JP6010840B2 - 交通信号制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
この場合、交通量の多い都市部では、道路上に設置された車両感知器で得られる車両台数などの交通状況に応じて、信号制御プランの一部又は全部を変更し、適切な信号灯色の切り替えタイミングを決定する感応制御を行い、交通流の円滑化を図ることがある。
また、他の「地点感応制御」として、右折待ち車両の多い交差点について、右折専用車線における待ち行列長に応じて右折青矢印灯の表示時間を延長する「右折感応制御」も既に行われている。
プロファイル制御は、特定の交差点の停止線に到着する車両の単位時間ごとの予測交通量である到着プロファイルに基づいて、その交差点における1サイクル以上未来での車両の信号待ちの遅れ時間が最小となる青時間を決定するものである。
例えば、歩行者支援制御とプロファイル制御の双方を実施する交差点では、歩行者からの延長要求があった場合には、延長要求後の歩行者青の階梯で歩行者支援制御だけが実行され、プロファイル制御による歩行者青時間や車両青時間の延長又は短縮は行われない。
プロファイル制御:1サイクル以上未来での車両の信号待ちが最小となる対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を、当該歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の変動可能範囲内において決定する交通信号制御
このようにすれば、少なくとも歩行者支援制御の設定青時間を確保しつつ、プロファイル制御によって歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の延長又は短縮を実行することができ、両制御を適切に両立させることができる。
その理由は、歩行者支援制御の設定青時間がプロファイル制御の変動可能範囲の上限値以上である場合には、プロファイル制御によって歩行者青時間を最大限延長しても設定青時間を超えることがなく、設定青時間が確保できなくなるので、プロファイル制御による歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の延長又は短縮を行うべきではないからである。
その理由は、歩行者支援制御の設定青時間がプロファイル制御の変動可能範囲の下限値未満である場合には、プロファイル制御によって歩行者青時間を最大限短縮しても設定青時間が必ず確保されるため、プロファイル制御による歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の延長又は短縮を通常通りに行っても差し支えないからである。
従って、本発明のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(4)に記載した本発明の交通信号制御装置と同様の作用効果を奏する。
〔用語の定義〕
本発明の実施形態を説明するに当たり、まず、本明細書で用いる用語の定義を行う。
「流入路」「流出路」:ある交差点から見て、当該交差点に向かって流入する方向に進む道路を流入路といい、当該交差点から流出する方向に進む道路を流出路という。
「交差点の渋滞」:交差点の手前にできた待ち行列が1回の青信号時間で捌けない状況のことをいう。従って、ある交差点において、1回の青信号時間で信号待ち行列が捌ける場合は、当該交差点では「渋滞」が生じていない。
「車両感知器」:道路を走行する車両の存在を定位置で1台ずつ検出する路側センサのことをいう。例えば、直下を通行する車両を超音波で感知する超音波式の車両感知器や、車両通過時の温度変化から車両の通過を感知する温度式の車両感知器や、インダクタンス変化で車両を感知する道路に埋め込まれたループコイル等がこれに該当する。
例えば、信号灯色の開始時刻(青信号開始、黄信号開始、赤信号開始時刻及び右左折矢印の開始時刻)、信号灯色時間(青信号時間、黄信号時間、赤信号時間及び右左折矢印時間)、及び、信号パラメータ(スプリット、信号サイクル及びオフセット)などがこれに含まれる。
「第1制御機」「第2制御機」:第1交差点の信号灯器を制御する交通信号制御機を第1制御機といい、第2交差点の信号灯器を制御する交通信号制御機を第2制御機という。
「対象流入路」:第1交差点の複数の流入路のうち、プロファイル制御の制御対象となる流入路のことをいう。
「第2ローカル時刻」:第2制御機によって計時される現在時刻、すなわち、第2制御機の時計部によって刻まれるローカル時刻のことをいう。
