JP6003734B2 - 移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバ - Google Patents

移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP6003734B2
JP6003734B2 JP2013055488A JP2013055488A JP6003734B2 JP 6003734 B2 JP6003734 B2 JP 6003734B2 JP 2013055488 A JP2013055488 A JP 2013055488A JP 2013055488 A JP2013055488 A JP 2013055488A JP 6003734 B2 JP6003734 B2 JP 6003734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
student
seat
information terminals
route
seats
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013055488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014182492A (ja
Inventor
岳晃 小林
岳晃 小林
田中 敏雄
敏雄 田中
英彦 真弓
英彦 真弓
成典 佐々木
成典 佐々木
健裕 難波江
健裕 難波江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013055488A priority Critical patent/JP6003734B2/ja
Publication of JP2014182492A publication Critical patent/JP2014182492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003734B2 publication Critical patent/JP6003734B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバに関する。
近年では、タブレット端末等を含む電子端末を利用した次世代型教育の実証実験等が行われており、今後はこの次世代型教育が全国的に浸透していくものと考えられる。
ところで、教育の一形態として、授業において行われる生徒同士によるディスカッションがある。ディスカッションは、生徒が「話す」「聞く」ことを通して自分の意見を伝え、また他の生徒の意見を吸収し、整理することでよりしっかりした考えを持つための重要なプロセスである。
次世代型教育では、電子端末を用いてディスカッションを行うことが想定される。ディスカッションの中には、例えばグループに分かれて共通の課題について議論するグループディスカッション等がある。グループディスカッションを行う場合には、教師側の電子端末で生徒をグループに分類して座席を決め、各生徒の電子端末へその結果を通知する。生徒は自分の電子端末に表示された場所へ自分の電子端末を持って移動する。
席順を決定する方法として、グループに分かれる際に移動者の人数が最少となる席順決定の技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−118832号公報
生徒がグループに分かれる際は、狭い教室内を生徒が一斉に指示された席へ移動するため、生徒同士が接触する可能性がある。また生徒が一斉に移動するため、各生徒が移動する方向や経路が複雑になり、移動に時間がかる。また、移動する際にすれ違う生徒がいるかどうかわからないため、上手にすれ違うことができず正面衝突した場合は、怪我や端末の破損につながることも考えられる。
本発明の一つの側面では、電子端末の利用者に迅速且つ安全な座席の移動を促すことができる移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバを提供することを目的としている。
本発明の一実施形態では、コンピュータに、所定の領域内に配置された複数の座席のそれぞれの配置位置を記憶する配置位置記憶部を参照して、前記複数の座席を指定された数の複数の座席グループに分類し、それぞれいずれかの座席に配置された複数の情報端末の位置情報を記憶する位置情報記憶部を参照して、前記複数の情報端末を前記座席グループのいずれかに分散するように配置変更する場合の、同じパスを通過する情報端末の数が少なくなる移動先と移動ルートとを特定し、特定した前記移動先と前記移動ルートとを前記複数の情報端末のそれぞれに通知する処理を実行させる。
上記各処理は、上記各処理を実行する機能部、上記各処理を実現する方法、そのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
一実施形態によれば、電子端末の利用者に迅速且つ安全な座席の移動を促すことができる。
移動支援システムの構成の例を示す図である。 教師端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 生徒データベースの一例を示す図である。 仮グループテーブルの一例を示す図である。 教師端末が実現する機能を説明する図である。 教師端末の動作を説明するフローチャートである。 通常生徒が着席している座席位置を示す図である。 グループの配置パターンの生成を説明する第一の図である。 グループの配置パターンの生成を説明する第二の図である。 配置パターン1におけるルート決定部及びすれ違い算出部の処理を説明する図である。 配置パターン2に対するルート決定部及びすれ違い算出部の処理結果の例を示す図である。 配置パターン18に対するルート決定部及びすれ違い算出部の処理結果の例を示す図である。 配置パターン24に対するルート決定部及びすれ違い算出部の処理結果の例を示す図である。 仮グループ名に対する本グループ名の紐付けを説明する図である。 配置データベースの一例を示す図である。 移動先通知部による通知の一例を示す図である。
以下に図面を参照して実施例について説明する。図1は、移動支援システムの構成の例を示す図である。
本実施例の移動支援システム100は、移動支援サーバ200と電子端末300とを有する。移動支援サーバ200と電子端末300とは、ネットワークを介して接続されている。本実施例の移動支援サーバ200は、教師用の端末である。よって以下の説明では、移動支援サーバ200を教師端末200と呼ぶ。電子端末300は、座席を移動する生徒用の端末である。よって以下の説明では、電子端末300を生徒端末300と呼ぶ。
教師端末200及び生徒端末300は、それぞれがタブレット端末であっても良い。また教師端末200は、例えばデスクトップ型あるいはノートブック型のコンピュータであり、生徒端末300がタブレット端末であっても良い。
