JP6006682B2 - マルチセンサおよびセンシングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、マルチセンサ、およびマルチセンサを用いたセンシングシステムに関する。
インターネットやスマートフォンなどのICT(Information and Communication Technology)の普及により、膨大な情報がネットワーク上に集められ、それらを用いた様々なサービスが活発に展開されるようになってきた。近年では、人やモノの状態等をモニターするために、センサを携帯・設置するニーズが増している。
センサについては、例えば特許文献1に、複数の検出素子を選択回路を介してセンサ回路に接続する状態応答検出システムが記載されている。
特許第4936337号公報
従来のセンサは、それ専用に設計され、またはカスタマイズして製造されるため、ある程度の規模の個数を製造しないと、コストを下げることができない。また、きめ細やかなモニタリングを実現するために、複数の異なる種類のセンサを用いる場合に、高コスト化してしまうなどの問題がある。なお、非特許文献1のシステムは、専用設計されたものであって、センサの汎用化については考慮されていない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、汎用的で低コストなマルチセンサおよび当該マルチセンサを用いたセンシングシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、マルチセンサであって、物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、を有し、前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが対向して配置され、電気的に接続される。
第2の本発明は、マルチセンサであって、物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、前記センサ回路と前記トランスデューサとを接続するための第1の接続部と、を有し、前記第1の接続部は、前記トランスデューサの電極と、前記センサ回路の電極とを導電性材料を用いて結合することにより、前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが接続される。
第3の本発明は、マルチセンサであって、物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、前記センサ回路と前記トランスデューサとを接続するための第1の接続部と、を有し、前記第1の接続部は、対向して配置された前記トランスデューサ側の電極と、前記センサ回路側の電極とが容量性結合することにより、前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが接続される
第4の本発明は、マルチセンサであって、物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、前記センサ回路と前記トランスデューサとを接続するための第1の接続部と、を有し、前記第1の接続部は、対向して配置された前記トランスデューサ側のコイルと、前記センサ回路側のコイルとが誘導性結合することにより、前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが接続される
上記マルチセンサにおいて、前記センサ信号処理部は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路を有し、前記A/D変換回路のダイナミックレンジは可変である。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ信号処理部は、前記センサ回路の感度調整またはキャリブレーションを行う調整部を有する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、前記第1の接続部を介して前記トランスデューサと接続し、電気信号を印加する駆動回路を有する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、第2の接続部を介して前記トランスデューサに電気信号を印加する駆動回路を有する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、前記トランスデューサと前記第1の接続部を介して直列に接続されるインピーダンス調整回路を有する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、前記インピーダンス調整回路は、前記第1の接続部および前記第2の接続部を介して前記トランスデューサと接続する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、前記インピーダンス調整回路は、前記第1の接続部および第3の接続部を介して、前記トランスデューサと接続する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、前記インピーダンス調整回路は、前記第2の接続部および第3の接続部を介して、前記トランスデューサと接続する。
上記マルチセンサにおいて、前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、前記インピーダンス調整回路は、第3の接続部および第4の接続部を介して、前記トランスデューサと接続する。
