JP6013581B1 - 錠剤分割装置及び駆動機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】錠剤分割時に錠剤の欠けの発生を抑えた錠剤分割装置を提供する。【解決手段】錠剤分割装置100は、本体110と、該本体110に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端で錠剤Tを分割するための分割刃121を備えた駆動体120と、該駆動体120を軸方向一端側に弾性的に付勢する付勢部材125と、該付勢部材125の付勢力に抗するように駆動体120を軸方向他端側に牽引し、駆動体120を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材130と、該牽引部材130に作用し、駆動体120を軸方向へと駆動する操作部材140と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、錠剤を分割する錠剤分割装置及び該錠剤分割装置の駆動機構に関する。
錠剤の服用量を調整したり、子供や老人が錠剤を服用し易くするために、服用前に錠剤を分割することが行われている。そして、錠剤を分割することを目的として、種々の錠剤分割装置が用いられている。
例えば、特許文献1の錠剤切断器は、上板(2)と下板(4)の一端に夫々上刃(3)と下刃(5)の2枚の刃が対向するように設けられ、該上刃(3)と下刃(5)により錠剤を切断する切断器本体(1)と、該上板(2)及び下板(4)の何れかを押圧して上刃(3)と下刃(5)の間隔を縮める押圧手段(6)と、前記上刃(3)と下刃(5)間に錠剤を保持する保持手段(7)とを具備してなる。すなわち、切断器本体(1)の上刃(3)と下刃(5)を押圧手段(6)にて押圧することにより、保持手段(7)に保持されている錠剤を、上と下から切断し、確実に所望の位置にて切断する。
特開2000−84049号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の錠剤分割装置では、刃が錠剤内部に食い込みながら裁断によって錠剤を分割するので、分割時に錠剤に欠けが発生し易い。つまり、裁断において、刃が錠剤を押し潰しつつ両側に引き裂くので、錠剤の断面が崩れて欠けが発生する。特に、錠剤分割装置の長期使用によって、刃の切れ味が落ちた場合には、錠剤が部分的に粉砕されて粉化され、分割した錠剤に欠けが発生する頻度が顕著に多くなる。このように、分割した錠剤に欠けが生じると、正確な服用量から多少なりともずれたり、微粉により作業机などが汚れたりするため、錠剤分割時に錠剤の欠けの発生頻度をより減少させることが求められている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、錠剤分割時に錠剤の欠けの発生を抑えた錠剤分割装置を提供することにある。また、本発明は、該錠剤分割装置の駆動機構を提供する。
請求項1に記載の 錠剤を分割するための錠剤分割装置であって、
本体と、
前記本体に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端で前記錠剤を分割するための分割刃を備えた駆動体と、
前記駆動体を軸方向一端側に弾性的に付勢する付勢部材と、
前記付勢部材の付勢力に抗するように前記駆動体を軸方向他端側に牽引し、前記駆動体を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材と、
前記牽引部材に作用し、前記駆動体を軸方向へと駆動する操作部材と、を備え
前記分割刃が前記錠剤に宛がわれた状態で、前記操作部材の操作によって前記牽引部材が前記駆動体を所定距離牽引した後に前記牽引力が消失されると、前記付勢部材の弾発力によって前記駆動体が初期位置に復帰し、前記分割刃を介して前記錠剤に衝撃が与えられて前記錠剤が分割されることを特徴とする。
請求項2に記載の錠剤分割装置は、請求項1に記載の錠剤分割装置において、前記牽引部材は、前記本体に支持された回転軸と、前記回転軸に回転可能に軸支された円形部及び前記円形部から径方向外方に突出する複数の凸部を有する回転体とを備え、
前記駆動体は、その軸方向の他端側から前記回転体の凸部によって押し上げられるように配置された被牽引部を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の錠剤分割装置は、錠剤を分割するための錠剤分割装置であって、
本体と、
前記本体に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端で前記錠剤を分割するための分割刃を備えた駆動体と、
前記駆動体を軸方向一端側に弾性的に付勢する付勢部材と、
