JP6004793B2 - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
この可搬型ディスプレイは、据え置き型ディスプレイと同様に、搭載する表示パネルの高精細化や表示画質の高画質化により表示能力が向上し、映像制作現場や医療現場等の業務用途において映像確認用として使用されるようになっている。
省電力動作モードでは、例えば、一定期間ユーザの操作入力がない場合、中央演算装置(以下、CPU)と不揮発性メモリ(以下、メモリ)以外への電源供給が停止される。
また電池残量を検出し、検出した電池残量に応じて表示パネルの輝度を制御することにより消費電力の低減を図る省電力動作モードや、検出した電池残量に応じて複数ある画像処理回路から画像処理に使用する画像処理回路を選択する省電力動作モードがある。
上記のような複数の省電力動作モードを持つ可搬型ディスプレイを、例えば映像制作現場において映像確認のために用いる場合について以下に述べる。
映像制作現場において映像確認を行なう時、複数人が各々保有する可搬型ディスプレイに確認用画像を表示させ、複数人が同時に確認作業を行うことが考えられる。
そのため、各可搬型ディスプレイにおいて表示画質が同一になるよう、各可搬型ディスプレイの省電力動作モードを一致させることが課題となる。
また特許文献2では、複数のディスプレイで構成される表示システムにおいて、制御部が各ディスプレイに輝度または色度の目標値を送信し、各ディスプレイが受信した目標値に従って輝度または色度の調整を行う。
この技術を用いることでも、複数のディスプレイにおいて表示画質を同一にすることができる。
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信手段と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報を前記他の表示装置から受信する受信手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記受信手段が受信した前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報に基づいて、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかった場合に、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定することを特徴とする表示装置である。
また、本発明は、画像を表示する表示手段を備える表示装置であって、
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定手段と、
他の表示装置から、前記他の表示装置に設定されている動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を受信する受信手段と
前記設定手段が設定した動作モードに関連する情報を、前記他の表示装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定手段は、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信手段は、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置である。
また、本発明は、画像を表示する表示手段を備える表示装置であって
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された動作モードの情報、または当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信手段と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報、または当該動作モードへの設定要求を前記他の表示装置から受信する受信手段と、
を備え、
前記送信手段が前記設定要求を前記他の表示装置に送信し、かつ、前記受信手段が、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかったことを示す情報を受信した場合に、前記設定手段は、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定し、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定手段は、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信手段は、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置である。
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定工程と、
前記設定工程により設定された動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信工程と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報を前記他の表示装置から受信する受信工程と、
を有し、
前記設定工程では、前記受信工程で受信した前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報に基づいて、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかった場合に、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定することを特徴とする表示装置の制御方法である。
また、本発明は、画像を表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定工程と、
他の表示装置から、前記他の表示装置に設定されている動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を受信する受信工程と
前記設定工程で設定した動作モードに関連する情報を、前記他の表示装置に送信する送信工程と、
を有し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定工程では、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信工程では、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置の制御方法である。
また、本発明は、画像を表示する表示手段を備える表示装置であって
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定工程と、
前記設定工程により設定された動作モードの情報、または当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信工程と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報、または当該動作モードへの設定要求を前記他の表示装置から受信する受信工程と、