「第1時系列データ」:プロファイル制御の対象である第1交差点の対象流入路で計測された流入交通量を、第1ローカル時刻における単位時間ごとに集計した時系列データのことをいう。
「第2時系列データ」:第2交差点から第1交差点に向かう流出交通量を、第2ローカル時刻における単位時間ごとに集計した時系列データのことをいう。
図1は、本発明の実施形態に係る交通信号制御システムの全体構成図である。また、図2は、同システムで制御される交差点J1,J2の道路平面図である。
図1及び図2において、J1は第1交差点であり、J2は第2交差点である。すなわち、本実施形態では、第2交差点J2から第1交差点J1に向かう、第1交差点J1の流入路Rmについて行うプロファイル制御に着目している。
第1交差点J1では、プロファイル制御だけでなく、歩行者からの延長要求に応じて、通常よりも長い固定長の設定青時間Tp(図5参照)を流入路Rmの歩行者青時間として採用する歩行者支援制御も実施される。すなわち、第1交差点J1の第1制御機3Aは、プロファイル制御と歩行者支援制御の双方を実行可能である。
第1及び第2交差点J1,J2の信号灯器2A,2Bは、車両灯器21A,21Bと歩行者灯器22A,22Bとを含む(図2参照)。車両灯器21A,21Bは、交差点J1,J2に向かう車両5に通行権の有無を灯色で表示し、歩行者灯器22A,22Bは、交差点J1,J2の横断歩道を渡る歩行者に通行権の有無を灯色と点滅で表示する。
第1及び第2制御機3A,3Bは、基本的には、交通管制センタ1から通知された信号制御指令に従って信号灯器2A,2Bの灯色切り替えタイミングを決定する。もっとも、第1制御機3Aは、プロファイル制御や歩行者支援制御を行った場合には、その制御によって決定された歩行者青時間に従って信号灯器2Aの灯色を切り替える。
第1及び第2制御機3A,3Bは、自機に繋がる車両感知器4A,4Bから受信した感知信号をそれぞれ交通管制センタ1に転送する。
図2に示すように、押しボタン装置6Aは、流入路Rmの交差道路の横断歩道、すなわち、流入路Rmと同じ方向(図2の矢印方向)に進む横断歩道の入り口付近にそれぞれ設置されており、その横断歩道を通行しようとする歩行者の延長要求を受け付ける。
もっとも、歩行者からの延長要求信号は、路側に設置される押しボタン装置6Aに代えて或いはそれに加えて、高齢者や身障者などが携帯する押しボタン付きの発信機から送信された無線信号であってもよい。
図3は、図1の交通信号制御システムの機能ブロック図である。
図3に示すように、交通管制センタ1には、中央装置11とこれに接続されたルータ12が設けられている。
ルータ12は、第1及び第2制御機3A,3Bと所定の通信回線を介して接続されている。第1及び第2制御機3A,3Bは、配下の1又は複数の車両感知器4A,4Bと所定の通信回線を介して接続されている。
また、ネットワークに属する交通信号制御機3同士でも双方向通信が可能である。中央装置11は、必ずしも交通管制センタ1に設けられている必要はなく、道路上に設置されていてもよい。
例えば、中央装置11は、自装置が管轄する交差点の交通信号制御機3に対して、同一道路上の信号灯器2群を調整する系統制御、この系統制御を道路網に拡張した広域制御(面制御)、及び、MODERATO(登録商標:Management by Origin-Destination Related Adaptation for Traffic Optimization)制御などを実行可能である。
例えば、スプリット制御の場合には、管轄エリア内の交差点について、現示ごとの各流入路の負荷率の最大値を求め、現示負荷率の比で正規化されたスプリットを配分する負荷率比配分方式が採用される。
中央装置11は、信号灯器2の灯色切り替えタイミングを含む信号制御指令を所定時間ごとに交通信号制御機3に送信している。この所定時間は、例えば、信号制御パラメータの演算周期(例えば、1.0〜2.5分)である。また、中央装置11は、車両感知器4の感知信号を、交通信号制御機3を通じてほぼリアルタイム(例えば、0.1〜1.0秒周期)で受信している。
図4は、交通信号制御機3の機能ブロック図である。
図4に示すように、交通信号制御機3は、制御部31、灯器駆動部32、通信部33、記憶部34及び時計部35を含んでいる。
制御部31は、1又は複数のマイクロコンピュータから構成されている。制御部31は、内部バスなどを介して他のハードウェア各部32〜35と接続されており、これらのハードウェア各部32〜35の動作を制御する。
