JP6002964B2 - レーザ照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザアニーリング等に使用されるレーザ照明装置に関し、特に、フライアイレンズを透過して強度が均一化されたパルスレーザ光の干渉縞による照明ムラを低減できるレーザ照明装置に関する。
従来、レーザアニーリング等に使用されるレーザ照明装置には、レーザ光の光軸に垂直な面内における強度を均一化するために、フライアイレンズが使用されている。即ち、フライアイレンズは、複数個の凸レンズが碁盤の目状に配置されて全体として略平板状に形成されたものであり、レーザ光をフライアイレンズに透過させることにより、各凸レンズに透過した光は、夫々、焦点に集光された後、拡散し、複数本に分割されたレーザ光が重畳的に次の光学系部材へと入射される。これにより、フライアイレンズへの入射光が例えば光軸に垂直な面内にて不均一な強度分布を有する場合においても、この強度分布を均一化することができる。例えば光源から出射されるレーザ光は、その強度が光軸に垂直な面内にてガウス分布を有していたり、例えば全反射ミラー等の光学部材に反射されることにより、照度ムラが発生する場合があるが、フライアイレンズを設置することにより、これらを解消することができる。
しかし、レーザ照明装置にフライアイレンズを使用した場合、レーザ光のコヒーレンシー(可干渉性)により、レーザ光の照射領域に干渉縞が生じ、これにより照明ムラが発生するという問題点がある。
よって、フライアイレンズを透過することにより発生する干渉縞を低減するための技術が種々提案されている。例えば、特許文献1においては、レーザ光の幅を広げるビームエキスパンダとフライアイレンズとの間に、レーザ光の干渉を低減するための光路差調整部材を設けている。
また、本願発明者等は、特許文献2において、光源から出射されたレーザ光の光路上に、複数本の光透過性部材からなる第1の光路差調整部材を配置し、第1の光路差調整部材の透過光をフライアイレンズに透過させてレーザ光の強度を均一化し、コンデンサレンズに透過させて平行光にした後、複数枚の板状の光透過性部材からなる第2の光路差調整部材に透過させ、この透過光を更にフライアイレンズに透過させることにより、干渉縞を低減する技術を提案した。
特開2004−12757号公報 特開2010−182731号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2のレーザ照明装置によっても、干渉縞を十分に解消できない場合がある。例えば、光路差調整部材は、一定の光路長を有するため、各レーザ光の波長により取り換える必要があり、レーザ光の波長のみを変化させた場合には、干渉縞が発生して、これにより、レーザ光の照射領域に照明ムラが生じるという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、フライアイレンズの透過光の干渉縞による照明ムラを低減できるレーザ照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレーザ照明装置は、パルスレーザ光を出射する光源と、この光源からのパルスレーザ光の光路上に配置され前記パルスレーザ光の強度を光軸に垂直な面内で均一化する1又は複数個のフライアイレンズと、前記フライアイレンズを透過したパルスレーザ光の光路上に配置され入射光を平行光にして透過させる複数個のコンデンサレンズと、前記光源と最終段に配置されたコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内でX方向に連続的に変化させて透過させる第1の電気光学結晶素子と、前記光源と最終段のコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内で前記X方向に垂直のY方向に連続的に変化させて透過させる第2の電気光学結晶素子と、前記各電気光学結晶素子に対する印加電圧を相互に関連して制御して前記フライアイレンズによる照射面上の干渉縞を2次元的に連続移動させる制御部と、を有し、
各前記電気光学結晶素子は、前記パルスレーザ光の光軸に平行に配置された1対の電極と、この電極間に配置された光学結晶材料と、を有し、