本実施例の教師端末200は、生徒データベース210、仮グループテーブル220、配置データベース230を有し、教師用プログラム240がインストールされている。
また本実施例の生徒端末300は、生徒用プログラム310がインストールされている。
本実施例の移動支援システム100では、例えば生徒にグループディスカッション等を行うために生徒を座席から移動させる際に、生徒同士がすれ違う確率が最も低くなるように生徒のグループと生徒毎の移動後の座席を決定し、生徒端末300へ通知する。
図2は、教師端末のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施例の教師端末200は、それぞれバスBで相互に接続されている表示操作装置21,ドライブ装置22,補助記憶装置23,メモリ装置24,演算処理装置25及びインターフェース装置26を有する。
表示操作装置21は、タッチパネル等であり、各種信号の入力と各種情報の表示をするために用いられる。
インターフェース装置26は、モデム,LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
教師用プログラムは、教師端末200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。教師用プログラムは例えば記録媒体27の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。教師用プログラムを記録した記録媒体27は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また教師用プログラムを記録した記録媒体27がドライブ装置22にセットされると、教師用プログラムは記録媒体27からドライブ装置22を介して補助記憶装置23にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた教師用プログラムは、インターフェース装置26を介して補助記憶装置23にインストールされる。
教師端末200は、インストールされた教師用プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。メモリ装置24は、コンピュータの起動時に補助記憶装置23から教師用プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置25はメモリ装置24に格納された教師用プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
本実施例の生徒端末300のハードウェア構成は教師端末200と同様である。尚本実施例の教師端末200は、例えばデスクトップ型あるいはノートブック型のコンピュータであっても良い。その場合、教師端末200は、表示操作装置の代わりに、キーボードやマウス等を含む入力装置と、ディスプレイ等を含む出力装置とを有する。
次に図3、図4を参照して教師端末200の有する生徒データベース210と仮グループテーブル220について説明する。本実施例の生徒データベース210と仮グループテーブル220は、例えば教師端末200の補助記憶装置23内の所定の記憶領域に設けられていても良い。尚後述する配置データベース230も、教師端末200の補助記憶装置23内の所定の記憶領域に設けられていても良い。
図3は、生徒データベースの一例を示す図である。本実施例の生徒データベース210は、例えば教師端末200を操作する教師等により予め登録されている。生徒データベース210は、生徒端末300毎に割り振られた生徒ID、生徒氏名、生徒の座席位置が対応付けられて格納されている。生徒の座席位置とは、通常生徒が着席している座席の位置であり、グループ分けを行う前の生徒の座席の位置である。また本実施例では、例えば教室内の全ての座席に予め座席番号を付与し、この座席番号を座席位置と同義のものとしても良い。以下の説明では、座席位置と座席番号は同義とする。また本実施例では、生徒IDと生徒端末300を識別するための端末IDとは対応している。すなわち生徒ID1の生徒端末300は、端末ID1である。
図4は、仮グループテーブルの一例を示す図である。本実施例の仮グループテーブル220は、課題番号毎に生徒IDと仮グループ名とが対応付けられている。図4の例では、生徒4名を1グループとした例であり、仮グループ名をグループa,b,c,dとした。図4の例では、生徒ID1の生徒はグループbと対応付けられており、生徒ID2の生徒はグループcと対応付けられている。尚仮グループテーブル220は、例えば課題毎にグループを変更する場合には、課題毎に設けられていても良い。
次に、本実施例の教師端末200にインストールされた教師用プログラム240が教師端末200に実現させる機能について説明する。図5は、教師端末が実現する機能を説明する図である。以下に示す各部の機能は、教師端末200が教師用プログラム240を実行することで実現される。
本実施例の教師端末200は、グループ数受付部241、グループ割当部242、配置パターン生成部243、ルート決定部244、すれ違い算出部245、配置パターン選択部246、移動先通知部247を有する。
グループ数受付部241は、教師端末200において、例えば表示操作装置21から入力されたグループ数の入力を受け付ける。
本実施例のグループ割当部242は、仮グループテーブル220を参照し、生徒IDに対して仮グループを割り当てる。仮グループとは、生徒の移動先の席を決定する処理において用いられるものであり、仮グループテーブル220により予め与えられている。また本実施例のグループ割当部242は、生徒の移動先が決定した後に、仮グループの名前を生徒に通知するグループ名に置き換える。
配置パターン生成部243は、グループ数受付部241により受け付けたグループ数に応じて、グループの配置パターンを生成する。ルート決定部244は、グループの配置パターンに応じて生徒毎の移動経路を決定する。すれ違い算出部245は、ルート決定部244により決定された生徒毎の移動経路から、生徒が他の生徒とすれ違う可能性のある回数(以下、すれ違い回数)及びすれ違う可能性のあるエリア(以下、すれ違いエリア)の数を算出する。
配置パターン選択部246は、すれ違い算出部245により算出されたすれ違い回数及びすれ違いエリアの数に基づき、迅速且つ安全に生徒が移動できるグループの配置パターンを配置パターン生成部243が生成した配置パターンから選択する。移動先通知部247は、配置パターン選択部246により選択されたグループの配置パターンに基づき、生徒端末300へ移動先を通知する。
以下に本実施例の教師端末200の動作を説明する。図6は、教師端末の動作を説明するフローチャートである。
本実施例の教師端末200において、グループ数受付部241がグループ数の入力を受け付ける(ステップS601)。続いてグループ割当部242は、生徒データベース210と、仮グループテーブル220とを参照し、グループ数に応じて生徒ID毎に仮グループを割り当てる(ステップS602)。続いて配置パターン生成部243は、グループ数受付部241が受け付けたグループ数に基づき、グループの配置パターンを生成する(ステップS603)。グループの配置パターンは、グループ数の階乗通り生成される。例えばグループ数が4であれば、グループの配置パターンは4の階乗通り生成される。グループの配置パターンの詳細は後述する。
