JP6002484B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタハウジング相互の嵌合接続によって、それぞれのコネクタハウジングに保持されている端子金具同士を導通接続させるコネクタに関する。
図8は、下記特許文献1に開示されたコネクタを示したものである。
このコネクタ100は、第1の端子金具110と、第1の端子金具110を保持した第1のコネクタハウジング(不図示)と、第1の端子金具110の接続相手となる第2の端子金具130と、第2の端子金具130を保持すると共に前記第1のコネクタハウジングに嵌合接続可能な第2のコネクタハウジング140と、を備えている。
第1の端子金具110は、所謂雄型の端子金具で、導通接続用の舌状片111が、各筒構造の第1の端子本体部(不図示)の先端に、端子の長手方向に突出して設けられている。また、図示はしていないが、前記第1の端子本体部の後端には、電線接続部を備えている。
第2の端子金具130は、所謂雌型の端子金具で、第1の端子金具110と雌雄嵌合により接続される。この第2の端子金具130は、舌状片111が嵌入する第2の端子本体部131の後端に、電線150を圧着接続する電線接続部132が備えられている。
第2の端子金具130における第2の端子本体部131は、挿入される舌状片111の両側縁部を挟持する一対の挟持部を有していて、前記挟持部と舌状片111との接触により、第1の端子金具110と導通接続状態になる。
第2のコネクタハウジング140は、ハウジング本体141と、このハウジング本体141の先端部に嵌合装着されるフロントホルダ142と、有している。ハウジング本体141は、この第2の端子金具130が挿入される端子収容孔141aと、この端子収容孔141aの規定位置まで挿入された第2の端子本体部131の後端側に係合して第2の端子金具130の抜け止めをする端子係止ランス141bと、を備えている。
フロントホルダ142は、ハウジング本体141の先端に装備され、端子収容孔141aに挿入された第2の端子本体部131の先端側を位置決めする。フロントホルダ142は、端子収容孔141a内の第2の端子本体部131に舌状片111を案内する相手端子挿入口142aを有している。
ところで、第1の端子金具110の舌状片111を第2の端子金具130の第2の端子本体部131に嵌合させる際に、第1の端子金具110が傾いていると、舌状片111と第2の端子本体部131の挟持部との間にこじりが発生して、接触不良等を招いたり、舌状片111あるいは前記挟持部の塑性変形を招くおそれがある。
そこで、このような不都合の発生を防ぐため、特許文献1のコネクタ100では、ハウジング本体141内に突出した変形規制部材143を、フロントホルダ142に一体形成している。この変形規制部材143は、先に説明した第2の端子本体部131の両側に装備された左右一対の挟持部間に突出するよう装備された突条で、第2の端子本体部131に嵌合する舌状片111bの上面を押さえて、舌状片111の傾きを抑止する。
特開2002−260765号公報
ところが、特許文献1のコネクタ100は、フロントホルダ142に変形規制部材143を突出形成していて、構成部品の構造が複雑化するという問題があった。また、フロントホルダ142の装備が必須で、フロントホルダを必要としない既存のコネクタと比較すると、部品点数が多くなり、組立工程数も増えるという問題があった。
また、特許文献1のように、舌状片111の傾きを規制するために、舌状片111bの上面を押さえる変形規制部材143を装備する構成では、傾き規制機能を高めるために、図8に示すように、変形規制部材143に、舌状片111bの嵌合方向に沿う相応の長さL1を付与する必要がある。
その結果、第2の端子本体部131や、舌状片111においても、嵌合方向に沿う相応の長さを確保しておくことが必要となり、それぞれの端子金具の長大化、コネクタの大型化を招く要因となっていた。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、コネクタハウジングの構造の複雑化や部品点数の増加を招くことなく、接続する端子金具間におけるこじりの発生を防止して、端子金具相互の接続信頼性を向上させることができ、また、それぞれの端子金具の長さを短縮してコネクタの小型化を図ることのできるコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 導通接続用の舌状片を備えた第1の端子金具と、
