JP6008082B2 - ガス化装置及びガス化方法 - Google Patents

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本発明は、タールを含まないガス化ガスを製造するガス化装置及びガス化方法に関する。
近年、石炭及びバイオマス等の有機固体燃料をガス化し、生成したガス化ガスを発電用の燃料ガス等として供給するガス化装置の開発が進められている。
有機固体燃料をガス化するガス化装置としては流動層ガス化炉が知られており、この流動層ガス化炉には、加熱された流動粒子とガス化剤を導入して燃料のガス化を行うガス化炉と、該ガス化炉内のチャーと流動粒子を取り入れてチャーを燃焼することにより流動粒子の加熱を行い、加熱した流動粒子を前記ガス化炉に循環供給する燃焼炉とを備えた外部循環ガス化炉(特許文献1参照)、及び、容器内に、流動粒子が流動化により移動できるよう仕切壁で仕切られたガス化室と燃焼室を形成して燃料のガス化と流動粒子の加熱とを行うようにした内部循環ガス化炉(特許文献2参照)が知られている。
一方、前記ガス化装置により有機固体燃料をガス化して生成するガス化ガス中にはタールが含まれており、このガス化ガス中のタールは下流の配管及び機器に付着して閉塞させる等の問題を生じる可能性がある。
この問題のため、従来は、前記ガス化ガスを水と接触させることでタールを凝縮させて除去することが実施されてきた。しかし、この場合、除去されたタールは単に廃棄されることになるためエネルギ的な面で損失になる問題があると共に、タールを除去した後の排水は排水処理装置で処理する必要があり、処理費用が多大になるという問題があった。
上記ガス化ガスを水と接触させてタールを除去する場合の問題を防止するために、ガス化装置の下流においてガス化ガス中のタールを分解等の操作によって有効に回収するようにしたものがある(特許文献3、4、5参照)。
特許文献3では、ガス化装置下流に廃熱ボイラを介してタール改質塔を設けており、ガス化ガスを昇温してタール改質塔に導くことによりタールを触媒と接触させて炭化水素等に分解している。特許文献4では、ガス化装置の下流に触媒層を有する複数の反応容器を備えてガス化ガス中のタールを触媒層により分解している。特許文献5では、バイオマス燃料を加熱して炭化物を生成する炭化装置と、炭化物をガス化する高温ガス化部及び炭化物生成時に揮発したタールを含む可燃性揮発性ガスの改質を行うガス改質部からなる2段式のガス化炉を備え、少なくとも高温ガス化部に空気または酸素によるガス化剤を供給している。特許文献6では、ガス化ガスとガス化剤を選択的に流通させるよう区画したセラミック層を設け、ガス化装置からのガス化ガスをセラミック層に流通させてタールを捕捉するタール除去運転と、タールを捕捉したセラミック層にガス化剤を流通させてガス化装置に戻す再生運転とに交互に切り換える運転を行っている。
特開2003−176486号公報 特開2009−138107号公報 特許第3549711号公報 特開2010−111779号公報 特開2006−002042号公報 特開2010−047719号公報
特許文献3では、ガス化装置とは別にタール改質塔が必要であり、プラントの運転操作が複雑になる問題がある。更に、タール改質塔に導入するガス化ガスは所定の温度まで昇温しなければならないため、プラント全体の効率が低下する問題がある。
特許文献4では、複数の反応容器を備えており、プラントの運転操作が繁雑になる問題がある。又、触媒層をガス化ガスが通るため、触媒層がタールによって短時間で閉塞する可能性がある。
特許文献5では、炭化物のガス化を効果的に行うためにはガス化剤による流動層を形成することが好ましいが、酸素を用いて炭化物を流動化するには大量の酸素が必要になる問題があり、又、空気を用いて炭化物を流動化した場合にはガス改質部から導出される生成ガスに大量の窒素が含まれてしまう問題がある。
特許文献6では、運転中にガス化ガスとガス化剤の流路を切り換える必要があるためプラントの運転操作が複雑になる問題がある。又、ガス化ガスの流路を切り換えるために、切換箇所がタールによって閉塞する可能性がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、タールを含まないガス化ガスを製造できるようにしたガス化装置及びガス化方法を提供しようとするものである。
