JP6005499B2 - 故障診断装置及びそれを備えたストップランプスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、故障診断装置及びそれを備えたストップランプスイッチに関する。
従来の技術として、主に自動車のブレーキペダル操作時の、ストップランプの消灯、点灯制御等に用いられるスイッチ及びこれを用いたスイッチ装置が知られている(特許文献1参照)。
このスイッチ装置は、移動体に装着された磁石と対向する面に第一のセンサを、この下方に第二のセンサを設けると共に、制御手段がこの二つのセンサを用いて磁石の磁気を検出する。いずれか一方のセンサに故障が生じた場合、これをセンサからのON/OFF信号により検知するものである。これにより、簡易な構成で故障検知が可能なスイッチ、及びこれを用いたスイッチ装置を得ることができるとされている。
特開2009−123480号公報
しかし、この従来のスイッチ装置による故障診断では、センサが故障した場合、磁石の移動に関わらずOFF信号又はON信号を出力するため、磁石がどの位置にあるのか分からなければ故障であるかどうかを判断するのはスイッチ単体では困難であった。また、ECU(Electric control unit)を用いれば故障診断は可能であるがスイッチ単体のみの信号ではどちらのセンサが故障しているのか判断するのは困難であるため警告表示を出すのみでストップランプは消灯又は点灯したままの状態で走行しなければならないという問題があった。
従って、本発明の目的は、スイッチ単体で故障診断が可能な故障診断装置及びそれを備えたストップランプスイッチを提供することにある。
[1]本発明は、上記の目的を達成するため、移動部の第1の切替え位置において出力レベルが切り替わる第1の信号を出力する第1のセンサと、前記移動部の初期位置を基点とし、前記第1の切替え位置よりも離れた第2の切替え位置において出力レベルが切り替わる第2の信号を出力する第2のセンサと、前記第1のセンサの前記第1の信号、及び前記第2のセンサの前記第2の信号が、前記第1と第2の切替え位置の間に同値区間を有する異相の切り替わり信号であり、前記第1の信号及び前記第2の信号のそれぞれの切り替わりを検知して第3の信号を出力する第3のセンサと、前記第1乃至第3の信号に基づいて、前記第1、第2、又は第3のセンサの故障を診断する故障診断部と、を有し、前記第3のセンサは、前記移動部の初期位置から前記第1のセンサの前記第1の切替え位置までの区間、前記同値区間、及び前記第2のセンサの前記第2の切替え位置以降の区間を、3値で出力することを特徴とする故障診断装置を提供する。
]本発明は、上記の目的を達成するため、上記[1]に記載の故障診断装置を備えたストップランプスイッチを提供する。
本発明によれば、スイッチ単体で故障診断が可能な故障診断装置及びそれを備えたストップランプスイッチを提供することができる。
図1は、本実施の形態に係るストップランプスイッチを備えたブレーキ装置が搭載された車両の故障診断装置を含む全体ブロック図である。 図2は、本実施の形態に係るストップランプスイッチの要部断面図である。 図3は、本実施の形態に係るストップランプスイッチにおける、第1のセンサ、第2のセンサ、及び第3のセンサから出力される信号と磁石位置(移動体位置)の切替わりの関係について示した図である。 図4(a)は、本実施の形態に係る故障診断装置の故障診断部のブロック図であり、図4(b)は、その動作条件を示す一覧図である。 図5は、本実施の形態に係る故障診断装置の故障診断のフローチャートである。
[実施の形態]
(故障診断装置1、ストップランプスイッチ3の構成)
図1は、本実施の形態に係るストップランプスイッチ3を備えたブレーキ装置2が搭載された車両の故障診断装置1を含む全体ブロック図である。ストップランプスイッチ3は、主に、ブレーキ操作(ブレーキペダル20)の磁石32の第1の操作位置L1において出力された第1の信号(ストップランプ信号Vs)に基づいてストップランプ70を点灯させ、また、磁石32の初期位置を基点とし、第1の操作位置L1よりも離れた第2の操作位置L2において出力された第2の信号(クルーズキャンセル信号Vc)に基づいてクルーズコントロール機能をキャンセル(停止)するものである。