前記付勢部材の付勢力に抗するように前記駆動体を軸方向他端側に牽引し、前記駆動体を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材と、
前記牽引部材に作用し、前記駆動体を軸方向へと駆動する操作部材と、を備え、
前記牽引部材は、前記本体に支持された回転軸と、前記回転軸に回転可能に軸支された円形部及び前記円形部から径方向外方に突出する複数の凸部を有する回転体とを備え、
前記駆動体は、その軸方向の他端側から前記回転体の凸部によって押し上げられるように配置された被牽引部を備えることを特徴とする。
請求項に記載の錠剤分割装置は、請求項2又は3に記載の錠剤分割装置において、前記凸部は、前記円形部から略垂直に立設した垂直面と、該垂直面に対して傾斜する傾斜面とを組み合わせてなり、前記回転体の順方向への回転に従って、前記被牽引部が前記傾斜面上を摺動して前記凸部の頂部にガイドされることを特徴とする。
請求項に記載の錠剤分割装置は、請求項に記載の錠剤分割装置装置において、前記傾斜面は、凸面状に湾曲していることを特徴とする。
請求項に記載の錠剤分割装置は、請求項4又は5に記載の錠剤分割装置において、前記被牽引部は、内側に前記回転体を配置可能な枠体であり、該枠体の内側上部に前記傾斜面上を摺動する摺動ローラが設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の錠剤分割装置は、請求項に記載の錠剤分割装置において、前記駆動体は、前記分割刃と別体であり、前記分割の同軸上且つ他端側に配置され、他端に前記枠体が固定された軸体と、前記付勢部材の付勢力よりも小さい付勢力で前記分割刃を他端側に付勢する第2の付勢部材と、をさらに備え、
前記第2の付勢によって前記分割刃の上端面と前記軸体の下端面とが接触した状態で前記分割刃及び前記軸体が軸方向に一体的に移動することを特徴とする。
請求項に記載の錠剤分割装置は、請求項4から7のいずれか一項に記載の錠剤分割装置において、前記操作部材は、前記本体に回動式に固定されたハンドル部と、前記凸部の前記垂直面を押圧して前記回転体を回転させる押圧突起とを備えることを特徴とする。
請求項に記載の錠剤分割装置は、請求項1からのいずれか一項に記載の錠剤分割装置において、前記分割刃には、錠剤表面に当接するように刃先より一端側に突出するとともに軸方向に伸縮可能である錠剤保持部が設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の駆動機構は、本体と、
前記本体に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端に分割刃又は粉砕部材を取着可能な駆動体と、
前記駆動体を軸方向一端側に弾性的に付勢する付勢部材と、
前記付勢部材の付勢力に抗するように前記駆動体を軸方向他端側に牽引し、前記駆動体を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材と、
前記牽引部材に作用し、前記駆動体を軸方向へと駆動する操作部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の一形態によれば、分割刃が錠剤に宛がわれた状態で、操作部材の操作によって牽引部材が駆動体を所定距離牽引した後、駆動体を初期位置に復帰させる付勢部材の弾発力により、錠剤を分割する。すなわち、付勢部材の付勢力に抗するように駆動体が錠剤の反対側である軸方向他端側に牽引された後、牽引力が瞬時的に消失する。そして、牽引により抑えられていた付勢部材の弾発力が突発的に解放され、駆動体が軸方向に移動するとともに分割刃を介して錠剤に衝撃が与えられる。その結果、(分割刃の形状に基づいて)錠剤が衝撃によって複数片に分割される。つまり、本発明は、従来のように刃で錠剤を押し切るものでなく、一瞬の衝撃で錠剤を分割するので、錠剤に欠けや微粉が発生し難い。したがって、本発明は、錠剤分割時に錠剤の欠けの発生を抑えた錠剤分割装置を提供する。
本発明のさらなる形態によれば、上記発明の効果に加えて、牽引部材の回転体の凸部と、駆動体の被牽引部との当接関係により、駆動体を軸方向他端側に牽引し、駆動体を所定距離移動させた後に牽引力を消失させることを可能とした。つまり、回転体が所定量回転して、被牽引部が凸部頂面に乗り上げることにより、付勢力に抗しつつ駆動体が軸方向他端側に牽引される。この牽引された状態で、回転体がさらに回転することにより、被牽引部が凸部を乗り越え、両者の当接関係が突如なくなり、抑えられていた弾発力が瞬発的に解放される。この弾発力によって被牽引部が凸部から円形部外周(凸部基端)側に高速で移動し、駆動体が初期位置に復帰する。すなわち、本発明の錠剤分割装置は、簡易な構造で錠剤を分割することができる。