本発明は、燃料を熱分解してタール含有の揮発性ガスとチャーを生成する熱分解部と、
該熱分解部で生成したチャーを導入してガス化を行うためのガス化部と、
酸素を製造する酸素製造装置と、
前記熱分解部で生成したタール含有の揮発性ガスと前記酸素製造装置からの酸素を導入して前記揮発性ガスのタールを前記酸素により完全燃焼させる燃焼部と、
該燃焼部で生成した燃焼ガスを前記ガス化部に供給する燃焼ガス供給流路と、
を有することを特徴とするガス化装置、に係るものである。
上記ガス化装置において、前記燃焼部で生成した燃焼ガスの一部を前記熱分解部に供給する燃焼ガス供給流路を有することは好ましい。
又、上記ガス化装置において、前記燃焼部に助燃燃料を供給する助燃燃料供給装置を備えたことは好ましい。
又、上記ガス化装置において、前記熱分解部で生成したタール含有の揮発性ガスを前記燃焼部に供給する導入流路に、前記燃焼ガスを導いて揮発性ガスを加熱することによりタールの凝縮を防止するタール凝縮防止手段を備えたことは好ましい。
又、上記ガス化装置において、前記燃焼ガスと水を熱交換して蒸気を生成し、生成した蒸気をガス化剤として前記ガス化部に供給する熱交換器を備えたことは好ましい。
又、上記ガス化装置において、前記ガス化部が流動層を形成する気泡流動ガス化炉であり、前記熱分解部が、円筒体内に撹拌送給手段を有し該撹拌送給手段による燃料の撹拌と前記燃焼ガスによる加熱により生成したチャーを前記気泡流ガス化の流動層内へ押込んで供給する押込み熱分解炉であってもよい。
又、上記ガス化装置において、前記ガス化部が流動層を形成する気泡流動ガス化炉であり、前記熱分解部が、撹拌送給手段を有し該撹拌送給手段による燃料の撹拌と前記燃焼ガスによる加熱により生成したチャーを、シール手段を有する落下供給流路により前記気泡流動ガス化炉の流動層上部に供給する落下供給熱分解炉であってもよい。
又、上記ガス化装置において、前記熱分解部が気泡流動熱分解炉であり、前記ガス化部が気泡流動ガス化炉であり、気泡流動熱分解炉と気泡流動ガス化炉との間が、流動粒子を循環移動させるシール手段を有する循環流路で接続されていてもよい。
又、上記ガス化装置において、前記熱分解部と前記ガス化部が、気泡流動熱分解室と気泡流動ガス化室との間に隔壁構造を備えた一体構造の内部循環ガス化炉であり、前記隔壁構造は、流動層内部に連通部を有して前記気泡流動熱分解室と前記気泡流動ガス化室とを区画する区画壁と、前記気泡流動ガス化室内の流動層内部を区画して上端を流動粒子が移動する溢流壁とを有し、流動層下部から前記燃焼ガスを調節して吹き込むことにより流動粒子が、前記溢流壁の上端を介して前記気泡流動熱分解室と前記気泡流動ガス化室の間を循環移動するようになっていてもよい。
本発明は、燃料を熱分解してタール含有の揮発性ガスとチャーを生成する熱分解工程と、
該熱分解工程で生成したタール含有の揮発性ガスを取り出し酸素により燃焼して二酸化炭素主体の燃焼ガスを生成する燃焼工程と、
前記熱分解工程で生成したチャーを取り出し、該チャーに前記燃焼工程で生成した燃焼ガスを接触させてガス化することによりタールを含有しないガス化ガスを製造するガス化工程と
を有することを特徴とするガス化方法、に係るものである。
上記ガス化方法において、前記燃焼工程において助燃燃料を供給することにより燃焼ガスの生成量を調節することは好ましい。
又、上記ガス化方法において、前記燃焼工程で生成した燃焼ガスの一部を前記熱分解工程に導くことにより、燃料の熱分解と揮発性ガスの搬送を行うことは好ましい。
本発明によれば、熱分解部で生成したタール含有の揮発性ガスを燃焼部に供給して酸素によりタールを完全燃焼させ、これによって生成した燃焼ガスをガス化剤としてガス化部に供給してチャーのガス化を行うので、ガス化部からはタールを含有しないガス化ガスを製品として取り出すことができるという優れた効果を奏し得る。
