるための容器11を備える。容器11には、上部に体液を吸入するための吸入口111と、下部に吸入された体液を送出するための送出口112とを備える。
本発明に係る体液吸引用ポンプ1では、吸入した体液が逆流することを防止するために、容器11内で吸入口111に逆流防止弁12を接続させる。本発明に用いることができる逆流防止弁12の具体的な構造は特に限定されず、通常、体液吸引用ポンプに用いることができる逆流防止弁の構造を自由に選択して採用することができる。一例を示すと、図2に示すような構造の逆流防止弁12を用いることができる。
本発明に係る体液吸引用ポンプ1の容器1内には、容器11を圧縮した後に圧縮された形状を復元させて容器11内に吸引圧を発生させるために、筒状の復元手段13を内設する。本発明では、復元手段13を、圧縮時に変形しない複数の肉厚部133と、圧縮時に変形し前記複数の肉厚部133を連結する複数の肉薄部134とで構成することを特徴とする。
本発明に係る体液吸引用ポンプ1には、患者の体表に固定するための体表固定部14を備えることができる。体表固定部14は、本発明においては必須ではないが、体表固定部14を備えることで、患者が離床する際には体液吸引用ポンプ1を着衣内にしまうことができるため、装着時の外観変化を気にすることなく患者のADLを高く維持することができる。更にチューブ等が露出しないため転倒などの危険性を低減させることができる。
まず、容器11の吸入口111に、体内に留置されたドレーン(図示せず)の端部を接続した状態で、容器11を圧縮する。この際、容器11内の空気が、容器11の送出口112から外へ排出される。
図13は、本発明に係る体液吸引集液装置2の第1実施形態を模式的に示す斜視模式図である。本発明に係る体液吸引集液装置2は、大別して、前述した体液吸引用ポンプ1と、(1)送入口211と、(2)貯留用容器212と、(3)排出口213と、を備える体液貯留部21と、を備える。また、ガスを排出するための(4)フィルター214を設けてもよい。以下、各部について、詳細に説明する。なお、体液吸引用ポンプ1の各部については、前述と同一であるため、ここでは説明を割愛する。
本発明に係る体液吸引集液装置2の体液貯留部21において、送入口211は、体液吸引用ポンプ1の送出口112に連通し、後述する貯留用容器212に体液を送入するための部位である。送入口211には、体液吸引用ポンプ1の送出口112との接続を容易にするために、管状部材T3を連設することが好ましい。管状部材T3を形成する材料は、柔軟な材料であれば、特に限定されず、通常、体液吸引集液装置に用いることができる材料を自由に選択して用いることができる。例えば、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム、水素化ニトリルゴム等の合成ゴム、スチレン系、オレフィン系の熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。
本発明に係る体液吸引集液装置2の体液貯留部21において、貯留用容器212では、送入口211から送入された体液を貯留する。
本発明に係る体液吸引集液装置2の体液貯留部21において、排出口213は、貯留用容器212内に貯留された体液を外部へ排出するための部位である。排出口213には、や体液を排出し易くするための管状部材T4を連設することもできる。管状部材T4を形成する材料については、送入口211に連設可能な管状部材T3と同様であるため、ここでは説明を割愛する。
本発明に係る体液吸引集液装置2の体液貯留部21において、体液貯留部21に溜まった気体を体液貯留部21の外部に排出するためのフィルター214を設けることが好ましい。フィルター214は気体を通すが液体は通過しない透気防水性の材料で構成することが好ましい。また、排液の種類によっては悪臭の原因となるので、フィルターには脱臭機能を有する材料を用いることが好ましい。フィルター214の取り付け位置は、ベットサイドにぶら下げた時やベット上に置いた際に貯留した排液がフィルターに接触し難い位置が好ましく、貯留容器前面かつ上部で軸線中央付近が好ましい。
まず、体液吸引用ポンプ1の容器11の吸入口111に、体内に留置されたドレーン(図示せず)の端部を接続した状態で、容器11を圧縮する。この際、容器11内の空気が、容器11の送出口112から体液貯留部21へ送られる。このとき、必要に応じて、体液貯留部21の貯留用容器212に送られた空気を、排出口213又はフィルター214から排出しておくこともできる。空気を排出しておくことで、貯留用容器212内により多くの体液を貯留することが可能となる。
11 容器
12、12’ 逆流防止弁
13 復元手段
14 体表固定部
111 吸入口
112 送出口
113 容器の内壁面
114 吊り下げ用穴
115 容器のシール部
116 容器の外壁面
122 逆流防止弁の末端
121 逆流防止弁を構成するチューブ
131 復元手段の外壁面
132 復元手段の内壁面
133a〜j 肉厚部
134a〜j 肉薄部
141 面板
142a、142b 面ファスナー
T1、T2、T3、T4 管状部材
2 体液吸引集液装置
21 体液貯留部
211 送入口
212 貯留用容器
213 排出口
214 フィルター
Claims (4)
- 体液が吸入される吸入口と、
体液を受け入れるための容器と、
前記容器内で前記吸入口に接続される逆流防止弁と、
吸入された体液が送出される送出口と、
前記容器内に内設され、前記容器を圧縮した後に圧縮された形状が復元することで前記容器内に吸引圧を発生させる筒状の復元手段と、を備え、
前記復元手段が、合成樹脂により形成され、
前記復元手段が、圧縮時に変形しない複数の肉厚部と、圧縮時に変形し前記複数の肉厚部を連結する複数の肉薄部とから構成され、
前記復元手段は、対向する2個所の肉薄部が、その内角が減少する方向に撓曲することで圧縮され、前記吸引圧は、内角が減少する方向に撓曲することで圧縮された前記対向する2カ所の肉薄部が復元することで発生し、
前記肉厚部の厚さが0.5mm以上10mm以下であり、
前記肉薄部の厚さが0.1mm以上2mm以下であり、
前記肉厚部の厚さ>肉薄部の厚さである、体液吸引用ポンプ。 - 前記復元手段が、6個所の肉厚部と、6個所の肉薄部と、から構成される請求項1に記載の体液吸引用ポンプ。
- 圧縮時に内角が減少する方向に撓曲する2個所の肉薄部の両端に連結する2つの肉厚部が成す内角が、30°以上150°以下であり、
他の肉薄部の両端に連結する2つの肉厚部が成す内角が、110°以上160°以下である請求項2記載の体液吸引用ポンプ。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の体液吸引用ポンプと、
該体液吸引用ポンプの前記送出口に連通され体液が送入される送入口と、送入された体液を貯留するための貯留用容器と、貯留された体液が外部へ排出される排出口と、を備える体液貯留部と、
を備える体液吸引集液装置。
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