JP6005555B2 - プラントの運転監視装置、その運転監視方法、及びその運転監視プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、プラントの運転監視技術に関する。
原子力発電所をはじめとするプラントには、圧力、流量、温度、pHといった物理量をプロセスデータとして計測するセンサが多数設けられている。
そして、このプラントに設置された運転監視装置では、これら多数のセンサが示す計測値を、系統図にリアルタイム表示したり、トレンドグラフにその経時的変化を時系列表示したりする。
このように、センサから送信される計測値に基づいて、運転員は、プラントの運転状態を把握し、この運転状態が最適となるように、プラントを操作する。
一方において、計測値のトレンドパターンを、予め登録した不具合発生時のパターンに比較して、不具合の兆候を早期に察知し、その発生を未然に防止する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−107687号公報
従来のプラント運転監視装置においては、多数のセンサから示される計測値を個別に瞬時表示したりトレンド表示したりするにすぎなかった。
このために、大量に情報表示される計測値から、プラントの運転状態を正確に把握し、不具合を察知して正常な運転状態に修正する操作を実行するには、運転員に相当の経験と能力が求められる課題がある。
また、予め登録したトレンドパターンにより不具合の発生を察知した場合であっても、運転状態を正常に修正する操作は、運転員の経験と能力に頼ることになる課題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、多数の計測値から認識されるプラントの運転状態を容易に把握でき、さらにこの運転状態を修正する操作が提示されるプラントの運転監視技術を提供することを目的とする。
本発明に係るプラントの運転監視装置において、プラントに配置された複数のセンサが示す計測値を取得する計測値取得部と、前記取得された複数の計測値に基づいて前記プラントの運転状態を示すプロセス値X及びプロセス値Yを演算するプロセス値演算部と、前記運転状態の適正度別に区分けした座標領域に前記プロセス値X及びプロセス値Yに基づくプロットを表示する表示部と、指定したプロット位置のプロセス値X及びプロセス値Yに対応して示される前記センサの目標値を判定する目標値判定部と、前記計測値と前記目標値との差分値に基づいて前記プラントの操作端の操作量を導出する操作量導出部とを、備えることを特徴とする。
本発明によれば、多数の計測値から認識されるプラントの運転状態を容易に把握でき、さらにこの運転状態を修正する操作が提示されるプラントの運転監視技術が提供される。
本発明に係るプラントの運転監視装置の実施形態を示すブロック図。 プラントの運転状態をプロセス値X及びプロセス値Yを用いて二次元座標上に表示したグラフ。 履歴テーブルの実施形態を示す図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、プラントの運転監視装置10は、プラント11に配置された複数のセンサS(S1,S2,…Sn)が示す計測値A(A1,A2,…An)を取得する計測値取得部12と、取得された複数の計測値A(A1,A2,…An)に基づいてプラント11の運転状態を示すプロセス値X及びプロセス値Yを演算するプロセス値演算部13と、この運転状態の適正度別に区分けした座標領域(図2)にプロセス値X及びプロセス値Yに基づくプロットM(図2)を表示する表示部20とを、備えている。
化学反応を扱うプラント11に配置されるセンサS(S1,S2,…Sn)としては、圧力、流量、温度、pHといった物理量を計測するものが挙げられる。
これらセンサS(S1,S2,…Sn)の各々は、プラント11の運転状態を反映した計測値A(A1,A2,…An)を連続的に出力している。
計測値取得部12は、連続的に出力されている複数の計測値A(A1,A2,…An)を、所定の時間間隔で離散的に取得するか、もしくは所望のタイミングで取得する。
そして、同じタイミングで取得された計測値A(A1,A2,…An)の群は、この群のまとまりを単位として、プロセス値演算部13に送信されるとともに、表示部20に表示される。
プロセス値演算部13は、取得された複数の計測値A(A1,A2,…An)の中から選択される所定の計測値Aを所定の第1演算式に代入してプロセス値Xを演算する。さらに、選択が異なる所定の計測値Aを所定の第2演算式に代入してプロセス値Yを演算する。
ここで、選択される所定の計測値は、複数又は単数である場合も含み、これらとプロセス値との関係は、化学反応の反応効率や安全性等の観点から、経験もしくはシミュレーションに基づき予め導き出されている。
また、選択される所定の計測値とプロセス値とは、前記した演算式で関係付けられる場合の他に、対応テーブル19により関係付けられている場合もある。
図2に示す二次元座標グラフは、プロセス値X及びプロセス値Yを互いに直交する座標軸に設定したものである。
この二次元座標グラフの座標領域は、プラント11の運転状態の適正度別に後述する閾値曲線により区分けされており、同じタイミングで取得された計測値Aの群に基づくプロセス値X及びプロセス値YのプロットM(M1,M1b,M1a)が表示されている。
図2において、プロットM1は、現在の段階で取得された計測値Aの群に基づくものであり、プロットM1b及びプロットM1aは、それぞれ過去の段階で取得された計測値Aの群に基づくものを示している。
これにより、現在のプラントの運転状態が効率的であるか、又は最適運転状態に到達するまでの差分がどの程度であるかといった情報を容易に把握することができる。
そして、プロットM2は、次の段階で期待されるプラントの運転状態を示すものである。この次の段階のプロットM2の座標領域における位置は、これまでのプロットの推移(M1a→M1b→M1)から自動的に指定される場合もあり、運転員によりマニュアルで指定される場合もある。