続いてルート決定部244は、グループの配置パターンにおいて、移動先が決定されていない生徒IDに対して移動先の座席と、その座席までの移動経路を決定する(ステップS604)。本実施例では、生徒IDを例えば数字で表現し、生徒IDの数字が若い生徒から順に座席への移動経路を決定するようにした。
続いて教師端末200は、全生徒に対して移動先の座席と移動経路を決定したか否かを判断する(ステップS605)。具体的には教師端末200は、全ての生徒IDに対して移動先の座席と移動経路とを対応付けたか否かを判断する。
ステップS605において全生徒の移動先の座席と移動経路を決定していない場合、教師端末200はステップS604へ戻る。
ステップS605において全生徒の移動先の座席と移動経路を決定した場合、教師端末200は、すれ違い算出部245により、移動経路に基づき生徒毎のすれ違いエリアとすれ違い回数とを算出し、すれ違う可能性のある生徒IDを抽出する(ステップS606)。続いてすれ違い算出部245は、生徒毎のすれ違いエリアの数の合計と、すれ違い回数の合計とを算出し、この合計の積を算出する(ステップS607)。ステップS606とステップS607の詳細は後述する。
続いて教師端末200は、ステップS603で生成した全ての配置パターンについて、ステップS606、ステップS607の処理が完了したか否かを判断する(ステップS608)。ステップS608において全ての配置パターンについて処理が完了していない場合、教師端末200は、ステップS606へ戻る。
ステップS608において全ての配置パターンについて処理が完了した場合、教師端末200は、配置パターン選択部246により、ステップS607で算出された積が最小となる配置パターンを選択する。(ステップS609)。本実施例では、配置パターン選択部246に選択された配置パターンが、生徒同士がすれ違う可能性が最も低い仮グループの配置パターンとされる。
続いて教師端末200は、グループ割当部242により、仮グループのグループ名を生徒に通知するグループ名(以下、本グループ名)と紐付ける(ステップS610)。本グループ名は、例えば教室の所定のエリアと対応して予め設定されていても良い。
続いて教師端末200は、移動先通知部247により、移動先が決定された生徒の生徒端末300に対し、本グループと、移動先の座席と、すれ違う可能性のある生徒とを含む移動先情報を通知する(ステップS611)。
続いて教師端末200は、移動する生徒全員に移動通知部246による通知を行ったか否かを判断する(ステップS612)。ステップS612において移動する生徒全員に通知が行われていない場合、教師端末200はステップS611へ戻る。ステップS612において移動する生徒全員に通知が行われた場合、教師端末200は座席移動支援の処理を終了する。
以下に図6で説明した処理を具体的に説明する。
図7は、通常生徒が着席している座席位置を示す図である。本実施例では、教室に並べられた座席の最前列の座席番号を左端から順に、1,2,5,6とし、二列目の座席番号を左端から順に3,4,7,8とした。また本実施例では、三列目の座席番号を左端から順に9,10,13,14とし、四列目の座席番号を左端から11,12,15,16とした。尚図7では教室に生徒16名分の座席が並べられた例を示している。
図8は、グループの配置パターンの生成を説明する第一の図である。本実施例の配置パターン生成部243は、グループ数が入力されると、図7に示す座席をグループ数のエリアに分割する。図8では、グループ数が4つの場合を示している。図8では、座席を4分割し、エリアS1、エリアS2、エリアS3、エリアS4とした。エリアS1内の座席は座席番号1〜4の座席であり、エリアS2内の座席は座席番号5〜8の座席である。エリアS3内の座席は座席番号9〜12の座席であり、エリアS4内の座席は座席番号13〜16の座席である。
図9は、グループの配置パターンの生成を説明する第二の図である。本実施例の配置パターン生成部243は、エリアS1〜S4に対し、4つの仮グループを割り当てたグループの配置パターンを生成する。
例えば図9に示す配置パターン1は、エリアS1の位置に仮グループa、エリアS2の位置に仮グループb、エリアS3の位置に仮グループc、エリアS4の位置に仮グループdを割り当てたパターンである。配置パターン2は、エリアS1の位置に仮グループa、エリアS2の位置に仮グループb、エリアS3の位置に仮グループd、エリアS4の位置に仮グループcを割り当てたパターンである。配置パターン3は、エリアS1の位置に仮グループa、エリアS2の位置に仮グループc、エリアS3の位置に仮グループb、エリアS4の位置に仮グループdを割り当てたパターンである。
このように配置パターン生成部243は、エリアS1〜S4に対し、4つの仮グループを割り当てる際の全ての配置パターンを生成する。本実施例では、配置パターンの数は、グループ数の階乗と同数となる。図9の例では、グループ数が4であるから、配置パターンの数は4×3×2×1で24通りの配置パターンが生成される。
本実施例の教師端末200は、24通りの配置パターンが生成されると、ルート決定部244により、配置パターン毎に生徒IDに対して移動先の座席と、その座席までの移動経路を決定する。
本実施例の教師端末200において、生徒IDと対応した移動先の座席位置と移動経路が決定されると、すれ違い算出部245は、移動経路に基づき生徒毎のすれ違いエリアの数とすれ違い回数とを算出する。
以下に図10を参照してルート決定部244とすれ違い算出部245の処理を具体的に説明する。図10は、配置パターン1におけるルート決定部及びすれ違い算出部の処理を説明する図である。
図10(A)は、配置パターン1における生徒の移動先の座席と、すれ違いエリアの数と、すれ違い回数とを含む経路テーブルT1の例を示す。経路テーブルT1は、ルート決定部244及びすれ違い算出部245による処理において生成されるテーブルであり、教師端末200の補助記憶装置23内の所定の記憶領域に生成されても良い。
図10(B)は、生徒ID1の生徒のすれ違いエリアの数と、すれ違い回数を説明する図である。図10(C)は、生徒ID5の生徒のすれ違いエリアの数と、すれ違い回数を説明する図である。図10(D)は、生徒ID13の生徒のすれ違いエリアの数と、すれ違い回数を説明する図である。
始めに図10(A)を参照してルート決定部244の処理を説明する。
本実施例のルート決定部244は、生徒データベース210を参照し、生徒IDと対応する座席番号を取得する。続いてルート決定部244は、仮グループテーブル220を参照し生徒IDと対応する仮グループ名を取得する。取得された座席番号と仮グループ名は、経路テーブルT1において生徒IDと対応付けられる。