前記パルスレーザ光が出射されたタイミングから、所定の遅延時間後に、前記電極間へのランプ波形の電圧の印加を開始し、時間の経過と共に徐々に両電極間の電圧を増加させて、所定時間後に0に戻して、前記電極間に電界を発生させることにより、前記電気光学結晶素子の屈折率を変化させて前記入射光に対してその偏向方向を変化させると共に、
前記電極間に印加される電圧の周期は、前記パルスレーザ光の周期と同期していることを特徴とする。
本発明に係る他のレーザ照明装置は、パルスレーザ光を出射する光源と、この光源からのパルスレーザ光の光路上に配置され前記パルスレーザ光の強度を光軸に垂直な面内で均一化する1又は複数個のフライアイレンズと、前記フライアイレンズを透過したパルスレーザ光の光路上に配置され入射光を平行光にして透過させる複数個のコンデンサレンズと、前記光源と最終段に配置されたコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内でX方向に連続的に変化させて透過させる第1の電気光学結晶素子と、前記光源と最終段のコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内で前記X方向に垂直のY方向に連続的に変化させて透過させる第2の電気光学結晶素子と、前記第1の電気光学結晶素子と前記第2の電気光学結晶素子との間に設置され、前記第1の電気光学結晶素子を通過したレーザ光の偏光面を90°回転させた後、前記第2の電気光学結晶素子に入射させる半波長板と、前記各電気光学結晶素子に対する印加電圧を相互に関連して制御して前記フライアイレンズによる照射面上の干渉縞を2次元的に連続移動させる制御部と、を有することを特徴とする。
上記本発明に係る他のレーザ照明装置において、例えば、各前記電気光学結晶素子は、前記パルスレーザ光の光軸に平行に配置された1対の電極と、この電極間に配置された光学結晶材料と、を有し、前記電極間に電圧を印加して電界を発生させることにより、前記電気光学結晶素子の屈折率を変化させて前記入射光に対してその偏向方向を変化させる。この場合に、前記電極間に印加する電圧の周期は、前記パルスレーザ光の周期と同期していることが好ましい。
また、前記制御部は、前記第1の電気光学結晶素子によるレーザ光の偏向方向の変化速度が、前記第2の電気光学結晶素子によるレーザ光の偏向方向の変化速度よりも高速となるように、前記印加電圧を制御することが好ましい。
本発明に係るレーザ照明装置は、更に、前記電気光学結晶素子と前記コンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され、入射光をその光軸から広がるように拡散させて透過させる光拡散素子を有するか、又は、更に、前記電気光学結晶素子と前記コンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され、入射光をその光軸に対して偏向させて透過させる偏向素子を有することができる。
本発明に係るレーザ照明装置は、パルスレーザ光をフライアイレンズに通すことにより、パルスレーザ光の光強度を2次元的に均一化するが、このフライアイレンズを透過する際に発生する干渉縞を、第1及び第2の電気光学結晶素子により2次元的に移動させて、照度ムラを防止する。即ち、パルスレーザ光が第1の電気光学結晶素子を透過する際に、パルスレーザ光はその偏向方向が光軸に垂直の面内でX方向に連続的に変化し、パルスレーザ光が第2の電気光学結晶素子を透過する際に、パルスレーザ光はその偏向方向が光軸に垂直の面内でY方向に連続的に変化する。このため、制御部が第1及び第2の電気光学結晶素子に印加する駆動電圧を相互に関連させて制御することにより、パルスレーザ光はその偏向方向がX方向及びY方向に変化し、フライアイレンズを透過して発生した干渉縞は、レーザ光の光軸に垂直の面内で、X方向及びY方向の2次元的に移動する。即ち、干渉縞は、例えば、X方向及びY方向を含むX−Y面内で、波状に移動する。このため、レーザ照明装置から出射されるパルスレーザ光には、干渉縞による照度ムラが低減され、その輝度がレーザ光の照射領域の全体で均一化され、照明ムラを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るレーザ照明装置の構成を示す模式図である。 (a)乃至(c)は、本実施形態に係る電気光学結晶素子の構成を示す図である。 