第5の本発明は、マルチセンサと、前記マルチセンサを制御する制御装置とを備えるセンシングシステムであって、前記制御装置は、前記マルチセンサの任意のセンサ回路を起動させる制御信号を、前記マルチセンサに送信し、前記マルチセンサのセンサ信号処理部は、前記制御信号で指定されたセンサ回路を起動する制御部を有する。
上記センシングシステムにおいて、前記制御装置は、前記マルチセンサのセンサ回路毎に、感度調整またはキャリブレーションを指示する制御信号、またはA/D変換のダイナミックレンジが指定された制御信号を、前記マルチセンサに送信し、前記マルチセンサの制御部は、前記制御信号に従って、センサ回路毎に感度またはキャリブレーションを調整、またはA/D変換のダイナミックレンジを変更する。
本発明によれば、汎用的で低コストなマルチセンサおよび当該マルチセンサを用いたセンシングシステムを提供することができる。
本発明に係るマルチセンサの基本構造とコンセプトとを説明するための説明図である。 代表的なセンサにおける物理量とトランスデューサとセンシング量との関係を示す表である。 マルチセンサの具体的な構成例を示す図である。 第1の実施形態のマルチセンサの構成例を示す図である。 第2の実施形態のマルチセンサの構成例を示す図である。 第3の実施形態のマルチセンサの構成例を示す図である。 第4の実施形態のマルチセンサの構成例を示す図である。 第5の実施形態のマルチセンサの構成例を示す図である。 第6の実施形態(その1)のマルチセンサの構成例を示す図である。 第6の実施形態(その2)のマルチセンサの構成例を示す図である。 第6の実施形態(その3)のマルチセンサの構成例を示す図である。 第6の実施形態(その4)のマルチセンサの構成例を示す図である。 第7の実施形態のセンシングシステムの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その1)のマルチセンサの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その2)のマルチセンサの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その3)のマルチセンサの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その4)のマルチセンサの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その5)のマルチセンサの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その6)のマルチセンサの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その7)のマルチセンサの構成例を示す図である。 その他の実施形態(その8)のマルチセンサの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るマルチセンサの基本構造とコンセプトとを説明する説明図である。図1(a)に示すように、マルチセンサは、複数のトランスデューサ10と、センサ信号処理部200とを有する。
トランスデューサ10は、光子、振動、圧力、熱、分子量などの物理量を検出し、電圧、電流、電荷などの電気量に変換して出力する。トランスデューサ10には、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子等が用いられる。本実施形態のマルチセンサでは、当該マルチセンサの用途、目的に応じて、所望の種類のトランスデューサ10を用いるものとする。すなわち、異なる複数の種類のトランスデューサ10を、必要な数だけ組み合わせて用いることができる。なお、同じ種類の複数のトランスデューサを、必要な数だけ用いることとしてもよい。
センサ信号処理部200は、複数のセンサ回路(センサセル)が、例えば半導体ウエハ、半導体チップなどの同一平面上にアレイ状に配置された基盤である。センサ回路20は、トランスデューサ10と接続される。センサ信号処理部200は、各トランスデューサ10から出力される電気量を、電子機器などが取り扱い可能な電気信号(アナログ信号、デジタル信号など)に変換し、センシング信号として出力する。センサ回路20は、例えばCMOS LSIなどの半導体技術を用いて製造することができる。
本実施形態では、センサ回路20として、電圧検出用のセンサ回路、電荷検出用のセンサ回路、電流検出用のセンサ回路などの複数の種類のセンサ回路20が、センサ信号処理部200の同一平面上に配置されている。センサ信号処理部200を、半導体チップ(または半導体ウエハ)として共通汎用化し、外部からの設定で様々なセンサデバイスとして機能するように設計しておく。このようにすることで、本実施形態のセンサ信号処理部200は、LSIを用いた半導体製造技術により大幅なコストダウンを図ることができる。
また、このような汎用化されたセンサ信号処理部200の各センサ回路20上に、複数の任意の種類のトランスデューサ10を接続(アドオン)することで、図1(b)に示すように、所望のマルチセンサを容易に低コストで実現ことができる。具体的には、複数の種類のトランスデューサ10を用いることで様々な物理量(光子、振動、圧力、熱など)を検出できる。また、各トランスデューサ10を、当該トランスデューサ10の種類に応じて、対応する所望の種類のセンサ回路20に接続することで、様々な種類のセンシング信号を出力できる。
