JP6016262B2 - 移動端末、制御ノード、パケット転送ノード、及び輻輳制御のための方法 - Google Patents

移動端末、制御ノード、パケット転送ノード、及び輻輳制御のための方法 Download PDF

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Description

本出願は、移動通信ネットワークにおける輻輳制御に関する。
IP(Internet Protocol)ネットワークにおける輻輳制御技術としてECN(Explicit Congestion Notification)が知られている。ECNは、IETF (Internet Engineering Task Force) RFC 3168 "The Addition of Explicit Congestion Notification (ECN) to IP" において規定されている。ECNは、IPネットワークにおける輻輳をend-to-endで通知することを可能とする。ECNは、2つのエンドノード(ホスト)が共にECNをサポートし、IPネットワーク内のルータもECNをサポートする場合に有効に利用できる。
ECNは、IPヘッダ内に定義された1オクテット(8ビット)長のTOS(Type of Service)フィールドの下位2ビットを使用する。これら2ビットは、ECNフィールド又はECNビット等と呼ばれ、以下の4つの異なるコードポイント(codepoint)のいずれかを示す。
・00:Not ECN-Capable Transport (Not-ECT)
・10:ECN Capable Transport (ECT(0))
・01:ECN Capable Transport (ECT(1))
・11:Congestion Experienced (CE)
Not-ECTコードポイント"00"は、送信ホストがECNをサポートしないこと、又はECNを使用しないことを示す。2つのECN Capable Transport(ECT)コードポイント"10"及び "01"は、送信及び受信エンドノードが共にECNをサポートし、IPパケットがECNの対象であることを示す。Congestion Experienced(CE)コードポイント"11"は、ネットワークにおける輻輳をエンドノードに通知するためにルータによってセットされる。
ルータは、輻輳を経験している場合に、ECT(0)又はECT(1)コードポイントが設定されているIPパケット、つまりECNが有効化されているIPパケットのECNフィールドをCEコードポイント("11")に書き換える。IPパケットにCEコードポイントが設定されている場合、パケットフローの下流に位置するルータは、そのIPパケットのECNフィールドを変更しない。受信エンドノードは、CEコードポイントがセットされたIPパケットを受信した場合に、上位レイヤプロトコル(例えば、TCP(Transport Layer Protocol)、又はRTP(Real-time Transport Protocol))において輻輳通知に対処する。CEコードポイントを受信した受信エンドノードは、例えば、TCPヘッダのECE(ECN-Echo)フラグをセットすることにより、又はRTPメッセージを用いることにより、送信エンドノードに輻輳発生を通知する。通知を受けた送信エンドノードは、送信データレートを低下するために、TCPの送信ウィンドウサイズを小さくしたり、コーデックレートを下げたりする。
また、IETF RFC 3168、IETF RFC 4301 "Security Architecture for the Internet Protocol"、及びRFC 6040 "Tunnelling of Explicit Congestion Notification"等は、ECNを使用するIPパケットがカプセル化される場合のトンネル・エンドポイントの動作について記載している。例えば、IPsecに関するIETF RFC 4301は、トンネルの入り口(ingress)エンドポイント及び出口(egress)エンドポイントの動作について以下のように記載している。トンネルの入り口(ingress)エンドポイントは、到着したIPパケットのヘッダ(つまりインナーIPヘッダ)のECNフィールドをトンネルのアウターヘッダのECNフィールドにコピーする。一方、トンネルの出口(egress)エンドポイントは、インナーIPヘッダのCEフィールドがECT(0)又はECT(1)コードポイントを示し、かつアウターヘッダにCEコードポイントがマーキングされている場合に、アウターヘッダのECNフィールドをインナーヘッダにコピーする。その他の場合、トンネルの出口(egress)エンドポイントは、インナーIPヘッダのECNフィールドを変更しない。
以上に述べたECNは、3GPP(Third Generation Partnership Project)の移動通信ネットワークにも適用されている。具体的には、3GPP TS 36.300のセクション11.6は、基地局(eNB:evolved NodeB)と移動端末(UE:User Equipment)の間の無線リンク上での輻輳通知を規定している。また、3GPP TS 26.114は、MTSI(Multimedia Telephony Service for IP Multimedia Subsystem)、つまり音声コーデックにおけるECNの利用について規定しており、特にCEコードポイントを受信した際の移動端末の振る舞いについて規定している。3GPP TS 36.300によれば、基地局は、キャパシティの改善(e.g. より多くのVoIP(Voice over IP)コールを受け付けるため)又はカバレッジの改善が必要である場合に、ECT(0)又はECT(1)コードポイントを示すPDCP SDU(Packet Data Convergence Protocol Service Data Unit)、つまりユーザーパケット、にCEコードポイントをセットする。
3GPP TS 36.300 V9.9.0 (2011-12) 3GPP TS 26.114 V9.9.0 (2012-06)
上述したように、ECNは、ネットワーク内のパケット転送ノード(e.g. ルータ)がデータパケットに対して輻輳表示マーキング(例えば、CEコードポイント)を設定することよって受信エンドノード(例えば、移動端末)に輻輳を通知する技術である。本件発明者は、移動通信ネットワークにおけるECNの利用に関して詳細な検討を行い、様々な課題を見出した。
例えば、3GPPの移動通信ネットワークにおけるECNの利用では、ECNが有効化されたユーザーパケット(e.g. ECTコードポイントが設定されたユーザーパケット)に対する移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキング(e.g. CEコードポイント)の設定の許否を移動端末から指定できないという問題がある。移動端末は、例えば、無線アクセスネットワーク、コアネットワーク、及び外部パケットネットワークを経由してエンドノードと通信する。したがって、移動端末は、例えば輻輳発生場所の特定のために、特定のネットワーク内におけるユーザーパケットへの輻輳表示マーキングの設定を明示的に許可したり禁止したりできることが好ましい。
また、3GPPの移動通信ネットワークにおけるECNの利用では、ECNが有効化されたユーザーパケット(例えばECTコードポイントが設定されたユーザーパケット)は全て共通的に扱われる。すなわち、輻輳が検知された場合に、ECNが有効化されたユーザーパケットは、いずれの移動端末又はいずれのサービスに関するユーザーパケットであるか否かに関わらず、輻輳表示マーキングが設定される。したがって、移動通信ネットワークは、移動端末単位または移動端末が利用するサービス単位といった細かい粒度で輻輳表示マーキングの設定を制御できないという問題がある。
上述した2つの課題を含む様々な課題に対処するために本件発明者により得られた技術思想は、移動通信ネットワークへのECNの適用を改善することに寄与する。当該技術思想の幾つかの具体例は、後述する実施形態の記述及び図面によって明らかにされる。したがって、本件発明の目的は、移動通信ネットワークにおけるECNの利用に関する様々な課題の少なくとも1つを解決することが可能な移動端末、制御ノード、パケット転送ノード、輻輳制御のための方法、及びプログラムを提供することである。
一態様では、移動端末は、無線トランシーバ、制御部、及びパケット処理部を含む。前記無線トランシーバは、移動通信ネットワークに接続可能に構成されている。前記制御部は、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する前記移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示すメッセージを、前記無線トランシーバを介して前記移動通信ネットワークに送信するよう構成されている。前記パケット処理部は、前記無線トランシーバを介して前記ユーザーパケットを送信又は受信するよう構成されている。
一態様では、移動端末における輻輳制御のための方法は、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示すメッセージを、無線トランシーバを介して前記移動通信ネットワークに送信することを含む。
一態様では、プログラムは、移動端末における輻輳制御のための上述した方法をコンピュータに行わせるための命令群を含む。
