JP6000834B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に画像形成装置本体に形成された収容部に引き出しユニットを引き出し可能に装着するものに関する。
従来の画像形成装置においては、画像形成装置本体に形成された収容部に、シート搬送ユニットや給紙カセット等の引き出しユニットを引き出し可能に装着するようにしたものがある。例えば、収容部の一例であるカセット収容部に、引き出しユニットの一例である給紙カセットを引き出し可能に装着する引き出し装置を設け、給紙カセットにシートを収納する際には、給紙カセットをカセット収容部から引き出した後、シートを収納する。
このような引き出し装置は、カセット収納部の内壁面に対向して設けられた固定レールと、固定レールにスライド自在に保持されたスライドレールを備えたものがある(特許文献1参照)。そして、スライドレールに設けた位置決めピンによって給紙カセットを位置決め固定することにより、給紙カセットをスライドレールと一体で引き出し可能としている。
図9は、従来の引き出し装置の構成を示す図であり、図9において、167は引き出し装置である。引き出し装置167は、画像形成装置本体1Aに形成された不図示のカセット収容部の内壁面に対向して固定された固定レール168と、固定レール168に、それぞれスライド自在に保持されたスライドレール169を備えている。2本のスライドレール169には、給紙カセットの位置決めを行う第1位置決めピン70及び第2位置決めピン71が、それぞれ設けられている。そして、この第1及び第2位置決めピン70,71を介して、図10に示すように、給紙カセット500がスライドレール169に装着される。
ここで、図11に示すように、給紙カセット500の引き出し方向と直交する幅方向の両側面の引き出し方向上流側下端には第1位置決めピン70と係合する第1係合孔501が形成されている。また、給紙カセット500の幅方向の両側面の引き出し方向下流側下端には第2位置決めピン71と係合する第2係合孔503が形成されている。
そして、この第1係合孔501と第2係合孔503を、第1位置決めピン70と第2位置決めピン71に係合することにより、スライドレール169に対して給紙カセット500の位置決めがなされる。なお、図11において、261はスライドレール169と給紙カセット500を固定するビス、262はスライドレール169に形成されたビス孔、Bはビス261とビス孔262の隙間である締結余裕である。
給紙カセット500をスライドレール169に装着する際には、まずスライドレール169を引き出す。そして、スライドレール169に向かって給紙カセット500を、上方から第1及び第2係合孔501,503が第1及び第2位置決めピン70,71に係合するように落とし込んだ後、ビス261によりスライドレール169と給紙カセット500を固定する。
ところで、工場の組立ラインでは給紙カセットの組み込み作業が行われ、市場ではサービスマンにより、例えば給送ローラ交換や、給紙カセットの奥の装置本体側の電気部品の交換時等の際、スライドレールから給紙カセットを取り外す作業が行われる。このときの作業工数を低減するため、従来は、図10に示すようにスライドレール169と給紙カセット500とのビス締結箇所を片側1ヶ所(計2ヶ所)にしている。
しかし、ビス261の締結位置を給紙カセット500の引き出し方向下流側とした場合、給紙カセット500を引き出す際、給紙カセット500の引き出し方向上流側が浮き上がるおそれがある。このため、従来は、図11に示すように、第1係合孔501に突出部502を形成することにより、給紙カセット500の引き出し方向上流側が浮き上がらないようにしている。
なお、図11において、Kは、第1位置決めピン70に対する第1係合孔501の突出部502のかかり量、すなわち突出部502が第1位置決めピン70を係止するための突出部502の第1位置決めピン70に対する突出量である。また、Psはスライドレール169の第1及び第2位置決めピン70,71のピッチ、Pcは給紙カセット500の第1及び第2係合孔501,503のピッチである。
特開2002−154673号公報
しかし、このような引き出し装置を備えた従来の画像形成装置において、図11に示す第1及び第2位置決めピン70,71のピッチPsと、第1及び第2係合孔501,503のピッチPcは、ほぼ同じ長さに設定している。このため、給紙カセット500を上方から落とし込んでスライドレール169に装着する際、図12に示すように突出部502が位置決めピン70に乗り上げた状態で装着され、この状態で給紙カセット500がスライドレール169に固定される場合がある。
また、既述した図11に示す第1位置決めピン70に対する第1係合孔501の突出部502のかかり量Kと、ビス締結部の締結余裕Bとがほぼ同じ量に設定されている。ここで、例えば給紙カセット500の開閉操作の際の衝撃により、ビス締結部の締結余裕Bだけ給紙カセット500が引き出し方向と逆方向にずれる場合がある。