本発明のガス化装置の第1の実施例の概略を示すブロック図である。 本発明のガス化装置の第2の実施例の概略を示すブロック図である。 本発明のガス化装置の第3の実施例を示す具体的な構成図である。 図3に類似する本発明のガス化装置の第4の実施例を示す具体的な構成図である。 本発明のガス化装置の第5の実施例を示す具体的な構成図である。 本発明のガス化装置の第6の実施例を示す具体的な構成図である。 (a)は図6の第1循環ゾーンをX方向から見た断面図、(b)は図6の第2循環ゾーンをY方向から見た断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本発明のガス化装置100の第1の実施例の概略を示すブロック図であり、図1中、1は燃料供給装置2から供給される石炭及びバイオマス等の有機固体燃料3(燃料)を導入して熱分解を行う熱分解炉(熱分解部)であり、該熱分解炉1では、燃料3を加熱することによりタールを含有する揮発性ガス4と、チャー5が生成される。6は前記熱分解炉1で生成したチャー5を導入してガス化を行うガス化炉(ガス化部)である。
7は前記熱分解炉1で生成した揮発性ガス4を導入流路4aを介して導入する燃焼炉(燃焼部)であり、該燃焼炉7には酸素製造装置8が接続してあり、該酸素製造装置8で製造した酸素9を燃焼炉7に供給するようにしている。前記燃焼炉7では、前記熱分解炉1から供給されるタール含有の揮発性ガス4を酸素製造装置8からの酸素9によって燃焼させることでタールを完全燃焼させ、タールを含まない高温の燃焼ガス10が生成される。
燃焼炉7においてタール含有の揮発性ガス4を酸素9で燃焼して生成する燃焼ガス10は、殆どが水蒸気[HO]と二酸化炭素[CO]であり、その他は余剰の酸素[O]と燃料由来の僅かなガスである。このような水蒸気[HO]及び二酸化炭素[CO]からなる燃焼ガス10は、ガス化炉6でのチャー5のガス化剤として有効に利用できる。前記燃焼炉7において揮発性ガス4中のタールを完全燃焼するためには、酸素[O]が若干余剰になるように供給する。酸素9の供給量を調節するには、燃焼ガス10中の酸素濃度を計測する酸素濃度計11を設け、該酸素濃度計11によって計測される酸素濃度11aが所定値に維持されるように前記酸素製造装置8による酸素9の供給を調節する。尚、前記燃焼ガス10中に余剰の酸素[O]が残留しても、酸素はガス化炉6でのチャー5のガス化剤として有効に利用される。
従って、前記燃焼ガス10は、燃焼ガス供給流路10aを介して前記チャー5のガス化剤及び加熱用ガスとして前記ガス化炉6に供給され、ガス化炉6に供給されたチャー5を前記燃焼ガス10によりガス化してガス化ガス12を生成する。
又、前記燃焼ガス供給流路10aには分配装置13を介して分岐流路10a'が接続してあり、前記燃焼炉7からの燃焼ガス10の一部を分岐流路10a'を介して前記熱分解炉1に供給している。
更に、前記燃焼炉7には、助燃燃料14を供給するための助燃燃料供給装置15が接続されている。助燃燃料供給装置15によって燃焼炉7に供給する助燃燃料14としては、成分が判明して安定しており、且つ、燃焼によって生じるガス成分が、製品としてのガス化ガス12に要求される成分から逸脱しない範囲のものであれば種々のものを用いることができる。助燃燃料14としては、例えば天然ガス、LPGガス、軽油、灯油等を用いることができる。更に、前記燃焼ガス10の温度を計測する温度計16と流量を計測する流量計17が設けてあり、温度計16による温度16aと流量計17による流量17aが所定値に維持されるように、前記助燃燃料供給装置15による助燃燃料14の供給量を制御している。
尚、揮発性ガス4を燃焼する前記燃焼炉7の燃焼温度が高くなりすぎる場合には、燃焼炉7出口の燃焼ガス10の一部を前記燃焼炉7に再循環する燃焼ガス再循環手段Rを備えることができる。燃焼ガス10は水分を含む二酸化炭素[CO]主体のガスであるため、この燃焼ガス10を前記燃焼ガス再循環手段Rによって燃焼炉7に再循環すると、揮発性ガス4が希釈されて燃焼温度は低下するので、燃焼炉7の燃焼温度を計測し、計測した燃焼温度が所定の温度になるように前記燃焼ガス10の再循環量を調節すると、燃焼炉7は保護される。
上記実施例では次のように作動する。
図1に示すガス化装置100では、前記燃料供給装置2から熱分解炉1に供給される石炭及びバイオマス等の燃料3は、熱分解炉1に供給される搬送ガスとしての燃焼ガス10により加熱されて、タール含有の揮発性ガス4と、チャー5が生成される(熱分解工程)。