本発明のさらなる形態によれば、上記発明の効果に加えて、凸部は、垂直面と傾斜面とを組み合わせてなる。回転体の順方向への回転によって被牽引部が傾斜面上を相対的に摺動して凸部の頂部にガイドされる。そして、被牽引部は、傾斜面を乗り越えた後、垂直面に沿って他端側に瞬時的に移動する。すなわち、傾斜面に沿って漸次的に被牽引部を凸部頂面に移動させることができるため、駆動体の牽引操作が滑らかとなり、その使用感が改善される。
本発明のさらなる形態によれば、上記発明の効果に加えて、傾斜面が凸面状に湾曲していることにより、滑らかな動作を維持しつつ、より効果的に被牽引部を凸部頂部に押し上げることができる。すなわち、より一層、その使用感が改善される。
本発明のさらなる形態によれば、上記発明の効果に加えて、被牽引部の摺動ローラが凸部の傾斜面を摺動するので、より滑らかな動作で、被牽引部を凸部頂部に押し上げることができる。
本発明のさらなる形態によれば、上記発明の効果に加えて、第2の付勢部材を加えることによって、分割刃と、枠体を固定する軸体とを別体として構成することができる。これにより、メンテナンス等で分割刃のみを容易に交換することができる。
本発明のさらなる形態によれば、上記発明の効果に加えて、分割刃に錠剤保持部が設けられていることにより、分割刃の刃先を錠剤表面に宛がったときに収縮した錠剤保持部で錠剤を安定的に保持することができる。
本発明のさらなる形態によれば、上記発明の効果に加えて、操作部材を回動させ、操作部材の押圧突起で凸部の垂直面を押圧することにより、回転体を簡単に順方向に回転させることができる。
本発明の一実施形態の錠剤分割装置の概略斜視図。 図1の錠剤分割装置の(a)平面図、(b)側面図及び(c)正面図。 図1の錠剤分割装置を示し、説明のために本体を透過させた状態の概略斜視図。 図3の錠剤分割装置のA−A断面図。 図1の錠剤分割装置の駆動体の概略斜視図。 図5の駆動体の(a)平面図及び(b)側面図、 図1の錠剤分割装置の回転体の側面図。 図1の錠剤分割装置の操作部材の斜視図。 図7の操作部材の(a)平面図、(b)側面図及び(c)B−B断面図。 本実施形態の錠剤分割装置で錠剤を分割する際の錠剤分割装置の第1の動作を示した模式図。 本実施形態の錠剤分割装置で錠剤を分割する際の錠剤分割装置の第2の動作を示した模式図。 本実施形態の錠剤分割装置で錠剤を分割する際の錠剤分割装置の第3の動作を示した模式図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態の錠剤分割装置100の概略斜視図である。図2(a)〜(c)は、該錠剤分割装置100の平面図、側面図及び正面図である。図3は、該錠剤分割装置100の内部構造を透過して示す概略斜視図である。図4は、該錠剤分割装置100のA−A断面図である。図1乃至図4に示すとおり、錠剤分割装置100は、本体110と、該本体110に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端で錠剤を分割するための分割刃121を備えた駆動体120と、該駆動体120を軸方向一端(図における下端)側に弾性的に付勢する付勢部材としての第1バネ部材125と、該第1バネ部材125の付勢力に抗するように駆動体120を軸方向他端(図における上端)側に牽引し、駆動体120を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材130と、牽引部材130に作用し、駆動体120を軸方向へと駆動する操作部材140と、を備える。そして、該錠剤分割装置100の駆動機構とは、駆動体120に分割刃121を含まない構成(換言すると、分割刃や粉砕部材を形成可能な構成)をいう。
本体110は、各構成部材を保持可能に構成されている。本体110は、頂壁部111、側壁部112及び底壁部113から構成された長手状の矩形体である。一方の対向する側壁部112には、内部に牽引部材130を軸支するための軸孔112aがそれぞれ穿設されている。該軸孔112aは、側壁部112の幅方向の(中央ではなく)縁側に形成されている。他方の対向する側壁部112には、軸方向の所定の範囲に亘って開口が形成されている。つまり、一方の対向する側壁部112の間には、正面及び背面方向に開放された上方収容部114が定められている。該上方収容部114内に駆動体120の一部と牽引部材130が収容される。他方、図4に示すように、上方収容部114の下方には、第1バネ部材125とともに駆動体120の一部が収容される。つまり、4つの側壁部112によって下方収容部115が定められている。そして、上方収容部114及び下方収容部115の間には、両者を区分けする隔壁部116が形成されている。隔壁部116には、駆動体120の軸体122を相対移動可能に内挿する貫通部116aが穿設されている。そして、軸体122を相対移動可能に内挿するとともに、第1バネ部材125が貫通部116aを介して上方に抜け出ることを防止するバネ止め部材116bが設けられている。さらに、側壁112の上端近傍(開口縁)には、操作部材140を回動式に支持するための回動支持部117が形成されている。