この状態でフロントカバー部505付近に荷重がかかると、突出部502による位置決めピン70の係止が解除され、給紙カセット500がビス締結部を支点として引き出し方向上流側が浮き上がる方向に回動する。そして、給紙カセット500の引き出し方向上流側が浮き上がると、給紙カセット500の引き出し方向上流側が装置本体のフレーム等と干渉し、給紙カセット500が変形、破損するおそれがある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、給紙カセット等の引き出しユニットを確実にスライドレールに位置決め固定することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置において、画像形成装置本体に形成された収納部に引き出し可能に収納される引き出しユニットと、前記収納部の引き出し方向と直交する幅方向の対向する内壁面に固定された固定レール及び前記固定レールに引き出し可能に設けられ、前記引き出しユニットが上方より取り付けられるスライドレールを有する引き出し装置と、前記スライドレールの引き出し方向上流側に設けられた第1位置決めピン及び前記スライドレールの引き出し方向下流側に設けられた第2位置決めピン、前記引き出しユニットに設けられ、前記第1位置決めピン及び前記第2位置決めピンと係合する第1係合孔及び第2係合孔、並びに前記第2位置決めピンの近傍に設けられ、前記スライドレールに前記引き出しユニットを締結させる締結部と、を有する前記引き出しユニットの保持機構と、を備え、前記第1係合孔は、前記第1位置決めピンが入り込む嵌合部と、引き出し方向上流側の第1案内面、引き出し方向下流側の第2案内面、前記第1案内面に突設され、前記嵌合部に嵌合した前記第1位置決めピンと係合して前記引き出しユニットの上方への移動を規制する突出部及び前記第2案内面の前記第1案内面の突出部に臨む位置に設けられた凹部を有し、前記第1位置決めピンを前記嵌合部に案内する案内溝と、を備え、前記第2係合孔は、前記第2位置決めピンの引き出し方向に沿った移動を許容する逃げ部を備え、前記第1係合孔の前記突出部の突出量αと、前記凹部による前記第1位置決めピンの引き出し方向下流側への逃げ量γと、前記第2係合孔の逃げ部による前記第2位置決めピンの引き出し方向下流側の逃げ量βを、α<β、α<γの関係が成立するように設定したことを特徴とするものである。
本発明のように、第1係合孔の突出部の突出量αと、第1係合孔における位置決めピンの逃げ量γと、第2係合孔における位置決めピンの逃げ量βを、α<β、α<γとすることにより、引き出しユニットを確実にスライドレールに位置決め固定することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図。 上記カラーレーザプリンタに設けられた引き出し装置の引き出しレールの構成を説明する図。 上記引き出しレールに設けられた第1位置決めピン及び第2位置決めピンと、給紙カセットに設けられた第1係合孔及び第2係合孔の位置を説明する図。 上記第1位置決めピン及び第2位置決めピンと、第1係合孔及び第2係合孔のピッチを説明する図。 上記引き出しレールに給紙カセットを取り付けたときの上記第1位置決めピン及び第2位置決めピンと、第1係合孔及び第2係合孔の状態を説明する図。 上記引き出しレールに給紙カセットを取り付ける途中の上記第1位置決めピン及び第2位置決めピンと、第1係合孔及び第2係合孔の状態を説明する第1の図。 上記引き出しレールに給紙カセットを取り付ける途中の上記第1位置決めピン及び第2位置決めピンと、第1係合孔及び第2係合孔の状態を説明する第2の図。 上記スライドレールに給紙カセットが装着された状態を示す図。 従来の引き出し装置の構成を示す図。 上記引き出し装置の引き出しレールに給紙カセットを装着した状態を示す図。 上記引き出しレールに給紙カセットを装着するための構成を説明する図。 上記引き出しレールに給紙カセットが正常に装着されていない状態を説明する図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、1はカラーレーザプリンタ、1Aは画像形成装置本体であるカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。このプリンタ本体1AにはシートSに画像を形成する画像形成部1Bと、中間転写部1Cと、画像形成部1BにシートSを給送する給紙部1D等が設けられている。なお、このカラーレーザプリンタ1は、シートの裏面に画像を形成することができるようになっており、このため表面(一面)に画像が形成されたシートSを反転させて再度、画像形成部1Bに搬送する再搬送部1Eが設けられている。