すなわち、複数の種類のトランスデューサ10と、複数の種類のセンサ回路20とを、用途に応じてそれぞれ組み合わせることで、様々なマルチセンサを容易に実現することができ、また、サービスの仕様に応じてマルチセンサを柔軟にカスタマイズすることができる。なお、複数のトランスデューサ10を、複数のセンサ回路20上に接続する方法については、後述する。
次に、センサ信号処理部200の共通汎用化が可能な背景を以下に説明する。
図2は、代表的なセンサにおける、トランスデューサが検出する物理量と、トランスデューサの種類と、センシング量との関係を示す表である。図2に示すように、トランスデューサと、それに適したセンサ回路とを組み合わせることで、様々なセンサが実現できることが分かる。
図2の表を見ると、トランスデューサは、光検出用のフォトディテクタ(PD半導体)、圧電素子、可変容量(または容量素子)などの数種類である。また、センシング量は、電圧、電荷および電流の3種類である。このように、いずれかの種類のトランスデューサと、いずれかの種類のセンサ回路とを組み合わせることで、様々な種類のセンサを実現していることが見て取れる。したがって、センサ信号処理部200が、複数種類のセンシング量をそれぞれ検出する複数種類のセンサ回路20を備えることで、センサ信号処理部200を共有汎用化することが原理的に可能である。従来では、センサ毎に、センサ信号処理部200を、それ専用に設計し、またはカスタマイズを行っているため、コストが高くならざるをえない。
図3に、具体的なマルチセンサの構成例を示す。
図示するマルチセンサは、トランスデューサ10と、センサアレイ201と、A/D変換回路30と、出力回路40と、センサ選択回路51と、カウントコントローラ52と、出力選択回路53とを備える。なお、図3において、トランスデューサ10を除いた部分が、図2に示すセンサ信号処理部200に相当する。
センサアレイ201は、同一平面上にアレイ状に配置された複数の種類のセンサ回路20を有する。センサ回路20と、トランスデューサ10とは、インタフェース部70を介して接続される。図2に示す例では、トランスデューサ10とセンサ回路20とは、両者の平面電極を介して容量性結合により電気的に接続されている。
図2に示すセンサ回路20は、センシング回路21を有する。センシング回路21は、トランスデューサ10からインタフェース部70を介して出力される電気量を所望の電気信号に変換する。具体的には、トランスデューサ10から出力される電気量を増幅するとともに、必要に応じて増幅した電気量をモード変換(例えば、電流を電圧に変換、または、電圧を電流に変換)して、所望の電気信号に変換する。
図3に示す構成例では、センシング回路21は、増幅、モード変換などを行った電圧信号を、その電圧に応じたパルス幅を有するPWM(パルス幅変調)信号に変換して、センサアレイ201に配置されたデータ線(DL0、DL1、DLq)に出力する。PWM信号は、パルス幅がアナログ情報をもつ電気信号である。
センサ選択回路51は、外部の制御装置(不図示)からの制御信号を受け付け、当該制御信号に従って複数のセンサ回路20の中から、指示されたセンサ回路20を選択して起動し、当該センサ回路20に接続されたトランスデューサ10から出力される電気量をセンシングする。
AD変換回路30は、PWM信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換する。具体的には、グレイコードを発生するグレイカウンタの出力が、各データ線に配置されたレジスタに入力され、PWM信号のパルス幅に対応した信号の変化タイミングでグレイコードがレジスタにラッチされる。これにより、A/D変換回路30は、入力されるPMW信号を、当該PMW信号のパルス幅に対応したデジタル信号に変換する。
出力回路40は、変換されたデジタル信号の値を出力レジスタに転送し、出力選択回路53により選択されたレジスタのデータを読み出し、出力データとして出力する。その際、グレイデコーダは、出力データを通常のカウンタ値に変換して出力する。
このようなマルチセンサとすることで、任意のセンサ回路20に接続されたトランスデューサ10が検知した物理量を、センシング信号として出力することができる。
なお、図3に示す構成は、マルチセンサの1つの構成例であって、図示する構成に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図4に、本発明の第1の実施形態に係るマルチセンサの構成例を示す。図4の構成要素は、図3に示す構成例の要素を抜き出し、電気的な接続関係を示したものである。具体的には、図4では、センサ選択回路51により選択された1つのセンサ回路20(センサセル)と、当該センサ回路20に接続されるトランスデューサ10とを示している。
図4に示すマルチセンサは、トランスデューサ10と、センサ回路20と、A/D変換回路30と、出力回路40と、制御部50と、キャリブレーション・感度調整部60と、トランスデューサ10とセンサ回路20とを接続するためのインタフェース部(接続部)70とを有する。
トランスデューサ10は、光子、振動、圧力、熱、分子量などの物理量を検出し、電圧、電流、電荷などの電気量に変換して出力する。第1の実施形態のセンサ回路20は、センシング回路21を有する。センシング回路21は、トランスデューサ10から出力される電気量を所望の電気信号に変換する。具体的には、センシング回路21は、トランスデューサ10から出力される電気量を増幅し、また、電流を電圧にまたは電圧を電流に変換するモード変換を行い、所望の電気信号に変換する。