次にルート決定部244は、生徒IDの番号が若い順に移動先の座席を決定する。具体的には例えばルート決定部244は、生徒ID1から順に移動先の座席を決定する。
経路テーブルT1において、生徒ID1と対応する座席番号は1である。よって生徒ID1の移動前の座席はエリアS1内にある。また生徒ID1は、仮グループbが割り当てられている。よって生徒ID1の移動先の座席は、仮グループbに対応するエリアS2内の何れかの一つとなる。
ルート決定部244は、生徒ID1の生徒が座席番号1からエリアS2内に移動する際に、移動経路が最短となるように移動先の座席を決定する。図10の例では、座席番号5が移動経路が最短となるエリアS2内の座席である。よって生徒ID1の生徒の移動先の座席は座席番号5の座席となる。
また生徒ID2と対応する座席番号2であり、仮グループがグループcである。よってルート決定部244は、生徒ID2の生徒が座席番号2からエリアS3内に移動する際の移動経路が最短となる座席を決定する。図10の例では、座席位置10が移動経路が最短となるエリアS3内の座席である。よって生徒ID2の生徒の移動先の座席は座席番号10の座席となる。
以上のようにルート決定部244は、生徒ID3〜16の生徒についても同様に処理を行い、移動先の座席を決定する。尚図10の例では、生徒ID3の生徒は、座席番号3の座席であり、仮グループがグループaである。よって生徒ID3の生徒は移動しない。本実施例では、経路テーブルT1において移動しない生徒IDと対応する移動先の座席番号は空欄としても良い。
また本実施例のルート決定部244は、例えば移動しない生徒を先に判定し、移動する生徒についてのみ、移動先の座席を決定する処理を行っても良い。移動しない生徒とは、通常の座席の位置が、仮グループに割り当てられたエリア内にある生徒である。
本実施例において、ルート決定部244が移動すべき全ての生徒の移動先の座席を決定すると、次にすれ違い算出部245は、移動する生徒毎のすれ違いエリアの数とすれ違い回数とを算出する。
以下に、図10(B)を参照して生徒ID1の生徒のすれ違いエリアの数とすれ違い回数を説明する。
生徒ID1の生徒の移動先の座席は、座席番号5の座席である。よって生徒ID1の生徒は、座席番号1の座席から、座席番号2の座席を通過して座席番号5まで移動する。このとき生徒ID1の生徒の移動方向は座席番号1から座席番号5の方向であり、移動する座席数は座席番号1、2、5の3席である。図10(B)では、生徒ID1の生徒の移動経路を移動経路D1として示す。
本実施例のすれ違い算出部245は、移動経路D1において、移動方向が逆方向の移動経路と重なる部分がある場合に、重なる部分と対応する座席数をすれ違いエリアの数とする。配置パターン1において、移動経路D1と移動方向が逆方向で且つ重なる移動経路は、生徒ID15の移動経路D15である。
移動経路D1と移動経路D15は、座席番号1と座席番号2と対応する位置で重なる。よって生徒ID1の生徒のすれ違いエリアの数は2となる。
また移動経路D1と重なる移動経路は、移動経路D15のみである。すなわち生徒ID1の生徒は、生徒ID15の生徒のみとすれ違う可能性がある。本実施例のすれ違い算出部245は、すれ違う可能がある生徒の人数をすれ違い回数とする。よって生徒ID1の生徒のすれ違い回数は1であり、すれ違う相手は生徒ID15の生徒となる。
次に図10(C)を参照して生徒ID5の生徒のすれ違いエリアの数とすれ違い回数を説明する。
生徒ID5の生徒の移動先の座席は座席番号9である。よって生徒ID5の生徒は、座席番号5の座席から、座席番号7、10の座席を通過して座席番号9まで移動する。このとき生徒ID5の生徒の移動方向は座席番号5から座席番号10へ向かい、座席番号10から座席番号9の方向へ向かう。このとき生徒ID5の生徒が移動する座席数は座席番号5、7、10、9の4席である。図10(C)では、生徒ID5の生徒の移動経路を移動経路D5として示す。
配置パターン1において、移動経路D5と移動方向が逆方向で且つ重なる移動経路は、移動経路D9、10、11、14、15である。
移動経路D9は、生徒ID9の生徒の移動経路である。生徒ID9の生徒の移動先の座席は、座席番号15の座席である。すなわち移動経路D9は、座席番号9から座席番号15に向かって、座席番号9、10、13、15と移動する経路である。
移動経路D9は、座席番号9、10と対応する部分で移動経路D5と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D5と重なる。よって生徒ID5の生徒の生徒ID9の生徒に対するすれ違いエリアの数は2となる。
移動経路D10は、生徒ID10の生徒の移動経路である。生徒ID10の生徒の移動先の座席は、座席番号7の座席である。すなわち移動経路D10は、座席番号10から座席番号7に向かって、座席番号10、13、7と移動する経路である。
移動経路D10は、座席番号10と対応する部分で移動経路D5と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D5と重なる。よって生徒ID5の生徒の生徒ID10の生徒に対するすれ違いエリアの数は1となる。
移動経路D11は、生徒ID11の生徒の移動経路である。生徒ID11の生徒の移動先の座席は、座席番号8の座席である。すなわち移動経路D11は、座席番号11から座席番号8に向かって、座席番号11、9、10、7、8と移動する経路である。
移動経路D11は、座席番号9、10と対応する部分で移動経路D5と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D5と重なる。よって生徒ID5の生徒の生徒ID11の生徒に対するすれ違いエリアの数は2となる。
移動経路D14は、生徒ID14の生徒の移動経路である。生徒ID14の生徒の移動先の座席は、座席番号2の座席である。すなわち移動経路D14は、座席番号14から座席番号2に向かって、座席番号14、13、4、2と移動する経路である。
移動経路D14は、座席番号4、2と対応する部分で移動経路D5と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D5と重なる。よって生徒ID5の生徒の生徒ID14の生徒に対するすれ違いエリアの数は2となる。
移動経路D15は、生徒ID15の生徒の移動経路である。生徒ID15の生徒の移動先の座席は、座席番号1の座席である。すなわち移動経路D15は、座席番号15から座席番号1に向かって、座席番号15、13、4、2、1と移動する経路である。
移動経路D15は、座席番号4、2と対応する部分で移動経路D5と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D5と重なる。よって生徒ID5の生徒の生徒ID15の生徒に対するすれ違いエリアの数は2となる。