故障診断装置1は、移動部(本実施の形態では磁石20)の第1の切替え位置L1において出力レベルがOFFからONに切り替わる第1の信号(ストップランプ信号Vs)を出力する第1のセンサ34と、磁石20の初期位置を基点とし、第1の切替え位置L1よりも離れた第2の切替え位置L2において出力レベルがONからOFFに切り替わる第2の信号(クルーズキャンセル信号Vc)を出力する第2のセンサ35と、第1の信号(ストップランプ信号Vs)及び第2の信号(クルーズキャンセル信号Vc)のそれぞれの切り替わりを検知して第3の信号(ストローク検知信号Vk)を出力する第3のセンサ36と、第1乃至第3の信号(Vs、Vc、Vk)に基づいて、第1、第2、又は第3のセンサ(34、35、又は36)の故障を診断する故障診断部200と、を有して概略構成されている。
ブレーキ装置2は、例えば、乗員の足により操作される、車両に搭載されたフットブレーキである。ブレーキ装置2は、例えば、乗員の足により操作されるブレーキペダル20と、操作によるブレーキペダル20の移動距離に応じた信号を出力するストップランプスイッチ3と、を備えて概略構成されている。このブレーキペダル20は、例えば、一方端部が車両に回転可能に支持され、他方端部が乗員の方向に屈曲し、この他方端部には、足を乗せるプレートが設けられている。ストップランプスイッチ3については、後述する。
イグニッションスイッチ4は、例えば、キーをシリンダに差し込んで回転させることにより、OFF(電源をオフする操作位置)、ACC(一部の電子機器が使える操作位置)、ON(全ての電子機器が使える操作位置)、START(エンジンを始動させる操作位置)等の操作位置に応じたイグニッション信号を出力するものである。
クルーズコントロールスイッチ5は、例えば、車両に搭載されたクルーズコントロール機能をON状態またはOFF状態にするスイッチである。このクルーズコントロール機能とは、例えば、アクセルペダルを操作することなく、車両を設定した速度に保つように駆動部8を制御する機能である。
バッテリ6は、車両の電子機器等に電力を供給するものである。故障診断装置1は、例えば、イグニッションスイッチ4がOFF状態にあるとき以外の操作位置に操作されている間、バッテリ6から供給される電力により動作を行う。なお、故障診断装置1は、イグニッションスイッチ4の操作位置に関わらず、ブレーキ装置2が操作されたときは、ストップランプ70を点灯するように構成されている。
ストップランプ部7は、例えば、ブレーキ装置2の操作に応じて車両の前後に配置されたストップランプ70を点灯または消灯させるように構成されている。
駆動部8は、例えば、駆動力を発生するエンジンと、エンジンの駆動力を所定の比率に変換して車輪に伝達する変速機等を含んで構成されている。駆動部8は、例えば、車両ECU10およびクルーズ制御部9により制御される。
クルーズ制御部9は、例えば、クルーズコントロール機能を実施するため、駆動部8を制御するように構成されている。このクルーズ制御部9は、例えば、クルーズコントロールスイッチ5が操作されることにより出力されるクルーズ信号に基づいて、定められた速度を維持し、クルーズコントロールスイッチ5のOFF操作又はブレーキペダル20が操作されることにより定速度での走行を終了するように駆動部8を制御する駆動信号を出力する。
車速センサ9aは、例えば、車両の速度を検出し、速度に応じた車速情報を車両ECU10に出力するように構成されている。
車両ECU10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)100、RAM(Random Access Memory)101およびROM(Read Only Memory)102等を含んで構成されている。CPU100は、例えば、ROM102に格納されたプログラムを読出し、これを実行することにより所定の処理を行う半導体素子である。RAM101は、例えば、CPU100により行われる所定の処理において、一時的に演算結果等を格納する半導体素子である。ROM102は、例えば、CPU100によって実行されるプログラム等が格納された半導体素子である。
(ストップランプスイッチ3の構成)