一態様では、移動通信ネットワークに配置される制御ノードは、制御部を含む。前記制御部は、移動端末によって送信又は受信されるECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに通知するよう構成されている。
一態様では、移動通信ネットワークに配置される制御ノードにおける輻輳制御のための方法は、移動端末によって送信又は受信されるECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに通知することを含む。
一態様では、プログラムは、動通信ネットワークに配置される制御ノードにおける輻輳制御のための上述した方法をコンピュータに行わせるための命令群を含む。
一態様では、移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードは、パケット処理部及び制御部を含む。前記パケット処理部は、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケット又は前記ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対して輻輳表示マーキングを設定できるよう構成されている。前記制御部は、輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージに従って、前記パケット処理部による前記輻輳表示マーキングの設定を制御するよう構成されている。ここで、前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す。
一態様では、移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードにおける輻輳制御のための方法は、(a)輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージに従って、前記輻輳表示マーキングの設定を制御すること、及び(b)前記制御により許可されたことを条件として、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケット又は前記ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を行うこと、を含む。ここで、前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す。
一態様では、プログラムは、移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードにおける輻輳制御のための上述した方法をコンピュータに行わせるための命令群を含む。
上述した態様によれば、移動通信ネットワークにおけるECNの利用に関する課題のいずれかを解決することが可能な移動端末、制御ノード、パケット転送ノード、輻輳制御のための方法、及びプログラムを提供することができる。
実施形態に係る移動通信ネットワークの一例を示す図である。 実施形態に係る輻輳表示マーキングの設定許否を制御するための手順の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る基地局の動作の一例を説明するための図である。 実施形態に係る基地局の動作の一例を説明するための図である。 実施形態に係る基地局の動作の一例を説明するための図である。 実施形態に係る基地局の動作の一例を説明するための図である。 実施形態に係るユーザープレーンノードの動作の一例を説明するための図である。 実施形態に係るルータの動作の一例を説明するための図である。 実施形態に係る移動端末の構成例を示す図である。 実施形態に係る制御プレーンノードの構成例を示す図である。 実施形態に係る基地局の構成例を示す図である。 実施形態に係る輻輳表示マーキングの設定許否を制御するための手順の一例を示すシーケンス図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態を含む幾つかの実施形態に係る移動通信ネットワーク1の構成例を示している。移動通信ネットワーク1は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)20及びコアネットワーク30を含む。RAN20は、例えば、3GPPのUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)若しくはE−UTRAN(Evolved UTRAN)、又はこれらの組み合わせである。RAN20は、基地局21および無線リソース管理機能を含む。無線リソース管理機能は、基地局21とは別のRANノードに配置される場合もあるし、基地局21に配置される場合もある。例えば、UTRANでは、無線リソース管理機能は、基地局(NodeB)とは異なるRNC(Radio Network Controller)に配置される。一方、E−UTRANでは、無線リソース管理機能は、基地局(eNB:Evolved NodeB)と一体的に配置される。
コアネットワーク30は、例えば、3GPPのGPRS(General Packet Radio Service)パケットコア若しくはEPC(Evolved packet Core)、又はこれらの組み合わせである。コアネットワーク30は、RAN20に接続されており、移動端末10と外部ネットワーク40との間で転送されるユーザーパケットを中継する機能を有する。また、コアネットワーク30は、移動端末10に関するモビリティ管理及びセッション管理(ベアラ管理)等を行う。コアネットワーク30は、1又は複数のユーザープレーンノード(Uプレーンノード)、並びに1又は複数の制御プレーンノード(Cプレーンノード)を含む。図1の例では、2つのUプレーンノード32及び33、及び1つのCプレーンノード31が示されているが、これらの各ノードは2以上のノードを含んでもよい。
Uプレーンノード32及び33は、ユーザーパケットの転送処理(e.g. ルーティング及びフォワーディング)を行う。さらに、Uプレーンノード32及び33は、ベアラ終端機能、つまりGTP(GPRS Tunneling Protocol)、GRE(Generic Routing Protocol)、又はIPsec等のトンネリングプロトコルの終端機能を有する。GPRSパケットコアの場合、Uプレーンノード32及び33は、SGSN(Serving GPRS Support Node)のUプレーン機能、及びGGSN(Gateway GPRS Support Node)のユーザープレーン機能を含む。また、EPCの場合、Uプレーンノード32及び33は、S−GW(Serving Gateway)及びP−GW(Packet Data Network Gateway)を含む。
Cプレーンノード31は、移動端末10のモビリティ管理及びセッション管理(ベアラ管理)等を行う。Cプレーンノード31は、VoIPコール制御機能を有してもよい。GPRSパケットコアの場合、Cプレーンノード31は、SGSN(Serving GPRS Support Node)のCプレーン機能を含む。また、EPCの場合、Cプレーンノード31は、MME(Mobility Management Entity)を含む。また、Cプレーンノード31は、VoIPコール制御のための、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ、例えば3GPPのCSCF(Call Session Control Function)を含んでもよい。
ルータ51及び52は、RAN20内、コアネットワーク30内、又はRAN20とコアネットワーク30の間で、ユーザーパケット、具体的はユーザーパケットをカプセル化したトンネルパケット(e.g. GTPトンネルパケット、GREトンネルパケット、IPsecパケット)のルーティング及びフォワーディングを行う。ルータ51及び52は、例えばIPルータである。
外部ネットワーク40は、パケットデータネットワークである。外部ネットワーク40は、例えば、インターネット、他のモバイルオペレータのコアネットワーク、若しくは非3GPP無線アクセスネットワーク、又はこれらの組み合わせを含む。図1の例では、外部ネットワーク40は、ルータ41及び42、並びにエンドノード43を含む。エンドノード43は、移動端末10との間でパケット通信(e.g. Webアクセス、VoIPコール、ボイスチャット、ビデオチャット、ライブビデオストリーミング、又はオンラインゲーム)を行う。すなわち、エンドノード43は、移動端末10から送信されたユーザーパケット(e.g. IPパケット)を受信し、移動端末10に向けてユーザーパケットを送信する。
さらに、図1に示した各ネットワーク要素は、ECN(Explicit Congestion Notification)をサポートする。ECNは、典型的には、IETF RFC 3168に規定されたものである。しかしながら、本明細書におけるECNは、IETF RFC 3168に規定されたものでなくてもよい。具体的には、本明細書におけるECNは、IETF RFC 3168と同様の手法、手順、又はアーキテクチャに従ってネットワークでの輻輳をエンドノードに通知する技術であればよい。言い換えると、本明細書におけるECNは、エンドノードから送信されたユーザーパケット(又はユーザーパケットをカプセル化したトンネルパケット)にネットワークノードが輻輳表示マーキングを行うものであればよい。
なお、図1の構成は一例に過ぎない。例えば、移動端末10がパケット通信を行う対向エンドノードは、移動通信ネットワーク1に接続する他の移動端末10であってもよい。