灯器駆動部32は、半導体リレー(図示せず)を備え、制御部31からの切り替え信号に基づいて、複数の信号灯器2の青色灯、黄色灯、赤色灯それぞれに対応して各色の信号灯に供給される交流電圧(AC100V)又は直流電圧をオン/オフする。
例えば、通信部33は、中央装置11から信号制御指令を受信すると、受信した指令を制御部31に渡す。また、通信部33は、自機に属する車両感知器4や他の交通信号制御機3に属する車両感知器4から感知信号を受信すると、受信した感知信号を中央装置11に転送する。更に、第1制御機3Aの通信部33の場合には、押しボタン装置6Aからの操作信号を受信すると、受信した操作信号を制御部31に渡す。
制御部31は、上記プログラムを記憶部34から読み出してプロファイル制御を含む所定の地点感応制御を実行可能であり、プロファイル制御を実行する場合には、その制御に必要な到着プロファイルの算出処理を行う。なお、この算出処理の詳細は後述する。
時計部35は、中央装置11から通知された時刻、GPS時刻或いは電波時計の時刻などを受信でき、受信した時刻を用いて、カウンタ回路が出力する現在時刻(ローカル時刻)を補正する機能を有する。
すなわち、制御部31は、自機のローカル時刻に基づく単位時間ごとの感知信号の数(車両台数)を集計し、単位時間ごとの車両台数の時系列データを生成する。例えば集計の単位時間を1秒とすると、制御部31は、車両感知器4が感知した車両台数を1秒刻みで集計し、1秒ごとに進行する各々の集計時刻の台数値よりなる時系列データを生成し、その時系列データを記憶部34に記憶させる。
図5は、制御対象である第1交差点J1の信号現示の一例を示す階梯図である。
図5において、「第1方向」は、対象流入路Rmに沿う方向(図2の左右方向)を意味し、「第2方向」は、対象流入路Rmの交差方向(図2の上下方向)を意味する。また、「PG」は歩行者青、「PF」は歩行者青点滅、「PR」は歩行者赤、「Y」は黄信号、「AR」は全赤を示している。
ここで、図5中の「To」は、第1方向の歩行者青PGの基準時間を示す。この基準時間Toの時間長は、中央装置11からの信号制御指令に従うので、交通量や時間帯によって変動し得る。
第1制御機3Aの制御部31は、あるサイクルにおけるステップ2〜10の期間中に延長要求信号を通信部33が取得すると、その次のサイクルにおいて、第1方向における歩行者青PGの時間長を設定青時間Tpに延長させる。これが歩行者支援制御である。
なお、図5では、十字路交差点の場合の標準的な10階梯方式の信号現示を例示しているが、右折青矢印などのその他の階梯が含まれていてもよい。
一方、プロファイル制御は、中央装置11が管轄する一部の交通信号制御機3が、中央装置11から指令された信号切り替えタイミングを自律分散的に修正するミクロ制御(地点感応制御)の1つである。
具体的には、対象流入路Rmで計測される車両感知器4Aの車両台数に加えて、対象流入路Rmの上流端である第2交差点J2から対象流入路Rmに入る車両台数を用いて、車両5が第1交差点J1を通過する交通量の予測時間を1サイクル以上未来まで拡張する。
より具体的には、プロファイル制御では、第1交差点J1の停止線に到着する車両5の単位時間ごとの時系列データである「到着プロファイル」と、中央装置11から取得した信号切り替えタイミングを用いて所定のシミュレーションを行い、現時点から1サイクル以上未来までの待ち行列台数Eの変動状況を計算する。
また、制御部31は、上記延長又は短縮を予め設定された延長幅ΔTu及び短縮幅ΔTuの範囲内で行う。
プロファイル制御を行うには、上記のシミュレーションを行う所定の制御周期ごとに到着プロファイルPFを決定しておく必要がある。図6は、その到着プロファイルPFの算出方法の説明図である。
図6において、t1は第1交差点J1のローカル時刻を示し、t2は第2交差点J2のローカル時刻を示し、t0は現在時刻を示している。なお、図6では、第2交差点J2の流入路R2にだけ車両感知器4Bが記載されているが、実際には、流入路R1,R3にも車両感知器4Bが設けられている。
第2制御機3Bは、集計した第2時系列データD2を、第1制御機3Aにおけるプロファイル制御の制御周期(例えば、6秒)ごとに第1制御機3Aに送信する。
第1予測時間T1=L1/v
第2予測時間T2=L2/v
そして、第1制御機3Aは、各々の流入方向の到着プロファイルPFに基づいて、現在から1サイクル未来までの第1交差点J1に対する流入交通量を予測し、その予測交通量を用いて上述のシミュレーション演算を実行する。