駆動体120は、図5及び図6に示すとおり、軸方向に延びる分割刃121と、該分割刃121と別体として、該分割刃121の同軸上且つ上方に配置された軸体122と、該軸体122の上端に連結された被牽引部としての枠体123と、該分割刃121に外挿された第2バネ部材(第2の付勢部材)126と、本体110に固定されるとともに分割刃121及び第2バネ部材126を収容する支持体127と、を備える。
分割刃121は、下端に一直線に延びるマイナス形状の刃先121a、該刃先121aに連結された軸方向に一様な径の円柱状の軸部121b、及び、該軸部121bの上端で径方向外方に拡径した膨出部121cを有している。刃先121aは、先端につれて刃厚が薄くなり鋭利である。また、膨出部121cは、軸方向に一様な径の円柱体であり、且つ、平坦な上端面を有する。そして、伸縮可能な錠剤保持部128が軸部121bに取着され、刃先121aの外周を包囲するとともに、より下方に突出している。該錠剤保持部128は、伸縮可能なバネ部128aと、その先端に取着された環状部128bとからなる。原形において、バネ部128a先端が刃先121a先端に位置し、刃先121aの下方に筒状の環状部128bが配置されている。該環状部128bは透明な樹脂等の素材で形成されることが好ましい。そして、錠剤保持部128は、載置された錠剤に環状部128bが当接し、錠剤をその場に保持するように構成されている。
また、分割刃121の軸部121b及び膨出部121cが支持体127に収容されている。支持体127には、貫通部127aが軸方向に貫通形成され、該貫通部127aに分割刃121が挿通されている。また、貫通部127aは、上方の大径部分と下方の小径部分とからなる。該貫通部127aの大径部分には、膨出部121cが内挿され、小径部分には、軸部121bが内挿されている。図6(b)に示すように、大径部分は側方に開放されている。すなわち、該貫通部127aの大径部分の内径が膨出部121cの径よりも大きい。そして、小径部分の内径が膨出部121cの径よりも小さい。つまり、膨出部121cは、大径部分内で軸方向に移動可能であるが、大径部分と小径部分との間の段差に係止され、下方に移動できない。さらに、支持体127には、底板127bが形成され、軸部121bに外挿された第2バネ部材126が、該底板127bと膨出部121c底面との間で貫通部127a内に留められている。第2バネ部材126は、弾性圧縮した状態で支持体127内に配置されており、膨出部121cに対して軸方向上方に作用する。すなわち、第2バネ部材126は、分割刃121を上方に付勢する。後述するとおり、この付勢力により、互いに別体である分割刃121と軸体122とが連結(接触)した状態で一体的に軸方向に移動可能となる。そして、該支持体127は、図4に示すように、分割刃121の一部及び第2バネ部材126を内挿した状態で本体110の底壁部113にネジ等で固定され、駆動体120が本体110から分離しないように支持している。
軸体122は、図5及び図6に示すように、軸方向に延びる軸部122aと、該軸部122aの下端で拡径した第1及び第2拡径部122b、122cとを備える。軸部122aの外側には、第1バネ部材125が配置される。第1拡径部122bの下方で第2拡径部122cがさらに拡径している。第1及び第2拡径部122b、cは、それぞれ軸方向に一様な径を有する円柱形状である。より細い上方の第1拡径部122bに第1バネ部材125の下端が外挿される。そして、第2拡径部122cの上面(第1,第2拡径部122b,122c間の段差)に第1バネ部材125が係止される。すなわち、図4に示すように、隔壁部116と第2拡径部122cとの間に弾性圧縮した状態で配置された第1バネ部材125が、第2拡径部122cに作用して、駆動体120を下方に付勢する。また、第2拡径部122cの下面は平坦であり、分割刃121の膨出部121c上面と面接触するように構成されている。
軸体122を下方に付勢する第1バネ部材125の弾性力(弾性係数)は、分割刃121を上方に付勢する第2バネ部材127の弾性力よりも大きい。このため、駆動体120全体として下方に付勢されるが、第2バネ部材127の力により、駆動軸120の軸方向の移動時においても、分割刃121(膨出部121c)上面と軸体122(第2拡径部122c)下面とが当接(面接触)した状態が維持される。
