JP6010513B2 - 監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークの輻輳状態および制御状態を表示する技術に関する。
通信事業者のネットワークには転送装置、制御装置等の様々な装置が用いられる。ネットワーク構成を表示する方法の一つに、装置の地理的な位置情報を用いて、地図上の対応個所に装置を描画する方法がある(図1、非特許文献1のITU−T Z.362参照)。なお、以下において説明する従来技術および本発明の実施の形態におけるネットワークでは、各装置が図1に示すような接続関係で接続されているものとして説明する。すなわち、この装置の地理的な位置情報を用いて、地図上の対応個所に装置を描画する方法では、ネットワークが、サーバ等の上位サービス装置161と、ネットワーク末端の装置である下位サービス装置101,102,103と、データ転送を行う転送装置121,122と、転送装置121,122や下位サービス装置101〜103の制御を行う制御装置141とで構成されている。そして、各装置間は、図1に示すような接続関係で接続されている。この方法は、装置の位置や、装置がカバーする地理的な範囲を、画面の閲覧者が画面上で認識しやすいという利点がある。なお、閲覧者は、画面の操作者やネットワーク保守者であっても構わない。
ネットワーク構成を表示する方法には他にも、地理的な情報をまったく考慮せず、装置間の論理的な接続関係のみに基づいた表示方法(図2参照。非特許文献1のITU−T Z.362参照)がある。図2において、四角形(□)は装置を示し、装置間を結ぶ線はリンクを示し、地理的な情報は一切考慮していない。さらにその派生形として、ネットワークの装置のうち、同じ機能、同じ役割の装置を同じ階層に配置する方法がある(図3参照)。この方法では、階層については、ネットワークの末端に位置する装置の階層(図3に示す破線で囲まれる範囲)を最下位として末端の装置から最上位の装置へ経由する装置の数(ホップ数)を基に定義する。また、この階層群を「階梯」として定義する。そして、画面表示装置において、全装置・全階梯を一括して画面上に表示し、同じ機能・役割のものを同じ階層に配置して整理する。図3に例示した方法は、装置の機能や役割、ネットワークの論理構成を、閲覧者が画面上で認識しやすいという利点がある。
図1〜3に示す画面表示方法においては、ネットワークの全体表示の他に、ネットワークの一部のみを切り出して表示することもできる。切り出し方としては、一部の装置周辺の構成のみを切り出す方法や、一部地域の装置構成のみを切り出す方法の他に、ある特定の機能を持つ装置群、階梯や、ある特定のサービスに関する階梯のみを切り出す方法がある(非特許文献2、図4および図5参照)。例えば、ある特定の機能を持つ装置群のみを切り出す例として、特定の制御系機能を持つ装置群の階梯(制御プレーン)のみを切り出す例が挙げられる。図4Aは、図3に示したネットワークの各階梯の接続状況を示したものである。この図4Aに示すネットワーク表示に対して、制御プレーンの切り出しを行った結果が、図4Bのように表示される。そして、図4Bでは、図4Aに示す装置のうち、転送装置121,122を除く、制御装置141、サービス装置(上位サービス装置161、下位サービス装置101〜103)のみを切り出して表示している。また、制御プレーンに属する各装置の間には、物理的には転送装置や転送リンクが介在する。この図4Bに示す表示方法においては制御系装置相互の接続状況を明確にするために、制御系装置間に介在する転送装置121,122および転送リンク等の物理的な接続状況を、制御リンク(図4Bに示す破線直線)に抽象化して表示している。これにより、装置間の制御系機能の動作状況を、閲覧者が画面上で認識しやすくなる。
また、ある特定のサービスに係る階梯のみ切り出す例として、サービスプレーンの階梯のみ切り出して表示する例がある。図5Aは、図3に示したネットワークの各階梯の接続状況を示したものである。この図5Aに示すネットワーク表示に対して、サービスプレーンの切り出しを行った結果が、図5Bのように表示される。そして、図5Bでは、図5Aに示す装置のうち、サービス装置(上位サービス装置161と下位サービス装置101〜103)のみを切り出している。装置間には転送装置121,122、転送リンクが介在し、サービスを実現するために制御プレーンに属する転送装置121,122および制御装置141が協調動作するが、この表示方法においては、サービス系装置間に介在する転送装置121,122および制御装置141の構成を抽象化してサービスリンク152として表示する。これにより、装置間のサービス提供状況を、閲覧者が画面上で認識しやすくなる。
さらに,ネットワーク全体の状況を認識しやすくするため、三次元の空間軸を用いて地理情報、装置種別、物理的な接続関係や論理的接続関係等を一画面で表現する表示方法(図6参照)、また、時間軸を用いて時系列変動を表現可能な四次元を用いる表示方法(図7A,図7B,図7C、非特許文献3参照)がある。
図6に示す三次元画面表示においては、サーバ等の上位サービス装置161、ネットワークの末端の装置である下位サービス装置101,102,103、各装置間のデータ転送を行う転送装置121,122およびこの転送装置121,122や下位サービス装置101〜103の制御を行う制御装置141がリンク接続されている。そして、XYZ軸で表される三次元空間のうちXY平面に地図情報が重畳される。図6に示す表示上では、三次元空間のZ軸(高さ)を利用して、各装置の属性を階梯で表現する。ここでの属性は、各装置を、上位サービス装置、下位サービス装置、転送装置および制御装置のいずれかに分類したものである。各属性のうち、上位サービス装置161の階梯を最上位の階梯とし、下位サービス装置101〜103の階梯を最下位の階梯としている。また、転送装置121,122の階梯を下から二番目の階梯とし、制御装置141の階梯を下から三番目の階梯としている。これにより、閲覧者は、障害発生時に、画面上で、異常の発生した装置がどの階梯(属性)の装置なのかを把握しやすくなる。また、最下位の階梯の上の階梯に装置が存在する個所については、画面上で高さを示す目印(立方体、物差し等)を併記し、これらの装置群を重要ビル155として立方体で囲むことで、閲覧者は、各装置の階梯を視認しやすくなる。また、複数の装置で、現用系・予備系を組む装置については、同じグループの装置群を楕円154で囲むことにより、現用系・予備系を組む装置群を、閲覧者が画面上で認識しやすくなる。よって、ある装置の障害発生時における、サービスの影響度を、閲覧者が画面上で推測しやすくなる。
また、図7A,図7B,図7Cに示す四次元を用いる表示方法では、閲覧者により表示画面上の時間軸バー159等で選択された過去のある時刻から現在までのネットワークの状況を示す三次元表示画面を生成し表示する。すなわち、過去から現在までのネットワーク状況をプレイバック表示する。図7Cに示す現在の状況表示の画面上の時間軸バー159が左側に動かされることにより選択された時刻に基づき、図7Aに示す過去の状況の画面を表示した後、図7Bに示す過去の次の状況の画面を表示し、その後、図7Cに示す現在の状況の画面に戻る。これにより、閲覧者は、ネットワークのどの装置が障害の起因となっているかや警報の初発個所となっているか等、警報や障害の発生状況について、表示画面上で順を追って確認しやすくなる。
このように、従来の画面表示方法においては、ネットワーク異常発生時にその原因となった箇所や影響範囲を認識しやすくするため、装置やリンク等から何らかの警報が発出される場合や、装置の応答がない等異常が疑われる場合は、構成図上の該当する装置やリンクに対して付加記号を重畳したり、装置・リンクの色を変えたりする等の単純な方法で実現することで、該当箇所を操作者に明示している。