本実施形態に係る電気光学結晶素子への印加電圧波形とパルスレーザ光のレーザ出力波形との関係を示す図である。 本実施形態のレーザ出力と、電気光学結晶素子のX方向及びY方向の駆動電圧のスキャンを示す図である。 本実施形態の干渉縞の移動を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るレーザ照明装置の構成を示す模式図である。 本実施形態の偏向素子の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るレーザ照明装置の構成を示す模式図である。 本実施形態の光拡散素子の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るレーザ照明装置の構成を示す模式図である。 レーザ光の偏向方向を一方向に変化させる場合の駆動電圧の波形等を示す図である。 レーザ光の偏向方向を一方向に変化させた場合の干渉縞(点で示す)の減少を示す図である。 (a)はレーザ光の偏向方向をX方向及びY方向の二方向に変化させる場合の駆動電圧の波形を示す図、(b)はそれによる干渉縞スポットの移動を示す図である。 レーザ光の偏向方向をX方向及びY方向の二方向に変化させた場合の干渉縞(点で示す)の減少を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るレーザ照明装置について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るレーザ照明装置の構成を示す模式図、図2(a)乃至図2(c)は、本発明の実施形態にて使用される電気光学結晶素子の構成を示す図である。本発明のレーザ照明装置は、従来のレーザ照明装置と同様に、パルスレーザ光11を出射する光源1、パルスレーザ光の強度を光軸に垂直な面内で均一化する均一化部材としての第1のフライアイレンズ2、及びレーザ光の透過方向の最も下流側に設けられ、入射光を平行光にして透過させる第2のコンデンサレンズ32を有する。本実施形態においては、更に、図1に示すように、レーザ照明装置には、フライアイレンズ2を透過したパルスレーザ光12の光路上に第1のコンデンサレンズ31が設けられており、この第1のコンデンサレンズ31に透過されることにより、フライアイレンズ2の透過光12は平行光13となる。また、第1のコンデンサレンズ31の透過光13の光路上には、更に第2のフライアイレンズ4が設けられており、これにより、パルスレーザ光の光軸に垂直な面内における強度が更に均一化されるように構成されている。
本実施形態においては、図1に示すように、第2のフライアイレンズ4を透過したパルスレーザ光の光路上に、第1の電気光学結晶素子5Aと第2の電気光学結晶素子5Bが直列に設けられており、電気光学結晶素子5A、5Bに入射したレーザ光は、その偏向方向が連続的に2次元的に変化して透過するように構成されている。これらの第1電気光学結晶素子5Aと、第2電気光学結晶素子5Bとの間には、半波長板8(λ/2板)が配置されており、半波長板8は、第1電気光学結晶素子5Aを透過したレーザパルス光14に対し、180°の位相差を生じさせて、直線偏光の偏向方向を変えた後、第2電気光学結晶素子5Bに入射させる。そして、電気光学結晶素子5A,5Bの透過光が、第2のコンデンサレンズ32に透過して、平行光のパルスレーザ光として出射される。なお、本発明においては、例えば図1に示すように、各光学素子間には、全反射ミラー等の光学部材を配置してもよい。
光源1は、パルスレーザ光を出射するレーザ光源であり、例えばQスイッチによるレーザ発振により、所定の周期でレーザ光がパルス状に出射される。例えばパルスレーザ光の周波数は50Hz(周期:20ミリ秒)、パルス幅は220n秒である。
レーザ強度を均一化する均一化部材としての第1及び第2のフライアイレンズ2,4は、従来と同様に、複数個の凸レンズが碁盤の目状に配置されて全体として略平板状に形成されたものであり、レーザ光をフライアイレンズに透過させることにより、各凸レンズに透過した光は、夫々、焦点に集光された後、拡散し、複数本に分割されたレーザ光が重畳的に次の光学系部材へと入射され、これにより、フライアイレンズ2,4への入射光が例えば光軸に垂直な面内にて不均一な強度分布を有する場合においても、この強度分布を均一化できる。
