JP6015436B2 - 調湿装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態1について説明する。実施形態1の調湿装置(10)は、液体吸収剤を用いて室内の調湿を行う。調湿装置(10)は、除湿運転と加湿運転とを選択的に行う。また、調湿装置(10)は、室外の空気(OA)を取り込み、この空気を供給空気(SA)として室内へ供給する同時に、室内の空気(RA)を取り込み、この空気を排出空気(EA)として室外へ排出する。
図1に示すように、本実施形態の調湿装置(10)は、ケーシング(20)を備えている。ケーシング(20)には、給気ファン(27)、排気ファン(28)、給気側モジュール(40a)、及び排気側モジュール(40b)が収容されている。
図1に示すように、ケーシング(20)は、直方体の箱状に形成されている。ケーシング(20)では、その一方の端面に外気吸込口(21)と排気口(24)とが形成され、その他方の端面に内気吸込口(23)と給気口(22)とが形成されている。ケーシング(20)の内部空間は、給気通路(25)と排気通路(26)に仕切られている。給気通路(25)は、外気吸込口(21)及び給気口(22)に連通している。給気通路(25)には、給気ファン(27)と給気側モジュール(40a)とが配置されている。一方、排気通路(26)は、内気吸込口(23)及び排気口(24)に連通している。排気通路(26)には、排気ファン(28)と排気側
モジュール(40b)とが配置されている。
給気側モジュール(40a)及び排気側モジュール(40b)は、液体吸収剤を用いて空気を調湿する調湿用モジュールである。各モジュール(40a,40b)は、図2及び図3に示すように、複数の内側部材(60)と外側ケース(50)と伝熱部材(46a,46b)とを備えている。
調湿装置(10)は、図4に示すように、冷媒回路(35)を備えている。冷媒回路(35)は、圧縮機(36)と、四路切換弁(37)と、膨張弁(38)と、給気側モジュール(40a)の伝熱部材(46a)と、排気側モジュール(40b)の伝熱部材(46b)とが接続された閉回路である。この冷媒回路(35)では、圧縮機(36)の吐出側が四路切換弁(37)の第1のポートに、圧縮機(36)の吸入側が四路切換弁(37)の第2のポートに、それぞれ接続される。また、この冷媒回路(35)では、四路切換弁(37)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、排気側モジュール(40b)の伝熱部材(46b)と、膨張弁(38)と、給気側モジュール(40a)の伝熱部材(46a)とが配置されている。冷媒回路(35)は、該冷媒回路(35)に封入された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。そして、冷媒回路(35)は、給気側モジュール(40a)及び排気側モジュール(40b)に対して、冷媒を熱媒体として供給する。
吸収剤が上記蒸発部で冷却されて該液体吸収剤の水蒸気分圧が減少することにより、上記給気側モジュール(40a)が吸湿部を構成する。一方、上記排気側モジュール(40b)内の液体吸収剤が上記凝縮部(放熱部)で加熱されて該液体吸収剤の水蒸気分圧が増加することにより、上記排気側モジュール(40b)が放湿部を構成する。つまり、四路切換弁(37)が第1状態のときには、給気側モジュール(40a)の伝熱部材(46a)が、液体吸収剤を冷却する冷却部を構成し、排気側モジュール(40b)の伝熱部材(46b)が、液体吸収剤を加熱する加熱部を構成する。
図4に示すように、吸収剤回路(11)は、排気側モジュール(40b)内の吸収剤通路(41)(排気側流路(41b))と、給気側モジュール(40a)内の吸収剤通路(41)(給気側流路(41a))とが接続される閉回路である。吸収剤回路(11)には、1つのポンプ(12)が接続されている。ポンプ(12)は、吸収剤回路(11)の液体吸収剤を搬送するポンプ機構である。ポンプ(12)は、液体吸収剤の流量を調節可能な可変容量式のポンプで構成される。上述した四路切換弁(37)が第1状態になると、吸湿部側の給気側流路(41a)が吸湿路を構成し、放湿部側の排気側流路(41b)が放湿路を構成する。また、四路切換弁(37)が第2状態になると、吸湿部側の排気側流路(41b)が吸湿路を構成し、放湿部側の給気側流路(41a)が放湿路を構成する。
繋がっている。第2流路(90b)の流入端は、排気側流路(41b)の流出端と繋がり、第2流路(90b)の流出端は、給気側流路(41a)の流入端と繋がっている。溶液熱交換器(90)は、放湿路(41b,41a)から吸湿路(41a,41b)へ向かう液体吸収剤と、吸湿路(41a,41b)から放湿路(41b,41a)へ向かう液体吸収剤とを互いに熱交換させる熱交換器を構成している。
次に、実施形態1に係る調湿装置(10)の運転動作について説明する。まず、除湿運転について説明した後で加湿運転について説明する。除湿運転は、夏季等において、室外空気の湿度及び温度が高い条件下で運転される。また、加湿運転は、冬季等において、室外空気の湿度及び温度が低い条件下で運転される。