を有し、
前記送信工程で前記設定要求を前記他の表示装置に送信し、かつ、前記受信工程で、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかったことを示す情報を受信した場合に、前記設定工程では、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定工程では、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信工程では、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置の制御方法である。
以下の実施例は、消費電力の低減を行う省電力動作モードを複数持ち、かつ設定する省電力動作モードにより表示画質が変わる複数の可搬型ディスプレイに関する。1台の可搬型ディスプレイはマスタとして動作するマスタ可搬型ディスプレイ(以下、マスタ)であり、その他の可搬型ディスプレイはスレーブとして動作するスレーブ可搬型ディスプレイ(以下、スレーブ)である。以下の実施例では、各可搬型ディスプレイの表示画質が同一になるように省電力動作モードの設定を行う方法について説明する。
図1は、本発明の第一の実施例を説明するシステム図である。
次に、本発明の第一の実施例における可搬型ディスプレイの主要デバイスについて説明
する。図2は、本発明の第一の実施例における可搬型ディスプレイの主要デバイスを説明する説明図である。なお、マスタ100及びスレーブ101の主要デバイスの構成は同じである。
メモリ202は、DDR2−SDRAM(Double Data Rate2 Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリである。
メモリ202は、CPU203の処理に用いられるデータを一時的に記憶する。
CPU203は、ストレージ205に蓄積されたプログラムを実行する。
画像処理部204は、表示部206で表示する画像データに対して画像処理を行う。詳細については後述する。
表示部206は、液晶表示装置である。
ディスプレイ出力部207は、表示部206に、画像処理部204で画像処理された画像データを表示させる。ディスプレイ出力部207の詳細については後述する。
さらにディスプレイ出力部207は、表示部206に起因する色・輝度ムラを補正する液晶ムラ補正を行う。液晶ムラ補正は公知の方法を用いることができるので本実施例では説明を省略する。
さらにBL制御部208は、バックライト部209における光源に起因する輝度ムラを補正する輝度ムラ補正を行う。ローカルディミング制御及び輝度ムラ補正は公知の方法を用いることができるので本実施例では説明を省略する。
バックライト部209は、LED(Light Emitting Diode)を光源とするバックライトである。
アンプ211は、音声信号を増幅する。
スピーカ212は、アンプ211で増幅された音声信号を出力する。
電源部213は、リチウムイオン二次電池等の二次電池を持ち、各デバイスへの電源供給を行う。なお、リチウムイオン二次電池以外の二次電池であってもよい。
図3は、図1におけるマスタ100及びスレーブ101の機能ブロック図を示す。
なお、図2における主要デバイスのうち、1つの機能ブロックとして動作するものについては、図3において図2と同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
省電力動作モード情報取得部300は、スレーブ101に対し、省電力動作モード情報要求を送信するよう省電力動作モード情報要求送信部303に指示をする。
また省電力動作モード情報取得部300は、通信部201を介して、スレーブ101の省電力動作モード情報を取得し、取得したスレーブ101の省電力動作モード情報を省電力動作モード設定部301へ出力する。
また省電力動作モード情報取得部300は、取得したスレーブ101の省電力動作モード情報の内容によって、スレーブ101に対し起動要求を送信するよう起動要求送信部306に指示する。
さらに省電力動作モード情報取得部300は、スレーブ101に対して、省電力動作モード情報要求を送信するよう、省電力動作モード情報要求送信部303に指示する。
さらに省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードの設定におけるユーザへの確認、警告、ユーザに設定を行わせるGUI(Graphical User Interface)の表示指示を、操作パネル部310へ行う。
省電力動作モード管理部302は、省電力動作モード設定部301で設定された省電力動作モード情報を蓄積する。
省電力動作モード情報要求送信部303は、省電力動作モード情報取得部300の指示を受け、通信部201を介して、スレーブ101に対して省電力動作モード情報要求を送信する。
省電力動作モード設定要求・依頼送信部304は、通信部201を介して、省電力動作モード設定部301で設定された各可搬型ディスプレイで表示画質が同一になる省電力動作モードへの設定要求・依頼を送信する。
省電力動作モード設定承認・拒否受信部305は、通信部201を介して、スレーブ101からの省電力動作モードの設定承認・拒否情報を受信し、その結果を省電力動作モード設定部301へ出力する。
起動要求送信部306は、省電力動作モード情報取得部300からの指示に応じて、通信部201を介して、スレーブ101に対して起動要求を送信する。
コンテンツ管理部307は、コンテンツデータを、通信部201を介し、スレーブ101、または可搬型ディスプレイ以外の機器から受信し、ストレージ205へ蓄積する。
また、コンテンツ管理部307は、ストレージ205に蓄積されているコンテンツデータを、通信部201を介して、スレーブ101、または可搬型ディスプレイ以外の機器へ送信することもできる。
省電力動作モード制御部308は、省電力動作モード設定部301で設定された省電力動作モードの情報を取得し、取得した省電力動作モードの情報に応じて、BL制御部208と、画像処理部204、ディスプレイ出力部207の制御を行う。
画像処理部204は、コンテンツデータが静止画像データの場合、画像処理として、例えば、エンハンサ補正、クロマ補正、ガンマ補正、記憶色補正等を行う。動画像データの場合、画像処理部204は、画像処理として、黒挿入処理、FRC処理、ダイナミックエンハンサ補正、ダイナミッククロマ補正、ダイナミックガンマ補正、記憶色補正、I/P変換等を行う。ここで、FRCはFrame Rate Converter、I/PはInterlace/Progressiveを表す。各画像処理の詳細については公知の方法を用いることができるので本実施例では詳細な説明を省略する。
操作パネル部310は、ユーザの操作入力を促すGUIを作成し、ディスプレイ出力部207に出力し、ディスプレイ出力部207を介して、表示部206に表示する。図4は表示部206に表示されるGUIの例を示す。図4のGUIは、省電力動作モードの設定をユーザに促す際に表示される。操作パネル部310は、ユーザからの操作入力を省電力動作モード設定部301へ出力する。