第1及び第2のコンデンサレンズ31,32は、所謂、集束レンズであり、コンデンサレンズに入射した露光光は、平行光として透過される。
電気光学結晶素子5(5A,5B)は、例えば図2(a)に示すように、パルスレーザ光10の光軸に平行に配置された1対の三角形状の電極52,53及びこれらの電極52,53間に配置された直方体状の光学結晶材料51により構成されており、電極52,53間には電圧を印加できるように構成されている。電極52,53は三角形状をなし、光学結晶材料51はこの電極52,53間で挟まれているが、電極52,53が存在しない部分では、光学結晶材料51の上面及び下面が露出している。光学結晶材料51は、例えばLi及びNbからなる光透過性の結晶材料(LN結晶材料)であり、電極52,53間に電圧を印加して電界Eを発生させることにより、電極52,53間の光学結晶材料51の部分と、電極52,53が存在しない光学結晶材料51の部分との境界で、光学結晶材料51の屈折率が変化する。即ち、図2(b)に示すように、電極52,53間に印加する電圧が0の場合には、電界Eは発生せず(E=0)、光学結晶材料51に入射したパルスレーザ光10は、偏向方向を変えずにそのまま透過され(図2(b)における透過光10a)、図2(c)に示すように、電極52,53間に電圧を印加すると、電界Eが発生することにより、光学結晶材料51に入射したパルスレーザ光10は、入射方向に対してその偏向方向を変化させて透過される(図2(c)における透過光10b)。例えば、光学結晶材料51がLN結晶材料の場合、透過する光の波長は、370乃至5000nmであり、使用されるパルスレーザ光の波長を含む。LN結晶材料の屈折率nは、電圧の印加により発生する電界E[V/m]に対して下記数式1及び2により与えられ、電界の強さEに比例する。なお、下記数式1及び2におけるn及びr33は、夫々係数であり、例えばパルスレーザ光の波長が1064nmのとき、n=2.156、r33=3.2×10−11[m/V]である。
Figure 0006002964
Figure 0006002964
電気光学結晶素子5の電極52,53間に印加される電圧は、例えば図3に示すように、連続的に変化するように印加される。よって、電気光学結晶素子5の透過光の偏向方向も連続的に変化する。なお、図3においては、パルスレーザ光のレーザ出力波形を電気光学結晶素子への印加電圧波形と並べて示してある。
図3に示すように、電気光学結晶素子5の電極52,53間に印加される電圧は、その周期がパルスレーザ光の周期と同期していることが好ましい。即ち、光源1からQスイッチによるレーザ発振により、パルスレーザ光が出射されると、パルスレーザ光の出力は、徐々に増大し、最大値付近で増減を繰り返した後、減少し、やがて0となる。このとき、パルスレーザ光が出射されたタイミングで、トリガパルスを出力させ、このトリガパルスに対して、所定の遅延時間t後に、電極52,53間への電圧の印加を開始して電界Eを発生させる。電極52,53間に印加する電圧を、図3に示すように、例えばランプ波形の電圧とし、時間の経過と共に、徐々に両電極間の電圧を増加させ、所定時間後に0に戻す。このように、印加電圧の周期をパルスレーザ光の周期に同期させることにより、電極52,53間に印加する電圧の制御が容易となる。
本実施形態においては、第1の電気光学結晶素子5Aの電極間に電圧を印加することにより、第1の電気光学結晶素子5Aを透過するレーザ光に対し、図5に示すレーザ光の光軸に垂直な面S内で、ある特定のX方向、例えば、水平方向にレーザ光を偏向させる。一方、第2の電気光学結晶素子5Bは、電圧を印加することにより、レーザ光に対し、図5に示す面S内で、X方向に垂直のY方向、例えば、垂直方向にレーザ光を偏向させる。これにより、干渉縞スポット8は、図5に示すように、X―Y面内で、2次元的に移動する。このX方向用の第1の電気光学結晶素子5AとY方向用の第2の電気光学結晶素子5Bとは、結晶軸方向が90°異なるため、レーザ光の偏光面も90°異ならせる必要がある。このため、第1の電気光学結晶素子5Aと第2の電気光学結晶素子5Bとの間に、半波長板8を設置し、この半波長板8により、第1の電気光学結晶素子5Aを通過したレーザ光の偏光面を90°回転させた後、第2の電気光学結晶素子5Bに入射させる。