本実施例のすれ違い算出部245は、生徒ID5の生徒とすれ違う全ての生徒に対するすれ違いエリアの数の合計を生徒ID5と対応するすれ違いエリアの数として算出する。生徒ID5の生徒は、生徒ID9、11、14、15の生徒に対するすれ違いエリアはそれぞれ2であり、生徒ID10の生徒に対するすれ違いエリアは1である。よって生徒ID5と対応するすれ違いエリアの数は9となる。また生徒ID5の生徒がすれ違う相手は、生徒ID9、10、11、14、15の生徒となる。
次に図10(D)を参照して生徒ID13の生徒のすれ違いエリアの数とすれ違い回数を説明する。
生徒ID13の生徒の移動先の座席は座席番号4である。よって生徒ID13の生徒は、座席番号13の座席から座席番号4まで移動する。このとき生徒ID13の生徒の移動方向は座席番号13から座席番号4へ向かい、生徒ID13の生徒が移動する座席数は座席番号13、4の2席である。図10(D)では、生徒ID13の生徒の移動経路を移動経路D13として示す。
配置パターン1において、移動経路D13と移動方向が逆方向で且つ重なる移動経路は、移動経路D9、10、11である。
移動経路D9は、座席番号10と対応する部分で移動経路D13と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D13と重なる。よって生徒ID13の生徒の生徒ID9の生徒に対するすれ違いエリアの数は1となる。
移動経路D10は、座席番号10、13と対応する部分で移動経路D13と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D13と重なる。よって生徒ID13の生徒の生徒ID9の生徒に対するすれ違いエリアの数は2となる。
移動経路D11は、座席番号10、7と対応する部分で移動経路D13と移動方向が逆方向となり、且つ移動経路D13と重なる。よって生徒ID13の生徒の生徒ID9の生徒に対するすれ違いエリアの数は2となる。
したがって生徒ID13の生徒は、生徒ID10、11の生徒に対するすれ違いエリアはそれぞれ2となり、生徒ID9の生徒に対するすれ違いエリアは1となる。よって生徒ID13と対応するすれ違いエリアの数は5となる。また生徒ID13の生徒がすれ違う相手は、生徒ID9、10、11の生徒となる。
本実施例のすれ違い算出部245は、以上の処理を生徒ID1〜16の生徒に対して行い、生徒ID毎のすれ違いエリアの数と、すれ違い回数と、すれ違い相手とを経路テーブルT1に格納する。
経路テーブルT1において、全ての生徒IDについてすれ違いエリアの数と、すれ違い回数とが格納されると、すれ違い算出部245は、経路テーブルT1における全ての生徒IDのすれ違いエリアの数とすれ違い回数のそれぞれの合計を算出する。経路テーブルT1では、すれ違いエリアの数の合計は82となり、すれ違い回数の合計は41となる。
続いてすれ違い算出部245は、すれ違いエリアの数の合計と、すれ違い回数の合計との積を算出する。経路テーブルT1では、この積は3362となる。算出された合計の値と積の値は、経路テーブルT1に格納される。
本実施例のルート決定部244とすれ違い算出部245は、図10を参照して説明した処理を、配置パターン生成部243が生成した全ての配置パターンについて行う。
図11は、配置パターン2に対するルート決定部及びすれ違い算出部の処理結果の例を示す図である。図11(A)は、配置パターン2における生徒の移動先の座席と、すれ違いエリアの数と、すれ違い回数とを含む経路テーブルT2の例を示す。
図11(B)は、配置パターン2を説明する図である。
図11(B)に示す配置パターン2では、エリアS1に仮グループaが割り当てられ、エリアS2に仮グループbが割り当てられている。また配置パターン2では、エリアS3に仮グループdが割り当てられ、エリアS4に仮グループcが割り当てられている。
配置パターン2において、ルート決定部244とすれ違い算出部245とが処理を行った結果が経路テーブルT2である。経路テーブルT2では、すれ違いエリアの数の合計は59であり、すれ違い回数の合計は29である。また経路テーブルT2では、すれ違いエリアの数の合計とすれ違い回数の合計との積は1711である。
図12は、配置パターン18に対するルート決定部及びすれ違い算出部の処理結果の例を示す図である。図12(A)は、配置パターン18における生徒の移動先の座席と、すれ違いエリアの数と、すれ違い回数とを含む経路テーブルT18の例を示す。
図12(B)は、配置パターン18を説明する図である。
図12(B)に示す配置パターン18では、エリアS1に仮グループcが割り当てられ、エリアS2に仮グループdが割り当てられている。また配置パターン18では、エリアS3に仮グループbが割り当てられ、エリアS4に仮グループaが割り当てられている。
配置パターン18において、ルート決定部244とすれ違い算出部245とが処理を行った結果が経路テーブルT3である。経路テーブルT18では、すれ違いエリアの数の合計は30であり、すれ違い回数の合計は12である。また経路テーブルT18では、すれ違いエリアの数の合計とすれ違い回数の合計との積は360である。
図13は、配置パターン24に対するルート決定部及びすれ違い算出部の処理結果の例を示す図である。図13(A)は、配置パターン24における生徒の移動先の座席と、すれ違いエリアの数と、すれ違い回数とを含む経路テーブルT24の例を示す。
図13(B)は、配置パターン24を説明する図である。
図13(B)に示す配置パターン24では、エリアS1に仮グループdが割り当てられ、エリアS2に仮グループcが割り当てられている。また配置パターン24では、エリアS3に仮グループbが割り当てられ、エリアS4に仮グループaが割り当てられている。
配置パターン24において、ルート決定部244とすれ違い算出部245とが処理を行った結果が経路テーブルT24である。経路テーブルT24では、すれ違いエリアの数の合計は22であり、すれ違い回数の合計は10である。また経路テーブルT24では、すれ違いエリアの数の合計とすれ違い回数の合計との積は220である。
本実施例の教師端末200は、以上のように配置パターン生成部243が生成した24通りの配置パターンについて全て処理を行うと、配置パターン選択部246により、最もすれ違いエリアの数の合計とすれ違い回数の合計との積が最小の配置パターンを選択する。配置パターン選択部246により選択された配置パターンは、生徒同士がすれ違う可能性が最も低い仮グループの配置パターンとなる。したがって本実施例では、配置パターン選択部246に選択された仮グループの配置パターンに基づき、生徒をグループに分類し、座席を移動させる。
本実施例では、配置パターン24がすれ違いエリアの数の合計とすれ違い回数の合計との積が最小であった。よって配置パターン選択部246は、配置パターン24を最も生徒同士がすれ違う可能性が低い配置パターンとして選択する。本実施例では、生徒同士がすれ違う可能性が低い程、迅速且つ安全に生徒に座席を移動させることができる。
配置パターン選択部246により仮グループの配置パターンが選択されると、グループ割当部242は、仮グループ名を本グループ名に紐付けする。