A/D変換回路30は、センシング回路21から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。出力回路40は、A/D変換回路30から出力されるデジタル信号を、外部に接続された当該マルチセンサを用いる電子機器(不図示)の仕様に基づいた信号に変換し、センシング信号として出力する。
制御部50は、外部の制御装置からの制御信号に基づいて、センサ回路20、A/D変換回路30および出力回路40の動作を制御する。なお、図3に示すセンサ選択回路51、カウントコントローラ52および出力選択回路53は、制御部50に含まれる。
キャリブレーション・感度調整部60は、各センサ回路20(センシング回路21)の特性のキャリブレーション、感度調整などを行う。すなわち、本実施形態のマルチセンサは、様々な種類のトランスデューサ10を接続可能であるため、各トランスデューサ10の種類(特性)に対応して、接続するセンサ回路20の特性のキャリブレーションおよび/または感度を調整する必要がある。
例えば、センサ回路20毎にトランスデューサ10が接続されるが、その際に本来不要な寄生素子(寄生容量や寄生抵抗)も実際にはセンサ回路20に接続されてしまう。これらの寄生素子はセンサ回路20毎にばらつくため、結果としてセンサ回路20の特性がばらついてしまう。キャリブレーション・感度調整部60は、この特性のばらつきを補正し、均一な特性を得るためにキャリブレーションを行う。また、キャリブレーション・感度調整部60を備えることで、マルチセンサを長期間使用することによる継時変化への対応や、出荷後のテスト機能として用いることもできる。
インタフェース部70は、トランスデューサ10とセンサ回路20(センシング回路21)とを、電気的に結合・接続するためのものであって、本実施形態では、導電性結合、容量性結合、誘導性結合のいずれかの方法で接続する。
導電性結合(抵抗性結合)は、トランスデューサ10に接続している電極と、センサ回路20に接続している電極とをそれぞれ露出しておき、これらの電極をバンプまたはTSV技術などの導電性材料により接合することで、トランスデューサ10とセンサ回路20とを接続する。バンプおよびTSV技術は、対向して配置された複数の電極を一括して接合する技術であり、複数のトランスデューサ10と、センサアレイの同一平面上に配置された複数のセンサ回路20とを、低コストで接続することができる。なお、TSV技術は、シリコン貫通電極(Through silicon via)を用いた実装技術である。
容量性結合は、対向して配置された前記トランスデューサ10側の電極と、センサ回路20側の電極とが容量性結合することで、トランスデューサ10とセンサ回路20とを接続する。具体的には、トランスデューサ10に絶縁体で被覆した平面電極を接続し、また、センサ回路20にも絶縁体で被覆した平面電極を接続する。そしてこの2つの平面電極を対向して配置する。これにより、2つの平面電極は電気的に容量性結合する。なお、図3に示すインタフェース部70は、容量性結合のイメージを示している。この場合、2つの平面電極は物理的には導体などで接合されていないため、接合にともなう加熱等が不要になり、トランスデューサ10およびセンサ回路20への加熱による特性劣化等を回避することができるとともに、低コストでトランスデューサ10とセンサ回路20とを一括して接続することができる。
誘導性結合は、対向して配置された前記トランスデューサ10側のコイルと、センサ回路20側のコイルとが誘導性結合することで、トランスデューサ10とセンサ回路20とを接続する。具体的には、トランスデューサ10に絶縁体で被覆した導電性のコイルを接続し、また、センサ回路20にも絶縁体で被覆した導電性のコイル極を接続する。そしてこの2つのコイルを対向して配置する。これにより、2つのコイルは電気的に導電性結合する。この場合、2つのコイルは物理的には導体などで接合されていないため、接合にともなう加熱等が不要になり、トランスデューサ10およびセンサ回路20への加熱による特性劣化等を回避することができるとともに、低コストでトランスデューサ10とセンサ回路20とを一括して接続することができる。
以上により、図4に示す第1の実施形態では、汎用的なセンサ信号処理部200を用いることで、低コストでマルチセンサを実現することができる。
<第2の実施形態>
図5に、本発明の第2の実施形態に係るマルチセンサの構成例を示す。
第2の実施形態のマルチセンサは、可変式のA/D変換回路30を用いる点において、第1の実施形態のマルチセンサと異なり、その他については第1の実施形態のマルチセンサと同様である。本実施形態の可変式A/D変換回路30は、A/D変換の入力ダイナミックレンジを可変に調整できるようにしたものである。
具体的には、図3に示すように、外部の制御装置からダイナミックレンジが指定されたA/D変更パラメータ(制御信号)が、カウントコントローラ52(制御部50)に入力され、カウントコントローラ52は、指定されたダイナミックレンジにA/D変換回路30を変更する。
このように、本実施形態では、トランスデューサ10の種類・特性に合わせて、A/D変換のダイナミックレンジを変更することで、様々な種類のトランスデューサ10との接続が容易になる。
<第3の実施形態>
図6に、本発明の第3の実施形態に係るマルチセンサの構成例を示す。
第3の実施形態のマルチセンサは、センサ回路20が駆動回路22を有する点において、第2の実施形態のマルチセンサと異なり、その他については第2の実施形態のマルチセンサと同様である。