ITU-T Z.352, Z.361,Z362,Z.371, Z.372、[online]、[平成25年8月30日検索]、インターネット<URL: http://www.itu.int/ITU-T/> Route Explorer, [online]、[平成25年8月30日検索]、インターネット<http://www.toyo.co.jp/packetdesign/> 立石、他3名、「大規模ネットワークの情報可視化方式に関する検討」、電子情報通信学会技術研究報告、電子情報通信学会、巻112号、492(ICM2012 59-80)、pp.89-94、(2013年3月)
前記した従来の表示方法は、ネットワーク上にある装置の故障対応業務を対象としている。そこで、故障対応業務と類似するネットワーク監視業務であれば、従来の表示手法を活用可能と考えられる。一例として、ネットワークの制御プレーンのセッショントラヒックを制御する業務(以降、トラヒック制御業務と称す。)が挙げられる。このように、類似した異なる業務に従来の表示方法を活用することは、表示に関わるシステムやネットワークの開発コストあるいは維持管理コストの低減や、複数の業務に従事する操作者への負担の軽減となることが期待できる。
しかしながら、従来技術をそのまま活用しようとした場合、トラヒック制御業務において新たに取り扱う情報項目を含めた画面表示の実現手法については、未検討である。具体的には、以下に示すように、輻輳検出に関係する項目として[項目1],[項目2]、輻輳判定に関係する項目として[項目3],[項目4]、輻輳制御に関係する項目として[項目5]〜[項目9]が挙げられる。
[項目1]トラヒックが集中し輻輳状態と判定されたネットワーク装置(例えば、セッション制御装置)(以降、輻輳ポイントと称す。)を明示し、どこのネットワーク装置に向かうトラヒックを制御すれば良いのかを迅速に判断できるようにする。(「輻輳ポイントの明示」)
[項目2]トラヒックが集中している地域(以降、輻輳エリアと称す。)を明示し、どこの地域に向かうトラヒックを制御すれば良いのかを迅速に判断できるようにする。例えば、地震等の災害によって、罹災地域に向けて安否確認を目的としたトラヒックが特定エリアに集中することによる輻輳が想定される。(「輻輳エリアの明示」)
[項目3]項目1における当該輻輳ポイントの負荷状況を明示し、制御を開始、解除するタイミングが迅速に判断できるようにする。(「輻輳ポイントの負荷状況の明示」)
[項目4]項目2における輻輳エリアの着信トラヒック量(以降、着信量と称する。)の状況を明示し、制御を開始、解除するタイミングが迅速に判断できるようにする。(「輻輳エリアの着信量の明示」)
[項目5]輻輳ポイントに向かうトラヒックの制御を開始しているネットワーク装置(以降、制御ポイントと称す。)を明示し、制御ポイントにおける制御が適正か否かを判断できるようにする。(「制御ポイントの明示」)
[項目6]輻輳ポイントに向かうトラヒックを発信しているエリアごとに、そのトラヒックを制御する場合、その制御しているエリア(以降、制御エリアと称す。)を明示し、制御エリアにおける制御が適正か否かを判断できるようにする。(「制御エリアの明示」)
[項目7]各制御ポイントにおける発信トラヒック量(以降、発信量と称する。)を明示し、制御量等の制御状況を把握できるようにする。(「制御ポイントの発信量の明示」)
[項目8]各制御エリアにおける発信量を明示し、制御量等の制御状況を把握できるようにする。(「制御エリアの発信量の明示」)
[項目9]輻輳ポイントの着信量を明示し、制御量や呼損量等の制御状況を把握できるようにする。(「輻輳ポイントの着信量の明示」)
そこで、本発明は、前記した項目1〜項目9を画面表示するとき、監視装置(画面表示装置)の閲覧者が、画面上で輻輳検出および輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすく、輻輳制御状況を把握しやすくする画面表示を提供することを課題とする。
本発明の監視装置は、ネットワーク装置に収容される電話番号帯と、前記電話番号帯に関連付けられた地図上のエリアを示すエリア情報とが記憶されている記憶部と、前記ネットワーク装置からそのネットワーク装置のリソース使用状況を示す処理量を受信する入出力部と、受信した前記処理量と前記ネットワーク装置と当該ネットワーク装置に収容される電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報とを関連付ける処理部とを備え、前記処理部は、受信した前記処理量が予め決められた第1の閾値を超えたか否かを判定し、判定結果と前記第1の閾値を超えたと判定された前記ネットワーク装置とを関連付け、表示装置と接続され、前記処理部は、関連付ける処理において関連付けた情報を前記表示装置に表示することを特徴とする。
このような構成によれば、監視装置は、処理量の大きなネットワーク装置と、そのネットワーク装置に収容される電話番号帯に関連付けられた地図上のエリア情報とを表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で輻輳検出および輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすく、輻輳制御状況を把握しやすくすることができる。
また、このような構成によれば、監視装置は、輻輳状態になったネットワーク装置(輻輳ポイント)を表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で輻輳ポイントにおける輻輳検出および輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすくすることができる。
また、このような構成によれば、監視装置は、トラヒック制御業務に関係するネットワーク要因等を表示することができる。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で輻輳制御状況を見ながら、トラヒック制御業務を行いやすくすることができる。
また、本発明の監視装置は、ネットワーク装置に収容される電話番号帯と、前記電話番号帯に関連付けられた地図上のエリアを示すエリア情報とが記憶されている記憶部と、前記ネットワーク装置からそのネットワーク装置のリソース使用状況を示す処理量を受信する入出力部と、受信した前記処理量と前記ネットワーク装置と当該ネットワーク装置に収容される電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報とを関連付ける処理部とを備え、前記入出力部は、前記ネットワーク装置から前記電話番号帯ごとの着信トラヒック量を受信し、前記処理部が、受信した前記着信トラヒック量が予め決められた第2の閾値を超えたか否かを判定し、前記着信トラヒック量が前記第2の閾値を超えたと判定された前記ネットワーク装置と当該ネットワーク装置に収容される前記電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報とを関連付け、表示装置と接続され、前記処理部が、前記関連付ける処理において関連付けた情報を前記表示装置に表示することを特徴とする。
このような構成によれば、監視装置は、処理量の大きなネットワーク装置と、そのネットワーク装置に収容される電話番号帯に関連付けられた地図上のエリア情報とを表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で輻輳検出および輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすく、輻輳制御状況を把握しやすくすることができる。
また、このような構成によれば、監視装置は、輻輳状態になったネットワーク装置(輻輳ポイント)に収容される電話番号帯のエリア情報を表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で輻輳エリアにおける輻輳検出および輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすくすることができる。