ここで、画像形成部1Bは、略水平方向に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4つのプロセスステーション20(20Y,20M,20C,20K)を備えている。このプロセスステーション20は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像を担持すると共に不図示のステッピングモータにより駆動される像担持体である感光体ドラム11(11Y,11M,11C,11K)を備えている。また、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電器12(12Y,12M,12C,12K)を備えている。さらに、画像情報に基づいてレーザビームを照射して一定速度で回転する感光体ドラム上に静電潜像を形成するスキャナ13(13Y,13M,13C,13K)を備えている。また、感光体ドラム上に形成された静電潜像にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置14(14Y,14M,14C,14K)を備えている。そして、これら帯電器12、スキャナ13、現像装置14等は感光体ドラム11の周囲に回転方向に沿ってそれぞれ配されている。
プリンタ本体下部には、シートSを収納する給紙カセット61〜64と、給紙カセット61〜64に積載収納されたシートSを送り出す給紙ユニット201〜204とを備えている。そして、画像形成動作が開始されると、給紙ユニット201〜204によりシートSは給紙カセット61〜64から一枚ずつ分離給送され、この後、搬送縦パス81を通過し、レジ前ローラ75を経てレジストレーションローラ76に搬送される。ここで、このレジストレーションローラ76は、シートSが突き当られてループを形成することにより、シートSの先端を倣わせ斜行を修正する機能を有している。さらに、シートSへの画像形成のタイミング、即ち、後述する中間転写ベルト上に担持されたトナー像に合わせて、所定のタイミングにてシートSを二次転写部へ搬送する機能を有している。
中間転写部1Cは、感光体ドラム11の外周速度と同期して矢印に示す各プロセスステーション20の配列方向に沿って回転駆動される中間転写ベルト31を備えている。ここで、この中間転写ベルト31は、駆動ローラ33、中間転写ベルト31を挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ32及び不図示のばねの付勢力によって中間転写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ34に張架されている。この中間転写ベルト31は、内側には4個の、それぞれ感光体ドラム11と共に中間転写ベルト31を挟持し、一次転写部を構成する一次転写ローラ35(35Y,35M,35C,35K)が配置されている。そして、この一次転写ローラ35から中間転写ベルト31に転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト31に多重転写され、中間転写ベルト31上にフルカラー画像が形成される。
また、従動ローラ32に対向するように2次転写ローラ41が配置されており、この2次転写ローラ41は中間転写ベルト31の最下方の表面に当接すると共に、レジストレーションローラ76により搬送されたシートSを中間転写ベルト31と共に挟持搬送する。そして、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31のニップ部をシートSが通過する際、この2次転写ローラ41にバイアスを印加することにより、シートSに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。なお、図1において、51はプリンタ本体1Aの画像形成に必要な動作を制御する制御ユニットである。
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ1の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず中間転写ベルト31に沿って配置されている各プロセスステーション20において、各感光体ドラム11に潜像を形成する。この後、各現像装置14により、この潜像を現像してトナー像を形成する。
次に、このようにして各感光体ドラム上に形成されたトナー像が、一次転写領域において中間転写ベルト31に順次一次転写される。この結果、4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写され、中間転写ベルト上にフルカラー画像が形成される。また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット61〜64に収容されたシートSは、給紙ユニット201〜204により一枚ずつ分離給送された後、レジ前ローラ75を経由してレジストレーションローラ76まで搬送される。この時、レジストレーションローラ76により、シートSの斜行が補正される。
また、斜行が補正された後、シートSは、シート先端と中間転写ベルト31に形成されたトナー像とが一致するタイミングで回転を開始するレジストレーションローラ76により、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31とのニップ部に搬送される。そして、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31により挟持搬送されると共に、2次転写ローラ41と中間転写ベルト31のニップ部を通過する際、2次転写ローラ41に印加されるバイアスにより、シートSに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