続いて以下では、本実施形態に係るECN制御について説明する。始めに、移動端末10の動作について説明する。本実施形態に係る移動端末10は、ユーザーパケットに対する移動通信ネットワーク1内での輻輳表示マーキング(e.g. CEコードポイント)の設定の許否を示す要求メッセージを移動通信ネットワーク1に送信するよう構成されている。そして、当該要求メッセージは、輻輳表示マーキングの設定の許否を移動通信ネットワーク1内の少なくとも1つのパケット転送ノード(e.g. 基地局21、Uプレーンノード31若しくは32、又はルータ51若しくは52)に反映するための移動通信ネットワーク1内でのシグナリングをトリガーする。
この要求メッセージは、典型的には、ECNが有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定に関係する。ECNが無効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定は、IETF RFC 3168及び3GPP TS 36.300においても当然に禁止されているためである。ECNが有効化されたユーザーパケットは、ECNをサポートするエンドノードにから送信されるとともに、ECNアーキテクチャに従うと本来的には輻輳表示マーキングの設定が可能なデータパケットを意味する。例えば、ECNが有効化されたユーザーパケットは、ヘッダにECT(ECN-Capable Transport)コードポイントが設定されたIPパケットである。すなわち、本実施形態の移動端末10は、ECNが有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を禁止するよう移動通信ネットワーク1に要求することができる。
ECNが有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキング(e.g. CEコードポイント)の設定を許可しないことは、ユーザーパケットのECNフィールドの書き換えを禁止するということもできる。すなわち、輻輳表示マーキングの設定が許可されない場合には、たとえ輻輳表示マーキングの設定条件が成立しても、ユーザーパケットのECNフィールドは移動通信ネットワーク1によって受信されたときの値に維持される。輻輳表示マーキングの設定条件の一例は、移動通信ネットワーク1内のパケット転送ノード(e.g. 基地局21、Uプレーンノード31若しくは32、又はルータ51若しくは52)が輻輳を検出したことである。また、輻輳表示マーキングの設定条件の他の例は、トンネル・エンドポイント(e.g. 基地局21、又はUプレーンノード31若しくは32)が受信したトンネルパケットのヘッダ(アウターヘッダ)に輻輳表示マーキングが設定されていることである。
移動端末10から送信される要求メッセージは、例えば、移動端末10が利用するサービス単位に輻輳表示マーキングの設定の許否を示してもよい。移動端末10が利用するサービスは、例えば、VoIPコール、ビデオチャット、及びインターネットアクセス等である。なお、これらのサービスは、例えば、以下の(a)〜(d)によって区別することができる。したがって、移動端末10から送信される要求メッセージは、移動端末10が利用するQoS単位又はベアラ(トンネル)単位での輻輳表示マーキングの設定の許否を示してもよい。
(a)移動端末10が通信するエンドノード43のアドレス;
(b)移動端末10が接続する外部ネットワーク40又はそのゲートウェイノード(e.g. GGSN又はP−GW)のアドレス;
(c)ユーザーパケットのQoS(Quality of Service)レベル;又は
(d)ユーザーパケットの転送に使用されるベアラ(e.g. EPS(Evolved Packet System)ベアラ、MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)ベアラ)又はトンネル(e.g.GTPトンネル、GREトンネル、又はIPsecトンネル)。
移動端末10から送信される要求メッセージは、輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される転送方向(i.e. アップリンク又はダウンリンク)を示してもよい。
移動端末10は、コアネットワーク30のCプレーンノード31に要求メッセージを送信してもよい。Cプレーンノード31は、ベアラ管理(ベアラの生成、変更、又は削除)のために、移動通信ネットワーク1内のパケット転送ノードにシグナルすることができるよう構成されている。したがって、Cプレーンノード31が要求メッセージを受信することによって、ユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定許否をパケット転送ノードに容易に伝達することができる。
移動端末10が送信する要求メッセージは、Cプレーンノード31に送られるベアラの生成・変更に関するNAS(Non-Access Stratum)メッセージであってもよい。すなわち、NASメッセージは、例えば、アタッチ要求、サービス要求、追加ベアラ要求、ベアラ変更要求、又は外部ネットワークとのコネクション生成要求であってもよい。ベアラ変更要求は、例えば、ベアラのQoSレベルの変更を要求する。これらのNASメッセージの具体例は、Attach Requestメッセージ、Service Requestメッセージ、PDN connectivity requestメッセージ、Bearer Resource Allocation Requestメッセージ、及びBearer Resource Modification Requestメッセージのうち少なくとも1つを含む。これらのNASメッセージは、ベアラの生成又は変更に関係する。したがって、これらのNASメッセージを用いることによって、NASメッセージに応答して生成又は変更されるベアラ(i.e. ベアラ内を転送されるユーザーパケット)に対する輻輳表示マーキングの設定ポリシーを移動端末10からCプレーンノード31に容易に通知することができる。
次に、Cプレーンノード31の動作について説明する。Cプレーンノード31は、移動端末10からの上述した要求メッセージを受信するよう構成されている。さらに、Cプレーンノード31は、当該要求メセージに応答して、移動端末10によって送信又は受信されるユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を移動通信ネットワーク1内のパケット転送ノード(e.g. 基地局21、Uプレーンノード31若しくは32、又はルータ51若しくは52)に通知するよう構成されている。具体的には、Cプレーンノード31は、制御メッセージをパケット転送ノードに送信すればよい。
Cプレーンノード31から送信される制御メッセージは、輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として移動端末10(移動端末10の識別子)を示してもよい。これにより、特定の移動端末10によって送信又は受信されるユーザーパケットに対してのみ輻輳表示マーキングの設定を許可又は禁止することができる。言い換えると、輻輳表示マーキングの設定の許否を移動端末単位で制御することができる。また、Cプレーンノード31から送信される制御メッセージは、移動端末10が利用するサービス、移動端末10によって送信若しくは受信されるサービスデータフロー、移動端末10が利用するQoSレベル、及び移動端末10において終端されるベアラのうち少なくとも1つを示してもよい。これにより、移動端末10が利用する複数のサービス(複数のサービスデータフロー、複数のQoSレベル、複数のベアラ)の一部に対してのみ輻輳表示マーキングの設定を許可又は禁止することができる。言い換えると、移動端末10が利用するサービス単位、QoSレベル単位、又はベアラ単位で輻輳表示マーキングの設定の許否を制御することができる。
また、Cプレーンノード31から送信される制御メッセージは、輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される転送方向(ダウンリンク方向又はアップリンク方向)を示してもよい。これにより、ダウンリンク方向及びアップリンク方向のいずれか一方向に対してのみ輻輳表示マーキングの設定を許可又は禁止することができる。
続いて、パケット転送ノード(e.g. 基地局21、Uプレーンノード31若しくは32、又はルータ51若しくは52)の動作について説明する。パケット転送ノードは、ECNをサポートし、ECNが有効化されたユーザーパケット(又はユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケット)に対して輻輳表示マーキングを設定できるよう構成されている。さらに、パケット転送ノードは、Cプレーンノード31からの上述の制御メッセージに従って、ユーザーパケット又はトンネルパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を制御するよう構成されている。例えば、制御メッセージが移動端末10のユーザーパケット(又はトンネルパケット)に対する輻輳表示マーキングの設定禁止を示す場合、パケット転送ノードは、たとえ輻輳表示マーキングの設定条件が成立しても、指定された移動端末10のユーザーパケット(又はトンネルパケット)に対する輻輳表示マーキングの設定を抑止する。
