JP6000600B2 - 99mTcの精製方法 - Google Patents
99mTcの精製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6000600B2 JP6000600B2 JP2012079200A JP2012079200A JP6000600B2 JP 6000600 B2 JP6000600 B2 JP 6000600B2 JP 2012079200 A JP2012079200 A JP 2012079200A JP 2012079200 A JP2012079200 A JP 2012079200A JP 6000600 B2 JP6000600 B2 JP 6000600B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solution
- anion exchange
- exchange column
- column
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
まず、99Mo/99mTcターゲットを準備する。99Mo/99mTcターゲットは、例えば、金属Mo(モリブデン)ターゲットに、サイクロトロンで中性子線を照射し、Moの一部を放射化させることで生成される。次に、図1(a)に示すように、準備した99Mo/99mTcターゲット11に、塩酸、過酸化水素水を加えて溶解する。更にNaOH水溶液を加えて溶解液のpHを調整する。溶解液は、アルカリ性(pH7.0以上)とする。好ましくは、溶解液のpHをpH11以上とする。なお、NaOH水溶液を加えて溶解液を最終的にpH7.0以上とすればよいので、上記の過酸化水素水の濃度を高くすることも可能である。その結果、99Mo/99mTcターゲット11の溶解速度が向上し、溶解工程の時間を短縮することもできる。
次に、図1(b)に示すように、陰イオン交換樹脂を充填したカラム(陰イオン交換カラム)13を準備する。陰イオン交換樹脂としては、例えば、ダウ・ケミカル社製のDowex 1X8 等が好適に用いられる。準備した陰イオン交換カラム13に、上記溶解工程で得られた溶解液を導入する。そうすると、陰イオン交換カラム13内に99Moと99mTcとが吸着される。
次に、図1(c)に示すように、上記陰イオン交換カラム13にMo脱離液として0.9wt%のNaCl水溶液(生理食塩水)を導入する。そうすると、陰イオン交換カラム13に吸着されていた99Moが脱離し除去される。ここでは、陰イオン交換カラム13に吸着された99mTcは、ほとんど脱離せずに陰イオン交換カラム13内に留まる。
次に、図2(a)に示すように、上記陰イオン交換カラム13に、Tc脱離液としてTBAB(テトラブチルアンモニウムブロマイド)/CH2Cl2を導入する。そうすると、陰イオン交換カラム13に留まっていた99mTcが抽出され、CH2Cl2と一緒に陰イオン交換カラム13から排出される。すなわち、陰イオン交換カラム13の出口からは、99mTcのCH2Cl2溶液が、抽出液として排出される。また、抽出液には、TBABが僅かに混入している。なお、ここで用いる溶媒TBAB/CH2Cl2のTBAB濃度を適切に調整することにより、陰イオン交換カラム13に吸着されていた99mTcの脱離能を向上させ、抽出液中に回収される99mTcの量を増加させることができる。
次に、図2(b)に示すように、上記99mTc抽出工程で得られた抽出液からCH2Cl2を蒸発させ除去することで、抽出液を乾固させる。その後、この乾固物に水を加えて99mTc水溶液とする。この水溶液には、TBABと99mTcとが含まれている。
次に、図3(a)に示すように、酸性アルミナ粉末を充填したカラム(酸性アルミナカラム)15を準備する。酸性アルミナ粉末としては、例えば、和光純薬工業(株)製の「Alumina A」等が好適に用いられる。準備した酸性アルミナカラム15に、上記99mTc溶液調製工程で得られた99mTc水溶液を導入する。そうすると、酸性アルミナカラム15に99mTcが吸着される。ここでは、99mTcの水溶液が用いられているので99mTcがより陽イオン化し易く、酸性アルミナカラムに対して99mTcが吸着され易いと考えられる。
次に、図3(b)に示すように、上記酸性アルミナカラム15に、0.9wt%のNaCl水溶液(生理食塩水)を導入する。そうすると、酸性アルミナカラム15中の99mTcが抽出され、最終的に精製された99mTcが生理食塩水に溶解した状態で回収される。
実験1では、本実施形態の精製方法に従って、99mTcの精製を行った。そして、各工程の分離前と分離後の99mTcの放射能をGe検出器で測定し、分離後/分離前の値を「分離精製効率」(%)として表した。実験1には、下に説明する実験1−1〜実験1−3が含まれる。
実験1−1では、各工程の分離条件を次の通りとした。