次に、トナー像が2次転写されたシートSは、定着前搬送装置42により定着装置5へと搬送される。ここで、定着装置5は中間転写ベルト31を介してシート上に形成されたトナー画像をシートSに定着させるものであり、トナー像を保持したシートSは、この定着装置5を通過する際に熱及び圧力が加えられることによりトナー像が定着される。そして、このようにして得られた定着画像を有するシートSを、そのまま排紙トレイ66上に排出する場合には排紙搬送パス82に、両面画像形成を行う場合には反転誘導パス83に搬送されるべく経路選択が行われる。
なお、両面に画像を形成する場合、シートSは反転誘導パス83からスイッチバックパス84へと引き込まれ、第2反転ローラ対91の回転方向を正逆転させるスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送パス85へと搬送される。この後、給紙ユニット201〜204より搬送されてくる後続ジョブのシートSとのタイミングを合わせて再合流し、同様にレジストレーションローラ76を経て二次転写部へと送られる。なお、この後の裏面(2面目)に対する画像形成プロセスに関しては、既述した表面(1面目)の場合と同様である。
ところで、図1において、1Fはプリンタ本体1Aの下部に設けられたカセット収容部である。そして、シートの収納、補給等を行う場合は、カセット収容部1Fに収納された引き出しユニットの一例としての給紙カセット61〜64をプリンタ本体1Aの正面手前側に引き出すようにしている。
この収納部の一例としてのカセット収容部1Fの引き出し方向と直交する幅方向の両側内壁面86には、図2に示すように、固定レール68と、スライドレールである引き出しレール69を備えた引き出し装置67が設けられている。なお、固定レール68は、対向する内壁面86にそれぞれ固定され、引き出しレール69は、この固定レール68に引出し自在に支持されている。
ここで、図2に示すように、引き出しレール69の引き出し方向と直交する幅方向の両側面の引き出し方向上流側、すなわち引き出しレール69の端部には第1位置決めピン70が設けられている。また、引き出しレール69の幅方向の両側面の引き出し方向下流側、すなわち引き出しレール69の端部には第2位置決めピン71が設けられている。
なお、図2において、72は引き出しレール69の、第2位置決めピン71の引き出し方向下流側近傍に形成された貫通孔であるビス孔であり、このビス孔72に、後述する図8に示すようにビス261が取り付けられる。そして、このビス孔72と、後述する給紙カセット61のネジ穴259と、ビス261とにより、引き出しレール69に給紙カセット61を締結させる締結部90が構成される。
一方、図3に示すように、給紙カセット61のカセット本体65の幅方向の両側面の後端部の下端には第1位置決めピン70と係合する第1係合孔251が、先端部の下端には第2位置決めピン71と係合する第2係合孔257が形成されている。そして、給紙カセット61を引き出しレール69に装着する際、この第1係合孔251と第2係合孔257を、第1位置決めピン70と第2位置決めピン71に係合することにより、引き出しレール69に対して給紙カセット61の位置決めがなされる。
そして、この第1及び第2位置決めピン70,71、第1及び第2係合孔251,257、並びに締結部90により、引き出しユニットの保持機構92が構成される。なお、他の給紙カセット62〜64も同様である。また、本実施の形態において、カセット本体65は低抵抗の素材で形成されており、第1係合孔251及び第2係合孔257は滑らかに仕上げられている。
図4は、給紙カセット61が引き出しレール69に装着された状態を示す図である。なお、図4において、Pcは第1係合孔251と第2係合孔257のピッチを、Psは引き出しレール69の第1位置決めピン70と第2位置決めピン71のピッチを示している。また、図4において、259はカセット本体65の両側面に設けられたネジ穴であり、このネジ穴259の位置は、第2係合孔257により近接し、第1係合孔251よりも離れた位置となっている。
ここで、図5に示すように、第1係合孔251は第1位置決めピン70と嵌合する嵌合部252と、第1位置決めピン70を嵌合部252に案内する案内溝253を備えている。なお、案内溝253は、第2係合孔257から遠い稜線を有する引き出し方向上流側の第1案内面254と、第2係合孔257から近い稜線を有する引き出し方向下流側の第2案内面255を備えている。
第1案内面254には、第1位置決めピン70と係合して給紙カセット61の上方への移動を規制する突出部256が引き出し方向下流側に突設されている。そして、第1案内面254は突出部256の頂点に向かって緩やかに連続する稜線を有している。言い換えれば、突出部256の第1位置決めピン70と接する面は、なだらかな低摩擦面で形成されている。なお、図5において、αは、突出部256の、嵌合部252と嵌合した状態の第1位置決めピン70と上下方向で重なる突出量であるかかり量である。