駆動回路22は、トランスデューサ10とインタフェース部70を介して接続され、トランスデューサ10に電気信号を印加する。例えば、ダイオード特性のようなトランスデューサ10を接続する場合には、駆動回路22によりインタフェース部70を介して電圧を印加することで、その閾値電圧に適したバイアスを印加することができ、その結果、トランスデューサ10の動作を可能とすることができる。すなわち、トランスデューサ10の電気特性に合わせて、駆動回路22により電気信号を印加することで、トランスデューサ10に適した動作が可能になる。
これにより、第3の実施形態では、トランスデューサの特性合わせて動作(例えば、高い電圧を入れたり、低い電圧をいれること)が可能になり、様々なトランスデューサ10との接続が容易になる。すなわち、駆動回路22がない場合は、ダイオード特性のようなトランスデューサ10を接続してもセンシングすることができない事態が発生する可能性があり、接続できるトランスデューサの種類が限定されてしまう。これに対し、本実施形態では、センサ回路20が駆動回路22を備えることで、1つのセンサ信号処理部200が接続できるトランスデューサの種類を増やすことができる。
<第4の実施形態>
図7に、本発明の第4の実施形態に係るマルチセンサの構成例を示す。
第4の実施形態のマルチセンサは、駆動回路22がインタフェース部70(以下、「第1のインタフェース部70」)とは別の第2のインタフェース部71を介してトランスデューサ10と接続される点において、第3の実施形態のマルチセンサと異なり、その他については第3の実施形態のマルチセンサと同様である。なお、第2のインタフェース部71の接続方法は、第1の実施形態で説明した導電性結合、容量性結合、誘導性結合のいずれであってもよい。本実施形態では、図1に示す各センサ回路20(センサセル)の上面に2つのインタフェース部70、71が形成される。
第4の実施形態では、トランスデューサ10の特性に合わせて、第1のインタフェース部70または第2のインタフェース部71のいずれかの接続方法を選べるため、第1のインタフェース部70と第2のインタフェース部71とが異なる接続方法で接続されている場合、より多数の種類のトランスデューサ10と接続することが第3の実施形態と比較して容易になる。
具体的には、図6の第3の実施形態では、センシング回路21と駆動回路22とが同一の第1のインタフェース部70を介してトランスデューサ10に接続されているため、インタフェース部の接続種類は、導電性結合、容量性結合、誘導性結合の中の1つに限定される。例えば、トランスデューサ10と駆動回路22とを、導電性結合のインタフェースで接続したい場合であっても、センサ回路20の都合により容量性結合のインタフェースで接続する必要がある場合は、トランスデューサ10と駆動回路22とは容量性結合の第1のインタフェース部70で接続せざるを得ない。
これに対し、図7に示す本実施形態では、トランスデューサ10と駆動回路22とは、導電性結合の第2のインタフェース部71で接続しつつ、トランスデューサ10とセンシング回路21とは容量性結合の第2のインタフェース部71で接続することができる。すなわち、トランスデューサ10の特性に合わせて、センシング回路21と駆動回路22とで、それぞれに最適な接続方法を選択し、接続することができる。
また、トランスデューサ10は、通常2つの端子を有し、一方の端子(端子a)に固定電圧(バイアス電圧)を与え、他方の端子(端子b)をセンサ回路20に接続する。図7に示す本実施形態では、トランスデューサ10の一方の端子aに駆動回路22を接続し、他方の端子bにセンシング回路21を接続することで、任意のバイアス電圧を動的(時間的に変化)に印加できるため、センシング回路21の動作に影響を与えることなく、トランスデューサの特性(受信感度等)を向上させることが可能になる。
<第5の実施形態>
図8に、本発明の第5の実施形態に係るマルチセンサの構成例を示す。
第5の実施形態のマルチセンサは、センサ回路20がインピーダンス調整回路23をさらに備える点において、第4の実施形態のマルチセンサと異なり、その他については第4の実施形態のマルチセンサと同様である。
本実施形態のインピーダンス調整回路23は、トランスデューサ10と第1のインタフェース部70を介して直列に接続される。すなわち、インピーダンス調整回路23は、インタフェース部70とセンシング回路21との間に直列に接続される。インピーダンス調整回路23は、例えば、可変抵抗、可変容量、可変インダクタ等を有し、トランスデューサ10側の出力インピーダンスと、センシング回路21側の入力インピーダンスとを調整する。
本実施形態では、インピーダンス調整回路23を備えることで、トランスデューサ10のインピーダンス特性合わせてセンシング回路21の入力から見えるインピーダンスを調整することが可能になるため、様々な種類のトランスデューサ10と、より容易に接続することできる。
<第6の実施形態>
図9から図12に本発明の第6の実施形態に係るマルチセンサの構成例を示す。
第6の実施形態のマルチセンサは、インピーダンス調整回路23がトランスデューサ10と並列に接続している点において、第5の実施形態のマルチセンサと異なり、その他については第5の実施形態のマルチセンサと同様である。なお、インピーダンス調整回路23を直列に接続するか、または並列に接続するかについては、接続するトランスデューサ10の種類・特性に応じて使い分ける。図9から図12では、インピーダンス調整回路23を並列に接続する際の接続方法が異なる。