ところで、本実施形態の第1交差点J1のように、歩行者支援制御とプロファイル制御の双方を実施する交差点の場合、従来の交通信号制御機では、歩行者からの延長要求があった場合には、延長要求後の歩行者青の階梯PGにおいて歩行者支援制御だけが実行され、プロファイル制御による歩行者青時間(図5のPG時間)や車両青時間(図5のPG時間+PF時間+PR時間)の延長又は短縮は行わないようになっていた。
このため、近い将来の交通需要の増加又は減少が確実に予測される状況でも、次回サイクルにおいて青時間の調整が行われず、プロファイル制御を実行可能な交差点J1であるにも拘わらず、その制御目的である渋滞抑制効果が十分に発揮されなくなる。
図8は、制御対象である第1交差点J1の交通信号制御機3Aの制御部31が行う、歩行者青時間Tの決定処理を示すフローチャートである。以下、図8を参照して、対象流入路Rmについての歩行者青時間Tの決定処理を、より具体的に説明する。
なお、図8において、「Tmin」及び「Tmax」は、プロファイル制御を単独で実行する場合における変動可能範囲の下限値(=To−ΔTd)及び上限値(=To+ΔTu)である。
上記判定の結果、操作信号を受信した場合には、制御部31は、歩行者支援制御の設定青時間Tpを上限値Tmax及び下限値Tminと比較する(ステップST2)。
その理由は、歩行者支援制御の設定青時間Tpがプロファイル制御の変動可能範囲の上限値Tmax以上である場合には、プロファイル制御によって歩行者青時間Tを最大限延長しても設定青時間Tpを超えることがなく、設定青時間Tpが確保できなくなるため、プロファイル制御による歩行者青時間Tの延長又は短縮を行うべきではないからである。
この場合、少なくとも歩行者支援制御の設定青時間Tpを確保しつつ、プロファイル制御によって歩行者青時間Tの延長又は短縮を実行することができ、両制御を適切に両立させることができる。
その理由は、歩行者支援制御の設定青時間Tpがプロファイル制御の変動可能範囲の下限値Tmin未満である場合には、プロファイル制御によって歩行者青時間Tを最大限短縮しても設定青時間Tpが必ず確保されるため、プロファイル制御による歩行者青時間Tの延長又は短縮を通常通りに行っても差し支えないからである。
上述の実施形態において、第1制御機3Aの制御部31は、プロファイル制御において車両青時間の打ち切りタイミング(図5における第1方向のPR終了時点)を決定した場合に、そのタイミングに合わせて歩行者青時間T(図5における第1方向のPG時間)を延長又は短縮するのではなく、そのタイミングに合わせて車両青時間TT(図5における第1方向のPG時間+PF時間+PR時間)を延長又は短縮するようにしてもよい。
1)車両青時間TTの設定青時間TTp
2)車両青時間TTの変動可能範囲の下限値TTmin(=TTo−ΔTTd)
3)車両青時間TTの変動可能範囲の上限値TTmax(=TTo+ΔTTu)
車両青時間TTの設定青時間TTp=Tp+PF時間+PR時間
車両青時間TTの基準時間TTo=To+PF時間+PR時間
その結果、設定青時間TTpが上限値TTmax以上である場合(TTp≧TTmax)には、制御部31は、押しボタンの操作信号の受信後に最初に開始する車両青時間TTとして設定青時間TTpを採用する。なお、この場合の歩行者青時間Tは、当然、その設定青時間Tpとなる。
なお、決定した車両青時間TTからPF時間とPR時間を減算すれば、押しボタンの操作信号の受信後に最初に開始する歩行者青時間Tを算出することができる。
なお、この場合も、決定した車両青時間TTからPF時間とPR時間を減算すれば、押しボタンの操作信号の受信後に最初に開始する歩行者青時間Tを算出ことができる。
上述の実施形態は例示であって本発明の権利範囲を制限するものではない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内のすべての変更が本発明に含まれる。
例えば、上述の実施形態では、第1制御機3Aの制御部31が、歩行者支援制御とプロファイル制御を実行しているが、中央装置11の制御部(図示せず)が、それらの両制御を行うことにしてもよい。
2A 信号灯器
2B 信号灯器
3 交通信号制御機
3A 第1制御機(交通信号制御装置)
3B 第2制御機
4A 車両感知器
4B 車両感知器
6A 押しボタン装置
11 中央装置
31 制御部
32 灯器駆動部
33 通信部(取得部)
34 記憶部
35 時計部
J1 第1交差点
J2 第2交差点
Claims (6)
- 単独で実行される場合の定義が下記の通りである2つの交通信号制御を実行可能な交通信号制御装置であって、
対象流入路の交差道路を横断する歩行者からの延長要求を取得する取得部と、