溶解工程で準備した99Mo/99mTcターゲット11は、金属Moターゲット(寸法:20mmx20mmx1mmを1枚、質量:0.7g)に、サイクロトロンの中性子線を照射して得られたものである。中性子線の照射条件は、照射電流=1μA、照射時間=10分である。
陰イオン交換カラム吸着工程で用いた陰イオン交換樹脂は、ダウ・ケミカル社製のDowex1X8であり、この陰イオン交換樹脂0.4gを容器に充填して陰イオン交換カラム13とした。カラムの前処理として、生理食塩水5mLと純水5mLを通過させた。
99Mo除去工程では、99Mo 脱離液として0.9wt%のNaCl水溶液3mLを用いた。
99mTc抽出工程では、99mTc 脱離液としてTBAB/CH2Cl2を5mL用いた。TBAB濃度は0.2mg/mlとした。
酸性アルミナカラム吸着工程で用いた酸性アルミナ粉末は、和光純薬工業(株)製の「AluminaA」であり、この酸性アルミナ粉末1.5gを容器に充填して酸性アルミナカラム15とした。
99mTc回収工程では、0.9wt%のNaCl水溶液5mLを用いた。
続いて、実験1−1の結果を説明する。
陰イオン交換カラム吸着工程における分離精製効率は、95%であった。すなわち、陰イオン交換カラム吸着工程においては、溶解液に含まれる99mTcの95%が陰イオン交換カラム13に吸着された。
99Mo除去工程における分離精製効率は、95%以上であった。すなわち、99Mo除去工程においては、陰イオン交換カラム13に吸着されていた99mTcの95%以上が脱離せずに陰イオン交換カラム13内に留まった。
99mTc抽出工程における分離精製効率は、84%であった。すなわち、99mTc抽出工程においては、陰イオン交換カラム13に留まっていた99mTcの84%が抽出され、CH2Cl2と一緒に陰イオン交換カラム13から排出された。
酸性アルミナカラム吸着工程における分離精製効率は、95%であった。すなわち、酸性アルミナカラム吸着工程においては、99mTc溶液調製工程で得られた99mTc水溶液中の99mTcのうち95%が、酸性アルミナカラム15に吸着された。
99mTc回収工程における分離精製効率は93%であった。すなわち、99mTc回収工程においては、酸性アルミナカラム15に吸着されていた99mTcの93%が生理食塩水と一緒に酸性アルミナカラム15から排出された。
続いて、実験1−2では、溶解工程において加えるNaOH水溶液の量を変えて溶解液のpHをpH7.0とした。それ以外の分離条件は実験1−1と同様である。同様にして、溶解液のpHを変えながら実験1−3を行った。
続いて、本実施形態の精製方法と比較するため、実験2では、前述の非特許文献1に記載の精製方法に従って、99mTcの精製を行った。そして、実験1と同様に、各工程の分離前と分離後の99mTcの放射能をGe検出器で測定し、分離後/分離前の値を「分離精製効率」(%)として表した。実験2には、下に説明する実験2−1及び実験2−2が含まれる。
実験2−1では、各工程の条件を次の通りとした。
工程aで準備した99Mo/99mTcターゲットは、金属Moターゲット(寸法:20mmx20mmx1mm、質量:0.07g)に、サイクロトロンの中性子線を照射して得られたものである。中性子線の照射条件は、照射電流=1μA、照射時間=10分である。
工程aでは、99Mo/99mTcターゲットに対し、1Nの塩酸2mLと過酸化水素水0.4mLとを加えてターゲットを溶解し、更に5NのNaOH水溶液0.2mLを加えて溶解液のpHをpH2.0とした。
工程bで用いた陰イオン交換樹脂は、ダウ・ケミカル社製のDowex1X8であり、この陰イオン交換樹脂0.4gを容器に充填して陰イオン交換カラムとした。カラムの前処理として、生理食塩水5mLと純水5mLを通過させた。
工程cでは、0.9wt%のNaCl水溶液3mLを用いた。
工程dでは、TBAB/CH2Cl2を5mL用いた。TBAB濃度は0.2mg/mlとした。
工程eで用いたアルミナ粉末は、中性アルミナ粉末であり、和光純薬工業(株)製の「AluminaN」であり、このアルミナ粉末1.5gを容器に充填してアルミナカラムとした。
99mTc回収工程では、0.9wt%のNaCl水溶液5mLを用いた。
実験2−2では、各工程の条件を次の通りとした。
工程aで準備した99Mo/99mTcターゲットは、金属Moターゲット(寸法:6mmx6mmx0.1mmを6枚、質量:0.1627g)に、サイクロトロンの中性子線を照射して得られたものである。中性子線の照射条件は、照射電流=1μA、照射時間=10分である。
工程aでは、99Mo/99mTcターゲットに対し、1Nの塩酸8mLと過酸化水素水1.6mLとを加えてターゲットを溶解し、更に5NのNaOH水溶液2mLを加えて溶解液のpHをpH11とした。
工程bで用いた陰イオン交換樹脂は、ダウ・ケミカル社製のDowex1X8であり、この陰イオン交換樹脂0.2gを容器に充填して陰イオン交換カラムとした。カラムの前処理として、生理食塩水5mLと純水5mLを通過させた。
工程cでは、0.9wt%のNaCl水溶液3mLを用いた。
工程dでは、TBAB/CH2Cl2を5mLずつ3回に分けて合計15mL導入した。TBAB濃度は0.2mg/mlとした。