図4は、レーザ光のパルスと、第1及び第2の電気光学結晶素子5A,5Bによる偏向方向との関係を示す図である。レーザ光の1パルスにおいて、第1の電気光学結晶素子5Aには、3周期で変化する電圧を印加し、第1の電気光学結晶素子5Aを透過するレーザ光に対し、X方向に3周期で変化する偏向を付与する。また、このレーザ光の1パルスにおいて、第2の電気光学結晶素子5Bには、一旦電圧が上昇した後、徐々に電圧が低下するパターンで電圧を印加し、Y方向に微速の1周期で変化する偏向を付与する。図5には、レーザ光に偏向を付与しない場合に、フライアイレンズにより発生する干渉縞スポット8が格子状に現れているが、各干渉縞8は、上述のレーザ光の偏向方向をX方向及びY方向に相互に関連させて制御することにより、Y方向に波状に移動する。干渉縞8はこのように2次元的に移動することにより、照明光の照射面において、照明光の強度ムラとして出現しなくなる。よって、レーザ照明装置から出射されたパルスレーザ光は、その輝度がレーザ光の照射領域の全体で均一化される。なお、干渉縞スポット8の出現ピッチをX方向及びY方向にd(例えば、150μm)とすると、1パルスにおけるX方向の干渉縞スポット8の移動距離(振幅)は、このdに一致させることが好ましく、また、Y方向の干渉縞スポット8の移動距離も、dに一致させることが好ましい。これにより、干渉縞スポット8は、格子位置に存在する4個の干渉縞スポット8に囲まれた領域内において、2次元的に移動するので、格子位置に存在する全ての干渉縞スポット8がX方向及びY方向に隣接する干渉縞スポット8に影響されずに、効率よく移動して、輝度を均一化することができ、レーザ光の照射領域における照明ムラを効果的に低減することができる。
次に、本発明の第1実施形態に係るレーザ照明装置の動作について説明する。先ず、光源1から例えばQスイッチによるレーザ発振により、所定のタイミングでレーザ光11が出射される。レーザ光11の出力は、徐々に増大し、最大値付近で増減を繰り返した後、減少し、やがて0となる。そして、所定時間後に、再度レーザ発振により、レーザ光11が出射されることが繰り返される。これにより、光源1から出射されるレーザ光は、パルス状に間欠的に出射されるパルスレーザ光となる。このとき、レーザ光11を出射するタイミングで、トリガパルスを出力させ、このトリガパルスを、電気光学結晶素子5の電極間に電圧を印加するトリガとして使用する。
光源1から出射されたパルスレーザ光11は、第1のフライアイレンズ2に入射する。第1のフライアイレンズ2は複数個の凸レンズが碁盤の目状に配列されており、入射光は、各凸レンズへの入射光として分割され、各凸レンズを透過した後、各凸レンズごとに、夫々、焦点に集光され、拡散していく。そして、複数本に分割されたパルスレーザ光12は、重畳的に第1のコンデンサレンズ31に照射される。これにより、第1のフライアイレンズ2を透過し、コンデンサレンズ31に入射するパルスレーザ光12は、光軸に垂直な面内にて強度分布が均一化される。
コンデンサレンズ31を透過して平行光となったパルスレーザ光13は、第2のフライアイレンズ4を透過することにより、強度分布が更に均一化される。そして、第2のフライアイレンズ4を透過後のレーザ光14は、電気光学結晶素子5A、5Bの光学結晶材料51(例えばLN結晶材料)に入射される。この電気光学結晶素子5A,5Bには光学結晶材料51を挟むように1対の電極が配置されており、前記トリガパルスから所定の遅延時間t後に、電極52,53間への電圧の印加が開始されて電界Eが発生する。電極52,53間に印加される電圧は、例えばランプ波形の電圧であり、時間の経過と共に、徐々に両電極間の電圧が増加し、所定時間後、例えばパルスレーザ光の周期に同期して0に戻る。
この電極52,53間の電圧の変化に伴い、光学結晶材料51の屈折率が連続的に変化する。よって、電気光学結晶素子5A,5Bに入射したパルスレーザ光は、その偏向方向が連続的に変化して透過される。電気光学結晶素子5を透過したパルスレーザ光15は、第2のコンデンサレンズ32に透過されて、レーザ光の照射対象に平行光で出射される。