図14は、仮グループ名に対する本グループ名の紐付けを説明する図である。
本実施例では、エリアS1に割り当てられる本グループのグループ名をAとし、エリアS2に割り当てられる本グループのグループ名をBとした。また本実施例では、エリアS3に割り当てられる本グループのグループ名をCとし、エリアS4に割り当てられる本グループのグループ名をDとした。
本実施例のグループ割当部242は、決定された配置パターンにおいて各エリアに割り当てられた仮グループ名と、同じエリアに割り当てられた本グループ名と紐付ける。
具体的には本実施例では、決定された配置パターンは配置パターン24である。配置パターン24においてエリアS1に割り当てられた仮グループ名はdである。よってグループ割当部242は、仮グループのグループ名dに、エリアS1に割り当てられた本グループ名Aを対応付ける。
グループ割当部242は、同様に、エリアS2に割り当てられた仮グループのグループ名cに、エリアS2に割り当てられた本グループのグループ名Bを対応付ける。またグループ割当部242は、同様に、エリアS3に割り当てられた仮グループのグループ名bに、エリアS3に割り当てられた本グループのグループ名Cを対応付ける。またグループ割当部242は、同様に、エリアS4に割り当てられた仮グループのグループ名aに、エリアS4に割り当てられた本グループのグループ名Dを対応付ける。
グループ割当部242は、対応付けた本グループのグループ名を経路テーブルT24に格納しても良い。
また本実施例の教師端末200は、配置パターン選択部246により選択された配置パターンに対応する経路テーブルに本グループのグループ名を対応付けたものを配置データベース230として記憶しても良い。本実施例では、例えば配置パターン24が配置パターン選択部246により選択された配置パターンであるから、経路テーブルT24に本グループ名を対応付けたものを配置データベース230としても良い。
図15は、配置データベースの一例を示す図である。尚図15で示す配置データベース230は、経路テーブルT24に基づく例である。
図15に示す配置データベース230では、生徒IDに対して、仮グループ名、本グループ名、移動先の座席番号、すれ違いエリアの数、すれ違い回数、すれ違う生徒の生徒IDが対応付けられている。
本実施例の教師端末200では、配置データベース230が例えば補助記憶装置23内の所定の記憶領域に格納されると、移動先通知部247により各生徒端末300へ移動先の座席番号(座席位置)を通知する。
図16は、移動先通知部による通知の一例を示す図である。本実施例の移動先通知部247は、配置データベース230を参照し、移動先情報を通知する通知画面を生徒端末300に表示させる。本実施例の移動先情報とは、生徒ID毎の移動先の座席、本グループ名、移動経路、すれ違う生徒の名前を含む。尚移動先情報は、例えば生徒IDと対応した移動先の座席番号と移動経路のみであっても良い。
図16に示す通知画面31は、生徒ID2の生徒の所持する生徒端末300に表示された画面である。
生徒ID2の生徒は、配置データベース230によると移動先の座席番号は6であり、本グループ名はBである。また生徒ID2の生徒とすれ違う生徒は、配置データベース230によると生徒ID6の生徒と生徒ID16の生徒である。生徒ID6の生徒の名前は、生徒データベース210によると、FFさんである。また生徒ID16の生徒の名前は、生徒データベース210によると、PPさんである。
よって移動先通知部247は、通知画面31に、生徒ID2の生徒の移動経路(ルート)D2と、本グループ名と、すれ違う可能性のあるFFさんとPPさんの名前と、を表示させる。
本実施例の移動先通知部247は、生徒ID毎に図16に示すような通知画面を生成し、各生徒端末300に表示させる。
本実施例では、以上のように配置パターン毎に生徒同士がすれ違うエリアの数の合計とすれ違う回数の合計の積を算出し、この積が最小値となる配置パターンに基づき生徒の座席を移動させる。したがって本実施例では、生徒同士がすれ違うことを最小限に抑え、移動経路の複雑化を抑制することができ、迅速且つ安全に生徒に座席を移動させることができる。言い換えれば実施例では、例えば移動経路を含む場所の一部をパスと呼んだ場合に、同じパスですれ違う生徒端末300の数が少なくなる移動経路と移動先とを生地端末300に通知する。
また本実施例では、生徒端末300に表示される通知画面において、すれ違う可能性のある生徒の名前を通知するため、生徒にすれ違う可能性のある相手を把握させることでき、移動の際に衝突や接触がないように注意を促すことができる。
尚本実施例では、配置パターン選択部246は、すれ違うエリアの数の合計とすれ違う回数の合計の積が最小となる配置パターンを生徒同士がすれ違う可能性が最も低い仮グループの配置パターンとして選択するものとしたが、これに限定されない。配置パターン選択部246は、例えばすれ違い回数の合計か、すれ違いエリアの数の合計の何れか一方が最小値となる配置パターンを選択しても良い。
また本実施例のすれ違い算出部245は、すれ違いエリアの数の合計とすれ違い回数の合計の積を算出するものとしたが、これに限定されない。すれ違い算出部245は、例えばすれ違いエリアの数の合計とすれ違い回数の合計の和を算出しても良い。この場合配置パターン選択部246は、和が最も小さい配置パターンを選択すれば良い。
また上の説明では、生徒によるグループディスカッションの際に本実施例を適用するものとして説明したが、これに限定されない。本実施例の座席移動支援に係る処理は、例えば人をグループに分け、グループ毎に集合して着席させる形態であれば、適用できる。
以上、各実施例に基づき説明を行ってきたが、上記各実施例を組み合わせて生徒端末に
適用することも可能である。
開示の技術では、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
コンピュータに、
所定の領域内に配置された複数の座席のそれぞれの配置位置を記憶する配置位置記憶部を参照して、前記複数の座席を指定された数の複数の座席グループに分類し、
それぞれいずれかの座席に配置された複数の情報端末の位置情報を記憶する位置情報記憶部を参照して、前記複数の情報端末を前記座席グループのいずれかに分散するように配置変更する場合の、同じパスを通過する情報端末の数が少なくなる移動先と移動ルートとを特定し、
特定した前記移動先と前記移動ルートとを前記複数の情報端末のそれぞれに通知する、
処理を実行させることを特徴とする移動支援プログラム。
(付記2)
前記移動先と前記移動ルートとの特定において、
前記複数の座席グループの配置パターンを生成し、
前記配置パターン毎に、前記複数の情報端末の位置情報から前記複数の座席グループにおいて最も距離の近い座席をそれぞれの前記複数の情報端末の移動先に特定し、
前記複数の情報端末の位置からそれぞれの前記移動先の座席までの最短ルートをそれぞれの前記複数の情報端末の移動ルートに特定する処理を実行させることを特徴とする付記1記載の移動支援プログラム。
(付記3)