既に述べたように、Cプレーンノード31からの制御メッセージは、サービス単位、QoSレベル単位、又はベアラ単位での輻輳表示マーキングの設定許否を示してもよい。この場合、パケット転送ノードは、移動端末10に関する複数のベアラのうち一部に対してのみ輻輳表示マーキングの設定を許可又は禁止すればよい。例えば、UMTS及びEPSでは、異なる外部ネットワーク40に接続するサービスの複数のパケットフロー(i.e. サービスデータフロー)、又は異なるQoSレベルの複数のパケットフローは、互いに異なるベアラを用いて転送される。したがって、パケット転送ノードは、移動端末10が利用する複数のサービス(言い換えると、移動端末10の複数のサービスデータフロー)をベアラ(トンネル)の違いにより区別することができる。
図2は、本実施形態に係る輻輳表示マーキングの設定許否を制御するための手順の一例を示すシーケンス図である。ステップS11では、移動端末10(図2中ではUE10)は、要求メッセージをCプレーンノード31に送信する。図1の例では、移動端末10からの要求メッセージは、3つのサービス(#1、#2、及び#3)それぞれに関する輻輳表示マーキングの設定許否を示す。具体的には、サービス#1のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定は許可(ON)され、サービス#2及び#3のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定は禁止(OFF)される。なお、複数のサービスに関する輻輳表示マーキングの設定許否は、サービス毎に別個の要求メッセージにより送信されてもよい。また、サービスは、QoSレベル、接続先の外部ネットワーク40(e.g. APN(Access Point Name)、又はベアラによって示されてもよい。例えば、移動端末10からの要求メッセージとしてベアラ生成・変更に関するNASメッセージ(e.g. Attach Request、Service Request、Bearer Resource Allocation Request)が用いられる場合、要求メッセージは、当該要求メッセージに応答して生成又は変更されるベアラに関する輻輳表示マーキングの設定許否を示せばよい。
ステップS12では、Cプレーンノード31は、ステップS11の要求メッセージに応答して、少なくとも1つのパケット転送ノード(e.g. 基地局21、Uプレーンノード31若しくは32、又はルータ51若しくは52)に対して制御メッセージを送信する。図2の例では、制御メッセージは、移動端末10に関するサービス#1のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定は許可(ON)され、サービス#2及び#3のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定は禁止(OFF)されることを示す。なお、サービスによってパケット転送経路が異なる場合がある。この場合、Cプレーンノード31は、各サービスのパケット転送経路上のノードに対して制御メッセージを送ればよい。
ステップS13では、パケット転送ノードは、Cプレーンノード31からの制御メッセージに従って、ユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定をサービス毎に制御する。
続いて以下では、図3〜図8を用いて、移動通信ネットワーク1内のパケット転送ノードによる輻輳表示マーキングの設定動作の具体例について説明する。図3〜6は、基地局21の動作を示している。図7は、コアネットワーク30のUプレーンノード32(e.g. SGSN又はS−GW)の動作を示している。また、図8は、基地局21とUプレーンノード32の間に配置されたルータ51の動作を示している。なお、ここでは、IETF RFC 3168に従い、ECNが有効化されたパケットにはECTコードポイントがセットされ、輻輳表示マーキングとしてCEコードポイントが使用される例を示す。また、ここでは、図2の例に従って、サービス#1のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定は許可(ON)され、サービス#2及び#3のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定は禁止(OFF)される場合について説明する。
図3は、基地局21が輻輳を検知した場合のアップリンク・ユーザーパケットに対するCEコードポイントの設定動作の一例を示している。基地局21は、サービス#1、#2及び#3に関するアップリック・ユーザパケットを無線ベアラにおいて移動端末10から受信する。基地局21は、Cプレーンノード31の指示に基づいて、サービス#1のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定が許可(ON)されている。したがって、図3に示されているように、基地局21は、サービス#1のアップリンク・ユーザーパケットのIPヘッダ(インナーヘッダ)611をECTコードポイントからCEコードポイントに書き換える。さらに、基地局21は、Uプレーンノード32との間のベアラ(e.g. GTPトンネル)に関するアウターヘッダ612にCEコードポイントを設定する。一方、サービス#2及び#3のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングは許可されていないから、基地局21は、サービス#2及び3のアップリンク・ユーザーパケットのIPヘッダ(インナーヘッダ)621及び631をECTコードポイントのまま維持し、アウターヘッダ622及び632にECTコードポイントを設定する。
図4は、基地局21が輻輳を検知した場合のダウンリンク・ユーザーパケットに対するCEコードポイントの設定動作の一例を示している。基地局21は、サービス#1、#2及び#3のダウンリンク・ユーザーパケットをそれぞれ異なるベアラ(e.g. GTPトンネル)において受信する。図4の例では、基地局21が受信するダウンリンクダウンリンク・ユーザーパケットのIPヘッダ(インナーヘッダ)711、721及び723は全てECTコードポイントが設定されており、アウターヘッダ712、722及び732も全てECTコードポイントが設定されている。すなわち、サービス#1〜#3の全てについてECNが有効化されており、かつ基地局21よりも上流側では輻輳が検知されていない。輻輳を検知した基地局21は、サービス#1のダウンリンク・ユーザーパケットのIPヘッダ711にCEコードポイントを設定した後に、当該パケットを無線ベアラにおいて移動端末10に転送する。一方、サービス#2及び#3のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングが許可されていないから、基地局21は、サービス#2及び3に関するダウンリンク・ユーザーパケットのIPヘッダ721及び731に設定されたECTコードポイントを書き換えること無く、これらのパケットを無線ベアラにおいて移動端末10に転送する。
図5は、基地局21によって受信されるサービス#1、#2及び#3のダウンリンク・ユーザーパケットのアウターヘッダ712、722及び732にCEコードポイントが設定されている場合の基地局21の動作を示している。図4の状況は、例えば、ルータ51がCプレーンノード31によって制御されておらず、ECNが有効なパケットに対する輻輳表示マーキングの設定がルータ51において共通的に行われる場合に発生し得る。サービス#1のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングが許可されているため、基地局21は、アウターヘッダ712のCEコードポイントに基づいてサービス#1のIPヘッダ711にCEコードポイントを設定する。一方、基地局21は、輻輳表示マーキングが許可されていないサービス#2及び#3に関するユーザーパケットのIPヘッダ721及び731に設定されたECTコードポイントを書き換えない。
図6は、基地局21によって受信されるサービス#1、#2及び#3のダウンリンク・ユーザーパケットのインナーヘッダ(IPヘッダ)711、721及び731に既にCEコードポイントが設定されている場合の基地局21の動作を示している。基地局21は、サービス#2及び#3に関するユーザーパケットのECNフィールドの書き換えが禁止されているのみである。したがって、サービス#2及び#3に関するダウリンク・ユーザパケットのECNフィールドに既にCEコードポイントが設定されている場合、基地局21は、IPヘッダ721及び731にCEコードポイントが設定されたサービス#2及び#3に関するダウリンク・ユーザパケットを移動端末10に転送する。すなわち、図6の例では、基地局21から移動端末10に送られるサービス#1〜#3のダウンリンク・ユーザーパケットにCEコードポイントが設定されている。