省電力動作モード情報要求受信部311は、通信部201を介して、マスタ100からの省電力動作モード情報要求を受信する。
省電力動作モード情報送信部312は、省電力動作モード情報要求受信部311が受信した省電力動作モード情報要求を受け、省電力動作モード管理部302に蓄積されている省電力動作モード情報を、通信部201を介して、マスタ100に送信する。
省電力動作モード設定承認・拒否送信部314は、省電力動作モード設定要求・依頼受信部313が受信した設定要求・依頼に対する、設定承認または拒否の情報を、通信部201を介してマスタ100に送信する。
省電力動作モード設定部316は、省電力動作モード設定要求・依頼受信部313で受信した設定要求・依頼を受け、設定要求または依頼された省電力動作モードに対する設定承認または拒否の情報を省電力動作モード設定承認・拒否送信部314へ出力する。そして設定要求・依頼された省電力動作モードへの設定を承認した場合、省電力動作モード設定部316は、その省電力動作モードへの設定を行う。
おける省電力動作モードについて説明する。
<省電力動作モードの動作制限項目>
まず省電力動作モードにおける可搬型ディスプレイの消費電力を低減させる動作制限項目について図3、図5を用いて説明する。
動作制限項目500は、可搬型ディスプレイの消費電力を低減させる動作制限項目を示している。
ムラ補正OFF501は、ディスプレイ出力部207が行う液晶ムラ補正及びBL制御部208が行う輝度ムラ補正を停止することを示す。このムラ補正OFF501に対応する動作制限項目の識別子をL001とする。
輝度低減502は、BL制御部208がバックライトの輝度を低減することを示す。この輝度低減502に対応する動作制限項目の識別子をL002とする。
画像処理OFF504は、画像処理部204が行う画像処理を停止することを示す。画像処理OFF504は、表示部206に表示するコンテンツデータが動画像か静止画像かによって動作制限項目が異なる。
表示部206に表示するコンテンツデータが動画像の場合、画像処理OFF504は、黒挿入処理とFRCを停止することを示す。この動作制限項目の識別子をL004とする。
さら表示部206に表示するコンテンツデータが動画像の場合、画像処理OFF504は、ダイナミックエンハンサ補正、ダイナミッククロマ補正、ダイナミックガンマ補正、記憶色補正、I/P変換を停止することを示す。この動作制限項目の識別子をL005とする。
次に表示部206に表示するコンテンツデータが静止画像の場合、画像処理OFF504は、エンハンサ補正、クロマ補正、ガンマ補正、記憶色補正を停止することを示す。この動画制限項目の識別子をL006とする。
CPU駆動周波数低減505は、CPU203の駆動周波数を低減することを示す。このCPU駆動周波数低減505に対応する動作制限項目の識別子をL007とする。
CPU203、メモリ202、通信部201以外のデバイス電源OFF506は、図2に示す可搬型ディスプレイ300におけるCPU203と、メモリ202と、通信部201以外のデバイスの電源を停止することを示す。このCPU、メモリ、通信部以外のデバイス電源OFF506に対応する動作制限項目の識別子をL008とする。
<省電力動作モード1>(図6)
省電力動作1(600)は、本実施例の可搬型ディスプレイにおける複数の省電力動作モードであって、省電力動作モード毎に表示画質が変わる省電力動作モードを示す。
動作制限601は、各省電力動作モードにおいて適用する動作制限項目を示す。動作制限項目については図5を用いて上述した通りである。
設定要因602は、各省電力動作モードが設定される要因を示す。
電池残量603は、省電力動作モードの設定要因が電池残量であった場合、電池残量検出部309が出力した電池残量情報に応じて各省電力動作モードが設定されることを示す。
ユーザ設定604は、省電力動作モードの設定要因がユーザ設定であった場合、操作パネル部310でユーザが入力した設定に応じて任意に各省電力動作モードが設定されることを示す。
無操作時間605は、省電力動作モードの設定要因が無操作時間であった場合、無操作時間に応じて各省電力動作モードが設定されることを示す。
消費電力606は、各省電力動作モードの消費電力の大きさを示す。省電力動作1における消費電力は、標準(607)、低画質1(608)、低画質2(609)、低画質3(610)、低画質4(611)、低画質5(613)、スタンバイ(616)、休止状態(617)の順で小さくなることを示す。
標準(607)は、電池残量が51%以上、またはユーザが設定した場合に設定され、無操作時間を設定要因としては設定されないことを示す。また、標準(607)は、省電力動作モードが標準の場合、動作制限は行われないことを示す。
低画質1(608)は、電池残量が50%以下、またはユーザが設定した場合に設定され、無操作時間を設定要因としては設定されないことを示す。また、低画質1(608)は、省電力動作モードが低画質1の場合、図5の動作制限項目の識別子L001の動作制限が行われることを示す。
低画質2(609)は、電池残量40%以下、またはユーザが設定した場合に設定され、無操作時間を設定要因としては設定されないことを示す。また、低画質2(609)は、省電力動作モードが低画質2の場合、図5の動作制限項目の識別子L001とL002の動作制限が行われることを示す。
低画質3(610)は、電池残量が30%以下、またはユーザが設定した場合に設定され、無操作時間を設定要因としては設定されないことを示す。また、低画質3(610)は、省電力動作モードが低画質3の場合、図5の動作制限項目の識別子L001、L002、及びL003の動作制限が行われることを示す。
低画質5(613)は、電池残量が15%以下、またはユーザが設定した場合に設定され、無操作時間を設定要因としては設定されないことを示す。また、省電力動作モードが低画質5の場合、表示部206に表示されるコンテンツデータが動画像か静止画像かによって動作制限が異なる。
静止画表示時(615)は、表示されるコンテンツデータが静止画像の場合、図5の動作制限項目の識別子L001,L002,L003,L004,及びL006の動作制限が行われることを示す。
16)は、省電力動作モードがスタンバイの場合、図5の動作制限項目の識別子L008の動作制限が行われることを示す。
休止状態(617)は、電池残量が10%以下、また無操作時間が30s以上になった場合に設定され、ユーザ設定を設定要因としては設定されないことを示す。また、休止状態(617)は、省電力動作モードが休止状態の場合、図5の動作制限の識別子L009の動作制限が行われることを示す。
図7の省電力動作2(700)は、本実施例の可搬型ディスプレイにおける表示画質への影響が少ない複数の省電力動作モードを示す。
標準駆動周波数(701)は、電池残量が21%以上、またユーザが設定した場合に設定され、無操作時間を設定要因としては設定されないことを示す。また、省電力動作モードが標準駆動周波数の場合、CPU203の動作負荷によって動作制限が異なる。