前記第1の端子金具を保持した第1のコネクタハウジングと、
前記第1の端子金具の接続相手となる第2の端子金具と、
前記第2の端子金具を保持すると共に前記第1のコネクタハウジングに嵌合接続可能な第2のコネクタハウジングと、を備え、
前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとを嵌合接続させると、それぞれの前記コネクタハウジングに保持されている前記端子金具が互いに先端部を接触させた状態となって、前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが導通接続状態になるコネクタであって、
前記第1の端子金具の前記舌状片は、前記第1の端子金具の端子本体部の先端部から前記第1の端子金具の先端側に向けて前記第1の端子金具の長手方向に延在する基部と、前記基部の先端部から屈曲して前記コネクタハウジング相互の嵌合方向と直交する方向に延在する平坦な突き当て面と、を備え、
前記第2の端子金具は、前記第2の端子金具の端子本体部を構成する一対の側壁間に配置された弾性片を備え、
前記弾性片は、根元部が一方の前記側壁に連設されると共に前記端子本体部の後端側に向けて前記一方の側壁に沿って延びる第1部分であって前記端子本体部内に位置する第1部分と、前記第1部分の先端部から第1の方向に屈曲して前記端子本体部の先端側に向けて延びる第2部分であって先端部が前記端子本体部の先端から突出する位置にある第2部分と、前記第2部分の先端部から前記第1の方向と同じ方向に屈曲して前記端子本体部の後端側に向けて延びる第3部分と、からなる、帯状の板片であり、
前記弾性片における前記端子本体部の先端から突出する部位の先端に、前記突き当て面に突き当たる接点部が形成され、
前記突き当て面と前記接点部との突き当てによって、前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが導通接続状態になることを特徴とするコネクタ。
上記(1)の構成によれば、第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを嵌合接続すると、第1の端子金具の先端に備えられた平坦な突き当て面と第2の端子金具の先端に突出して装備された接点部とが、突き当たり、端子金具相互が導通接続状態になる。また、第2の端子金具の接点部は、第2の端子本体部の先端から端子の長手方向に突出する弾性片の先端側を湾曲成形させることで形成されており、第1の端子金具の突き当て面に突き当たった状態では、弾性片の弾性変形により、一定の接触圧が得られ、安定した導通接続状態を確保することができる。
そして、端子金具相互の導通接続が、それぞれの端子金具の先端部を突き当てることによって行っており、雌雄嵌合させる構造ではないため、コネクタハウジング相互の嵌合時に一方の端子金具が傾いていても、こじりが発生しない。
そのため、こじりの発生を防止するために、一方のコネクタハウジングにフロントホルダを装備したり、フロントホルダに変形規制部材を設けたりしていた従来のコネクタと比較すると、フロントホルダや変形規制部材を省くことができる。
従って、コネクタハウジングの構造の複雑化や部品点数の増加を招くことなく、接続する端子金具間におけるこじりの発生を防止して、端子金具相互の接続信頼性を向上させることができる。
また、端子金具相互の導通接続が、それぞれの端子間具の先端部同士を突き当てる構造のため、端子金具相互を雌雄嵌合させる場合と比較すると、各端子金具の長さを短縮して、コネクタの小型化を図ることができる。
また、第1の端子金具は、舌状片の先端部を直角に折り曲げることで突き当て面を形成するため、雌雄嵌合用に舌状片を有していた従来の端子金具に、舌状片の先端を折り曲げる加工を追加するだけで容易に製造することができる。
本発明によるコネクタによれば、端子金具相互の導通接続が、それぞれの端子金具の先端部を突き当てることによって行っており、雌雄嵌合させる構造ではないため、一方の端子金具が傾いていても、こじりが発生しない。