図7は、Uプレーンノード32(e.g. SGSN又はS−GW)が輻輳を検知した場合のアップリンク・ユーザーパケットに対するCEコードポイントの設定動作の一例を示している。Uプレーンノード32は、基地局21と間に確立されたベアラ(e.g. GTPトンネル)を用いてアップリンク・ユーザーパケットをカプセル化したトンネルパケットを受信する。図7の例では、Uプレーンノード32が受信するサービス#1〜#3に関するIPヘッダ(インナーヘッダ)611、621及び631、並びにアウターヘッダ612、622及び632はECTコードポイントが設定されている。すなわち、サービス#1〜#3の全てについてECNが有効化されており、かつUプレーンノード32よりも上流側では輻輳が検知されていない。輻輳を検知したUプレーンノード32は、サービス#1のアップリンク・ユーザーパケットのIPヘッダ611にCEコードポイントを設定した後に、Uプレーンノード33との間に確立されたベアラ(e.g. GTPトンネル)において当該パケットを送信する。サービス#1に関するトンネルパケットのアウターヘッダ812にもCEコードポイントが設定される。一方、サービス#2及び#3のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングが許可されていないから、Uプレーンノード32は、サービス#2及び3に関するアップリンク・ユーザーパケットのIPヘッダ621及び631に設定されたECTコードポイントを書き換えない。したがって、サービス#2及び#3に関するトンネルパケットのアウターヘッダ822及び832にもECTコードポイントが設定される。
図8は、基地局21とUプレーンノード32の間に配置されたルータ51が輻輳を検知した場合のアップリンク・ユーザーパケットに対するCEコードポイントの設定動作の一例を示している。ルータ51は、ベアラ(GTPトンネル)を終端するエンドポイントではないから、アウターヘッダ612、622及び632に基づいてトンネルパケットのルーティング及びフォワーディングを行う。ルータ51は、サービス#1に関するトンネルパケットのアウターヘッダ612にCEコードポイントを設定する。一方、サービス#2及び#3のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングが許可されていないから、ルータ51は、サービス#2及び3に関するトンネルパケットのアウターヘッダ622及び632に設定されたECTコードポイントを書き換えない。
図9は、移動端末10の構成例を示すブロック図である。無線トランシーバ101は、移動通信ネットワーク1(i.e. RAN20)に接続可能に構成されている。無線トランシーバ101は、RAN20との通信機能を有し、基地局21と無線コネクションを接続する。すなわち、無線トランシーバ101は、基地局21との間でダウンリンク無線ベアラを確立し、複数の物理ダウンリンクチャネルを含むダウンリンク信号を基地局21から受信する。また、無線トランシーバ101は、基地局21との間でアップリンク無線ベアラを確立し、複数の物理アップリンクチャネルを含むアップリンク信号を基地局21に送信する。また、無線トランシーバ101は、ユーザーパケットを搬送するレイヤ2(e.g. PDCP(Protocol Data Convergence Protocol)、RLC(Radio Link Control)、及びMAC(Media Access Control))の制御及びデータフレームの組み立て・分解を行う。パケット処理部102は、無線トランシーバ101を介して送信又は受信されるユーザーパケットを処理する。すなわち、パケット処理部102は、ユーザーパケットの組み立て及び分解を行う。制御部103は、ECNが有効化されたユーザーパケットに対する移動通信ネットワーク1内での輻輳表示マーキング(e.g. CEコードポイント)の設定の許否を示す要求メッセージを、無線トランシーバ101を介して移動通信ネットワーク1(e.g. Cプレーンノード31)に送信する。既に述べたように、要求メッセージの送信は、Cプレーンノード31に送信されるNASメッセージを用いて行われてもよい。当該NASメッセージは、例えば、アタッチ要求、サービス要求、追加ベアラ要求、ベアラ変更要求、又は外部ネットワークとのコネクション要求であってもよい。
図10は、Cプレーンノード31の構成例を示すブロック図である。要求受信部311は、ECNに関する上述した要求メッセージを移動端末(UE)10から受信する。ECN制御部312は、移動端末10からの要求メッセージの受信に応答して、移動端末10によって送信又は受信されるECNが有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を移動通信ネットワーク1内のパケット転送ノードに通知する。Cプレーンノード31は、移動端末10にユーザーパケット転送に関与する全ての転送ノード(i.e. 基地局21、Uプレーンノード31及び32、並びにルータ51及び52)とシグナルし、これら全ての転送ノードによる輻輳表示マーキングの設定を制御してもよい。
これに代えて、Cプレーンノード31は、ユーザーパケットのECNフィールドの書き換えが可能なノード(i.e. 基地局21、並びにUプレーンノード31及び32)によるユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定のみを制御してもよい。ルータ51及び52は、アウターヘッダのECNフィールドを書き換えるのみであるため、その下流のノード(i.e. 基地局21、又はUプレーンノード31若しくは32)においてルータ51及び52によるアウターヘッダのECNフィールドの書き換えを無視することにより対処できる。
また、Cプレーンノード31は、移動端末10及び外部ネットワーク40との境界に位置するノード(i.e. 基地局21及びUプレーンノード32)によるユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定のみを制御してもよい。この代替案は、基地局21とUプレーンノード32の間に位置するノードがアウターヘッダのECNフィールドを操作するのみであり、ユーザーパケットのECNフィールド(インナーヘッダのECNフィールド)を書き換えないアーキテクチャにおいて十分に有効である。
また、Cプレーンノード31は、基地局21によるユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定のみを制御してもよい。この代替案は、基地局21を除く他のノードがユーザーパケットのECNフィールド(インナーヘッダのECNフィールド)を書き換えないアーキテクチャにおいて十分に有効である。
図11は、パケット転送ノードとしての基地局21の構成例を示すブロック図である。パケット処理部211は、ユーザーパケットのルーティング及びフォワーディング、トンネル・エンドポイント処理(i.e. トンネルパケットの組み立て・分解)、トンネルパケットのルーティング及びフォワーディングを行う。すなわち、パケット処理部211は、アップリンク・ユーザーパケットを無線通信部213から受信し、ダウンリンク・ユーザーパケットを無線通信部213に送信する。無線通信部213は、複数の移動端末10と無線ベアラ及び物理無線チャネルを確立し、移動端末10との間でダウンリンク及びアップリンクのユーザーパケットを送受信する。また、パケット処理部211は、アップリンクのトンネルパケット(e.g. GTPパケット)を通信インタフェース214に送信し、ダウンリンクのトンネルパケットを通信インタフェース214から受信する。通信インタフェース214は、コアネットワーク30(又はルータ51)と通信するための有線又は無線インタフェースである。
さらに、パケット処理部211は、ECNをサポートする。すなわち、ECNが有効化されたユーザーパケット又はユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対して輻輳表示マーキングを設定可能である。制御部212は、輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージをCプレーンノード31から受信し、当該制御メッセージに従って、パケット処理部211による輻輳表示マーキングの設定を制御する。すなわち、制御部212は、ECNが有効化された移動端末10のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定が禁止された場合に、パケット処理部211による移動端末10のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を抑止する。なお、既に述べた通り、輻輳表示マーキングの設定の抑止は、移動端末10が利用するサービス単位(又はベアラ単位若しくはトンネル単位)で行われてもよい。さらに、輻輳表示マーキングの設定の抑止は、移動端末10のアップリンク及びダウンリンクをまとめて行われてもよいし、アップリンク又はダウンリンクに対して個別に行われてもよい。
上述したように、本実施形態において、移動端末10は、ECNが有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を示す要求メッセージを移動通信ネットワーク1(e.g. Cプレーンノード31)に送信する。また、移動通信ネットワーク1(e.g. Cプレーンノード31)は、当該要求メッセージの受信に応答して、少なくとも1つのパケット転送ノード(e.g. 基地局21)に対して輻輳表示マーキングの設定の許否を通知する。そして、少なくとも1つのパケット転送ノードは、移動端末10のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を制御する。したがって、本実施形態では、移動端末10は、例えば輻輳発生場所の特定のために、ユーザーパケットへの輻輳表示マーキングの設定を明示的に許可したり禁止したりできる。すなわち、移動端末10は、移動通信ネットワーク1内における輻輳表示マーキングの設定の許否を制御することができる。