CPU負荷小(703)は、CPUの負荷が小さいときは、図5の動作制限項目の識別子L007の動作制限が行なわれることを示す。
低駆動周波数(704)は、電池残量が20%以下、またユーザが設定した場合に設定され、無操作時間を設定要因としては設定されないことを示す。また、低駆動周波数(704)は、省電力動作モードが低駆動周波数の場合、図5の動作制限項目の識別子L007の動作制限が行われることを示す。
次に各可搬型ディスプレイの省電力動作モード設定部301(可搬型ディスプレイがマスタ100の場合)による省電力動作1の省電力動作モードの設定動作について、図8を用いて説明する。なお、可搬型ディスプレイがスレーブ101の場合、以下の処理は省電力動作モード設定部316が行う。
次に、省電力動作モード設定部301は、操作パネル部310を介してユーザが操作入力により省電力動作モードを設定しているか(ユーザ設定があるか)を判断する(S801)。
ユーザ設定が無い場合(S801:No)、省電力動作モード設定部301は、電池残量検出部309より取得した電池残量情報から、電池残量が50%以下であるか判断する(S802)。
電池残量が50%以下である場合(S802:Yes)、省電力動作モード設定部301は、電池残量検出部309より取得した電池残量情報から、電池残量に応じた省電力動作モードを設定する。この場合、省電力動作モードの設定要因は電池残量とする(S804)。
は、ユーザ設定に応じた省電力動作モードを設定する。この場合、省電力動作1の設定要因はユーザ設定1とする(S806)。ユーザ設定1の説明は後述する。
電池残量が50%以下である場合(S805:Yes)、省電力動作モード設定部301は、電池残量検出部309が取得した電池残量情報を基に、電池残量に応じた省電力動作モードとユーザ設定による省電力動作モードの省電力効果を比較する(S807)。
ユーザ設定による省電力動作モードの方が省電力効果大の場合(S807:Yes)、省電力動作モード設定部301は、ユーザ設定による省電力動作モードを設定する。この場合、省電力動作1の設定要因はユーザ設定2とする(S808)。
無操作入力時間が20sより短い場合(S809:No)省電力動作モード設定部301は、S803、S804、S806、S808いずれかの処理により設定された省電力動作モード及び設定要因の情報を省電力動作モード管理部302に蓄積する(S813)。
無操作入力時間が20s以上の場合(S809:Yes)、省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードをスタンバイに再設定する。この場合の設定要因は無操作入力とする(S810)。
無操作入力時間が30sより短い場合(S811:No)、省電力動作モード設定部301は、S810で再設定された省電力動作モード、設定要因、及び電池残量の情報を省電力動作モード管理部302に蓄積する(S813)。
そして、省電力動作モード設定部301は、S812で再設定された省電力動作モード、設定要因、及び電池残量の情報を省電力動作モード管理部302に蓄積する(S813)。
次に、省電力動作モード設定部301は、電池残量検出部309より取得した電池残量情報から、電池残量が1%かを判断する(S814)。
電池残量が1%より大きい場合(S814:No)、省電力動作モード設定部301は
、S800からS814までの処理を繰り返す。
電池残量が1%である場合(S814:Yes)、省電力動作モード設定部301は、動作を終了する。
次に各可搬型ディスプレイの省電力動作モード設定部301(可搬型ディスプレイがマスタ100の場合)による省電力動作2の省電力動作モードの設定動作について、図9を用いて説明する。なお、省電力動作1の省電力動作モードの設定動作と同様に、可搬型ディスプレイがスレーブ101の場合、以下の処理は省電力動作モード設定部316が行う。
次に、省電力動作モード設定部301は、操作パネル部310を介してユーザが操作入力により省電力モードを設定しているか(ユーザ設定があるか)を判断する(S902)。
ユーザ設定が無い場合(S902:No)、省電力動作モード設定部301は、電池残量検出部309より取得した電池残量情報から電池残量が20%以下であるか判断する(S903)。
電池残量が20%より大きい場合(S903:No)、省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードを標準駆動周波数に設定する(S904)。
電池残量が20%以下である場合(S903:Yes)、省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードを低駆動周波数に設定する。この場合、省電力動作2の設定要因を電池残量とする(S905)。
S904、S905、S906いずれかの処理の後、省電力動作モード設定部301は、S904、S905、S906いずれかの動作で設定した省電力動作2、設定要因、及び電池残量の情報を省電力動作モード管理部302に蓄積する(S907)。
電池残量が1%より大きい場合(S908:No)、省電力動作モード設定部301は、S901からS908までの処理を繰り返す。
電池残量が1%である場合(S908:Yes)、省電力動作モード設定部301は、動作を終了する。
以上が、省電力動作モード設定部301の省電力動作2における省電力動作モードの設定動作である。
前述した省電力動作モード設定部301、316による省電力動作1及び省電力動作2の省電力動作モードの設定動作により、省電力動作モード管理部302には、図10で示すような省電力動作モード情報が蓄積される。また省電力動作モード設定部301、316による省電力動作1及び省電力動作2の省電力動作モードの設定動作は、省電力動作モード設定部301、316において並列処理される。
以上が、省電力動作モードについての説明である。
<マスタ、スレーブの設定方法>
まず、図3を用いて表示画質を同一にする複数の可搬型ディスプレイをマスタ100又はスレーブ101へ設定する方法について説明する。本実施例では、複数の可搬型ディスプレイのうちの1つがマスタ100となり、その他がスレーブ101となる。
次にマスタ100における表示画質を同一にする省電力動作モードの設定動作について、図3、図11を用いて説明する。
次に省電力動作モード情報取得部300が、通信部201を介して、スレーブ101の省電力動作モード情報を取得する(S1101)。
次に省電力動作モード設定部301は、省電力動作モード情報取得部300が取得したスレーブ101の省電力動作モード情報とマスタ100の省電力動作モード情報の比較を行う(S1102)。
次に省電力動作モード設定部301は、マスタ100及びスレーブ101のどちらか一方の省電力動作1における省電力動作モードにスタンバイまたは休止状態があるかを判断する(S1103)。
マスタ100の省電力動作1における省電力動作モードが標準でない場合(S1109:No)、省電力動作モード設定部301は、スレーブ101の省電力動作1における省電力動作モードが標準であるか判断する(S1111)。
