JP6015644B2 - チップ一体開孔ビット - Google Patents

チップ一体開孔ビット Download PDF

Info

Publication number
JP6015644B2
JP6015644B2 JP2013264084A JP2013264084A JP6015644B2 JP 6015644 B2 JP6015644 B2 JP 6015644B2 JP 2013264084 A JP2013264084 A JP 2013264084A JP 2013264084 A JP2013264084 A JP 2013264084A JP 6015644 B2 JP6015644 B2 JP 6015644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
base metal
hard
screw
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013264084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015120262A (ja
Inventor
博 竹崎
博 竹崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tritek Co Ltd
Original Assignee
Tritek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tritek Co Ltd filed Critical Tritek Co Ltd
Priority to JP2013264084A priority Critical patent/JP6015644B2/ja
Publication of JP2015120262A publication Critical patent/JP2015120262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6015644B2 publication Critical patent/JP6015644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

本発明は、溶鉱炉下部の溶銑の排出口である出銑孔の開口等に使用するチップ一体開孔ビットに関する。
出銑孔の開口等に使用するビットとして、特許文献1に記載の超硬工具が知られている。
該超硬工具は、鋼製の台金に設けた雌ねじ付きのチップ穴に硬質チップを嵌めこみ、その上から前記雌ねじに螺合する雄ねじを外周部に備えた押えリングを螺着して前記硬質チップを押圧固定したものである。
該超硬工具によれば、硬質チップをねじ付きの押えリングでチップ穴の内部に機械的に押圧固定しているので、硬質チップをロウ付けしたものと比較すると、高温状態である出銑孔等における使用に適している。
しかしながら、特許文献1に記載の超硬工具であっても、台金と硬質チップの材質が異なるため、異質の素材間における熱の影響の相違によって、溶鉱炉等の使い捨てを前提とする1600℃程度の高温となる特殊な使用条件下においては、穿孔の際に問題が起きることがあった。
また、複数の硬質チップを個々に台金に固定しなければならない点では、ロウ付け等をする場合と同等の手間がかかるものであった。
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
第1に、
中空ロッドの先端に取り付けるものであり、開放底面側の内部に、前記中空ロッドのネジと組み合うネジが形成されている中空筒状の中間ジョイントと、
該中間ジョイントに組み合わせる台金を有し、
該台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。
第2に
中空ロッドの先端に取り付ける中空筒状の中間ジョイントと、
該中間ジョイントに組み合わせる台金と、
該台金の中央に形成された角形開孔に嵌め込む上面ジョイントを有し、
前記中間ジョイントの上面側には、中空ネジが突出しており、
前記上面ジョイントの下面側には、中空ネジに組み合うネジ孔が形成されており、
前記台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。
第3に、
台金と硬質チップを、鋳造により一体形成したことを特徴とする、上記第1または第2に記載のチップ一体開孔ビット。
本発明によれば、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたため、溶鉱炉等の特殊な使用条件下における穿孔の際でも、素材が異なることに起因する問題が起きることがない。
また、本発明によれば、台金と硬質チップを一体のものとして形成するので、複数の硬質チップを個々に台金にロウ付け等をする場合と比較して、容易に製造することができる。
本発明に係る3ピースタイプのチップ一体開孔ビットの使用状態の斜視図である。 図1に示すチップ一体開孔ビットの要部の分解斜視図である。 本発明に係る3ピースタイプのチップ一体開孔ビットの六面図であり、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は平面図、(E)は底面図、(F)は背面図を示す。 図3中の(A)におけるB−B線断面図である。 図3中の(A)におけるA−A線断面図である。 硬質チップの断面図であり、(A)は平面チップの断面図、(B)は境界チップの断面図、(C)は傾斜面チップの断面図である。 本発明に係る2ピースタイプのチップ一体開孔ビットの使用状態の斜視図である。 図7に示すチップ一体開孔ビットの要部の分解斜視図である。 本発明に係る2ピースタイプのチップ一体開孔ビットの六面図であり、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は平面図、(E)は底面図、(F)は背面図を示す。 図9中の(A)におけるD−D線断面図である。 図9中の(A)におけるC−C線断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明の範囲は以下の形態に限定されることがない。
図1〜6を参照しながら、本発明に係る3ピースタイプのチップ一体開孔ビット(以下、開孔ビットという。)について説明する。