また、上述したように、本実施形態で述べた具体例の1つにおいては、Cプレーンノード31は、少なくとも1つのパケット転送ノード(e.g. 基地局21)におけるユーザーパケットへの輻輳表示マーキングの設定の許否を、移動端末単位、転送方向(アップリンク又はダウンリンク)単位、サービス単位、又はベアラ単位で指示する。したがって、移動通信ネットワーク1は、移動端末単位または移動端末が利用するサービス単位といった細かい粒度で輻輳表示マーキングの設定を制御することができる。これにより例えば、ECNの処理に要するパケット転送ノードの負荷を軽減することができる。また、例えば、輻輳発生場所の特定を容易化することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、移動通信ネットワーク1内におけるユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定許否が移動端末10からの指示(要求)に応じて制御される例を示した。これに対して本実施形態は、ユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定許否が、移動端末10からではない他の指示(要求)に従って制御される例を示す。例えば、本実施形態では、モバイルオペレータのポリシーに従って、ユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定許否が制御される。なお、本実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例は図1と同様にすればよい。
図12は、本実施形態に係る輻輳表示マーキングの設定許否を制御するための手順の一例を示すシーケンス図である。ステップS21では、Cプレーンノード31は、少なくとも1つのパケット転送ノード(e.g. 基地局21、Uプレーンノード31若しくは32、又はルータ51若しくは52)に対して制御メッセージを送信する。図12の例では、制御メッセージは、移動端末10が利用するサービス単位での輻輳表示マーキングの設定許否を示す。なお、制御メッセージは、第1の実施形態で述べたのと同様に、移動端末単位、QoSレベル単位、又はベアラ単位での輻輳表示マーキングの設定許否を示してもよい。ステップS22では、パケット転送ノードは、Cプレーンノード31からの制御メッセージに従って、ユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を制御する。
ステップ21における制御メッセージの送信は、様々な要因によってトリガーされることができる。例えば、Cプレーンノード31は、図示しない加入者サーバによって管理される移動端末10の加入者データを受信し、移動端末10のユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定許否を加入者データに基づいて制御してもよい。なお、加入者サーバは、移動端末10の加入者データを保持するデータベースであり、例えばHSS(Home Subscriber Server)又はHLR(Home Location Server)がこれに相当する。さらに、加入者データは、輻輳表示マーキングの設定許否に関する設定ポリシーを含んでもよい。例えば、Cプレーンノード31は、移動端末10からのNASメッセージ(e.g. アタッチ要求)の受信に応答して加入者サーバから加入者データを取得し、移動端末10に関するコンテキスト(e.g. UE CONTEXT)として保持すればよい。また、例えば移動端末10からの位置更新要求(e.g. TAU(Tracking Area Update)リクエスト)に応答して加入者データを取得する場合、Cプレーンノード31は、加入者サーバではなく旧Cプレーンノードから移動端末10の加入者データを取得してもよい。なお、旧Cプレーンノードは、移動端末10が過去に位置した位置登録エリアを管理するノード(e.g. SGSN、MME)であり、移動端末10のアタッチの際に加入者サーバから受信した加入者データを保持している。
本実施形態では、Cプレーンノード31は、少なくとも1つのパケット転送ノード(e.g. 基地局21)におけるユーザーパケットへの輻輳表示マーキングの設定の許否を、移動端末単位、転送方向(アップリンク又はダウンリンク)単位、サービス単位、又はベアラ単位で指示する。したがって、移動通信ネットワーク1は、移動端末単位または移動端末が利用するサービス単位といった細かい粒度で輻輳表示マーキングの設定を制御することができる。これにより例えば、ECNの処理に要するパケット転送ノードの負荷を軽減することができる。また、例えば、輻輳発生場所の特定を容易化することができる。
<その他の実施形態>
上述した第1及び第2の実施形態は、適宜組み合わせて実施されてもよい
第1及び第2の実施形態で説明した移動端末10、Cプレーンノード31、及びパケット転送ノード(e.g. 基地局21、Uプレーンノード31若しくは32、又はルータ51若しくは52)のうち少なくとも1つによる輻輳表示マーキングの設定許否制御に関する処理は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む半導体処理装置を用いて実現されてもよい。また、これらの処理は、少なくとも1つのプロセッサ(e.g. マイクロプロセッサ、MPU、DSP(Digital Signal Processor))を含むコンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、フローチャート及びシーケンス図等を用いて説明されたPA決定に関するアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。第5の実施形態で説明した移動管理ノード300及び基地局200における位置登録エリアの更新制御も、コンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記A1)
移動通信ネットワークに接続可能な無線通信手段と、
ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する前記移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示すメッセージを、前記無線通信手段を介して前記移動通信ネットワークに送信する制御手段と、
前記無線通信手段を介して前記ユーザーパケットを送信又は受信するパケット処理手段と、
を備える、移動端末。
(付記A2)
前記メッセージは、前記移動端末が利用するサービス単位、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、又は前記移動端末に関するベアラ単位での前記輻輳表示マーキングの設定の許否を示す、付記A1に記載の移動端末。
(付記A3)
前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
前記制御手段は、前記コアネットワーク内の制御ノードに前記メッセージを送信する、
付記A1又はA2に記載の移動端末。
(付記A4)
前記メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに反映するための前記移動通信ネットワーク内でのシグナリングをトリガーする、付記A1〜A3のいずれか1項に記載の移動端末。
(付記A5)
前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
前記メッセージは、前記コアネットワークに送られるNAS(Non-Access Stratum)メッセージである、付記A1〜A4のいずれか1項に記載の移動端末。
(付記A6)
前記メッセージは、Attach Requestメッセージ、Service Requestメッセージ、PDN connectivity requestメッセージ、Bearer Resource Allocation Requestメッセージ、及びBearer Resource Modification Requestメッセージのうち少なくとも1つを含む、付記A5に記載の移動端末。
(付記A7)
前記ユーザーパケットは、ヘッダにECT(ECN-Capable Transport)コードポイントが設定されたIP(Internet Protocol)パケットを含む、付記A1〜A6のいずれか1項に記載の移動端末。
(付記A8)
前記輻輳表示マーキングは、前記ユーザーパケットのパケットヘッダ又は前記ユーザーパケットをカプセル化するアウターヘッダに設定されるCE(Congestion Experienced)コードポイントを含む、付記A1〜A7のいずれか1項に記載の移動端末。
(付記A9)
ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示すメッセージを、無線通信手段を介して前記移動通信ネットワークに送信すること、
を備える、移動端末における輻輳制御のための方法。
(付記A10)
前記メッセージは、前記移動端末が利用するサービス単位、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、又は前記移動端末に関するベアラ単位での前記輻輳表示マーキングの設定の許否を示す、付記A9に記載の方法。
(付記A11)
前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
前記送信することは、前記コアネットワーク内の制御ノードに前記メッセージを送信することを含む、
付記A9又はA10に記載の方法。
(付記A12)
前記メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに反映するための前記移動通信ネットワーク内でのシグナリングをトリガーする、付記A9〜A11のいずれか1項に記載の方法。