歩行者支援制御とプロファイル制御を同時に実行中に前記延長要求を取得した場合に、前記歩行者支援制御に用いる設定青時間と前記プロファイル制御における青時間の変動可能範囲とに基づいて、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定する、青時間の決定処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記設定青時間が前記変動可能範囲に含まれる場合には、当該変動可能範囲の下限値を前記設定青時間に変更し、変更後の前記変動可能範囲を用いて前記プロファイル制御を実行することにより、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定することを特徴とする交通信号制御装置。
歩行者支援制御:歩行者からの延長要求に応じて、当該延長要求がない場合よりも長い固定長の設定青時間を対象流入路の歩行者青時間として採用する交通信号制御
プロファイル制御:1サイクル以上未来での車両の信号待ちが最小となる対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を、当該歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の変動可能範囲内において決定する交通信号制御 - 単独で実行される場合の定義が下記の通りである2つの交通信号制御を実行可能な交通信号制御装置であって、
対象流入路の交差道路を横断する歩行者からの延長要求を取得する取得部と、
歩行者支援制御とプロファイル制御を同時に実行中に前記延長要求を取得した場合に、前記歩行者支援制御に用いる設定青時間と前記プロファイル制御における青時間の変動可能範囲とに基づいて、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定する、青時間の決定処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記設定青時間が前記変動可能範囲の上限値以上である場合には、当該設定青時間を前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間として採用することを特徴とする交通信号制御装置。
歩行者支援制御:歩行者からの延長要求に応じて、当該延長要求がない場合よりも長い固定長の設定青時間を対象流入路の歩行者青時間として採用する交通信号制御
プロファイル制御:1サイクル以上未来での車両の信号待ちが最小となる対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を、当該歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の変動可能範囲内において決定する交通信号制御 - 単独で実行される場合の定義が下記の通りである2つの交通信号制御を実行可能な交通信号制御装置であって、
対象流入路の交差道路を横断する歩行者からの延長要求を取得する取得部と、
歩行者支援制御とプロファイル制御を同時に実行中に前記延長要求を取得した場合に、前記歩行者支援制御に用いる設定青時間と前記プロファイル制御における青時間の変動可能範囲とに基づいて、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定する、青時間の決定処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記設定青時間が前記変動可能範囲の下限値未満である場合には、当該変動可能範囲を変更せず、不変更の前記変動可能範囲を用いて前記プロファイル制御を実行することにより、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定することを特徴とする交通信号制御装置。
歩行者支援制御:歩行者からの延長要求に応じて、当該延長要求がない場合よりも長い固定長の設定青時間を対象流入路の歩行者青時間として採用する交通信号制御
プロファイル制御:1サイクル以上未来での車両の信号待ちが最小となる対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を、当該歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の変動可能範囲内において決定する交通信号制御 - 単独で実行される場合の定義が下記の通りである2つの交通信号制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