前記熱分解炉1で生成したタール含有の揮発性ガス4は、前記搬送ガスとしての燃焼ガス10により前記燃焼炉7に搬送され、前記酸素製造装置8から供給される酸素9によって揮発性ガス4及び含有するタールの完全燃焼が行われ、主に水蒸気[HO]と二酸化炭素[CO]からなる高温の燃焼ガス10が生成される(燃焼工程)。
前記熱分解炉1で生成したチャー5はガス化炉6に供給されると共に、前記燃焼炉7で生成した燃焼ガス10が燃焼ガス供給流路10aによりガス化剤及び加熱用ガスとして前記ガス化炉6に供給されるので、ガス化炉6では、チャー5が前記燃焼ガス10による加熱とガス化剤としての作用を受けてガス化し、タールを含有しないガス化ガス12が製造される(ガス化工程)。
又、前記高温の燃焼ガス10の一部は分配装置13により分岐され分岐流路10a'を介して前記熱分解炉1に搬送ガスとして供給されるので、燃料3は燃焼ガス10により加熱されて熱分解される。このとき、前記分配装置13は、前記ガス化炉6に供給する燃焼ガス10によりチャー5を加熱してガス化するのに必要な熱量と、前記熱分解炉1に供給する燃焼ガス10により燃料3を熱分解するのに必要な熱量が満たされるように、前記燃焼ガス10の配分を調節する。
更に、熱分解炉1で生成する揮発性ガス4とチャー5の割合が所定の割合になるように熱分解炉1に供給する燃料3を調整する。即ち、燃焼炉7において揮発性ガス4を燃焼することによって得られる燃焼ガス10の熱量に対して、前記ガス化炉6に供給する燃焼ガス10によってチャー5を加熱してガス化するのに必要な熱量と、前記熱分解炉1に供給する燃焼ガス10によって燃料3を熱分解するのに必要な熱量を加算したものがバランスするように、燃料3の供給を調整する。これにより、熱的にバランスしたガス化装置100を達成することができる。
例えば、石炭は揮発性ガスの生成が少なくチャーの生成が多いのに対して、バイオマスは揮発性ガスの生成が多くチャーの生成は少ないので、揮発性ガス4とチャー5の生成割合が所定の割合になるように、燃料3の種類を選定する、又は、複数の種類の燃料を混合して調節することにより、燃焼炉7の揮発性ガス4の熱量を調節してガス化装置100の安定した運転を可能にする。
尚、上記ガス化装置100の近くに備えられる他の設備のボイラなどから蒸気18(水蒸気)を供給できる場合には、図1に破線で示すように、ガス化炉6又は熱分解炉1或いはその両方に蒸気18を供給して、チャー5のガス化や燃料3の熱分解に供するようにしてもよく、このような蒸気18の供給を行うと、前記燃料3の調節を軽減することができる。
一方、図1のガス化装置100には、前記燃焼炉7に助燃燃料供給装置15が接続してあり、該助燃燃料供給装置15により天然ガス等の助燃燃料14を前記燃焼炉7に供給している。従って、前記燃焼炉7に供給する助燃燃料14の供給量を調節すると、燃焼炉7で生成する燃焼ガス10の熱量及び燃焼ガス10の生成量を調節することができる。
前記したように、助燃燃料供給装置15を備えないガス化装置100で安定したガス化を行うためには、熱分解炉1に供給する燃料3を精度良く調節する必要があるが、前記助燃燃料供給装置15を備えたガス化装置100によれば、助燃燃料14の供給量を調節することで燃焼ガス10の熱量及び燃焼ガス10の生成量を任意に制御できるため、燃料3の種類及び燃料3の供給量に対応して、熱分解炉1とガス化炉6に供給する燃焼ガス10の供給割合を任意に調整することができ、よって、広い範囲での安定したガス化が可能になる。
上記したように、熱分解炉1で生成したタール含有の揮発性ガス4を燃焼炉7に供給して酸素9によりタールを完全燃焼させ、これによって生成した燃焼ガス10をガス化剤としてガス化炉6に供給してチャー5のガス化を行うようにしたので、ガス化炉6からはタールを含有しないガス化ガス12が製品として取り出されるようになる。
従って、図1のガス化装置100では、ボイラ等による蒸気の供給を行うことなしにタールを含有しないガス化ガス12の製造が可能になる。