工程eで用いたアルミナ粉末は、中性アルミナ粉末であり、和光純薬工業(株)製の「AluminaN」であり、このアルミナ粉末1.5gを容器に充填してアルミナカラムとした。
99mTc回収工程では、0.9wt%のNaCl水溶液5mLを用いた。
実験2では、工程bにおける分離精製効率は最大でも84.9%であった。これに対し、実験1では、陰イオン交換カラム吸着工程における分離精製効率はいずれも95%以上であった。よって、陰イオン交換カラムに導入する溶解液をアルカリ性にすることで、陰イオン交換カラムへの99mTcの吸着率が向上し、その結果、最終的に得られる99mTcが増加し、99mTcの収率が向上することが判った。
Claims (2)
- 99Mo/99mTcターゲットから99mTcを精製する99mTcの精製方法であって、
前記99Mo/99mTcターゲットを酸で溶解して溶解液を得る溶解工程と、
前記溶解液を陰イオン交換カラムに導入し前記陰イオン交換カラムに99Moと99mTcとを吸着させる陰イオン交換カラム吸着工程と、
前記陰イオン交換カラムに吸着された99Moを溶媒で除去する99Mo除去工程と、
前記陰イオン交換カラムに吸着された99mTcを溶媒で抽出する99mTc抽出工程と、
前記99mTc抽出工程で得られた抽出液に所定の処理を施して99mTcを含む溶液を得る99mTc溶液調製工程と、
前記99mTcを含む溶液を酸性アルミナカラムに導入し前記酸性アルミナカラムに99mTcを吸着させる酸性アルミナカラム吸着工程と、
前記酸性アルミナカラムに吸着された99mTcを食塩水で抽出し回収する99mTc回収工程と、を備え、
前記溶解工程の前記溶解液をアルカリ性とし、
前記99mTc溶液調製工程における前記所定の処理は、
前記抽出液から溶媒を蒸発させて除去した後、水を加えて99mTc水溶液とする処理であることを特徴とする99mTcの精製方法。 - 99Mo/99mTcターゲットから99mTcを精製する精製方法であって、
前記99Mo/99mTcターゲットを酸で溶解して溶解液を得る溶解工程と、
前記溶解液を陰イオン交換カラムに導入し前記陰イオン交換カラムに99Moと99mTcとを吸着させる陰イオン交換カラム吸着工程と、
前記陰イオン交換カラムに吸着された99mTcを取得する99mTc取得工程と、を備え、
前記溶解工程の前記溶解液をアルカリ性とすることを特徴とする99mTcの精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012079200A JP6000600B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 99mTcの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012079200A JP6000600B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 99mTcの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013210226A JP2013210226A (ja) | 2013-10-10 |
JP6000600B2 true JP6000600B2 (ja) | 2016-09-28 |
Family
ID=49528199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012079200A Active JP6000600B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 99mTcの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6000600B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6162063B2 (ja) * | 2014-03-17 | 2017-07-12 | 住友重機械工業株式会社 | 放射性同位元素の精製装置、及び放射性同位元素の精製方法 |
JP2018091708A (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-14 | 日本メジフィジックス株式会社 | テクネチウム製造装置、テクネチウム製造方法及び放射性医薬製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5427483B2 (ja) * | 2009-06-19 | 2014-02-26 | 株式会社化研 | 放射性医薬品およびその標識化合物原料としての放射性テクネチウムの濃縮および溶出回収方法、およびシステム |
US20120285294A1 (en) * | 2009-12-07 | 2012-11-15 | Charles Shanks | Multiple generator elution system |