また、このような構成によれば、監視装置は、トラヒック制御業務に関係するネットワーク要因等を表示することができる。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で輻輳制御状況を見ながら、トラヒック制御業務を行いやすくすることができる。
また、前記監視装置の前記記憶部には、前記ネットワーク装置の最大処理性能を示す処理許容量が記憶されており、前記処理部は、前記ネットワーク装置について、前記処理量および前記処理許容量を関連付けることを特徴とする。
このような構成によれば、監視装置は、処理量と処理許容量とを併記して表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上でネットワーク装置の負荷状況を把握しやすくすることができる。
また、前記監視装置の前記入出力部は、前記ネットワーク装置から前記電話番号帯ごとの着信トラヒック量を受信し、前記処理部が、受信した前記着信トラヒック量に対して、接続要求を受け付けた疎通領域、接続要求を拒否した規制領域、接続不可となった呼損領域のいずれか1つまたは組合せと、輻輳発生の着信トラヒック量の目安、制御解除の着信トラヒック量の目安のいずれか1つまたは組合せとを関連付けることを特徴とする。
このような構成によれば、監視装置は、着信トラヒック量の疎通、規制、呼損の程度を表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で輻輳ポイントの負荷状況把握や輻輳エリアにおける輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすくすることができる。
また、前記監視装置の前記記憶部には、複数の前記ネットワーク装置の地図上の座標位置が記憶されており、前記入出力部は、トラヒックが集中し輻輳状態と判定されたネットワーク装置に向かうトラヒックの制御を開始しているネットワーク装置を含む複数の前記ネットワーク装置から、当該ネットワーク装置毎に、前記輻輳状態と判定されたネットワーク装置に着信する着信量について処理可能な量を含む輻輳制御における制御量をそれぞれ受信し、前記処理部が、前記制御量の大きさが予め決められた閾値よりも大きいか否かを判定し、前記閾値よりも大きい制御量を送信した前記ネットワーク装置を特定し、その地図上の座標位置を取得し、当該座標位置と当該ネットワーク装置を関連付けることを特徴とする。
このような構成によれば、監視装置は、輻輳ポイントに向うトラヒックの制御を行うネットワーク装置(制御ポイント)を表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で制御ポイントにおける輻輳制御状況を把握しやすくすることができる。
また、前記監視装置は、前記輻輳制御における制御量が、発信側の制御する電話番号帯を含み、前記処理部は、前記記憶部を参照して、前記閾値よりも大きい制御量を送信した前記ネットワーク装置の収容している電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報を取得し、前記制御量と前記エリア情報とを関連付けることを特徴とする。
このような構成によれば、監視装置は、制御ポイントに収容されている電話番号帯に関連付けられたエリア情報を表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で制御エリアにおける輻輳制御状況を把握しやすくすることができる。
また、前記監視装置の前記入出力部は、前記ネットワーク装置から前記電話番号帯ごとの発信トラヒック量を受信し、前記処理部が、受信した前記発信トラヒック量について、接続要求を受け付けた疎通領域、接続要求を拒否した規制領域、接続不可となった呼損領域のいずれか1つまたは組合せと、平常時の発信トラヒック量の目安、最繁時の発信トラヒック量の目安のいずれか1つまたは組合せとを関連付けることを特徴とする。
このような構成によれば、監視装置は、発信トラヒック量の疎通、規制、呼損の程度を表示する。このことにより、監視装置の閲覧者が、画面上で制御ポイントおよび制御エリアにおける輻輳制御状況を把握しやすくすることができる。
本発明によれば、監視装置(画面表示装置)の閲覧者が、画面上で輻輳検出および輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすく、輻輳制御状況を把握しやすくすることができる。
ネットワークの状況を地理的な配置に基づき表示した例である。 ネットワークの状況を論理トポロジに基づき表示した例である。 ネットワークの各階梯の接続状況を一括表示した例である。 図3に示したネットワークの各階梯の接続状況の例である。 図4Aに対して、制御系装置間に介在する転送装置、転送リンク等物理的な接続状況を制御リンクに抽象化して表示した例である。 図3に示したネットワークの各階梯の接続状況の例である。 図5Aに対して、サービス系装置間に介在する転送装置、制御装置等の構成をサービスリンクに抽象化して表示した例である。 三次元の空間軸を用いて地理情報、装置種別、物理的な接続関係や論理的接続関係等を一画面で表現する表示画面例を示す図である。 時間軸バーによって選択された過去の状況表示の画面例を示す図である。 時間軸バーによって選択された次の状況表示の画面例を示す図である。 時間軸バーによって選択された現在の状況表示の画面例を示す図である。 本実施形態における輻輳検出および輻輳判定に関する表示項目を示す図である。 本実施形態における制御ポイントおよび制御エリアに関する表示項目を示す図である。 本実施形態における発着信量に関する表示項目を示す図である。 本実施形態における画面表示装置の機能例を示す図である。 装置属性情報の一例を示す図である。 本実施形態における画面表示装置の処理フロー例を示す図である。 本実施形態における輻輳状況および制御状況の表示画面生成処理のフロー例を示す図である。 本実施形態における輻輳エリアの表示画面例を示す図であり、(a)は電話番号帯が短い桁の場合を表し、(b)は電話番号帯が長い桁の場合を表す。 本実施形態におけるネットワーク装置の処理率に関する表示画面例を示す図である。 本実施形態における電話番号帯別着信量の表示画面例を示す図である。 本実施形態における制御ポイント別発信量の表示画面例を示す図である。 本実施形態における制御エリア別発信量の表示画面例を示す図である。 本実施形態における輻輳ポイント別着信量の表示画面例を示す図である。
本発明を実施するための形態(以降、「本実施形態」と称す。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<概要>
本実施形態では、ネットワークを構成するネットワーク装置500(ネットワーク装置;以降、単に装置と称すこともある。)の輻輳状況や制御状況を画面表示する技術について説明する。本発明が従来技術と異なる点を下記(1)〜(4)に示す。
(1)輻輳ポイントおよび輻輳エリアの決定方法(項目1,2に用いられる)
(2)従来技術では装置単位で表示していたのに対して、市外局番で定められるエリアや複数の装置で管理されるエリア(輻輳エリア)を輻輳ポイントと併せて表示する表示方法(項目1,2,5,6に用いられる)
(3)輻輳ポイント、制御ポイント、輻輳エリアおよび制御エリアと地理的情報のマッピング方法(項目1,2,5,6に用いられる)
(4)処理量または処理率(負荷状況)、発着信量、制御量および呼損量の表示方法(項目3,4,7,8,9に用いられる)
なお、上記各方法の詳細については、後記する各項目の説明の中で示す。
次に、項目1〜9の具体例について、図8A、図8B、図8Cを用いて説明する。
ネットワーク監視業務を行う場合、新たに、輻輳検出に関係する項目として[項目1],[項目2]、輻輳判定に関係する項目として[項目3],[項目4]、輻輳制御に関係する項目として[項目5]〜[項目9]に関する画面表示を導入する。
図8Aは、輻輳検出に関する[項目1]「輻輳ポイントの明示」および[項目2]「輻輳エリアの明示」、ならびに輻輳判定に関する[項目3]「輻輳ポイントの負荷状況の明示」および[項目4]「輻輳エリアの着信量の明示」を行う場所を示している。図8Aには、円柱で表示しているネットワーク装置500が階層1や階層2に配置され、各ネットワーク装置500がリンクで接続されている。ネットワーク装置500は、例えば、総務省が公開する電話番号計画情報の中のある電話番号帯(同じ市外局番の電話番号)の通信を制御している。このネットワーク装置500の配置は、例えば、図6や図7A〜図7Cに示した画面表示例と同様の方法を用いて決められている。そして、網点(ドット)を付されたネットワーク装置500は、輻輳ポイントを表している。また、地図上では、都道府県単位の地域(例えば、宮城県)に網点が付されているエリアは、輻輳エリアを表している。図8Aでは、輻輳ポイントや輻輳エリアを網点で表示しているが、これに限られることはなく、他の色やブリンキング(明滅すること)等によって目立つように表示しても構わない。なお、負荷状況や着信量の具体的な表示例については後記する。
図8Bは、輻輳制御に関する[項目5]「制御ポイントの明示」および[項目6]「制御エリアの明示」を行う場所を示している。トラヒック制御が開始された場合、制御中であることを示す付加記号30を付されたネットワーク装置500が制御ポイントを表し、地図上では、都道府県単位の地域(例えば、北海道)に斜線が付されているエリアが制御エリアを表している。
図8Cは、輻輳制御に関する[項目7]「制御ポイントの発信量の明示」、[項目8]「制御エリアの発信量の明示」および[項目9]「輻輳ポイントの着信量の明示」を行う場所を示している。なお、発信量、着信量の具体的な表示例については後記する。
<画面表示装置>
次に、図9を用いて、トラヒック制御業務に用いる画面表示装置(監視装置)200の構成を説明する(適宜、図8A、図8B、図8C参照)。画面表示装置200は、ネットワーク内のネットワーク装置500の階梯や接続関係、輻輳状況、制御状況等を示す三次元表示画面を生成する。この画面表示装置200は、ネットワークを構成する各ネットワーク装置500と接続されており、これらの装置から、処理量、発信量、着信量、制御量、呼損量等の情報を受信する。処理量は、リソースの使用状況(負荷状況)のことであり、例えば、処理率で表現すると、CPU(Central Processing Unit)使用率やメモリ利用率、セッション同時接続数等で定義される。また、画面表示装置200は、閲覧者から画面表示に関する各種指示入力を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置400を接続している。さらに、画面表示装置200は、画面表示を行う液晶ディスプレイ等の表示装置300を接続している。画面表示装置200は、入力装置400からの指示入力と、各装置から受信した情報とに基づき、輻輳状況や制御状況等を表す三次元表示画面を生成し、表示装置300に出力表示する。閲覧者は、この三次元表示画面を見ることで輻輳状況および制御状況を把握することができる。
画面表示装置200の機能は、記憶部210、処理部220および入出力部230に分けられる。
まず、入出力部230の機能について説明する。入出力部230は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク経由で他の装置と通信を行うための通信インタフェース、入出力インタフェースならびにネットワーク装置500の着信量および処理量の監視に係る処理を行う機能を有する。入出力部230は、輻輳制御状況に係る情報を受信するとともに、入力装置400からの各種指示入力を受け付けて処理部220へ出力し、処理部220で生成された表示画面を表示装置300に出力表示する機能を有する。
入出力部230は、番号計画情報受信部231、災害情報受信部232、ネットワーク装置処理量監視部233、番号帯別発着信量監視部234、制御情報受信部235、表示部236および操作部237を備える。
番号計画情報受信部231は、総務省が公開する電話番号計画情報を番号計画情報配信サーバ510から受信する機能を有する。電話番号計画情報は、番号計画の更新時に取得され、最新化される。
災害情報受信部232は、外部の災害情報を配信する災害情報配信サーバ520から災害発生時等に災害情報を受信する機能を有する。災害情報には、災害発生時刻や罹災地域の位置に関する情報が含まれる。
ネットワーク装置処理量監視部233は、各ネットワーク装置500の処理量をリアルタイムに監視する機能を有する。
番号帯別発着信量監視部234は、電話番号帯毎の発着信量をリアルタイムに監視する機能を有する。
制御情報受信部235は、トラヒック制御が開始された後、ネットワーク装置500から制御情報を受信する機能を有する。制御情報は、制御ポイントや制御エリアにおける発信量および輻輳制御における制御量に関する情報である。ここで、制御量は、輻輳ポイントおよび輻輳エリアに着信する着信量を処理可能な量のことである。つまり、着信量が、処理を超える状態から処理可能な量になるまで、当該輻輳ポイントおよび輻輳エリアに向う発信量が制御される。
表示部236は、表示用情報生成部228にて生成された三次元表示画面を表示装置300へ出力する機能を有する。
操作部237は、操作者の指示を受け付け、その内容を視点決定部229に通知する機能を有する。
次に、処理部220の機能について説明する。処理部220は、画面表示装置200が備えるCPUによるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。処理部220は、入出力部230から入力された指示入力に基づき、記憶部210の各種情報を参照して、表示画面を生成し、入出力部230経由で表示装置300に表示する機能を有する。また、処理部220の機能をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部210には、この処理部220の機能を実現するためのプログラムが格納される。
処理部220は、装置属性情報解析部221、装置接続関係解析部222、地理的情報解析部223、番号計画地理的情報関係解析部224、輻輳情報解析部225、制御情報解析部226、座標計算部227、表示用情報生成部228および視点決定部229を備える。なお、破線で示した視点決定部229は、装備する場合と装備しない場合とがある。
装置属性情報解析部221は、入出力部230経由で不図示の時間軸バー(図7Aの時間軸バー159参照)等により選択入力された時刻(表示時刻)に対応する装置属性情報を装置属性情報保存部2111から読み出す機能を有する。装置属性情報は、各時刻における、ネットワークの各装置の属性(階梯)と、当該装置の地図上の座標位置(緯度、経度の組み合わせ)と、当該装置に現用系または予備系のペアとなる装置(複数系装置)がある場合のペアとなる装置の情報と、装置がネットワーク装置500である場合にはその装置の収容する電話番号帯の情報である。図10に例示する装置属性情報は、装置番号(装置の識別情報)ごとに、その装置の装置名と、階梯と、階梯の番号(階梯番号)と、経度および緯度と、複数系装置とを示している。なお、図10中の下位サービス装置は、ネットワーク装置500の一例である。
装置接続関係解析部222は、入出力部230経由で不図示の時間軸バー(図7Aの時間軸バー159参照)等により選択入力された時刻における装置間接続情報を装置接続関係保存部2112から取得し、2装置間の接続関係情報をつなぎ合わせてネットワーク全体の装置間接続構造を求める機能を有する。装置間接続情報は、ネットワークにおける各装置の接続関係を示した情報である。図10に例示する装置間接続情報は、接続番号ごとに、装置の装置番号と、装置名と、その装置にリンク接続される装置の装置番号と、装置名とを示している。この装置間接続情報は、図10に例示するように、物理的な接続情報(接続関係情報1)の他に、制御プレーンにおける接続情報(接続関係情報2)と、サービスプレーンにおける接続情報(接続関係情報3)とを含んでいてよい。