図2は本発明のガス化装置の第2の実施例の概略を示すブロック図であり、この実施例では、前記分配装置13よりも上流の燃焼ガス供給流路10aに、前記燃焼ガス10と水19を熱交換して蒸気20(水蒸気)を生成する熱交換器21(ボイラ)を設け、該熱交換器21で生成した蒸気20を蒸気配管20aを介し前記ガス化炉6にガス化剤として供給している。又、前記熱交換器21で生成した蒸気20の一部を蒸気配管20bを介して前記熱分解炉1に供給し燃料3の熱分解に供するようにしている。前記熱交換器21の蒸気20は、図2に示すようにガス化炉6と熱分解炉1の両方に供給することができるが、ガス化炉6と熱分解炉1の一方のみに供給してもよい。
図2に示す実施例では、燃焼ガス10と熱交換する熱交換器21によって生成した蒸気20をガス化炉6及び熱分解炉1に供給するようにしたので、前記したように水蒸気と二酸化炭素からなる燃焼ガス10のみを供給する場合に比して、ガス化炉6及び熱分解炉1に供給する水蒸気の割合を高めることができる。
図3は本発明のガス化装置100の第3の実施例を示す具体的な構成図であり、図3に示すガス化装置100のガス化炉6は、炉内に装入した砂等の流動粒子22が散気室24aに供給される前記燃焼ガス10により気泡流動して流動層23を形成するようにした気泡流動ガス化炉24の場合を示している。更に、ホッパ25とロータリ弁等の切出装置26を備えた燃料供給装置2からの燃料3を導入する熱分解炉1は、円筒体27の内部に駆動装置28で駆動されるスクリュー羽根からなる撹拌送給手段29を備えており、該撹拌送給手段29によって前記燃料3を撹拌しつつ前記燃焼ガス10による加熱を行って、揮発性ガス4とチャー5を生成する押込み熱分解炉30の場合を示している。この押込み熱分解炉30で生成した揮発性ガス4は導入流路4aにより前記燃焼炉7に供給される。一方、前記押込み熱分解炉30は、燃料3の熱分解により生成したチャー5を前記撹拌送給手段29によって気泡流動ガス化炉24の流動層23の内部へ直接押し込んで供給するよう、前記気泡流動ガス化炉24に対して一体に接続している。
更に、前記燃焼炉7に接続される燃焼ガス供給流路10aには、絞り31(または弁)を介して前記燃焼ガス10の一部を加熱流路32により取り出し、前記熱分解炉1から導入流路4aを通して燃焼炉7に供給される揮発性ガス4を加熱することにより、揮発性ガス4の温度を熱分解炉1内の温度或いはそれよりも高い温度に維持するようにしたタール付着防止手段33を備えている。タール付着防止手段33としては、前記加熱流路32を前記導入流路4aに沿って配置することで揮発性ガス4を加熱する構造、或いは、二重管を備えて内管を前記揮発性ガス4の流動流路とし、外管を前記燃焼ガス10の流動流路として揮発性ガス4を加熱する構造としてもよい。34は前記気泡流動ガス化炉24の流動層23で生成した灰分を取り出す灰分取出口である。
図3に示す実施例では、前記燃料供給装置2から前記押込み熱分解炉30に供給されて燃焼ガス10の作用により熱分解が行われ、生成した揮発性ガス4は導入流路4aにより燃焼炉7に供給される一方、生成したチャー5は撹拌送給手段29により送られて気泡流動ガス化炉24の流動層23の内部へ直接押込み供給される。ここで、押込み熱分解炉30には燃料3が熱分解して生成したチャー5が充満しており、このチャー5が撹拌送給手段29によって気泡流動ガス化炉24の流動層23へ押し込まれて供給されるため、押込み熱分解炉30から気泡流動ガス化炉24への揮発性ガス4の流入、及び、気泡流動ガス化炉24から押込み熱分解炉30へのガス化ガス12の流入が防止されてシール機能が維持される。
又、気泡流動ガス化炉24でのチャー5のガス化には時間が掛るため気泡流動ガス化炉24は比較的大きな容量を備えてチャー5の滞留時間を確保することが行われるが、熱分解炉1での燃料3の熱分解は2〜3秒のような短時間で完了するため、前記押込み熱分解炉30は前記気泡流動ガス化炉24に比して著しく小型の構造とすることができる。
更に、前記熱分解炉1である押込み熱分解炉30から燃焼炉7に揮発性ガス4を導く導入流路4aには、前記燃焼ガス供給流路10aから絞り31により加熱流路32に取り出した燃焼ガス10によって、前記揮発性ガス4の温度を熱分解炉1内の温度或いはそれよりも高い温度に加熱するタール付着防止手段33を備えたので、導入流路4aの内部にタールが付着して導入流路4aが閉塞するといった問題の発生を防止することができる。