従来のレーザ光照射装置においては、パルスレーザ光の偏向方向は一定であるため、レーザ光の照射領域に干渉縞が生じ、これにより照度ムラが発生するという問題点があるが、本実施形態においては、電気光学結晶素子5A、5Bにより、レーザ光の偏向方向をX方向及びY方向に連続的に変化させているため、干渉縞が発生する位置が連続的に変化し、2次元的に移動するため、輝度がレーザ光の照射領域の全体で均一化される。よって、レーザ光の照射領域における照度ムラを効果的に低減できる。
なお、図11に示すように、例えば、220nsのレーザパルスが電気光学結晶素子(LN結晶)を透過するタイミングで、1個のLN結晶にパルス電圧を印加すると、レーザ光の偏向方向を一方向にのみ連続的に変化させることができる。この場合も、図12に示すように、LN結晶に対するパルス電圧の印加がなく、レーザ光の偏向方向の制御をしなかった場合に比して、干渉縞による照度ムラは減少する。
一方、本発明の場合は、図13(a)、(b)に示すように、第1電気光学結晶素子5Aに対し、駆動電圧をスキャンして(X方向スキャン)、レーザ光の偏向方向をX方向に変化させ、第2電気光学結晶素子5Bに対し、駆動電圧をスキャンして(Y方向スキャン)、レーザ光の偏向方向をY方向に変化させるので、干渉縞スポットは、2次元的に移動する。このため、図14に干渉縞スポットを示すように、スキャン・オンにより、干渉縞による照度ムラは更に一層顕著に減少する。なお、図12の条件2は、4ショットを重ねた平均的な分布であるのに対し、図14(スキャン・オン)は1ショットのみの分布であるため、図14(スキャン・オン)は図12(条件2)よりも、干渉縞が多く見えている。
なお、本実施形態のように、レーザ光の偏向方向をX方向に関して高速で変化させる場合、低速変化でよいY方向用の第2電気光学結晶素子5Bと同一の光学結晶材料でX方向用の第1電気光学結晶素子5Aを作製するときは、例えば、第2電気光学結晶素子5Bは、光学結晶材料51を電極52,53で挟んだ1個のコンデンサとみなすと、第1電気光学結晶素子5Aは、このコンデンサを3個直列に接続したものとなる。第1電気光学結晶素子5Aが1個の場合に静電容量がCであるとすると、第1電気光学結晶素子5Aを3個直列接続したものは、静電容量が(1/3)Cに低下する。これにより、全体の容量は、第1電気光学結晶素子5Aが1個の場合に比して、3個の第1電気光学結晶素子5Aを直列接続したものは、負荷容量が1/3に低下し、駆動電圧の高速の変化に対応して、屈折率を高速で変化させることができる。
なお、本実施形態においては、レーザ光の強度の均一化を目的として、フライアイレンズは2枚設けられているが、レーザ光の強度を十分に均一化できる場合には、フライアイレンズは1枚設けるだけでもよい。また、レーザ光の光路上における上流側の(第1の)コンデンサレンズ31については、必ずしも設ける必要はない。
次に、本発明の第2実施形態に係るレーザ照明装置について説明する。図6は本発明の第2実施形態に係るレーザ照明装置の構成を示す模式図である。図6に示すように、本実施形態に係るレーザ照明装置には、電気光学結晶素子5A,5Bと第2のコンデンサレンズ32との間のパルスレーザ光15の光路上に偏向素子6が設けられている。図7に示すように、偏向素子6は、例えば光透過性の材料からなる板状の部材の一方の面が傾斜するように成形されたものであり、例えば傾斜していない側の面からパルスレーザ光15を入射させた場合に、傾斜面において、その偏向方向が変化するように構成された所謂ウェッジプリズムである。本実施形態においては、図7に示すように、偏向素子6は、例えば傾斜していない側の面がパルスレーザ光15の光軸に対して垂直となるように配置され、前記光軸に対して回転可能に構成されており、これにより、偏向素子6から出射するパルスレーザ光16の偏向方向が連続的に変化する。この偏向素子6の回転速度は、例えば1箇所のレーザ光照射部位につきNショットのパルスレーザ光の照射を行う場合、レーザ光の周波数をF[Hz]として、F/N×60[rpm]である。