本発明に係る3ピースタイプの開孔ビットは、図1に示すように、中空ロッド1の先端に取り付けるものであり、中空筒状の中間ジョイント2と、該中間ジョイント2と組み合う台金3と、該台金3に組み合う上面ジョイント4とから形成されている。
図4及び5に示すように、中空ロッド1の先端部にはネジが形成されている。
他方、中間ジョイント2には、開放底面側の内部に、中空ロッド1のネジと組み合う左ネジが形成されている。
図1に示す中間ジョイント2は、詳細を図2に示すように、上面側において、中心軸上に位置する中空ネジ21と、該中空ネジ21の周囲の対角位置の4カ所に、内部へ貫通する貫通孔22を有している。
前記中空ネジ21は、中空筒状の外側面にネジ切りしたもので、中間ジョイント2の上面側から突出するように形成されている。
台金3は、図2に示すように、全体が十字状で、側面の対角位置に4つの溝部が各々形成されている。
該台金3は、平面である上面中央部に長方形状の角形開孔31を有し、対角位置関係にある2つの溝部に、内部へ貫通する溝部開孔32を各々有している。
角形開孔31は、上面側から内部に向けて段階的に狭くなるように、2つの異なるサイズで形成されている。
台金3の上面側の表面は、図2に示すように、中央に位置する平面部と、該平面部の端部に連続して外周側に向けて下向きに傾斜する傾斜面部とを有している。
平面部には、角形開孔31の長辺側に、2つの平面硬質チップ33が突出するように形成されている。
平面部の外側に位置する4つの傾斜面部の各々には、傾斜面硬質チップ34が、傾斜面から垂直方向に突出するように形成されている。
平面部と傾斜面部との境界には、2つの境界硬質チップ35が突出するように形成されている。
図6を参照すると、平面硬質チップ33は(A)で、傾斜面硬質チップ34は(C)で、境界硬質チップ35は(B)で示されている。
これらの硬質チップは、高クロム鋳鉄を用いて鋳造により台金3と一体成形することで、台金3と硬質チップの材質を同質のものとすることができる。
上面ジョイント4は、図2に示すように、台金3の中央に形成された角形開孔31に嵌め込むことが可能なように、角形開孔31の形状に合致して2段階の大きさで形成されたものであり、上面から底面側に向けて傾斜して貫通する傾斜貫通孔41を有している。
該上面ジョイント4の下面側の内部には、図4及び図5に示すように、中間ジョイント2の中空ネジ21に組み合うネジ孔が形成されている。
なお、上面ジョイント4の下面側の内部に形成されるネジ孔と、中間ジョイント2の中空ネジ21に組み合うネジ孔は、図4に示すように、上面ジョイント4側を雌ネジとし、中間ジョイント2側を雄ネジとする以外に、図示は省略するが、上面ジョイント4側を雄ネジとし、中間ジョイント2側を雌ネジとすることもできる。
上記の3ピースタイプのチップ一体開孔ビットを使用する際には、図2を参照すると、まず、上面ジョイント4を台金3の角形開孔31に嵌め込む。
嵌め込んだ後に、上面ジョイント4の内部底面側に形成されたネジと、中間ジョイント2の中空ネジ21とを組み合わせる。
すなわち、台金3に嵌め込んだ上面ジョイント4の下側に、中間ジョイント2の中空ネジ21を差し入れ、中間ジョイント2を回して締めつける。
すると、中間ジョイント2と上面ジョイント4とを台金3に組み合わせることができ、3ピースタイプの開孔ビットが組み立てられる。
最後に、組み立てた開孔ビットを、中空ロッド1の先端にねじ込みことで、準備が完了する。
次に、図7〜11を参照しながら、本発明に係る2ピースタイプのチップ一体開孔ビット(以下、開孔ビットという。)について説明する。
本発明に係る2ピースタイプの開孔ビットは、図7に示すように、中空ロッド1の先端に取り付けるものであり、中空筒状の中間ジョイント5と、該中間ジョイント5と組み合う台金6とから形成されている。
図10及び11に示すように、中空ロッド1の先端部にはネジが形成されている。
他方、中間ジョイント5には、開放底面側の内部に、中空ロッド1のネジと組み合う左ネジが形成されている。
該中間ジョイント5は、図8に示すように、上面側において、中心軸上に位置し内部へ貫通する中心貫通孔51と、該中心貫通孔51の周囲の対角位置の4カ所に、内部へ貫通する貫通孔52を有している。
台金6は、図8に示すように、全体が十字状で、側面の対角位置に4つの溝部が各々形成されている。
該台金6は、上面に形成された平面部に、内部に傾斜して貫通する上面傾斜貫通孔61を有し、対角位置関係にある2つの溝部に、内部へ貫通する溝部開孔62を各々有している。
台金6の上面側の表面は、図8に示すように、中央に位置する平面部と、該平面部の端部に連続して外周側に向けて下向きに傾斜する傾斜面部とを有している。
平面部には、2つの平面硬質チップ63が突出するように形成されている。
平面部の外側に位置する4つの傾斜面部の各々には、傾斜面硬質チップ64が、傾斜面から垂直方向に突出するように形成されている。
平面部と傾斜面部との境界には、2つの境界硬質チップ65が突出するように形成されている。
これらの硬質チップは、高クロム鋳鉄を用いて鋳造により台金6と一体成形することで、台金6と硬質チップの材質を同質のものとすることができる。
上記の2ピースタイプのチップ一体開孔ビットを使用する際には、図を参照すると、台金6を中間ジョイント5を組み合わせる。
そして、接触部分を溶接加工することで、2ピースタイプの開孔ビットが組み立てられる。
なお、接触部分は、ロウ付け加工により接合することができるし、溶接加工及びロウ付け加工により接合することもできる。
最後に、組み立てた開孔ビットを、中空ロッド1の先端にねじ込みことで、準備が完了する。
上記で説明した本発明に係る2ピースタイプ及び3ピースタイプの開孔ビットは、いずれもネジ加工が困難であるクロム鋳鉄によるパーツに対しては、ネジ加工をすることなく、開孔ビットを組み立てることができる。
1 中空ロッド
2 中間ジョイント
21 中空ネジ
22 貫通孔
3 台金
31 角形開孔
32 溝部開孔
33 平面硬質チップ
34 傾斜面硬質チップ
35 境界硬質チップ
4 上面ジョイント
41 傾斜貫通孔
5 中間ジョイント
51 中心貫通孔
52 貫通孔
6 台金
61 上面傾斜貫通孔
62 溝部開孔
63 平面硬質チップ
64 傾斜面硬質チップ
65 境界硬質チップ
特開2011−149192号公報