目標値判定部14は、指定したプロット位置M2のプロセス値X及びプロセス値Yに対応して示されるセンサの目標値B(B1,B2,…Bn)を判定する。
この判定は、対応テーブル19における関係付けを参照して実行することができる。
操作量導出部15は、計測値Aと目標値Bとの差分値Cに基づいてプラントの操作端T(T1,T2,…Tm)の操作量D(D1,D2,…Dm)を導出する。
ここで、操作端Tの操作量Dとは、配管の開閉弁の開度、設定温度の設定値、機器の操作時間等が挙げられるが、これらに限定されることはなく、プラント11の操業状態を変更する操作条件であれば適宜該当する。
なお、それぞれのセンサSに対応する差分値Cの集合と、これら差分値Cをゼロに収束させるのに必要な操作との関係は、演算式で関係付けられる場合の他に、対応テーブル19により関係付けられている場合もある。
また、差分値Cに関係付けされた操作は、一つの操作端Tの操作量Dで規定される場合の他に、複数の操作端Tの操作順番及びそれらの操作量Dで規定される場合もある。
履歴生成部16は、計測値取得部12が取得した計測値A、目標値判定部14により判定された目標値B及び操作量導出部15により導出された操作端Tの操作量Dを関連付けて時系列に記録した履歴テーブル17を生成する。
この履歴テーブル17は、図3に示すように、更新された計測値Aとすでに判定されている目標値Bとの差分値Cも併せて表示部20に表示することができる。
これにより運転員は、導出された操作端Tの操作を実行した後に、差分値Cがゼロに収束していく様子から運転状態の推移を確認することができる。
操作量抽出部18は、操作量導出部15によりの導出された操作量D(D1,D2,…Dm)とは別に、取得した計測値Aと判定された目標値Bとの関係に基づいて履歴テーブル17から操作量Dを抽出する。
このように、別々の方式に基づいて二種類の操作端Tの操作量Dが導かれるので、運転員にとって、実際に実施する操作端Tの操作量Dを決定するのに必要な判断材料が多様化する。
領域設定部21は、座標領域(図2)を区分けする閾値曲線を設定する。
この閾値曲線は、解析的に導かれた曲線で、運転範囲のガイドとして表示されている。
この閾値曲線は、入力部22により、数式に基づいて作成される場合の他、実際の運転結果にフィッティングするように調整される。
以上述べた実施形態のプラントの運転監視装置によれば、プロセス値X及びプロセス値Yによりプラントの運転状態を二次元座標表示することにより、プラントの運転状態を容易に把握でき、さらにこの運転状態の修正操作が容易となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、プラントの運転監視装置の構成要素は、コンピュータのプロセッサで実現することも可能であり、プラントの運転監視プログラムにより動作させることが可能である。
10…運転監視装置、11…プラント、12…計測値取得部、13…プロセス値演算部、14…目標値判定部、15…操作量導出部、16…履歴生成部、17…履歴テーブル、18…操作量抽出部、19…対応テーブル、20…表示部、S(S1,S2,…Sn)…センサ、A(A1,A2,…An)…計測値、B(B1,B2,…Bn)…目標値、D(D1,D2,…Dm)…操作量、T(T1,T2,…Tm)…操作端、M(M1,M1a,M1b,M2)…プロット。

Claims (5)

  1. プラントに配置された複数のセンサが示す計測値を取得する計測値取得部と、
    前記取得された複数の計測値に基づいて前記プラントの運転状態を示すプロセス値X及びプロセス値Yを演算するプロセス値演算部と、
    前記運転状態の適正度別に区分けした座標領域に前記プロセス値X及びプロセス値Yに基づくプロットを表示する表示部と、
    指定したプロット位置のプロセス値X及びプロセス値Yに対応して示される前記センサの目標値を判定する目標値判定部と、
    前記計測値と前記目標値との差分値に基づいて前記プラントの操作端の操作量を導出する操作量導出部とを、備えることを特徴とするプラントの運転監視装置。
  2. 前記計測値、前記目標値及び前記操作量を関連付けて記録した履歴テーブルを生成する履歴生成部と、
    取得した前記計測値と判定された前記目標値との関係に基づいて前記履歴テーブルから前記操作量を抽出する操作量抽出部とを、さらに備える請求項1に記載のプラントの運転監視装置。
  3. 前記座標領域を区分けする閾値曲線を設定する領域設定部を、さらに備える請求項1又は請求項2に記載のプラントの運転監視装置。
  4. プラントに配置された複数のセンサが示す計測値を取得するステップと、
    前記取得された複数の計測値に基づいて前記プラントの運転状態を示すプロセス値X及びプロセス値Yを演算するステップと、
    前記運転状態の適正度別に区分けした座標領域に前記プロセス値X及びプロセス値Yに基づくプロットを表示するステップと、
    指定したプロット位置のプロセス値X及びプロセス値Yに対応して示される前記センサの目標値を判定するステップと、
    前記計測値と前記目標値との差分値に基づいて前記プラントの操作端の操作量を導出するステップとを、含むことを特徴とするプラントの運転監視方法。
  5. コンピュータに、
    プラントに配置された複数のセンサが示す計測値を取得するステップ、
    前記取得された複数の計測値に基づいて前記プラントの運転状態を示すプロセス値X及びプロセス値Yを演算するステップ、
    前記運転状態の適正度別に区分けした座標領域に前記プロセス値X及びプロセス値Yに基づくプロットを表示するステップ
    指定したプロット位置のプロセス値X及びプロセス値Yに対応して示される前記センサの目標値を判定するステップ、
    前記計測値と前記目標値との差分値に基づいて前記プラントの操作端の操作量を導出するステップを、実行させることを特徴とするプラントの運転監視プログラム。
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