前記複数の情報端末の前記移動ルートにおいて、移動方向が逆方向であり且つ前記移動ルートが重なるとき前記情報端末同士がすれ違うものとして、前記配置パターン毎に前記情報端末同士のすれ違いに係る値を算出し、
前記すれ違いに係る値が最も小さい配置パターンを選択する処理を実行させることを特徴とする付記2記載の移動支援プログラム。
(付記4)
前記すれ違いに係る値は、
少なくとも前記複数の情報端末それぞれの移動ルートから算出される前記情報端末同士のすれ違う回数の合計を含むことを特徴とする付記3記載の移動支援プログラム。
(付記5)
前記すれ違いに係る値は、
前記複数の情報端末それぞれの移動ルートにおいて、移動した座席の数を1エリアとしたとき、前記複数の情報端末それぞれの移動ルートから算出される前記情報端末同士のすれ違うエリアの数の合計を含むことを特徴とする付記4記載の移動支援プログラム。
(付記6)
前記すれ違いに係る値は、前記すれ違い回数の合計と、前記すれ違うエリアの数の合計との積であることを特徴とする付記4又は5記載の移動支援プログラム。
(付記7)
前複数の座席の分類において、
前記指定された数に応じて前記複数の座席が配置された前記所定の領域を分割し、分割された領域毎に座席グループのグループ名を割り当て、
前記座席グループの配置パターンから選択された配置パターンにおいて、前記座席グループに割り当てられたグループ名を前記分割された領域に対応するグループ名に変更する処理を実行させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の移動支援プログラム。
(付記8)
コンピュータによる移動支援方法であって、該コンピュータが、
所定の領域内に配置された複数の座席のそれぞれの配置位置を記憶する配置位置記憶部を参照して、前記複数の座席を指定された数の複数の座席グループに分類し、
それぞれいずれかの座席に配置された複数の情報端末の位置情報を記憶する位置情報記憶部を参照して、前記複数の情報端末を前記座席グループのいずれかに分散するように配置変更する場合の、同じパスを通過する情報端末の数が少なくなる移動先と移動ルートとを特定し、
特定した前記移動先と前記移動ルートとを前記複数の情報端末のそれぞれに通知する、
処理を実行することを特徴とする移動支援方法。
(付記9)
所定の領域内に配置された複数の座席のそれぞれの配置位置と、それぞれいずれかの座席に配置された複数の情報端末の位置情報とを記憶する記憶部と、
前記複数の座席を指定された数の複数の座席グループに分類する分類部と、
前記複数の情報端末を前記座席グループのいずれかに分散するように配置変更する場合の、同じパスを通過する情報端末の数が少なくなる移動先と移動ルートとを特定する特定部と、
特定した前記移動先と前記移動ルートとを前記複数の情報端末のそれぞれに通知する通知部と、を有することを特徴とする移動支援サーバ。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から
逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 移動支援システム
200 教師端末
210 生徒データベース
220 仮グループテーブル
230 配置データベース
240 教師用プログラム
300 生徒端末
310 生徒用プログラム

Claims (8)

  1. コンピュータに、
    所定の領域内に配置された複数の座席のそれぞれの配置位置を記憶する配置位置記憶部を参照して、前記複数の座席を指定された数の複数の座席グループに分類し、
    それぞれいずれかの座席に配置された複数の情報端末の位置情報を記憶する位置情報記憶部を参照して、前記複数の情報端末を前記座席グループのいずれかに分散するように配置変更する場合の、同じパスを通過する情報端末の数が少なくなる移動先と移動ルートとを特定し、
    特定した前記移動先と前記移動ルートとを前記複数の情報端末のそれぞれに通知する、
    処理を実行させることを特徴とする移動支援プログラム。
  2. 前記移動先と前記移動ルートとの特定において、
    前記複数の座席グループの配置パターンを生成し、
    前記配置パターン毎に、前記複数の情報端末の位置情報から前記複数の座席グループにおいて最も距離の近い座席をそれぞれの前記複数の情報端末の移動先に特定し、
    前記複数の情報端末の位置からそれぞれの前記移動先の座席までの最短ルートをそれぞれの前記複数の情報端末の移動ルートに特定する処理を実行させることを特徴とする請求項1記載の移動支援プログラム。
  3. 前記複数の情報端末の前記移動ルートにおいて、移動方向が逆方向であり且つ前記移動ルートが重なるとき、前記情報端末同士がすれ違うものとして、前記配置パターン毎に前記情報端末同士のすれ違いに係る値を算出し、
    前記すれ違いに係る値が最も小さい配置パターンを選択する処理を実行させることを特徴とする請求項2記載の移動支援プログラム。
  4. 前記すれ違いに係る値は、
    少なくとも前記複数の情報端末それぞれの移動ルートから算出される前記情報端末同士のすれ違う回数の合計を含むことを特徴とする請求項3記載の移動支援プログラム。
  5. 前記すれ違いに係る値は、
    前記複数の情報端末それぞれの移動ルートにおいて、移動した座席の数を1エリアとしたとき、前記複数の情報端末それぞれの移動ルートから算出される前記情報端末同士のすれ違うエリアの数の合計を含むことを特徴とする請求項4記載の移動支援プログラム。
  6. 前複数の座席の分類において、
    前記指定された数に応じて前記複数の座席が配置された前記所定の領域を分割し、分割された領域毎に座席グループのグループ名を割り当て、
    前記座席グループの配置パターンから選択された配置パターンにおいて、前記座席グループに割り当てられたグループ名を前記分割された領域に対応するグループ名に変更する処理を実行させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の移動支援プログラム。
  7. コンピュータによる移動支援方法であって、該コンピュータが、
    所定の領域内に配置された複数の座席のそれぞれの配置位置を記憶する配置位置記憶部を参照して、前記複数の座席を指定された数の複数の座席グループに分類し、
    それぞれいずれかの座席に配置された複数の情報端末の位置情報を記憶する位置情報記憶部を参照して、前記複数の情報端末を前記座席グループのいずれかに分散するように配置変更する場合の、同じパスを通過する情報端末の数が少なくなる移動先と移動ルートとを特定し、
    特定した前記移動先と前記移動ルートとを前記複数の情報端末のそれぞれに通知する、
    処理を実行することを特徴とする移動支援方法。
  8. 所定の領域内に配置された複数の座席のそれぞれの配置位置と、それぞれいずれかの座席に配置された複数の情報端末の位置情報とを記憶する記憶部と、
    前記複数の座席を指定された数の複数の座席グループに分類する分類部と、