このように、本実施形態においては、入射光をその光軸に対して偏向させて透過させる偏向素子6を設けたことにより、電気光学結晶素子5A,5Bによる連続的な偏向方向の2次元的な変化に加えて、偏向素子6によってもパルスレーザ光の偏向方向を連続的に変化させることができるため、第1実施形態に比して、干渉縞による照度ムラの発生を更に抑制することができる。なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様の種々の変形を行うことができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るレーザ照明装置について説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係るレーザ照明装置の構成を示す模式図である。図8に示すように、本実施形態に係るレーザ照明装置には、電気光学結晶素子5A、5Bと第2のコンデンサレンズ32との間のパルスレーザ光15の光路上に光拡散素子7が設けられている。図9に示すように、光拡散素子7は、例えば光透過性の板状の部材の一方の面に磨りガラス状の粗面が形成された所謂拡散板であり、入射したパルスレーザ光15をその光軸から広がるように拡散させて透過させる(図9におけるパルスレーザ光17)ように構成されている。これにより、光拡散素子7への入射光(パルスレーザ光15)は、光拡散素子7から偏向方向が拡散されてパルスレーザ光17となってコンデンサレンズ32に入射する。
本実施形態においては、入射光をその光軸から広がるように拡散させて透過させる光拡散素子7を設けたことにより、電気光学結晶素子5A,5Bを透過して連続的に偏向方向が2次元的に変化したパルスレーザ光15は、光拡散素子7を透過することにより、偏向方向が拡散されるため、第1実施形態に比して、干渉縞の発生が抑制され、照度ムラの発生を効果的に防止できる。なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様の種々の変形を行うことができる。
次に、本発明の第4実施形態に係るレーザ照明装置について説明する。本実施形態においては、図10に示すように、第1実施形態のレーザ照明装置において、電気光学結晶素子5A,5Bと第2のコンデンサレンズ32との間のパルスレーザ光15の光路上に第2実施形態の偏向素子6及び第3実施形態の光拡散素子7が設けられている。各構成の詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、入射光をその光軸に対して偏向させて透過させる偏向素子6と、入射光をその光軸から広がるように拡散させて透過させる光拡散素子7を設けたことにより、電気光学結晶素子5A,5Bによる連続的な偏向方向の2次元的な変化に加えて、偏向素子6によってもパルスレーザ光の偏向方向を連続的に変化させることができ、更に、パルスレーザ光が光拡散素子を透過することにより、偏向方向が拡散されるため、第1乃至第3実施形態に比して、干渉縞による照度ムラの発生を最も効果的に防止できる。
以上述べてきたように、本発明においては、第1及び第2の電気光学結晶素子をパルスレーザ光の光路上に設け、入射光に対してその偏向方向を2次元的に連続的に変化させて透過させることにより、フライアイレンズを透過することによる干渉縞の発生位置が連続的に変化し、これにより、レーザ照明装置から出射されたパルスレーザ光は、その輝度がレーザ光の照射領域の全体で均一化され、照明ムラを低減することができる。なお、上記各実施形態においては、細かい変動(スキャン)を与える第1電気光学結晶素子の偏向方向の変化方向が水平方向であり、緩やかな変動(スキャン)を与える第2電気光学結晶素子の偏向方向の変化方向が垂直方向であったが、これは逆でもよく、また、変化方向は水平及び垂直に限定するものでもなく、干渉縞を2次元的に移動させることができればその変化方向は任意である。
1:光源、2,4:フライアイレンズ、31,32:コンデンサレンズ、5(5A,5B):電気光学結晶素子(LN結晶素子)、6:偏向素子(ウェッジプリズム)、7:光拡散素子(拡散板)、8:半波長板、10〜17:パルスレーザ光、51:光学結晶材料(LN結晶材料)、52,53:電極、54:電源

Claims (7)

  1. パルスレーザ光を出射する光源と、
    この光源からのパルスレーザ光の光路上に配置され前記パルスレーザ光の強度を光軸に垂直な面内で均一化する1又は複数個のフライアイレンズと、
    前記フライアイレンズを透過したパルスレーザ光の光路上に配置され入射光を平行光にして透過させる複数個のコンデンサレンズと、
    前記光源と最終段に配置されたコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内でX方向に連続的に変化させて透過させる第1の電気光学結晶素子と、