スレーブ101の省電力動作1における省電力動作モードが標準である場合(S1111:Yes)、省電力動作モード設定部301は、省電力動作モード調停Bを行う(S1112)。省電力動作モード調停Bの詳細は後述する。これで省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードの設定動作を終了する。そして省電力動作モード設定部301は、コンテンツデータの再生を行う。
これで省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードの設定動作を終了する。そして省電力動作モード設定部301は、コンテンツデータの再生を行う。
次に、省電力動作モード調停Aの処理について図3、図12、図13を用いて説明する。
まず省電力動作モード設定要求・依頼送信部304が、通信部201を介して、スレーブ101に対して省電力動作モードを標準に設定するよう設定依頼を送信する(S1200)。
そして省電力動作モード設定承認・拒否受信部305が、通信部201を介して、スレーブ101から省電力動作モード設定承認・拒否情報を受信し、スレーブ101が承認したかを判断する(S1201)。
スレーブ101が設定を拒否した場合(S1201:No)、省電力動作モード設定部301は、図13に示すような、スレーブ101が省電力動作モードを標準に設定することを拒否したことを通知する画面を表示部206に表示する(S1202)。
そして、省電力動作モード設定要求・依頼送信部304が、通信部201を介して、スレーブ101に対して再設定した省電力動作モードに設定するよう設定依頼を送信する(S1204)。
次に、S1201の動作と同様に、省電力動作モード設定承認・拒否受信部305が、通信部201を介して、スレーブ101から省電力動作モード設定承認・拒否情報を受信し、スレーブ101が承認したかを判断する(S1205)。
スレーブ101が設定を拒否した場合(S1205:No)、省電力動作モード設定部301は、S1202の処理へ戻る。スレーブ101が設定を承認するまで上記の処理が繰り返される。
以上が、省電力動作モード調停Aについての説明である。
次に、省電力動作モード調停Bについて、図3、図14を用いて説明する。
まず省電力動作モード設定部301の指示により、操作パネル部310が、表示部206に、図15で示すような、省電力動作モードを現在の設定から標準に変更するかユーザに選択させる画面を表示させる(S1400)。ユーザは、操作パネル部310を介して、省電力モードを現在の設定から標準に変更するか否かの指示を可搬型ディスプレイに入力するための操作を行なう。
ユーザが入力した指示が省電力モードの標準への変更を行なうことであった場合(S1401:Yes)、省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードを標準を設定し
(S1405)、調停を終了する。
ユーザが入力した指示が省電力モードの標準への変更を行なわないことであった場合(S1401:No)、省電力動作モード設定部301は省電力動作モードを省電力効果が一段高い、つまり消費電力が低い省電力動作モードについて再判定をする(S1402)。すなわち、省電力動作モード設定部301は、S1400と同様に、操作パネル部310に指示して、表示部206に、図15と同様の、省電力動作モードを現在の設定から当該省電力効果が一段高い省電力動作モードへの変更可否をユーザに問う画面を表示させる。
そして、省電力動作モード設定部301は、S1401の動作と同様に、ユーザが、再判定の対象である省電力効果が一段高い省電力動作モードへの設定を承認するか判断する(S1403)。
ユーザが設定を承認した場合(S1403:Yes)、省電力動作モード設定要求・依頼送信部304が、通信部201を介して、スレーブ101に対し、当該承認された省電力動作モードへの設定要求を送信する(S1404)。
これにより、省電力動作モード調停Bの処理が終了する。
次に、省電力動作モード調停Cについて、図3、図16を用いて説明する。
まず省電力動作モード設定要求・依頼送信部304が、通信部201を介して、スレーブ101に対し省電力動作モードを標準に設定するよう設定依頼を送信する。
次に、省電力動作モード設定部301は、マスタ100及びスレーブ101が共に省電力動作モードを標準に設定すること承諾したかを判断する(S1601)。
マスタ100及びスレーブ101が共に承認した場合(S1601:Yes)、省電力動作モード調停Cの処理は終了する。
マスタ100及びスレーブ101の少なくともどちらか一方が拒否した場合(S1601:No)、省電力動作モード設定部301は、省電力動作モードを省電力効果が一段高い、つまり消費電力が低い省電力動作モードについて再判定する(S1602)。
また操作パネル部310が、表示部206に図15で例示する内容を表示させ、ユーザに対して再判定した省電力動作モードに設定するかを問う(S1603)。
マスタ100及びスレーブ101が共に承認した場合(S1604:Yes)、省電力動作モード調停Cの処理は終了する。
マスタ100及びスレーブ101の少なくともどちらか一方が拒否した場合(S1604:No)、省電力動作モード設定部301は、S1602の動作に戻り、マスタ100及びスレーブ101が共に承認するまで上記の処理を繰り返す。
7)
次にスレーブ101における表示画質を同一にする省電力動作モードの設定動作について、図3、図15、図17を用いて説明する。
まず、省電力動作モード情報要求受信部311が、通信部201を介して、マスタ100からの省電力動作モード情報要求を受信する(S1700)。
次に省電力動作モード情報送信部312が、省電力動作モード情報要求受信部311がマスタ100から受けた省電力動作モード情報要求に応じて、通信部201を介して、マスタ100へ省電力動作モード情報を送信する(S1701)。
設定要求を受信した場合(S1702:Yes)、省電力動作モード設定部316は、マスタ100が要求した省電動作モードへの設定を行う(S1703)。
これで省電力動作モードの設定動作が終了する。そして省電力動作モード設定部316は、コンテンツデータの再生を行う。
設定依頼を受信しない場合(S1704:Yes)、省電力動作モードの設定動作が終了する。そして省電力動作モード設定部316は、コンテンツデータの再生を行う。
設定依頼を受信した場合(S1704:No)、操作パネル部310が表示部206に図15に例示した内容を表示し、省電力動作モード設定部316は、ユーザが省電力動作モードへの設定を承認したか判断する(S1705)。
次に、省電力動作モード設定部316が、省電力動作モードへの設定を行う(S1707)。
これで省電力動作モードの設定動作が終了する。そして省電力動作モード設定部316は、コンテンツデータの再生を行う。
次に省電力動作モード設定要求・依頼受信部313が、通信部201を介して、マスタ100からの設定依頼を再受信したか判断する(S1709)。
マスタ100からの設定依頼を再受信しない場合(S1709:No)、省電力動作モード設定要求・依頼受信部313が再受信するまでS1709の処理が繰り返される。