図9は、第1のインタフェース部70および第2のインタフェース部71とは別の第3のインタフェース部72および第4のインタフェース部73を介して、インピーダンス調整回路23と、トランスデューサ10とが並列に接続される。第3のインタフェース部72および第4のインタフェース部73の接続方法は、第1の実施形態で説明した導電性結合、容量性結合、誘導性結合のいずれであってもよい。
図10は、第1のインタフェース部70と、第3のインタフェース部72とを介して、インピーダンス調整回路23と、トランスデューサ10とが並列に接続される。第3のインタフェース部72は、トランスデューサ10とインピーダンス調整回路23とを接続するためのインタフェースである。
図11は、第2のインタフェース部71と、第3のインタフェース部72とを介して、インピーダンス調整回路23と、トランスデューサ10とが並列に接続される。第3のインタフェース部72は、トランスデューサ10とインピーダンス調整回路23とを接続するためのインタフェースである。
図12は、第1のインタフェース部70と、第2のインタフェース部71とを介して、インピーダンス調整回路23と、トランスデューサ10とが並列に接続される。
図9の場合、センシング回路21、駆動回路22およびインピーダンス調整回路23のそれぞれに、最適なインタフェース部70〜73を選択することができるという利点がある。すなわち、図9では、トランスデューサの特性合わせてインタフェース部の接続方法を任意に選べるため、様々なトランスデューサと接続することが容易になる。
一方、図12の場合、インタフェース部の数を少くすることができるため、マルチセンサの低コスト化を実現することができる。具体的には、インタフェース部の不良による製造歩留りを考慮すると、インタフェース部の数が少ない方が歩留りが高くなり、結果としてマルチセンサの低コスト化を実現することができる。また、インタフェース部の数が少ないことから製造工程を簡略化でき、低コスト化を実現することができる。また、図12では、インタフェース部の数が少ないため、インタフェース部による寄生容量の低減を防止し、マルチセンサの感度の劣化を防止(すなわち、高感度を維持)することができる。
このように、インタフェース部70の数(トランスデューサ10との接続方法の多様性・柔軟性)と、コストおよび感度についてはトレードオフの関係にある。
<第7の実施形態>
図13に、本発明の第7の実施形態に係るセンシングシステムの構成例を示す。
本実施形態のセンシングシステムは、上記説明した第1から第6のいずれかのマルチセンサ1と、制御装置8とを有する。マルチセンサ1と制御装置8とは、通信ネットワークを介して接続される。なお、図13のマルチセンサ1は、図9のマルチセンサを例として示している。なお、制御装置8は、1つのマルチセンサ1を制御するものであっても、複数のマルチセンサ1を制御するものであってもよい。
制御装置8は、マルチセンサ1を制御する装置であって、通信ネットワークを介してマルチセンサが出力するセンシング信号(出力信号)を受信するとともに、通信ネットワークを介してマルチセンサ1を制御するための制御信号を送信する。
具体的には、制御装置8は、マルチセンサ1の任意のセンサ回路20を起動させる制御信号を、マルチセンサ1に送信する。マルチセンサ1の制御部50は、制御信号を受信し、当該制御信号で指定されたセンサ回路20を起動する。
また、制御装置8は、マルチセンサ1の出力回路40の任意のレジスタを選択する制御信号を、マルチセンサ1に送信する。マルチセンサ1の制御部50は、制御信号を受信し、当該制御信号で選択されたレジスタのデータを読み出し、出力データとして出力する。
また、制御装置8は、マルチセンサ1のセンサ回路20毎に、感度調整またはキャリブレーションを指示する制御信号をマルチセンサ1に送信する。マルチセンサ1の制御部50は、制御信号を受信し、当該制御信号に従って、センサ回路20毎に感度またはキャリブレーションを調整する。
また、制御装置8は、マルチセンサ1のA/D変換のダイナミックレンジが指定された制御信号を、マルチセンサ1に送信する。マルチセンサ1の制御部50は、制御信号を受信し、当該制御信号に従って、A/D変換のダイナミックレンジを変更する。
このように、本実施形態では、マルチセンサ1の制御部50は、制御装置8から送信される制御信号を用いて、マルチセンサの任意のセンサ回路20だけを起動し、それに接続されたトランスデューサ10からの信号だけをセンシングすることができる。また、センサ回路20の感度調整またはキャリブレーション、A/D変換回路30の入力ダイナミックレンジを調整することができる。
したがって、外部の制御装置8からマルチセンサ1の動作や特性等を変更することができため、マルチセンサ1を設置した後に、追加コスト不要で、サービスメニューに応じたセンシングサービスシステムを柔軟に容易に実現することができる。また、継時変化による特性変動への対応や、マルチセンサの初期設定時のテストを、遠隔で容易に実施することができる。
以上説明した上記実施形態では、複数の種類のセンサ回路20を有する汎用的なセンサ信号処理部200を用いることで、低コストでマルチセンサを実現することができる。すなわち、多種・複数のセンサを一体化したマルチセンサの低コスト化を実現することができる。
