JP2015120262A - チップ一体開孔ビット - Google Patents
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Abstract
Description
該超硬工具は、鋼製の台金に設けた雌ねじ付きのチップ穴に硬質チップを嵌めこみ、その上から前記雌ねじに螺合する雄ねじを外周部に備えた押えリングを螺着して前記硬質チップを押圧固定したものである。
該超硬工具によれば、硬質チップをねじ付きの押えリングでチップ穴の内部に機械的に押圧固定しているので、硬質チップをロウ付けしたものと比較すると、高温状態である出銑孔等における使用に適している。
また、複数の硬質チップを個々に台金に固定しなければならない点では、ロウ付け等をする場合と同等の手間がかかるものであった。
中空ロッドの先端に取り付ける中空筒状の中間ジョイントと、
該中間ジョイントに組み合わせる台金を有し、
該台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。
第2に
中空ロッドの先端に取り付ける中空筒状の中間ジョイントと、
該中間ジョイントに組み合わせる台金と、
該台金の中央に形成された角形開孔に嵌め込む上面ジョイントを有し、
前記中間ジョイントの上面側には、中空ネジが突出しており、
前記上面ジョイントの下面側には、中空ネジに組み合うネジ孔が形成されており、
前記台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。
第3に、
台金と硬質チップを、鋳造により一体形成したことを特徴とする、上記第1または第2に記載のチップ一体開孔ビット。
また、本発明によれば、台金と硬質チップを一体のものとして形成するので、複数の硬質チップを個々に台金にロウ付け等をする場合と比較して、容易に製造することができる。
他方、中間ジョイント2には、開放底面側の内部に、中空ロッド1のネジと組み合う左ネジが形成されている。
前記中空ネジ21は、中空筒状の外側面にネジ切りしたもので、中間ジョイント2の上面側から突出するように形成されている。
該台金3は、平面である上面中央部に長方形状の角形開孔31を有し、対角位置関係にある2つの溝部に、内部へ貫通する溝部開孔32を各々有している。
角形開孔31は、上面側から内部に向けて段階的に狭くなるように、2つの異なるサイズで形成されている。
平面部には、角形開孔31の長辺側に、2つの平面硬質チップ33が突出するように形成されている。
平面部の外側に位置する4つの傾斜面部の各々には、傾斜面硬質チップ34が、傾斜面から垂直方向に突出するように形成されている。
平面部と傾斜面部との境界には、2つの境界硬質チップ35が突出するように形成されている。
該上面ジョイント4の下面側の内部には、図4及び図5に示すように、中間ジョイント2の中空ネジ21に組み合うネジ孔が形成されている。
なお、上面ジョイント4の下面側の内部に形成されるネジ孔と、中間ジョイント2の中空ネジ21に組み合うネジ孔は、図4に示すように、上面ジョイント4側を雌ネジとし、中間ジョイント2側を雄ネジとする以外に、図示は省略するが、上面ジョイント4側を雄ネジとし、中間ジョイント2側を雌ネジとすることもできる。
嵌め込んだ後に、上面ジョイント4の内部底面側に形成されたネジと、中間ジョイント2の中空ネジ21とを組み合わせる。
すなわち、台金3に嵌め込んだ上面ジョイント4の下側に、中間ジョイント2の中空ネジ21を差し入れ、中間ジョイント2を回して締めつける。
すると、中間ジョイント2と上面ジョイント4とを台金3に組み合わせることができ、3ピースタイプの開孔ビットが組み立てられる。
最後に、組み立てた開孔ビットを、中空ロッド1の先端にねじ込みことで、準備が完了する。
本発明に係る2ピースタイプの開孔ビットは、図7に示すように、中空ロッド1の先端に取り付けるものであり、中空筒状の中間ジョイント5と、該中間ジョイント5と組み合う台金6とから形成されている。
他方、中間ジョイント5には、開放底面側の内部に、中空ロッド1のネジと組み合う左ネジが形成されている。
該台金6は、上面に形成された平面部に、内部に傾斜して貫通する上面傾斜貫通孔61を有し、対角位置関係にある2つの溝部に、内部へ貫通する溝部開孔62を各々有している。
平面部には、2つの平面硬質チップ63が突出するように形成されている。
平面部の外側に位置する4つの傾斜面部の各々には、傾斜面硬質チップ64が、傾斜面から垂直方向に突出するように形成されている。
平面部と傾斜面部との境界には、2つの境界硬質チップ65が突出するように形成されている。
そして、接触部分を溶接加工することで、2ピースタイプの開孔ビットが組み立てられる。
なお、接触部分は、ロウ付け加工により接合することができるし、溶接加工及びロウ付け加工により接合することもできる。
最後に、組み立てた開孔ビットを、中空ロッド1の先端にねじ込みことで、準備が完了する。
2 中間ジョイント
21 中空ネジ
22 貫通孔
3 台金
31 角形開孔
32 溝部開孔
33 平面硬質チップ
34 傾斜面硬質チップ
35 境界硬質チップ
4 上面ジョイント
41 傾斜貫通孔
5 中間ジョイント
51 中心貫通孔
52 貫通孔
6 台金
61 上面傾斜貫通孔
62 溝部開孔
63 平面硬質チップ
64 傾斜面硬質チップ
65 境界硬質チップ
Claims (3)
- 中空ロッドの先端に取り付ける中空筒状の中間ジョイントと、
該中間ジョイントに組み合わせる台金を有し、
該台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。 - 中空ロッドの先端に取り付ける中空筒状の中間ジョイントと、
該中間ジョイントに組み合わせる台金と、
該台金の中央に形成された角形開孔に嵌め込む上面ジョイントを有し、
前記中間ジョイントの上面側には、中空ネジが突出しており、
前記上面ジョイントの下面側には、中空ネジに組み合うネジ孔が形成されており、
前記台金の表面から突出する硬質チップを台金と一体となるように形成することで、台金と硬質チップの材質を同質のものとしたことを特徴とする、チップ一体開孔ビット。 - 台金と硬質チップを、鋳造により一体形成したことを特徴とする、請求項1または2に記載のチップ一体開孔ビット。
Priority Applications (1)
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JP2013264084A JP6015644B2 (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | チップ一体開孔ビット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013264084A JP6015644B2 (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | チップ一体開孔ビット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6015644B2 JP6015644B2 (ja) | 2016-10-26 |
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ID=53532390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013264084A Active JP6015644B2 (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | チップ一体開孔ビット |
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