WO2012039038A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 | Mo-99を利用するTc-99mの製造・抽出方法、及び、Mo-99/Tc-99m液体ジェネレータ |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012079200A patent/JP6000600B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013210226A (ja) | 2013-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11798700B2 (en) | Systems, apparatus and methods for separating actinium, radium, and thorium | |
JP5294180B2 (ja) | テクネチウム含有モリブデンからのテクネチウムの分離・精製方法、装置、及び、モリブデンの回収方法・装置 | |
JP6000600B2 (ja) | 99mTcの精製方法 | |
CN110544548A (zh) | 一种基于电子加速器生产99Mo的钼锝处理和分离方法 | |
Cieszykowska et al. | Separation of Ytterbium from 177 Lu/Yb mixture by electrolytic reduction and amalgamation | |
CN109437343B (zh) | 一种高锝酸钠溶液的制备方法 | |
JP6911092B2 (ja) | 高純度のsn−117m組成物及びそれを調製する方法 | |
JP4877863B2 (ja) | キレート交換樹脂を用いた放射性銅の分離方法 | |
JP5138135B2 (ja) | イオン交換樹脂を使用したニコチンの無水精製法 | |
JP2023550075A (ja) | スカンジウム-44を発生させる方法 | |
Tachimori et al. | Preparation of Tc-99m by direct adsorption from organic solution | |
WO2023203826A1 (ja) | 放射性核種製造システムおよび放射性核種製造方法 | |
JP6827709B2 (ja) | 2−[18f]フルオロ−2−デオキシ−d−グルコースの製造方法 | |
AU2017312531B2 (en) | Methods for purifying molybdenum-99 | |
KR20230080400A (ko) | 크로마토그래피를 사용하여 루테튬과 이테르븀을 분리하는 방법 | |
RU2332735C1 (ru) | Способ получения радионуклида палладий-103 без носителя | |
Kikunaga et al. | No-carrier-added purification of 28Mg using co-precipitation and cation exchange method | |
Ikeda et al. | Development of Separation for Carrier-free Astatine Using Column Chromatography | |
TW202235092A (zh) | Ra—226之回收方法、Ra—226溛液之製造方法及Ac—225溶液之製造方法 | |
JP2021066736A (ja) | 2−[18f]フルオロ−2−デオキシ−d−グルコースの製造方法 | |
PL235218B1 (pl) | Sposób oddzielania mikroilości skandu od makroilości wapnia | |
JP2009198333A (ja) | ウラン精製方法及びその装置 | |
Neuburger et al. | Dosage du molybdene et du tungstene dans les plantes par activation neutronique: Methode radiochimique adaptee aux vegetaux riches en calcium | |
Krajewski et al. | LABELLING OF DOTATATE WITH CYCLOTRON PRODUCED 44Sc |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150721 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6000600 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |