JP6008975B2 - 通信端末、方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信端末に、および/または通信端末からデータを通信するための通信端末およびデータを通信するための方法に関する。
本発明の実施形態は、アップリンクまたはダウンリンク上でのデータ転送を可能にするためのモバイル通信ネットワークまたはモバイル通信端末による手続の開始を円滑化するためのオフライン状態の通信端末を管理する技法を提供する。
3GPPで定義されるUMTSシステムやLTEシステムといった無線モバイル通信システムは、通信端末のユーザに高データレートのモバイル通信サービスを提供するように設計されている。従来、LTEネットワークは、スマートフォンやパーソナルコンピュータ(ラップトップ、タブレットなど)といった通信端末に通信サービスを提供することが期待されるはずのものであった。これらの種類の通信サービスは、通常、ストリーミングビデオデータといった高帯域幅用途のために最適化された高性能専用データ接続を備えている。しかし、マシンタイプコミュニケーション(MTC:machine type communication)(場合によってはマシンツーマシン(M2M:machine to machine)コミュニケーションと呼ばれる)の分野の最近の発展により、モバイル通信ネットワークの普及率の増加を利用するためにより多様なアプリケーションが開発されるようになってきた。よって、LTEネットワークが、スマートメータおよびスマートセンサといったデバイスのための通信サービスもサポートすることを期待される可能性がますます高まっている。これらのようなデバイスは、一般に「MTCデバイス」として分類され、通常、スマートフォンおよびパーソナルコンピュータといった従来のLTE通信端末ほど複雑ではなく、相対的に低頻度の間隔での相対的に少量のデータの送受信を特徴とする。
しかし、LTE型システムのいくつかの側面はMTCデバイスの動作のために最適化されていない。例えば、一般に、LTE通信端末は、2つの論理状態のうちの1つ、すなわち、アタッチまたはデタッチで存在する。デタッチ状態では、通信端末は、通常、電源が切られており、または、長時間にわたってネットワークの範囲外にある場合には、登録解除されている。アタッチ状態では、通信端末の位置がネットワークによってモニタされ、デバイスも電源が入ったままで、ネットワークからのページングメッセージを受信することができる。
これはMTCデバイスにとって、特に、MTCデバイスが多数配置されている場合には、非効率となり得る。第1に、大量のネットワークリソースが多数のデバイスをサポートするために必要になるはずであり、第2に、MTCデバイスが登録状態を持続するために、デバイスの送受信機回路を電源が入ったままにしてページングチャネルをモニタすることが必要とされる。外部電源にアクセスできないこともある低複雑性デバイスでは、この電力消費が望ましくない場合もある。
したがって、特にMTC型デバイスのための新しい「オフライン」状態を定義するための取り組みがなされてきた。オフライン状態では、MTCデバイスは依然としてページングされ得るが、オフライン状態をサポートするのに必要とされるネットワークリソースの量は、オフライン状態時にMTCデバイスによって消費される電力量と共に低減されることが意図されている。しかし、これまでのところ、従来のLTEネットワークアーキテクチャはオフライン状態をサポートしていない。
本発明によれば、モバイル通信ネットワークにデータを送信し、モバイル通信ネットワークからデータを受信するための通信端末が提供される。モバイル通信ネットワークは、無線アクセスインターフェースを介して通信端末にデータを送信し、通信端末からデータを受信するように構成された複数の基地局を有する無線ネットワーク部と、コアネットワークを介して無線ネットワーク部の基地局にデータをルーティングし、基地局からデータを受信するように構成された少なくとも1つのパケットデータネットワークゲートウェイを含むコアネットワーク部とを含む。モビリティマネージャが、通信端末のコンテキスト情報に従って、無線ネットワーク部を介して通信端末にデータをルーティングし、または通信端末からデータを受信するために、モバイル通信ネットワーク内の通信端末の位置を追跡するように構成されており、モバイル通信ネットワークは仮想モビリティマネージャを含む。通信端末は、通信端末がオフライン状態に入るという標識を送信するように構成されており、仮想モビリティマネージャは、通信端末がオフライン状態に入ったという標識への応答として、通信端末のコンテキスト情報の少なくとも一部を記憶し、トリガイベントが発生し次第、オフライン通信端末において仮想モビリティマネージャからページングメッセージを受信し、通信端末がアタッチ状態に移行した後でデータを通信するために、モバイル通信ネットワークと通信ベアラを確立するように構成されている。指定される追跡エリアまたは追跡エリアのセットを変更する際に各端末の位置が追跡されず、そのため、ページングが、下位レベルのモビリティマネージャによってではなく上位レベルの仮想モビリティマネージャによって調整され得るため、通信端末がオフライン状態に入る場合に改善が提供され得る。
本発明の第1の態様によれば、モバイル通信ネットワークと共に動作する1または複数のモバイル通信端末を備えるモバイル通信システムが提供される。モバイル通信ネットワークは、無線アクセスインターフェースを介して1または複数の通信端末にデータを送信し、1または複数の通信端末からデータを受信するように構成された複数の基地局を含む無線ネットワーク部と、コアネットワーク部とを備える。コアネットワーク部は、コアネットワークを介して無線ネットワーク部の基地局にデータをルーティングし、当該基地局からデータを受信するように構成された少なくとも1つのパケットデータネットワークゲートウェイ、および1または複数の通信端末の各々について記憶されたコンテキスト情報に従って、無線ネットワーク部を介して通信端末にデータをルーティングし、または当該通信端末からデータを受信するために、モバイル通信ネットワーク内の通信端末の位置を追跡するように構成されたモビリティマネージャを含む。モバイル通信ネットワークは、通信端末がオフライン状態に入る際に通信端末のコンテキスト情報の少なくとも一部を記憶し、それによって、通信端末がオフライン状態にある場合にトリガイベントが発生したときに、仮想モビリティマネージャがオフライン状態にあるオフライン通信端末にページングして、通信端末がアタッチ状態に移行した後でデータを通信するために、記憶されたコンテキスト情報を使用して通信端末との通信ベアラが確立されるようにすることができるように構成された仮想モビリティマネージャを含む。オフライン状態は、例えば、モバイル通信ネットワークに通信され、またはモバイル通信ネットワークから受信されるデータ量を通信端末が低減させる状態に対応していてよい。
本発明の実施形態は、モバイル通信ネットワークと共に動作する通信端末のオフライン状態を実装するための改善された技法を提供することができる。特に、通信端末がオフライン状態に入る場合において改善が提供される。なぜならば、通信端末は指定される追跡エリアまたは追跡エリアのセットを変更する際にネットワークに知らせることが必要とされず、そのため、ページングが、下位レベルのモビリティマネージャではなく上位レベルの仮想モビリティマネージャによって調整され得る、という意味では、各端末の位置が追跡されないからである。その結果、モビリティマネージャにかかる負荷を低減させることができる。これにより、多数のオフライン状態の通信端末の位置を追跡することでモビリティマネージャに過剰な負担がかかる可能性が低減され、代わりにモビリティマネージャが従来のアタッチ状態の通信端末のために専ら使用されることが可能になる。
仮想モビリティマネージャは、オフライン通信端末の一意の識別情報を記憶するように構成されてもよく、トリガイベントに続いて、仮想モビリティマネージャは、無線アクセス部に、オフライン通信端末の識別情報を含むページングコマンドを送信するように構成され、基地局は、オフライン通信端末の識別情報を含むページングメッセージを送信するように構成される。
従来のモバイル通信システムでは、端末の位置が知られていない場合に端末への通信のためにネットワークによってダウンリンクデータが受信されるときに、全ネットワークがページングされるための「グローバル」ページングスキームを実装することは望ましくないとみなされる。通常、そうしたスキームが大規模なネットワークで実装された場合には、各セルのダウンリンクチャネルが急速にページングメッセージでオーバーロードになり得る。そのため、LTEネットワークアーキテクチャに基づくシステムといった多くの従来のモバイル通信システムでは、接続状態(または同等の状態)の各通信端末の位置は、少なくとも、追跡エリアまたは追跡エリアリストに含まれる追跡エリアセットの分解能までネットワークによってモニタされる。これにより、ページングメッセージをあらゆるセルで送信しなくても、通信端末が位置する追跡エリアに対応するネットワークの部分にページングメッセージがルーティングされることが可能になる。従来のモバイル通信システムと対照的に、本発明の実施形態によれば、オフライン状態にある通信端末と関連付けられる識別情報は、仮想モビリティマネージャに有利に記憶され得て、それゆえ、例えば、パケットデータネットワーク(PDN:packet data network)ゲートウェイを使用してグローバルページングスキームを円滑に行わせ得ることが認識されている。オフライン状態は、それだけに限定されるわけではないが、典型的には、ごく少量のデータを送受信する特定の種類の端末、例えばMTC型のデバイスを考慮して提案されているものである。したがって、ページングメッセージが特定の種類の端末に送信される頻度は、他の種類の端末と比べて低くなると見込まれる。さらに、ネットワークオペレータは、これらの種類の通信端末へのデータ送信を、ネットワークが従来のデータトラフィックにあまり使用されていない時間だけに制限しようとする場合もある。したがって、ある種の端末のためにグローバルページングスキームを実装することは、必ずしも、許容できるレベルを超えてダウンリンクチャネルにかかる負荷を増大させることにはならないであろう。しかも、グローバルページングスキームを使用してオフライン状態をサポートすることは、いくつかの利点を提供し、特に、オフライン状態にある通信端末の位置が追跡されるという要件を除外する。
いくつかの例では、モビリティマネージャは、通信端末がオフライン状態に入ったことを検出し、通信端末がオフライン状態に入ったことを検出し次第、オフライン通信端末のコンテキスト情報の少なくとも一部を、オフライン通信端末と関連付けられた一意の識別情報と共に仮想モビリティマネージャに送信するように構成されてもよい。仮想モビリティマネージャは、オフライン通信端末の一意の識別情報と関連付けてモビリティマネージャから通信されたコンテキスト情報の少なくとも一部を記憶するように構成されてもよい。
いくつかの例では、仮想モビリティマネージャは、モビリティマネージャからコンテキスト情報の少なくとも一部を受け取った後で、第2の一意の識別子を生成し、第2の一意の識別子をオフライン通信端末に通信し、コンテキスト情報の少なくとも一部を第2の一意の識別子と共に記憶するように構成されてもよい。例えば、第1の一意の識別子および第2の一意の識別子はGUTI(global unique identifier)であり、第2の一意の識別子は第1の一意の識別子に基づくものであってもよい。
いくつかの例では、仮想モビリティマネージャに、モバイル通信端末がページングされるように構成させるトリガイベントは、例えば、パケットデータネットワークゲートウェイがオフライン通信端末に通信するためのデータを受信すること、モバイル通信ネットワークがオフライン通信端末に通信するための制御プレーンデータを受信すること、オフライン通信端末がユーザコマンドへの応答としてオフライン状態からアタッチ状態に移行すること、またはオフライン通信端末がモバイル通信ネットワークにデータを通信するためにオフライン状態からアタッチ状態に移行することのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、ページングされる通信端末が遅延耐性データを受信し、または送信することが知られている場合には、全モバイル通信ネットワークまたは複数のネットワークのグローバルページングが、全ネットワークまたは複数のネットワークについて同時期に実装されなくてよい。例えば、MTCデバイスについての同時間におけるグローバルページングは必要とされなくてもよい。そのようなデバイスは、通常、遅延耐性トラフィックを扱うためである。
いくつかの例によれば、モバイル通信ネットワークは、PLMNエリアが複数の領域に分割される階層的なページングスキームを実装するように構成されている。通信端末が最後にアタッチされた第1の領域は、通信端末がこの追跡エリアから出ていない可能性がとても高いため、最初にページングされる。しかし、通信端末から確認応答が受信されないために通信端末がこの第1の追跡エリアで成功裏にページングされない場合には、ページングされるように他の領域が選択される。この選択は様々なやり方で行われてよく、例えば、より広い領域をカバーするがページングされた領域を除く円における、または正方形(しかしこれは、追跡エリアの粒度を有する)における地理的な近接性や、いくつかの指定される領域におけるページングチャネルの現在の負荷に基づくものであってもよい。)これは、ある特定の種類のネットワーク、特に、オフライン状態にある可能性の高い多数の端末を含むネットワークでは十分な実益となり得る。
前述のように、本発明の例によれば、オフライン状態にある端末のページングを管理する仮想モビリティマネージャは、一例では、モビリティ追跡機能を有するネットワークエレメント、例えば、LTEモビリティ管理エンティティ、すなわちMME(mobility management entity)または、データサービスのための2G/3GシステムにおけるSGSNではなく、ネットワーク内の各端末の具体的な位置を追跡せずに、代わりに、単に、どの端末がオフライン状態であるかモニタするにすぎない上位レベルのネットワークゲートウェイである。一例では、仮想モビリティマネージャは、PDN−GWの機能に固定されているという意味で、PDN−GWと関連付けられている。このページング機能をネットワークゲートウェイにおいて固定することにより、モビリティ管理エンティティがより多くのリソースを、従来のアタッチ状態の端末のページングを管理するために専ら使用することが可能になる。なぜならば、例えば、オフライン状態にある通信端末が追跡されることを要しなくなるからである。他の利点には、NASシグナリングによりベアラを確立することの要件を取り除き、または低減することが含まれる。なぜならば、ネットワークは、オフライン状態から登録状態への遷移が発生する場合に通信ベアラを復元することができ、通信端末はオフライン状態でベアラ情報を保持するのに対して、登録解除状態では、このベアラ情報が失われ、1もしくは複数の確立されたベアラが存在し得るからである。またこれは、通信端末がオフライン状態に移行するときにもPDNコンテキストが依然として確立され得るため、UMTS/2Gにも適用できる。しかも、オフライン状態でサポートすることのできる端末数は、どの端末が現在、オフライン状態にあるかの記録を維持するためのネットワークゲートウェイインターフェースの容量によって抑制されるだけである。
いくつかの実施形態では、仮想モビリティマネージャは、通信ネットワークのパケットデータネットワークゲートウェイPDN−GWと同じ位置にあってもよい。仮想モビリティマネージャは、ネットワークゲートウェイとは別個の論理エンティティである。理解されるように、モビリティマネージャおよびサービングゲートウェイは、設計に応じて、同じ場所にあってもなくてもよい。しかし、モビリティマネージャおよびサービングゲートウェイは2つの別個の論理エンティティである。
本発明の様々なさらなる態様および特徴は特許請求の範囲で定義される。
次に、本発明の実施形態を、例示にすぎないが、添付の図面を参照して説明する。図面において、類似の部分は対応する参照番号を付与する。
3GPPで定義されたLTE(Long Term Evolution)システムアーキテクチャに基づく従来のモバイル通信システムの一例を示す概略図である。 本発明の技法の一例に従って構成されたモバイル通信システムの一例を示す概略図である。 本発明の一例に従って構成された、それぞれ、ネットワークと通信端末とにおいて実装されるステートマシンを示す概略図である。 本発明の一例に従って構成された、それぞれ、ネットワークと通信端末とにおいて実装されるステートマシンを示す概略図である。 従来のグローバルに一意の仮識別子(GUTI:Globally Unique Temporary Identifier)の構成の一例を示す概略図である。 通信端末がオフライン状態に入る際の通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的な実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態に入る際の通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的な実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態に入る際の通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的な実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態からアタッチ状態に変化する際の通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態からアタッチ状態に変化する際の通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態からアタッチ状態に変化する際の通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態からアタッチ状態に変化する際の通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態にある場合に通信ネットワークにその存在の更新を提供するときの通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的な実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態にある場合に通信ネットワークにその存在の更新を提供するときの通信端末およびモバイル通信ネットワークの動作を示す本発明の技法の例示的な実施形態を示すコールフロー図である。 通信端末がオフライン状態に入る際に用いられるコアネットワークエンティティのマッピング例の概略図である。 通信端末がアタッチ状態に入る際のエンティティのマッピング例を示す図8のコアネットワークエンティティの概略図である。
<従来のLTEネットワーク>
図1に、LTE(Long Term Evolution)3GPPアーキテクチャ規格に従って構成された従来のモバイル通信ネットワークの概略図を示す。LTEネットワークは、当分野でeNode B(enhanced Node B)と呼ばれる複数の基地局102に接続されたコアネットワーク部101を含む。eNode B102は、無線インターフェースを介して1または複数の端末103にデータを送信し、および1または複数の端末103からデータを受信するように構成されている。端末103は一般に「通信端末」と称され、これは、モバイル電話、スマートフォン、データカードなどを含み得る。
LTEコアネットワーク101は、eNode B102との間でデータをルーティングするサービングゲートウェイ(S−GW:serving gateway)104を含む。サービングゲートウェイ104は、外部ネットワーク107とLTEコアネットワークとの間のデータの出入りをルーティングするパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN−GW:packet data network)105に接続されている。LTEコアネットワーク101はサービングゲートウェイ104に接続されたモビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)106も含み、MME106は、ホーム加入者サーバ(HSS:home subscriber server)(図示せず。)に記憶された加入者プロファイルおよび認証情報を取得することによってLTEネットワークにアクセスしようとする通信端末103を認証する動因である。通常、MME106は、eNode B102にも接続されている。図1には図示されていないが、当分野で公知のように、通常、LTEベースのモバイル通信ネットワークは複数のS−GWおよび複数のMMEを含むことになる。さらに、ネットワークは、典型的には、何千とまではいかなくとも何百ものeNode Bを備えることになる。eNode Bは、特定のMMEおよびS−GW(1または複数の)によってサービスされる追跡エリア(1または複数の)を形成するようにまとめてグループ化され得る。
当分野で公知のように、従来のLTEモバイル通信ネットワークは、エンティティの中でも特に、PCC(Policy Control and Charging)サブシステムを構成する、PCRF(Policy and Charging Related Function)およびPCEF(Policy and Charging Enforcement Function)といったさらに別のネットワークエレメントも備えるが、簡潔さのために、これらは省かれている。
<従来の通信端末の状態>
通信端末は、通常、3つの状態のうちの1つ、すなわち、デタッチ状態、アイドル状態、または接続状態にある。LTE通信端末は、典型的には、最初はデタッチ状態にあり、次いで接続状態に遷移し、次いで接続状態とアイドル状態の間を遷移する。このプロセスを以下でより詳細に説明する。デタッチ状態では、通信端末103は、通常、スイッチが切られ、またはいわゆる「機内モード(flight−safe mode)」状態にあり、またはネットワークにアタッチしようと試みている過程にあり、または長時間にわたってネットワークカバレージエリアの範囲外にあり、その結果としてネットワークが暗黙的デタッチを実行することになる状態にある。いずれの場合にも、通信端末の位置はネットワークに知られておらず、通信端末はページングされることができない。アイドル状態では、通信端末103は認証され、ネットワークにアタッチしているが、データパケットを全く送信または受信していない。アイドル状態にある場合には、通信端末103の現在位置を示す(1または複数の)追跡エリアがMME106に記憶されている。よって、アイドル状態にある場合には、通信端末103は、Cプレーンシグナリングを開始することによってその現在位置を通知することが求められる。そのトリガは、通信端末が追跡エリアまたは現在割り当てられている追跡エリアセットを変更した場合である。eNBでは通信端末103に関するそれ以上の情報は記憶されないが、S−GWに通信端末コンテキストが記憶される。
接続状態にある場合には、通信端末103が位置するカバレージエリア/セルは、データパケットがS−GW104およびeNB102を介して通信端末103との間でルーティングされるように、MMEによって知られている。通信端末103は、専用のアップリンクおよびダウンリンク無線リソースが通信端末に明確に割り当てられるように、eNode B101との無線リソース接続も有する。アイドル状態でも接続状態でも、通信端末の位置は(必ずしも特定のセル内とは限らないが)知られており、通信端末は、アイドル状態にある場合には、ネットワークによってページングされ得る(注:UMTSでは、いくつかのシナリオにおいて「接続」状態でページングメッセージを送信することが可能である)。
23.368に、「オフライン/オンライン」端末の意味について詳細な説明が与えられており、これを以下に引用する。
・オンライン:「オンライン」は、MTCデバイスがMT(Mobile Terminated)シグナリングまたはユーザプレーンデータのためにネットワークにアタッチされることを意味する。
・オフライン:MTCデバイスが「オフライン」(すなわち、デタッチ状態)である場合に、MTCデバイスは、例えば、ブロードキャストまたはページングチャネル上での標識をトリガするためにリッスンし得る。
システムが「オフライン」状態にある端末を管理することができることを仮定する22.368には、いくつかのサービス要件がある。それらは以下のとおりである。
・共通サービス要件:MTCデバイスは、オペレータポリシーおよびMTC適用要件に依存して、通信していない場合にオフライン状態またはオンライン状態に保持され得る。
・デバイストリガ:MTCデバイスがオフラインである場合にトリガ標識を受け取ること。
・位置トリガ:ネットワークは、ネットワークオペレータによって提供されるエリア情報に基づいてMTCデバイスに対してトリガを開始することができるものとし、ネットワークは、MTCデバイスがオフラインである場合に位置特有のトリガを適用し得る(カバーされるエリアは、セルまたはセルグループなど、無線アクセスネットワークの特性に基づくと仮定される)。
・低頻度の伝送:
ネットワークは、伝送が行われる場合にのみリソースを確立するものとする。
送信/受信すべきデータがある場合に、MTCデバイスは、ネットワークに接続し、データを送信しおよび/または受信し、次いで、オフライン状態に戻るものとする。
<オフライン状態のためのネットワーク実装>
以下の節で説明するように、本発明の例示的な実施形態は、通信端末にデータを通信するためのベアラの確立するように、オフライン状態にある通信端末に通知する際の技術的問題に対処する技法を提供することができる。
従来、アイドル状態にある通信端末にアドレス指定されたダウンリンクデータがPDN−GW105で受信される場合、PDN−GWはそのデータをS−GWに転送し、S−GWがMMEに、通信端末への配信のための保留中のダウンリンクデータに関して通知し、次いで、ページングコマンドがMME106によって生成され、関連のある追跡エリア内のすべての関連のあるeNode B102に送信される。eNode102は次いで、ページングメッセージを送信する。ページングメッセージを検出し次第、ページングされた通信端末103は接続状態に遷移し、MMEは、ダウンリンクデータを受信するために、通信端末103、eNB102、およびS−GW104との所要のUプレーン接続を確立する。しかし、Uプレーンデータパスを確立するためのトリガは、通信端末がページングメッセージに応答する際に通信端末から発せられる。以下でさらに説明するように、本発明の技法の例によれば、通信端末に割り当てられたGUTIは、ページング中の通信端末識別のため、およびネットワーク内の適切なノードへの制御プレーンシグナリングのルーティングのために適合される。
図2に、本発明の技法の一例に従って構成された通信ネットワークを示す概略図を提供する。
図2に示される通信ネットワークは、図1に示される従来の通信システムに存在する要素に対応する要素を含む。これらの要素は、図1に示される要素と対応させて付番されている。しかし、図2に示されるネットワークは適合されたコアネットワーク303を含み、コアネットワーク303は無線ネットワーク部304と共に動作して通信端末103にデータを通信し、および通信端末103からデータを通信する。図2には、制御またはCプレーンインターフェースは破線で示されているのに対し、ユーザまたはUプレーンインターフェースは実線で示されている。
図2に示されるように、通信システムのコアネットワーク部は、パケットデータネットワークゲートウェイPDN−GW302に結合された仮想モビリティ管理エンティティ(VMME:Virtual Mobility Management Entity)301を含む。明確にするために、VMME301およびPDN−GW302の機能を別々に説明する。しかし、いくつかの例では、VMME301およびPDN−GW302は単一の論理エンティティとして実装され得ることを理解されたい。
図2に示される通信の無線ネットワーク部は、無線ネットワーク部304が、図1を参照して前述したLTE規格による無線アクセスインターフェースを形成するインフラストラクチャ構成要素のみならず、サービングゲートウェイサポートノード(SGSN:Serving Gateway Support Node)320、無線ネットワーク制御装置(RNC:radio network controller)、基地局(NodeB)322といった2G/GPRSネットワークからのインフラストラクチャ構成要素も含むという点で、異質な無線アクセスネットワークを提供する。加えて、仮想サービングゲートウェイサポートノード(VSGSN:Virtual Serving Gateway Support Node)が、SGSN320にデータを通信し、およびSGSN320からデータを通信するためのコアネットワーク303の一部を形成する。図2に示されるように、PDN−GW302はGnインターフェース326を介してSGSN320に接続されており、VSGSN324はGn’インターフェース328を介してSGSN320に接続されており、VMME301は変更されたS3’またはS4’インターフェース308を介してSGSN320に接続されている。インターフェース328およびSGSN320は、例えば2G/GPRS規格によるレガシーインフラストラクチャ機器を、機能的にVMME301と同様のVSGSN324と共に動作させるように変更されてもよい。これを以下で説明する。
図2に示されるように、VMME301は、VMME301をMME106と接続するS11’インターフェース307を含み、またはMME106への接続が、S−11インターフェース309およびS5インターフェース311を介し、S−GW104を介してより従来的に行われてもよい。またPDN−GW302は、VSGSN324と通信するためのGx’インターフェースおよび/またはVMME301に接続するためのSx’インターフェースも備えている。いくつかの例では、例えば、PDN−GW301とVMME301との間に1対1マッピングがあり、PDN−GW301とVMME301とが共同設置される場合には、Sx’インターフェースは必要とされなくてもよい。
図2のネットワークはまた、PLMNゲートウェイ(PLMN−GW)305も含み、PLMN−GW305は、外部ネットワークに接続され、通信端末103にシグナリングデータを通信する要件があることを特定する制御プレーン(Cプレーン)トリガを受信し得る。VMME301、PDN−GW302およびPLMN−GW305の機能を、以下でオフライン状態の実装を参照して説明する。
<オフライン状態>
従来は、通信端末は、接続状態もしくはアイドル状態(まとめてアタッチ状態と称する)またはデタッチ状態にある。アタッチ状態およびアイドル状態では、通信端末は、ページングされ得て、通信端末の位置に関する情報がネットワークのMMEに記憶される。少なくとも、通信端末がその内にある追跡エリアまたは追跡エリアセットが知られている。他方、デタッチ状態では、通信端末は、通信端末の位置が追跡されず、通信端末はページングされ得ることがなく、イングレスIPフローは通信端末と関連付けられ得ることもなく、そのため、データのルーティングが可能でないという点で、事実上、ネットワークから完全に切断されている。
本発明の技法によれば、従来のネットワーク機能がさらにオフライン状態をサポートするように適合される。オフライン状態では、従来のアイドル状態および接続状態と対照的に、通信端末の位置はネットワーク内で追跡されないが、通信端末およびネットワークは、通信端末に依然としてページングされ得るように構成される。ネットワークはデータをルーティングする手段を確立することもできる。以下で説明するように、この構成を円滑化するために、通信端末がオフライン状態に移行し、通信端末の位置がネットワークによって追跡されなくなる際に、VMME301は通信端末のEPS MMコンテキストを古いGUTIと共に記憶し、新しいGUTIが割り当てられて通信端末およびネットワークによって開始されるシグナリングにおいて使用される。例えば、ページングのみならず、変更された位置更新手続も使用されて通信端末の存在が周期的にPLMNに報告される。
通信端末がオフライン状態に入ることが必要とされると、ネットワーク(MME)は、VMMEに通信端末のEPS MMコンテキストを確立するよう要求し、次いで、通信端末103にオフライン状態更新メッセージを送って、通信端末がオフライン状態に入ることになることを通信端末103に知らせる。
上述されるように、MME106は、このMMEによって制御されるネットワーク内のあらゆる通信端末のためのGUTIを割り当てる。MME106がUE103をオフライン状態に移行させる決定を下し、またはネットワークによってそうするよう要求される場合、MME106はVMME301に通信端末オフライン通知メッセージを送信する。このメッセージは、通信端末のEPS MMコンテキスト情報を、通信端末のGUTIと共に含む。いくつかの例では、MME106は、次いで、通信端末と関連付けられたEPS MMコンテキスト情報を、通信端末がアタッチされた際に通信端末と関連付けられたすべての他の情報と共に削除し、またはキャッシュに入れる。
VMME301が状態更新メッセージを受信された際に、オフライン状態に入る通信端末のGUTIがVMMEによって廃棄され、VMMEは通信端末の新しいGUTIを生成する。しかし、新しいGUTIは、通信端末のモバイルカントリーコード(MCC:mobile country code)およびモバイルネットワークコード(MNC:mobile network code)を含む。新しいGUTIは、次いで、MME106を介してVMME301によって通信端末に通信される。
オフライン状態に移行される通信端末と関連付けられたIPアドレスは保持され、通信端末のコンテキスト情報の一部としてPDN−GW(PDN−GWとも称される)で記憶される。オフライン状態に入る通信端末にとっては、維持されるコンテキスト情報は、フィールドのうちのいくつかが関係しないため、オンライン状態でのコンテキスト情報のサブセットである。
典型的には、これはVMME301によって行われる。PDN−GW302は、やはりオフライン状態にあるすべての登録された通信端末のコンテキスト情報と共にレコードを維持する。コンテキスト情報は、他の情報以外に、通信端末と関連付けられたIPアドレス、および通信端末がオフライン状態か、それとも登録状態かの新しい標識を含む。
理解されるように、IPアドレスもまた外部ネットワークによって割り当てられてもよく、その場合、従来ではPDN−GWがIPアドレスを記憶する。しかし、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP:Internet Service Provider)とPDN−GWとの間にトンネルが確立される。通信端末がオフライン状態に移行する場合であっても、PDN−GWにおける通信端末のコンテキスト情報が除去される場合であっても、このトンネルは除去されない。しかし、他のすべての動作は同じ状態のままである。
<オフライン状態の通信端末にページング>
従来のシステムでは、ページング手続を調整するためのエンティティが選択される。LTE/EPCでは、このエンティティは常にMMEであり、UMTSでは常にSGSNである。以下の表は、システムが通信端末に利用可能な情報に基づいてどのようにしてページング調整エンティティを選択するかの詳細を示す。
Figure 0006008975
図2に示されるように、ページングのための通知は、Uプレーンデータ到着340によって、または外部エンティティから到来するCプレーンシグナリング330によってトリガされ得る。アプリケーションサーバが、ページング/通知手続を扱い、調整するための余計な複雑さを備えずに済むため、前者のUプレーンデータによる通知が望ましい。
図2に示すように、本発明の技法によれば、いくつかの新しいインターフェースがモバイル通信ネットワークのアーキテクチャに導入され、それらは以下のとおりである。
・Sx’インターフェース309(内部にあり得て、典型的には、Diameterプロトコルに基づき得る)、
・S11インターフェース(拡張GTPCプロトコルに基づく)に基づくS11’インターフェース307
・S4インターフェース(拡張GTPCプロトコルに基づく)のCプレーン部に基づくS4’インターフェース308またはS3’インターフェース
・Gn(GTP−Cプロトコルに基づき、レガシーSGSNとの相互接続に使用される)のCプレーン部に基づくGn’インターフェース。
・Gx’インターフェース(内部にあり得て、典型的には、DiameterまたはGTP−Cプロトコルに基づき得る)
さらに、いくつかの追加機能が導入され、それらは以下の通りである。
PDN−GW:PDN−GW302機能エンティティは、通信端末の位置がホームPLMNの粒度で知られている場合に、オフライン端末についてのページングを要求する新しい機能を有する。端末がオフライン状態に移行される際に、MMコンテキスト情報がPDN−GWを介してVMMEにプッシュされる。PDN−GWは、VMMEおよびPDN−GWが共同設置される場合には、MMオフライン状態にある通信端末のためのプロキシMMEまたは仮想MME(VMME)とみなされ得る。このノードはPDNネットワークから到来する任意のデータのアンカポイントでもある。通信端末によって使用されているPDN−GWが複数ある場合もあり、それらすべてがこれらの改良される機能をサポートすることになることに留意されたい。
VMME:VMME301は、モバイル通信端末がオフライン状態にあるときにUEのMMコンテキスト情報(またはそのサブセット)を記憶する論理エンティティである。またVMMEは、オフライン状態にある端末についてのページング手続の開始および監視も行い、端末がアタッチ状態に戻されるべきである場合のベアラ確立を支援してもよい。VMMEは、VMMEに記憶されたUEのコンテキストデータに基づいて、通信端末のMMコンテキスト情報の生成において新しいサービングMMEを支援する。
PLMN−GW:PLMN−GW305は、VMMEエンティティ(1または複数の)との通信のためにHPLMNの外部からアクセス可能なCプレーンエンティティである。アプリケーションがアプリケーションサーバ上にあるときには、PLMNから交換される情報の量は制約され得る。よって、オペレータの利害により、このエンティティにMMコンテキスト情報をプッシュすることはより難しくなり得る。しかし、PLMN−GW305は、アプリケーションサーバによって、PLMN内でページング手続をトリガする(例えば、PLMN−GWがVMMEにコンタクトする)のに使用される。
上記の説明から理解されるように、UプレーンおよびCプレーンについてのトリガ330、340は、Uプレーンデータ到着によって、またはPLMNエンティティの外部から到来するCプレーンシグナリングによって行われ得る。アプリケーションサーバが、ページング/通知手続を扱い、調整するための余計な複雑さを備えずに済むため、前者のUプレーンデータによるトリガが望ましい。また後者のCプレーンシグナリングによるトリガは、PLMNが知られておらず、または通信端末がHPLMNによってIPアドレスを割り当てられていない場合より一般化されたシナリオに対処することにも使用され得る。
オフライン状態の通信端末103は、新しいMMオフライン状態の導入にもかかわらず、依然として割り当てられたIPアドレス(1または複数の)を有している。PDN−GW302は、PLMNに到来するデータの第1のコンタクトポイントであることに適したエンティティである。1つの利点は、このアーキテクチャがPLMNによって管理される加入登録とリンクされていることである。VMME論理エンティティは、PDN−GWと同様にPLMNオペレータの管理下に置かれる可能性が高くなる。
Cプレーンの手法は、トリガが、アプリケーションサーバ上にあるアプリケーションから到来することを必要とする。それは、アプリケーションが通信端末の到達性ステータス(reachablity status)を有していることを必要とする。
Uプレーンベースのトリガの手法はこの情報をアプリケーションサーバから隠す。なぜならば、VMMEはホームPLMNによって管理されるため、この情報をアプリケーションサーバに開示する必要がないからである。これに対し、PLMN−GWは、Cプレーントリガが使用される場合に、オペレータがあるネットワーク情報を第三者から隠すことを助ける。
以下の例では、VMME301およびPDN−GW302は、「トリガイベント」に応答して、グローバルページングメッセージがネットワーク全体にわたって送信されるようにする。
ページング手続は、通信端末の位置に関するいくつかの仮説が立てられ得るかどうかに依存する。
・通信端末のPLMN内の現在位置は知られていなくてもよい。オフライン端末については、通信端末の位置が知られておらず、または確信をもって決定され得ないと仮定される。しかし、UEが最後に確認された追跡エリア(1または複数の)または通信端末がその存在を報告している間に位置する追跡エリア(1または複数の)は、「インテリジェントな」階層的ページングを可能にするようにページングメッセージ配信の初期範囲を制約することに使用され得る。
通信端末があるPLMNは、非ローミングシナリオの例については知られていると仮定され、したがってこれは、ホームPLMNに対応する。この例では、通信端末はオフライン状態にあり、ページングが全ホームPLMNにわたってトリガされる。例えば、これは、セルブロードキャスト(いわゆるCBC)、BCCHチャネル、利用できる場合にはMBMSシステム(MCCHなど)または長い/きわめて長いDRXサイクルを有するレガシーの、もしくは新規のページングチャネルを使用して実現され得る。
ページング手続は以下においてシステムを円滑化する。
・PLMN内の通信端末の位置特定/通知を行う
・通信端末がネットワークおよびPDN−GWにコンタクトした後で、S5/S1/無線ベアラが確立される。
・VMMEはコンテキストをMMEにプッシュバックし、それがMMEをトリガする。次いで、S5ベアラ(1または複数の)が確立される。MMEはレガシーアーキテクチャの場合と同様にベアラの確立、すなわち、S1/無線ベアラ(MME+eNB)を調整する。VMMEがPDN−GW(1または複数の)へのS5ベアラ(1または複数の)の確立をトリガした後で、その他のVMME(1または複数の)はそれらのMMコンテキスト(1または複数の)を除去するものとする。
レガシーのグローバルページングが使用される場合、システムはページングストラテジを用いてよい。例えば、通信端末は遅延耐性トラフィックを生成することになる可能性が高いため、システムは、ある特定の領域/エリアを選択的にページングしてもよい。しかし、可能な限り短時間で通信端末にコンタクトすることも望ましくあり得る。これは、ページングのステージ数を低減することによって、より迅速なページング応答を必要とし得る。極端な場合には、グローバルページングが使用される。
図2に示されるUプレーントリガおよびCプレーントリガの例を、以下の節でより詳細に説明する。
<ユーザプレーントリガの例>
理解されるように、通信端末は、受信されるべきダウンリンクユーザ制御データまたはダウンリンクユーザデータがある場合にページングされる。ダウンリンクユーザデータの場合には、PDN−GW302は、外部ネットワークからルーティングされ得るソースからダウンリンクデータパケットをルーティングするように構成される。イングレスデータパケットがオフラインモードの通信端末のうちの1つに対応する宛先IPアドレスと共に検出される場合、PDN−GW302は、VMME301に警告メッセージを送信するように構成される。いくつかの例では、PDN−GWがオフライン状態にある端末についてのUEのコンテキスト情報を保持しているため、警告メッセージは、データパケットにおいて検出されるIPアドレスと関連付けられたオフライン状態の通信端末の識別情報の標識を含む。
警告メッセージを受け取り次第、VMME301は、イングレスデータパケットがアドレス指定されている通信端末のオフライン状態と関連付けられた変更されるGUTIを識別し、MME106によるネットワーク内のすべてのeNode B102へのページングコマンドをトリガする。ページングコマンドは、典型的には、M−TMSI+VMME識別子またはS−TMSI+MMEグループIDといった、通信端末を一意に識別することができるGUTIまたはGUTIの少なくとも一部を含む(システムにおいて互いに異なるVMMEコードが使用される場合に任意に)。従来のシステムでは、S−TMSIはE−UTRANでページングするために使用され、GUTIはコアで使用される。この場合、RANページングは、システムに複数のVMMEがある場合には、MMEグループIDも含めるように拡張される必要がある。
図2の図にはただ1つのMME106が示されているが、大規模なネットワークには複数のMMEがあり得ることが理解されるであろう。この場合には、すべてのMMEがページングメッセージの送信をトリガすることになる。いくつかの例では、トリガは、VMMEとMMEとの間のダイレクトインターフェース(S11’インターフェース)を介して配信されてもよく、またはS5/S11インターフェースおよびSx’インターフェース309上で変更されたプロトコルメッセージによって配信されてもよい。
ページングコマンドを受け取り次第、各eNB102は、従来の構成に従ってそのセル内でページングメッセージを送信する。オフライン状態にある通信端末が、それ自身のものとして認識する識別子を含むページングメッセージを受信した際に、通信端末はアタッチ状態に遷移するように動作し、この動作は、サービス要求を送信し、それによって、ダウンリンクデータを受信するのに必要な論理接続を確立することを含む。この手続の間に、ページングメッセージの成功した受信を確認するシグナリングデータが通信端末からMME106を介してVMME301に送信される。VMMEによって割り当てられたGUTIが、MMEによって、VMMEに応答をルーティングするのに使用される。VMME301は、次いで、通信端末のEPS MMコンテキスト情報をMME106に送信するように構成され、MME106は、複数のS−GWがある場合には、適切なS−GW104を選択し、従来の構成に従ってPDN−GW302との適切なS5ベアラを確立する。この段階で、MME106は、通信端末のEPS MMコンテキスト情報を更新する。また通信端末のPDN−GWコンテキスト情報も、S5インターフェースを終端するために使用されたS−GWなどといった新しい情報を反映するように更新される。これらのベアラが成功裏に確立され次第、VMME301は、通信端末がオフライン状態に入ったときに記憶された通信端末と関連付けられた古いEPS MMコンテキスト情報を削除する。MME106は、続いて当分野で公知の適切なS1ベアラを確立し、関連する無線接続を確立し、それによって通信端末がトリガされて接続状態に遷移する。MME106は通信端末に新しいGUTIを割り当て、それが通信端末にシグナリングされ、古いGUTIが削除される。同様に、通信端末は、新しいGUTIが割り当てられた場合には、古いGUTIを廃棄する。
<制御プレーントリガの例>
ユーザプレーンの例は、PDN−GW302が、オフライン状態の通信端末にアドレス指定されたイングレスパケット(EPSネットワークへのイングレス)を認識することによりページングプロセスをトリガすることに基づく。しかし、いくつかの例、特に、ダウンリンク制御データの送信では、PDN−GW302をページング調整エンティティとして使用するのではなく、通信端末がページングされるよう要求することができるアプリケーションがアプリケーションサーバ304上に配置され得る。
この例では、PDN−GW302が適切にアドレス指定されたダウンリンクデータパケットを検出することによってはページングプロセスがトリガされず、アプリケーションサーバ304に接続されたPLMN−GW305が、VMME301にページング要求メッセージを送信することによってページングプロセスをトリガする。ページング要求メッセージがVMME301によって受信された際に、ページングプロセスがユーザプレーンデータの例について前述したように開始される。
いくつかの例では、ページング要求を生成する場合に、PLMN−GW305は、通信端末のIMSIを使用することになる。別の例では、PLMN−GWは、PLMNが通信端末のIMSIにマップすることのできる別の識別情報(FQDN(fully qualified Domain Name)、URI (Uniform Resource Identifier)、URN(Uniform Resource Name)など)を使用することになる。VMME301が、ページングプロセスが成功であったと判定された場合と、VMME301は、アプリケーションサーバ304に適宜情報提供するPLMN−GW305に確認メッセージを送信する。
<オフライン状態についてのステートマシン>
いくつかの実施形態では、モビリティ管理(MM:mobility management)の動作を表すステートマシンが、もう一つの状態、いわゆるMMオフライン状態を導入するために拡張される。すべての遷移を有する有限ステートマシンが図3aおよび図3bに示されており、図3aおよび図3bは、本発明の実施形態と関連付けられるオフライン状態を実装するステートマシンの例を示す概略図を提供するものである。「アタッチ」状態は、接続状態またはアイドル状態をまとめて表すことが理解されるであろう。図3aには、個々の通信端末のためにネットワーク(すなわちVMMEおよびMME)で動作するステートマシンの一例が示されている。図3bには、通信端末で動作するステートマシンの一例が示されている。図8aおよび図8bに示されるように、通信端末とネットワークの双方での状態は、通信端末の電源が入れられた際に、デタッチ状態からアタッチ状態またはオフライン状態に遷移する。通信端末の電源が切られた際には逆の遷移が発生する。オフライン状態からアタッチ状態への遷移は、ページングメッセージといったネットワーク通知によって、または送信されるべき保留中のメッセージがある場合には通信端末によってトリガされ得る。
従来のシステムでは、これらのステートマシンの2つのインスタンスがシステムに、すなわち、通信端末とMME/SGSNとに置かれることに留意すべきである。本発明では、通信端末がMMオフライン状態にある場合に、このステートマシンの2つを上回る数のインスタンスが、すなわち、通信端末と通信端末が使用するPDN−GW(1または複数の)と関連付けられたすべてのVMME(合計2+)とにあり得る。
これらのMM状態は以下のように特徴付けられる。
MMデタッチ状態:
MMデタッチ状態:通信端末の位置は知られておらず、それによって、通信端末はコンタクトすることができない。通信端末は到達可能でないことが理解される。
MMアタッチ状態:
MMアタッチ状態:通信端末はシステムに登録されており、通信端末は到達可能であることが理解される。レガシーの方法を使用して、アイドルモード(すなわち、LTE/EPCシステムにおける追跡エリア更新手続)および接続モード(ハンドオーバ手続))で通信端末位置が追跡される。IPアドレスが割り当てられる(または、PDPコンテキストが確立されることを必要とするUMTS/GPRSが使用される場合には割り当てられない)。
通信端末がMMオフライン状態に移行される際に、MMEは、GTP−Cプロトコルを使用して、PDN−GWに向けてS5ベアラ(1または複数の)を解放し、MMEコンテキストをVMME(1または複数の)上にプッシュする。NASおよびS1AP/RRCシグナリングが使用されて通信端末にMMオフライン状態に移行するよう情報提供する(新しい1または複数のGUTIが割り当てられるため、NASシグナリングも必要とされる)。
MMオフライン:
MMオフライン:この状態では、以下が当てはまる。
・通信端末には(1もしくは複数の)IPアドレスが割り当てられている。
・MMEにおけるコンテキストは通信端末のMMオフライン状態への遷移時に無効化されている。次いでMMコンテキストはVMME(1または複数の)にプッシュされる。
・任意で、通信端末はまた、周期的にその存在を通知するように構成されてもよい。この目的のために、変更された追跡エリア更新手続が使用されてもよい。通信端末が変更された追跡エリア更新手続を使用することができない場合には、通信端末が使用しているPLMNが未知であると宣言される。
・通信端末が位置登録エリア(LA:location area)間を移動する場合にはレガシーの追跡エリア更新手続は使用されない。
・NASシグナリングを使用して通信端末がMMEオフライン状態に移行され、ページングまたは他の通知方法が通信端末をこの状態以外に移行するために使用され得る。
・この状態では、通信端末は、いかなるNAS ESM(EPSセッション管理:EPS session management)手続もトリガすることが可能とならない。
・通信端末は、ネットワークによって許可された場合には、アタッチ状態に移行されるよう要求することが可能となる。これは、典型的には、UEに送信されるべきである保留中のデータがある場合である。
通信端末は、MMオフライン状態に移行し得るためには、MMアタッチ状態になければならない。通信端末が一旦MMオフライン状態になると、可能な遷移はMMアタッチ状態への遷移だけになる。
MMオフライン状態では、通信端末はネットワークをその現在位置で更新しない。しかし、通信端末は、典型的には、非常に長いDRXサイクルを必要とするであろうブロードキャストチャネルまたはページングチャネルをリッスンすることは可能であってもよい。
端末は、そのホームPLMN内での自身の存在のチェックを行うように構成されている場合にはタイマ値によって定義される頻度を必要とされない場合もある。一般に、両方のパラメータ(PLMNチェックタイマ値およびDRXサイクル)が、オペレータによって(通信端末ごとに、またはシステムごとに)構成可能であり、それらは、個々のオペレータの制約条件および配置状況または通信端末の加入登録情報に依存する。
通信端末は、通知手続によりMMアタッチ状態に移行するために、ネットワークによってトリガされてもよい。また通信端末は、あるトリガ条件が満たされる場合にMMアタッチ状態に移行することを自律的に決定してもよい。しかし、端末は、そうするためにネットワークの同意を求めなければならない。通信端末は、典型的には、NASサービス要求メッセージの変更されたバージョンを使用するであろう。
場合によっては、通信端末は、通信端末がMMオフライン状態にあった間にスイッチが切られていたか否かを記憶していてもよい。それは、電源のスイッチが入れられる場合にトリガされる手続に影響を及ぼすことになる。この機能は、通信端末のカテゴリ/能力に依存してもよく、または加入登録情報もしくはシステム構成に基づいてもよい。これはアタッチ手続中に通信され得る。したがって、通信端末は、頻繁な電源オン/オフがネットワークにおける過剰なシグナリングを発生させるといったシナリオを回避することができるため、利点が提供される。
<グローバルに一意の仮識別子>
通信端末が最初にネットワークに登録する(したがって、アイドル状態または接続状態にある)際に、PDN−GW105によって通信端末103にIPアドレスが渡され(IPアドレスはPDN−GWまたは外部ネットワーク、すなわちISPによって割り当てられてもよい)、グローバルに一意の仮識別子(GUTI)がMME106によって通信端末103に割り当てられる。PDN−GW105はIPアドレスを記憶し、MME106はGUTIを記憶する。従来のGUTIの構成が図4に示されている。図示のように、GUTIは、MME106を一意に識別する第1の部分201と、当該通信端末103を一意に識別する第2の部分202とを備える。第1の部分はMME識別子203を含む。
グローバルに一意の仮識別情報(GUTI)を使用して、EPS(Evolved Packet System)におけるユーザの永続的な識別情報を明らかにしない通信端末の一義的な識別が提供される。またGUTIは、サービングMMEおよびネットワークを識別することにも使用される。
GUTIは、通信端末がシステムにアタッチされているときに割り当てられる。GUTIがまた、ページング時の通信端末識別のため、および端末がオフライン状態にあるときのシステム内の適切なノードへのCプレーンシグナリングのルーティングのために使用されることが提案される。これは、システム内、例えば、eNB、MME、SGW上などにおける、既存のルーティング機能を更新することを必要とし得る。しかし、前述のように、通信端末がMMオフライン状態に移行する際に、新しいGUTIが、VMMEによって割り当てられ、通信端末またはネットワークによって開始されるすべてのシグナリング、例えば、位置更新手続およびページングにおいて使用される。この位置更新手続には機能的観点から見て過剰な負荷がかかっている。なぜならば、この手続は、特定の位置登録エリア(LA)における通信端末の存在を示さず、単に、端末が依然としてPLMN内にあるという標識として働くにすぎないからである。この手続は、通信端末がそのPLMN内での存在を周期的に示すように要求されている場合に使用される。GUTIは、追跡エリア更新要求メッセージに含まれる。GUTIは、通信端末のみならず、ネットワークエンティティ、ならびに国および通信端末がアタッチされているPLMNも識別する優れた特性を有する。通信端末が位置更新手続をトリガするときに、UプレーンベアラはMMオフライン状態では割り当てられない(すなわち、追跡エリア更新要求メッセージ)。前述のように、通信端末がオフライン状態に入る際に、古いGUTIはVMMEによって割り当てられる新しいGUTIで置き換えられる。
通信端末がMMオフライン状態に移行する際に、MMコンテキストは他のネットワークエンティティへ移動される。MMアタッチ状態にある通信端末にMMEによって割り当てられている古いGUTIは、潜在的には、任意の他のMMEによって別の通信端末に割り当てられ得る。同じGUTIのこの再割り当ては、MMオフライン状態にある通信端末が同じMMEによって管理されるエリア内でMMアタッチ状態に戻されるときに問題を生させかねない。この問題を解決するために、本発明の技法の実施形態は以下のように動作する。
・通信端末がMMオフライン状態に移行された際に、GUTIが変更される。
・MMEコードは、仮想MMEを示すように変更される。
・MMEグループIDは、仮想MMEグループを反映するように変更される。
・新しいM−TMSIがVMMEによって割り当てられる。
仮想MMEグループ/MME IDは、実際のMME/MMEグループによっては使用されないものとする。
通信端末がMMアタッチ状態に戻される際に、新しいGUTIが新しいサービングMMEによって割り当てられる。MMコンテキストがVMME(PDN−GW)に逆戻りされた際に、GUTI内のMME/MMEグループIDは更新され、新しいM−TMSIが割り当てられる。これらの新しいGUTIはNASメッセージで通信端末に通信される。仮想コンポーネントに識別情報(すなわち、MME/MMEグループID)を割り当てることは、これらのコンポーネントにシグナリングをルーティングすることに役立つ。
<通信端末動作>
通信端末は、任意の適切な状況によりオフライン状態に入るよう構成されていてよい。例えば、通信端末がMTC型デバイスを形成している場合、通信端末は、データを送受信しない限り、常時オフライン状態のままであるように構成されてもよい。別の例では、通信端末は、内部電源内の利用可能なエネルギーの量が閾値レベルを下回って低下するといったイベントによってトリガされた際に、オフライン状態に入るように構成されてもよい。別の例では、通信端末は、ネットワークからコマンドを受け取り次第、オフライン状態に入るように構成されてもよい。さらに別の例では、通信端末は、データを送受信しない限り、または通信端末もしくはネットワークにおいて、通信端末がオフライン状態にあった場合よりも迅速にページングメッセージを受信できるように、その位置がネットワークによって追跡されるために、通信端末がアタッチ状態に入るべきであるという判定が下されない限り、オフライン状態のままであるように構成されてもよい。
典型的には、通信端末がオフライン状態にある場合には、通信端末は、ネットワークをその現在位置で更新する必要がないはずである。しかし、いくつかの例では、通信端末は、任意で、ネットワーク内でのその存在を示す、すなわち、レガシーの周期的な追跡エリア/位置更新手続と同様に周期的にPLMN内でのその存在を示し得る。しかし、通信端末は、PLMN内でのその存在を示し、任意で、現在の位置登録エリア/追跡エリアLA/TAをシグナリングすることになるであろう。いくつかの例では、通信端末は、予め決定される追跡エリアセットの外側境界の追跡エリア境界を横断した際に、この手続をトリガする。これは、連続する更新間の時間間隔が、周期的な追跡エリア/位置更新を実行する従来の通信端末についてよりもずっと長いためである。これが発生する追跡エリア/位置登録エリア更新間の間隔は、通信端末加入登録とリンクされた構成可能パラメータであり得る。
別の例では、オフラインモードにおける場合に、通信端末は、位置更新手続をトリガして新しいPLMNで登録するためにネットワークを離れる際に、それを検出するように構成される。しかし、例えば、オペレータが広い地理的領域に及ぶカバレージを有する場合には、このイベントが発生する確率が低いために、通信端末は、そのホームネットワーク内でのその存在を頻繁にチェックすることが必要とされないかもしれない。通信端末がその存在をチェックする頻度は、ネットワークオペレータによって構成可能とされ得る。
前述のように、通信端末は、ページングメッセージによって、ページング手続によりアタッチ状態に移行するようトリガされ得る。しかし、いくつかの例では、通信端末は、アップリンクユーザデータの伝送の保留といった様々なトリガ条件が満たされる場合に、アタッチ状態に移行することを自律的に決定してもよい。しかし、後者の例では、ネットワークは、端末がそうするための同意を表明しなければならない。
いくつかの例では、通信端末によって使用されるDRX(Discontinuous Reception)サイクル(すなわち、ページングチャネルがモニタされる周期)は構成可能である。例えば、節電のために、相対的に長いDRXサイクルを使用することもできる。他方、保留中のダウンリンクデータをより頻繁にチェックするために、短縮されたDRXサイクルを使用することもできる。典型的には、オフライン状態にある通信端末にはより長いDRXが使用されるであろう。これは、HPLMNによって行われ、典型的には、通信端末がオフライン状態に移行するよう命令される際に、通信端末に通信され得る。通信端末がモニタする必要のあるページング機会は、PLMNによって事前に構成されるDRXパラメータのみならず、通信端末のIMSIにも依存する。
また、通信端末は、MMオフライン状態にある間に、例えば以下のような通知を受信するために新しいチャネルをリッスンしてもよいこともまた留意されるものとする。
・特別なBCCH情報、例えば、低周期を伴う新しいSIB
・新しいページングチャネル
・既存のページングチャネル
・CBC(セルブロードキャストシステム)
・MBMS、例えばMCCHまたはMTCHチャネル
通信端末は、これらの手段のうちのいずれが利用可能であるかを、通常、サポートされる機能がアドバタイズされ/ブロードキャストされるBCCH情報をリッスンすることによって、サーチおよび区別が可能であり得る。
MMアタッチ状態および接続状態への遷移を行う過程で、通信端末は、NASメッセージのみならず、SRBおよびデータベアラを確立するように求めるRRC要求も受信する。新しいGUTIは、NASシグナリング交換によって割り当てられる。古いGUTIは廃棄される。
通信端末はまた、NASシグナリング交換中に、現在のデータ交換が完了された際に、通信端末が自律的にMMオフライン状態に戻るべきか否かを伝えられ得る。
いくつかの例では、通信端末は、通信端末が現在あるPLMNを周期的に確認するように構成されてもよい。典型的には、タイマの終了時に、通信端末は、変更された追跡エリア更新手続をトリガすることが必要とされる(この特徴は、周期的な追跡エリア更新と同等であるが、ここで、この更新の範囲はPLMNであり、現在の位置登録エリア(LA)ではない)。
図2を参照して前述したように、通知は、Uプレーンデータ到着340によって、または外部エンティティから到来するCプレーンシグナリング330によってトリガされ得る。アプリケーションサーバが、ページング/通知手続を扱い、調整するための余計な複雑さを備えずに済むため、前者のUプレーンデータによるトリガが望ましい。
また、オフライン状態にある通信端末は、新しいMMオフライン状態の導入により依然として割り当てられたIPアドレスを有しており、そのため、PDN−GWは、PLMNに到着するデータの第1のコンタクトポイントとなるのに適したエンティティであるようにみえる。1つの利点は、このアーキテクチャがPLMNによって管理される加入登録とリンクされていることである。
Cプレーンの手法は、トリガが、例えば、アプリケーションサーバ上にある外部エンティティから到来することを必要とする。これは、アプリケーションサーバが通信端末に影響を及ぼし(reach)得ることを必要とする。前者(すなわち、Uプレーンベースのトリガ)の手法は、アプリケーションサーバからこの情報を隠す。なぜならば、PCEはHPLMNによって管理されるため、この情報をアプリケーションサーバに開示する必要がないからである。
<ネットワーク動作>
ネットワークがMMオフライン状態にある通信端末にページングする場合には、以下のステップが発生する。
・PLMNが知られている場合、ホームPLMNにおけるPDN−GW上のVMMEは、HPLMN内のMME(1または複数の)においてページングをトリガする
・使用されるページングIDは、いくつかのMMEコードが仮想MMEのためにグローバルに予約されている場合にはS−TMSIであり、またはページングIDはMMEGIも含むように拡張される
・MME(実)は、単に、ページングメッセージをeNBに転送する。
・通信端末は、内部システム識別情報の割り当てについてのオペレータのポリシーに依存して、S−TMSIまたはSTMSIおよびMMEGIをサーチする。
・MMEはステートレスデバイスであり、通信端末の応答を、それ自体のアドレスを含めてVMME(共同設置される場合にはPDN−GW)に転送/ルーティングする。
・VMMEはこのアドレスに基づいてMMコンテキストをこの実MMEへプッシュし、実MMEは、S−GWを選択し、s5ベアラ確立のプロセスをトリガする。これらのベアラの成功裏な確立によって、VMME(1または複数の)はMMコンテキスト(1または複数の)を削除する。実MMEはまた、MM登録状態およびECM接続状態に移行させるために、通信端末をトリガするS1ベアラおよびRRC接続(SRB)を確立する。
・MMEに新しいGUTIが割り当てられ、古いGUTIは削除される。
・通信端末は、新しいGUTIが割り当てられた際に、古いGUTI(1または複数の)を廃棄する。
・最後に、ネットワークが必要とみなす場合には、データ無線ベアラが確立される。
通信端末が周期的なPLMN更新を提供するように構成されている場合、ネットワークは、通信端末によって更新が送信されていないときには、通信端末のPLMNが知られていないと仮定する。通信端末がPLMN更新を提供する場合には、PDN−GWにおける第1のVMMEだけがコンタクトされる。あるいは、すべてのVMME(1または複数の)がコンタクトされる。前者のオプションが使用され、複数のPDN−GWが使用される場合には、コンタクトされたVMMEおよびそのPDN−GWは他のVMME(1または複数の)に、更新が受信されたことを情報提供する。
これまでの説明は、ページングが、アンカポイント、すなわちホームPDN−GW(1または複数の)に到着するUプレーンデータによってトリガされるシナリオを扱った。しかし、アプリケーションサーバもまたページングをトリガし得る。このシナリオでは、サーバは第三者によって管理され得る。PLMN−GWはページングをトリガするために使用される。PLMN−GWは、VMME(1または複数の)に、前述のシナリオの場合と同様にページングを調整するように要求する。アプリケーションは、典型的には、IMSIを使用せず、PLMNが通信端末のIMSIにマップすることのできる別の通信端末識別情報を使用するであろう。アプリケーションが利用できる情報の量は、オペレータがそれを第三者に開示しない限り制約され得る。通知手続、例えば、ページングが成功裏にあったとき、PLMN−GWは、アプリケーションサーバにそれについて情報提供し、およびいくつかの補足情報も送信してもよい。
PLMN−GWは、IDとIMSIとの間のマッピング、およびアタッチ時に確立された第1のPDN接続と関連付けられたVMMEのアドレスに関するHSSからの情報を獲得する必要がある。このVMMEはページングを調整するために使用されることになる。
<代替の実装>
第1のPDN接続およびPDN−GWと常に関連付けられるただ1つのVMMEを有するようにシステムを構成することも可能である。他のPDN−GW(1または複数の)が使用される場合には、例えば、複数のPDN接続およびIPアドレスがUプレーンデータによってトリガされ得るであろう。この場合には、PDN−GWは、ルーティング情報を見つけ出し、Cプレーントリガを生成してVMMEに転送する必要がある。これは、すべてのPDN−GWは、VMMEを位置特定することができるように第1のPDN接続と関連付けられたVMMEのアドレスに関する情報を記憶し得るため、可能である。1つの利点は、複数のPDN−GWが使用される場合のシナリオにおいてもただ1つのGUTIが割り当てられ、通信端末はMMオフライン状態にある場合にただ1つのページング識別情報をモニタするだけでよいことである。
MMEが通信端末をMMオフライン状態に移行させる際に、MMEはS5ベアラをPDN−GW(1または複数の)に解放する必要があり、このシグナリング(GTPCシグナリング)は、この情報を関与するすべてのPDN−GWにおいて更新するために使用され得る。
前述のネットワーク動作については、アンカポイント、すなわちホームPDN−GWに到着するUプレーンデータによってページングがトリガされ得る。あるいは、アプリケーションサーバは、Cプレーンを使用して、PLMN−GWと呼ばれる仲介エンティティを介してページングをトリガすることもできる。アプリケーションサーバは、典型的には、第三者によって管理される。PLMN−GWは、VMMEに、前述のシナリオの場合と同様にページングを開始し、調整するように要求する。唯一の違いは、アプリケーションサーバはIMSIを使用し得ず、PLMNが通信端末のIMSIに変換することのできる別の通信端末識別情報を使用し得ることである。また、アプリケーションで利用できる情報の量は、オペレータがそれをいずれかの第三者に開示しない限り制約され得る。ページングが成功であった場合に、PLMN−GWはアプリケーションサーバにそれについて情報提供し、サーバがPDN−GWを介して通信端末にデータを送信することを可能にするいくつかの情報(IPアドレスなど)を送信する。あるいは、少量のデータがトリガ標識と一緒に配信されてもよい。
<動作の概要>
本発明の技法の例示的な実施形態によれば、例示的な実施形態を形成する前述の手続によるネットワークおよび通信端末の動作は、図5a、図5b、図6a、図6b、図7aおよび図7bにおいて提供されるコールフロー図によって要約される。さらに、通信端末がオフライン状態およびアタッチ状態にある場合の図2のコアネットワークエンティティのいくつかの能動的なおよび受動的な状態を示す図が、それぞれ図8および図9に提供される。
図5aおよび図5bは、併せて、通信端末103がアタッチ状態からオフライン状態に移行する場合のモバイル通信システムの様々な要素の動作を図示するフロー図を形成する。モバイル通信端末103は、アタッチ状態、アイドル状態、または接続状態であり得るが、前述のように通信端末をオフライン状態に移行させるためにネットワークエレメントによって実行される必要がある、これらの状態のうちのいずれかについての動作が図5で要約されている。
図5aに示すように、ステップ1で、ネットワークは通信端末103をオフライン状態に移行させる決定を下す。これは、ユーザの不活動期間(inactivity period)、加入登録情報もしくはシステム負荷関数、またはユーザ不活動および/もしくは加入登録情報の組み合わせに基づき得る。決定を下すエンティティは以下であり得る。
・MME106;
・PCCシステムのサポートを伴うPDN−GW302、その場合PDN−GW302がS−GW104を介してMME106に、通信端末をオフライン状態に移行させるように要求する;または
・MME106とPDN−GW320との組み合わせ、この組み合わせは、例えば、ローミングアーキテクチャにおいて、MMEがこの機能を果たせない可能性があること、またはVMMEがいくつかのローカルなポリシーを有し得て、ホームPDN−GW302が、この機能をサポートし、もしくは何らかの形の折衝が必要とされるようにホームオペレータによって課された別の規則セットを有し得ること、を折衝してもよい。
通信端末をオフライン状態に移行させる決定をネットワークが下したと想定する。サービングMME106は、仮想MME301(1または複数の)への通信端末のMMコンテキスト転送を調整する動因である。解決法に2種類の変形があり、それらは、フロー図に示されており、以下の通りである。
・変形1:通信端末によって使用されるPDN−GW302ごとに、1つのVMME301がある。その場合、MME106は、S−GW104を介してPDN−GW302に、それと関連付けられたVMME310に、サービングMME105によって提供されたコンテキスト情報に基づいて通信端末のMMコンテキストを確立するよう要求するように要求する。これは、PDN−GW302による、そのVMME301とのSx’インターフェース上での通信端末103専用のシグナリングの確立をもたらす。またPDN−GW302は通信端末103をオフライン状態にあるとマークする。VMME301(1または複数の)は、サービングMME106に、通信端末103に割り当てられたGUTI(1または複数の)を含めてコンテキストが確立されたことを確認する。
・変形2:合意によりただ1つのVMME301しかない場合には、VMME301は、通信端末103によって確立された第1のPDN接続に使用されるPDN−GW302と関連付けられると仮定される。この場合には、最初のシグナリングは変形1の場合と同じであるが、VMME301は、通信端末のMMコンテキスト情報に基づき、他のPDN−GW302に、通信端末103をオフラインとマークし、Sx’インターフェース上で通信端末103専用のシグナリングを確立するように要求する。通信端末によって使用される各PDN−GW302は、VMME301(通信端末のためのVMME301)にコンタクトする手段を有することになる。VMME301は、サービングMME106に、通信端末に割り当てられた新しいGUTIを含めてコンテキストが確立されたことを確認する。
よって、図5aに戻って参照すると、ステップS2で、通信端末103はアタッチ状態および接続状態にある。ステップS2で、MMEはPDN−GWからトリガされ、またはMMEは、通信端末をオフライン状態に移行させる内部決定を下す。MMEは、通信端末103によってNASメッセージで送信された要求、または通信端末の不活動時間、オペレータのポリシー、ユーザ加入登録情報といった他の要因に基づいて、通信端末103をオフライン状態に移行させることを決定してもよい。ステップS2は、オフライン状態への移行をトリガするための2つの可能性を含む。ステップS2.1では、決定はMME106によって下され、ステップS2.2では、決定はPDN−GWにより、それ自体によって、またはPCCからのトリガに基づいて下される。決定がPDN−GW302で下される場合には、MME106に、通信端末103がオフライン状態に移行すべきことを通信するために、メッセージ交換M1およびM2が発生する。
ステップS3(変形1)で、通信端末についてのPDN接続情報を含むUEのコンテキスト情報はVMME301に移動される。しかし、前述のように、通信端末103は1または複数のPDN接続を有し得て、さらに、異なるVMMEによってサービスされてもよい。そのため、PDN接続ごとに、異なるPDN−GWおよびそれと関連付けられたVMMEが使用されてもよい。別の代替法(変形2)は、PDN−GWの数にかかわらずシステムにおいて1つのVMME301が使用されて、通信端末への接続が確立されているすべてのPDN−GWが、通信端末103がオフラインであるという情報で更新され、VMMEのアドレスがMME106によってそれらのPDN−GWに提供されるというものである。複数のゲートウェイがある場合には、第1のPDN接続のPDN−GWと関連付けられたVMME301が使用され、他のPDN−GWでのコンテキスト情報は前述のように更新される。このために、PDN−GWを介してVMME301内のUEのコンテキストを確立するための、M3、M4およびM5を含むメッセージ交換が発生する。ステップS3.1におけるこの時点において、Sx’インターフェースが生成され、通信端末コンテキストがMME106からVMME301に通信される。
メッセージM6において、VMME301は、コンテキスト情報が確立されたことを確認し、次いで、新しいGUTIの発行に進む。ステップS3.2でインターフェースSx’が確立され、コンテキスト情報が、PDN−GWにおいて、通信端末がオフラインであるという標識を伴って更新される。PDN−GW302は、次いで、MME106にメッセージM7、M8を介して、VMME301内でコンテキストが確立されたことを確認し、発行された通信端末103の新しいGUTIを渡し、このGUTIに対して通信端末103についてのコンテキスト情報が記憶される。
通信端末103がアイドル状態にある場合には、通信端末103は接続状態に移行される(S5において)必要があり、これはステップS4で実行される。これは、ステップS4.2で実現され、通信端末103は、通信端末103を接続状態(LTEではこれはECM接続状態である)に移行させ、S5でNAS接続を確立するために、ページングされる。これは、サービングMME106が、通信端末をオフライン状態に移行させるためのNASコマンドを送信することを可能にするために必要とされる。またNASコマンドは、VMMEによって割り当てられたGUTI(変形2)または変形1でVMME(1または複数の)によって割り当てられたGUTI(1または複数の)も含むことになる。またNASメッセージは、オフライン状態に、例えば適用可能な非常に長いDRX値などといった、通信端末によって使用される他のパラメータを通信することにも使用されてもよい。
前述のように、MME106は、通信端末103にオフライン状態に移行させるためのNASコマンドを発行する。これは、通信端末103のGUTIを含むメッセージM9を伴って効果的である。メッセージM10を使用して、NASコマンドが通信端末103によってMME106に確認される。
ステップS3については、ステップS6(変形2)で、異なるPDN−GWが使用される場合には、PDN接続ごとに、通信端末のコンテキストをVMME301に移動させるために、ステップが実行される。そのため、ステップS6.1で、通信端末103のコンテキストはMME106から削除され、GTP−CメッセージM11がサービングゲートウェイ104に通信され、サービングゲートウェイ104もまた、ステップS6.2で、s11ベアラおよびs5ベアラを含む通信端末のコンテキストを削除する。次いで、通信端末103がオフライン状態に移行したことを確認するためにメッセージM12がPDN−GW302に送信され、ステップS6.3およびステップS6.4で、PDN−GWはs5ベアラを削除し、メッセージM13を介してVMME301に通信端末がオフライン状態に移行したことを確認し、VMME301はステップS6.4でSx’インターフェースの確立を完了する。
ステップS6で、通信端末103からの確認の受信があり次第、サービングMME106は、ネットワークエンティティに対して、通信端末103がオフライン状態に移行されたことを確認する動因となる。それが、SGW104からの通信端末のコンテキスト情報の除去、通信端末のために確立されたs5ベアラの削除、s11インターフェースに割り当てられたあらゆる通信端末の識別情報の削除をもたらす。最後に、サービングMMEは通信端末のコンテキスト情報を削除し、ステップS7で通信端末はネットワークによってMMオフライン状態にあるとみなされる。
変形1と変形2の解決法ではわずかな違いがあることに留意されるべきであり、それらは以下の通りである。
・変形1:MMEはすべてのPDN−GW(1または複数の)に通知し、PDN−GWはそれと関連付けられたVMME(1または複数の)に通知する。
・変形2:MMEは、すべてのPDN−GW(1または複数の)に通知する。PDN−GW(1または複数の)はシステム内のVMME(1対多のPDN−GW(1または複数の)によって通知される同じノード)に通知することになる
そのため、図5aおよび図5bに示されるフロー図の終わりでは、ステップS7で、通信端末はオフライン状態である。
図6aおよび図6bは、通信端末がオフライン状態からアタッチ状態に移行するプロセスを併せて図示するフロー図を提供する。そのため、図6aに示されるように、フロー図は、状態S10でオフライン状態にある通信端末103を伴って開始する。通信端末がオフラインである場合に、アタッチ状態を移行させるトリガが、ネットワークまたは通信端末103自体から到来し得る。通信端末103自体からのトリガは、オペレータの許可およびポリシーに従い得る。ネットワーク開始のトリガは、CプレーントリガまたはUプレーン(PDN−GWに到着する任意のデータ)として到来し得る。後者の場合には、PDN−GWは、通信端末がオフラインであるかどうかチェックする。これは、オフライン状態にあるとマークされている通信端末103について確立されたTFTフィルタにおいて、マッチが見つかったかをチェックすることによって実現される。次いで、PDN−GWは、そのアドレスを提供するVMME301(変形1では、これはPDN−GWと関連付けられたVMMEであり、変形2では、これは、規約により、第1のPDN接続およびそのPDN−GWと関連付けられたVMMEである)に、ページング手続を開始し、監視するように要求する(S13.1およびM25)。Cプレーントリガが受信される場合には、PLMN−GWを使用してトリガがVMME301に搬送され(PDN−GW302を介して、または直接的に)、VMME301は前述のようにページング手続を開始する。第1のPDN接続に使用されるVMMEは変形1および変形2で常に使用されることに留意されたい。PLMN−GWは、HSSからPDN−GW(あるいはVMME)のアドレスに関する情報を得る。あるいは、VMMEは、通信端末103がオフライン状態に移行される際にPLMN−GWをこの情報で更新してもよい。VMMEはページング手続を、開始し、監視する(システムにおけるページング負荷を最小化するようにページングストラテジが適用されてもよいことに留意されたい)。VMMEは、MME(1または複数の)に送信されるページング要求に、PDN−GWアドレスおよびGUTIを含める。したがって、図6aに示されるように、プロセスのステップS11およびS12はこれら2つの構成を図示しており、それぞれUプレーントリガまたはCプレーントリガを介した、アタッチ状態に移行することを通信端末がこれらの2つの構成を介して必要とされ得る。Uプレーントリガでは、UプレーンデータがメッセージM20を介して受信され、メッセージM20は、メッセージM21においてPDN−GW302から獲得されるアドレスを使用して内部CプレーントリガによってVMME301に通信される。Cプレーンの例では、メッセージM22であるCプレーントリガが外部ネットワーク401からPLMNゲートウェイ400によって受信され、メッセージM23、M24によって、内部Cプレーントリガが、PDN−GWからPDN−GW302へ、およびPDN−GW302からVMME301へ通信される。
ステップS13で、通信ネットワークは、オフライン状態にある通信端末をページングし、それによって、オフライン状態にある通信端末がアタッチ状態に移行され得る。様々なページングストラテジが使用され得る。一例では、MME(1または複数の)は、eNode B102(1または複数の)から通信端末103にページングするように要求する。
図6aに図示される例では、ただ1つのMMEについてのページングが示されている。そのため、ステップS13.1で、トリガを受信したVMME301は、ステップS13.1でページング監視プロセスを開始する。VMMEによって提供されたGUTIおよびPDN−GWアドレスを使用してページングをトリガするために、ネットワーク内の利用可能なMME106の各々にコンタクトするVMME301によって、メッセージM25を介してページングがトリガされる。MME106(1または複数の)はeNode B102にページングメッセージM26を送信し、eNode B102は通信端末103へのメッセージM27を介して通信端末103のページングをトリガする。通信端末103は、通信端末103がページングされていることを検出(そのS−TMSIおよび任意でMMEGIを検出)した後で、RRC接続の確立を要求し、NASサービス要求メッセージをRRC接続セットアップ完了メッセージM28で送信して応答する。ステップS13.2で、eNode B102は、ページング要求を送信したMMEに要求をルーティングする。eNode B102は、次いで、ページングメッセージを送信したMME106に、メッセージM29を送信して、通信端末301によって供給されたS−TMSIおよびMMEGIを含むMMEへのNASサービス要求メッセージM28の内容を通信し、応答としてMME106はステップS13.3で通信端末の初期コンテキストを生成する。NASサービス要求メッセージはS−TMSIおよびMMEGIを含む(MMEGIは、いくつかの配置では、ただ1つのVMMEが使用される場合にはオプションである)。MMEGIおよびS−TMSIは、MME106によって、通信端末の応答をVMMEにルーティングするために使用される。ただ1つのVMMEが使用される場合の配置シナリオでは、MMEGIは必要とされない。あるいは、PDN−GWアドレスを使用してPDN−GWに応答をルーティングすることもでき、PDN−GWは応答をVMMEに転送することができる。
ステップS13.4で、MME106は、メッセージ交換M30およびM31を介して通信端末103に、通信端末のS11インターフェース識別情報を通信するためのベアラをSGW104が割り当てるように構成し、そして通信ベアラs5が確立され、ステップS13.5で、サービングゲートウェイがs11インターフェースおよびs5インターフェースを確立するプロセスを実行する。ステップS13.6で、PDN−GWは、Uプレーンパスのためのさらなるコンポーネント(GTP−U TEIDなど)を割り当て、メッセージM32をVMME301にルーティングする(S−TMSIおよびMMEGIに基づいて)。その結果、ステップS13.7で、VMMEは通信端末のページングの監視を停止し、PDN−GW302から受信したS−TMSIに基づいてコンテキストを取得し、M33を使用してVMME301は通信端末のコンテキストをPDN−GW301に通信する。
通信端末103がページング手続に応答した時点で、eNode B102はその応答をデフォルトのMME(これは、最初にeNode Bにページング要求を送信したMMEである)にルーティングする。MMEは、初期コンテキストを生成し、S−GWを選択して、通信端末103のためのs11インターフェースを確立する(通信端末によって使用されるTEIDを割り当てる)。MME106は、SGW104に、PDN−GWアドレスを含む古い通信端末のコンテキスト情報についての要求を送信する。SGWは、その要求をPDN−GWに転送し(PDN−GWアドレスまたはMMEGI+S−TMSIに基づいて)、PDW−GWは通信端末のためのs5ベアラを部分的に確立する。PDN−GWは要求をVMMEに転送し、VMMEはページング監視を停止し、VMMEはS−TMSIに基づいて通信端末の古いコンテキストを取得する。VMMEは、要求に応答し、PDN−GWおよびSGWを介してMMEに古い通信端末のコンテキストを送信する。これは、s5ベアラおよびs11インターフェースが通信端末のために完全に確立されることを可能にする。VMMEは、Sx’インターフェースに割り当てられた通信端末の識別情報のみならず、古い通信端末のコンテキスト情報も削除する。
他のPDN−GWの他の残りのs5ベアラの再確立は以下の2つのやり方で行われ得る。
・変形1:
VMMEは他のVMMEが存在する場合にはそれらにコンタクトする。他のVMMEはS5を再確立するために関連付けられたPGWをトリガすることになる。S−GWアドレスが提供される。
ただ1つのVMMEおよび複数のPGWがある場合には、VMMEはS−GWとのS5を確立するために他のPDN−GWをトリガする。
・変形2:
MMEは、VMME(1または複数の)から受信された通信端末のコンテキストデータに基づく、他のPDN−GWとのすべての他のS5ベアラの再確立の動因である。
したがって、図6aおよび図6bに示されるように、ステップS14で、VMMEはSxインターフェース、およびVMMEが記憶している通信端末のコンテキスト情報を削除し、通信端末から利用可能なPDN接続の数に応じて、VMME301は、すべてのPDN接続が再確立されるようにして、次いでそれらのコンテキストを削除し、または必要とされるPDN接続だけが再確立されるようにして、その他のPDN接続のコンテキストを維持する。
ステップS15で、SxインターフェースがPDN−GW302において削除され、それに応じてステップS16で、PDN−GW302からMME106へのメッセージM34、M35を使用して、通信端末にサービスするMME106において通信端末のコンテキスト情報が更新される。ネットワークがいかなるエラーも報告していないと仮定して、MME106は、メッセージM36、M37を介して通信端末101に、MMアタッチ状態および接続状態に移行するよう命令する。古いGUTIはもはや無効であり、MMEによって割り当てられた新しいGUTIがメッセージM36およびM37において通信端末103に提供される。メッセージM36およびM37はまた、無線ベアラおよびS1ベアラの確立を開始させ、ベアラの確立は、成功裏に完了し次第、確認され、メッセージM38、M39においてMME106に通信される。メッセージM38およびM39は、通信端末103がMMアタッチ状態に成功裏に移行されたことを確認するNASメッセージの送信するためにも使用される。
SGW104は、このVMMEが他のVMME(1または複数の)にコンタクトしてs5ベアラを再確立する場合(変形1)には、VMMEへのメッセージにおいてそのアドレスを渡してよいことが留意されるべきである。新しいサービングMMEは、VMMEから受信された追加情報に基づいて十分な通信端末のコンテキストを確立し、新しいGUTIを割り当て、新しいGUTIは、S1AP初期コンテキスト要求メッセージおよびRRC再構成メッセージ上のNASコマンド「状態変更」メッセージで通信端末に通信される。NASコマンドは通信端末によって、RRC再構成完了およびS1AP初期コンテキストセットアップ完了メッセージで運ばれる、NAS変更状態完了メッセージにおいて確認される。MMEもまた、S1AP DL NASトランスポートメッセージにカプセル化された、通信端末へのスタンドアロンのNASコマンド状態変更メッセージを送信し得る。通信端末はこのスタンドアロンのメッセージであっても応答する。これは、MMEがセキュリティ手続(認証およびセキュリティモード管理手続)をトリガすることを可能にし、次いで、S1AP初期コンテキストセットアップ手続を使用してすべてのデータの無線ベアラおよび通信端末のためのS1−Uベアラが再確立される。その時点から、ステップS17で通信端末は、アタッチ状態および接続状態(LTEでは、これは、EMM登録状態およびECM接続状態である)にあるとみなされ得る。
図7aおよび図7bは、オフライン状態にある場合に、通信端末が通信ネットワークにその存在および位置の更新を提供する本発明の技法の例示的な実施形態を図示するコールフロー図を提供する。
ステップS18でオフライン状態にある通信端末から開始して、ステップS19で、通信端末103は、モバイル通信ネットワークに、更新タイマ終了後にその存在を周期的に通知するように構成される。したがって、通信端末は存在更新手続をトリガし、存在更新手続は、実装により追跡エリア更新手続を使用し、追跡エリア更新手続きは通信端末の存在をネットワークに示すように変更されており、通信端末の存在は周期的に通知される必要がある。通信端末は、更新メッセージにS−TMSI(1または複数の)を含め、利用できる場合にはMMEGI(1または複数の)を含める。加えて、通信端末103はその現在位置、すなわち追跡エリアも提供する。メッセージを受信するeNode Bは、メッセージをデフォルトのMME106にルーティングする。デフォルトのMME106は、S−TMSI(1または複数の)および、利用できる場合には、MMEGI(1または複数の)に基づいて、要求をVMME301(1または複数の)にルーティングし、VMME301(1または複数の)はそのPLMN周期的タイマを更新する。VMME301は、追跡エリア受諾メッセージで通信端末103に要求の確認応答をする。VMME301(1または複数の)は、GUTI(1または複数の)を再割り当てし、このメッセージでGUTIを渡してよい。通信端末は、新しい1または複数のGUTIが割り当てられた場合に限り、メッセージの受信の確認応答をすることが必要とされる。これは、追跡エリア更新完了メッセージで実現される。
したがって、図7aに示されるように、メッセージM40が、通信端末103からeNode B102に送信されて、追跡エリア更新を含むNASメッセージを提供する。eNode B102は、ステップS20で、MMEへのNASメッセージM40のデフォルトのルーティングを使用して、MME106へのNASメッセージとして追跡エリア更新を提供するメッセージM41をルーティングする。ステップS21で、MMEは、VMME301に、S−TMSIおよび、利用できる場合にはMMEGIに基づいて追跡エリア更新メッセージをルーティングし、追跡エリア更新メッセージはメッセージM42によってVMME301に通信される。
ステップS22で、VMME301は、周期的な通信ネットワーク更新タイマを再始動させる。このタイマが終了した際に、通信端末は、若干の猶予期間後に暗黙的にデタッチされ、登録解除状態に移行される。
任意で、ステップS23において、通信端末の位置のさらなる更新が、通信端末103によってメッセージM40およびM41でMME106に提供されたS−TMSIおよびMMEGIによって識別されるその他のVMME301に提供される。VMME301は、各場合において、追跡エリア受諾メッセージM43をMME106に提供するNASメッセージを提供する。あるいは、追跡更新メッセージは、第1のPDN接続およびPDN−GWと関連付けられたVMMEだけに送信され、VMMEは、存在する場合には、他のVMME(1または複数の)を更新することが必要とされる。
構成に依存して、ステップS24で示されるようにステップ23で、VMME(1または複数の)は、NAS追跡エリア受諾メッセージ(1または複数の)をMMEに通信してもよいが、これは以下であってもよい。
・NAS追跡受諾を提供するために使用される、アタッチ時に通信端末103によって確立された第1のPDN接続およびPDNゲートウェイと関連付けられたただ1つのVMME301からであり、VMMEはそれに対応して他のすべての相手に通知する。メッセージM44、M45、M46およびM47を使用して、NAS追跡エリア受諾メッセージは、S1APダウンリンクトランスポートおよびRRCメッセージで、eNode B102を介して通信端末103にトランスポートされる。
・PDN接続およびPDN−GW(1または複数の)と関連付けられたすべてのVMME(1または複数の)からである。この場合には、MME106は、NAS追跡エリア受諾メッセージM44およびM45で割り当てられている場合には、通信端末103に新しいGUTI(1または複数の)を送信することができるように、すべての応答を待つ。
新しいGUTI(1または複数の)が割り当てられている場合には、NAS追跡エリア完了メッセージが、通信端末103によってメッセージM46、M47でMME106に送信される。それに対応して、ステップ23およびステップ24で用いられるオプションに依存して、1または複数のNAS追跡エリア更新完了メッセージM48が1または複数のVMMEに通信される。通信端末103およびネットワーク(MME106)は、MMオフライン状態および接続状態にあるものとみなされるものとする(S25)。
ステップS26で、任意で、VMME(1または複数の)へのNAS追跡エリア更新の完了の後続の転送ステップがある。フロー図の終わりに、ステップS27は、たとえ通信端末の存在および位置がモバイル通信ネットワークに更新されたとしても、通信端末は依然としてオフライン状態にあることが示す。
通信端末103は、MME106がVMME(1または複数の)に応答をルーティングすることができるように、S−TMSI(1または複数の)および、利用できる場合にはMMEGI(1または複数の)を含む必要があることが留意されるべきである。これらの識別情報はRRCメッセージおよびS1−APメッセージで送信される。なぜならば、NASは暗号化されており、それによってMMEはNASメッセージに含まれるut/識別情報および他のIEにアクセスすることができないからである。
図8は、例えば、通信端末がオフライン状態に入る、図2に示される例に対応する通信ネットワークのコアネットワークエンティティのマッピングの概略図を提供する。図8に示されるように、オフライン状態に入ったモバイル通信端末にサービスする、例示的なエンティティのモバイル通信ネットワークのコアネットワーク部の3つの可能なアーキテクチャを表す3つの変形A、変形B1および変形B2がある。変形Aでは、オフライン状態に入ったモバイル通信端末は、アタッチ状態にある場合に、3つの異なるPDN−GWを介した3つのPDN接続を利用することができ、これらのPDN−GWは、PGW1 302.1、PGW2 302.2およびPGW3 302.3で識別される。前述のように、モバイル通信端末がオフライン状態に入る際に、通信端末によって使用されていた、通信ベアラを再アクティブ化するために必要なコンテキスト情報の一部が、MME106からVMME301に通信される。記憶されるコンテキスト情報は、MME106で保持されていた完全なコンテキスト情報に対応しないかもしれないが、この情報のサブセットであってもよい。さらに、モバイル通信端末の識別子と関連付けて記憶するためにVMMEに通信されるコンテキスト情報は、モバイル通信端末がオフライン状態からアタッチ状態に移行する際に、PDN接続PGW1 302.1、PGW2 302.2およびPGW3 302.3のいずれかへの通信ベアラのうちの1つまたは全部を復元することに十分である。そのようなものとして、PDN−GW、PGW1 302.1、PGW2 302.2およびPGW3 302.3のうちのいずれかが、例えば、オフライン状態にあるモバイル通信端末への通信のためのUプレーンデータを受信する場合には、Uプレーンデータを受信したPDN−GW、PGW1 302.1、PGW2 302.2およびPGW3 302.3は、VMMEがモバイル通信端末をアタッチ状態に移行させるための端末との通信の動機付けを与えることができるように、VMME301にコンタクトする。そのため、通信端末のためのUプレーンデータを受信した第1のPDN−GWは、モバイル通信端末をオフライン状態からアタッチ状態に変更させるためにモバイル通信端末にページングするプロセスをトリガするために、VMME301とのコンタクトの動機付けを与える。
図8に示されている変形B1および変形B2もまた代替例を提供する。変形B1では、VMME301.1、301.2、301.3が、PDN−GW、PGW1 302.1、PGW2 302.2、PGW3 302.3ごとに設けられており、そのためこの例では、PDN−GW、PGW1 302.1、PGW2 302.2、PGW3 302.3を介して提供されるPDN接続を介してモバイル通信端末に通信するためのUプレーンデータを受信したPDN−GWは、それ自体のVMME301.1、301.2、301.3にコンタクトすることによってモバイル通信端末との通信の動機付けを与えることになる。変形B2は、類似例を示すが、PDN接続とPDN−GW、PGW1 302.1、PGW2 302.2およびPGW3 302.3との間の1対1対応を提供しない。なぜならば、PDN−GW1 302.1は2つのPDN接続1および2にサービスするが、PDN−GW2 302.2はPDN接続3にサービスするからである。しかし、2つのPDN−GW、PGW1 302.1、PGW2 302.2の各々は、モバイル通信端末のPDN接続のためのコンテキスト情報を記憶するように構成されたVMME 301.1, 301.2との接続されている。そのため、Uプレーンデータが、PDN接続1および2のどちらかを介してモバイル通信端末への通信のために受信された場合には、第1のPDN−GWが第1のVMME301.1にコンタクトし、データが第2のPDN−GW3でPDN接続3を介して受信された場合には、PDN−GW3が第2のVMME2 301.2にコンタクトする。
図9は、モバイル通信端末がアタッチ状態に移行した場合の各エンティティの状況を示す、図8に示される3つの例示的な変形A、変形B1、変形B2の説明を提供する。そのため、図9に示されるように、PDN接続1、2および3の各々について、3つのPDN−GW、302.1、302.2、302.3のいずれによって提供され、VMME301.1、301.2、301.3のいずれによって再確立されるにせよ、ただ1つのMME106および1つのサービングゲートウェイS−GW104があり、S−GW104は、モバイル通信端末がアタッチ状態にある場合にPDN接続を提供する。
<他の例>
前述の本発明の各実施形態によれば、本発明の実施形態は以下を提供することができる。
・2G/3Gのモビリティ管理(MM)またはLTE/EPSのEPS MMが拡張され、新しい状態が導入されており、これがいわゆるMMオフライン状態である。
・ネットワークは、通信端末からのそれ以上の支援なしで、またはより少ない支援で、S5インターフェース(2/3Gでは、これはGnインターフェースである)を復元するように構成されている。通常の状況では、通信端末は、PDN接続要求(LTEでの)または2G/3GでのPDPコンテキストアクティブ化要求を送信する必要がある(2G/3Gのネットワークはまた、MS/通信端末に、PDPコンテキストアクティブ化要求メッセージを送信することによってコンテキストをアクティブ化するように要求してもよい)。
・NASコンテキストは、ベアラを確立(アクティブ化)し、「オフライン」状態から抜け出すために通信端末で操作される必要がない、すなわち、通信端末が登録解除状態に移行された場合に必要であったはずのセッション管理手続は必要とされない。
MM(またはEMM)通信端末のコンテキストは、「オフライン」状態に遷移し次第、VMME上へプッシュされる。
・本発明の技法の実施形態は、UMTS/GSM規格を使用してデータを通信するモバイル通信ネットワークに有用性を見出すものである。さらなる実施形態はまた、回線交換サービスのためのMSC、すなわちPDN−GWおよびVMMEの代わりに、GMSC上でのいくつかの適合を伴う呼び出しにも有用性を見出す。
・デタッチ状態では、PDN接続は、PDN−GWNにもGGSNにも存在しないことに留意されたい。それが意味するのは、PDN−GWにもGGSNにも通信端末のコンテキストがないことである。PDN−GW/GGSNに通信端末のコンテキストがないことにより、これらのノードはイングレスIPフローを通信端末上にマップすることができない(TFT(traffic flow template)フィルタが構成されない)。PDN−GWはまた、2/3Gシステムにも、すなわちS4インターフェースを扱うことのできるSGSNが使用される場合にも使用され得ることに留意されたい。
・MMEで記憶されるいくつかのEMMコンテキストデータの例が以下の付録において示される。仮想MMEではそのサブセットだけが記憶されるであろう。
前述の実施形態には様々な改変が加えられてもよい。例えば、本発明の実施形態は3GPPLTE(Long Term evolution)規格に従って動作するモバイル無線ネットワークを使用する実装形態を参照して説明されている。しかし、本発明の原理は、任意の適切な無線通信技術を使用し、共有通信ベアラが有利に用いられ得る任意の適切なネットワークアーキテクチャ、例えば、GSM、GPRS、W−CDMA(UMTS)、CDMA2000、および他のモバイル通信規格を使用して実装され得ることが理解されるであろう。


Claims (17)

  1. モバイル通信ネットワークにデータを送信し、モバイル通信ネットワークからデータを受信するための通信端末であって、
    前記モバイル通信ネットワークは、
    無線アクセスインターフェースを介して前記1または複数の通信端末にデータを送信し、および前記通信端末から受信するように構成された複数の基地局を有する無線ネットワーク部と、
    コアネットワークを介して前記無線ネットワーク部の前記基地局にデータをルーティングし、および前記基地局からデータを受信するように構成された少なくとも1つのパケットデータネットワークゲートウェイ、ならびに前記通信端末のコンテキスト情報に従って、前記無線ネットワーク部を介して前記通信端末に前記データをルーティングし、または前記通信端末から前記データを受信するために、前記モバイル通信ネットワーク内の前記通信端末の位置を追跡するように構成されたモビリティマネージャを含むコアネットワーク部と、
    を含み、
    前記モバイル通信ネットワークは、仮想モビリティマネージャを含み、
    前記通信端末は、
    前記通信端末がオフライン状態に入ったことの標識を送信し、トリガイベントが発生し次第、前記通信端末のコンテキスト情報の少なくとも一部を記憶するために前記通信端末がオフライン状態に入ったことの標識への応答として、前記仮想モビリティマネージャが構成され、
    オフライン通信端末上で前記仮想モビリティマネージャからページングメッセージを受信し、
    前記通信端末がアタッチ状態に移行した後に前記データを通信するために、通信ベアラをモバイル通信ネットワークと確立する、ように構成され、
    前記通信端末が前記オフライン状態に入った後、前記モビリティマネージャは、前記通信端末が前記オフライン状態に入ったことを検出し、前記オフライン通信端末の前記コンテキスト情報の前記少なくとも一部を、前記オフライン通信端末と関連付けられた第1の一意の識別子と共に前記仮想モビリティマネージャに送信するように構成され、
    前記仮想モビリティマネージャは、前記モビリティマネージャから前記コンテキスト情報の前記少なくとも一部を受け取った後で、前記第1の一意の識別子とは異なる第2の一意の識別子を生成するように構成され、
    前記通信端末は、前記第2の一意の識別子を受信するように適合され、
    前記通信端末は、前記第2の一意の識別子を用いて前記アタッチ状態に移行するための通信を行う、
    ように構成される、通信端末。
  2. 前記オフライン状態は、前記通信端末が、前記モバイル通信ネットワークに通信され、または前記モバイル通信ネットワークから受信されるデータ量を低減させる状態に対応する、請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記第1の一意の識別子および前記第2の一意の識別子はGUTI(global unique idetifier)である、請求項に記載の通信端末。
  4. 前記トリガイベントに続いて、前記オフライン通信端末は、ページングメッセージを受信するように構成され、前記ページングメッセージは前記オフライン通信端末の前記識別を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の通信端末。
  5. 前記トリガイベントは、前記パケットデータネットワークゲートウェイが前記オフライン通信端末に通信するためのデータを受信することを含む、請求項に記載の通信端末。
  6. 前記トリガイベントは、前記モバイル通信ネットワークが前記オフライン通信端末に通信するための制御プレーンデータを受信することを含む、請求項に記載の通信端末。
  7. 前記オフライン通信端末はユーザコマンドへの応答として前記オフライン状態から前記アタッチ状態に移行するように構成され、前記トリガイベントは、前記通信端末が前記オフライン状態から前記アタッチ状態に移行することである、請求項に記載の通信端末。
  8. 前記トリガイベントは、前記オフライン通信端末が、前記モバイル通信ネットワークにデータを通信するために、前記オフライン状態から前記アタッチ状態に移行することを含む、請求項に記載の通信端末。
  9. 通信端末を用いてモバイル通信ネットワークを介して通信する方法であって、
    前記モバイル通信ネットワークは、
    無線アクセスインターフェースを介して前記通信端末にデータを送信し、および前記通信端末からデータを受信するように構成された複数の基地局を含む無線ネットワーク部と、
    コアネットワークを介して前記無線ネットワーク部の前記基地局にデータをルーティングし、前記基地局からデータを受信するように構成された少なくとも1つのパケットデータネットワークゲートウェイ、および前記通信端末の各々について記憶されたコンテキスト情報に従って、前記無線ネットワーク部を介して前記通信端末に前記データをルーティングし、または前記通信端末から前記データを受信するために、前記モバイル通信ネットワーク内の前記通信端末の位置を追跡するように構成されたモビリティマネージャを含むコアネットワーク部と、
    を備え、
    前記方法は、
    前記通信端末から前記モバイル通信ネットワークに前記通信端末がオフライン状態に入ろうとしていることである標識を送信し、仮想モビリティマネージャが、前記通信端末が前記オフライン状態に入ったことの標識への応答として、前記通信端末の前記コンテキスト情報の少なくとも一部を記憶することと、
    トリガイベントが発生し次第、前記通信端末で前記仮想モビリティマネージャからページングメッセージを受信し、前記ページングメッセージは、オフライン通信端末がアタッチ状態に移行すべきであることを示すことと、
    通信ベアラの確立は、前記モバイル通信ネットワークと共に、前記通信端末がアタッチ状態に移行した後で前記データを通信するために、確立され得ることと、
    前記通信端末が前記オフライン状態に入った後、前記モビリティマネージャは、前記通信端末が前記オフライン状態に入ったことを検出するように構成され、前記オフライン通信端末の前記コンテキスト情報の前記少なくとも一部を、前記オフライン通信端末と関連付けられた第1の一意の識別子と共に前記仮想モビリティマネージャに送信するように構成され、
    前記仮想モビリティマネージャは、前記モビリティマネージャから前記コンテキスト情報の前記少なくとも一部を受け取った後で、前記第1の一意の識別子とは異なる第2の一意の識別子を生成し、
    前記方法は、前記通信端末が前記第2の一意の識別子を受信することと、
    前記通信端末は、前記第2の一意の識別子を用いて前記アタッチ状態に移行するための通信を行うことと、
    を含む、方法。
  10. 前期通信端末は、前記通信端末に通信され、または前記通信端末から受信されるデータ量が減少したことを検出し、
    前記通信端末が前記モバイル通信ネットワークに通信される、または前記モバイル通信ネットワークから受信されるデータの量を減少させた状態に対応して、前記通信端末は前記オフライン状態に入るべきであることを判定する、請求項に記載の方法。
  11. 前記第1の一意の識別子および前記第2の一意の識別子はGUTI(global unique idetifier)である、請求項に記載の方法。
  12. 前記トリガイベントに続いて、前記オフライン通信端末の識別を含むページングメッセージを前記オフライン通信端末で受信することを含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記トリガイベントは、前記パケットデータネットワークゲートウェイが前記オフライン通信端末に通信するためのデータを受信することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記トリガイベントは、前記モバイル通信ネットワークが前記オフライン通信端末に通信するための制御プレーンデータを受信することを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記方法は、ユーザコマンドへの応答として前記オフライン状態から前記アタッチ状態に移行することを含み、
    前記トリガイベントは、前記通信端末が、前記オフライン状態から前記アタッチ状態に移行することである、請求項12に記載の方法。
  16. 前記アタッチ状態において前記モバイル通信ネットワークにデータを通信する場合、前記トリガイベントは前記モバイル通信ネットワークへの前記データの前記通信を含む、請求項15に記載の方法。
  17. コンピュータ上にロードされると、前記コンピュータに、請求項9〜16のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータプログラム。
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