具体的には、複数の種類のセンサ回路20が配置されたセンサ信号処理部200を、半導体ウエハに製造し、半導体チップとして汎用共通部品として用いることで、専用のマルチセンサを個別に製造する場合に必要な専用設計工程またはカスタマイズ工程が不要となり、マルとセンサを低コスト化することができる。また、センサ信号処理部200を1つのパッケージ部品とすることで、製造工程の簡略化を実現することができる。
また、複数の種類のトランスデューサ10と、複数の種類のセンサ回路20とを、用途に応じてそれぞれ組み合わせることで、様々なマルチセンサを容易に実現することができ、また、サービスの仕様に応じてマルチセンサを柔軟にカスタマイズすることができる。
また、本実施形態では、トランスデューサ10とセンサ回路20とを、導電性結合、容量性結合、誘導性結合のいずれかのインタフェース部70を介して接続することで、複数のトランスデューサ10を、低コストで一括してセンサ回路20に接続することができる。
また、本実施形態のマルチセンサは制御部50を備え、外部の制御装置からセンサ特性等を変更することができため、サービスメニューに応じてネットワークを介して設定変更可能なモニタリングサービスシステムを簡易に実現できる。そのため、いままでコストの制約で利用することができなかった物や人にセンサを搭載することができる。また、マルチセンサの設置後もセンサの起動や特性を外部の制御装置から変更できるため、追加の設置コストなく、適用するサービスに合わせて、設置後に柔軟にセンサの特性等を変更し、新たなセンシングシステム実現することができる。これにより、ユーザの利便性を高めるサービスを継続的に提供することができるという効果がある。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
例えば、図14に示すマルチセンサは、図6に示す第3の実施形態(駆動回路22が第1のインタフェース部70を介してトランスデューサ10と接続される実施形態)において、インピーダンス調整回路23が直列に接続される変形例である。
また、図15に示すマルチセンサは、図6に示す第3の実施形態において、インピーダンス調整回路23が、第3のインタフェース部72および第4のインタフェース部73を介して、並列に接続される変形例である。
また、図16に示すマルチセンサは、図6に示す第3の実施形態において、インピーダンス調整回路23が、第1のインタフェース部70および第3のインタフェース部72を介して、並列に接続される変形例である。
また、図17に示すマルチセンサは、図7に示す第4の実施形態において、駆動回路22が第2のインタフェース部71を介してトランスデューサ10と接続される場合の変形例である。図17に示す変形例では、図7に示す第4の実施形態とは異なり、駆動回路を接続する第2のインタフェース部71を、トランスデューサ10の端子aではなく、第1のインタフェース部70が接続しているトランスデューサ10の端子bに接続する。
また、図18に示すマルチセンサは、図17に示す変形例において、インピーダンス調整回路23が直列に接続される変形例である。
また、図19に示すマルチセンサは、図17に示す変形例において、インピーダンス調整回路23が、第3のインタフェース部72および第4のインタフェース部73を介して、並列に接続される変形例である。
また、図20に示すマルチセンサは、図17に示す変形例において、インピーダンス調整回路23が、第1のインタフェース部70および第3のインタフェース部72を介して、並列に接続される変形例である。
また、図21に示すマルチセンサは、図17に示す変形例において、インピーダンス調整回路23が、第2のインタフェース部71および第3のインタフェース部72を介して、並列に接続される変形例である。
10:トランスデューサ
200:センサ信号処理部
201:センサアレイ
20:センサ回路(センサセル)
21:センシング回路
22:駆動回路
23:インピーダンス調整回路
30:A/D変換回路
40:出力回路
50:制御部
60:キャリブレーション・感度調整部
70〜73:インタフェース部

Claims (16)

  1. マルチセンサであって、
    物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、
    前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、を有し、
    前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが対向して配置され、電気的に接続されること
    を特徴とするマルチセンサ。
  2. マルチセンサであって、
    物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、
    前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、
    前記センサ回路と前記トランスデューサとを接続するための第1の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部は、前記トランスデューサの電極と、前記センサ回路の電極とを導電性材料を用いて結合することにより、
    前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが接続されること
    を特徴とするマルチセンサ。
  3. マルチセンサであって、
    物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、
    前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、