    前記光源と最終段のコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内で前記X方向に垂直のY方向に連続的に変化させて透過させる第2の電気光学結晶素子と、
    前記各電気光学結晶素子に対する印加電圧を相互に関連して制御して前記フライアイレンズによる照射面上の干渉縞を2次元的に連続移動させる制御部と、
    を有し、
    各前記電気光学結晶素子は、前記パルスレーザ光の光軸に平行に配置された1対の電極と、この電極間に配置された光学結晶材料と、を有し、
    前記パルスレーザ光が出射されたタイミングから、所定の遅延時間後に、前記電極間へのランプ波形の電圧の印加を開始し、時間の経過と共に徐々に両電極間の電圧を増加させて、所定時間後に0に戻して、前記電極間に電界を発生させることにより、前記電気光学結晶素子の屈折率を変化させて前記入射光に対してその偏向方向を変化させると共に、
    前記電極間に印加される電圧の周期は、前記パルスレーザ光の周期と同期していることを特徴とするレーザ照明装置。
  2. パルスレーザ光を出射する光源と、
    この光源からのパルスレーザ光の光路上に配置され前記パルスレーザ光の強度を光軸に垂直な面内で均一化する1又は複数個のフライアイレンズと、
    前記フライアイレンズを透過したパルスレーザ光の光路上に配置され入射光を平行光にして透過させる複数個のコンデンサレンズと、
    前記光源と最終段に配置されたコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内でX方向に連続的に変化させて透過させる第1の電気光学結晶素子と、
    前記光源と最終段のコンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され入射光に対してその偏向方向を前記レーザ光の光軸に垂直の面内で前記X方向に垂直のY方向に連続的に変化させて透過させる第2の電気光学結晶素子と、
    前記第1の電気光学結晶素子と前記第2の電気光学結晶素子との間に設置され、前記第1の電気光学結晶素子を通過したレーザ光の偏光面を90°回転させた後、前記第2の電気光学結晶素子に入射させる半波長板と、
    前記各電気光学結晶素子に対する印加電圧を相互に関連して制御して前記フライアイレンズによる照射面上の干渉縞を2次元的に連続移動させる制御部と、
    を有することを特徴とするレーザ照明装置。
  3. 各前記電気光学結晶素子は、前記パルスレーザ光の光軸に平行に配置された1対の電極と、この電極間に配置された光学結晶材料と、を有し、前記電極間に電圧を印加して電界を発生させることにより、前記電気光学結晶素子の屈折率を変化させて前記入射光に対してその偏向方向を変化させることを特徴とする請求項に記載のレーザ照明装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の電気光学結晶素子によるレーザ光の偏向方向の変化速度が、前記第2の電気光学結晶素子によるレーザ光の偏向方向の変化速度よりも高速となるように、前記印加電圧を制御することを特徴とする請求項1又はに記載のレーザ照明装置。
  5. 各前記電気光学結晶素子に対し、前記パルスレーザ光の周期と同期して、前記電極間に電圧を印加することを特徴とする請求項に記載のレーザ照明装置。
  6. 更に、前記電気光学結晶素子と前記コンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され、入射光をその光軸から広がるように拡散させて透過させる光拡散素子を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のレーザ照明装置。
  7. 更に、前記電気光学結晶素子と前記コンデンサレンズとの間の前記パルスレーザ光の光路上に配置され、入射光をその光軸に対して偏向させて透過させる偏向素子を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のレーザ照明装置。
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