枠体123は、図5及び図6に示すように、軸方向に沿って長手方向を有する矩形状のフレームである。枠体123は、その下枠に穿設された連結孔123aを介して軸体122の上端に固定されている。また、枠体123は、図1及び図4に示すように、駆動体120が本体110に支持された状態で、上方収容部114に収容される。枠体123は、上方収容部114の開口と同じ向きで側方に開口する。そして、該枠体123は、その内側に牽引部材130を配置可能であり、且つ、牽引部材130に係合可能である。つまり、該枠体123は、牽引部材130によって軸方向上方に牽引される被牽引部として機能する。さらに、該枠体123の内側上方(上枠近傍)には、摺動ローラー124が側枠間に回転可能に軸支されている。後述するとおり、該摺動ローラー124を介して、被牽引部としての枠体123が牽引部材130の回転体131外面を滑らかに摺動可能となる。
すなわち、駆動体120は、初期状態において、第1バネ部材125の付勢力(弾性復帰力)によって分割刃121が下方に最も突出した位置(最下位置)で本体110に支持される。そして、第1バネ部材125が弾性変形するように枠体123を介して駆動体120に上方への牽引力が付加されることにより、分割刃121及び軸体122が一体的に本体110に対して上方に変位可能である。
牽引部材130は、駆動体120を上方に牽引すべく、本体110に支持されている。牽引部材130は、本体110の側壁112の軸孔112aに支持された回転軸135と、該回転軸135に回転可能に軸支された回転体131からなる。つまり、軸孔112aに貫通配置された回転軸135によって、回転体131が回転可能に本体110に支持されている。回転軸135は、上方収容部114に収容された枠体123に干渉しないように、幅方向の中央からずれた位置に配置されている。
回転体131は、図7に示すとおり、その中心で回転軸135に回転可能に軸支された円形部及び該円形部から径方向外方に突出する複数の凸部133を有する。すなわち、回転体131は、薄板状の歯車形状を有している。各凸部133は、円形部から略垂直に立設した垂直面133aと、該垂直面133aに対して傾斜する傾斜面133bとを組み合わせてなる。換言すると、垂直面133aが円形部の径方向に沿って延在し、傾斜面133bが径方向と交差するように延在している。また、傾斜面133bは、凸面状に外方に膨らむように湾曲した円弧面をなしている。
該回転体131は、操作時に順方向(図4の時計回り方向)のみに回転するように構成されている。各凸部133において、傾斜面133bが垂直面133aよりも回転方向の前側に位置するように、回転体131が本体110に支持されている。そして、図4に示すように、回転体131が枠体123の内側に回転可能な状態で配置され、回転体131の回転とともに摺動ローラー124が傾斜面133bに当接可能である。すなわち、回転体131の順方向への回転に従って、被牽引部である枠体123が(摺動ローラー124を介して)傾斜面133b上を摺動して凸部133の頂部(先端)にガイドされる。このように、回転体131の回転に従って枠体123が回転体131の径方向外方に移動し、その結果、駆動体120が軸方向上方に牽引される。
操作部材140は、図8及び図9に示すとおり、本体110に回動式に固定された長手状のハンドル部141と、該ハンドル部141の回動方向に突出する押圧突起143と、該押圧突起143をハンドル部141の長手方向にスライド可能に支持するスライド部材144とを備える。
ハンドル部141は、中空且つ長手状の矩形体であり、その上端で本体110の回動支持部117に回動式に支持されている。そして、ハンドル部141は、その上端を中心として、本体110への近接及び離隔方向に回動可能である。通常、ハンドル部141は、該ハンドル部141と本体110を結ぶトーションバネ145によって離隔方向に付勢され、離隔位置に係止されている。ユーザーが、この付勢力に抗して、ハンドル部141に力を加えることにより、離隔位置から本体110に近接するように回動する。また、ハンドル部141には、側方(本体110に対向する側)に開放した中空部142が設けられている。該中空部142は、回動時において、回転体131の本体110より側方にはみ出した部分を収容可能である。
そして、中空部142内の下側に配置された押圧突起143が側方に突出している。該押圧突起143は、ハンドル部141を本体110側に回動させたときに、回転体131に当接可能な位置に配置されている。より詳細には、押圧突起143は、回転体131の中心よりも下方で、凸部133の垂直面133aに当接可能に突出している。好ましくは、図10に示すように、押圧突起143によって回転体131を押圧して効率的に回転させるべく、垂直面133aの先端側に当接する位置に定められる。