ユーザが再受信した省電力動作モードへの設定を承認した場合(S1710:Yes)、省電力動作モード設定部316は、S1711、S1712の処理に進む。ここで、S1711、S1712の処理は、S1706、S1707の処理と同様である為、説明を省略する。
ユーザが再受信した省電力動作モードへの設定を拒否した場合(S1710:No)、
省電力動作モード設定承認・拒否送信部314が、通信部201介して、マスタ100に対して設定拒否の情報を送信し、S1709に戻る(S1713)
以上の処理が、マスタ100から依頼された省電力動作モードをユーザが承認するまで繰り返される。
本実施例によれば、マスタ100の省電力動作モード設定部301が、スレーブ101における省電力動作モード情報とマスタ100の省電力動作モード情報とを基に、マスタ100及びスレーブ101の省電力動作モードを同一の設定することができる。これにより、マスタ100及びスレーブ101の表示画質を同一にすることができる。
次に本発明の第二の実施例について説明する。
図18は、本発明の第二の実施例を説明するブロック図である。
なお、図18において第一の実施例と同様の機能・動作を行う機能ブロックについては同一符号を付し、説明を省略する。
これに対し、本実施例は複数の可搬型ディスプレイでそれぞれ設定されている省電力動作モードの設定要因に基づいて、複数の可搬型ディスプレイにおいて表示画質が同一になる省電力動作モードを設定する。
具体的には、本実施例の可搬型ディスプレイは、省電力動作モードの設定要因に電池残量がある場合、消費電力の低減を図りつつ、複数の可搬型ディスプレイにおける表示画質を同一にする省電力動作モードを設定する。
マスタ1800の省電力動作モード設定部1801は、省電力動作モード情報取得部300で取得した省電力動作モード情報と省電力動作モード管理部302に蓄積してある省電力動作モード情報に含まれる設定要因に基づいて省電力動作モードの設定を行う。ここでは、表示画質が同一になるよう各可搬型ディスプレイにおける省電力動作モードの設定を行う。
なお、本実施例における可搬型ディスプレイの省電力動作モードは、第一の実施例と同様である為、説明を省略する。
次に、複数の可搬型ディスプレイでそれぞれ設定されている省電力動作モードの設定要因に基づいて、複数の可搬型ディスプレイにおいて表示画質が同一になる省電力動作モードを設定する方法について説明する。
本実施例では、第一の実施例と同様に、表示画質が変わる省電力動作1における省電力動作モードの設定を複数の可搬型ディスプレイで一致させることにより、複数の可搬型ディスプレイの表示画質を同一になるようにする。
まず、マスタ1800における省電力動作モード設定部1801の、複数の可搬型ディ
スプレイでそれぞれ設定されている省電力動作モードの設定要因に基づいた、省電力動作モードの設定動作について図18、図19を用いて説明する。
S1900からS1907までの動作は、図11に示すS1100からS1107と同様である為、説明を省略する。
S1908において、マスタ1800及びスレーブ101いずれの省電力動作モードの設定要因にも電池残量が無い場合(S1908:No)、省電力動作モード設定部1801は、S1910に進む。S1910において、省電力動作モード設定部1801は、マスタ1800及びスレーブ101いずれかの省電力動作モードの設定要因にユーザ設定があるかを判断する。
マスタ1800及びスレーブ101いずれかの省電力動作モードの設定要因にユーザ設定がある場合(S1910:Yes)省電力動作モード設定部1801はマスタ1800及びスレーブ101いずれかの設定要因がユーザ設定2であるか判断する(S1911)。
マスタ1800及びスレーブ101いずれかの省電力動作モードの設定要因がユーザ設定2である場合(S1911:Yes)、省電力動作モード設定部1801は、省電力動作モード調停Bを行う(S1912)。なお、省電力動作モード調停Bの動作は後述する。
マスタ1800及びスレーブ101いずれかの省電力動作モードの設定要因がユーザ設定2でない、つまりユーザ設定1である場合(S1911:No)、省電力動作モード設定部1801は、省電力動作モード調停Cを行う(S1913)。なお、省電力動作モード調停Cの動作は後述する。
これで省電力動作モードの設定動作が終了する。そして省電力動作モード設定部1801は、コンテンツデータの再生を行う。
次に省電力動作モード調停Aの動作について、図18、図20を用いて説明する。
まず、省電力動作モード設定部1801が、省電力動作モード情報取得部300で取得したスレーブ101の省電力動作モード情報とマスタ1800の省電力動作モード情報か
ら、電池残量が最も少ない可搬型ディスプレイを特定する。ここで、特定した電池残量が最も少ない可搬型ディスプレイをターゲットAとする。省電力動作モード設定部1801は、このターゲットAの電池残量に応じた省電力動作1の省電力動作モードを共通省電力動作モードと設定する(S2001)。
ターゲットAがマスタ1800である場合(S2002:Yes)、省電力動作設定要求・依頼送信部207が、通信部201を介して、スレーブ101に対し共通省電力動作モードの設定要求を送信する(S2003)。
これで省電力動作モード調停Aの処理が終了する。
ターゲットAがスレーブ101である場合(S2002:No)、省電力動作モード設定部1801が共通省電力動作モードを設定する(S2004)。
これで省電力動作モード調停Aの処理が終了する。
以上が、省電力動作モード調停Aにおける動作の説明である。
次に、省電力動作モード調停Bの動作について、図15、図18、図21、図22を用いて説明する。
まず、省電力動作モード設定部1801が、省電力動作モード情報取得部300で取得したスレーブ101の省電力動作モード情報とマスタ1800の省電力動作モード情報から、電池残量が最も少ない可搬型ディスプレイを特定する(S2101)。ここで、特定した電池残量が最も少ない可搬型ディスプレイをターゲットBとする。
省電力動作モード設定部1801は、このターゲットBの電池残量に応じた省電力動作1の省電力動作モードを共通省電力動作モードと設定する(S2101)。
次に、省電力動作モード設定部1801は、ターゲットBがマスタ1800であるか判断する(S2102)。
ユーザが共通省電力動作モードへの設定を承認した場合(S2103:Yes)、省電力動作モード設定要求・依頼送信部304が、通信部201を介して、スレーブ101に対し共通省電力動作モードへの設定要求を送信する(S2104)。
次に省電力動作モード設定部1801が、共通省電力動作モードへの設定を行う(S2105)。
これで調停が終了する。
次に、省電力動作モード設定部1801は、S2103と同様に、変更した共通省電力動作モードへの設定をユーザが承認したか判断する(S2107)。
変更した共通省電力動作モードへの設定をユーザが拒否した場合(S2107:No)、省電力動作モード設定部1801は、S2106の動作に戻る。ユーザが共通省電力動作モードを承認するか、または共通省電力動作モードがマスタ1800のユーザ設定され