対象流入路の交差道路を横断する歩行者からの延長要求を取得するステップと、
歩行者支援制御とプロファイル制御を同時に実行中に前記延長要求を取得した場合に、歩行者支援制御に用いる設定青時間とプロファイル制御における青時間の変動可能範囲とに基づいて、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定する、青時間の決定処理を実行するステップと、を含み、
前記青時間の決定処理において、前記設定青時間が前記変動可能範囲に含まれる場合には、当該変動可能範囲の下限値を前記設定青時間に変更し、変更後の前記変動可能範囲を用いて前記プロファイル制御を実行することにより、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定することを特徴とするコンピュータプログラム。
歩行者支援制御:歩行者による延長要求に応じて、当該延長要求がない場合よりも長い固定長の設定青時間を対象流入路の歩行者青時間として採用する交通信号制御
プロファイル制御:1サイクル以上未来での車両の信号待ちが最小となる対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を、当該歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の変動可能範囲内において決定する交通信号制御 - 単独で実行される場合の定義が下記の通りである2つの交通信号制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
対象流入路の交差道路を横断する歩行者からの延長要求を取得するステップと、
歩行者支援制御とプロファイル制御を同時に実行中に前記延長要求を取得した場合に、歩行者支援制御に用いる設定青時間とプロファイル制御における青時間の変動可能範囲とに基づいて、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定する、青時間の決定処理を実行するステップと、を含み、
前記青時間の決定処理において、前記設定青時間が前記変動可能範囲の上限値以上である場合には、当該設定青時間を前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間として採用することを特徴とするコンピュータプログラム。
歩行者支援制御:歩行者による延長要求に応じて、当該延長要求がない場合よりも長い固定長の設定青時間を対象流入路の歩行者青時間として採用する交通信号制御
プロファイル制御:1サイクル以上未来での車両の信号待ちが最小となる対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を、当該歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の変動可能範囲内において決定する交通信号制御 - 単独で実行される場合の定義が下記の通りである2つの交通信号制御をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
対象流入路の交差道路を横断する歩行者からの延長要求を取得するステップと、
歩行者支援制御とプロファイル制御を同時に実行中に前記延長要求を取得した場合に、歩行者支援制御に用いる設定青時間とプロファイル制御における青時間の変動可能範囲とに基づいて、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定する、青時間の決定処理を実行するステップと、を含み、
前記青時間の決定処理において、前記設定青時間が前記変動可能範囲の下限値未満である場合には、当該変動可能範囲を変更せず、不変更の前記変動可能範囲を用いて前記プロファイル制御を実行することにより、前記延長要求の後に開始される前記対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を決定することを特徴とするコンピュータプログラム。
歩行者支援制御:歩行者による延長要求に応じて、当該延長要求がない場合よりも長い固定長の設定青時間を対象流入路の歩行者青時間として採用する交通信号制御
プロファイル制御:1サイクル以上未来での車両の信号待ちが最小となる対象流入路の歩行者青時間又はこれを含む車両青時間を、当該歩行者青時間又はこれを含む車両青時間の変動可能範囲内において決定する交通信号制御
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