さらに、押圧突起143は、図9(c)に示すように、スライド部材144を介してハンドル部141に支持されている。スライド部材144は、押圧突起143とともに中空部142内で長手方向にスライド可能である。そして、スライドバネ144aを介してハンドル部141の上方に付勢されている。つまり、初期位置では、スライド部材144は上方に位置し、下方側に力が付加されると、下方にスライド移動するように構成されている。このとき、スライド部材144に形成されたスライド溝144b内をハンドル部141に形成されたガイド突起141aが上方に相対移動する。すなわち、スライド部材144は、回転体131の回転時に押圧突起143に下方の力が加わったときに押圧突起143を下方に逃がすように機能する(図12参照)。
続いて、図10乃至図12を参照して、本実施形態の錠剤分割装置100及び駆動機構を用いて錠剤を分割する方法及びその動作を説明する。
まず、図10に示すように、平坦な場所に錠剤Tを載置し、本体110又は操作部材140を把持しつつ、錠剤分割装置100の分割刃121の刃先121aを錠剤Tに宛がう。なお、分割刃121を押し上げるように錠剤Tに対して力を加えて押し当てる必要はない。換言すると、分割刃121は初期位置(最下位置)にて錠剤Tに当接している。このとき、錠剤保持部128の環状部128bが錠剤Tに当接し、バネ部128aが僅かに収縮(弾性変形)して、錠剤Tを弱い力でその場に保持している。そして、ハンドル部141を初期位置から本体110側に回動させ、押圧突起143を回転体131の(押圧突起143に対向する)垂直面133aに当接させる。このとき、駆動体120(摺動ローラー124)と牽引部材130(回転体131の凸部133)が軸方向に離隔し、摺動ローラ124に牽引力が作用していない。
次いで、ハンドル部141をさらに回動させると、押圧突起143が垂直面133aを押し込み、回転体131が順方向に回転する。そして、摺動ローラー124が回転体131の傾斜面133bに当接し、その上を摺動し始める。摺動ローラ−124が回転体131の傾斜面133b上を摺動するにつれて、枠体123が軸方向上方に押し上げられる。これと同時に第1バネ部材125が収縮するとともに第2バネ部材126が伸長することにより、分割刃121及び軸体122が上方に牽引される。つまり、駆動体120は、被牽引部(枠体123)を介して、その軸方向の他端(下端)側から回転体131の凸部133によって押し上げられる。なお、傾斜面133bが円弧状に膨らんでいるので、摺動ローラー124が傾斜面133b上で滑らかに相対移動するとともに、直線状の傾斜面と比べて、より効果的に駆動体120を上方へと牽引することができる。
そして、ハンドル部141のさらなる回動によって、図11に示すように、回転体131の順方向への回転とともに、摺動ローラー124が傾斜面133b上を摺動して凸部133の頂部までガイドされる。このとき、駆動体120が最大距離で上方に牽引されており、第1バネ部材125の弾発力が最大となっている。そして、原形に復帰しようとする錠剤保持部128が錠剤Tに接触して該錠剤Tを保持しつつ、刃先121aが錠剤Tから離隔している。なお、回転体131の回転時に、傾斜面133bが押圧突起143に上方から干渉するが、スライド部材144とともに押圧突起143が下方にスライドするため、回転体131の回転が阻害されることが防止される。
さらに、ハンドル部141を押し込むことにより、図12に示すように、摺動ローラー124が凸部133の頂部を乗り越え、傾斜面133bから垂直面133a側に相対移動する。すると、摺動ローラー124が凸部133頂部から円形部外周(凸部133基部)近傍まで(垂直面133aに沿って)瞬時に落下するように変位する。このとき、重力に加えて、瞬発的に解放された第1バネ部材125の弾性復帰力(弾発力)が駆動体120に作用し、該弾発力を伴って該駆動体120が最下位置(初期位置)に復帰するとともに再び分割刃121の刃先121aが錠剤Tに当接する。すなわち、第1バネ部材125の付勢力に抗するように駆動体120を軸方向他端側に牽引し、駆動体120を所定距離移動させた後に牽引力を瞬時的に消失させることにより、第1バネ部材125の弾発力によって分割刃121を力強く初期位置まで復帰させて、分割刃121の刃先121aで錠剤T表面に鋭い衝撃を与えることができる。その結果、図12に示すように、(刃が錠剤T内部に実質的に食い込むことなく)錠剤Tが分割される。そして、ハンドル部141に付加した力を緩めることで、ハンドル部141が離隔位置まで回動し、錠剤分割装置100が初期形態へと復帰する。
以下、本発明の一実施形態の錠剤分割装置100の作用効果について説明する。