そのため、こじりの発生を防止するために、従来のコネクタに開示されたフロントホルダや変形規制部材を設ける必要が無い。
従って、コネクタハウジングの構造の複雑化や部品点数の増加を招くことなく、接続する端子金具間におけるこじりの発生を防止して、端子金具相互の接続信頼性を向上させることができる。
また、端子金具相互の導通接続が、それぞれの端子間具の先端部同士を突き当てる構造のため、端子金具相互を雌雄嵌合させる場合と比較すると、各端子金具の長さを短縮して、コネクタの小型化を図ることができる。
また、第1の端子金具は、舌状片の先端部を直角に折り曲げることで突き当て面を形成するため、雌雄嵌合用に舌状片を有していた従来の端子金具に、舌状片の先端を折り曲げる加工を追加するだけで容易に製造することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るコネクタの第1実施形態の分解斜視図である。 図2は1図1に示した第1の端子金具の拡大斜視図である。 図3は図1に示した第2の端子金具の拡大斜視図である。 図4は第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを嵌合開始位置に位置合わせした状態の縦断面図である。 図5は第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとの嵌合接続が完了して、それぞれのコネクタハウジングに収容されている端子金具相互が先端部同士を突き合わせて導通接続された状態の縦断面図である。 図6は図5における要部の拡大図である。 図7は本発明に係るコネクタの第2実施形態の縦断面図である。 図8は従来のコネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図6は本発明に係るコネクタの第1実施形態を示したもので、図1は本発明の第1実施形態のコネクタの分解斜視図、図2は図1に示した第1の端子金具の拡大斜視図、図3は図1に示した第2の端子金具の拡大斜視図、図4は第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを嵌合開始位置に位置合わせした状態の縦断面図、図5は第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとの嵌合接続が完了して、それぞれのコネクタハウジングに収容されている端子金具相互が先端部同士を突き合わせて導通接続された状態の縦断面図、図6は図5における要部の拡大図である。
この第1実施形態のコネクタ1は、図1に示すように、第1の端子金具10と、第1のコネクタハウジング20と、第2の端子金具30と、第2のコネクタハウジング40と、を備える。
第1の端子金具10は、金属板のプレス成形品であり、図2に示すように、第1の端子本体部11と、この第1の端子本体部11の先端に一体形成される導通接続用の舌状片12と、第1の端子本体部11の後端に一体形成される電線接続部13と、を備える。
第1の端子本体部11は、略角筒構造に成形されていて、図4に示すように、第1のコネクタハウジング20の端子収容孔21に挿入される。また、第1の端子本体部11は、端子収容孔21内の規定位置まで挿入されると、図4に示すように、第1のコネクタハウジング20内に装備されている端子係止ランス22が後端部に係合して抜け止めされて、第1のコネクタハウジング20に保持された状態になる。
舌状片12は、第1の端子本体部11の先端に、端子の長手方向(図2の矢印X1方向)に突出して設けられている。
本実施形態における第1の端子金具10は、舌状片12の先端部をコネクタハウジング相互の嵌合方向と直交する方向(図2の矢印Y1方向)に折曲させることで、コネクタハウジング相互の嵌合方向と直交する方向に延在する平坦な突き当て面12aが備えられている。
電線接続部13は、被覆電線を導通接続する部位で、図2に示すように、被覆電線の外被の上に加締め付けて被覆電線を固定する被覆固定片13aと、被覆電線の導体部に加締め付けて電線導体を圧着する導体加締め片13bと、を備えている。
第1のコネクタハウジング20は、図1に示すように、ハウジング本体23と、該ハウジング本体23の先端に延設されたフード部24と、を備えている。