図4は図3に類似する本発明のガス化装置100の第4の実施例を示す具体的な構成図であり、図3の実施例と異なる点は、前記熱分解炉1と気泡流動ガス化炉24からなるガス化炉6が離反しており、熱分解炉1は気泡流動ガス化炉24に対して高い位置に設置されている。そして、前記熱分解炉1は円筒体27の内部に駆動装置28で駆動されるスクリュー羽根からなる撹拌送給手段29を備え、円筒体27内から撹拌送給手段29によって押し出されるチャー5を、シール手段35を有する落下供給流路36によって前記気泡流動ガス化炉24の流動層23の上部に供給するようにした落下供給熱分解炉37の場合を示しており、その他の構成は図3の実施例と同様である。前記シール手段35には、傾斜した落下供給流路36の途中に下方へ湾曲した貯留部35aを形成し、該貯留部35aに貯留したチャー5を前記燃焼ガス10の一部を吹き込むことによって下方へ流下させるようにしたループシールと称される構造を用いることができる。
図4に示す実施例では、落下供給熱分解炉37において燃焼ガス10により燃料3を熱分解して生成したチャー5は、シール手段35を有する落下供給流路36によって前記気泡流動ガス化炉24の流動層23の上部に供給され、気泡流動ガス化炉24によりガス化が行われる。尚、熱分解炉1で生成したチャー5を、シール手段35を有する落下供給流路36によって前記気泡流動ガス化炉24に供給する構成の場合には、前記熱分解炉1に、従来公知のロータリキルンと同様に傾斜して回転する円筒体を備えて該円筒体の内部で燃料を熱分解しつつ下方へ移動させる構成を採用することもできる。
図5は本発明のガス化装置100の第5の実施例を示す具体的な構成図であり、図5に示すガス化装置100のガス化炉6は前記気泡流動ガス化炉24と同一の構成を有し、又、前記熱分解炉1は前記燃焼ガス10を散気室38aに吹き込んで流動粒子22による流動層23を形成して燃料3の熱分解を行う気泡流動熱分解炉38であり、該気泡流動熱分解炉38と前記気泡流動ガス化炉24との間は、シール手段35を備えて流動粒子22を循環移動させる循環流路39により接続されている。
図5では、前記気泡流動ガス化炉24は該気泡流動熱分解炉38に対して高い位置に設置してあり、前記気泡流動ガス化炉24内を流動し区画壁40の下端連通部41を潜り抜けてオーバーフロー室42に移動した流動粒子22は、前記シール手段35を備えた落下供給流路43を介して前記気泡流動熱分解炉38の流動層23の上部に落下供給される。
又、前記気泡流動熱分解炉38の一側には、前記流動層23に連通する下端連通部44を有する吹上管45が設けてあり、該吹上管45の下部散気室38bには前記燃焼ガス10を昇圧して供給するポンプ46が設けてあり、ポンプ46によって流速が高められた燃焼ガス10によって吹上管45内を流動粒子22とチャー5が噴き上げられ、吹上管45の上端から、前記シール手段35を備えた落下供給流路47を介して前記気泡流動ガス化炉24の流動層23の上部に落下供給される。その他の構成は、前記図3、図4と同様である。尚、図5とは逆に、前記気泡流動ガス化炉24に対して前記気泡流動熱分解炉38を高い位置に設置することもできる。
図5に示す実施例では、前記気泡流動熱分解炉38において燃焼ガス10の作用により燃料3を熱分解して生成したチャー5は流動粒子22と共に吹上管45内を吹上げられ、落下供給流路47により気泡流動ガス化炉24に供給され、燃焼ガス10の作用によりチャー5のガス化が行われる。又、気泡流動ガス化炉24内の流動粒子22は落下供給流路43により前記気泡流動熱分解炉38に供給され、これによって、流動粒子22は前記気泡流動ガス化炉24と前記気泡流動熱分解炉38の間を循環する。
図6は本発明のガス化装置100の第6の実施例を示す具体的な構成図であり、図6に示すガス化装置100は、前記熱分解炉1と前記ガス化炉6を、前記燃焼ガス10の供給によって流動層23を形成する気泡流動熱分解室48と気泡流動ガス化室49との間に隔壁構造50を備えた一体構造の内部循環ガス化炉51とした場合を示している。前記隔壁構造50は、流動層23内部に連通部50a'を有して前記気泡流動熱分解室48と前記気泡流動ガス化室49とを区画する区画壁50aと、前記気泡流動ガス化室49内の流動層23内部を区画して上端が流動層23と同等の高さを有して上部を流動粒子22が移動できる溢流壁50bとを有しており、流動層23下部の散気室に供給する前記燃焼ガス10を調節することにより、流動粒子22が、前記溢流壁50bの上端を介して前記気泡流動熱分解室48と前記気泡流動ガス化室49の間を循環移動できるようにしている。