図2は、本実施の形態に係るストップランプスイッチ3の要部断面図である。図3は、本実施の形態に係るストップランプスイッチ3における、第1のセンサ34、第2のセンサ35、及び第3のセンサ36から出力される信号と磁石位置(移動体位置)の切替わりの関係について示した図である。なお、図2は、例えば、ストップランプスイッチ3の移動部材31が本体30側に押し込まれている状態、すなわち、ブレーキペダル20が操作される前の移動部材31の初期位置を示している。
このストップランプスイッチ3は、例えば、移動部材31の先端部311がブレーキペダル20に接触するように、車両に取り付けられている。また、ストップランプスイッチ3は、例えば、乗員の操作による、ブレーキペダル20の移動に伴ってストップランプスイッチ3の移動部材31が、図2に示す紙面の右側から左側、すなわち、矢印A方向に移動し、ストップランプ70を点灯させるように構成されている。さらに、ストップランプスイッチ3は、例えば、ブレーキペダル20から矢印A方向の反対方向の力が付加されている。
ストップランプスイッチ3は、例えば、図2に示すように、箱形状を有する本体30と、本体30に対して移動可能に設けられた移動部材31と、移動部材31に設けられた磁場発生部材としての磁石32と、移動部材31に弾性力を付加する弾性部材33と、本体30内に設けられた第1のセンサ34、第2のセンサ35、第3のセンサ36、及びコネクタ部38とを備えて概略構成されている。
本体30は、例えば、一方端部に円筒部301、他方端部にコネクタ部38が形成されている。また、本体30は、例えば、移動部材31の移動方向(矢印A方向)に直交する面を形成する仕切部302を本体30内に有し、本体30の内とコネクタ部38とを仕切っている。
円筒部301は、例えば、貫通孔を有し、その貫通孔には、移動部材31のロッド310が挿入され、円筒部301の先端からロッド310の先端部311が突出している。このロッド310は、ブレーキペダル20と接触しており、ブレーキペダル20の操作位置に応じて移動する。
移動部材31は、例えば、円筒部301の貫通孔の形状に応じた形状を有する上記のロッド310と、ロッド310の端部に形成されたストッパ312と、を備えて概略構成されている。
ストッパ312は、例えば、移動の際に第1のセンサ34、第2のセンサ35、及び第3のセンサ36に接触せず、また、円筒部301の貫通孔よりも大きくなるような形状を備えている。このストッパ312のロッド310が形成された面の反対側の面には、例えば、磁石32が取り付けられている。また、この反対側の面と仕切部302の間には、例えば、弾性部材33が設けられている。従って、移動部材31は、例えば、図2の紙面の右側から左側方向(矢印A方向)の弾性部材33による弾性力を受けている。すなわち、乗員がブレーキ操作を行ったとき、ブレーキペダル20の移動に伴って、移動部材31が、弾性部材33の付勢力によって矢印A方向に移動する。また、乗員がブレーキ操作を終了した後、矢印A方向とは反対方向のブレーキペダル20の移動に伴って、移動部材31は、図2に示す初期位置に復帰するように構成されている。
磁石32は、例えば、ネオジウム等の永久磁石である。なお、磁石32は、電磁石であっても良い。また、弾性部材33は、例えば、コイルばねである。
第1のセンサ34、第2のセンサ35、及び第3のセンサ36は、例えば、磁石32により生じる磁場の変化を信号として出力する磁気センサである。すなわち、ストップランプスイッチ3は、ブレーキペダル20と共に移動する移動部材31の移動を、非接触で検出することが可能である。この磁気センサとしては、例えば、磁気抵抗センサ(MagneticResistance Sensor)、ホールセンサ等が用いられる。図3に示すように、第1のセンサ34及び第2のセンサ35はMRセンサを用い、ON、OFFの出力とする。また、第3のセンサ36はホールセンサを用い、2つの閾値で出力0、1、2の3値の出力とする。なお、第1のセンサ34、第2のセンサ35、及び第3のセンサ36は、磁気センサに限定されず、光センサや機械式スイッチ等であっても良い。
図2に示すように、第1のセンサ34、第2のセンサ35、及び第3のセンサ36は、例えば、本体30内に設けられた基板37上に設けられている。
第1のセンサ34および第2のセンサ35は、図2に示すように、ブレーキペダル20、移動部材31を介して磁石32が移動する方向にΔLの間隔で配置されている。