(付記A13)
前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
前記メッセージは、前記コアネットワークに送られるNAS(Non-Access Stratum)メッセージである、付記A9〜A12のいずれか1項に記載の方法。
(付記A14)
前記メッセージは、Attach Requestメッセージ、Service Requestメッセージ、PDN connectivity requestメッセージ、Bearer Resource Allocation Requestメッセージ、及びBearer Resource Modification Requestメッセージのうち少なくとも1つを含む、付記A13に記載の方法。
(付記A15)
前記無線通信手段を介して前記ユーザーパケットを送信又は受信することをさらに備える付記A9〜14のいずれか1項に記載の方法。
(付記A17)
前記ユーザーパケットは、ヘッダにECT(ECN-Capable Transport)コードポイントが設定されたIP(Internet Protocol)パケットを含む、付記A9〜A15のいずれか1項に記載の方法。
(付記A18)
前記輻輳表示マーキングは、前記ユーザーパケットのパケットヘッダ又は前記ユーザーパケットをカプセル化するアウターヘッダに設定されるCE(Congestion Experienced)コードポイントを含む、付記A9〜A17のいずれか1項に記載の方法。
(付記A19)
移動端末における輻輳制御のための方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記方法は、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示すメッセージを、無線通信手段を介して前記移動通信ネットワークに送信することを含む、
プログラム。
(付記B1)
移動通信ネットワークに配置される制御ノードであって、
移動端末によって送信又は受信されるECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに通知する制御手段を備える、
制御ノード。
(付記B2)
前記制御手段は、制御メッセージを前記パケット転送ノードに送信し、
前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、前記移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
付記B1に記載の制御ノード。
(付記B3)
ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する前記移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示す要求メッセージを移動端末から受信する受信手段をさらに備える、付記B1又はB2に記載の制御ノード。
(付記B4)
前記要求メッセージは、前記移動端末が利用するサービス単位、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、又は前記移動端末に関するベアラ単位での前記輻輳表示マーキングの設定の許否を示す、付記B3に記載の制御ノード。
(付記B5)
前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
前記制御ノードは、コアネットワークに配置され、
前記要求メッセージは、前記コアネットワークに送られるNAS(Non-Access Stratum)メッセージである、
付記B3又はB4に記載の制御ノード。
(付記B6)
前記要求メッセージは、Attach Requestメッセージ、Service Requestメッセージ、PDN connectivity requestメッセージ、Bearer Resource Allocation Requestメッセージ、及びBearer Resource Modification Requestメッセージのうち少なくとも1つを含む、付記B5に記載の制御ノード。
(付記B7)
前記ユーザーパケットは、ヘッダにECT(ECN-Capable Transport)コードポイントが設定されたIP(Internet Protocol)パケットを含む、付記B1〜B6のいずれか1項に記載の制御ノード。
(付記B8)
前記輻輳表示マーキングは、前記ユーザーパケットのパケットヘッダ又は前記ユーザーパケットをカプセル化するアウターヘッダに設定されるCE(Congestion Experienced)コードポイントを含む、付記B1〜B7のいずれか1項に記載の制御ノード。
(付記B9)
移動通信ネットワークに配置される制御ノードにおける輻輳制御のための方法であって、
移動端末によって送信又は受信されるECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに通知すること、
を備える、方法。
(付記B10)
前記通知することは、制御メッセージを前記パケット転送ノードに送信することを含み、
前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、前記移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
付記B9に記載の方法。
(付記B11)
ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する前記移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示す要求メッセージを移動端末から受信することをさらに備える、付記B9又はB10に記載の方法。
(付記B12)
前記要求メッセージは、前記移動端末が利用するサービス単位、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、又は前記移動端末に関するベアラ単位での前記輻輳表示マーキングの設定の許否を示す、付記B11に記載の方法。
(付記B13)
前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
前記制御ノードは、コアネットワークに配置され、
前記要求メッセージは、前記コアネットワークに送られるNAS(Non-Access Stratum)メッセージである、
付記B11又はB12に記載の方法。
(付記B14)
前記要求メッセージは、Attach Requestメッセージ、Service Requestメッセージ、PDN connectivity requestメッセージ、Bearer Resource Allocation Requestメッセージ、及びBearer Resource Modification Requestメッセージのうち少なくとも1つを含む、付記B13に記載の方法。
(付記B15)
前記ユーザーパケットは、ヘッダにECT(ECN-Capable Transport)コードポイントが設定されたIP(Internet Protocol)パケットを含む、付記B9〜B14のいずれか1項に記載の方法。
(付記B16)
前記輻輳表示マーキングは、前記ユーザーパケットのパケットヘッダ又は前記ユーザーパケットをカプセル化するアウターヘッダに設定されるCE(Congestion Experienced)コードポイントを含む、付記B9〜B15のいずれか1項に記載の方法。
(付記B17)
移動通信ネットワークに配置される制御ノードにおける輻輳制御のための方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記方法は、移動端末によって送信又は受信されるECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに通知することを含む、
プログラム。
(付記C1)
移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードであって、
ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケット又は前記ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対して輻輳表示マーキングを設定可能なパケット処理手段と、
輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージに従って、前記パケット処理手段による前記輻輳表示マーキングの設定を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
パケット転送ノード。
(付記C2)
前記制御メッセージは、前記移動通信ネットワーク内の制御ノードから前記パケット転送ノードに送信される、付記C1に記載のパケット転送ノード。
(付記C3)
前記制御メッセージは、前記移動端末からの要求に応答して、前記制御ノードから前記パケット転送ノードに送信される、付記C2に記載のパケット転送ノード。
(付記C4)
前記制御手段は、前記移動端末が利用するサービス単位、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、又は前記移動端末に関するベアラ単位での前記輻輳表示マーキングの設定の許否を前記パケット処理手段に反映する、付記C1〜C3のいずれか1項に記載のパケット転送ノード。