また、第2案内面255の、第1案内面254の突出部256に臨む部分には第1案内面254の突出部256との間隔が位置決めピン70の外径よりも広くするための逃げ部を形成する凹部255aが設けられている。なお、図5において、γは案内面254の突出部256を通過する際、凹部255aによって形成された逃げ部により、第1位置決めピン70が引き出し方向に沿って第2案内面側に移動できる量である逃げ量である。
一方、第2係合孔257は、第2位置決めピン71の上方への移動を規制する水平稜線258を有している。また、第2係合孔257は、第2位置決めピン71の引き出し方向に沿った移動を許容する逃げ部257aが形成されている。なお、図5において、βは第1位置決めピン70が引き出し方向に沿って第2案内面側に移動する際、逃げ部257aにより第2位置決めピン71が移動可能な量である逃げ量である。
ここで、本実施の形態においては、β=Pc−Psという関係が成立するようにβ,Pc,Psを設定する。また、α、β、γの大小関係を、下記の式のように設定する(寸法公差含む)。
α<β かつ α<γ ・・・・(1)
次に、給紙カセット61の引き出しレール69への装着動作について説明する。給紙カセット61を引き出しレール69へ装着する場合は、まず一対の引き出しレール69をカセット収容部1Fから引き出す。次に、給紙カセット61を、引き出した引き出しレール69の上方から第1位置決めピン70及び第2位置決めピン71に向かって、カセット本体65の両側面の第1係合孔251及び第2係合孔257を合わせて落とし込んでいく。
図6は、給紙カセット61を落とし込む途中の状態を示している。このとき、第1位置決めピン70が第1係合孔251の第1案内面254と接し、第2位置決めピン71は第2係合孔257の水平稜線258と接した状態となっている。ここで、既述したように第1案内面254は突出部256の頂点に向かって緩やかに連続する稜線を有している。これにより、この後、給紙カセット61の重量により、給紙カセット61は、第1係合孔251と第1位置決めピン70により破線矢印で示す鉛直下向きにスムーズに案内されていく。また、給紙カセット61は、第2係合孔257と第2位置決めピン71により、破線矢印で示す奥側方向にスムーズに案内される。
また、この後、図7に示すように、第1係合孔251の突出部256の頂点が第1位置決めピン70に接し、これにより第1位置決めピン70が第2案内面255の方向に移動する。ここで、式(1)に示すように逃げ量γは、かかり量αより大きいので、第1位置決めピン70が第2案内面255の方向に移動しても、第2案内面255が第1位置決めピン70の案内を阻害することはない。
また、第1位置決めピン70が第2案内面255の方向に移動すると、第2位置決めピン71も同方向に移動する。ここで、このように第2位置決めピン71が移動しても、式(1)に示すように逃げ量βは、かかり量αより大きいので、第2係合孔257でも第2位置決めピン71の移動を阻害することがない。
次に、第1係合孔251の突出部256の頂点が第1位置決めピン70の中心を越えると、第1位置決めピン70は嵌合部252にガイドされる。また、第2係合孔257では第2位置決めピン71に水平稜線258が接しながら給紙カセット61は引き出し方向下流方向に移動する。そして、嵌合部252と第1位置決めピン70とが嵌合した時に、給紙カセット61が引き出しレール69に正しい取り付け位置に係合した状態となる。
次に、図8に示すようにビス261によって引き出しレール69とカセット本体65の両側面を締結することにより、給紙カセット61が引き出しレール69に固定される。ここで、引き出しレール69に正しく装着された状態では、給紙カセット61の手前側はビス261で締結しており、また奥側は第1係合孔251の突出部256で第1位置決めピン70に引っ掛かっているので給紙カセット61は、浮き上がりを生じることはない。
なお、本実施の形態においては、図2に示す引き出しレール69のビス孔72の内径と給紙カセット61のネジ穴259の内径との差をδとすると、この差δと、αの大小関係を、下記の式のように設定する(寸法公差含む)。
α>δ ・・・・(2)
このように、α及びδを設定することにより、例えビス261が緩んだとしても、第1係合孔251において、第1位置決めピン70が突出部256を乗り越えることは無く、給紙カセット61の奥側が浮きあがることがない。
以上説明したように、本実施の形態においては、突出部502のかかり量α、逃げ部257aにより第2位置決めピン71が移動できる逃げ量β、凹部255aによる第1位置決めピン70の逃げ量γとの関係を既述した式(1)のように設定している。つまり、第1係合孔251の突出部256のかかり量α(突出量α)と、第1係合孔251における凹部255aによる第1位置決めピン70の逃げ量γと、第2係合孔257における第2位置決めピン71の逃げ量βを、α<β、α<γとなるように設定している。