また、第3のセンサ36は、第1のセンサ34と第2のセンサ35のそれぞれの切り替わりを検知するように、第1のセンサ34と第2のセンサ35の中間部に配置されている。
第1のセンサ34は、図3に示すように、磁石32の初期位置から移動距離Lの操作位置においてストップランプ70をOFF状態からON状態とするストップランプ信号Vsを出力する。すなわち、第1のセンサ34は、例えば、ストップランプ70を点灯させる際には、ストップランプ信号VsとしてHiを出力し、ストップランプ70を消灯させる際には、ストップランプ信号VsとしてLoを出力するように構成されている。ここで、図3に示すストップランプ信号VsのOFFとは、ストップランプ70をOFF状態にするLoのストップランプ信号Vsが出力されていることを示し、ONとは、ストップランプ70をON状態にするHiのストップランプ信号Vsが出力されていることを示している。
第2のセンサ35は、図3に示すように、磁石32の初期位置から移動距離Lの操作位置においてクルーズコントロール機能を停止させるためのクルーズキャンセル信号Vc(Lo)を出力する。すなわち、第2のセンサ35は、例えば、クルーズコントロール機能を維持させる際には、クルーズキャンセル信号VcとしてHiを出力し、クルーズコントロール機能を停止(キャンセル)させる際には、クルーズキャンセル信号VcとしてLoを出力するように構成されている。ここで、図3に示すクルーズキャンセル信号VcのOFFとは、クルーズコントロール機能をOFF状態にするLoのクルーズキャンセル信号Vcが出力されていることを示し、ONとは、クルーズコントロール機能をON状態に維持するHiのクルーズキャンセル信号Vcが出力されていることを示している。
なお、図3に示すように、移動距離Lは、ブレーキペダル20が、ストップランプ70を点灯させるために必要な第1の操作位置に操作されたとき、磁石32が初期位置から移動した距離を示している。また、移動距離Lは、ブレーキペダル20が、クルーズコントロール機能を停止させるために必要な第2の操作位置に操作されたとき、磁石32が初期位置から移動した距離を示している。
第3のセンサ36は、図3に示すように、磁石32の初期位置から移動距離Lの操作位置においてストップランプ信号VsがOFF状態からON状態になる切り替わり、また、磁石32の移動距離Lの操作位置においてクルーズキャンセル信号VcがON状態からOFF状態になる切り替わりをそれぞれ検知する。すなわち、第3のセンサ36は、磁石32の初期位置から移動距離Lの区間Δ1で出力1、同値区間ΔLで出力0、移動距離L以降の区間Δ2で出力2、の3値で出力するストローク検知信号Vkを生成する。なお、同値区間ΔLは、ストップランプ信号Vsとクルーズキャンセル信号Vcが共にON状態のHi信号を出力する区間である。
図4(a)は、本実施の形態に係る故障診断装置の故障診断部200のブロック図であり、図4(b)は、その動作条件を示す一覧図である。
第1のセンサ34は、書込み回路1(210)、書込み回路2(211)、判定回路3(250)に接続され、それぞれにストップランプ信号Vsを出力する。第2のセンサ35は、書込み回路3(212)、書込み回路4(213)、判定回路3(250)に接続され、それぞれにクルーズキャンセル信号Vcを出力する。また、第3のセンサ36は、出力切替検出回路240、判定回路3(250)に接続され、それぞれにストローク検知信号Vkを出力する。
書込み回路1(210)はメモリ1(220)に接続され、メモリ1(220)は判定回路1(230)に接続されている。同様に、書込み回路2(211)はメモリ2(221)に接続され、メモリ2(221)は判定回路1(230)に接続されている。
また、書込み回路3(212)はメモリ3(222)に接続され、メモリ3(222)は判定回路2(231)に接続されている。同様に、書込み回路4(213)はメモリ4(223)に接続され、メモリ4(223)は判定回路2(231)に接続されている。
出力切替検出回路240は書込み回路2(211)、書込み回路3(212)、判定回路1(230)、判定回路2(231)に接続され、それぞれに出力Cを出力する。