地理的情報解析部223は、地理的情報保存部212から不図示の時間軸バー(図7Aの時間軸バー159参照)等により選択入力された時刻に対応する地理的情報(地図上のエリアを示すエリア情報)を読み出す機能を有する。
番号計画地理的情報関係解析部224は、番号計画情報受信部231が受信した最新の電話番号計画情報と、地理的情報保存部212から取得した地理的情報とをマッピングし、そのマッピング結果を番号計画地理的解析情報(電話番号帯と地理的情報との関係)として番号計画地理的情報関係保存部213に予め記憶する機能を有する。
輻輳情報解析部225は、ネットワーク装置処理量監視部233から取得した現在の処理量や装置属性情報保存部2111から取得した各輻輳ポイントの位置情報、番号帯別発着信量監視部234から取得した電話番号帯別の着信量、災害情報保存部214から取得した災害情報を用いて、輻輳ポイントおよび輻輳エリアを特定する機能を有する。また、輻輳情報解析部225は、特定した輻輳ポイントおよび輻輳エリアに関する情報を輻輳情報保存部215に記憶する機能を有する。
制御情報解析部226は、装置属性情報保存部2111に記憶されている各輻輳ポイントの位置情報、番号計画地理的情報関係解析部224からの電話番号帯と地理的情報(地図上のエリアを示すエリア情報)とを関連付けた情報、制御情報受信部235からの制御情報を取得し、制御ポイントや制御エリアを特定する機能を有する。また、制御情報解析部226は、特定した制御ポイントおよび制御エリアに関する情報を制御情報保存部218に記憶する機能を有する。
座標計算部227は、次の情報を取得し、表示する内容の座標を決定する機能を有する。取得される情報は、設定保存部219に記憶されている設定情報、装置属性情報解析部221からの装置属性情報、装置接続関係解析部222からの装置接続関係情報、地理的情報解析部223からの地理的情報、番号計画地理的情報関係解析部224からの番号計画地理的解析情報、輻輳情報保存部215に記憶されている輻輳ポイントの処理率および輻輳ポイント、輻輳エリアにおける着信量、制御量、呼損量(不図示の時間軸バーで選択した時刻に対応)、ネットワーク装置処理量保存部216に記憶されている処理量、番号帯別発着信量保存部217に記憶されている発着信量、制御情報保存部218に記憶されている制御ポイント、制御エリアにおける発信量、制御量(不図示の時間軸バーで選択した時刻に対応)である。
ここで、設定情報は、例えば図10に示すように、装置の属する階梯ごとに、その階梯の表示階層を示した属性階層設定情報と、表示階層ごとに、その表示階層の高さ座標を示した階層座標設定情報とにより構成される。設定情報における各装置の高さ座標は、ネットワークの末端に位置する属性の装置ほど低い座標としている。なお、図10に示す重要ビル情報は、処理部220が、末端階梯以外の装置が配置される個所に、立方体の重要ビル155で高さを示す目印(図6参照)を画面上に表示するときに参照される情報である。
座標計算部227は、例えば、以下のような処理を実行する。座標計算部227は、設定情報に基づいて、ネットワーク装置500を示す円柱を各属性に対応する階層に配置する。次に、座標計算部227は、リンクの交差や各階層内での装置重なりを低減するよう、装置およびリンクの座標位置を調整し、装置の座標データを生成する。そして、座標計算部227は、輻輳ポイントや輻輳エリア、制御ポイントや制御エリアについて、生成した装置の座標データに基づいて、三次元表示画面において色やマークを付ける位置座標を決定する。
次に、座標計算部227は、輻輳ポイントの処理率および輻輳ポイント、輻輳エリアにおける着信量、制御量、呼損量を表示する位置座標を決定する。また、座標計算部227は、制御ポイント、制御エリアにおける発信量、制御量を表示する位置座標を決定する。最後に、座標計算部227は、地理的情報の座標を決定し、全てのデータを重畳して配置したデータ(座標データ)を表示用情報生成部228へ出力する。
表示用情報生成部228は、座標計算部227から出力された座標データに基づき三次元表示画面(後記する図13〜図18)を生成し、入出力部230へ出力する機能を有する。
視点決定部229は、操作部237の操作によって、どの視点のどの方向から見た三次元表示画面を生成するかの選択入力を受け付けて、視点の位置および向き(以下、まとめて「視点」とする)に対応する三次元表示画面のカメラ座標位置および方向を決定する機能を有する。そして、視点決定部229は、表示用情報生成部228へ、カメラ座標位置を出力する。その後、表示用情報生成部228は、カメラ座標位置および方向と、座標計算部227で決定した装置の座標位置とに基づき、選択入力された視点から見た表示画面を生成する。そして、表示用情報生成部228は、生成された表示画面を、表示部236へ出力する。
次に、記憶部210について説明する。記憶部210は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。記憶部210には、ネットワークを構成する各装置の接続関係や、トラヒック量に関する情報、処理部220の表示画面生成時に参照される各種データ等が記憶される。
記憶部210は、装置情報保存部211、地理的情報保存部212、番号計画地理的情報関係保存部213、災害情報保存部214、輻輳情報保存部215、ネットワーク装置処理量保存部216、番号帯別発着信量保存部217、制御情報保存部218および設定保存部219を備える。
装置情報保存部211は、装置属性情報保存部2111と装置接続関係保存部2112とを備える。
装置属性情報保存部2111には、装置属性情報が記憶される。
装置接続関係保存部2112には、装置間接続情報が記憶される。
地理的情報保存部212には、地理的情報が記憶される。
番号計画地理的情報関係保存部213には、番号計画地理的情報関係解析部224によって紐づけられた電話番号帯と地理的情報との関係が記憶される。
災害情報保存部214には、災害情報受信部232が受信した災害情報が記憶される。
輻輳情報保存部215には、輻輳ポイントの処理率および輻輳ポイント、輻輳エリアにおける着信量、制御量、呼損量が記憶される。
ネットワーク装置処理量保存部216には、ネットワーク装置処理量監視部233が取得している現在の処理量が記憶される。
番号帯別発着信量保存部217には、電話番号帯別の発着信量が記憶される。
制御情報保存部218には、制御ポイント、制御エリアにおける発信量、制御量が記憶される。
設定保存部219には、設定情報が記憶される。
<処理フロー>
次に、画面表示装置200における処理フロー例について、図11、図12を用いて説明する(適宜、図9,10参照)。なお、図11に破線で示したステップS7,S8は、視点決定部229を装備する場合を表し、装備しない場合にはステップS7,S8はスキップされる。
ステップS1では、装置属性情報解析部221は、装置属性情報保存部2111から、装置属性情報(図10参照)を取得する。具体的には、操作部237が、不図示の時間軸バー(図7Aの時間軸バー159参照)等による選択入力により、入力装置400から時刻の選択入力を受け付けると、装置属性情報解析部221は、装置属性情報保存部2111から、この選択された時刻に対応する装置属性情報を取得する。これにより、各装置の属性(階梯)と、各装置のXY軸の座標位置とが分かる。
ステップS2では、装置接続関係解析部222は、装置接続関係保存部2112から、選択された時刻に対応する装置間接続情報(図10参照)を取得する。そして、装置接続関係解析部222は、ネットワーク全体の装置間接続構造を求める。