そして、このように構成することにより、第1及び第2係合孔251,257を引き出しレール69の第1及び第2位置決めピン70,71に位置合わせして落とし込むようにすれば、給紙カセット61を引き出しレール69に装着することができる。なお、給紙カセット61を落とし込むとき、給紙カセット61は、自重により位置決めピン70を第1係合孔251に設けた案内溝253から嵌合部252に案内しながら位置決めされる。このように、給紙カセット61を、第1及び第2係合孔251,257を引き出しレール69の第1及び第2位置決めピン70,71に位置合わせして落とし込むことにより、1つの動作だけで給紙カセット61を引き出しレール69に正確に装着することができる。
また、既述したように、本実施の形態のように、ビス261による締結を各側面1ヶ所、合計2ヶ所とすることにより、サービスマンの脱着作業工数、及び工場組立での組立作業工数低減を実現することができる。なお、本実施の形態では、引き出しユニットとして、給紙カセット62〜64を例に挙げたが、例えば、図1に示す定着搬送ユニット301等のシート搬送ユニットにも適用することができる。
1…カラーレーザプリンタ、1A…カラーレーザプリンタ本体、1B…画像形成部、1F…カセット収容部、61〜64…給紙カセット、67…引き出し装置、68…固定レール、69…引き出しレール、70…第1位置決めピン、71…第2位置決めピン、72…ビス孔、86…両側内壁面、90…締結部、92…引き出しユニットの保持機構、251…第1係合孔、252…嵌合部、253…案内溝、254…第1案内面、255…第2案内面、255a凹部、256…突出部、257…第2係合孔、257a…逃げ部、259…ネジ穴、261…ビス、α…突出部の突出量、β…第2係合孔における第2位置決めの逃げ量、γ…第1係合孔における第1位置決めピンの逃げ量、δ…引き出しレールのビス孔の内径と給紙カセットのネジ穴の内径との余裕量

Claims (5)

  1. 画像形成装置本体に形成された収納部に引き出し可能に収納される引き出しユニットと、
    前記収納部の引き出し方向と直交する幅方向の対向する内壁面に固定された固定レール及び前記固定レールに引き出し可能に設けられ、前記引き出しユニットが上方より取り付けられるスライドレールを有する引き出し装置と、
    前記スライドレールの引き出し方向上流側に設けられた第1位置決めピン及び前記スライドレールの引き出し方向下流側に設けられた第2位置決めピン、
    前記引き出しユニットに設けられ、前記第1位置決めピン及び前記第2位置決めピンと係合する第1係合孔及び第2係合孔、
    並びに前記第2位置決めピンの近傍に設けられ、前記スライドレールに前記引き出しユニットを締結させる締結部と、を有する前記引き出しユニットの保持機構と、を備え、
    前記第1係合孔は、
    前記第1位置決めピンが入り込む嵌合部と、
    引き出し方向上流側の第1案内面、引き出し方向下流側の第2案内面、前記第1案内面に突設され、前記嵌合部に嵌合した前記第1位置決めピンと係合して前記引き出しユニットの上方への移動を規制する突出部及び前記第2案内面の前記第1案内面の突出部に臨む位置に設けられた凹部を有し、前記第1位置決めピンを前記嵌合部に案内する案内溝と、を備え、
    前記第2係合孔は、前記第2位置決めピンの引き出し方向に沿った移動を許容する逃げ部を備え、
    前記第1係合孔の前記突出部の突出量αと、前記凹部による前記第1位置決めピンの引き出し方向下流側への逃げ量γと、前記第2係合孔の逃げ部による前記第2位置決めピンの引き出し方向下流側の逃げ量βを、α<β、α<γの関係が成立するように設定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記締結部は、前記スライドレールに形成され、ネジが取り付けられる貫通孔と、前記引き出しユニットに設けられたネジ穴と、を備え、
    前記貫通孔の内径と前記ネジ穴の内径との差δを、α>δの関係が成立するように設定したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記引き出しユニットが上方より取り付けられる際、前記引き出しユニットが自重により前記第1位置決めピンを前記嵌合部に入り込ませながら装着されるように前記突出部の前記第1位置決めピンと接する面をなだらかな低摩擦面で形成することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記引き出しユニットは、シートを収容する給紙カセットであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記引き出しユニットは、シートを搬送するシート搬送ユニットであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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