判定回路1(230)は、書込み回路1(210)、判定回路3(250)に接続され、それぞれに出力Aを出力する。また、判定回路2(231)は、書込み回路4(213)、判定回路3(250)に接続され、それぞれに出力Bを出力する。
図5は、本実施の形態に係る故障診断装置1の故障診断のフローチャートである。以下、このフローチャートに基づいて、本実施の形態に係る故障診断装置1の動作を説明する。
故障診断装置1の動作がスタートすると、故障診断部200において、書込み回路1(210)により第1のセンサ34のストップランプ信号Vsがメモリ1(220)に書き込まれる(Step1)。
同様に、書込み回路4(213)により第2のセンサ34のクルーズキャンセル信号Vcがメモリ4(223)に書き込まれる(Step2)。
出力切替検出回路240は、出力CがONかどうかを判断する。出力CがONの場合はStep4へ進み、出力CがONでない場合はStep3の判断を繰り返す(Step3)。なお、図4(b)に示すように、出力CがONとは、出力1から出力2へ切り替わったか、出力2から出力1へ切り替わった場合である。
書込み回路2(211)により第1のセンサ34のストップランプ信号Vsがメモリ2(221)に書き込まれる。また、書込み回路3(212)により第2のセンサ34のクルーズキャンセル信号Vcがメモリ3(222)に書き込まれる(Step4)。
判定回路1(230)は、メモリ1(220)とメモリ2(221)の内容が一致するかどうかを判断する。一致する場合はStep6へ進む。一致しない場合は、第1のセンサ34は正常動作をしているので、Step1へ戻って第1のセンサ34の故障診断を繰り返して実行する。また、第1のセンサ34は正常動作をしているので、Step10へ進んで第3のセンサ36の故障診断に進む(Step5)。
判定回路1(230)によりメモリ1(220)とメモリ2(221)の内容が一致した場合は、第1のセンサ34は故障と判断される。なぜなら、メモリ2(221)の内容は、出力CがONとなった場合の信号であり、正常動作では、メモリ1(220)とメモリ2(221)の内容は反転しているからである。これにより、出力3をONとして故障信号を出して判定終了(Step9)する(Step6)。
同様に、判定回路2(231)は、メモリ3(222)とメモリ4(223)の内容が一致するかどうかを判断する。一致する場合はStep8へ進む。一致しない場合は、第2のセンサ35は正常動作をしているので、Step2へ戻って第2のセンサ35の故障診断を繰り返して実行する。また、第2のセンサ35は正常動作をしているので、Step10へ進んで第3のセンサ36の故障診断に進む(Step7)。
判定回路2(231)によりメモリ3(222)とメモリ4(223)の内容が一致した場合は、第2のセンサ35は故障と判断される。なぜなら、メモリ3(222)の内容は、出力CがONとなった場合の信号であり、正常動作では、メモリ3(222)とメモリ4(223)の内容は反転しているからである。これにより、出力4をONとして故障信号を出して判定終了(Step9)する(Step8)。
判定回路3(250)は、第3のセンサ36の値が出力1かどうかを判断する。第3のセンサ36の値が出力1の場合は、Step11へ進み、第3のセンサ36の値が出力1でない場合は、Step12へ進む(Step10)。
判定回路3(250)は、第1のセンサ34がOFF,かつ、第2のセンサ35がONかを判断する。Yesの場合は、第1〜3のすべてのセンサが正常動作として判定終了(Step15)する(Step11)。なぜなら、図3により、ストローク検知信号Vkが区間Δ1のときは、第1のセンサ34がOFF,かつ、第2のセンサ35がONの状態が正常動作だからである。Noの場合は、Step14へ進む。
判定回路3(250)は、第3のセンサ36の値が出力2かどうかを判断する。第3のセンサ36の値が出力2の場合は、Step13へ進み、第3のセンサ36の値が出力2でない場合は、判定終了(Step15)する(Step12)。このStep12でNoの場合は、図3により、ストローク検知信号Vkが同値区間ΔLであり、ストップランプ信号Vsとクルーズキャンセル信号Vcが共にON状態のHi信号を出力する区間であるので、判定ができないので、判定終了とする。