ハウジング本体23は、図4に示すように、第1の端子金具10が挿入装着される端子収容孔21と、端子収容孔21に挿入された第1の端子金具10の第1の端子本体部11と係合して第1の端子金具10を抜け止めする端子係止ランス22と、を備えている。
ハウジング本体23は、端子係止ランス22によって第1の端子金具10を抜け止めすることで、端子収容孔21内に収容した第1の端子金具10を保持(固定)する。
フード部24は、第2のコネクタハウジング40の先端部が嵌合する筒状の部位である。図4に示すように、フード部24の上部の内面には、第2のコネクタハウジング40を係止するための係止突起25が設けられている。
第2の端子金具30は、金属板のプレス成形品であり、第1の端子金具10の接続相手となる端子金具である。
第2の端子金具30は、図3に示すように、第2の端子本体部31と、この第2の端子本体部31の先端から突出した位置に配置される接点部32と、第2の端子本体部31の後端に一体形成された電線接続部33と、を備える。
第2の端子本体部31は、角筒状に成形されていて、図4に示すように、第2のコネクタハウジング40の端子収容孔41に挿入される。また、第2の端子本体部31は、端子収容孔41内の規定位置まで挿入されると、図4に示すように、第2のコネクタハウジング40内に装備されている端子係止ランス42が後端部に係合して抜け止めされて、第2のコネクタハウジング40に保持された状態になる。
接点部32は、コネクタハウジング20,40相互の嵌合接続が完了した時に、図5に示すように、突き当て面12aに突き当たる部位である。この接点部32は、図4に示すように、第2の端子本体部31の先端から端子の長手方向(図3の矢印X2方向))に突出する弾性片35の先端側を略U字状に湾曲成形させることで、湾曲した先端部に形成されている。弾性片35は、第2の端子本体部31を形成している側壁部の一部から延出している。本実施形態の接点部32は、第2の端子本体部31の先端から相手の端子金具側に突出した位置に、形成されている。
本実施形態の場合、接点部32は、突き当て面12aとの当接時に、突き当て面12aを傷つけないように、滑らかな凸球面状に成形されている。
電線接続部33は、図1に示すように、被覆電線50を導通接続する部位で、図1及び図3に示すように、被覆電線50の外被の上に加締め付けて被覆電線50を固定する被覆固定片33aと、被覆電線50の導体部に加締め付けて電線導体を圧着する導体加締め片33bと、を備えている。
第2のコネクタハウジング40は、第2の端子金具30を保持すると共に、第1のコネクタハウジング20に嵌合接続可能なコネクタハウジングである。
この第2のコネクタハウジング40は、図1に示すように、ハウジング本体43と、該ハウジング本体43の上部外側面に延設されたロックアーム44と、を備えている。
ハウジング本体43は、先端部が第1のコネクタハウジング20のフード部24に嵌合される。ハウジング本体43は、図4に示すように、第2の端子金具30が挿入装着される端子収容孔41と、端子収容孔41に挿入された第2の端子金具30の第2の端子本体部31と係合して第2の端子金具30を抜け止めする端子係止ランス42と、を備えている。
ハウジング本体43は、端子係止ランス42によって第2の端子金具30を抜け止めすることで、端子収容孔41内に収容した第2の端子金具30を保持(固定)する。
ロックアーム44は、コネクタハウジング相互の嵌合接続が完了するとき、図5に示すようにコネクタハウジング20の係止突起25と係合して、コネクタハウジング相互の接続状態をロックする。
以上に説明した第1実施形態のコネクタ1の場合、第1のコネクタハウジング20と第2のコネクタハウジング40とを嵌合接続させると、図5及び図6に示すように、第1のコネクタハウジング20に保持されている第1の端子金具10の突き当て面12aと第2のコネクタハウジング40に保持されている第2の端子金具30の接点部32とが突き当て状態になる。そして、それぞれの端子金具10,30の先端部同士の突き当てによって、第1の端子金具10と第2の端子金具30とが導通接続状態になる。