本実施形態の錠剤分割装置100によれば、分割刃121が錠剤Tに宛がわれた状態で、操作部材140の操作によって牽引部材140が駆動体120を所定距離牽引した後、駆動体120を初期位置に復帰させる第1バネ部材125(付勢部材)の弾発力により、錠剤Tを分割する。すなわち、第1バネ部材125の付勢力に抗するように駆動体120が錠剤Tの反対側である軸方向上方(他端側)に牽引され、駆動体120が所定距離移動した後に牽引力が瞬時的に消失する。そして、牽引により抑えられていた第1バネ部材125の弾発力が突如解放され、分割刃121を介して錠剤Tに衝撃が与えられる。その結果、錠剤Tが衝撃によって分割される。つまり、本実施形態は、従来のように刃で錠剤を押し切るものでなく、一瞬の衝撃で錠剤Tを分割するので、錠剤Tに欠けや微粉が発生し難い。したがって、本実施形態の錠剤分割装置100は、錠剤分割時に錠剤Tの欠けの発生を抑えることができる。
また、本実施形態の錠剤分割装置100によれば、回転体131が所定量回転して、被牽引部としての枠体123が、傾斜面133bを介して凸部133頂面に乗り上げることにより、付勢力に抗しつつ駆動体120が軸方向上方に牽引される。このとき、回転体131の順方向への回転によって、枠体123に設けられた摺動ローラー124が傾斜面133b上を相対的に摺動して凸部133の頂部にガイドされる。すなわち、膨らんだ円弧状の傾斜面133bに沿って漸次的に枠体123を凸部133頂面に移動させることができるため、駆動体120の牽引操作が滑らかとなり、その使用感が改善される。この牽引された状態で、回転体131がさらに回転することにより、摺動ローラー124が凸部133を乗り越え、両者の当接関係が瞬間的になくなり、抑えられていた弾発力が瞬時的に解放される。この弾発力によって枠体123が凸部133頂面から円形部外周(凸部133基端)側に高速で移動し、駆動体120が初期位置に復帰する。すなわち、本実施形態の錠剤分割装置100は、簡易な構造で錠剤を分割することができる。
したがって、本実施形態の錠剤分割装置100は、簡易な構造で錠剤分割時に錠剤Tの欠けや粉化の発生を抑えることができる。
[変形例]
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の実施形態や変形例を取り得る。以下、本発明の複数の変形例を説明する。
(1)本実施形態の錠剤分割装置100の駆動機構を利用して、錠剤粉砕装置を構成することも可能である。すなわち、駆動体120の先端を鋭利な分割刃121に代えて、例えば平坦な先端面を有する粉砕部材に変更することにより、錠剤を分割するのではなく、衝撃によって粉状に粉砕することにも可能である。したがって、本発明の駆動機構によって、錠剤分割装置に加えて錠剤粉砕装置をも提供可能である。
(2)上記実施形態では、分割刃の先端は「−」形状であるが、錠剤の所望の分割数にその形状を任意に変更可能である。例えば、錠剤を4分割するには、「+」形状の分割刃が用いられる。
(3)上記実施形態では、駆動体において分割体と軸体とが別体として構成されているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、分割体及び軸体が一体として構成されてもよい。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
100 錠剤分割装置
110 本体
111 頂壁部
112 側壁部
112a 軸孔
113 底壁部
114 上方収容部
115 下方収容部
116 隔壁部
116a 貫通部
116b バネ止め部材
117 回動支持部
120 駆動体
121 分割刃
121a 刃先
121b 軸部
121c 膨出部
122 軸体
122a 軸部
122b 第1拡径部
122c 第2拡径部
123 枠体
123a 連結孔
124 摺動ローラー
125 第1バネ部材(付勢部材)
126 第2バネ部材(第2の付勢部材)
127 支持体
127a 貫通部
127b 底板
128 錠剤保持部
128a バネ部
128b 環状部
130 牽引部材
131 回転体
133 凸部
133a 垂直面
133b 傾斜面
135 回転軸
140 操作部材
141 ハンドル部
141a ガイド突起
142 中空部
143 押圧突起
144 スライド部材
144a スライドバネ
144b スライド溝
145 トーションバネ
T 錠剤

Claims (10)

  1. 錠剤を分割するための錠剤分割装置であって、
    本体と、
    前記本体に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端で前記錠剤を分割するための分割刃を備えた駆動体と、
    前記駆動体を軸方向一端側に弾性的に付勢する付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力に抗するように前記駆動体を軸方向他端側に牽引し、前記駆動体を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材と、