ている省電力動作モードになるまで、上記の処理が繰り返される。
スレーブ101が共通省電力動作モードへの設定を承認した場合(S2111:Yes)、省電力動作モード設定部1801が、共通省電力動作モードへの設定を行う(S2112)。
これで調停が終了する。
次に、省電力動作モード設定部1801は、S2106の動作と同様に、共通省電力動作モードを省電力効果が一段高い省電力動作モードに変更する(S2114)。
次に、省電力動作モード設定要求・依頼送信部304が、通信部201を介して、スレーブ101に対し、変更した共通省電力動作モードへの設定依頼を送信する(S2115)。
そしてS2111の動作と同様に、省電力動作モード設定要求・依頼受信部208が、通信部201を介して、スレーブ101からの設定承認・拒否を受信して、スレーブ101が設定を承認したかを判断する(S2116)。
スレーブ101が変更した共通省電力動作モードへの設定を承認した場合(S2116:Yes)、省電力動作モード設定部1801が、変更した共通省電力動作モードへの設定を行う(S2117)。
これで調停が終了する。
以上が、省電力動作モード調停Bの動作の説明である。
次に、省電力動作モード調停Cの動作について図15、図18、図23を用いて説明する。
まず、省電力動作モード設定部1801が、省電力動作モード情報取得部300で取得したスレーブ101の省電力動作モード情報とマスタ1800の省電力動作モード情報か
ら、省電力効果が最も低い省電力動作モードが設定された可搬型ディスプレイを特定する。ここで、特定した省電力動作1における省電力効果が最も低い省電力動作モードが設定されている可搬型ディスプレイをターゲットCとする。
次に、省電力動作モード設定部1801は、ターゲットCがマスタ1800であるか判断する(S2302)。
スレーブ101が共通省電力動作モードへの設定を承認した場合(S2304:Yes)、省電力動作モード調停Cは終了する。
スレーブ101が共通省電力動作モードへの設定を拒否した場合(S2304:No)、処理はS2305へ進む。
S2302において、ターゲットCがマスタ1800でない、つまりスレーブ101である場合(S2302:No)、操作パネル部310が表示部206に図15に例示する内容を表示する。そして、省電力動作モード設定部1801は、ユーザが共通省電力動作モードへの設定を承認したか判断する(S2310)。
ユーザが共通省電力動作モードへの設定を承認した場合(S2310:Yes)、省電力動作モード設定部1801が、共通省電力動作モードへの設定を行う(S2311)。
次に、省電力動作モード設定部1801は、S2310の動作と同様に、変更した共通省電力動作モードへの設定をユーザが承認したかを判断する(S2313)。
変更した共通省電力動作モードへの設定をユーザが承認した場合(S2313:Yes)、省電力動作モード設定部1801が、共通省電力動作モードへの設定を行う(S2314)。
これで調停が終了する。
以上が、省電力動作モードCの動作の説明である。
次に本実施例における省電力動作モード情報要求受信部311が、通信部201を介し
て、マスタ1800からの省電力動作モード情報要求を受信した時のスレーブ101の動作について図15、図18、図24を用いて説明する。
まず、省電力動作モード情報送信部312が、省電力動作モード情報要求受信部311がマスタ1800からの省電力動作モード情報要求を受け、通信部201を介して、マスタ1800へ省電力動作モード情報を送信する(S2401)。
設定要求を受信した場合(S2402:Yes)、省電力動作モード設定部316が、マスタ1800が要求した共通省電動作モードへの設定を行う(S2403)。
これで省電力動作モードの設定動作が終了する。そしてコンテンツデータの再生が行われる。
設定依頼を受信しない場合(S2404:No)、省電力動作モードの設定動作が終了する。そしてコンテンツデータの再生が行われる。
設定依頼を受信した場合(S2404:Yes)、操作パネル部310が表示部206に図20の内容を表示し、ユーザが共通省電力動作モードへの設定を承認したか判断する(S2405)。
これで省電力動作モードの設定動作が終了する。そしてコンテンツデータの再生が行われる。
次に省電力動作モード設定要求・依頼受信部313が、通信部201を介して、マスタ1800からの設定依頼を再受信したか判断する(S2409)。
マスタ1800からの設定依頼を再受信した場合、操作パネル部310が表示部206に図20の内容を表示し、ユーザが再受信した共通省電力動作モードへの設定を承認したか判断する(S2410)。
ユーザが再受信した共通省電力動作モードへの設定を承認した場合、S2411の動作に進む。
ユーザが再受信した共通省電力動作モードへの設定を拒否した場合、省電力動作モード設定承認・拒否送信部314が、通信部201介して、マスタ1800に対して設定拒否を送信し、S2409に戻る(S2413)。
これをユーザが承認するまで繰り返す。
以上が、本実施例におけるスレーブ101の動作の説明である。
101 スレーブ可搬型ディスプレイ
300 省電力動作モード情報取得部
301 省電力動作モード設定部
304 省電力動作モード設定要求・依頼送信部
305 省電力動作モード設定承認・拒否受信部
Claims (12)
- 画像を表示する表示手段を備える表示装置であって
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信手段と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報を前記他の表示装置から受信する受信手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記受信手段が受信した前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報に基づいて、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかった場合に、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定することを特徴とする表示装置。 - 前記設定手段は、前記表示装置の電池残量、ユーザによる動作モードの設定、及びユーザによる表示装置に対する操作が無い時間である無操作時間のうち、いずれかに基づいて動作モードを前記表示装置に設定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記受信手段は、前記他の表示装置の電池残量、ユーザによる動作モードの設定、及びユーザによる表示装置に対する操作が無い時間である無操作時間のうち、いずれかを、前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報として受信し、
前記設定手段は、当該情報に基づいて、動作モードを前記表示装置に設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。 - 前記受信手段が、他の表示装置から、前記設定要求を拒否することを示す拒否情報を