以上に説明した第1実施形態のコネクタ1の構成によれば、第1のコネクタハウジング20と第2のコネクタハウジング40とを嵌合接続すると、図6に示したように、第1の端子金具10の先端に備えられた平坦な突き当て面12aと第2の端子金具30の先端に突出して装備された接点部32とが、突き当たる。そして、この突き当たりによって、端子金具10,30相互が導通接続状態になる。また、第2の端子金具30の接点部32は、第2の端子本体部31の先端から端子の長手方向に突出する弾性片35の先端側を湾曲成形させることで形成されている。そして、接点部32が第1の端子金具10の突き当て面12aに突き当たった状態では、弾性片35の弾性変形により、一定の接触圧が得られ、安定した導通接続状態を確保することができる。
そして、端子金具10,30相互の導通接続が、それぞれの端子金具の先端部を突き当てることによって行っており、雌雄嵌合させる構造ではないため、コネクタハウジング相互の嵌合時に一方の端子金具10が傾いていても、こじりが発生しない。
そのため、こじりの発生を防止するために、一方のコネクタハウジングにフロントホルダを装備したり、フロントホルダに変形規制部材を設けたりしていた従来のコネクタ1と比較すると、フロントホルダや変形規制部材を省くことができる。
従って、コネクタハウジングの構造の複雑化や部品点数の増加を招くことなく、接続する端子金具間におけるこじりの発生を防止して、端子金具10,30相互の接続信頼性を向上させることができる。
また、端子金具10,30相互の導通接続が、それぞれの端子間具の先端部同士を突き当てる構造のため、端子金具10,30相互を雌雄嵌合させる場合と比較すると、各端子金具の長さを短縮して、コネクタ1の小型化を図ることができる。
また、第1の端子金具10は、舌状片12の先端部を直角に折り曲げることで突き当て面12aを形成するため、雌雄嵌合用に舌状片12を有していた従来の端子金具に、舌状片12の先端を折り曲げる加工を追加するだけで容易に製造することができる。
図7は本発明に係るコネクタの第2実施形態の縦断面図である。
この第2実施形態におけるコネクタ1Aにおいて、第1実施形態と共通する部位は、第1実施形態と共通の番号、又は添え字Aを追加した番号を付して、説明を簡略化、又は省略する。
コネクタ1Aは、第1の端子金具10Aと、第1の端子金具10Aを保持する第1のコネクタハウジング20Aと、第1の端子金具10Aの接続相手となる第2の端子金具30Aと、第2の端子金具30Aを保持して第1のコネクタハウジング20Aに嵌合接続される第2のコネクタハウジング40Aと、から構成されている。
この第2実施形態における第1の端子金具10Aは、導通接続用の舌状片12の先端部をコネクタハウジング相互の嵌合方向と直交する方向に折曲させることで、コネクタハウジング相互の嵌合方向と直交する方向に延在する平坦な突き当て面12aが備えられる点は、第1実施形態と共通である。しかし、この第2実施形態における第1の端子金具10Aの場合、舌状片12の後端側には、プリント回路基板のスルーホールに半田付けする基端用端子部15が装備されている。
また、第1のコネクタハウジング20Aは、基端用端子部15を外部に突出させた状態に第1の端子金具10Aを保持して、基端用端子部15の半田付けによりプリント回路基板に固定される基板用コネクタハウジングである。
第2の端子金具30Aは、電線接続部33の先端に弾性片35が延設されている。弾性片35が、端子の長手方向に突出して設けられており、その先端側を湾曲成形させることで、先端部において相手の端子金具側に突出した位置に、突き当て面12aに突き当たる接点部32が形成される点は、第1実施形態の場合と共通である。
第2のコネクタハウジング40Aは、第1のコネクタハウジング20Aに嵌合接続されたときに、保持している第2の端子金具30Aの接点部32が第1のコネクタハウジング20Aに保持されている第1の端子金具10Aの突き当て面12aに突き当たるように、第2の端子金具30Aを保持している。
この第2実施形態のコネクタ1Aの場合も、第1の端子金具10Aの突き当て面12aと第2の端子金具30Aの接点部32との突き当てによって、第1の端子金具10Aと第2の端子金具30Aとが導通接続状態になる。