    前記牽引部材に作用し、前記駆動体を軸方向へと駆動する操作部材と、を備え
    前記分割刃が前記錠剤に宛がわれた状態で、前記操作部材の操作によって前記牽引部材が前記駆動体を所定距離牽引した後に前記牽引力が消失されると、前記付勢部材の弾発力によって前記駆動体が初期位置に復帰し、前記分割刃を介して前記錠剤に衝撃が与えられて前記錠剤が分割されることを特徴とする錠剤分割装置。
  2. 前記牽引部材は、前記本体に支持された回転軸と、前記回転軸に回転可能に軸支された円形部及び前記円形部から径方向外方に突出する複数の凸部を有する回転体とを備え、
    前記駆動体は、その軸方向の他端側から前記回転体の凸部によって押し上げられるように配置された被牽引部を備えることを特徴とする請求項1に記載の錠剤分割装置。
  3. 錠剤を分割するための錠剤分割装置であって、
    本体と、
    前記本体に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端で前記錠剤を分割するための分割刃を備えた駆動体と、
    前記駆動体を軸方向一端側に弾性的に付勢する付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力に抗するように前記駆動体を軸方向他端側に牽引し、前記駆動体を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材と、
    前記牽引部材に作用し、前記駆動体を軸方向へと駆動する操作部材と、を備え、
    前記牽引部材は、前記本体に支持された回転軸と、前記回転軸に回転可能に軸支された円形部及び前記円形部から径方向外方に突出する複数の凸部を有する回転体とを備え、
    前記駆動体は、その軸方向の他端側から前記回転体の凸部によって押し上げられるように配置された被牽引部を備えることを特徴とする錠剤分割装置。
  4. 前記凸部は、前記円形部から略垂直に立設した垂直面と、該垂直面に対して傾斜する傾斜面とを組み合わせてなり、前記回転体の順方向への回転に従って、前記被牽引部が前記傾斜面上を摺動して前記凸部の頂部にガイドされることを特徴とする請求項2又は3に記載の錠剤分割装置。
  5. 前記傾斜面は、凸面状に湾曲していることを特徴とする請求項に記載の錠剤分割装置。
  6. 前記被牽引部は、内側に前記回転体を配置可能な枠体であり、該枠体の内側上部に前記傾斜面上を摺動する摺動ローラが設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の錠剤分割装置。
  7. 前記駆動体は、前記分割刃と別体であり、前記分割の同軸上且つ他端側に配置され、他端に前記枠体が固定された軸体と、前記付勢部材の付勢力よりも小さい付勢力で前記分割刃を他端側に付勢する第2の付勢部材と、をさらに備え、
    前記第2の付勢部材によって、前記分割刃の上端面と前記軸体の下端面とが接触した状態で前記分割刃及び前記軸体が軸方向に一体的に移動することを特徴とする請求項に記載の錠剤分割装置。
  8. 前記操作部材は、前記本体に回動式に固定されたハンドル部と、前記凸部の前記垂直面を押圧して前記回転体を回転させる押圧突起とを備えることを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載の錠剤分割装置。
  9. 前記分割刃には、錠剤表面に当接するように刃先より一端側に突出するとともに軸方向に伸縮可能である錠剤保持部が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の錠剤分割装置。
  10. 本体と、
    前記本体に対して軸方向に相対移動可能であり、軸方向一端に分割刃又は粉砕部を構成可能な駆動体と、
    前記駆動体を軸方向一端側に弾性的に付勢する付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力に抗するように前記駆動体を軸方向他端側に牽引し、前記駆動体を所定距離移動させた後に牽引力を消失させるように構成された牽引部材と、
    前記牽引部材に作用し、前記駆動体を軸方向へと駆動する操作部材と、を備え、
    前記牽引部材は、前記本体に支持された回転軸と、前記回転軸に回転可能に軸支された円形部及び前記円形部から径方向外方に突出する複数の凸部を有する回転体とを備え、
    前記駆動体は、その軸方向の他端側から前記回転体の凸部によって押し上げられるように配置された被牽引部を備えることを特徴とする駆動機構。
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