受信した場合、警告表示を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記受信手段は、他の表示装置から、前記設定要求を拒否することを示す拒否情報を受信した場合、前記設定手段は、前記送信手段が送信した前記動作モードよりも消費電力が
低い動作モードを、動作モードとして設定し、
前記送信手段は、前記設定手段が設定した当該動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を、前記他の表示装置へ送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の表示装置。 - 画像を表示する表示手段を備える表示装置であって、
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定手段と、
他の表示装置から、前記他の表示装置に設定されている動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を受信する受信手段と
前記設定手段が設定した動作モードに関連する情報を、前記他の表示装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定手段は、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信手段は、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置。 - 前記受信手段が前記設定要求を受信していない場合に、前記設定手段は、前記表示装置の電池残量、ユーザによる動作モードの設定、およびユーザによる前記表示装置に対する操作が無い時間である無操作時間のうち、いずれかを設定要因として、動作モードを前記表示装置に設定し、
前記送信手段は、前記設定要因を前記他の表示装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定手段は、前記設定要求に基づいて、前記他の表示装置に設定されている動作モードと同一の動作モードを前記表示装置に設定することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の表示装置。
- 画像を表示する表示手段を備える表示装置であって
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された動作モードの情報、または当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信手段と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報、または当該動作モードへの設定要求を前記他の表示装置から受信する受信手段と、
を備え、
前記送信手段が前記設定要求を前記他の表示装置に送信し、かつ、前記受信手段が、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかったことを示す情報を受信した場合に、前記設定手段は、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定し、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定手段は、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信手段が前記設定要求を受信し、かつ前記設定手段が前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信手段は、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置。 - 画像を表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定工程と、
前記設定工程により設定された動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信工程と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報を前記他の表示装置から受信する受信工程と、
を有し、
前記設定工程では、前記受信工程で受信した前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報に基づいて、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかった場合に、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定することを特徴とする表示装置の制御方法。 - 画像を表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定工程と、
他の表示装置から、前記他の表示装置に設定されている動作モードの情報及び当該動作モードへの設定要求を受信する受信工程と
前記設定工程で設定した動作モードに関連する情報を、前記他の表示装置に送信する送信工程と、
を有し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定工程では、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信工程では、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置の制御方法。 - 画像を表示する表示手段を備える表示装置であって
表示画質と消費電力とが各々異なる複数の動作モードのうち、いずれか1つを前記表示装置の動作モードとして設定する設定工程と、
前記設定工程により設定された動作モードの情報、または当該動作モードへの設定要求を、他の表示装置に送信する送信工程と、
前記他の表示装置に設定されている動作モードに関連する情報、または当該動作モードへの設定要求を前記他の表示装置から受信する受信工程と、
を有し、
前記送信工程で前記設定要求を前記他の表示装置に送信し、かつ、前記受信工程で、前記他の表示装置が前記設定要求された動作モードに設定されなかったことを示す情報を受信した場合に、前記設定工程では、前記表示装置に設定されている動作モードと異なる動作モードを前記表示装置に設定し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づく動作モードに前記表示装置を設定することが可能な場合に、前記設定工程では、前記設定要求に基づいて、前記表示装置に動作モードを設定し、
前記受信工程で前記設定要求を受信し、かつ前記設定工程で前記設定要求に基づいて前記表示装置に動作モードを設定できない場合に、前記送信工程では、前記設定要求に対する拒否情報を、前記他の表示装置に送信することを特徴とする表示装置の制御方法。
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