ステップS3では、座標計算部227は、設定保存部219から、選択された時刻に対応する設定情報(図10参照)を取得する。これにより、各装置の属する階梯に対応するZ軸の座標が分かる。
ステップS4では、座標計算部227は、ステップS1で取得した装置属性情報、ステップS2で求めた装置間接続構造およびステップS3で取得した設定情報を参照して、装置および装置間のリンクの三次元表示画面上のXY軸の座標位置と、各装置の属する階梯に対応するZ軸の座標位置とを決定する。このとき、座標計算部227は、装置属性情報を参照して、ある装置と現用系・予備系のペアとなる装置がある場合、ペアとなる装置群を囲む楕円の表示(図6に示す楕円154参照)を三次元表示画面上に配置する。さらに、複数階梯のまたがる装置群が設置される個所に、ビル等の目印を配置する場合には、座標計算部227は、設定情報に含まれるビル情報(図10参照)を参照して、三次元表示画面上に重要ビル(立方体)(図6に示す重要ビル155参照)等の目印を配置する。
ステップS5では、座標計算部227は、三次元表示画面上での装置間の接続関係の交差や、各階層内での装置の重なりを低減するよう、各装置およびリンクの座標位置を調整する。
ステップS6では、輻輳情報解析部225が輻輳状態を解析し輻輳ポイントおよび輻輳エリアを特定し、制御情報解析部226が制御状態を解析し制御ポイントや制御エリアを特定し、それらの解析結果に基づいて座標計算部227が表示画面の座標位置を調整し、表示用情報生成部228が輻輳状況および制御状況の三次元表示画面を生成する。なお、ステップS6における処理の詳細については後記する。
ステップS7では、視点決定部229は、操作部237経由で視点の選択入力を受け付けると、この視点に対応する三次元表示画面のカメラ座標位置および方向を決定する。そして、視点決定部229は、表示用情報生成部228へ、カメラ座標位置を出力する。
ステップS8では、表示用情報生成部228は、カメラ座標位置および方向と、座標計算部227で決定した装置の座標位置とに基づき、表示画面を生成する。つまり、座標計算部227は、ステップS6で生成した三次元表示画面を、ステップS7で選択された視点から見た表示画面を生成する。
ステップS9では、表示用情報生成部228は、生成された表示画面を、表示部236を介して表示装置300へ出力する。ステップS9で、処理フローは終了する。
次に、図11のステップS6における輻輳状態および制御状態の表示画面生成処理のフロー例について、図12を用いて説明する。
ステップS61では、輻輳情報解析部225は、輻輳情報を取得する。具体的には、輻輳情報解析部225は、ネットワーク装置処理量監視部233から取得した現在の処理量や装置属性情報保存部2111から取得した各輻輳ポイントの位置情報、番号帯別発着信量監視部234から取得した電話番号帯別の着信量を用いて、輻輳ポイントおよび輻輳エリアを特定する。
ステップS62では、制御情報解析部226は、制御情報を取得する。具体的には、制御情報解析部226は、制御情報受信部235から制御情報を取得し、番号帯別発着信量監視部234から取得した電話番号帯別の着信量を用いて、制御ポイントや制御エリアを特定する。
ステップS63では、座標計算部227は、ステップS61で取得した輻輳情報およびステップS62で取得した制御情報を参照して、輻輳情報に含まれる輻輳ポイントおよび制御情報に含まれる制御ポイントの三次元表示画面上のXY軸の座標位置と、各ポイントの属する階梯に対応するZ軸の座標位置とを決定する。
ステップS64では、座標計算部227は、リンクの交差や各階層内での装置重なりを低減するよう、装置およびリンクの座標位置を調整し、装置座標データを生成する。そして、座標計算部227は、輻輳ポイント、制御ポイント、輻輳エリアや制御エリアの発着信情報、輻輳ポイントの処理率について、装置座標データに基づいて、三次元表示画面において色やマークを付ける位置座標を決定する。そして、座標計算部227は、輻輳ポイント、制御ポイント、輻輳エリアや制御エリアの発着信情報、輻輳ポイントの処理率を表示する位置座標を決定する。
以降では、前記した項目1〜項目9に対応して、トラヒック監視業務に適する表示方法の一例について説明する(適宜、図9参照)。
<項目1:輻輳ポイントの明示>
ネットワーク装置処理量監視部233は、各ネットワーク装置500から処理量(処理率)を取得し、取得した処理量(処理率)が予め決めておいた閾値(第1の閾値)を超えた場合に、輻輳が発生したと判定する。そして、ネットワーク装置処理量監視部233は、輻輳が発生したと判定した場合、そのネットワーク装置500を輻輳ポイントと判定し、当該ネットワーク装置500の現在の処理量(処理率)を含んだ輻輳通知を輻輳情報解析部225に出力する。ここで、閾値とは、ネットワーク装置500の最大処理性能を示す処理許容量(CPU使用率であれば100%)に所定の安全率を見込んだ値である。また、輻輳情報解析部225は、装置属性情報保存部2111に記憶されているネットワーク装置500の装置属性情報に基づいて輻輳ポイントの位置を特定する。そして、輻輳ポイントは、図8Aに示すように、三次元表示画面上に網点(ドット)を付した円柱で表示される。なお、輻輳ポイントは、輻輳していない他のネットワーク装置500の表示とは異なるように、網点を付したり色を付けたりして変更するとともに、ブリンキングするように表示を変更しても構わない。
<項目2:輻輳エリアの明示>
ネットワーク監視業務においては、ネットワーク装置単体の輻輳状態が分かるだけでは十分でなく、電話番号帯で定められる範囲や、複数の装置で構成される範囲を単位として収集される情報が重要な意味を持つ。そのため、ある電話番号帯等で定められる範囲(地図上のエリア)を単位として情報収集や情報表示ができるようにする。
輻輳エリアを決定する場合、2通りの方法が考えられる。
(第1の方法)
輻輳情報解析部225は、災害情報保存部214に記憶されている災害情報を取得する。輻輳情報解析部225は、項目1のケースにおいて輻輳ポイントと判定されたネットワーク装置500が収容する電話番号帯の地域と、災害情報に含まれる罹災地域とが合致するか否かを判定する。そして、輻輳情報解析部225は、合致すると判定した場合、災害が契機となって発生した輻輳であると判定し、当該地域を輻輳エリアと決定する。輻輳エリアは、図8Aに示すように、三次元表示画面の地図に網点を付して表示される。なお、輻輳エリアは、色を変更するとともに、ブリンキングするように表示を変更しても構わない。
(第2の方法)
第2の方法は、IP(Internet Protocol)電話等の電話番号を利用したサービスに適したものである。番号計画地理的情報関係解析部224は、番号計画情報受信部231が受信した総務省が公開する電話番号計画情報と、地理的情報保存部212に記憶している地理的情報とをマッピングしておき、そのマッピング結果を番号計画地理的情報関係保存部213に予め記憶しておく。つまり、当該マッピング結果は、電話番号帯と地理的情報(地図上のエリアを示すエリア情報)とを関連付けた情報となる。そして、番号帯別発着信量監視部234は、電話番号帯毎の着信量を取得し、ある電話番号帯に着信が集中し、その着信量が予め決めておいた閾値(第2の閾値)を超えた場合に、着信量が閾値を超えた電話番号帯を含む通知を輻輳情報解析部225に出力する。輻輳情報解析部225は、項目1のケースにおいて輻輳ポイントと判定されたネットワーク装置500が収容する電話番号帯と、番号帯別発着信量監視部234から受信した通知に含まれる電話番号帯とが合致するか否かを判定する。そして、輻輳情報解析部225は、合致すると判定した場合、当該電話番号帯に着信が集中して輻輳が発生したと判定し、当該エリアを輻輳エリアと決定する。また、電話番号帯は県単位の短い桁から市外局番単位の長い桁に変えることで、監視表示するエリアの範囲を限定したり、その逆に、電話番号帯を長い桁から短い桁に変えて監視表示するエリアの範囲を拡大したりすることができる。