    前記複数の情報端末を前記座席グループのいずれかに分散するように配置変更する場合の、同じパスを通過する情報端末の数が少なくなる移動先と移動ルートとを特定する特定部と、
    特定した前記移動先と前記移動ルートとを前記複数の情報端末のそれぞれに通知する通知部と、を有することを特徴とする移動支援サーバ。
JP2013055488A 2013-03-18 2013-03-18 移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバ Active JP6003734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013055488A JP6003734B2 (ja) 2013-03-18 2013-03-18 移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013055488A JP6003734B2 (ja) 2013-03-18 2013-03-18 移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014182492A JP2014182492A (ja) 2014-09-29
JP6003734B2 true JP6003734B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=51701163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013055488A Active JP6003734B2 (ja) 2013-03-18 2013-03-18 移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6003734B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108765216A (zh) * 2018-04-26 2018-11-06 北京学为贵教育科技有限公司 教室安排处理方法及装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004185403A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Seiko Epson Corp 移動計画支援システムと移動計画支援プログラム
JP4904971B2 (ja) * 2006-08-01 2012-03-28 ヤマハ株式会社 演奏教習用設定装置及びプログラム
JP2012043051A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置およびプログラム
US20130041855A1 (en) * 2011-08-10 2013-02-14 Donald E. Scruggs Time saving method of boarding passengers onto vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014182492A (ja) 2014-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mayorga et al. Districting and dispatching policies for emergency medical service systems to improve patient survival
JP5511485B2 (ja) 動的グラフ用アニメーション・プランニング方法及び装置
CN108139849A (zh) 针对用户选择内容的动作建议
CN102237011A (zh) 重叠可视实体的表示
JP6975692B2 (ja) 計算機システム及び予測器が出力した予測値の根拠に関連する情報の提示方法
US10266370B2 (en) Systems and methods for automatic rendering of walking path maps for elevator car assignment display
JP6225543B2 (ja) 議論支援プログラム、議論支援装置及び議論支援方法
WO2019035364A1 (ja) プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
US20100068685A1 (en) System for evaluating cognitive ability of a subject
JP6003734B2 (ja) 移動支援プログラム、移動支援方法及び移動支援サーバ
JP2010113547A (ja) 通学範囲最適化装置および通学範囲最適化プログラム
CN108197188B (zh) 地址信息处理方法及装置
JP2010224660A (ja) 訪問計画作成支援装置及びプログラム
WO2021044680A1 (ja) レイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラム
JP5282522B2 (ja) 情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラム
JP6551113B2 (ja) グループ化支援プログラム、グループ化支援方法及びグループ化支援装置
Nisi et al. Inclusive Digital Storytelling: Artificial Intelligence and Augmented Reality to Re-centre Stories from the Margins
JP6364889B2 (ja) 表示制御プログラム、表示制御装置及び表示制御方法
JP2017162437A (ja) 画像処理方法、画像処理装置およびプログラム
García-Peñalvo et al. Special issue on exploring new Natural User Experiences
KR20170085396A (ko) 스캔도서 식별을 위한 특징벡터 클러스터링 및 데이터베이스 생성 방법
JP5803216B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6507968B2 (ja) 表示制御プログラム、表示制御方法、及び表示制御装置
JP2014191481A (ja) 学習支援プログラム、学習支援装置及び学習支援方法
WO2022145055A1 (ja) 位置制御装置、方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6003734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150