この第2実施形態のコネクタ1Aの場合も、上述した第1実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴を以下[1]に簡潔に列記する。
[1] 導通接続用の舌状片(12)を備えた第1の端子金具(10)と、
前記第1の端子金具(10)を保持した第1のコネクタハウジング(20)と、
前記第1の端子金具(10)の接続相手となる第2の端子金具(30)と、
前記第2の端子金具(30)を保持すると共に前記第1のコネクタハウジング(20)に嵌合接続可能な第2のコネクタハウジング(40)と、を備え、
前記第1のコネクタハウジング(20)と前記第2のコネクタハウジング(40)とを嵌合接続させると、それぞれの前記コネクタハウジング(20,40)に保持されている前記端子金具(10,30)が互いに先端部を接触させた状態となって、前記第1の端子金具(10)と前記第2の端子金具(30)とが導通接続状態になるコネクタ(1)であって、
前記第1の端子金具(10)は、前記舌状片(12)の先端部を前記コネクタハウジング(20,40)相互の嵌合方向と直交する方向に折曲させることで、前記コネクタハウジング(20,40)相互の嵌合方向と直交する方向に延在する平坦な突き当て面(12a)が備えられ、
前記第2の端子金具(30)は、前記第2の端子金具(30)の長手方向に突出する弾性片(35)の先端側を湾曲成形させることで、前記第1の端子金具(10)側に突出した先端位置に、前記突き当て面(12a)に突き当たる接点部(32)が形成され、
前記突き当て面(12a)と前記接点部(32)との突き当てによって、前記第1の端子金具(10)と前記第2の端子金具(30)とが導通接続状態になることを特徴とするコネクタ(1)。
1,1A コネクタ
10,10A 第1の端子金具
12 舌状片
12a 突き当て面
20,20A 第1のコネクタハウジング
30,30A 第2の端子金具
32 接点部
35 弾性片
40,40A 第2のコネクタハウジング

Claims (1)

  1. 導通接続用の舌状片を備えた第1の端子金具と、
    前記第1の端子金具を保持した第1のコネクタハウジングと、
    前記第1の端子金具の接続相手となる第2の端子金具と、
    前記第2の端子金具を保持すると共に前記第1のコネクタハウジングに嵌合接続可能な第2のコネクタハウジングと、を備え、
    前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとを嵌合接続させると、それぞれの前記コネクタハウジングに保持されている前記端子金具が互いに先端部を接触させた状態となって、前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが導通接続状態になるコネクタであって、
    前記第1の端子金具の前記舌状片は、前記第1の端子金具の端子本体部の先端部から前記第1の端子金具の先端側に向けて前記第1の端子金具の長手方向に延在する基部と、前記基部の先端部から屈曲して前記コネクタハウジング相互の嵌合方向と直交する方向に延在する平坦な突き当て面と、を備え、
    前記第2の端子金具は、前記第2の端子金具の端子本体部を構成する一対の側壁間に配置された弾性片を備え、
    前記弾性片は、根元部が一方の前記側壁に連設されると共に前記端子本体部の後端側に向けて前記一方の側壁に沿って延びる第1部分であって前記端子本体部内に位置する第1部分と、前記第1部分の先端部から第1の方向に屈曲して前記端子本体部の先端側に向けて延びる第2部分であって先端部が前記端子本体部の先端から突出する位置にある第2部分と、前記第2部分の先端部から前記第1の方向と同じ方向に屈曲して前記端子本体部の後端側に向けて延びる第3部分と、からなる、帯状の板片であり、
    前記弾性片における前記端子本体部の先端から突出する部位の先端に、前記突き当て面に突き当たる接点部が形成され、
    前記突き当て面と前記接点部との突き当てによって、前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが導通接続状態になることを特徴とするコネクタ。
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