    前記センサ回路と前記トランスデューサとを接続するための第1の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部は、対向して配置された前記トランスデューサ側の電極と、前記センサ回路側の電極とが容量性結合することにより、
    前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが接続されること
    を特徴とするマルチセンサ。
  4. マルチセンサであって、
    物理量を電気量に変換する複数の種類のトランスデューサと、
    前記電気量を電気信号に変換する複数の種類のセンサ回路が、同一平面上に配置されたセンサ信号処理部と、
    前記センサ回路と前記トランスデューサとを接続するための第1の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部は、対向して配置された前記トランスデューサ側のコイルと、前記センサ回路側のコイルとが誘導性結合することにより、
    前記複数のセンサ回路のそれぞれに、前記トランスデューサが接続されること
    を特徴とするマルチセンサ。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、前記第1の接続部を介して前記トランスデューサと接続し、電気信号を印加する駆動回路を有すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  6. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、第2の接続部を介して前記トランスデューサに電気信号を印加する駆動回路を有すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、前記トランスデューサと前記第1の接続部を介して直列に接続されるインピーダンス調整回路を有すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  9. 請求項6記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、
    前記インピーダンス調整回路は、前記第1の接続部および前記第2の接続部を介して前記トランスデューサと接続すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  10. 請求項6記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、
    前記インピーダンス調整回路は、前記第1の接続部および第3の接続部を介して、前記トランスデューサと接続すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  11. 請求項6記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、
    前記インピーダンス調整回路は、前記第2の接続部および第3の接続部を介して、前記トランスデューサと接続すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  12. 請求項6記載のマルチセンサであって、
    前記センサ回路は、前記トランスデューサと並列に接続されるインピーダンス調整回路を有し、
    前記インピーダンス調整回路は、第3の接続部および第4の接続部を介して、前記トランスデューサと接続すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のマルチセンサであって、
    前記センサ信号処理部は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路を有し、前記A/D変換回路のダイナミックレンジは可変であること
    を特徴とするマルチセンサ。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のマルチセンサであって、
    前記センサ信号処理部は、前記センサ回路の感度調整またはキャリブレーションを行う調整部を有すること
    を特徴とするマルチセンサ。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のマルチセンサと、前記マルチセンサを制御する制御装置とを備えるセンシングシステムであって、
    前記制御装置は、前記マルチセンサの任意のセンサ回路を起動させる制御信号を、前記マルチセンサに送信し、
    前記マルチセンサのセンサ信号処理部は、前記制御信号で指定されたセンサ回路を起動する制御部を有すること
    を特徴とするセンシングシステム。
  16. 請求項15記載のセンシングシステムであって、
    前記制御装置は、前記マルチセンサのセンサ回路毎に、感度調整またはキャリブレーションを指示する制御信号、またはA/D変換のダイナミックレンジが指定された制御信号を、前記マルチセンサに送信し、
    前記マルチセンサの制御部は、前記制御信号に従って、センサ回路毎に感度またはキャリブレーションを調整、またはA/D変換のダイナミックレンジを変更すること
    を特徴とするセンシングシステム。
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