即ち、前記気泡流動熱分解室48の散気室52に対して区画壁50aと溢流壁50bとの間を区画する散気室53を設けることにより第1循環ゾーン54を形成し、気泡流動ガス化室49の散気室55に対して、溢流壁50bにおける第1循環ゾーン54と反対側の位置に散気室56を区画することにより第2循環ゾーン57を形成している。更に、前記第1循環ゾーン54の散気室53は、図7(a)に示すように、幅方向中央室53aと両側の側室53bに区画してあり、前記中央室53aにはポンプ58を介して前記気泡流動熱分解室48に供給する通常の噴出速度Aよりも大きい速度Bの燃焼ガス10を供給し、又、前記側室53bには絞り59を介して前記気泡流動熱分解室48に供給する通常の噴出速度Aよりも小さい速度Cの燃焼ガス10を供給している。又、前記第2循環ゾーン57の散気室56は、図7(b)に示すように、幅方向中央室56aと両側の側室56bに区画してあり、前記中央室56aには前記絞り59を介して前記気泡流動ガス化室49に供給する通常の噴出速度Aよりも小さい速度Cの燃焼ガス10を供給し、又、前記側室56bには前記ポンプ58を介して前記気泡流動ガス化室49に供給する通常の噴出速度Aよりも大きい速度Bの燃焼ガス10を供給している。
従って、図6に示す実施例では、前記燃料供給装置2から前記気泡流動熱分解室48に供給された燃料3は、散気室52から供給される燃焼ガス10により流動粒子22と共に流動して熱分解され、生成したチャー5は流動粒子22と共に区画壁50aの連通部50a'を潜り抜けて第1循環ゾーン54へ移動し、第1循環ゾーン54へ移動した流動粒子22とチャー5は、図7(a)に示す中央室53aからの大きい速度Bの燃焼ガス10によって吹上げられ、第2循環ゾーン57へと供給される。このとき、第2循環ゾーン57の中央室56aは図7(b)に示すように小さい速度Cの吹上げとなっているため、第1循環ゾーン54の流動粒子22とチャー5は良好に第2循環ゾーン57へ供給されてチャー5のガス化が行われる。
又、第2循環ゾーン57の流動粒子22は、図7(b)に示す側室56bからの大きい速度Bの燃焼ガス10によって吹上げられ、第1循環ゾーン54へと供給される。このとき、第1循環ゾーン54の側室53bは図7(a)に示すように小さい速度Cの吹上げとなっているため、第2循環ゾーン57の流動粒子22は良好に第1循環ゾーン54へ供給される。従って、流動粒子22は前記気泡流動熱分解室48と前記気泡流動ガス化室49の間を循環して燃料3の熱分解とチャー5のガス化を行う。
図3〜図6の実施例においては省略したが、図1、図2に図示して説明したように、前記燃焼炉7出口の燃焼排ガス10の一部を前記燃焼炉7に再循環させるようにした燃焼ガス再循環手段Rは、図3〜図6の実施例においても備えることができる。
尚、本発明のガス化装置及びガス化方法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 熱分解炉(熱分解部)
2 燃料供給装置
3 有機固体燃料(燃料)
4 揮発性ガス
4a 導入流路
5 チャー
6 ガス化炉(ガス化部)
7 燃焼炉(燃焼部)
8 酸素製造装置
9 酸素
10 燃焼ガス
10a 燃焼ガス供給流路
10a' 分岐流路(燃焼ガス供給流路)
12 ガス化ガス
14 助燃燃料
15 助燃燃料供給装置
20 蒸気
21 熱交換器
22 流動粒子
23 流動層
24 気泡流動ガス化炉
27 円筒体
29 撹拌送給手段
30 押込み熱分解炉
33 タール付着防止手段
35 シール手段
36 落下供給流路
37 落下供給熱分解炉
38 気泡流動熱分解炉
39 循環流路
48 気泡流動熱分解室
49 気泡流動ガス化室
50 隔壁構造
50a 区画壁
50b 溢流壁
51 内部循環ガス化炉
100 ガス化装置

Claims (12)

  1. 燃料を熱分解してタール含有の揮発性ガスとチャーを生成する熱分解部と、
    該熱分解部で生成したチャーを導入してガス化を行うためのガス化部と、
    酸素を製造する酸素製造装置と、