図4に示すように、除湿運転では、四路切換弁(37)が第1状態に設定された状態において、圧縮機(36)が運転される。これにより、除湿運転では、圧縮機(36)で圧縮された冷媒が、排気側モジュール(40b)の伝熱部材(46b)で放熱し、膨張弁(38)で減圧される。減圧後の冷媒は、給気側モジュール(40a)の伝熱部材(46a)で蒸発し、圧縮機(36)に吸入される。つまり、除湿運転では、給気側モジュール(40a)の伝熱部材(46a)が蒸発部となり、排気側モジュール(40b)の伝熱部材(46b)が凝縮部となる。換言すると、吸湿部となる給気側モジュール(40a)の給気側流路(41a)が吸湿路となり、放湿部となる排気側モジュール(40b)の排気側流路(41b)が放湿路となる。
図5に示すように、加湿運転では、四路切換弁(37)が第2状態に設定された状態において、圧縮機(36)が運転される。これにより、加湿運転では、圧縮機(36)で圧縮された冷媒が、給気側モジュール(40a)の伝熱部材(46a)で放熱し、膨張弁(38)で減圧される。減圧後の冷媒は、排気側モジュール(40b)の伝熱部材(46b)で蒸発し、圧縮機(36)に吸入される。つまり、加湿運転では、給気側モジュール(40a)の伝熱部材(46a)が凝縮部となり、排気側モジュール(40b)の伝熱部材(46b)が蒸発部となる。換言すると、吸湿部となる排気側モジュール(40b)の排気側流路(41b)が吸湿路となり、放湿部となる給気側モジュール(40a)の給気側流路(41a)が放湿路となる。
室内空間へ供給空気(SA)として供給される。室内空気(RA)は、排気側モジュール(40b)を通過して吸湿された後、室外空間へ排出空気(EA)として排出される。
上述した実施形態1によると、溶液熱交換器(90)の第1流路(90a)の途中にタンク(100)が設けられている。これにより、タンク(100)における熱のロスを抑制でき、省エネ性に優れた調湿装置を実現することができる。
次に、実施形態の変形例1を説明する。図6は、変形例1の調湿装置(10)の回路図である。
次に、実施形態の変形例2を説明する。図7は、変形例2の調湿装置(10)の回路図である。
調湿装置(10)の除湿運転中において、冷媒回路(35)では、四路切換弁(37)が第1状態となり、排気側熱交換器(110b)が凝縮器として機能し、給気側熱交換器(110a)が蒸発器として機能する冷凍サイクルが行われる。吸収剤回路(11)を循環する液体吸収剤は、給気側熱交換器(110a)で冷媒によって冷却され、その後に給気側モジュール(40a)の給気側流路(41a)へ流入し、室外空気から吸湿する。その後、給気側モジュール(40a)から出た液体吸収剤は、排気側熱交換器(110b)で冷媒によって加熱され、その後に排気側モジュール(40b)の排気側流路(41b)へ流入し、室内空気へ放湿する。
以上に説明した実施形態1と、その変形例1及び2では、第1熱交換部(91)及び第2熱交換部(92)を有する1つの溶液熱交換器(90)を用いるものとして説明した。しかしながら、2つの溶液熱交換器を用いても良い。つまり、図8に示すように、第1流路(90a)及び第2流路(90b)において熱交換を行なう第1の溶液熱交換器(93)及び第2の溶液熱交換器(94)を用い、これらの間において第1流路(90a)にタンク(100)が接続されていても良い。また、図示は省略するが、図6の場合と同様に、第2流路(90b)にタンク(100)が接続されている構成とすることもできる。
11 吸収剤回路
40a 給気側モジュール(吸湿部、放湿部)
40b 排気側モジュール(放湿部、吸湿部)
46a 伝熱部材(冷却部(蒸発部)、加熱部(放熱部))
46b 伝熱部材(加熱部(放熱部)、冷却部(蒸発部))
90 溶液熱交換器(熱交換器)
90a 第1流路(第1吸収剤通路)
90b 第2流路(第2吸収剤通路)
91 第1熱交換部
92 第2熱交換部
93 第1の溶液熱交換器
94 第2の溶液熱交換器
100 タンク
110a 給気側熱交換器
110b 排気側熱交換器
Claims (3)
- 液体吸収剤が充填され、空気の水分を吸収する吸湿部(40a、40b)及び空気に水分を放出する放湿部(40a、40b)と、上記吸湿部(40a、40b)と上記放湿部(40a、40b)とを繋ぐ第1吸収剤通路(90a、90b)及び第2吸収剤通路(90a、90b)とを有し、上記液体吸収剤が上記吸湿部(40a、40b)と上記放湿部(40a、40b)との間を循環する吸収剤回路(11)と、
上記吸湿部(40a、40b)の液体吸収剤を冷却する冷却部(46a、110a、46b、110b)及び上記放湿部(40a、40b)の液体吸収剤を加熱する加熱部(46a、110a、46b、110b)と、
上記吸収剤回路(11)の上記第1吸収剤通路(90a、90b)に設けられ、上記液体吸収剤を貯留するタンク(100)と、
上記第1吸収剤通路(90a、90b)を流れて上記タンク(100)に流入する上記液体吸収剤と、上記第2吸収剤通路(90a、90b)を流れて上記吸湿部(40a、40b)及び上記放湿部(40a、40b)の一方に流入する上記液体吸収剤とを熱交換させる第1熱交換部(91)、及び、上記第1吸収剤通路(90a、90b)を流れて上記タンク(100)から流出する上記液体吸収剤と、上記第2吸収剤通路(90a、90b)を流れて上記吸湿部(40a、40b)及び放湿部(40a、40b)の他方から流出する上記液体吸収剤とを熱交換させる第2熱交換部(92)とを備えていることを特徴とする調湿装置。 - 請求項1において、
上記第1熱交換部(91)及び上記第2熱交換部(92)は、一体の熱交換器(90)として形成されていることを特徴とする調湿装置。 - 請求項1又は2において、
上記タンク(100)は、断熱容器であることを特徴とする調湿装置。
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