前記第1の方法および前記第2の方法により決定された輻輳エリアは、図13(a)に示すように、一例として02番号帯エリアを楕円で表している。また、図13(b)では、電話番号帯エリアの範囲を限定して、028番号帯エリアを拡大表示した場合を表している。なお、楕円の代わりに、輻輳エリアに対して色を付す等して変更するようにしても構わない。
<項目3:輻輳ポイントの負荷状況の明示>
ネットワーク装置処理量監視部233は、監視している各ネットワーク装置500の処理許容量と現在の処理量とをネットワーク装置処理量保存部216に記憶する。座標計算部227は、ネットワーク装置処理量保存部216に記憶されている処理許容量および現在の処理量と、装置接続関係解析部222から取得される輻輳ポイントの位置情報とを用いて、輻輳ポイントの負荷状況の表示画面を生成し、表示用情報生成部228を介して生成した表示画面を表示装置300に表示する。図14には、各ネットワーク装置500の処理許容量と現在の処理量とが併記して同時に表示される。一例として、各ネットワーク装置500を表す円柱の高さ方向に目盛りを入れ、処理許容量を100%としたときの、現在の処理量の割合を高さで表現する。これにより、輻輳ポイントでの処理量(負荷状況)が分かる。
<項目4:輻輳エリアの着信量の明示>
番号帯別発着信量監視部234は、監視する各電話番号帯への着信量を番号帯別発着信量保存部217に記憶する。座標計算部227は、番号帯別発着信量保存部217に記憶した各電話番号帯への着信量と、項目2のケースにおいて判定された輻輳エリアとを用いて、各電話番号帯への着信量の表示画面を生成し、表示用情報生成部228を介して生成した表示画面を表示装置300に表示する。着信量は、呼種別(優先度別/サービス種別)に収集して、表示してもよい。また、トラヒック制御開始後は、座標計算部227は、制御情報保存部218から制御情報も取得し、制御量を同時に表示してもよい。
図15は、各電話番号帯の現在の着信量を示している。なお、着信量の表示について、凡例を用いて説明する。電話番号帯への総着信量(着信量の合計)を高さ方向で表し、輻輳発生判断や制御解除の目安20を併記し、高さ方向については、疎通領域10、規制領域11、呼損領域12ごとにハッチングや色等を変えて表示する。疎通領域10は、総着信量のうち接続要求を受け付けた範囲を表し、規制領域11は、総着信量のうち規制された範囲を表し、呼損領域12は、接続不可となった範囲を表す。この呼損領域12は、ネットワーク要因による接続不可(制御を通過したが、ネットワーク装置の輻輳により等)、ネットワーク要因以外(接続端末不在等)といった要因別に表示が可能である。ここで目安とは、過去の経験値に基づいて決められた量である。また、着信量の表示の場合には、棒グラフの中に、下向き矢印を表示する。棒グラフの総着信量が疎通領域10の範囲内の場合には疎通状態を示し、総着信量が規制領域11に入っている場合には規制状態(制御状態)を示し、総着信量が呼損領域に達している場合には呼損状態を示す。これにより、どこの地域の電話番号帯に着信が集中しているかを保守者が想起できるようになる。
<項目5:制御ポイントの明示>
制御情報受信部235は、あるネットワーク装置500において輻輳ポイントに向うトラヒックに対してトラヒック制御が開始された場合、全ネットワーク装置500から現在の制御情報(少なくとも輻輳制御における制御量)を取得する。制御情報受信部235は、取得した制御情報を制御情報解析部226に出力する。制御情報解析部226は、制御量の大きさを判定し、制御ポイントに対して、装置属性情報保存部2111に記憶しているネットワーク装置500の装置属性情報(緯度経度)を参照して、地図上の座標位置を取得する。なお、制御量の大きさの判定は、例えば、予め決められた閾値との比較を行うことである。そして、制御ポイントは、図8Bに示すように、ネットワーク装置500上に制御中を示す付加記号30を付されて表示される。これにより、制御ポイントが早期に分かる。
<項目6:制御エリアの明示>
制御情報受信部235は、輻輳ポイントに向うトラヒックを発信エリア別に制御しようとする場合、当該エリアの電話番号帯を収容するネットワーク装置500から、発信側の制御番号(制御する電話番号帯)を含む現在の制御情報を取得し、取得した制御情報を制御情報解析部226に出力する。制御情報解析部226は、取得した制御情報に含まれる発信側の制御番号を用いて、制御エリアを特定する。そして、番号計画地理的情報関係解析部224は、特定された制御エリアの地理的情報を特定する。そして、制御エリアは、図8Bに示すように、ハッチングを付されて表示される。なお、ハッチングの代わりに色で表示されてもよい。これにより、制御エリアが早期に分かる。
<項目7:制御ポイントの発信量の明示>
制御情報受信部235は、トラヒック制御が開始された場合、全ネットワーク装置500から現在の発信量および制御量を含む制御情報をリアルタイムまたは所定の周期(一定周期を含む)で取得し、取得した制御情報を制御情報解析部226を経由して制御情報保存部218に記憶する。座標計算部227は、制御情報保存部218に記憶した全ネットワーク装置500の制御情報と、装置属性情報保存部2111に記憶されているネットワーク装置500の装置属性情報とを用いて、各制御ポイントの発信量および制御量の表示画面を生成し、表示用情報生成部228を介して生成した表示画面を表示装置300に表示する。これにより、現在の発信量および制御量を制御ポイントと関連付けて表示することができる。
図16は、各制御ポイントの現在の発信量と制御量を示している。なお、発信量の表示について、凡例を用いて説明する。総発信量(発信量の合計)を高さ方向で表し、平常時や最繁時の発信量の目安21を併記し、高さ方向については、疎通領域10、規制領域11、呼損領域12ごとにハッチングや色等を変えて表示する。また、発信量の表示の場合には、棒グラフの中に、上向き矢印を表示する。制御量は、規制領域11に相当する量の分を表す。これにより、どこの制御ポイントからの発信量が多いかを保守者が把握できるようになる。
<項目8:制御エリアの発信量の明示>
制御情報受信部235は、トラヒック制御が開始された場合、全ネットワーク装置500から現在の発信量および制御量を含む制御情報をリアルタイムまたは所定の周期(一定周期を含む)で取得し、取得した制御情報を制御情報解析部226を経由して制御情報保存部218に記憶する。座標計算部227は、制御情報保存部218に記憶した全ネットワーク装置500の制御情報と、装置属性情報保存部2111に記憶されているネットワーク装置500の装置属性情報とを用いて、各制御エリアの現在の発信量および制御量の表示画面を生成し、表示用情報生成部228を介して生成した表示画面を表示装置300に表示する。なお、現在の発信量および制御量は、呼種別(優先度別/サービス種別)に収集して、表示してもよい。これにより、図17に示すように、現在の発信量および制御量を制御エリア(電話番号帯)と関連付けて地図上に表示することができる。これにより、制御エリアの輻輳制御状態を保守者が早期に把握できるようになる。
<項目9:輻輳ポイントの着信量の明示>
座標計算部227は、制御情報保存部218に記憶されている制御情報(制御量)、輻輳情報保存部215に記憶されている輻輳ポイントの総着信量、制御量および呼損量等を用いて、輻輳ポイントの総着信量、制御量(規制領域11の量)および呼損量(呼損領域12の量)の表示画面を生成し、表示用情報生成部228を介して生成した表示画面を表示装置300に表示する。なお、輻輳ポイントの総着信量、制御量および呼損量は、呼種別(優先度別/サービス種別)に収集して、表示してもよい。これにより、図18に示すように、各輻輳ポイントの総着信量に対して、疎通状態の量、規制領域11の量(制御量)、呼損領域12の量(呼損量)を表示することができる。これにより、輻輳ポイントにおける輻輳制御状態や負荷状況を保守者が把握できるようになる。