    前記熱分解部で生成したタール含有の揮発性ガスと前記酸素製造装置からの酸素を導入して前記揮発性ガスのタールを前記酸素により完全燃焼させる燃焼部と、
    該燃焼部で生成した燃焼ガスを前記ガス化部に供給する燃焼ガス供給流路と、
    を有することを特徴とするガス化装置。
  2. 前記燃焼部で生成した燃焼ガスの一部を前記熱分解部に供給する燃焼ガス供給流路を有することを特徴とする請求項1に記載のガス化装置。
  3. 前記燃焼部に助燃燃料を供給する助燃燃料供給装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス化装置。
  4. 前記熱分解部で生成したタール含有の揮発性ガスを前記燃焼部に供給する導入流路に、前記燃焼ガスを導いて揮発性ガスを加熱することによりタールの凝縮を防止するタール凝縮防止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のガス化装置。
  5. 前記燃焼ガスと水を熱交換して蒸気を生成し、生成した蒸気をガス化剤として前記ガス化部に供給する熱交換器を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のガス化装置。
  6. 前記ガス化部が流動層を形成する気泡流動ガス化炉であり、前記熱分解部が、円筒体内に撹拌送給手段を有し該撹拌送給手段による燃料の撹拌と前記燃焼ガスによる加熱により生成したチャーを前記気泡流ガス化の流動層内へ押込んで供給する押込み熱分解炉であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のガス化装置。
  7. 前記ガス化部が流動層を形成する気泡流動ガス化炉であり、前記熱分解部が、撹拌送給手段を有し該撹拌送給手段による燃料の撹拌と前記燃焼ガスによる加熱により生成したチャーを、シール手段を有する落下供給流路により前記気泡流動ガス化炉の流動層上部に供給する落下供給熱分解炉であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のガス化装置。
  8. 前記熱分解部が気泡流動熱分解炉であり、前記ガス化部が気泡流動ガス化炉であり、気泡流動熱分解炉と気泡流動ガス化炉との間が、流動粒子を循環移動させるシール手段を有する循環流路で接続されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のガス化装置。
  9. 前記熱分解部と前記ガス化部が、気泡流動熱分解室と気泡流動ガス化室との間に隔壁構造を備えた一体構造の内部循環ガス化炉であり、前記隔壁構造は、流動層内部に連通部を有して前記気泡流動熱分解室と前記気泡流動ガス化室とを区画する区画壁と、前記気泡流動ガス化室内の流動層内部を区画して上端を流動粒子が移動する溢流壁とを有し、流動層下部から前記燃焼ガスを調節して吹き込むことにより流動粒子が、前記溢流壁の上端を介して前記気泡流動熱分解室と前記気泡流動ガス化室の間を循環移動するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のガス化装置。
  10. 燃料を熱分解してタール含有の揮発性ガスとチャーを生成する熱分解工程と、
    該熱分解工程で生成したタール含有の揮発性ガスを取り出し酸素により燃焼して二酸化炭素主体の燃焼ガスを生成する燃焼工程と、
    前記熱分解工程で生成したチャーを取り出し、該チャーに前記燃焼工程で生成した燃焼ガスを接触させてガス化することによりタールを含有しないガス化ガスを製造するガス化工程と
    を有することを特徴とするガス化方法。
  11. 前記燃焼工程において助燃燃料を供給することにより燃焼ガスの生成量を調節することを特徴とする請求項10に記載のガス化方法。
  12. 前記燃焼工程で生成した燃焼ガスの一部を前記熱分解工程に導くことにより、燃料の熱分解と揮発性ガスの搬送を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載のガス化方法。
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