(付記C5)
前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
前記パケット転送ノードは、前記無線アクセスネットワークに配置される基地局、又は前記コアネットワークに配置されるユーザープレーンのノードである、付記C1〜C4のいずれか1項に記載のパケット転送ノード。
(付記C6)
前記ユーザーパケットは、ヘッダにECT(ECN-Capable Transport)コードポイントが設定されたIP(Internet Protocol)パケットを含む、付記C1〜C5のいずれか1項に記載のパケット転送ノード。
(付記C7)
前記輻輳表示マーキングは、前記ユーザーパケットのパケットヘッダ又は前記トンネルパケットのアウターヘッダに設定されるCE(Congestion Experienced)コードポイントを含む、付記C1〜C6のいずれか1項に記載のパケット転送ノード。
(付記C8)
移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードにおける輻輳制御のための方法であって、
輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージに従って、前記輻輳表示マーキングの設定を制御すること、及び
前記制御により許可されたことを条件として、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケット又は前記ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を行うこと、
を備え、
前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
方法。
(付記C9)
前記移動通信ネットワーク内の制御ノードから前記制御メッセージを受信することをさらに備える、付記C8に記載の方法。
(付記C10)
前記制御メッセージは、前記移動端末からの要求に応答して、前記制御ノードから前記パケット転送ノードに送信される、付記C9に記載の方法。
(付記C11)
前記制御することは、前記移動端末が利用するサービス単位、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、又は前記移動端末に関するベアラ単位での前記輻輳表示マーキングの設定の許否を実施することを含む、付記C8〜C10のいずれか1項に記載の方法。
(付記C12)
前記ユーザーパケットは、ヘッダにECT(ECN-Capable Transport)コードポイントが設定されたIP(Internet Protocol)パケットを含む、付記C8〜C11のいずれか1項に記載の方法。
(付記C13)
前記輻輳表示マーキングは、前記ユーザーパケットのパケットヘッダ又は前記トンネルパケットのアウターヘッダに設定されるCE(Congestion Experienced)コードポイントを含む、付記C8〜C12のいずれか1項に記載の方法。
(付記C14)
移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードにおける輻輳制御のための方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記方法は、
輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージに従って、前記輻輳表示マーキングの設定を制御すること、及び
前記制御により許可されたことを条件として、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケット又は前記ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を行うこと、
を含み、
前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
プログラム。
1 移動通信ネットワーク
10 移動端末
20 無線アクセスセットワーク(RAN)
21 基地局
30 コアネットワーク
31 制御プレーンノード(Cプレーンノード)
32、33 ユーザープレーンノード(Uプレーンノード)
40 外部ネットワーク
41、42 ルータ
43 エンドノード
51、52 ルータ
101 無線トランシーバ
102 パケット処理部
103 制御部
211 パケット処理部
212 制御部
213 無線通信部
214 通信インタフェース
311 要求受信部
312 ECN処理部

Claims (10)

  1. 移動通信ネットワークに接続可能な無線通信手段と、
    ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する前記移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示すメッセージを、前記無線通信手段を介して前記移動通信ネットワークに送信する制御手段と、
    前記無線通信手段を介して前記ユーザーパケットを送信又は受信するパケット処理手段と、
    を備える、移動端末。
  2. 前記メッセージは、前記移動端末が利用するサービス単位、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル単位、又は前記移動端末に関するベアラ単位での前記輻輳表示マーキングの設定の許否を示す、請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記移動通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク及びコアネットワークを含み、
    前記制御手段は、前記コアネットワーク内の制御ノードに前記メッセージを送信する、
    請求項1又は2に記載の移動端末。
  4. 前記メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに反映するための前記移動通信ネットワーク内でのシグナリングをトリガーする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動端末。
  5. ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する移動通信ネットワーク内での輻輳表示マーキングの設定の許否を示すメッセージを、無線通信手段を介して前記移動通信ネットワークに送信すること、
    を備える、移動端末における輻輳制御のための方法。
  6. 移動通信ネットワークに配置される制御ノードであって、
    移動端末によって送信又は受信されるECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに通知する制御手段を備える、
    制御ノード。
  7. 前記制御手段は、制御メッセージを前記パケット転送ノードに送信し、
    前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、前記移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
    請求項6に記載の制御ノード。
  8. 移動通信ネットワークに配置される制御ノードにおける輻輳制御のための方法であって、
    移動端末によって送信又は受信されるECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケットに対する輻輳表示マーキングの設定の許否を前記移動通信ネットワーク内のパケット転送ノードに通知すること、
    を備える、方法。
  9. 移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードであって、
    ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケット又は前記ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対して輻輳表示マーキングを設定可能なパケット処理手段と、
    輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージに従って、前記パケット処理手段による前記輻輳表示マーキングの設定を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
    パケット転送ノード。
  10. 移動通信ネットワークに配置されるパケット転送ノードにおける輻輳制御のための方法であって、
    輻輳表示マーキングの設定の許否を示す制御メッセージに従って、前記輻輳表示マーキングの設定を制御すること、及び
    前記制御により許可されたことを条件として、ECN(Explicit Congestion Notification)が有効化されたユーザーパケット又は前記ユーザーパケットをカプセル化しているトンネルパケットに対する輻輳表示マーキングの設定を行うこと、
    を備え、
    前記制御メッセージは、前記輻輳表示マーキングの設定が許可又は禁止される対象として、移動端末、前記移動端末が利用するサービス、前記移動端末が利用するQoS(Quality of Service)レベル、及び前記移動端末に関するベアラのうち少なくとも1つを示す、
    方法。
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