以上、本実施形態の画面表示装置200は、(1)輻輳ポイントおよび輻輳エリアの決定方法(項目1,2に用いられる)、(2)装置単位で表示するのではなく、市外局番で定められるエリアや複数の装置で管理されるエリア(輻輳エリア)を輻輳ポイントと併せて表示する表示方法(項目1,2,5,6に用いられる)、(3)輻輳ポイント、制御ポイント、輻輳エリアおよび制御エリアと地理的情報のマッピング方法(項目1,2,5,6に用いられる)、(4)処理量または処理率(負荷状況)、発着信量、制御量および呼損量の表示方法(項目3,4,7,8,9に用いられる)に基づいて、表示画面を生成する。その生成された表示画面は、画面表示装置200の閲覧者にとって、画面上で輻輳検出および輻輳判定(輻輳の継続または鎮静化)を行いやすく、輻輳制御状況を把握しやすいものとなる。
なお、項目1の輻輳ポイントの明示において、画面表示装置200は処理率が閾値を超えたか否かを判定するように説明したが、ネットワーク装置500において処理率が閾値を超えた場合に現在の処理率を含んだ輻輳通知をネットワーク装置処理量監視部233に送信させるようにしても構わない。その場合、ネットワーク装置処理量監視部233は、輻輳通知に含まれる処理率が予め設定しておいた閾値を超過していれば当該ネットワーク装置500を輻輳ポイントと判定し、その処理率を輻輳情報解析部225に通知する。
また、画面表示装置200は、図13〜図18に示す画面表示を単独で示すだけに限られることはなく、組み合わせて表示してもよい。さらに、画面表示装置200は、図7A〜図7Cに示したような、時間軸バー159を用いた四次元で時間的な流れを表示できるようにしてもよい。
10 疎通領域
11 規制領域
12 呼損領域
20 輻輳発生および制御解除の着信量の目安
21 平常時および最繁時の発信量の目安
200 画面表示装置(監視装置)
210 記憶部
211 装置情報保存部
212 地理的情報保存部
213 番号計画地理的情報関係保存部
214 災害情報保存部
215 輻輳情報保存部
216 ネットワーク装置処理量保存部
217 番号帯別発着信量保存部
218 制御情報保存部
219 設定保存部
220 処理部
221 装置属性情報解析部
222 装置接続関係解析部
223 地理的情報解析部
224 番号計画地理的情報関係解析部
225 輻輳情報解析部
226 制御情報解析部
227 座標計算部
228 表示用情報生成部
229 視点決定部
230 入出力部
231 番号計画情報受信部
232 災害情報受信部
233 ネットワーク装置処理量監視部
234 番号帯別発着信量監視部
235 制御情報受信部
236 表示部
237 操作部
300 表示装置
400 入力装置
500 ネットワーク装置
510 番号計画情報配信サーバ
520 災害情報配信サーバ

Claims (7)

  1. ネットワーク装置に収容される電話番号帯と、前記電話番号帯に関連付けられた地図上のエリアを示すエリア情報とが記憶されている記憶部と、
    前記ネットワーク装置からそのネットワーク装置のリソース使用状況を示す処理量を受信する入出力部と、
    受信した前記処理量と前記ネットワーク装置と当該ネットワーク装置に収容される電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報とを関連付ける処理部と
    を備え
    前記処理部は、受信した前記処理量が予め決められた第1の閾値を超えたか否かを判定し、判定結果と前記第1の閾値を超えたと判定された前記ネットワーク装置とを関連付け、
    表示装置と接続され、
    前記処理部は、関連付ける処理において関連付けた情報を前記表示装置に表示することを特徴とする監視装置。
  2. ネットワーク装置に収容される電話番号帯と、前記電話番号帯に関連付けられた地図上のエリアを示すエリア情報とが記憶されている記憶部と、
    前記ネットワーク装置からそのネットワーク装置のリソース使用状況を示す処理量を受信する入出力部と、
    受信した前記処理量と前記ネットワーク装置と当該ネットワーク装置に収容される電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報とを関連付ける処理部と
    を備え
    前記入出力部は、前記ネットワーク装置から前記電話番号帯ごとの着信トラヒック量を受信し、
    前記処理部は、受信した前記着信トラヒック量が予め決められた第2の閾値を超えたか否かを判定し、前記着信トラヒック量が前記第2の閾値を超えたと判定された前記ネットワーク装置と当該ネットワーク装置に収容される前記電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報とを関連付け、
    表示装置と接続され、
    前記処理部は、前記関連付ける処理において関連付けた情報を前記表示装置に表示することを特徴とする監視装置。
  3. 前記記憶部には、前記ネットワーク装置の最大処理性能を示す処理許容量が記憶されており、
    前記処理部は、前記ネットワーク装置について、前記処理量および前記処理許容量を関連付ける
    ことを特徴とする請求項1記載の監視装置。
  4. 前記入出力部は、前記ネットワーク装置から前記電話番号帯ごとの着信トラヒック量を受信し、
    前記処理部は、受信した前記着信トラヒック量に対して、接続要求を受け付けた疎通領域、接続要求を拒否した規制領域、接続不可となった呼損領域のいずれか1つまたは組合せと、輻輳発生の着信トラヒック量の目安、制御解除の着信トラヒック量の目安のいずれか1つまたは組合せとを関連付ける
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の監視装置。
  5. 前記記憶部には、複数の前記ネットワーク装置の地図上の座標位置が記憶されており、
    前記入出力部は、トラヒックが集中し輻輳状態と判定されたネットワーク装置に向かうトラヒックの制御を開始しているネットワーク装置を含む複数の前記ネットワーク装置から、当該ネットワーク装置毎に、前記輻輳状態と判定されたネットワーク装置に着信する着信量について処理可能な量を含む輻輳制御における制御量をそれぞれ受信し、
    前記処理部は、前記制御量の大きさが予め決められた閾値よりも大きいか否かを判定し、前記閾値よりも大きい制御量を送信した前記ネットワーク装置を特定し、その地図上の座標位置を取得し、当該座標位置と当該ネットワーク装置を関連付ける
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視装置。
  6. 前記輻輳制御における制御量は、発信側の制御する電話番号帯を含み、
    前記処理部は、前記記憶部を参照して、前記閾値よりも大きい制御量を送信した前記ネットワーク装置の収容している電話番号帯に関連付けられた前記エリア情報を取得し、前記制御量と前記エリア情報とを関連付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  7. 前記入出力部は、前記ネットワーク装置から前記電話番号帯ごとの発信トラヒック量を受信し、
    前記処理部は、受信した前記発信トラヒック量について、接続要求を受け付けた疎通領域、接続要求を拒否した規制領域、接続不可となった呼損領域のいずれか1つまたは組合せと、平常時の発信トラヒック量の目安、最繁時の発信トラヒック量の目安のいずれか1つまたは組合せとを関連付ける
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項または請求項に記載の監視装置。
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