判定回路3(250)は、第1のセンサ34がON,かつ、第2のセンサ35がOFFかを判断する。Yesの場合は、第1〜3のすべてのセンサが正常動作として判定終了(Step16)する(Step13)。なぜなら、図3により、ストローク検知信号Vkが区間Δ2のときは、第1のセンサ34がON,かつ、第2のセンサ35がOFFの状態が正常動作だからである。Noの場合は、Step14へ進む。
Step11及びStep13から、判定回路3(250)において、第3のセンサ36は故障と判断される。これにより、出力3及び出力4をONとして故障信号を出して判定終了(Step15)する(Step14)。
上記の一連の故障診断は、中断、中止の割り込み信号が故障診断部200に入力されるまで、繰り返し実行される。
(実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、次のような効果を有する。
(1)本実施の形態に係る故障診断装置1、ストップランプスイッチ3は、ストップランプスイッチ3側に故障診断部200を有した構成とされているので、故障判定を車両側のECUに頼る必要が無い。これにより、信頼性の向上を図ることが可能となる。
(2)同様に、ストップランプスイッチ3側に故障診断部200を有し、故障判定を車両側のECUに頼る必要が無いので、ECU毎に判定ソフトを設計する必要がなく開発工数の低減に繋がるという効果を有する。
(3)ストップランプスイッチが故障した場合でも、どのセンサが故障しているか判断が可能である。これにより、ストップランプ70を消灯させるか点灯させるかの判断が可能であり、機能不全に陥ることがなく、ユーザーが安心してディーラーまで乗っていくことが出来る。
(4)第3のセンサ36を備えることにより、簡単な構成により正確な故障診断が可能となる。なお、同値区間ΔLにおいては判断ができないが、この区間に対応した位置にブレーキペダル20が操作されたままであることはなく、ブレーキペダル20は踏み込まれるか戻されるものである。したがって、車両の運転中において、実用上問題のない故障診断が可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…故障診断装置、2…ブレーキ装置、3…ストップランプスイッチ、4…イグニッションスイッチ、5…クルーズコントロールスイッチ、6…バッテリ、7…ストップランプ部、8…駆動部、9…クルーズ制御部、9a…車速センサ、10…車両ECU、20…ブレーキペダル、30…本体、31…移動部材、32…磁石、33…弾性部材、34…第1のセンサ、35…第2のセンサ、36…第3のセンサ、38…コネクタ部、37…基板、70…ストップランプ
100…CPU、101…RAM、102…ROM、
200…故障診断部、210…書込み回路1、211…書込み回路2、212…書込み回路3、213…書込み回路4、220…メモリ1、221…メモリ2、222…メモリ3、223…メモリ4、230…判定回路1、231…判定回路2、240…出力切替検出回路、250…判定回路3
301…円筒部、302…仕切部、310…ロッド、311…先端部、312…ストッパ、360…端子

Claims (2)

  1. 移動部の第1の切替え位置において出力レベルが切り替わる第1の信号を出力する第1のセンサと、
    前記移動部の初期位置を基点とし、前記第1の切替え位置よりも離れた第2の切替え位置において出力レベルが切り替わる第2の信号を出力する第2のセンサと、
    前記第1のセンサの前記第1の信号、及び前記第2のセンサの前記第2の信号が、前記第1と第2の切替え位置の間に同値区間を有する異相の切り替わり信号であり、前記第1の信号及び前記第2の信号のそれぞれの切り替わりを検知して第3の信号を出力する第3のセンサと、
    前記第1乃至第3の信号に基づいて、前記第1、第2、又は第3のセンサの故障を診断する故障診断部と、
    を有し、
    前記第3のセンサは、前記移動部の初期位置から前記第1のセンサの前記第1の切替え位置までの区間、前記同値区間、及び前記第2のセンサの前記第2の切替え位置以降の区間を、3値で出力することを特徴とする故障診断装置。
  2. 前記請求項1に記載の故障診断装置を備えたストップランプスイッチ。
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