Claims (3)

  1. 中空ロッドの先端に取り付けるものであり、開放底面側の内部に、前記中空ロッドのネジと組み合うネジが形成されている中空筒状の中間ジョイントと、
    該中間ジョイントに組み合わせる台金を有し、
    該台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。
  2. 中空ロッドの先端に取り付ける中空筒状の中間ジョイントと、
    該中間ジョイントに組み合わせる台金と、
    該台金の中央に形成された角形開孔に嵌め込む上面ジョイントを有し、
    前記中間ジョイントの上面側には、中空ネジが突出しており、
    前記上面ジョイントの下面側には、中空ネジに組み合うネジ孔が形成されており、
    前記台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。
  3. 台金と硬質チップを、鋳造により一体形成したことを特徴とする、請求項1または2に記載のチップ一体開孔ビット。
JP2013264084A 2013-12-20 2013-12-20 チップ一体開孔ビット Active JP6015644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013264084A JP6015644B2 (ja) 2013-12-20 2013-12-20 チップ一体開孔ビット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013264084A JP6015644B2 (ja) 2013-12-20 2013-12-20 チップ一体開孔ビット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015120262A JP2015120262A (ja) 2015-07-02
JP6015644B2 true JP6015644B2 (ja) 2016-10-26

Family

ID=53532390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013264084A Active JP6015644B2 (ja) 2013-12-20 2013-12-20 チップ一体開孔ビット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6015644B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101922745B1 (ko) * 2011-04-07 2018-11-27 보레알리스 아게 실란 가교성 중합체 조성물

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE0301456D0 (sv) * 2003-05-20 2003-05-20 Sandvik Ab Ett eggbärande borrkropp, och ett förfarande för tillverkning av samt ett borrverktyg innefattande en dylik borrkropp
JP2005273439A (ja) * 2004-02-26 2005-10-06 Kubota Corp 掘削用のビット
JP2008126339A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Yunitakku Kk ドリルヘッドの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101922745B1 (ko) * 2011-04-07 2018-11-27 보레알리스 아게 실란 가교성 중합체 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015120262A (ja) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD927577S1 (en) Upper platen for heat press
JP2018507327A5 (ja)
JP6002171B2 (ja) 射出機及びノズルねじ込み方法
JP6015644B2 (ja) チップ一体開孔ビット
JP2018021539A5 (ja)
USD908101S1 (en) Microchannel heat exchanger
CN103249906B (zh) 超硬工具及硬质触头的固定方法
MX2017011061A (es) Tapon de carter conico para carter de aluminio e hierro desgastados.
US20180345464A1 (en) Hand tool
CN112676690B (zh) 增强的电阻焊接帽
JP2019123985A5 (ja)
RU2712994C1 (ru) Буровая коронка
USD851743S1 (en) Burner bump out
KR20170039818A (ko) 절삭공구 고정용 콜릿
EP3189755B1 (en) Composite braze welding and induction heating-type cooking tool
JP5770894B1 (ja) 放熱装置
US1606341A (en) Pipe-thread protector
USD945574S1 (en) Sink
CN204148707U (zh) 一种喷嘴
USD875025S1 (en) Fluid containment cone for washer and coolant caps
CN108145875A (zh) 一种开孔器固定装置
USD1019311S1 (en) Soldering tool
TWM651279U (zh) 水泥螺栓
USD808443S1 (en) Industrial tool insert
US1524272A (en) Arch brick

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6015644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150